JP2011204299A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セル間干渉効果の影響を低減する不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】制御回路は、ページ書き込みにおいて、第1の閾値電圧分布から第2の閾値電圧分布へのシフト量と、中間分布から第4閾値電圧分布へのシフト量とが略同一となるように中間分布の下限値を設定し、書き込み動作の実行回数が増えるにつれ、中間電圧分布の下限値を増加させる。また、制御回路は、読み出し対象の第1のメモリセルに隣接し且つ第1のメモリセルよりも後にデータ書き込みがなされる第2のメモリセルの閾値電圧分布が第2又は第4の閾値電圧分布であった場合、第2のメモリセルに第1の読み出しパス電圧よりも高い第2の読み出しパス電圧を印加する制御を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に1つのメモリセルに対し2ビット以上のデータを与える多値記憶方式を実行可能に構成される不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来から、半導体メモリとして浮遊ゲートに電荷を蓄積するタイプのメモリセルを用いたフラッシュメモリが多く利用されている。これは、不揮発性である他、1ビット当たりのコストが低く、集積度が高いためである。この中でも、NAND型のフラッシュメモリは、複数のメモリセルを選択トランジスタの間に直列に接続することにより、メモリセル間のコンタクトを少なくすることができるため特に集積度を高くすることができる。また、メモリセル1個当たりに2ビット以上のデータを記憶する多値記憶方式の製品も現れてきている。この場合、さらに、大容量化、低コスト化、省スペース化を図ることができる。
しかし、近年、微細化の進展により、隣接するメモリセル間の距離が縮まり、あるメモリセルに対して書き込みを行った場合において隣接メモリセルに対するセル間干渉の影響が大きくなっている。セル間干渉の影響の低減のため、様々な書き込み方式、読み出し方式が提案されている。例えば、特許文献1は、次に説明するような読み出し方式を採用したフラッシュメモリを提案している。この方式は、データ読み出し時において、データ書き込みによって生じたセル間干渉の影響を低減するため、例えば、あるメモリセルを選択メモリセルとして読み出し操作を行う場合において、非選択の隣接メモリセルに対し、通常の読み出しパス電圧Vreadとは異なる読み出しパス電圧を印加する。これにより、セル間干渉の影響を低減することができる。
特開2009−70501号公報
本発明は、セル間干渉効果の影響を低減する不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを直列接続させたメモリストリングを複数配列してなり、1つの前記メモリセルに、第1の閾値電圧分布、前記第1の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第2の閾値電圧分布、前記第2の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第3の閾値電圧分布、又は前記第3の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第4の閾値電圧分布を与えることにより第1〜第4データを1つの前記メモリセルに記憶させるメモリセルアレイと、前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から中間分布にシフトさせる第1のページ書き込み、及び前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から第2の閾値電圧分布にシフトさせるか、又は前記中間分布から前記第3又は第4の閾値電圧分布にシフトさせる第2のページ書き込みを実行可能に構成され、且つ、前記複数のメモリセルのうち読み出し対象となる第1のメモリセルに前記第1乃至第4閾値電圧分布の間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加する一方、他の前記メモリセルに前記第4の閾値電圧分布の上限値よりも高い第1の読み出しパス電圧を印加することにより前記第1のメモリセルからのデータ読み出しを実行可能に構成された制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第1のページ書き込みにおいて、前記第1の閾値電圧分布から前記第2の閾値電圧分布へのシフト量と、前記中間分布から前記第4閾値電圧分布へのシフト量とが略同一となるように前記中間分布の下限値を設定し、前記書き込み動作又は消去動作の実行回数が増えるにつれ、前記中間電圧分布の下限値を増加させる制御を実行し、前記制御回路は、前記第1のメモリセルに隣接し、且つ、前記第1のメモリセルよりも後にデータ書き込みがなされる第2のメモリセルの閾値電圧分布が第2又は第4の閾値電圧分布であった場合、前記第2のメモリセルに前記第1の読み出しパス電圧よりも高い第2の読み出しパス電圧を印加する制御を実行することを特徴とする。
