JPH0729386A - フラッシュメモリ及びマイクロコンピュータ - Google Patents

フラッシュメモリ及びマイクロコンピュータ

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JPH0729386A
JPH0729386A JP17194293A JP17194293A JPH0729386A JP H0729386 A JPH0729386 A JP H0729386A JP 17194293 A JP17194293 A JP 17194293A JP 17194293 A JP17194293 A JP 17194293A JP H0729386 A JPH0729386 A JP H0729386A
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voltage
flash memory
memory
power supply
circuit
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JP17194293A
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Kenichi Kuroda
謙一 黒田
Kiyoshi Matsubara
清 松原
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 単一の半導体チップ上に、中央処理装置と、
この中央処理装置が処理すべき情報を電気的な消去・書
込みによって書換え可能な不揮発性のフラッシュメモリ
とを備えたマイクロコンピュータに対して、通常の電源
電圧端子と書込み用電源電圧端子とを設けるとともに、
電源電圧のレベル検出手段と内部昇圧とを内蔵させ、供
給された電源電圧のレベルに応じてフラッシュメモリに
対する書換えモードを判定し、昇圧電圧と外部高電圧と
を切換えてデータの消去、書込みを行なわせるようにし
た。 【効果】 内部昇圧電圧と外部高電圧のいずれでもフラ
ッシュメモリに対するデータの消去、書込みを行なえる
たため、実使用時におけるデータの書替えが可能とな
り、装置の高機能化を図ることができるとともに、携帯
用装置では異なる電圧の電池を内蔵させる必要がなく装
置の小型化を図ることが可能となる。また、適用システ
ムに応じた書込みが可能であるため、汎用性が高くなる
とともに、書込み、消去に要する時間を短縮することが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的な消去・書込み
によって情報を書換え可能な不揮発性のフラッシュメモ
リ、並びにこれを内蔵したマイクロコンピュータに関
し、特にフラッシュメモリへの消去・書込み電圧の供給
方式に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平1−161469号には、プログ
ラム可能な不揮発性メモリとしてEPROM(イレーザ
ブル・アンド・プログラマブル・リード・オンリ・メモ
リ)またはEEPROM(エレクトリカリ・イレーザブ
ル・アンド・プログラマブル・リード・オンリ・メモ
リ)を単一の半導体チップに搭載したマイクロコンピュ
ータについて記載されている。そのようなマイクロコン
ピュータにオン・チップ化された不揮発性メモリにはプ
ログラムやデータが保持される。EPROMは紫外線に
より記憶情報を消去するものであるから、それを実装シ
ステムから取り外さなければ書換えを行うことができな
い。EEPROMは電気的に消去・書込みを行うことが
できるので、システムに実装された状態でその記憶情報
を書換えることができるが、それを構成するメモリセル
は、MNOS(メタル・ナイトライド・オキサイド・セ
ミコンダクタ)のような記憶素子のほかに選択トランジ
スタを必要とするため、EPROMに比べて例えば2.
5倍から5倍程度の大きさになり、相対的に大きなチッ
プ占有面積を必要とする。
【0003】特開平2−289997号には一括消去型
EEPROMについて記載されている。この一括消去型
EEPROMは本明細書におけるフラッシュメモリと同
意義に把握することができる。フラッシュメモリは、電
気的な消去・書込みによって情報を書換え可能であっ
て、EPROMと同様にそのメモリセルを1個のトラン
ジスタで構成することができ、メモリセルの全てを一括
して、またはメモリセルのブロックを一括して電気的に
消去する機能を持つ。したがって、フラッシュメモリ
は、システム(または装置)に実装された状態でそれの
記憶情報を書換えることができると共に、その一括消去
機能により書換え時間の短縮を図ることができ、さら
に、チップ占有面積の低減にも寄与する。
【0004】ここで、フラッシュメモリへの消去・書込
み電圧の供給方式としては、従来、通常の電源電圧端子
の他に、それよりも高い消去・書込み電圧供給用の電源
電圧端子を設ける方式と、チップ内部に昇圧回路を設け
て5Vのような通常の電源電圧Vccから12Vのよう
な消去・書込み電圧Vppを発生する方式とがある。例
えば、特開昭62−128100号には、通常の電源電
圧端子の他に、消去・書込み電圧供給用の電源電圧端子
を設ける方式が開示されている。また、特開平3−73
497号には、チップ内部に昇圧回路を設けて消去・書
込み電圧Vppを発生する方式が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は上記2つの
電源供給方式について検討した結果、以下のような問題
点があることを見い出した。 (1)上記2電源供給方式にあっては、2つの電源装置
(バッテリー)を必要とするため、例えばハンディ・カ
メラのように小型化が望まれる電子装置にあっては、2
つの電源装置を搭載することによって装置が大型化され
てしまう。そこで、カメラ等の装置には1つの電源装置
を搭載しておき、データの書き替えが生じたときには外
部のPROMライタ等によりフラッシュメモリの書き替
えを行なうようにする方式が考えられる。しかしなが
ら、このような方式にあっては、実使用時(リアルタイ
ム)におけるデータの書き替えが不可能になり、装置の
高機能化を図ることが困難になるとともに、データの書
き替え操作が面倒となって、応用範囲が限定されてしま
うという問題点がある。
【0006】(2)上記内部昇圧方式にあっては、フラ
ッシュメモリの消去・書込みにおいて複数の記憶セルを
含むブロック単位での一括消去や多数のビットの同時書
込み等のように、1回で消去・書込するビット数が増加
すると、大きな電流が必要とされるため、昇圧回路にも
大きな電流供給能力が要求される。その結果、昇圧回路
の占有面積を大きくする必要が生じる。しかるに、フラ
ッシュメモリ内蔵のマイクロコンピュータにおいては、
チップサイズとの関係から昇圧回路にそれほど大きな面
積を割り当てることができない。つまり、内部昇圧回路
は必要とされる電流供給能力よりも小さいものとなる。
従って、ブロック単位での一括消去や多数のビットの同
時書込み等が困難であり、書込み、消去に要する時間が
長くなる。さらに、内部昇圧方式にあっては、電池を電
源とする装置の場合、電源電圧が低下すると消去不良や
書込み不良を起こすおそれがある。
【0007】本発明の目的は、使い勝手の良好なフラッ
シュメモリを内蔵したマイクロコンピュータを提供する
ことにある。更に詳しく言えば、本発明の第1の目的
は、実使用時におけるデータの書替えが可能なフッラシ
ュメモリもしくはそれを内蔵したマイクロコンピュータ
を提供することにある。本発明の第2の目的は、ブロッ
ク単位での一括消去や多数のビットの同時書込み等が容
易であり、書込み、消去に要する時間を短縮可能なフッ
ラシュメモリもしくはそれを内蔵したマイクロコンピュ
ータを提供することである。
【0008】さらに本発明は、使用するシステムもしく
は装置に応じて最適な書込み、消去方式を選択すること
ができるフラッシュメモリもしくはそれを内蔵したマイ
クロコンピュータを提供することを目的とする。本発明
の更に別の目的は、フラッシュメモリの形式如何にかか
わらず適用できるとともに、負電圧による消去方式のフ
ラッシュメモリにおいては書込み消去電圧を発生する回
路の占有面積を最小限に押さえることにある。本発明の
前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述
及び添付図面から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。すなわち、単一の半導体チップ上に、中
央処理装置と、この中央処理装置が処理すべき情報を電
気的な消去・書込みによって書換え可能な不揮発性のフ
ラッシュメモリとを備えたマイクロコンピュータに対し
て、通常の電源電圧端子と書込み用電源電圧端子とを設
けるとともに、電源電圧のレベル検出手段と内部昇圧と
を内蔵させ、供給された電源電圧のレベルに応じてフラ
ッシュメモリに対する書換えモードを判定し、昇圧電圧
と外部高電圧とを切換えてデータの消去、書込みを行な
わせるようにしたものである。
【0010】
【作用】上記した手段によれば、内部昇圧電圧と外部高
電圧のいずれでもフラッシュメモリに対するデータの消
去、書込みを行なえるため、実使用時におけるデータの
書替えが可能となり、装置の高機能化を図ることができ
るとともに、携帯用装置では異なる電圧の電池を内蔵さ
せる必要がなく装置の小型化を図ることが可能となる。
また、適用システムに応じた書込みが可能であるため、
汎用性が高くなるとともに、書込み、消去に要する時間
を短縮することが可能となる。さらに、フラッシュメモ
リ書込みも消去もトンネル現象を利用して行なうように
構成すれば、1ビットの書込みに数n〜数十nAの電流
で済むので、昇圧回路の負担を軽減させることができる
ので、電源回路を内蔵させたとしても回路の占有面積を
小さくすることができる。
【0011】
【実施例】
(実施例1)図1には全面フラッシュメモリを内蔵した
マイクロコンピュータの一実施例のブロック図が示され
ている。同図に示されるマイクロコンピュータMCU
は、中央処理装置CPU、及びこの中央処理装置CPU
が処理すべき情報を電気的な消去・書込みによって書換
え可能な不揮発性のフラッシュメモリFMRY、並びに
タイマTMR、シリアル・コミュニケーション・インタ
フェースSCI、ランダム・アクセス・メモリRAM、
その他の入出力回路I/Oなどの周辺回路、半導体チッ
プCHP上のモード信号入力端子Pmodeに与えられた動
作モード信号MDに従って動作モードを決定しそれに応
じ制御を行なうモード制御回路CONTおよびこれらの
各回路ブロック間を接続するバスBUSとこれらの回路
に電源電圧を与える電源回路EPSとが、公知の半導体
集積回路製造技術によって、シリコンのような単一の半
導体チップCHP上に形成されて成る。
【0012】前記フラッシュメモリFMRYは、電気的
な消去・書込みによって情報を書換え可能であって、E
PROMと同様にそのメモリセルを1個のトランジスタ
で構成することができ、更にメモリセルの全てを一括し
て、またはメモリセルのブロック(メモリブロック)を
一括して電気的に消去する機能を持つ。フラッシュメモ
リFMRYの電気的な消去・書込みに使用する書込み消
去電圧Vppw/eは、上記電源回路EPSから供給され
る。電源回路EPSには、半導体チップCHPの外部か
ら書込み消去電圧Vppと動作電圧Vccが供給される。電
源回路EPSでは、後述する制御により電圧切換えスイ
ッチが動作し、VppまたはVccの昇圧電圧のいずれか一
方が選択され、フラッシュメモリFMRYに書込み消去
電圧Vppw/eとして供給される。
【0013】フラッシュメモリFMRYは、一括消去可
能な単位として複数個のメモリブロックを有する。図1
において、LMBは相対的に記憶容量の大きな大メモリ
ブロックであり、SMBは相対的に記憶容量の小さな小
メモリブロックである。小メモリブロックSMBの記憶
容量はランダム・アクセス・メモリRAMの記憶容量よ
りも小さくされる。したがって、ランダム・アクセス・
メモリRAMは、小メモリブロックSMBからデータ転
送を受けてその情報を一時的に保持することができ、書
換えのための作業領域若しくはデータバッファ領域とし
て利用可能になる。このフラッシュメモリFMRYには
所要のデータやプログラムが書き込まれる。尚、フラッ
シュメモリFMRYの詳細については後述する。
【0014】フラッシュメモリFMRYは、マイクロコ
ンピュータMCUがシステムに実装された状態で中央処
理装置CPUの制御に基づいてその記憶情報を書換え可
能にされると共に、汎用PROMライタのような前記半
導体チップCHPの外部装置の制御に基づいてその記憶
情報を書換え可能にされる。図においてMDは、前記フ
ラッシュメモリFMRYを中央処理装置CPUに書換え
制御させる第1動作モードと、前記外部装置に制御させ
る第2動作モードと、内部昇圧回路で発生された電圧を
使用するか否か等を選択的に指定するための動作モード
信号であり、半導体チップCHP上のモード信号入力端
子(パッド)Pmodeに与えられる。上記モード信号入力
端子Pmodeは、後述のフラッシュメモリFMRYの書込
み・消去の際にVppまたはVccの昇圧電圧のいずれを使
用するか外部から指定できるようにしたい場合あるいは
書込み・消去のサイズを外部から指定できるようにした
い場合に、そのモード信号を入力するのに利用すること
ができる。
【0015】(実施例2)図2にはフラッシュメモリと
共にマスクROMを内蔵したマイクロコンピュータの一
実施例のブロック図が示されている。同図に示されるマ
イクロコンピュータMCUにおいては、図1のフラッシ
ュメモリFMRYの一部がマスク・リード・オンリ・メ
モリMASKROMに置換えられている。マスク・リー
ド・オンリ・メモリMASKROMには書換を要しない
データやプログラムが記憶されている。図2に示される
フラッシュメモリFMRYは、一括消去可能な単位とし
て前記小メモリブロックSMBを複数個有する。他の構
成は図1の実施例と同様である。
