JP4776666B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に係り、特に微細化したセルを持つフラッシュメモリに適したデータ読み出し方法を有する不揮発性半導体記憶装置に関する。
現在知られているEEPROMの多くは、電荷蓄積層(たとえば浮遊ゲート)に電荷を蓄積するタイプのメモリセルを用いている。その1つであるNAND型フラッシュメモリにおいては、書き込み動作と消去動作の両方にFNトンネル電流を用いたデータ書き換えが行われる。近年では、一つのメモリセルに2ビット以上のデータを記憶する多値記憶技術が導入され、物理的に同じセルサイズで記憶容量を2倍以上に増やすことも可能になってきている。
しかし、NAND型フラッシュメモリの微細化が進み、メモリセルが高密度化されると、メモリセル間の距離が小さくなり、隣接するセル間の干渉が強くなる。これは、セルアレイの横方向のスケーリングによる縮小に比べて、縦方向のスケーリングが難しいためである。
より具体的に説明すると、メモリセルの浮遊ゲートは、その上の制御ゲート(ワード線)及び直下の基板(チャネル)との間でそれぞれ容量結合されている。セルが微細化されると、1つのメモリセルの浮遊ゲートとこれに隣接するメモリセルの浮遊ゲートとの間の容量が、浮遊ゲートと制御ゲート及び基板との間の容量に対して相対的に増大する。この隣接セルの浮遊ゲート間の容量に基づくセル間干渉は、既にデータが書き込まれたメモリセルのしきい値を後にデータを書き込むメモリセルのしきい値変動によってシフトさせるという影響を与える。その結果、しきい値分布が拡大し、データ読み出しの信頼性が低下する。
データ読み出しの信頼性を向上させるためには、しきい値分布ができるだけ狭くなるように書き込みを行えばよい。しかしこの場合、細かなベリファイ動作を必要とするため、書き込み時間が増加するという問題がある。また、各データのしきい値を上げることによりしきい値分布間のマージンを拡大することも考えられるが、この場合には最も高いしきい値分布が高電圧側に引き上げられるので、非選択メモリセルのパス電圧Vpassや読み出し電圧Vreadを増加させる必要があり、メモリセルに対するストレスが増加するという問題がある。
そこで、多値データの書き込みの際に、最初のページの書き込みについてはしきい値分布の拡大を許容すると共に最後のページの書き込みでしきい値分布を狭く規定するように書き込みを行うデータ書き込み方式も提案されている(特許文献1)。
一方、このようなセル間干渉によるしきい値電圧のシフトの影響を、メモリセルからの読み出し動作において補償する方法として、DLA(Direct Look Ahead)方式の不揮発性半導体記憶装置も提案されている(特許文献2)。この方式は、メモリセルの読み出しの際に、読み出しに先立って、そのメモリセルの後に書き込みが行われた隣接メモリセルのデータを予め読み出し、その読み出し結果に応じて現在読み出そうとしているメモリセルの読み出し条件を決定し、読み出そうとしているメモリセルのしきい値を補正するようにしたものである。
しかし、DLA方式の不揮発性半導体記憶装置では、1つのメモリセルの読み出しのために複数のメモリセルの読み出しが必要となるため、全体的な読み出し時間が増大する。また、メモリセルにパス電圧Vpassや読み出し電圧Vreadが印加される頻度が増えるため、メモリセルに加わるストレスが増加するという問題がある。
特開2005−243205号公報 特開2004−326866号公報
この発明は、セル間干渉によるしきい値電圧のシフトの影響を受けない読み出しを行うに際して、読み出しの平均的時間を短縮すると共に、メモリセルへ加わるストレスを低減した不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的としている。
この発明による不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え可能な電荷蓄積層(たとえば浮遊ゲート)を有するメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路と、前記データ書き込み/読み出し回路による前記メモリセルアレイに対するデータ書き込み状態を示す書込状態情報を記憶する不揮発性の書込状態情報記憶手段と、前記データ書き込み/読み出し回路によって読み出そうとしているページを示すアクセスページアドレスと前記書込状態情報記憶手段に記憶された書込状態情報とに基づいて前記データ書き込み/読み出し回路を制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、セル間干渉によるしきい値電圧のシフトの影響を受けない読み出しを行うに際して、読み出しの平均的時間を短縮すると共に、メモリセルへ加わるストレスを低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態によるNAND型フラッシュメモリの構成を示すブロック図である。このNAND型フラッシュメモリは、NANDチップ10、このNANDチップ10を制御するコントローラ11及びNANDチップ10の書込状態情報を記憶するROMヒューズ12を備えて構成されている。
NANDチップ10を構成するメモリセルアレイ1は、後に説明するように、複数の浮遊ゲート型メモリセルMCをマトリクス配列して構成される。ロウデコーダ/ワード線ドライバ2a、カラムデコーダ2b、ページバッファ3及び高電圧発生回路8は、メモリセルアレイ1に対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路を構成する。ロウデコーダ/ワード線ドライバ2aは、メモリセルアレイ1のワード線及び選択ゲート線を駆動する。ページバッファ3は、1ページ分のセンスアンプ回路とデータ保持回路を備えて、メモリセルアレイ1のページ単位のデータ読み出し及び書き込みを行う。
ページバッファ3の1ページ分の読み出しデータは、カラムデコーダ2bにより順次カラム選択されて、I/Oバッファ9を介して外部I/O端子に出力される。I/O端子から供給される書き込みデータは、カラムデコーダ2bにより選択されてページバッファ3にロードされる。ページバッファ3には1ページ分の書き込みデータがロードされる。ロウ及びカラムアドレス信号はI/Oバッファ9を介して入力され、それぞれ、ロウデコーダ2a及びカラムデコーダ2bに転送される。ロウアドレスレジスタ5aは、消去動作では、消去ブロックアドレスを保持し、書き込みや読み出し動作ではページアドレスを保持する。カラムアドレスレジスタ5bには、書き込み動作開始前の書き込みデータロードのための先頭カラムアドレスや、読み出し動作のための先頭カラムアドレスが入力される。書き込みイネーブル/WEや読み出しイネーブル/REが、所定の条件でトグルされるまで、カラムアドレスレジスタ5bは入力されたカラムアドレスを保持する。
ロジック制御回路6は、チップイネーブル信号/CE、コマンドイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE等の制御信号に基づいて、コマンドやアドレスの入力、データの入出力を制御する。読み出し動作や書き込み動作はコマンドで実行される。コマンドを受けて、シーケンス制御回路7は、読み出し動作や、書き込み或いは消去のシーケンス制御を行う。高電圧発生回路8は、制御回路7により制御されて、種々の動作に必要な所定の電圧を発生する。
コントローラ11は、NANDチップ10の現在の書込状態に適した条件でデータの書き込み及び読み出しの制御を実行する。なお、後述する読み出し制御の一部をNANDチップ10側で行うようにしても良いことは言うまでもない。
