JP2010165456A - 消去/プログラミングに不具合を生じた不揮発性メモリ装置の自己修復方法およびそれに関する不揮発性メモリ装置 - Google Patents

消去/プログラミングに不具合を生じた不揮発性メモリ装置の自己修復方法およびそれに関する不揮発性メモリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 欠陥部品の認識と修正を装置内部において行い、メモリ装置の寿命と製造歩留まりとを改善すること。
【解決手段】 メモリ装置(20)は複数のスタンダードセクタ(15)と冗長部(2)とからなるメモリブロック(1)と、メモリセルデータのプログラミング及び消去を制御する制御回路(3)と、メモリセルに記憶されたデータ用の正確性確認回路(7)とを有し、正確性確認回路は制御回路により作動され機能不全セルを1つでも検出すると不正データ信号を発生する。制御回路は冗長を活性化し、冗長部を作動し、不正データ存在の場合に冗長メモリステージ(5b)に冗長データを記憶する。消去・プログラミングの両動作におけるカラム冗長、ロウ冗長、セクタ冗長の種々の実行方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、消去/プログラミングに不具合を生じた不揮発性メモリ装置の自己修復方法およびそれに関連した不揮発性メモリ装置に関する。
周知のように、数メガバイトの半導体不揮発性メモリ装置(EPROMもしくはフラッシュメモリ)においては、全体の面積における相当の割合、例えば40%から70%をセルアレイが占めている。不揮発性メモリが適用されるような場合においては、概装置の作動中(読み出し、プログラミング、および消去)にアレイ内のすべてのセルが完全に機能することが求められる。
理論上では、正しく動作しないセルが1つでもあれば、メモリ装置全体が使用不能になるには十分である。どんな製造ロットにおいても欠陥のメモリセルが生産される確率がゼロではない以上、この種の集積装置の工業生産において、この事実は非常に重要である。
欠陥ビットを検出・修正するための解決法がなければ、完全に動作するメモリセルを有する装置を特定の製造ロットにおいて得る確率は極めて低く、大規模な工業生産における観点から受け入れ難いものである。この確率はいわゆるロットの「主歩留まり」(prime yield)を示しており、ある生産プロセスの優秀さを示す数値を表している。
最終製造工程におけるメモリ装置の歩留まりを向上するために、欠陥ビットを認識し修正するための回路上の解決手段が用いられてきている。一般に、この目的のために採用された技術では、メモリアレイを構成するメモリセルに加えて、当該する欠陥アレイセルと取り換えるためのメモリセルが用いられている。このように冗長セルとして用いられ、定義されるセルは、アレイセルと同様のものである。それらは、通常はすでに装置内に設けられている回路によって適切に制御されなければならない。
詳細には、欠陥セルが1つだけであってもそれに対応するアレイのロウもしくはカラムを取り換えることができるように、冗長セルからなるロウもしくはカラムを全体として用いてメモリを構成することが好ましい。このように、欠陥を修正する能力と冗長セルを制御するための回路に必要な面積との間で妥協点を見出すこととなる。
通常は、冗長は電気ウェハ分類(EWS)ステップにおいて活性化し、その間に適切な検査フローを経て問題のあるセルが認識され、冗長セルと取り換えられる。従って、ロウの冗長でもカラムの冗長でも、冗長によって修正が可能なのは、時間ゼロにおける欠陥のみである。すなわち、工場内においてのみである。
例えば、サイクリングのため、あるセルにおいて相当なゲインの減少が起きたとすると、概セルは、消去およびプログラムステップを終えることができなくなってしまい、結果として装置全体が不良となってしまう。
従って、本発明の目的はメモリの動作中に起こる欠陥の問題を解決するための方法を提供することである。
本発明によれば、請求項1および14でそれぞれ定義されるように、方法と不揮発性メモリ装置とが提供される。
プログラミングエラーもしくは消去エラーの場合に自己修正処理を実行するメモリを示すブロック図である。 カラム冗長を用いて実行される消去動作のフロー図である。 ロウ冗長を用いて実行される消去動作のフロー図である。 図1の一部を詳細に示すブロック図である。 他の実施の形態において、図4の一部を詳細に示した図である。 図1の他の部分を詳細に示すブロック図である。 図4に示した構造において使用可能な、図1の一部を詳細に示すブロック図である。 図5に示した構造において使用可能な、図1の一部を詳細に示すブロック図である。 単一の欠陥部分に関してカラム冗長を用いて実行されるプログラミング動作を示すフロー図である。 図1の一部を詳細に示すブロック図である。 図10に示した部分の変形例を示す図である。 図1のメモリの一部を示すブロック図である。
ここで、本発明をよりよく理解するために、添付の図面を参照にして好適な実施形態の説明をおこなう。なお、概実施形態は本発明を限定するものではない。
本発明は、書き込みおよび/または消去動作中(すなわちメモリの通常動作中)に1つ以上の欠陥セルが検出された時に、メモリ自身による内部自己修復および/または自己代替処理を起動することに基づいている。この方法により、捨てることなく継続してメモリを用いることが可能になる。
本発明の一形態によれば、消去が不良であった際に動作し、冗長リソースを用いる方法と構造が提供される。概方法では、欠陥が原因で消去が不完全となったのはいつなのかという検査と、欠陥セルを取り換えるための十分なリソースがあるかの検査とを行うことが考えられる。
本発明の他の一形態によれば、プログラミング(書き込み)が不良であった場合に動作する方法と構造が提供される。この場合においては、セクタ全体にカラム冗長を行うと、すでにプログラミングが終了している他のロウのビットをシフトさせることになってしまうという問題が生じる。解決法の1つとしては、欠陥セルの全アドレスを不揮発性冗長レジスタに記録することがある。あるいは、欠陥セルを含んだロウ全体が内部で交換されたアドレス、すなわち冗長されたアドレスで駆動される小さなセクタを設けることが考えられる。他の選択肢としては、プログラミングを実行するのに必要とされる時間の量が重要な要因ではない場合に、EWSの最中にプログラム時間を犠牲にして実行されるカラム冗長と同様の方法も考えられる。
1.消去不良
消去中における欠陥の処理に関する問題は、全て「1’」をメモリアレイに書き込むので推測的に全てのセルの内容を知ることができることに関連している。本解決法によれば、メモリは欠陥が検出された際に用いることができる冗長リソースを有している。詳細には、消去の最後もしくは消去の前に、消去されたもしくは消去されるセルの確認すなわち検査が行われる。もし残りの冗長リソースと互換性のある欠陥(例えば、欠陥ロウもしくは欠陥カラム)のために消去が不完全となった場合には、冗長が活性化する。すなわち、欠陥部分のアドレスが、適切に設けられ不揮発性セルを含んだメモリユニット(CAMもしくはUPROM)に書き込まれる。冗長セルは、装置の寿命が続く限り常に準備の整った状態でいなければならないので、それらが必要となった時に完璧に機能するように各消去サイクルにおいてソフト・プログラムされなければならない。
ここで、以下に説明される解決法をよりよく理解するために、図1を参照して、本発明において用いられるメモリ装置の構造の簡単な説明をおこなう。
図1は、以下において説明するように、消去もしくはプログラム不良の場合に、EWS中および内部において冗長を活性可能なメモリの(内部での冗長を処理する部分に関する)構造図を示している。メモリはロウ冗長、カラム冗長もしくはセクタ冗長を実行可能である。
