JP2003051199A - 不良メモリセル救済回路を有する半導体記憶装置 - Google Patents
不良メモリセル救済回路を有する半導体記憶装置Info
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Abstract
ッドのない不良メモリセル救済回路を搭載した、チップ
歩留り及び信頼性の高い半導体記憶装置の提供。 【解決手段】複数のメモリセル(MC00〜MCij)で構成され
るメモリセルアレイに1カラム分(センスアンプ+ビッ
ト線対)の冗長メモリセル(MC0j+1〜MCij+1)と、一行
分の置換情報記憶用メモリセル(MCRA0〜MCRAj+1)を設
け、チップに電源が入った最初の1回だけ、置換情報記
憶用メモリセルに対し読み出し動作を行い、データを制
御回路に転送し、置換情報の書き込み/読み出しは、通
常のメモリセルの書き込み回路/読み出し回路が用いら
れ、置換情報(DR0〜DRj)を基に、制御回路により生成
されるY選択回路制御信号(CS0〜CSj)は、0番目から不
良カラム−1番目までを”L”、それ以外を”H”とし、
不良メモリセル救済回路搭載によるチップ面積オーバヘ
ッドを小さくでき、また、不良メモリセル置換のための
アドレス比較回路を不要としており、アドレス置換動作
によるアクセス時間のオーバヘッドは生じない。
Description
し、特に、不良メモリセルの救済方法およびその回路を
搭載した半導体記憶装置に関するものである。
不良メモリセルが発生することがあり、検査工程で、不
良セルが見つかると、たとえ1ビットの不良であって
も、チップ全体が不良として廃棄されることになる。こ
のため、特に大容量の半導体記憶装置には、冗長メモリ
セルを用意しておき、不良セルを救済している。そし
て、不良メモリセルの救済には、チップテスト時の不良
メモリセルと正常な冗長メモリセルとの置換情報を記憶
するために、不揮発メモリをチップ上に搭載する必要が
ある。
セルとの置換情報の記憶は、多くの場合、半導体記憶装
置内に設けられたフューズ(の溶断の有無)により、実
現していた。
を用いた救済回路も提案されている。強誘電体容量を用
いた救済回路として、例えば、特開2000−2156
87号公報、あるいは特開平9−128991号公報等
が参照される。
に開示された冗長救済回路について、図22及び図23
を参照して説明する。図22において、チップ外部から
入力されたアドレス信号は、行及び列デコーダ回路22
05、2202に入力され、その後、不良メモリセル救
済回路2206、2203に入力される。アドレスが示
すメモリセルが不良メモリセルであった場合、不良メモ
リセル救済回路2206、2203によってアドレス変
換が行われ、正常な冗長メモリセルがアクセスされる。
ものである。図23において、救済アドレス記憶回路2
302は、n+1個の強誘電体記憶素子から構成されてお
り、強誘電体記憶素子FEは、1つのnMOSトランジスタ
と1つの強誘電体容量から構成されている。救済アドレ
ス記憶回路2302には、nビットのアドレスと置換の
有無を表す1ビットが記憶される。救済アドレス書き込
み回路2301は、救済アドレス記憶回路2302に置
換情報を書き込むために使用される。
済アドレス記憶回路2302から置換情報を読み出し、
冗長デコーダ2310に置換情報を供給する。
換情報とチップに入力されたアドレス信号を比較し、一
致した場合、すなわち、置換すべきアドレスであった場
合には、冗長メモリセルを選択し、一致しなかった場合
には、入力されたアドレスに相当するメモリセルを選択
する回路である。
された冗長救済回路は、フューズを用いた従来の救済ア
ドレス記憶回路と比較して、トリマー等の装置を使わ
ず、電気的な書き込みができるためテスト時の工程数を
削減することができる。また、上記特開平9−1289
91号公報に開示された冗長救済回路は、救済回路全体
の占有面積を小さくすることができる。
報には、特に強誘電体記憶装置(FeRAM)における
不良メモリセル救済回路として、冗長セルへの置換をす
べき不良セルかを示す置換情報を記憶する冗長ファイル
メモリを通常のメモリセルと同じ構成のメモリセルで構
成し、通常メモリセルへのアクセス時に同時に冗長ファ
イルメモリにアクセスし、通常メモリセルへのアクセス
時に冗長ファイルメモリに記憶された置換情報を読み出
し、置換情報に従って、不良セルから冗長セルへの置き
換えを行うメモリデバイスの構成が開示されている。
いて説明する。図24において、1カラム(COL0〜COL
7、RCOL)は、8ビット線対で構成され、置き換えは、
カラム単位で行われる。また、置換情報は強誘電体メモ
リセルに記憶される。さらに、置換情報記憶用メモリセ
ルは、通常のメモリセルと同一ワード線上に配置され
る。
ときに同時に読み出される。読み出された置換情報は、
入力されたカラムアドレスとの比較が行われ、一致した
場合、冗長メモリセル(カラム単位なので8ビット分)
が選択される。
一としたことにより、書き込み/読み出し回路が通常メ
モリセルと共用できるなど構成が単純になる。また、通
常メモリセルと置換情報記憶セルの読み出し/書き込み
動作も同じであるため、テストが容易となり、パッケー
ジ後に置換情報を書き込むことも可能となる。さらに、
同一ワード線上に配置したことにより、ワード線毎に不
良メモリセルの置換情報を設定できるため、置換の自由
度が非常に高い。
は、不良メモリセルのアドレスを記憶する不良アドレス
記憶部のアドレスデータを、電源立ち上げ時にラッチす
るラッチ回路を備えた不揮発性半導体メモリ装置の構成
が開示されている。
開平9−128991号公報等に記載されている、強誘
電体記憶素子に置換情報を記憶させる構成では、救済回
路全体の面積が大きい、アクセス時間が長くなる、とい
う問題がある。
置き換わったことで、フューズ面積が大幅に減少した
が、専用の書き込み/読み出し回路が必要となり、ま
た、書き込みデータを入力するためのパッドをチップ上
に配置する必要があるため、救済回路搭載によるチップ
面積のオーバヘッドがそれほど小さくならない。
プに入力されたアドレスが一度不良メモリセル救済回路
に入力され、不良メモリセル救済回路内でアドレス比較
を行い、置換アドレスならば、アドレス変換を行い、そ
の後はじめてメモリセルの選択が行われる。従って、ア
クセス時間が遅くなってしまう。
公報に記載されたメモリデバイスにおいても、チップ面
積、およびアクセス時間の点で問題があり、さらに、強
誘電体容量の特性劣化という問題もある。すなわち、こ
の従来の構成においては、置換情報記憶セルが通常メモ
リセルと同一アレイ内の、さらに同一ワード線上に配置
されており、置換情報は不良メモリセルのカラムアドレ
スを記憶させるため、通常セルが8カラム分(8ビット
線対×8カラム=64ビット線対)で構成されるメモリ
セルアレイの場合では、冗長メモリセルで1カラム(8
ビット)、カラムアドレスを表現するために、少なくと
も3ビット、さらに置換の有無を示すビットが必要なの
で4ビットを必要とするため、置換のための周辺回路分
を除いたメモリセルアレイのみで、18%上の面積オー
バヘッドがあり、冗長回路搭載のための面積オーバヘッ
ドが非常に大きい。
置されているため、メモリセルから読み出された信号電
圧がセンスアンプにより増幅された時点では、まだ置換
ができない。読み出されたカラムアドレスをデコード
し、カラムアドレスとの比較動作を行って初めて置換動
作が行われ、カラム選択信号(S0〜SR)が生成されるた
め、置換を行わない場合に比較して、アクセス時間にオ
ーバヘッドを生じてしまう。さらに、置換情報が毎回読
