JP5467938B2 - 半導体メモリ - Google Patents

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本発明は、半導体メモリ(半導体記憶装置)に関し、特に、NAND型のメモリセルへのデータの書込み(プログラム)方法に関する。
不揮発性の半導体メモリとして、電気的にプログラムすることができるEPROMや、電気的なプログラムおよび消去をすることができるEEPROMが知られている。また、EEPROMをさらに進化させ、データの一括消去等を可能にしたフラッシュ型EEPROMが広く実用化されている。フラッシュ型EEPROM(以下、フラッシュメモリという)には、大別して、NAND型とNOR型が存在する。NAND型のフラッシュメモリは、複数のメモリセルを直列接続したNANDストリングからなるメモリセルアレイを有する。このフラッシュメモリは、NANDストリングに対してビット線コンタクトを形成するため、事実上、1ビット当たりのメモリセルの占有面積を削減することができ、集積度の高いメモリセルアレイを実現することができる。このようなNAND型のフラッシュメモリは、主として大容量のデータを記憶する記憶装置に利用される。
また、フラッシュメモリでは、チップサイズを大きくすることなく記憶容量を増加させる方法として、1つのメモリセルに多値データ(例えば、2ビット)を記憶させることができる多値メモリが実用化されている。多値メモリは、多値データを判定するための複数のしきい値をメモリセルに設定することを要するが、素子の微細化が進むにつれ、メモリセル間の容量干渉による影響によりしきい値が変動することが予想される。さらに、多値メモリでは、複数回の読出しや書込み動作が必要になるため、典型的な1ビットデータを記憶するメモリと比べて動作速度が遅くなる。
特許文献1は、隣接するセルのデータによりしきい値電圧が変動することを防止するため、しきい値電圧を区別するフラグ用メモリセルを用いる技術を開示している。特許文献2や特許文献3は、データ書込み動作中に並行して書込みデータの入力動作を可能にし、書込みシーケンス全体の所要時間を短縮させる技術を開示している。
特開2004−192789号公報 特開2005−353275号公報 特許第410395号公報
しかしながら、半導体メモリの微細化が進みメモリセル間の物理的な距離が非常に小さくなる一方で、メモリセルには一定の電荷がフローティングゲートに蓄積されると、隣接するメモリセル間の容量干渉が無視できなくなる。特に、多値データを記憶するメモリの場合には、より正確なしきい値が要求されるため尚更である。同様に、ワード線のピッチが狭くなると、選択されたページと隣接するページの隣接するメモリセルに電荷が蓄積されていると、その影響を受けることになる。
本発明の目的は、上記従来の課題を解決し、メモリセル間の容量干渉を低減し、メモリセルのしきい値分布を細帯化できる半導体メモリを提供することにある。
本発明に係る半導体メモリは、行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルが対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルが対応するワード線に接続された、メモリセルアレイと、ページを選択する選択手段と、書込みデータを保持する保持手段と、前記保持手段に保持された書込みデータを用いて選択されたページに書込みを行う書込み制御手段とを有し、前記書込み制御手段は、選択されたページに書込みデータを用いて書込みを行う第1の書込みシーケンスと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて書込みを行う第2の書込みシーケンスとを有する。
好ましくは前記書込み制御手段は、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行される前に、次に選択されるページの第1の書込みシーケンスを実行する。好ましくは前記書込み制御手段は、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行された後に、次に選択されるページの第2の書込みシーケンスを実行する。好ましくは前記データ保持手段は、現在選択されたページの書込みが実行されている間に、次のページに書込むための書込みデータを保持する。好ましくは第2の書込みシーケンスにおいて、選択されたページは、奇数のビットのグループと偶数のビットのグループに分割される。好ましくは前記書込み制御手段は、第1の書込みシーケンスにおいて、選択されたページ上のメモリセルに書込みパルスを印加し、第2の書込みシーケンスにおいて、分割されたグループ上のメモリセルに書込みパルスを印加する。好ましくは前記第1の書込みパルスがパルス電圧を可変する複数の書込みパルスを含み、かつ前記第2の書込みパルスがパルス電圧を可変する複数の書込みパルスを含むとき、第1の書込みパルスの第1の差分電圧は、第2の書込みパルスの第2の差分電圧よりも大きくすることができる。好ましくは第1の書込みパルスが印加されたときの最後の書込みパルスの電圧と第2の書込みパルスが最初に印加されるときのパルス電圧との第3の差分電圧は、前記第1の差分電圧よりも小さくすることができる。前記書込み制御手段は、第2の書込みシーケンスにおいて、1つのグループに書込みを行っている間に、他のグループに書込まれたデータのベリファイを行うことができる。好ましくは前記メモリセルは、第1導電型の半導体基板または半導体領域内に形成された第2導電型の拡散領域と、前記半導体基板または半導体領域の表面上に形成されかつ電荷を蓄積可能なフローティングゲートと、フローティングゲートに容量結合されかつワード線に結合されるコントロールゲートとを含み、前記書込み制御手段は、前記半導体基板または半導体領域に第1の書込み電圧を印加し、かつ前記コントロールゲートに第2の書込み電圧を印加する。
本発明に係る半導体メモリの書込み方法は、行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルは対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルは対応するワード線に接続されたものであって、ページを選択するステップと、書込みデータを保持するステップと、選択されたページに前記保持された書込みデータを用いて第1の書込みシーケンスを実行するステップと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて第2の書込みシーケンスを実行するステップとを有する。
