JPH07334999A - 不揮発性半導体記憶装置及びデータプロセッサ - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びデータプロセッサ

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JPH07334999A
JPH07334999A JP14867794A JP14867794A JPH07334999A JP H07334999 A JPH07334999 A JP H07334999A JP 14867794 A JP14867794 A JP 14867794A JP 14867794 A JP14867794 A JP 14867794A JP H07334999 A JPH07334999 A JP H07334999A
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memory element
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relief
memory cell
volatile memory
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JP14867794A
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Kiyoshi Matsubara
清 松原
Narihisa Satou
斉尚 佐藤
Eiichi Ishikawa
栄一 石川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な工程を要さず、アクセスタイムの増加
がなく面積の増加が小さい、不揮発性記憶素子の欠陥救
済技術を提供する。 【構成】 冗長用のメモリセルMC−R、該メモリセル
MC−Rによって代替すべきメモリセルMCを指定する
救済情報格納用のメモリセルMC−Cを備える。救済情
報の書込みに際してメモリセルMC−Cの選択は救済ビ
ット選択回路RSELが行う。書込まれた救済情報はリ
セット信号MD2の指示によって救済情報ラッチCLA
Tに初期ロードされる。通常の書込み・読出しに際して
アドレス比較回路ACMPは救済情報と外部から供給さ
れるアドレス情報を比較し、一致する場合には冗長用の
メモリセルMC−Rを選択させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的に書込み可能な
不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの欠
陥救済技術、さらには基板実装後に発生した欠陥を冗長
用の記憶素子で救済可能にする技術、そして、基板実装
後に発生したメモリセルアレイの欠陥を修復可能なデー
タプロセッサに関し、例えば電気的に書換え可能なフラ
ッシュメモリを内蔵したシングルチップマイクロコンピ
ュータに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者はEEPROMやフラッシュメ
モリのような不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレ
イにおける欠陥救済について検討した。メモリセルアレ
イの欠陥を冗長記憶素子で救済する公知の技術におい
て、救済されるべき記憶素子のアドレスは例えばヒュー
ズの選択的な溶断によってプログラム可能にされる。こ
の技術は製造段階で検出されるような初期不良に対して
適用できるが、完成品として回路基板に実装された後に
発生する不良の救済には適用し難い。電気的に書換え可
能な不揮発性記憶装置は、書換え回数が増大する程記憶
素子の特性が劣化していくから、実装後の経時的に発生
する欠陥を救済できることが必要性であることを本発明
者は見い出した。信頼性向上という点においてECCの
ようなエラー検出訂正機能を備えた半導体記憶装置もあ
るが、そのためにはエラーチェックビットのために通常
よりも大きな記憶容量が必要になり、救済可能な事象も
制限され、実使用段階で発生する欠陥の救済に対する有
効な手段とはなり得ない。
【0003】特開平3−1398号公報には、EPRO
Mを内蔵した1チップマイクロコンピュータにおいて当
該EPROMが不良であった場合、補助EPROMに切
換える回路を内蔵する技術が記載される。特開昭62−
107500には、不揮発性記憶素子に記憶された不良
アドレス情報をパワーオン時にデコーダ内のラッチに転
送し、不良アドレスが選択された場合にデコーダの切換
えを行う技術が記載される。また、特開平2−1189
99号公報に記載の技術は、EEPROM内蔵マイクロ
コンピュータにおいて当該EEPROMの不良アドレス
を特定領域に記憶しておき、EEPROMアクセス時に
はCPUがその不良アドレスをチェックし、一致した場
合には代替領域を使うようにするものである。特開平3
−162798号公報には、救済すべき不良アドレス情
報をメモリセルアレイの特定の記憶素子に記憶させ、読
出しアドレスによって当該記憶素子から読出される情報
に従って冗長記憶素子へのアクセス切換えを行うように
することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平3−1398、特開昭62−107500の各号公
報に記載の技術において救済されるべきアドレスなどの
救済情報はメモリセルアレイとは別の場所に配置された
不揮発性記憶素子が保持するため、書換えのための周辺
回路をそれ専用に設けなければならない。
【0005】特開平3−162798号公報に記載の技
術は救済情報をメモリセルアレイに含まれる不揮発性記
憶素子に保持させるが、その救済情報はアクセスの度に
そのアクセスアドレスによって読出されるため、データ
の読出し動作は比較的遅くなると予想される。特開平2
−118999号公報に記載の技術においても不良箇所
アドレスのような救済情報は不揮発性記憶素子に保持さ
せるので上記同様にデータ読出し動作は比較的遅くなる
と予想される。
【0006】また、特開平2−118999号公報に記
載の技術においてEEPROMをデータ領域として利用
する場合には救済は比較的容易であるが、そのEEPR
OMをプログラム領域として利用する場合を想定する
と、不良の領域を避けるにはジャンプ命令などを用いて
その領域の利用を回避しなければならない。そのために
はプログラムのコンパイル(アッセンブル)やリンクか
らやり直す必要があると考えられる。したがって、不揮
発性半導体記憶装置若しくはそれをオンチップで内蔵す
るデータプロセッサを回路基板に実装したまま(所謂オ
ンボードの状態)で、プログラムが格納された不揮発性
記憶素子の欠陥救済を行うことは難しいと考えられる。
【0007】本発明の目的は、救済を施した場合でも読
出し動作の高速化を図ることができる不揮発性半導体記
憶装置そして当該半導体記憶装置を搭載したデータプロ
セッサを提供することにある。本発明の別の目的は、プ
ログラム情報とデータ情報の区別なく共にオンボードの
状態でメモリセルアレイの欠陥を救済できる不揮発性半
導体記憶装置を提供することにある。本発明の更に別の
目的は、プログラム情報とデータ情報の区別なく共にオ
ンボードの状態で内蔵不揮発性記憶措置の欠陥を内蔵中
央処理装置によって救済できるデータプロセッサを提供
することにある。
【0008】更に別の目的は、ヒューズ方式等に比らべ
て救済の為に必要な回路規模を最少にし、かつ特別な製
造工程を必要としない不揮発性半導体記憶装置、そして
当該不揮発性半導体記憶装置を搭載したデータプロセッ
サを提供することにある。
【0009】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0011】(1)不揮発性半導体記憶装置(FMR
Y)は、選択端子がワード線に結合され且つデータ端子
がデータ線に結合された複数の不揮発性記憶素子がマト
リクス配置されたメモリセルアレイ(ARY0〜ARY
7)を備え、上記不揮発性記憶素子に対して電気的な書
込みが可能とされ、上記メモリセルアレイは、救済され
るべき不揮発性記憶素子を代替するための冗長用の不揮
発性記憶素子(MC−R)と、該冗長用の不揮発性記憶
素子によって代替すべき不揮発性記憶素子を指定するた
めの救済情報格納用の不揮発性記憶素子(MC−C)と
を含み、外部から供給されるアドレス情報に基づいてメ