ROMヒューズ12は、コントローラ11での制御に必要なNANDチップ10の書込状態を示す種々の書込状態情報B,C及びL(これらの詳細については後述する。)を不揮発状態で記憶する書込状態情報記憶手段である。
図2は、セルアレイ1の具体的構成を示す。この例では、64個の直列接続されたメモリセルMC0−MC63とその両端に接続された選択ゲートトランジスタS1,S2により、NANDセルユニット4が構成されている。選択ゲートトランジスタS1のソースは、共通ソース線CELSRCに接続され、選択ゲートトランジスタS2のドレインはビット線BL(BL0−BLi−1)に接続される。メモリセルMC0−MC63の制御ゲートはそれぞれワード線WL(WL0−WL63)に接続され、選択ゲートトランジスタS1,S2のゲートは、選択ゲート線SGS,SGDに接続される。
一つのワード線に沿う複数のメモリセルの範囲が、一括したデータ読み出し及びデータ書き込みの単位となるページになる。また、ワード線方向に並ぶ複数のNANDセルユニットの範囲が、データ一括消去の単位となるセルブロックBLKを構成する。図2では、ビット線BL方向にビット線BLを共有する複数のセルブロックBLK0−BLKm−1を配列して、セルアレイ1が構成されている。
ワード線WL及び選択ゲート線SGS,SGDは、ロウデコーダ2aにより駆動される。各ビット線BLは、ページバッファ3のセンスアンプ回路SA(SA0−SAi−1)に接続されている。
次にこのように構成された本実施形態の動作について説明する。
なお、以後の説明において、「ページ」とは、異なる3つの意味を有するので注意を要する。
第1は、1つのワード線に沿う一括したデータアクセス単位としての「ページ」であり、この場合、ワード線につながる全メモリセルを一括アクセスする場合(ABL)と、一つおきにアクセスする場合(Conventional)がある。前者の場合、ワード線の番号が偶数か奇数かにより「偶数ページ」、「奇数ページ」と呼ぶことがある。後者の場合、同一のワード線につながる複数のメモリセルが「偶数ページ」と「奇数ページ」とに分かれる。
第2は、1つのメモリセルに多値データを記憶する場合の記憶データの階層を示す「ページ」で、この場合、L(Lower)ページ、M(Middle)ページ、U(Upper)ページ等と呼ぶ。
第3は、データアクセス単位と記憶データの階層を考慮したアクセス順序を特定するための「ページ」であり、例えば64本のワード線に対してABL2値データ記憶の場合、128ページが割り振られ、ABL3値データの場合192ページが割り振られる。後述するラストページアドレスL、アクセスページアドレスPは、この第3のページを単位とするアドレスである。
第1の実施形態では、センスアンプ回路SAとして、ABL(All Bit Line)型のセンスアンプを使用する。ABL型とは、図3に示すように、センス動作の間中ビット線BLiに電流を流し続けることにより、ビット線電位を常に一定の電位に固定することで、ビット線BLiの振幅を無くし、隣接ビット間での容量結合ノイズの発生を防止して隣接ビット線の同時読み出しを可能にするものである。
また、第1の実施形態では、1つのメモリセルMCに2ビットのデータ(D2)を記憶する。図4に、2ビットのデータの書き込みを、Lページの書き込みとUページの書き込みの2回の書き込みで実行する際の各メモリセルMCのしきい値分布を示す。ブロック消去によってブロック内の全てのメモリセルMCのしきい値は、最も低い“ER(消去)”レベルとなる。その後、Lページの書き込みでは、Lページデータ“0”のメモリセルに対してしきい値を“LM”レベルに引き上げる書き込みがなされる。このしきい値“LM”レベルは、後に書き込み動作が行われる隣接メモリセルの影響を受けて変動し、しきい値分布幅が広がる。しかし、次のUページの書き込みでは、Uページデータに応じでしきい値分布を更に移動させることにより、データ“11”,“01”,“00”,“10”にそれぞれ対応する4つの狭いしきい値分布“ER”,“MA”,“MB”,“MC”を生成する。この場合、最も低い消去レベル“ER”は移動せず、次に低い“MA”レベルは消去レベル“ER”からシフトし、高い方のしきい値分布“MB”,“MC”は、高い方のしきい値分布“LM”からシフトする。
図5は、このような書き込み動作におけるページアクセス順序を示している。Lページの書き込みとUページの書き込みをそれぞれ異なるページアドレスとし、ワード線WL0〜WL63につながる各メモリセルに2ビットのデータを書き込むのに必要な0〜127のページアドレスは、例えば図示のように割り当てられる。すなわち、あるワード線WLkのメモリセルにLページを書き込んだら、一つ前のワード線WLk−1のメモリセルに戻ってUページを書き込んだ後、二つ進んでLページを書き込むという動作を繰り返す。これにより、Uページが書き込まれたセルが、後に書き込みが行われる隣接メモリセルの書き込み動作によって受けるしきい値変動の影響を最小限に抑えることができる。
この書き込みによる書込状態情報として下記のB,C及びLのパラメータがROMヒューズ12に記憶される。
B:最後に書き込んだセルの書込状態(2ビット)
11:書こうとしたが書かれなかった
10:書いたが電源断等で中断
01:書いたが不十分
00:正常に書き込みがなされた
C:ブロックの消去/書き込み状態(1ビット)
1:消去直後で何もデータが書かれていないブロック
0:何らかのデータが書き込まれているブロック
L:ラストページアドレス(最後に書き込み処理したページのアドレス)
なお、これらの書込状態情報は、メモリセルアレイ1を構成するメモリブロックBLK毎に記憶される。書き込みのタイミングは、任意であるが、例えば該当ブロックが消去された場合、後天性の不良ブロックになった場合、新たに書き込みが行われた場合等に書き込むようにすれば良い。また、書き込みに際して、コントローラ11内で情報Lを書き換え、ユーザがアクセスしない期間に、バックグラウンドジョブでコントローラ11からROMヒューズ12等に書き込むことも考えられる。
次に、読み出し動作について説明する。
図6は、コントローラ11における読み出し動作を示すフローチャートである。
まず、アクセスページアドレスの入力コマンドが与えられると(S1)、書込状態情報B,C及びLが読み出され(S2)、続いてアクセスページアドレスPが入力される(S3)。そして、読み出し実行コマンドが実行される(S4)。
読み出し動作では、まず、パラメータCが“1”と等しいかが判断される(S5)。C=1の場合、読み出そうとしているページを含むブロックは、消去直後で何もデータが書かれていないので、セルアクセスを行うことなく、全データ“1”を読み出しデータとして出力し(S8)、読み出し処理を終了する。
ステップS5でC=0の場合、Bが“11”であるかどうかを判定し(S6)、B=11であれば、ラストページアドレスLを1だけ減算する(S9)。これは、ラストページアドレスLが更新された後の書込動作でデータが何も書き込まれなかったため、ラストページアドレスLを一つ前に戻すためである。もしステップS6でBが11以外であると判定された場合には、ラストページアドレスLはそのままにして次のステップS7に進む。
ステップS7では、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとを比較する。もしアクセスページアドレスPがラストページアドレスLよりも大きいとすると、読み出そうとしているメモリセルにはまだデータが書き込まれていないと考えられるので、この場合もセルアクセスを行うことなく、全データ“1”を読み出しデータとして出力し(S8)、読み出し処理を終了する。