好ましくは書込み方法はさらに、現在選択されたページの第2のシーケンスが実行される前に、次に選択されるページの第1の書込みシーケンスを実行するステップを含む。好ましくは書込み方法はさらに、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行された後に、次に選択されるページの第2の書込みシーケンスを実行するステップを含む。好ましくは書込み方法はさらに、現在選択されたページに書込みが実行されている間に、次のページに書込むための書込みデータをロードするステップを含む。好ましくは第1の書込みシーケンスは、少なくとも1つの書込みパルスを印加し、第2の書込みシーケンスは、少なくとも1つの書込みパルスを印加する。i値データの各ビット毎に書込みを行うようにしてもよい。この場合、i値データの下位ビットから上位ビットに向けて書込みを行う。
本発明によれば、第1および第2の書込みシーケンスによりデータの書込みを分割して行うようにしたので、同一ページ内の隣接するメモリセルに蓄積されたデータによる干渉を低減させることができる。さらに、異なるページ間で第1および第2の書込みシーケンスを実行することにより、隣接するページ間のメモリセルに蓄積されたデータによる干渉を低減させることができる。
本発明の実施例に係る半導体メモリの典型的な構成を示すブロック図である。 図1に示すメモリセルアレイの典型的なセルユニットの構成を示す回路図である。 半導体メモリの消去、書込みおよび読出し動作時の電圧条件の例を示す表である。 図1に示すセンスアンプ回路に含まれるページバッファの構成を示す図である。 本実施例の半導体メモリにおける書込みシーケンスの動作を説明するフローチャートである。 本実施例のDBL書込みとOneway書込み動作を説明する図である。 X方向およびY方向の隣接するメモリセル間に生じる容量を模式的に示した図である。 X方向に隣接するメモリセルのフローティングゲートの干渉を説明する図であり、図9(a)は、3つのメモリセルが書込み動作されている状態を示し、図9(b)は、両側のメモリセルがパスと判定され中央のメモリセルへの書込みが行われている状態を示している。 本実施例のメモリセルへのデータの書込み動作を説明する図であり、(1)メモリセルの初期状態、(2)第1ページのためのデータがロードされた状態を示す。 (3)第2のデータラッチ回路に保持されたデータを第1のデータラッチ回路に転送する状態、(4)DBLプログラムと第2ページのためのデータがロードされた状態を示す。 (5)第2ページのDBLプログラムの状態、(6)Onewayプログラムと第1ページのベリファイの状態を示す。 (7)第1ページが全てパスされた状態、(8)ラッチされたデータが転送された状態を示す。 (8)第3ページのデータがロードされた状態を示す。 本実施例の書込み動作を示すタイミングチャートである。 多値データを記憶するメモリセルにLSBデータを書き込む場合の動作フローをを示す図である。 多値データを記憶するメモリセルにMSBデータを書き込む場合の動作フローをを示す図である。 本実施例の第2の実施例による書込み動作を示すタイミングチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るNAND型の半導体メモリの主な構成を示すブロック図である。本実施例の半導体メモリ10は、行列状に配列された複数のメモリセルが形成されたメモリセルアレイ100と、外部入出力端子I/Oに接続され、入出力データを保持する入出力バッファ110と、入出力バッファ110からアドレスデータを受け取るアドレスレジスタ120と、入出力バッファ110からコマンドデータを受け取り、各部を制御するコントローラ130と、アドレスレジスタ120から行アドレスデータを受け取り、メモリセルアレイ100の行方向のワード線またはページを選択するワード線駆動回路140と、メモリセルアレイ100から読み出されたデータをセンスしたり書込みデータを保持するセンスアンプ回路150と、読み出されたデータを入出力バッファ110に出力したり、書込みデータをセンスアンプ回路150に転送する制御等を行う列制御回路160と、コントローラ130の制御により各動作モードに必要な内部電圧を発生する内部電圧発生回路170とを含んで構成される。
図2は、メモリセルアレイの典型的なNANDセルユニットの構成を示している。メモリセルアレイ100は、図2に示すように、複数のメモリセルを直列に接続したNANDセルユニット(以下、セルユニットNUという)を含み、各セルユニットは、対応するビット線に接続される。1つのセルユニットNUは、複数の直列に接続されたメモリセルMCi(本例では、i=0,1,…,31)と、その両端に接続される選択トランジスタTR1、TR2とを含んで構成される。選択トランジスタTR1のドレインは、ビット線BLに、選択トランジスタTR2のソースは、共通ソース線SLに接続されている。
メモリセルMCiは、電気的書き換え可能な不揮発性メモリセルであり、典型的に、フローティングゲート(浮遊ゲート)とコントロールゲート(制御ゲート)の積層構造を持つトランジスタにより構成され、そのフローティングゲートに電荷を蓄積することにより、データの記憶を行う。具体的に、フローティングゲートが多くの電子を蓄積したときのしきい値が高い状態と、電子を放出したときのしきい値が低い状態とにより、2値データを記憶することができる。また、フローティングゲートに蓄積される電子の量を更に細かく制御することにより、1つのメモリセルに多値データを記憶することもできる。
セルユニットNU内のメモリセルMCiの制御ゲートは、それぞれ対応するワード線WLiに接続される。選択トランジスタTR1、TR2のゲートは、ワード線WLと並行する選択ゲート線SGD、SGSにそれぞれ接続されている。1つのワード線を共有する複数のメモリセルブロックの集合は、1ページ或いは2ページを構成する。ワード線WLと選択ゲート線SGD、SGSを共有する複数のセルユニットNUの集合は、データ消去の単位となるブロック(BLK)を構成する。図2に示すように、メモリセルアレイ100は、ビット線BL方向に複数のブロック(BLK0,BLK1,…,BLKm-1)を有し、1つのブロックは、一例としてn個のビット線を含んでいる。好ましくは、メモリセルアレイ100は、1つのシリコン基板内に形成され、各ブロックは1つのウエル内に形成される。図3の表は、消去、書込みおよび読出し動作時の電圧条件の一例を示している。Fは、フローティングである。
メモリセルアレイ100のセルユニットNUに接続されたビット線BL0、BL1、・・・BLn-1には、センスアンプ回路150のセンス回路SA0、SA1、・・・San-1が接続される。センスアンプ回路150は、ビット線から読み出されたデータをセンスし、またメモリセルに書込むデータを保持するためのページバッファを構成する。センスアンプ回路150は、列制御回路160およびデータバスを介して入出力バッファ110と接続される。
