JP2010067327A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消去ベリファイの精度に拘わらず正常な読み出し動作を可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDストリングを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続され、前記NANDストリングの選択ワード線に読み出し用電圧を、非選択ワード線にセルデータによらずセルがオンする読み出しパス電圧を与えるデータ読み出し時、前記第1及び第2の選択ゲート線のいずれかに隣接するワード線が非選択の場合にこれに、他の非選択ワード線に与える第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与える。
【選択図】図7

Description

この発明は、電気的書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に係り、特にNAND型フラッシュメモリに関する。
電気的書き換えが可能でかつ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置(EEPROM)として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリでは、複数のメモリセルを隣接するもの同士でソース/ドレイン拡散層を共有する形で直列接続して、NANDセルユニット(NANDストリング)を構成する。NANDストリングの両端はそれぞれ、選択ゲートトランジスタを介してビット線及びソース線に接続する。この様なNANDストリング構成により、NOR型と比べて単位セル面積が小さくてしかも大容量記憶が可能となる。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された電荷蓄積層(以下、一例として浮遊ゲートを用いる)とその上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲートとを有し、浮遊ゲートの電荷蓄積状態によりデータを不揮発に記憶する。具体的には、浮遊ゲートに電子を注入したしきい値電圧の高い状態をたとえばデータ“0”、浮遊ゲートの電子を放出させたしきい値電圧の低い状態をデータ“1”として、2値データ記憶を行う。最近は、書き込みしきい値分布を細分化して、4値等の多値記憶も行われている。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込みは、選択ワード線に沿って配列された全メモリセル(或いはその半分)を1ページとして、ページ単位で行われる。具体的に書き込みは、選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを与えて、セルチャネルから浮遊ゲートにFNトンネリングにより電子を注入するという動作として行われる。この場合、ビット線から書き込みデータ“0”,“1”に応じてNANDセルチャネルの電位が制御される。
即ち、“0”書き込みの場合は、ビット線にVssを与えて、これをオンさせた選択ゲートトランジスタを介して選択セルのチャネルまで転送する。選択ワード線に書き込み電圧Vpgmを与えると、選択セルでは浮遊ゲートとチャネル間に大きな電界がかかって、浮遊ゲートに電子が注入される。一方、“1”書き込み(非書き込み)の場合は、ビット線にVddを与えて、NANDセルチャネルをVdd−Vth(Vthは選択ゲートトランジスタのしきい値電圧)まで充電してフローティング状態にする。選択ワード線に書き込み電圧を与えると、セルチャネルがワード線からの容量結合により電位上昇して、浮遊ゲートへの電子注入が禁止される。
データ書き込みに先立って、ブロック単位でセルのしきい値電圧を負の状態にリセットするデータ消去が行われる。具体的にデータ消去は、ブロック内の全ワード線を0Vとし、p型ウェルに消去電圧Veraを与えて、セルの浮遊ゲートの電子を基板に放出させる動作として行われる。
消去状態を確認する消去ベリファイは、NANDストリングの全セルのしきい値電圧が負になったことを確認するもので、原理的には全ワード線を接地電圧以上の所定電圧(一例として、0V)として、ビット線からNANDセルユニットに電流が流れるか否かを判定すればよい(たとえば、特許文献1参照)。
しかしこの方法は、ワード線駆動に負電圧を用いないとすれば、セルのしきい値が0V以下になったか否かを確認するにとどまる。これに対して消去セルの負しきい値を確認するためには、たとえば、NANDストリングに対して、通常の読み出し時とは逆に、ソース線CELSRC側からビット線BL側へとセル電流を流す方法が用いられる。