本発明の他の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルを直列接続させたメモリストリングを複数配列してなり、1つの前記メモリセルに、第1の閾値電圧分布、前記第1の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第2の閾値電圧分布、前記第2の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第3の閾値電圧分布、又は前記第3の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第4の閾値電圧分布を与えることにより第1〜第4データを1つの前記メモリセルに記憶させるメモリセルアレイと、前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から中間分布にシフトさせる第1のページ書き込み、及び前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から第2の閾値電圧分布にシフトさせるか、又は前記中間分布から第3又は第4の閾値電圧分布にシフトさせる第2のページ書き込みを実行可能に構成され、且つ、前記複数のメモリセルのうち読み出し対象となる第1のメモリセルに前記第1乃至第4閾値電圧分布の間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加する一方、他の前記メモリセルに前記第4の閾値電圧分布の上限値よりも高い第1の読み出しパス電圧を印加することにより前記第1のメモリセルからのデータ読み出しを実行可能に構成された制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第1のページ書き込みにおいて、前記第1の閾値電圧分布から前記第2の閾値電圧分布へのシフト量と、前記中間分布から前記第4閾値電圧分布へのシフト量とが略同一となるように前記中間分布の下限値を設定し、前記制御回路は、前記第1のメモリセルに隣接し、且つ、前記第1のメモリセルよりも後にデータ書き込みがなされる第2のメモリセルの閾値電圧分布が第2又は第4の閾値電圧分布であった場合、前記第2のメモリセルに前記第1の読み出しパス電圧よりも高い第2の読み出しパス電圧を印加する制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、セル間干渉効果の影響を低減する不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るフラッシュメモリのメモリコア構成を説明する回路図である。 同実施形態に係るフラッシュメモリにおける4値データのデータ書き込みの一例を示す図である。 図2のデータ書き込みの手順を示すフローチャートである。 同実施形態に係るフラッシュメモリにおけるメモリストリングの容量結合の様子を示す断面図である。 同実施形態に係るフラッシュメモリにおけるセル間干渉効果を説明する図である。 同実施形態に係るフラッシュメモリにおけるセル間干渉効果を説明する図である。 同実施形態に係るフラッシュメモリのおけるネガティブセンスの概略を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るフラッシュメモリにおけるセル間干渉効果を説明する図である。 DLA方式のフラッシュメモリにおけるセル間干渉効果を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るNANDセル型のフラッシュメモリのメモリコア構成を示している。
メモリセルアレイ1は、複数の電気的書き換え可能な32個の不揮発性メモリセルM0〜M31が直列接続されたNANDストリングを配列して構成されている。1つのNANDストリング中のメモリセルの数は、32個に限られるものではなく、例えば64個、128個などにすることもできる。NANDストリングの両端には、そのNANDストリングが選択される場合に導通するドレイン側選択ゲートトランジスタSG0及びソース側選択ゲートトランジスタSG1が接続されている。この32個のメモリセルM0〜M31と、選択ゲートトランジスタSG0、SG1に依って、1つのNANDセルユニットが構成されている。
メモリセルMは、半導体基板上に形成されたp型のウエルSW上にゲート絶縁膜11を介して浮遊ゲート(電荷蓄積層)FGを形成し、この浮遊ゲートFG上にゲート間絶縁膜13を介して制御ゲートCGを有するタイプの浮遊ゲート型メモリセルとすることができる。また、1つのNANDストリング中で直列接続された複数のメモリセルMは、ドレイン・ソース拡散層15を共有する。浮遊ゲート型のメモリセルに代えて、例えばシリコン窒化膜等からなる電荷蓄積層を有したMONOS型メモリセルとすることもできる。
各NANDセルユニットは、ドレイン側選択ゲートトランジスタSG0の一端においてビット線BLに接続され、ソース側選択ゲートトランジスタSG1の一端においてソース線CELSRCに接続されている。
NANDセルユニット内のメモリセルM0〜M31の制御ゲートはそれぞれ異なるワード線WL0〜WL31に接続されている。選択ゲートトランジスタSG0、SG1のゲートは、ワード線WL0〜WL31と並行する選択ゲート線SGD、SGSに接続されている。
ワード線WL及び選択ゲート線SGD、SGSを選択駆動するためにロウデコーダ2、ワード線ドライバ2´が配置される。各ビット線BLは、センスアンプ回路3内のセンスアンプ兼データラッチ31に接続される。ビット線BLは、センスアンプ兼データラッチ31内に含まれる図示しないプリチャージ回路によって、読み出し動作時において所定の電圧(例えば、1V)まで充電される。また、ビット線BLとセンスアンプ兼データラッチ31との間にはクランプトランジスタが接続され、このクランプトランジスタのゲート電圧は、ビット線ドライバ4により制御される。
ここでは、ビット線BLがセンスアンプ兼データラッチ31に1対1の対応で接続される場合を示したが、この場合、1ワード線WLにより選択されるメモリセルMが同時書き込み/読み出しが行われる1ページとなる。ただし、例えば隣接する偶数番ビット線と奇数番ビット線が1つのセンスアンプ兼データラッチを共有する方式とすることもできる。この場合には、1ワード線で選択されるメモリセルのうち半分が、同時書き込み/読み出しの単位(1ページ)となる。