入出力バッファ110は、外部入出力端子I/Oとの間でデータの送受を行う。入出力バッファ110は、書込み時には、外部入出力端子I/Oから書込みのためのコマンド、アドレス、書込みデータ等を受け取り、読出し時には、外部入出力端子I/Oから読出しのためのコマンド、アドレス等を受け取り、センスアンプ回路150から読み出されたデータを外部入出力端子I/Oに出力する。
アドレスレジスタ120は、入出力バッファ110からアドレスデータを受け取り、ワード線駆動回路140に行アドレスデータAxを提供する。ワード線駆動回路140は、行デコーダを含み、受け取った行アドレスデータAxに基づきワード線を選択し、選択されたワード線や非選択のワード線に所望の電圧を印加する。また、ワード線駆動回路140は、動作条件に応じて選択トランジスタTR1、TR2の選択ゲート線SGD、SGSに所定の電圧を印加する。例えば、図2のワード線WL30への書込みが行われるとき、選択されたワード線WL30には15〜20Vの書込み電圧Vpgmが印加され、非選択ワード線には10Vのパス電圧Vpassが印加され、選択ゲート線SGDにはVccが印加され、選択ゲートSGSには0Vが印加され、共通ソース線SLには0Vが印加される。こうして、図1に示すように、nビットからなるページが選択される。
コントローラ130は、入出力バッファ110から受け取ったコマンドデータに基づきメモリ動作の全般を制御する。コマンドデータは、例えば、チップイネーブル信号CE、書込みイネーブル信号WE、読み出しイネーブル信号RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、コマンドラッチイネーブル信号CLE等を含む。例えば、コントローラ130は、コマンドデータに基づきアドレスデータと書込みデータを判別して、前者をアドレスレジスタ120を介してワード線駆動回路140や列制御回路160に転送し、後者をセンスアンプ回路150に転送する。また、コントローラ130は、外部または内部で発生されたコマンドデータに基づいて、書込みや消去のシーケンス制御、読み出しの制御を行う。
内部電圧発生回路170は、コントローラ130の制御により、各動作モードに必要な内部電圧を発生し、例えば、書込み時に選択されたワード線に与えられる書込み電圧Vpgmを発生するVpgm発生回路、書込み時に非選択ワード線に与えられるパス電圧Vpassを発生するVpass発生回路、読み出し時に非選択ワード線および選択ゲート線に与えられるパス電圧Vreadを発生するVread発生回路、消去時にセルアレイが形成されたPウェルに与えられる消去電圧Veraseを発生するVers発生回路等を有する。なお、選択ゲート線にパス電圧Vpass、Vreadとは異なる、選択トランジスタを十分にオンにできる別の駆動電圧Vsgを与える場合には、更にVsg発生回路が用意される。
書込み電圧Vpgmは、チャネルが0Vに設定された選択メモリセルにおいて、FNトンネリングによりチャンネルからフローティングゲートに電子を注入させるに必要な電圧である。書込みパス電圧Vpassおよび読み出しパス電圧Vreadは、非選択メモリセルを記憶されたデータによらずオンさせるに必要な電圧である。これらのパス電圧Vpass、Vreadおよび駆動電圧Vsgは、選択トランジスタを十分にオンさせるに必要な電圧である。内部電圧発生回路170から動作モードに応じて出力される書込み電圧Vpgm、書込みパス電圧Vpass、読み出しパス電圧Vread、駆動電圧Vsgは、入力されたアドレスデータと動作モードに応じて、ワード線駆動回路140で選択されて転送され、メモリセルアレイの対応するワード線や選択ゲート線に与えられる。
図4は、センスアンプ回路150内に構成されるページバッファの構成を示す図である。
本実施例では、ページバッファ200は、第1のデータセットを保持する第1のデータラッチ回路210と、第2のデータセットを保持する第2のデータラッチ回路220と、第1および第2のデータラッチ回路間に接続された転送ゲート230とを含んで構成される。
第1のデータラッチ回路210は、各ビット線BL0、BL1、・・・BLn-1に対応するn個のデータラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1を含み、各データラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1は1ビットのデータを保持し、ここで保持されたデータによって選択されたページのメモリセルに書込みが行われる。
第2のデータラッチ回路220は、第1のデータラッチ回路210と同様に、n個のデータラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1を含み、各データラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1には、1ビットのデータが保持され、ここで保持されたデータによって選択されたページのメモリセルに書込みが行われる。第2のデータラッチ回路220へは、列制御回路160によってデータのロードが行われ、第2のデータラッチ回路220の保持されたデータセットは、転送ゲート230によって第1のデータラッチ210に転送することができる。
転送ゲート230は、第1および第2のデータラッチ回路210、220のn個のデータラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1にそれぞれ接続されるn個の転送トランジスタを含み、各転送トランジスタのゲートには、転送制御信号TFが共通に接続される。転送制御信号TFは、コントローラ130または列制御回路160によって駆動され、転送制御信号TFがHレベルに駆動されたとき、各転送トランジスタはオンし、第2のデータラッチ回路220に保持されていたデータを第1のデータラッチ回路210に転送する。
また、図4に示すように、第1のデータラッチ回路210の各データラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1は、選択信号SEL1によってオン・オフが制御される選択トランジスタT1に接続される。選択信号SEL1によって選択トランジスタT1がオンされたとき、第1のデータラッチ回路210で保持されたnビットのデータセットがセンス回路SA0、SA1、・・・San-1に転送されそこに保持される。また、第2のデータラッチ回路220のデータラッチ部DL0、DL1、DL2、・・・DLn-1は、選択信号SEL2によってオン・オフが制御される選択トランジスタT2に接続される。選択信号SEL2によって選択トランジスタT2がオンされたとき、第2のデータラッチ回路220で保持されたnビットのデータセットがセンス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に転送されそこに保持される。選択信号SEL1、SEL2は、メモリの書込み等の動作状態に応じてコントローラ130または列制御回路160により制御される。