一方、ステップS7でアクセスページアドレスPがラストページアドレスL以下であった場合には、既にデータが書き込まれているページをアクセスすることになるので、書込状態に応じたアクセスが必要になる。
ここでは、スキームA〜スキームD(S10〜S13)までの4段階の処理を経て書込状態に応じたアクセスを実行する。スキームA(S10)は、ラストページアドレスLから各ワード線WLに接続されたメモリセルMCのデータ書込状態を推定する処理である。スキームB(S11)は、推定された書込状態に応じて各ワード線WLに印加する読み出し電圧Vreadのレベルを決定する処理である。スキームC(S12)は、アクセスページアドレスPからアクセスするワード線WL(i)及びそれがLページであるかUページであるかを求める処理である。スキームD(S13)は、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとの差に応じて隣接メモリセルの先行読み出しを行うかどうか、及び読み出し電圧Vreadを決定する処理である。
以下、これらスキームA〜Dの具体的処理について説明する。
[スキームA]
まず、スキームAでは、ラストページアドレスLから各ワード線WLi直下のページの書込状態を推定する(S10)。この書込状態は、図5に示した書き込み順序に依存している。図7は、図5の書き込み順序に基づく書込状態の推定パターンを示す図である。ここで網掛け部分は、最後にアクセスされたワード線WLiを示している。例えばラストページアドレスLが“1”の場合、ワード線WL0,WL1のLページに書き込みがなされ、ワード線WL2〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL1に接続されたLページであることを示している。また、例えばラストページアドレスLが“6”の場合、ワード線WL0〜WL2のUページ及びワード線WL3のLページに書き込みがなされ、ワード線WL4〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL2に接続されたUページであることを示している。以上のパターンに着目すると、ラストページアドレスL=0及び127を除き、奇数ページでは“LL”、偶数ページでは “UL”のパターンの左側に“U”及び/又は右側に“E”が付加されたパターンとなっており、これを一般化すると、図8に示すように4パターンとなるので、2ビットの情報“info”によって各ワード線WLの書込状態が推定できる。
[スキームB]
次に、スキームBでは、各ワード線WLiに与える読み出し電圧Vreadを決定する(S11)。すなわち、図4のしきい値パターンからも分かるように、各メモリセルの書込状態に対して、読み出し時にオン状態を与える読み出し電圧Vreadは、 “ER”状態ではVreadE、Lページ書込状態ではVreadL、Uページ書込状態ではVreadUとなり、VreadE≦VreadL≦VreadUの関係で設定される。このため、全ての非選択ページのワード線にVreadUが印加される場合に比べて、メモリセルに対するストレスが格段に軽減される。なお、具体的処理としては、ラストページアドレスLからワード線位置及びE,L,Uの各データレベルを算出するのは、コントローラ11で行い、コントローラ11から図8に示す“info”ビットをNANDチップ10に出力し、NANDチップ10側で“info”ビットに応じて各ワード線WLiに読み出し電圧VreadE,VreadL及びVreadUを与えるようにすることが、回路規模、処理速度の観点からは望ましい。
[スキームC]
次に、スキームCでは、アクセスページアドレスPに対応したワード線WLiとL/Uの何れのページのアクセスであるかを決定する(S12)。この処理は、図5に示したページアドレスからワード線の番号とL/Uページのいずれかを特定する処理となる。図9は、この処理を示すフローチャートである。まず、アクセスページアドレスPを変数Xに代入する(S21)。Xが“0”であれば(S22)、ワード線WL0のLページを読み出すページとする(S23)。また、Xが“127”であれば(S24)、ワード線WL63のUページを読み出すページとする(S25)。Xが“0”及び“127”以外の場合には、Xを2で割った余りが“1”(すなわちXが奇数)であれば(S26)、X=(X+1)/2で示される番号のワード線WL(X)のLページを読み出しページとする(S27)。また、Xを2で割った余りが“0”(すなわちXが偶数)であれば(S26)、X=X/2−1で示される番号のワード線WL(X)のUページを読み出しページとする(S28)。
[スキームD]
次に、スキームDでは、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとの差に応じて隣接メモリセルの先行読み出しを行うかどうか、及び読み出し電圧Vreadを決定する(S13)。図10A〜図10Fは、スキームDを説明するための図である。
図10Aは、ワード線WLkのLページを読み出す場合を示している。図10Aの左欄のP−1,P,P+1,…と記載された部分は、ラストページアドレスLがP−1であるか、Pであるか、P+1であるか、…を示すもので、LがPであるということは、アクセスページがラストページと一致していることを示している。又、表中の網掛け部分は、最後に書き込みがなされたページを示している。表中の記号のうち“w/o”は“without”の略である。また、“DLA”は、Direct Look Aheadの略で、隣接セルデータの先行読み出し処理を示す。“w/o DLA”はDLA不要の意味であり、“DLA”はDLAを実行することを意味する。また、“★1”は、隣接セルの影響はあるが、DLAを実行しなくても特に大きな問題とはならないということを意味している。
例えばラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと一致している場合、読み出そうとしているワード線WLkは、最後に書き込みがなされたLページであり、この場合には、隣接セルからの影響を受けていないので、DLAを行うことなく図4におけるLMRをワード線WLkに与えてデータを読み出す。一方、ラストページアドレスLがP+1又はP+2である場合には、ワード線WLk−1のUページ書き込みによりワード線WLkのLページのしきい値が影響を受けている。しかし、この場合には、Lページの読み出しであるため、それ程大きな問題とはならない。★1を付しているのは、このような意味を有している。これに対し、ラストページアドレスLがP+5以上である場合には、ワード線WLk+1のUページ書き込みによりワード線WLkのUページのしきい値が影響を受けている。この場合には、読み出し時にDLAによる処理が必要になる。なお、Lページを読むためのワード線WLkに与える読み出しレベルは、Lページまでの書き込みが終了している場合には、図4のLMRに設定し、Uページまでの書き込みが終了している場合には、図4のMBRに設定する。
図10Bは、ワード線WLkのUページを読み出す場合を示している。この場合にも、ラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと等しい場合には、読み出そうとしているワード線WLkのページがUページ書き込み直後であるため、DLAは行うことなく読み出し処理が実行される。一方、ラストページアドレスLがP+2である場合には、最後に書き込まれたワード線WLk+1のUページが読み出そうとしているワード線WLkのUページに影響を与えている。この場合には、DLAを実行する。