図1において、メモリ装置20はメモリブロック1を備え、メモリブロック1は、周知のように、メモリアレイ、ロウアドレス回路およびカラムアドレス回路、および読み出し回路(センスアンプ)を含んでいる。メモリアレイは、周知のように、複数のスタンダードセクタ15からなり、各セクタ15はそれぞれ複数の不揮発性セル14を含んでいる(図1にはその1つだけを示す)。さらに、メモリアレイは概略に例示された冗長部2を備えている。当然、冗長部2の構造および物理的配置は、ロウ冗長、カラム冗長、またはセクタ冗長のどれが用いられるかによって決まる。冗長部2の配置および構造の例としては以下における様々な実施形態に従って説明される。
制御ユニット3は、実行される動作の信号R/E/P(reading、erasing、もしくはprogramming)を外部から受信し、欠陥メモリ信号Fを発信し、メモリブロック2に適切なバイアスを供給するバイアス電圧発生回路4を制御する。
UPROMバンク5はアドレス修正信号および、アドレスされるセルのアドレスADDを受信する。さらにUPROMバンク5は、それぞれ冗長の活性および冗長を必要としているセルのアドレスを示す信号NEDCおよびRDCを冗長マルチプレクサ6に送る。アドレスADDはさらにメモリブロック1にも供給される。
冗長マルチプレクサ6はメモリブロック1からの読み出しビットSAを受信し、プログラム制御信号PLBをメモリブロック1に供給する。さらに、冗長マルチプレクサ6は冗長データDATACを確認ブロック7に供給し、後にプログラム制御信号PLCを受け取る。
冗長マルチプレクサ6によって出力された冗長データDATACは、制御ユニット3によって制御される第1のスイッチ8を通じて確認ブロック7に供給される。冗長データDATACはさらに、制御ユニット3によって制御される第2のスイッチ9を通じてメモリ装置20の出力10に供給される。出力10はデータピンによって形成してもよいし、同一チップ内に組みこまれた他の装置に接続してもよい。出力10の上段には、入出力ロジック(図示せず)が設けられており、一度に1ワード(8/16/32ビット)のビットの入出力が可能となっている。
さらに、確認ブロック7は制御ユニット3との間で制御信号Sの交換を行う。特に、図2、3および9を参照してより詳細に説明するように、確認ブロック7は活性信号を受け、結果確認信号を送る。また、確認ブロック7は外部から入力データINDATAを受け取り、入力データINDATAと冗長データDATACとを比較する。
図1において、UPROMバンク5は特定のUPROMセットを2つ備えている。すなわち、通常の冗長に関するデータを記憶できるようにEWSステップで初期設定されたUPROMからなる第1のセット5aと、内部の冗長に用いられるUPROMからなる第2のセット5bである。あるいは、UPROMのセットをさらに2つ持つことも可能であるが、内部において活性可能な冗長においては、EWSステップの終了時点で用いられていなかったUPROMバンク5の第2のセット5bと第1のセット5aのUPROMとの両方を用いることも可能である。他には、UPROMのセットを1つ設け、EWSステップで用いられなかったUPROMを内部での冗長に用いることも可能である。
1.1 カラム冗長
本解決法においては、図1に示したメモリ構造を用い、そのフローチャート図2に示す。この場合、図10に示す構造によれば、冗長部2は各セクタ内の1つ以上のカラムからなる。以下にその詳細な説明を行う。
まず、ステップ30において、いくつかのカウンタ、すなわち付加パルスカウンタT、消去パルスカウンタA、カラムカウンタCおよびロウカウンタRがゼロにセットされる。
次に、ステップ31において消去パルスがセクタ全体に送られ、ステップ32において第1のワードの1つ(カウンタRおよびCによって指定される)の確認読み出しが行われ、確認の結果、好ましい結果が得られたビットの数Nがカウントされる。確認の結果、いくつかのセルに関して、同時に読み出されたセルの数Nmax(例えば64セル)から設置された冗長セルの数Risを引いた数に相当する閾値をNが下回った場合には(ブロック33からNOに進む)、消去パルスカウンタAが増加され(ステップ34)、消去パルスの最大値AMAXにまで達したかどうかの確認が行われる(ステップ35)。最大値まで達していた場合(ブロック35からYESに進む)、欠陥メモリ信号Fを発生し(ステップ36)、処理は終了する。一方、最大値まで達していない場合には(ブロック35からNOに進む)、ステップ31において新たな消去パルスが供給される。
確認によって少なくともNmax−Risのセルに関して肯定的な結果が出された場合には(ブロック33からYESに進む)、同時に読まれた全てのセルが消去されたかどうかを検査する(例えばN=Nmax=64かどうか)(ステップ37)。その結果がYESであれば、ステップ38へと進み、すべてのカラムが確認されたかどうかの検査を行う。すべてのカラムが確認されていないという結果が出た場合には、ステップ39に進み、カラムカウンタCが増加し、付加パルスカウンタTがゼロにリセットされ、ステップ32に戻り新たな確認読み出しが実行される。
すべてのカラムが確認されている場合には(ステップ38からYESに進む)、すべてのロウが確認されているかどうかを検査する(ステップ40)。すべてのロウが確認されていないという結果が出た場合には、ステップ41に進み、ロウカウンタRが増加し、カラムカウンタCと付加パルスカウンタTとがゼロにリセットされる。そして、ステップ32に戻り確認読み出しが実行される。すべてのロウが確認されている場合には処理を終了する。
確認読み出しの終了時に消去されていないセルの数がゼロではなくRisと等しいもしくはそれ以下である場合には(ステップ37からNOに進む)、付加パルスカウンタTが増加し(ステップ42)、Tが最大値Tmaxと等しいかどうかの検査が行われる(ステップ43)。Tmaxと等しくない場合には(ステップ43からNOに進む)、ステップ31に戻り新たな消去パルスが供給される。Tmaxと等しい場合には(ステップ43からYESに進む)、利用可能な冗長リソースが十分にあるかどうかの検査が行われる(ステップ44)。十分でなければ(ステップ44からNOに進む)、欠陥メモリ信号Fを発生し(ステップ45)、処理を終了する。もし利用可能な冗長リソースが十分にある場合には(ステップ44からYESに進む)、UPROMバンク5(図1参照)に欠陥セルを含んだカラムのアドレスが書き込まれる(ステップ46)。そうして、冗長を活性化し、すなわち、欠陥セルを含んだカラムを冗長カラムと交換し、新たな確認読み出しが行われる(ブロック47)。読み出されたすべてのセルに関してNがNmaxと等しければ(ステップ48からYES進む)、他のワードに対する確認読み出しを進めるためにステップ38の処理へと進む。NがNmaxと等しくなければ(ステップ48からNOに進む)、欠陥メモリ信号を発生し(ステップ49)、処理を終了する。
カラム冗長を実行する際に、一度に1つのカラムを交換する必要がないということが重要な点である。交換可能なカラムの最小数(以下カラムパケットと称する)は、技術的条件および利用可能なエリアに従って、設計フェイズにおいて構築される。実際、カラムパケットが個のカラムを含んでいるとすると、冗長が活性化している時はいつでも、n個のカラム(その中の1つが欠陥ビットを含んでいる)が個の冗長カラムと交換される。
カラムパケットが大きくなるにつれて、交換されたすなわち冗長されたアドレスを記憶するために必要なメモリ素子は減少することは明らかである。実際、4個のカラムからなるカラムパケットの場合、交換されたカラムのアドレスは完全なアドレスより2アドレスビット少ない。
説明したフローチャートにおいて、Risは利用可能なカラムパケット数を表しており、必ずしも交換されたアレイカラムの数に一致しない。4個のカラムを持つカラムパケットが2個それぞれ利用可能な場合は、交換されたカラムの数は8つとなる。
1.2 ロウ冗長
本解決法においては、図1に示した構造と同様の構造を用い、そのフローチャート図3に示す。図1に示した構造との違いは、(少なくとも内部冗長に関する限り)冗長マルチプレクサ6が設けられていないこと、およびUPROMバンク5の一部5aの出力がメモリブロック1へ直接供給されていて、機能不全セルを1つ以上含んだロウが読み出される時に欠陥ロウを処理せず、冗長ロウが自動的にアドレスされることである。簡略にアドレスするために、冗長ロウはスタンダードセクタ内に設けられることが好ましい。あるいは、図12を参照して以下に説明されるように、別に設けられた補助セクタ内に設けることも可能である。
