JP2008251138A - 不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリの制御方法、不揮発性半導体メモリシステム、及びメモリカード - Google Patents
不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリの制御方法、不揮発性半導体メモリシステム、及びメモリカード Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 メモリセルの微細化及び閾値電圧の細分化に対して高いデータ信頼性を維持することが可能な不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリシステム、不揮発性半導体メモリの制御方法、及びメモリカードを提供する。
【解決手段】 ブロックBLK内のワード線WL0乃至ワード線WL31について、4つの読み出しレベルそれぞれに対する共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCが設定され、更に、ワード線WL0に対しては、共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCに加え、共通読み出し電圧よりも電圧の高い補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++が設定される。ブロックBLK内の最終書き込みページと補正ページとを比較し、選択ワード線WLに印加する読み出し電圧Vselectを選択する。
【選択図】 図8
【解決手段】 ブロックBLK内のワード線WL0乃至ワード線WL31について、4つの読み出しレベルそれぞれに対する共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCが設定され、更に、ワード線WL0に対しては、共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCに加え、共通読み出し電圧よりも電圧の高い補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++が設定される。ブロックBLK内の最終書き込みページと補正ページとを比較し、選択ワード線WLに印加する読み出し電圧Vselectを選択する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリの制御方法、不揮発性半導体メモリシステム、及びメモリカードに関する。
従来、電気的書き換えが可能で、且つ、高集積化が可能な不揮発性半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。NAND型フラッシュメモリにおいては、複数の隣接するメモリセル同士をソース及びドレイン領域を共有する形で直列接続してNANDセルユニットを構成し、NANDセルユニットの両端はそれぞれ選択ゲートトランジスタを介してビット線及びソース線に接続される。
NAND型フラッシュメモリのメモリセルは、半導体基板にトンネル絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート電極、及びこの浮遊ゲート電極上にゲート間絶縁膜を介して積層された制御ゲート電極を有し、浮遊ゲート電極に蓄積された電荷の多寡による閾値電圧の変化を利用してデータを不揮発に記憶する。具体的には、浮遊ゲート電極に電子を注入した閾値電圧の高い状態をデータ“0”、浮遊ゲート電極の電子を放出した閾値電圧の低い状態をデータ“1”として2値データの記憶を行う。また、近年では閾値電圧を細分化して、4値などの多値記憶を行う技術が開発されている。
しかしながら、上述した閾値電圧の細分化及びメモリセルの微細化に伴い、特に選択ゲートトランジスタに隣接するメモリセルトランジスタでのデータの誤書き込みが発生し、NAND型フラッシュメモリの信頼性が低下するという問題点があった。このような問題に対して、例えば選択ゲートトランジスタの隣にデータ記憶に利用されないダミーセルトランジスタを配置する方法が開示されているが、信頼性の低下を防ぐには十分ではない(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−186359号公報
メモリセルの微細化及び閾値電圧の細分化に対して高いデータ信頼性を維持することが可能な不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリシステム、不揮発性半導体メモリの制御方法、及びメモリカードを提供する。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体メモリは、電気的に書き換え可能であり閾値電圧に応じて少なくとも2値以上のデータを保持可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備し、前記ブロック内における複数の前記ワード線の中で、前記第1の選択ゲート線に隣接する第1のワード線または前記第2の選択ゲート線に隣接する第2のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持されたデータを読み出す読み出し動作において、前記第1のワード線または前記第2のワード線に印加される読み出し電圧は、前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータを区別する読み出しレベルそれぞれに対して複数設定され、前記第1のワード線または前記第2のワード線に接続された前記メモリセルトランジスタへデータを書き込む書き込み動作の終了後に生じた当該データの閾値電圧の変化に対応して選択されることを特徴とする。
本発明の別態様に係る不揮発性半導体メモリは、電気的に書き換え可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備し、前記ブロック内において、複数の前記ワード線の中の1つと複数の前記ビット線の一部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が偶数ページを構成し、当該ワード線と複数の前記ビット線の他部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が奇数ページを構成し、前記メモリセルトランジスタは、前記偶数ページ及び前記奇数ページそれぞれに対して、上位ページデータ“x(xは0または1)”と下位ページデータ“y(yは0または1)”とにより定義され、閾値電圧の順にデータ“11”、データ“01”、データ“00”、及びデータ“10”が割り付けられた4値データ“xy”の1つを不揮発に保持可能であり、前記偶数ページの下位ページ、前記奇数ページの下位ページ、前記偶数ページの上位ページ、及び前記奇数ページの上位ページはそれぞれ前記ブロック内において一括してデータの書き込み及び読み出し動作が行われる単位であり、前記ブロック内における書き込み動作は、前記第1のワード線から順に前記第2のワード線まで、且つ、複数の前記ワード線それぞれにおいて偶数ページの下位ページ、奇数ページの下位ページ、偶数ページの上位ページ、奇数ページの上位ページの順に行われ、前記上位ページに書き込みがされる前の前記下位ページ読み出し動作において、前記データ“11”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間の電圧範囲に第1の読み出しレベルが設定され、前記上位ページに書き込みがされた後の読み出し動作において、前記データ“11”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間の電圧範囲に第2の読み出しレベル、前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“00”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間に第3の読み出しレベル、及び、前記データ“00”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“10”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間に第4の読み出しレベルがそれぞれ設定され、複数の前記ワード線において共通に、前記第1の読み出しレベルに対して第1の共通読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルに対して第2の共通読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルに対して第3の共通読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルに対して第4の共通読み出し電圧が設定され、前記第1のワード線には、前記第1の読み出しレベルにおいて、前記第1の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第1の補正読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルにおいて、前記第2の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第2の補正読み出し電圧、前記第2の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第3の補正読み出し電圧、及び前記第3の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第4の補正読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルにおいて、前記第3の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第5の補正読み出し電圧、前記第5の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第6の補正読み出し電圧、及び前記第6の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第7の補正読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルにおいて、前記第4の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第8の補正読み出し電圧、前記第8の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第9の補正読み出し電圧、及び前記第9の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第10の補正読み出し電圧が設定され、前記第1のワード線の前記偶数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の補正読み出し電圧、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線と前記第2のワード線との間の第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第5の補正読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線と前記第2の選択ゲート線との間の第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第6の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていれば前記第7の補正読み出し電圧を選択し、前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の補正読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第5の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていれば前記第6の補正読み出し電圧を選択し、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の補正読み出し電圧或いは前記第8の補正読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線に書き込みが行われていなければ前記第3の補正読み出し電圧或いは前記第9の補正読み出し電圧、前記第4のワード線に書き込みが行われていれば前記第4の補正読み出し電圧或いは前記第10の補正読み出し電圧を選択し、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第3のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の補正読み出し電圧或いは前記第8の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第3の補正読み出し電圧或いは前記第9の補正読み出し電圧を選択し、前記第2のワード線には、前記第1の読み出しレベルにおいて、前記第1の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第11の補正読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルにおいて、前記第2の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第12の補正読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルにおいて、前記第3の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第13の補正読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルにおいて、前記第4の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第14の補正読み出し電圧が設定され、前記第2のワード線の前記偶数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第11の補正読み出し電圧、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第13の補正読み出し電圧を選択し、前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第11の補正読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第3の共通読み出し電圧を選択し、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第12の補正読み出し電圧或いは前記第14の補正読み出し電圧を選択し、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧を選択することを特徴とする。
また、本発明の更に別態様に係る不揮発性半導体メモリの制御方法は、電気的に書き換え可能であり閾値電圧に応じて少なくとも2値以上のデータを保持可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備する不揮発性半導体メモリの制御方法であって、前記ブロック内における複数の前記ワード線の中で、前記第1の選択ゲート線に隣接する第1のワード線または前記第2の選択ゲート線に隣接する第2のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持されたデータを読み出す読み出し動作において、当該第1のワード線または第2のワード線に印加される読み出し電圧を、前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータを区別する読み出しレベルそれぞれに対して複数設定される読み出し電圧の中から、前記第1のワード線または前記第2のワード線に接続された前記メモリセルトランジスタへデータを書き込む書き込み動作の終了後に生じた当該データの閾値電圧の変化に対応して選択することを特徴とする。
本発明によれば、メモリセルの微細化及び閾値電圧の細分化に対して高いデータ信頼性を維持することが可能な不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリシステム、不揮発性半導体メモリの制御方法、及びメモリカードを提供できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るメモリシステムは、フラッシュメモリコントローラ(以下、メモリコントローラと称す)1、及びメモリコントローラ1により制御される不揮発性半導体メモリ、例えばNAND型フラッシュメモリ2を有する。
メモリコントローラ1は、ホストインタフェース3、フラッシュメモリインタフェース4、バッファ5、記憶部としての強誘電体メモリ(以下、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)と称す)6、ライトバックバッファ7、MCU(Micro Control Unit)8、及びマイクロコードメモリ9を有する。
ホストインタフェース3は、図示略のホスト装置とメモリコントローラ1との間のインタフェース処理を行い、フラッシュメモリインタフェース4は、メモリコントローラ1とNAND型フラッシュメモリ2との間のインタフェース処理を行う。ここでホスト装置とは、メモリシステム外部からメモリシステムの制御を行う各種電子機器である。