【0016】図3には、上記電源回路EPSの一実施例
が示されている。この実施例では、半導体チップ上に通
常の動作電圧となる電源電圧Vccを供給するための電源
端子(パッド)Pvcと書込み・消去用の電源電圧Vpp
を供給するための電源端子(パッド)Pvpとが設けら
れ、各電圧が電源回路EPSに供給されている。電源回
路EPSには、電源電圧VccとVppに対応して、それぞ
れ所定のレベル以上になっているか検出するレベル検出
回路VCDおよびVPDと、電源端子Pvcに供給され
た電源電圧Vccを昇圧して書込み・消去用の電圧を発生
する昇圧回路CPMが設けられているとともに、この昇
圧回路CPMで発生された昇圧電圧または上記電源端子
Pvpに供給された電源電圧Vppの何れかを選択して書
込み・消去電圧Vppw/eとして内部のフラッシュメモリ
FMRYに供給する電圧切換えスイッチSWCが設けら
れている。
【0017】また、この実施例では、上記電源回路EP
S内のレベル検出回路VCDおよびVPDからの検出信
号によってそれぞれセットされるビットを有するコント
ロールレジスタCREGが設けられている。さらに、こ
のコントロールレジスタCREG内には上記書込み・消
去電圧Vppw/eの電圧切換えスイッチSWCの制御用ビ
ット(以下、切換え制御ビットと称する)が設けられて
おり、中央処理装置CPUはコントロールレジスタCR
EG内のレベル検出ビットをチェックして、例えば電源
電圧Vppが供給されていると判定したときは、電圧切換
えスイッチSWCが、書込み・消去電圧Vppw/eとして
書込み・消去用の電源電圧VppをフラッシュメモリFM
RYに供給し、電源電圧Vppが供給されていないと判定
したときは、電圧切換えスイッチSWCが昇圧回路CP
Mで昇圧した電圧をフラッシュメモリFMRYに供給す
るように上記切換え制御ビットを設定するようになって
いる。
【0018】なお、中央処理装置CPUは、コントロー
ルレジスタCREG内のレベル検出ビットをチェックし
て、通常動作電圧としての電源電圧Vccと書込み・消去
用の電源電圧Vppのいずれも所定のレベルに達していな
いときには、例えフラッシュメモリFMRYの書込みモ
ードが指示されても、書込み動作を行なわないようにさ
れている。これによって、例えばこのフラッシュメモリ
内蔵マイクロコンピュータを有するシステムが、電池の
電圧で駆動されるように構成されていて、電池の電圧が
低下して内部の昇圧回路CPMが充分な電流を供給する
ことができない状態になった場合に、書込みサイクルが
実行されて書込み不良によるデータの破壊を回避できる
ようになっている。
【0019】さらに、上記実施例では、特に制限されな
いが、外部電圧VppをフラッシュメモリFMRYに供給
して書込みを行なう場合には、例えば書込みはページ
(バイト)単位で行ない消去は複数ブロック単位で行な
うとともに、内部昇圧電圧をフラッシュメモリFMRY
に供給して書込みを行なう場合には、例えば書込みは1
バイト単位で行ない消去は1ブロック単位で行なうよう
になっている。これによって、内部昇圧電圧でフラッシ
ュメモリFMRYの書込み・消去を行なう場合の昇圧回
路CPMの負担を軽減し、電流供給能力の小さな昇圧回
路で書込み・消去を行なえるようにして、昇圧回路の占
有面積を最小限に抑えている。上記書込み・消去サイズ
の切換えも上記コントロールレジスタCREG内の切換
え制御ビットに従って行なわれるように構成されてい
る。また、特に制限されないが、外部からの書込み・消
去用の電源電圧Vppが所定のレベルに達していても、中
央処理装置CPUがプログラムに従ってコントロールレ
ジスタCREG内の切換え制御ビットを書き替えて、内
部昇圧電圧でフラッシュメモリFMRYの書込み・消去
を行なうように制御することも可能である。
【0020】図4、図5および図6には上記電源回路E
PSの制御方式の他の実施例が示されている。電源回路
EPSの構成は、図3のものと同一であり、Vccのレベ
ル検出回路VCDおよびVppのレベル検出回路VPD
と、昇圧回路CPMと、電圧切換えスイッチSWCとか
ら構成されている。図4、図5および図6のうち、図4
の実施例は電源回路EPSの状態判定および制御を中央
処理装置CPUが行なう代わりに専用の制御回路CNT
を設けている。図5の実施例では、さらに、上記専用制
御回路CNTが、外部から供給されるモード信号MDに
基づいて、昇圧回路CPMで発生された昇圧電圧または
上記電源端子Pvpに供給された電源電圧Vppの何れか
の電圧を選択して書込み・消去電圧Vppw/eとして内部
のフラッシュメモリFMRYに供給するか判定し、その
結果によって電圧切換えスイッチSWCの制御信号を形
成するようにしている。上記専用制御回路CNTは、図
1及び図2示されている制御回路CONT内に設けるこ
とができる。
【0021】つまり、例えば電源端子Pvpに供給され
ている電源電圧Vppが所定のレベル以上になっていて
も、モード信号MDが昇圧電圧に基づいて書込み・消去
を行なうよう指示している場合には昇圧電圧を書込み・
消去電圧Vppw/eとして内部のフラッシュメモリFMR
Yに供給する。そして、その判定結果は、コントロール
レジスタCREGに反映されるようになっている。さら
に、図6の実施例は、図5における専用制御回路CNT
の機能を中央処理装置CPUが行なうようにしたもので
ある。なお、上記実施例では、いずれもVccのレベル検
出回路VCDおよびVppのレベル検出回路VPDを設け
ているが、電池を使用しないようなシステムでは、一般
に電源電圧Vccは比較的安定しているので、Vccのレベ
ル検出回路VCDを省略しVppのレベル検出回路VPD
のみを設けた電源回路EPSを内蔵させるようにしても
良い。
【0022】図7には、上記電源回路EPSの具体的な
回路構成例が示されている。図7において、図3〜図6
と同一符号が付されている回路は同一の回路を示す。V
ppのレベル検出回路VPDは、電源端子Pvpに接続さ
れた電源ラインと接地点との間に、2個のPチャンネル
型MOSトランジスタQ1,Q2とNチャンネル型MO
SトランジスタQ3が直列接続されてなる分圧回路と、
この分圧回路で分圧されたノードn1の電位を入力信号
とするNANDゲートG1およびインバータG2とによ
り構成されている。上記MOSトランジスタQ1はその
ゲート端子とドレイン端子とが短絡されたいわゆるダイ
オード接続されているとともに、MOSトランジスタQ
2とQ3のゲート端子には電源電圧Vccが印加され、M
OSトランジスタQ3は常時オン状態にされている。ま
た、NANDゲートG1の他方の入力端子には、動作状
態を制御するために半導体チップCHPの外部から供給
される示すスタンバイ信号STBYをインバータG3で
反転した信号が入力されている。
【0023】この実施例のVppレベル検出回路VPD
は、電源端子Pvpの電圧Vppが低いときはMOSトラ
ンジスタQ1とQ2のインピーダンスが高くなって、ノ
ードn1は接地電位(0V)に近いレベルにされる。そ
のため、ノードn1の電位はNANDゲートG1の論理
しきい値(約2.5V)よりも低くなり、検出信号φpp
はロウレベルになる。一方、ロウレベルのスタンバイ信
号STBYが供給されている状態で、電源端子Pvpの
電圧Vppが徐々に高くなると、MOSトランジスタQ1
とQ2のインピーダンスが次第に小さくなる。そして、
MOSトランジスタQ1,Q2のしきい値電圧をVthと
おいたとき、書込み・消去電圧Vppが(Vcc+2Vth)
を超えるとMOSトランジスタQ1〜Q3に貫通電流が
流れ始め、ノードn1の電位が高くなり、さらに電圧V
ppが高くなって10〜11Vに達すると、ノードn1の
電位がNANDゲートG1の論理しきい値を超え、検出
信号φppがハイレベルに変化し、電源端子Pvpに供給
された書込み・消去用電圧Vppが所定のレベルよりも高
いことを示す。NANDゲートG1を使用しこれをスタ
ンバイ信号STBYで制御しているのは、ノードn1の
電位がNANDゲートG1の論理しきい値の近傍にある
場合にNANDゲートG1に貫通電流が流れるのを防止
するためである。
【0024】上記Vccレベル検出回路VCDは、電源端
子Pvcに接続された電源ラインと接地点との間に、1
個のPチャンネル型MOSトランジスタQ4と2個のN
チャンネル型MOSトランジスタQ5,Q6が直列接続
されてなる分圧回路と、この分圧回路で分圧されたノー
ドn2の電位を入力信号とするNORゲートG4とによ
り構成されている。上記MOSトランジスタQ5,Q6
はダイオード接続されているとともに比較的サイズの大
きな素子とされている。また、MOSトランジスタQ4
はそのゲート端子に接地電位が印加され、常時オン状態
となるようにされている。また、NORゲートG4の他
方の入力端子にはスタンバイ信号STBYが入力されて
いる。
【0025】この実施例のVccレベル検出回路VCD
は、MOSトランジスタQ5,Q6がダイオード接続さ
れかつ比較的サイズの大きな素子で構成されているた
め、電圧Vccが2Vth以上あればノードn2の電位は徐
々に増加するがおよそ2Vthで飽和する。一方、NOR
ゲートG4の論理しきい値電圧はVcc依存性があり、V
ccに比例して論理しきい値電圧も高くなる。従って、ロ
ウレベルのスタンバイ信号STBYが供給されている状
態で、NORゲートG4の論理しきい値電圧がノードn
2の電位(2Vth)を超える程度に電源電圧Vccが高く
なると、検出信号φccがハイレベルに変化し、電源電圧
Vccが所定のレベルよりも高いことを示す。上記検出信
号φppおよびφccの状態がコントローラレジスタCRE
Gに反映されるとともに、これらの検出信号に基づいて
前記電圧切換え回路SWCの切換え制御信号φpおよび
昇圧回路CPMの動作制御信号φcが形成される。
【0026】昇圧回路CPMは、電源端子Pvcに接続
された電源ライン(Vccライン)と出力ノードn3との
間に直列形態で接続されたダイオード接続のMOSトラ
ンジスタQ11〜Q1nと、各MOSトランジスタの接
続ノードに接続された(n−1)個のキャパシタC1,
C2……Cn-1と、出力ノードn3と接地点との間に接
続されたクランプダイオードDcと、発振回路OSCと
から構成されている。この昇圧回路CPMは、発振回路
OSCの相補クロックφ,/φによって上記キャパシタ
を介してMOSトランジスタQ11〜Q1nがひとつお
きに交互にオン、オフされることによって、電荷が出力
端子側のキャパシタに向かって順に移されてVcc電圧が
昇圧される。また、上記発振回路OSCは、リングオシ
レータ等からなり前記動作制御信号φcによって発振動
作を開始したり、停止したりするように構成されてい
る。
【0027】電圧切換え回路SWCは、電源端子Pvc
と上記ノードn3との間に接続されたMOSトランジス
タQ21と、上記動作制御信号φcをレベルシフトして
MOSトランジスタQ21のゲートに供給するレベルシ
フト回路LS1と、上記ノードn3と回路の出力ノード
n4との間に直列接続された2個のPチャンネル型MO
SトランジスタQ22,Q23と、上記切換え制御信号
φpをレベルシフトしてMOSトランジスタQ22,Q
23のゲートに供給するレベルシフト回路LS2,LS
3と、電源端子Pvpと上記出力ノードn4との間に直
列接続された2個のPチャンネル型MOSトランジスタ
Q24,Q25と、上記切換え制御信号φpをレベルシ
フトしてMOSトランジスタQ25のゲートに供給する
レベルシフト回路LS4とにより構成されている。
【0028】上記MOSトランジスタQ22とQ23は
それぞれウェルがノードn3側とn4側に接続され、M
OSトランジスタQ24とQ25はそれぞれウェルがノ
ードn4側とVppライン側に接続されている。このよう
に、2個のMOSトランジスタを直列に接続して各ウェ
ルの電位を異ならしめたのは、MOSトランジスタQ2
2とQ23がオンされているときにVppが昇圧電圧より
も低くなったとしてもレベルシフト回路LS4に電流を
流さないようにし、またMOSトランジスタQ24とQ
25がオンされているときにVppが昇圧電圧よりも高く
なったとしてもレベルシフト回路LS1とLS2に電流
を流さないようにするためである。ちなみに、上記MO
Sトランジスタがそれぞれ一つである場合には、電位関
係が逆になったときに、ウェルを通してレベルシフト回
路に電流が流れてしまう。
【0029】上記レベルシフト回路LS1〜LS4は、
昇圧された電圧または外部からの書込み・消去電圧Vpp
を電源電圧とするフリップフロップ回路とその出力を波
形整形するインバータとからなり、LS1は上記制御信
号φcをラッチしてレベルシフトし、LS2〜LS4は
制御信号φpをラッチしてレベルシフトする機能を有し
ている。なお、レベルシフト回路LS3は、MOSトラ
ンジスタQ23のゲート制御電圧発生回路とMOSトラ
ンジスタQ24のゲート制御電圧発生回路とを兼ねてい
る。上記レベルシフト回路LS1〜LS4のうち、LS
1とLS2はノードn3の電位(Vccまたはその昇圧電
圧)を電源電圧とし、LS3は出力電圧Vppw/e、LS
4は外部からの書込み・消去電圧Vppを電源電圧として
いる。これによって、それぞれの電源電圧のレベルのい
かんにかかわらずMOSトランジスタQ21〜Q24を
確実にオン、オフできるように構成されている。
【0030】図8には、上記検出信号φppおよびφccに
基づいて上記制御信号φc,φpを形成する回路の一例が
示されている。同図において、φpcはコントロールレジ
スタに設けられた電圧切換え用フラグの状態を示す信号
である。このフラグは、中央処理装置CPUが検出信号
φppおよびφcc(モード信号MDがあるときはφpp,φ
ccおよびMD)を参照して設定する。そして、動作制御
信号φcがハイレベルのときは発振回路OSCが活性化
されかつMOSトランジスタQ21がオフされ、φcが
ロウレベルのときは発振回路OSCが停止されかつMO
SトランジスタQ21がオンされる。φcがロウレベル
のときにMOSトランジスタQ21をオンさせて電圧V
ccをノードn3に供給しているのは、発振回路OSCが