み出されるため、強誘電体容量の特性劣化は避けられな
い。すなわち、置換情報セルの特性劣化によって、誤っ
た置換を行う可能性がある。
みてなされたものであり、その目的とするところは、半
導体記憶装置において、不良メモリセル救済回路を搭載
することによる面積オーバヘッド、アクセス時間のオー
バヘッドに関する前記問題点を解決し、チップの歩留り
及び信頼性の高い半導体記憶装置を提供することであ
る。
め、本発明は、その一つの側面(アスペクト)におい
て、メモリセルが行方向、列方向に複数配置されるメモ
リセルアレイと、不良メモリセル救済回路を有する半導
体記憶装置において、前記メモリセルアレイには、通常
のメモリセルの他に少なくとも一行分の置換情報記憶セ
ル、及び少なくとも一列分の冗長メモリセルが設けられ
ており、前記不良メモリセル救済回路は、不良メモリセ
ルの代わりに隣接の正常なメモリセルを動作させる手段
を有することを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
において、メモリセルが行方向、列方向に複数配置され
るメモリセルアレイと、不良メモリセル救済回路を有す
る半導体記憶装置において、前記メモリセルアレイに
は、通常のメモリセルの他に少なくとも一行分の置換情
報記憶セル、及び少なくとも一列分の冗長メモリセルが
設けられており、前記不良メモリセル救済回路は、前記
置換情報記憶セルの内容に応じて不良メモリセルへのア
クセスを禁止する手段と、不良メモリセルの代わりに隣
接の正常なメモリセルを動作させる手段と、メモリセル
の不足分を冗長メモリセルで補わせる手段を有すること
を特徴とする半導体記憶装置を提供する。
において、前記不良メモリセル救済回路が、前記置換情
報記憶セルの内容に応じて制御信号を生成する制御回路
を含む。
において、前記不良メモリセル救済回路が、前記置換情
報記憶セルの内容に応じて制御信号を生成する制御回路
と、Y選択信号と前記制御信号によりメモリセルアレイ
の各列を選択してビット線をI/O線に接続する手段を
有するY選択回路とで構成されている。
て、前記Y選択回路が、第1のY選択信号と第1及び第
2の制御信号によって、前期ビット線を第1及び第2の
どちらかのI/O線に接続する手段を有する。
て、前記Y選択回路が、前記第1及び第2の制御信号と
第2及び第3のY選択信号によって、前記ビット線を第
3のI/O線に接続する。
において、前記制御回路が、一行分の置換情報セルに記
憶されるnビットの置換情報を保持するための、少なく
ともnビット分の揮発性の記憶素子を含む。
において、前記制御回路が、一行分の置換情報セルに記
憶されるnビットの置換情報を保持するための、少なく
ともnビット分の揮発性の記憶素子と、制御信号を生成
するデコーダ回路から構成される。
において、前記メモリセルアレイ2つを組にし、第1の
メモリセルアレイの置換情報を第2のメモリセルアレイ
の置換情報記憶セル内に記憶し、前記第1のメモリセル
アレイ内のメモリセルがアクセスされるときには、同時
に前記第2のメモリセルアレイ内の置換情報記憶セルか
ら前記置換情報を読み出し、前記第1のメモリセルアレ
イの不良メモリセル救済を行う。
において、メモリセルが行方向、列方向に複数配置され
るメモリセルアレイと、不良メモリセル救済回路を有す
る半導体記憶装置において、メモリセルアレイは通常の
メモリセルと少なくとも一列分の冗長メモリセルで構成
され、前記不良セル救済回路は、nビットの置換情報を
保持するための、少なくともnビット分の強誘電体を用
いた不揮発性の記憶素子を含む。
において、前記不良メモリセル救済回路において、前記
不揮発性の記憶素子の1ビット分は、2つの強誘電体容
量と少なくとも4つのトランジスタで構成されている。
リセルとしてもよい。あるいは、前記半導体記憶装置に
おいて、前記メモリセル、前記置換情報記憶セル及び冗
長メモリセルは、不揮発性メモリセルとしてもよい。あ
るいは、前記メモリセル、前記置換情報記憶セル及び冗
長メモリセルは、強誘電体を用いた不揮発性メモリセル
としてもよい。
る。本発明の半導体記憶装置は、その好ましい一実施の
形態において、メモリセルアレイが、通常のメモリセル
(MC00〜MCij)の他に、少なくとも一行分の置換情報記
憶用のメモリセル(MCRA0〜MCRAj)と、少なくとも一列分
の冗長メモリセル(MC0j+1〜MCij+1)と、を備え、置換
情報記憶用のメモリセル(MCRA0〜MCRAj)からチップ電源
投入時等に読み出されたデータ(DR0〜DRj)に基づき、
Y選択回路(11)に制御信号(CS0〜CSj)を供給し、
不良メモリセルの代わりに、隣接するカラムの正常なメ
モリセルを動作させる。
置換情報記憶用のメモリセル(MCRA0〜MCRAj)としては、
例えば、一端がプレート線(PLR)に接続された強誘電
体キャパシタ(FC1、FC2)と、ビット線(BLT,BLN)と
強誘電体キャパシタの他端との間に挿入され、ゲートが
ワード線WLRに接続されたセルトランジスタ(TC1、TC
2)と、を備えた構成としてもよい。メモリセルアレイ
(MA)内の各メモリセル(MC00〜MCij,MC0j+1〜MCij+
1)も、強誘電体メモリ(FeRAM)で構成してもよい。
されるメモリセルアレイ(MA)内に、不良メモリセルの
置換情報を記憶するための置換情報記憶用メモリセル
(MCRA)を配置し、かつ同一行に置換情報のみを記憶す
ることにより、セルアレイの面積オーバヘッドを抑制
し、また、置換情報の読み出しがチップの電源投入時に
1回のみであるため置換情報セルの特性劣化による誤動
作を回避することができるようにしている。
信号(カラム選択信号)が入力される前に完了させるこ
とができるため、アクセス時間のオーバヘッドを生じる
こともない。従って、本発明は、面積オーバヘッドが小
さく、アクセス時間オーバヘッドのない、高い信頼性を
持った半導体記憶装置を提供できる。
モリセル(MCRA0〜MCRAj)の内容に応じた制御信号に基づ
き、不良メモリセル(例えば図2のセル2)が接続する
カラムのセンスアンプをI/O線への接続を禁止する手
段(例えば図2のYスイッチN201、N211、スイ
ッチN202、N212と、インバータI3、制御信号
CS1、CS2の回路構成)と、不良メモリセル(図2
のセル2)のカラムの代わりに該カラムに隣接するカラ
ムの正常なメモリセル(図2のセル3)を動作させる手
段(図2のYスイッチN301、N311、スイッチN
302、N312とインバータI4、制御信号CS2、
CS3の回路構成)と、メモリセルの不足分を冗長メモ
リセル(図2)のカラムで補わせる手段(図2のYスイ
ッチN401、スイッチN402、制御信号CS3)
と、を有する。
れた置換情報記憶セルの内容に応じて、Y選択回路(1
1)への制御信号(CS0〜CSj)を生成する制御回
路(12)を含む。
回路(11)は、一のY選択信号と、二つ制御信号(CS
0、CS1の反転信号)によって、ビット線(BL1)を第1
及び第2のI/O線(図6のI/O-0、I/O-1)のいずれか
に接続する手段を有する。
ルに記憶されるnビットの置換情報を保持するための、
少なくともnビット分の揮発性の記憶素子(図3のRMC0
〜RMCj)を含む。
ルに記憶されるnビットの置換情報を保持するための、
少なくともnビット分の揮発性の記憶素子(図8のRMC0
〜RMC63)と、制御信号を生成するデコーダ回路(図8
の14)を備えている。
リセルが行方向、及び列方向に複数配置される、第1及
び第2のメモリセルアレイ(図11のsubarray0、1)
を備え、第1及び第2のメモリセルアレイは、それぞ
れ、通常のメモリセルの他に、少なくとも一行分の置換