バッファ5は、例えばFeRAM等で構成され、図示略のホスト装置から送信されるデータをNAND型フラッシュメモリ2へ書き込む際に、一定量のデータを一時的に記憶したり、NAND型フラッシュメモリ2から読み出されるデータをホスト装置へ送り出す際に一定量のデータを一時的に記憶したりする。
FeRAM6は、例えば、ホスト装置が指定する論理アドレスとNAND型フラッシ
ュメモリ2内部の物理アドレスとの対応を示す論理‐物理アドレス変換テーブル、NAND型フラッシュメモリ2内部に記憶されるファイルの連鎖情報を示すFAT(File Allocation Table)、及び後述する最終ページアドレスを記憶する。FeRAM6はNAND型フラッシュメモリ2と比較して高速動作が可能であるため、頻繁なアクセスが予想される上記データをNAND型フラッシュメモリ2ではなくFeRAM6に記憶することで、メモリシステムの動作速度が向上する。
ュメモリ2内部の物理アドレスとの対応を示す論理‐物理アドレス変換テーブル、NAND型フラッシュメモリ2内部に記憶されるファイルの連鎖情報を示すFAT(File Allocation Table)、及び後述する最終ページアドレスを記憶する。FeRAM6はNAND型フラッシュメモリ2と比較して高速動作が可能であるため、頻繁なアクセスが予想される上記データをNAND型フラッシュメモリ2ではなくFeRAM6に記憶することで、メモリシステムの動作速度が向上する。
また、FeRAM6の一部領域は不揮発性キャッシュとして使用される。即ち、データ読み出し時はFeRAM6にデータをコピーし、この情報は同時にバッファ5を介してホスト装置に読み出される。一旦読み出された論理アドレスの情報は、既にFeRAM6内部に記憶されているので、2回目以降は高速に読み出される。
ライトバックバッファ7は、例えばFeRAM等で構成される。FeRAM6内部のキャッシュ領域の使用率が上がった場合は、ライトバックバッファ7を介してNAND型フラッシュメモリ2にデータを書き戻す。データの書き戻しはアクセス頻度が低いものから行うことが望ましい。
MCU8は、ホストインタフェース3、フラッシュメモリインタフェース4、バッファ5、FeRAM6、ライトバックバッファ7等を含むメモリコントローラ1全体の動作を制御し、更に後述する演算処理を行う。
マイクロコードメモリ9は、MCU8の命令コードなどを格納する。
NAND型フラッシュメモリ2は、メモリセルアレイ10、入出力制御回路11、アドレスレジスタ12、コマンドレジスタ13、主制御回路14、電圧発生回路15、ロウ制御回路16、カラム制御回路17、センスアンプ回路18、選択回路19、及びソース線ドライバ20を有する。メモリセルアレイ10の等価回路を図2に示す。以下、図1及び図2を参照して説明する。
図2に示すように、メモリセルアレイ10は、後述する浮遊ゲート電極FGに保持される電子の多寡によりデータを区別可能な複数のメモリセルトランジスタMTが直列に接続されるメモリセル群MGと、メモリセル群MGの一端部とソース線SLとの間に接続される第1の選択トランジスタST1と、メモリセル群MGの他端部とビット線BLとの間に接続される第2の選択トランジスタST2とを有するNANDセルユニットNUを複数配列して構成されるブロックBLKを有する。メモリセルアレイ10は、複数のブロック(BLKi、BLKi+1、BLKi+2・・・)を配列して構成される。これら複数のブロック(BLKi、BLKi+1、BLKi+2・・・)は同様の構造を有するため、以下、特定のブロックBLKに関して説明する。メモリセルアレイ10は、例えば2048個のブロックBLKを有し、データの消去はブロックBLK単位で行われ、書き込み及び読み出しは後述するページ単位で行われる。
ブロックBLK内においてNANDセルユニットNUを構成するメモリセル群MGは、それぞれ32個のメモリセルトランジスタMT0乃至MT31(以下、一般にメモリセルトランジスタMTと称する場合がある)を有する。隣接するNANDセルユニットNU間において、同一行にある前記メモリセルトランジスタMTが有するゲート電極を共通接続する32本のワード線WL0乃至WL31(以下、一般にワード線WLと称する場合がある)と、第1の選択トランジスタST1が有するゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線SGSと、第2の選択トランジスタST2が有するゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線SGDとが配線されている。
入出力制御回路11は、NAND型フラッシュメモリ2外部との信号の授受を司り、例えばメモリコントローラ1から入力されるデータをセンスアンプ回路18に、アドレスをアドレスレジスタ12に、また各種コマンドをコマンドレジスタ13にそれぞれ転送する。
アドレスレジスタ12は、入出力制御回路11を介して入力されるアドレスをラッチし、カラム制御回路17にカラムアドレスを、またロウ制御回路16にロウアドレス及びブロックアドレスをそれぞれ転送する。
コマンドレジスタ13は、入出力制御回路11を介して入力される各種コマンドをラッチし、主制御回路14に転送する。
ロウ制御回路16は、アドレスレジスタ12から送られるブロックアドレスをデコードしてメモリセルアレイ10内部の特定のブロックBLKを選択するブロックデコーダとしての機能、ロウアドレスをデコードするロウデコーダとしての機能、デコードされたロウアドレスに従いブロックBLK内部の複数のワード線WL、第1の選択ゲート線SGS、及び第2の選択ゲート線SGDに印加する電圧を制御するゲート線ドライバとしての機能を有する。
カラム制御回路17は、アドレスレジスタ12から送られるカラムアドレスをデコードして、カラムアドレスごとの書き込みデータをセンスアンプ回路18にセットする。
センスアンプ回路18は、複数のセンスアンプSAを具備し、選択回路19を介して、ブロックBLK内のビット線BLにおいて端から数えて偶数番目のビット線BLから構成されるグループである偶数ビット線BLe、或いは奇数番目のビット線BLから構成されるグループである奇数ビット線BLoのいずれか一方に選択的に接続され、且つ、偶数ビット線BLe、或いは奇数ビット線BLoの電位を検出してデータキャッシュで保持する。
選択回路19は、2つのグループのビット線BLから一方のみを選択してセンスアンプSAに接続し、且つ、2つのグループのビット線BLの他方を非選択としてセンスアンプSAに接続しない。また、データ読み出し時には非選択側のビット線BLを接地することによりビット線間の結合ノイズを低減させる。
ソース線ドライバ20は、ソース線SLに電圧を印加する。
電圧発生回路15は、主制御回路14に制御されて、後述する書き込み電圧Vpgm、書き込みパス電圧Vpass、読み出し電圧Vselect、読み出しパス電圧Vread等、ロウ制御回路16に必要な高電圧を発生する。
主制御回路14は、コマンドレジスタ13から送られるコマンドに基づき、書き込み、読み出し、消去等の動作を制御する。例えば、書き込み動作においては、書き込み動作に必要な電圧の制御や、書き込み電圧Vpgm印加動作及び後述するベリファイ読み出し動作のタイミング制御、所望の書き込み動作が終了するまで書き込み電圧Vpgm印加動作とベリファイ読み出し動作を繰り返す制御等を行う。
本実施形態に係るメモリセルアレイ10においては、ブロックBLK内において1本のワード線WL及び偶数ビット線BLeにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が、書き込み及び読み出しの単位である1ページ(偶数ページ)を構成し、1本のワード線WL及び奇数ビット線BLoにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が他の1ページ(奇数ページ)を構成する。
また、メモリセルトランジスタMTはそれぞれ、上位ページデータ“x”と下位ページデータ“y”とにより定義され、閾値電圧の順にデータ“E”=“11”、データ“A”=“01”、データ“B”=“00”、データ“C”(データ“LM”)=“10”が割り付けられた4値データ“xy”の1つを保持可能である。即ち、上述した偶数ページ、奇数ページのそれぞれに上位ページ、下位ページが割り当てられる。従って、1本のワード線WLに対して、偶数ページの下位ページ(以下、偶数下位ページと称す)、奇数ページの下位ページ(以下、奇数下位ページと称す)、偶数ページの上位ページ(以下、偶数上位ページと称す)、奇数ページの上位ページ(以下、奇数上位ページと称す)の4ページが対応する。
次に、本実施形態に係るメモリシステムにおけるデータの書き込み動作について説明する。メモリセルアレイ10内のブロックBLKにおけるデータの書き込みは、ブロックBLK内部で最もソース線SL側のワード線WLであり、第1の選択ゲート線SGSに隣接するワード線WL0(第1のワード線)から順に、第2の選択ゲート線SGDに隣接するワード線WL31(第2のワード線)まで行われる。また、1本のワード線WLにおいては、偶数下位ページ、奇数下位ページ、偶数上位ページ、奇数上位ページの順に書き込みが行われる。ブロックBLK内の各ページには、図3に示すように、書き込み順に対応してページ0からページ7fまでのページ番号が割り当てられる。図3は、ブロックBLK内のページ構成を示す概念図である。
例えば、ワード線WL0において、ページ0が偶数下位ページ、ページ1が奇数下位ページ、ページ2が偶数上位ページ、ページ3が奇数上位ページである。尚、メモリシステムの外部ではこれらのページに対してそれぞれ異なる論理アドレスが割り当てられる。以下、データの書き込み及び読み出しの対象となるページに対応するワード線WLを選択ワード線WLと称して、選択ワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTへデータを書き込む場合について説明する。
選択ワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTにデータを書き込む書き込み動作においては、ロウ制御回路16が、例えば選択ワード線WLに20V程度の書き込み電圧Vpgmを、非選択のワード線WLには10V程度の書き込みパス電圧Vpass(<Vpgm)を印加する。書き込みパス電圧Vpassは、書き込み動作において保持されるデータに関わらずメモリセルトランジスタMTをオンさせる電圧である。また、第1の選択ゲート線SGSには0Vを、第2の選択ゲート線SGD及びソース線SLにはVddを印加する。Vddは、ここでは第2の選択トランジスタST2をオンさせる電圧であり、例えば2V程度とされる。
データを書き込むべきメモリセルトランジスタMTを含むNANDセルユニットNUに接続されたビット線BLには、0Vが印加されており、第1の選択トランジスタST1がオフ状態、第2の選択トランジスタST2がオン状態、また、非選択のワード線WLには書き込みパス電圧Vpassが印加されているため、ビット線BLの電圧0Vが書き込みの対象となるメモリセルトランジスタMTのチャネルに転送される。選択ワード線WLには書き込み電圧Vpgmが印加されているため、メモリセルトランジスタMTの有する浮遊ゲート電極FGに電子が注入され、データが書き込まれる。
一方、データを書き込むべきでないメモリセルトランジスタMTを含むNANDセルユニットNUに接続されたビット線BLには、Vddが印加されており、第1の選択トランジスタST1、第2の選択トランジスタST2が共にオフ状態であるため、メモリセル群MGは電気的に浮遊状態となる。その結果、メモリセルトランジスタMTのチャネル電位が選択ワード線WL及び非選択のワード線WLとのカップリングにより上昇する。これにより、書き込み電圧Vpgmを印加する選択ワード線WLに接続されるメモリセルトランジスタMTであっても、浮遊ゲート電極FGに電子が注入されず、データが書き込まれない。
また、上記書き込み動作は、下位ページ書き込み動作と上位ページ書き込み動作とからなる。以下、図4を参照して下位ページ書き込み動作及び上位ページ書き込み動作について説明する。図4は、本実施形態に係る不揮発性半導体メモリシステムにおいてメモリセルトランジスタMTに保持される4値データの閾値分布を示す模式図である。
下位ページ書き込み動作においては、データ“E”(消去状態)のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に、データ“A”及びデータ“B”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する中間データ“LM”(データ“10”)を書き込む。中間データ“LM”はその閾値電圧下限値VVLMがデータ“B”の閾値電圧下限値VVBより低く、データAの閾値電圧下限値VVAより高いとし、且つ、上位ページ書き込み後のデータ“10”に対応するデータ“C”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
上位ページ書き込み動作においては、データ“E”のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVAのデータ“A”を書き込み、また、ブロードな閾値分布の中間データ“LM”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVBのデータ“B”を書き込む。また、中間データ“LM”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“10”を維持する)場合は、閾値電圧下限値VVCであるデータ“C”まで閾値分布を変化させる。
上述した書き込み動作は、ベリファイ読み出しと呼ばれる方法を伴って複数回に分けて行われる。ベリファイ読み出しでは、書き込み動作終了後のメモリセルトランジスタMTにおける各データの閾値電圧下限値に相当するベリファイ電圧を選択ワード線WLに与えて、プリチャージされたビット線BLがメモリセルトランジスタMTを介して放電されるか否かをセンスアンプSAにより検出する。
即ち、書き込みがなされたメモリセルトランジスタMTは選択ワード線WLに与えられるベリファイ電圧でオンしないため、ビット線BL電位が放電されない。これに対して、書き込みが不十分であるメモリセルトランジスタMTは選択ワード線WLに与えられるベリファイ電圧でオンするため、ビット線BL電位が放電される。書き込みがなされたメモリセルトランジスタMTに対しては、以後書き込みを行わない。書き込みが不十分なメモリセルトランジスタMTに対しては、選択ワード線WLに印加する書き込み電圧Vpgmを所定の値だけ高めて再度書き込みを行い、データを書き込むべき全てのメモリセルトランジスタMTの閾値がベリファイ電圧に達した時に、書き込み動作を終了する。これにより、幅の狭いシャープな閾値分布を得ることができる。
次に、本実施形態に係るメモリシステムにおけるデータの読み出し動作について説明する。読み出し動作においては、ロウ制御回路16が、選択ワード線WLに読み出し電圧Vselect、非選択ワード線WLに5V程度の読み出しパス電圧Vreadを印加する。読み出しパス電圧Vreadは、読み出し動作において保持されるデータに関わらずメモリセルトランジスタMTをオンさせる電圧である。また、第1の選択ゲート線SGS及び第2の選択ゲート線SGDにはVddを印加する。
この時、プリチャージされたビット線BLが選択メモリセルトランジスタMTを介して放電されるか否かをセンスアンプSAにより検出する。即ち、ビット線BLが放電されれば、メモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値電圧は読み出し電圧Vselectよりも低く、ビット線BLが放電されなければ、メモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値電圧は読み出し電圧Vselectよりも高いと判別される。
読み出し電圧Vselectは、以下に説明する各読み出しレベル毎に設定される。説明に当たっては図4を参照する。各読み出しレベルは、メモリセルトランジスタMTに保持可能なデータの内、閾値分布が隣り合うデータ同士を互いに区別可能とする一定の電圧範囲として定義する。
本実施形態の場合、メモリセルトランジスタMTは、上位ページが未書き込みの場合の読み出し動作において、データ“E”とデータ“LM”を区別するLMレベル(第1の読み出しレベル)、上位ページが書き込み済みの場合の読み出し動作において、データ“E”とデータ“A”、データ“B”、及びデータ“C”を区別するAレベル(第2の読み出しレベル)、データ“E”及びデータ“A”とデータ“B”及びデータ“C”を区別するBレベル(第3の読み出しレベル)、データ“E”、データ“A”、及びデータ“B”とデータ“C”を区別するCレベル(第4の読み出しレベル)の4つの読み出しレベルを有する。
上位ページが未書き込みの場合の下位ページ読み出し動作においては、LMレベルに設定された読み出し電圧VRLMを使用することでメモリセルトランジスタMTに保持される下位ページデータを判別できる。上位ページが書き込み済みの場合の下位ページ読み出し動作においては、下位ページのデータ割付が“1”、“1”、“0”、“0”であるので、Bレベルに設定された読み出し電圧VRBを使用することで選択メモリセルトランジスタMTに保持される下位ページデータを判別できる。
また、上位ページの読み出し動作においては、上位ページのデータ割付が“1”、“0”、“0”、“1”であるので、Aレベル及びCレベルに設定された読み出し電圧VRA及びVRCを使用することで選択メモリセルトランジスタMTに保持される上位ページデータを判別できる。
