JP4413306B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、積層ゲート構造のMOS型トランジスタを記憶素子として用い、データの再書き込み/読み出しが可能な半導体記憶装置に関し、特に部分的に消去可能な半導体記憶装置に不良が発生した場合の救済技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的にデータの消去/再書き込みを行うEEPROMのメモリセルは、通常、図7に示すような、それぞれが絶縁膜で分離された2層の多結晶シリコンを用いた積層ゲート構造のMOS型トランジスタ(不揮発性トランジスタ)で構成されている。第1層目の多結晶シリコンにより浮遊ゲート11が、第2層目の多結晶シリコンにより制御ゲート12がそれぞれ形成される。上記浮遊ゲート11及び制御ゲート12下のシリコン基板13中には、ソース領域14とドレイン領域15が離隔して形成されている。上記基板13の主表面上の全面には、層間絶縁膜16が形成されており、この層間絶縁膜16のドレイン領域15上にコンタクトホール17が形成される。上記層間絶縁膜16上及びコンタクトホール17内には、アルミニウム等の金属で形成されたデータ線(ビット線)18が形成され、ドレイン領域15と電気的に接続されている。
【0003】
次に、このような構造のメモリセルにおけるデータの書き込み、読み出し及び消去動作について説明する。
【0004】
書き込み動作は、例えばドレイン電位VDを5.0V、制御ゲート電位VCGを9V、ソース電位VSを0Vにそれぞれ設定し、浮遊ゲート11中にホットエレクトロンを注入してしきい値電圧を変化させることにより行われる。
【0005】
また、消去動作は、例えば制御ゲート電位VCGを−7V、ドレインをフローティング状態とし、ソース電位VSとして例えば5Vを印加する。これによって、浮遊ゲート11中のエレクトロンは、トンネル効果によりソース領域14に引き抜かれる。
【0006】
読み出し動作は、例えば制御ゲート電位VCGを4.8V、ドレイン電位VDを0.6V、ソース電位VSを0Vにそれぞれ設定することにより行われる。この時、メモリセルが書き込み状態であれば、ソース,ドレイン間に電流は流れない。この時の記憶データを“0”とする。メモリセルが消去状態であれば、ソース,ドレイン領域間に30μA程度の電流が流れる。この時の記憶データを“1”とする。
【0007】
ところで、上記のような構成のメモリセルにおいては、製造工程や結晶欠陥等により様々な不良が発生する。例えば、シリコン基板13と浮遊ゲート11または制御ゲート12とがショートすることが考えられる。この場合には、正常な書き込み/消去、及び読み出し動作ができなくなってしまう。この問題は、半導体記憶装置の記憶容量の増加に伴って大きな問題となっており、特に微細加工の立ち上げ初期には重要である。
【0008】
この問題を回避するために、通常は、半導体記憶装置中に様々な救済手段が搭載されている。図8は、上述したような積層ゲート構造のMOS型トランジスタをメモリセルとして用い、不良が発生したときに救済するための救済手段を設けた不揮発性半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図である。この半導体記憶装置は、カラムアドレスバッファ20、カラムデコーダ21、ロウアドレスバッファ22、R/D(救済用)アドレス記憶部23、R/Dアドレス比較部24、ブロックアドレスバッファ25、ブロックコア26−0〜26−n、センスアンプ(S/A)27、入出力バッファ28及び入出力パッド29等を含んで構成されている。上記各ブロックコア26−0〜26−n中にはそれぞれ、メモリセルアレイ30、ロウデコーダ31、R/Dメモリセルアレイ32、R/Dロウデコーダ33、ブロックデコーダ34及びカラム選択ゲートCT0〜CTjを備えている。
【0009】
上記メモリセルアレイ30中には、図7に示したようなメモリセルが行列状に配置されている。各メモリセルはそれぞれ、ドレインがビット線BL0〜BLjに列毎に共通接続され、制御ゲートがワード線WL0〜WLkに行毎に共通接続されている。
【0010】
上記ロウアドレスバッファ22には、外部からロウアドレス信号ADDRiが入力され、その出力信号ARSiが内部ロウアドレス信号として各ブロックコア26−0〜26−n中のロウデコーダ31に供給される。このロウデコーダ31により、ワード線WL1〜WLk中の1本のワード線が選択される。カラムアドレスバッファ20には外部からカラムアドレス信号ADDCiが入力され、その出力信号ACSiが内部カラムアドレス信号としてカラムデコーダ21に供給されてデコードされ、各ブロックコア26−0〜26−n中のカラム選択ゲートCT0〜CTjに供給される。そして、カラム選択ゲートCT0〜CTjによってビット線BL0〜BLjのいずれかが選択され、この選択されたビット線と上記選択されたワード線とに接続された1つのメモリセルが選択される。
【0011】
選択されたメモリセルの記憶データは、選択されたカラム選択ゲートを介してセンスアンプ27に供給されて増幅された後、入出力バッファ28により入出力パッド29から外部に導出される。
【0012】
次に、上記メモリセルアレイ30に不良があった場合を考える。不良セルの救済に用いられるR/Dメモリセルアレイ32中には、上記メモリセルアレイ21と同様に複数のメモリセルが行列状に配置されている。本装置においては、不良番地を予めR/Dアドレス記憶部23に記憶しており、このR/Dアドレス記憶部23の出力信号AFiと上記ロウアドレスバッファ22の出力信号ARSiとをR/Dアドレス比較部24により比較している。そして、この比較結果が一致した場合に、R/Dアドレス比較部24から信号HITRが出力され、各ブロックコア26−0〜26−n中のR/Dロウデコーダ33に供給される。これによって、不良セルが存在するメモリセルアレイ30に対応するR/Dロウデコーダ33がイネーブル状態となり、ワード線WLRD−0〜WLRD−Iのいずれかが選択される。この時、不良セルが存在するメモリセルアレイ30に対応するロウデコーダ31は、上記R/Dアドレス比較部13から出力される信号ROWDISにより強制非選択状態となる。また、メモリセルアレイ30とR/Dメモリセルアレイ32中の全てのメモリセルのソースには共通ソース線SLi(i=0〜n)が接続されており、共通にブロックデコーダ34の出力信号が供給され、消去時には同時に消去動作が行われる(ブロック消去)。