ワード線を共有するNANDセルユニットの集合は、データ消去の単位となるブロックを構成する。図示のように、ビット線BLの方向に複数のブロックBLK、BLK1、・・・、BLKm−1が配列される。
また、ソース線SL、及びウエルSWに電圧を供給する回路として、ソース線ドライバ5、及びウエルドライバ6が設けられている。
さらに、これらドライバ2´、4、5及び6を制御してワード線WL、ビット線BL、ソース線SL及びウエルSWに印加する電圧を制御する制御回路10が設けられている。
図2は、本実施形態に係るフラッシュメモリにおける4値データ記憶方式を実行する場合のデータ書き込み方法の一例を示している。また、図3はこの書き込み方法を実行する場合の手順を示すフローチャートである。4値データを構成する第1〜第4のデータは、それぞれ、例えば電圧レベルとして最も低いレベルにある負の閾値電圧分布E(消去分布:第1の閾値電圧分布)と、これよりも大きな電圧にある閾値電圧分布A(第2の閾値電圧分布)、B(第3の閾値電圧分布)、C(第4の閾値電圧分布)によって規定される。
この4値データを書き込むために、まず選択ブロックの全メモリセルは、最も低い閾値電圧分布Eに含まれる閾値電圧を有するよう、閾値電圧制御がされる(データ消去:図3のステップS11)。このデータ消去は、メモリセルアレイ1が形成されたウエルSWに正の消去電圧をウエルドライバ6から与え、選択ブロックの全ワード線WLを0Vにして、全メモリセルMの浮遊ゲートFGの電子を放出させることによって行う。
続いて、図2中の(1)に示すように、選択ブロックの全メモリセルに対してソフトプログラムを実行し、閾値電圧分布Eの下限が所定の電圧になるようにメモリセルMの閾値電圧を正の方向にシフトさせる(図3のステップS12)。
続いて、図2中の(2)に示すように、閾値電圧分布Eを有するメモリセルMの一部を中間分布LMにまでシフトさせる、第1のページ書き込みである下位ページ書き込み(Lower Page Program)を行う(図3のステップS13)。そして、ベリファイ電圧を電圧VLMに設定して(電圧VLMを、選択メモリセルMのゲート−ソース間に印加する)、中間分布LMへの書き込みの完了を確認するためのベリファイ動作を行う(図3のステップS14)。
続いて、図2の中(3)に示すように、閾値電圧分布Eから閾値電圧分布Aへ、更に中間分布LMから閾値電圧分布B或いはCへと閾値電圧分布をシフトさせる第2のページ書き込みである上位ページ書き込み(Upper Page Program)を行った後、更にベリファイ電圧として電圧VA、VB又はVCを用いてベリファイ動作を行う(ステップS15、S16)。こうして、全ての閾値電圧分布E〜Cの書き込みが完了する。その後、必要に応じ、読み出し動作を行う(ステップS17)。ここで、読み出し動作は、1つの制御ゲートに接続されたメモリセルを同時に読み出すことにより行われる。この1回で読み出されるメモリセルの単位を「ページ」と称する。
一方、読み出し動作においては、選択メモリセルのゲート−ソース間に印加する読み出し電圧を、各閾値電圧分布E〜Cの上限と下限の間の電圧である読み出し電圧RA、RB、RCに設定する一方、非選択メモリセルには、閾値電圧分布Cの上限値よりも十分に大きい読み出しパス電圧Vreadを印加する。
なお、以下の説明において、閾値電圧分布E、A、B、C、中間分布LMをそれぞれ、単にEレベル、Aレベル、Bレベル、Cレベル、LMレベルと呼ぶこともある。
以上、メモリセルに対する基本的なデータ書き込み/読み出し動作について説明したが、実際には、メモリセル間の容量結合(セル間干渉)を考慮したデータ書き込み/読み出しをする必要がある。特に微細なメモリセルの場合、メモリセル間の容量結合が強くなる。このことは、以下に説明するように、メモリセルの閾値電圧の変動を生じさせる原因となる。
図4は、同実施形態に係るフラッシュメモリにおけるメモリストリングの容量結合の様子を示す断面図である。図4に示すようにメモリセルMの浮遊ゲートFGと制御ゲートCGは互いに容量C0で結合されている。また、メモリセルMnの浮遊ゲートFGnは、隣接するメモリセルMn−1の制御ゲートCGn−1、浮遊ゲートFGn−1、メモリセルMn+1の制御ゲートCGn+1、浮遊ゲートFGn+1にそれぞれ容量C1、C2、C3、C4で結合されている。
ここで、メモリセルMnをAレベルに書き込み、隣接するメモリセルMn+1をCレベルに書き込む場合を例として、メモリセルの閾値変動に関し検討する。
この場合、下位ページ書き込みによって、メモリセルMn+1はLMレベルにシフトし、メモリセルMnはEレベルに維持される。
続いて、メモリセルMnの上位ページ書き込みによってメモリセルMnはAレベルにシフトする。
続いて、メモリセルMn+1の上位ページ書き込みによってメモリセルMn+1はCレベルにシフトするが、この際、ワード線WLn+1には、LMレベルからCレベルにシフトさせるだけの大きな書き込み電圧が印加される。この場合、容量C1〜C4を介してメモリセルMnの浮遊ゲートFGに書き込み電圧の影響が及ぶセル間干渉効果によって、メモリセルMnの閾値電圧が正の方向にシフトしてしまう。
このように、隣接メモリセルMn+1にCレベルが書き込まれると、LMレベルとCレベルとの間のシフト量が大きいため、それに伴いメモリセルMnの閾値電圧の変動量も大きくなる。同様に、隣接メモリセルMn+1にAレベルが書き込まれる場合も、やはりメモリセルMnの閾値電圧の変動量は大きい。
一方、隣接メモリセルMn+1にBレベルが書き込まれる場合は、LMレベルとBレベルとの間のシフト量が小さいため、メモリセルMnにおける閾値電圧の変動も、AレベルやCレベルが書き込まれる場合に比べ小さい。隣接メモリセルMn+1がEレベルに維持される場合も、同様にメモリセルMnにおける閾値電圧の変動は小さい。このように、隣接メモリセルMn+1にどのようなデータが書き込まれるかによって、選択メモリセルMnにおける閾値電圧の変動量は異なる。なお、以下の説明では、閾値電圧分布間のシフト量を、各分布の下限の間の距離によって定義する。これは、あくまでもシフト量の定義の一例であり、例えば、各分布のピーク値の差をもってシフト量を定義することも可能である。また、閾値分布のシフト量は隣接するメモリセルMのスペースや隣接するメモリセルM間を埋める層間絶縁膜の材質により変動する値である。
