JP4828938B2 - 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関する。より詳しくは、ブロック消去動作を有するNAND型フラッシュメモリ装置に関する。
不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリ装置がさまざまな用途で利用されている。NAND型フラッシュメモリ装置は、情報を記憶するためのメモリセルアレイを有している。メモリセルアレイは複数のメモリブロックで構成されている。そして、各メモリブロックは、複数の行(ワード線)と複数の列(ビット線)から成るマトリクス状に配列されたメモリセルを有している。各列のメモリセルは、二つの選択トランジスタの間に複数のメモリセルを直列接続されたNANDストリングを構成している。各行のメモリセルがページを構成している。
NAND型フラッシュメモリ装置の書き込みと読み出しの動作はページ単位で行われるので、一度に大量の音楽や映像データを読み書きするメモリとして好適であり、デジタルオーディオ機器や、デジタルスチルカメラをはじめ、USBフラッシュメモリ(コンピュータのUSBコネクタに接続して使用する持ち歩き可能なフラッシュメモリ)として広く普及している。
NAND型フラッシュメモリ装置の主要部としては、データを記憶するメモリセル領域と、外部とデータの入出力をするレジスタ及び、行方向(ワード線)と列方向(ビット線)のそれぞれに対するデコーダなどが挙げられる。プログラムの動作はページ単位で行われ、レジスタにデータ(例えば、512byteまたは2048byte)を格納し、その後、格納したデータをメモリセルに書き込みを行う。書き込み時間は約200μsecで実行可能であるとされている。読み出し動作は、読み出したいページのデータをレジスタに転送し、その後、シリアルにレジスタからデータを出力するという動作を行う。この読み出し時間は、メモリセルからデータを転送する時間が約25μsecであり、レジスタからシリアルにデータを転送する時間が50nsecという短いサイクルで行われている。一方、消去動作は、複数のページを一括して行うブロック消去であり、消去に要する時間は約2msecであり、データの書き込みや読み出しの動作と比べ長い時間を要している。
音楽データおよび画像データはファイル容量が大きいため、高速で書き込みや読み出しを行うことができるNAND型フラッシュメモリ装置の需要が高まっている。そのためにNAND型フラッシュメモリ装置の大容量化が進み、書込み単位(ページ)および消去単位(ブロック)の容量もまた大きくなってきている。
より高速にデータの書き込みや読み出しを行うための手段として、複数のページを同時に選択して書き込み及び読み出しを行い、複数のブロックを同時に消去する、所謂マルチページプログラム動作、マルチページ読み取り動作、及びマルチブロック消去動作を有するNAND型フラッシュメモリ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−203493号公報
従来、データ書込み時間は短縮されているのに対して、データ消去時間はそれほど短縮されていない。データの消去時間を短縮する方法としてマルチブロック消去方法が考えられる。本発明は、マルチブロック消去を効率良く行うことができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
一実施形態に係る本発明の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き込み、読み出し及び消去が可能であり、複数のブロックに分割された不揮発性メモリセルと、前記複数のブロックの一を選択するブロックアドレスデコード手段と、前記ブロックアドレスデコード手段に設けられた選択ブロック情報保持手段であって、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作の際には消去ブロック情報を保持し、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作以外の動作の際には不良ブロック情報を保持する選択ブロック情報保持手段と、とを有することを特徴とする。
本発明の一実施態様によれば、行選択回路(ロウデコーダ)に選択ブロック情報保持手段を設け、不良ブロック情報と、消去ブロック情報とのいずれか一の情報を保持するようにすることで、書き込み及び読み込み動作時には不良ブロックにアクセスしないようにし、ブロック消去動作時には複数ブロックを同時に消去することができる。
本発明の一実施態様によれば、行選択回路(ロウデコーダ)に複数の選択ブロック情報保持手段を設け、不良ブロック情報と消去ブロック情報とをそれぞれ保持するようにすることで、書き込み及び読み込み動作時には不良ブロックにアクセスしないようにし、ブロック消去動作時には複数ブロックを同時に消去することができる。
本発明の一実施態様によれば、ロウデコーダに、ブロック情報保持手段(ラッチ)と、リセット手段とを設けることにより、ロウデコーダの大幅な変更を必要とせず、また回路の規模を拡大することなくマルチブロック消去を行なうことができる。同時に、マルチブロック消去を効率良く行うことができる。