【0013】
通常、1つの半導体記憶装置の中には、複数の消去用コア(図8ではブロックコア26−0〜26−nに対応する)が存在する。次に、本装置の消去動作について詳しく説明する。ブロックコア26−0〜26−n内のメモリセルアレイ30及びR/Dメモリセルアレイ32内の各メモリセルのソース線には、共通ソース線SLi(i=0〜n)よりソース電位5Vが印加される。また、ワード線WL0〜WLk及びWLRD−0〜WLRD−Iにはそれぞれ、ロウデコーダ31及びR/Dロウデコーダ33から−7Vが印加される。但し、メモリセルアレイ30中の不良ロウ及びR/Dメモリセルアレイ32中の未使用のR/Dロウには0Vが印加される。この時、全てのメモリセルの基板電位も0Vとなっており、これにより不良セルに対するストレスを回避するようになっている。
【0014】
しかし、近年、半導体記憶装置の集積度向上に伴い、図7に示したメモリセルの構造自体が問題となってきている。すなわち、消去においては、消去後のメモリセルのしきい値電圧のばらつきが少ないことが非常に重要になってくるため、図7に示したメモリセルでは、ソース領域14を比較的深く形成している。この時、ゲート下への不純物の入り込み(Xj)も大きくなるため、実効的なゲート長(Leff)は短くなる。よって、この点を考慮して制御ゲート長を決める必要があり、制御ゲート12を予め長く設定する必要がある。このためセル面積の縮小を妨げる要因になっている。
【0015】
このような点に考慮し、図9のような構造のメモリセルが提案されている。図9において、図7に対応する部分には同じ符号を付している。このメモリセルは、シリコン基板13中に形成されたPウェル領域35に形成されており、このPウェル領域35は素子分離用のNウェル領域36内に形成されている。
【0016】
このような構造のメモリセルの書き込み及び読み出し動作は、上記図7に示したメモリセルと同様である。この書き込みや読み出し動作においては、Nウェル領域36及びPウェル領域35に0Vを印加する。一方、消去動作は次のように行う。すなわち、例えば制御ゲート電位VCGを−7.5V、ドレインをフローティングとし、Pウェル領域35及びNウェル領域36に例えば7Vを印加する。ソース電位VSは10Vとする(フローティングでも可)。これによって、浮遊ゲート11中のエレクトロンは、トンネル効果によりPウェル領域35に引き抜かれる。この際、浮遊ゲート11とPウェル領域35とが対向する全面で消去が行われるため、ソース領域14を深く形成する必要がなく、ゲート下への不純物の入り込み(Xj)も小さくできるので、セル面積を容易に縮小できる。
【0017】
次に、このような構造のメモリセルを上記図8に示した半導体記憶装置に適用することを考える。この時、Pウェル領域35とNウェル領域36は、共通ソース線SLiで各メモリセルのソースに共通接続されているものとする。上述したように、消去時においては、不良ロウ及び未使用のR/Dロウには0Vが印加される。しかし、この際、メモリセルの基板電位であるPウェル電位としては7Vが印加される。例えば、制御ゲート12と基板(Pウェル領域35)がショートしている場合、Pウェル領域35の電位はロウデコーダ31を介して短絡され、正常なPウェル電位を印加できなくなる。この結果、そのブロックは消去不可、または規定時間内に消去できなくなってしまう可能性がでてくる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように従来の半導体記憶装置では、ソースに高電位を印加し、浮遊ゲート中のエレクトロンをソースに引き抜く構造のメモリセルを用いると、ロウ単位での不良救済が可能であるものの、メモリセル面積の縮小化が困難であるという問題があった。この問題を解決するために、基板となるPウェル領域に高電位を印加して浮遊ゲート中のエレクトロンをPウェル領域に引き抜く構造のメモリセルを用いると、セル面積の縮小化は容易であるものの、ロウ単位での不良救済をした場合に、Pウェル領域の電位が正常に印加できず、消去ができなくなるという問題があった。
【0019】
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、メモリセルの消去時に浮遊ゲート中のエレクトロンを基板(Pウェル領域)に引き抜くタイプの半導体記憶装置において、メモリセル内に不良があっても確実に救済できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0020】
また、半導体記憶装置内の全ブロックを一括で消去する場合、不良のあったブロックコアに対しては電圧を印加しないようにすることで、不良部分による電位降下を抑えることができ、正常なブロックコアの消去を妨げない半導体記憶装置を提供することにある。
【0021】
更に、不良アドレスの記憶素子として、本体と同様なメモリセルを使用し、消去時のメモリセルのしきい値電圧を接地レベル以下まで消去することにより、制御ゲート電位が電源電圧で読み出しでき、制御ゲート電位のコントロールの必要がなく、低電圧動作品の動作マージンを大きくすることができる半導体記憶装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルが行列状に配置され、それぞれ独立したウェル内に形成される複数の第1のメモリブロックと、前記複数の第1のメモリブロック中にそれぞれ設けられ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えて前記第1のメモリブロックを活性化する第1のデコーダと、前記第1のメモリブロックと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの第2のメモリブロックと、前記第2のメモリブロック中に設けられ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えて前記第2のメモリブロックを活性化する第2のデコーダと、前記第1、第2のデコーダにブロックアドレス情報を出