JP2014175022A - 半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動作速度を向上出来る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法を提供すること。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルMTと、複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線WLと、メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部11〜16とを具備する。制御部は、同一のワード線に割り当てられた複数のページに対して連続してプログラムを行い、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う。
【選択図】図12
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルMTと、複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線WLと、メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部11〜16とを具備する。制御部は、同一のワード線に割り当てられた複数のページに対して連続してプログラムを行い、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う。
【選択図】図12
Description
本発明の実施形態は半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法に関する。
メモリセルが三次元に配列されたNAND型フラッシュメモリが知られている。
動作速度を向上出来る半導体記憶装置及びそのデータ書き込み方法を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部とを具備する。制御部は、同一のワード線に割り当てられた複数のページに対して連続してプログラムを行い、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルが半導体基板上に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルが半導体基板上に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 半導体記憶装置の構成について
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置の構成について説明する。
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
図1は、本実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11(11−0〜11−3)、ドライバ回路12、センスアンプ13、データラッチ14、電圧発生回路15、及び制御回路16を備えている。
図1は、本実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。図示するようにNAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11(11−0〜11−3)、ドライバ回路12、センスアンプ13、データラッチ14、電圧発生回路15、及び制御回路16を備えている。
メモリセルアレイ10は、不揮発性のメモリセルの集合である複数(本例では4個)のブロックBLK(BLK0〜BLK3)を備えている。同一ブロックBLK内のデータは一括して消去される。ブロックBLKの各々は、メモリセルが直列接続されたNANDストリング17の集合である複数(本例では4個)のメモリグループGP(GP0〜GP3)を備えている。もちろん、メモリセルアレイ10内のブロック数及びブロックBLK内のメモリグループ数は任意である。
ロウデコーダ11−0〜11−3は、それぞれブロックBLK0〜BLK3に対応付けて設けられる。そして対応するブロックBLKのロウ方向を選択する。
ドライバ回路12は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を、ロウデコーダ11に供給する。この電圧が、ロウデコーダ11によってメモリセルに印加される。
センスアンプ13は、データの読み出し時には、メモリセルから読み出したデータをセンス・増幅する。またデータの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルに転送する。
データラッチ14は、データの読み出し時には、センスアンプ13でセンス・増幅されたデータを一時的に保持し、これを図示せぬ入出力回路を介して外部のコントローラまたはホスト機器に転送する。またデータの書き込み時には、入出力回路を介してコントローラまたはホスト機器から書き込みデータを一時的に保持し、これをセンスアンプ13に転送する。
電圧発生回路15は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を発生し、これをドライバ回路12に供給する。
制御回路16は、NAND型フラッシュメモリ全体の動作を制御する。
1.1.2 メモリセルアレイ10について
次に、上記メモリセルアレイ10の構成の詳細について説明する。図2は、ブロックBLK0の回路図である。ブロックBLK1〜BLK3も同様の構成を有している。
次に、上記メモリセルアレイ10の構成の詳細について説明する。図2は、ブロックBLK0の回路図である。ブロックBLK1〜BLK3も同様の構成を有している。
図示するように、ブロックBLK0は4つのメモリグループGPを含む。また各々のメモリグループGPは、n個(nは自然数)のNANDストリング17を含む。
