JP3596989B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体記憶装置に関し、特に不揮発性メモリにおける記憶データ劣化の検出およびリフレッシュの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体記憶装置としては、例えば特開平3−238697号公報に記載されたものがある。以下、図8に基づいて上記の従来例の構造および動作について説明する。
図8の装置は、CPU1、メモリマトリックス2、タイマ3、および制御回路を含む書き込み回路4から構成される。そしてCPU1とメモリマトリックス2、タイマ3、書き込み回路4が接続されると共に、書き込み回路4はさらにメモリマトリックス2、タイマ3と接続される。またメモリマトリックス2の各ビットを成す不揮発性メモリトランジスタは、フラッシュメモリ、EEPROMもしくはEPROM等のPROMから構成される。
【0003】
ここで、一般にPROMに用いられる不揮発性メモリトランジスタは、周囲を絶縁膜で囲まれたフローティングゲートを有する。そしてPROMにおいては、図9に示すように、上記フローティングゲートに電子電荷を注入することによる高しきい値電圧状態をデータの書き込み、電子電荷を引き抜くことによる低しきい値電圧状態をデータの消去としている。
【0004】
ところが、このようなPROMは、以下に示す3つの問題により、記憶データが安定に保持され続けることへの保証が困難になってくることが知られている。
第1に、使用環境温度が高温になる場合、例えば自動車用途の場合等において、フローティングゲート内の電荷が消失されやすくなる、所謂リテンション特性の悪化である。
第2に、他ビットにデータを書き込むもしくは消去する際に、ビット線またはワード線に電圧を印加することによって生じるディスターブがある。
第3に、上記ビットのデータを読みだす際に、フローティングゲートに電子を注入してしまうソフトライトがある。
【0005】
上記のごとき問題に対処するため、上記の従来例においては、再書き込み(リフレッシュ)を行なってデータ破壊を防止するようになっている。以下、リフレッシュ動作を説明する。図8において、メモリマトリックス2に記憶されているプログラムにより、CPU1がデータの再書き込み信号をタイマ3と書き込み回路4に送る。するとタイマ3が各ビットのデータを再書き込みするのに必要な時間を書き込み回路4に送ると共に、書き込み回路4はメモリマトリックス2の各ビットのデータを順々に再書き込みする、すなわちリフレッシュする。このようにメモリマトリックスの各ビットのデータが消失する前にデータのリフレッシュを行なうことにより、データ破壊を防止することが出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の半導体記憶装置にあっては、以下に示す問題点があった。
上記従来例においては、CPU1が一定時間毎に全ビットのデータをリフレッシュすることになる。ここで一般に、各ビットのデータ保持に関する平均故障率と使用環境温度との間には図10に示す関係があり、温度が110〜120℃程度以上になると平均故障率が急激に上昇することが知られている。よって高温環境下でのリテンション特性の悪化を防ぐためには、使用環境温度が高くなるほど、より短い時間間隔でリフレッシュする必要がある。またディスターブやソフトライトによるデータ破壊を防ぐためには、最もディスターブやソフトライトが生じ易いバイアス条件に対応する時間間隔でリフレッシュする必要がある。
【0007】
以上の理由により、第1の問題として、データ破壊を防ぐためにリフレッシュの時間間隔を短くすると、リフレッシュの回数が多くなってしまう。一般に不揮発性メモリトランジスタのデータ書き込み回数は10〜10回位に制限されている。よって従来例ではリフレッシュの回数が多くなり過ぎることによって、不揮発性メモリトランジスタ自体が破壊される可能性がある。つまり半導体記憶装置の実際の使用状態に応じたリフレッシュの間隔、すなわちリフレッシュの頻度を設定していないために、リフレッシュが過剰に頻繁になって、半導体記憶装置の寿命が短くなってしまう。
【0008】
さらに自動車用途のように、半導体記憶装置に対する電源電圧の連続印加時間が恒久的とはならず、一般的には数時間程度と想定される場合は、上記電源電圧の連続印加時間内に少なくとも1回、リフレッシュを行なわなければならない。この結果、リフレッシュ回数がより一層多くなり、半導体記憶装置の破壊の可能性が益々高くなる。
【0009】
第2の問題として、CPUの読み出し動作に与える影響がある。この従来例では全ビットをリフレッシュするが、一般に不揮発性メモリトランジスタのデータ書き込み時間は長く、全ビットでは数分程度を要する。そしてリフレッシュの間は、CPUがデータを読み出して、演算を行なうことができない。このため、CPUの通常の動作を数分間停止するという著しい悪影響が生じる。
【0010】
第3の問題として、データ破壊を完全には防ぐことができないことである。すなわち、半導体記憶装置に当初想定した以上に巌しい温度ストレスや電圧ストレスが印加された場合、あるいはプロセス上の欠陥等によりデータ保持特性が他ビットよりも劣るビットが生じた場合などでは、リフレッシュが為される前にデータ破壊が生じる可能性がある。
【0011】