停止されることによりノードn3がフローティングにな
るのを防止するためである。
【0031】また、電圧切換え制御信号φpがハイレベ
ルのときはMOSトランジスタQ24とQ25がオン、
Q22とQ23がオフされてVppが書込み・消去電圧が
電圧Vppw/eとして出力され、制御信号φpがロウレベ
ルのときはMOSトランジスタQ22とQ23がオン、
Q24とQ25がオフされて昇圧電圧が書込み・消去電
圧が電圧Vppw/eとして出力される。なお、制御信号φ
cとφpは同時にハイレベルされることはない。表1に
は、電源電圧Vpp,Vcc(検出信号φpp,φcc)および
制御信号φpcと、制御信号φc,φpおよび書込み・
消去電圧Vppw/eとの関係を示す。
【0032】
【表1】
【0033】次に、図9および図10を用いてフラッシ
ュメモリの書込み、消去の原理を説明する。図9に例示
的に示されたメモリセルは、2層ゲート構造の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタにより構成されている。同図
において、1はP型シリコン基板、14は上記シリコン
基板1に形成されたP型半導体領域、13はN型半導体
領域、15は低濃度のN型半導体領域である。8はトン
ネル絶縁膜としての薄い酸化膜7(例えば厚さ10n
m)を介して上記P型シリコン基板1上に形成されたフ
ローティングゲート、11は酸化膜9を介して上記フロ
ーティングゲート8上に形成されたコントロールゲート
である。ソースは13、15によって構成され、ドレイ
ンは13、14によって構成される。このメモリセルに
記憶される情報は、実質的にしきい値電圧の変化として
トランジスタに保持される。
【0034】以下、特に述べないかぎり、メモリセルに
おいて、情報を記憶するトランジスタ(以下、記憶トラ
ンジスタと称する)はNチャンネル型である。メモリセ
ルへの情報の書込み動作は、例えばコントロールゲート
11及びドレインに例えば12Vのような高電圧を印加
して、アバランシェ注入によりドレイン側からフローテ
ィングゲート8に電子(ホットエレクトロン)を注入す
ることで実現される。この書込み動作により記憶トラン
ジスタは、図10に示されるように、そのコントロール
ゲート7から見たしきい値電圧が、書込み動作を行わな
かった消去状態の記憶トランジスタに比べて高くなる。
【0035】一方、消去動作は、例えばソースに高電圧
を印加して、トンネル現象によりフローティングゲート
8からソース側に電子を引き抜くことによって実現され
る。図10に示されるように、消去動作により記憶トラ
ンジスタはそのコントロールゲート11から見たしきい
値電圧が低くされる。図10では、書込み並びに消去状
態の何れにおいても記憶トランジスタのしきい値は正の
電圧レベルにされる。すなわちワード線からコントロー
ルゲート11に与えられるワード線選択レベルに対し
て、書込み状態のしきい値電圧は高くされ、消去状態の
しきい値電圧は低くされる。双方のしきい値電圧とワー
ド線選択レベルとがそのような関係を持つことによっ
て、選択トランジスタを採用することなく1個のトラン
ジスタでメモリセルを構成することができる。
【0036】記憶情報を電気的に消去する場合において
は、フローティングゲート8に蓄積された電子をソース
電極に引く抜くことにより記憶情報の消去が行われるた
め、比較的長い時間、消去動作を続けると、書込み動作
の際にフローティングゲート8に注入した電子の量より
も多くの電子が引き抜かれることになる。そのため、電
気的消去を比較的長い時間続けるような過消去を行う
と、記憶トランジスタのしきい値電圧は例えば負のレベ
ルになって、ワード線の非選択レベルにおいても選択と
同じ状態になるという不都合を生ずる。尚、書込みも消
去と同様にトンネル電流を利用して行うこともできる。
【0037】読み出し動作においては、上記メモリセル
に対して弱い書込み、すなわち、フローティングゲート
8に対して不所望なキャリアの注入が行われないよう
に、ドレイン及びコントロールゲート11に印加される
電圧が比較的低い値に制限される。例えば、1V程度の
低電圧がドレイン13に印加されるとともに、コントロ
ールゲート11に5V程度の低電圧が印加される。これ
らの印加電圧によって記憶トランジスタを流れるチャン
ネル電流の大小を検出することにより、メモリセルに記
憶されている情報の“0”、“1”を判定することがで
きる。
【0038】図11は前記記憶トランジスタを用いたメ
モリセルアレイの基本構成を示す。同図には代表的に4
個の記憶トランジスタ(メモリセル)MC1乃至MC4
が示される。X,Y方向にマトリクス配置されたメモリ
セルにおいて、同じ行に配置された記憶トランジスタM
C1,MC2(MC3,MC4)のコントロールゲート
(メモリセルの選択ゲート)は、それぞれ対応するワー
ド線WL1(WL2)に接続され、同じ列に配置された
記憶トランジスタMC1,MC3(MC2,MC4)の
ドレイン領域(メモリセルの入出力ノード)は、それぞ
れ対応するデータ線DL1,DL2に接続されている。
上記記憶トランジスタMC1,MC3(MC2,MC
4)のソース領域は、ソース線SL1(SL2)に結合
される。
【0039】図12にはメモリセルに対する消去動作並
びに書込み動作のための電圧条件の一例が示される。同
図においてメモリ素子はメモリセルを意味し、ゲートは
メモリセルの選択ゲートとしてのコントロールゲートを
意味する。同図において負電圧方式の消去はコントロー
ルゲートに例えば−10Vのような負電圧を印加するこ
とによって消去に必要な高電界を形成する。同図に例示
される電圧条件から明らかなように、正電圧方式の消去
にあっては、選択されるメモリ素子のソースにのみ高電
圧が印加されれば良いので、少なくともソースが共通接
続されたメモリセルに対して一括消去を行うことができ
る。
【0040】したがって図11の構成において、ソース
線SL1,SL2が接続されていれば、4個のメモリセ
ルMC1乃至MC4は一括消去可能にされる。この場
合、同一ソース線につながるメモリビットの数を変える
ことによりメモリブロックのサイズを任意に設定するこ
とができる。ソース線分割方式には図12に代表的に示
されるようなデータ線を単位とする場合(共通ソース線
をデータ線方向に延在させる)の他にワード線を単位と
する場合(共通ソース線をワード線方向に延在させる)
がある。一方、負電圧方式の消去にあっては、図12よ
りコントロールゲートが共通接続されたメモリセルに対
して一括消去を行うことができることが分かる。
【0041】図13には一括消去可能なメモリブロック
の記憶容量を相違させたフラッシュメモリの一例の回路
ブロック図が示される。同図に示されるフラッシュメモ
リFMRYは、8ビットのデータ入出力端子D0〜D7
を有し、各データ入出力端子毎にメモリマットARY0
〜ARY7を備える。メモリマットARY0〜ARY7
は、それぞれ相対的に記憶容量の大きなメモリブロック
LMBと相対的に記憶容量の小さなメモリブロックSM
Bとによって構成されている。図には代表的にメモリマ
ットARY0の詳細が示されているが、その他のメモリ
マットARY1〜ARY7も同様に構成されている。
【0042】夫々のメモリマットARY0〜ARY7に
は、前記図10で説明した2層ゲート構造の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタによって構成されたメモリセル
MCがマトリクス配置されている。同図においてWL0
〜WLnは全てのメモリマットARY0〜ARY7に共
通のワード線である。同一行に配置されたメモリセルの
コントロールゲートは、それぞれ対応するワード線に接
続される。夫々のメモリマットARY0〜ARY7にお
いて、同一列に配置されたメモリセルMCのドレイン領
域は、それぞれ対応するデータ線DL0〜DL7に接続
されている。メモリブロックSMBを構成するメモリセ
ルMCのソース領域はソース線SL1に共通接続され、
メモリブロックLMBを構成するメモリセルMCのソー
ス領域はソース線SL2に共通接続されている。
【0043】前記ソース線SL1,SL2には電圧出力
回路VOUT1,VOUT2から消去に利用される高電
圧Vppw/eが印加される。この高電圧Vppw/eは、前述し
た電源回路EPSから供給される。すなわち、電圧Vpp
w/eは、外部からの書込み・消去電圧VppまたはVccの
昇圧電圧のいずれかが電圧切換え回路SWCにより選択
されて供給される。上記電圧出力回路VOUT1,VO
UT2の出力動作は、消去ブロック指定レジスタのビッ
トB1,B2の値によって選択される。例えば消去ブロ
ック指定レジスタのビットB1に”1”が設定されるこ
とによって各メモリマットARY0〜ARY7のメモリ
ブロックSMBだけが一括消去可能にされる。消去ブロ
ック指定レジスタのビットB2に”1”が設定された場
合は、各メモリマットARY0〜ARY7のメモリブロ
ックLMBだけが一括消去可能にされる。双方のビット
B1,B2に”1”が設定されたときはフラッシュメモ
リ全体が一括消去可能にされる。
【0044】前記ワード線WL0〜WLnの選択は、ロ
ウアドレスバッファXABUFF及びロウアドレスラッ
チXALATを介して取り込まれるロウアドレス信号A
XをロウアドレスデコーダXADECが解読することに
よって行われる。ワードドライバWDRVはロウアドレ
スデコーダXADECから出力される選択信号に基づい
てワード線を駆動する。データ読出し動作においてワー
ドドライバWDRVは電圧選択回路VSELから供給さ
れる5Vのような電圧Vccと0Vのような接地電位と
を電源として動作され、選択されるべきワード線を電圧
Vccによって選択レベルに駆動し、非選択とされるべ
きワード線を接地電位のような非選択レベルに維持させ
る。データの書込み動作においてワードドライバWDR
Vは、電圧選択回路VSELから供給される12Vのよ
うな電圧Vppw/eと0Vのような接地電位とを電源とし
て動作され、選択されるべきワード線を12Vのような
書込み用高電圧レベルに駆動する。データの消去動作に
おいてワードドライバWDRVの出力は0Vのような低
い電圧レベルにされる。電圧Vppw/eは、前述した電源
回路EPSから供給される。
【0045】夫々のメモリマットARY0〜ARY7に
おいて前記データ線DL0〜DL7はカラム選択スイッ
チYS0〜YS7を介して共通データ線CDに共通接続
される。カラム選択スイッチYS0〜YS7のスイッチ
制御は、カラムアドレスバッファYABUFF及びカラ
ムアドレスラッチYALATを介して取り込まれるカラ
ムアドレス信号AYをカラムアドレスデコーダYADE
Cが解読することによって行われる。カラムアドレスデ
コーダYADECの出力選択信号は全てのメモリマット
ARY0〜ARY7に共通に供給される。したがって、
カラムアドレスデコーダYADECの出力選択信号のう
ちの何れか一つが選択レベルにされることにより、各メ
モリマットARY0〜ARY7において共通データ線C
Dには1本のデータ線が接続される。
【0046】メモリセルMCから共通データ線CDに読
出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスアン
プSAMPに与えられ、ここで増幅されて、データ出力
ラッチDOLATを介してデータ出力バッファDOBU
FFから外部に出力される。前記選択スイッチRSは読
出し動作に同期して選択レベルにされる。外部から供給
される書込みデータはデータ入力バッファDIBUFF
を介してデータ入力ラッチ回路DILATに保持され
る。データ入力ラッチ回路DILATに保持されたデー
タが”0”のとき、書込み回路WRITは選択スイッチ
WSを介して共通データ線CDに書込み用の高電圧を供
給する。この書込み用高電圧はカラムアドレス信号AY
によって選択されたデータ線を通して、ロウアドレス信
号AXでコントロールゲートに高電圧が印加されるメモ
リセルのドレインに供給され、これによって当該メモリ
セルに書込みがなされる。前記選択スイッチWSは書込
み動作に同期して選択レベルにされる。書込み消去の各
種タイミングや電圧の選択制御は書込み消去制御回路W
ECONTが生成する。
【0047】図14には前記Xアドレスデコーダおよび
ワードドライバ201の一例が示される。同図にはワー
ド線1本分に対応される構成が代表的に示される。Xア
ドレス信号はプリデコーダ2010とその出力をデコー
ドするデコード部2011によりデコードされ、デコー
ド部2011の出力に基づいて駆動部2012により選
択されたワード線が駆動される。プリデコーダ2010
及びデコード部2011は5V系のような電源電圧Vc
cで動作される。駆動部2012は前記電圧Vppw/eの
ような電圧で駆動される高電圧駆動系とされる。201
3は5V系と高電圧系を分離するため高耐圧Nチャンネ
ル型MOSトランジスタである。書込み時には、電圧V
ppw/eが駆動部2012に供給され、これによりワード
線はVppw/eの選択レベルと0Vの非選択レベルにされ
る。読出し時には、電源電圧Vccが駆動部2012に供
給され、これによりワード線はVccの選択レベルと0V
の非選択レベルにされる。Vppw/eとVccの切換えは、
前記電源回路EPS内の電圧切換え回路SWCと同様の
回路で行なう。
【0048】図15には、書込み回路WRITの一例が
示されている。同図にはデータ線1本分に対応される構
成が代表的に示されている。この書込み回路WRIT
は、電流制限用MOSトランジスタQrと、データラッ
チDILATに保持された書込みデータに応じてオン、
オフされる書込み用MOSトランジスタQwとからな
り、QrとQwがオンされると、書込み・消去用の高電
圧Vppw/eが選択スイッチWSを介して共通データ線C
Dに供給される。図示しないが、消去に使用するソース
回路は図14のワード線駆動部と同一構成とされてい
る。従って、消去用ソース回路にも高電圧Vppw/eが供
給される。消去時には、消去ブロック指定レジスタのビ
ットB1,B2によって、指定ソース線に電圧Vppw/e
が供給され、これ以外のとき(指定のないときおよび書