力するブロックアドレスバッファと、記憶素子と、前記記憶素子の記憶情報を保持するラッチ回路とを有し、不良ブロックアドレスを記憶する不良ブロックアドレス記憶部であって、前記不良ブロックアドレス記憶部の読み出し動作は電源投入時に行なわれ、前記記憶素子の記憶情報が前記ラッチ回路にラッチされる不良ブロックアドレス記憶部と、前記不良ブロックアドレス記憶部の前記ラッチ回路にラッチされている不良ブロックアドレスと前記ブロックアドレスバッファから入力されたブロックアドレスとを比較する不良ブロックアドレス比較部とを具備し、前記不良ブロックアドレス比較部で一致が検出されたときに、不良が発生した第1のメモリブロックを選択する前記第1のデコーダを非選択状態にして前記ソース線に基板電位を与えないようにすると共に、前記第2のデコーダを選択状態にして前記ソース線に基板電位を与え、複数メモリブロックの一括消去時に、前記不良が発生した第1のメモリブロックを分離する。
【0023】
また、この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルの消去時に浮遊ゲート中のエレクトロンをウェル領域に引き抜くタイプの半導体記憶装置において、メモリセルが行列状に配置されたメモリセルアレイ、前記メモリセルアレイ中のメモリセルの行を選択するロウデコーダ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えてブロックを選択するためのブロックデコーダ、強制的に選択を禁止するためのディセーブルラッチ、及び前記メモリセルアレイ中のメモリセルの列を選択するためのカラム選択ゲートをそれぞれ備え、それぞれが独立したウェル内に形成される複数のブロックコアと、
前記複数のブロックコアと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの救済用のブロックコアと、ロウアドレス信号が入力され、前記複数のブロックコア及び救済用のブロックコア中のロウデコーダにそれぞれ内部ロウアドレス信号を供給するロウアドレスバッファと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、前記カラムアドレスバッファから出力される内部カラムアドレス信号をデコードして、前記複数のブロックコア及び救済用のブロックコア中のカラム選択ゲートをそれぞれ選択するカラムデコーダと、ブロックアドレスが入力され、前記複数のブロックコアの各ブロックデコーダにブロック選択信号を出力するブロックアドレスバッファと、不良が発生したブロックコアのアドレスを記憶する救済用のアドレス記憶部と、前記アドレス記憶部に記憶されているブロックコアのアドレスと前記ブロックアドレスバッファから出力されたブロック選択信号とを比較するアドレス比較部と、パルス信号を出力するディセーブルパルス発生部と、選択されたメモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、前記センスアンプとデータの授受を行う入出力バッファとを具備し、前記ブロックコア中のメモリセルアレイに不良が発生したときに、このブロックコアのアドレスを前記アドレス記憶部に記憶し、前記アドレス比較部で一致が検出されたときに、前記アドレス比較部からディセーブル信号を出力し、不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にして前記ソース線に基板電位を与えないようにし、救済用のブロックコア中のブロックデコーダを選択状態にして前記ソース線に基板電位を与えることにより、不良が発生したブロックコアを救済用のブロックコアに置き換えるようにしてなり、複数メモリブロックの一括消去時に、前記不良が発生したブロックコアを分離する。
【0024】
更に、この発明の一態様に係る半導体記憶装置は、メモリセルが行列状に配置されたメモリセルアレイ、前記メモリセルアレイ中のメモリセルの行を選択するロウデコーダ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えてブロックを選択するためのブロックデコーダ、強制的に選択を禁止するためのディセーブルラッチ、及び前記メモリセルアレイ中のメモリセルの列を選択するためのカラム選択ゲートをそれぞれ備え、それぞれが独立したウェル内に形成される複数の第1ブロックコアと、前記複数のブロックコアと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの第2ブロックコアと、ロウアドレス信号が入力され、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中のロウデコーダにそれぞれ内部ロウアドレス信号を供給するロウアドレスバッファと、カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、前記カラムアドレスバッファから出力される内部カラムアドレス信号をデコードして、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中のカラム選択ゲートをそれぞれ選択するカラムデコーダと、ブロックアドレスが入力され、前記複数の第1ブロックコアの各ブロックデコーダにブロック選択信号を出力するブロックアドレスバッファと、不良が発生した第1ブロックコアのアドレスを記憶する救済アドレス記憶部と、前記アドレス記憶部に記憶されている第1ブロックコアのアドレスと前記ブロックアドレスバッファから出力されたブロック選択信号とを比較するアドレス比較部と、パルス信号を出力し、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中に設けられたディセーブルラッチの動作を制御するディセーブルパルス発生部と、選択されたメモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、前記センスアンプとデータの授受を行う入出力バッファとを具備し、前記複数ブロックを同時に消去するときには、前記アドレス記憶部から不良アドレスを前記ブロックアドレスバッファに入力し、前記不良が発生したブロックコアの前記ディセーブルラッチにブロック選択信号を供給し、前記ディセーブルパルス発生部から出力されるパルス信号に応答してディセーブル信号をラッチすることにより、前記不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にし、前記ソース線に基板電位を与えないようにして前記不良が発生したブロックコアを分離する。