本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るNAND型フラッシュメモリ装置の構成を示すブロック図である。メモリセルアレイ100は電気的書き替えが可能な不揮発性メモリセルが行(ロウ)及び列(カラム)方向にマトリクス状に配列している。この不揮発性メモリセルは、コントロールゲートと電荷蓄積層とが積層されたスタックトゲート型のMOSトランジスタ構造を有している。
図1において、メモリセルアレイ100内の各不揮発性メモリは、互いに交差するように設けられた複数本のワード線WL及びビット線BLによって選択される。複数本のワード線WLはロウデコーダ110のデコード出力によって選択的に駆動される。
メモリセルアレイ100は、ワード線WLが共通に接続された複数のNANDセルユニットを有し、複数のNANDセルユニットが集まってデータ消去の最小単位となるセルブロックを構成している。このメモリセルアレイ100には、データを記憶させるノーマルブロク104と、読み出し/書き込み/消去電圧初期値、不良ブロックアドレス情報、不良カラムアドレス情報などを記憶したROMヒューズブロック102が設けられている。すなわち、データの書き込みや消去の出来ない不良ブロックが存在している場合には、そのアドレス情報がROMヒューズブロック102に記憶されている。
ROMヒューズブロック102の内容は、製造されたNAND型フラッシュメモリ装置のチップの製造起因による回路動作ばらつきや不良に応じて、それぞれのチップの回路動作パラメータの初期設定値を記憶している。また、NAND型フラッシュメモリ装置を使用するにつれて、時間の経過とともに変動する回路動作パラメータや不良ブロック情報を適宜更新するようにしても良い。
データの読み出し時にメモリセルアレイ100内のメモリセルから読み出された信号は、ビット線BLを介してセンスアンプ106に供給されここでセンスされる。センスアンプ106でセンスされたデータは、カラムデコーダ108によってカラム単位で選択されてI/Oバス109に供給され、I/Oバッファ124から出力される。データの書き込み時は、外部から供給される書き込みデータがI/Oバッファ124に入力され、I/Oバス109及びカラムデコーダ108に供給される。そしてセンスアンプ106を介してビット線BLに書き込みデータに応じた電圧が供給され、メモリセルアレイ100の選択メモリセルにデータが書き込まれる。
また、I/Oバッファ124には、NAND型フラッシュメモリ装置の動作を制御する外部機器からメモリセルを選択するためのアドレス情報やメモリの動作を制御するためのコマンドが供給される。アドレスはアドレスバッファ112に取り込まれ、コマンドはコマンドバッファ116に取り込まれる。アドレスバッファ112に取り込まれたアドレスのうち、ロウアドレスはロウデコーダ110に供給され、カラムアドレスはカラムデコーダ108に供給される。
ROMヒューズブロック102に不良ブロック情報が記憶されている場合、その不良ブロックに対応した不良ブロックアドレスを格納するための不良ブロックアドレスバッファ114が設けられている。不良ブロックアドレスバッファ114は、ロウデコーダ110に不良ブロックの情報を提供する。不良ブロックのアドレス情報はロウデコーダ内のブロックアドレスデコード回路にあるラッチに記憶される。
内部電圧生成回路120は、チップ内部で使用される各種電圧を生成するものであり、この電圧には例えばVref(基準電圧)、Vpgm(書き込み電圧)、内部降圧電圧(Vdd)、消去電圧(Verase)、非選択セルのワード線に供給される非選択セルワード線電圧(Vread)などがある。内部電圧生成回路120で生成された各種電圧はロウデコーダ110などに供給される。
タイマー回路122は、チップ内部で使用される各種タイミングパルスを生成する。
I/Oコントロール126は、外部から供給されるチップイネーブル信号/CE、リードイネーブル信号/RE、ライトイネーブル信号/WEなどの各種制御信号を取り込む。I/Oコントロール126に取り込まれた制御信号及びコマンドバッファ116に取り込まれたコマンドは制御回路118に供給される。
制御回路118は、I/Oコントロール126からの制御信号及びコマンドをデコードした結果に基づいて、ロウデコーダ110やカラムデコーダ108などの各回路の動作を制御する。この制御回路118内には制御用のデータを格納するための各種レジスタが設けられている。また、制御回路118は外部回路に対して、チップがアクセス可能である否かの状態を示すレディー/ビジー信号(R/Bn)を出力する機能を有している。
ここで、メモリセルアレイ104の詳細な構成を図8に示す。メモリセルアレイ104はブロック105の単位で複数に分割されている。図8では、合計m個のブロック(BLOCK0、BLOCK1、BLOCK2、・・・、BLOCKi、・・・、BLOCKm)に分割されている様子を示している。なお、「ブロック」とはデータ消去の最小単位である。