モリセルアレイから不揮発性記憶素子を選択する第1の
選択手段(XADEC,YADEC)と、上記救済情報
を書込むための指示に応答して救済情報格納用の不揮発
性記憶素子を選択し、上記救済情報を読出すための指示
に応答して救済情報格納用の不揮発性記憶素子を選択す
る第2の選択手段(RSEL)と、第2の選択手段にて
選択された救済情報格納用の不揮発性記憶素子から読出
された救済情報を保持するラッチ手段(CLAT)と、
上記ラッチ手段の出力と外部から供給されるアドレス情
報とに基づいて、救済されるべき不揮発性記憶素子に対
するアクセスを検出することにより当該救済されるべき
不揮発性記憶素子の選択に代えて冗長用の不揮発性記憶
素子を選択する第3の選択手段(ACMP)とを備え
る。
【0012】(2)上記冗長用の不揮発性記憶素子のデ
ータ端子を予備データ線に結合することができる。
【0013】(3)上記ラッチ手段は、救済されるべき
不揮発性記憶素子のアドレス情報を保持する第1の領域
と、該第1の領域の値の有効性を第3の選択手段に与え
るための情報(RE)を保持する第2の領域とを備え、
上記第3の選択手段は第2の領域の情報が有効を意味す
る場合に第1の領域の値の基づく冗長用の不揮発性記憶
素子の選択動作が可能にされるようにすることができ
る。
【0014】(4)データプロセッサは、上記不揮発性
半導体記憶装置を同一半導体基板に含み、当該不揮発性
半導体記憶装置をアクセス制御可能な中央処理装置を備
えて構成できる。
【0015】(5)上記救済情報を読出すための指示
を、データプロセッサ内部のリセット信号によって与え
るようにできる。救済情報の読出しは、中央処理装置が
不揮発性半導体記憶装置をその第1の選択手段を介して
アクセスする期間以外の期間に行なわれる。
【0016】(6)上記中央処理装置は、不揮発性半導
体記憶装置に対する書込み動作におけるベリファイによ
って書込み異常を検出したとき、当該書込み異常を生じ
たアクセスアドレスを書込みデータとして出力すると共
に、上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子を上記第2
の選択手段に選択させる指示を与え、当該書込み動作の
完了後に、上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子を上
記第2の選択手段に選択させて、当該救済情報格納用の
不揮発性記憶素子から上記ラッチ手段に救済情報を読出
すようにできる。
【0017】(7)本発明に係るデータプロセッサの別
の観点によれば、不揮発性記憶装置は、選択端子がワー
ド線に結合され且つデータ端子がデータ線に結合された
複数の不揮発性記憶素子がマトリクス配置されたメモリ
セルアレイを備え、該メモリセルアレイは、救済される
べき不揮発性記憶素子を代替するための冗長用の不揮発
性記憶素子と、該冗長用の不揮発性記憶素子によって代
替すべき不揮発性記憶素子を指定するための救済情報格
納用の不揮発性記憶素子とを含み、上記救済情報格納用
の不揮発性記憶素子から読出された救済情報を保持する
ラッチ手段と、上記ラッチ手段の出力と外部から供給さ
れるアドレス情報とに基づいて、救済されるべき不揮発
性記憶素子へのアクセスに対しては当該救済されるべき
不揮発性記憶素子の選択に代えて冗長用の不揮発性記憶
素子を選択し、救済を要しない不揮発性記憶素子へのア
クセスに対しては当該救済を要しない不揮発性記憶素子
を選択する選択手段とを含んで、上記不揮発性記憶素子
への電気的な書換えが可能にされて成り、中央処理装置
は、上記不揮発性半導体記憶装置をアクセス制御可能で
あって、上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子に救済
情報を書込む第1の制御モードと、内部初期化動作にお
いて上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子からラッチ
手段に救済情報を読出させる第2の制御モードとを有す
るものであり、上記不揮発性記憶装置及び中央処理装置
は1個の半導体基板に形成されて成る。
【0018】
【作用】上記手段(1)によれば、救済情報格納用の不
揮発性記憶素子がメモリセルアレイに設けられること
は、書込みのための高電圧発生回路などを救済情報の書
込みなどにも流用可能にして物理的な回路規模の増大を
最小限とする。第3の選択手段に与えられる救済情報は
ラッチ手段から与えられるので、アクセスの度に救済情
報格納用の不揮発性記憶素子をリードするアクセスを必
要とせず、冗長による救済が可能であってもアクセスス
ピードが低下する事態を抑える。救済されるべき不揮発
性記憶素子に対するアクセスの検出とそのとき置き換え
られる冗長用の不揮発性記憶素子の選択とを第3の選択
手段が行うことは、外部に負担をかけることなく不良を
冗長に置き換え可能にする。換言すれば、格納される情
報がデータであってもプログラムであっても同様にメモ
リセルアレイの欠陥を救済できる。
【0019】上記手段(2)によれば、特定のデータ線
にデータ端子が結合する少数の不揮発性記憶素子がノー
マリー・オンの態様で欠陥を有する場合には当該データ
線を共有する何れの記憶素子もその欠陥の影響を受ける
ことになり、予備データ線はその様な態様の欠陥を救済
可能にする。少数の予備ワード線ではそのような態様の
欠陥を効率的に救済し難い。
【0020】上記手段(3)によれば、第1の領域の値
の有効性を示すための第2の領域の情報は救済イネーブ
ル情報とされ、救済すべきアドレス情報及び救済イネー
ブル情報の双方共にヒューズ溶断によるプログラムを必
要としない。
【0021】上記手段(4)によれば、上記不揮発性半
導体記憶装置をアクセス制御可能な中央処理装置を備え
たデータプロセッサは、オンボードの状態で上記不揮発
性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの欠陥を救
済可能にする。別の観点による手段(7)によれば、救
済情報格納用の不揮発性記憶素子に救済情報を書込む第
1の制御モードと、内部初期化動作において上記救済情
報格納用の不揮発性記憶素子からラッチ手段に救済情報
を読出させる第2の制御モードとを有して上記不揮発性
半導体記憶装置をアクセス制御可能な中央処理装置を備
えたデータプロセッサは、オンボードの状態で当該不揮
発性半導体記憶装置におけるメモリセルアレイの欠陥を
救済可能にする。
【0022】上記手段(5)によれば、上記救済情報の
読出し指示をデータプロセッサ内部のリセット信号によ
って与えることは、ラッチ手段に対する救済情報の初期
ロードを簡単化する。
【0023】上記手段(6)によれば、中央処理装置に
よる不揮発性半導体記憶装置に対する書換え動作の一環
として救済情報の格納と当該救済情報のラッチ手段への
初期ロードとを実現することは、欠陥救済のための制御
手順を容易化する。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を以下の項目に従って説明す
る。 〔1〕フラッシュメモリの情報記憶原理 〔2〕予備データ線を持つフラッシュメモリ 〔3〕予備ワード線を持つフラッシュメモリ 〔4〕マイクロコンピュータ 〔5〕オンボード状態での欠陥救済手順
【0025】〔1〕フラッシュメモリの情報記憶原理 図10にはフラッシュメモリの原理が示される。同図
(A)に例示的に示されたメモリセルは、2層ゲート構
造の絶縁ゲート型電界効果トランジスタにより構成され
ている。同図において、1はP型シリコン基板、2は上
記シリコン基板1に形成されたP型半導体領域、3,4
はN型半導体領域である。5はトンネル絶縁膜としての
薄い酸化膜6(例えば厚さ10nm)を介して上記P型
シリコン基板1上に形成されたフローティングゲート、
7は酸化膜8を介して上記フローティングゲート5上に
形成されたコントロールゲートである。ソースは4によ
って構成され、ドレインは3,2によって構成される。
このメモリセルに記憶される情報は、実質的にしきい値
電圧の変化としてトランジスタに保持される。以下、特
に述べないかぎり、メモリセルにおいて、情報を記憶す
るトランジスタ(以下メモリセルトランジスタとも記
す)がNチャンネル型の場合について述べる。
【0026】メモリセルへの情報の書込み動作は、例え
ばコントロールゲート7及びドレインに高圧を印加し
て、アバランシェ注入によりドレイン側からフローティ
ングゲート5に電子を注入することで実現される。この