【0030】
上記のような構成によれば、ブロックコアを1つの単位として不良救済を行うので、基板となるPウェル領域に高電位を印加して浮遊ゲート中のエレクトロンをPウェル領域に引き抜く構造のメモリセルを用いた場合に、メモリセル内に不良があっても確実に救済できる。
【0031】
また、半導体記憶装置内の全ブロックを一括で消去する場合、不良のあったブロックコアに対しては電圧を印加しないようにできるので、不良部分による電位降下を抑えることができ、正常なブロックコアの消去を妨げない。
【0032】
更に、制御ゲートが電源電位で読み出しでき、制御ゲート電位のコントロールの必要がなく、低電圧動作品の動作マージンを大きくすることができる。
【0033】
更にまた、ヒューズブローしたか否かに応じて不良ブロックアドレスを記憶できる。
【0034】
ラッチ回路によるラッチ動作を電源投入時に行えば、ヒューズセルの読み出しによるアクセスの遅れを防ぐことができる。
【0035】
また、上記のような構成によれば、ブロックコアを1つの単位として不良救済を行うので、基板となるPウェル領域に高電位を印加して浮遊ゲート中のエレクトロンをPウェル領域に引き抜く構造のメモリセルを用いた場合に、メモリセル内に不良があっても確実に救済できる。
【0036】
不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にすれば、不良ブロックへの電位の印加を防ぐことができ、電位の低下を防止できる。
【0037】
また、複数のブロックコアをそれぞれ独立したウェル内に形成すれば、不良ブロックを完全に分離できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0039】
図1は、この発明の実施の形態に係る半導体記憶装置の要部を示すブロック図である。この半導体記憶装置は、カラムアドレスバッファ40、カラムデコーダ41、ロウアドレスバッファ42、R/D(救済用)アドレス記憶部43、R/Dアドレス比較部44、ブロックアドレスバッファ45、ディセーブルパルス発生部46、ブロックコア47−0〜47−n、R/Dブロックコア47−RD、センスアンプ(S/A)48、入出力バッファ49及び入出力パッド50等を含んで構成されている。上記各ブロックコア47−0〜47−n,47−RDはそれぞれ、メモリセルアレイ51、ロウデコーダ52、ブロックデコーダ53、ディセーブルラッチ(LAT)54及びカラム選択ゲートCT0〜CTjを備えている。
【0040】
上記各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD中のメモリセルアレイ51は、それぞれ独立したPウェル領域中に形成され、各々のPウェル領域はNウェル領域中に形成されている。そして、上記各メモリセルアレイ51中には、図9に示したような不揮発性トランジスタからなるメモリセルが行列状に配置されている。各々のメモリセルはそれぞれ、上記各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD毎に、ドレインがビット線BL0〜BLjに列毎に共通接続され、制御ゲートがワード線WL0〜WLkに行毎に共通接続されている。
【0041】
すなわち、本実施の形態の半導体記憶装置では、図8に示した従来の半導体記憶装置における各ブロックコア26−0〜26−n中のロウ単位で救済を行うためのR/Dメモリセルアレイ32及びR/Dロウデコーダ33は設けられていない。そして、これらに代えて、通常選択されるブロックコア47−0〜47−nと構成を同じくしたブロックコア単位での救済用のR/Dブロックコア47−RDが設けられている。また、各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD中は、強制的に選択を禁止するためのディセーブルラッチ(LAT)54を備えている。このディセーブルラッチ54には、ブロックデコーダ53から出力されるブロック選択信号/Bi(i=0〜n,RD)が入力されており、ディセーブルパルス発生部46から出力される信号/SETPLSに応答してラッチ信号/DISi(i=0〜n,RD)をラッチし、上記ブロックデコーダ53を強制的に非選択にするようになっている。
【0042】
上記のような構成において、ロウアドレスバッファ42には、外部からロウアドレス信号ADDRiが入力され、その出力信号ARSiが内部ロウアドレス信号として各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD中のロウデコーダ52に供給される。このロウデコーダ52により、メモリセルアレイ51中のワード線WL0〜WLkのうちの1本のワード線が選択される。カラムアドレスバッファ40には外部からカラムアドレス信号ADDCiが入力され、その出力信号ACSiが内部カラムアドレス信号としてカラムデコーダ41に供給されてデコードされる。上記カラムデコーダ41の出力信号によって、各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD中のカラム選択ゲートCT0〜CTjのいずれかが選択されることにより、ビット線BL0〜BLjが選択される。ブロックアドレスバッファ45には、ブロックアドレス信号ADDBLiが供給され、その出力信号ABLSiが各ブロックコア47−0〜47−n,47−RD中のブロックデコーダ53に供給される。これによって、選択されたブロックコア中のメモリセルアレイにおける選択されたワード線と選択されたビット線とに接続された1つのメモリセルが選択される。選択されたメモリセルの記憶データは、選択されたブロックコアにおけるカラム選択ゲートを介してセンスアンプ48に供給されて増幅された後、入出力バッファ49に供給され、入出力パッド50から外部に導出される。
【0043】