NANDストリング17の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT7)と、選択トランジスタST1、ST2と、バックゲートトランジスタBTとを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限られず、16個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。バックゲートトランジスタBTもメモリセルトランジスタMTと同様に、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備える。但しバックゲートトランジスタBTはデータを保持するためのものでは無く、データの書き込み及び消去時には単なる電流経路として機能する。メモリセルトランジスタMT及びバックゲートトランジスタBTは、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。なおバックゲートトランジスタBTは、メモリセルトランジスタMT3とMT4との間に設けられる。この直列接続の一端側のメモリセルトランジスタMT7の電流経路は選択トランジスタST1の電流経路の一端に接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT0の電流経路は選択トランジスタST2の電流経路の一端に接続されている。
メモリグループGP0〜GP3の各々の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0〜SGS3に共通接続され、選択トランジスタST2のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGS0〜SGS3に共通接続される。これに対して同一のブロックBLK0内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートはそれぞれワード線WL0〜WL7に共通接続され、バックゲートトランジスタBTの制御ゲートはバックゲート線BG(ブロックBLK0〜BLK3では、それぞれBG0〜BG3)に共通接続される。
すなわち、ワード線WL0〜WL7及びバックゲート線BGは同一ブロックBLK0内の複数のメモリグループGP0〜GP3間で共通に接続されているのに対し、セレクトゲート線SGD、SGSは、同一ブロックBLK0内であってもメモリグループGP0〜GP3毎に独立している。
また、メモリセルアレイ10内でマトリクス状に配置されたNANDストリング17のうち、同一列にあるNANDストリング17の選択トランジスタST1の電流経路の他端は、いずれかのビット線BL(BL0〜BLn、nは自然数)に共通接続される。すなわち、ビット線BLは、複数のブロックBLK間でNANDストリング17を共通に接続する。また、選択トランジスタST2の電流経路の他端は、ソース線SLに共通に接続されている。ソース線SLは、例えば複数のメモリグループGP間で、NANDストリング17を共通に接続する。図2の例では、2つのメモリグループ毎に1本のソース線SLが共有されている。
前述の通り、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、一括して消去される。これに対してデータの読み出し及び書き込みは、いずれかのブロックBLKのいずれかのメモリグループGPにおける、いずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTにつき、一括して行われる。この単位を「ページ」と呼ぶ。
上記構成のメモリセルアレイ10において、メモリセルトランジスタMT、選択トランジスタST1、ST2、及びバックゲートトランジスタBTは、半導体基板上方に三次元的に積層されている。一例としては、半導体基板上に例えばセンスアンプ13等の周辺回路の一部が形成され、この周辺回路の上方にメモリセルアレイ10が形成される。
メモリセルアレイ10の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置”という2011年9月22日に出願された米国特許出願13/816,799号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.3 ロウデコーダ11について
次に、ロウデコーダ11の構成について説明する。ロウデコーダ11−0〜11−3は、それぞれブロックBLK0〜BLK3に関連づけて設けられ、ブロックBLK0〜BLK3を選択または非選択とするために設けられる。図3は、ロウデコーダ11−0及びドライバ回路12の構成を示している。なお、ロウデコーダ11−1〜11−3の構成もロウデコーダ11−0と同様である。
次に、ロウデコーダ11の構成について説明する。ロウデコーダ11−0〜11−3は、それぞれブロックBLK0〜BLK3に関連づけて設けられ、ブロックBLK0〜BLK3を選択または非選択とするために設けられる。図3は、ロウデコーダ11−0及びドライバ回路12の構成を示している。なお、ロウデコーダ11−1〜11−3の構成もロウデコーダ11−0と同様である。
図示するようにロウデコーダ11は、ブロックデコーダ40及び高耐圧nチャネルエンハンスメント型(E型:閾値が正)MOSトランジスタ50〜54(50−0〜50−7、51−0〜51−3、52−0〜52−3、53−0〜53−3、54−0〜54−3)、55を備えている。トランジスタ50〜54はいずれも高耐圧型であり、例えばチャネル領域の不純物濃度は等しく、またその閾値電圧も等しい。
1.1.3.1 ブロックデコーダ40について
図示するようにブロックデコーダ40は、ANDゲート41、低耐圧nチャネルディプレッション型MOSトランジスタ42、高耐圧nチャネルディプレッション型(D型:閾値が負)MOSトランジスタ43、44、高耐圧pチャネルE型MOSトランジスタ45、及びインバータ46を備えている。
図示するようにブロックデコーダ40は、ANDゲート41、低耐圧nチャネルディプレッション型MOSトランジスタ42、高耐圧nチャネルディプレッション型(D型:閾値が負)MOSトランジスタ43、44、高耐圧pチャネルE型MOSトランジスタ45、及びインバータ46を備えている。
ANDゲート41は、外部(コントローラ、ホスト機器)より与えられるブロックアドレスBAの各ビットのAND演算を行う。ブロックアドレスBAが当該ロウデコーダ11−0の対応するブロックBLK0を示す場合、ANDゲート41は“H”レベルを出力する。
インバータ46は、ANDゲート41の出力を反転させ、信号RDECADnとして出力する。