込み、読出し時)には0Vにされる。
【0049】次に、図16〜図19を用いて、高電圧を
用いて書込みを行ない負電圧を用いて消去を行なうタイ
プのフラッシュメモリに本発明を適用した場合の電源回
路EPSの実施例を説明する。高電圧を用いて書込みを
行ない負電圧を用いた消去を行なうフラッシュメモリに
あっては、例えば12Vの書込み用電圧の他に−10V
のような消去用負電圧が必要とされる。図16の電源回
路EPSでは、書込み用電圧を発生する高電圧発生回路
CPM1と、消去用負電圧を発生する負電圧発生回路C
PM2とが設けられている。高電圧発生回路CPM1と
負電圧発生回路CPM2は共に図7に示されている昇圧
回路CPMと同様の回路形式を有するチャージポンプに
より構成される。このうち負電圧発生回路CPM2は、
図19に示すように、高電圧発生回路CPM1とはMO
SトランジスタQ11〜Q1nのソースとドレインが逆
にされ、クランプダイオードDcの向きも逆にされる。
【0050】この実施例の電源回路EPSにおいても、
図3〜図6の電源回路EPSと同様に、Vppレベル検出
回路VCDとVccレベル検出回路VPDと共に外部から
供給された書込み電圧Vppまたは高電圧発生回路CPM
1で発生された高電圧のいずれかを内部書込み電圧Vpp
wとしてフラッシュメモリに選択的に供給するための電
圧切換え回路SWC1が設けられている。さらに、この
実施例の電源回路EPSには、上記負電圧発生回路CP
M2が外部から供給された書込み電圧Vppまたは通常の
動作電源電圧Vccのいずれに基づいて負電圧を発生する
のか選択するための電圧切換え回路SWC2が設けられ
ている。上記負電圧発生回路CPM2を書込み電圧Vpp
で動作させた場合は、電源電圧Vccで動作させた場合に
比較して負電圧発生回路CPM2の電流供給能力を大き
くとれるのでより大きなブロック単位での消去が可能と
なる。上記電圧切換え回路SWC1およびSWC2の切
換え制御信号は、共通の信号φpを用いることができ
る。切換え制御信号φpの形成の仕方としては、図3〜
図6の実施例と同様に中央処理装置CPUで形成するか
あるいはそのような制御信号を形成する専用の制御回路
を設ける方法が考えられる。
【0051】なお、書込み、消去電圧の切換え方式とし
ては、例えば図17に示すように、高電圧発生回路CP
M1と負電圧発生回路CPM2を電源電圧Vccのみで動
作させる方式や、図18に示すように、書込み電圧Vpp
wおよび消去電圧Vppeは常に昇圧回路から供給されるよ
うにし、その昇圧回路の動作電圧を切換えるようにした
方式等種々のバリエーションが考えられる。また、電源
回路EPSの構成は、フラッシュメモリの書込み・消去
方式に応じて決定されればよく、上記のごとく高電圧と
負電圧を使用するものの他、例えばフラッシュメモリが
2種類の高電圧を使用する場合には電源回路EPS内に
2種類の昇圧回路を設け、図16〜図18と同様に電圧
切換え回路SWC1およびSWC2を設けて選択的に供
給するようにすればよい。
【0052】次に、負電圧を用いた消去を行なうフラッ
シュメモリの書込み、消去原理を、図20〜図22を用
いて説明する。図20に例示的に示されたメモリセル
は、図9のメモリセルと同様、2層ゲート構造の絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタにより構成されている。図
20には、説明を理解しやすくするため、データ線を共
通にし列方向に隣接するの2つのメモリセル(例えば図
21におけるMC1とMC3に相当)を示してある。同
図において、図9と同一部位には同一符号が付されてい
る。すなわち、1はP型シリコン基板、14は上記シリ
コン基板1に形成されたP型半導体領域、15は低濃度
のN型半導体領域、13aはP型半導体領域14内に形
成されたドレイン領域としてのN型半導体領域、13b
は低濃度のN型半導体領域15内に形成されたソース領
域としてのN型半導体領域である。8はトンネル絶縁膜
としての薄い酸化膜7(例えば厚さ10nm)を介して
上記P型シリコン基板1上に形成されたフローティング
ゲート、11は酸化膜9を介して上記フローティングゲ
ート8上に形成されたコントロールゲートである。
【0053】メモリセルへの情報の書込み動作は、図2
1に示すように、メモリセルMC1へ書込みを行なう場
合、そのコントロールゲート11に12Vのような高電
圧、ドレインにVcc(5V)を印加し、ソースを接地電
位に接続して、ドレインからソースへ電流を流しながら
アバランシェ注入によりフローティングゲート8に電子
(ホットエレクトロン)を注入することで実行される。
この書込み動作により記憶トランジスタは、そのコント
ロールゲート7から見たしきい値電圧が、書込み動作を
行わなかった消去状態の記憶トランジスタに比べて高く
なる。このときワード線を共通にする非選択のメモリセ
ルMC2のドレインはデータ線DL2により接地電位が
印加されることで書込みが防止される。また、データ線
を共通にする非選択のメモリセルMC3はワード線DL
2によりコントロールゲート11に接地電位が印加され
ることで書込みが防止される。これらの動作は、正電圧
のみ使って、書込み、消去を行なう前記実施例における
書込み動作と同一である。
【0054】一方、消去動作は、図22に示されるよう
に、例えばメモリセルMC1を消去する場合、コントロ
ールゲート11に−10Vのような負電圧、ソースにV
cc(5V)のような正の電圧を印加し、ドレインを接地
電位に接続して、フローティングゲート8からトンネル
現象でソース側に電子を引き抜くことによって実行され
る。この場合、図21からも分かるように、ワード線方
向に隣接するメモリセルMC2はソースがメモリセルM
C1と共通にされているため、電位関係もメモリセルM
C1と同一にされる。
【0055】従って、この実施例では、ワード線および
ソースを共通にする行方向のメモリセルが同時に消去さ
れる。つまり、正電圧のみ使って、書込み、消去を行な
う前記実施例ではソースを共通にするメモリセルが一括
消去されるのに対し、負電圧を使用するこの実施例に従
うとワード線単位の一括消去が可能となる。もちろん、
消去動作の際に複数のワード線を選択してやればブロッ
ク単位での消去も可能である。電源回路EPSが外部か
らの書込み・消去用電圧VppとVccの昇圧電圧のいずれ
にも切換えてフラッシュメモリへ供給できるようにされ
ている場合、昇圧電圧使用時はワード線単位で消去を行
ない、外部電圧Vpp使用時はブロック単位で消去を行な
うように構成しても良い。なお、上記のワード線単位で
の消去の場合、非選択のワード線上のメモリセルMC
3,MC4,MC5,MC6……は、ワード線DL2,
DL3,DL4……によりコントロールゲート11に接
地電位が印加されることで書込みが防止される。上記消
去動作により選択記憶トランジスタはそのコントロール
ゲート11から見たしきい値電圧が低くされる。
【0056】次に、書込みも消去と同様にトンネル電流
を利用して行なうフラッシュメモリの書込み、消去動作
について図23および図24を用いて説明する。電源回
路の構成およびメモリセルを構成する記憶トランジスタ
の構造は、上記実施例のものと同様である。なお、この
実施例で書込み、消去とは、フローティングゲートへの
電子の注入、引抜きのことではなく、1ビットのメモリ
セルに対してそのフローティングゲートへ電子の注入、
引抜きが行なわれる動作を書込みと称し、複数のメモリ
セルに対してそのフローティングゲートへ電子の注入、
引抜きが行なわれる動作を消去と称している。従って、
メモリセルのフローティングゲートへ電子の注入、引抜
きという現象に着目すると、本実施例の書込み、消去と
前記実施例の書込み、消去とでは逆になることに注意す
べきである。
【0057】メモリセルへの情報の書込み動作は、図2
3に示すように、メモリセルMC1へ書込みを行なう場
合、そのコントロールゲート11に−10Vのような負
電圧、ドレインにVcc(5V)を印加し、共通ソースを
接地電位に接続して、フローティングゲート8からドレ
インへトンネル現象で電子(ホットエレクトロン)を引
き抜くことで実行される。この書込み動作により記憶ト
ランジスタは、そのコントロールゲート7から見たしき
い値電圧が、書込み動作を行わなかった消去状態の記憶
トランジスタに比べて低くなる。このときワード線を共
通にする非選択のメモリセルMC2のドレインはデータ
線DL2により接地電位が印加されることで書込みが防
止される。また、データ線を共通にする非選択のメモリ
セルMC3は、ワード線DL2によりそのコントロール
ゲート11に接地電位が印加されることで書込みが防止
される。これらの動作は、正電圧のみ使って、書込み、
消去を行なう前記実施例における書込み動作と同一であ
る。
【0058】一方、消去動作は、図24に示されるよう
に、例えばメモリセルMC1を消去する場合、そのコン
トロールゲート11に15Vのような正の高電圧、ソー
スおよびドレインを接地電位に接続して、基板側からフ
ローティングゲート8へトンネル現象で電子を注入する
ことによって実行される。この場合、図24のように、
ワード線方向に隣接するメモリセルMC2のソースをメ
モリセルMC1と共通にしておけば、電位関係もメモリ
セルMC1と同一になる。従って、この実施例に従うと
ワード線単位の一括消去が可能となる。なお、上記ワー
ド線単位での消去の際、非選択のワード線上のメモリセ
ルMC3,MC4,MC5,MC6……は、ワード線D
L2,DL3,DL4……によりコントロールゲート1
1に接地電位が印加されることで書込みが防止される。
複数のワード線を選択してやればブロック単位での消去
も可能である。この消去動作により記憶トランジスタ
は、そのコントロールゲート7から見たしきい値電圧
が、書込み状態の記憶トランジスタに比べて高く(約5
V)なる。
【0059】この実施例のように、書込みも消去もトン
ネル現象を利用して行なうように構成すれば、1ビット
の書込みに数n〜数十nAの電流で済むので、1ビット
の書込みに数百μAの電流を要するアバランシェ現象に
より電子の注入を行なう前記実施例のフラッシュメモリ
に比べて、昇圧回路の負担を軽減し占有面積を小さくす
ることができる。なお、この実施例においても、電源回
路EPSを外部からの書込み・消去用電圧VppとVccの
昇圧電圧のいずれにも切換えてフラッシュメモリへ供給
できるように構成して、昇圧電圧使用時はワード線単位
で消去を行ない、外部電圧Vpp使用時はブロック単位で
消去を行なうように構成することができる。
【0060】図25には図1のマイクロコンピュータに
対応される更に詳細なマイクロコンピュータの実施例ブ
ロック図が示される。同図に示されるマイクロコンピュ
ータMCUは、図1に示される機能ブロックと同一機能
ブロックとして、中央処理装置CPU、フラッシュメモ
リFMRY、シリアル・コミュニケーション・インタフ
ェースSCI、制御回路CONT、ランダム・アクセス
・メモリRAMおよび電源回路EPSを含む。図1のタ
イマに相当するものとして、16ビット・インテグレー
テッド・タイマ・パルスユニットIPUと、ウォッチド
ッグタイマWDTMRを備える。また、図1の入出力回
路I/Oに相当するものとして、ポートPORT1乃至
PORT12を備える。更にその他の機能ブロックとし
て、クロック発振器CPG、割り込みコントローラIR
CONT、アナログ・ディジタル変換器ADC、及びウ
ェートステートコントローラWSCONTが設けられて
いる。
【0061】前記中央処理装置CPU、フラッシュメモ
リFMRY、ランダム・アクセス・メモリRAM、及び
16ビット・インテグレーテッド・タイマ・パルスユニ
ットIPUは、アドレスバスABUS、下位データバス
LDBUS(例えば8ビット)、及び上位データバスH
DBUS(例えば8ビット)に接続される。前記シリア
ル・コミュニケーション・インタフェースSCI、ウォ
ッチドッグタイマWDTMR、割り込みコントローラI
RCONT、アナログ・ディジタル変換器ADC、ウェ
ートステートコントローラWSCONT、及びポートP
ORT1乃至PORT12は、アドレスバスABUS、
及び上位データバスHDBUSに接続される。
【0062】図25において、Vppw/eはフラッシュメ
モリFMRYの書換え用高電圧であり、前記電源回路E
PSにより、外部からの書込み・消去電圧Vppまたは昇
圧回路からの昇圧電圧のいずれか一方が選択されてVpp
w/eとしてフラッシュメモリFMRYに供給される。E
XTAL及びXTALはマイクロコンピュータのチップ
に外付けされる図示しない振動子から前記クロック発振
器CPGに与えられる信号である。φはクロック発振器
CPGから外部に出力される同期クロック信号である。
MD0乃至MD2はフラッシュメモリFMRYの書換え
に際して動作モードを設定するために制御回路CONT
に供給されるモード信号であり、図1のモード信号MD
に対応される。RES*はリセット信号、STBY*は
スタンバイ信号であり、中央処理装置CPU並びにその
他の回路ブロックに供給される。NMIはノン・マスカ
ブル・インタラプト信号であり、マスク不可能な割り込
みを前記割り込みコントローラICONTに与える。図
示しないその他の割り込み信号はポートPORT8,P
ORT9を介して割り込みコントローラICONTに与
えられる。
【0063】AS*は外部に出力されるアドレス信号の
有効性を示すアドレスストローブ信号、RD*はリード
サイクルであることを外部に通知するリード信号、HW
R*は上位8ビットのライトサイクルであることを外部
に通知するアッパーバイト・ライト信号、LWR*は下
位8ビットのライトサイクルであることを外部に通知す
るロアーバイト・ライト信号であり、それらはマイクロ
コンピュータMCUの外部に対するアクセス制御信号と
される。外部のPROMライタでフラッシュメモリFM
RYを直接書換え制御する第2動作モード以外におい
て、マイクロコンピュータMCUが外部をアクセスする
ためのデータBD0乃至BD15の入出力には、特に制
限されないが、前記ポートPORT1,PORT2が割