センス回路SA0、SA1、・・・SAn-1は、それぞれ対応するビット線BL0、BL1、BLn-1に接続される。偶数ビット線(BL0、BL2、・・・BLn-2)とそれに対応するセンス回路SA0、SA2、・・・SAn-2との間には、偶数ビット線選択トランジスタTReが接続され、偶数ビット線トランジスタTReは、そのゲートに接続された偶数ビット線選択信号BLSeによってオン・オフが制御される。同様に、奇数ビット線(BL1、BL3、・・・BLn-1)とそれに対応するセンス回路SA1、SA3、・・・SAn-1との間には、奇数ビット線選択トランジスタTRoが接続され、奇数ビット線選択トランジスタTRoは、そのゲートに接続された奇数ビット線選択信号BLSoよってオン・オフが制御される。偶数ビット線および奇数ビット線選択信号BLSe、BLSoは、コントローラ130または列制御回路160によって駆動され、これらの選択信号BLSo、BLSeがHレベルに駆動されたとき、偶数および奇数ビット選択線トランジスタTRe、TRoがオンし、各センス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に保持されたデータが対応するビット線を介してセルユニットNU0、NU1、・・・NUn-1に供給される。
次に、本発明の実施例に係る半導体メモリの書込みの動作について説明する。図5は、本実施例において半導体メモリへのデータの書込みを行うときの基本動作を説明するフローチャートである。先ず、図4に示すページバッファ200に書込みデータがセットされる(ステップS101)。書込みデータは、入出力バッファ110、列制御回路160を介して第2のデータラッチ回路220にロードされ、転送ゲート230を介して第1のデータラッチ回路210に転送される。これの詳細は、後述する。
次に、ワード線駆動回路140によってワード線すなわちページが選択され、選択されたワード線には書込みVpgmが印加され、非選択のワード線にはパス電圧Vpassが印加され、書込みデータに基づき選択されたページのメモリセルへのDBL(Dual Bit Line)書込みが行われる(ステップS102)。DBL書込みは、選択されたページの偶数ビット線と奇数ビット線の双方に電気的に接続されたメモリセルに、不完全な状態での部分的な電荷の書込みを行うシーケンスである。従って、コントローラ130は、図4に示すビット線選択信号BLSe、BLSoの双方をHレベルに駆動し、偶数ビット線および奇数ビット線選択トランジスタTRe、TRoをオンさせ、センス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に保持されたデータセットに基づきビット線BL0、BL1、・・・BLn-1を介して選択されたページのメモリセルに一斉にデータの書込みを行う。例えば、書込みデータが「0」のとき、フローティングゲートに電荷が蓄積される。
次に、DBL書込みをされたメモリセルのベリファイ(Passしている否かの判定)が行われ(ステップS103)、メモリセルのしきい値が予定された範囲に到達していなければ、パルス電圧をΔV1上昇させて再度DBL書込みを行い(ステップS104)、メモリセルのしきい値が予定された範囲に到達していれば、次に、Oneway書込みが行われる(ステップS105)。
Oneway書込みは、選択されたページを偶数ビット線または奇数ビット線に接続されたメモリセルのグループに分割し、それぞれのグループ毎に電荷の蓄積を行い、データの書込みを完了させる書込みシーケンスである。コントローラ130は、奇数ビット線選択信号BLSoをLレベルに駆動し、奇数ビット線選択トランジスタTRoをオフさせ、かつ偶数ビット線選択信号BLSeをHレベルに駆動し、偶数ビット線選択トランジスタTReをオンさせ、偶数ビット線BL0、BL2、・・・BLn-2をセンス回路SA0、SA2、・・・SAn-2に接続し、偶数ビット線に接続されたセルユニットの選択されたページのメモリセルの書込みを行う(ステップS105)。次に、偶数ビット線選択信号BLSeをLレベルに駆動し、偶数ビット線選択トランジスタTReをオフさせ、かつ奇数ビット線選択信号BLSoをHレベルに駆動し、奇数ビット線選択トランジスタTRoをオンさせ、奇数ビット線BL1、BL3、・・・BLn-1をセンス回路SA1、SA3、・・・SAn-1に接続し、奇数ビット線に接続されたセルユニットの選択されたページのメモリセルの書込みを行う(ステップS106)。次に、Oneway書込みをされたページのベリファイが行われ(ステップS107)、メモリセルのしきい値が予定された範囲に到達するまでOneway書込みが継続される。メモリセルのしきい値が予定された範囲に到達していない場合には、書込みパルス電圧をΔV2上昇させてOneway書込みが行われる(ステップS108)。なお、DBL書込みでは、メモリセルのしきい値が予期される範囲に到達する前までの書込みを実施するものであるため、ステップS103のベリファイを省略することも可能である。
図6は、DBL書込みとOneway書込みの動作を説明するグラフである。DBL書込みでは、選択されたページのメモリセルに予め決められた回数だけ書込みパルスが印加される。書込みパルスは、選択されたワード線に印加される書込み電圧Vpgmをパルス化したものである。複数の書込みパルスを印加する場合には、今回の書込みパルスの電圧が前回の書込みパルスの電圧よりもΔV1だけ大きく設定される。DBL書込みによって印加される書込みパルスの回数、時間、電圧値は予め決定され、コントローラ130の制御により内部電圧発生回路170が書込みパルスを生成する。
DBL書込みが行われた後、偶数ビット線または奇数ビット線にグループ分けされ、それぞれのグループのメモリセルへの書込みが行われる。奇数ビット線または偶数ビット線のいずれのグループを先行させてもよいが、ここでは、偶数ビット線のグループから先に書込みを行うものとする。選択されたページ内の偶数ビット線に接続された選択メモリセルに書込みパルスPe1が印加され、次に、奇数ビット線に接続された選択メモリセルに書込みパルスPo1が印加される。好ましくはOneway書込みで最初に印加される書込みパルスPe1、Po1の電圧とDBL書込みで最後に印加された書込みパルスの電圧との差分電圧ΔV3は、ΔV1よりも小さく設定される(ΔV3<ΔV1)。差分電圧をΔV1ではなく、ΔV3にすると、ΔV1の時より、コントロールゲート電圧が大きく、最初のOneway 書込みで、初めて書込みを禁止するメモリセルが発生し、この時の書込み禁止メモリセルのチャネル電圧の上昇度が大きく、書込みメモリセルのフローティングゲート電位も容量結合による上昇度が大きく、書込みメモリセルのフローティングゲート電位とチャネル電位の電位差が大きく、書込みエラーを招く可能性が大きくなるためである。