図10C〜図10Fは、端のワード線のデータを読み出す際の処理を示す表で、図10Cはワード線WL62のLページ読み出し、図10Dはワード線WL63のLページ読み出し、図10Eはワード線WL62のUページ読み出し、図10Fはワード線WL63のUページ読み出しをそれぞれ示している。内容については、上述と同様のため、詳しい説明は割愛する。
以上のように、本実施形態によれば、メモリセルアレイ1のラストページアドレスL等の書込状態情報をROMヒューズ12に記憶しておくことにより、データ読み出し時に、アクセスページアドレスPから読み出すページの書き込み状況を把握し、明らかな消去状態であればアクセスを行わずにデータ“1”を読み出し、隣接セルの影響を受けていないと推定される場合には、通常の読み出しを行い、隣接セルの影響を受けていると推定される場合には、DLAを実行することにより、全てDLAを行う場合よりもアクセスの平均時間を短縮することができる。また、ワード線に加えられる読み出し電圧も必要最小限度の大きさで、印加する回数も必要最小限度で良いため、メモリセルに加わるストレスも減少させることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、センスアンプ回路SAとして、通常(conventional)型のセンスアンプを使用する。通常型とは、図11に示すように、ビット線BLを1つおきにセンスアンプに接続し、センスアンプに接続されていないビット線は接地電位に固定することにより、隣接ビット線からの影響によるノイズの発生を防止するものである。この場合、書き込み及び読み出しは、偶数(even)ページと奇数(odd)ページとで交互に実行される。
他の構成については、第1の実施形態と同様であるため詳しい説明は割愛する。
図12は、データ書き込み動作におけるページアクセス順序を示している。Lページの偶数ページ及び奇数ページ並びにUページの偶数ページ及び奇数ページの書き込みをそれぞれ異なるページアドレスとし、ワード線WL0〜WL63につながる各メモリセルに2ビットのデータを書き込むのに必要な0〜255のページアドレスは、例えば図示のように割り当てられる。すなわち、あるページにLページの偶数ページのデータを書き込んだら、同じLページの奇数ページを書き込み、続いて一つ前のUページの偶数ページ、奇数ページの順で書き込みを行った後、二つ進んでLページの偶数ページを書き込むという動作を繰り返す。これにより、Uページが書き込まれたセルが、後に書き込みが行われる隣接メモリセルの書き込み動作によって受けるしきい値変動の影響を最小限に抑えることができる。
次に読み出し動作について説明する。
なお、本実施形態における読み出し動作は、第1の実施形態におけるスキームA,C及びDのみ異なっているので、その部分のみ説明し、他の処理の説明は割愛する。
[スキームA]
スキームAでは、ラストページアドレスLから各ページの書き込み状態を推定する。本実施形態では、ページアドレスが、偶数ページ分と奇数ページ分必要であり、第1の実施形態におけるページアドレスの2倍となる。図13は、図12の書き込み順序に基づく書込状態の推定パターンを示す図である。ここで網掛け部分は、最後にアクセスされたワード線WLiを示している。例えばラストページアドレスLが偶数ページ“2”又は奇数ページ“3”の場合、ワード線WL0,WL1のLページに書き込みがなされ、ワード線WL2〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL1に接続されたLページであることを示している。また、例えばラストページアドレスLが偶数ページ“12”又は奇数ページ“13”の場合、ワード線WL0〜WL2のUページ及びワード線WL3のLページに書き込みがなされ、ワード線WL4〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL2に接続されたUページであることを示している。以上のパターンに着目すると、ラストページアドレスL=0,1,254及び255を除き、奇数ページでは“LL”、偶数ページでは “UL”のパターンの左側に“U”及び/又は右側に“E”が付加されたパターンとなっており、これを一般化すると、図14に示すように4パターンとなるので、2ビットの情報“info”によって各ワード線WLの書込状態が推定できる。
[スキームC]
スキームCでは、アクセスページアドレスPに対応したワード線WLiとL/Uの何れのページのアクセスであるかを決定する。この処理は、図12に示したページアドレスからワード線の番号とL/Uページのいずれかを特定する処理となる。図15は、この処理を示すフローチャートである。まず、アクセスページアドレスPを変数Xに代入する(S31)。次にXを2で割った余りが“1”であるかどうかを判定し(S32)、余りが“1”であれば奇数ページであるとしてXを1だけ減算し(S33)、余りが“0”であれば偶数ページとしてそのままとする(S35)。次に、Xが“0”であれば(S35)、ワード線WL0のLページを読み出すページとする(S36)。また、Xが“254”であれば(S37)、ワード線WL63のUページを読み出すページとする(S38)。Xが“0”及び“254”以外の場合には、Xを1/2にし(S39)、Xが奇数であれば(S40)、X=(X+1)/2で示される番号のワード線WL(X)のLページを読み出しページとする(S41)。また、Xが偶数であれば(S40)、X=X/2−1で示される番号のワード線WL(X)のUページを読み出しページとする(S42)。
[スキームD]
次に、スキームDでは、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとの差に応じて隣接メモリセルの先行読み出しを行うかどうか、及び読み出し電圧Vreadを決定する。この処理は、第1の実施形態における図10A〜図10Fの各表の左欄のPに2P(偶数ページ)又は2P+1(奇数ページ)を代入した表に従う他は、第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、センスアンプ回路SAとして、第1の実施形態と同様にABL型センスアンプを使用するが、1つのメモリセルMCに3ビットのデータ(D3)を記憶する点が第1の実施形態とは異なる。図16に、3ビットのデータの書き込みを、L(Lower)ページの書き込み、M(Middle)ページの書き込み、及びU(Upper)ページの書き込みの3回の書き込みで実行する際の各メモリセルMCのしきい値分布を示す。ブロック消去によってブロック内の全てのメモリセルMCのしきい値は、最も低い“ER(消去)”レベルとなる。その後、Lページの書き込みでは、Lページデータ“0”のメモリセルに対してしきい値を“LM”レベルに引き上げる書き込みがなされる。また、Mページの書き込みでは、これら2つのしきい値分布“ER”,“LM”からデータ“11”,“01”,“00”,“10”にそれぞれ対応する4つのしきい値分布“ER”,“MA”,“MB”,“MC”を生成する。更に、Uページの書き込みでは、これら4つのしきい値分布“ER”,“MA”,“MB”,“MC”からデータ“111”, “011”, “001”, “101”, “100”, “000”, “010”, “110”にそれぞれ対応する8つのしきい値分布“ER”,“A”,“B”,“C”,“D”,“E”,“F”,“G”を生成する。
図17は、このような書き込み動作におけるページアクセス順序を示している。Lページの書き込み、Mページの書き込み及びUページの書き込みをそれぞれ異なるページアドレスとし、ワード線WL0〜WL63につながる各メモリセルに3ビットのデータを書き込むのに必要な0〜191のページアドレスは、例えば図示のように割り当てられる。すなわち、あるページにLページのデータを書き込んだら、一つ前のページに戻ってMページを書き込んだ後、更に一つ前のページに戻ってUページを書き込む。次に、三つ進んでLページを書き込むという動作を繰り返す。