特に、図3は、メモリアレイのロウ間に短絡が存在する場合を示している。一般に、探索方法は、メモリの寿命の間に修復される欠陥の種類および技術的問題によって設計段階において発生した欠陥の種類に応じて決まる。
短絡を認識するには、適切な短絡検査を用いる。例えばEP−A−1,083,575号公報に記載の検査が使用可能である。
このような検査においては、デコーダがCMOSバイナリタイプであるとすると、充電の際の過渡現象が収まると、ロウデコーダの供給ラインには電流が流れないはずである。もし電流が検出された場合には、短絡が存在することになる。しかしながら、短絡したロウの数は分からない。
いくつのロウが関わっているのかを確認するために、本実施の形態においては、まずロウをスキャンする。短絡が確認されたら、冗長されたロウの最小パケットに属するすべてのロウを同時に選択し検査を繰り返す。検査の結果、短絡が確認されない場合には、短絡したラインのセットが確認されるまでもしくは利用可能な冗長リソースを使いきるまで、次のロウのパケットを選択する。
詳細には、消去を実行する前に、まずメモリが交換されるロウを探索する。このために(図3参照)、ステップ100において、ロウカウンタRとロウパケットカウンタP(上記の通りロウのパケットは冗長可能な最小数のロウを備えている)をゼロにセットする。
次に、ステップ101において、例えば、EP−A−1,083,575号公報に記載の検査を実行することによって、ロウが短絡しているかどうかの検査を行う。検査によっても短絡が検出できなかった場合には(確認ブロック102からYESに進む)、ロウカウンタが増加する(ステップ121)。逆に、短絡が検出された場合には(ブロック102からNOに進む)、検査された直後のロウを含んだロウのパケット全体を選択し、ロウパケットカウンタPが増加する(ステップ103)。そして、選択されたばかりのパケットに対して使用可能な冗長リソースがあるかどうかの検査を行う(ステップ104)。ない場合には(ブロック104からNOに進む)、欠陥メモリ信号を発生し(ステップ105)、処理を終了する。逆に、ある場合には(ブロック104からYESに進む)、パケットのすべてのロウを同時に選択しながらパケット全体に対して検査を繰り返す(ステップ110)。選択されたロウのパケットもしくはパケットのロウのいくつかがメモリアレイの他のロウと短絡している場合には(確認ブロック111からNOに進む)、ステップ103に戻り、前に選択されたパケットと同時に検査されるロウのパケットをさらに選択して、ロウパケットカウンタを増加する。
選択されたパケットに属するロウがアレイの他のロウと短絡していない場合には(ステップ111からYESに進む)、選択されたパケットの冗長を活性化する(ステップ112)。そのために、冗長の活性化を発信するガードビット、欠陥ロウのパケットのアドレス、および冗長ロウパケットのアドレスをUPROMバンク5の1つ以上のUPROMに書き込む(図1参照)。
次に、ステップ113において、冗長ロウが機能することを確かめるために、冗長パケットに対して短絡検査を行う。冗長ロウが機能しないという結果の場合は(ステップ114からNOに進む)、欠陥メモリ信号を発生し(ステップ115)、処理を終了する。反対に、冗長ロウが機能するという結果が出れば(ステップ114からYESに進む)、パケットカウントがリセットされ(ステップ120)、次のロウに対して検査を行う。
最後に、ステップ121においてロウカウンタRが増加し(ステップ102においてYESに進んだ際にも行われる)、すべてのロウに対して審査が行われたかどうかを検査する(ステップ112)。行われていなければ、ステップ101に戻り選択されたばかりのロウに対して短絡検査を行う。行われているなら、活性化されたばかりの冗長セルを含んだセクタの消去が行われる(ステップ123)。
1.3 セクタ冗長
本解決法は、消去動作の前もしくは後に行われた検査によって欠陥セルの存在が明らかになった際に、メモリアレイのスタンダードセクタと完全に交換可能な「冗長セクタ」と呼ばれる特別なセクタが設けられていることに基づいている。この場合、欠陥が検出されたスタンダードセクタは特別な冗長セクタと完全に交換される。図4から8を参照して以下に詳細に説明するように、セクタの冗長の活性化に関する情報は、図1に示したものと同様のUPROMバンクに属するUPROMに記憶されている。一方、一般的には、以下に詳細に説明されるように、(少なくとも内部の冗長に関する限り)冗長マルチプレクサ6が設けられていないこと、および内部の冗長に関するUPROMバンク5の出力が冗長マルチプレクサ6には供給されていないが、メモリブロック1の特別なアドレスユニットに供給されていること以外は、図1の構造は本解決法においても有効である。従って、以下においてUPROMバンクは再び参照番号5によって識別される。
特に、UPROMバンク5はパラレル構造もしくはマトリクス構造で構成することが可能である。
第1の解決法(パラレル構造)を図4に示す。UPROMバンク5は、例えばフラッシュセルなどの、概略に示された複数の不揮発性メモリ素子150を備えている。詳細には、各メモリ素子150は、拡大して詳細に示しているように単一のフラッシュセルと、それらを流れる全体の電流を増加するために並列に接続された複数のフラッシュセルとを備えている。
不揮発性メモリ素子150は一列に並んでおり、メモリ装置が作動した時に活性信号が供給される単一の制御線151に接続されている。不揮発性メモリ素子150はそれぞれ組みになって、図4に拡大して詳細に示されているように同様の構造を有するロジックブロック152および152aに接続されている。すなわち、各ロジックブロック152および152a(CAM LOGICと表されている)は、読み出し回路153と、各メモリ素子に1つずつ設けられた例えばラッチ154などの複数の一時メモリ素子とを備えている。このように、不揮発性メモリ素子150の各組がそれぞれのロジックブロック152、152aと合わさって、メモリユニットすなわちUPROM160を形成している。
メモリ装置が作動すると、ロジックブロック152、152aは、バイアスするか、不揮発性メモリ素子150を読み出すか、各素子の内容をそれぞれのラッチ154に記憶するかを決定する制御信号を受信する。そうして、メモリの通常の動作中に、不揮発性メモリ素子150に記憶された情報が、ロジックブロック152、152aの出力において利用可能となり、必要な時に使用することができる。
図1と同じように、本解決法においても、UPROMバンク5は、(それ自体は既知のやり方での)メモリ動作およびEWS中の冗長に必要なデータを記憶し、そのロジックブロックは参照番号152によって示されている第1の部分5aと、冗長活性化可能な内部に相当し、そのロジックブロックは参照番号152aによって示されている第2の部分5bとを備えている。
特に本実施の形態における第2の部分5bでは、各組における不揮発性メモリ素子150(ロジックブロック152aに接続されている)が、セクタカラム内の冗長されるセクタのそれぞれに関するデータを記憶するようになっている。
これに関連して、図6を参照する。図6においては、M個のセクタ15(例えば512個のセクタ)がJ個のセクタロウ181(例えば64個のロウ)およびK個のセクタカラム182(例えば8個のカラム)上に配置されているメモリアレイ170の構造が示されている。グローバルカラムデコーダ183(読み出し回路を備える)は、アレイの中心のロウに、すなわち上部セクタの32個のロウと下部セクタの32個のロウの間に配置されている。グローバルカラムデコーダ183はカラムアドレス信号YM<15:0>を受信する。さらに、グローバルカラムデコーダ183は、必要なバイアスをバイアス電圧発生回路4(図1参照)から受信し、読み出しされたデータSAを出力する。図示はしていないが、グローバルカラムデコーダ183はさらにそれ自体は既知の方法でプログラム制御信号を受信し、さらにプログラムされるセル同士を接続するためのスイッチを備えている。