トランジスタ42は、電流経路の一端がANDゲート41の出力ノードに接続され、ゲートに信号BSTONが与えられる。またトランジスタ43は、電流経路の一端がトランジスタ42の電流経路の他端に接続され、電流経路の他端が信号線TGに接続され、ゲートに信号BSTONが与えられる。信号BSTONは、ブロックデコーダ40のアドレス情報の取り込みの際にアサート(“H”レベル)される信号であり、例えば制御回路16によって与えられる。
トランジスタ45は、電流経路の一端が信号線TGに接続され、電流経路の他端がバックゲートに接続され、ゲートに信号RDECADnが入力される。トランジスタ44は、電流経路の一端に電圧VRDECが与えられ、他端がトランジスタ45の電流経路の他端に接続され、ゲートが信号線TGに接続される。
データの書き込み、読み出し、及び消去時において、ブロックアドレスBAが当該ブロックBLK0に一致した際には、トランジスタ44、45がオン状態とされ、これにより信号線TGが“H”レベル(電圧VRDEC)とされる。他方で、ブロックアドレスBAが当該ブロックBLK0に一致しなかった際には、MOSトランジスタ44、45はオフ状態となり、信号線TGは“L”レベル(例えば0Vまたは負電圧VBB)とされる。
1.1.3.2 トランジスタ50について
次に、トランジスタ50について説明する。トランジスタ50は、選択ブロックBLKのワード線WLに電圧を転送するためのものである。トランジスタ50−0〜50−7はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のワード線WL0〜WL7にそれぞれ接続され、他端が信号線CG0〜CG7にそれぞれ接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。
次に、トランジスタ50について説明する。トランジスタ50は、選択ブロックBLKのワード線WLに電圧を転送するためのものである。トランジスタ50−0〜50−7はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のワード線WL0〜WL7にそれぞれ接続され、他端が信号線CG0〜CG7にそれぞれ接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。
従って、例えば選択ブロックBLK0に対応するロウデコーダ11−0では、トランジスタ50−0〜50−7はオン状態とされ、ワード線WL0〜WL7は信号線CG0〜CG7に接続される。他方、非選択ブロックBLK1〜BLK3に対応するロウデコーダ11−1〜11−3では、トランジスタ50−0〜50−7はオフ状態とされ、ワード線WL0〜WL7は信号線CG0〜CG7から分離される。
1.1.3.3 トランジスタ51、52について
次に、トランジスタ51、52について説明する。トランジスタ51、52は、セレクトゲート線SGDに電圧を転送するためのものである。トランジスタ51−0〜51−3はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のセレクトゲート線SGD0〜SGD3に接続され、他端が信号線SGDD0〜SGDD3に接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。またトランジスタ52−0〜52−3はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のセレクトゲート線SGD0〜SGD3に接続され、他端がノードSGD_COMに接続され、ゲートに信号RDECADnが与えられる。ノードSGD_COMには、0Vや負電圧VBB等、選択トランジスタST1をオフ状態にする電圧が与えられる。
次に、トランジスタ51、52について説明する。トランジスタ51、52は、セレクトゲート線SGDに電圧を転送するためのものである。トランジスタ51−0〜51−3はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のセレクトゲート線SGD0〜SGD3に接続され、他端が信号線SGDD0〜SGDD3に接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。またトランジスタ52−0〜52−3はそれぞれ、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のセレクトゲート線SGD0〜SGD3に接続され、他端がノードSGD_COMに接続され、ゲートに信号RDECADnが与えられる。ノードSGD_COMには、0Vや負電圧VBB等、選択トランジスタST1をオフ状態にする電圧が与えられる。
従って、例えば選択ブロックBLK0に対応するロウデコーダ11−0では、トランジスタ51−0〜51−3はオン状態とされ、トランジスタ52−0〜52−3はオフ状態とされる。よって、選択ブロックBLK0のセレクトゲート線SGD0〜SGD3は信号線SGDD0〜SGDD3に接続される。
他方で、非選択ブロックBLK1〜BLK3に対応するロウデコーダ11−1〜11−3では、トランジスタ51−0〜51−3はオフ状態とされ、トランジスタ52−0〜52−3はオン状態とされる。よって、非選択ブロックBLK1〜BLK3のセレクトゲート線SGD0〜SGD3はノードSGD_COMに接続される。
1.1.3.4 トランジスタ53、54について
トランジスタ53、54は、セレクトゲート線SGSに電圧を転送するためのものであり、その接続及び動作は、トランジスタ51、52においてセレクトゲート線SGDをセレクトゲート線SGSに置き換え、信号線SGDD0〜SGDD3を信号線SGSD0〜SGSD3に置き換え、ノードSGD_COMをノードSGS_COMに置き換えたものと等価である。ノードSGS_COMには、選択トランジスタST2をオフ状態にする電圧が与えられる。
トランジスタ53、54は、セレクトゲート線SGSに電圧を転送するためのものであり、その接続及び動作は、トランジスタ51、52においてセレクトゲート線SGDをセレクトゲート線SGSに置き換え、信号線SGDD0〜SGDD3を信号線SGSD0〜SGSD3に置き換え、ノードSGD_COMをノードSGS_COMに置き換えたものと等価である。ノードSGS_COMには、選択トランジスタST2をオフ状態にする電圧が与えられる。