書込み動作により記憶トランジスタは、図10の(B)
に示されるように、そのコントロールゲート7からみた
しきい値電圧が、書込み動作を行わなかった消去状態の
記憶トランジスタに比べて高くなる。
【0027】一方消去動作は、例えばソースに高圧を印
加して、トンネル現象によりフローティングゲート5か
らソース側に電子を引き抜くことによって実現される。
図10の(B)に示されるように消去動作により記憶ト
ランジスタはそのコントロールゲート7からみたしきい
値電圧が低くされる。図10の(B)では、書込み並び
に消去状態の何れにおいてもメモリセルトランジスタの
しきい値は正の電圧レベルにされる。すなわちワード線
からコントロールゲート7に与えられるワード線選択レ
ベルに対して、書込み状態のしきい値電圧は高くされ、
消去状態のしきい値電圧は低くされる。双方のしきい値
電圧とワード線選択レベルとがそのような関係を持つこ
とによって、選択トランジスタを採用することなく1個
のトランジスタでメモリセルを構成することができる。
記憶情報を電気的に消去する場合においては、フローテ
ィングゲート5に蓄積された電子をソース電極に引く抜
くことにより、記憶情報の消去が行われるため、比較的
長い時間、消去動作を続けると、書込み動作の際にフロ
ーティングゲート5に注入した電子の量よりも多くの電
子が引く抜かれることになる。そのため、電気的消去を
比較的長い時間続けるような過消去を行うと、メモリセ
ルトランジスタのしきい値電圧は例えば負のレベルにな
って、ワード線の非選択レベルにおいても選択されるよ
うな不都合を生ずる。尚、書込みも消去と同様トンネル
電流を利用して行うこともできる。
【0028】読み出し動作においては、上記メモリセル
に対して弱い書込み、すなわち、フローティングゲート
5に対して不所望なキャリアの注入が行われないよう
に、ドレイン及びコントロールゲート7に印加される電
圧が比較的低い値に制限される。例えば、1V程度の低
電圧がドレインに印加されるとともに、コントロールゲ
ート7に5V程度の低電圧が印加される。これらの印加
電圧によってメモリセルトランジスタを流れるチャンネ
ル電流の大小を検出することにより、メモリセルに記憶
されている情報の論理値“0”、“1”を判定すること
ができる。
【0029】図11は前記メモリセルトランジスタを用
いたメモリセルアレイの構成原理を示す。同図には代表
的に4個のメモリセルトランジスタQ1乃至Q4が示さ
れる。X,Y方向にマトリクス配置されたメモリセルに
おいて、同じ行に配置されたメモリセルトランジスタQ
1,Q2(Q3,Q4)のコントロールゲート(メモリ
セルの選択ゲート)は、それぞれ対応するワード線WL
1(WL2)に接続され、同じ列に配置された記憶トラ
ンジスタQ1,Q3(Q2,Q4)のドレイン領域(メ
モリセルの入出力ノード)は、それぞれ対応するデータ
線DL1(DL2)に接続されている。上記記憶トラン
ジスタQ1,Q3(Q2,Q4)のソース領域は、ソー
ス線SL1(SL2)に結合される。
【0030】図12にはメモリセルに対する消去動作及
び書込み動作のための電圧条件の一例が示される。同図
においてメモリ素子はメモリセルトランジスタを意味
し、ゲートはメモリセルトランジスタの選択ゲートとし
てのコントロールゲートを意味する。同図において負電
圧方式の消去はコントロールゲートに例えば−10Vの
ような負電圧を印加することによって消去に必要な高電
界を形成する。同図に例示される電圧条件から明らかな
ように、正電圧方式の消去にあっては少なくともソース
が共通接続されたメモリセルに対して一括消去を行うこ
とができる。したがって図11の構成においてソース線
SL1,SL2が接続されていれば、4個のメモリセル
Q1乃至Q4は一括消去可能にされる。ソース線分割方
式には図11に代表的に示されるようなデータ線を単位
とする場合(共通ソース線をデータ線方向に延在させ
る)の他にワード線を単位とする場合(共通ソース線を
ワード線方向に延在させる)がある。一方、負電圧方式
の消去にあっては、コントロールゲートが共通接続され
たメモリセルに対して一括消去を行うことができる。
【0031】〔2〕予備データ線を持つフラッシュメモ
リ 図1には本発明の一実施例に係るフラッシュメモリFM
RYの一例回路図が示される。同図に示されるフラッシ
ュメモリFMRYは、8ビットのデータ入出力端子D0
〜D7を有し、各データ入出力端子毎にメモリアレイA
RY0〜ARY7を備える。各メモリアレイARY0〜
ARY7は同じ様に構成され、それらによって一つのメ
モリセルアレイを成す。
【0032】夫々のメモリアレイARY0〜ARY7に
は前記図10で説明した2層ゲート構造の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタによって構成されたメモリセルM
C,MC−R,MC−Cがマトリクス配置されている。
メモリセルMCは欠陥がある場合に救済可能にされる被
救済用のメモリセルであり、メモリセルMC−Rは救済
されるべきメモリセルMCを代替するための冗長用のメ
モリセルであり、MC−CはメモリセルMC−Rによっ
て代替すべきメモリセルMCを指定するための救済情報
を格納する救済情報格納用のメモリセルである。各メモ
リセルMC,MC−R,MC−Cの配置は全てのメモリ
アレイARY0〜ARY7で共通とされる。従って、メ
モリセルMC−Rは各メモリアレイに一列配置され、M
C−Cは全部のメモリアレイで合計8個(8ビット分)
設けられている。
【0033】同図においてWL0〜WLn、WL−Cは
全てのメモリアレイARY0〜ARY7に共通のワード
線である。同一行に配置されたメモリセルのコントロー
ルゲートは、それぞれ対応するワード線に接続される。
ワード線WL−CはメモリセルMC−Cに専用化された
ワード線である。夫々のメモリアレイARY0〜ARY
7において、同一列に配置されたメモリセルMC,MC
−R,MC−Cのドレイン領域は、それぞれ対応するデ
ータ線DL0〜DL7,DL−Rに接続されている。デ
ータ線DL−RはメモリセルMC−R,MC−Cに専用
化された予備データ線である。メモリセルMC,MC−
Rのソース領域はソース線SLに共通接続される。メモ
リセルMC−Cのソース領域は接地(本実施例に従えば
0V)されている。
【0034】前記ソース線SLにはインバータ回路のよ
うな電圧出力回路VOUTから消去に利用される高電圧
Vppが供給される。電圧出力回路VOUTの出力動作
は、消去制御回路ECONTから出力される消去信号E
RASE*(信号*はこれが付された信号がローイネー
ブルの信号であることを意味する)によって制御され
る。すなわち、消去信号ERASE*のローレベル期間
に、電圧出力回路VOUTは高電圧Vppをソース線S
Lに供給して全てのメモリセルMC及びMC−Rのソー
ス領域に消去に必要な高電圧を供給する。これによっ
て、フラッシュメモリFMRYは全体が一括消去可能に
される。メモリセルMC−Cは斯る全面消去の対象から
除外されている。
【0035】前記ワード線WL0〜WLnの選択は、X
アドレスラッチXALATを介して取り込まれるXアド
レス信号AXをXアドレスデコーダXADECが解読す
ることによって行われる。ワードドライバWDRVはX
アドレスデコーダXADECから出力される選択信号に
基づいてワード線を駆動する。データ読出し動作におい
てワードドライバWDRVは、電圧選択回路VSELか
ら供給される5Vのような電圧Vccと0Vのような接
地電位とを電源として動作され、選択されるべきワード
線を電圧Vccによって選択レベルに駆動し、非選択と
されるべきワード線を接地電位のような非選択レベルに
維持させる。データの書き込み動作においてワードドラ
イバWDRVは、電圧選択回路VSELから供給される
12Vのような電圧Vppと0Vのような接地電位とを
電源として動作され、選択されるべきワード線を12V
のような書き込み用高電圧レベルに駆動する。データの
消去動作においてワードドライバWDRVの出力は0V
のような低い電圧レベルにされる。
【0036】ワード線WL−Cは救済ビット選択回路R
SELの出力を受けるワードドライバWDRV−Cによ
って駆動される。駆動電圧はワードドライバWDRVと
同様に電圧選択回路VSELによって与えられる。
【0037】夫々のメモリアレイARY0〜ARY7に
おいて前記データ線DL0〜DL7,DL−RはY選択
スイッチYS0〜YS7,YS−Rを介して共通データ
線CDに共通接続される。Y選択スイッチYS0〜YS