偶数ビット線および奇数ビット線のそれぞれのメモリセルに書込みパルスPe1、Po1を印加した後に、これらのメモリセルのベリファイが行われる。選択メモリセルのしきい値が予定された範囲内であれば、当該選択メモリセルはパスと判定され書込みが終了される。他方、パスと判定されなかった選択メモリセルは、再度Oneway書込みが行われ、次の書込みパルスPe2、Po2が印加される。書込みパルスPe2、Po2の電圧は、前回の書込みパルスPe1、Po1よりもΔV2だけ大きな値に設定される。好ましくは、差分電圧ΔV2は、DBL書込み時の差分電圧ΔV1よりも小さい。差分電圧ΔV2を小さくすることで、メモリセルのしきい値をより正確に設定することができる。特に、多値データを記憶するメモリでは、しきい値の間隔が狭いので、設定されるしきい値に高い精度が要求される。但し、ΔV2は、必ずしもΔV1よりも小さくなくても良く、ΔV1と同じまたはそれよりも大きくてもよい。さらに好ましくは、DBL書込み時のベリファイ電圧は、Oneway書込み時のベリファイ電圧よりも小さい。DBL書込みは、メモリセルへ一定の電荷を蓄積することができれば十分であるため、Oneway書込みほどの高い精度でのベリファイは必要とされないためである。なお、Oneway書込みの書込みパルスもまた、内部電圧発生回路170によって生成される。
図7は、隣接するメモリセル間に生じる容量を模式的に表した図である。同図に示すように、p型のシリコン基板またはウエル300には、セルユニット間を電気的に絶縁するためのトレンチ分離310が形成される。基板300上には、トンネル酸化膜320を介してポリシリコン等からなるフローティングゲート330が形成される。コントロールゲート350は、SiO2、Si3N4からなるONO等の誘電膜340を介してフローティングゲート330上をX方向(行方向)に平行に延びる。コントロールゲート350およびウエル(基板)300に所望の電圧を印加することで、フローティングゲート330にトンネル酸化膜320を介して電子を蓄積させまたはそこから放出させる。
メモリセルのX方向、Y方向の物理的な距離が短くなると、フローティングゲート330に蓄積された電荷によって隣接するメモリセルが容量的に結合し相互に干渉する。X方向のメモリセルのフローティングゲート330に電荷が蓄積されると、隣接するフローティングゲート330との間に容量Cxが生じ得る。また、Y方向のメモリセルのフローティングゲート330に電荷が蓄積されると、隣接するフローティング間に容量Cyが生じ得る。これらの容量Cx、Cyは、メモリセルにデータを書込むときに影響を及ぼす。
DBL書込みでは、選択されたページ内に書込むデータが連続して「0」、「0」であれば、偶数ビット線と奇数ビット線に同時に、つまりX方向に隣接するフローティングゲートに同時に電荷が蓄積される。しかし、DBL書込みでは、フローティングゲートに蓄積される電荷量は、一定以下の部分的なものであるため、X方向に隣接するメモリセル間の容量的な結合による干渉を抑制することができる。また、次に行われるOneway書込みは、Oneway書込みページの前ページのDBL書込み後に行われる為、隣接するメモリセル間の容量結合による干渉を低減させることができる。
図8は、DBL書込みのみを続けて行った場合における、隣接するメモリセル間の干渉をする例を説明する図である。図8は、X方向に隣接する3つのメモリセルMC1、MC2、MC3に書込みを行っている状態を示しており、図8(a)は、3つのメモリセルに書込みが行われている状態、図8(b)は、両側のメモリセルMC1、MC3の書込みはベリファイによってパスと判定され、中央のメモリセルMC2がパスされておらず書込みが行われている状態を示している。
図8(a)において、両側のメモリセルMC1、MC3のフローティングゲート330には適切な電荷量が蓄積され、中央のメモリセルMC2のフローティングゲート330には不十分な電荷量が蓄積されている。この結果、ベリファイにおいて両側のメモリセルMC1、MC3のしきい値は所定の範囲内にありパスと判定され、他方、中央のメモリセルMC2への書込みが継続される。このとき、パスと判定されていないメモリセルMC2のチャネル電位は0Vのままであるが、パスと判定された両側のメモリセルMC1、MC3は書込み禁止制御によりチャネル電位は上昇する(例えば6V程度)為、メモリセルMC2のフローティングゲート330の電位も上昇し、メモリセルMC2のフローティングゲート330とチャネル間の電位差が予定よりも大きくなりすぎ、書込みエラーを招いてしまう。
本実施例では、DBL書込みとOneway書込みの2段階の書込みシーケンスを採用することで、隣接するメモリセル間の容量結合による干渉を低減させることができる。これにより、メモリセルへの電荷量の蓄積を精度良く行い、しきい値をより正確に設定し、書込みエラーを少なくすることができる。
次に、DBL書込みとOneway書込みをキャッシュ書込み動作に適用した例を、図9ないし図13の状態説明図および図14のタイミングチャートを参照して説明する。ここで、図9ないし図13は、説明を容易にするため3つのワード線WL(0)〜WL(2)、4つのビット線BL(1)〜BL(4)を示し、便宜上、これらの12のメモリセルをMC01、MC02、・・・MC11、MC12、・・・MC21、MC22、MC23、MC24とする。図9の(1)に示す状態において、メモリセルMC01〜MC24は、すべて初期状態または消去された状態にあり、この時点で、第1および第2のデータラッチ210、220には、「1」が保持されているものとする。また、ワード線WL(0)、(1)、(2)は、それぞれ第1ページ、第2ページ、第3ページに対応する。
外部入出力端子I/Oから入出力バッファ110にデータが取り込まれ(図1を参照)、受け取られたデータがコントローラ130によってデコードされる。コントローラ130は、コマンドデータをデコードして各部を制御する。
図14に示すように、コントローラ130は、時刻t1において、データロードを表すコマンド「CMD1」を受け取り、入出力バッファ110で保持された第1のデータセット「0011」が第2のデータラッチ回路220にロードされる。図9の状態(2)に示すように、第1ページに書込むためのデータ「0011」が第2のデータラッチ回路220にセットされる。
次に、コントローラ130は、図4に示す転送制御信号TFをHレベルに駆動し、転送ゲート230の転送トランジスタをオンし、第2のデータラッチ220に保持された第1のデータセットが第1のデータラッチ回路210に移動される。また、第2のデータラッチ回路220は、「1111」にリセットされる。これを図10の状態(3)に示す。