即ちNANDストリングの全ワード線を0Vとして、ソース線側CELSRCからビット線BLに電流を流す。全セルのしきい値が概略−Vth以下になっていれば、ビット線はVthまで充電される。従ってこのビット線充電レベルを検出することにより、負しきい値レベルを確認することができる(たとえば、特許文献2参照)。
一方、通常の読み出しと同様に、ビット線からセルソース線に電流を流す方式でも、セルの消去しきい値レベルを確認する方法はある。これは、ワード線を0Vに保持しながら、ソース線やp型ウェルに正電圧V0を与え、ビット線や選択ゲート線の駆動には通常の駆動電圧に上記正電圧V0を上乗せして、実質的に負のセルしきい値レベルを確認する方法である(たとえば、特許文献3参照)。
消去ベリファイの手法をいくつか説明したが、消去ベリファイの問題として、選択ゲート線からのノイズにより、選択ゲート線に隣接するワード線下のセルが、十分に消去されていないにも拘わらず、消去と判定される可能性がある。即ち、NANDストリングをビット線に接続するために選択ゲート線に選択信号を与えると、容量カップリングにより、たとえば0Vに保持されるべき隣接ワード線が一時的に電位上昇する。この結果、その隣接ワード線下のセルは、未消去であってもオンになり、消去ベリファイがパスとなってしまう。
この問題は、セルアレイの微細化、大容量化が進むにつれて大きくなる。また、多値化により狭いセルしきい値分布を高精度に設定する必要がある場合に、そのしきい値設定を困難にする可能性がある。
特開2004−030897号公報 特開2007−305204号公報 特開2008−103003号公報
この発明は、消去ベリファイの精度に拘わらず正常な読み出し動作を可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDストリングを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続され、
前記NANDストリングの選択ワード線に読み出し用電圧を、非選択ワード線にセルデータによらずセルがオンする読み出しパス電圧を与えるデータ読み出し時、前記第1及び第2の選択ゲート線のいずれかに隣接するワード線が非選択の場合にこれに、他の非選択ワード線に与える第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与えることを特徴とする。
この発明の他の態様による不揮発性半導体記憶装置は、複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、第1及び第2の選択ゲートトランジスタの少なくとも一方に隣接してダミーセルが挿入されたNANDストリングを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に、前記ダミーセルの制御ゲートがダミーワード線に、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続され、
前記NANDストリングの選択ワード線に読み出し用電圧を、非選択ワード線にセルデータによらずセルがオンする第1の読み出しパス電圧を与えるデータ読み出し時、前記ダミーワード線に前記第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与えることを特徴とする。
この発明によれば、消去ベリファイの精度に拘わらず正常な読み出し動作を可能とした不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの全体構成の概略であり、図2はそのメモリセルアレイ100の等価回路を示す。NAND型フラッシュメモリの基本単位であるNANDセルユニット(NANDストリング)NUは、直列接続された複数のメモリセルMC0−MC31とその両端に配置された二つの選択トランジスタS1,S2を基本構成とする。
なお以下の実施の形態で説明するが、選択ゲートトランジスタS1,S2にそれぞれ隣接して、データ記憶を行わないダミーセルが挿入される場合がある。ダミーセルは通常のアドレス入力によってアクセスができない他、他の通常のメモリセルMC0−MC31と同様に構成される。
NANDストリングNUは、その一端が選択トランジスタS1を介してビット線BLに接続され、他端が選択トランジスタS2を介して、メモリアレイ100内で共通のソース線CELSRCに接続される。