7のスイッチ制御は、YアドレスラッチYALATを介
して取り込まれるYアドレス信号AYをYアドレスデコ
ーダYADECが解読することによって行われる。Yア
ドレスデコーダYADECの出力選択信号は全てのメモ
リアレイARY0〜ARY7に共通に供給される。した
がって、YアドレスデコーダYADECの出力選択信号
のうちの何れか一つが選択レベルにされることにより、
各メモリアレイARY0〜ARY7の共通データ線CD
には1本のデータ線が接続される。予備データ線DL−
Rに専用化されたY選択スイッチYS−Rはアドレス比
較回路ACMPの出力に基づいて選択される。
【0038】メモリセルMCから共通データ線CDに読
出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスアン
プSAに与えられ、ここで増幅されて、データ出力バッ
ファDOBを介してデータバスに出力される。前記選択
スイッチRSは読出し信号READによってスイッチ制
御される。CLATはメモリセルMC−Cから読出され
た救済情報を格納する救済情報ラッチである。全てのメ
モリアレイARY0〜ARY7において救済情報ラッチ
CLATは全部で8ビット分存在する。
【0039】外部から供給される書き込みデータはデー
タ入力バッファDIBを介してデータ入力ラッチDIL
に保持される。データ入力ラッチDILに保持されたデ
ータが”0”のとき、書き込み回路WRは選択スイッチ
WSを介して共通データ線CDに書き込み用の高電圧を
供給する。この書き込み用高電圧はY選択スイッチYS
0〜YS7,YS−Rによって選択された何れかのデー
タ線を通して、ワード線によってコントロールゲートに
高電圧が印加されるメモリセルのドレインに供給され、
これによって当該メモリセルが書き込みされる。前記選
択スイッチWSは制御信号WRITEによってスイッチ
制御される。書き込みの各種タイミングや電圧の選択制
御のような書込み動作手順は書込み制御回路WCONT
が制御する。この書込み制御回路WCONTに対する書
込み動作の指示や書込みベリファイ動作の指示、そして
上記消去制御回路ECONTに対する消去動作の指示や
消去ベリファイ動作の指示は、書込み/消去用の制御レ
ジスタWEREGが与える。この制御レジスタWERE
Gはデータバスに接続可能にされ、外部から制御データ
の書込みが可能にされる。
【0040】上記制御レジスタWEREGは、図2に示
されるように、Vppビット、PVビット、Pビット、
及びEビットを有する。Pビットは書込み動作の指示ビ
ットとされる。Eビットは消去動作の指示ビットとされ
る。Vppビット及びEビットが設定されることによっ
て、これを参照する消去制御回路ECONTが所定の手
順に従って消去のための内部動作を制御する。また、V
ppビット及びPビットが設定されることにより、これ
を参照する書込み制御回路WCONTが所定の手順に従
って書込みのための内部動作を制御する。消去及び書込
みのための内部動作は上記図12で説明した電圧を形成
することによって行われる。消去ベリファイ動作は消去
されたメモリセルに対して読出し動作を行って消去が完
了したか否かを検証する動作とされ、書込みベリファイ
動作は書込みされたメモリセルから当該書込みデータを
読出してこれを書込みデータと比較することによって書
込みが完了したか否かを検証する動作とされる。これら
ベリファイ動作は外部のCPU又はデータプロセッサが
フラッシュメモリに対するリードサイクルを起動して行
われる。
【0041】ここで図1のフラッシュメモリFMRYに
おける欠陥救済のための構成を詳細に説明する。
【0042】先ず、8ビット分の救済情報ラッチCLA
Tは図3の(A)に示されるように、最下位から3ビッ
トは欠陥アドレスA2〜A0が格納され、4ビット目に
は救済イネーブルビットRE*が格納される。図1に従
えば、各メモリアレイARY0〜ARY7には夫々8本
のデータ線DL0〜DL7と1本の予備データ線DL−
Rを有するから、アドレス信号の下位3ビットによって
欠陥アドレスを特定できる。救済イネーブルビットRE
*はそのローレベルによって救済情報ラッチCLATの
下位3ビットの値が有効であることを示す。即ち、救済
イネーブルビットRE*がローレベルである場合に初め
て救済情報ラッチCLATの下位3ビットは欠陥アドレ
スとみなされる。
【0043】概略的には上記救済ビット選択回路RSE
Lは救済情報格納用のメモリセルMC−Cの選択を制御
し、アドレス比較回路ACMPは予備データ線DL−R
選択のための制御を行う。救済ビット選択回路RSEL
には救済モード信号MD1とリセット信号MD2が供給
される。アドレス比較回路ACMPには救済ビット選択
回路RSELの出力、YアドレスラッチYLATの出力
及び救済情報ラッチCLATから出力される救済情報が
供給される。フラッシュメモリFMRYは、救済モード
信号MD1がアクティブレベルのときは救済プログラム
モードとされ、リセット信号MD2がアクティブレベル
のときは救済情報ラッチモードとされ、救済モード信号
MD1及びリセット信号MD2がインアクティブレベル
のときは通常モードとされる。救済プログラムモード及
び救済情報ラッチモードにおいて救済ビット選択回路R
SELはローレベルの制御信号φを出力する。
【0044】救済モード信号MD1がアクティブレベル
にされて上記救済プログラムモードが設定されると、救
済ビット選択回路RSELはローレベルの制御信号φに
よってXアドレスデコーダXADECによるワード線選
択動作を禁止し、それに代えて救済情報格納用のメモリ
セルMC−Cに専用化されたワード線WL−Cを選択制
御する。そしてアドレス比較回路ACMPにはYアドレ
スデコーダYADECによるY選択スイッチYS0〜Y
S7の選択動作を禁止させ、それに代えて予備データ線
DL−Rに専用化されたY選択スイッチYS−Rをアド
レス比較回路ACMPに選択させる。このとき、書込み
/消去制御レジスタWEREGに対してVppビットと
Pビットがセットされて書込み動作が指示されると、メ
モリアレイARY0〜ARY7のデータラッチDILに
外部から供給された救済情報がメモリセルMC−Cに書
込まれる。これによって書込まれる救済情報は、図3の
(A)に対応され、救済されるべき欠陥アドレスA2〜
A0と、ローレベルのようなアクティブレベルにされた
救済イネーブルビットRE*とされる。
【0045】リセット信号MD2がアクティブレベルに
されて上記救済情報ラッチモードが設定されると、救済
ビット選択回路RSELはローレベルの制御信号φによ
ってXアドレスデコーダXADECによるワード線選択
動作を禁止し、それに代えて救済情報格納用のメモリセ
ルMC−Cに専用化されたワード線WL−Cを選択制御
する。そしてアドレス比較回路ACMPにはYアドレス
デコーダYADECによるY選択スイッチYS0〜YS
7の選択動作を禁止させ、それに代えて予備データ線D
L−Rに専用化されたY選択スイッチYS−Rをアドレ
ス比較回路ACMPに選択させる。さらに、救済ビット
選択回路RSELは制御信号READを選択レベルにす
ると共に、センスアンプSAを活性化し、且つ救済情報
ラッチCLATをラッチ動作させる。これにより、メモ
リセルMC−Cに格納された救済情報が救済情報ラッチ
CLATに内部転送される。内部転送された救済情報は
アドレス比較回路ACMPに向けて出力される。リセッ
ト信号MD2は、特に制限されないが、フラッシュメモ
リFMRYが適用されるシステムのパワーオンリセット
信号又はフラッシュメモリFMRYに対するリセット信
号とされる。したがって、不揮発的にメモリセルMC−
Cに保持されている救済情報は電源投入と共に救済情報
ラッチCLATにロードされる。したがって、読出し又
は書込みアクセス毎に、予じめメモリセルMC−Cから
救済情報を読出すことを要せず、その分アクセスの高速
化を図ることができる。また、救済情報をメモリセルM
C−Cにプログラムした直後においてはリセット信号M
D2にて救済情報ラッチモードを設定することにより、
救済情報の初期ロードを行うことができる。
【0046】上記通常モードにおいてアドレス比較回路
ACMPはYアドレスラッチYALATから出力される
アドレス信号と救済情報ラッチCLATから出力される
欠陥アドレスとを比較する。その比較結果が一致である
場合、換言すれば欠陥を有する被救済用のメモリセルM
Cがアクセスされる場合には、YアドレスデコーダYA
DECによるY選択スイッチYS0〜YS7の選択動作