本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ブロックBLK内のワード線WL0乃至ワード線WL31において共通に、LMレベルに対して第1の共通読み出し電圧VRLM、Aレベルに対して第2の共通読み出し電圧VRA、Bレベルに対して第3の共通読み出し電圧VRB、及びCレベルに対して第4の共通読み出し電圧VRCが設定される。
更に、ワード線WL0及びワード線WL31に対しては、これら第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCに加え、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCよりも電圧の高い補正読み出し電圧Vselectが設定されるという特徴を有する。これは、ワード線WL0及びワード線WL31において発生するデータの誤書き込みを考慮したものである。以下、ワード線WL0及びワード線WL31において発生するデータの誤書き込みについて説明する。
WL0及びWL31において発生するデータの誤書き込みについて説明するに当たり、先ず、NANDセルユニットNUの断面構成を説明する。図5は、NANDセルユニットNUのビット線BL方向の断面図である。P型半導体基板21上にゲート絶縁膜22が形成され、ゲート絶縁膜22上にメモリセルトランジスタMT0乃至MT31及び第1、第2の選択トランジスタST1、ST2を構成するゲート電極が形成されている。メモリセルトランジスタMT及び第1、第2の選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、ゲート絶縁膜22上に形成された多結晶シリコン層23、多結晶シリコン層23上に形成されたゲート間絶縁膜24、ゲート間絶縁膜24上に形成された多結晶シリコン層25を有している。ゲート間絶縁膜24は、例えばONO膜(シリコン酸化膜‐シリコン窒化膜‐シリコン酸化膜の積層構造)で形成される。
メモリセルトランジスタMTにおいては、多結晶シリコン層23は浮遊ゲート電極FGとして機能し、電子を蓄積する。他方、多結晶シリコン層25は、ビット線BLに直行する方向で隣接するメモリセルトランジスタMT同士で共通接続されており、制御ゲート電極として機能する。これら共通接続される制御ゲート電極がワード線WLを構成する。
また、第1、第2の選択トランジスタST1、ST2においては多結晶シリコン層23と多結晶シリコン層25はゲート間絶縁膜24に設けられた開口部を介して電気的に接続されて制御ゲート電極として機能し、多結晶シリコン層25はビット線に直行する方向で隣接する第1、第2の選択トランジスタST1、ST2同士で共通接続されている。これら共通接続される制御ゲート電極が第1、第2の選択ゲート線SGS、SGDを構成する。ゲート電極間に位置するP型半導体基板21表面上には、N型不純物拡散層26が形成されている。N型不純物拡散層26は隣接するトランジスタ同士で共有されており、ソース(S)又はドレイン(D)として機能する。
また、P型半導体基板21領域上には、上記メモリセルトランジスタMT及び第1、第2の選択トランジスタST1、ST2を被覆するようにして第1の層間絶縁膜27が形成されている。第1の層間絶縁膜27中にはソース線SL側の第1の選択トランジスタST1の不純物拡散層26(ソース)に達するコンタクトプラグCP1が形成され、第1の層間絶縁膜27上には、コンタクトプラグCP1に接続される金属配線層が形成されている。この金属配線層はソース線SLとして機能する。
また、第1の層間絶縁膜27中にはドレイン側の第2の選択トランジスタST2の不純物拡散層(ドレイン)に達するコンタクトプラグCP2が形成され、第1の層間絶縁膜27上には、コンタクトプラグCP2に接続される金属配線層が形成されている。更に、第1の層間絶縁膜上27には、金属配線層を被覆するようにして第2の層間絶縁膜28が形成されている。第2の層間絶縁膜28中には、金属配線層に達するコンタクトプラグCP3が形成され、第2の層間絶縁膜28上には複数のコンタクトプラグCP3に共通に接続された金属配線層が形成されている。金属配線層はビット線BLとして機能する。
上記の構成を有するメモリセルアレイ10においては、以下に説明するようなデータ誤書き込みが生じる可能性がある。図6は、選択ワード線WL0に接続されるデータを書き込むべきでないメモリセルトランジスタMT0(例えば、ワード線WL0の奇数ページにデータを書き込む際の、偶数ページを構成するメモリセルトランジスタMT0)におけるデータ誤書き込みの発生原理を示す模式図である。
NAND型フラッシュメモリ2では、書き込みにFN(Fowler-Nordheim)トンネル電流を用いるため、選択ワード線WL0には、20V程度の高い書き込み電圧Vpgmを印加する必要がある。
上述したように、書き込み動作においては第1の選択ゲート線SGSに0Vが印加されているため、第1の選択トランジスタST1によってソース線SLとメモリセルトランジスタMT0がカットオフされる。この時、データを書き込むべきでないメモリセルトランジスタMT0を含むNANDセルユニットNUに接続されたビット線BLにはVddが印加されており、第2の選択トランジスタST2がオフ状態であるため、メモリセル群MGは電気的に浮遊状態となる。その結果、メモリセルトランジスタMTのチャネル電位が、書き込み電圧Vpgmの印加された選択ワード線WL0及び書き込みパス電圧Vpassの印加された非選択のワード線WLとのカップリングにより上昇する。
これにより、データを書き込むべきでないメモリセルトランジスタMT0を含むNANDセルユニットNUにおいて、第1の選択ゲートトランジスタST1とメモリセルトランジスタMT0のチャネル間に高いドレイン−ソース間電圧が印加され、電子が加速されてホットエレクトロンが生じる。或いは、加速された電子の衝突によりホットエレクトロンホールペアが生じる。
このホットエレクトロンが、書き込み電圧Vpgmの印加されたデータを書き込むべきでないメモリセルトランジスタMT0の浮遊ゲート電極FGに引きつけられることによりデータの誤書き込み、即ち浮遊ゲート電極FGへの電子注入が生じ、既にデータの書き込まれたメモリセルトランジスタMT0の閾値電圧が高電圧側にシフトする。このような誤書き込み電流はGIDL(Gate Induced Drain Leakage)と呼ばれる。尚、ワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31でも同様にGIDLによるデータの誤書き込みが生じる。
また、ワード線WL0が非選択の場合であっても、書き込み電圧Vpgmよりは低い電圧であるが、書き込みパス電圧Vpassがワード線WL0に印加される。書き込みパス電圧VpassはブロックBLK内にデータを書き込む度に非選択のワード線WLに印加されるため、この書き込みパス電圧Vpassによっても、GIDLに起因する電子が浮遊ゲート電極FGに少量ずつ注入されデータ誤書き込みが生じ、既にデータの書き込まれたメモリセルトランジスタMT0の閾値電圧が高電圧側にシフトすることが想定される。このようなデータ誤書き込みは、メモリセルの微細化及び閾値電圧の細分化が進行するに従いより顕著になる。
本実施形態に係るメモリシステムにおいては、このようなGIDLによるデータ誤書き込みを考慮して、ワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正する。ワード線WL0に印加する読み出し電圧Vselectの補正について以下具体的に説明する。
ワード線WL0に印加される読み出し電圧Vselectに対しては、LMレベルにおいて、第1の共通読み出し電圧VRLMに加えて、第1の共通読み出し電圧VRLMよりも電圧の高い第1の補正読み出し電圧VRLM+、Aレベルにおいて、第2の共通読み出し電圧VRAに加えて、第2の共通読み出し電圧VRAよりも電圧の高い第2の補正読み出し電圧VRA+、第2の補正読み出し電圧VRA+よりも電圧の高い第3の補正読み出し電圧VRA++、及び第3の補正読み出し電圧VRA++よりも電圧の高い第4の補正読み出し電圧VRA+++、Bレベルにおいて、第3の共通読み出し電圧VRBに加えて、第3の共通読み出し電圧VRBよりも電圧の高い第5の補正読み出し電圧VRB+、第5の補正読み出し電圧VRB+よりも電圧の高い第6の補正読み出し電圧VRB++、及び第6の補正読み出し電圧VRB++よりも電圧の高い第7の補正読み出し電圧VRB+++、Cレベルにおいて、第4の共通読み出し電圧VRCに加えて、第4の共通読み出し電圧VRCよりも電圧の高い第8の補正読み出し電圧VRC+、第8の補正読み出し電圧VRC+よりも電圧の高い第9の補正読み出し電圧VRC++、及び第9の補正読み出し電圧VRC++よりも電圧の高い第10の補正読み出し電圧VRC+++が設定される。
上述したように、メモリコントローラ1内のFeRAM6には、各ブロックBLKの最終書き込みページ(各ブロックBLK内において既にデータが書き込まれているページの中で、最もページ番号の大きいページ)が記憶されている。この最終書き込みページを参照して、図7に示す補正ページまで書き込みが終了している場合には、各読み出しレベルにおける第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCよりも高い補正読み出し電圧Vselectを使用してデータの読み出し動作を行う。
ここで、図7は、ワード線WL0においてGIDLの影響によるデータの誤書き込みを考慮した読み出し電圧の補正ページを示す表である。また、図8は、ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0に保持される各データの閾値分布と、各読み出しレベルに対して設定される読み出し電圧Vselectを模式的に示したものである。以下、図7及び図8を参照して補正ページと読み出し電圧Vselectとの関係について説明する。
ワード線WL0の偶数下位ページの読み出し動作においては、ワード線WL0の奇数下位ページ、ワード線WL0の奇数上位ページ、ワード線WL15(第3のワード線)の奇数上位ページ、ワード線WL24(第4のワード線)の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL0の偶数下位ページの読み出し動作において、ワード線WL0の奇数下位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、LMレベルに設定された第1の補正読み出し電圧VRLM+を使用する。
また、ワード線WL0の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第5の補正読み出し電圧VRB+を使用する。更に、ワード線WL15の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第6の補正読み出し電圧VRB++を使用する。更にまた、ワード線WL24の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数下位ページの保持データがGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第7の補正読み出し電圧VRB+++を使用する。
ワード線WL0の奇数下位ページの読み出し動作においては、ワード線WL0の偶数上位ページ、ワード線WL15の奇数上位ページ、ワード線WL24の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL0の奇数下位ページの読み出し動作において、ワード線WL0の偶数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の奇数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、LMレベルに設定された第1の補正読み出し電圧VRLM+を使用する。
また、ワード線WL15の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の奇数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第5の補正読み出し電圧VRB+を使用する。更に、ワード線WL24の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の奇数下位ページの保持データがGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第6の補正読み出し電圧VRB++を使用する。
ワード線WL0の偶数上位ページの読み出し動作においては、ワード線WL0の奇数上位ページ、ワード線WL15の奇数上位ページ、ワード線WL24の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL0の偶数上位ページの読み出し動作において、ワード線WL0の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数上位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第2の補正読み出し電圧VRA+及びCレベルに設定された第8の補正読み出し電圧VRC+を使用する。
また、ワード線WL15の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数上位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第3の補正読み出し電圧VRA++及びCレベルに設定された第9の補正読み出し電圧VRC++を使用する。更に、ワード線WL24の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の偶数上位ページの保持データがGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第4の補正読み出し電圧VRA+++及びCレベルに設定された第10の補正読み出し電圧VRC+++を使用する。
ワード線WL0の奇数上位ページの読み出し動作においては、ワード線WL15の奇数上位ページ、ワード線WL24の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL0の奇数上位ページの読み出し動作において、ワード線WL15まで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の奇数上位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第2の補正読み出し電圧VRA+及びCレベルに設定された第8の補正読み出し電圧VRC+を使用する。
また、ワード線WL24の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL0の奇数上位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第3の補正読み出し電圧VRA++及びCレベルに設定された第9の補正読み出し電圧VRC++を使用する。
また、ワード線WL31に関してもワード線WL0と同様に補正読み出し電圧Vselectが設定される。
ワード線WL31に印加される読み出し電圧Vselectに対しては、LMレベルにおいて、第1の共通読み出し電圧VRLMに加えて、第1の共通読み出し電圧VRLMよりも電圧の高い第11の補正読み出し電圧VRLM+(WL31)、Aレベルにおいて、第2の共通読み出し電圧VRAに加えて、第2の共通読み出し電圧VRAよりも電圧の高い第12の補正読み出し電圧VRA+(WL31)、Bレベルにおいて、第3の共通読み出し電圧VRBに加えて、第3の共通読み出し電圧VRBよりも電圧の高い第13の補正読み出し電圧VRB+(WL31)、Cレベルにおいて、第4の共通読み出し電圧VRCに加えて、第4の共通読み出し電圧VRCよりも電圧の高い第14の補正読み出し電圧VRC+(WL31)が設定される。
ワード線WL31の偶数下位ページの読み出し動作においては、ワード線WL31の奇数下位ページ、ワード線WL31の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL31の偶数下位ページの読み出し動作において、ワード線WL31の奇数下位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL31の偶数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、LMレベルに設定された第11の補正読み出し電圧VRLM+(WL31)を使用する。
また、ワード線WL31の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL31の偶数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Bレベルに設定された第13の補正読み出し電圧VRB+(WL31)を使用する。
ワード線WL31の奇数下位ページの読み出し動作においては、ワード線WL31の偶数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL31の奇数下位ページの読み出し動作において、ワード線WL31の偶数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL31の奇数下位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、LMレベルに設定された第11の補正読み出し電圧VRLM+(WL31)を使用する。
ワード線WL31の偶数上位ページの読み出し動作においては、ワード線WL31の奇数上位ページを補正ページとする。即ち、ワード線WL31の偶数上位ページの読み出し動作において、ワード線WL31の奇数上位ページまで書き込みが行われている場合に、ワード線WL31の偶数上位ページの保持データの閾値分布がGIDLの影響で高電圧側にシフトすることを考慮して、Aレベルに設定された第12の補正読み出し電圧VRA+(WL31)及びCレベルに設定された第14の補正読み出し電圧VRC+(WL31)を使用する。
