JP4492218B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、欠陥を有する記憶領域へのアクセスを禁止する機能を有する半導体記憶装置に関するものである。
近年、半導体微細加工技術の進展に伴って、半導体メモリの大容量化が著しい進展を見せている。例えば、ファイル保存用のフラッシュメモリは既に1Gビットの容量に達しており、更に大容量化に向けて開発が進められている。しかしその一方で、不良箇所も多量に発生することになる。特にメモリセルが微細化すると、製造工程に伴うミクロなばらつきの影響が統計的に大きくなり、セル欠陥の発生率自体も高まっている。それらはチップ全面にわたり多数発生する小欠陥として現れる。
一般に半導体メモリの欠陥救済は、以下のようにして行われる。
まず、各メモリアレイごとに、1系統か2系統の冗長ワード線群または冗長ビット線群を用意し、それぞれの冗長領域に対応した欠陥マップを設置する。各々の欠陥マップには、通常ヒューズを用いて、対応する冗長領域を使用するか否かのフラグと、欠陥箇所の位置情報をプログラムしておく。メモリアレイがアクセスされた際には、この欠陥マップが参照され、欠陥の有無と欠陥箇所が特定されて、冗長領域との置換が行われる。
しかしながら、上述したように近年ではランダムに小単位で発生する欠陥が増加しているため、従来の欠陥救済手法では対応しきれなくなっている。すなわち、上述の従来手法では、一つのセルアレイに多数の小欠陥が発生した場合、救済は不可能となる。その際に他のアレイが全て良品でも、チップ全体が不良になってしまう。従って、より柔軟で、救済効率の高い欠陥救済手法が求められている。
一方、上述のような半導体メモリの欠陥を、半導体メモリにアクセスするホスト装置側で修正する対策として、リマッピングという手法が使用されることがある。これは、ホスト装置側にアドレス変換テーブルを格納する第2のメモリを設置し、アドレス変換を行うことによって、欠陥箇所をスキップし、正常箇所のみを使用する手法である。
図8は、リマッピングを行う一般的なシステムの構成例を示す図である。
ホスト装置1は、例えばCPUを有するコンピュータであり、バスを介して第1のメモリ2および第2のメモリ3にアクセスする。
第1のメモリ2は、ファイル保存用のブロックアクセスメモリである。1ブロックのサイズは例えば512バイトであり、アドレス空間は1ブロック=512バイト単位で区切られている。第1のメモリ2の記憶容量を1Gビットとすると、ブロックの数は256k個(数字の末尾に付す‘k’は、その数字の1024倍を示す。以下同じ。)になる。この場合、アドレスビット数は18ビットであり、16進数で表記される物理アドレス領域は‘00000’〜‘3FFFF’である。
また、第1のメモリ2は、パリティービットや不良をマークするための予備ビットを有しており、データを読み出した際にこのビットを調べることによって、不良を検出することが可能である。
第2のメモリ3は、第1のメモリ2のアドレス変換テーブルを保存するために別途設けられたメモリである。ホスト装置1は、第2のメモリ3のアドレス変換テーブルを介して第1のメモリ2にアクセスする。
通常、第2のメモリ3は、ホスト装置1においてメインメモリとして使用される半導体メモリであり、アドレス変換テーブルはその一部の領域に格納される。第2のメモリ3が16ビット構成のDRAMの場合、第1のメモリ2へのポインタとなる物理アドレスは、2ワード分の記憶領域に格納される。
図9は、図8に示すシステムにおけるリマッピングの概念図である。
ホスト装置1は、第1のメモリ2の内容を物理アドレスの0番地から順にスキャンしていき、読み出した箇所が良品であれば、そのアドレスを第2のメモリ3の中にマッピングしていく。図9の例では、第2のメモリ3の物理アドレス‘10000’から2ワードづつを用いて、第1のメモリ2の有効な物理アドレスをマッピングしている。第1のメモリ2において物理アドレス‘00001’、‘00004’は不良であり、これらの物理アドレスは第2のメモリ3のアドレス変換テーブルから削除されている。本例では合計15の不良ブロックが存在し、論理アドレスの末尾アドレスは‘3FFF0’となっている。
上述のようなテーブルが一旦構築されれば、その後、ホスト装置1は常にテーブルを介して第1のメモリ2にアクセスする。アプリケーションがファイルをアクセスする際に直接扱うのは図9に示す論理アドレスであり、それは第2のメモリ3のアドレス変換テーブルに基づいて第1のメモリ2の物理アドレスに変換される。
例えば、アプリケーションによって論理アドレスA1が指定されたとすると、ホスト装置1は、第2のメモリ3のアドレスA2を、
A2=10000+2×A1;
として算出し、このアドレスA2から2ワード分のデータを読み出す。そして、読み出したデータを第1のメモリ2の物理アドレスとして用いて、第1のメモリ2にアクセスする。
以上の手法をとれば、不良ブロックが幾つか存在してもそれらをアドレス変換テーブルから除外することで良品ブロックのみを使用することができ、柔軟に欠陥救済を行うことが可能である。
特開平11−120788号公報
しかしながら、上述の従来手法には以下のような問題がある。
第1の問題は、ホスト装置の負担、ならびにメモリアクセスに付帯する動作のオーバーヘッドが大きいことである。
例えばホスト装置は、システムの立ち上げ毎に第1のメモリ2をスキャンし、第2のメモリ3上にアドレス変換テーブルを構築せねばならない。
また、データアクセスの際、ホスト装置は多数の工程を実施する必要がある。
図8の例を用いて説明すると、まずホスト装置1は、論理アドレスに演算を施して第2のメモリ3の物理アドレスを計算し、その結果をホスト装置1内部のアドレス用レジスタに取り込む。次いで、このレジスタの値を参照して第2のメモリ3に2回アクセスし、2ワード分のデータを取得して、ホスト装置1内部のレジスタに取り込む。更に今度は第1のメモリ2にアクセスする為、第2のメモリ3から取り込んだデータをアドレス用レジスタに転送し、しかる後にやっと第1のメモリ3にアクセスする。
このようなアクセス工程では、負荷の重いシステムバスやアドレス線、制御線を重複して駆動する必要があり、第1のメモリ2へのアクセス遅延が大きくなるとともに、消費電力が著しく増大する。
しかも、ホスト装置は、異なるメモリ容量や仕様のバリエーションに対応してこれらの操作を行う必要がある。すなわち、各々のメモリ毎にビット幅やエントリ数の異なるテーブルを用意する必要があり、扱いが煩雑である。
第2の問題は、従来手法を用いて救済できる不良モードには制限があることである。
例えばプロセス上の配線がショートしている場合など、不良ブロックにアクセスすること自体がシステムの安定性を損なう不良モードがある。
また、外部のホスト装置では不良か良品かを判定し難いケースも存在する。
例えば、第1のメモリ2において不良判定に使用されるマーク領域自体が不良や不定になっている場合である。このような不良ブロックが存在すると、外部のホスト装置からそのブロックにアクセスして不良判定を行うことができないため、上述のようなリマッピングでは対処できない。
こうした不良モードに対処するためには、結局、半導体チップ内部のヒューズを使用して従来型の冗長救済処理を施しておくしかないが、これでは従来と同様にヒューズ切断の手間がかかる上、ヒューズの占有面積が大きくなり、救済能力が低くなる。
第3の問題は、従来の手法ではアドレス変換テーブルの構築に時間を要するため、システムの起動が著しく遅くなることである。
例えば第2のメモリ3にアドレス変換テーブルを構築するためには、上述したように、第1のメモリ2のチップ固有の情報である不良ブロックへのアドレス情報を取得し、普段はそこにアクセスされぬように、良品ブロックへのポインタのみを第2のメモリ3上にマッピングしていく必要がある。
こうした処理は、通常システムの立ち上げの際に行われ、第1のメモリ2の記憶内容を一通りスキャンして、各ブロックの所定箇所に記録されている欠陥マークを参照しつつ、第2のメモリ3上に対応するポインタを記録していく作業等によって実施される。しかし、この工程には多大な時間がかかり、システムの起動に大きな遅延を与えてしまう。