本発明は、上記のごとき従来技術の問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、第1にデータの劣化したメモリトランジスタを確実に検出することの出来る半導体記憶装置を提供することであり、第2にリフレッシュ回数の過剰によるメモリの寿命低下を防止することの出来る半導体記憶装置を提供することであり、第3にリフレッシュに要する時間を短縮してCPUの動作におよぼす影響を抑制することの出来る半導体記憶装置を提供することであり、第4に想定以上の厳しい温度・電圧ストレスが印加されたビットや保持特性が劣るビットのデータ破壊も防止することの出来る半導体記憶装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明においては、特許請求の範囲に記載するように構成している。すなわち、請求項1に記載の発明においては、不揮発性メモリトランジスタのコントロールゲートに接続されるワード線に、高しきい値電圧以下でVcc電圧以上の第1の判定電圧と、Vcc電圧未満で低しきい値電圧以上の第2の判定電圧と、を各々印加できる電圧発生回路を、ローデコーダを介して接続し、上記第1の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際の上記不揮発性メモリトランジスタの読み出し結果を当該ビットにおける第1の読み出し結果として記憶すると共に、上記第2の判定電圧を上記ワード線に印加した際の読み出し結果を当該ビットにおける第2の読み出し結果として記憶し、上記第1の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオンしており、かつ、上記第2の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオフしている場合に、上記ビットの記憶データが劣化しているとして、上記制御回路がデータ劣化信号を発生するように構成したものである。
このように構成することにより、記憶データの劣化したメモリトランジスタを確実に検出することが出来る。
【0013】
また、請求項2に記載の発明においては、高しきい値電圧以下でVcc電圧以上の第1の判定電圧を印加できる電圧発生回路を、ローデコーダを介して接続し、上記第1の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際の上記不揮発性メモリトランジスタの読み出し結果を当該ビットにおける第1の読み出し結果として記憶し、上記第1の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオンと判定され、かつ、オンの程度が上記所定の値より弱い場合に、上記ビットの記憶データが劣化しているとして、上記制御回路がデータ劣化信号を発生するように構成したものである。
このように構成することにより、記憶データの劣化したメモリトランジスタを確実に検出することが出来ると共に、電圧発生回路の構成を簡略化することが出来る。
【0014】
また、請求項3に記載の発明においては、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置において、上記データ劣化信号を上記記憶装置のデータを読むCPUに送ると共に、当該ビットの記憶データをリフレッシュするように構成したものである。このように構成することにより、劣化したデータを確実に再生することが出来ると共に、不必要なリフレッシュ動作を無くすることが出来る。
【0015】
また、請求項4に記載の発明においては、請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置において、上記メモリマトリックスの各ビットについて上記データ劣化の判定を行ない、データ劣化を生じたビットのアドレスを第2の記憶装置に順次記憶させた後に、上記アドレスを記憶した各ビットの記憶データを順次リフレッシュするように構成したものである。このように予め全てのビットについて劣化判定を行ない、その後に劣化したビットについて順次リフレッシュを行なうことにより、CPUの通常動作に支障を来すことがさらに少なくなる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明においては、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半導体記憶装置において、電圧発生回路は、第1の判定電圧より小さくVcc電圧より大きい第3の判定電圧と、第3の判定電圧よりは小さく第2の判定電圧よりは大きい第4の判定電圧と、を各々印加する機能を有し、第3の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際に、上記不揮発性メモリトランジスタがオンし、かつ第4の判定電圧を上記ビットに相当する上記ワード線に印加した際に上記不揮発性メモリトランジスタがオフする場合に、上記制御回路が、異常発生の信号を発生するように構成したものである。このように構成することにより、データ劣化の著しいビットの存在を検出することが出来る。
【0017】
また、請求項6に記載の発明においては、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半導体記憶装置において、電圧発生回路は、上記第1の判定電圧より小さくVccより大きい第3の判定電圧を印加する機能を有し、上記第3の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際に、上記不揮発性メモリトランジスタがオンはするが、そのオンの程度が所定の値より弱い場合に、上記制御回路が、異常発生の信号を発生するように構成したものである。この場合にもデータ劣化の著しいビットの存在を検出することが出来ると共に、電圧発生回路の構成を簡略化することが出来る。
【0018】
また、請求項7に記載の発明においては、請求項1乃至請求項6の何れかに記載の半導体記憶装置において、上記リフレッシュの回数が第1の所定値以上になったビットが生じた場合、もしくは前記異常発生の信号が発せられたビットが生じた場合に、当該ビットが属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てるように構成したものである。このように構成したことにより、データ劣化の著しいビットを用いることがなくなるので、故障発生をより一層防止することが出来る。
【0019】
また、請求項8に記載の発明においては、請求項7に記載の半導体記憶装置において、上記ビットが属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てる動作を、上記記憶装置のデータを読むCPUが行なうように構成したものである。このように構成したことにより、記憶装置自体に特別なアドレス割当て回路を追加することなしに故障発生をより一層防止することが出来る。
【0020】