すなわち、選択ブロックBLK0に対応するロウデコーダ11−0では、トランジスタ53−0〜53−3はオン状態とされ、トランジスタ54−0〜54−3はオフ状態とされる。他方で、非選択ブロックBLK1〜BLK3に対応するロウデコーダ11−1〜11−3では、トランジスタ53−0〜53−3はオフ状態とされ、トランジスタ54−0〜54−3はオン状態とされる。
1.1.3.5 トランジスタ55について
次に、トランジスタ55について説明する。トランジスタ55は、バックゲート線BGに電圧を転送するためのものである。トランジスタ55は、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のバックゲート線BG0に接続され、他端は信号線BGDに接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。
次に、トランジスタ55について説明する。トランジスタ55は、バックゲート線BGに電圧を転送するためのものである。トランジスタ55は、電流経路の一端が、対応するブロックBLK0のバックゲート線BG0に接続され、他端は信号線BGDに接続され、ゲートが信号線TGに共通に接続される。
従って、選択ブロックBLK0に対応するロウデコーダ11−0では、トランジスタ55はオン状態とされ、非選択ブロックBLK1〜BLK3に対応するロウデコーダ11−1〜11−3では、トランジスタ55はオフ状態とされる。
1.1.4 ドライバ回路12について
次に、ドライバ回路12の構成について説明する。ドライバ回路12は、信号線CG0〜CG7、SGDD0〜SGDD3、SGSD0〜SGSD3、及びBGDの各々に、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を転送する。
次に、ドライバ回路12の構成について説明する。ドライバ回路12は、信号線CG0〜CG7、SGDD0〜SGDD3、SGSD0〜SGSD3、及びBGDの各々に、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を転送する。
図3に示すようにドライバ回路12は、CGドライバ60(60−0〜60−7)、SGDドライバ61(61−0〜61−3)、SGSドライバ62(62−0〜62−3)、BGドライバ64、及び電圧ドライバ63を備えている。
1.1.4.1 電圧ドライバ63について
まず電圧ドライバ63について説明する。電圧ドライバ63は、ブロックデコーダ40及びCGドライバ60で使用する電圧を生成する。
まず電圧ドライバ63について説明する。電圧ドライバ63は、ブロックデコーダ40及びCGドライバ60で使用する電圧を生成する。
図4は電圧ドライバ63の回路図である。図示するように電圧ドライバ63は、それぞれ電圧VBST、VRDEC、及びVCGSELを生成する第1〜第3ドライバ70〜72を備えている。
第1ドライバ70は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ73、74、及びローカルポンプ回路L/P1、L/P2を備えている。
トランジスタ73の電流経路の一端には、プログラム時において電圧VPGMHが印加され、且つローカルポンプ回路L/P1に接続されている。電圧VPGMHは、電圧発生回路15によって与えられ、電圧VPGMよりも大きい電圧である。VPGMは、プログラム時に選択ワード線に印加される高電圧である。またトランジスタ73のゲートには、プログラム時においてローカルポンプ回路L/P1から電圧が印加される。
トランジスタ74の電流経路の一端には、読み出し時において電圧VREADHが印加され、且つローカルポンプ回路L/P2に接続されている。電圧VREADHは、電圧発生回路15によって与えられ、電圧VREADよりも大きい電圧である。VREADは、読み出し時に非選択ワード線に印加される電圧であり、保持データに関わらずメモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。またトランジスタ74のゲートには、読み出し時においてローカルポンプ回路L/P2から電圧が印加される。そして、トランジスタ73、74の電流経路の他端が共通接続され、共通接続ノードにおける電圧が、電圧VBSTとして出力される。なお、以下の説明における「読み出し時」の動作は、データ書き込み時におけるベリファイ動作と同様である。
上記構成において第1デコーダ70は、プログラム時にはトランジスタ73がオン状態とされて、電圧VBST=VPGMHを出力する。また読み出し時にはトランジスタ74がオン状態とされて、電圧VBST=VREADHを出力する。
次に第2ドライバ71について説明する。第2ドライバ71は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ75、76、及びローカルポンプ回路L/P3、L/P4を備えている。
トランジスタ75の電流経路の一端には、プログラム時において電圧VPGMHが印加され、且つローカルポンプ回路L/P3に接続されている。またトランジスタ75のゲートには、プログラム時においてローカルポンプ回路L/P3から電圧が印加される。
トランジスタ76の電流経路の一端には、読み出し時において電圧READHが印加され、且つローカルポンプ回路L/P4に接続されている。またトランジスタ76のゲートには、読み出し時においてローカルポンプ回路L/P4から電圧が印加される。そして、トランジスタ75、76の電流経路の他端が共通接続され、共通接続ノードにおける電圧が、電圧VRDECとして出力される。
上記構成において第2デコーダ71は、プログラム時にはトランジスタ75がオン状態とされて、電圧VRDEC=VPGMHを出力する。また読み出し時にはトランジスタ76がオン状態とされて、電圧VRDEC=VREADHを出力する。
次に第3ドライバ72について説明する。第3ドライバ72は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ77〜80、高耐圧nチャネルディプレッション型MOSトランジスタ81、抵抗素子82、ローカルポンプ回路L/P5、L/P6、及びレベルシフタL/S1、L/S2を備えている。
トランジスタ77の一端には、電圧VPGMが印加され、またローカルポンプ回路L/P5に接続されている。更にトランジスタ77のゲートには、ローカルポンプ回路L/P5によって電圧が印加される。