次に、コントローラ130は、時刻t2において、外部入出力端子I/Oから入出力バッファ110を介してコマンド「CMD2」を受け取り、DBL書込みシーケンスを開始する。これにより、ワード線駆動回路140は、アドレスレジスタ120に保持されていた行アドレスデータに基づき選択ゲート線SGDを駆動し、選択トランジスタTR1をオンし、かつ選択ワード線に書込み電圧Vpgm、非選択ワード線にパス電圧Vpassを印加する。
図10の状態(4)に示すように、選択されたワード線WL(0)には、書込み電圧Vpgmが印加され、非選択ワード線WL(1)、(2)にはパス電圧Vpassが印加される。但し、DBL書込みシーケンスであるため、書込み電圧Vpgmとして、規定された回数の書込みパルスが選択ワード線WL(0)に印加される。また、選択信号SEL1(図4を参照)がHレベルに駆動され、選択トランジスタT1がオンし、第1のデータラッチ回路210に保持されたデータがセンス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に保持され、さらに偶数ビット線選択信号BLSeおよび奇数ビット線選択信号BLSoがHレベルに駆動され、偶数ビット線選択トランジスタTReおよび奇数ビット線選択トランジスタTRoがオンされる。こうして、選択メモリセルMC01、MC02のフローティングゲートには、一定量の電荷が蓄積されるが、メモリセルMC01、MC02のしきい値は、最終的に要求される範囲にまでは上昇されない。
第1ページへのDBL書込みが行われている間の時刻t3において、外部入出力端子I/Oを介してコマンド「CMD1」がコントローラ130によって受け取られる。コントローラ130は、コマンド「CMD1」に基づき、入出力バッファ110に受け取られた第2のデータセット、すなわち第2ページの書込みデータ「1001」を、第2のデータラッチ回路220にロードする(図10の状態(4))。また、第2ページを選択するための行アドレスデータがアドレスレジスタ120に保持される。
次に、時刻t4において、外部入出力端子I/Oから第2ページの書込みを開始するためのコマンド「CMD2」が受け取られ、コントローラ130は、コマンド「CMD2」に従い第2ページのDBL書込みを開始する。図11の状態(5)に示すように、ワード線WL(1)が選択され、書込み電圧Vpgmが印加され、残りのワード線WL(0)、(2)にはパス電圧Vpassが印加される。また、選択信号SEL2(図4を参照)がHレベルに駆動され、選択トランジスタT2がオンし、第2のデータラッチ回路220に保持されたデータがセンス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に保持され、さらに偶数ビット線選択信号BLSeおよび奇数ビット線選択信号BLSoがHレベルに駆動され、偶数ビット線選択トランジスタTReおよび奇数ビット線選択トランジスタTRoがオンされる。こうして、メモリセルMC12、MC13へのDBL書込みが行われる。
ここで、WL(1)にDBL書込みを行うとき、WL(0)のメモリセルMC02に一定の電荷が蓄積されているため、メモリセルMC02とMC12は、Y方向において容量的に結合し得る関係にある。しかしながら、メモリセルMC02、MC12には、DBL書込みにより一定量以下の電荷しか蓄積されていないため、メモリセルMC12へのDBL書込みに干渉による影響はほとんどない。
第2ページのDBL書込みが終了すると、コントローラ130は、再び、第1ページを選択し、Oneway書込みを開始する。図11の状態(6)に示すように、ワード線WL(0)が選択され、書込み電圧Vpgmが印加され、残りのワード線WL(1)、(2)にはパス電圧Vpassが印加される。また、選択信号SEL1がHレベルに駆動され、選択トランジスタT1がオンし、第1のデータラッチ回路210に保持されたデータがセンス回路SA0、SA1、・・・SAn-1に保持され、偶数ビット線選択信号BLSeがHレベルに駆動され、偶数ビット線選択トランジスタTReがオンされ、初めに、偶数ビット線BL(2)に接続されたメモリセルMC02に書込みパルスが印加される。次に、奇数ビット線選択信号BLSoがHレベルに行動され、奇数ビット線選択トランジスタTRoがオンされ、奇数ビット線BL(1)に接続されたメモリセルMC01へのOneway書込みが行われる。
Oneway書込みにおいて、初めに偶数ビット線BL(2)に接続されたメモリセルMC02に書込みパルスが印加される。メモリセルMC02に書込みパルスが印加されるとき、MC02にY方向で隣接するメモリセルMC12には一定の電荷が蓄積されているため、メモリセルMC02、MC12間に容量的結合が生じる。メモリセルMC02のフローティングゲートの電位は、容量結合により負の方向へ引っ張られるため、メモリセルMC02のコントロールゲートとフローティングゲート間には、見かけよりも大きな電界が印加され、メモリセルMC02のフローティングゲートに急速に電荷を蓄積させることができる。
ワード線WL(0)へのOneway書込みとそのベリファイが行われ、第1ページのすべてのメモリセルがパスと判定されると、図12の状態(7)に示すように、第1のデータラッチ回路210は「1111」となり、ワード線WL(0)への書込みが終了する。
第1ページの書込みが終了すると、コントローラ130は、図12の状態(8)に示すように、第2のデータラッチ回路220に保持されていた第2のデータセット「1001」を転送ゲート230を介して第1のデータラッチ回路210に転送する。次に、時刻t5において、外部入出力端子I/Oを介してコマンド「CMD1」がコマンド130に受け取られる。このデータロードは、第2ページの書込み動作中に行われる。コントローラ130は、コマンド「CMD1」に応答して、第2のデータラッチ回路220に第3ページを書込むための第3のデータセット「1110」をロードする(図13の状態(9))。
次に、時刻t6において、コマンド「CMD2」が受け取られ、第3ページのDBL書込みが開始される。ここでは、メモリセルMC24にDBL書込みが実施される。第3ページのDBL書込みが終了すると、次に、第2ページのOneway書込みが実施される。以降、同様にして各ページの書込みが行われる。
上記実施例は、1つのメモリセルに1ビットデータ(2値)を書込む例を示したが、本発明は、メモリセルに多値データを書込む多値メモリにも適用することができる。図15は、4値データ(2ビットデータ)を書込むときの動作フローである。ここでは、1つのセルユニットが32ストリング(32ページ)を含む場合を例に説明する。