当てられる。このときのアドレス信号BA0乃至BA1
9の出力には、特に制限されないが、前記ポートPOR
T3乃至PORT5が割当てられる。
【0064】一方、マイクロコンピュータMCUに第2
動作モードが設定されたとき、そのフラッシュメモリF
MRYを書換え制御するPROMライタとの接続には、
特に制限されないが、前記ポートPORT2乃至POR
T5及びPORT8が割当てられる。すなわち、書込み
並びにベリファイのためのデータED0乃至ED7入出
力には前記ポートPORT2が割当てられ、アドレス信
号EA0ないしEA16の入力並びにアクセス制御信号
CE*(チップイネーブル信号),OE*(アウトプッ
トイネーブル信号),WE*(ライトイネーブル信号)
の入力には前記ポートPORT3乃至PORT5及びP
ORT8が割当てられる。前記チップイネーブル信号C
E*はPROMライタからのフラッシュメモリFMRY
の動作選択信号であり、アウトプットイネーブル信号O
E*はフラッシュメモリFMRYに対する出力動作の指
示信号であり、ライトイネーブル信号WE*はフラッシ
ュメモリFMRYに対する書込み動作の指示信号であ
る。
【0065】尚、アドレス信号EA0ないしEA16の
うちの1ビットEA9の入力には前記信号NMIの入力
端子が割当てられる。この様にして割当てられたポート
の外部端子、並びに高電圧Vppの印加端子などのその
他必要な外部端子は、変換ソケットを介して汎用PRO
Mライタに接続される。このときの斯る外部端子の割り
当ては、マイクロコンピュータMCUを変換ソケットを
介してPROMライタに接続し易い端子配列になるよう
に決定することができる。上記第2動作モードにおいて
PROMライタPRWとの接続に割当てられる外部端子
群には、マイクロコンピュータMCUのその他の動作モ
ードにおいては他の機能が割当てられることになる。
尚、特に制限されないが、外部からの書込み、消去電圧
Vppの供給端子は、例えばリセット信号RES*の入力
端子等の他の端子と共用することができる。これによ
り、専用端子を設ける必要がなくなり、端子数の増加を
抑えることができる。
【0066】図26には図25のマイクロコンピュータ
MCUに内蔵されるフラッシュメモリFMRYの全体的
なブロック図が示される。同図において、符号ARYで
示されるのは前記図9で説明した2層ゲート構造の絶縁
ゲート型電界効果トランジスタによって構成されたメモ
リセルをマトリクス配置したメモリアレイである。この
メモリアレイARYは図13に示した構成と同様に、メ
モリセルのコントロールゲートがそれぞれ対応するワー
ド線に接続され、メモリセルのドレイン領域はそれぞれ
対応するデータ線に接続され、メモリセルのソース領域
はメモリブロック毎に共通のソース線に接続されてい
る。
【0067】図26において、ALATはアドレス信号
PAB0乃至PAB15のラッチ回路である。中央処理
装置CPUがフラッシュメモリFMRYを書換え制御す
る第1動作モードにおいてそのアドレス信号PAB0乃
至PAB15は中央処理装置CPUの出力アドレス信号
に対応される。PROMライタがフラッシュメモリFM
RYを書換え制御する第2動作モードではアドレス信号
PAB0乃至PAB15はPROMライタの出力アドレ
ス信号EA0乃至EA15に対応される。XADEC
は、アドレスラッチALATを介して取り込まれるロウ
アドレス信号を解読するロウアドレスデコーダである。
WDRVは、ロウアドレスデコーダXADECから出力
される選択信号に基づいてワード線を駆動するワードド
ライバである。データ読出し動作においてワードドライ
バWDRVは5Vのような電圧でワード線を駆動し、デ
ータの書込み動作では12Vのような高電圧でワード線
を駆動する。データの消去動作においてワードドライバ
WDRVの全ての出力は0Vのような低い電圧レベルに
される。
【0068】YADECは、アドレスラッチYALAT
を介して取り込まれるカラムアドレス信号を解読するカ
ラムアドレスデコーダである。YSELは、カラムアド
レスデコーダYADECの出力選択信号に従ってデータ
線を選択するカラムアドレスデコーダである。SAMP
は、データ読出し動作においてカラム選択回路YSEL
で選択されたデータ線からの読出し信号を増幅するセン
スアンプである。DOLATはセンスアンプの出力を保
持するデータ出力ラッチである。DOBUFFは、デー
タ出力ラッチDOLATが保持するデータを外部に出力
するためのデータ出力バッファである。また、図26に
おいてPDB0乃至PDB7は下位8ビット(1バイ
ト)データであり、PDB8乃至PDB15は上位8ビ
ット(1バイト)データである。この例に従えば出力デ
ータは最大2バイトとされる。DIBUFFは外部から
供給される書込みデータを取り込むためのデータ入力バ
ッファである。
【0069】データ入力バッファDIBUFFから取り
込まれたデータはデータ入力ラッチ回路DILATに保
持される。データ入力ラッチ回路DILATに保持され
たデータが“0”のとき、書込み回路WRITはカラム
選択回路YSELで選択されたデータ線に書込み用高電
圧を供給する。この書込み用高電圧はロウアドレス信号
に従ってコントロールゲートに高電圧が印加されるメモ
リセルのドレインに供給され、これによって当該メモリ
セルが書込みされる。ERASECは、指定されたメモ
リブロックのソース線に消去用高電圧を供給してメモリ
ブロックの一括消去を行うための消去回路である。FC
ONTは、フラッシュメモリFMRYにおけるデータ読
出し動作のタイミング制御、及び書込み消去のための各
種タイミングや電圧の選択制御などを行う制御回路であ
る。この制御回路FCONTは、コントロールレジスタ
CREGを備える。
【0070】図27には、コントロールレジスタCRE
Gの一例が示される。コントロールレジスタCREG
は、それぞれ8ビットのプログラム/イレーズ制御レジ
スタPEREGと、消去ブロック指定レジスタMBRE
G1およびMBREG2によって構成される。プログラ
ム/イレーズ制御レジスタPEREGにおいて、符号V
ppで示されるのは、フラッシュメモリFMRYの書込
み、消去のために電源端子Pvpへ供給される書込み・
消去用高電圧Vppが所定のレベル以上になったことが検
出されたときに“1”にされる高電圧印加フラグであ
る。また、“Vcc”ビットは、通常動作のために電源端
子Pvcへ供給される電源電圧Vccが所定のレベル以上
になったことが検出されたときに“1”にされる動作電
圧印加フラグである。この所定のレベルとは、Vccを昇
圧して書込み・消去電圧Vppw/eを発生し得る最低の電
圧のことである。“Vpp/Vcc”ビットは、フラッシュ
メモリFMRYの書込み、消去に外部から供給される高
電圧VppまたはVccを昇圧した電圧のいずれを書込み・
消去電圧Vppw/eとして使用するか指定するためのビッ
トである。この“Vpp/Vcc”ビットの内容にしたがっ
て、図8に示されている制御信号φpcが形成される。
【0071】さらに、図27において“E”ビットは消
去動作を指示するビット、“EV”ビットは消去におけ
るベリファイ動作の指示ビットである。また“P”ビッ
トは書込み動作(プログラム動作)の指示ビット、“P
V”ビットは書込みにおけるベリファイ動作の指示ビッ
ト、“PB”ビットはフラッシュメモリFMRYの書込
み、消去のサイズを指定するビットである。この“P
B”ビットは、書込み・消去電圧Vppw/eとして外部Vp
pを使用しかつ書込みをページ単位でまた消去を複数ブ
ロック単位で行なう場合に“1”にされる。“PB”ビ
ットが“0”にされている場合には、書込みがバイト単
位でまた消去はブロック単位で行なわれる。この“P
B”ビットは、前記“Vpp”ビットが“1”にセットさ
れている場合にも“0”にセットすることができるよう
にされている。これによって、書込み・消去時の使用電
源は外部Vppであるが、書込みはバイト単位でまた消去
はブロック単位で行なわせることができるようになる。
【0072】消去ブロック指定レジスタMBREG1お
よびMBREG2は、それぞれ7分割された大ブロック
と8分割された小ブロックに含まれる何れのメモリブロ
ックを消去するかを指定するレジスタであり、その第0
ビットから第7ビットは各メモリブロックの指定用ビッ
トとされ、例えばビット“1”は対応メモリブロックの
選択を意味し、ビット“0”は対応メモリブロックの非
選択を意味する。例えば、消去ブロック指定レジスタM
BREG2の第7ビットが“1”のときは、小メモリブ
ロックSMB7の消去が指定される。上記コントロール
レジスタCREGは、それぞれ外部からリード・ライト
可能にされている。制御回路FCONTは、そのコント
ロールレジスタCREGの設定内容を参照し、それにし
たがって消去・書込みなどの制御を行う。外部において
は、コントロールレジスタCREGの内容を書換えるこ
とによって、消去・書込み動作の状態を制御することが
できる。
【0073】図26に戻って説明すると、制御回路FC
ONTには、制御信号としてFLM,MS−FLN,M
S−MISN,M2RDN,M2WRN,MRDN,M
WRN,IOWORDN,及びRSTが供給され、更
に、上位1バイトのデータPDB8乃至PDB15と、
アドレス信号PAB0乃至PAB15の所定ビットが与
えらる。制御信号FLMは、フラッシュメモリFMRY
の動作モードを指定する信号であり、その“0”が第1
動作モードを指定し、“1”が第2動作モードを指定す
る。この信号FLMは、例えば前記モード信号MD0乃
至MD2に基づいて形成される。
【0074】制御信号MS−FLNは、フラッシュメモ
リFMRYの選択信号であり、その“0”が選択を指示
し、“1”が非選択を指示する。第1動作モードでは中
央処理装置CPUがその制御信号MS−FLNを出力
し、第2動作モードにおいてその制御信号MS−FLN
は、PROMライタPRWから供給されるチップ・イネ
ーブル信号CE*に対応される。制御信号MS−MIS
NはコントロールレジスタCREGの選択信号である。
このとき、プログラム/イレーズ制御レジスタPERE
Gと消去ブロック指定レジスタMBREG1およびMB
REG2の何れを選択するかは、アドレス信号PAB0
乃至PAB15の所定ビットを参照して決定される。第
1動作モードでは中央処理装置CPUがその制御信号M
S−MISNを出力する。第2動作モードでは、特に制
限されないが、PROMライタPRWが出力する最上位
アドレスビットEA16がその制御信号MS−MISN
とみなされる。
【0075】M2RDNはメモリリードストローブ信
号、M2WRNはメモリライトストローブ信号、MRD
NはコントロールレジスタCREGのリード信号、MW
RNはコントロールレジスタCREGのライト信号であ
る。第1動作モードでは中央処理装置CPUがそれら制
御信号を出力する。第2動作モードでは、特に制限され
ないが、PROMライタPRWから供給されるライトイ
ネーブル信号WE*が前記信号M2WRN,MWRNと
みなされ、PROMライタから供給されるアウトプット
イネーブル信号OE*が前記信号M2RDN,MRDN
とみなされる。尚、メモリライトストローブ信号M2W
RNは、メモリセルに書込むべきデータをデータ入力ラ
ッチ回路DILATに書込むためのストローブ信号とみ
なされる。メモリセルへの実際の書込みは前記コントロ
ールレジスタCREGのPビットをセットすることによ
って開始される。
【0076】IOWORDNはフラッシュメモリFMR
Yに対する8ビットリードアクセスと16ビットリード
アクセスとの切換え信号とされる。第2動作モードにお
いては当該制御信号IOWORDNは8ビットリードア
クセスを指示する論理値に固定される。RSTはフラッ
シュメモリFMRYのリセット信号である。この信号R
STによってフラッシュメモリFMRYがリセットされ
ることにより、或は前記プログラム/イレーズ制御レジ
スタPEREGのVppフラグが“0”にされることに
より、前記プログラム/イレーズ制御レジスタPERE
GにおけるEV,PV,E,Pの各モード設定ビットが
クリアされる。
【0077】図28にはフラッシュメモリFMRYにお
けるメモリリード動作の一例タイミングチャートが示さ
れている。同図において、CK1M,CK2Mはノン・
オーバーラップ2相のクロック信号であり、動作基準ク
ロック信号とみなされる。tCYCはサイクルタイムで
あり、RAMに対するアクセスタイムと大差ない。コン
トロールレジスタCREGに対するリード動作もこれと
同様のタイミングで行われる。
【0078】図29にはフラッシュメモリFMRYにお
けるメモリライト動作の一例タイミングチャートが示さ
れている。同図に示されるライトストローブ信号M2W
RNによって指示されるメモリライト動作では、前述の
ように、メモリセルに対する実際の書込みは行われず、
入力アドレス信号PAB0乃至PAB15がアドレスラ
ッチ回路ALATに保持されるとともに、入力データP
B8乃至PB15がデータ入力ラッチDILATに保持
されて、そのライトサイクルが終了される。コントロー
ルレジスタCREGに対するライト動作もこれと同様の
タイミングで行われるが、この場合にはコントロールレ
ジスタCREGへの実際のデータ書込みが行われる。
【0079】図30には、Vppモードすなわち外部Vpp
を使用したページ単位の書込み時の動作タイミングの一
例が示されている。ライトストローブ信号M2WRNに
よって入力アドレス信号PAB0乃至PAB15がアド
レスラッチ回路ALATにラッチされる。アドレスの下
位2ビットは無視される。データ入力ラッチ回路DIL
ATは、図31に示されているように、4バイト分のラ
ッチ回路DILAT1〜DILAT4を持ち、アドレス
の下位2ビットで選択されるラッチ回路にデータがラッ
チされる。4バイト分のデータがラッチ回路DILAT
1〜DILAT4に取り込まれると、コントロールレジ
スタCREGの“P”ビットに“1”がセットされ、メ
モリセルへの書込みが実行される。
【0080】[フラッシュメモリFMRYの書換え制御