また、各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれ、図9に代表的に示すブロックBLOCKiのように、k+1個のNANDセルユニット0〜kで構成される。各NANDセルユニットは32個のメモリセルMTr0〜MTr31が直列に接続されて構成されている。その一端は選択ゲート線SGDに接続された選択ゲートトランジスタTr0を介してビット線BL(BL_0、BL_1、BL_2、BL_3、・・・、BL_k−1、BL_k)に、他端は選択ゲート線SGSに接続された選択ゲートトランジスタTr1を介して共通ソース線SOURCEに接続されている。各々のメモリセルMTrの制御ゲートは、ワード線WL(WL0〜WL31)に接続されている。1本のワード線WLに接続されるk個の各メモリセルMTrは1ビットのデータを記憶し、これらk個のメモリセルMTrが「ページ」という単位を構成する。
なお、図8ではメモリセルアレイを構成するブロックの数をm個とし、図9では1つのブロックが、32個のメモリセルMTrでなるNANDセルユニットをk+1個含むようにしたが、これに限定されるわけではなく、64個とするなど所望の容量に応じてブロックの数、メモリセルMTrの数及びNANDセルユニットの数を変更することができる。
また、各メモリセルMTrが1ビットのデータを記憶するようにしたが、各メモリセルMTrが電子注入量に応じた複数ビットのデータ(多値ビットデータ)を記憶するようにしてもよい。また、1つのNANDセルユニットが1つのビット線BLに接続されたNAND型フラッシュメモリ装置の例について説明しているが、本発明のNAND型フラッシュメモリ装置1を、複数のNANDセルユニットが1つのビット線BLを共有する所謂シェアードビット線(Shared Bit Line)型のNAND型フラッシュメモリ装置に適用するようにしてもよい。
また、各ブロックBLOCK0〜BLOCKmは、それぞれ、図10に代表的に示すブロックBLOCKiのように、2×(k+1)個のNANDセルユニットe0〜okで構成される。各NANDセルユニットは、32個のメモリセルMC0〜MC31が直列に接続されて構成され、その一端は選択ゲート線SGD_iに接続された選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BL(BLe_0、BLo_0、・・・、BLe_k、BLo_k)に、他端は選択ゲート線SGS_iに接続された選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続されている。各々のメモリセルMCの制御ゲートは、ワード線WL(WL0_i〜WL31_i)に接続されている。0から数えて偶数番目のビット線BL_eと奇数番目のビット線BL_oは、お互いに独立にデータの書き込みと読み出しが行われる。1本のワード線WLに接続される2×(k+1)個のメモリセルのうち、偶数番目のビット線BL_eに接続されるk+1個のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。各メモリセルは2ビットのデータを記憶し、これらk+1個のメモリセルが「ページ」という単位を構成する。
同様に、1本のワード線WLに接続され、奇数番目のビット線BL_oに接続されるk+1個のメモリセルで別の1ページが構成され、当該ページ内のメモリセルに対して同時にデータの書き込みと読み出しが行われる。
なお、メモリセルを構成するブロックの数をm個とし、且つ1つのブロックが、32個のメモリセルでなるNANDメモリセルユニットを2×k+1個含むようにしたが、これに限定されるわけではなく、所望の容量に応じてブロック数、メモリセルの数及びメモリユニットの数を変更すればよい。
図8に示すこのようなメモリセルアレイ104において、例えばセルブロックBLOCKmが初期設定データを格納するための初期設定データ記憶領域として使用される。この初期設定データ記憶領域は、ビット線BL及びワード線WLの選択駆動により、データの書き込み、消去及び読み出しが可能ではあるが、メモリの通常の動作においては外部からはアクセスされない。従って、データの一括消去あるいはブロック単位の消去の際にも、この初期設定データ領域内のデータは消去されない。すなわち、不良ブロックの情報はメモリセルアレイに記憶させ、例えば、電源投入時に初期設定データ記憶領域のデータを読み出している。したがって、不良ブロックの情報は、メモリセルアレイ100に記憶されており、使用するにつれて不良ブロクが生じた場合などは、不良ブロックの情報を更新することもできる。すなわち、この初期設定データ記憶領域は、図1におけるROMヒューズブロック102に相当する領域である。
NAND型フラッシュメモリ装置は磁気ディスク(ハードディスク)などと異なり、同じメモリ領域に直接上書き保存の操作ができないという特性を持っている。この特性について図11を参照して説明する。0から63ページまであるブロック200の1番目のページ201に記憶されているファイルデータ202の一部を書き換えて上書き保存するためには、そのファイル202が格納されたページ201を読み出し、ファイル202を更新した後、別のブロック203の新しいページに書き込みをする。残りの63ページについても、それが空白ページであっても書き込みの動作を行う。その後、もとのブロック200に記録されている情報は不要となるのでブロック消去を行うこととなる。書き換えの場合、変更データの書き込み完了後、ブロック分のデータ移動(書き込みや読み出し動作)に続いて消去動作を行うので、書き換えなどが頻繁に行われると、消去されないで残る元ブロックが累積してしまう場合がある。