情報記憶セル(MCRA0〜MCRAj+1)と、少なくとも一列分
の冗長メモリセル(MC0j+1〜MCij+1)と、を備え、第1
のメモリセルアレイの置換情報は、第2のメモリセルア
レイの置換情報記憶メモリセル内に記憶され、第2のメ
モリセルアレイの置換情報は、前記第1のメモリセルア
レイの置換情報記憶メモリセル内に記憶され、第1のメ
モリセルアレイ内のメモリセルがアクセスされるときに
は、同時に、前記第2のメモリセルアレイ内の置換情報
記憶セルから前記置換情報が読み出されて、前記第1の
メモリセルアレイのY選択回路に供給され、不良メモリ
セルのカラムのI/O線との接続を禁止し、不良メモリ
セルのカラムに対応するカラム選択信号で隣のカラムが
アクセスされてI/O線との接続が行われ、さらに冗長
カラムが選択される。
ルアレイが、通常のメモリセルと、少なくとも一列分の
冗長メモリセルと、を備え、nビットの置換情報を保持
するための、少なくともnビット分の強誘電体を用いた
不揮発性の記憶素子(図19のRMC0〜RMCj)を含む。
た置換情報を記憶する不揮発性の記憶素子は、強誘電体
メモリ、あるいは、EEPROM(電気的に消去および書込み
可能なリードオンリメモリ)やフラッシュメモリ、MRAM
(Magnetic Random Access Memory)などの他の不揮発性
メモリで構成してもよい。
する。図1は、本発明の半導体記憶装置の第1の実施例
の構成を示す図である。図1を参照すると、第1の実施
例において、複数のメモリセル(MC00〜MCij)で構成さ
れるメモリセルアレイ(MA)10に、1カラム分の冗長
メモリセル(MC0j+1〜MCij+1)と、1ワード線分の置換
情報記憶用のメモリセル(MCRA0〜MCRAj+1)が設けられ
ている。
0)は、2つの強誘電体キャパシタFC1、FC2と、2つの
セルトランジスタTC1、TC2とからなる。
はプレート線PLRと接続され、FC1のもう一方の端子はセ
ルトランジスタTC1のソース端子と接続されており、FC2
のもう一方の端子はセルトランジスタTC2のソース端子
と接続される。
端子はワード線WLRに接続され、TC1のドレイン端子はビ
ット線BLT0と、TC2のドレイン端子はビット線BLN0と接
続される。
1、MCRA1〜MCRAj+1)も、同様の回路構成、同等の構造
及び素子サイズである。
モリセルが接続されるビット線対(BLT0、BLN0〜BLTj+
1、BLNj+1)に接続され、ビット線対とセンスアンプに
よりカラムが構成される。
スアンプ(SA0〜SAj+1)を少なくとも1つのY選択信号
(Y0〜Ym)により、I/O線に接続する回路であり、メ
モリセルからの読み出しデータをI/O線を通じて外部
に出力、もしくは外部から入力されたデータをメモリセ
ルに書き込むことができる。
容に応じて、Y選択回路11を制御し、不良メモリセル
が接続されるカラムへのアクセスを禁止して、正常なセ
ルが接続されるカラムに置換する。
分であるため、1カラムの置換ができる。
内における数ビットの不良セルを救済するために用いら
れる。また、メガビット級以上の、チップサイズの大き
な大容量メモリでは、動作速度の低下と、消費電流増加
を防ぐために、メモリセルアレイがいくつかのサブアレ
イに分割される。
ムを設定できるため、メモリ容量が増加しても、不良ビ
ットに対して柔軟に対応できる。
路構成で実現される。なお、図2では、あくまで説明の
簡単化のため、センスアンプは省かれており、またビッ
ト線、I/O線も相補ではなく1本としている。
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN001と、スイ
ッチN002を介してI/O線に接続され、YスイッチN001
のゲートにはY選択信号YA0が接続され、スイッチN002
のゲートには制御信号CS0をインバータI1で反転した信
号が入力される。センスアンプSA1が接続されるビット
線BL1は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN101とス
イッチN102を介してI/O線に接続されるとともに、nM
OSトランジスタよりなるYスイッチN111とスイッチN112
を介してI/O線に接続される。YスイッチN101のゲー
トにはY選択信号YA0が接続され、スイッチN102のゲー
トには制御信号CS0が入力される。YスイッチN111のゲー
トにはY選択信号YA1が接続され、スイッチN112のゲー
トには制御信号CS1をインバータI2で反転した信号が入
力される。センスアンプSA2が接続されるビット線BL2
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN201と、スイ
ッチN202を介してI/O線に接続されるとともに、nMOS
トランジスタよりなるYスイッチN211と、スイッチN212
を介してI/O線に接続される。YスイッチN201のゲー
トにはY選択信号YA1が接続され、スイッチN202のゲー
トには制御信号CS1が入力される。YスイッチN211のゲ
ートにはY選択信号YA2が接続され、スイッチN212のゲ
ートには制御信号CS2をインバータI3で反転した信号が
入力される。センスアンプSA3が接続されるビット線BL3
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN301と、スイ
ッチN302を介してI/O線に接続されるとともに、nMOS
トランジスタよりなるYスイッチN311と、スイッチN312
を介してI/O線に接続される。YスイッチN301のゲー
トにはY選択信号YA2が接続され、スイッチN302のゲー
トには制御信号CS2が入力される。YスイッチN311のゲ
ートにはY選択信号YA3が接続され、スイッチN312のゲ
ートには制御信号CS3をインバータI4で反転した信号が
入力される。センスアンプSA4が接続されるビット線BL4
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN401と、スイ
ッチN402を介してI/O線に接続され、YスイッチN401
のゲートにはY選択信号YA3が接続され、スイッチN402
のゲートには制御信号CS3が入力される。
図である。置換情報用セルの内容を保持するための揮発
性のメモリセルを1個以上(RMC0〜RMCj)含む。制御回
路12は、制御信号CS0〜CSjをY選択回路11に出力す
る。メモリセルRMC0は、入力と出力ノードが接続され
た二つのインバータINV21、INV22と、DR0、/DR0(置換
情報用セルMCRA0に接続されるセンスアンプの出力)に
一端が接続され、他端が、インバータの接続点ノードに
それぞれ接続され、ゲートがWLCに接続されたnMOSトラ
ンスファトランジスタN21、N22を備え、nMOSトランス
ファトランジスタN21とインバータの入力と出力の接
続点ノードとの接続点から制御信号CS0が取り出され
る。DRk、/DRkを入力し、制御信号CSkを出力する他のメ
モリセルRMCk(k=1〜j)も同様な構成とされる。
メモリセル(セル2)が含まれている場合、制御信号0番
目から1番目CS0、CS1までが“L”(lowレベ
ル)、それ以外が“H”(highレベル)となるように、
置換情報を、予めプログラムしておく。
グ図である。図4には、図1の置換情報記憶用メモリセ
ルトランジスタに接続されたワード線WLR、メモリセル
トランジスタに接続されたワード線WLx、置換情報記憶
用メモリセルに接続されたプレート線PLR、プレート線P
Lx、センスアンプ活性化信号SAP、y番目のビット線BLT