手順の詳細]次に、中央処理装置CPU又はPROMラ
イタが前記制御回路FCONTを介してフラッシュメモ
リの書込み,消去を行う制御手順の詳細な一例について
説明する。フラッシュメモリに対する情報の書込みは、
基本的に消去状態のメモリセルに対して行われる。マイ
クロコンピュータがシステムに実装された状態でフラッ
シュメモリの書換えを行う第1動作モードにおいて、中
央処理装置CPUが実行すべき書換え制御プログラム
は、消去用プログラムと、書込み用プログラムを含む。
第1動作モードの指定に従って、最初に消去の処理ルー
チンを実行し、ひき続いて自動的に書込みの処理ルーチ
ンを実行するように書換え制御プログラムを構成するこ
とができる。或は消去と書込みを分けて別々に第1動作
モードを指定するようにしてもよい。PROMライタに
よる書換え制御も第1動作モードの場合と同様のオペレ
ーションによって実行される。以下、書込み制御手順と
消去制御手順とをそれぞれ説明する。
【0081】図32には書込み制御手順の詳細な一例が
示される。同図に示される手順は、図29のタイミング
に従ったVcc昇圧モードで1バイトのデータを書込むた
めの手順であり、第1動作モードにおける中央処理装置
CPUの制御と、第2動作モードにおけるPROMライ
タの制御との双方に共通とされる。制御主体を例えば中
央処理装置CPUとして説明する。バイト単位でのデー
タ書込みの最初のステップでは、中央処理装置CPUは
その内蔵カウンタnに1をセットする(ステップS
1)。次に、中央処理装置CPUは、図29で説明した
メモリライト動作を行って、フラッシュメモリFMRY
に書込むべきデータを図26のデータ入力ラッチ回路D
ILATにセットするとともに、データを書込むべきア
ドレスをアドレスラッチ回路ALATにセットする(ス
テップS2)。
【0082】それから中央処理装置CPUは、コントロ
ールレジスタCREGに対するライトサイクルを発行し
て、プログラムビットPをセットする(ステップ3)。
これにより制御回路FCONTは、前記ステップ2でセ
ットされたデータ及びアドレスに基づいて、そのアドレ
スで指定されるメモリセルのコントロールゲートとドレ
インとに高電圧を印加して書込みを行う。このフラッシ
ュメモリ側での書込み処理時間として中央処理装置CP
Uは例えば10μ秒待ち(ステップS4)、次いでプロ
グラムビットPをクリアする(ステップS5)。
【0083】その後、中央処理装置CPUは書込み状態
を確認するために、コントロールレジスタCREGに対
するライトサイクルを発行して、プログラムベリファイ
ビットPVをセットする(ステップ6)。これにより制
御回路FCONTは、前記ステップ2でセットされたア
ドレスを利用して、そのアドレスで選択されるべきワー
ド線にベリファイ用電圧を印加して、前記書込みを行っ
たメモリセルのデータを読出す。ここで前記ベリファイ
用電圧は、充分な書込みレベルを保証するため、例えば
5Vのような電源電圧Vccよりもレベルの高い7Vの
ような電圧レベルとされる。中央処理装置CPUはそれ
によって読出されたデータと書込みに利用したデータと
の一致を確かめる(ステップS7)。中央処理装置CP
Uは、ベリファイによって一致を確認すると、プログラ
ムベリファイビットPVをクリアし(ステップS8)、
これにより当該1バイトデータの書込みが完了される。
【0084】一方、中央処理装置CPUは、ステップS
7のベリファイによって不一致を確認すると、ステップ
S9でプログラムベリファイビットPVをクリアした
後、前記カウンタnの値が、書込みリトライ上限回数N
に到達しているかの判定を行う(ステップS10)。こ
の結果、書込みリトライ上限回数Nに到達している場合
には書込み不良として処理が終了される。書込みリトラ
イ上限回数Nに到達していない場合には、中央処理装置
CPUは、カウンタnの値を1だけインクリメントして
(ステップS11)、前記ステップS3から処理を繰返
していく。
【0085】図33にはページ単位での書込み制御手順
の詳細な一例が示される。同図に示される手順は、第1
動作モードにおける中央処理装置CPUの制御と、第2
動作モードにおけるPROMライタの制御との双方に共
通とされる。以下、制御主体を例えば中央処理装置CP
Uとして説明する。ページ単位でのデータ書込みの最初
のステップでは、中央処理装置CPUはコントロールレ
ジスタCREGの“Vpp”ビットおよび“Vpp/Vcc”
ビットをチェックして、共に“1”になっているか判定
する(ステップS41)。そして、“Vpp”ビットおよ
び“Vpp/Vcc”ビットのいずれも“1”であれば、中
央処理装置CPUは“PB”ビットに“1”をセットし
てから、内蔵カウンタnを“1”にする(ステップS4
2,S43)。
【0086】次に、中央処理装置CPUは、フラッシュ
メモリFMRYに書込むべきデータ(4バイト)とその
アドレスを供給する(ステップS44)。このとき、メ
モリ側では供給されたデータとアドレスをラッチする。
その後、中央処理装置CPUはコントロールレジスタC
REGに対するライトサイクルを発行して、コントロー
ルレジスタCREGの“P”ビットを“1”にセットし
て動作モードをプログラムモードとする(ステップS4
5)。そして、10μ秒経過するのを待ってから、上記
“P”ビットを“0”にクリアする(ステップS46,
S47)。しかる後、コントロールレジスタCREGの
“PV”ビットを“1”にセットして動作モードをプロ
グラムベリファイモードとして、5μ秒経過するのを待
つ(ステップS48,S49)。
【0087】それから、中央処理装置CPUは、書込み
状態を確認するために、フラッシュメモリFMRYに書
き込んだ4バイトのデータを読み出して書込みデータと
比較し、一致しているか否か判定する(ステップS5
0)。そして、データが一致していれば、上記“PV”
ビットを“0”にクリアして書込みを終了する(ステッ
プS51)。一方、データが一致しないときは、ステッ
プS52で一旦上記“PV”ビットを“0”にクリアし
てから、内蔵カウンタnをチェックして予め設定した所
定の書込み上限回数N(例えば20回)以上になったか
判定する(ステップS53)。ここで、nがNに達して
いないときはnを「1」だけインクリメントしてから、
上記ステップS45へ戻って上記手順を繰り返す(ステ
ップS54)。そして、内蔵カウンタnが書込み上限回
数Nに達したならば、中央処理装置CPUは書込み不良
として終了する。
【0088】図34には消去制御手順の詳細な一例が示
される。同図に示される手順は、第1動作モードにおけ
る中央処理装置CPUの制御と、第2動作モードにおけ
るPROMライタの制御との双方に共通とされる。以
下、制御主体を例えば中央処理装置CPUとして説明す
る。中央処理装置CPUは、消去を行うに当たりその内
蔵カウンタnに1をセットする(ステップS21)。次
に中央処理装置CPUは、消去対象領域のメモリセルに
対してプレライトを行う(ステップS22)。すなわ
ち、消去対象アドレスのメモリセルに対してデータ
“0”を書込む。このプレライトの制御手順は前記図3
2で説明した書込み制御手順を流用することができる。
このプレライトの処理は、消去前のフローティングゲー
ト内の電荷量を全ビット均一にして、消去状態を均一化
するために行われる。
【0089】次に、中央処理装置CPUは、コントロー
ルレジスタCREGに対するライトサイクルを発行し
て、一括消去対象メモリブロックを指定する(ステップ
S23)。すなわち、消去ブロック指定レジスタMBR
EG1およびMBREG2に消去対象メモリブロック番
号を指定する。消去対象メモリブロックを指定した後、
中央処理装置CPUは、コントロールレジスタCREG
に対するライトサイクルを発行して、イレーズビットE
をセットする(ステップ24)。これにより制御回路F
CONTは、前記ステップ23で指定されたメモリブロ
ックのソース線に高電圧を印加させて、当該メモリブロ
ックを一括消去する。このフラッシュメモリ側での一括
消去の処理時間として中央処理装置CPUは例えば10
m秒待つ(ステップS25)。この10m秒という時間
は、1回で消去動作を完結することができる時間に比べ
て短い時間とされている。そして、次いでイレーズビッ
トEをクリアする(ステップS26)。
【0090】その後、中央処理装置CPUは消去状態を
確認するために、先ず一括消去対象メモリブロックの先
頭アドレスをベリファイすべきアドレスとして内部にセ
ットし(ステップS27)、次いで、ベリファイアドレ
スにダミーライトを行う(ステップS28)。すなわ
ち、ベリファイすべきアドレスに対してメモリライトサ
イクルを発行する。これにより、ベリファイすべきメモ
リアドレスがアドレスラッチ回路ALATに保持され
る。次に、中央処理装置CPUは、コントロールレジス
タCREGに対するライトサイクルを発行して、イレー
ズベリファイビットEVをセットする(ステップ2
9)。これにより制御回路FCONTは、前記ステップ
S28でセットされたアドレスを利用して、そのアドレ
スで選択されるべきワード線に消去ベリファイ用電圧を
印加して、前記消去されたメモリセルのデータを読出
す。
【0091】ここで前記消去ベリファイ用電圧は、充分
な消去レベルを保証するため、例えば5Vのような電源
電圧Vccよりもレベルの低い3.5Vのような電圧レ
ベルとされる。中央処理装置CPUはそれによって読出
されたデータが消去完結状態のデータに一致するかをベ
リファイする(ステップS30)。中央処理装置CPU
は、ベリファイによって一致を確認すると、イレーズベ
リファイビットEVをクリアし(ステップS31)、次
いで今回のベリファイアドレスが消去したメモリブロッ
クの最終アドレスか否かを判定し(ステップS32)、
最終アドレスであれば一連の消去動作を終了する。最終
アドレスに至っていないと判定されたときは、ベリファ
イアドレスを「1」だけインクリメントして(ステップ
S33)、再びステップS29からの処理を繰返してい
く。
【0092】一方、中央処理装置CPUは、ステップS
30のベリファイによって不一致を確認すると、ステッ
プS34でイレーズベリファイビットEVをクリアした
後、前記カウンタnの値が、漸次消去上限回数Nに到達
しているかの判定を行う(ステップS35)。この結
果、漸次消去上限回数Nに到達している場合には消去不
良として処理が終了される。漸次消去上限回数Nに到達
していない場合には、中央処理装置CPUは、カウンタ
nの値を「1」だけインクリメントして(ステップS3
6)、前記ステップS24から処理を繰返していく。実
際には、消去し過ぎによってメモリセルのしきい値電圧
が負の値になってしまうような過消去を防止するため
に、1回毎にベリファイを行いながら10m秒というよ
うな短時間づつ徐々に消去がくり返し行われていく。
【0093】[ワード線を単位として記憶容量を相違さ
せた複数メモリブロック化]図35にはワード線を単位
として複数メモリブロック化されると共に、一括消去可
能な当該メモリブロックの記憶容量を相違させたフラッ
シュメモリのメモリマット構成が示される。前記図13
に示される実施例ではデータ線を単位としてメモリブロ
ックを規定したが、図35の実施例においてはワード線
を単位としてメモリブロックを規定している。同図に
は、メモリマットARY0〜ARY7において、相対的
に記憶容量の大きなメモリブロックLMBと相対的に記
憶容量の小さなメモリブロックSMBが代表的に示され
ている。
【0094】夫々のメモリマットARY0〜ARY7に
は、前記図9に示されている2層ゲート構造の絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタによって構成されたメモリセ
ルMCがマトリクス配置されている。同図においてWL
0〜WLnは全てのメモリマットARY0〜ARY7に
共通のワード線である。同一行に配置されたメモリセル
のコントロールゲートは、それぞれ対応するワード線に
接続される。夫々のメモリマットARY0〜ARY7に
おいて、同一列に配置されたメモリセルMCのドレイン
領域は、それぞれ対応するデータ線DL0〜DLmに接
続されている。
【0095】小メモリブロックSMBを構成するメモリ
セルMCのソース領域はワード線方向に延在するソース
線SLwiに共通接続され、大メモリブロックLMBを
構成するメモリセルMCのソース領域はワード線方向に
延在するソース線SLw1に共通接続されている。図1
3の実施例と同様にメモリブロックを単位とする一括消
去においては、一括消去すべきメモリブロックは消去ブ
ロック指定レジスタによって指定され、これによって指
定されたメモリブロックのソース線には消去用の高電圧
Vppが供給される。消去・書き込のための電圧条件の
詳細については後述する。尚、図35において、符号Y
SELで示されているのはY選択回路、CDはコモンデ
ータ線、WRITは書込み回路、DILATはデータ入
力ラッチ、SAMPはセンスアンプ、DOLATはデー
タ出力ラッチ、DIBUFFはデータ入力バッファ、D
OBUFFはデータ出力バッファである。
【0096】ここで、メモリマットARY0〜ARY7
と出力データとの関係は図13と同様である。すなわ
ち、入出力データの1ビットは一つのメモリマットに対
応される。例えば、データD0はメモリマットARY0
が担っている。このような1メモリマットで1I/Oの
構成を採用すると、コッモンデータ線CDを各メモリマ
ット毎に分断することができ、全部のメモリマットを貫
通するように長い距離を以って延在させなくても済むよ
うになる。したがって、コモンデータ線CDの寄生容量
を小さくすることができ、アクセスの高速化並びに低電
圧動作化に寄与する。
【0097】図35に示されるように、ワード線を単位
としてLMB,SMBなどのメモリブロックを規定する
と、並列入出力ビット数が1バイト分のメモリアレイA
RY全体における最小メモリブロックの記憶容量はワー
ド線1本分の記憶容量になる。並列入出力ビット数が何
ビットであってもこれに変わりはない。これに対して図
13に示されるようなデータ線を単位としてメモリブロ