トランジスタ81は、電流経路の一端がトランジスタ77の電流経路の他端に接続され、他端はトランジスタ78の電流経路の一端に接続されている。そしてトランジスタ81、78のゲートにレベルシフタL/S1の出力が与えられる。レベルシフタL/S1は、プログラム時において第1ドライバ70から電圧VBSTを受け、この電圧VBSTをレベルシフトして出力する。
トランジスタ79は、電流経路の一端に電圧VPASSが与えられ、またローカルポンプ回路L/P6に接続され、ゲートにローカルポンプ回路L/P6の出力が与えられる。電圧VPASSは、プログラム時に非選択ブロックの非選択ワード線に印加される電圧であり、保持データに関わらずメモリセルトランジスタMTをオン状態とする電圧である。
トランジスタ80は、電流経路の一端に電圧VSLCVが与えられ、ゲートにレベルシフタL/S2の出力が与えられる。レベルシフタL/S2は、読み出し時において電圧発生回路15から電圧VREADHを受け、この電圧VREADHをレベルシフトして出力する。
抵抗素子82の一端はトランジスタ77の電流経路の一端に接続され、他端はトランジスタの電流経路の他端に接続される。
そして、トランジスタ78〜80の電流経路の他端は共通接続され、この共通接続ノードが第3ドライバ72の出力ノードとなり、電圧VCGSELを出力する。
なお、上記電圧VPGMH、VREADH、VPASS、及びVSLCVは、電圧発生回路15内のチャージポンプ回路によって生成される。また電圧VPGM及びVREADは、例えば電圧VPGMH及びVREADHを降圧することによって生成される。図5は、電圧発生回路15内において一例として電圧VPGMH及びVPGMを発生する構成を示す。
図示するように電圧発生回路15は、チャージポンプ回路90、リミッタ回路91、及び高耐圧nチャネルMOSトランジスタ92を備える。チャージポンプ回路90は、電圧VPGMHを発生して、これをノードN1に出力する。トランジスタ92は、ノードN1とノードN2との間にダイオード接続されている。トランジスタ92は、トランジスタ50と同じサイズであり、同じ閾値電圧を有する。
そしてノードN2の電位がVPGMとして出力される。従って、VPGMH=VPGM+Vthである。但しVthはトランジスタ92の閾値電圧である。そして、リミッタ回路91が電圧VPGMを監視して、VPGMが所望の値になるよう、チャージポンプ回路90を制御する。VREADH及びVREADも同様である。
1.1.4.2 CGドライバ60について
次に、CGドライバ60について説明する。CGドライバ60−0〜60−7はそれぞれ、信号線CG0〜CG7(ワード線WL0〜WL7)に、必要な電圧を転送する。図6は、CGドライバ60−0の回路図である。その他のCGドライバ60−1〜60−7も同様の構成を有する。
次に、CGドライバ60について説明する。CGドライバ60−0〜60−7はそれぞれ、信号線CG0〜CG7(ワード線WL0〜WL7)に、必要な電圧を転送する。図6は、CGドライバ60−0の回路図である。その他のCGドライバ60−1〜60−7も同様の構成を有する。
図示するようにCGドライバ60は、高耐圧nチャネルE型MOSトランジスタ100、101、104、ローカルポンプ回路L/P6、及びレベルシフタL/S3、L/S4を備えている。
トランジスタ100は、電流経路の一端に電圧VCGSELが与えられ、電流経路の他端が、対応する信号線CG(CGドライバ60−iではCGi、iは0〜7のいずれか)に接続され、ゲートにレベルシフタL/S3の出力が与えられる。レベルシフタL/S3は、プログラム時また読み出し時において電圧ドライバ63から電圧VBSTを受け、この電圧VBSTをレベルシフトして出力する。トランジスタ101は、電流経路の一端にプログラム時には電圧VPASSが与えられ、読み出し時には電圧VREADが与えられ、またローカルポンプ回路L/P6に接続され、電流経路の他端が、対応する信号線CGに接続され、ゲートにローカルポンプ回路L/P6の出力が与えられる。トランジスタ104は、電流経路の一端に電圧VISOが与えられ、電流経路の他端が、対応する信号線CGに接続され、ゲートにレベルシフタL/S4の出力が与えられる。レベルシフタL/S4は、プログラム時において電圧VREADHを受け、この電圧VREADHをレベルシフトして出力する。また電圧VISOは、保持データに関わらずメモリセルトランジスタMTをオフさせる電圧である。
上記構成において、選択ワード線WLに対応するCGドライバ60では、例えば制御回路16によって、プログラム時にはトランジスタ100がオン状態とされることにより、電圧VPGM(VCGSEL=VPGM)が、対応する信号線CGに転送される。また読み出し時には、トランジスタ100がオン状態とされることにより、電圧VSLCV(VCGSEL=VSLCV)が、対応する信号線CGに転送される。そして、これらの電圧が、ロウデコーダ11内のトランジスタ50の電流経路を介して、選択ワード線WLに転送される。
また非選択ワード線に対応するCGドライバ60では、例えば制御回路16によって、プログラム時にはトランジスタ101、またはトランジスタ104がオン状態とされる。トランジスタ101がオン状態とされたCGドライバ60は、電圧VPASSを、対応する信号線CGに転送する。トランジスタ104がオン状態とされたCGドライバ60は、電圧VISOを、対応する信号線CGに転送する。読み出し時には、トランジスタ101がオン状態とされることにより、電圧VREADが、対応する信号線CGに転送される。そしてこれらの電圧が、ロウデコーダ11内のトランジスタ50の電流経路を介して、非選択ワード線WLに転送される。
なお、各ブロックBLK間でCG0〜CG7が共通とされても良い。すなわち、4つのブロックBLK0〜BLK3のそれぞれに属する4本のワード線WL0が、対応するロウデコーダ11−0〜11−3のトランジスタ50−0を介して、同一のCGドライバ60−0で駆動されても良い。その他の信号線CG1〜CG7も同様である。
1.1.4.3 SGDドライバ61について
次に、SGDドライバ61について説明する。SGDドライバ61−0〜61−3はそれぞれ、信号線SGDD0〜SGDD3(セレクトゲート線SGD0〜SGD3)に、必要な電圧を転送する。図7は、SGDドライバ61−0の回路図である。その他のSGDドライバ61−1〜61−3も同様の構成を有する。