また、請求項9に記載の発明においては、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の半導体記憶装置おいて、上記第1の判定電圧または上記第3の判定電圧のいずれかを、上記Vcc電圧と等しくするように構成したものである。このように構成したことにより、Vcc電圧以上の高電圧を発生する電源回路が不要になるので、構成を簡略化することが出来る。
【0021】
また、請求項10に記載の発明においては、請求項1乃至請求項9の何れかに記載の半導体記憶装置において、半導体記憶装置の使用時間が第2の所定値に達した毎に、または上記使用時間と半導体記憶装置の使用環境温度から導出される関数値の値が第3の所定値に達した毎に、前記のデータ劣化の検出動作を行なうように構成したものである。このように構成したことにより、データ劣化の検出タイミングを最適にすることが出来、より一層効果的にリフレッシュを行なうことが出来る。
【0022】
また、請求項11に記載の発明においては、請求項1乃至請求項10の何れかに記載の半導体記憶装置において、CPUの通常動作(本発明のリフレッシュ動作以外の演算等の動作)の停止後に、上記のリフレッシュの動作を行なうか、もしくは上記半導体記憶装置に電源電圧が印加された際に、前記リフレッシュの動作を行なってから、上記CPUの通常動作を開始させるように構成したものである。このように構成したことにより、CPUの通常動作を妨げるのをさらに少なくすることが出来る。
【0023】
また、請求項12に記載の発明においては、請求項1乃至請求項11の何れかに記載の半導体記憶装置において、半導体記憶装置の各メモリブロックまたは各セクタ毎に不良検出用メモリトランジスタを設け、上記不良検出用メモリトランジスタに対して前記データ劣化の検知処理を行ない、データ劣化が検知された場合には、上記不良検出用メモリトランジスタが属するブロックまたはセクタ内の全ての不揮発性メモリトランジスタの記憶データをリフレッシュするように構成したものである。このように構成したことにより、メモリマトリックスが大規模の場合でも、短時間でデータ劣化の判断を行なうことが出来る。
【0024】
また、請求項13に記載の発明においては、請求項1乃至請求項11の何れかに記載の半導体記憶装置において、上記半導体記憶装置の各メモリブロックまたは各セクタ毎に不良検出用メモリトランジスタを設け、上記不良検出用メモリトランジスタにおいて上記異常発生の信号が生じた際に、上記不良検出用メモリトランジスタが属するメモリブロックまたはセクタのアドレスを、未使用のメモリブロックまたはセクタに割り当てるように構成したものである。このように構成したことにより、メモリマトリックスが大規模の場合でも、短時間で異常発生を検出し、未使用のメモリに割り当てることによって故障発生をより完全に防止することが出来る。
【0025】
【発明の効果】
第1に、複数の判定電圧を用いるか、若しくはターンオンの程度に応じて記憶データが劣化しているビットを検出するように構成しているので、記憶データが劣化しているビットを確実に検出することが出来る。
【0026】
第2に、実際にデータ劣化が起きてからリフレッシュするので、従来例よりもリフレッシュ回数が少なくなる。したがってリフレッシュ回数の過剰による半導体記憶装置の破壊を防止することが出来、メモリの寿命を伸ばすことが出来る。
【0027】
第3に、データ劣化が起きているビットのみをリフレッシュするので、リフレッシュに要する時間がかなり短くなる。したがってCPUの通常動作にほとんど影響を与えない、またはCPUの通常動作の合間にリフレッシュを行なうことができる。
【0028】
第4に、当初想定した以上の巌しい電圧・温度ストレスが印加されたり、またはプロセス上の問題等により保持特性が劣るビットの場合も、その劣化を検出してリフレッシュするので、データ破壊を完全に防ぐことができる、という効果が得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施の形態を示すブロック図である。
まず構成を説明する。図1において、メモリマトリックス100は、データを記憶する複数個の不揮発性メモリトランジスタを各ビットとするものであり、上記不揮発性メモリトランジスタは、例えば後記図2に示すように、周囲を絶縁膜で囲まれたフローティングゲートを持ち、このフローティングゲート内の電子電荷の多少に対応して生じる高しきい値電圧状態と低しきい値電圧状態とによって、データを記憶するものである。
【0030】
また、メモリマトリックス100内のビット線をカラムデコーダ102を介して書き込み回路103および読み出し回路104に接続すると共に、メモリマトリックス100内のワード線をローデコーダ101を介して電圧発生回路105に接続する。さらに書き込み回路103と読み出し回路104、電圧発生回路105の動作は、制御回路106によって制御される。またメモリマトリックス100とは別個に設けられた第2の記憶装置111は、読み出し回路104と制御回路106に接続される。
【0031】
次に作用を説明する。
メモリマトリックス100の各ビットに新規にデータを書き込むまたは消去する機能、あるいは各ビットのデータを読みだす機能は、制御回路106、書き込み回路103、読み出し回路104および電圧発生回路105により行なわれる。この部分は通常の動作なので詳細な説明は省略する。
【0032】
ここでメモリマトリックス100を構成する不揮発性メモリトランジスタのデータの状態としきい値電圧分布の関係は、従来例の項で示した図9の関係と同じとする。すなわち、不揮発性メモリトランジスタ内のフローティングゲートに電子が注入されて、しきい値電圧が高くなっている状態を書き込み状態、フローティングゲートから電子が抜かれて、しきい値電圧が低くなっている状態を消去状態とする。
【0033】
以下、まず不揮発性メモリトランジスタがフラッシュメモリの場合について作用を説明する。
従来例の項で述べたように、フラッシュメモリにおいては、高温環境下でのリテンション特性の悪化や、ディスターブ、ソフトライト等によって、フラッシュメモリに記憶されているデータが破壊されやすくなる。すなわち、フローティングゲートに注入されている電子が周囲へ逃げてしまい、高しきい値電圧状態であったフラッシュメモリのしきい値電圧が低下する。またはフローティングゲートに電子が注入されてしまい、低しきい値電圧状態であったフラッシュメモリのしきい値電圧が高くなってしまう。