y、BLNy、WLC(図3参照)、Y選択信号の信号波形が示
されている。
後に、一度だけ、置換情報記憶用メモリセルを読み出
す。置換情報記憶用メモリセル群に接続するワード線WL
Rを選択し、プレート線PLRを“H”レベルとすること
で、y番目のメモリセルの内容が、y番目のビット線BLT
y、BLNyに信号電圧として読み出される。
て、信号電圧を増幅する。
yにより制御回路12に転送され、WLC信号を“H”とす
ることにより、制御回路12の記憶回路RMCyに書き込ま
れ、保持される。
がアクセスされ、置換情報セルにはアクセスされない。
御信号により3番目のカラムが2番目のカラムとして、
冗長カラムが3番目のカラムとして動作する。制御信号
CS1が'L'であるためスイッチN202がオフし、CS2が'H'で
あるためスイッチN212もオフし、セル2に接続するビッ
ト線BL2は、I/O線から切り離され、Y選択信号YA2
が'H'のとき、YスイッチN301がオンし、ビット線BL3、
すなわち3番目のカラムが選択され、Y選択信号YA3が'
H'のとき、YスイッチN401がオンし、ビット線BL4、すな
わち4番目のカラム(冗長カラム)が選択される。
た置換情報を、強誘電体メモリセル(MCRA0〜MCRAj+1)
に記録し、置換情報を記憶する強誘電体メモリセル(置
換情報セル)をメモリセルアレイ10内に配置したこと
で、置換情報セルの読み出し/書き込みは、通常のメモ
リセルと同等にできる。よって、専用の書き込み/読み
出し回路の搭載による面積オーバヘッドを抑制できる。
を、一本のワード線WLR上に配置し、置換情報を、チ
ップの電源が投入された最初の一回のみとすることによ
り、疲労やインプリントなどによる置換情報メモリセル
の特性劣化は起こらない。
るまでは、数十us(マイクロ秒)から数百usかかる。強
誘電体メモリの読み出し/書き込みサイクルは、100ns
(ナノ秒)程度と高速であることから、最初の一回のア
クセス程度では、システム全体のパフォーマンス低下に
はつながらない。
換情報を読み出して、Y選択回路11を制御し、不良カ
ラムを置き換えておくので、Y選択信号と不良カラムア
ドレスとを比較する必要はない。従って、アドレス比較
回路が不要とされ、アドレス置換動作によるアクセス時
間のオーバヘッドは生じない。
によるチップ面積の増加が少なく、高速で高い信頼性を
持った不良メモリセル救済回路を実現でき、強誘電体メ
モリのチップ歩留りを大幅に向上させることができる。
の実施例について説明する。図5は、本発明に係る半導
体記憶装置の第2の実施例の構成を示すものである。第
2の実施例において、メモリアレイ10の構成および制
御回路12は、第1の実施例と同じである。また、不良
セルの置換動作も第1の実施例と同じである。ただし、
Y選択回路11の構成が異なっており、多ビットの入出
力に対応することができる。
複数のビット線が同時に複数のI/O線に接続される。
なお、図6も、あくまで説明の簡単化のため、センスア
ンプは省かれており、またビット線、I/O線も相補で
はなく1本としている。
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN001と、スイ
ッチN002を介してI/O-0線に接続され、YスイッチN001の
ゲートにはY選択信号YA0が接続され、スイッチN002の
ゲートには制御信号CS0をインバータI1で反転した信号
が入力される。センスアンプSA1が接続されるビット線B
L1は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN101とスイ
ッチN102を介してI/O-0線に接続されるとともに、nMOS
トランジスタよりなるYスイッチN111とスイッチN112を
介してI/O-1線に接続される。YスイッチN101,N111のゲ
ートにはY選択信号YA0が接続され、スイッチN102のゲ
ートには制御信号CS0が入力され、スイッチN112のゲー
トには制御信号CS1をインバータI2で反転した信号が入
力される。センスアンプSA2が接続されるビット線BL2
は、nMOSトランジスタよりなるYスイッチN201と、スイ
ッチN202を介してI/O-1線に接続されるとともに、nMOS
トランジスタよりなるYスイッチN211と、スイッチN212
を介してI/O-0線に接続される。YスイッチN201のゲート
にはY選択信号YA0が接続され、スイッチN202のゲート
には制御信号CS1が入力される。YスイッチN211のゲー
トはY選択信号YA1が接続され、スイッチN212のゲート
には制御信号CS2をインバータI3で反転した信号が入力
される。センスアンプSA3が接続されるビット線BL3は、
nMOSトランジスタよりなるYスイッチN301と、スイッチN
302を介してI/O-0線に接続されるとともに、nMOSトラン
ジスタよりなるYスイッチN311と、スイッチN312を介し
てI/O-1線に接続される。YスイッチN301のゲートはY選
択信号YA1が接続され、スイッチN302のゲートには制御
信号CS2が入力される。YスイッチN311のゲートにはY選
択信号YA1が接続され、スイッチN312のゲートには制御
信号CS3をインバータI4で反転した信号が入力される。
センスアンプSA4が接続されるビット線BL4は、nMOSトラ
ンジスタよりなるYスイッチN401と、スイッチN402を介
してI/O-1線に接続され、YスイッチN401のゲートにはY
選択信号YA1が接続され、スイッチN402のゲートには制
御信号CS3が入力される。
択信号YA0が“H”のとき、ビット線BL0、BL1のカラムが
それぞれI/O-0,I/O-1線に接続し、YA1が“H”のとき、
BL2、BL3のカラムがI/O-0,I/O-1線に接続される。
とされ、YA1が“H”のときビット線BL2のカラムはI/
O線に接続されず、ビット線BL3、BLRのカラムがI/O-
0,I/O-1線に接続される。
記憶装置において、同時に動作させるサブアレイの数を
1つのみに限定することができ、低消費電力を実現する
ことができる。
実施例について説明する。図7は、本発明の第3の実施
例の構成を示すものである。本実施例において、メモリ
アレイの構成は、前記第1及び第2の実施例とほぼ同じ
であるが、制御回路12の構成が相違している。
示す図である。図8に示すように、制御回路12は、置
換情報を記憶する揮発性のメモリセルRMC0〜RMC63とデ
コーダ14とを備えて構成されている。RMC0は、入力
と出力ノードが接続された二つのインバータINV21、INV
22(ラッチをなす)と、相補信号DR0、/DR0(置換情報
用セルMCRA0に接続されるセンスアンプの出力)に一端
が接続され、他端が、インバータの接続点ノードにそれ
ぞれ接続され、ゲートがWLCに接続されたnMOSトランス
ファトランジスタN21、N22を備え、インバータの入力と
出力の接続点ノードとデコーダ14との間にXアドレス
のデコード信号XA0がゲートに接続されるnMOSトランジ
スタN23、N24を備えている。DRj、/DRjを入力し、XAkを
入力とする他のメモリセルRMCj(j=1〜63)(K=0〜7)も
同様な構成とされる。デコーダ14から、制御信号CS0
〜CS63が出力される。
施例では、Y選択回路11の制御信号(CS0〜CSj)そ
のものであったが、本実施例では、不良メモリセルを含
むカラムのアドレスを置換情報とする。
レイは、ワード線257本、ビット線対(BLT,BLN)の
数を65として説明するが、他の構成であっても良い。
ムのアドレスを表現するには6ビットあればよいので、
置換情報は、アドレスと置換の有無を示す1ビットを加