次に読み出し動作について説明する。
なお、本実施形態における読み出し動作は、先の実施形態におけるスキームA,C及びDのみ異なっているので、その部分のみ説明し、他の処理の説明は割愛する。
[スキームA]
スキームAでは、ラストページアドレスLから各ページの書き込み状態を推定する。本実施形態では、ページアドレスが、Lページ、Mページ及びUページに割り振られるので、第1の実施形態におけるページアドレスの1.5倍となる。図18は、図17の書き込み順序に基づく書込状態の推定パターンを示す図である。ここで網掛け部分は、最後にアクセスされたワード線WLiを示している。例えばラストページアドレスLが“3”の場合、ワード線WL0のMページ及びワード線WL1,WL2のLページに書き込みがなされ、ワード線WL3〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL2に接続されたLページであることを示している。また、例えばラストページアドレスLが“11”の場合、ワード線WL0〜WL2のUページ、ワード線WL3のMページ及びワード線WL4のLページに書き込みがなされ、ワード線WL5〜WL63は消去状態であり、最終書き込みページがワード線WL2に接続されたUページであることを示している。以上のパターンに着目すると、ラストページアドレスL=0,1,2,189,190及び191を除き、3k(kは1〜62の整数)ページでは“MLL”のパターン、3k+1ページでは “MML”のパターン、3k+2ページでは“UML”のパターンの左側に“U”及び/又は右側に“E”が付加されたパターンとなっており、これを一般化すると、図19に示すように9パターンとなるので、4ビットの情報“info”によって各ワード線WLの書込状態が推定できる。
[スキームC]
スキームCでは、アクセスページアドレスPに対応したワード線WLiとL/Uの何れのページのアクセスであるかを決定する。この処理は、図17に示したページアドレスからワード線の番号とL/M/Uページのいずれかを特定する処理となる。図20は、この処理を示すフローチャートである。まず、アクセスページアドレスPを変数Xに代入する(S51)。次に、Xが“0”であれば、ワード線WL0のLページ、Xが“1”であれば、ワード線WL1のLページ、Xが“2”であれば、ワード線WL0のMページ、Xが“189”であれば、ワード線WL63のMページ、Xが“190”であれば、ワード線WL62のUページ、Xが“191”であれば、ワード線WL63のUページをそれぞれ読み出すページとする(S52〜S63)。また、Xがこれらの値以外の場合には、Xを3で割った余りが2であれば(S64)、X=(X+1)/3−2で示される番号のワード線WL(X)のUページを読み出しページとする(S65)。また、余りが1であれば(S66)、X=(X+2)/3−1で示される番号のワード線WL(X)のMページを読み出しページとする(S67)。更に余りが0であれば(S66)、X=X/3+1で示される番号のワード線WL(X)のLページを読み出しページとする(S68)。
[スキームD]
次に、スキームDでは、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとの差に応じて隣接メモリセルの先行読み出しを行うかどうか、及び読み出し電圧Vreadを決定する。図21A〜図21Lは、スキームDを説明するための図である。
図21Aは、ワード線WLkのLページを読み出す場合を示している。図中★1〜3は、次のような意味を有する。
★1→DLAを実行しなくても大きな問題はない。
★2→DLAはやった方が望ましい。
★3→DLAを実行する必要がある。
すなわち、DLA実行の必要性の強さは、★1<★2<★3<DLAとなっている。
例えばラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと一致している場合、読み出そうとしているワード線WLkは、最後に書き込みがなされたLページであり、この場合には、隣接セルからの影響を受けていないので、DLAを行うことなく図16におけるLMRをワード線WLkに与えてデータを読み出す。一方、ラストページアドレスLがP+1〜P+3である場合には、ワード線WLk−1のMページ書き込みによりワード線WLkのLページのしきい値が影響を受けている。また、ラストページアドレスLがP+5〜P+7である場合には、ワード線WLk−1のUページ書き込みによりワード線WLkのMページのしきい値が影響を受けている。特にラストページアドレスLがP+7の場合には、ワード線WLk+1のMページの書き込みによってもワード線WLkのMページのしきい値が影響を受けている。したがって、P+1〜P+3が★1、P+5,P+6が★2、P+7が★3となっている。更に、ラストページアドレスLがP+11以上である場合には、ワード線WLk+1のUページ書き込みによりワード線WLkのUページのしきい値が影響を受けている。したがって、この場合には、読み出し時にDLAを実行する必要がある。なお、ワード線WLkに与える読み出しレベルは、図16におけるARレベルによる検証の後、Lページまでの書き込みが終了している場合にはLMRに設定し、Mページまでの書き込みが終了している場合にはMBRに設定し、Uページまでの書き込みが終了している場合にはDRに設定することによりLページのデータを読み出す。
図21Bは、ワード線WLkのMページを読み出す場合を示している。この場合にも、ラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと等しい場合には、読み出そうとしているワード線WLkのページがMページ書き込み直後であるため、DLAは行うことなく読み出し処理が実行される。読み出しは、図16のしきい値レベルMARからMCRまで順次変化させて行われる。一方、ラストページアドレスLがP+1〜P+3である場合には、ワード線WLk−1のUページが読み出そうとしているワード線WLkのMページに影響を与えている。この場合には、その影響の大きさに応じて必要なDLAを実行する。また、ラストページアドレスLがP+7以上の場合には、ワード線WLk+1のUページ書き込みによりワード線WLkのUページのしきい値が影響を受けている。したがって、この場合には、読み出し時に必ずDLAを実行する。なお、Uページが書き込まれたメモリセルに対してMページの読み出しを行う場合には、AR検証の後、ワード線のレベルを図16のBR,DR及びFRレベルに設定する。
図21Cは、ワード線WLkのUページを読み出す場合を示している。この場合にも、ラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと等しい場合には、読み出そうとしているワード線WLkのページがUページ書き込み直後であるため、DLAは行うことなく読み出し処理が実行される。また、ラストページアドレスLがP+1,P+2の場合も、ワード線WLkのUページは影響を受けていないのでDLAは行わない。一方、ラストページアドレスLがP+3以上である場合には、ワード線WLk+1のUページが読み出そうとしているワード線WLkのUページに影響を与えている。この場合には、DLAを実行する。Uページの読み出しは、AR検証の後、図16のCR,ER,GRとのレベル比較により行う。