【0034】
本実施の形態では、上記の点に着目して、データ破壊の前兆を確実に検知して、データ破壊が起きそうなビットの記憶データのみをリフレッシュすることにより、CPUの通常動作への影響を最小限としながら、データ破壊を防止し、さらにリフレッシュ回数の過剰による、フラッシュメモリ自体の破壊も防止するようにしたものである。
【0035】
具体的には、図1において、メモリマトリックス100内の1つのビット110(図示せず)をローデコーダ101とカラムデコーダ102で選択してから、上記ビット110のワード線に、電圧発生回路105により、高しきい値電圧以下で、Vcc電位以上の第1の判定電圧Vを印加する。そしてビット110のメモリトランジスタがオン、オフのいずれであるかを、第1の読み出し結果として第2の記憶装置111に記憶する。次に、ビット110のワード線に、電圧発生回路105により、Vcc電圧未満で、低しきい値電圧以上の第2の判定電圧Vを印加する。この際も同様にビット110のメモリトランジスタがオン、オフのいずれであるかを、第2の読み出し結果として第2の記憶装置111に記憶する。上記のごとき電圧の印加、読み出し動作、オン・オフ判定等は制御回路106からの信号によって行なう。
【0036】
そして第1の読み出し結果においてビット110がオンしており、第2の読み出し結果においてビット110がオフしている場合に、制御回路106は、当該記憶装置のデータを読むプロセッサ等のCPU(図示せず)にデータ劣化信号を発する。データ劣化信号を受信したCPUはデータの読み出し動作を一旦中止すると共に、制御回路106がビット110の記憶データをリフレッシュする。すなわち、劣化を検出されたビットに対してのみリフレッシュ動作が行なわれる。そして上記の動作はメモリマトリックス100内の各ビットに対して順次行なわれる。
【0037】
ここで本実施の形態により、データ破壊の前兆を確実に検知できる理由を説明する。
まず、図2はフラッシュメモリの断面構造を示す図である。図2において、114はコントロールゲート、115はフローティングゲート、116はP型基板である。また、フローティングゲート115とP型基板116は、その間に設けられたゲート酸化膜を誘電体としてコンデンサ112を形成しており、コントロールゲート114とフローティングゲート115は、その間に設けられた層間膜を誘電体としてコンデンサ113を形成している。そしてC1は上記コンデンサ112の静電容量、C2は上記コンデンサ113の静電容量である。
【0038】
上記の構造において、コントロールゲート114の電位をVCG、フローティングゲート115の電位をVFGと表すと共に、容量結合比rを下記(数1)式で定義する。
r=C/(C+C) …(数1)
よってフローティングゲート115に電荷Q(Q<0)が注入されると、フローティングゲート115に関する電荷中性条件により、下記(数2)式が成り立つ。
CG=(1/r)VFG−(Q/C) …(数2)
上記(数2)式より、コントロールゲート114から見た、しきい値電圧Vthは下記(数3)式で表される。
th=(1/r)VFG0−(Q/C) …(数3)
ただし、VFG0:メモリトランジスタがオンする際のVFG
よって電荷Qの値が変化した際におけるしきい値電圧Vthの変化は、下記(数4)式で示される。
【0039】
ΔVth=−(ΔQ/C) (ΔQ<0) …(数4)
次に、フラッシュメモリの記憶データが書き込み状態、すなわち、高しきい値電圧状態である場合の各ビットのしきい値電圧分布を図3に示す。図3において、(a)はデータ劣化前(正常時)のしきい値電圧分布である。メモリトランジスタ自体の特性のバラツキにより、書き込み状態のしきい値電圧も多少バラツキが生じる。また(b)は、前述したリテンション特性の悪化やディスターブ等によるデータ劣化後のしきい値電圧分布である。ゲート酸化膜や層間膜の膜質、すなわちピンホールの有無や欠陥密度の多少によって、フローティングゲート115から流出する電子の数が各ビットで異なるので、上記(数4)式のΔVthの値も各ビットで大きく異なる。
【0040】
このため、各ビットのワード線に第1の判定電圧Vを印加すると、劣化後のしきい値電圧の値が第1の判定電圧V以下のビット、つまりデータ劣化の大きなビットのメモリトランジスタのみがオンする。したがって書き込み状態のビットにおいて、データ破壊に至る前のデータ劣化を検知できる。
【0041】
また、図3において、(c)と(d)は消去状態における各ビットのしきい値電圧分布を示すものであり、(c)はデータ劣化前、(d)はデータ劣化後の状態を示す。記憶データが消去状態、つまり低しきい値電圧状態である場合は、前述したディスターブやソフトライト等によってフローティングゲート115に電子が注入されることにより、データ劣化が生じる。この場合はしきい値電圧が増加する。このため各ビットのワード線に第2の判定電圧Vを印加すると、劣化後のしきい値電圧の値が第2の判定電圧V以上のビットのメモリトランジスタのみがオフする。したがって消去状態のビットにおいても、同様にしてデータ破壊に至る前のデータ劣化を検知できる。
【0042】
次に、本実施の形態において、メモリトランジスタが書き込み状態、消去状態のいずれであっても、データ劣化を検知できる理由を説明する。
図4は、メモリトランジスタが書き込み状態と消去状態の両場合において、データ劣化が起きていない(正常な)ビットとデータ劣化が起きているビットに、それぞれ第1の判定電圧Vと第2の判定電圧Vを印加した際の、メモリトランジスタのオン、オフ状態を示す図表である。
【0043】
図4に示すように、書き込み状態の正常なメモリトランジスタの場合は、第1の判定電圧Vと第2の判定電圧Vの両場合共にメモリトランジスタはオフする。次に、消去状態の正常なメモリトランジスタの場合は、第1の判定電圧Vと第2の判定電圧Vの両場合共にメモリトランジスタはオンする。一方、データ劣化が起きているメモリトランジスタの場合は、書き込み状態、消去状態に関わらず、第1の判定電圧V印加の場合はメモリトランジスタはオンすると共に、第2の判定電圧V印加の場合はメモリトランジスタはオフする。
【0044】