次に、本実施の形態に係る半導体記憶装置において、メモリセルアレイ51中に不良があった場合を考える。本装置においては、メモリセルアレイ51に不良があった場合は、その不良があったブロックコアのアドレスを予めR/Dアドレス記憶部43に記憶しており、このR/Dアドレス記憶部43の出力信号AFiとブロックアドレスバッファ45の出力信号ABLSiとをR/Dアドレス比較部44により比較する。この比較結果が一致した場合、R/Dアドレス比較部44から信号HITBLKが出力される。この時、R/Dブロックコア47−RD中のブロックデコーダ53は選択状態となる。また、同時にR/Dアドレス比較部44から信号/BLKDISが出力されて不良があったブロックコア中の通常選択用のブロックデコーダ53に供給され、このブロックデコーダ53は強制非選択状態となる。これによって、不良のあったブロックコアが救済用のR/Dブロックコア47−RDに置き換えられる。この際、R/Dブロックコア47−RD中の同入力部分には、上記信号/BLKDISは入力しない(例えば、電源=Vssを入力する)。救済用ブロックコア47−RD中のメモリセルアレイ51中には、基板(Pウェル領域)と、浮遊ゲートまたは制御ゲートとのショート等の不良がなければ、図9に示したような構造の不揮発性トランジスタをメモリセルとして用いても正常に消去を行える。
【0044】
このような半導体記憶装置においては、通常、消去はブロックコア単位で行える。しかし、テスト時間の短縮等を考えると、複数ブロックを一括で消去できることが望ましい。このため、テストモードとして、複数ブロックを強制選択するモードを付加することがある。この場合、不良のあるブロックコアについても強制選択してしまう。この結果、不良セルからのリークにより、全ブロックに正常な基板電位SLiが印加できなくなり、全ブロックとも消去できなくなる可能性がでてくる。本実施の形態では、この点にも着目しており、テスト信号/BLKLOCKが立ち上がると、R/Dアドレス記憶部43に記憶されている不良アドレスデータ(信号FADi)がブロックアドレスバッファ45に入力され、不良ブロックコア中のブロックデコーダ53が選択状態となる。この時、ディセーブルパルス発生部46から信号/SETPLSが出力され、このブロックのディセーブルラッチ54にラッチされる。ディセーブルラッチ54にラッチされると、このブロックのブロックデコーダ53は強制非選択となり、全ブロック一括消去においても不良ブロックへの電位の印加を防ぐことができ、電位の低下を防止できる。したがって、全ブロック一括消去が可能になる。
【0045】
図2は、上記図1に示した回路におけるブロックアドレスバッファ45の詳細な回路構成例を示す回路図である。このバッファ45は、クロックドインバータ61,62とインバータ63,64を含んで構成されている。上記クロックドインバータ61,62の入力端にはそれぞれ、ブロックアドレス信号ADDBLiとR/Dアドレス記憶部43から信号FADi(不良アドレスデータ)が供給される。また、これらクロックドインバータ61,62の一方のクロック入力端にはそれぞれテスト信号/BLKLOCKが供給され、他方のクロック入力端にはこのテスト信号/BLKLOCKがインバータ63で反転されて供給される。上記各クロックドインバータ61,62の出力信号はインバータ64の入力端に供給され、このインバータ64から出力信号ABLSiが出力されるようになっている。
【0046】
上記テスト信号/BLKLOCKは、通常“H”レベルになっており、この時には出力信号ABLSiとして上記ブロックアドレス信号ADDBLiがクロックドインバータ61とインバータ64を介して転送され出力される。一方、テスト時には上記テスト信号/BLKLOCKが“L”レベルとなり、出力信号ABLSiとして上記不良アドレスデータを示す信号FADiがクロックドインバータ62とインバータ64を介して転送され出力される。上記ブロックアドレスバッファ45の出力信号ABLSiは、各ブロックコア47−0〜47−nとR/Dブロックコア47−RD中のブロックデコーダ53に供給される。
【0047】
図3は、上記図1に示した回路におけるR/Dアドレス記憶部43の一部の構成例を示しており、メモリセルをヒューズセルとして使用する場合の回路例である。この回路は、メモリセルトランジスタC1、Pチャネル型MOS(PMOS)トランジスタP1、0V付近のVthを持つNチャネル型MOS(NMOS)トランジスタN1、クロックドインバータCINV1,CINV2,CINV3、及びインバータINV1,INV2を含んでいる。メモリセルトランジスタ(以下、ヒューズセルと称する)C1は、本体(各メモリセルアレイ51中のメモリセル)と同一構造のトランジスタで、アドレスの情報を記憶するものである。ここで、アドレス“0”を記憶する場合、ヒューズセルC1のしきい値電圧は接地(GND)レベル以下まで深く消去される。また、“1”を記憶する場合、正のレベル(例えばVth=5V)まで書き込まれている。一方、PMOSトランジスタP1は、ヒューズセルC1の情報を読み出す際の負荷であり、ゲート信号GLOADにより、微少電流(例えば1μA)が流れるようなサイズに設定されている。この時、ゲート信号GLOADは0Vレベルでも良いし、上記微少電流を流すための中間電位であっても良い。また、ゲートに信号FSBIASが入力されるNMOSトランジスタN1は、ヒューズセルC1のドレインの電位を制限する働きがある。この信号FSBIASのレベルとしては、ドレイン電位よりもNMOSトランジスタN1のしきい値電圧VthN分高い電位が入力される。
【0048】
上記2個のクロックドインバータCINV1,CINV2とインバータIVN1は、ヒューズセルC1の記憶情報を保持するラッチ回路を構成している。このラッチ回路によるラッチ動作は、電源投入時に行われる。これは、ヒューズセルC1の読み出しによるアクセスの遅れを防ぐためである。電源投入時には、信号GLOAD及び信号FSBIASを前述した読み出し時の電位に設定する。また、ヒューズセルC1の制御ゲートVCGは、例えば電源投入時の電源電圧、例えば1Vに設定される。ソース電位及びウェル電位となる信号VSOUも0Vである。この時、信号FSREADは“H”レベルであり、信号/FSREADはその反転信号となっている。これにより、ヒューズセルに“0”アドレスが記憶されている場合、しきい値電圧は負に消去されているため電流を流し、信号AFiとして“0”が出力される。また、“1”アドレスが記憶されている場合は、しきい値電圧Vthは正に書き込まれているため電流は流れず、信号AFiとして“1”が出力される。読み出しが終わると、信号FSREADは“L”レベルになり、ヒューズセルの情報がラッチされる。この際、読み出し時のヒューズセルC1の制御ゲートVCGは電源電圧レベルであるため、電源電圧が低い状態で読み出し動作を行っても制御ゲートの電位をコントロールする必要がなく、低電圧動作品で特に有効となる。