メモリセルのウェルは、P型ウェルであり、シリコン基板のP型ウェル上にN型ウェルを介して形成される。1つのメモリセルは、N型ソース/ドレイン拡散層を有し、電荷蓄積層としての浮遊ゲートと制御ゲートの積層ゲート構造を有する。この浮遊ゲートに保持する電荷量を書き込み動作、消去動作で変化させることにより、メモリセルのしきい値を変化させて、1ビットのデータ、あるいは多ビットのデータを記憶させる。
但し、電荷蓄積層として浮游ゲートを持つメモリセル方式に代わり、ゲート絶縁膜中に絶縁層からなる電荷蓄積層(電荷トラップ)を持つメモリセルを用いることもできる。
NANDストリングNU内の各メモリセルの制御ゲートは別々のワード線WL0−WL31に接続され、選択ゲートトランジスタS1,S2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
ワード線WL0−WL31及び選択ゲート線SGD,SGSを共有するNANDストリングの集合は、データ一括消去の単位となるブロックBLKを構成する。通常図示のように、ビット線の方向に複数のブロックBLKi,BLKi+1,…が配列される。
NAND型フラッシュメモリは、種々の動作をコマンド入力を伴って実現している。たとえば、書き込み動作においては、データロードコマンドを入出力回路1からコマンドレジスタ2にラッチし、書き込み先アドレスを入出力回路1を介してアドレスレジスタ3にラッチし、続いて、書き込みデータを入出力回路1を介してセンスアンプ回路(兼書き込み回路)30にロードする。この後、書き込み実行コマンドを入出力回路1を介してコマンドレジスタ2にラッチすると、内部で自動的に書き込み動作が開始される。
即ち書き込み実行コマンドが入力されると、シーケンス制御回路4が動作を開始する。シーケンス制御回路4は、書き込み動作においては、書き込み動作に必要な電圧の制御や、書き込みパルス印加動作やベリファイ読み出し動作のタイミング制御、所望の書き込み動作が終了するまで書き込みパルス印加動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す制御など行う。
高電圧発生回路5は、シーケンス制御回路4に制御されて、書き込み電圧Vpgm、書き込みパス電圧Vpass、読み出しパス電圧Vreadその他、ロウ系の信号駆動回路20やページバッファ制御回路6に必要な高電圧(昇圧電圧)を発生する。
ロウ系の信号駆動回路20は、ワード線電圧を制御する、NANDストリング内のワード線数に等しい数のCGデコーダ・ドライバ24と、ドレイン側選択ゲート線SGDを制御するSGDドライバ22、ソース側選択ゲート線SGSを制御するSGSドライバ23、及びブロックデコーダ用の昇圧電源電圧VRDECを出力するためのVRDECドライバ21を有する。これらのドライバ21−24は、メモリセルアレイ100の複数のブロックで共有される。
NAND型フラッシュメモリでは、選択されたNANDストリングの複数のワード線に対して複数の電圧を用いて動作させることが必要であるため、ロウアドレスの中で、NANDセルユニット内のワード線を選択するページアドレスが、CGデコーダ・ドライバ24のそれぞれに入力されている。
メモリセルアレイ100の各ブロックのワード線端部には、ブロック選択機能を持つ狭義のロウデコーダ10が配置されている。ロウデコーダ10は、アドレスレジスタ3からブロックアドレスを受けてこれをデコードするブロックデコーダ11と、このブロックデコーダ11の出力により共通に制御されて書き込み、消去及び読み出しに必要な電圧を選択ブロック内のワード線や選択ゲート線に伝達するための転送トランジスタアレイ12とを有する。ブロックデコーダ11には、転送トランジスタアレイ12の共通ゲートTGに所望の電圧を出力するためのレベルシフト回路が含まれる。
転送トランジスタアレイ12の各一端は、ドライバ21−24の出力に接続され、他端はセルアレイ100内のワード線及び選択ゲート線に接続される。たとえば、書き込みパルス印加動作においては、選択ワード線に書き込み電圧Vpgm(20V程度)を印加する必要がある。このとき転送トランジスタ12の共通ゲートTGには、VRDECドライバ21から供給されるVpgm+Vt(Vtは転送トランジスタ12のしきい値相当の電圧)が印加される。
カラムデコーダ7は、たとえば書き込みデータをロードする場合には、アドレスレジスタ3から送られるカラムアドレスをデコードして、入出力回路1と選択されたセンスユニットSAを接続して、カラムアドレス毎の書き込みデータをセンスアンプ回路30にセットする。読み出し動作においては、その逆であり、一括してページバッファ30に読み出したデータを、カラムアドレスに従って選択されたセンスユニットSAから入出力回路1に出力する。