図21D〜図21Lは、端のワード線のデータを読み出す際の処理を示す表で、図21Dはワード線WL61のLページ読み出し、図21Eはワード線WL62のLページ読み出し、図21Fはワード線WL63のLページ読み出し、図21Gはワード線WL61のMページ読み出し、図21Hはワード線WL62のMページ読み出し、図21Iはワード線WL63のMページ読み出し、図21Jはワード線WL61のUページ読み出し、図21Kはワード線WL62のUページ読み出し、図21Lはワード線WL63のUページ読み出しをそれぞれ示している。内容については、上述と同様のため、詳しい説明は割愛する。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、センスアンプ回路SAとして、第3の実施形態と同様にABL型センスアンプを使用し、1つのメモリセルMCに3ビットのデータ(D3)を記憶するが、データの書き込みの順序が第3の実施形態とは異なっている。
図22は、本実施形態の書き込み動作におけるページアクセス順序を示している。あるページにLページのデータを書き込んだら、同じページにMページを書き込み、その後、一つ前のページに戻ってUページを書き込む。次に、二つ進んでLページを書き込むという動作を繰り返す。
次に読み出し動作について説明する。
なお、本実施形態における読み出し動作は、先の実施形態におけるスキームA,C及びDのみ異なっているので、その部分のみ説明し、他の処理の説明は割愛する。
[スキームA]
スキームAでは、ラストページアドレスLから各ページの書き込み状態を推定する。本実施形態のパターンは、ラストページアドレスL=0,1及び191を除き、3k−1(kは1〜63の整数)ページでは“ML”のパターン、3kページでは “MM”のパターン、3k+1ページでは“UM”のパターンの左側に“U”及び/又は右側に“E”が付加されたパターンとなっており、これを一般化すると、図24に示すように6パターンとなるので、3ビットの情報“info”によって各ワード線WLの書込状態が推定できる。
[スキームC]
スキームCでは、アクセスページアドレスPに対応したワード線WLiとL/Uの何れのページのアクセスであるかを決定する。この処理は、図22に示したページアドレスからワード線の番号とL/M/Uページのいずれかを特定する処理となる。図25は、この処理を示すフローチャートである。まず、アクセスページアドレスPを変数Xに代入する(S71)。次に、Xが“0”であれば、ワード線WL0のLページ、Xが“1”であれば、ワード線WL0のMページ、Xが“191”であれば、ワード線WL63のUページをそれぞれ読み出すページとする(S72〜S77)。また、Xがこれらの値以外の場合には、Xを3で割った余りが0であれば(S78)、X=(X+1)/3で示される番号のワード線WL(X)のMページを読み出しページとする(S79)。また、余りが1であれば(S80)、X=(X−4)/3で示される番号のワード線WL(X)のUページを読み出しページとする(S81)。更に余りが2であれば(S80)、X=(X−2)/3+1で示される番号のワード線WL(X)のLページを読み出しページとする(S68)。
[スキームD]
次に、スキームDでは、アクセスページアドレスPとラストページアドレスLとの差に応じて隣接メモリセルの先行読み出しを行うかどうか、及び読み出し電圧Vreadを決定する。図26A〜図26Iは、スキームDを説明するための図である。
図26Aは、ワード線WLkのLページを読み出す場合を示している。図中★4は、できればDLAをやった方が良いことを意味し、DLA実行の必要性の強さは、★2<★4<★3<DLAとなっている。
例えばラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと一致している場合、読み出そうとしているワード線WLkは、最後に書き込みがなされたLページであり、この場合には、隣接セルからの影響を受けていないので、DLAを行うことなく図16におけるLMRをワード線WLkに与えてデータを読み出す。一方、ラストページアドレスLがP+2〜P+4である場合には、ワード線WLk−1のUページ書き込みによりワード線WLkのMページのしきい値が影響を受けている。特に、ラストページアドレスLがP+3,P+4である場合には、ワード線WLk−1のUページ書き込みに加えて、ワード線Wk+1のLページ書き込み及びMページ書き込みによりワード線WLkのMページのしきい値が影響を受けている。したがって、その影響度合いに応じてP+2が★2、P+3が★4、P+4が★3となっている。更に、ラストページアドレスLがP+8以上である場合には、ワード線WLk+1のUページ書き込みによりワード線WLkのUページのしきい値が影響を受けている。したがって、この場合には、読み出し時にDLAを実行する必要がある。なお、ワード線WLkに与える読み出しレベルは、第3の実施形態と同様である。
図26Bは、ワード線WLkのMページを読み出す場合を示している。この場合にも、ラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと等しい場合には、読み出そうとしているワード線WLkのページがMページ書き込み直後であるため、DLAは行うことなく読み出し処理が実行される。一方、ラストページアドレスLがP+1〜P+3である場合には、ワード線WLk−1のUページが読み出そうとしているワード線WLkのMページに影響を与えている。この場合には、その影響の大きさに応じて必要なDLAを実行する。また、ラストページアドレスLがP+7以上の場合には、ワード線WLk+1のUページ書き込みによりワード線WLkのUページのしきい値が影響を受けている。したがって、この場合には、読み出し時に必ずDLAを実行する。なお、読み出し時のワード線のレベルについては第3の実施形態と同様である。
図26Cは、ワード線WLkのUページを読み出す場合を示している。この場合にも、ラストページアドレスLがアクセスページアドレスPと等しい場合には、読み出そうとしているワード線WLkのページがUページ書き込み直後であるため、DLAは行うことなく読み出し処理が実行される。また、ラストページアドレスLがP+1,P+2の場合も、ワード線WLkのUページは影響を受けていないのでDLAは行わない。一方、ラストページアドレスLがP+3以上である場合には、ワード線WLk+1のUページが読み出そうとしているワード線WLkのUページに影響を与えている。この場合には、DLAを実行する。Uページの読み出しも第3の実施形態と同様である。
図26D〜図21Iは、端のワード線のデータを読み出す際の処理を示す表で、図26Dはワード線WL62のLページ読み出し、図26Eはワード線WL63のLページ読み出し、図26Fはワード線WL62のMページ読み出し、図26Gはワード線WL63のMページ読み出し、図26Hはワード線WL62のUページ読み出し、図26Iはワード線WL63のUページ読み出しをそれぞれ示している。内容については、上述と同様のため、詳しい説明は割愛する。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されない。例えば上記実施の形態では、NAND型フラッシュメモリを説明したが、NOR型,DINOR(Divided bit line NOR)型及びAND型EEPROM等の他の不揮発性半導体記憶装置に同様にこの発明を適用することができる。また、書込状態記憶手段は、不揮発性半導体記憶装置に限定されるものではなく、揮発性の記憶手段(例えばDRAM、SRAM等)であってもよい。
以上の各実施形態を要約すると下記のようになる。
1.電気的書き換え可能な電荷蓄積層(たとえば浮遊ゲート)を有するメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路と、