次に、SGDドライバ61について説明する。SGDドライバ61−0〜61−3はそれぞれ、信号線SGDD0〜SGDD3(セレクトゲート線SGD0〜SGD3)に、必要な電圧を転送する。図7は、SGDドライバ61−0の回路図である。その他のSGDドライバ61−1〜61−3も同様の構成を有する。
図示するようにSGDドライバ61は、高耐圧nチャネルE型MOSトランジスタ110、111、及びレベルシフタL/S5を備えている。トランジスタ110は、電流経路の一端に電圧VSGDが与えられ、電流経路の他端が、対応する信号線SGDD(SGDドライバ61−jではSGDDj、jは0〜3のいずれか)に接続され、ゲートにレベルシフタL/S5の出力が与えられる。レベルシフタL/S5は、プログラム時また読み出し時において電圧VREADHを受け、この電圧VREADHをレベルシフトして出力する。トランジスタ111は、ソースに例えば負電圧VBBが印加され、ドレインが、対応する信号線SGDDに接続され、ゲートに信号USEL1が与えられる。信号USEL1は、当該SGDドライバ61が、書き込み時及び読み出し時において選択セルを含むNANDストリングに対応する際に、制御回路16により“L”レベル(例えばVBB)とされ、それ以外のSGDドライバ61では“H”レベルとされる。
以上の構成において、データの読み出し時及び書き込み時には、選択ワード線を含むNANDストリング17に接続されたセレクトゲート線SGDに対応するSGDドライバ61では、トランジスタ110がオン状態とされ、トランジスタ111がオフ状態とされる。これにより、電圧VSGDが、対応する信号線SGDDに転送される。電圧VSGDは、読み出し時において選択トランジスタST1をオンさせる電圧である(書き込み時には、書き込みデータに応じてオンさせる)。他方、それ以外のSGDドライバ61では、トランジスタ111がオン状態とされ、トランジスタ110がオフ状態とされることにより、負電圧VBBが信号線SGDDに転送される。
1.1.4.4 SGSドライバ62について
次に、SGSドライバ62について説明する。SGSドライバ62−0〜62−3はそれぞれ、信号線SGSD0〜SGSD3(セレクトゲート線SGS0〜SGS3)に、必要な電圧を転送する。図8は、SGSドライバ62−0の回路図である。その他のSGSドライバ62−1〜62−3も同様の構成を有する。
次に、SGSドライバ62について説明する。SGSドライバ62−0〜62−3はそれぞれ、信号線SGSD0〜SGSD3(セレクトゲート線SGS0〜SGS3)に、必要な電圧を転送する。図8は、SGSドライバ62−0の回路図である。その他のSGSドライバ62−1〜62−3も同様の構成を有する。
図示するようにSGSドライバ62は、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ120、121、及びレベルシフタL/S6を備えている。トランジスタ120は、電流経路の一端に電圧VSGSが与えられ、電流経路の他端が、対応する信号線SGSD(SGSドライバ62−kではSGSDk、kは0〜3のいずれか)に接続され、ゲートにレベルシフタL/S6の出力が与えられる。レベルシフタL/S6は、読み出し時において電圧VREADHを受け、この電圧VREADHをレベルシフトして出力する。トランジスタ121は、ソースに負電圧VBBが印加され、ドレインが、対応する信号線SGSDに接続され、ゲートに信号USEL2が与えられる。信号USEL2は、書き込み時には、全てのSGSドライバ62において、例えば制御回路16によって“H”レベルとされる。他方、読み出し時には、当該SGDドライバ61が、選択セルを含むNANDストリングに対応する際に“L”レベル(例えばVBB)とされ、それ以外のSGDドライバ61では“H”レベルとされる。
以上の構成において、読み出し時において、選択ワード線を含むNANDストリング17に接続されたセレクトゲート線SGSに対応するSGSドライバ62では、トランジスタ120がオン状態とされ、トランジスタ121がオフ状態とされることにより、電圧VSGSが、対応する信号線SGSDに転送される。電圧VSGSは、選択トランジスタST2をオンさせる電圧である。他方、それ以外のSGSドライバ62では、トランジスタ121がオン状態とされ、トランジスタ120がオフ状態とされることにより、負電圧VBBがが信号線SGSDに転送される。
書き込み時には、全てのSGSドライバ62において、トランジスタ120がオフ状態、トランジスタ121がオン状態とされ、信号線SGSDには負電圧VBBが転送される。
1.1.4.5 BGドライバ64について
次にBGドライバ64について説明する。BGドライバ64は、例えば図6で説明したCGドライバ60において、VCGSELが転送される経路を廃したものに相当する。すなわち、書き込み時にはトランジスタ101または104によってVPASSまたはVISOをバックゲート線BGに転送し、読み出し時にはトランジスタ101によってVREADをバックゲート線BGに転送する。
次にBGドライバ64について説明する。BGドライバ64は、例えば図6で説明したCGドライバ60において、VCGSELが転送される経路を廃したものに相当する。すなわち、書き込み時にはトランジスタ101または104によってVPASSまたはVISOをバックゲート線BGに転送し、読み出し時にはトランジスタ101によってVREADをバックゲート線BGに転送する。
1.1.5 センスアンプ13及びデータラッチ14について
次に、センスアンプ13及びデータラッチ14の構成について、図9を用いて説明する。図9はセンスアンプ13及びデータラッチ14の回路図であり、図9に示す構成がビット線BL毎に設けられている。
次に、センスアンプ13及びデータラッチ14の構成について、図9を用いて説明する。図9はセンスアンプ13及びデータラッチ14の回路図であり、図9に示す構成がビット線BL毎に設けられている。
1.1.5.1 センスアンプ13について
まずセンスアンプ13について説明する。図示するようにセンスアンプ13は、大まかにはビット線フックアップ部130、センスアンプ部131、及びデータ保持部132を備えている。
まずセンスアンプ13について説明する。図示するようにセンスアンプ13は、大まかにはビット線フックアップ部130、センスアンプ部131、及びデータ保持部132を備えている。