を禁止させ、それに代えて予備データ線DL−Rに専用
化されたY選択スイッチYS−Rを選択する。これによ
り、欠陥アドレスA2〜A0と同じ下位アドレスを含む
アドレス信号による読出し又は書込みアクセスでは予備
データ線DL−Rが選択される。尚、アドレス比較回路
ACMPによる一致出力は上記救済イネーブルビットR
E*がローレベルのようなアクティブレベルにされてい
る場合に限られる。
【0047】アドレス比較回路ACMPの一例は図4に
示される。即ち、排他的負論理和ゲートEXNORで各
アドレスビットA0,A1,A2の一致検出を行い、全
ビットが一致で且つ救済イネーブルビットRE*がロー
レベルの場合にのみ論理積ゲートANDの出力がハイレ
ベルにされる。論理積ゲートANDの出力と救済ビット
選択回路RSELの出力信号φの反転信号とは負論理和
ゲートNORに供給され、その出力を受けるドライバ回
路DRVの出力によって予備データ線選択信号が形成さ
れる。上記信号φは救済プログラムモード及び救済情報
ラッチモードにおいてローレベルにされる。
【0048】〔3〕予備ワード線を持つフラッシュメモ
リ 図5には本発明の別の実施例として予備ワード線を持つ
フラッシュメモリFMRYが示される。図1との相違点
は、予備データ線DL−Rの代わりに一行分の予備ワー
ドWL−R線を備え、それに伴ってY選択スイッチYS
−Rが廃止され、それらの変更点に対応する機能が救済
ビット選択回路RSEL及びアドレス比較回路ACMP
に与えられたことである。その他の構成は図1で説明し
たのと同じである。図1と同一機能を有する回路ブロッ
ク及び回路記号には同一符合を付してその詳細な説明を
省略する。図1との相違点を以下に詳述する。
【0049】先ず、8ビット分の救済情報ラッチCLA
Tは図6に示されるように、最下位から7ビットは欠陥
アドレスA3〜A9が格納され、最上位ビットには救済
イネーブルビットRE*が格納される。この欠陥アドレ
スのビット数は図5においてワード線WL0〜WLnの
本数が128本ある場合を想定している。救済イネーブ
ルビットRE*はそのローレベルによって救済情報ラッ
チCLATの下位7ビットの値が有効であることを示
す。即ち、救済イネーブルビットRE*がローレベルで
ある場合に初めて救済情報ラッチCLATの下位7ビッ
トは欠陥アドレスとみなされる。
【0050】概略的には上記救済ビット選択回路RSE
Lは救済情報格納用のメモリセルMC−Cの選択を制御
し、アドレス比較回路ACMPは予備ワード線WL−R
選択のための制御を行う。救済ビット選択回路RSEL
には救済モード信号MD1とリセット信号MD2が供給
される。アドレス比較回路ACMPにはXアドレスラッ
チXLATの出力と、全部のメモリアレイの救済情報ラ
ッチCLATから出力される救済情報が供給される。フ
ラッシュメモリFMRYは、救済モード信号MD1がア
クティブレベルのときは救済プログラムモードとされ、
リセット信号MD2がアクティブレベルのときは救済情
報ラッチモードとされ、救済モード信号MD1及びリセ
ット信号MD2がインアクティブレベルのときは通常モ
ードとされる。救済プログラムモード及び救済情報ラッ
チモードにおいて救済ビット選択回路RSELはローレ
ベルの制御信号φを出力する。
【0051】救済モード信号MD1がアクティブレベル
にされて上記救済プログラムモードが設定されると、救
済ビット選択回路RSELはローレベルの制御信号φに
よってXアドレスデコーダXADECによるワード線選
択動作を禁止し、それに代えて救済情報格納用のメモリ
セルMC−Cに専用化されたワード線WL−Cを選択制
御する。更にYアドレスデコーダYADECにはY選択
スイッチYS7を選択させる。このとき、書込み/消去
制御レジスタWEREGに対してVppビットとPビッ
トがセットされて書込み動作が指示されると、メモリア
レイARY0〜ARY7のデータラッチDILに外部か
ら供給された救済情報がメモリセルMC−Cに書込まれ
る。これによって書込まれる救済情報は、図6に対応さ
れ、救済されるべき欠陥アドレスA9〜A3と、ローレ
ベルのようなアクティブレベルにされた救済イネーブル
ビットRE*とされる。
【0052】リセット信号MD2がアクティブレベルに
されて上記救済情報ラッチモードが設定されると、救済
ビット選択回路RSELはローレベルの制御信号φによ
ってXアドレスデコーダXADECによるワード線選択
動作を禁止し、それに代えて救済情報格納用のメモリセ
ルMC−Cに専用化されたワード線WL−Cを選択制御
する。更にYアドレスデコーダYADECにはY選択ス
イッチYS7を選択させる。そして、救済ビット選択回
路RSELは制御信号READを選択レベルにすると共
に、センスアンプSAを活性化し、且つ救済情報ラッチ
CLATをラッチ動作させる。これにより、メモリセル
MC−Cに格納された救済情報が救済情報ラッチCLA
Tにラッチされる。ラッチされた救済情報はアドレス比
較回路ACMPに向けて出力される。
【0053】上記通常モードにおいてアドレス比較回路
ACMPはXアドレスラッチXALATから出力される
アドレス信号と救済情報ラッチCLATから出力される
欠陥アドレスA9〜A3とを比較する。その比較結果が
一致である場合、換言すれば欠陥を有する被救済用のメ
モリセルMCがアクセスされる場合には、Xアドレスデ
コーダXADECによるワード線WL0〜WLnの選択
動作を禁止させ、それに代えて予備ワード線WL−Rを
選択する。これにより、欠陥アドレスA9〜A3と同じ
上位アドレスを含むアドレス信号による読出し又は書込
みアクセスでは予備ワード線WL−Rが選択される。
尚、アドレス比較回路ACMPによる一致出力は上記救
済イネーブルビットRE*がローレベルのようなアクテ
ィブレベルにされている場合に限られる。この場合のア
ドレス比較回路ACMPの一例は、図4において負論理
和ゲートNORを、論理積ゲートANDの出力を反転し
て出力するインバータに変更して得られる回路によって
構成できる。
【0054】〔4〕マイクロコンピュータ 図7には上記フラッシュメモリFMRYを内蔵した本発
明の一実施例に係るシングルチップマイクロコンピュー
タが示される。同図に示されるシングルチップマイクロ
コンピュータ10は、フラッシュメモリFMRY、CP
U12、DMAC13、バスコントローラ(BSC)1
4、ROM15、RAM16、タイマ17、シリアルコ
ミュニケーションインタフェース(SCI)18、第1
乃至第9入出力ポートIOP1〜IOP9、クロック発
振器(CPG)19の機能ブロック乃至はモジュールか
ら構成され、公知の半導体製造技術により1つの半導体
基板上に半導体集積回路として形成される。
【0055】上記シングルチップマイクロコンピュータ
10は、電源端子として、グランドレベル端子Vss、
電源電圧レベル端子Vcc、フラッシュメモリFMRY
の書込み消去用高電圧端子Vpp、その他専用制御端子
として、リセット端子RES、スタンバイ端子STB
Y、モード制御端子MODE、クロック入力端子EXT
AL、XTALを有する。それらは外部端子である。フ
ラッシュメモリFMRYの書込み消去用高電圧を電源電
圧レベル端子Vccから供給される5Vのような電圧を
内部昇圧で得る場合には当該高電圧専用の外部端子を省
略できる。クロック入力端子EXTAL、XTALに接
続される、図示はされない水晶振動子に基づいて、クロ
ック発振器9が生成するシステムクロックに同期して、
シングルチップマイクロコンピュータ10は動作する。
或は外部クロックをEXTAL端子に入力してもよい。
システムクロックの1周期を1ステートと呼ぶ。システ
ムクロックはノン・オーバーラップの2相クロックとさ
れる。
【0056】上記機能ブロックは、内部バスによって相
互に接続される。内部バスはアドレスバス・データバス
の他、リード信号、ライト信号、さらにバスサイズ信
号、そしてシステムクロックなどを含む制御バスなどに
よって構成される。内部アドレスバスには、IAB、P
ABが存在し、内部データバスにはIDB、PDBが存
在する。IAB、IDBはフラッシュメモリFMRY、
CPU12、ROM15、RAM16、バスコントロー
ラ14、入出力ポートIOP1〜IOP9の一部に接続
される。PAB、PDBはバスコントローラ14、タイ
マ17、SCI18、入出力ポートIOP1〜9に接続
される。IABとPAB、IDBとPDBは、それぞれ
バスコントローラ14でインタフェースされる。特に制
限されないが、PABとPDBはそれが接続されている