図15Aに示すように、1ページ目のLSB(最下位)データのDBL書込みを行い(ステップS201)、次いで、2ページ目のLSBデータのDBL書込みを行い(ステップS202)、次いで、1ページ目のLSBデータのOneway書込みを行い(ステップS203)、次いで、3ページ目のLSBデータのDBL書込みを行い(ステップS204)、2ページ目のLSBデータのOneway書込みを行い(ステップS205)、以下同様にして、32ページまでLSBデータの書込みを行う(ステップS206〜210)。
LSBデータの書込みが終了したならば、次に、図15Bに示すように、1ページ目から順にMSB(最上位)データのDBL書込み、Oneway書込みが行われる(ステップS211〜S220)。
このように多値データを書込む場合にも、本実施例は、DBL書込みとOneway書込みのシーケンスを用いるため、メモリセルのしきい値をより正確に設定することができ、しきい値電圧の間隔がより狭い多値メモリには好適である。
次に、本発明の第2の実施例の書込み動作の例を説明する。上記実施例では、ページバッファ200が、第1および第2のデータラッチ回路210、220を有し、ページバッファ200が2ページ分の書込みデータを同時に保持することができるものであるが、第2の実施例では、ページバッファが3ページ分の書込みデータを保持する機能を有する。具体的には、第2の実施例のページバッファは、nビット線に対応するnビットのデータを保持することができる第1、第2および第3のデータラッチ回路を有し、第1、第2および第3のデータラッチ回路は、第1、第2および第3ページの書込みデータを保持することができる。
図16は、第2の実施例の書込み動作のタイミングチャートを示す図である。時刻t1において、コマンド「CMD1」が受け取られ、これに応答して第1のデータセットがページバッファにロードされる。時刻t2において、コマンド「CMD2」が受け取られ、第1のデータセットに基づき第1ページのDBL書込みが開始される。
第1ページのDBL書込み中に、コマンド「CMD1」が受け取られ、第2のデータセットがページバッファにセットされる。時刻t4において、コマンド「CMD2」が受け取られ、第2のデータセットに基づき第2ページのDBL書込みが開始される。
第1および第2ページの書込み中である時刻t5において、コマンド「CMD1」が受け取られ、これに応答して第3のデータセットがページバッファにロードされる。また、第2ページのDBL書込みが終了すると、第1ページのOneway書込みが行われる。
時刻t6において、コマンド「CMD2」が受け取られ、第3のデータセットに基づき第3ページのDBL書込みが行われる。第3ページのDBL書込みが終了すると、第2ページのOneway書込みが行われる。第1ページのOneway書込みが終了した後、時刻t7においてコマンド「CMD1」が受け取られ、第4のデータセットがページバッファにロードされ、第4ページのDBL書込みの準備がなされる。
このように第2の実施例によれば、第1および第2ページの書込み動作中に第3ページのデータをロードする処理を実行することができるため、各ページへのデータの書込み時間をより短縮することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例では、2値データ、4値データを記憶する半導体メモリを例示したが、これ以上のデータを記憶する半導体メモリにも適用することができる。さらに上記実施例では、Oneway書込みを、偶数ビット線と奇数ビット線の2つのグループに分けてそれぞれの書込みを行う例を示したが、これに限らず、X方向のメモリセルが隣接させないようなグループに分けて書込みを行うことも可能である。さらにOneway書き込みは、選択されたページを2つのグループに分割したが、これ以上のグループであってもよい。例えば、ビット線BL0、BL1、・・・BLn-1を4で徐したときの余り0、1、2、3の4つのグループに分けることも可能である。
10:半導体メモリ 100:メモリセルアレイ
110:入出力バッファ 120:アドレスレジスタ
130:コントローラ 140:ワード線駆動回路
150:センスアンプ回路 160:列制御回路
170:内部電圧発生回路 200:ページバッファ
210:第1のデータラッチ回路 220:第2のデータラッチ回路
230:転送ゲート 300:基板またはウエル
310:トレンチ分離 320:トンネル酸化膜
330:フローティングゲート 340:誘電膜
350:コントロールゲート

Claims (15)

  1. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルが対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルが対応するワード線に接続された、メモリセルアレイと、
    ページを選択する選択手段と、
    書込みデータを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された書込みデータを用いて選択されたページに書込みを行う書込み制御手段とを有し、
    前記書込み制御手段は、選択されたページに書込みデータを用いて書込みを行う第1の書込みシーケンスと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて書込みを行う第2の書込みシーケンスとを有し、
    前記書込み制御手段は、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行される前に、次に選択されるページの第1の書込みシーケンスを実行する、半導体メモリ。
  2. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルが対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルが対応するワード線に接続された、メモリセルアレイと、
    ページを選択する選択手段と、
    書込みデータを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された書込みデータを用いて選択されたページに書込みを行う書込み制御手段とを有し、
    前記書込み制御手段は、選択されたページに書込みデータを用いて書込みを行う第1の書込みシーケンスと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて書込みを行う第2の書込みシーケンスとを有し、
    前記書込み制御手段は、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行された後に、次に選択されるページの第2の書込みシーケンスを実行する、半導体メモリ。