そこで、ブロック消去を効率良く行うために複数ブロックを一括に消去するマルチブロック消去を行うことが有効であると考えられるが、そのためには、消去対象のブロックを複数個選択する機能をNAND型フラッシュメモリ装置の駆動回路に付加する必要がある。
ところで、NAND型フラッシュメモリ装置には不良ブロックにアクセスしないようにする機能が設けられている。例えば、行選択手段(ロウデコーダ)に不良ブロック情報を記憶するラッチが設けられているものがある。
図12は、そのようなロウデコーダの一部であるブロックアドレスデコード回路を示している。このブロックアドレスデコード回路にはプリチャージ信号(RDEC)、行アドレス信号(AROWA〜AROWE)、L1ノードが入力されるアドレスデコード手段230を有している。このデコード手段230は、出力をレベル変換して対応する選択ブロックに供給するレベルシフタ240に接続されている。L1ノードは選択ブロック情報保持手段232に接続されている。選択ブロック情報保持手段232は、インバータIN1とIN2を有し、互いの入力端が他のインバータの出力端に接続された2つのインバータで構成されるラッチ回路である。
セット手段232には、セット信号(FSET)がゲートに入力され、ソースが接地されたnMOSトランジスタNM1と、アドレスデコード手段230の出力がゲートに入力されるnMOSトランジスタNM2とが直列に接続された構成となっている。また、リセット手段236は、リセット信号(FRST)がゲートに入力され、ソースが接地されたnMOSトランジスタNM3のみの構成となっている。
すなわち、選択ブロック情報保持手段232には、ラッチが設けられ、それが保持する信号によって不良ブロックであるか否かの判断をしている。ブロックアドレスデコード回路にアクセスする場合、AROWA〜AROWEがすべて“H”レベルとなる。この状態では、読み/書き/消去いずれの動作も実行可能である。
このブロックアドレスデコード回路の動作は概略以下の通りである。最初にリセット信号(FRST)として“H”パルスを入力し、ラッチをリセットする。L1ノードは“H”レベル、L2ノードは“L”レベルとなり、すべてのブロックが良品ブロック状態になる。その後、不良ブロックであるところをセットする動作として、セット信号(FSET)として“H”パルスを入力する。L1ノードは“L”レベル、L2ノードは“H”レベルとする。このようにしてラッチに不良ブロック情報が保持されるようになる。この場合、このブロックが選択されてAROWA〜AROWEがすべて“H”レベルとなり、RDECが“H”レベルから“L”レベルとなりデコードが開始されてもL1が“L”レベルなのでこのブロックは選択状態とならない。
このように、NAND型フラッシュメモリ装置では、不良ブロックにアクセスしないようにするためにロウデコーダにラッチを設け、どこが不良ブロックであるかを選定し、全部を良品ブロクだと仮定してから、不良ブロックであるところをセットしていくという動作を行っている。
しかしながら、このロウデコーダに備えられたラッチはもっぱら不良ブロック情報を保持するためのものであり、マルチブロック消去を行うのに必要な消去ブロック選択情報を保持することはできない。従って、ブロック消去を行う場合には、図13に示すように、1ブロックずつ選択して消去をするという動作を繰り返し行わなければならなかった。図13において、1ブロックを消去する時間は2msec程度必要であり、N個のブロクを消去するにはそのN倍の時間が必要となる。このように、ブロック消去に要する時間が長くかかってしまうと、書き込みや読み出し速度をいくら高速化しても、メモリ装置のデータ書き換えパフォーマンスは高まらない。
そこで、本発明においては、ロウデコーダの選択ブロック情報保持手段に、消去ブロック情報と不良ブロック情報を交互に書き込むことにより、マルチブロック消去を効率よく行うこととした。
図2は、図1で示すロウデコーダにおけるブロック選択手段に関する構成を示す。図2はメモリセルアレイ100における、ある選択ブロック105に対応するブロックアドレスデコード回路128を示している。このブロックアドレスデコード回路128は、アドレスバッファ112の一部を構成するロウアドレスバッファ113の出力をデコードするデコード手段130と、このデコード手段130の出力をレベル変換して、対応する選択ブロックに供給するレベルシフタ140を有している。また、選択ブロック情報保持手段132と、この選択ブロック情報保持手段132に対するセット手段134とリセット手段136、配線PBUSBに選択ブロック情報保持手段132の情報を読み出すための読み出し回路138を有している。制御回路142は配線PBUSBの信号を検出する回路であり、この制御回路142の出力と、カラムデコーダ108の出力が上記ロウアドレスバッファ113に供給される。
セット手段134とリセット手段136は、セット信号(FSET)若しくはリセット信号(FRST)が入力されることにより動作する。回路構成としては、直列接続された2個のnMOSトランジスタで構成されている。このセット手段134及びリセット手段134によって制御される選択ブロク情報保持手段132はラッチ回路で構成されている。