ビット線フックアップ部130は、高耐圧型のnチャネルMOSトランジスタ133及び134を備えている。トランジスタ133は、ゲートに信号BLSが印加され、電流経路の一端が対応するビット線BLに接続され、他端がノードBLIに接続される。トランジスタ134は、ゲートに信号BIASが印加され、電流経路の一端が対応するビット線BLに接続され、他端は固定電位とされたノードBLBIASが印加される。
センスアンプ部131は、低耐圧型のnチャネルMOSトランジスタ135〜142、低耐圧型のpチャネルMOSトランジスタ143〜146、及びキャパシタ素子147を備えている。
MOSトランジスタ135は、電流経路の一端が対応するノードBLIに接続され、他端がノードCOM2に接続され、ゲートに信号BLCが印加される。
MOSトランジスタ144は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードSRCGND(例えば0V)に接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ140は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードSRC_GNDに接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ143は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ139は、電流経路の一端がノードCOM2に接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ141は、電流経路の一端がノードCOM1に接続され、他端が共通バスCBSAに接続され、ゲートに信号SETが入力される。共通バスCBSAは、センスアンプ部131とデータラッチ14とを接続するバスである。MOSトランジスタ136は、電流経路の一端が、電源電圧VDDが印加されるノードN_VDDに接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートに信号BLXが入力される。MOSトランジスタ138は、電流経路の一端がノードSENに接続され、他端がノードCOM1に接続され、ゲートに信号XXLが入力される。MOSトランジスタ137は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がノードSENに接続され、ゲートに信号HLLが入力される。
キャパシタ素子147は、一方の電極がノードSENに接続され、他方の電極にクロックCLKが入力される。
MOSトランジスタ142は、電流経路の一端がノードINVに接続され、他端が共通バスCBSAに接続され、ゲートに信号RST_Nが入力される。MOSトランジスタ146は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートがノードSENに接続される。MOSトランジスタ145は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がMOSトランジスタ146の電流経路の他端に接続され、ゲートに信号STBnが入力される。
データ保持部132は、MOSトランジスタ142、146の接続ノードであるノードINVにおけるデータをラッチする。すなわちデータ保持部132は、nチャネルMOSトランジスタ148〜150及びpチャネルMOSトランジスタ151〜153を備えている。
MOSトランジスタ148は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートに信号STBnが入力される。MOSトランジスタ149は、電流経路の一端がノードN_VSSに接続され、他端がMOSトランジスタ148の電流経路の他端に接続され、ゲートがノードLATに接続される。ノードN_VSSには、電圧VSS(例えば0V)が印加される。MOSトランジスタ152は、電流経路の一端がノードINVに接続され、ゲートがノードLATに接続される。MOSトランジスタ151は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がMOSトランジスタ152の電流経路の他端に接続され、ゲートに信号RST_Pが入力される。MOSトランジスタ150は、電流経路の一端がノードN_VSSに接続され、他端がノードLATに接続され、ゲートがノードINVに接続される。MOSトランジスタ153は、電流経路の一端がノードN_VDDに接続され、他端がノードLATに接続され、ゲートがノードINVに接続される。
上記の信号SET、RST_Nは、リセット動作時において“H”とされ、これによりノードCOM1、INVは“L”レベル(0V)とされ、ノードLATは“H”レベル(VDD)とされる。他方、通常動作時には“L”レベルとされ、トランジスタ141、142はオフ状態とされる。更に信号RST_Nは、センスアンプ13のデータをデータラッチ14に転送する際に“H”レベルとされる。また信号RST_Pは、リセット動作時に“H”とすることが可能とされ、通常動作時には“L”レベルとされる。
上記の構成において、データの書き込み時には、信号BLSが“H”レベルとされて、ビット線BLはそれぞれ対応するセンスアンプ部131に接続される。また信号BLCが“H”レベルとされて、トランジスタ135がオン状態とされる。信号BIASは“L”レベルとされ、トランジスタ134はオフ状態である。更に、書き込みデータがデータラッチ14からデータ保持部132に転送される。選択ビット線(電荷を注入して閾値を上昇させるべきメモリセルに対応するビット線)に対応するセンスアンプ13ではノードINV=“H”、LAT=“L”とされる。よって、トランジスタ143、139がオフ状態、トランジスタ144、140がオン状態とされ、選択ビット線には0Vが与えられる。非選択ビット線に対応するセンスアンプ13ではノードINV=“L”、LAT=“H”とされる。よって、トランジスタ144、140がオフ状態、トランジスタ143、139がオン状態とされる。その結果、トランジスタ136によって、非選択ビット線はVDDまで充電される。