冗長セクタ185a、185bは各セクタカラムの上部および下部に配置されている。全体では8個の上部冗長セクタ185aと8個の下部冗長セクタ185bが設けられており、実際にはそれらが図1の冗長部2を形成している。
最終ロウデコーダ188はセクタロウアドレス信号RX(それぞれのセクタロウ181を識別する)とロウアドレス信号LY、LZ(セクタ15内のそれぞれのロウを識別する)とを受信し、メモリアレイ170のワード線へのロウバイアスを発生する。上部ロウドライバ189aは上部冗長セクタ185aに連結しており、下部ロウドライバ189bは下部冗長セクタ185bに連結している。そして、ロウドライバ189aおよび189bは、ロウアドレス信号LYおよびLZだけではなく冗長セクタアドレス信号LXRRも受信する。図示されていないが、ロウデコーダ188およびロウドライバ189a、189bは共に図1のバイアス電圧発生回路4から必要なバイアスを受ける。
交換されるセクタがグローバルカラムデコーダ183の上部および下部のどちらに配置されているかによって、冗長セクタ185aおよび185bのうち一方だけが各セクタカラム182に対して用いられる。
上述のような構造を有するタイプのメモリアレイ170においては、UPROMバンク5(図4参照)の第2の部分5bは56個の不揮発性メモリ素子150を備えている。すなわち、7個の不揮発性メモリ素子150が8セットであり、不揮発性メモリ素子150の各セットはセクタカラム182に連結している。各セットの7個の不揮発性メモリ素子150のうち6個は、それぞれのセクタカラム182内の交換されるセクタの6個のアドレスビットADDSを記憶するためのものであり、7個目のメモリ素子150は、それぞれのセクタカラム182内でセクタ冗長がすでに活性化しているかどうかを伝えるガードビットGBを記憶している。
上述したように、不揮発性メモリ素子150の各セットは、読み出し回路153に加えて7個のラッチ154を備えるロジックブロック125aのそれぞれに接続されている。
各ラッチ154の出力は選択回路190へと供給されている。図7においてより詳細に示すように、選択回路190はさらに、選択されたセクタカラム182のアドレスも受信する。
図7はメモリブロックデコード回路1の一部を示しており、メモリブロックデコード回路1はロウプレデコーダ200および第1のカラムプレデコーダ201を含んでいる。さらに、選択回路190は第2のカラムプレデコーダ202とマルチプレクサ203とを備えている。
ロウプレデコーダ200は、入力部においてアドレスADD<25、21:17>に相当する6ビットを受信し、図6の最終ロウデコーダ188に供給される64個のセクタロウアドレス信号LXおよびロウドライバ189a、189bに供給される冗長セクタアドレス信号LXRRを出力する。このために、ロウプレデコーダ200は、通常のプレデコード回路に加えて比較回路205を備えている。比較回路205は、交換されるセクタが属しているセクタロウ181をアドレスするための6ビットADDS<25、21:17>と、ガードビットGBとを受信する。ここでは6ビットは選択回路190から供給されている。実際には、比較回路205は連結回路であり、その時アドレスされたセクタロウ181がその時読み出されたUPROM160に記憶されたものと一致するかどうかを判断するために、6ビットADDSとアドレスADD<25、21:17>とを比較する。比較の結果が肯定的であり、ガードビットGBの値が内部冗長が活性化していることを示している場合、例えばロジックレベル“1”を有している場合には、比較回路205はセクタロウアドレス信号(すでに述べてあるようにセクタロウ181を識別する)を外部に送ることを禁止し、冗長セクタアドレス信号LXRRを活性化し、元々アドレスされていたセクタ15とそれに対応する冗長セクタ185aもしくは185b(図6参照)との交換を決定する。上部冗長セクタ185aおよび下部冗長セクタ185bの選択は、カラムアドレス信号YMに従って上部セクタ15もしくは下部セクタ15とそれに対応する冗長セクタ185aもしくは185bとにバイアスをかけるグローバルカラムデコーダ183を介して行われる。
第1のカラムプレデコーダ201は、それ自体は既知のやり方で、4個のアドレスビットADD<25:22>を受信し、16個のカラムアドレス信号YM<15:0>を出力する。
選択回路190は4個のアドレスビットADD<25:22>のうち3個、すなわち、ビットADD<24:22>を受信し、マルチプレクサ203に供給される8個のセクタカラムアドレス信号YMCAM<7:0>を出力する。マルチプレクサ203は、ロジックブロック152aの出力に接続され、受信したセクタカラムアドレス信号YMCAMに基づいて、どのビットをロウプレデコーダ200に供給するかを選択する。実際には、マルチプレクサ203がその時選択されたセクタカラム182に連結したロジックブロックの出力とロウプレデコーダ200すなわち比較回路205とを接続することによって、上述のように、冗長が活性化しているのかどうかを確認すること、あるいはセクタロウアドレス信号LXを発生しないようにすること、および冗長セクタアドレス信号LXRRの発生を開始することがロウプレデコーダ200によって可能となる。
図5はUPROMバンク5の構造を示しているおり、図4に示されたパラレルタイプの構造の代わりとして用いられ得るものである。この場合も、UPROMバンク5は、図4を参照してすでに説明したような、例えばフラッシュセルなどの、概略に表された複数の不揮発性メモリ素子150を備えている。不揮発性メモリ素子150はロウおよびカラムに配置されており、制御線151およびビット線155に接続されている。詳細には、同一のロウに並べられた不揮発性メモリ素子150は、その制御端子で同一の制御線151に接続され、同一のカラムに並べられた不揮発性メモリ素子150は、その出力端子の1つで同一のビット線155に接続されている。制御線151は、YMCAM<7:0>と示される8個のロウアドレス信号CAMによって(読み出し/書き込み/消去の間)制御されるドライバ156によって駆動される。YMCAM<7:0>と示されるのは、内部冗長情報を記憶する不揮発性メモリ素子150に関しては、ロウアドレス信号CAMが図7のセクタカラムアドレス信号YMCAM<7:0>と同様であり、実際に図6のセクタカラム182を識別するからである。図8を参照してより詳細に説明するように、ロウアドレス信号CAM YMCAM<7:0>は、アドレスビットADD<24:22>に基づいて選択回路195において発生する。
ビット線151は、内部冗長情報を記憶する不揮発性メモリ素子150に関して、6個のアドレスビットADDSおよびガードビットGBを出力する、図4のものと同様のロジックブロック152、152aに接続される。例えば、内部冗長情報を記憶するための不揮発性メモリ素子150はすべて同一のロジックブロック152aに接続され、ロウアドレス信号CAM YMCAM<7:0>によって直接選択される。実際にこの場合においても、同一のロジックブロック152、152aに連結され、1つのロウ上に配置されたメモリセル150の各セットがそれぞれのロジックブロック152、152aと共にUPROM160を形成する。
図8に示すように、選択回路195は図7の選択回路190を簡略化したものである。特に、マルチプレクサ203が設けられておらず、第2のカラムプレデコーダ202が、ロウアドレス信号CAM YMCAM<7:0>を(ドライバ156を介して)UPROM160に供給している。さらに、アドレスADDSとガードビットGBとを供給するロジックブロック152aの出力が比較回路205に直接接続されている。図8にはロウプレデコーダ200とメモリブロック1の第1のカラムプレデコーダ201も示されており、それらは図7に示された対応する部分とそれぞれ同様のものである。