このブロックアドレスデコード回路128は、一つのメモリセルのウェル内において、マルチブロック消去を行う時には消去対象となるブロックを選択するために用いる。一方、NAND型フラッシュメモリ装置の読み出し及び書き込み動作時には、不良ブロックであることを指定するために用いている。すなわち、ブロックアドレスデコード回路128に含まれる一つのラッチ回路に、ブロックアドレスに関する二つの情報を交互に保持させている。このように、選択ブロック情報保持手段132に対して、選択ブロックである情報をセット及びリセットする手段を設けることにより、動作タイミングに応じて異なる情報を保持させることができる。
このブロックアドレスデコード回路128を用いて一つのメモリセルのウェル内においてマルチブロック消去を行う場合には、セット手段134により、全ブロックを不良ブロック扱いとするように選択ブロック情報保持手段132にフラグを立て、見掛け上、不良ブロック扱いとする。これにより、全ブロックを選択できない状態にする。そして、消去対象となるブロックのみ、リセット手段136により選択ブロック情報保持手段132のフラグを下げ、ブロックの選択を可能な状態とする。この選択は複数ブロックに対して行うことができる。そして、アドレスデコード信号を全選択としてブロック消去の動作を行う。すなわち、アドレスデコード信号とブロック選択信号との論理積をとることでブロックを選択し、選択されるブロックのみに消去動作を行っている。
次に、読み出し及び書き込み動作に移るときには、リセット手段136により選択ブロック情報保持手段132をリセットして全ブロックを良品扱いとするように情報をセットする。そしてメモリセルアレイのROMヒューズから読み出した不良ブロック情報に基づいて、セット手段134により不良ブロック情報を選択ブロック情報保持手段132にセットする。
このように、本実施の形態に係るNAND型フラッシュメモリ装置によれば、ロウデコーダの選択ブロック情報保持手段に、消去ブロック情報と不良ブロック情報を交互に書き込み可能とすることにより、マルチブロック消去を行うことができる。そして、マルチブロック消去を有効に行うことができるので、データの上書き保存などの処理を頻繁に繰り返しても、空きブロックを有効に活用することが可能となる。その場合、新たにラッチなどの保持手段を設ける必要がないので、回路構成を複雑化させなくても良いという利点がある。
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
本実施例は、図2で示したブロックアドレスデコード回路128の構成について図3を参照して説明する。図3で示すブロックアドレスデコード回路は、プリチャージ信号(RDEC)、行アドレス信号(AROWA〜AROWE)、L1ノードが入力されるデコード手段130を有している。このデコード手段130は、出力をレベル変換して対応する選択ブロックに供給するレベルシフタ140に接続されている。L1ノードは選択ブロック情報保持手段132に接続されている。選択ブロック情報保持手段132は、インバータIN1とIN2を有し、互いの入力端が他のインバータの出力端に接続された2つのインバータで構成される、所謂ラッチ回路である。
この選択ブロック情報保持手段132のL1ノードには、セット信号(FSET)が入力されて制御されるセット手段134が接続されている。また、この選択ブロック情報保持手段132のL2ノードには、リセット信号(FRST)が入力されて制御されるリセット手段136が接続されている。
セット手段132には、セット信号(FSET)がゲートに入力され、ソースが接地されたnMOSトランジスタNM1と、デコード手段130の出力がゲートに入力されるnMOSトランジスタNM2とが直列に接続された構成となっている。また、リセット手段136も同様に、リセット信号(FRST)がゲートに入力され、ソースが接地されたnMOSトランジスタNM3とデコード手段130の出力がゲートに入力されるnMOSトランジスタNM4とが直列に接続された構成となっている。そして、デコード手段130の出力と、選択ブロック情報保持手段132のL2ノードとが、読み出し手段138に接続されている。
次に、図3のブロックアドレスデコード回路の動作について図4のフローチャートと、図5のタイミングチャートを参照して説明する。ここでは、図3で示すブロックアドレスデコード回路において、一つのメモリセルのウェル内において複数のブロックを同時に消去するマルチブロック消去から不良ブロック情報をセットするまでの動作について説明する。なお、この動作は、図1で示すNAND型フラッシュメモリ装置に基づいている。
まず、最初に必要であれば、不良ブロックアドレスの情報をメモリセルアレイに書き込む動作をする(S1)。具体的には、不良ブロック情報を記憶するメモリ領域(ROMフューズ)に不良ブロックアドレスをプログラミングする。この動作は0.5msec程度で行われる。
次に、セット信号(FSET)として“H”パルスを入れて、選択ブロック保持手段のラッチを全てセットする(S2)。すなわち、マルチブロック消去において全ブロックを予め非選択状態とする。これに要する時間は2μsec程度である。