【0049】
図4は、上記図1に示した回路におけるR/Dアドレス記憶部の他の構成例を示している。上記図3に示した回路ではメモリセルを使用する場合を例にとって説明したが、ここではヒューズFを用いている。基本的な回路構成は図3に示した回路と同じであるので同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。上記のような構成において、ヒューズFをレーザーブローすると、図3に示したメモリセルC1に“1”を記憶したのと等価(信号AFiが“1”レベル)になり、レーザーブローしない場合には“0”を記憶した場合と等価(信号AFiが“0”レベル)になる。そして、テスト信号/BLKLOCKが立ち上がると上記信号AFiがクロックドインバータCINV3を介して信号FADiとしてブロックアドレスバッファ45に供給される。このように、ヒューズFを切断するか否かに応じて図3に示した回路と実質的に同じ動作を行う。
【0050】
図5は、上記図1に示した回路におけるブロックアドレス比較部44の構成例を示す回路図である。ブロックアドレス比較部44は、ブロックアドレスのビット数分だけ設けられたR/Dアドレス検知器71と、これら検知器71の出力信号がそれぞれ供給される論理回路部72とから構成されている。上記各検知器71は、インバータ73,74,75、PMOSトランジスタ76,77及びNMOSトランジスタ78,79を含んで構成されている。R/Dアドレス記憶部43から供給される信号AFiは、上記インバータ73の入力端及びトランジスタ76,78のゲートに供給される。上記インバータ73の出力信号は、上記トランジスタ79,77のゲートに供給される。ブロックアドレスバッファ45から出力される信号ABLSiは、インバータ74の入力端及びトランジスタ76,79の電流通路の一端に供給される。上記インバータ74の出力信号は、トランジスタ78,77の電流通路の一端に接続される。上記トランジスタ76〜79の電流通路の他端はインバータ75の入力端に接続され、このインバータ75から信号HITiが出力される。
【0051】
上記論理回路部72は、ナンドゲート80及びインバータ81,82で構成されている。上記ナンドゲート80の第1の入力端には、メモリが活性化時に“H”レベルとなる信号ENABLEが供給される。第2乃至第4の入力端にはそれぞれ、3段のR/Dアドレス検知器71から出力される信号HIT0,HIT1,HIT2がそれぞれ供給される。このナンドゲート80の出力は、インバータ81を介して信号HITBLKとして出力されるとともに、インバータ81,82を順次介して信号/BLKDISとして出力される。
【0052】
上記構成では、R/Dアドレス記憶部43の出力信号AFiとブロックアドレスバッファ45の出力信号ABLSiとをR/Dアドレス検知器71で比較し、この比較結果が一致した場合、論理回路部72から信号HITBLKが出力される。これによって、R/Dブロックコア47−RD中のブロックデコーダ53を選択状態にでき、同時に論理回路部72から信号/BLKDISが出力されて不良があったブロックコア中の通常選択用のブロックデコーダ53に供給され、このブロックデコーダ53は強制非選択状態となる。よって、不良のあったブロックコアを救済用のR/Dブロックコア47−RDに置き換えることができる。
【0053】
図6は、上記図1に示した回路におけるブロックデコーダ53とディセーブルラッチ54の構成例を示す回路図である。ブロックデコーダ53は、ナンドゲート90,91、インバータ92,93及びソース電圧発生器94を含んで構成され、ディセーブルラッチ54はナンドゲート95、PMOSトランジスタ96〜98、及びNMOSトランジスタ99〜101を含んで構成されている。上記ナンドゲート90の第1乃至第3の入力端にはブロックアドレスバッファ45から出力される信号ABLS0〜ABLS2が供給され、第4の入力端には上記ブロックアドレス比較部44中のインバータ82の出力信号/BLKDISが供給される。このナンドゲート90の出力信号(ブロック選択信号)Biは、インバータ92の入力端に供給されるとともに、トランジスタ96,100のゲートに供給される。上記インバータ92の出力信号は、ナンドゲート91の一方の入力端に供給され、このナンドゲート91の他方の入力端には上記ナンドゲート95の出力信号(ラッチ信号)/DISiが供給される。上記ナンドゲート91の出力信号は、インバータ93を介してソース電圧発生器94に供給され、このソース電圧発生器94から信号SLiが出力され、メモリセルアレイ51に供給される。
【0054】
一方、ディセーブルパルス発生部46から出力される信号/SETPLSは、上記トランジスタ97,99のゲートに供給され、信号/CLRPLSはナンドゲート95の一方の入力端に供給される。上記信号/SETPLSは当該ラッチ54をセットするものであり、信号/CLRPLSはリセットするための信号である。上記トランジスタ96,97,99の電流通路は直列接続され、直列接続された電流通路の一端は電源に、他端はトランジスタ100,101の電流通路の接続点に接続されている。また、トランジスタ98,100,101の電流通路は電源と接地点間に接続されている。そして、上記トランジスタ97,99の電流通路の接続点、及び上記トランジスタ98,100の電流通路の接続点はそれぞれナンドゲート95の他方の入力端に接続され、このナンドゲート95の出力信号がトランジスタ98,101のゲートに供給されるようになっている。
【0055】