アドレスADD<25:17>が受信されると、ロウプレデコーダ200とカラムプレデコーダ201、202とがそれぞれのビットをデコードする。詳細には、第2のカラムプレデコーダ202が、アドレスされた不揮発性メモリ素子150の内容の読み出しが可能となるようにUPROM160を駆動し、アドレスADDSとガードビットGBとを比較器205に供給する。そうして、図7を参照して上述したように、ロウプレデコーダ200は、内部冗長がすでに活性化しているかどうかに従って、冗長セクタアドレス信号LXRRもしくはセクタロウアドレス信号LXを出力する。
そうすることで、消去処理が実行され、スタンダードセクタ15のセル内の欠陥(欠陥セクタ)が検出された時に、冗長の活性化によって、欠陥セクタが属しているセクタカラム182に連結したUPROM160が、欠陥セクタが属しているセクタロウ181のアドレスとガードビットGBと共に書き込まれる。そして、図7および8を参照して説明したように、それ以降のプログラミング動作および読み出し動作が、セクタロウアドレス信号LXによって活性化した冗長セクタ185a、185bに直接実行される。
従来のメモリ構造における遅延が、マルチプレクサ203によるロジックブロック152aの出力の選択、ガードビットGBの値の確認動作、およびセクタロウアドレス信号LXの冗長セクタアドレス信号LXRRとの交換によってのみ起こる場合に限り、図4に示したUPROMバンク5のパラレル構造を用いることで、アクセス時間を最小限度に抑えられる(例えば、電源電圧Vccが3Vの時は4nsとなり、Vccが2.5Vのときは6nsとなる)。
冗長セクタがメモリセクタとして正確に作動すれば、このシステムでは消去/書き込みの動作に制限が課されることはない。さらに、修正可能な個々の欠陥の数は極めて高く、1024個のセルにおいて1.5個に相当する。
ロジックブロックの数を減らすことが求められているとすると、図5に示したマトリクス構造を用いることで、占有面積の縮小が可能になる。しかしながら、不揮発性メモリ素子150の厳密な読み出しを実行する必要があるために、アクセス時間が延長することとなる。
2.プログラム不良
プログラム不良の処理における問題は、冗長を活性化すること(カラム冗長、ロウ冗長、もしくはセクタ全体の冗長であっても)は、すでにプログラム済みの他のロウおよび/またはカラムのビットをシフトすることになることが原因で起こる。実際に、消去とは異なり、プログラム中においては、プログラムされたセルの内容が失われてはならず、さらにメモリの性能を劣化させないこと(少なくとも大幅に劣化させないこと)が望ましい。
以下に、3つの解決法を提供する。それぞれ単一ビットカラム冗長、補助セクタを介しての冗長、およびカラム全体および/またはロウ全体の交換として説明する。加えて、消去不良の場合を参照して説明された方法と全く同様の方法(図4から8参照)でセクタ冗長を行ってもよいが、その方法に関しての繰り返しの説明は行わない。
2.1 単一ビット冗長
単一ビットカラム冗長の場合には、各セクタがいくらかの数の冗長カラムを有している。プログラミングの最後に欠陥セルが検出されると、欠陥セルのアドレスがUPROMバンク5に属したUPROMの1つに完全に記憶され、カラム全体ではなくその欠陥セルが交換される。
図9は、単一ビットカラム冗長の場合におけるプログラミング動作のフローチャートを示している。
まず最初に、ステップ230において、付加パルスカウンタTとプログラムパルスカウンタAとをゼロにセットする。
続いて、ステップ231においてワードのプログラムパルスが送られ、ステップ232においてプログラムされたワードの確認読み出しが行われる。確認において好ましい結果が得られたセルの数をNとする。確認の結果、いくつかのセルに関して、同時に読み出されたセルの数Nmax(例えば64セル)から設置された冗長セルの数Risを引いた数に相当する閾値よりもNが少ない場合には(ブロック233からNOに進む)、プログラムパルスカウンタAを増加し(ステップ234)、消去パルスの最大値Amaxに達したかどうかの検査を行う(ステップ235)。最大値に達している場合には(ブロック235からYESに進む)、欠陥メモリ信号Fを発生し(ステップ236)、処理を終了する。もし最大値まで達していない場合は(ブロック235からNOに進む)、新たなプログラムパルスが供給される(ステップ231)。
少なくともNmax−Risに関するセルの確認においてNのほうが大きいという結果が出た場合には(ブロック233からYESに進む)、同時に読み出されたセルの全てが正確にプログラムされているかどうか(例えばN=64かどうか)を検査する(ステップ237)。結果がYESであれば、プログラム処理を終了する。結果がNOである場合には(ブロック237からNOに進む)、付加パルスカウンタTを増加し(ステップ242)、Tが最大値Tmaxと等しいかどうかの検査を行う(ステップ243)。等しくない場合には(ステップ243からNOに進む)、ステップ231に戻り、新たなプログラムパルスが供給される。等しい場合には(ステップ243からYESに進む)、利用可能な冗長リソースが十分にあるかどうかの検査が行われる(ステップ244)。十分でない場合には(ステップ244からNOに進む)、欠陥メモリ信号Fを発生し(ステップ245)、処理を終了する。反対にリソースを十分に利用可能な場合は(ステップ244からYESに進む)、欠陥セルを含んだカラムのアドレスがUPROMに書き込まれ(ステップ246)、冗長セルを書き込む(ステップ247)。そうして、冗長を活性化して、新たな確認読み出しが行われる。すなわち、新たに書き込まれた冗長セルが欠陥セルの代わりに読み出される(ステップ248)。すべてのセルに関してNがNmaxと等しいという結果が得られれば(ステップ249からYESに進む)、処理を終了する。NがNmaxと等しくないという結果の場合には(ステップ249からNOに進む)、欠陥メモリ信号Fを発生し(ステップ250)、処理を終了する。
図9を参照して説明したフローを実行することができるメモリの構造は図1に示した構造である。通常、ワードの読み出しの最中に冗長セルもアドレスされて交換が行えるように、存在する冗長リソースは、冗長カラム上であって欠陥セルと同一のロウ上に配置されたセルによって表される。
この場合、1つのセンスアンプが冗長専用として用いられ、読み出されるワードの基本ビットを供給するセンスアンプと並列に作動する。結果として、各ワードに対して1つの欠陥ビットのみを交換することが可能となる。詳細には、図10に示すように、メモリブロック1は、65個のビットをマルチプレクサMLXRED6に供給し、マルチプレクサMLXRED6はそのうちの64個のみを選択する。
メモリブロック1に関しては、図10においては、読み出し回路すなわちセンスアンプおよびここではメモリアレイの1つ以上のカラム320によって構成される冗長部2のみが示されている。特に、図10は、通常のセクタ15内の2つのカラム320の配置を表している(従ってこの場合は、冗長部2は様々なセクタに分配されている)。読み出されたワードの各ビットに1つずつで合計64個のセンスアンプSA<63:0>と読み出された冗長ビットを受信するセンスアンプSA<R1>とが存在する。センスアンプSAの出力は、冗長活性信号NEDCおよび交換されるセルのアドレスRDCを図1のUPROMバンク5から受信する選択回路300によって形成された、マルチプレクサMUXRED6に接続されている。このために、該技術の当業者には明らかであるように、ロジックブロック152aすなわち選択回路7は、読み出されるワードの完全なアドレスADDを受信し、そのアドレスをラッチ154に存在するアドレスと比較する比較回路要素を備えている。比較されたアドレスが一致し、ガードビットGBがアクティブな状態であれば(すなわち、冗長が活性化していれば)、冗長活性信号NEDCがアクティブ状態(例えば“0”)にセットされ、交換されるセルのアドレスRDCがマルチプレクサMUXRED6に送られる。
図4および5を参照して上述したように、UPROMバンク5はパラレル構造もしくはマトリクス構造ともにとることができる。
これにより、冗長活性信号NEDCがハイのときには、選択回路300が、受信した64個のSAビットのうちの1つ(アドレスRDCによって特定される)を冗長ビットと交換し、64ビットの冗長されたデータDATACを出力する。冗長セルの読み出しは並列して行われており、読み出されたビットSAが供給される前に信号NEDCは存在しているので、アクセス遅延は存在しない。