えた7ビット分の領域があれば十分である。
あるので、置換情報を8つ分記録できる。
ード線を、32本ずつ8つのグループに分け、これらを
置換情報と対応させる。すなわち、ワード線32本ごと
に置き換えるカラムを変えることができ、不良メモリセ
ルが同じカラム上にない場合でも、救済が可能となる。
リセルは、64ビットのうち、アクセスされるワード線
の領域に対応した8ビット分の置換情報が選択される。
アドレスを利用する。XA0〜XA7は、ワード線の8つの領
域を示す3ビットのアドレス信号を、8ビットにデコー
ドし、タイミング信号と論理積(AND)を取った信号で
ある。また、デコーダ(DEC)14は、8ビットの置換
情報を基に、制御信号CS0〜CS63を生成する。
同様、0番目から不良カラム番号−1番目までが“L”、
それ以外が“H”となる信号である。また、置き換えな
い場合は、全て“L”である。
10を用いて説明する。置換情報記憶セルの読み出し
は、前記第1及び第2の実施例と同様である。また、2
番目のサイクル以降は通常のメモリセルがアクセスさ
れ、置換情報セルには、アクセスされない。
択は、Xアドレスが確定した時点で可能となるため、デ
コーダDECは、ワード線WLxが活性化された時点で動作を
開始する。
ら読み出されたデータがI/O線を通じて外部に出力、
もしくは外部からの書き込みデータがI/O線を通じて
メモリセルに書き込まれ、再び“L”となった時点で、
制御回路12の動作を終了する。
号が“H”となるまでの間を制御信号のデコード時間と
して使う。
ループ毎に置換可能なカラムを設定できるため、複数の
不良メモリセルが異なるカラムに存在していても救済可
能である。本実施例では、少なくとも各ワード線のグル
ープで1ビット、合計8ビットの不良メモリセルを救済
することができる。
号への変換は、制御回路12の動作がワード線の動作と
同時に開始できるため、Y選択回路11が動作開始する
までの時間を利用できる。
1の動作は、前記第1及び第2の実施例と同じであるこ
とから、本実施例においても、カラム置換動作によるア
クセス時間のオーバヘッドは生じない。
セルアレイを想定したが、他の構成であってもよいこと
は勿論である。例えば128カラムのアレイの場合は、
置換情報として、8ビット必要となる。
ト利用できるので、ワード線を16領域にまで分割でき
る。従って、少なくとも16ビットの不良メモリセルが
救済できる。
の実施例について説明する。図11は、本発明の第4の
実施例の構成を示す図である。図11を参照すると、本
実施例において、サブアレイsubarray0は、メモリセル
アレイMA1と、複数のセンスアンプ(SA0〜SAj+1)から構
成されており、メモリセルアレイMA1は、複数のメモリ
セル(MC00〜MCij)と、1カラム分の冗長メモリセル(M
C0j+1〜MCij+1)と、1ワード線分の置換情報記憶用のメ
モリセル(MCRA0〜MCRAj+1)を含んでいる。
TG0j+1、TG1j+1)が、置換情報記憶用メモリセルと、メ
モリセル(MC00〜MCij)及び冗長メモリセル(MC0j+1〜
MCij+1)との間に設けられており、信号ETGにより、メ
モリセル(MC00〜MCij)、及び冗長メモリセル(MC0j+1
〜MCij+1)をセンスアンプ(SA0〜SAj+1)から切り離す
ことができる。
じた寄生容量を持っており、(Cbb00、Cbb10)〜(Cbb0
j+1、Cbb1j+1)は、(Cba00、Cba10)〜(Cba0j+1、Cba
1j+1)に比べてずっと小さい。
及び第2の実施例のY選択回路11と同じものである。
また、サブアレイsubarray1もsubarray0と同じ構成であ
る。
ムの入れ換えを制御する制御回路はない。Y選択回路1
1の制御信号CS00〜CS0j及びCS10〜CS1jは、隣接のサブ
アレイより供給される。
換情報記憶用セルは、隣のサブアレイの置換情報を記憶
する。制御信号を隣のサブアレイに供給するために、2
つのサブアレイ間でのみ使用するローカルなj+1ビット
の幅を持つバス(bus)13を設け、2つのサブアレイ
を接続する。
図12を用いて説明する。なお、図12では、サブアレ
イsubarray0側のメモリアクセスを行った場合を説明し
ている。すなわち、カラムの置換情報は、サブアレイsu
barray1より供給される。
セスされる場合、それと同時に、subarray1の置換情報
セルに接続されるワード線WLRが“H”となる。
ray0側は“H”とし、subarray1側は“L”とする。subar
ray0側のメモリセルは、プレート線PLx、センスアンプ
活性化信号SAPの順で“H”とすることで、読み出しが行
われるのに対し、subarray1側では、プレート線PLRを
“L”のままで、センスアンプ活性化信号SAPを“H”と
する。
ャパシタ型メモリセルでは、一方の強誘電体容量はAの
状態、もう一方の容量はBの状態でデータを記憶する。
て容量に電圧が印加され始めると、Aの状態の容量は容
量値が小さく(Cfa)、Bの状態の容量は容量値が大き
い(Cfb)。
チ型センスアンプである場合(センスアンプ活性化信号
SAPとGND間に直列接続されたpMOSおよびnMOSトランジス
タMP1、MN1のCMOSインバータと、pMOSおよびnMOSトラン
ジスタMP2、MN2のCMOSインバータの入力と出力が互いに
接続され、ビット線対BLT、BLN接続される)、2つのpM
OSおよびnMOSトランジスタは、サイズが互いに等しく、
また、ビット線BLN、BLTは初期状態がGND(グランド電
位)であるため、2つのpMOSトランジスタMP1、MP2に流
れる電流は等しい。しかしながら、両ビット線に接続さ
れる強誘電体容量の容量値が異なるため、容量値の小さ
い側のビット線の方が、より早く電圧が上昇する。
ジスタが充電する容量値は、一方のビット線では、Cfa+
Cbb、もう一方では、Cfb+Cbbであることから、V=It/Cよ
り、ある時点でのビット線の電位は、容量の小さい側が
より高く、従って、ビット線間に電圧差(信号電圧)が
生成される。
ジスタのVtを超え、nMOSトランジスタ側も動作し始める
と、信号電圧は増幅され読み出しが完了する。この読み
出し方法では、ビット線の寄生容量はむしろ小さい方が
よい。subarray1側ではビット線容量が、非常に小さい
ので、センスアンプの動作は非常に速くなる。
と、センスアンプの動作が速いことから、置換情報セル
の読み出しは、通常セルの読み出しよりも、tだけ早く
完了する。
〜DR1jを、subarray0側のY選択回路11−0に供給
し、subarray0側のY選択回路11−0は、供給された
制御信号CS00〜CS0jによって、不良カラムを置換、正常
なカラムを選択する。
スする場合は、置換情報は、subarray0が供給する。
の内容を一時的に保持するための揮発性のメモリセルが
必要ないため、不良メモリセル置換回路搭載によるチッ
プ面積の増加をさらに抑制することができる。
読み出す動作が必要ない。
読み出し動作は、電源が投入されたことを検出して読み
出し動作を行わせる回路を強誘電体記憶装置に組み込
む、もしくはCPUと混載してソフトウェアで実行する方
法を取る必要がある。
れも必要ないため、システムが簡単になる。
しでは、強誘電体の容量値に比較してビット線容量値は
無視できる程度でしかないため、ビット線容量のアンバ
ランスや、長配線のビット線が受けるカップリングノイ
ズを最小限に抑制できる。
性劣化が起きても、十分に読み出しを行うことが可能で
あるため、毎サイクル読み出すことによって、信頼性が
低下することはない。
の実施例について説明する。図15は、本発明の第5の