したがってワード線に第1の判定電圧Vを印加した際の読み出し結果を第1の読み出し結果として第2の記憶装置111に記憶させ、ワード線に第2の判定電圧Vを印加した際の読み出し結果を第2の読み出し結果として第2の記憶装置111に記憶させ、第1の読み出し結果においてメモリトランジスタがオン、第2の読み出し結果においてメモリトランジスタがオフしている場合には、そのメモリトランジスタが成すビットが劣化していると判定することが出来る。そして劣化と判定したビットのみをリフレッシュすれば、データ破壊を確実に防止でき、かつ、不必要なリフレッシュと行なうことがなくなる。
【0045】
上記のように、第1の実施の形態においては、
第1に、実際にデータ劣化が生じてからリフレッシュを行なうので、従来例のような予防的にリフレッシュを行なう場合と比較して、リフレッシュ回数が少なくなる。よってリフレッシュ回数の過剰による半導体記憶装置自体の破壊を防止でき、寿命を長くすることが出来る。
【0046】
第2に、従来例のように全ビットをリフレッシュする場合に比較すると、リフレッシュするビットの数がかなり少なくなる。よってリフレッシュに要する時間が短くなるので、リフレッシュ動作は、CPUの通常の動作の合間等に行なうことができ、CPUの通常動作に与える影響をほとんどなくすことが出来る。
【0047】
第3に、当初想定した以上の巌しい電圧・温度ストレスが印加されたり、またはプロセス上の問題等により保持特性が劣るビットの場合も、その劣化を検出してリフレッシュするので、データ破壊を完全に防ぐことができる。
【0048】
次に、図5は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
まず構成を説明する。図5の構成においては、前記図1に示した第1の実施の形態における読み出し回路104の代わりに、メモリトランジスタのターンオンの程度が所定の値と同等か、または所定の値以下かを区別して検出できるセンスアンプを有する読み出し回路204(後記図6で詳述)を用い、また電圧発生回路105の代わりに、少なくとも前述の第1の判定電圧Vを出力できる電圧発生回路205を用いている。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0049】
図6は、上記読み出し回路204内に形成するセンスアンプの一例を示す回路図である。このセンスアンプの動作原理を説明すると、ビット線215に接続されるメモリトランジスタ(図示せず)のオン、オフによってPchトランジスタ210の動作点が変化する。このためインバータ211の入力電圧が変化するので該インバータ211の出力電圧が変化し、メモリトランジスタの記憶データを読み出すことが出来る。例えばメモリトランジスタがオンならば、Pchトランジスタ210では電圧降下が生じてインバータ211の入力がLowレベルになる。よってインバータ211の出力A212はHighレベルになる。
【0050】
一方、インバータ211の入力には並列にコンパレータ213の反転入力端子が接続されている。そしてコンパレータ213の非反転入力端子には基準電圧VREFが接続されている。この基準電圧VREFの値はVcc電圧以下でインバータ211の論理しきい値電圧以上に設定する。すると、メモリトランジスタのワード線に第1の判定電圧Vを印加した際に同メモリトランジスタのターンオンの程度が所定の値以下の弱い場合は、インバータ211の出力A212はLowレベルでありながら、コンパレータ213の出力B214はHighレベルになる。よってメモリトランジスタのターンオンが所定の値以下の弱いことを検出できる。
【0051】
次に、図5の装置の作用を説明する。
メモリマトリックス100の各ビットに新規にデータを書き込むまたは消去する機能およびデータを読み出す機能は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、通常の処理なので、詳細な説明は省略する。
【0052】
ここで前述のデータ劣化の原因となる、高温環境下でのリテンション特性の悪化、ディスターブ、ソフトライトのうち、データ保持に関して最も問題となるのは、高温環境下でのリテンション特性の悪化であることが、一般に知られている。特に自動車用途のように、最高使用環境温度が80〜150℃に達する場合は顕著な問題となる。そしてリテンションにおいて問題になるのは、消去状態よりも書き込み状態のメモリトランジスタである。その理由を図7に基づいて説明する。
【0053】
図7は、前記図2と同様のフラッシュメモリ(フローティングゲートを有するトランジスタメモリ)の断面図であり、(a)は消去状態、(b)は書き込み状態を示す。図7において、200は余剰電荷、201は電界であり、その他、図2と同符号は同一物を示す。
【0054】
図7に示す装置において、半導体記憶装置に電源電圧が印加されていない状態では、P型基板116とコントロールゲート114は共にGND電位になる。(a)に示す消去状態のメモリトランジスタでは、フローティングゲート115に電子は注入されていないので余剰電荷はない。よってフローティングゲート115からP型基板116またはコントロールゲート114への電界はないので、フローティングゲート115の電荷は生じない。一方、(b)に示す書き込み状態のメモリトランジスタでは、フローティングゲート115に余剰電荷があるために、P型基板116およびコントロールゲート114への電界が生じる。このためフローティングゲート115内の電子が流出する可能性がある。
【0055】
本実施の形態では、上記の点に着目し、特に書き込み状態のビットのデータ破壊を防止するようにしたものである。
具体的には、図5において、まずメモリマトリックス100内の1つのビット110(図示せず)をローデコーダ101とカラムデコーダ102で選択する。そして上記ビット110のワード線に、電圧発生回路205により、高しきい値電圧以下で、Vcc電圧以上の第1の判定電圧Vを印加する。そしてビット110を成すメモリトランジスタのターンオンの強さが所定の値であるか、またはオンしないかを読み出し回路204において検知し、その場合は記憶データが正常であると判断する。
【0056】