図2は、偶数番のビット線BLeと隣接する奇数番のビット線BLoとが一つのセンスアンプSAを共有する例を示している。書き込みまたは読み出し時、選択信号SELe,SELoにより、偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLoを選択的にセンスアンプSAに接続される。このとき非選択ビット線は、シールド線として機能させることにより、ビット線間の干渉が防止される。
このセンスアンプ方式の場合は、1ワード線と全偶数番ビット線BLeにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である1ページ(偶数ページ)を構成し、1ワード線と全奇数番ビット線BLoにより選択されるメモリセルが同時書き込みまたは読み出しの単位である他の1ページ(奇数ページ)を構成する。但し、選択ワード線と交差する全ビット線のセル群を同時読み出しする物理的1ページとするセンス方式もある。
図3は、2値データ記憶の場合のセルデータしきい値分布を示している。しきい値電圧が負の状態(消去状態)をデータ“1”、しきい値電圧が正の状態(書き込み状態)をデータ“0”として、2値記憶が行われる。データ“0”は、書き込みベリファイ時、ベリファイ読み出し電圧Vvによりしきい値分布の下限値が規定される。
データ読み出しは、選択ワード線にデータ“0”,“1”の間に設定された読み出し電圧Vcgを与え、非選択ワード線にはセルデータによらずセルがオンする読み出しパス電圧Vreadを与えて、セル電流が流れるか否かを検出することにより行われる。
大容量のデータ記憶のためには、一つのメモリセルが2ビット以上を記憶する多値記憶が行われる。たとえば、4値データ記憶の例を挙げれば、図4のようなデータしきい値分布となる。データ状態Eは、負しきい値の消去状態である。これに対して、3つの正しきい値分布がデータ状態A,B,Cとして設定される。書き込みベリファイ時、それぞれ異なるベリファイ電圧Vv1,Vv2,Vv2(Vv1<Vv2<Vv3)を選択ワード線に与えたベリファイ読み出しを行うことにより、データ状態A,B,Cのそれぞれのしきい値分布下限値が設定される。
4値データは、上位ページビットをUB,下位ページビットをLBとして、(UB,LB)で表される。そのデータビット割り付けの一例を示せば、E=(1,1),A=(1,0),B=(0,0),C=(0,1)となる。
データ読み出しは、上位ページ読み出しと下位ページ読み出しにより行われる。上述のビット割り付けの例では、上位ページ読み出しが、データ状態A,Bの間に設定された読み出し電圧Vcg2を選択ワード線に与えた読み出し動作として行われる。下位ページ読み出しは、データ状態E,Aの間に設定された読み出し電圧Vcg1を用いた読み出し動作と、データ状態B,Cの間に設定された読み出し電圧Vcg3を用いた読み出し動作とにより行われる。
ここまで実施の形態のNAND型フラッシュメモリ概要を説明した。この実施の形態においては、カップリングノイズの影響で消去ベリファイ精度が低下したとしても、読み出し動作にはその悪影響が現れないようにする。具体的に、好ましい読み出し動作の条件は、どのような消去ベリファイを行うかにより異なる。
以下には、消去ベリファイ条件との関係で決まる好ましい読み出し動作条件を説明する。
[実施態様1]
負しきい値の消去状態を確認する消去ベリファイ方式として、セルソース線CELSRCからビット線BL側にセル電流を流す方式を適用した場合を説明する。
図5は、消去ベリファイ時のひとつのNANDストリングに着目したバイアス条件を示している。消去ブロックの全ワード線に接地電圧以上の所定電圧(たとえば、0V)を与え、選択ゲート線SGD,SGSに選択信号電圧VSGを与え、ソース線CELSRCにたとえば電源電圧VDDを与える。このとき、全メモリセルがしきい値概略−Vth以下に消去されていれば、セル電流Icがソース線CELSRCからビット線BLに流れ込み、ビット線BLはVthまで充電されるはずである。このビット線の充電レベルをセンスアンプで検出することにより、NANDストリングの全セルが消去されているか否かを判定することができる。
図6は、この消去ベリファイ時の動作波形である。ソース線側の選択ゲート線SGSとソース線CELSRCをタイミングt0でそれぞれ、VSG,VDDに立ち上げ、その後タイミングt1でビット線側選択ゲート線SGDをVSGに上げる。これにより両選択ゲートトランジスタがオンになり、ビット線は、NANDストリング内の全セルが所定しきい値まで消去されていれば、概略そのしきい値絶対値まで充電され、未消去セルがあればビット線は充電されない。