そこで、本実施の形態では、次のようなデータ読み出し方法を実行する。すなわち、データ読み出しの対象として選択された第1のメモリセル(以下、「選択メモリセル」と呼ぶ)に隣接し、且つ、選択メモリセルよりも後にデータが書き込まれる第2のメモリセル(以下、「隣接メモリセル」と呼ぶ)のデータを予め読み出し、この読み出したデータに応じて通常の読み出しパス電圧Vreadよりも高い読み出しパス電圧Vdla(>Vread)を隣接メモリセルの制御ゲートに印加するものである。なお、その他の非選択メモリセルの制御ゲートには、例えば、パス電圧Vreadが印加されている。一例として、図2に示される書き込み方法が実行される場合には、隣接メモリセルにAレベル又はCレベルが書き込まれている場合に、その隣接メモリセルの制御ゲートに読み出しパス電圧Vdlaを印加する。一方、隣接メモリセルにEレベル又はBレベルが書き込まれている場合には、通常通り読み出しパス電圧Vreadを印加する。図2に示すように、EレベルからAレベルへのシフト量、及びLMレベルからCレベルへのシフト量は、LMレベルからBレベルへのシフト量に比べて大きいため、セル間干渉により隣接メモリセルに与える影響が大であるためである。このように、通常の読み出しパス電圧Vreadに代えて、読み出しパス電圧Vdla(=Vread+α)を用いることで、セル間干渉の影響を相殺又は低減することができる。すなわち、読み出しパス電圧Vdlaは、通常の読み出しパス電圧Vreadに補正値αを加えるものである。また、補正値αはROM領域10−1に記憶され、データ読み出し時に制御回路10によって読み出される。
すなわち、通常の読み出しパス電圧Vreadよりも高い読み出しパス電圧Vdlaは、選択メモリセル及び隣接メモリセルの間に生じる結合容量を介して、選択メモリセルの浮遊ゲートにも印加される。このため、選択メモリセルの閾値電圧は見かけ上、負の方向のシフトすることになる。これによって、データ書き込み時に生じた隣接メモリセルからのセル間干渉の影響を、データ読み出し時に実質的に減少させることができる。換言すれば、データ書き込み時にはセル間干渉により選択メモリセルの閾値電圧が上昇するが、上記の読み出し方法が実行されることにより、その閾値電圧が下がって見える。このため、セル間干渉の影響を相殺又は低減することができる。このような読み出し方式を、以下ではDLA(Direct Look Ahead)方式と称する。DLA方式は、セル間干渉の影響を提言することができる点で有効な方式である。しかし、電圧Vdlaの値をどのような値に設定するかが問題となる。隣接メモリセルMn+1の保持データがAレベルの場合とCレベルの場合とで電圧Vdlaの値を同じにした場合、別の問題が生じ得る。この問題につき、図9を用いて説明する。
このDLA方式において、隣接メモリセルMn+1の保持データがAレベルである場合とCレベルである場合とで同一の読み出しパス電圧Vdlaを用いた場合のセル間干渉効果の具体例を図9に示す。ここでは、Eレベル、Aレベル、Bレベル、Cレベル及びLMレベルの目標閾値電圧(下限値)が、それぞれ−2V、1V、2.5V、4V及び2Vに設定されたものとする。
上位ページ書き込みによって隣接メモリセルMn+1がEレベルに維持される場合、隣接メモリセルMn+1における閾値電圧のシフト量は、他のセルから受けるセル間干渉の影響を考慮に入れても0.5Vかそれ以下である。また、隣接メモリセルMn+1をEレベルからAレベルにシフトさせる場合、隣接メモリセルMn+1における閾値電圧分布のシフト量はおよそ3V(=1V−(−2V))である。また、隣接メモリセルMn+1をLMレベルからBレベルにシフトさせる場合、隣接メモリセルMn+1における閾値電圧分布のシフト量はおよそ0.5V(2.5V−2V)である。また、隣接メモリセルMn+1をLMレベルからCレベルにシフトさせる場合、隣接メモリセルMn+1における閾値電圧分布のシフト量はおよそ2V(4V−2V)である。
このような隣接メモリセルMn+1における閾値電圧分布のシフトにより、選択メモリセルMnの閾値電圧分布は、それぞれ、例えば、約100mV(Eレベル維持の場合)、600mV(EレベルからAレベルにシフトする場合)、100mV(EレベルからBレベルにシフトする場合)、400mV(EレベルからCレベルにシフトする場合)正の方向にシフトしてしまう。すなわち、選択メモリセルMnは、隣接メモリセルMn+1からのセル間干渉効果の影響を受ける。また、セル間干渉効果の程度は、隣接メモリセルMn+1にどのようなデータが書かれるかによって異なる。具体的には、隣接メモリセルMn+1に書かれるデータがAレベル、Cレベルであった場合、選択メモリセルMnに与えるセル間干渉効果が大きい。
そこで、従来のDLA方式の読み出しでは、隣接メモリセルMn+1のデータがセル干渉効果の小さいEレベル又はBレベルであった場合、隣接メモリセルMn+1の制御ゲートに、通常の読み出しパス電圧Vreadをそのまま印加する(図9中の「DLA_E」)。一方、隣接メモリセルMn+1のデータがセル干渉効果の大きいAレベル又はCレベルであった場合、隣接メモリセルの制御ゲートに、読み出しパス電圧Vreadよりも高い読み出しパス電圧Vdlaを与える(図9中の「DLA_C」)。これによって、隣接メモリセルMn+1の上位ページ書き込みによって生じた選択メモリセルMnに対するセル間干渉効果の影響を低減することができる。