ワード線WL31の奇数上位ページの読み出し動作においては、ワード線WL31の奇数上位ページはブロックBLK内で最後に書き込みが行われるページであるから、GIDLの影響による閾値分布のシフトを考慮する必要は無い。従って、Aレベルに設定された第2の共通読み出し電圧VRA及びCレベルに設定された第4の共通読み出し電圧VRCを使用する。
ここで、第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)は、ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0またはワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31に保持されるデータの閾値分布が、GIDLによるデータ誤書き込みの影響によりシフトする量を計測して統計的に定めるべき所定の値であり、各読み出しレベルにおける第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCと、各データの閾値電圧下限値VVLM、VVA、VVB、及びVVCとの電圧差が維持されるように設定されることが望ましい。
また、ワード線WL0とワード線WL31のGIDLによる閾値電圧のシフト量を同程度とみなし、第1の補正読み出し電圧VRLM+と第11の補正読み出し電圧VRLM+(WL31)、第2の補正読み出し電圧VRA+と第12の補正読み出し電圧VRA+(WL31)、第5の補正読み出し電圧VRB+と第13の補正読み出し電圧VRB+(WL31)、第8の補正読み出し電圧VRC+と第14の補正読み出し電圧VRC+(WL31)をそれぞれ等しい値としても良い。
また、第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)は、出荷前のテスト工程において、GIDLによるデータ誤書き込みの影響により閾値電圧がシフトする量を測定することで個別に定められた値であっても良い。この場合、例えば、メモリセルアレイ10中の初期設定情報記憶領域に第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)に関する情報を記憶し、この情報がメモリシステム起動時に読み出される構成とすればよい。
また、各ブロックBLK内の32本のワード線WLそれぞれに対し4ページが割当てられるため、各ブロックBLK内の最終書き込みページは7ビットで表すことができる。また、メモリセルアレイ10が有するブロックBLK数が2048個であるので、最終書き込みページを記憶するために使用するFeRAM6の容量は2kB程度でよい。
次に、上記のように読み出し電圧Vselectが設定されたメモリシステムに対し、データの読み出しコマンドが入力された際の動作について図9を参照して説明する。図9は、メモリコントローラ1に入力されるコマンド及びアドレスと、メモリコントローラ1からNAND型フラッシュメモリ2に入力されるコマンド及びアドレスとの関係を示す。
先ず、図示略のホスト装置から例えば“00h−論理アドレス−30h”の一連のコマンド及びアドレスがメモリコントローラ1に入力される。“00h”はアドレス入力コマンド、“30h”は読み出しコマンドである。即ち、メモリシステム外部から見た場合は、従来と同様の方法でアクセスが可能である。
次に、メモリコントローラ1内において、FeRAM6に記憶される論理‐物理アドレス変換テーブルを参照し、指定された論理アドレスがワード線WL0またはワード線WL31に割り当てられたページの物理アドレスに対応するかをMCU8で判定する。論理アドレスがワード線WL0またはワード線WL31に割り当てられたページの物理アドレスに対応する場合は、FeRAM6からワード線WL0またはワード線WL31を含むブロックBLK内の最終書き込みページをMCU8に読み込んで、読み出し電圧Vselectの補正が必要であるか否か、必要である場合にはどの読み出し電圧Vselectを選択するかを判断する演算処理を行う。
メモリコントローラ1に入力された論理アドレスがワード線WL0またはワード線WL31に割り当てられたページの物理アドレスに対応しない場合、または論理アドレスがワード線WL0またはワード線WL31に割り当てられたページの物理アドレスに対応する場合であっても、読み出し電圧Vselectの補正が必要ない場合には、“00h−物理アドレス−30h”の一連のコマンド及びアドレスがNAND型フラッシュメモリ2に入力され、入出力制御回路11を介してコマンドレジスタ13及びアドレスレジスタ12にラッチされる。
物理アドレスは、カラムアドレス、ロウアドレス、及びブロックアドレスを含む。アドレスレジスタ12にラッチされたカラムアドレスがカラム制御回路17で、また、ロウアドレス及びブロックアドレスがロウ制御回路16でデコードされた後、主制御回路14の制御の下で第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCによる読み出し動作が開始される。
一方、MCU8での演算処理の結果、読み出し電圧Vselectの補正が必要であれば、GIDLの影響を考慮して各読み出しレベルに対して設定した第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)から読み出し電圧Vselect選択し、選択した読み出し電圧Vselectに応じて読み出しコマンド“30h”を“xxh”(xxhは、ワード線WL0またはワード線WL31に対して、GIDLの影響を考慮して各読み出しレベルに対して設定した第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)を印加するための読み出しコマンド)に変更する。
読み出しコマンドの変更後、“00h−物理アドレス−xxh”の一連のコマンド及びアドレスがNAND型フラッシュメモリ2に入力され、入出力制御回路11を介してアドレスレジスタ12及びコマンドレジスタ13にラッチされる。アドレスレジスタ12にラッチされたカラムアドレスがカラム制御回路17で、また、ロウアドレス及びブロックアドレスがロウ制御回路16でデコードされた後、主制御回路14の制御の下で第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)による読み出し動作が開始される。
以下、論理アドレスがワード線WL0に割り当てられたページの物理アドレスに対応する場合に、読み出し電圧Vselectの補正が必要であるか否かを判断し、GIDLの影響を考慮して各読み出しレベルに対して設定した第1の補正読み出し電圧乃至第10の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、及びVRC+++から読み出し電圧Vselectを選択する際に、MCU8で行うべき演算処理に関して具体的に説明する。
先ず、ワード線WL0の偶数下位ページの読み出し動作について、図10を参照して説明する。図10は、ワード線WL0の偶数下位ページの読み出し動作において、MCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。
先ず、FeRAM6に記憶されている最終書き込みページを参照する(S101)。以降、最終書き込みページを図7に示した補正ページと比較して、読み出し電圧Vselectを選択する。
最終書き込みページとワード線WL0の奇数下位ページを比較する(S102)。最終書き込みページがワード線WL0の奇数下位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の奇数下位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、LMレベルに設定された第1の共通読み出し電圧VRLMを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の奇数下位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の奇数下位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL0の偶数上位ページを比較する(S103)。最終書き込みページがワード線WL0の偶数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の偶数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、LMレベルに設定された第1の補正読み出し電圧VRLM+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の偶数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の偶数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL0の奇数上位ページを比較する(S104)。最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Bレベルに設定された第3の共通読み出し電圧VRBを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL15の奇数上位ページを比較する(S105)。最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Bレベルに設定された第5の補正読み出し電圧VRB+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL24の奇数上位ページを比較する(S106)。最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Bレベルに設定された第6の補正読み出し電圧VRB++を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページまで書き込みが行われていれば、Bレベルに設定された第7の補正読み出し電圧VRB+++を選択する。
ワード線WL0の奇数下位ページの読み出し動作について、図11を参照して説明する。図11は、ワード線WL0の奇数下位ページの読み出し動作において、MCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。
先ず、FeRAM6に記憶されている最終書き込みページを参照する(S201)。以降、最終書き込みページを図7に示した補正ページと比較して、読み出し電圧Vselectを選択する。
最終書き込みページとワード線WL0の偶数上位ページを比較する(S202)。最終書き込みページがワード線WL0の偶数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の偶数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、LMレベルに設定された第1の共通読み出し電圧VRLMを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の偶数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の偶数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL0の奇数上位ページを比較する(S203)。最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、LMレベルに設定された第1の補正読み出し電圧VRLM+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL15の奇数上位ページを比較する(S204)。最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Bレベルに設定された第3の共通読み出し電圧VRBを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL24奇数上位ページを比較する(S205)。最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Bレベルに設定された第5の補正読み出し電圧VRB+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページまで書き込みが行われていれば、Bレベルに設定された第6の補正読み出し電圧VRB++を選択する。
ワード線WL0の偶数上位ページの読み出し動作について、図12を参照して説明する。図12は、ワード線WL0の偶数上位ページの読み出し動作において、MCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。
先ず、FeRAM6に記憶されている最終書き込みページを参照する(S301)。以降、最終書き込みページを図7に示した補正ページと比較して、読み出し電圧Vselectを選択する。
最終書き込みページとワード線WL0の奇数上位ページを比較する(S302)。最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Aレベル及びCレベルに設定された第2の共通読み出し電圧VRA及び第4の共通読み出し電圧VRCを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL0の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL0の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL15の奇数上位ページを比較する(S303)。最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Aレベル及びCレベルに設定された第2の補正読み出し電圧VRA+及び第8の補正読み出し電圧VRC+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL24の奇数上位ページを比較する(S304)。最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Aレベル及びCレベルに設定された第3の補正読み出し電圧VRA++及び第9の補正読み出し電圧VRC++を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページまで書き込みが行われていれば、Aレベル及びCレベルに設定された第4の補正読み出し電圧VRA+++及び第10の補正読み出し電圧VRC+++を選択する。
ワード線WL0の奇数上位ページの読み出し動作について、図13を参照して説明する。図13は、ワード線WL0の偶数上位ページの読み出し動作において、MCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。
先ず、FeRAM6に記憶されている最終書き込みページを参照する(S401)。以降、最終書き込みページを図7に示した補正ページと比較して、読み出し電圧Vselectを選択する。
最終書き込みページとワード線WL15の奇数上位ページを比較する(S402)。最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Aレベル及びCレベルに設定された第2の共通読み出し電圧VRA及び第4の共通読み出し電圧VRCを選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL15の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL15の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていれば、最終書き込みページとワード線WL24の奇数上位ページを比較する(S403)。最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きくない、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページに書き込みが行われていなければ、Aレベル及びCレベルに設定された第2の補正読み出し電圧VRA+及び第8の補正読み出し電圧VRC+を選択する。
一方、最終書き込みページがワード線WL24の奇数上位ページよりも大きい、即ち、ワード線WL24の奇数上位ページ以降のページまで書き込みが行われていれば、Aレベル及びCレベルに設定された第3の補正読み出し電圧VRA++及び第9の補正読み出し電圧VRC++を選択する。
また、論理アドレスがワード線WL31に割り当てられたページの物理アドレスに対応する場合に、読み出し電圧Vselectの補正が必要であるか否かを判断し、GIDLの影響を考慮して各読み出しレベルに対して設定した第11の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)から読み出し電圧Vselectを選択する際にMCU8で行うべき演算処理に関しても、上述したワード線WL0の場合と同様である。
以上のように、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ブロックBLK内のワード線WL0乃至ワード線WL31において共通に、LMレベルに対して第1の共通読み出し電圧VRLM、Aレベルに対して第2の共通読み出し電圧VRA、Bレベルに対して第3の共通読み出し電圧VRB、及びCレベルに対して第4の共通読み出し電圧VRCが設定される。