前記データ書き込み/読み出し回路による前記メモリセルアレイに対するデータ書き込み状態を示す書込状態情報を記憶する書込状態情報記憶手段と、
前記データ書き込み/読み出し回路によって読み出そうとしているページを示すアクセスページアドレスと前記書込状態情報記憶手段に記憶された書込状態情報とに基づいて前記データ書き込み/読み出し回路を制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
2.前記制御回路は、前記アクセスページアドレスによって特定されるアクセスページが消去状態であるかどうかを前記書込状態情報によって識別し、消去状態であるときには、前記メモリセルアレイに対してアクセスを行うことなくデータ“1”を読み出しデータとして出力するように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記1記載の不揮発性半導体記憶装置。
3.前記書込状態情報は、前記データ書き込み/読み出し回路により最後にデータが書き込まれたラストページのアドレスを示すラストページアドレスを含み、
前記制御回路は、前記アクセスページアドレスによって特定されるアクセスページが消去状態であるかどうかを前記書込状態によって識別し、消去状態で無いときには、前記アクセスページのデータ書込状態を前記ラストページアドレスによって推定し、推定された前記アクセスページのデータ書込状態に基づいて前記データ書き込み/読み出し回路の読み出し電圧を決定する
ことを特徴とする上記1記載の不揮発性半導体記憶装置。
4.前記制御回路は、前記アクセスページに最下位ページの書き込みがなされ、前記アクセスページに隣接するページに最下位ページよりも上位のページの書き込みがなされていない場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記3記載の不揮発性半導体記憶装置。
5.前記制御回路は、前記アクセスページが最上位ページの書き込み直後の状態である場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記3記載の不揮発性半導体記憶装置。
6.前記制御回路は、前記アクセスページ及び前記アクセスページの前後に隣接するページにそれそれぞれ最上位ページが書き込まれている場合には、前記アクセスページよりも後に書き込みがなされた隣接する最上位ページを先行読み出しし、その読み出し結果に基づいて前記アクセスページを読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記3記載の不揮発性半導体記憶装置。
7.前記メモリセルアレイは、複数のワード線を有し、1本のワード線につながる複数のメモリセルを1つのページとし、
前記データ書き込み/読み出し回路は、前記メモリセルにnビット(nは2以上の整数)のデータを書き込むものであり、下位のページの書き込みの後に、当該ページに対応するワード線よりも先行書き込みが行われたワード線に対応するページに当該ページよりも上位のページの書き込みを実行し、その後、前記下位のページが書き込まれたワード線の次のワード線に下位のページを書き込む動作を繰り返すものである
ことを特徴とする上記1記載の不揮発性半導体記憶装置。
8.電気的書き換え可能な電荷蓄積層(たとえば浮遊ゲート)を有するメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路と、
前記データ書き込み/読み出し回路による前記メモリセルアレイに対するデータ書き込み状態を示す書込状態情報を記憶する書込状態情報記憶手段と、
前記書込状態情報記憶手段に記憶された書込状態情報を参照し、読み出そうとしているアクセスページが既にデータの書き込みがなされているページで、且つ当該ページのデータがその書き込み後に隣接ページの書き込みにより影響を受けていると推定される場合には前記隣接ページのデータを読み出した後当該アクセスページを読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
9.前記制御回路は、前記アクセスページに最下位ページの書き込みがなされ、前記アクセスページに隣接するページに最下位ページよりも上位のページの書き込みがなされていない場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
10.前記制御回路は、前記アクセスページが最上位ページの書き込み直後の状態である場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
11.前記制御回路は、前記アクセスページ及び前記アクセスページの前後に隣接するページにそれそれぞれ最上位ページが書き込まれている場合には、前記アクセスページよりも後に書き込みがなされた隣接する最上位ページを先行読み出しし、その読み出し結果に基づいて前記アクセスページを読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
12.前記メモリセルアレイは、複数のワード線を有し、1本のワード線につながる複数のメモリセルを1つのページとし、
前記データ書き込み/読み出し回路は、前記メモリセルにnビット(nは2以上の整数)のデータを書き込むものであり、下位のページの書き込みの後に、当該ページに対応するワード線よりも先行書き込みが行われたワード線に対応するページに当該ページよりも上位のページの書き込みを実行し、その後、前記下位のページが書き込まれたワード線の次のワード線に下位のページを書き込む動作を繰り返すものである
ことを特徴とする上記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
13.前記書込状態情報は、前記データ書き込み/読み出し回路により最後にデータが書き込まれたラストページのアドレスを示すラストページアドレスを含み、
前記制御回路は、前記アクセスページアドレスによって特定されるアクセスページが消去状態であるかどうかを前記書込状態によって識別し、消去状態で無いときには、前記アクセスページのデータ書込状態を前記ラストページアドレスによって推定し、推定された前記アクセスページのデータ書込状態に基づいて前記データ書き込み/読み出し回路の読み出し電圧を決定する
ことを特徴とする上記8記載の不揮発性半導体記憶装置。
14.電気的書き換え可能な電荷蓄積層(たとえば浮遊ゲート)を有するメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路と、
前記データ書き込み/読み出し回路による前記メモリセルアレイに対するデータ書き込み状態を示す書込状態情報を記憶する書込状態情報記憶手段と、
前記書込状態情報記憶手段に記憶された書込状態情報を参照し、読み出そうとしているアクセスページが消去状態である場合には前記データ書き込み/読み出し回路による当該アクセスページのアクセスをすることなく消去状態を示すデータを読み出しデータとして出力する制御回路と
を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
15.前記制御回路は、前記アクセスページに最下位ページの書き込みがなされ、前記アクセスページに隣接するページに最下位ページよりも上位のページの書き込みがなされていない場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記14記載の不揮発性半導体記憶装置。