第4の問題は、従来手法ではブロックそのものの欠陥に対する歩留まり向上に寄与し得ないことである。
ブロック自体の不良率の低減は、結局その内部の欠陥を、従来のヒューズによる欠陥救済手法で冗長セルと代替するしかない。しかしながら、従来の欠陥救済手法に従ってメモリアレイ単位でビット線またはワード線の置き換えを行ったのでは、メモリアレイ内に多数格納されているブロックの個々の内部欠陥を効率良く救済することはできない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メモリの欠陥を柔軟に救済することが可能であるとともに、欠陥救済に伴うアクセスの遅延や消費電力の増加を抑えることができる半導体記憶装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の半導体記憶装置は、記憶領域と該記憶領域とは異なる予備の記憶領域を有する第1のメモリ部と、上記第1のメモリ部と同一の半導体チップ上に形成され、上記第1のメモリ部内の記憶領域を指示するとともに前記予備の記憶領域に対応するポインタ及び上記第1のメモリ部の当該ポインタに対応する記憶領域に含まれる欠陥に関する欠陥情報を格納し、入力されるアドレスデータに応じて格納された上記ポインタ及び上記欠陥情報を同時に読み出す第2のメモリ部と、前記第2のメモリ部から読み出された上記欠陥情報を参照した結果、当該ポインタが指定する上記第1のメモリ部の記憶領域の位置が欠陥の存在する位置に該当する場合は、上記第1のメモリ部へのアクセスを、当該欠陥を含む記憶領域へのアクセスから上記ポインタに対応する予備の記憶領域へのアクセスに切り替えることにより、前記第1のメモリ部に対してデータの読み出しまたは書き込みを行わせる冗長救済回路とを有する。
本発明は、好適には、上記半導体チップへアドレスデータを入力する端子から、上記第2のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達する、上記半導体チップ上に形成された第1の回路と、上記第2のメモリ部のデータ読み出し端子から、上記第1のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達する、上記半導体チップ上に形成された第2の回路とを有する。
上記本発明によれば、上記第1のメモリ部内の記憶領域を指示するポインタが、上記第1のメモリ部と同一半導体チップ上に形成される上記第2のメモリ部に格納されている。上記第2のメモリ部において、入力アドレスデータに応じた記憶領域から上記ポインタが読み出されると、上記第1のメモリ部では、当該読み出されたポインタに応じた記憶領域においてデータの読み出しや書き込みが行われる。
このように、上記第1および第2のメモリ部が同一の半導体チップ上に形成されるため、上記第2のメモリ部を上記第1のメモリ部に合わせて自由に設計することが可能になる。例えば入力アドレスデータの一部や全部を上記第2のメモリ部の記憶領域に対応させ、アドレス演算等を行うことなく高速に上記第2のメモリ部から上記ポインタを読み出すことが可能になる。
また、上記第2のメモリ部からのポインタの読み出し、ならびに、当該ポインタに応じた上記第1のメモリ部へのアクセスは、上記半導体チップの外部のホスト装置とやり取りすることなく、上記半導体チップの内部の回路において実施可能になる。例えば、上記第1の回路や上記第2の回路を用いると、上記半導体チップへアドレスデータを入力する端子から上記第2のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達することや、上記第2のメモリ部のデータ読み出し端子から上記第1のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達することが、上記半導体チップの内部で可能になる。これにより、半導体チップ外部のバスや制御線を駆動したり、ホスト装置でデータを処理させるといった、時間および電力のロスを伴う工程が不要になり、高速かつ少ない電力で、上記第2のメモリ部を仲介した上記第1のメモリ部へのアクセスが可能になる。
なお、上記第2のメモリ部は、入力されるアドレスデータの一部もしくは全部によって指定される記憶領域から上記ポインタを読み出しても良い。上記第1のメモリ部は、上記ポインタの一部もしくは全部によって指定される記憶領域、または、上記ポインタの一部もしくは全部と上記第2のメモリ部に入力されない上記アドレスデータの残りの部分とを合わせたデータによって指定される記憶領域において、データの読み出しまたは書き込みを行っても良い。
また、上記本発明において、上記第2のメモリ部は、不揮発性メモリを含むものでも良い。
これにより、例えば製品の出荷前において、検査装置等を用いて上記第2のメモリ部の欠陥箇所を特定し、当該特定した欠陥箇所へのアクセスが回避されるように選ばれた適切なポインタを予め上記第2のメモリ部に格納することが可能になる。その結果、半導体チップ外部のホスト装置によってアドレス変換テーブルを構築する従来のリマッピング方法では特定できない不良箇所についても、効果的にアクセスを回避することが可能になる。従って、ヒューズを用いる従来の欠陥救済手法を併用する必要がなくなる。
しかも、従来のリマッピング方法のように、システム起動の度にアドレス変換テーブルを構築する必要がなくなるため、起動が高速になる。
なお、上記第1のメモリ部は、上記第2のメモリ部と共通の製造工程で上記半導体チップ上に形成される不揮発性メモリを含むものであることが望ましい。これにより、上記第2のメモリ部は、上記第1のメモリ部と記憶素子の製造工程を共有するため、工程数を増加させることなしに本発明の構成が実現される。
また、上記第2のメモリ部は、上記第1のメモリ部と比較して記憶素子の故障率が低い不揮発性メモリを含むものであることが望ましい。これにより、上記第2のメモリ部に格納されるポインタを用いて、上記第1のメモリ部の不良箇所へのアクセスをより確実に回避することが可能になる。上記第のメモリ部の容量は上記第1のメモリ部と比較して非常に小さくて良いため、例えば上記第2のメモリ部における各記憶素子に故障率が低く占有面積が広い素子を用いる場合でも、全体的な回路面積の増加を微小に抑えつつ、動作マージンの向上と故障率の低減を図ることができる。
また、上記本発明において、上記第2のメモリ部は、起動時において上記半導体チップの外部から上記ポインタがロードされるRAMを含むものでも良い。
上記構成は、例えば上記第1のメモリ部がDRAMであるときなど、上記半導体チップ上に不揮発性メモリを形成することが困難である若しくはコストの増大を招く場合に有効である。
この場合、上記第1のメモリ部および上記第2のメモリ部は、互いに共通の製造工程で上記半導体チップ上に形成されるDRAMであることが望ましい。これにより、工程数を増加させることなしに本発明の構成が実現される。
また、上記第2のメモリ部は、上記第1のメモリ部と比較して記憶素子の故障率が低いDRAMを含むものであることが望ましい。これにより、上記第2のメモリ部にロードされるポインタを用いて、上記第1のメモリ部の不良箇所へのアクセスをより確実に回避することが可能になる。
あるいは、上記第1のメモリ部は、上記入力されるアドレスデータによってアクセス対象として指定可能な記憶領域より多くの記憶領域を有しても良い。これにより、上記入力アドレスデータが、上記第2のメモリ部において上記ポインタを格納していないアドレスを指定する確率が小さくなる。
上記本発明において、上記第2のメモリ部は、上記ポインタとともに、上記第1のメモリ部の上記ポインタに対応する記憶領域に含まれる欠陥に関する欠陥情報を格納し、上記ポインタを読み出す際に当該ポインタに対応する欠陥情報を読み出している。これにより、上記ポインタに対応する記憶領域ごとに、当該記憶領域内の欠陥情報を高速に取得することが可能になる。