ックを規定する場合、メモリアレイ全体における最小メ
モリブロックは並列入出力ビット数に対応して8本のデ
ータ線分(各メモリマット毎に1本のデータ線)の記憶
容量とされる。したがって、データ線方向のメモリビッ
ト数がワード線方向のメモリビット数の1/8であれ
ば、メモリブロックの単位をデータ線にしてもワード線
にしても同じである。
【0098】しかし、実際には半導体集積回路化すると
きのレイアウト効率若しくはメモリセルのアドレシング
効率などとの関係で、通常はデータ線方向のメモリビッ
ト数はワード線方向のメモリビット数の1/2程度であ
る。、さらにマイクロコンピュータ内蔵フラッシュメモ
リは内部データバスに接続される関係上、並列入出力ビ
ット数がバイト或はワード単位などにされる。そのた
め、本実施例のように、ワード線を単位としてメモリブ
ロックを規定した方が、最小メモリブロックの記憶容量
を格段に小さくすることができる。メモリブロックの最
小サイズを小さくできれば、これをデータ領域などとし
て利用する場合の使い勝手が一層向上し、さらに、実質
的に書換を要しない情報も併せて一括消去した後で再び
その情報を書き戻すと言うような無駄の防止効果を更に
発揮させることができる。
【0099】[汎用PROMライタによる情報書込み]
図36には汎用PROMライタによるフラッシュメモリ
FMRYの書換えに着目したブロック図が示される。同
図には前記モード信号MODEの一例としてMD0,M
D1,MD2が示されている。モード信号MD1乃至M
D3は前記制御回路CONTに供給される。制御回路C
ONTに含まれるデコーダは、特に制限されないが、モ
ード信号MD1乃至MD3を解読して、フラッシュメモ
リFMRYに対して書込みを要しない動作モードが指示
されているか、又は前記第1動作モード若しくは第2動
作モードが指示されているかを判定する。
【0100】このとき第2動作モードの指示が判断され
ると、制御回路CONTは、汎用PROMライタPRW
とインタフェースされるべきI/Oポートを指定して、
内蔵フラッシュメモリFMRYを直接外部の汎用PRO
MライタPRWでアクセス可能に制御する。すなわち、
フラッシュメモリFMRYとの間でデータの入出力を行
うためのI/OポートPORTdataと、フラッシュ
メモリFMRYにアドレス信号を供給するためのI/O
ポートPORTaddrと、フラッシュメモリFMRY
に各種制御信号を供給するためのI/OポートPORT
contとが指定される。更に、汎用PROライタPR
Wによる書換え制御とは直接関係ない中央処理装置CP
U,ランダム・アクセス・メモリRAM,マスク・リー
ド・オンリ・メモリMASKROMなどの内蔵機能ブロ
ックの実質的な動作が抑制される。例えば、図36に例
示的に示されるようにデータバスDBUSとアドレスバ
スABUSの夫々に配置されたスイッチ手段SWITC
Hを介して前記中央処理装置CPUなどの内蔵機能ブロ
ックとフラッシュメモリFMRYとの接続が切り離され
る。
【0101】前記スイッチ手段SWITCHは、前記C
PUなどの内蔵機能ブロックからデータバスDBUSに
データを出力する回路や、アドレスバスABUSにアド
レスを出力する回路に配置された、トライステート(3
ステート)形式の出力回路として把握することもでき
る。このようなトライステート出力回路は、第2動作モ
ードに呼応して高出力インピーダンス状態に制御され
る。図36の例では汎用PROライタによる書換え制御
とは直接関係ない中央処理装置CPU,ランダム・アク
セス・メモリRAM,マスク・リード・オンリ・メモリ
MASKROMなどの内蔵機能ブロックは、スタンバイ
信号STBY*(記号*はそれが付された信号がロウ・
アクティブ信号であることを意味する)により低消費電
力モードにされている。
【0102】低消費電力モードにおいて前記トライステ
ート出力回路が高出力インピーダンス状態に制御される
なら、モード信号でMD0乃至MD2による第2動作モ
ードの指定に呼応してそれらの機能ブロックに低消費電
力モードを設定して、汎用PROライタPRWによる書
換え制御とは直接関係ないCPU,RAM,ROMなど
の内蔵機能ブロックの実質的な動作を抑制してもよい。
第2動作モードが設定されると、マイクロコンピュータ
MCUの前記I/OポートPORTdata,PORT
addr,PORTcontは変換ソケットSOCKE
Tを介して汎用PROMライタPRWに結合される。変
換ソケットSOCKETは、一方においてI/Oポート
PORTdata,PORTaddr,PORTcon
tの端子配置を有し、他方において標準メモリの端子配
置を有し、相互に同一機能端子が内部で接続されてい
る。
【00103】[CPU制御による書込み制御プログラ
ム]図36のマイクロコンピュータMCUにおいて中央
処理装置CPUが実行すべき書換え制御プログラムは予
め汎用PROMライタPRWにてフラッシュメモリFM
RYに書き込まれている。図2のマイクロコンピュータ
MCUでは、中央処理装置CPUが実行すべき書換え制
御プログラムをマスク・リード・オンリ・メモリMAS
KROMに保持させておくことができる。前記モード信
号MD0乃至MD2によって第1動作モードが指示さ
れ、制御回路CONTがこれを認識することにより、中
央処理装置CPUは、既にフラッシュメモリFMRYに
書き込まれた書込み制御プログラム、或はマスク・リー
ド・オンリ・メモリMASKROMが保持する書換え制
御プログラムにしたがってフラッシュメモリFMRYに
データの書込みを行っていく。
【0104】図37には全面フラッシュメモリとされる
マイクロコンピュータ(図1参照)のメモリマップが示
される。同図においてフラッシュメモリの所定の領域に
は書換え制御プログラムと、転送制御プログラムが予め
書き込まれている。中央処理装置CPUは、第1動作モ
ードが指示されると、転送制御プログラムを実行して書
換え制御プログラムをランダム・アクセス・メモリRA
Mに転送する。転送終了後、中央処理装置CPUの処理
は、そのランダム・アクセス・メモリRAM上の書換え
制御プログラムの実行に分岐され、これによって、フラ
ッシュメモリFMRYに対する消去並びに書込み(ベリ
ファイを含む)が繰返される。図38にはフラッシュメ
モリと共にマスクROMを有するマイクロコンピュータ
(図2参照)のメモリマップが示される。この場合には
図37で説明したような転送制御プログラムは不要とさ
れる。中央処理装置CPUは、第1動作モードが指示さ
れると、マスク・リード・オンリ・メモリMASKRO
Mが保持する書換え制御プログラムを順次実行し、これ
により、フラッシュメモリFMRYに対する消去並びに
書込みが繰返される。
【0105】[汎用PROMライタによる書込みとCP
U制御の書込みの使い分け]汎用PROMライタによる
書込みは、Vppモードで実行され、主にマイクロコンピ
ュータMCUのオンボード前すなわちマイクロコンピュ
ータMCUをシステムに実装する前の初期データ、又は
初期プログラムの書込みに適用される。これにより、比
較的大量の情報を能率的に書込むことができる。CPU
制御の書込みは、Vcc昇圧モードで実行され、マイクロ
コンピュータMCUが実装されたシステム(実装機とも
称する)を動作させながらデータのチューニングをする
場合、またプログラムのバグ対策、若しくはシステムの
バージョンアップに伴うプログラムの変更等、マイクロ
コンピュータMCUがシステムに実装された状態(オン
ボード状態)でデータやプログラムの変更が必要になっ
た場合に適用される。これにより、マイクロコンピュー
タMCUを実装システムから取り外すことなくフラッシ
ュメモリFMRYを書換えることができる。
【0106】[リアルタイム書換えへの対応]図39に
はフラッシュメモリのリアルタイム書換えへの対応手法
の一例が示される。フラッシュメモリFMRYは、その
記憶形式故に、一括消去単位としてのメモリブロックの
記憶容量を小さくしても消去に要する時間は短縮され
ず、例えば数10msec〜数秒かかる。これにより、
マイクロコンピュータMCUが実装されたシステムを動
作させながら、フラッシュメモリFMRYが保持する制
御データなどをリアルタイムで書換えてデータのチュー
ニングを行うことは難しい。これに対処するため、前記
内蔵RAMをメモリブロック書換えのための作業領域若
しくはデータバッファ領域として利用する。
【0107】すなわち、先ず、チューニングされるべき
データを保持する所定の小メモリブロックSMBのデー
タをランダム・アクセス・メモリRAMの特定アドレス
に転送する。次に前記ランダム・アクセス・メモリRA
Mの特定アドレス領域を所定の小メモリブロックSMB
のアドレスにオーバーラップさせる。このようなアドレ
ス配置の変更は、所定の制御ビット若しくはフラグの設
定に呼応して、ランダム・アクセス・メモリRAMのデ
コード論理を切替え可能にしておくことによって実現す
ることができる。そして、制御データなどのチューニン
グは、所定のメモリブロックSMBのアドレスがオーバ
ーラップされたランダム・アクセス・メモリRAMを用
いて行われる。
【0108】チューニングを完了した後は、ランダム・
アクセス・メモリRAMとメモリブロックSMBのアド
レスオーバーラップを解除して、ランダム・アクセス・
メモリRAMの配置アドレスを元の状態に復元する。最
後に、ランダム・アクセス・メモリRAMが保持するチ
ューニングされたデータを用いて、フラッシュメモリの
メモリブロックSMBを書換える。これにより、マイク
ロコンピュータMCUが実装されたシステムを動作させ
ながら、フラッシュメモリが保持する制御データなどを
リアルタイムで書換えたとのと同じデータを、結果的に
メモリブロックSMBに得ることができる。
【0109】[メモリブロックの一部書換えの能率化]
図40にはフラッシュメモリのメモリブロックの一部書
換えを能率化する手法の一例が示される。プログラムの
バグの修正若しくはバージョンアップなどに際して、フ
ラッシュメモリFMRYの所定メモリブロックSMBが
保持している情報の一部を書換える場合は、前記RAM
よりも記憶容量の小さなメモリブロックSMBの保持情
報を内蔵RAMに転送し、転送された情報の一部をその
RAM上で更新して、その更新された情報で当該メモリ
ブロックを書換えるようにする。これにより、メモリブ
ロックSMBの一つを一括消去しても、当該メモリブロ
ックSMBの保持情報はRAMに保存されているため、
書換えるべきデータだけを外部から受け取ってそのRA
M上で書換を行えば、書換え前にフラッシュメモリFM
RYが保持している書換を要しない情報を重ねて外部か
ら転送を受けなくても済み、メモリブロックの一部書換
のための情報転送の無駄を省くことができる。
【0110】[コードレス電話器への応用]図41に
は、本発明に係るフラッシュメモリを適用して有効なコ
ードレス電話器等の移動無線通信装置の一実施例のブロ
ック図が示されている。この実施例の移動無線通信装置
100は、ベースバンド部101と、マイクロコンピュ
ータ102と、高周波無線部103と、キー操作部10
4と、電池等の電源部105とにより構成されている。
そして、上記ベースバンド部101は、ディジタル・シ
グナル・プロセッサDSPと、アナログ/ディジタル変
換回路ADC、アナログ/ディジタル変換回路DACか
らなるコーデックCODECと、モデムMODEMとに
よって構成されている。また、マイクロコンピュータ1
02は、制御部CPUとメモリ装置MRYを備えてい
る。制御部CPUには、キー操作部104からダイヤル
番号や各種モードが入力される。図41において、AT
Nはアンテナ、SPはスピーカ、MICはマイクロフォ
ンである。
【0111】コードレス電話器においては、アンテナA
TNによって受信された電波はベースバンド部101に
入力され、波形等化及びアナログ−デジタル変換がなさ
れてから、誤り訂正及びフレームの分解が行われる。さ
らに、その信号はコーデックCODECによりデジタル
−アナログ変換及び音声伸長が行われ、スピーカーSP
に伝送されて出力される。一方、上記マイクロフォンM
ICに入力された音声は、上記ベースバンド部101の
コーデックCODECに入力される。そして、音声のア
ナログ−ディジタル変換及び音声圧縮が行われ、誤り訂
正及びフレーム組立てが行われる。さらに、波形等化及
びデジタル−アナログ変換が行われ、上記アンテナAN
Tより送信される。
【0112】この実施例では、マイクロコンピュータ1
02に内蔵されるメモリ装置MRYとして本発明に係る
フラッシュメモリが使用される。このメモリ装置には、
例えば短縮ダイヤル用の電話番号や必要なメモ情報が記
憶される。メモ情報の1つとして、音声情報の記憶を行
ってもよい。具体的には、例えば留守時に自分が伝達し
たいメッセージを予め記憶しておいたりあるいは通話時
に相手が話した内容をリアルタイムで記憶する。また、
通話オフ時にテープレコーダ代わりに録音できるように
したり、さらにその録音内容を相手の電話器に転送する
等の機能を持たせてもよい。
【0113】コードレス電話器等の移動無線通信装置で
は、小型軽量化が必要とされるが、小型軽量化を妨げる
原因の一つとして電源装置(バッテリー)がある。この
実施例のようにコードレス電話器の制御部に本発明のフ
ラッシュメモリを用いることによって、不揮発性の記憶
が可能であるため、データの保存に電流消費がない。そ
のため、その分バッテリーの容量を小さくすることがで
きる。あるいは、バッテリーの容量が同じならば1回の
充電動作で使用できる時間を長くすることができる。そ
の結果、コードレス電話器システムの小型化,軽量化、
低消費電力化が図れ、さらに大容量の情報を高速に読み
書きできるので、システム全体としての処理能力が向上
する。さらに、携帯用電話器として問題となっている耐
衝撃性が向上でき、コードレス電話器システムとしての
信頼性が向上する。
【0114】[自動車システムへの応用]図42に本発
明のフラッシュメモリもしくはフラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータを制御装置として使用した自動車シ