図9に示すように、隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルの場合、及びCレベルの場合の両方において同一の読み出しパス電圧Vdlaを用いる場合、次のような問題が生じる。EレベルからAレベルに書き込みを行う場合の閾値電圧分布のシフト量と、LMレベルからCレベルに書き込みを行う場合の閾値電圧分布のシフト量とが異なる値となる場合、セル間干渉効果も2つの場合で異なることになる。従って、両者に対し同一の読み出しパス電圧Vdlaを用いたのでは、セル干渉効果の低減効果が異なってしまうことになる。図9は、前者の場合のセル干渉効果が600mVであり、後者が400mVである場合を示している。このような状況において、2つの場合に同一の読み出しパス電圧Vdlaを用いたのでは、一方ではセル干渉効果の影響を低減または相殺することが出来る一方で、他方ではセル干渉効果の低減効果が不十分となるか、又は過剰となることが生じ得る。図9は、隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルであった場合、Cレベルであった場合の両方の場合に、同じ読み出しパス電圧Vdlaを与え、結果としてCレベルの場合のセル間干渉効果の低減効果が過剰(−200mV)になってしまった場合を示している。これは、隣接メモリセルをEレベルからAレベルにシフトさせる場合と、LMレベルからCレベルにシフトさせる場合の閾値電圧分布のシフト量の不均衡によって生じるものである(前者は3V、後者は2V)。近年のメモリセルの微細化の進展により、Eレベルの電圧値が低くなっており、このため、EレベルからAレベルに書き込みを行う場合の閾値電圧分布のシフト量が、LMレベルからCレベルに書き込みを行う場合の閾値電圧分布のシフト量に比べ大きくなっている。このシフト量の不均衡は、メモリセルの微細化によってEレベルが負の方向に大きくなるに従い、益々増大することになる。また、隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルの場合、及びCレベルの場合の両方において異なる読み出しパス電圧Vdla_A、Vdla_Cを用いることも考えられる。しかし、このようにそれぞれのデータに応じて読み出しパス電圧を設けると、制御回路10が1ページを読み出す場合に用いる補正値αは3種類(隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルの場合、及びCレベル以外の場合の読み出し電圧Vreadは補正値α’=0Vと考える)となる。
すなわち、読み出し動作は1ページ単位で行うため、隣接メモリセルに繋がるワード線WLn+1にはビット線の数だけ隣接メモリセルが存在する。この隣接メモリセルにはE〜Cレベルまでランダムにデータが記憶されている。すなわちDLA方式において、1ページを読み出すために補正値の種類の数だけ読み出し動作を行う必要がある。ここで、補正値の種類が増えると、制御回路10が行う読み出し時間が大幅に増え、読み出し速度が遅くなってしまう。
そこで、本実施形態に係るフラッシュメモリでは、隣接メモリセルをEレベルからAレベルにシフトさせる場合の閾値電圧分布のシフト量と、LMレベルからCレベルにシフトさせる場合の閾値電圧分布のシフト量とが同程度になるようにLMレベルの目標閾値電圧(下限値)を制御する。
図5は、本実施形態におけるセル間干渉効果を説明する概略図である。本実施形態の場合、図9に示す場合とは異なり、LMレベルの目標閾値電圧を1Vに制御している。このようなLMレベルが設定されることにより、EレベルからAレベルにシフトさせる場合の閾値電圧分布のシフト量と、LMレベルからCレベルにシフトさせる場合の閾値電圧分布のシフト量とが同程度となり、図9で説明したような問題は生じなくなる。
本実施形態では、制御回路10は、複数のメモリセルMのうち読み出し対象となる選択メモリセルMnに接続されるワード線WLnにEレベルからCレベルの間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加し、非選択メモリセルMに接続されるワード線WLにCレベルの閾値の上限値よりも高い読み出しパス電圧Vreadを印加することにより、1ページのデータを読み出す。
このとき制御回路10は、選択メモリセルMnに隣接する隣接メモリセルの閾値電圧分布がAレベル又はCレベルの閾値電圧分布であった場合、前記隣接メモリセルに接続されるワード線WLに読み出しパス電圧Vreadに補正値αを加えたVdlaを印加する第1の制御を実行する。一方、制御回路10は、選択メモリセルMnに隣接する隣接メモリセルの閾値電圧分布がEレベル又はBレベルの閾値電圧分布であった場合、前記隣接メモリセルに接続されるワード線WLに読み出しパス電圧Vreadに補正値αを加えず、読み出しパス電圧Vreadを印加する第2の制御を実行する。
また、制御回路10はLMレベルの書き込みにおいて、EレベルからAレベルへのシフト量と、LMレベルからCレベルへのシフト量とが略同一となるようにLMレベルの下限値を制御する。
図5の場合、上位ページ書き込みにおいて隣接メモリセルMn+1をEレベルに維持させた場合、EレベルからAレベルにシフトさせた場合、LMレベルからBレベルにシフトさせた場合、LMレベルからCレベルにシフトさせた場合、それぞれ、隣接メモリセルMn+1における閾値電圧分布のシフト量は0.5V、3V、1.5V、3Vになる。これらの場合、選択メモリセルMn+1が与えるセル間干渉効果によって、選択メモリセルMnの閾値電圧分布は、それぞれ、例えば、100mV、600mV、300mV、600mVだけ正の方向にシフトする。これによって、隣接メモリセルMn+1がAレベルであった場合とCレベルであった場合の選択メモリセルに与えるセル間干渉の低減効果の大きさを同じにすることができる。