更に、ワード線WL0及びワード線WL31に対しては、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCに加え、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCよりも電圧の高い第1の補正読み出し電圧乃至第14の補正読み出し電圧VRLM+、VRA+、VRA++、VRA+++、VRB+、VRB++、VRB+++、VRC+、VRC++、VRC+++、VRLM+(WL31)、VRA+(WL31)、VRB+(WL31)、及びVRC+(WL31)が設定されるという特徴を有する。
これにより、ワード線WL0及びワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT0及びMT31においてGIDLによるデータ誤書き込みが生じ、閾値分布が高電圧側にシフトした場合にも、閾値分布のシフト量に対応して読み出し電圧Vselectを補正することが可能となり、メモリセルの微細化及び閾値電圧の細分化に対して高いデータ信頼性を維持できる。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、NANDセルユニットNUを構成するメモリセル群MGが、それぞれ32個のメモリセルトランジスタMT0乃至MT31を有し、隣接するNANDセルユニットNU間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタMTが有するゲート電極を共通接続する32本のワード線WL0乃至WL31が配線される場合について説明したが、これに限らず、NANDセルユニットNUを構成するメモリセル群MGが、それぞれ64個のメモリセルトランジスタMT0乃至MT63を有し、隣接するNANDセルユニットNU間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタMTが有するゲート電極を共通接続する64本のワード線WL0乃至WL63が配線される構成であっても良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、メモリセルアレイ10が有するブロックBLK数が2048個である場合について説明したが、これに限らず、例えば、ブロックBLK数が4096個であっても良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ワード線WL0のLMレベルについては1段階、RA、RB、及びRCレベルについては3段階の補正した読み出し電圧Vselectを設定したが、FeRAM6に記憶される最終書き込みページに応じてより細かい読み出し電圧Vselectを設定しても良い。例えば、ワード線WL7の奇数上位ページ及びワード線WL28の奇数上位ページでさらに読み出し電圧Vselectを補正しても良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ワード線WL15の奇数上位ページ及びワード線WL24まで書き込みが進んだ場合に、読み出し電圧Vselectを補正することとしたが、これに限らず、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して適宜補正ページを設定すれば良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正する場合について説明したが、更にメモリセルトランジスタMTの微細化が進んだ場合、ワード線WL0に隣接するワード線WL1、及びワード線WL31に隣接するワード線WL30についてもGIDLの影響による閾値電圧の変化が生じることが考えられるため、ワード線WL1及びワード線WL30に対してもワード線WL0及びワード線WL31と同様に読み出し電圧Vselectの補正を行っても良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、メモリコントローラ1内のFeRAM6に最終書き込みページを記憶する場合について説明したが、FeRAMに限らず、MRAM(Magnetic Random Access Memory)など他の不揮発性半導体メモリに最終書き込みページを記憶しても良い。使用する不揮発性半導体メモリは、メモリシステムの動作速度を維持するためにNAND型フラッシュメモリ2よりも高速動作が可能であることが望ましい。また、最終書き込みページは頻繁な更新が想定されるため、書き換え可能な回数の上限が高いことが望ましい。
或いは、不揮発性半導体メモリに限らず、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性半導体メモリに最終ページに最終書き込みページを記憶させても良い。この場合、電源入力が遮断されると保持していた最終書き込みページが失われてしまうため、最終書き込みページをNAND型フラッシュメモリ2に退避させる必要がある。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ワード線WL0から順にワード線WL31までデータ書き込みを行う場合について説明したが、これに限らず、例えばWLm(mは0以上30以下の整数)の偶数下位ページ、WLmの奇数下位ページ、WLm+1の偶数下位ページ、WLm+1の奇数下位ページ、WLmの偶数上位ページ、WLmの奇数上位ページ、WLm+1の偶数上位ページ、WLm+1の奇数上位ページという順にデータ書き込み動作を行っても良い。この場合も、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すれば良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、メモリセルトランジスタMTがそれぞれ、上位ページデータ“x”と下位ページデータ“y”とにより定義され、閾値電圧の順にデータ“E”=“11”、データ“A”=“01”、データ“B”=“00”、データ“C”(データ“LM”)=“10”が割り付けられた4値データ“xy”の1つを保持可能であるとしたが、データの割付はこれに限らず、例えば、閾値電圧の順にデータ“E”=“11”、データ“A”=“01”、データ“B”(データ“LM”)=“10”、データ“C”=“00”など他のデータ割付方法を用いても良い。この場合も、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すれば良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、下位ページ書き込み動作において中間データ“LM”(データ“10”)を書き込む場合について説明したが、必ずしもこのような中間データ状態を経由して上位ページ書き込みを行う必要は無い。例えば、閾値電圧の順にデータ“11”、“10”、“00”、“01”を割り付け、下位ページ書き込み動作においてはデータ“11”からデータ“00”へ、上位ページ書き込み動作においてはデータ“10”からデータ“00”へ、或いはデータ“11”からデータ“01”へ書き込みを行っても良い。この場合も、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すれば良い。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、読み出し電圧Vselectの補正を行うワード線WL0及びワード線WL31が選択ゲート線SGS及び選択ゲート線SGDに隣接して配置されている場合について説明したが、図14に示すように、選択トランジスタST1とメモリセルトランジスタMT0との間、選択トランジスタST2とメモリセルトランジスタMT31との間にダミーセルトランジスタDTを設けても良い。図14は、本実施形態に係るメモリシステムにおけるNANDセルユニットNUの変形例の等価回路を示す回路図である。ダミーセルトランジスタDTの電流経路は、メモリセルトランジスタMTの電流経路と選択トランジスタST1、ST2の電流経路との間に直列接続され、ダミーセルトランジスタDTの有するゲート電極はダミーワード線DWLにより共通接続される。
上記のようなダミーワード線DWLを有するメモリセルアレイに対しても、メモリセルトランジスタMTの微細化が進んだ場合にGIDLの影響によるデータ誤書き込みが生じる恐れがある。このような場合であっても、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すればよい。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、浮遊ゲート電極FGに電子を注入し、注入された電子の量に応じてメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が変化することを利用してデータを保持する場合について説明したが、これに限らず、例えばシリコン窒化膜などの電荷蓄積層に電荷をトラップさせ、トラップされた電荷の量に応じてメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が変化することを利用してデータを保持する場合に対しても適用できる。電荷蓄積層としてシリコン窒化膜を利用した場合においても、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すればよい。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、センスアンプSAが選択回路19を介して偶数ビット線BLe或いは奇数ビット線BLoのいずれか一方に選択的に接続される場合について説明したが、これに限らず、1本のビット線BLに対し1つのセンスアンプSAが対応する構成であっても良い。
この場合、本実施形態と同様に、偶数ビット線BLe、奇数ビット線BLoが交互に配置され、1本のワード線WL及び偶数ビット線BLeにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が偶数ページを構成し、1本のワード線WL及び奇数ビット線BLoにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が奇数ページを構成するページ構成であっても良いし、或いは、図15に示すようなページ構成としても良い。
図15は、本実施形態に係るメモリシステムにおけるメモリセルアレイ2の変形例の等価回路を示す回路図である。図15に示すように、1つのビット線BLに対し1つのセンスアンプSAが設けられており、ブロックBLK内の1本のワード線WL及びブロックBLK内のビット線BLの内で左端から連続する一群のビット線BLlにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が1ページ(レフトページ)を構成し、1本のワード線WL及びブロックBLK内のビット線の内で右端から連続する他群のビット線BLrにより選択されるメモリセルトランジスタMTの集合が他の1ページ(ライトページ)を構成する。
ブロックBLK内へのデータの書き込みは、ブロック内部で最もソース線SL側のワード線WLであるワード線WL0から順にワード線WL31まで、1本のワード線WLにおいては、レフトページの下位ページ、ライトページの下位ページ、レフトページの上位ページ、ライトページの上位ページの順に行われる。従って、1本のワード線WLに対して4ページが対応する。この場合も、ワード線WL0及びワード線WL31において既に書き込み済みのメモリセルトランジスタMTに保持されたデータの閾値分布が、GIDLによるデータ誤書き込みの影響で高電圧側にシフトする点については同様であるから、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して同様にワード線WL0及びワード線WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正すれば良い。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作について、図16を参照して説明する。図16は、本実施形態に係るメモリシステムにおいてワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0またはワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31の下位ページ書き込み動作及び上位ページ書き込み動作を示す模式図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。
本発明の第2の実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作について、図16を参照して説明する。図16は、本実施形態に係るメモリシステムにおいてワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0またはワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31の下位ページ書き込み動作及び上位ページ書き込み動作を示す模式図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。
本実施形態に係るメモリシステムは、ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0またはワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31へのデータ書き込み動作において、各データの閾値電圧下限値を規定するベリファイ電圧を、GIDLによるデータ誤書き込みの影響を考慮して予めVDだけ低く設定する点で第1の実施形態と異なる。
即ち、データ“LM”、“A”、“B”、及び“C”の閾値電圧下限値としてのベリファイ電圧をそれぞれVVLM-VD、VVA-VD、VVB-VD、及びVVC-VDと設定する。また、データ“LM”、“A”、“B”、及び“C”のベリファイ電圧をVDだけ低く設定したことに対応し、消去状態であるデータ“E”の閾値上限値もVDだけ低く設定することが望ましい。
ここでVDは、ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0またはワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31に保持されるデータの閾値分布がGIDLによるデータ誤書き込みの影響によりシフトする量を計測して統計的に定めるべき所定の値であり、GIDLによるデータ誤書き込みの影響によりデータ“C”の閾値分布が高電圧側にシフトした場合に、データ“C”の閾値分布が読み出しパス電圧Vreadを超えないように設定する。
また、第1の実施形態と比較してデータ“LM”、“A”、“B”、及び“C”のベリファイ電圧をVDだけ低く設定したことに対応し、各読み出しレベルに対して設定される読み出し電圧VselectをVDだけ低く設定する。ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0に保持されるデータの読み出し動作について、図17を参照して説明する。図17は、ワード線WL0に接続されるメモリセルトランジスタMT0に保持される各データの閾値分布と、各読み出しレベルに対して設定される読み出し電圧Vselectを示した模式図である。
図17に示すように、上位ページが未書き込みの場合の読み出し動作において、LMレベルに対して読み出し電圧VRLM−VD、VRLM+−VDを設定する。また、上位ページが書き込み済みの場合の読み出し動作において、Aレベルに対して読み出し電圧VRA−VD、VRA+−VD、VRA++−VD、VRA+++−VDを設定する。また、Bレベルに対しては読み出し電圧VRB+−VD、VRB++−VD、VRB+++−VDを設定する。また、Cレベルに対しては読み出し電圧VRC−VD、VRC+−VD、VRC++−VD、VRC+++−VDを設定する。
また、ワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMT31に保持されるデータの読み出し動作についても、ワード線WL0の場合と同様に、各読み出しレベルに対して設定される読み出し電圧VselectをVDだけ低く設定する。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
上述のように、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、各データのベリファイ電圧を予めVDだけ低く設定することにより、最も閾値電圧の高いデータ“C”の閾値分布がGIDLによるデータ誤書き込みの影響により高電圧側にシフトした場合に、データ“C”の閾値分布が読み出しパス電圧Vreadを超える可能性を低減できる。これにより、メモリシステムのデータ信頼性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、各データのベリファイ電圧を一律にVDだけ低く設定する場合について説明したが、これに限らず、ワード線WL0とワード線WL31とで互いに異なる値だけ低く設定しても良いし、データ毎に異なる値だけ低く設定しても良い。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作について図18を参照して説明する。図18は、本実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作を示す模式図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。本実施形態に係るメモリシステムは、メモリセルトランジスタMTが閾値電圧に応じて16値のデータを保持する点で第1の実施形態と異なる。