この消去ベリファイ方式では、タイミングt1でビット線側の選択ゲート線SGDを立ち上げたとき、カップリングノイズにより隣接ワード線WL0が電位上昇し、そのワード線WL0下のメモリセルM0は、十分に消去されていなくてもオンする可能性がある。従って、所定の負しきい値まで消去されていないにもかかわらず、ベリファイ“パス”と判定されてしまう。
図7は、上述のような消去ベリファイ条件を考慮した読み出し動作条件の一つを、一つのNANDストリングに着目して示している。即ち上述の消去ベリファイ条件によりブロック消去され、その後データ書き込みがなされたときのそのブロック内の読み出し動作である。
WL2が選択ワード線であり、これに読み出し用電圧Vcgを与える。非選択ワード線WL0−WL1,WL3−WL31については、選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL0を除いて、セルのデータ状態によらずセルをオンさせ得る読み出しパス電圧VREADを与え、選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL0には、そのパス電圧VREADより高めに設定された読み出しパス電圧VREADHを与える。選択ゲート線SGD,SGSには、選択ゲートトランジスタをオンさせる選択電圧VSGを与える。
なお読み出し用電圧Vcgは、図3の2値記憶の場合であれば、その読み出し用電圧Vcg、図4の4値記憶の場合であれば、読み出し電圧Vcg1〜Vcg3のいずれかである。
図8は、同読み出し時の動作波形である。ここでは、プリチャージされたビット線が選択セルにより放電されるか否かによりデータセンスする、BLプリチャージ方式のセンスアンプを用いた場合を示している。これとは異なる電流検知型のセンスアンプ方式でも勿論良い。
タイミングt0で、選択ゲート線SGDに選択電圧VSGを、ワード線にはそれぞれ読み出し電圧Vcg、読み出しパス電圧VREAD,VREADHを与え、ビット線BLは電圧VBLまでプリチャージする。その後、タイミングt1でソース線側選択ゲート線SGSに電圧VSGを与え、NANDセルユニットによりビット線BLの放電動作を開始させる。選択セルのデータ状態に応じてビット線が放電され(オンセル)、或いは放電されない(オフセル)。このビット線の放電状態を検出することにより、データを読み出す。
この実施態様においては、消去ベリファイ時に、後に選択される選択ゲート線SGDの容量カップリングの影響を受けるワード線WL0について、対応セルM0が十分な負しきい値でないにも拘わらず消去と判定されている可能性がある。これに対して、そのブロックの読み出し際して、ワード線WL0の読み出しパス電圧を、他の非選択ワード線の読み出しパス電圧VREADより高い値VREADHに設定することにより、非選択セルを確実に低抵抗のオン状態にして読み出しを行うことが出来る。
つまり、消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となる。
[実施態様2]
図9は、図5及び図6で説明したと同じ消去ベリファイ条件を適用したときの読み出し動作条件の他の例を、一つのNANDストリングに着目して、図7と対応させて示している。図7との相違を説明すれば、次の通りである。
図9では、選択ワード線がWL3の場合を示しており、これに読み出し電圧Vcgが与えられる。非選択ワード線については、WL1,WL5−WLnに読み出しパス電圧VREADを与え、選択ワード線WL3に隣接する非選択ワード線WL2,WL4について、VREADより高めの読み出しパス電圧VREADHを与え、選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL0に同様の読み出しパス電圧VREADHを与える。
選択ゲート線SGDに隣接する非選択ワード線WL0に高めの読み出しパス電圧VREADHを与えるのは、先の実施態様1と同趣旨である。また、選択ワード線WL3の隣接非選択ワード線WL2,WL4に高めの読み出しパス電圧VREADHを与えるのは、選択ワード線WL3に与える低い読み出し電圧Vcgにより、その隣接非選択ワード線WL2,WL4が容量カップリングで電位低下して、それらの下のセルM2,M4が十分にオンできなくなる点を考慮した結果である。
これにより、実施態様1と同様、消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となる。また、読み出し時選択ワード線からの容量カップリングによりこれに隣接する非選択セルの導通度が低下する事態が防止される。通常の読み出しパス電圧VREADに対して、非選択セルの導通度を制御するための高めの読み出しパス電圧VREADHは、一つだけ用意すればよく、電圧の異なる多くの読み出しパス電圧を用意する必要はない。