実施例の構成を示す図である。本実施例では、メモリア
レイの構成は、ワード線257本、ビット線対数65とし
た。他の構成であっても良い。トランスファゲートの配
置は、第4の実施例と同じである。
換情報を選択する選択回路(S0〜S7)150〜15
7と、デコーダ(DEC)16から構成されている。選択
回路(S0)150は、置換情報記憶用メモリセルの読出
しデータ線DR0〜DR7とバス13の間に挿入されている8
個のnMOSトランジスタN161〜N168を備え、nMOSトラ
ンジスタN161〜N168のゲートは、Xアドレスのデコード
信号XA0〜XA7が接続されている。他の選択回路(S1〜S
7)151〜157も、置換情報記憶用メモリセルの読
出しデータ線が異なる以外、同様な構成とされる。
良メモリセルを含むカラムのアドレスとする。また、ワ
ード線のグループ分け、及び置換情報の割り当ても、前
記第3の実施例と同様である。
同様に、置換情報は、ペアとなる隣のサブアレイに記録
されており、メモリセル読み出し時に、置換情報の読み
出しも同時に行う。
情報を、不良カラムのアドレスとしたことにより、バス
(bus)13の本数が少なくできる点である。
て、図17を用いて説明する。
ルの読み出しに関しては、前記第4の実施例と同様であ
る。相違する点は、64ビットの置換アドレスの内、選
択信号X0〜X7によって選択された8ビット分のみが、バ
ス(bus)13上に出力される点である。
様、ワード線を選択するXアドレスを利用する。
は、時間tのうちに、デコーダ(DEC)16により制御信
号CS0〜CS63に変換され、Y選択回路に出力される。
号とY選択信号により、読み出しもしくは書き込みされ
るカラムを選択し、I/O線に接続する。
施例と同様、チップの電源投入時に、置換情報を読み出
す動作が必要ないため、システムがより簡単になる。
するための揮発性のメモリセルが必要ないため、不良メ
モリセル救済回路搭載によるチップ面積の増加は少な
い。さらに、置換情報を供給するバスの本数を減らせる
ため、配線領域が少なくて済む。
リセルの読み出しよりも高速にできるため、置換カラム
アドレスから制御信号への変換を行う本実施例において
も、アクセス時間のオーバヘッドは生じることはない。
実施例について説明する。図18は、本発明の第6の実
施例の構成を示す図である。図18を参照すると、本実
施例において、メモリセルアレイMA2は、複数のメモリ
セル(MC00〜MCij)と、1カラム分の冗長メモリセル(M
C0j+1〜MCij+1)を備えて構成されている。
れており、また、Y選択回路11は、図6に示す構成の
ものである。
素子で構成されており、例えば図19に示すような回路
からなる。図19を参照すると、この記憶素子は、図3
に示した、揮発性メモリセルRMC0に、強誘電体容量を付
加し、プレート線PLCを付加した不揮発性SRAM(スタテ
ィックRAM)である。すなわち、メモリセルRMC0
は、入力と出力ノードが接続された二つのインバータIN
V21、INV22と、DR0、/DR0(置換情報用セルMCRA0に接続
されるセンスアンプの出力)に一端が接続され、他端
が、インバータの入出力の接続点ノードにそれぞれ接続
され、ゲートがWLCに接続されたnMOSトランスファトラ
ンジスタN21、N22と、インバータの入出力の接続点ノー
ドとプレート線PLC間に接続された強誘電体容量FC11、F
C12を備え、nMOSトランスファトランジスタN21とイ
ンバータの入力と出力の接続点ノードとの接続点から制
御信号CS0が取り出される。DRk、/DRkを入力し、制御信
号CSkを出力する他のメモリセルRMCk(k=1〜j)も同様
な構成とされる。
することができるので、強誘電体容量を付加したことに
よる面積の増加はない。
レベルとし、DR0〜DRj(/DR0〜/DRj)を通してセンスア
ンプにより行う。
のタイミング波形図を用いて説明する。チップに電源が
投入され、メモリセルRMC0に電源が供給され始めると、
ほぼ同時に置換情報の読み出しが開始される。
すセンスアンプと同じであるため、前記第4の実施例で
の置換情報の読み出しと同様の方法によって行われる。
Cを一度“H”レベル(VDD)にした後、VDD/2にする。
われる。再書き込み終了後は、通常のメモリセルの読み
出し/書き込み動作が可能となる。制御信号CS0〜CSjに
よる不良カラムの置換動作は、前記した実施例と同様で
ある。
み出しの手順が特段に簡易化される。また、制御回路1
2の面積は、強誘電体容量をメモリセルの直上に形成す
ることで、強誘電体容量付加による面積増加がないた
め、他の実施例のものと同等にでき、置換情報記憶セル
がメモリセルアレイ内に必要ない分、全体の面積を削減
できる。
ように,置換情報を置き換えるカラムのアドレスとして
も良い。
ように、置換情報記憶用メモリセル(RMC0〜RMC63)
と、制御信号CS0〜CS63生成用のデコーダ(DEC)14と
で構成される。この構成は、本発明の第7の実施例をな
すものである。
同様、制御信号へのデコードは、ワード線の動作開始か
らY選択信号が入力されるまでの間で実行できるので、
アクセス時間へのオーバヘッドは発生しない。
タ2キャパシタ型のメモリセルを用いた強誘電体記憶装
置について説明したが、1トランジスタ1キャパシタ型メ
モリセルを用いた強誘電体記憶装置であってもよい。
PROM(電気的に消去及び書き込み可能なリードオンリメ
モリ)やフラッシュメモリ、MRAM(Magnetic Random
Access Memory)などの他の不揮発性記憶装置や、DRAM
(ダイナミックランダムアクセスメモリ)やSRAM(スタ
ティックランダムアクセスメモリ)などの揮発性記憶装
置であってもよい。
従来フューズで置換情報をプログラムしていたものはも
ちろんのこと、強誘電体容量を用いてプログラムをして
いたものに比較しても面積の増加を抑制することができ
るとともに、メモリセルの読み出し/書き込み動作に対
するアクセス速度のオーバヘッドの発生を抑止する、と
いう顕著な効果を奏する。
労やインプリントといった特性劣化の問題も生じること
がなく、半導体記憶装置のチップ歩留り及び信頼性を大
幅に向上することができる。
を説明するための図である。
を示す図である。
図である。
成を示す図である。
を示す図である。
る。
す図である。
る。
す図である。
ある。
ある。
る。
成を示す図である。
す図である。
る。
成を示す図である。
す図である。
る。
めの図である。
めの図である。
示す図である。
Claims (33)
- 【請求項1】メモリセルが行方向及び列方向に複数配置
されるメモリセルアレイと、 不良メモリセル救済回路と、を有する半導体記憶装置に
おいて、 前記メモリセルアレイが、通常のメモリセルの他に、少
なくとも一行分の置換情報記憶セルと、少なくとも一列
分の冗長メモリセルと、を備え、 前記不良メモリセル救済回路が、不良メモリセルの代わ
りに、隣接する正常なメモリセルを動作させる手段を備
えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】メモリセルが行方向及び列方向に複数配置
されるメモリセルアレイと、 不良メモリセル救済回路と、を有する半導体記憶装置に
おいて、 前記メモリセルアレイが、通常のメモリセルの他に、少
なくとも一行分の置換情報記憶セルと、少なくとも一列
分の冗長メモリセルと、を備え、 前記不良メモリセル救済回路が、前記置換情報記憶セル
の内容に応じて不良メモリセルへのアクセスを禁止する
手段と、 不良メモリセルの代わりに隣接の正常なメモリセルを動