一方、メモリトランジスタがターンオンはするが、オンの程度が所定の値より弱い場合は、書き込み状態での高しきい値電圧がデータ劣化により低下していると判断して、制御回路106は、当該記憶装置のデータを読むプロセッサ等のCPU(図示せず)にデータ劣化信号を発する。データ劣化信号を受信したCPUはデータの読み出し動作を一旦中止すると共に、制御回路106がビット110の記憶データをリフレッシュする。すなわち、劣化を検出されたビットに対してのみリフレッシュ動作が行なわれる。そして上記の動作はメモリマトリックス100内の各ビットに対して順次行なわれる。
【0057】
本実施の形態は、前記第1の実施の形態の効果と同様な効果があり、さらに以下に示す効果がある。
第1に、本実施の形態の電圧発生回路205は、前記第1の実施の形態における第2の判定電圧Vを印加する必要がなく、回路構成が容易になる。よって半導体記憶装置の集積度をより一層損なわない。
第2に、第1の判定電圧Vの印加のみでリフレッシュの要否を判断するため、リフレッシュ開始までに要する時間が短くなる。よってCPUが、当該ビットのデータを読む際にデータ劣化を調べてから、そのデータを読むことができるので、CPUの通常動作を損なうことなしに半導体記憶装置の信頼性を高くすることができる。
【0058】
さらに、第1と第2の実施の形態において、次のような構成を付加することも出来る。
(1) 制御回路106がデータ劣化信号を発した後に、ただちにリフレッシュを行なわず、第2の記憶装置111にデータ劣化を生じたビットのアドレスを記憶しておく。そして各ビットのデータ劣化検査後に順次リフレッシュ動作を行なう構成とする。この構成により、時間を要するリフレッシュ動作を後回しにするので、CPUの通常動作を益々損なわない。
【0059】
(2) 第1の判定電圧Vより小さくVccより大きい第3の判定電圧Vと、第3の判定電圧Vよりは小さく第2の判定電圧Vよりは大きい第4の判定電圧Vとを用い、上記第3の判定電圧Vをワード線に印加した際にメモリトランジスタがオンすると共に、上記第4の判定電圧Vをワード線に印加した際にメモリトランジスタがオフする場合か、または第3の判定電圧Vをワード線に印加した際にメモリトランジスタがオンはするが、そのオンの程度が所定の値より弱い場合に、制御回路106が異常発生の出力信号を発する構成とする。この構成により、データ劣化の著しいビットの存在を検出することが出来る。
【0060】
(3) 第1または第2の実施の形態で述べたリフレッシュの回数が予め定めた第1の所定値以上になったビットが生じた場合、もしくは上記(2)の異常発生の出力が為されたビットが生じた場合は、当該ビットの属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てる構成とする。この構成により、データ劣化の著しいビットを用いることがなくなるので、半導体記憶装置の故障をより一層防止できる。
【0061】
(4) 上記(3)の構成において、不良ビットの属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てる動作を、当該メモリのデータを読むCPUが行なう構成とする。この構成により、半導体記憶装置に特別なアドレス割当回路を追加することなく、半導体記憶装置の故障を防止できる。
【0062】
(5) 前述の第1の判定電圧Vまたは第3の判定電圧VをVcc電位と等しくする。この構成により、Vcc電圧以上の高電圧を発生する回路が必要ない、または簡略化できるので、半導体記憶装置の集積度をますます損なわない。
【0063】
(6) 半導体記憶装置の使用時間が第2の所定値に達する毎に、またはこの使用時間tと半導体記憶装置の使用環境温度Tempから導出される関数値、例えば下記(数5)式で示される値が、第3の所定値に達する毎に、第1または第2の実施の形態で述べたデータ劣化の検出動作を行なう構成とする。
∫Temp dt …(数5)
この構成により、データ劣化を生じているビットの検出タイミングが最適化でき、より一層効果的にデータ破壊に至る前にリフレッシュすることが出来る。
【0064】
(7) CPUの通常動作の停止後に、前記のリフレッシュの動作を行なうか、もしくは半導体記憶装置に電源電圧が印加された際に、前記のリフレッシュの動作を行なってから、CPUの通常動作を開始させる構成とする。この構成により、CPUの通常動作をほとんど妨げることがなくなる。
【0065】
(8) 半導体記憶装置の各メモリブロックまたは各セクタ毎に不良検出用メモリトランジスタを設け、この不良検出用メモリトランジスタに第1または第2の実施の形態によるデータ劣化の検知を行ない、データ劣化が検知された際に、この不良検出用メモリトランジスタが属するブロックまたはセクタ内のメモリトランジスタの記憶データをリフレッシュするか、もしくは、この不良検出用メモリトランジスタにおいて上記(2)の異常発生の出力信号が生じた際に、この不良検出用メモリトランジスタが属するメモリブロックまたはセクタのアドレスを、未使用のメモリブロックまたはセクタに割り当てる構成とする。
この構成により、メモリマトリックス100が大規模な場合でも、短時間でデータ劣化の判断をすることができ、CPUの通常動作に与える影響をますます小さくすることが出来る。
なお、以上述べた(1)〜(8)の構成を組み合わせれば、それぞれが重畳された効果が生じる。
【0066】
以上述べてきた説明は、メモリトランジスタの高しきい値電圧状態が書き込み状態、低しきい値電圧状態が消去状態であるとして説明してきた。逆に、低しきい値電圧状態が書き込み状態、高しきい値電圧状態が消去状態である場合も同様な効果が生じる。
【0067】
また、これまでの説明では、メモリトランジスタがフラッシュメモリである場合について説明したが、メモリトランジスタがEEPROMもしくはEPROMの場合でも同様な効果が生じる。
【0068】
また、当該半導体記憶装置において、実使用状態時に有効な高電圧電源が供給されていない等の理由により、メモリトランジスタのリフレッシュが行なえない場合は、まず本実施の形態によって劣化ビットの検出を行なう。そして上記(3)、(4)の構成のように、当該劣化ビットが属するメモリブロックまたはメモリセクタのアドレスを未使用のメモリブロックまたはメモリセクタに割り当てるように構成することにより、リフレッシュを行なえない場合でも、確実に半導体記憶装置の故障を防止できる。
【0069】