その結果、隣接メモリセルがAレベルであった場合、Cレベルであった場合のいずれの場合であっても、同一の読み出しパス電圧Vdlaの印加により、実質的なセル間干渉効果を0Vにすることができる。図5に示す場合、補正値αの値を600mVに設定する。すなわち、隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルの場合、及びCレベルの場合の補正値を補正値αで共有することができる。その結果、回路動作が複雑にすることなく、実質的なセル間干渉効果を0Vにすることができる。
このようなLMレベルの下限値の設定を行うことに加え、LMレベルの下限値を、書き込み回数・消去回数が増加するにつれ正方向に移動せる(増加させる)ようにすることが好適である。Eレベルは、メモリセルに対するデータ書き込み/消去を繰り返すことでトンネル絶縁膜が劣化し、Eレベルが正の方向に徐々にシフトしてしまう。そのため、LMレベルの目標閾値電圧を当初設定した一定の値(例えば、上記のような1V)に固定すると、やがてEレベルからAレベルへのシフト量が、AレベルからCレベルへのシフト量と比べて小さくなり不均衡になってしまう。その結果、隣接メモリセルがAレベルであった場合とCレベルであった場合の少なくとも一方において、補償が過剰又は不足となり、適切なデータ読み出しができなくなる。
そこで、本実施形態では、更に、書き込み動作/消去動作の実行回数に応じてLMレベルの目標閾値電圧を正の方向にシフトしていき、書き込み動作、又は消去動作の実行回数に依らず、EレベルからAレベルへのシフト量と、LMレベルからCレベルへのシフト量とが同程度になるように制御する。
本実施形態では、制御回路10はLMレベルの書き込みにおいて、EレベルからAレベルへのシフト量と、LMレベルからCレベルへのシフト量とが略同一となるようにLMレベルの下限値を制御する。また、制御回路10は書き込み動作/消去動作の実行回数が増えるにつれ、LMレベルの下限値を増加させる制御を実行する。
図6は、データ書き込み/消去の繰り返しによってEレベルが正の方向にシフトしてしまった後のセル間干渉効果を説明する概略図である。ここでは、レベルEが当初の−2V(図5参照)から−1Vにまでシフトしてしまった場合を示している。
この場合、LMレベルの下限値を当初の1V(図5参照)から2Vに上昇させる。これによって、隣接メモリセルMn+1の上位ページ書き込みによって、隣接メモリセルMn+1の閾値電圧がEレベルに維持させる場合、EレベルからAレベルにシフトさせる場合、LMレベルからBレベルにシフトさせる場合、LMレベルからCレベルにシフトさせる場合において、閾値電圧分布のシフト量は、それぞれ0.5V、2V、0.5V、2Vになる。その結果、隣接メモリセルMn+1に対する上位ページ書き込みで生じるセル間干渉効果によって、選択メモリセルMnの閾値電圧分布は、例えば、正の方向にそれぞれ100mV、400mV、100mV、400mVだけシフトする。このように、書き込み動作/消去動作の実行回数に応じてLMレベルを2Vまで上昇させることで、Eレベルが−1Vまで上昇してしまった場合であっても、隣接メモリセルがAレベルであった場合とCレベルであった場合のセル間干渉効果を同程度に維持することができる。また、初期状態に対して、EレベルからAレベルのシフト量、LMレベルからCレベルのシフト量が小さくなる。そのため、読み出しパス電圧Vdlaの値もシフト量の減少に伴い小さくする。例えば補正値αの値を初期値(600mV)から初期値よりも小さい値を有する補正値α’’(400mV)に変更する。この場合においても、1ページを読み出す場合において、隣接メモリセルMn+1のデータがAレベルの場合、及びCレベルの場合の補正値を補正値α’’で共有することができる。その結果、補正値αの数は増えないので制御回路10の動作が複雑にすることなく、実質的なセル間干渉効果を0Vにすることができる。
データ書き込み/消去の回数は、制御回路10に記憶され、データ書き込み/消去の回数が一定回数を超えた場合に、制御回路10はデータ書き込み時にLMレベルを上昇させる。これと同時に、制御回路10は読み出し時において、ROM領域10−1に記憶された補正値αから補正値α’’に変更して用いて読み出しパス電圧Vdlaの値を補正する。なお、データ書き込み/消去の回数が増えるに従い、徐々に小さい補正値を使用することも可能である。例えば、補正値α>補正値α’’>補正値α’’’とした場合、データ書き込み/消去の回数が増えるに従い、制御回路10は、補正値α→補正値α’’→補正値α’’’を用いて読み出しパス電圧Vdlaの値を補正する。なお、補正値α’’、補正値α’’’もROM領域10−1に記憶されている。
なお、図5に示すようにLMレベルの閾値電圧分布の下限が負の電圧になる場合、下位ページ書き込みにおけるLMレベルのベリファイ読み出しにおいて、負の電圧VLMが必要になる。この場合、必要に応じていわゆるネガティブセンス方式によるLMレベルのベリファイ読み出しを行う。
図7は、本実施形態におけるネガティブセンス方式を説明する概略図である。図7は、LMレベルの分布の下限が−1.5Vであった場合の例である。
この例の場合、ネガティブセンス方式では、LMレベルのベリファイ読み出しの際、ソース線CELSRC及びウエルSWに印加する電圧Vsrc及びVwellとして、例えば、1.5V程度の正の電圧を印加する。これによって、制御ゲートCGに0Vの電圧Vcgを印加するだけで、実質的に−1.5Vのベリファイ電圧VLMを実現することができる。
その他の方法として、制御ゲートCGに負の電圧を印加する方法も考えられるが、この場合、負の電圧を発生するための回路を用意する必要があり、チップ面積の増大につながる。
その点、図7に示すネガティブセンス方式を採用することで、LMレベルの分布の下限が負の電圧の場合であっても、チップ面積増大を抑制することができる。