加えて、上記第1のメモリは、上記ポインタに対応する記憶領域ごとに予備の記憶領域を有しており、上記冗長救済回路は、上記欠陥情報において欠陥の位置を指定された場合、上記第1のメモリ部へのアクセスを、当該欠陥を含む記憶領域へのアクセスから上記予備の記憶領域へのアクセスに切り替えている。これにより、上記ポインタに対応する記憶領域の内部に欠陥が生じている場合、この欠陥位置へのアクセスを予備の記憶領域に切り替えることで、小さい単位の欠陥を効率的に救済することが可能になる。
また、上記第1のメモリ部は、誤り訂正符号化処理を施されたデータを格納しても良い。これにより、例えば1ビット単位といったより小さい単位の欠陥を効率的に救済することが可能になる。
本発明によれば、メモリの欠陥を柔軟に救済することが可能であるとともに、欠陥救済に伴うアクセスの遅延や消費電力の増加を抑えることができる。
以下、本発明を4つの実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。
図1に示す半導体記憶装置は、第1のメモリ部12と、第2のメモリ部13と、レジスタ14および15と、セレクタ16と、入出力回路17とを有しており、これらは共通の半導体チップ11上に形成されている。
なお、第1のメモリ部12は、本発明の第1のメモリ部の一実施形態である。
第2のメモリ部13は、本発明の第2のメモリ部の一実施形態である。
レジスタ14を含む回路は、本発明の第1の回路の一実施形態である。
レジスタ15を含む回路は、本発明の第2の回路の一実施形態である。
第1のメモリ部12は、ユーザーデータを記憶する本体メモリに相当するメモリ部である。本例では、約32k個のメモリブロックで構成されている。
第1のメモリ部12の各メモリブロックは、例えば、文献“特開2000−349248号公報”や“特開平09−116107号公報”に記載されているような、1C型強誘電体メモリセルよりなるメモリユニット群で構成されており、16セルを共通接続したメモリユニットがワード線方向に1k個並べられている。すなわち、各メモリブロックの記憶容量は約2kバイト(16kビット)である。また、第1のメモリ部12全体では512Mビットの容量を持つ。
第1のメモリ部12では、そのアドレスデコーダへの15ビットのアドレス入力により、32kのメモリブロックから1ブロックが選択される。読み出し時には、選択された1ブロック中のデータが16ビットごとに順次シリアルに出力される。
第2のメモリ部13は、第1のメモリ部12内の記憶領域を指示するポインタを格納する。第2のメモリ部13は、例えば文献“米国特許第4873664号明細書”に記載されるような、2T2C相補型の強誘電体メモリセル群で構成されている。2T2C型セルは、上述した1C型セルと比較してセル面積が大きいものの、動作マージンが大きく、故障率が低い。また2T2C型セルと1C型セルの記憶素子は同じ強誘電体キャパシタであり、両者は同一プロセスで製造することが可能である。従って第2のメモリ部13を追加しても製造工程の数は変わらない。
第2のメモリ部13は、例えば15ビットの入出力を持ち、32kワードよりなっている。従って、そのアドレスデコーダに15ビットのアドレスデータを入力することで1ワードが選択され、15ビットのデータが出力される。この場合、第2のメモリ部13の容量は480kビットであり、第1のメモリ部12より遥かに小さい。そのため、第2のメモリ部13にセル面積の大きい2T2C型セルを用いても、さしたる面積の増加にならない。
レジスタ14は、半導体チップ11に入力されるアドレスデータをラッチし、第2のメモリ部13に入力する。
レジスタ15は、第2のメモリ部13において読み出されるポインタをラッチし、第1のメモリ部12にアドレスデータとして入力する。
入出力回路17は、本半導体記憶装置の書き込みデータや読み出しデータを入出力する回路であり、本例では16ビットの信号を入出力する。
セレクタ16は、入出力回路17の16ビットの信号線を、第1のメモリ部12または第2のメモリ部13のデータ入出力端子に接続する。この接続の切り替えは、例えば半導体チップ11外部から供給される図示しない制御信号に応じて行う。
ここで、上述した構成を有する図1に示す半導体装置の一動作例を説明する。
半導体チップ11に15ビットのアドレスデータが入力されると、このアドレスデータはレジスタ14にラッチされ、第2のメモリ部13のアドレスデコーダに入力される。
第2のメモリ部13では、入力されるアドレスデータに対応した記憶領域から、第1のメモリ部12へのポインタとなるデータが読み出され、レジスタ15にラッチされる。
レジスタ15にラッチされたデータは、第1のメモリ部12のアドレスデータとしてそのアドレスデコーダに入力され、これにより、第1のメモリ部12内の1つのメモリブロックが選択される。選択されたメモリブロックからは、合計2kバイトのデータが、16ビット幅で順次シリアルにセレクタ16に出力される。それらはそのまま16ビットの読み出しデータとして入出力回路17からの半導体チップ11外部へ出力される。
以上はデータ読み出し時の動作であるが、データの書き込みの際も、第1のメモリ部12内の1ブロックが全く同様の方法で選択され、その中に所望の2kバイト分のデータが、16ビットづつシリアルに書き込まれる。
第2のメモリ部13に格納される第1のメモリ部12のポインタ群、すなわちアドレス変換テーブルは、前述のリマッピングで述べたように、第1のメモリ部12に存在する不良ブロックをスキップするように構成されており、そのために不良ブロックのポインタはアドレス変換テーブルから削除されている。
第2のメモリ部13にアドレス変換テーブルを書き込む際は、例えば半導体チップ11外部から制御信号によってセレクタ16の接続を切り替えて、入出力回路17の16ビットの信号線中15ビットを第2のメモリ部13に接続する。これにより、レジスタ14に入力するアドレスデータに対応した第2のメモリ部13の記憶領域に、入出力回路17から入力する所望のデータが書き込まれる。
以上説明したように、図1に示す半導体記憶装置によれば、アドレス変換テーブルを格納する第2のメモリ部13が本体メモリとしての第1のメモリ部12と同一の半導体チップ11上に搭載されるため、第2のメモリ部13を第1のメモリ部12にあわせて自由に設計することができる。従って、例えば半導体チップ11外部から入力されるアドレスデータの一部もしくは全部をそのまま第2のメモリ部13の記憶領域に対応させることが可能であり、それらを演算なしに第2のメモリ部13のアドレスデコーダへ入力して、格納されるポインタを高速に取り出すことができる。これにより、従来のリマッピング方法のようなアドレス演算が不要になり、アクセス速度を高速化することができる。
また、図1に示す半導体記憶装置によれば、第2のメモリ部13からポインタを読み出す処理や、読み出したポインタに応じて第1のメモリ部12にアクセスする処理は、半導体チップ11外部のホスト装置とやり取りすることなく、半導体チップ11内部の回路において実施することが可能である。すなわち、半導体チップ11へ入力されるアドレスデータをレジスタ14経由で第2のメモリ部13のアドレス入力端子に伝達し、第2のメモリ部13から読み出されるポインタをレジスタ15経由で第1のメモリ部12のアドレス入力端子に伝達することにより、これらの処理を半導体チップ11内部で実施することができる。これにより、半導体チップ11外部の大きな容量性負荷を有するバスや制御線を駆動したり、ホスト装置でデータを処理させるといった、時間および電力のロスを伴う工程が不要になり、高速かつ少ない電力で、第2のメモリ部13を仲介した第1のメモリ部12へのアクセスが可能になる。
しかも、これらの処理は全て半導体記憶装置自身で実行されるため、外部のホスト装置は通常のメモリアクセス以外の余分な処理を一切必要としない。そのため、ホスト装置の処理負担を大幅に軽減することができる。
また、第2のメモリ部13が半導体チップ11に内蔵され、かつ第1のメモリ部12のポインタが第2のメモリ部13に適切に保存されている限り、第1のメモリ部12にどのようなモードの不良が発生しても、外部からの不良箇所へのアクセスを完全に禁止できる。従って、不良モードに応じて従来のヒューズ等による冗長を併用する必要がなくなる。