本発明の第3の実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作について図18を参照して説明する。図18は、本実施形態に係るメモリシステムのデータ書き込み動作を示す模式図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。本実施形態に係るメモリシステムは、メモリセルトランジスタMTが閾値電圧に応じて16値のデータを保持する点で第1の実施形態と異なる。
メモリセルトランジスタMTはそれぞれ、第1ページデータ“p”、第2ページデータ“q”、第3ページデータ“x”、第4ページデータ“y”とにより定義され、閾値電圧の順にデータ“EE”=“1111”、データ“A”=“0111”、データ“B”=“0011”、データ“C”=“1011”、データ“D”=“0001”、データ“E”=“1001”、データ“F”=“0101”、データ“G”=“1101”、データ“H”=“0000”、データ“I”=“1000”、データ“J”=“0100”、データ“K”=“1100”、データ“L”=“0010”、データ“M”=“1010”、データ“N”=“0110”、データ“O”=“1110”、が割り付けられた16値データ“pqxy”の1つを保持可能である。従って、1本のワード線に対して8ページが対応する。
また、上記書き込み動作は第1ページ書き込み動作、第2ページ書き込み動作、第3ページ書き込み動作、及び第4ページ書き込み動作からなり、1本のワード線WLにおいて、偶数ページの第1ページ、奇数ページの第1ページ、偶数ページの第2のページ、奇数ページの第2ページ、偶数ページの第3ページ、奇数ページの第3ページ、偶数ページの第4ページ、奇数ページの第4ページの順に書き込みが行われる。
第1ページ書き込み動作においては、データ“EE”(消去状態)のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に、後述する第2中間データ“HM1”及び第2中間データ“HM2”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する第1中間データ“LM”(データ“1110”)を書き込む。第1中間データ“LM”はその閾値電圧下限値VVLMが第2中間データ“HM2”の閾値電圧下限値VVHM2より低く、第2中間データ“HM1”の閾値電圧下限値VVHM1より高いとし、且つ、第2ページ書き込み後のデータ“1110”に対応する第2中間データ“HM3”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第2ページ書き込み動作においては、データ“EE”のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に“0”書き込みを行って、後述する第3中間データ“UM1”及び第3中間データ“UM2”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVHM1の第2中間データ“HM1”を書き込み、また、ブロードな閾値分布の第1中間データ“LM”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って、後述する第3中間データ“UM3”及び第3中間データ“UM4”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVHM2の第2中間データ“HM2”を書き込む。また、中間データ“LM”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1110”を維持する)場合は、後述する第3中間データ“UM5”及び第3中間データ“UM6”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVHM3である第2中間データ“HM3”まで閾値分布を変化させる。
尚、第2中間データ“HM1”はその閾値電圧下限値VVHM1が第3中間データ“UM2”の閾値電圧下限値VVUM2より低く、第3中間データ“UM1”の閾値電圧下限値VVUM1より高いとし、且つ、第3ページ書き込み後のデータ“1101”に対応する第3中間データ“UM3”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第2中間データ“HM2”はその閾値電圧下限値VVHM2が第3中間データ“UM4”の閾値電圧下限値VVUM4より低く、第3中間データ“UM3”の閾値電圧下限値VVUM3より高いとし、且つ、第3ページ書き込み後のデータ“1100”に対応する第3中間データ“UM5”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第2中間データ“HM3”はその閾値電圧下限値VVHM3が第3中間データ“UM6”の閾値電圧下限値VVUM6より低く、第3中間データ“UM5”の閾値電圧下限値VVUM5より高いとし、且つ、第3ページ書き込み後のデータ“1110”に対応する第3中間データ“UM7”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3ページ書き込み動作においては、データ“EE”のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に“0”書き込みを行って、データ“A”及びデータ“B”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM1の第3中間データ“UM1”を書き込み、また、ブロードな閾値分布の第2中間データ“HM1”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って、データ“C”及びデータ“D”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM2の第3中間データ“UM2”を書き込む。また、第2中間データ“HM1”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1101”を維持する)場合は、データ“E”及びデータ“F”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM3である第3中間データ“UM3”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第2中間データ“HM2”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って、データ“G”及びデータ“H”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM4の第3中間データ“UM4”を書き込み、第2中間データ“HM2”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1100”を維持する)場合は、データ“I”及びデータ“J”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM5である第3中間データ“UM5”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第2中間データ“HM3”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って、データ“K”及びデータ“L”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM6の第3中間データ“UM6”を書き込み、第2中間データ“HM3”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1110”を維持する)場合は、データ“M”及びデータ“N”の閾値分布に跨るような閾値分布を有する閾値電圧下限値VVUM7である第3中間データ“UM7”まで閾値分布を変化させる。
尚、第3中間データ“UM1”はその閾値電圧下限値VVUM1がデータ“B”の閾値電圧下限値VVBより低く、データ“A”の閾値電圧下限値VVAより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1011”に対応するデータ“C”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM2”はその閾値電圧下限値VVUM2がデータ“D”の閾値電圧下限値VVDより低く、データ“C”の閾値電圧下限値VVCより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1001”に対応するデータ“E”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM3”はその閾値電圧下限値VVUM3がデータ“F”の閾値電圧下限値VVFより低く、データ“E”の閾値電圧下限値VVEより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1101”に対応するデータ“G”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM4”はその閾値電圧下限値VVUM4がデータ“H”の閾値電圧下限値VVHより低く、データ“G”の閾値電圧下限値VVGより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1000”に対応するデータ“I”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM5”はその閾値電圧下限値VVUM5がデータ“J”の閾値電圧下限値VVJより低く、データ“I”の閾値電圧下限値VVIより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1100”に対応するデータ“K”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM6”はその閾値電圧下限値VVUM6がデータ“L”の閾値電圧下限値VVLより低く、データ“K”の閾値電圧下限値VVKより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1010”に対応するデータ“M”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第3中間データ“UM7”はその閾値電圧下限値VVUM7がデータ“N”の閾値電圧下限値VVNより低く、データ“M”の閾値電圧下限値VVMより高いとし、且つ、第4ページ書き込み後のデータ“1110”に対応するデータ“O”よりもブロードな閾値分布を有する状態である。
第4ページ書き込み動作においては、データ“EE”のメモリセルトランジスタMTに対して選択的に“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVAのデータ“A”を書き込み、また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM1”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVBのデータ“B”を書き込む。また、第3中間データ“UM1”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1011”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVCであるデータ“C”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM2”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVDのデータ“D”を書き込む。また、第3中間データ“UM2”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1001”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVEであるデータ“E”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM3”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVFのデータ“F”を書き込む。また、第3中間データ“UM3”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1101”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVGであるデータ“G”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM4”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVHのデータ“H”を書き込む。また、第3中間データ“UM4”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1000”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVIであるデータ“I”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM5”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVJのデータ“J”を書き込む。また、第3中間データ“UM5”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1100”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVKであるデータ“K”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM6”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVLのデータ“L”を書き込む。また、第3中間データ“UM6”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1010”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVMであるデータ“M”まで閾値分布を変化させる。
また、ブロードな閾値分布の第3中間データ“UM7”のメモリセルトランジスタMTに対して“0”書き込みを行って閾値電圧下限値VVNのデータ“N”を書き込む。また、第3中間データ“UM7”のメモリセルトランジスタMTに対して“1”書き込みを行う(データ“1110”を維持する)場合は閾値電圧下限値VVOであるデータ“O”まで閾値分布を変化させる。
本実施形態に係るメモリシステムにおいては、ワード線WL0乃至WL31に接続されるメモリセルトランジスタMTについて、上記各データの閾値電圧を判別する読み出しレベルそれぞれに対する共通読み出し電圧VRLM、VRHM1、VRHM2、VRHM3、VRUM1、VRUM2、VRUM3、VRUM4、VRUM5、VRUM6、VRUM7、VRA、VRB、VRC、VRD、VRE、VRF、VRG、VRH、VRI、VRJ、VRK、VRL、VRM、VRN、及びVROを第1の実施形態と同様に設定する。
更に、WL0及びWL31に対しては、これら共通読み出し電圧VRLM、VRHM1、VRHM2、VRHM3、VRUM1、VRUM2、VRUM3、VRUM4、VRUM5、VRUM6、VRUM7、VRA、VRB、VRC、VRD、VRE、VRF、VRG、VRH、VRI、VRJ、VRK、VRL、VRM、VRN、及びVROに加え、共通読み出し電圧VRLM、VRHM1、VRHM2、VRHM3、VRUM1、VRUM2、VRUM3、VRUM4、VRUM5、VRUM6、VRUM7、VRA、VRB、VRC、VRD、VRE、VRF、VRG、VRH、VRI、VRJ、VRK、VRL、VRM、VRN、及びVROよりも電圧の高い補正読み出し電圧Vselectを設定する。
WL0及びWL31に対して印加する読み出し電圧Vselectは、第1の実施形態と同様にFeRAM6に記憶する最終書き込みページと補正ページとを比較して選択すれば良い。補正ページは、第1の実施形態と同様に、GIDLの影響により既にデータの書き込まれたメモリセルトランジスタMTの保持するデータの閾値分布が高電圧側にシフトする量を考慮して決定される。例えば、ワード線WL0の偶数ページの第1ページの読み出し動作においては、ワード線WL0の奇数ページの第1ページ、ワード線WL0の奇数ページの第2ページ、ワード線WL0の奇数ページの第3ページ、ワード線WL0の奇数ページの第4ページ、ワード線WL7の奇数ページの第4ページ、ワード線WL15の奇数ページの第4ページ、ワード線WL24の奇数ページの第4ページ、ワード線WL28の奇数ページの第4ページとすれば良い。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
メモリセルトランジスタMTの閾値電圧の細分化が進むと、隣り合うデータの閾値分布の間隔を小さく設定することが必要となり、GIDLにより閾値分布がシフトした場合の影響はより顕著になるから、読み出し電圧Vselectを補正する意義は非常に大きい。