そして、消去するブロックに対して、リセット信号(FRST)として“H”パルスを入れて、選択ブロック情報保持手段のラッチをリセットする(S3)。これは、マルチブロック消去を行うブロックを選択する動作であり、消去対象のN個のブロックに対してN回繰り返して行う。この動作は1個のブロックのリセットに対して1μsec程度であり、N個のブロックをリセットするにはそのN倍の時間を要することとなる。
消去ブロックの指定が終わったら、マルチブロック消去を行う(S4)。消去に要する時間は3msec程度であるが、ブロック数が増えるともう少し時間がかかる場合がある。
その後、リセット信号(FRST)として“H”パルスを入れて、選択ブロック情報保持手段に保持されている非選択情報(不良ブロック扱いとする情報)をリセットする(S5)。この動作は1μsec程度である。
次に、不良ブロックアドレス情報を、メモリ領域(ROMフューズ)から読み出す動作をする(S6)。この動作は50μsec程度である。
そして、選択ブロック情報保持手段に、当該不良ブロックアドレス情報を保持させるために、セット信号(FSET)として“H”パルスを入れて、選択ブロック保持手段のラッチをセットする(S7)。これにより、マルチブロック消去において不良ブロックを非選択状態とする。これに要する時間は1個の不良ブロックに対して1μsec程度であり、不良ブロックがN個ある場合にはそのN倍の時間を要する。
このように、S1乃至S7までに要する時間は3.6msec程度である。マルチブロック消去を行わないNAND型フラッシュメモリ装置では、1ブロック当たり2msec程度かかるので、2ブロック以上のブロックを消去する場合には、本実施例の方が格段に消去時間を短縮することができる。
本実施例において、ロウデコーダのブロックアドレスデコード手段における回路変更は、リセット手段136にnMOSトランジスタを1個追加するのみで良く、上記S1乃至S7のステップは、既存の動作コマンドを使ってプログラムできるので、回路動作が複雑になる影響がなく、チップサイズへの影響もほとんどないという有意な効果を奏する。
本実施例によれば、行選択回路(ロウデコーダ)の選択ブロック情報保持手段に、不良ブロック情報と消去ブロック情報とのいずれか一の情報を保持させることで、書き込み及び読み込み動作時とブロック消去動作時とで、選択対象とすべきブロックを異ならせることができる。そして、ロウデコーダに、ブロック情報保持手段(ラッチ)と、ブロックアドレスに応じて設定できるリセット手段とを設けることにより、ロウデコーダの大幅な変更を必要とせず、また回路の規模をほとんど拡大することなくマルチブロック消去を行なうことができる。同時に、マルチブロック消去を効率良く行うことができる。
本実施例は、マルチブロック消去を行うために適用することのできるブロックアドレスデコード手段の他の一例について図6を参照して説明する。
このブロックアドレスデコード回路は、プリチャージ信号(RDEC)、行アドレス信号(AROWA〜AROWE)などが入力されるデコード手段130を有してしている。さらに、不良ブロックを指定する第1の選択ブロック情報保持手段132と、マルチブロック消去時に消去対象とするブロックを指定する第2の選択ブロック情報保持手段144とを有している。
不良ブロックを指定する第1の選択ブロック情報保持手段132は実施例1と同様の構成を有している。第1の選択ブロック情報保持手段132に対する不良ブロック情報のセット及びリセットは、第1のセット手段134と第1のリセット手段137によって行われる。第1のリセット手段137は、リセット信号(FRST)がゲートに入力される一つのnMOSトランジスタで構成されている。不良ブロック情報の指定は、例えば、電源投入後に、メモリセルアレイにおけるROMヒューズから読み出した不良ブロックアドレス情報に基づいて行うことができる。そのステップは、図5で説明したステップS5からステップS7までと同様とすれば良い。
マルチブロック消去を行うときに、消去対象とするブロックを指定する情報を保持させる第2の選択ブロク情報保持手段144は、インバータIN3とIN4を有し、互いの入力端が他のインバータの出力端に接続された2つのインバータでラッチ回路を構成したものである。第2のセット手段146は、ソースが接地され、ゲートにセット信号(MBSET)が入力されるnMOSトランジスタと、このトランジスタに直列に接続され、ゲートにデコード手段130の出力が入力されるnMOSトランジスタとを有している。第2のリセット手段148は、ゲートにリセット信号(MBRST)が入力され、ソースが接地されたnMOSトランジスタで構成されている。
次に、図6のブロックアドレスデコード回路の動作について図7のタイミングチャートを参照して説明する。最初に、電源投入時に第2の選択ブロック情報保持手段144のブロック選択情報をリセットするために、第2のリセット手段148にリセット信号(MBRST)として“H”パルスを入れる。それにより、第2の選択ブロック保持手段144のラッチを全てリセットする。
その後、あるタイミングでマルチブロック消去を行う。その場合、消去するブロックに対して、セット信号(MBSET)として第2のセット手段146に“H”パルスを入力して、第2の選択ブロック情報保持手段144のラッチをセットする(S3)。これは、マルチブロック消去を行うためにブロックを選択する動作であり、消去対象のN個のブロックに対してN回繰り返して行う。この動作は1個のブロックのリセットに対して1μsec程度であり、N個のブロックをリセットするにはそのN倍の時間を要することとなる。