このような構成において、ブロックデコーダ53は、ブロックアドレスバッファから出力される信号ABLSi(ABLS0,ABLS1,ABLS2)とR/Dアドレス比較部44から出力される信号/BLKDISとに応じてソース線電圧発生器94の動作を制御してブロックコア毎に選択的に基板電位SLi与えることができる。また、ディセーブルラッチ54によって不良ブロックコア中のブロックデコーダ53が強制非選択となるので、全ブロック一括消去においても不良ブロックへの電位の印加を防ぐことができ、電位の低下を防止できる。この結果、全ブロック一括消去が可能になる。
【0056】
上述したように、この発明によれば、メモリセルの消去時に浮遊ゲートのエレクトロンを基板(Pウェル領域)に引き抜くタイプの半導体記憶装置において、メモリセル内に不良があっても確実に救済できる。
【0057】
また、半導体記憶装置内の全ブロックを一括で消去する場合、不良のあったブロックコアに対しては電圧を印加しないようにすることで不良部分による電位降下を抑えることができ、正常なブロックコアの消去を妨げない効果がある。
【0058】
更に、不良アドレスの記憶素子として、本体と同様なメモリセルを使用し、消去時のメモリセルのしきい値電圧をGND以下のレベルのままで消去することにより、制御ゲートの電圧を電源電圧で読み出しでき、制御ゲート電位のコントロールの必要がなく、低電圧動作品の動作マージンを大きくすることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、メモリセルの消去時に浮遊ゲートのエレクトロンを基板(Pウェル領域)に引き抜くタイプの半導体記憶装置において、メモリセル内に不良があっても確実に救済できる半導体記憶装置が得られる。
【0060】
また、半導体記憶装置内の全ブロックを一括で消去する場合、不良のあったブロックコアに対しては電圧を印加しないようにすることで、不良部分による電位降下を抑えることができ、正常なブロックコアの消去を妨げない半導体記憶装置が得られる。
【0061】
更に、不良アドレスの記憶素子として、本体と同様なメモリセルを使用し、消去時のメモリセルのしきい値電圧を接地レベル以下まで消去することにより、制御ゲート電位が電源電圧で読み出しでき、制御ゲート電位のコントロールの必要がなく、低電圧動作品の動作マージンを大きくすることができる半導体記憶装置を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る半導体記憶装置の要部を示すブロック図。
【図2】図1に示した回路におけるブロックアドレスバッファの詳細な回路構成例を示す回路図。
【図3】図1に示した回路におけるR/Dアドレス記憶部の一部の構成例を示しており、メモリセルをヒューズセルとして使用する場合の回路例を示す図。
【図4】図1に示した回路におけるR/Dアドレス記憶部の他の構成例を示す回路図。
【図5】図1に示した回路におけるブロックアドレス比較部の構成例を示す回路図。
【図6】図1に示した回路におけるブロックデコーダとラッチの構成例を示す回路図。
【図7】電気的にデータの消去/再書き込みを行うEEPROMにおける従来のメモリセルの断面構成図。
【図8】積層ゲート構造のMOS型トランジスタをメモリセルとして用い、不良が発生したときに救済するための救済手段を設けた従来の半導体記憶装置の概略構成を示すブロック図。
【図9】電気的にデータの消去/再書き込みを行うEEPROMにおける改良されたメモリセルの断面構成図。
【符号の説明】
40…カラムアドレスバッファ、
41…カラムデコーダ、
42…ロウアドレスバッファ、
43…R/Dアドレス記憶部、
44…R/Dアドレス比較部、
45…ブロックアドレスバッファ、
46…ディセーブルパルス発生部、
47−0〜47−n…ブロックコア、
47−RD…R/Dブロックコア、
48…センスアンプ(S/A)、
49…入出力バッファ、
50…入出力パッド、
51…メモリセルアレイ、
52…ロウデコーダ、
53…ブロックデコーダ、
54…ディセーブルラッチ、
CT0〜CTj…カラム選択ゲート
C1…メモリセルトランジスタ、
P1…PMOSトランジスタ、
N1…NMOSトランジスタ、
CINV1,CINV2,CINV3…クロックドインバータ、
INV1,INV2…インバータ。
Claims (5)
- メモリセルが行列状に配置され、それぞれ独立したウェル内に形成される複数の第1のメモリブロックと、
前記複数の第1のメモリブロック中にそれぞれ設けられ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えて前記第1のメモリブロックを活性化する第1のデコーダと、
前記第1のメモリブロックと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの第2のメモリブロックと、
前記第2のメモリブロック中に設けられ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えて前記第2のメモリブロックを活性化する第2のデコーダと、
前記第1、第2のデコーダにブロックアドレス情報を出力するブロックアドレスバッファと、
記憶素子と、前記記憶素子の記憶情報を保持するラッチ回路とを有し、不良ブロックアドレスを記憶する不良ブロックアドレス記憶部であって、前記不良ブロックアドレス記憶部の読み出し動作は電源投入時に行なわれ、前記記憶素子の記憶情報が前記ラッチ回路にラッチされる不良ブロックアドレス記憶部と、
前記不良ブロックアドレス記憶部の前記ラッチ回路にラッチされている不良ブロックアドレスと前記ブロックアドレスバッファから入力されたブロックアドレスとを比較する不良ブロックアドレス比較部と
を具備し、
前記不良ブロックアドレス比較部で一致が検出されたときに、不良が発生した第1のメモリブロックを選択する前記第1のデコーダを非選択状態にして前記ソース線に基板電位を与えないようにすると共に、前記第2のデコーダを選択状態にして前記ソース線に基板電位を与え、
メモリブロックの一括消去時に、前記不良が発生した第1のメモリブロックを分離することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記複数メモリブロックの一括消去時に、前記不良ブロックアドレス記憶部に記憶されている不良ブロックアドレスが前記ブロックアドレスバッファに入力され、前記第1のデコーダは、前記メモリブロック毎に設けられた第1のラッチ回路に第1のデータをラッチすることにより、前記第1のラッチ回路に第1のデータがラッチされるメモリブロック中のメモリセルへの消去電位の印加を禁止することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- メモリセルの消去時に浮遊ゲート中のエレクトロンをウェル領域に引き抜くタイプの半導体記憶装置において、