作させる手段と、 メモリセルの不足分を冗長メモリセルで補う手段と、 を備えている、ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項3】前記不良メモリセル救済回路が、前記置換
情報記憶セルの内容に応じて、制御信号を生成する制御
回路を含む、ことを特徴とする請求項1又は2記載の半
導体記憶装置。 - 【請求項4】前記不良メモリセル救済回路が、前記置換
情報記憶セルの内容に応じて制御信号を生成する制御回
路と、 Y選択信号と前記制御信号により、メモリセルアレイの
各列を選択してビット線をI/O線に接続する手段を有
するY選択回路と、 を備えている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項5】前記Y選択回路が、第1のY選択信号と第
1及び第2の制御信号によって、前記ビット線を第1及
び第2のI/O線のいずれかに接続する手段を有する、
ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】前記Y選択回路が、前記第1及び第2の制
御信号と第2及び第3のY選択信号によって、前記ビッ
ト線を第3のI/O線に接続する、ことを特徴とする請
求項4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項7】前記制御回路が、一行分の置換情報セルに
記憶されるnビットの置換情報を保持するための、少な
くともnビット分の揮発性の記憶素子を含む、ことを特
徴とする請求項3又は4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項8】前記制御回路が、一行分の置換情報セルに
記憶されるnビットの置換情報を保持するための、少な
くともnビット分の揮発性の記憶素子と、制御信号を生
成するデコーダ回路を備えている、ことを特徴とする請
求項3又は4記載の半導体記憶装置。 - 【請求項9】メモリセルが行方向、及び列方向に複数配
置される、第1及び第2のメモリセルアレイと、不良メ
モリセル救済回路と、を有する半導体記憶装置におい
て、 前記第1及び第2のメモリセルアレイは、それぞれ、通
常のメモリセルの他に、少なくとも一行分の置換情報記
憶セルと、少なくとも一列分の冗長メモリセルと、を備
え、 前記第1のメモリセルアレイの置換情報は、前記第2の
メモリセルアレイの置換情報記憶セル内に記憶され、 前記第2のメモリセルアレイの置換情報は、前記第1の
メモリセルアレイの置換情報記憶セル内に記憶され、 前記第1のメモリセルアレイ内のメモリセルがアクセス
されるときには、同時に、前記第2のメモリセルアレイ
内の置換情報記憶セルから前記置換情報が読み出され、 前記第1のメモリセルアレイの不良メモリセル救済を行
う、ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項10】メモリセルが行方向、列方向に複数配置
されるメモリセルアレイと、 不良メモリセル救済回路と、を有する半導体記憶装置に
おいて、 前記メモリセルアレイが、通常のメモリセルと、少なく
とも一列分の冗長メモリセルと、を備え、 前記不良メモリセル救済回路は、nビットの置換情報を
保持するための、少なくともnビット分の強誘電体を用
いた不揮発性の記憶素子を含む、 ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項11】前記不良メモリセル救済回路において、
前記不揮発性の記憶素子の1ビット分は、2つの強誘電
体と少なくとも4つのトランジスタを備えている、こと
を特徴とする請求項10記載の半導体記憶装置。 - 【請求項12】前記置換情報記憶セルのみが不揮発性メ
モリセルである、ことを特徴とする請求項1乃至9のい
ずれか一に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項13】前記メモリセル、前記置換情報記憶セル
及び前記冗長メモリセルは、不揮発性メモリセルであ
る、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記
載の半導体記憶装置。 - 【請求項14】前記メモリセル、前期置換情報記憶セル
及び前記冗長メモリセルは、強誘電体を用いた不揮発性
メモリセルである、ことを特徴とする請求項1乃至9の
いずれか一に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項15】複数のメモリセルを含むメモリセルアレ
イに、少なくとも1列分の冗長メモリセルと、少なくと
も1行分の置換情報記憶用メモリセルと、をさらに設
け、 前記置換情報記憶用メモリセルは、書き換え可能な不揮
発性のメモリセルよりなり、 各列の前記置換情報記憶用メモリセルから、通常動作前
に読み出された置換情報が、該当する列に不良メモリセ
ルが接続されており置換を指示するものである場合、Y
選択回路を制御して、前記不良メモリセルが接続される
列へのアクセスを禁止して、冗長メモリセルを含む列を
含めて、正常なメモリセルが接続される列に置換するた
めの制御信号を出力する制御回路を備え、 前記Y選択回路が、Y選択信号により対応する列のビッ
ト線をI/O線(入出力線)に接続するにあたり、前記
制御回路からの制御信号に基づき、前記Y選択信号で選
択される一の列とこれに隣接する列の一方を選択して、
前記I/O線に接続する手段を備えている、ことを特徴
とする半導体記憶装置。 - 【請求項16】前記Y選択回路が、前記制御回路からの
制御信号に基づき、不良セルが接続される列の直前まで
は、それぞれ、Y選択信号に対応した列を選択し、不良
セルが接続される列以降の列については、Y選択信号に
該当する列とは一つずれた列を選択して、前記I/O線
に接続する手段を備えている、ことを特徴とする請求項
15記載の半導体記憶装置。 - 【請求項17】前記メモリセルアレイが、0乃至j+1
の列を備え、このうち、j+1の列は前記冗長メモリセ
ルの列とされており、 前記Y選択回路において、 前記メモリセルアレイの両端の列をなす列0と、列j+
1を除く列k(ただし、kは1〜jの整数)のビット線
と、前記I/O線との間に、 列k−1に対応するY選択信号YAk−1が制御端子に
入力されるYスイッチと、前記列k−1に対応する前記
置換情報記憶用メモリセルの読出しデータに基づき生成
された制御信号CSk−1が制御端子に入力されるスイ
ッチとからなる第1の直列回路と、 列kに対応するY選択信号YAkが制御端子に入力され
るYスイッチと、前記列kに対応する前記置換情報記憶
用メモリセルの読出しデータに基づき生成された制御信
号CSkの反転信号が制御端子に入力されるスイッチと
からなる第2の直列回路と、 が並列に接続されており、 前記列0のビット線と、前記I/O線との間には、前記
列0に対応するY選択信号YA0が制御端子に入力され
るYスイッチと、前記列に対応する前記置換情報記憶用
メモリセルの読出しデータに基づき生成された制御信号
CS0の反転信号が制御端子に入力されるスイッチとの
直列回路が接続されており、 前記列j+1のビット線と、前記I/O線との間には、
前記列jに対応するY選択信号YAjが制御端子に入力
されるYスイッチと、前記列jに対応する前記置換情報
記憶用メモリセルの読出しデータに基づき生成された前
記制御信号CSjが制御端子に入力されるスイッチとの
直列回路が接続されて構成されている、ことを特徴とす
る請求項15記載の半導体記憶装置。 - 【請求項18】前記置換情報記憶用セルの読み出し及び
書き込みは、通常のメモリセルの書き込み回路・読み出
し回路が用いられる、ことを特徴とする請求項15記載