そして、消去ブロックの指定が終わったら、マルチブロック消去を行う(S4)。消去に要する時間は3msec程度であるが、ブロック数が増えるともう少し時間がかかる場合がある。
マルチブロック消去が終わったら、第2の選択ブロック情報保持手段144に対して第2のリセット手段148にリセット信号(MBRST)を入力して選択ブロック保持手段のラッチを全てリセットしておく。この動作を繰り返すことにより、任意のタイミングでマルチブロク消去を行うことができる。この動作は1μsec程度である。
本実施例によれば、マルチブロック消去動作時に不良ブロックアドレス情報を書き換える必要がないので、その分消去にかかる時間を短縮することができる。すなわち、不良ブロック情報を一度退避させ、再度読み直す作業が不要となるので、処理時間を短縮できるという利点がある。また、不良ブロック情報がラッチに保存されるので、メモリに電源が投入されているときに、不慮の電源変動があっても不良ブロックアドレス情報が消失してしまうことがない。
本実施例によれば、行選択回路(ロウデコーダ)の選択ブロック情報保持手段に、不良ブロック情報と消去ブロック情報とのいずれか一の情報を保持させることで、書き込み及び読み込み動作時とブロック消去動作時とで、選択対象とすべきブロックを異ならせることができる。そして、ロウデコーダに、ブロック情報保持手段(ラッチ)と、リセット手段とを設けることにより、ロウデコーダの大幅な変更を必要とせず、また回路の規模を拡大することなくマルチブロック消去を行なうことができる。同時に、マルチブロック消去を効率良く行うことができる。
本発明の一実施形態によると、行選択回路に選択ブロック情報保持手段を備えた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記選択ブロック情報保持手段に、メモリセルアレイの全ブロックを不良ブロック扱いする情報を保持させるステップと、
前記選択ブロック情報保持手段において、選択ブロックのみを不良ブロック扱いを解除するステップと、
前記選択ブロック情報保持手段により選択された複数のブロックを同時に消去するステップと
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が提供される。
また、本発明の一実施形態によると、行選択回路に選択ブロック情報保持手段を備えた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
不良ブロック情報を記憶するメモリ領域に不良ブロックアドレスをプログラミングするステップと、
前記選択ブロック情報保持手段に、メモリセルアレイの全ブロックを不良ブロック扱いとする信号を保持させるステップと、
前記選択ブロック情報保持手段に、消去対象となる選択ブロックのみに不良ブロック扱いを解除する信号を保持させるステップと、
前記選択ブロック情報保持手段により選択された複数のブロックを同時に消去するステップと、
前記選択ブロック情報保持手段に保持されている不良ブロック扱いとする信号を消去するステップと、
不良ブロック情報を記憶するメモリ領域から不良ブロック情報を読み出すステップと、
前記選択ブロック情報保持手段に、当該不良ブロック情報を保持させるステップと
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法が。
また、本発明の一実施形態によると、行選択回路に選択ブロック情報保持手段を備えた不揮発性半導体記憶装置の駆動方法であって、
第1の選択ブロック情報保持手段をリセットして不良ブロック扱いを解除するステップと、
不良ブロック情報を記憶するメモリ領域から不良ブロック情報を読み出すステップと、
前記第1の選択ブロック情報保持手段に、当該不良ブロック情報を保持させるステップと、
第2の選択ブロック情報保持手段に、メモリセルアレイの全ブロックを不良ブロック扱いとする信号を保持させるステップと、
前記第2の選択ブロック情報保持手段に、消去対象となる選択ブロックのみに不良ブロック扱いを解除する信号を保持させるステップと、
前記第2の選択ブロック情報保持手段により選択された複数のブロックを同時に消去するステップと
を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の駆動方法げ提供される。
本発明の一実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ装置の構成を示すブロック図。 図1で示すロウデコーダにおけるブロック選択手段の構成を示す図。 図2で示したブロックアドレスデコード回路の構成を説明する図。 実施例1で示すブロックアドレスデコード回路の動作を説明するフローチャート。 実施例1で示すブロックアドレスデコード回路の動作を説明するタイミングチャート。 実施例2で示すロウデコーダに設けられるブロックアドレスデコード回路の回路図。 実施例2で示すブロックアドレスデコード回路の動作を説明するタイミングチャート。 本発明の一実施形態に係るメモリセルアレイの詳細な構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るメモリセルアレイにおけるブロックの詳細な構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るメモリセルアレイにおけるブロックの詳細な構成を示す図。 NAND型フラッシュメモリ装置において、あるブロックの1ページに記憶されているファイルの一部を書き換えて上書き保存するときの動作を説明する図。 実施例1で示すロウデコーダに設けられるブロックアドレスデコード回路の回路図。 ブロック消去の動作を説明するタイミングチャート。
