JP2009301599A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消去しきい値レベルを確実に保証するようにした不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、電気的書き換え換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有し、前記NANDセルユニット内のメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイ動作として、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタに隣接する二つのメモリセルについて別々のベリファイ読み出しが行われる。
【選択図】図5

Description

この発明は、不揮発性半導体記憶装置に係り、特に複数のメモリセルが直列接続されてNANDセルユニットを構成する場合の消去レベルを保証するための手法に関する。
NAND型フラッシュメモリは、電気的書き換え可能な不揮発性半導体メモリ装置(EEPROM)の一つとして知られている。NAND型フラッシュメモリでは、ワード線と基板のp型ウェル間に絶縁層で囲まれた浮遊ゲート(FG)やチャージトラップ層(以後、例を挙げるときFGに統一)が設けられる。この浮遊ゲートの電荷量を制御することにより、メモリセルのしきい値電圧を制御することができ、そのしきい値電圧の相違をデータとして不揮発に記憶する。
NAND型フラッシュメモリのデータ書き込み時は、p型ウェルを0Vとし、選択ワード線に正の書き込み電圧Vpgmを印加して、FNトンネリングによって選択セルの浮遊ゲートに電子を注入する。これにより、しきい値が負の消去状態のセルに、選択的にしきい値が正のデータ書き込みを行うことが出来る。
データ消去は、ブロック単位で行われる。このときは選択ブロックの全ワード線を0V又はそれに近い電圧とし、p型ウェルに正の消去電圧Veraを印加して、浮遊ゲートの電子を引き抜く。このデータ消去の際、選択ブロック内のセルのしきい値が負になっていることを確認するために、消去ベリファイ読み出しを行う必要がある。
NAND型フラッシュメモリの微細化、大容量化が進んだときの一つの問題は、セル間の容量カップリングの影響である。特にNANDセルユニット内の選択ゲートトランジスタに隣接するセルは、容量カップリングの影響で、両側にメモリセルがあるそれ以外のセルとは書き込みや消去時のバイアス条件が異なる。このため、NANDセルユニット内で書き込みしきい値や消去しきい値にバラツキが生じる(例えば特許文献1参照)。
具体的に説明すれば、書き込み時には、選択ゲートトランジスタに隣接するセルでは、いわゆるゲート誘導ドレインリーク電流GIDL(Gate−induced Drain leakage)による誤書き込みが問題になる。また、消去時には、選択ゲートトランジスタに隣接するセルでの消去しきい値が、選択ゲートトランジスタからの容量カップリングの影響で、所望の値より高いにも拘わらず、パスと判定されるおそれがある。
これらのしきい値ばらつきの対策としては、例えば特許文献1に開示されているように、NANDセルユニット内の選択ゲートトランジスタに隣接するセルをダミーセルとしてデータ記憶に用いないようにすること、或いはこれらの隣接セルを他のセルとは異なるバイアス条件にすること、等が一定程度有効である。
しかし微細化が更に進んだ場合は、たとえ選択ゲートトランジスタに隣接するセルをダミーセルとした場合にも、問題は残る。即ち、書き込みや消去を繰り返すと、容量カップリングの影響でダミーセルの消去しきい値が次第に高くなり、これが誤読み出しの原因になる。
特開2004−127346号公報
この発明は、消去しきい値レベルを確実に保証するようにした不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
この発明の一態様による不揮発性半導体記憶装置は、
電気的書き換え換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有し、
前記NANDセルユニット内のメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイ動作として、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタに隣接する二つのメモリセルについて別々のベリファイ読み出しが行われる