ステムの要部概略図を示す。入出力制御部I/OCON
Tは空調部,センサ類およびエンジンの動力をタイヤに
伝えるトランスミッションTRMを制御し、さらに計器
類および表示パネルとの信号の入出力を行う。上記エン
ジンはエンジン制御部によって制御される。そして、上
記入出力制御部I/OCONTはマイクロコンピュータ
MPUを内蔵した信号処理部によって、フラッシュメモ
リを制御し、情報の書き込み及び読み出しを行う。ま
た、上記トランスミッションTRMによる出力信号は車
高制御部およびサスペンション制御部に入力され、車体
の制御を行う。
【0115】本発明のフラッシュメモリもしくはフラッ
シュメモリ内蔵マイクロコンピュータMPUは、記憶装
置もしくは制御装置としてシステムに組み込む前は、汎
用PROMライタを使用して外部電源(Vpp)で、プ
ログラムデータや吸入空気量とエンジン回転数との関係
を示すテーブルデータ等のチューニングデータをフラッ
シュメモリへ書き込むことができるので、短時間に書込
みを終了することができ、効率が向上する。また、上記
フラッシュメモリもしくはマイクロコンピュータMPU
を記憶装置もしくは制御装置としてシステムに組み込ん
だ後は、バッテリー電圧(Vcc)を内部で昇圧もしく
は降圧した電圧でフラッシュメモリへの書込みが行なえ
るので、走行距離やチューニングデータの更新をリアル
タイムで行なうことができるようになる。しかも、本実
施例では、電源装置として電圧の不安定なバッテリーを
使用しているが、本発明のフラッシュメモリもしくはマ
イクロコンピュータは、内部に昇圧回路を内蔵している
ため、安定した正確な書込みが可能となる。さらに、本
実施例では、本発明におけるフラッシュメモリ内蔵マイ
クロコンピュータを制御装置として使用することによ
り、耐衝撃性が高くできるのでシステムとしての信頼性
を向上することができる。また、大容量のメモリを提供
できるので、上記制御システムにも、少ない部品数で、
高度な処理能力を持たせることができるという利点があ
る。
【0116】[ICカードへの応用]図43に本発明の
フラッシュメモリを用いたICカードの要部概略図を示
す。プラスチック基板上にフラッシュメモリFMRY、
マイクロコンピュータ等の制御装置CONT、入出力回
路I/Oおよび本発明の電源回路EPSが搭載されてい
る。電源回路EPSは、昇圧回路を内蔵しかつ書込み消
去用電圧Vppを供給する電源端子と、通常動作電圧V
ccを供給する電源端子とが設けられており、Vppま
たはVcc昇圧電圧を書込み・消去電圧Vppw/eとして
フラッシュメモリFMRYに供給できるように構成され
ている。
【0117】また、本発明のフラッシュメモリ及びマイ
クロコンピュータの内部配線と上記プラスチック基板上
の配線とは互いに接続されている。さらに上記入出力回
路I/Oと上記フラッシュメモリFMRYおよび制御装
置CONTとがプラスチック基板上の配線により電気的
に接続されており、上記入出力回路I/Oを介して外部
のシステムとの間で信号の入出力が行なえるようになっ
ている。このことによって、各種システムの情報として
ICカードを使用することが出来る。このICカードを
従来のフロッピーディスクのようにワークステーション
以下の小型及び携帯用のコンピュータシステムにおける
交換可能な補助記憶媒体として利用すれば、ディスクを
回転させる必要が無く、システム全体の小型化,軽量化
および薄型化が図れるとともに、消費電力を低減でき、
さらに大容量の情報を高速に読み書きできるので、シス
テム全体としての処理能力が向上する。
【0118】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。また、以上
の説明では主として本発明者によってなされた発明をそ
の背景となった利用分野であるフラッシュメモリ内蔵マ
イクロコンピュータに適用した場合について説明した
が、本発明は少なくともメモリブロック単位で一括消去
を行って書込みができるフラッシュメモリに広く適用す
ることができる。
【0119】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、実使用時におけるデータの
書替えが可能となり、装置の高機能化を図ることができ
るとともに、携帯用装置では異なる電圧の電池を内蔵さ
せる必要がなく装置の小型化を図ることが可能となる。
また、適用システムに応じた書込みが可能であるため、
汎用性が高くなるとともに、書込み、消去に要する時間
を短縮することが可能となる。さらに、フラッシュメモ
リ書込みも消去もトンネル現象を利用して行なうように
構成すれば、1ビットの書込みに数n〜数十nAの電流
で済むので、昇圧回路の負担を軽減させることができる
ので、電源回路を内蔵させたとしても回路の占有面積を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラッシュメモリを内蔵したマイクロコンピュ
ータの一実施例ブロック図である。
【図2】フラッシュメモリと共にマスクROMを内蔵し
たマイクロコンピュータの一実施例のブロック図であ
る。
【図3】電源回路の一構成例を示すブロック図である。
【図4】電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図5】電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図6】電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】電源回路の具体的な回路構成例を示す回路図で
ある。
【図8】電源回路へ供給される制御信号を形成する回路
の構成例を示す論理回路図である。
【図9】フラッシュメモリの原理を説明するための断面
概略図である。
【図10】フラッシュメモリのメモリ素子のゲート電圧
−ドレイン電流特性を示す特性図である。
【図11】図9の記憶トランジスタを用いたメモリセル
アレイの構成原理説明図である。
【図12】メモリセルに対する消去動作並びに書込み動
作のための電圧条件の一例説明図である。
【図13】データ線を単位に複数メモリブロック化して
そのメモリブロックの記憶容量を相違させたフラッシュ
メモリの一例回路ブロック図である。
【図14】フラッシュメモリに含まれるXアドレスデコ
ーダの詳細説明図である。
【図15】フラッシュメモリに含まれる書込み回路の詳
細説明図である。
【図16】負電圧書込み方式のフラッシュメモリに適用
して好適な電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図17】電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図18】電源回路の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図19】負電圧発生回路の具体的な構成例を示す回路
図である。
【図20】負電圧書込み方式のフラッシュメモリの原理
を説明するための断面概略図である。
【図21】負電圧書込み方式のフラッシュメモリのメモ
リアレイの構成例とその書込み時の状態を説明するため
の回路説明図である。
【図22】負電圧書込み方式のフラッシュメモリのメモ
リアレイの消去時の状態を説明するための回路説明図で
ある。
【図23】トンネル現象を利用して書込み消去を行なう
フラッシュメモリのメモリアレイの消去時の状態を説明
するための回路説明図である。
【図24】トンネル現象を利用して書込み消去を行なう
フラッシュメモリのメモリアレイの構成例とその書込み
時の状態を説明するための回路説明図である。
【図25】図1のマイクロコンピュータのより具体的な
構成例を示す全体的なブロック図である。
【図26】図25のマイクロコンピュータに内蔵される
フラッシュメモリの全体的なブロック図である。
【図27】コントロールレジスタの一例説明図である。
【図28】フラッシュメモリにおけるメモリリード動作
の一例を示すタイミングチャートである。
【図29】フラッシュメモリにおけるメモリライト動作
の一例を示すタイミングチャートである。
【図30】フラッシュメモリにおけるページ書込みモー
ドでのメモリライト動作の一例を示すタイミングチャー
トである。
【図31】データラッチ回路の具体的構成例を示すブロ
ック図である。
【図32】書込み制御手順の詳細な一例を示すフローチ
ャートである。
【図33】ページ書込みモードでの書込み制御手順の詳
細な一例を示すフローチャートである。
【図34】消去制御手順の詳細な一例フローチャートで
ある。
【図35】メモリブロック分割態様の別の例を示す説明
図である。
【図36】汎用PROMライタによるフラッシュメモリ
の書換えに着目したブロック図である。
【図37】全面フラッシュメモリとされるマイクロコン
ピュータの一例メモリマップである。
【図38】フラッシュメモリと共にマスクROMを有す
るマイクロコンピュータの一例メモリマップである。
【図39】フラッシュメモリのリアルタイム書換えへの
対応手法の一例説明図である。
【図40】フラッシュメモリのメモリブロックの一部書
換えを能率化する手法の一例説明図である。
【図41】本発明に係るフラッシュメモリを適用して有
効なコードレス電話器等の移動無線通信装置の一実施例
のブロック図である。
【図42】本発明のフラッシュメモリをメモリ素子とし
て使用した自動車システムの要部概略図である。
【図43】本発明のフラッシュメモリを用いたICカー
ドの要部概略図である。
【符号の説明】
MCU マイクロコンピュータ CHP 半導体チップ FMRY フラッシュメモリ EPS 電源回路 LMB 大メモリブロック SMB 小メモリブロック CPU 中央処理装置 RAM ランダム・アクセス・メモリ CONT 制御回路 MASKROM マスク・リード・オンリ・メモリ MD モード信号 Pmode モード信号入力端子 MD0乃至MD2 モード信号 PORTdata ポート PORTaddr ポート PORTcont ポート socket ソケット PRW 汎用PROMライタ ABUS アドレスバス DBUS データバス ARY1乃至ARY7 メモリマット MC メモリセル WL0乃至WLn ワード線 DL0乃至DL7 データ線 SL1,SL2 ソース線 B1,B2 消去ブロック指定レジスタのビッ
ト PORT1乃至PORT12 ポート ED0乃至ED7 PROMライタとの入出力データ EA0乃至EA16 PROMライタからの入力アドレ
ス信号 CE* チップイネーブル信号 OE* アウトプットイネーブル信号 WE* ライトイネーブル信号 FCONT 制御回路 CREG コントロールレジスタ NBREG 消去ブロック指定レジスタ PEREG プログラム/イレーズ制御レジス
タ E イレーズビット EV イレーズベリファイビット P プログラムビット PE プログラムベリファイビット ERASEC 消去回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントロールゲートがワード線に結合さ
    れ、ドレインがデータ線に結合され、ソースがソース線
    に結合されて、電気的な消去・書込みによって書換え可
    能な複数個の不揮発性記憶素子と、書込みまたは消去動
    作時において上記不揮発性記憶素子に印加されるべき通
    常動作電圧よりもレベルの高い電圧を発生する高電圧発
    生回路を有する電源回路と、通常動作電圧を外部から供
    給する第1の電源端子と、書込みまたは消去動作時に使
    用される通常動作電圧よりも高いレベルの電圧を外部か
    ら供給するための第2の電源端子とを備えたフラッシュ
    メモリであって、上記電源回路は、上記第1の電源端子
    に供給された通常動作電圧が所定のレベル以上にあるか
    検出する第1のレベル検出手段と、上記第2の電源端子
    に供給された高レベルの電圧が所定のレベル以上にある
    か検出する第2のレベル検出手段と、上記第2の電源端
    子に供給された高レベルの電圧または上記高電圧発生回
    路で発生された高電圧のいずれかを選択して上記不揮発
    性記憶素子に供給するための電圧切換え手段とを備えて
    いることを特徴とするフラッシュメモリ。
  2. 【請求項2】 上記電源回路は、上記高電圧発生回路と
    は別個に書込みまたは消去動作時に使用される第2の電
    圧を発生する電圧発生回路を備えていることを特徴とす
    る請求項1記載のフラッシュメモリ。
  3. 【請求項3】 上記第2のレベル検出手段からの検出信
    号に基づいて第2の電源端子に供給された高レベルの電
    圧が所定のレベル以上にあるときに、当該電圧が上記不
    揮発性記憶素子に供給されるように上記電圧切換え手段
    を制御する制御信号を形成する制御手段を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のフラッシュメモ
    リ。
  4. 【請求項4】 単一の半導体チップ上に、請求項1また
    は2に記載のフラッシュメモリと、このフラッシュメモ
    リをアクセス可能な中央処理装置とを含んで成ることを
    特徴とするマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 上記中央処理装置は、上記第1のレベル
    検出手段と上記第2のレベル検出手段からの検出信号の
    状態を反映するためのビットと、上記第2の電源端子に
    供給された高レベルの電圧または上記高電圧発生回路で
    発生された高電圧のいずれを上記電圧切換え手段が選択
    して上記不揮発性記憶素子に供給するかを指定するため
    のビットを含む制御用レジスタを備え、この制御用レジ
    スタの内容に従って上記フラッシュメモリの書込み、消
    去動作を制御するように構成されていることを特徴とす
    るマイクロコンピュータ。
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