さらに、これまで説明した本発明の実施の形態においては、従来のECC回路(Error Checking and Correcting回路)と比較しても、さらに以下の効果がある。
第1に、ECC回路は1ワードないしは1バイト中の1ビット誤りしか訂正できない。本実施の形態の場合は、そのような制約がなく、確実に故障を防止できる。
【0070】
第2に、ECC回路は本来のメモリマトリックスに加えて、複数ビットから成るパリティビットを有するメモリマトリックスを必要とする。このため記憶装置の大きさが30〜50%増加し、記憶装置の集積度を著しく損なう。その点、本発明の実施の形態においては追加回路の面積はメモリマトリックス自体の面積よりもずっと小さく、半導体記憶装置の集積度をほとんど損なわない。前記(8)の構成に示した不良検出用メモリトランジスタや劣化したビットのための予備のメモリトランジスタを有する場合でも、追加面積はメモリマトリックス自体の1〜10%程度でよく、集積度の著しい悪化は生じない。
【0071】
第3に、ECC回路はビット誤り訂正回路を有するため、データ読み出し時にアクセスタイムが増加してしまう。本発明の実施の形態ではデータ読み出し時のアクセスタイム増加はなく、CPUの通常動作に悪影響を与えない。
【0072】
なお、前記実施の形態において、第2の記憶装置111は必ずしも不揮発性メモリトランジスタで構成される必要はなく、SRAMもしくはフリップフロップ等で構成される順序回路などの電子回路でも良い。
【0073】
また、制御回路106の機能を、当該記憶装置のデータを読むCPUが行なうことにより、記憶装置の回路構成を簡略化できる。さらに半導体記憶装置とCPUを同一半導体基板上に形成すれば、パッケージ等に制約されることなく、半導体記憶装置とCPU間の配線を増やすことができ、回路構成の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】フラッシュメモリの断面構造を示す断面図。
【図3】フラッシュメモリの記憶データが書き込み状態(高しきい値電圧状態)および消去状態(低しきい値電圧状態)である場合の各ビットのしきい値電圧分布を示す図。
【図4】ビットに第1の判定電圧Vと第2の判定電圧Vを印加した際の、メモリトランジスタのオン、オフ状態を示す図表。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図。
【図6】読み出し回路204内に形成するセンスアンプの一例を示す回路図。
【図7】フラッシュメモリの断面図であり、(a)は消去状態、(b)は書き込み状態を示す図。
【図8】従来装置の一例のブロック図。
【図9】フラッシュメモリの書き込み状態と消去状態におけるメモリトランジスタのしきい値電圧を示す図。
【図10】半導体記憶装置における温度と平均故障率との関係を示す特性図。
【符号の説明】
1…CPU
2…メモリマトリックス
3…タイマ
4…制御回路を含む書き込み回路
100…メモリマトリックス
101…ローデコーダ
102…カラムデコーダ
103…書き込み回路
104…読み出し回路
105…第1の判定電圧Vと第2の判定電圧Vとを出力できる電圧発生回路
111…第2の記憶装置
112…コンデンサ
113…コンデンサ
114…コントロールゲート
115…フローティングゲート
116…P型基板
204…センスアンプを有する読み出し回路
205…第1の判定電圧Vを出力できる電圧発生回路
210…Pchトランジスタ
211…インバータ
212…インバータ211の出力A
213…コンパレータ
214…コンパレータ213の出力B
215…ビット線

Claims (13)

  1. 周囲を絶縁膜で囲まれたフローティングゲートを持つ不揮発性メモリトランジスタであって、該フローティングゲート内の電子電荷の多少に対応して生じる高しきい値電圧状態と低しきい値電圧状態とによってデータを記憶する不揮発性メモリトランジスタを複数個有し、該複数の不揮発性メモリトランジスタを各ビットとするメモリマトリックスを有する半導体記憶装置において、
    上記ビットにデータを書き込む書き込み回路と、データを読み出す読み出し回路とをカラムデコーダを介して上記ビットのビット線に接続すると共に、
    上記不揮発性メモリトランジスタのコントロールゲートに接続されるワード線に、上記高しきい値電圧以下でVcc電圧以上の第1の判定電圧と、上記Vcc電圧未満で上記低しきい値電圧以上の第2の判定電圧と、を各々印加できる電圧発生回路を、ローデコーダを介して接続し、
    かつ、上記書き込み回路と上記読み出し回路と上記カラムデコーダ、および上記電圧発生回路と上記ローデコーダの動作を制御する制御回路を有し、さらに上記メモリマトリックスとは別個の第2の記憶装置を備え、
    上記第1の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際の上記不揮発性メモリトランジスタの読み出し結果を当該ビットにおける第1の読み出し結果として上記第2の記憶装置に記憶すると共に、上記第2の判定電圧を上記ワード線に印加した際の上記不揮発性メモリトランジスタの読み出し結果を当該ビットにおける第2の読み出し結果として上記第2の記憶装置に記憶し、
    上記第1の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオンしており、かつ、上記第2の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオフしている場合に、上記ビットの記憶データが劣化しているとして、上記制御回路がデータ劣化信号を発生するように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 周囲を絶縁膜で囲まれたフローティングゲートを持つ不揮発性メモリトランジスタであって、該フローティングゲート内の電子電荷の多少に対応して生じる高しきい値電圧状態と低しきい値電圧状態とによってデータを記憶する不揮発性メモリトランジスタを複数個有し、該複数の不揮発性メモリトランジスタを各ビットとするメモリマトリックスを有する半導体記憶装置において、
    上記ビットにデータを書き込む書き込み回路と、データを読み出す読み出し回路とをカラムデコーダを介して上記ビットのビット線に接続すると共に、