以上のように、本実施形態によれば、上位ページ書き込みにおけるEレベルからAレベルへの閾値電圧分布のシフト量と、LMレベルからCレベルへの閾値電圧分布のシフト量とが同程度になるようにLMレベル(中間分布)を制御することで、隣接メモリセルがAレベルであった場合、Cレベルであった場合のいずれの場合であっても適切にセル間干渉の影響を低減することができる。なお、書き込み/消去動作の実行回数が増加に従って、LMレベルの下限値を増加させた結果、その下限値が正の値に達した場合には、ネガティブセンス方式は不要となる。すなわち、ソース線CELSRC、及びウエルSWは、0Vに設定することができる。その結果、ベリファイ動作を高速化することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、EレベルからAレベルへの閾値電圧分布のシフト量と、LMレベルからCレベルへの閾値電圧分布のシフト量とが同程度になるようにLMレベルを設定していた。これによって、隣接メモリセルがAレベル又はCレベルのいずれを有している場合においても、適切にDLA方式によるデータ読み出しが可能になる。しかし、メモリセルの微細化に伴いEレベル及びLMレベルが負の方向に大きくなると、上位ページ書き込みにおけるLMレベルからBレベルへの閾値電圧分布のシフト量も大きくなる。その結果、隣接メモリセルがEレベル或いはCレベルであった場合のみならず、Bレベルであった場合にもセル間干渉の影響が無視できなくなる。
そこで、本発明の第2の実施形態では、隣接メモリセルがAレベル或いはCレベル以外であった場合、つまり、Eレベル或いはBレベルであった場合、下位ページ書き込み後において実行されるベリファイ読み出し時に用いられる読み出しパス電圧Vreadよりも高い読み出しパス電圧Vdla’(=Vread+α’)を与える。この読み出しパス電圧Vdla’は、前述の読み出しパス電圧Vdlaよりも小さい値を有している。すなわち、補正値α’は補正値αより小さい値である。この場合、補正値αの数が増えるかにも思われる。しかし、本発明の第1の実施形態では、隣接メモリセルがEレベル或いはBレベルであった場合、補正値α’は0Vに設定されていた。つまり、本発明の第1の実施形態では、隣接メモリセルがEレベル或いはBレベルであった場合、読み出しパス電圧Vreadの値は、Vread+α’=Vread+0=Vraadである。すなわち、本発明の第2の実施形態においても補正値α’は、隣接メモリセルがEレベル或いはBレベルであった場合で共有することができる。制御回路10が1ページを読み出す場合に用いる補正値αは本発明の第1の実施形態と同様に2種類となる。なお、補正値α’はROM領域10−1に記憶され、データ読み出し時に制御回路10によって読み出される。
図8は、本実施形態におけるセル間干渉効果を説明する概略図である。E〜Cレベル及びLMレベルの目標閾値電圧は、図5に示す場合と同様である。
この場合、図5に示す場合と同様、隣接メモリセルMn+1がLMレベルからBレベルにシフトする際に生じるセル間干渉効果によって、選択メモリセルMnの閾値電圧分布は300mVだけシフトする。ここで、しかし、このセル間干渉効果を相殺するだけの読み出しパス電圧Vdla’を隣接メモリセルMn+1の制御ゲートに印加した場合、隣接メモリセルMn+1がBレベルであった場合の実質的なセル間干渉効果は0mVになる。なお、隣接メモリセルMn+1がEレベルにあった場合にも、同様の読み出しパス電圧Vdla’を印加するようにしてもよい。
ここで、本実施形態では、制御回路10は、複数のメモリセルMのうち読み出し対象となるメモリセルMnに接続されるワード線WLnにEレベルからCレベルの間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加し、非選択のメモリセルMに接続されるワード線WLにCレベルの閾値の上限値よりも高い読み出しパス電圧Vreadを印加することにより、1ページのデータを読み出す。
このとき制御回路10は、選択メモリセルMnに隣接する隣接メモリセルの閾値電圧分布がAレベル又はCレベルの閾値電圧分布であった場合、前記隣接メモリセルに接続されるワード線WLに読み出しパス電圧Vreadに補正値αを加えたVdlaを印加する第1の制御を実行する。
また、制御回路10は、選択のメモリセルMnに隣接する隣接メモリセルの閾値電圧分布がEレベル又はBレベルの閾値電圧分布であった場合、前記隣接メモリセルに接続されるワード線WLに読み出しパス電圧Vreadに補正値α’を加えた読み出しパス電圧Vdla’を印加する第2の制御を実行する。
第1の実施形態と同様に、本実施形態においても、データ書き込み動作/消去動作の実行回数が増加するごとに、LMレベルの下限値を徐々に正の方向にシフトしていくのが好適である。この場合、LMレベルとBレベルの間のシフト量は徐々に小さくなる。従って、本実施形態では、更に、書き込み動作/消去動作の実行回数の増加に従って、電圧Vdla’の値を徐々に小さくしていくのが好ましい。すなわち、制御回路10は書き込み動作/消去動作の実行回数が増えるに従い、補正値α’の値を小さい値に変更する事が好ましい。
以上、本実施形態によれば、隣接メモリセルがAレベルであった場合、Cレベルであった場合に生じたセル間干渉を適切に補償することができるばかりでなく、閾値電圧がBレベルであった場合に生じたセル間干渉効果も実質的に低減させることができる。
[その他]
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
1・・・メモリセルアレイ、2・・・ロウデコーダ、2´・・・ワード線ドライバ、3・・・センスアンプ回路、4・・・ビット線ドライバ、5・・・ソース線ドライバ、6・・・ウエルドライバ、10・・・制御回路、10−1・・・ROM領域、11・・・ゲート絶縁膜、13・・・ゲート絶縁膜、15・・・ドレイン・ソース拡散層、31・・・センスアンプ兼データラッチ。