なお、ここでいう「適切な保存」とは、検査装置等によって特定された第1のメモリ部12の欠陥箇所に対してアクセスが行われないよう適切に選択された当該第1のメモリ部12へのポインタを、半導体記憶装置の使用前(例えば製品出荷前)に、第2のメモリ部13の不揮発性メモリへ予め書き込んでおくことを意味する。第2のメモリ部13に不揮発性メモリを使用すれば、製造される個々の半導体記憶装置に対して上述のような「適切な保存」を容易に実施することができる。
また、第1のメモリ部12が不揮発性メモリであれば、第2のメモリ部13は第1のメモリ部12と記憶素子の製造工程を共有することができるため、工程数を増加させずに済む。
更に、第2のメモリ部13に第1のメモリ部12と比較して記憶素子の故障率が低い不揮発性メモリを用いることにより、第2のメモリ部13自身に欠陥を生じ難くできるため、第2のメモリ部13のアドレス変換テーブルを参照して、第1のメモリ部12の不良箇所に対するアクセスをより確実に回避することができる。
この場合、第2のメモリ部13の記憶容量は、第1のメモリ部12と比較して非常に小さくて良いため、第2のメモリ部13に実効的なビットの占有面積が大きく故障率の低い不揮発性メモリを用いても、さしたるコストアップを伴うことはない。
また、図1に示す半導体記憶装置によれば、システムを起動する度にアドレス変換テーブルを再構築する必要がないため、従来のリマッピング方法のようなアドレス変換テーブルを構成する時間を無くして、システムの起動を高速化することができる。
ところで上述した構成の場合、15ビットのアドレス範囲、すなわち16進数で‘0000’〜‘7FFF’の末尾付近には、第1のメモリ部12に存在する不良ブロックの数だけ無効な領域が発生する。ユーザーが誤ってこの部分にアクセスすると、第1のメモリ部12の不定な領域にアクセスが行われる可能性がある。これを避けるためには、例えば次に述べるように、無効なアドレス領域へのアクセスを禁止する手段を設ければ良い。
図2は、アクセス禁止回路を設けた本実施形態に係る半導体記憶装置の構成例を示す図である。
図2に示す半導体記憶装置は、図1に示す半導体記憶装置に、本発明の第1のアクセス禁止回路の一実施形態であるアクセス禁止回路20を設けたものであり、他の構成は図1に示す半導体記憶装置と同じである。
図2に示す半導体記憶装置において、第2のメモリ部13は、第1のメモリ部12へのポインタを格納していない記憶領域に、所定の無効データを格納する。
アクセス禁止回路20は、第2のメモリ部13から読み出されるデータがこの所定の無効データであるか否かを判定し、無効データであると判定した場合、第1のメモリ部12へのアクセスを禁止する。
例えば第2のメモリ部13は、ポインタを格納していない記憶領域に第1のメモリ部11の先頭アドレスを示すポインタとして、値‘0’のポインタを格納する。通常、アドレス変換テーブルにおいて値‘0’はテーブルの先頭に格納されているはずであり、テーブルの末尾付近に格納されることは有り得ない。そこで、アクセス禁止回路20は、例えばレジスタ14に格納されるアドレスデータの値が所定の値より大きく、かつ第2のメモリ部13からポインタとして値‘0’のデータが出力された場合、エラーと判定して、第1のメモリ部12へのアクセスを禁止する。
更に、こうしたケースが発生した際、アクセス禁止回路20は、半導体チップ11における特定のピンの値を変えるか、特定の値を出力する等により、ユーザーにエラーを通知することが望ましい。これにより、例えばホスト装置は、システムの起動時において、メモリに最低限保証されたアドレス範囲から先をスキャンして読み出しを行い、上記エラーが通知されたところでその一つ前を有効なアドレスの末尾と判定することが可能になる。
また、上述のようなアドレス禁止回路による方法とは別の解決策として、第1のメモリ部12が、半導体チップ11に入力されるアドレスデータによってアクセス対象として指定可能な記憶領域よりも多くの記憶領域を有するようにしても良い。
例えば、第1のメモリ部12の容量に予備を設け、総ブロック数を35k個とする。その上で、第1のメモリ部12の入力アドレスのビット数を16ビットに増加させる。すなわち、第2のメモリ部13の出力も16ビットにする。このようにすれば、予備として設けた3k個の記憶領域を越える欠陥が発生しない限り、第2のメモリ部13のアドレス変換テーブルにおける15ビットのアドレス範囲を第1のメモリ部12内の正常なブロックに全て正しくマッピングできるため、上述のような無効領域へのアクセスは生じなくなる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。
図3に示す半導体記憶装置は、第1のメモリ部12Bと、第2のメモリ部13Bと、第3のメモリ部18Bと、レジスタ14B,15Bおよび19Bと、セレクタ16Bと、入出力回路17Bとを有しており、これらは共通の半導体チップ11B上に形成されている。
なお、第1のメモリ部12Bは、本発明の第1のメモリ部の一実施形態である。
第2のメモリ部13Bは、本発明の第2のメモリ部の一実施形態である。
第3のメモリ部18Bは、本発明の第3のメモリ部の一実施形態である。
レジスタ14Bを含む回路は、本発明の第1の回路の一実施形態である。
レジスタ15Bを含む回路は、本発明の第2の回路の一実施形態である。
第1のメモリ部12Bは、ユーザーデータを記憶する本体メモリに相当するメモリ部である。本例では、512個のメモリブロックで構成されている。
第1のメモリ部12Bは、例えば多値のNAND型フラッシュメモリを有しており、2ビットを記憶するメモリセルが16k個集まってアクセス単位である1枚のページを構成している。1ページのサイズは32kビット(4kバイト)である。
一方、各メモリブロックは、64枚のページで構成されており、1メモリブロックのサイズは256kバイトである。
フラッシュメモリへのアクセスはページ単位で行われるが、消去はメモリブロック単位で一括に行われる。メモリセルにトンネル酸化膜破壊等の欠陥があると、これを含むメモリブロックの全体に影響を及ぼすことが多いので、欠陥の管理はメモリブロック単位で行われる。
第1のメモリ部12Bでは、そのアドレスデコーダへの9ビットのブロックアドレス入力および6ビットのページアドレス入力により、1枚のページが選択される。読み出し時には、選択された1ページ中のデータが16ビットごとに順次シリアルに出力される。
第2のメモリ部13Bは、起動時において、第1のメモリ部12B内の記憶領域(メモリブロック)を指示するポインタを後述する第3のメモリ部18Bから入力して格納する。
第2のメモリ部13Bは、例えば、CMOS型のSRAMを有しており、通常の製造プロセスで容易に追加可能である。
第2のメモリ部13Bは、例えば9ビットの入出力を持ち、512ワードよりなっている。従って、そのアドレスデコーダに9ビットのアドレスデータを入力することで1ワードが選択され、9ビットのデータが出力される。この場合、第2のメモリ部13Bの容量は4.6kビットであり、第1のメモリ部12Bより遥かに小さい。そのため、第2のメモリ部13Bにセル面積の大きいSRAMを用いても、さしたる面積の増加にはならない。
第3のメモリ部18Bは、半導体チップ11B内にアドレス変換テーブルを保存する。第3のメモリ部18Bは、例えば2値のNAND型フラッシュメモリであり、セルストリングとして直列接続されるメモリセルの個数を第1のメモリ部12Bより減らしている。
2値型のNAND型フラッシュセルは、多値型に比較してセル面積が大きいものの、動作マージンが大きく、故障率が低い。2値型の記憶素子は多値型と同じ浮遊ゲートであり、両者は同一プロセスで製造することが可能である。従って、第3のメモリ部18Bを追加しても製造工程数は変わらない。
レジスタ14Bおよび19Bは、半導体チップ11に入力される15ビットのアドレスデータをラッチするレジスタである。
レジスタ14Bは、第1のメモリ部12Bのメモリブロックアドレスに対応する9ビットのアドレスデータをラッチする。
レジスタ19Bは、第1のメモリ部12Bのページアドレスに対応する6ビットのアドレスデータをラッチする。