メモリセルが行列状に配置されたメモリセルアレイ、前記メモリセルアレイ中のメモリセルの行を選択するロウデコーダ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えてブロックを選択するためのブロックデコーダ、強制的に選択を禁止するためのディセーブルラッチ、及び前記メモリセルアレイ中のメモリセルの列を選択するためのカラム選択ゲートをそれぞれ備え、それぞれが独立したウェル内に形成される複数のブロックコアと、
前記複数のブロックコアと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの救済用のブロックコアと、
ロウアドレス信号が入力され、前記複数のブロックコア及び救済用のブロックコア中のロウデコーダにそれぞれ内部ロウアドレス信号を供給するロウアドレスバッファと、
カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、
前記カラムアドレスバッファから出力される内部カラムアドレス信号をデコードして、前記複数のブロックコア及び救済用のブロックコア中のカラム選択ゲートをそれぞれ選択するカラムデコーダと、
ブロックアドレスが入力され、前記複数のブロックコアの各ブロックデコーダにブロック選択信号を出力するブロックアドレスバッファと、
不良が発生したブロックコアのアドレスを記憶する救済用のアドレス記憶部と、
前記アドレス記憶部に記憶されているブロックコアのアドレスと前記ブロックアドレスバッファから出力されたブロック選択信号とを比較するアドレス比較部と、
パルス信号を出力するディセーブルパルス発生部と、
選択されたメモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、
前記センスアンプとデータの授受を行う入出力バッファと
を具備し、
前記ブロックコア中のメモリセルアレイに不良が発生したときに、このブロックコアのアドレスを前記アドレス記憶部に記憶し、前記アドレス比較部で一致が検出されたときに、前記アドレス比較部からディセーブル信号を出力し、不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にして前記ソース線に基板電位を与えないようにし、救済用のブロックコア中のブロックデコーダを選択状態にして前記ソース線に基板電位を与えることにより、不良が発生したブロックコアを救済用のブロックコアに置き換えるようにしてなり、
ブロックコアの一括消去時に、前記不良が発生したブロックコアを分離することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記複数ブロックを同時に消去するときには、前記アドレス記憶部から不良アドレスを前記ブロックアドレスバッファに入力し、前記不良が発生したブロックコアの前記ディセーブルラッチにブロック選択信号を供給し、前記ディセーブルパルス発生部から出力されるパルス信号に応答してディセーブル信号をラッチすることにより、前記不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にすることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
- メモリセルが行列状に配置されたメモリセルアレイ、前記メモリセルアレイ中のメモリセルの行を選択するロウデコーダ、前記メモリセルのソースに共通接続されたソース線に基板電位を与えてブロックを選択するためのブロックデコーダ、強制的に選択を禁止するためのディセーブルラッチ、及び前記メモリセルアレイ中のメモリセルの列を選択するためのカラム選択ゲートをそれぞれ備え、それぞれが独立したウェル内に形成される複数の第1ブロックコアと、
前記複数のブロックコアと実質的に等しい構成で、独立したウェル内に形成される少なくとも1つの第2ブロックコアと、
ロウアドレス信号が入力され、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中のロウデコーダにそれぞれ内部ロウアドレス信号を供給するロウアドレスバッファと、
カラムアドレス信号が入力されるカラムアドレスバッファと、
前記カラムアドレスバッファから出力される内部カラムアドレス信号をデコードして、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中のカラム選択ゲートをそれぞれ選択するカラムデコーダと、
ブロックアドレスが入力され、前記複数の第1ブロックコアの各ブロックデコーダにブロック選択信号を出力するブロックアドレスバッファと、
不良が発生した第1ブロックコアのアドレスを記憶する救済アドレス記憶部と、
前記アドレス記憶部に記憶されている第1ブロックコアのアドレスと前記ブロックアドレスバッファから出力されたブロック選択信号とを比較するアドレス比較部と、
パルス信号を出力し、前記複数の第1ブロックコア及び第2ブロックコア中に設けられたディセーブルラッチの動作を制御するディセーブルパルス発生部と、
選択されたメモリセルから読み出されたデータを増幅するセンスアンプと、
前記センスアンプとデータの授受を行う入出力バッファと
を具備し、
前記複数ブロックを同時に消去するときには、前記アドレス記憶部から不良アドレスを前記ブロックアドレスバッファに入力し、前記不良が発生したブロックコアの前記ディセーブルラッチにブロック選択信号を供給し、前記ディセーブルパルス発生部から出力されるパルス信号に応答してディセーブル信号をラッチすることにより、前記不良が発生したブロックコア中のブロックデコーダを強制非選択にし、前記ソース線に基板電位を与えないようにして前記不良が発生したブロックコアを分離することを特徴とする半導体記憶装置。
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