    上記不揮発性メモリトランジスタのコントロールゲートに接続されるワード線に、上記高しきい値電圧以下でVcc電圧以上の第1の判定電圧を印加できる電圧発生回路を、ローデコーダを介して接続し、
    かつ、上記書き込み回路と上記読み出し回路と上記カラムデコーダ、および上記電圧発生回路と上記ローデコーダの動作を制御する制御回路を有すると共に、上記読み出し回路が、上記不揮発性メモリトランジスタのオンの程度が所定の値と同等か、弱いかを判別できる機能を有し、さらに上記メモリマトリックスとは別個の第2の記憶装置を備え、
    上記第1の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際の上記不揮発性メモリトランジスタの読み出し結果を当該ビットにおける第1の読み出し結果として上記第2の記憶装置に記憶し、
    上記第1の読み出しを行った際の読み出し結果において上記不揮発性メモリトランジスタがオンと判定され、かつ、オンの程度が上記所定の値より弱い場合に、上記ビットの記憶データが劣化しているとして、上記制御回路がデータ劣化信号を発生するように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記制御回路は、上記データ劣化信号を上記記憶装置のデータを読むCPUに送ると共に、当該ビットの記憶データをリフレッシュするように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記制御回路は、上記メモリマトリックスの各ビットについて上記データ劣化の判定を行ない、データ劣化を生じたビットのアドレスを上記第2の記憶装置に順次記憶させた後に、上記アドレスを記憶した各ビットの記憶データを順次リフレッシュするように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記電圧発生回路は、上記第1の判定電圧より小さくVcc電圧より大きい第3の判定電圧と、上記第3の判定電圧よりは小さく上記第2の判定電圧よりは大きい第4の判定電圧と、を各々印加する機能を有し、
    上記第3の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際に、上記不揮発性メモリトランジスタがオンし、かつ上記第4の判定電圧を上記ビットに相当する上記ワード線に印加した際に上記不揮発性メモリトランジスタがオフする場合に、上記制御回路が、異常発生の信号を発生するように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記電圧発生回路は、上記第1の判定電圧より小さくVcc電圧より大きい第3の判定電圧を印加する機能を有し、
    上記第3の判定電圧を、所定ビットに相当する上記ワード線に印加した際に、上記不揮発性メモリトランジスタがオンはするが、そのオンの程度が所定の値より弱い場合に、上記制御回路が、異常発生の信号を発生するように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記リフレッシュの回数が第1の所定値以上になったビットが生じた場合、もしくは前記異常発生の信号が発せられたビットが生じた場合に、当該ビットが属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てるように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項7に記載の半導体記憶装置において、
    上記ビットが属するバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタのアドレスを、未使用のバイトもしくはメモリブロックあるいはセクタに割り当てる動作を、上記記憶装置のデータを読むCPUが行なうように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れかに記載の半導体記憶装置おいて、
    上記第1の判定電圧または上記第3の判定電圧のいずれかを、上記Vcc電圧と等しくするように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記半導体記憶装置の使用時間が第2の所定値に達した毎に、または上記使用時間と半導体記憶装置の使用環境温度から導出される関数値の値が第3の所定値に達した毎に、前記のデータ劣化の検出動作を行なうように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  11. 請求項1乃至請求項10の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記CPUの通常動作の停止後に、上記のリフレッシュの動作を行なうか、もしくは上記半導体記憶装置に電源電圧が印加された際に、前記リフレッシュの動作を行なってから、上記CPUの通常動作を開始させるように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記半導体記憶装置の各メモリブロックまたは各セクタ毎に不良検出用メモリトランジスタを設け、上記不良検出用メモリトランジスタに対して前記データ劣化の検知処理を行ない、データ劣化が検知された場合には、上記不良検出用メモリトランジスタが属するブロックまたはセクタ内の全ての不揮発性メモリトランジスタの記憶データをリフレッシュするように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 請求項1乃至請求項11の何れかに記載の半導体記憶装置において、
    上記半導体記憶装置の各メモリブロックまたは各セクタ毎に不良検出用メモリトランジスタを設け、上記不良検出用メモリトランジスタにおいて上記異常発生の信号が生じた際に、上記不良検出用メモリトランジスタが属するメモリブロックまたはセクタのアドレスを、未使用のメモリブロックまたはセクタに割り当てるように構成したことを特徴とする半導体記憶装置。
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