ことを特徴とする。
この発明によれば、消去しきい値レベルを確実に保証するようにした不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、一実施の形態によるNAND型フラッシュメモリのメモリコア回路構成を示す。メモリセルアレイ1は、複数のメモリセル(図の例では32個のメモリセル)M0−M31を直列接続したNANDセルユニット(NANDストリング)NUを配列して構成される。
NANDセルユニットNUの一端は選択ゲートトランジスタSG1を介してビット線BLに接続され、他端は選択ゲートトランジスタSG2を介して共通ソース線CELSRCに接続される。メモリセルM0−M31の制御ゲートはそれぞれワード線WL0−WL31に接続され、選択ゲートトランジスタSG1,SG2のゲートはそれぞれ選択ゲート線SGD,SGSに接続される。
ワード線を共有するNANDセルユニットの集合が、データ消去の単位となるブロックを構成する。図示のように、ビット線方向に複数ブロックBLK0−BLKm−1を配列して、セルアレイ1が構成される。
ワード線及び選択ゲート線を選択駆動するために、ロウデコーダ2が設けられる。また1ページデータを同時に読み出し、書き込みするために、1ページ分のセンスアンプSAを備えたセンスアンプ回路3が設けられる。
センスアンプ回路3の各センスアンプSAには、2本のビット線(偶数番ビット線BLeと奇数番ビット線BLo)の一方がビット線選択回路4により選択されて接続される。即ちこの例では、偶数番ビット線と一つのワード線により選択されるメモリセルの集合が、同時書き込み又は読み出しの物理的1ページを構成する。読み出し時、非選択ビット線は、電位を固定してシールド線として用いられる。通常の読み出しのみならず、書き込みベリファイ読み出し或いは消去ベリファイ読み出しの場合も同様である。
図2は、2値データ記憶の場合のデータしきい値分布を示している。2値データ記憶では、しきい値が負の消去状態をデータ“1”とし、そのしきい値を正に上昇させて、データ“0”記憶を行う。消去時、そのしきい値上限値V1を保証するための消去ベリファイを行う。書き込み時は、そのしきい値下限値V0を保証するための書き込みベリファイを行う。
図3には、2ビット/セルの4値データ記憶の場合のしきい値分布を示した。この場合、しきい値が負の消去状態をデータレベル“E”とし、そのしきい値を正に上昇させて、データレベルA,B,Cの記憶を行う。消去時、そのしきい値上限値Veを保証するための消去ベリファイを行う。書き込み時は、それぞれのしきい値下限値Va,Vb,Vc(Va<Vb<Vc)を保証するための3回の書き込みベリファイを行う。
最近は、より大容量化を実現するために、3ビット/セル或いはそれ以上の多値記憶を行うこともあり、その場合も基本的に同様の書き込み及び消去が行われる。
[解決すべき課題]
ここで、通常のNAND型フラッシュメモリでの消去ベリファイ動作における解決すべき課題を具体的に説明する。
図4は、通常のNANDフラッシュメモリでの消去ベリファイ動作の電圧波形である。消去ベリファイは、選択ブロックの全てのセルのしきい値が負になっていることが確認する動作である。図4に示すように、選択ブロックの全ワード線を0Vにして、セルソース線CELSRC側の選択ゲート線SGSを立ち上げ、セルソース線CELSRCに電圧Vddを印加し、遅れてビット線側選択ゲート線SGDを立ち上げる。これにより、ビット線が充電されるか否かをセンスアンプSAにより判定する。
NANDセルリユニット内に一つでもしきい値が負になっていないメモリセル(即ち消去不十分のセル)があると、これはワード線0Vでオンしないため、ビット線が充電されない。NANDセルユニット内の全メモリセルが所定の負しきい値レベルまで消去されていれば、図4に破線で示すように、ワード線が0Vの場合ビット線はその負しきい値の絶対値レベルまで充電されるので、これにより消去が確認される。なおビット線は、偶数番ビット線又は奇数番ビット線のいずれかが同時に選択されるので、非選択ビット線はVddとする。即ち選択ブロックの半分ずつ消去ベリファイを行うことになる。