16.前記制御回路は、前記アクセスページが最上位ページの書き込み直後の状態である場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記14記載の不揮発性半導体記憶装置。
17.前記制御回路は、前記アクセスページ及び前記アクセスページの前後に隣接するページにそれそれぞれ最上位ページが書き込まれている場合には、前記アクセスページよりも後に書き込みがなされた隣接する最上位ページを先行読み出しし、その読み出し結果に基づいて前記アクセスページを読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
ことを特徴とする上記14記載の不揮発性半導体記憶装置。
18.前記メモリセルアレイは、複数のワード線を有し、1本のワード線につながる複数のメモリセルを1つのページとし、
前記データ書き込み/読み出し回路は、前記メモリセルにnビット(nは2以上の整数)のデータを書き込むものであり、下位のページの書き込みの後に、当該ページに対応するワード線よりも先行書き込みが行われたワード線に対応するページに当該ページよりも上位のページの書き込みを実行し、その後、前記下位のページが書き込まれたワード線の次のワード線に下位のページを書き込む動作を繰り返すものである
ことを特徴とする上記14記載の不揮発性半導体記憶装置。
19.前記書込状態情報は、前記データ書き込み/読み出し回路により最後にデータが書き込まれたラストページのアドレスを示すラストページアドレスを含み、
前記制御回路は、前記アクセスページアドレスによって特定されるアクセスページが消去状態であるかどうかを前記書込状態によって識別し、消去状態で無いときには、前記アクセスページのデータ書込状態を前記ラストページアドレスによって推定し、推定された前記アクセスページのデータ書込状態に基づいて前記データ書き込み/読み出し回路の読み出し電圧を決定する
ことを特徴とする上記14記載の不揮発性半導体記憶装置。
20.前記書込状態情報記憶手段は、不揮発性の記憶手段が用いられる
ことを特徴とする上記1〜19記載の不揮発性半導体記憶装置。
この発明の第1の実施形態によるフラッシュメモリの構成を示す図である。 同フラッシュメモリのメモリセルアレイ構成を示す図である。 同フラッシュメモリのセンスアンプとビット線の概略的な接続図である。 同フラッシュメモリのデータ分布例を示す図である。 同フラッシュメモリのデータ書き込み順序を示す図である。 同フラッシュメモリのデータ読み出し動作のフローを示す図である。 同フラッシュメモリのラストページアドレスからデータ書込状態を推定するスキームAを示す図である。 同スキームAを一般化した図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレスからワード線及び読み出しページの階層を求めるスキームCのフローを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 この発明の第2の実施形態によるフラッシュメモリのセンスアンプとビット線の概略的な接続図である。 同フラッシュメモリのデータ書き込み順序を示す図である。 同フラッシュメモリのラストページアドレスからデータ書込状態を推定するスキームAを示す図である。 同スキームAを一般化した図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレスからワード線及び読み出しページの階層を求めるスキームCのフローを示す図である。 この発明の第3の実施形態によるフラッシュメモリのデータ分布例を示す図である。 同フラッシュメモリのデータ書き込み順序を示す図である。 同フラッシュメモリのラストページアドレスからデータ書込状態を推定するスキームAを示す図である。 同スキームAを一般化した図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレスからワード線及び読み出しページの階層を求めるスキームCのフローを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 この発明の第4の実施形態によるフラッシュメモリのデータ書き込み順序を示す図である。 同フラッシュメモリのラストページアドレスからデータ書込状態を推定するスキームAを示す図である。 同スキームAを一般化した図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレスからワード線及び読み出しページの階層を求めるスキームCのフローを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。 同フラッシュメモリのアクセスページアドレス及びラストページアドレスから読み出し方法を決定するスキームDを示す図である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2a…ロウデコーダ/ワード線ドライバ、2b…カラムデコーダ、3…ページバッファ、4…NANDセルユニット、5a…ロウアドレスレジスタ、5b…カラムアドレスレジスタ、6…ロジック制御回路、7…シーケンス制御回路、8…高電圧発生回路、9…I/Oバッファ、10…NANDシリコン基板、11…コントローラ、12…ROMヒューズ。

Claims (3)

  1. 電気的書き換え可能な電荷蓄積層を有するメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータの書き込み及び読み出しを行うデータ書き込み/読み出し回路と、
    前記データ書き込み/読み出し回路による前記メモリセルアレイに対するデータ書き込み状態を示す書込状態情報を記憶する不揮発性の書込状態情報記憶手段と、
    前記データ書き込み/読み出し回路によって読み出そうとしているページを示すアクセスページアドレスと前記書込状態情報記憶手段に記憶された書込状態情報とに基づいて前記データ書き込み/読み出し回路を制御する制御回路と
    を備え
    前記書込状態情報は、前記データ書き込み/読み出し回路により最後にデータが書き込まれたラストページのアドレスを示すラストページアドレスを含み、
    前記制御回路は、前記アクセスページアドレスによって特定されるアクセスページが消去状態であるかどうかを前記書込状態によって識別し、消去状態で無いときには、前記アクセスページのデータ書込状態を前記ラストページアドレスによって推定し、推定された前記アクセスページのデータ書込状態に基づいて前記データ書き込み/読み出し回路の読み出し電圧を決定する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、前記アクセスページに最下位ページの書き込みがなされ、前記アクセスページに隣接するページに最下位ページよりも上位のページの書き込みがなされていない場合には、前記アクセスページをそのまま読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
    ことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、前記アクセスページ及び前記アクセスページの前後に隣接するページにそれそれぞれ最上位ページが書き込まれている場合には、前記アクセスページよりも後に書き込みがなされた隣接する最上位ページを先行読み出しし、その読み出し結果に基づいて前記アクセスページを読み出すように前記データ書き込み/読み出し回路を制御する
    ことを特徴とする請求項記載の不揮発性半導体記憶装置。
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