レジスタ15Bは、第2のメモリ部13Bにおいて読み出される第1のメモリ部12Bのポインタをラッチし、第1のメモリ部12Bにメモリブロックのアドレスデータとして入力する。
入出力回路17Bは、本半導体記憶装置の書き込みデータや読み出しデータを入出力する回路であり、本例では16ビットの信号を入出力する。
セレクタ16Bは、入出力回路17Bの16ビットの信号線を、第1のメモリ部12Bまたは第3のメモリ部18Bのデータ入出力端子に接続する。この接続の切り替えは、例えば半導体チップ11B外部から供給される図示しない制御信号に応じて行う。
ここで、上述した構成を有する図3に示す半導体記憶装置の一動作例を説明する。
半導体チップ11Bに電源を投入すると、まず第3のメモリ部18Bに保存されていたアドレス変換テーブルのデータが、第2のメモリ部13Bに転送される。これらの転送はチップ内部で高速に行うことが可能である。それ以降は、このアドレス変換テーブルを介して第1のメモリ部12Bがアクセスされる。
具体的には、半導体チップ11Bに入力される15ビットのアドレスデータは、レジスタ14Bおよび19Bにラッチされ、そのうち第1のメモリ部12Bのメモリブロックアドレスに対応するレジスタ14Bの9ビットが、第2のメモリ部13Bのアドレスデコーダに入力される。これにより、第2のメモリ部13Bからは、第1のメモリ部12Bへのポインタとなるデータが出力され、レジスタ15Bにラッチされる。このデータは、第1のメモリ部12Bのメモリブロックアドレスに相当する。
レジスタ15Bのメモリブロックアドレスは、レジスタ19Bのページアドレスとともに、第1のメモリ部12Bのアドレスデコーダに入力される。これにより、第1のメモリ部12B内の1ページが選択され、これに含まれる合計4kバイトのデータが16ビット幅で順次シリアルにセレクタ16Bに出力される。それらは、そのまま16ビットの読み出しデータとして入出力回路17Bから半導体チップ11B外部へ出力される。
以上はデータ読み出し時の動作であるが、データの書き込みの際も、第1のメモリ部12B内の1ページが全く同様の方法で選択され、その中に所望の4kバイト分のデータが、16ビットづつシリアルに書き込まれる。
第3のメモリ部18Bに保存されるアドレス変換テーブルは、前述のリマッピングで述べたように、第1のメモリ部12Bに存在する不良ブロックをスキップするように構成されており、そのために不良ブロックのポインタはデータから削除されている。
第3のメモリ部18Bにアドレス変換テーブルの書き込む際は、例えば半導体チップ11B外部から制御信号によってセレクタ16Bの接続を切り替えて、入出力回路17Bに入力される書き込みデータを第3のメモリ部18Bに入力する。
以上説明したように、図3に示す半導体記憶装置によれば、電源投入時に半導体チップ11B内の第3のメモリ部18Bに保存されたアドレス変換テーブルが、SRAMやDRAMなどによって構成された第2のメモリ部13Bにロードされる。
そのため、図1や図2に示す半導体記憶装置のように第2のメモリ部を不揮発性メモリで構成する場合に比べてRAM部の占有面積がオーバーヘッドとなるが、一般にDRAMやSRAMは非常にアクセス速度が速いため、入力アドレスデータに応答した第1のメモリ部12Bへのポインタ出力が高速になり、上述した実施形態に比較して更にアクセス速度の向上が可能である。
また、第1のメモリ部12Bが不揮発性メモリであれば、第3のメモリ部18Bは第1のメモリ部12Bと記憶素子の製造工程を共有することが可能になり、工程数を増加させずに済む。
更に、第3のメモリ部18Bに第1のメモリ部12Bと比較して記憶素子の故障率が低い不揮発性メモリを用いることによって、第3のメモリ部18B自身に欠陥を生じ難くできるため、第3のメモリ部13Bのアドレス変換テーブルを参照して、第1のメモリ部12Bの不良箇所に対するアクセスをより確実に回避することができる。
また、第2のメモリ部13Bと第3のメモリ部18Bとを同一の半導体チップ上に形成することによって、両者を半導体チップ内の非常に広いバスを用いて直結することが可能になり、第3のメモリ部18Bから第2のメモリ部13Bへ瞬時にアドレス変換テーブルをロードできる。従って、本実施形態においても、従来のリマッピング方法に比べて起動を高速化できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
図4は、本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。
図4に示す半導体記憶装置は、第1のメモリ部12Cと、第2のメモリ部13Cと、レジスタ14C,15Cおよび19Cと、セレクタ16Cと、入出力回路17Cとを有しており、これらは共通の半導体チップ11C上に形成されている。
なお、第1のメモリ部12Cは、本発明の第1のメモリ部の一実施形態である。
第2のメモリ部13Cは、本発明の第2のメモリ部の一実施形態である。
レジスタ14Cを含む回路は、本発明の第1の回路の一実施形態である。
レジスタ15Cを含む回路は、本発明の第2の回路の一実施形態である。
第1のメモリ部12Cは、ユーザーデータを記憶する本体メモリに相当するメモリ部である。本例では、128k行のローと128列のカラムで構成されている。
第1のメモリ部12Cのメモリセルは、例えば1T1C型セル(1つのトランジスタと1つのキャパシタで構成されるDRAMセル)であり、本例では32ビット幅の入出力を持つ。従って、一行に相当するページサイズは128ワード、すなわち4kビットである。
第1のメモリ部12Cでは、17ビットのローアドレスによって128k行から一行、すなわち1ページが選択され、7ビットのカラムアドレスによって128列から1列が選択される。読み出し時には、選択された1ワード32ビットのデータが入出力回路17Cより出力される。
第2のメモリ部13Cは、第1のメモリ部12C内の記憶領域(ページ)を指示するポインタを格納する。
第2のメモリ部13Cも第1のメモリ部12Cと同様にDRAMであるが、そのメモリセルは例えば2T2C相補型セル(2つのトランジスタと2つのキャパシタで構成されるDRAMセル)である。また、好ましくは、そのキャパシタサイズが第1のメモリ部12Cのものより大きく設計される。
2T2C型セルは1T1C型セルに比較して面積が大きいものの、動作マージンが大きく、故障率が低い特徴を持つ。記憶素子は両者ともキャパシタであり、両者は同一プロセスで製造することが可能である。従って第2のメモリ部13Cを追加しても製造工程数は変わらない。
第2のメモリ部13Cは、例えば17ビットの入出力を持ち、128kワードよりなっている。従って、そのアドレスデコーダに17ビットのアドレスデータを入力することで1ワードが選択され、17ビットのデータが出力される。第2のメモリ部13Cの容量は約2Mビットであり、第1のメモリ部12Cより遥かに小さい。そのため、第2のメモリ部13Cにセル面積の大きい2T2C型を用いても、さしたる面積の増加にはならない。
レジスタ14Cおよび19Cは、半導体チップ11に入力される24ビットのアドレスデータをラッチするレジスタである。
レジスタ14Cは、第1のメモリ部12Cのローアドレスに対応する17ビットのアドレスデータをラッチする。
レジスタ19Cは、第1のメモリ部12Cのカラムアドレスに対応する7ビットのアドレスデータをラッチする。
レジスタ15Cは、第2のメモリ部13Cにおいて読み出される第1のメモリ部12Cのポインタをラッチし、第1のメモリ部12Cにローアドレスのアドレスデータとして入力する。
入出力回路17Cは、本半導体記憶装置の書き込みデータや読み出しデータを入出力する回路であり、本例では32ビットの信号を入出力する。
セレクタ16Cは、入出力回路17Cの32ビットの信号線を、第1のメモリ部12Cまたは第2のメモリ部13Cのデータ入出力端子に接続する。この接続の切り替えは、例えば半導体チップ11C外部から供給される図示しない制御信号に応じて行う。
ここで、上述した構成を有する図4に示す半導体記憶装置の一動作例を説明する。