機能ブロック内のレジスタアクセスに専ら用いられる。
【0057】入出力ポートIOP1〜IOP9は、外部
バス信号と、入出力回路の入出力信号との入出力に兼用
とされている。これらは、動作モードあるいはソフトウ
エアの設定により、機能を選択されて、使用される。外
部アドレス、外部データは、それぞれ、これらの入出力
ポートに含まれる図示しないバッファ回路を介してIA
B、IDBと接続されている。PAB、PDBは入出力
ポートやバスコントローラ14などの内蔵レジスタをリ
ード/ライトするために使用され、外部バスとは直接の
関係はない。
【0058】内部バス及び外部バス共に16ビットバス
幅とされ、バイトサイズ(8ビット)及びワードサイズ
(16ビット)のリード/ライトが行われるようになっ
ている。なお、外部バスは8ビット幅とすることもでき
る。
【0059】上記リセット端子RESにシステムリセッ
ト信号が加えられると、モード制御端子MODEで与え
られる動作モードを取り込み、シングルチップマイクロ
コンピュータ(以下単にマイクロコンピュータとも記
す)10はリセット状態にされる。動作モードは、特に
制限はされないものの、内蔵ROM15の有効/無効、
アドレス空間を16Mバイトまたは1Mバイト、データ
バス幅の初期値を8ビットまたは16ビットの何れにす
るかなどを決定する。必要に応じてモード制御端子MO
DEは複数端子とされ、これらの端子への入力状態の組
合せで動作モードが決定される。
【0060】リセット状態を解除すると、CPU12
は、スタートアドレスをリードして、このスタートアド
レスから命令のリードを開始するリセット例外処理を行
なう。前記スタートアドレスは、特に制限はされないも
のの0番地から始まる領域に格納されているものとす
る。その後、CPU12は前記スタートアドレスから順
次命令を実行する。
【0061】DMAC13は、CPU12の制御に基づ
いてデータの転送を行なう。CPU12とDMAC13
は互いに排他的に内部バス・外部バスを使用してリード
/ライト動作を行なう。CPU12またはDMAC13
のいずれが動作するかの調停はバスコントローラ14が
行なう。
【0062】バスコントローラ14はCPU12または
DMAC13の動作に呼応して、バスサイクルを構成す
る。即ち、CPU12またはDMAC13の出力するア
ドレス、リード信号、ライト信号、バスサイズ信号に基
づき、バスサイクルを形成する。例えば、RAM16に
相当するアドレスをCPU12が内部アドレスバスIA
Bに出力した場合、バスサイクルは1ステートとされ、
バイト/ワードサイズに拘らず、1ステートでリード/
ライトが行われるようになっている。タイマ17、SC
I18、入出力ポートIOP1〜IOP9に相当するア
ドレスをCPU12が内部アドレスバスIABに出力し
た場合、バスサイクルは3ステートとされ、内部アドレ
スバスIABの内容が内部アドレスバスPABに出力さ
れ、バイト/ワードサイズに拘らず、3ステートでリー
ド/ライト動作を行なうようになっている。この制御は
バスコントローラ14が行う。
【0063】本実施例のマイクロコンピュータ10にお
いてフラッシュメモリFMRYはユーザプログラム、チ
ューニング情報、データテーブルなどを適宜格納する。
ROM15は、特に制限されないが、OSのようなシス
テムプログラムが格納される。
【0064】ここで、CPU12によるフラッシュメモ
リFMRYの動作制御について説明する。フラッシュメ
モリFMRYは内部バスIAB,IDBに結合され、C
PU12などによってアクセス可能にされる。即ち、C
PU12は、書込み/消去制御レジスタWEREGに対
する制御情報の設定、メモリセルMCからデータを読出
すための読出し動作を指示するときの上記制御信号RE
ADの供給、アドレス信号の供給、書込みデータの供
給、救済モード信号MD1の供給を制御する。そして外
部のリセット回路などに対してリセット端子RESへの
システムリセット信号入力を制御してリセット信号MD
2を生成させる所謂ソフトウェアリセットのような処理
を制御する。これについては詳細を後述する。消去ベリ
ファイ及び書込みベリファイのためのリード動作の指示
はCPU12が行い、読み込んだデータをCPU12が
ベリファイする。
【0065】フラッシュメモリFMRYに対する上記救
済情報ラッチモードは、マイクロコンピュータのリセッ
ト端子RESに所定レベルのシステムリセット信号が加
えられることでマイクロコンピュータの内部が初期化さ
れるとき、リセット信号MD2にて設定される。リセッ
ト端子RESへのリセットの指示はシステム上に配置さ
れたリセット回路から与えられる。当該図示しないリセ
ット回路は、パワーオンリセット又は図示しないシステ
ム上に配置されたリセットボタンの押下操作、或はマイ
クロコンピュータ10からに指示に基づいて、リセット
端子RESへのリセットを指示する。したがって、不揮
発的に上記メモリセルに格納されている救済情報は電源
投入及びシステムの初期化毎に自ずから救済情報ラッチ
CLATにロードされて利用可能にされる。
【0066】上記マイクロコンピュータ10からの指示
に基づくリセットは、CPU12がフラッシュメモリF
MRYに対する書換えのようなデータ処理の途上で救済
情報プログラムモードを設定して救済情報を書込んだ後
にフラッシュメモリFMRYに救済情報ラッチモードを
設定したりするときに利用する。即ち、書換えにおける
ベリファイによってメモリセルMCの欠陥を検出したと
き、救済情報をメモリセルMC−Cに書込んで、その救
済情報を利用した欠陥救済を可能にするために行われ
る。リセット回路に対するシステムリセット信号出力指
示は、所定の入出力ポートから所定のタイミングでリセ
ット回路に与えればよい。救済情報それ自体の書込み
は、例えばCPU12がフラッシュメモリFMRYに対
する書換えを行っているとき消去ベリファイ又は書込み
ベリファイによりメモリセルMCの欠陥を検出した場
合、CPU12が救済モード信号MD1をフラッシュメ
モリFMRYに供給し、救済プログラムモードにするこ
とによって行う。
【0067】特に制限されないが、本実施例のマイクロ
コンピュータは、複数ビットから成るモード信号MOD
Eが所定の値にされるとフラッシュメモリFMRYに対
する外部からの直接アクセスを可能にする動作モードが
設定される。この動作モードにおいて、CPU12は外
部に対する実質的な制御動作が停止若しくはCPU12
と内部バスIDB,IABとの接続が切り離され、フラ
ッシュメモリFMRYは例えば入出力ポートIOP1及
びIOP2を介して外部から直接アクセス可能にされ
る。この動作モードにおいてマイクロコンピュータは見
掛けフラッシュメモリFMRYの単体チップと等価にさ
れる。したがって、フラッシュメモリFMRYに対する
上記全てのアクセス制御情報は図示しない外部のデータ
プロセッサなどから供給されることになる。
【0068】したがって、本実施例のマイクロコンピュ
ータに内蔵されたフラッシュメモリFMRYに対してプ
ログラムやデータを最初に書込む動作は、EPROMラ
イタのような書込み装置を用いて能率的に行ったり、或
は内蔵CPU12の制御で行ったりすることができる。
後者にあってはマイクロコンピュータが回路基板に実装
された状態(オンボード状態)でも書換えが可能である
ことを意味する。例えばオンボード状態でチューニング
情報を書換えるような場合に適用される。特に、メモリ
セルMCの欠陥に対してはオンボード状態或はチップ状
態の何れの場合においても救済情報ビットをメモリセル
MC−Cに書込むことによって対処する。したがって、
当初欠陥が無くても、メモリセルMCの特性が経時的に
劣化して欠陥が後から発生した場合にも、その欠陥に対
応する救済情報をオンボード状態でプログラムすること
によって救済可能になる。フラッシュメモリFMRYに
格納される情報がプログラム情報であっても、回路構造
的には欠陥メモリセルMCを冗長用のメモリセルMC−
Rに置き換えてその欠陥を救済できる。欠陥メモリセル
を冗長メモリセルに置き換える制御は、アドレス比較回
路ACMPが救済情報に従って行うから、当該置き換え
のための処理によってCPUなどに負荷がかかることは
ない。
【0069】〔5〕オンボード状態での欠陥救済 図8にはオンボード状態での欠陥救済手順の一例が示さ
れる。同図の手順は図1のフラッシュメモリFMRYの
構成に対応されるものであり、説明を明瞭にするために
予備データ線DL−Rが1本の場合を想定し、その制御
主体をマイクロコンピュータ内蔵のCPU12とする。