[実施態様3]
NAND型フラッシュメモリにおいて、負しきい値の消去状態を確認する消去ベリファイ方式として、ビット線BL側からセルソース線CELSRC側へセル電流を流す方式を適用した場合を説明する。
図10は、消去ベリファイ時のひとつのNANDストリングに着目したバイアス条件を示している。消去ブロックの全ワード線に0Vを与え、選択ゲート線SGD,SGSに選択信号電圧VSG+V0を与え、ソース線CELSRC及びセルアレイが形成されたp型ウェルの端子CPWELLに正電圧V0を与える。ビット線BLには電圧VBL+V0を与える。
ここで電圧V0は、消去セルの確認すべき負しきい値をたとえば、概略−Vth以下であるとして、ほぼ、V0=Vthとする。このようなバイアス条件で、NANDストリング内の全メモリセルがしきい値−Vth以下に消去されていれば、セル電流Icがビット線BLからソース線CELSRCに流れ込む。このビット線電流の有無(或いはプリチャージされたビット線のレベル低下)をセンスアンプで検出することにより、NANDストリングの全セルが消去されているか否かを判定することができる。
図11は、この消去ベリファイ時の動作波形である。時刻t0でビット線側選択ゲート線SGDに選択電圧VSGを与え、全ワード線に0Vを与える。時刻t1でセルソース線CELSRC及びウェル端子CPWELLに電圧V0を与え、同時に選択ゲート線SGD,SGS及びビット線BLにも+V0を与える。
そして時刻t2でビット線BLをプリチャージして、VBL+V0に設定した後、時刻t3でソース線側選択ゲート線SGSをVSG+V0にまで上昇させる。これにより、NANDストリング内の全セルが十分消去されていれば、ビット線BLは放電され、消去不十分のセルがあればビット線は放電されない。このビット線の放電状態を検出することにより、消去確認が行われる。
この実施態様3では、実施態様1,2の場合と逆に、消去ベリファイ時にソース線側の選択ゲート線SGSを駆動する際にこれに隣接する非選択ワード線WLnに対して容量カップリングの影響が出る。従って、読み出し時の読み出しパス電圧の設定に際して考慮する必要があるのも、このワード線WLnである。
図12は、上述の消去ベリファイ条件を考慮した読み出し動作条件の一つを、一つのNANDストリングに着目して示している。即ち上述の消去ベリファイ条件によりブロック消去され、その後データ書き込みがなされたときのそのブロック内の読み出し動作である。
WL2が選択ワード線であり、これに読み出し用電圧Vcgを与える。非選択ワード線WL0−WL1,WL3−WLnについては、ソース線側の選択ゲート線SGSに隣接するワード線WLnを除いて、セルのデータ状態によらずセルをオンさせ得る読み出しパス電圧VREADを与え、選択ゲート線SGSに隣接するワード線WLnには、そのパス電圧VREADより高めに設定された読み出しパス電圧VREADHを与える。選択ゲート線SGD,SGSには選択ゲートトランジスタをオンさせる選択駆動電圧VSGを与える。
なお読み出し用電圧Vcgは、図3の2値記憶の場合、或いは図4の4値記憶の場合のそれぞれ読み出すべきデータに応じて選択されることは、先の実施態様と同じである。
図13は、同読み出し時の動作波形である。ここでもビット線プリチャージによるセンス方式の場合を示している。タイミングt0で、選択ゲート線SGDに選択電圧VSGを、ワード線にはそれぞれ読み出し電圧Vcg、読み出しパス電圧VREAD,VREADHを与え、ビット線BLは電圧VBLまでプリチャージする。その後、タイミングt1でソース線側選択ゲート線SGSに電圧VSGを与え、NANDストリングによりビット線BLの放電動作を開始させる。選択セルのデータ状態に応じてビット線が放電され(オンセル)、或いは放電されない(オフセル)。このビット線の放電状態を検出することにより、データを読み出す。
この実施態様においては、消去ベリファイ時に、後に選択される選択ゲート線SGSの容量カップリングの影響を受けるワード線WLnについて、対応セルMnが十分な負しきい値でないにも拘わらず消去と判定されている可能性がある。これに対して、そのブロックの読み出し際して、ワード線WLnの読み出しパス電圧を、他の非選択ワード線の読み出しパス電圧VREADより高い値VREADHに設定することにより、非選択セルを確実に低抵抗のオン状態にして読み出しを行うことが出来る。
つまり、消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となる。