半導体チップ11C外部の図示しないホスト装置は、その起動時に、図示しない外部の不揮発性メモリから、第1のメモリ部12Cへのポインタよりなるアドレス変換テーブルのデータを、第2のメモリ部13Cに転送する。このとき、図示しない制御信号によって入出力回路17Cと第2のメモリ部13Cとを接続するようにセレクタ16Cが制御され、入出力回路17Cから入力されるアドレス変換テーブルのデータが第2のメモリ部13Cに入力され、書き込まれる。
第2のメモリ部13Cにアドレス変換テーブルが転送されると、以降は、この変換テーブルを介して第1のメモリ部12Cがアクセスされる。
具体的には、半導体チップ11Cに入力される24ビットのアドレスデータは、レジスタ14Cおよび19Cにラッチされ、そのうち第1のメモリ部12Cのローアドレスに対応するレジスタ14Cの17ビットが、第2のメモリ部13Cのアドレスデコーダに入力される。これにより、第2のメモリ部13Cからは、第1のメモリ部12Cへのポインタとなるデータが出力され、レジスタ15Cにラッチされる。このデータは、第1のメモリ部12Cのローアドレスに相当する。
レジスタ15Cのローアドレスは、レジスタ19Cのカラムアドレスとともに第1のメモリ部12Cのアドレスデコーダに入力され、これにより、第1のメモリ部12C内の1ワードが選択されて、32ビット(4バイト)のデータがセレクタ16Cに出力される。それらはそのまま32ビットの読み出しデータとして入出力回路17Cから半導体チップ11C外部へ出力される。
以上はデータ読み出し時の動作であるが、データ書き込みの際も、第1のメモリ部12C内の1ワードが全く同様の方法で選択され、その中に32ビットのデータが書き込まれる。
第2のメモリ部13Cに外部からロードされるアドレス変換テーブルは、前述のリマッピングで述べたように、第1のメモリ部12Cに存在する不良ブロックをスキップするように構成されており、そのために不良ブロックのポインタはアドレス変換テーブルから削除されている。
以上説明したように、図4に示す半導体記憶装置によれば、第2のメモリ部13CにSRAMやDRAM等のRAMが用いられており、起動時に半導体チップの外部から第2のメモリ部13Cに対して第1のメモリ部12Cへのポインタがロードされる。
そのため、例えば第1のメモリ部12CがDRAMであるときなど、半導体チップ11C上に不揮発性メモリを形成することが困難である若しくはコストの増大を招く場合、上記の構成は特に有効である。
また、第1のメモリ部12Cおよび第2のメモリ部13Cを、互いに共通の製造工程で半導体チップ上に形成されるDRAMとすることによって、製造工程が共通化されるため、工程数を増加させることなしに上記構成を実現することができる。
また、第2のメモリ部13Cとして、第1のメモリ部12Cに比べて記憶素子の故障率が低いDRAMセル(例えば2T2C型セル)を用いることによって、第2のメモリ部13Cにおいて欠陥を生じ難くできるため、第2のメモリ部13Cのアドレス変換テーブルを参照して、第1のメモリ部12Cの不良箇所に対するアクセスをより確実に回避することができる。
なお、第1のメモリ部12Cおよび第2のメモリ部13CにDRAMを用いる場合、上記の手法を用いてデータ保持能力の低いページやメモリブロックへのアクセスを回避すれば、半導体記憶装置全体のデータ保持能力を高めてリフレッシュ頻度を減らすことができるため、待機時の消費電力を低減させることも可能である。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について述べる。
図5は、本発明の第4の実施例に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。
図5に示す半導体記憶装置は、第1のメモリ部12Dと、第2のメモリ部13Dと、レジスタ14D,15D,21Dおよび22Dと、セレクタ16Dと、入出力回路17Dと、冗長救済回路20Dとを有しており、これらは共通の半導体チップ11D上に形成されている。
なお、第1のメモリ部12Dは、本発明の第1のメモリ部の一実施形態である。
第2のメモリ部13Dは、本発明の第2のメモリ部の一実施形態である。
レジスタ14Dを含む回路は、本発明の第1の回路の一実施形態である。
レジスタ15Dを含む回路は、本発明の第2の回路の一実施形態である。
冗長救済回路20Dは、本発明の第2のアクセス禁止回路の一実施形態である。
第1のメモリ部12Dは、ユーザーデータを記憶する本体メモリに相当するメモリ部である。本例では、約32k個のメモリブロックで構成されている。
第1のメモリ部12Dの各メモリブロックは、上述した第1のメモリ部12(図1)と同様に、1C型強誘電体メモリセルよりなるメモリユニット群で構成されている。16セルを共通接続したメモリユニットがワード線方向に1k個並べられており、更にその延長上に32個のメモリユニットが欠陥救済用の予備として配置されている。各メモリブロックは、データ領域として約2kバイト、予備領域として64バイトの記憶領域を有する。第1のメモリ部12Dの全体では、約528Mビットの容量を持つ。
第1のメモリ部12Dでは、そのアドレスデコーダへの15ビットのアドレス入力により、32kのメモリブロックから1ブロックが選択される。読み出し時にはその中のデータが16ビットごとに順次シリアルに出力される。
第2のメモリ部13Dは、第1のメモリ部12D内の記憶領域を指示するポインタを格納するとともに、当該ポインタに対応する記憶領域に含まれる欠陥に関する情報を格納する。第2のメモリ部13Dは、ポインタを読み出す際に当該ポインタに対応する欠陥情報も読み出す。
第2のメモリ部13Dは、例えば上述した第2のメモリ部13(図1)と同様に2T2C相補型の強誘電体メモリセル群で構成されており、第1のメモリ部12Dと比較して故障率が低い。
第2のメモリ部13Dは、例えばアドレス変換テーブル用に15ビット、欠陥情報用に32ビットの入出力を持ち、32kワードよりなっている。従って、そのアドレスデコーダに15ビットを入力することで1ワードが選択され、(15+32)ビットのデータが出力される。この場合、第2のメモリ部13Dの容量は約1.5Mビットであり、第1のメモリ部12Dより遥かに小さい。そのため、セル面積の大きい2T2C型セルを用いても、さしたる面積の増加にはならない。
冗長救済回路20Dは、第2のメモリ部13Dから読み出される欠陥情報において欠陥の位置を指定された場合、当該指定された位置へのアクセスを禁止する。そして、第1のメモリ部11Dへのアクセスを、当該欠陥を含むデータ領域へのアクセスから予備領域へのアクセスに切り替える。
図6は、冗長救済回路20Dの構成の一例を示す図である。
図6に示す冗長救済回路20Dは、レジスタ31および32と、セレクタ33と、カウンタ35と、比較判定回路36−1〜36−4と、スイッチ37とを有する。
レジスタ31は、第1のメモリ部12Dにおける1メモリブロックのうち、データ領域の入出力データをラッチする。
レジスタ32は、第1のメモリ部12Dにおける1メモリブロックのうち、予備領域の入出力データをラッチする。
レジスタ32は、各16バイトの4つの予備領域32−1〜32−4に分割されており、それぞれ後述する比較判定回路36−1〜36−4を介して入出力端子38に接続される。
レジスタ21Dは、第2のメモリ部13Dから読み出される4つの欠陥情報34−1〜34−4を保持する。欠陥情報34−1〜34−4は、メモリブロック内の欠陥の位置を示す7ビットの位置データと、この位置データが示す位置に欠陥が存在するか否かを示す1ビットのフラグデータとをそれぞれ含んでいる。欠陥情報34−1〜34−4は、それぞれ予備領域32−1〜32−4に対応しており、ある欠陥情報に基づいて欠陥の救済を行う場合、その欠陥情報に対応する予備領域が欠陥の救済に用いられる。
セレクタ33は、第1のメモリ部12Dにおけるデータ領域の入出力データを16バイトごとに128の領域に分割し、当該分割した128領域のうち何れか1つの領域を選択して、当該選択領域のデータをスイッチ37より入力または出力させる。何れの領域を選択するかは、7ビットカウンタ35の値に応じて決定する。
カウンタ35は、上述した128領域をセレクタ33において順次に選択させるため7ビットのカウント値を生成する。