の半導体記憶装置。 - 【請求項19】前記メモリセルアレイ内の前記置換情報
記憶用メモリセルが、一端がプレート線に接続された強
誘電体キャパシタと、ビット線と前記強誘電体キャパシ
タの他端との間に挿入され、ゲートにワード線が接続さ
れているセルトランジスタと、を備えている、ことを特
徴とする請求項15記載の半導体記憶装置。 - 【請求項20】前記メモリセルアレイ内の前記メモリセ
ルが、一端がプレート線に接続された強誘電体キャパシ
タと、ビット線と前記強誘電体キャパシタの他端との間
に挿入され、ゲートにワード線が接続されているセルト
ランジスタと、を備えている、ことを特徴とする請求項
15記載の半導体記憶装置。 - 【請求項21】前記制御回路が、半導体記憶装置の通常
動作前に、1行線分の前記置換情報記憶用メモリセルか
ら読み出された置換情報データを記憶保持する記憶回路
を備えるとともに、前記置換情報に基づき、前記制御信
号を生成し、前記制御信号を前記Y選択回路に出力す
る、ことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項22】一のY選択信号によって、複数のビット
線が、同時に、複数のI/O線にそれぞれ接続される構
成とされ、不良メモリセルの列は選択されず、隣の列が
選択される、ことを特徴とする請求項15記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項23】置換情報が、前記メモリセルアレイの列
から冗長列を除く列のアドレスを表すビットと、置換の
有無を示す情報ビットを加えたビット情報からなり、 前記メモリセルアレイのワード線から前記置換情報記憶
用のメモリセルのワード線を除くワード線を複数のグル
ープに分け、これらを、前記置換情報と対応させ、ワー
ド線のグループごとに置き換える列を変え、複数の不良
メモリセルが同じ列上にない場合でも、救済を可能とし
ている、ことを特徴とする請求項15記載の半導体記憶
装置。 - 【請求項24】前記制御回路において、前記メモリセル
アレイの列から冗長列を除く列数分のビットのうち、ア
クセスされるワード線の領域に対応した、置換情報が選
択され、前記Y選択回路に制御信号が供給される構成と
されてなる、ことを特徴とする請求項23記載の半導体
記憶装置。 - 【請求項25】Xアドレスのうちワード線の複数の領域
を示すビットのアドレス信号を、前記複数の領域数分の
信号にデコードされた信号に基づき、アクセスされるワ
ード線の領域に対応した、置換情報が選択されてデコー
ダ回路に供給され、 前記デコーダ回路の出力が、前記Y選択回路に前記制御
信号として供給される構成とされてなる、ことを特徴と
する請求項23記載の半導体記憶装置。 - 【請求項26】前記制御回路は、前記メモリセルアレイ
の列から冗長列を除く列数分の記憶素子を備え、 前記記憶素子は、対応する前記置換情報記憶用のメモリ
セルから読み出されたデータを格納する記憶回路であ
り、 前記Xアドレスのうちワード線の複数の領域を示すビッ
トのアドレス信号を、前記複数の領域数分の信号にデコ
ードした信号に基づき、前記記憶回路に格納される置換
情報のうち、アクセスされるワード線の領域に対応した
置換情報が選択され、前記デコーダ回路に供給する構成
とされてなる、ことを特徴とする請求項25記載の半導
体記憶装置。 - 【請求項27】前記置換情報記憶用メモリセルからのデ
ータの読み出しを電源投入時に行う、ことを特徴とする
請求項15記載の半導体記憶装置。 - 【請求項28】複数のサブアレイを備え、各サブアレイ
は、メモリセルアレイと、各列のビット線対毎にセンス
アンプを備え、 前記メモリセルアレイは、複数のメモリセルと、少なく
とも1列分の冗長メモリセルと、少なくとも1ワード線
分の置換情報記憶用のメモリセルを備え、 各列のビット線において、前記置換情報記憶用メモリセ
ルと、前記メモリセル及び前記冗長メモリセルとの間に
は、トランスファゲートが挿入されており、トランスフ
ァゲートの制御端子に入力される信号により、前記メモ
リセル、及び前記冗長メモリセルがセンスアンプから切
り離し自在とされ、 Y選択信号により、対応する列のビット線をI/O線に
接続するY選択回路が、入力される制御信号に基づき、
Y選択信号で選択される一の列とこれに隣接する列の一
方を選択してI/O線に接続する手段を備え、 サブアレイを2つペアにし、一のサブアレイの置換情報
記憶用メモリセルは、隣のサブアレイの置換情報を記憶
し、 前記Y選択回路への制御信号は隣のサブアレイより供給
され、 前記制御信号を隣のサブアレイに供給するために複数の
サブアレイ間に設けられるバスを備えている、ことを特
徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項29】Xアドレスのうちワード線の複数の領域
を示すビットのアドレス信号を、前記複数の領域数分の
信号にデコードされた信号に基づき、アクセスされるワ
ード線の領域に対応した、置換情報を選択する選択回路
と、 前記選択回路の出力を入力とするデコーダ回路と、 を備え、 前記デコーダ回路の出力が前記バスを介して、隣の前記
Y選択回路に制御信号として供給される構成とされてな
る、ことを特徴とする請求項28記載の半導体記憶装
置。 - 【請求項30】メモリセルアレイは、複数のメモリセル
と、少なくとも1列分の冗長メモリセルを備え、 センスアンプは、各ビット線対毎に接続されており、 前記置換情報記憶用セルの読み出し内容に応じて、前記
Y選択回路を制御する制御信号を出力し、不良メモリセ
ルが接続される列へのアクセスを禁止して、冗長メモリ
セルを含む列を含め、正常なセルが接続される列に置換
する制御回路を備え、 Y選択信号により、対応する列のビット線をI/O線に
接続するY選択回路が、前記制御回路からの制御信号に
基づき、Y選択信号で選択される一の列とこれに隣接す
る列の一方を選択してI/O線に接続する手段を備え、 前記制御回路は、メモリセルアレイの列から冗長メモリ
セルの列を差し引いた分の記憶素子で構成されており、 電源の供給開始時、前記置換情報記憶用メモリセルから
置換情報の読み出しが開始され、 前記置換情報が、前記記憶素子に読み出されると、前記
Y選択回路では、前記制御信号による不良メモリセルの
置換動作が行われる、ことを特徴とする半導体記憶装
置。 - 【請求項31】前記制御回路の前記記憶素子が、強誘電
体容量がメモリセルトランジスタの直上に設けられた強
誘電体メモリよりなる、ことを特徴とする請求項30記
載の半導体記憶装置。 - 【請求項32】Xアドレスのうちワード線の複数の領域
を示すビットのアドレス信号を、前記複数の領域数分の
信号にデコードされた信号に基づき、アクセスされるワ
ード線の領域に対応した、置換情報が選択されてデコー
ダ回路に供給され、 前記デコーダ回路の出力が、前記Y選択回路に制御信号
として供給される、ことを特徴とする請求項30記載の
半導体記憶装置。 - 【請求項33】前記制御回路は、前記メモリセルアレイ
の列から冗長メモリセルの列を除く列数分の記憶素子を
備え、 前記記憶素子は、対応する前記置換情報記憶用のメモリ
セルから読み出されたデータを格納する記憶回路であ
り、 前記Xアドレスのうちワード線の複数の領域を示すビッ
トのアドレス信号を、前記複数の領域数分の信号にデコ
ードした信号に基づき、前記記憶回路に格納される置換
情報のうち、アクセスされるワード線の領域に対応した
置換情報が選択され、前記デコーダ回路に供給する構成
とされてなる、ことを特徴とする請求項32記載の半導
体記憶装置。
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