Claims (5)

  1. 複数のメモリセルを直列接続させたメモリストリングを複数配列してなり、1つの前記メモリセルに、第1の閾値電圧分布、前記第1の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第2の閾値電圧分布、前記第2の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第3の閾値電圧分布、又は前記第3の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第4の閾値電圧分布を与えることにより第1〜第4データを1つの前記メモリセルに記憶させるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から中間分布にシフトさせる第1のページ書き込み、及び前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から第2の閾値電圧分布にシフトさせるか、又は前記中間分布から前記第3又は第4の閾値電圧分布にシフトさせる第2のページ書き込みを実行可能に構成され、且つ、前記複数のメモリセルのうち読み出し対象となる第1のメモリセルに前記第1乃至第4閾値電圧分布の間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加する一方、他の前記メモリセルに前記第4の閾値電圧分布の上限値よりも高い第1の読み出しパス電圧を印加することにより前記第1のメモリセルからのデータ読み出しを実行可能に構成された制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、前記第1のページ書き込みにおいて、前記第1の閾値電圧分布から前記第2の閾値電圧分布へのシフト量と、前記中間分布から前記第4閾値電圧分布へのシフト量とが略同一となるように前記中間分布の下限値を設定し、前記書き込み動作又は消去動作の実行回数が増えるにつれ、前記中間電圧分布の下限値を増加させる制御を実行し、
    前記制御回路は、前記第1のメモリセルに隣接し、且つ、前記第1のメモリセルよりも後にデータ書き込みがなされる第2のメモリセルの閾値電圧分布が第2又は第4の閾値電圧分布であった場合、前記第2のメモリセルに前記第1の読み出しパス電圧よりも高い第2の読み出しパス電圧を印加する制御を実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御回路は、前記第2のメモリセルの閾値電圧分布が第3の閾値電圧分布であった場合、前記第2のメモリセルに前記第2の読み出しパス電圧よりも低く前記第1の読み出しパス電圧よりも高い第3の読み出しパス電圧を印加する制御を実行することを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 複数のメモリセルを直列接続させたメモリストリングを複数配列してなり、1つの前記メモリセルに、第1の閾値電圧分布、前記第1の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第2の閾値電圧分布、前記第2の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第3の閾値電圧分布、又は前記第3の閾値電圧分布よりも高い電圧値を有する第4の閾値電圧分布を与えることにより第1〜第4データを1つの前記メモリセルに記憶させるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から中間分布にシフトさせる第1のページ書き込み、及び前記メモリセルの閾値電圧を前記第1の閾値電圧分布から第2の閾値電圧分布にシフトさせるか、又は前記中間分布から第3又は第4の閾値電圧分布にシフトさせる第2のページ書き込みを実行可能に構成され、且つ、前記複数のメモリセルのうち読み出し対象となる第1のメモリセルに前記第1乃至第4閾値電圧分布の間の電圧値である読み出し電圧のいずれかを印加する一方、他の前記メモリセルに前記第4の閾値電圧分布の上限値よりも高い第1の読み出しパス電圧を印加することにより前記第1のメモリセルからのデータ読み出しを実行可能に構成された制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、前記第1のページ書き込みにおいて、前記第1の閾値電圧分布から前記第2の閾値電圧分布へのシフト量と、前記中間分布から前記第4閾値電圧分布へのシフト量とが略同一となるように前記中間分布の下限値を設定し、
    前記制御回路は、前記第1のメモリセルに隣接し、且つ、前記第1のメモリセルよりも後にデータ書き込みがなされる第2のメモリセルの閾値電圧分布が第2又は第4の閾値電圧分布であった場合、前記第2のメモリセルに前記第1の読み出しパス電圧よりも高い第2の読み出しパス電圧を印加する制御を実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記メモリストリングは、選択トランジスタを介してソース線に接続され、
    前記制御回路は、前記中間分布の下限が負の電圧であった場合、前記メモリセルが形成される半導体層及び前記ソース線に正電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1または3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第2の読み出しパス電圧は、前記制御回路が前記第1の読み出しパス電圧に補正値を加えることによって作られることを特徴とする請求項1乃至4に記載のいずれかの不揮発性半導体記憶装置。
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