比較判定回路36−n(nは1から4の整数を示す)は、レジスタ21に保持される欠陥情報34−nをそれぞれ入力し、これに含まれる位置データがカウンタ35のカウント値と等しく、かつフラグデータが有効(欠陥が存在する場合に‘有効’、存在しない場合に‘無効’とする)の場合に、スイッチ37をオフさせて、レジスタ32の領域32−nと入出力端子38とを接続する。位置データがカウンタ35のカウント値と等しくない場合、またはフラグデータが有効でない場合は、領域32−nと入出力端子38との接続を遮断して、スイッチ37をオンさせる。
スイッチ37は、比較判定回路36−1〜36−4の制御に従って、セレクタ33と入出力端子38との接続をオンまたはオフする。
図6に示す冗長救済回路20Dによると、レジスタ31の128領域のデータは、7ビットのカウンタ35に従ってセレクタ33に順次に選択され、16ビットづつシリアルにセレクタ33から入力もしくは出力される。一方、比較判定回路36−nでは、カウンタ35のカウント値と欠陥情報34−nの位置データとが比較され、当該比較結果ならびにフラグデータの状態に基づいて、データ領域のレジスタ31または予備領域のレジスタ32の一方が、入出力端子38よりアクセス可能な状態になる。すなわち、位置データとカウント値とが一致し、かつフラグデータが有効である場合は、レジスタ32の領域32−nが入出力端子38に接続されるとともに、スイッチ37がオフする。逆に、欠陥情報34−nの位置データがカウント値に一致しない場合やフラグデータが有効でない場合は、領域32−nと入出力端子38とが切断されるととももに、スイッチ37がオンし、セレクタ33によって選択中のデータ領域が入出力端子38を介してアクセス可能になる。
以上が、冗長救済回路20Dの説明である。
図5に戻る。
レジスタ14Dは、半導体チップ11Dに入力されるアドレスデータをラッチし、第2のメモリ部13Dに入力する。
レジスタ15Dは、第2のメモリ部13Dにおいて読み出されるポインタをラッチし、第1のメモリ部12にアドレスデータとして入力する。
レジスタ21Dは、図6の説明で述べたように、第2のメモリ部13Dにおいて読み出される8ビットの欠陥情報を4個ラッチする。
レジスタ22Dは、セレクタ16Dを介して入出力回路17Dから入力され、第2のメモリ部13Dに書き込まれるデータ(ポインタ+欠陥情報)を格納する。
入出力回路17Dは、本半導体記憶装置の書き込みデータや読み出しデータを入出力する回路であり、本例では16ビットの信号を入出力する。
セレクタ16Dは、入出力回路17Dの16ビットの信号線を、第1のメモリ部12Dまたはレジスタ22Dのデータ入出力端子に接続する。この接続の切り替えは、例えば半導体チップ11D外部から供給される図示しない制御信号に応じて行う。
ここで、上述した構成を有する図5に示す半導体記憶装置の一動作例を説明する。
半導体チップ11Dに15ビットのアドレスデータが入力されると、このアドレスデータはレジスタ14Dにラッチされ、第2のメモリ部13Dのアドレスデコーダに入力される。
第2のメモリ部13Dからは、入力のアドレスデータに対応した記憶領域から、第1のメモリ部12Dへのポインタとなるデータが出力され、レジスタ15Dにラッチされる。また、第2のメモリ部13Dからは、当該ポインタが示すメモリブロック内の欠陥箇所を記載した欠陥情報が同時に出力され、レジスタ21Dにラッチされる。
レジスタ15Dのポインタは、第1のメモリ部12Dのアドレスデコーダに入力され、これによって1つのメモリブロックが選択されて、合計2.1kバイトのデータが冗長救済回路20Dに出力される。冗長救済回路20Dはレジスタ21Dの欠陥情報を参照して、先に述べた動作により、選択されたメモリブロック内部の欠陥救済を実施する。これにより、データ領域における不良のメモリユニットが非選択となり、代わりに予備領域中のメモリユニットが選択状態となって、当該選択されたメモリユニットの格納データが16ビットづつシリアルに入出力回路17Dより出力される。
以上はデータ読み出し時の動作であるが、データの書き込みの際も、第1のメモリ部12D内における1つのメモリブロックが全く同様の方法で選択され、更に、その内部の不良メモリユニットが予備領域のメモリユニットに代わって選択状態となる。その状態で、所望の領域に、所望の2kバイト分のデータが、16ビットづつシリアルに書き込まれる。
第2のメモリ部13Dに格納されるアドレス変換テーブルは、前述のリマッピングで述べたように、第1のメモリ部12Dに存在する不良ブロックをスキップするように構成されており、そのために不良ブロックのポインタはアドレス変換テーブルから削除されている。
第2のメモリ部13Dにアドレス変換テーブルを書き込む際は、例えば半導体チップ11外部から制御信号によってセレクタ16の接続を切り替えて、入出力回路17Dの信号線をレジスタ22Dに接続する。そして、入出力回路17Dから3回に分けて47ビットのデータを送信して、これをレジスタ22Dにラッチさせ、第2のメモリ部13Dに書き込む。これにより、所望のアドレス変換テーブルを第2のメモリ部13Dに書き込むことができる。
以上説明したように、図5に示す半導体記憶装置によれば、第2のメモリ部13Dに第1のメモリ部12Dへのポインタとセットにして当該ポインタに対応する記憶領域内の欠陥情報を保存するため、ポインタと欠陥情報のセットを一回のメモリアクセスで同時に取得することが可能になる。これにより、アクセス対象とするメモリブロック毎に独立した欠陥情報を、動作上のオーバーヘッドなしに瞬時に取得することが可能になり、それはメモリブロック毎の独立した欠陥箇所の高速な救済を可能にする。その結果、従来行われているメモリアレイレベルでのビット線やワード線ごとの冗長救済と比較して、遥かに高い救済能力を提供することができ、メモリブロックの初期不良率そのものを劇的に低減させることができる。すなわち、第2のメモリ部13Dに格納されるアドレス変換テーブルの参照によって不良ブロックへのアクセスを回避しつつ、その上更に、ポインタとセットになった欠陥情報に基づいてアクセス対象のメモリブロック内部の不良ユニットを効率的に救済することが可能になる。
なお、このような冗長救済はECCによる符号化訂正と組み合わせて、更に欠陥救済効率を高めることが可能である。例えば、図6に示す冗長救済回路20Dでは、冗長救済の結果として16バイトのデータ領域もしくは予備領域が選択されるが、この16バイト単位で更にパリティを持たせ、符号化訂正をかけると良い。図7にその概念図を示す。ここでは16ビットのデータ41に対して1ビットのパリティ42を付加することにより、16ビット中の1ビットの訂正を可能にしている。
例えば16バイトの領域内に複数ビットの不良があるものは冗長救済回路20Dによって予備と置換し、1ビットづつ散在した不良はECCによる符号化訂正により訂正を行う。これらでも訂正しきれない、程度の悪いメモリブロックは、アドレス変換テーブルから削除して、アクセスを禁止する。
従来のビット線単位やワード線単位の冗長救済のみで、1Gビットレベルの容量を持つ大容量の半導体記憶装置が90%のチップ歩留まりを得るには、例えば10-7以下にセルの不良発生率を抑える必要がある。しかし、このように三種類の救済手法を組み合わせれば、例えば10-3程度のセル不良発生率でも同じ歩留まりを得ることが可能になる。ECCのみの救済手法では、局部的に欠陥が集中する場合に対処不能であるが、本実施形態の手法を採用すればどのようなタイプの欠陥であっても対処できる。従って、大容量メモリの製造歩留まりを飛躍的に高めることが可能である。
以上、本発明を幾つかの実施形態に分けて説明したが、本発明はこれらの形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含む。
例えば、上述の実施形態において挙げた数値(記憶容量、ビット長など)は説明上の一例であり、本発明はこれに限定されない。すなわち、本発明では、これらを任意の数値に置き換えても良い。