この消去ベリファイ動作において、選択ゲート線SGD,SGSの電圧が変化する時、隣接するワード線はカップリングノイズを受ける。このカップリングノイズで、ワード線レベルが一時的に変化することで、これらのワード線下のセルは所望の消去状態しきい値まで下がっていない時でも電圧を転送してしまう恐れがある。過渡的なカップリングノイズの影響を抑えるべく、選択ゲート線SGS、SGDの立ち上がりスピードを鈍らせたとしても、微細化、大容量化が進んだ場合にはカップリングノイズの悪影響は広がっていく。これが、選択ゲート線脇のセルの消去状態しきい値を保証することを困難にしている。
選択ゲート線の隣のセルでは、GIDLによる誤書き込みの問題も微細化が進展するにつれ深刻化する。このため、選択ゲート線に隣接するセルをダミーセル、対応するワード線をダミーワード線として扱う場合もある。この場合は、ダミーセルはデータ記憶用として用いないため、しきい値がどのような値でも一見かまわないように見える。
しかし、消去のときに選択ゲート線SGS,SGDはフローティング状態である。したがって、これらの選択ゲート線は、p型ウェルに与えられる消去電圧Veraに近いレベルにまでなるため、そのカップリングの影響を受けて隣接するダミーセルが消えにくい状態になる。この結果、書き込み、消去が繰り返されるとダミーセルのしきい値は次第に高くなっていき、誤読み出しの原因となる。この意味で、たとえダミーセルといえども、消去レベルを保証することが重要になる。
以下、上述の課題を解決する実施態様を説明する。
[実施態様1]
図5は、実施態様1による消去ベリファイの動作波形を、図4と対応させて示している。また、図6−図10は、その各タイミングでのNANDストリング内のバイアス条件と動作を示している。
消去ベリファイ時、選択ブロックの全ワード線及びビット線側選択ゲート線SGDを0Vとし、ソース線側選択ゲート線SGSに、選択ゲートトランジスタSG2をオンさせる電圧(VSG)を与え、選択ビット線はセンスアンプSAで制御して0Vとする(タイミングt1)。非選択ビット線は、Vddにする。ワード線に与える0Vは、負のしきい値状態にある消去メモリセルのしきい値を確認するためのベリファイ読み出し電圧であり、必ずしも0Vである必要はない。
タイミングt1で選択ブロックのセルソース線CELSRCが0Vとすると、選択ゲート線SGSの立ち上がり時、その隣接ワード線WL0がカップリングノイズで一瞬電位が上昇するが、NANDストリング内は充電されない(図6参照)。
実際にはタイミングt1で同時に、或いはこれと多少前後して、セルソース線CELSRCには、ビット線充電用の電圧Vddを印加する。これにより、ワード線WL0〜WLn−1のセルM0〜Mn−2が十分消去されている場合は、図7に示すように、選択ゲート線SGSが立ち上がることによりNANDストリング内が充電される。
その後、送れてビット線側選択ゲート線SGDに選択ゲートトランジスタSG1をオンさせる電圧VSGを与える(タイミングt2)。これにより、図8に示すように、NANDストリングを介して選択ビット線が充電される。
この時、選択ゲート線SGDに隣接するワード線WLn−1は、カップリングノイズを受けて一時的に電位が上昇するため、このワード線WLn−1下のセルMn−1の消去レベルは保証されていない。即ち、セルMn−1は、十分に消去されていない場合にもカップリングノイズでオンして、消去されているものと判定される。これ以外のセルM0〜Mn−2は、選択ゲート線からのカップリングの影響がなく、消去レベルが保証される。
そこで続いて、セルMn−1の消去レベルを正確に確認するための追加のベリファイ読み出し動作を行う。即ちセルソース線CELSRCをVddに、ワード線WLを0Vに保持し、かつビット線BL側の選択ゲート線SGDをVSGに保持したまま、セルソース線CELSRC側の選択ゲート線SGS及び選択ビット線を一旦、0Vに落とす(タイミングt3)。これにより、NANDストリングチャネル及び選択ビット線を放電する(図9参照)。
そして、セルソース線側選択ゲート線SGSに再び電圧VSGを印加し選択ゲートトランジスタSG2をオンさせる(タイミングt4)。このときワード線WL0からWLn−2までのセルは、前半の動作で既に消去レベルが保証されていて、オンしている。
従ってタイミングt4以降では、ワード線WLn−1のセルMn−1が十分消去されている場合のみ、選択ビット線BLが破線で示すように充電される(図10参照)。しかも、選択ゲート線SGDはすでに先に立ち上げられているから、隣接ワード線WLn−1へのカップリングノイズはない。即ちワード線WLn−1下のセルMn−1がカップリングノイズの影響なしにベリファイ読み出しされる。