符号の説明
100 メモリセルアレイ
102 ROMヒューズブロック
104 ノーマルブロック
105 選択ブロック
106 センスアンプ
108 カラムデコーダ
110 ロウデコーダ
112 アドレスバッファ
113 ロウアドレスバッファ
114 不良ブロックアドレスバッファ
116 コマンドバッファ
118 制御回路
120 内部電圧生成回路
122 タイマー回路
124 I/Oバッファ
126 I/Oコントロール
128 ブロックアドレスデコード手段
130 デコード手段
132 選択ブロック情報保持手段
134 セット手段
136 リセット手段
138 読み出し手段
140 レベルシフタ
142 制御回路
144 第2の選択ブロック情報保持手段
146 第2のセット手段
148 第2のリセット手段
230 デコード手段
232 選択ブロック情報保持手段
234 セット手段
236 リセット手段
238 読み出し手段
240 レベルシフタ

Claims (4)

  1. 電気的に書き込み、読み出し及び消去が可能であり、複数のブロックに分割された不揮発性メモリセルと、
    前記複数のブロックの一を選択するブロックアドレスデコード手段と、
    前記ブロックアドレスデコード手段に設けられた選択ブロック情報保持手段であって、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作の際には消去ブロック情報を保持し、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作以外の動作の際には不良ブロック情報を保持する選択ブロック情報保持手段と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 電気的に書き込み、読み出し及び消去が可能であり、複数のブロックに分割された不揮発性メモリセルと、
    前記複数のブロックの一を選択するブロックアドレスデコード手段と、
    前記ブロックアドレスデコード手段に設けられた選択ブロック情報保持手段であって、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作の際には消去ブロック情報を保持し、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作以外の動作の際には不良ブロック情報を保持する選択ブロック情報保持手段と、
    前記不良ブロック情報と、前記消去ブロック情報とのいずれか一の情報を前記選択ブロック情報保持手段が動作に応じて保持するように、この二つの情報を切り替えるためのセット手段及びリセット手段と、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  3. 不揮発性メモリセルからなり、データの書き込みと読み出しを行なうメモリ領域と、不良ブロック情報を記憶するメモリ領域とを有するメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの行選択するロウデコーダと、
    前記ロウデコーダ内に設けられた、前記ブロックアドレスデコード手段に設けられた選択ブロック情報保持手段であって、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作の際には消去ブロック情報を保持し、前記不揮発性メモリセルのウェル内において前記複数のブロックを同時に消去する動作以外の動作の際には不良ブロック情報を保持する選択ブロック情報保持手段と、
    前記選択ブロック情報保持手段の保持情報を消去するリセット手段と、
    前記選択ブロック情報保持手段が保持するマルチブロック消去の選択ブロック情報に基づいて、複数のブロックを選択して消去を行なうブロック消去手段と、
    前記メモリセルアレイの不良ブロック情報を記憶するメモリ領域から不良ブロック情報を読み出して、ブロック情報保持手段に保持させる不良ブロック情報管理手段と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記リセット手段は、リセット信号がゲートに入力されソースが接地された第1のnMOSトランジスタと、
    前記第1のnMOSトランジスタと直列に接続されアドレスデコード信号がゲートに入力される第2のnMOSトランジスタと、
    を有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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