同一のワード内で2つ目のビットを交換可能とすることが望ましい場合には、図11に示すように、第2の冗長センスアンプと第2の選択回路とを付け加えることも可能である。
詳細には、第2の選択回路301は第1の選択回路300にカスケード接続されており、第1の選択回路300および第2の冗長センスアンプSA<R2>によって出力されたビットを受信する。さらに、第2の選択回路301は自身の冗長活性信号NEDC2と交換される第2のセルのアドレスRDC2とを受信する。
この場合、第1の選択回路300によって行われる交換に加えて、第2の選択回路301が、第2の冗長センスアンプSA<R2>の出力を用いて、第1の選択回路300から受けたビットの内の1つを交換する第2の交換を実行可能となる。この場合においても、アクセス遅延は起こらない。
もちろん、冗長センスアンプと選択回路をさらに設けることによって、回路の複雑さは増すこととなるが、2ビットより多い数のビットを修正することが可能である。
2.2 補助アレイセクタ
本解決法によれば、小さな補助セクタがメモリアレイ内に存在し、その補助セクタのロウは、メモリのスタンダードセクタ内の不適当なワードと交換される修正されたワード全体を記憶するように設計されている。
一例としては、補助セクタは、メモリアレイのセクタの数に比例した数のロウを有しており、補助マトリクスの各ロウ(もしくはロウの各グループ)は、厳密に自身のセクタに連結されている。この場合、メモリ構造は図1に示したものと同様であるが、(少なくとも内部冗長に関する限り)冗長マルチプレクサ6が設けられていないこと、および機能不全セルを1つ以上含んだロウが読み出される時に補助セクタに相当するロウが自動的にアドレスされるように、UPROMバンク5の一部5aの出力がメモリブロック1へ直接供給されていることが異なっている。
上述の解決法を図12に模式的に示す。その中で、メモリブロック1は、複数のスタンダードセクタ15を備えたスタンダード部350と、複数のロウ353を備えた(図1の冗長部2を構成する)補助セクタ352とからなるメモリアレイ170を備えている。
ここでは、各スタンダードセクタ15は厳密に補助セクタ352のロウ353に連結されている。ロウ353は、プログラミングもしくは消去動作に伴ってエラーが検出された時に、自身に連結しているスタンダードセクタ15のロウの内の1つの内容を記憶する。
この場合、図1のUPROMバンク5は、補助セクタ352のロウ353の数と同数のUPROM160(従ってスタンダードセクタ15と同数である)を備えており、各UPROM160は、スタンダードセクタ15の交換されたロウのアドレスと冗長が活性化したのかどうかに関する情報を記憶しているガードビットとを記憶する。ここでは、UPROMという語は、アドレス情報とガードビットとを記憶するための、メモリ素子とバイアスおよび読み出し回路のセットを示している。また、UPROM160は、図4に示したパラレル構造もしくは図5に示したマトリクス構造をとることが可能である。
この場合における補助セクタ352の消去はロウによって行われなければならない。すなわち、スタンダードセクタ15が消去される時には、それに連結した補助セクタロウ352のロウ353も消去されなければならないのである。
あるいは、スダンダードセクタ15と補助セクタ352のロウ353との厳密な連結を取らない場合もある。その代わりに、UPROM160が補助セクタのロウに厳密に連結される。この場合、UPROMバンク5の各UPROM160には、取り換えられるロウのアドレスとガードビットとが記憶されるだけでなく、取り換えられるロウを含むスタンダードセクタ15のアドレスも記憶される。
この場合においても、補助セクタの消去は単一ロウ処理に基づいて行われる。
2.3 カラム/ロウ冗長
他の例としては、現在、EWSの間に活性化される冗長に用いられているようなカラム冗長、すなわち、プログラムステップにおける確認の最中に不適切なビットが検出されたカラムが冗長用のカラム全体と取り換えられる、スタンダードタイプのカラム冗長を行うことが考えられる。あるいは、ロウ冗長を用いることも可能である。
上述した解決法では、書き込み時間の延長が起こるが、時間が重要な要素でない場合に用いることが可能である。
2.4 セクタ冗長
すでに指摘の通り、消去動作に関して図4から8を参照して説明したのと同様に、セクタ冗長をプログラミングの場合に用いることも可能である。
ここで説明される方法と構造とによれば、通常の最大数の消去/プログラムパルスが供給された後にデータを正確に記録できない時に、消去動作もしくはプログラミング動作後の通常の動作中にメモリの内部自己修復を行うことが可能となる。よって、欠陥のメモリ装置を調査して交換する必要がなくなる。結果として、メモリの寿命が相当に増加されることになり、相当のコスト削減が可能となる。
いずれにしても、ここで説明された自己修復方法とその構造を工場内のEWS検査ステップに適用し、そのフローを簡略化することができる。具体的には、メモリ装置はそれ自体がその機能性を確認するのに用いられるさまざまなパターンを生成可能であり、さらに自身による修正を行うことが可能となっている。EWS中にこの手段を適用することは、例えば、通常の検査が非常に高価であるか複雑である場合、すなわち画像を記録するのに用いられる装置などにおいて有効である。実際は、このような場合にはEWS検査はそんなに頻繁には実行されないので、自己修復不能な欠陥装置と自己修復可能で適切に機能する装置とを識別することはできないのである。
最後に、添付の請求項によって定義された本発明の範囲において、ここで説明され図示された自己修復法およびメモリ装置を種々変更し得ることは言うまでもない。

Claims (27)

  1. 不揮発性メモリチップ(20)のための自己修復方法であって、前記不揮発性メモリチップ(20)は、制御ユニット(3)と、正確性検証回路(7)と、冗長メモリステージ(5b)と、前記冗長メモリステージとは異なるメモリブロック(1)とを含み、前記メモリブロック(1)は、メモリアレイ(170)を含み、前記メモリアレイは、複数のスタンダードセクタ(15)と冗長部(2)とを含み、前記複数のスタンダードセクタは、複数のメモリ線(181、182)に配置された複数のメモリセルから構成されており、前記複数のメモリセルのそれぞれは、データを格納し、
    前記方法は、
    前記制御ユニット(3)によって、実行される動作の信号(R/E/P)を外部から受信する工程と、
    前記複数のメモリセルのデータの変更動作(31;123;231)を実行する工程であって、前記変更動作は、プログラミングと消去との間で選択される、工程と、
    前記制御ユニットによって、活性信号を前記正確性検証回路に送信し、前記複数のメモリセルのデータを前記メモリアレイ(170)から前記正確性検証回路に送信する工程と、
    前記正確性検証回路によって、前記複数のメモリセルの前記データの正確性を検証する工程(32;101;232)と、
    前記検証する工程(32;101;232)が、少なくとも1つの機能不全セル(14)を検出した場合には、不正データ信号を前記正確性検証回路から前記制御ユニットに送信し、前記機能不全セルを交換する工程(46;112;246;247)と
    を含み、
    前記交換する工程は、
    冗長データを格納すること(46;112;246)であって、前記冗長データは、前記機能不全セル(ADDS)のアドレスの少なくとも一部と前記冗長メモリステージ(5b)の不揮発性メモリ素子(150)における冗長活性化フラグ(GB)とを含む、ことと、
    前記制御ユニットによって、前記冗長部(2)を活性化することと
    を含み、
    前記方法は、読み出し動作をさらに含み、
    前記読み出し動作は、
    前記冗長メモリステージ(5b)によって、読み出されるメモリセルのビットアドレス(ADD)を前記不揮発性メモリチップの外部から受信する工程と、