また、上述の実施形態において挙げたメモリの種類(強誘電体メモリ、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等)についても、説明上の一例であり、他の種々のメモリを本発明に適用しても良い。
例えば、上述の実施形態において用いられている不揮発性メモリは強誘電体メモリやフラッシュメモリに限られるものではなく、MRAM(magnetic random access memory)やOUM(ovonic unified memory)、RRAM(resistance random access memory)などを用いても良い。
また、上述の実施形態では、第1のメモリ部とポインタ格納用の第2または第3のメモリ部を、同一の製造工程を経ながら故障率の異なる2種のメモリで構成する例を述べた。
同じ記憶素子を持ち、同一の製造工程で作製することが可能であり、かつ故障率の異なるメモリの組み合わせとしては、例えば以下のようなものが挙げられる。何れも、後者は前者と比較して集積度が低いものの、動作マージンが大きく、その分だけ故障率が低い。
(例1)
第1のメモリ…単体セルで1ビットを記憶するメモリ;
第2または第3のメモリ…2セルで1ビットを記憶する相補型メモリ;
(例2)
第1のメモリ…記憶素子面積の小さなメモリ;
第2または第3のメモリ…記憶素子面積の大きなメモリ;
(例
第1のメモリ…多値メモリ;
第2または第3のメモリ…2値メモリ;
(例
第1のメモリ…セルごとに選択トランジスタを設置されないメモリ;
第2または第3のメモリ…セルごとに選択トランジスタが設置されたメモリ;
より具体的には、例えば以下のようなものが挙げられる。
(例
第1のメモリ…1T1C型DRAM;
第2または第3のメモリ…2T2C相補型DRAMまたは第1のメモリよりキャパシタ面積の大きなDRAM;
(例
第1のメモリ…1T1C型FeRAM;
第2または第3のメモリ…2T2C相補型FeRAMまたは第1のメモリよりキャパシタ面積の大きなFeRAM;
(例
第1のメモリ…1C型FeRAM;
第2または第3のメモリ…1T1C型FeRAMまたは2T2C型相補型FeRAMまたは第1のメモリよりキャパシタ面積の大きなFeRAM;
(例
第1のメモリ…多値記憶のフラッシュメモリ;
第2または第3のメモリ…2値記憶のフラッシュメモリ;
(例
第1のメモリ…NAND型フラッシュメモリ;
第2または第3のメモリ…セルストリングへの直列接続セル数の少ないNAND型フラッシュメモリ;
また本明細書では、理解を容易にするため、本発明を4つの実施形態に分けて説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、各実施形態の構成要素を任意に組み合わせても、本発明は実現可能である。
第1の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。 アクセス禁止回路を設けた半導体記憶装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。 第4の実施例に係る半導体記憶装置の構成の一例を示す図である。 冗長救済回路の構成の一例を示す図である。 図5に示す半導体記憶装置の格納データに誤り訂正符号化処理を施す例を示す図である。 リマッピングを行う一般的なシステムの構成例を示す図である。 図8に示すシステムにおけるリマッピングの概念図である。
符号の説明
11,11B,11C,11D…半導体チップ、12,12B,12C,12D…第1のメモリ部、13,13B,13C,13D…第2のメモリ部、14,15,19B,19C,21D,22D,31,32…レジスタ、16,16B,16C,16D,33…セレクタ、17,17B,17C,17D…入出力回路、18B…第3のメモリ部、20…アクセス禁止回路、20D…冗長救済回路、35…カウンタ、36−1〜36−4…比較判定回路、37…スイッチ

Claims (11)

  1. 記憶領域と該記憶領域とは異なる予備の記憶領域を有する第1のメモリ部と、
    上記第1のメモリ部と同一の半導体チップ上に形成され、上記第1のメモリ部内の記憶領域を指示するとともに前記予備の記憶領域に対応するポインタ及び上記第1のメモリ部の当該ポインタに対応する記憶領域に含まれる欠陥に関する欠陥情報を格納し、入力されるアドレスデータに応じて格納された上記ポインタ及び上記欠陥情報を同時に読み出す第2のメモリ部と、
    前記第2のメモリ部から読み出された上記欠陥情報を参照した結果、当該ポインタが指定する上記第1のメモリ部の記憶領域の位置が欠陥の存在する位置に該当する場合は、上記第1のメモリ部へのアクセスを、当該欠陥を含む記憶領域へのアクセスから上記ポインタに対応する予備の記憶領域へのアクセスに切り替えることにより、前記第1のメモリ部に対してデータの読み出しまたは書き込みを行わせる冗長救済回路と
    を有する
    半導体記憶装置。
  2. 上記半導体チップへアドレスデータを入力する端子から、上記第2のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達する、上記半導体チップ上に形成された第1の回路と、
    上記第2のメモリ部のデータ読み出し端子から、上記第1のメモリ部のアドレス入力端子へ信号を伝達する、上記半導体チップ上に形成された第2の回路と、
    を有する、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 上記第2のメモリ部は、入力されるアドレスデータの一部もしくは全部によって指定される記憶領域から上記ポインタを読み出し、
    上記第1のメモリ部は、上記ポインタの一部もしくは全部によって指定される記憶領域、または、上記ポインタの一部もしくは全部と上記第2のメモリ部に入力されない上記アドレスデータの残りの部分とを合わせたデータによって指定される記憶領域において、データの読み出しまたは書き込みを行う、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 上記第2のメモリ部は、不揮発性メモリを含む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 上記第1のメモリ部は、上記第2のメモリ部と共通の製造工程で上記半導体チップ上に形成される不揮発性メモリを含む、
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 上記第2のメモリ部は、上記第1のメモリ部と比較して記憶素子の故障率が低い不揮発性メモリを含む、
    請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 上記第2のメモリ部は、起動時において上記半導体チップの外部から上記ポインタがロードされるRAM(random access memory)を含む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  8. 上記第1のメモリ部および上記第2のメモリ部は、互いに共通の製造工程で上記半導体チップ上に形成されるDRAM(dynamic random access memory)をそれぞれ含む、
    請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 上記第2のメモリ部は、上記第1のメモリ部と比較して記憶素子の故障率が低いDRAMを含む、
    請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 上記第1のメモリ部は、上記入力されるアドレスデータによってアクセス対象として指定可能な記憶領域より多くの記憶領域を有する、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  11. 上記第1のメモリ部は、誤り訂正符号化処理を施されたデータを格納する、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
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