また、本実施形態に係るメモリシステムが示すように、第1の実施形態に係るメモリシステムにおける読み出し電圧Vselectの補正は、4値データを保持可能なメモリセルトランジスタMTに限らず、同様の技術的思想に基づいて、16値データを保持可能なメモリセルトランジスタMTに対しても適用できる。即ち、第1の実施形態に係るメモリシステムにおける読み出し電圧Vselectの補正は、メモリセルトランジスタMTが保持可能なデータ数によらず、N(N=2、4、8、16、・・・)値のデータを保持可能なメモリセルトランジスタMTに対して適用可能である。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態に係るメモリシステムの構成について、図19を参照して説明する。図19は、第4の実施形態に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。
本発明の第4の実施形態に係るメモリシステムの構成について、図19を参照して説明する。図19は、第4の実施形態に係るメモリシステムの構成を示すブロック図である。以下、第1の実施形態と実質的に同一な構成要素には同じ参照符号を付して、本実施形態の特徴部分のみを説明する。
NAND型フラッシュメモリ2は、データ保持時間が長くなると浮遊ゲート電極FGに注入された電子が徐々に漏れ出し、書き込み済みのメモリセルトランジスタMTの閾値電圧が徐々に低下する。また、この現象はメモリセルトランジスタMTの微細化が進むほど顕著になる。
上記の現象に鑑み、本実施形態に係るメモリシステムは、FeRAM29に後述する各ブロックBLKの書き込み終了時刻t1を記憶させ、書き込み終了時刻t1に応じて各ブロックBLKのワード線WL0乃至WL31に印加する読み出し電圧Vselectを補正するという特徴を有する。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
FeRAM29に各ブロックBLKの書き込み終了時刻t1を記憶させるとは、各ブロックBLK内において最後にデータが書き込まれた時刻、即ち、各ブロックBLK内における最終書き込みページにデータが書き込まれた時刻をFeRAM29に記憶させることを意味する。書き込み終了時刻t1は、メモリシステム外部からメモリコントローラ1に入力され、各ブロックBLKへデータの書き込みが行われる度に更新される。
ワード線WL0乃至WL31に印加する読み出し電圧Vselectについて、図20を参照して説明する。図20は、ワード線WL0乃至WL31に接続されるメモリセルトランジスタMTに保持される各データの閾値分布と、各読み出しレベルに対して設定される読み出し電圧Vselectを示す模式図である。
図20に示すように、上位ページが未書き込みの場合の読み出し動作において、LMレベルに対して第1の共通読み出し電圧VRLMが設定される。また、上位ページが書き込み済みの場合の読み出し動作において、A、B、及びCレベルに対してそれぞれ第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRA、VRB、及びVRCが設定される。
また、既にデータ書き込み済みのメモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値分布が時間経過と共に低電圧側にシフトする量を考慮して、LMレベルにおいて、第1の共通読み出し電圧VRLMよりも電圧の低い第15の補正読み出し電圧VRLM-、Aレベルにおいて、第2の共通読み出し電圧VRAよりも電圧の低い第16の補正読み出し電圧VRA-、Bレベルにおいて、第3の共通読み出し電圧VRBよりも電圧の低い第17の補正読み出し電圧VRB-、及びCレベルにおいて、第4の共通読み出し電圧VRCよりも電圧の低い第18の補正読み出し電圧VRC-が設定される。
本実施形態に係るメモリシステムにおいては、上述した各ブロックBLKにおける最終書き込み時刻t1と、読み出し動作開始時刻t2を比較し、各ブロックにおける読み出し電圧Vselectを選択する。読み出し動作開始時刻t2は、メモリシステム外部からメモリコントローラ1に入力され、メモリコントローラ1に読み出しコマンドが入力された場合に自動的に参照される。
図21は、読み出しコマンドを受信したメモリコントローラ1が読み出し電圧Vselectを選択する際に、MCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。
先ず、ワード線WL0乃至WL31の各ページの読み出し動作開始時に、FeRAM29に記憶させた当該ワード線WL0乃至WL31を含むブロックBLKの書き込み終了時刻t1を参照する(S501)。次に、読み出し動作開始事時刻t2を参照する(S502)。
その後、書き込み終了時刻t1と読み出し動作開始事時刻t2とを比較する(S503)。t2−t1が第1の参照時間Tref1よりも小さい場合は、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCを選択し、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCでのデータ読み出し動作を指示する読み出しコマンドをNAND型フラッシュメモリ2に入力する。
一方、t2−t1が第1の参照時間Tref1よりも大きい場合には、メモリセルトランジスタMTに保持される各データの閾値分布が低電圧側にシフトしているため、各読み出しレベルにおいて、第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCよりも電圧の低い第15、第16、第17、及び第18の補正読み出し電圧VLM-、VRA-、VRB-、及びVRC-を選択し、第15、第16、第17、及び第18の補正読み出し電圧VLM-、VRA-、VRB-、及びVRC-でのデータ読み出し動作を指示する読み出しコマンドをNAND型フラッシュメモリ2に入力する。
本実施形態においては、1段階の補正した読み出し電圧Vselectしか示していないが、第1の参照時間Tref1以外に更に複数の参照時間を設定することで、さらに細かく読み出し電圧を補正することができる。参照時間は、メモリセルトランジスタMTのデータ保持特性を計測して統計的に定められるべき所定の時間である。
また、第15の補正読み出し電圧乃至第18の補正読み出し電圧は、ワード線WL0乃至ワード線WL31に接続されたメモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値分布が、第1の参照時間Tref1経過の影響により低電圧側にシフトする量を計測して統計的に定めるべき所定の値であり、各読み出しレベルにおける第1、第2、第3、及び第4の共通読み出し電圧VRLM、VRA、VRB、及びVRCと閾値電圧下限値VVLM、VVA、VVB、及びVVCとの電圧差が維持されるように設定されることが望ましい。
また、本実施形態に係るメモリシステムにおいては、メモリシステムの起動時に各ブロックBLKの書き込み終了時刻t1と、メモリシステムの起動時刻t3を比較し、データ保持時間が第2の参照時間Tref2を超えたブロックBLKについては、当該ブロックBLK内に保持されるデータを、当該ブロックBLKとは異なるブロックBLKにコピーする。第2の参照時間Tref2はメモリセルトランジスタMTのデータ保持特性を計測して統計的に定められるべき所定の時間である。
図22は、メモリシステム起動時にMCU8が行うべき演算処理を示すフローチャートである。メモリシステム起動時に、FeRAM29の各ブロックBLKの書き込み終了時刻t1をそれぞれ読み出す(S601)。次に、メモリシステム起動時刻t3を読み出す(S602)。
その後、書き込み終了時刻t1とメモリシステム起動時刻t3とを比較する(S603)あるブロックBLKにおいて、t3−t1が第2の参照時間Tref2よりも大きい場合には、当該ブロックBLK内に保持されるデータを当該ブロックBLKとは異なるブロックBLKへコピーする。また、t3−t1が第2の参照時間Tref2よりも小さい場合にはコマンド待機状態とする。
尚、FeRAM29に記憶させる各ブロックBLKの最終書き込み時刻t1については、年、月、日、時のいずれの単位で記憶しても良い。また、各ブロックBLKの最終書き込み時刻t1ではなく、ブロックBLK内のページ毎の書き込み終了時刻をFeRAM29に記憶させ、ページ毎の書き込み終了時刻に応じてワード線WL単位で読み出し電圧Vselectの補正の補正を行っても良い。
また、最終書き込み時刻t1は頻繁な書き換えが想定されるため、書き込み終了時刻t1は、FeRAM29のように書き換え可能な回数の上限が高く、高速動作が可能な不揮発性半導体メモリに記憶されることが望ましい。
また、メモリシステム起動時に限らず、メモリシステムが起動してから第3の参照時間Tref3が経過したブロックBLKに保持されるデータを、当該ブロックと異なるブロックBLKにコピーしても良い。
また、各ブロックBLKの消去回数と書き込み回数をFeRAM29に記憶させても良い。メモリセルトランジスタMTは、書き込みや消去を重ねる毎に特性が悪化し、閾値分布の裾の広がりや閾値電圧の増減が生じる。そこで、ブロックBLKの書き込み回数や消去回数によって、ワード線WLに印加する読み出し電圧Vselectを補正して読み出し動作を行う。これによりメモリシステムの信頼性が向上する。
また、FeRAM29に第1の実施形態と同様に最終書き込みページを記憶させても良い。この場合、ワード線WL0乃至ワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値電圧が時間経過により低電圧側にシフトする量と、ワード線WL0及びワード線WL31に接続されるメモリセルトランジスタMTに保持されるデータの閾値電圧がGIDLによるデータ誤書き込みの影響により高電圧側にシフトする量との両方を考慮して、ワード線WLに印加する読み出し電圧Vselectを補正すれば良い。
[第5の実施形態]
図23は、本実施形態に係るメモリカード30の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るメモリカード30は、上述した第1の実施形態乃至第4の実施形態に係るメモリシステムを有する。
図23は、本実施形態に係るメモリカード30の構成を示すブロック図である。本実施形態に係るメモリカード30は、上述した第1の実施形態乃至第4の実施形態に係るメモリシステムを有する。
メモリカード30は、その外観が例えば9つの端子群を有するSDTMメモリカード形状に形成されており、図示略のホスト装置に対し一種の外部記憶装置として用いられる。ホスト装置は具体的には、画像データ、音楽データ、或いはIDデータ等の各種データを処理するパーソナルコンピュータや、PDA、デジタルスチルカメラ、携帯電話等の各種電子機器である。
インタフェース用信号端子31には、ホスト装置からメモリカード30へのクロック転送に使用されるCLK端子、コマンド転送と当該コマンドに対するレスポンス転送に使用されるCMD端子、読み書きされるデータの入出力端子として使用されるDAT0、DAT1、DAT2、及びDAT3端子、電源供給に使用されるVDD端子、及び接地に使用される2つのGND端子の合計9個の信号端子が配置されている。
これら9個の信号端子と、ホスト装置が備えるホストインタフェースとが電気的に接続され、コマンド、アドレス、及びデータ等の送受信が行われる。
[第6の実施形態]
図24は、本実施形態に係るメモリカードホルダ32を示す模式図である。図24に示すメモリカードホルダ32には、第5の実施形態に係るメモリカード30が挿入可能である。メモリカードホルダ32は、図示略のホスト装置に接続され、メモリカード30とホスト装置の間のインタフェース装置として機能する。
図24は、本実施形態に係るメモリカードホルダ32を示す模式図である。図24に示すメモリカードホルダ32には、第5の実施形態に係るメモリカード30が挿入可能である。メモリカードホルダ32は、図示略のホスト装置に接続され、メモリカード30とホスト装置の間のインタフェース装置として機能する。
[第7の実施形態]
図25は、第5の実施形態または第6の実施形態に係るメモリカード30或いはメモリカードホルダ32のどちらも受けることが可能な接続装置33を示している。メモリカード30やメモリカードホルダ32は接続装置33に装着され、電気的に接続される。接続装置33は、接続ワイヤ34及びインタフェース回路35によりボード36に接続されている。ボード36はCPU(Central Processing Unit)37及びバス38を有している。
図25は、第5の実施形態または第6の実施形態に係るメモリカード30或いはメモリカードホルダ32のどちらも受けることが可能な接続装置33を示している。メモリカード30やメモリカードホルダ32は接続装置33に装着され、電気的に接続される。接続装置33は、接続ワイヤ34及びインタフェース回路35によりボード36に接続されている。ボード36はCPU(Central Processing Unit)37及びバス38を有している。
また、図26に示すように、メモリカード30或いはメモリカードホルダ32が接続装置33に挿入され、接続装置33がワイヤ34によりPC39に接続される構成であっても良い。
1 フラッシュメモリコントローラ
2 NAND型フラッシュメモリ
3 ホストインタフェース
4 フラッシュメモリインタフェース
5 バッファ
6 強誘電体メモリ
7 ライトバックバッファ
8 MCU
9 マイクロコードメモリ
10 メモリセルアレイ
11 入出力制御回路
12 アドレスレジスタ
13 コマンドレジスタ
14 主制御回路
15 電圧発生回路
16 ロウ制御回路
17 カラム制御回路
18 センスアンプ回路
19 選択回路
20 ソース線ドライバ
21 P型半導体基板
22 ゲート絶縁膜
23 多結晶シリコン層
24 ゲート間絶縁膜
25 多結晶シリコン層
26 N型不純物拡散層
27 第1の層間絶縁膜
28 第2の層間絶縁膜
29 FeRAM
30 メモリカード
31 インタフェース用信号端子
32 メモリカードホルダ
33 接続装置
34 接続ワイヤ
35 インタフェース回路
36 ボード
37 CPU
38 バス
39 PC
MT メモリセルトランジスタ
MG メモリセル群
SL ソース線
ST1 第1の選択トランジスタ
BL ビット線
ST2 第2の選択トランジスタ
NU NANDセルユニット
BLK ブロック
WL ワード線
SGS 第1の選択ゲート線
SGD 第2の選択ゲート線
BLe 偶数ビット線
BLo 奇数ビット線
SA センスアンプ
2 NAND型フラッシュメモリ
3 ホストインタフェース
4 フラッシュメモリインタフェース
5 バッファ
6 強誘電体メモリ
7 ライトバックバッファ
8 MCU
9 マイクロコードメモリ
10 メモリセルアレイ
11 入出力制御回路
12 アドレスレジスタ
13 コマンドレジスタ
14 主制御回路
15 電圧発生回路
16 ロウ制御回路
17 カラム制御回路
18 センスアンプ回路
19 選択回路
20 ソース線ドライバ
21 P型半導体基板
22 ゲート絶縁膜
23 多結晶シリコン層
24 ゲート間絶縁膜
25 多結晶シリコン層
26 N型不純物拡散層
27 第1の層間絶縁膜
28 第2の層間絶縁膜
29 FeRAM
30 メモリカード
31 インタフェース用信号端子
32 メモリカードホルダ
33 接続装置
34 接続ワイヤ
35 インタフェース回路
36 ボード
37 CPU
38 バス
39 PC
MT メモリセルトランジスタ
MG メモリセル群
SL ソース線
ST1 第1の選択トランジスタ
BL ビット線
ST2 第2の選択トランジスタ
NU NANDセルユニット
BLK ブロック
WL ワード線
SGS 第1の選択ゲート線
SGD 第2の選択ゲート線
BLe 偶数ビット線
BLo 奇数ビット線
SA センスアンプ
Claims (12)
- 電気的に書き換え可能であり閾値電圧に応じて少なくとも2値以上のデータを保持可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備し、
前記ブロック内における複数の前記ワード線の中で、前記第1の選択ゲート線に隣接する第1のワード線または前記第2の選択ゲート線に隣接する第2のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持されたデータを読み出す読み出し動作において、前記第1のワード線または前記第2のワード線に印加される読み出し電圧は、前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータを区別する読み出しレベルそれぞれに対して複数設定され、前記第1のワード線または前記第2のワード線に接続された前記メモリセルトランジスタへデータを書き込む書き込み動作の終了後に生じた当該データの閾値電圧の変化に対応して選択されることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 前記読み出しレベルそれぞれにおいて、前記ブロック内における複数の前記ワード線に対して共通の共通読み出し電圧が設定され、前記第1のワード線及び前記第2のワード線に対して、前記共通読み出し電圧に加え、更に、当該共通読み出し電圧よりも電圧の高い補正読み出し電圧が設定されることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ。
- 前記ブロック内において、複数の前記ワード線の中の1つと複数の前記ビット線の一部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が偶数ページを構成し、当該ワード線と複数の前記ビット線の他部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が奇数ページを構成し、
前記メモリセルトランジスタは、前記偶数ページ及び前記奇数ページそれぞれに対して、上位ページデータ“x(xは0または1)”と下位ページデータ“y(yは0または1)”とにより定義されるデータ“11”、データ“01”、データ“00”、及びデータ“10”が割り付けられた4値データ“xy”の1つを保持可能であり、