[実施態様4]
図14は、図10及び図11で説明したと同じ消去ベリファイ条件を適用したときの読み出し動作条件の他の例を、一つのNANDストリングに着目して示している。選択ワード線に隣接する非選択ワード線の読み出しパス電圧を考慮する点で、図9の実施態様2と対応する。
図14では、選択ワード線がWL3の場合を示しており、これに読み出し電圧Vcgが与えられる。非選択ワード線については、WL1,WL5〜WLn−1に読み出しパス電圧VREADを与え、選択ワード線WL3の隣接非選択ワード線WL2,WL4には、VREADより高めの読み出しパス電圧VREADHを与え、選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WLnに同様の読み出しパス電圧VREADHを与える。
選択ゲート線SGSに隣接する非選択ワード線WLnに高めの読み出しパス電圧VREADHを与えるのは、先の実施態様3と同趣旨である。また、選択ワード線WL3の隣接非選択ワード線WL2,WL4に高めの読み出しパス電圧VREADHを与えるのは、先の実施態様2と同趣旨である。
これにより、消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となり、また、読み出し時選択ワード線からの容量カップリングによりこれに隣接する非選択セルの導通度が低下する事態が防止される。
[実施態様5]
近年、NAND型フラッシュメモリの微細化と大容量化が進むにつれて、種々の書き込みディスターブが問題になっている。その一つに、選択ゲートトランジスタに隣接するセルの書き込み特性劣化の問題がある。即ち、選択ゲートトランジスタに隣接するセルが、選択ゲートトランジスタからの容量カップリングや、選択ゲートトランジスタの存在により他のセルとは異なる書き込み条件になること、に起因して、書き込み特性が低下する。
この問題に対しては、NANDセルユニット内の選択ゲートトランジスタに隣接して、データ記憶に利用しないダミーセルを挿入するという対応が有効になる。ダミーセルにはダミーワード線が接続されて、消去時には他のセルと同様に扱われて、消去及び消去ベリファイが行われる。
このダミーセル方式で、実施態様1で説明したと同様の消去ベリファイを行ったとすると、ビット線側の選択ゲート線SGDに隣接するダミーワード線が選択ゲート線SGDからの容量カップリングノイズを受けて、ダミーセルが十分消去されていないにも拘わらず、消去と判定される可能性がある。
図15は、そのような事態に対応した読み出し動作条件を、図7と対応させて示している。図示のように、選択ゲートトランジスタS1,S2に隣接して、それぞれダミーセルMDD,MDSが挿入され、それらの制御ゲートはダミーワード線WLDD,WLDSに接続されている。
選択ワード線WL1には読み出し電圧Vcgを、他の非選択ワード線WL0,WL2〜WLn及び選択ゲート線SGS側のダミーワード線WLDSには読み出しパス電圧VREADを与え、選択ゲート線SGD側のダミーワード線WLDDにはVREADより高めの読み出しパス電圧VREADHを与える。
これにより、ビット線側のダミーセルMDDの消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となる。
図には示さないが、実施態様2と同様に、選択ワード線に隣接する二つの非選択ワード線に対して、高めの読み出しパス電圧VREADHを与える方式は、このダミーセル方式においても有効である。
また図15では、NANDストリグの両端にダミーセルMDD,MDSを挿入した場合を示したが、この実施態様は、ビット線BL側のみにダミーセルMDDを挿入した場合にも有効である。
[実施態様6]
図16は、同様のダミーセル方式の場合の、図12の実施態様3に対応する読み出し動作条件を示している。
即ち選択ワード線WL1には読み出し電圧Vcgを、他の非選択ワード線WL0,WL2〜WLn及び選択ゲート線SGD側のダミーワード線WLDDには読み出しパス電圧VREADを与え、選択ゲート線SGS側のダミーワード線WLDSにはVREADより高めの読み出しパス電圧VREADHを与える。
これにより、ソース線側のダミーセルMDSの消去が高精度に保証されていない場合でも、その影響を受けず正常な読み出し動作が可能となる。
図には示さないが、実施態様4と同様に、選択ワード線に隣接する二つの非選択ワード線に対して、高めの読み出しパス電圧VREADHを与える方式は、このダミーセル方式においても有効である。