【0070】先ずCPU12がメモリセルMCに対する
消去書込みを行い(ステップS1)、それに対するベリ
ファイで異常があるかを検証し(ステップS2)、異常
がなければ救済不要とされる。異常がある場合にはCP
U12によって不良アドレスがチェックされ(ステップ
S3)、データ線1本のみの不良か否かが判定され(ス
テップS4)、複数本に亘る不良の場合には救済不可能
とされる。データ線1本のみの不良である場合にはCP
U12が救済モード信号MD1にてフラッシュメモリF
MRYに救済プログラムモードを設定する(ステップS
5)。この動作モードを設定した後、CPU12はフラ
ッシュメモリFMRYの書込み/消去制御レジスタWE
REGにVppビットとPビットをセットして書込みモ
ードを設定し、当該不良メモリセルMCが結合された1
本のデータ線を指定する不良アドレスA2〜A0とロー
レベルの救済イネーブルビットRE*とを含む救済情報
を書込みデータとしてフラッシュメモリFMRYに供給
して、当該救済情報をメモリセルMC−Cに書込む(ス
テップS6)。その後CPU12は、通常モードに戻さ
れ(ステップS7)、所定の入出力ポートを介して外部
のリセット回路にシステムリセット信号出力を指示す
る。このとき、上記書込みに供されるデータ又はプログ
ラムは、マイクロコンピュータ10のリセット状態によ
っても失われないように図示しない2次記憶装置などに
退避される。これによってマイクロコンピュータ10は
リセットされ、それと共にマイクロコンピュータ内部の
リセット信号MD2がアクティブレベルにされてフラッ
シュメモリFMRYに救済情報ラッチモードが設定され
る(ステップS8)。ステップS8のリセットスタート
により、ステップS6でメモリセルMC−Cに書込まれ
た救済情報が救済情報ラッチCLATにロードされ、当
該救済情報による欠陥救済が可能な状態にされる。その
後、外部からの割込みなどにより、予備データ線DL−
Rのメモリセルに不良がないかを更に検証するため再度
消去、書込みが行われる(ステップS9)。この時、上
記不良データ線のメモリセルは予備データ線DL−Rの
メモリセルMC−Rに代替された書込みが行われる。そ
れに対してベリファイが行われ(ステップS10)、異
常がなければ処理を終了し、異常があれば冗長用のメモ
リセルMC−Rなどに欠陥があることなり、当該フラッ
シュメモリFMRYは不良とされる。
【0071】上記制御手順は単体チップとしてのフラッ
シュメモリFMRYに対しても外部のCPU又はデータ
プロセッサが同様に行うことができる。
【0072】図9には上記処理手順による書込むべきデ
ータ又はプログラムを外部のホスト装置から受る場合の
システム構成例が示される。特に制限されないがホスト
装置(パーソナルコンピュータ,ワークステーションな
ど)20は実装基板上のマイクロコンピュータ10のS
CI18とインタフェースされ、書込みデータ又はプロ
グラムはCPU12を介してフラッシュメモリFMRY
に与えられる。図9において23はリセット回路を含む
TTL回路である。22は図8のステップS8で行われ
るリセットスタートのためのシステムリセット信号であ
り、21はリセット回路にシステムリセット信号22を
出力させるための指示信号とされる。図9のような場合
には、上記ステップS8のリセットスタートの直前にお
いて書込み対象データやプログラムの退避は不要であ
る。また、ステップS9を開始するための指示は、ホス
ト装置20がCPU12に与えればよい。以上のような
書換えはマイクロコンピュータ10のユーザが行うこと
ができる。ユーザによる書込みは実装基板に実装状態で
のみ許容することに限定されず、汎用PROMライタの
ような書込み装置にソケットアダプタを介してマイクロ
コンピュータ10を装着して行えるようにすることも可
能である。
【0073】上記実施例によれば以下の作用効果を得る
ことができる。 (1)救済情報格納用のメモリセルMC−Cをメモリセ
ルアレイに設けることにより、書込みのための高電圧発
生回路などを救済情報の書込みなどにも流用可能にして
フラッシュメモリFMRYの物理的な回路規模の増大を
最小限とすることができる。 (2)救済情報を書込むときのメモリセルMC−Cの選
択を救済モード信号MD1のような特定の信号を用いて
簡単行うことができる。 (3)救済イネーブル情報RE*を含む救済情報をメモ
リセルMC−Cに格納することにより、ヒューズ溶断に
よる救済プログラムを一切必要としない。 (4)アドレス比較回路ACMPに与えられる救済情報
は救済情報ラッチCLATから与えられるので、アクセ
スの度に救済情報格納用のメモリセルMC−Rをリード
するアクセスを必要とせず、冗長による救済が可能であ
ってもアクセススピードが低下することを防止できる。 (5)救済されるべきメモリセルMCに対するアクセス
の検出とそのとき置き換えられる冗長用のメモリセルM
C−Rの選択とをアドレス比較回路ACMPが行うの
で、外部に負担をかけることなく不良を冗長に置き換え
できる。 (6)上記により、格納される情報がデータであっても
プログラムであっても同様にメモリセルアレイの欠陥を
救済できる。さらに、上記により、経時的なメモリセル
MCの特性劣化による欠陥をも簡単に、換言すればオン
ボード状態で救済できる。 (7)特定のデータ線にデータ端子が結合する少数の不
揮発性記憶素子がノーマリー・オンの態様で欠陥を有す
る場合には当該データ線を共有する何れの記憶素子もそ
の欠陥の影響を受けることになり、予備データ線DL−
Rはその様な態様の欠陥を容易に救済可能にできる。 (8)上記フラッシュメモリFMRYをアクセス制御可
能なCPU12を備えたマイクロコンピュータ10は、
オンボードの状態で上記フラッシュメモリFMRYにお
けるメモリセルアレイの欠陥を簡単に救済できる。 (9)上記救済情報の読出し指示をマイクロコンピュー
タ10内部のリセット信号MD2によって与えることに
より、電源投入時と救済情報書込み直後との双方におい
て区別なく救済情報ラッチCLATへの救済情報のロー
ドを簡単に行うことができる。 (10)CPU12によるフラッシュメモリFMRYに
対する書換え動作の一環としてメモリセルMC−Cへの
救済情報の格納と救済情報ラッチCLATへの当該救済
情報の初期ロードとを実現することにより、欠陥救済の
ための制御手順を容易化できる。 (11)情報書換に際して、或は定期的に、消去及び書
込みベリファイのようなセルフテストをCPU12が行
い、その結果に応じて冗長用のメモリセルMC−Rで欠
陥を自己修復することができる。上記実施例のフラッシ
ュメモリにおいてはメモリセルアレイ全面が一括消去さ
れるので、修復に利用される書込みデータ或はプログラ
ム情報を外部から受け取って書換えに供することができ
る。
【0074】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0075】例えば、救済情報格納用のメモリセル(M
C−C)からラッチ手段(CLAT)への救済情報のロ
ードの指示はリセット信号(MD2)を用いることに限
定されず、それ専用の制御信号を割り当ててもよい。不
揮発性半導体記憶装置がデータプロセッサに内蔵される
ものであり場合には、内蔵CPUが書換え動作の一環と
してその制御信号を出力するようにしてもよい。あるい
はCPUが第1の選択手段を介してフラッシュメモリを
アクセスしていない期間に救済情報を読み出す様にして
も良い。何れにしても、救済情報の読出しタイミングは
データ処理上支障のない範囲で任意に決定することがで
きる。少なくともCPUによるフラッシュメモリのアク
セス動作と競合しないタイミングをソフトウェア的に又
はハードウェア的に形成すればよい。
【0076】また、不揮発性半導体記憶装置は全面一括
消去型のフラッシュメモリに限定されず、ブロック単位
での消去可能なフラッシュメモリであってもよい。例え
ば消去単位ブロック毎にメモリセルのソース線を共通化
しておき、消去対象ブロックアドレスを外部から指定可
能にしておけばよい。また不揮発性半導体記憶装置はM
NOSかたのトランジスタを用いたEEPROMであっ
てもよい。あるいは紫外線消去型のEPROMであって
も良い。また、マイクロコンピュータはROM15を持
たず、それをフラッシュメモリのような不揮発性半導体
記憶装置だけで実現してもよい。また、フラッシュメモ
リのような不揮発性半導体記憶装置に格納される情報
は、プログラム情報又はデータ情報の何れか一方だけに
してもよい。