前記偶数ページの下位ページ、前記奇数ページの下位ページ、前記偶数ページの上位ページ、及び前記奇数ページの上位ページはそれぞれ、前記ブロック内において一括してデータの書き込み及び読み出し動作が行われる単位であり、
前記ブロック内における書き込み動作は、前記第1のワード線から順に前記第2のワード線まで、且つ、複数の前記ワード線それぞれにおいて前記偶数ページの下位ページ、前記奇数ページの下位ページ、前記偶数ページの上位ページ、前記奇数ページの上位ページの順に行われ、
前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記偶数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページ、前記偶数ページの上位ページ、前記奇数ページの上位ページにデータが書き込まれているか否かに対応して読み出し電圧を補正し、
前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページ、前記奇数ページの上位ページにデータが書き込まれているか否かに対応して読み出し電圧を補正し、
前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線または前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページにデータが書き込まれているか否かに対応して読み出し電圧を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の不揮発性半導体メモリ。 - 前記第1のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持されたデータを読み出す読み出し動作において、前記ブロック内における複数の前記ワード線の中で前記第1のワード線及び前記第2のワード線以外の所定のワード線まで書き込みが行われた後に選択可能な補正読み出し電圧が設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
- 前記第1のワード線または前記第2のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータそれぞれに対して設定される閾値電圧下限値は、前記第1のワード線及び前記第2のワード線以外のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータそれぞれに対して設定される閾値電圧下限値よりも、同一データ同士の比較において低い値であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリ。
- 電気的に書き換え可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備し、
前記ブロック内において、複数の前記ワード線の中の1つと複数の前記ビット線の一部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が偶数ページを構成し、当該ワード線と複数の前記ビット線の他部とにより選択される前記メモリセルトランジスタの集合が奇数ページを構成し、
前記メモリセルトランジスタは、前記偶数ページ及び前記奇数ページそれぞれに対して、上位ページデータ“x(xは0または1)”と下位ページデータ“y(yは0または1)”とにより定義され、閾値電圧の順にデータ“11”、データ“01”、データ“00”、及びデータ“10”が割り付けられた4値データ“xy”の1つを不揮発に保持可能であり、
前記偶数ページの下位ページ、前記奇数ページの下位ページ、前記偶数ページの上位ページ、及び前記奇数ページの上位ページはそれぞれ前記ブロック内において一括してデータの書き込み及び読み出し動作が行われる単位であり、
前記ブロック内における書き込み動作は、前記第1のワード線から順に前記第2のワード線まで、且つ、複数の前記ワード線それぞれにおいて偶数ページの下位ページ、奇数ページの下位ページ、偶数ページの上位ページ、奇数ページの上位ページの順に行われ、
前記上位ページに書き込みがされる前の前記下位ページ読み出し動作において、前記データ“11”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間の電圧範囲に第1の読み出しレベルが設定され、
前記上位ページに書き込みがされた後の読み出し動作において、前記データ“11”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間の電圧範囲に第2の読み出しレベル、前記データ“01”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“00”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間に第3の読み出しレベル、及び、前記データ“00”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布と前記データ“10”を保持する前記メモリセルトランジスタの閾値分布との間に第4の読み出しレベルがそれぞれ設定され、
複数の前記ワード線において共通に、前記第1の読み出しレベルに対して第1の共通読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルに対して第2の共通読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルに対して第3の共通読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルに対して第4の共通読み出し電圧が設定され、
前記第1のワード線には、前記第1の読み出しレベルにおいて、前記第1の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第1の補正読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルにおいて、前記第2の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第2の補正読み出し電圧、前記第2の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第3の補正読み出し電圧、及び前記第3の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第4の補正読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルにおいて、前記第3の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第5の補正読み出し電圧、前記第5の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第6の補正読み出し電圧、及び前記第6の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第7の補正読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルにおいて、前記第4の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第8の補正読み出し電圧、前記第8の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第9の補正読み出し電圧、及び前記第9の補正読み出し電圧よりも電圧の高い第10の補正読み出し電圧が設定され、
前記第1のワード線の前記偶数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の補正読み出し電圧、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線と前記第2のワード線との間の第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第5の補正読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線と前記第2の選択ゲート線との間の第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第6の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていれば前記第7の補正読み出し電圧を選択し、
前記第1のワード線の前記奇数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の補正読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第5の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていれば前記第6の補正読み出し電圧を選択し、
前記第1のワード線の前記偶数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の補正読み出し電圧或いは前記第8の補正読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線に書き込みが行われていなければ前記第3の補正読み出し電圧或いは前記第9の補正読み出し電圧、前記第4のワード線に書き込みが行われていれば前記第4の補正読み出し電圧或いは前記第10の補正読み出し電圧を選択し、
前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第3のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第3のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第4のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の補正読み出し電圧或いは前記第8の補正読み出し電圧、前記第4のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第3の補正読み出し電圧或いは前記第9の補正読み出し電圧を選択し、
前記第2のワード線には、前記第1の読み出しレベルにおいて、前記第1の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第11の補正読み出し電圧、前記第2の読み出しレベルにおいて、前記第2の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第12の補正読み出し電圧、前記第3の読み出しレベルにおいて、前記第3の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第13の補正読み出し電圧、及び前記第4の読み出しレベルにおいて、前記第4の共通読み出し電圧よりも電圧の高い第14の補正読み出し電圧が設定され、
前記第2のワード線の前記偶数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第11の補正読み出し電圧、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第3の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第13の補正読み出し電圧を選択し、
前記第2のワード線の前記奇数ページの下位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第1の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページに書き込みが行われており、且つ、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第11の補正読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第3の共通読み出し電圧を選択し、
前記第2のワード線の前記偶数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていなければ前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧、前記第2のワード線の前記奇数ページの上位ページに書き込みが行われていれば前記第12の補正読み出し電圧或いは前記第14の補正読み出し電圧を選択し、
前記第1のワード線の前記奇数ページの上位ページの読み出し動作において、前記第2の共通読み出し電圧或いは前記第4の共通読み出し電圧を選択することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。 - 前記第1の補正読み出し電圧と前記第11の補正読み出し電圧、前記第2の補正読み出し電圧と前記第12の補正読み出し電圧、前記第5の補正読み出し電圧と前記第13の補正読み出し電圧、及び前記第8の補正読み出し電圧と前記第14の補正読み出し電圧はそれぞれ等しい値に設定されることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体メモリ。
- 電気的に書き換え可能であり閾値電圧に応じて少なくとも2値以上のデータを保持可能なメモリセルトランジスタが直列に複数接続されるメモリセル群と、当該メモリセル群の一端部とソース線との間に接続される第1の選択トランジスタと、当該メモリセル群の他端部とビット線との間に接続される第2の選択トランジスタとを有するNANDセルユニットを複数配列して構成されるブロックを有するメモリセルアレイと、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、同一行にある前記メモリセルトランジスタのゲート電極を共通接続する複数のワード線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第1の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第1の選択ゲート線と、
前記ブロック内において隣接する前記NANDセルユニット間で、前記第2の選択トランジスタのゲート電極を共通接続する第2の選択ゲート線とを具備する不揮発性半導体メモリの制御方法であって、
前記ブロック内における複数の前記ワード線の中で、前記第1の選択ゲート線に隣接する第1のワード線または前記第2の選択ゲート線に隣接する第2のワード線に接続される前記メモリセルトランジスタに保持されたデータを読み出す読み出し動作において、当該第1のワード線または第2のワード線に印加される読み出し電圧を、前記メモリセルトランジスタに保持可能なデータを区別する読み出しレベルそれぞれに対して複数設定される読み出し電圧の中から、前記第1のワード線または前記第2のワード線に接続された前記メモリセルトランジスタへデータを書き込む書き込み動作の終了後に生じた当該データの閾値電圧の変化に対応して選択することを特徴とする不揮発性半導体メモリの制御方法。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリと当該不揮発性半導体メモリを制御するメモリコントローラとを有する不揮発性半導体メモリシステムにおいて、前記メモリコントローラは、
前記不揮発性半導体メモリへのコマンド入力及び前記不揮発性半導体メモリとの間でデータ入出力を行うメモリインタフェース部と、
前記ブロック内における最終書き込みページを記憶する記憶部と、
前記メモリコントローラの動作を制御する演算部とを具備し、
前記第1のワード線または前記第2のワード線に印加される読み出し電圧は、前記記憶部に記憶される前記最終書き込みページを参照することにより選択されることを特徴とする不揮発性半導体メモリシステム。 - 請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリと当該不揮発性半導体メモリを制御するメモリコントローラとを有する不揮発性半導体メモリシステムにおいて、前記メモリコントローラは、
前記不揮発性半導体メモリへのコマンド入力及び前記不揮発性半導体メモリとの間でデータ入出力を行うメモリインタフェース部と、
前記ブロック内における最終書き込みページを記憶する記憶部と、
前記メモリコントローラの動作を制御する演算部とを具備し、
前記第1のワード線または前記第2のワード線に印加される読み出し電圧は、前記記憶部に記憶された前記最終書き込みページを参照することにより選択され、
前記演算部の制御により、前記共通読み出し電圧を使用する場合と当該共通読み出し電圧よりも高い補正読み出し電圧を使用する場合とで互いに異なる読み出しコマンドが、前記メモリインタフェース部を介して前記不揮発性半導体メモリに入力されることを特徴とする不揮発性半導体メモリシステム。 - 前記記憶部は強誘電体メモリで構成されることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の不揮発性半導体メモリシステム。
- 請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の不揮発性半導体メモリシステムを有し、ホスト装置と電気的に接続可能な複数の入出力端子を備え、当該入出力端子を介してコマンド、アドレス、及びデータが転送されることを特徴とするメモリカード。
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