また図16では、NANDストリグの両端にダミーセルMDD,MDSを挿入した場合を示したが、この実施態様は、ソース線CELSRC側のみにダミーセルMDDを挿入した場合にも有効である。
実施の形態によるNAND型フラッシュメモリの構成を示す図である。 同NAND型フラッシュメモリのメモリコアの構成を示す図である。 同NAND型フラッシュメモリのデータしきい値分布の一例を示す図である。 他のデータしきい値分布を示す図である。 実施態様1の消去ベリファイバイアス条件を示す図である。 同消去ベリファイ動作波形を示す図である。 同読み出しバイアス条件を示す図である。 同読み出し動作波形を示す図である。 実施態様2の読み出しバイアス条件を図7と対応させて示す図である。 実施態様3の消去ベリファイバイアス条件を示す図である。 同消去ベリファイ動作波形を示す図である。 同読み出しバイアス条件を示す図である。 同読み出し動作波形を示す図である。 実施態様4の読み出しバイアス条件を図12と対応させて示す図である。 実施態様5の読み出しバイアス条件を示す図である。 実施態様6の読み出しバイアス条件を示す図である。
符号の説明
100…メモリセルアレイ、10…ロウデコーダ、20…ロウ系信号駆動回路、30…センスアンプ回路、NU…NANDセルユニット(NANDストリング)、M0−M31(Mn)…メモリセル、S1,S2…選択ゲートトランジスタ、WL0−WL31(WLn)…ワード線、SGD,SGS…選択ゲート線、BL…ビット線、 CELSRC…ソース線。

Claims (5)

  1. 複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDストリングを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続され、
    前記NANDストリングの選択ワード線に読み出し用電圧を、非選択ワード線にセルデータによらずセルがオンする読み出しパス電圧を与えるデータ読み出し時、前記第1及び第2の選択ゲート線のいずれかに隣接するワード線が非選択の場合にこれに、他の非選択ワード線に与える第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 消去ベリファイは、前記NANDストリングの全ワード線を接地電圧以上に設定し、前記第2の選択ゲートトランジスタをオンにし、これに遅れて前記第1の選択ゲートトランジスタをオンにして、前記ソース線側から前記ビット線側にセル電流を流して前記ビット線の充電レベルを検知して、消去判定を行うものであり、
    前記データ読み出し時、前記第1の選択ゲート線に隣接するワード線が非選択の場合にこれに、他の非選択ワード線に与える第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 消去ベリファイは、前記NANDストリングの全ワード線を接地電圧以上に設定し、前記ソース線及び前記NANDストリングが形成されたウェルに正電圧を、前記ビット線にそれより高いビット線電圧を与え、前記第1の選択ゲートトランジスタをオンにし、これに遅れて前記第2の選択ゲートトランジスタをオンにして、前記ビット線側から前記ソース線側に流れるセル電流による前記ビット線のレベル低下を検知して、消去判定を行うものであり、
    前記データ読み出し時、前記第2の選択ゲート線に隣接するワード線が非選択の場合にこれに、他の非選択ワード線に与える第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記データ読み出し時、前記選択ワード線に隣接する二つの非選択ワード線に前記第2の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、第1及び第2の選択ゲートトランジスタの少なくとも一方に隣接してダミーセルが挿入されたNANDストリングを有し、前記複数のメモリセルの制御ゲートがそれぞれワード線に、前記ダミーセルの制御ゲートがダミーワード線に、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタのゲートがそれぞれ第1及び第2の選択ゲート線に接続され、
    前記NANDストリングの選択ワード線に読み出し用電圧を、非選択ワード線にセルデータによらずセルがオンする第1の読み出しパス電圧を与えるデータ読み出し時、前記ダミーワード線に前記第1の読み出しパス電圧より高い第2の読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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