以上のように、図5のタイミング図においては、タイミングt1−t2の間のビット線充電検出が、選択ゲートトランジスタSG1に隣接するセルMn−1を除くセルM0〜Mn−2に対する第1のベリファイ読み出し動作になる。このときセルMn−1は、カップリングノイズで正確なベリファイ読み出しにならない。その後のタイミングt4−t5の間のビット線充電検出が選択ゲートトランジスタSG1に隣接するセルMn−1に対する、カップリングノイズのない第2のベリファイ読み出し動作になる。
このような消去ベリファイ動作により、ビット線側選択ゲート線SGDに隣接するワード線WLn−1下のセルMn−1は、他のセルM0〜Mn−2とは別に、カップリングノイズの影響がない状態で消去が確認されることになる。
[実施態様2]
実施態様1においては、ワード線WLn−1下のセルMn−1の消去レベルを保証するための後半のベリファイ読み出し動作時にも、他のワード線WL0〜WLn−2を0Vとしている。しかし、これらのワード線WL0〜WLn−2下のセルはすでに前半において消去確認されているので、そのベリファイ時と同じ動作条件とする必要性はない。即ち、ワード線WLn−1のセルMn−1の消去レベルを保証するための後半のベリファイ読み出し動作時には、すでに消去確認されたセルは十分にオンさせたパストランジスタとして用いることが出来る。
具体的に図11は、そのような消去ベリファイ動作条件を、図10と対応させて示している。即ちワード線WLn−1のセルの消去ベリファイ時は、WLn−1にカップリングノイズがのらない範囲で、例えばワード線WL0〜WLn−2には、通常のベリファイ読み出し用電圧(0V)より高い読み出しパス電圧Vreadを印加する。これにより、メモリセルM0〜Mn−2のオン抵抗を下げ、消去ベリファイ読み出し時のビット線充電の高速化をはかることができる。
[実施態様3]
図12は、NANDストリング内の両端のワード線WL0,WLn−1をそれぞれダミーワード線DWL2,DWL1とし、その下のセルM0,Mn−1をそれぞれダミーセルDC2,DC1として扱う場合を示している。
先の実施態様1,2は、このように、選択ゲートトランジスタSG1,SG2に隣接するセルをダミーセルとし扱う場合にもそのまま有効である。即ち実施態様1,2と同じ消去ベリファイの手法により、ダミーセルの消去レベルを保証することができる。
[実施態様4]
選択ゲートトランジスタに隣接するセルをダミーセルとする場合、これらはデータ記憶には用いないので、その消去レベルを他のデータ記憶に用いられるメモリセルと同じように厳密に保証することは必ずしも必要ではない。従って実施態様3のケースにおいて、実施態様1或いは2で説明した消去ベリファイの手法は、一定の消去書き込み回数になったときのみ適用するようにしてもよい。
図13は、そのような実施態様4の消去シーケンスを示している。消去ステップS1の後、消去ループ数が規定値Nmaxに達したか否かを判定し(ステップS2)、規定値に達していない場合には、図4で説明した通常の消去ベリファイ手法(1)を適用したベリファイ読み出しを行う(ステップS3)。規定値に達している場合には、実施態様1或いは2で説明した消去ベリファイ手法(2)を適用するベリファイ読み出しを行う(ステップS4)。
その後ベリファイ判定を行って(ステップS5)、全ての対象セルの消去が確認されなければ、再度消去と消去ベリファイを繰り返す。
消去回数が規定値に達したら、消去回数をカウントする内臓カウンタは初期化されて、次に消去回数が規定値に達するまでは、従来の消去ベリファイ手法を適用することになる。このように、一定の消去ループ数になるまでは従来通りの消去ベリファイを行うことにより、普段の動作においては消去ループのスピードが落ちないようにすることが出来る。
図14は、書き込み回数とダミーセルの消去しきい値レベルの変化を示している。従来の消去ベリファイ手法(1)では、消去回数が増加すると共に、消去しきい値レベルは次第に高くなる。この実施態様4により、消去回数が規定値に達する毎にダミーセルの消去レベルを確実に保証するベリファイを行うようにすれば、そのダミーセルの消去レベルを、ベリファイ手法(1)による保証レベルE1から、ベリファイ手法(2)による保証レベルE2まで引き下げることが可能となる。
従って、通常の動作での消去ループ速度を低下させることなく、ダミーセルの消去レベルが上昇しすぎることによる誤読み出し等を防止することが可能になる。なおこのような消去シーケンスの適用は、選択ゲートトランジスタに隣接するメモリセルをダミーセルとして扱う場合でなくても、有効である。