  3. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルが対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルが対応するワード線に接続された、メモリセルアレイと、
    ページを選択する選択手段と、
    書込みデータを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された書込みデータを用いて選択されたページに書込みを行う書込み制御手段とを有し、
    前記書込み制御手段は、選択されたページに書込みデータを用いて書込みを行う第1の書込みシーケンスと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて書込みを行う第2の書込みシーケンスとを有し、
    前記書込み制御手段は、第1の書込みシーケンスにおいて、選択されたページ上のメモリセルに第1の書込みパルスを印加し、第2の書込みシーケンスにおいて、分割されたグループ上のメモリセルに第2の書込みパルスを印加し、前記第1の書込みパルスがパルス電圧を可変する複数の書込みパルスを含み、かつ前記第2の書込みパルスがパルス電圧を可変する複数の書込みパルスを含むとき、第1の書込みパルスの第1の差分電圧は、第2の書込みパルスの第2の差分電圧よりも大きい、半導体メモリ
  4. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルが対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルが対応するワード線に接続された、メモリセルアレイと、
    ページを選択する選択手段と、
    書込みデータを保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された書込みデータを用いて選択されたページに書込みを行う書込み制御手段とを有し、
    前記書込み制御手段は、選択されたページに書込みデータを用いて書込みを行う第1の書込みシーケンスと、第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて書込みを行う第2の書込みシーケンスとを有し、
    前記書込み制御手段は、第1の書込みシーケンスにおいて、選択されたページ上のメモリセルに第1の書込みパルスを印加し、第2の書込みシーケンスにおいて、分割されたグループ上のメモリセルに第2の書込みパルスを印加し、第1の書込みパルスが印加されたときの最後の書込みパルスの電圧と第2の書込みパルスが最初に印加されるときのパルス電圧との第3の差分電圧は、前記第1の差分電圧よりも小さい、半導体メモリ。
  5. 前記データ保持手段は、現在選択されたページの書込みが実行されている間に、次のページに書込むための書込みデータを保持する、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体メモリ。
  6. 第2の書込みシーケンスにおいて、選択されたページは、奇数のビットのグループと偶数のビットのグループに分割される、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体メモリ。
  7. 前記書込み制御手段は、第1の書込みシーケンスのベリファイ後に第2の書込みシーケンスを行う、請求項1ないし6いずれか1つに記載の半導体メモリ。
  8. 前記メモリセルは、第1導電型の半導体基板または半導体領域内に形成された第2導電型の拡散領域と、前記半導体基板または半導体領域の表面上に形成されかつ電荷を蓄積可能なフローティングゲートと、フローティングゲートに容量結合されかつワード線に結合されるコントロールゲートとを含み、
    前記書込み制御手段は、前記半導体基板または半導体領域に第1の書込み電圧を印加し、かつ前記コントロールゲートに第2の書込み電圧を印加する、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体メモリ。
  9. メモリセルアレイは、NAND型のメモリセルアレイである、請求項1ないしいずれか1つに記載の半導体メモリ。
  10. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルは対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルは対応するワード線に接続された半導体メモリの書込み方法であって、
    ページを選択するステップと、
    書込みデータを保持するステップと、
    選択されたページに前記保持された書込みデータを用いて第1の書込みシーケンスを実行するステップと、
    第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて第2の書込みシーケンスを実行するステップとを有し、
    書込み方法はさらに、現在選択されたページの第2のシーケンスが実行される前に、次に選択されるページの第1の書込みシーケンスを実行するステップを含む、書込み方法。
  11. 行列状に配列されかつi値データ(iは、1以上の整数)を記憶可能な不揮発性のメモリセルを含み、複数のメモリセルが直列に接続されて1つのセルユニットを構成し、各ユニットセルは対応する列方向のビット線に接続され、行方向のメモリセルは対応するワード線に接続された半導体メモリの書込み方法であって、
    ページを選択するステップと、
    書込みデータを保持するステップと、
    選択されたページに前記保持された書込みデータを用いて第1の書込みシーケンスを実行するステップと、
    第1の書込みシーケンス後に、前記選択されたページを複数のグループに分割し、分割されたグループ毎に前記書込みデータを用いて第2の書込みシーケンスを実行するステップとを有し、
    書込み方法はさらに、現在選択されたページの第2の書込みシーケンスが実行された後に、次に選択されるページの第2の書込みシーケンスを実行するステップを含む、書込み方法。
  12. 書込み方法はさらに、現在選択されたページに書込みが実行されている間に、次のページに書込むための書込みデータをロードするステップを含む、請求項10または11に記載の書込み方法。
  13. 第1の書込みシーケンスは、少なくとも1つの書込みパルスを印加し、第2の書込みシーケンスは、少なくとも1つの書込みパルスを印加する、請求項10ないし12いずれか1つに記載の書込み方法。
  14. i値データの各ビット毎に書込みを行う、請求項10ないし13いずれか1つに記載の書込み方法。
  15. i値データの下位ビットから上位ビットに向けて書込みを行う、請求項10ないし14いずれか1つに記載の書込み方法。
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