    前記冗長メモリステージ(5b)または前記メモリブロック(1)のデコーダ(200)によって、前記受信されたビットアドレスと前記冗長メモリステージに格納されている前記機能不全セルのデータとを比較する工程と、
    前記受信されたビットアドレスと前記機能不全セルの前記アドレスとが一致し、かつ、前記冗長活性化フラグが活性化されている場合には、前記少なくとも1つの機能不全セルを前記冗長部(2)と交換し、その後、前記冗長部を読み出す工程と
    を含む、方法。
  2. 前記複数のメモリセルのデータの正確性を検証する工程(32;101;232)は、
    不正確なデータを格納するメモリセル(14)またはメモリ線の数を決定する工程(32;101;232)と、
    前記不正確なデータを格納するメモリセルまたはメモリ線の数が閾値以下である場合には、前記冗長化する工程(46;112;246;247)を活性化する工程と
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記冗長化する工程(46;112;246;247)の後に、冗長データを検証する工程(47;113;246)が実行される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記冗長データを検証する工程(47;113;246)がエラーを示す結果を生じさせた場合には、エラー信号(F)が生成される(49;115;250)、請求項3に記載の方法。
  5. 前記複数のメモリセル(14)は、複数のロウおよび複数のカラムに配置されており、前記変更動作は、消去動作(31)であり、前記正確性を検証する工程(32)は、前記消去動作の後に実行され、前記冗長データを格納する工程は、前記機能不全セルを含むメモリアレイ(170)の少なくとも1つのカラム部のアドレスを格納すること(46)を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記変更動作は、消去動作(123)であり、前記正確性を検証する工程(101)は、前記消去動作の前に実行され、前記冗長データを格納する工程は、前記機能不全セルを含む少なくとも1つのロウのアドレスを格納すること(112)を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記データの正確性を検証する工程(101)は、
    前記複数のスタンダードセクタ(15)の第1のロウで短絡検査(101)を実行する工程と、
    前記短絡検査が肯定的な結果であった場合には、前記交換する工程を実行する工程と、
    前記短絡検査が否定的な結果であった場合には、前記短絡検査が肯定的な結果となるか全ての冗長リソースが使い果たされるまで、前記第1のロウと前記第1のロウに近接した少なくとも1つのさらなるロウとに対して前記短絡検査(101)を繰り返す工程と
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記繰り返す工程は、前記第1のロウと前記さらなるロウとを含むロウの、プリセットされたパケットに対し前記短絡検査(101)を実行することを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記変更動作は、メモリワードを格納している複数のメモリセル(14)に対し実行されるプログラミング動作(231)であり、前記交換する工程は、前記冗長部(2)に正確なデータを書き込む(247)ことを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記冗長部(2)は、少なくとも1つの冗長線(320)を含み、前記正確なデータを書き込む工程(247)は、前記冗長線の単一セル(14)をプログラミングする工程を含み、前記冗長データを格納する工程(246)は、前記不揮発性メモリ素子(150)に前記機能不全セルのアドレスを書き込む工程を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記変更動作(31;123;231)は、EWS検査工程の間に活性化される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記変更動作(31;123;231)は、前記不揮発性メモリ(20)の内部における通常の使用中に活性化される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  13. チップ内に形成される不揮発性メモリデバイス(20)であって、
    前記チップは、
    複数のスタンダードセクタ(15)と冗長部(2)とを含むメモリアレイ(170)を含むメモリブロック(1)であって、前記複数のスタンダードセクタは、複数のメモリ線に配置された複数のメモリセル(14)から構成されており、前記複数のメモリセル(14)のそれぞれは、ベースデータを格納し、前記冗長部(2)は、複数のメモリセルから構成されており、前記複数のメモリセルのそれぞれは、機能不全セルのデータを含む冗長データを格納する、メモリブロック(1)と、
    制御ユニット(3)を含む変更手段(3;4;31;123;231)であって、実行される動作の信号(R/E/P)を外部から受信し、前記複数のメモリセルのデータを変更し、プログラミングと消去との間で選択された動作を実行する変更手段と、
    前記メモリアレイ(170)からの読み出しデータと外部からの入力データ(INDATA)と前記制御ユニットからの活性信号とを受信する正確性検証回路(7)であって、前記活性信号によってイネーブルされ、少なくとも1つの機能不全セルが検出された場合には、不正データ信号を生成する正確性検証回路(7)と、
    前記メモリブロックとは異なる冗長メモリステージ(5b)であって、複数の不揮発性メモリ素子(150)を含み、前記制御ユニット(3)および前記外部に接続されている冗長メモリステージと
    を集積し、
    前記制御ユニット(3)は、前記不正データ信号に接続され、かつ、前記不正データ信号によってイネーブルされる冗長活性化手段(46;112;200;246;247)を含み、前記冗長活性化手段は、前記冗長部(2)をイネーブルする手段と、前記機能不全セルのアドレス(ADDS)の少なくとも一部と前記複数の不揮発性メモリ素子(150)の前記冗長活性化フラグ(GB)とを含む冗長データを格納することを制御する手段とを含み、
    前記メモリチップ(20)は、読み出し回路をさらに含み、
    前記読み出し回路は、
    前記冗長メモリステージ(5b)または前記メモリブロック(1)の第1のデコーダ(200)に属する比較回路(190;195;200)であって、前記比較回路は、読み出されるメモリセルのビットアドレス(ADD)を、外部から受信し、前記受信されたビットアドレスを前記冗長データと比較し、前記受信されたビットアドレスと前記機能不全セルの前記アドレスとが一致し、かつ、前記冗長活性化フラグが活性化されている場合には、前記少なくとも1つの機能不全セルを前記冗長部(2)と交換することを制御する(LXRR;NEDC)、比較回路と、
    前記冗長部(2)を読み出す読み出しデバイスと
    を含む、デバイス。
  14. 前記冗長部(2)は、複数のカラムまたは複数のロウまたは複数の冗長セクタ(185a、185b、320)を含む、請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記複数のスタンダードセクタ(15)はセクタロウ(181)およびセクタカラム(182)に配置され、前記冗長部(2)は、複数の冗長セクタ(185a、185b)を含み、各セクタに対して少なくとも1つの冗長セクタが対応し、各冗長セクタは、前記少なくとも1つの機能不全セルを含むスタンダードセクタ(15)全体の内容を格納するように構成されている、請求項13または14に記載のデバイス。
  16. それぞれのセクタカラム(182)に関連付けられている第1の冗長セクタ(185a)および第2の冗長セクタ(185b)を含み、