【0077】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0078】すなわち、面積の大幅な増加やアクセスタ
イムの増加を伴なわず、またプログラムとデータの区別
なく共に、オンボードの状態で、不揮発性半導体記憶装
置のメモリアレイの欠陥を救済できる。換言すれば、特
別な工程や装置を要さず、且つ、機器に込んだ後で発生
する記憶素子の特性劣化に対しても、メモリセルアレイ
の欠陥を救済できる。中央処理装置と共にオンチップで
不揮発性半導体記憶装置が内蔵される場合には、中央処
理装置がセルフテストを行い、その結果に応じて冗長用
の記憶素子で欠陥を自己修復することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る予備データ線を持つフ
ラッシュメモリの回路図である。
【図2】書込み/消去制御レジスタの一例説明図であ
る。
【図3】図1のフラッシュメモリにおける救済情報とそ
れを用いる救済手順の一例説明図である。
【図4】アドレス比較回路の一例論理回路図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る予備ワード線を持つ
フラッシュメモリの回路図である。
【図6】図5のフラッシュメモリにおける救済情報とそ
れを用いる救済手順の一例説明図である。
【図7】本発明に斯るデータプロセッサの一実施例であ
るシングルチップマイクロコンピュータのブロック図で
ある。
【図8】オンボード状態でのフラッシュメモリに対する
欠陥救済手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】オンボード状態でのフラッシュメモリ書換えの
ための一例システムブロック図である。
【図10】フラッシュメモリの原理説明図である。
【図11】フラッシュメモリにおけるメモリセルアレイ
の原理的な回路図である。
【図12】フラッシュメモリのメモリセルに対する消
去、書込み動作のための電圧条件の一例説明図である。
【符号の説明】
FMRY フラッシュメモリ WL0〜WLn ワード線 DL0〜DL7 データ線 WL−R 予備ワード線 DL−R 予備データ線 MC メモリセル MC−R 冗長用のメモリセル MC−C 救済情報格納用のメモリセル XADEC Xアドレスデコーダ YADEC Yアドレスデコーダ RSEL 救済ビット選択回路 ACMP アドレス比較回路 CLAT 救済情報ラッチ ECONT 消去制御回路 WCONT 書込み制御回路 WEREG 書込み/消去制御レジスタ RE 救済イネーブルビット 10 シングルチップマイクロコンピュータ 12 CPU

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択端子がワード線に結合され且つデー
    タ端子がデータ線に結合された複数の不揮発性記憶素子
    がマトリクス配置されたメモリセルアレイを備え、上記
    不揮発性記憶素子に対して電気的な書込みを可能とする
    不揮発性半導体記憶装置であって、 上記メモリセルアレイは、救済されるべき不揮発性記憶
    素子を代替するための冗長用の不揮発性記憶素子と、該
    冗長用の不揮発性記憶素子によって代替すべき不揮発性
    記憶素子を指定するための救済情報を格納する救済情報
    格納用の不揮発性記憶素子とを含み、 外部から供給されるアドレス情報に基づいてメモリセル
    アレイから不揮発性記憶素子を選択する第1の選択手段
    と、 上記救済情報を書込むための指示に応答して救済情報格
    納用の不揮発性記憶素子を選択し、上記救済情報を読出
    すための指示に応答して救済情報格納用の不揮発性記憶
    素子を選択する第2の選択手段と、 第2の選択手段にて選択された救済情報格納用の不揮発
    性記憶素子から読出された救済情報を保持するラッチ手
    段と、 上記ラッチ手段の出力と外部から供給されるアドレス情
    報とに基づいて、救済されるべき不揮発性記憶素子に対
    するアクセスを検出することにより当該救済されるべき
    不揮発性記憶素子の選択に代えて冗長用の不揮発性記憶
    素子を選択する第3の選択手段と、を含んで成る不揮発
    性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記冗長用の不揮発性記憶素子は、その
    データ端子が予備データ線に結合されて配置されて成る
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記ラッチ手段は、救済されるべき不揮
    発性記憶素子のアドレス情報を保持する第1の領域と、
    該第1の領域の値の有効性を第3の選択手段に与えるた
    めの情報を保持する第2の領域とを備え、上記第3の選
    択手段は第2の領域の情報が有効を意味する場合に第1
    の領域の値に基づく冗長用の不揮発性記憶素子の選択動
    作が可能にされるものである請求項1又は2記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れか1項記載の不揮
    発性半導体記憶装置を同一半導体基板に含み、当該不揮
    発性半導体記憶装置をアクセス制御可能な中央処理装置
    を備えて成るデータプロセッサ。
  5. 【請求項5】 上記救済情報を読出すための指示は、内
    部のリセット信号により与えられるものである請求項4
    記載のデータプロセッサ。
  6. 【請求項6】 上記救済情報の読出しは、中央処理装置
    が不揮発性半導体記憶装置をその第1の選択手段を介し
    てアクセスする期間以外の期間に行なわれるものである
    請求項4記載のデータプロセッサ。
  7. 【請求項7】 上記中央処理装置は、不揮発性半導体記
    憶装置に対する書込み動作におけるベリファイによって
    書込み異常を検出したとき、当該書込み異常を生じたア
    クセスアドレスを書込みデータとして出力すると共に、
    上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子を上記第2の選
    択手段に選択させる指示を与え、当該書込み動作の完了
    後に、上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子を上記第
    2の選択手段に選択させて、当該救済情報格納用の不揮
    発性記憶素子から上記ラッチ手段に救済情報を読出すも
    のである請求項4乃至6の何れか1項に記載のデータプ
    ロセッサ。
  8. 【請求項8】 選択端子がワード線に結合され且つデー
    タ端子がデータ線に結合された複数の不揮発性記憶素子
    がマトリクス配置されたメモリセルアレイを備え、該メ
    モリセルアレイは、救済されるべき不揮発性記憶素子を
    代替するための冗長用の不揮発性記憶素子と、該冗長用
    の不揮発性記憶素子によって代替すべき不揮発性記憶素
    子を指定するための救済情報を格納する救済情報格納用
    の不揮発性記憶素子とを含み、上記救済情報格納用の不
    揮発性記憶素子から読出された救済情報を保持するラッ
    チ手段と、上記ラッチ手段の出力と外部から供給される
    アドレス情報とに基づいて、救済されるべき不揮発性記
    憶素子へのアクセスに対しては当該救済されるべき不揮
    発性記憶素子の選択に代えて冗長用の不揮発性記憶素子
    を選択し、救済を要しない不揮発性記憶素子へのアクセ
    スに対しては当該救済を要しない不揮発性記憶素子を選
    択する選択手段とを含んで、上記不揮発性記憶素子への
    電気的な書換えが可能にされて成る不揮発性半導体記憶
    装置と、 上記不揮発性半導体記憶装置をアクセス制御可能であっ
    て、上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子に救済情報
    を書込む第1の制御モードと、内部初期化動作において
    上記救済情報格納用の不揮発性記憶素子からラッチ手段
    に救済情報を読出させる第2の制御モードとを有する中
    央処理装置と、を含んで1個の半導体基板に形成されて
    成るデータプロセッサ。
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