実施の形態によるNANDフラッシュメモリのメモリコア構成を示す図である。 2値記憶の場合のデータしきい値分布を示す図である。 4値記憶の場合のデータしきい値分布を示す図である。 従来の消去ベリファイ動作波形を示す図である。 実施態様1による消去ベリファイ動作波形を示す図である。 タイミングt1でのNANDセルユニットの状態を示す図(CELSRC=0Vの場合)である。 タイミングt1でのNANDセルユニットの状態を示す図(CELSRC=Vddの場合)である。 タイミングt2でのNANDセルユニットの状態を示す図である。 タイミングt3でのNANDセルユニットの状態を示す図である。 タイミングt4でのNANDセルユニットの状態を示す図である。 実施態様2での図10対応のNANDセルユニット対応の状態を示す図である。 NANDセルユニットの両端セルをダミーセルとする実施態様3のNANDセルユニットを示す図である。 実施態様4の消去シーケンスを示す図である。 実施態様4を適用したときの消去しきい値の変動を示す図である。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…センスアンプ回路、NU…NANDセルユニット(NANDストリング)、M0〜M31(Mn−1)…メモリセル、SG1,SG2…選択ゲートトランジスタ、WL0〜WL31(WLn−1)…ワード線、BL(BLe,BLo)…ビット線。

Claims (5)

  1. 電気的書き換え換え可能な複数の不揮発性メモリセルが直列接続され、その一端が第1の選択ゲートトランジスタを介してビット線に、他端が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続されたNANDセルユニットを有し、
    前記NANDセルユニット内のメモリセルの消去状態を確認するための消去ベリファイ動作として、前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタに隣接する二つのメモリセルについて別々のベリファイ読み出しが行われる
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記消去ベリファイ動作は、
    前記NANDセルユニット内のメモリセルの制御ゲートに接続される全ワード線に確認読み出し用電圧を、前記ソース線にビット線充電用電圧を与えて、前記第2の選択ゲートトランジスタをオンにし、遅れて第1の選択ゲートトランジスタをオンにして、ビット線が充電されるか否かを検出することにより、前記第1の選択ゲートトランジスタに隣接するメモリセル以外のメモリセルの消去状態を確認する第1のベリファイ読み出し動作と、
    前記ソース線に与えたビット線充電用電圧及び前記ワード線に与えた確認読み出し用電圧を保持しかつ、前記第1の選択ゲートトランジスタをオンに保持したまま、前記第2の選択ゲートトランジスタを一旦オフにすると共に前記ビット線を放電させ、その後再度前記第2の選択ゲートトランジスタをオンさせて、前記第1の選択ゲートトランジスタに隣接するメモリセルの消去状態を確認する第2のベリファイ読み出し動作とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記第2のベリファイ読み出し動作において、前記第1の選択ゲートトランジスタに隣接するメモリセル以外のメモリセル対応のワード線には、前記確認読み出し用電圧より高い読み出しパス電圧を与える
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記NANDセルユニットの前記第1及び第2の選択ゲートトランジスタに隣接する二つのメモリセルはデータ記憶に用いないダミーセルとして扱われる
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1及び第2のベリファイ読み出しを含む消去ベリファイ動作は、所定の消去回数ごとに適用され、それ以外の消去ベリファイ時には前記NANDセルユニット内の全メモリセルを一括して消去確認する
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
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