    前記メモリアレイ(170)は、第1のハーフと第2のハーフとに分割され、前記メモリブロック(1)は、前記読み出しデバイスを形成し、かつ、前記メモリアレイの第1のハーフと第2のハーフとの間に配置されたカラムデコーダ(183)をさらに含み、各セクタカラム(181)の第1および第2の冗長セクタは、それぞれ、前記第1のハーフおよび第2のハーフの前記セクタカラムに沿って配置されている、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記冗長メモリステージ(5b)は、UPROM(消去不能のEPROM)によって形成された複数のメモリユニット(160)を含む、請求項13または14に記載のデバイス。
  18. 前記複数のメモリユニット(160)は、並列に配置されており、前記複数のメモリユニット(160)は、複数の不揮発性メモリ素子(150)を含み、
    前記複数の不揮発性メモリ素子(150)のそれぞれは、
    共通制御端子と、
    前記複数の不揮発性メモリ素子(150)の出力端子に接続されたバイアスおよび読み出し/書き込みロジック回路(153)と
    を有し、
    前記メモリユニットは、複数の一時メモリ素子(154)をさらに含み、各不揮発性メモリ素子に対して1つの一時メモリ素子が対応し、前記複数の一時メモリ素子のそれぞれは、冗長情報を供給する冗長出力を有し、前記冗長情報は、前記機能不全セルのアドレス情報(ADDS)と前記冗長活性化フラグ(GB)を含む、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記複数の不揮発性メモリ素子(150)のすべての制御端子に接続された単一の制御線(151)を含む、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記アドレス情報(ADDS)は、前記機能不全セルを含むセクタロウ(181)を示す交換されたロウのアドレスであり、
    前記デバイスは、
    セクタカラムアドレス(ADD)を受信し、冗長選択信号(YMCAM)を生成する冗長デコーダ(202)と、
    前記冗長出力に接続された複数のデータ入力と前記冗長選択信号を受信する選択入力とを有する選択ステージ(203)であって、前記冗長選択信号に従って前記アドレス情報の1つを供給する出力を有する選択ステージ(203)と、
    前記比較回路を形成し、セクタロウアドレス(ADD)を受信し、前記選択ステージ(203)の出力に接続された冗長活性化検証回路(205)を含むセクタロウデコーダ(200)と
    をさらに含み、
    前記セクタロウデコーダ(200)は、前記アドレス情報が前記セクタロウアドレスと異なっている場合、または、前記冗長活性化フラグが非活性値を有する場合に、セクタロウアドレス信号(LX)を生成し、前記アドレス情報が前記セクタロウアドレスと同一である場合、および、前記冗長活性化フラグが活性値を有する場合に、前記冗長セクタ(185a、185b)の活性信号(LXRR)を生成する、請求項15、18、19のいずれか1項に記載のデバイス。
  21. 前記複数のメモリユニット(160)は、マトリクス構造に配置されており、前記複数のメモリユニット(160)は、前記複数の不揮発性メモリ素子(150)を含み、
    前記複数の不揮発性メモリ素子(150)は、アレイを形成し、前記複数の不揮発性メモリ素子(150)は、複数の制御線(151)に接続された制御端子と、複数のビット線(155)に接続された出力端子とを有し、
    前記デバイス(20)は、
    制御線アドレス信号(YMCAM)を受信し、前記複数の制御線(151)を駆動する駆動回路(156)と、
    前記複数のビット線に接続され、前記アドレス情報を前記冗長活性化フラグに供給する出力を有する少なくとも1つのバイアスおよび読み出し/書き込みロジック回路(152a)と
    をさらに含む、請求項17に記載のデバイス。
  22. 前記アドレス情報は、前記機能不全セルを含むセクタロウを示す交換されたロウのアドレスであり、
    前記デバイス(20)は、
    セクタカラムアドレスを受信し、制御線アドレス信号(YMCAM)を生成する冗長デコーダ(202)と、
    前記第1のデコーダを形成し、セクタロウアドレス(ADD)を受信し、前記バイアスおよび読み出し/書き込みロジック回路(152a)の出力に接続された冗長活性化検証回路(205)を含むセクタロウデコーダ(200)と
    をさらに含み、
    前記セクタロウデコーダ(200)は、前記アドレス情報が前記セクタロウアドレスと異なっている場合、または、前記冗長活性化フラグが非活性値を有する場合に、セクタロウアドレス信号(LX)を生成し、前記アドレス情報が前記セクタロウアドレスと同一である場合、および、前記冗長活性化フラグが活性値を有する場合に、前記冗長セクタ(185a、185b)の活性信号(LXRR)を生成する、請求項15または請求項21に記載のデバイス。
  23. 前記冗長データは、少なくとも1つの第1のアドレス(NEDC)と1つの第1の活性信号(RDC)とを含み、
    前記スタンダードセクタ(15)は、ワードビットを読み出す複数の前記読み出しデバイス(SA<63:0>)に接続され、
    前記冗長部(2)は、第1の冗長読み出しデバイス(SA<R1>)に接続された少なくとも1つの第1の冗長カラム(320)を含み、
    第1の選択回路(300)は、第1の入力と第1の出力とを有し、
    前記第1の入力は、前記ワードビット(SA<63:0>)を読み出す読み出しデバイスと前記第1の冗長読み出しデバイス(SA<R1>)とに接続されており、
    前記第1の選択回路(300)は、前記第1のアドレスと前記第1の活性信号とを受信し、前記第1の活性信号が存在した場合に、前記第1のアドレスのコマンドに基づいて、1つを除く全てのワードビットを読み出す前記読み出しデバイスと前記第1の冗長読み出しデバイスとに前記第1の出力を接続する、請求項13、14、17のいずれか1項に記載のデバイス。
  24. 前記冗長データは、少なくとも1つの第2のアドレス(NEDC2)と1つの第2の活性信号(RDC)とを含み、
    前記冗長部(2)は、第2の冗長読み出しデバイス(SA<R2>)に接続された第2の冗長カラム(320)をさらに含み、
    第2の選択回路(301)は、第2の入力と第2の出力とを有し、
    前記第2の入力は、前記第1の出力と前記第2の冗長読み出しデバイス(SA<R2>)とに接続され、
    前記第2の選択回路は、前記第2のアドレスと前記第2の活性信号とを受信し、前記第2の活性信号が存在した場合に、前記第2のアドレスのコマンドに基づいて、1つを除く全ての前記第1の出力と前記第2の冗長読み出しデバイスとに前記第2の出力を接続する、請求項23に記載のデバイス。
  25. 前記冗長部(2)は、複数のロウ(353)によって形成される補助セクタ(352)を含み、
    前記補助セクタの各ロウは、前記複数のメモリユニット(160)のそれぞれのメモリユニットに関連付けられている、請求項17〜19のいずれか1項に記載のデバイス。
  26. 前記補助セクタ(352)の各ロウ(353)は、前記複数のスタンダードセクタ(15)のうちプリセットされたそれぞれ1つのスタンダードセクタに関連付けられており、各メモリユニット(160)に格納されている前記アドレス情報は、前記補助セクタのそれぞれのロウに関連付けられたスタンダードセクタのロウを識別するロウアドレスを含む、請求項25に記載のデバイス。
  27. 前記アドレス情報のそれぞれは、セクタアドレスとロウアドレスとを含み、
    前記セクタアドレスは、前記複数のスタンダードセクタ(15)のうちの1つのスタンダードセクタを識別し、前記ロウアドレスは、前記複数のスタンダードセクタのうちの前記1つのスタンダードセクタの1つのロウを識別する、請求項25に記載のデバイス。
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