データの読み出しは、例えば2回にわたって行われる。1回目の読み出し時には、全てのセンスアンプ13において信号BLSが“H”レベルとされて、ビット線BLはそれぞれ対応するセンスアンプ部131に接続される。また信号BLCが“H”レベルとされて、トランジスタ135がオン状態とされる。そして、まずトランジスタ136が、トランジスタ143、139の電流経路及びノードCOM1、COM2を介してビット線BLを充電する。ビット線BLの電位は、トランジスタ135により電位VBL(例えば0.5V)に設定される。また、トランジスタ137により、キャパシタ素子147が充電され、ノードSENの電位が上昇する。
対応するメモリセルがオン状態であれば、ノードSENの電位は低下し、トランジスタ146はオン状態となる。そして信号STBnを“H”レベルにすることで、ノードINVは“H”、ノードLATは“L”となる。その結果、トランジスタ144、140がオン状態となり、ビット線BLは0Vに固定される。他方、対応するメモリセルがオフ状態であれば、ノードSENの電位は低下せず、トランジスタ146はオフ状態である。よって、ノードINVは“L”、ノードLATは“H”を維持する。
2回目の読み出しは、1回目の読み出しにおいて対応するメモリセルがオフ状態であったと判断されたビット線についてのみ行われる。このビット線に対応するセンスアンプ13の動作は、1回目の読み出し時と同様である。他方、1回目の読み出しにおいて対応するメモリセルがオン状態であったと判断されたビット線についは、対応するセンスアンプ13においてトランジスタ134がオン状態とされ、ビット線BLはノードBLBIASに接続されて固定電位とされる。
その後、データ制御回路15によって選択されたセンスアンプ13では、トランジスタ142がオン状態とされて、保持回路132内のデータが共通バスCBSAを介してデータラッチ14に転送される。
1.1.5.2 データラッチ14について
次に、引き続き図9を参照してデータラッチ14について説明する。図示するようにデータラッチ14は、第1ラッチ回路160、第2ラッチ回路161、演算部162、及び転送部163を備えている。これらの回路は共通データバスCBDLで接続されており、前述の通りこれらの回路の組み合わせが、ビット線BL毎、つまり図9に示す構成のセンスアンプ部131毎に設けられている。
次に、引き続き図9を参照してデータラッチ14について説明する。図示するようにデータラッチ14は、第1ラッチ回路160、第2ラッチ回路161、演算部162、及び転送部163を備えている。これらの回路は共通データバスCBDLで接続されており、前述の通りこれらの回路の組み合わせが、ビット線BL毎、つまり図9に示す構成のセンスアンプ部131毎に設けられている。
第1、第2ラッチ回路160、161はそれぞれ、書き込みデータ及び読み出しデータを1ビットずつ保持可能である。演算部162は、書き込みデータ及び読み出しにつき必要な演算を行うと共に、センスアンプ部131と第1、第2ラッチ回路160、161との間でデータを転送する。転送部163は、図示せぬ入出力回路と第1、第2ラッチ回路160、161との間でデータを転送する。
データの読み出し時には、センスアンプ13のデータ保持部132のデータが、トランジスタ142を介して演算部162に転送され、更に第1ラッチ回路160または第2ラッチ回路161に転送される。その後、読み出しデータは転送部163により、図示せぬホスト機器へ転送される。
データの書き込み時には、ホスト機器からの書き込みデータが、転送部163により第1ラッチ回路160または第2ラッチ回路161に転送される。その後、演算部162により書き込みデータがトランジスタ142を介してデータ保持部132に転送される。すると、データ保持部132におけるノードINV及びLATが、書き込みデータに応じた電位とされ、その結果、ビット線BLも書き込みデータに応じた電位とされる。
1.2 半導体記憶装置1の動作について
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリ1の動作について説明する。
次に、上記構成のNAND型フラッシュメモリ1の動作について説明する。
1.2.1 書き込みシーケンスについて
まず、書き込み動作について説明する。書き込み動作は、大まかにはプログラム動作とベリファイ動作との繰り返しである。プログラム動作とは、電荷蓄積層に電荷を注入してメモリセルトランジスタMTの閾値を上昇させるための動作である。ベリファイ動作とは、プログラム動作の直後にデータを読み出し、閾値が所定の値に達したか否かを判定する動作である。ベリファイ動作にパス(pass)すると、そのメモリセルトランジスタMTについての書き込みは完了する。
まず、書き込み動作について説明する。書き込み動作は、大まかにはプログラム動作とベリファイ動作との繰り返しである。プログラム動作とは、電荷蓄積層に電荷を注入してメモリセルトランジスタMTの閾値を上昇させるための動作である。ベリファイ動作とは、プログラム動作の直後にデータを読み出し、閾値が所定の値に達したか否かを判定する動作である。ベリファイ動作にパス(pass)すると、そのメモリセルトランジスタMTについての書き込みは完了する。
図10は、書き込み動作の詳細を示すフローチャートである。図示するように、ロウデコーダ11はいずれかのワード線WLを選択する(ステップS20)。そして、選択ワード線WLに関連付けられた2つのページに、連続してデータがプログラムされる(ステップS21)。図2の例であると、同一のメモリグループGP内において同一のワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTの集合によって1ページが構成される。そしてワード線WLは4つのメモリグループGP0〜GP3で共有されている。つまり、1ブロックBLKにつき、1本のワード線WLには4ページが割り当てられることになる。そして、あるワード線WLが選択されると、この選択ワード線WLに関連付けられた4ページのうち、例えばまずメモリグループGP0内のページにデータがプログラムされ、引き続きメモリグループGP1内のページにデータがプログラムされる。この連続してプログラムされる書き込みデータは、データラッチ14の第1ラッチ回路160及び第2ラッチ回路161に保持されている。
次に、上記連続してプログラムされた2ページのデータが連続してベリファイされる(ステップS22)。ベリファイにミスすれば(ステップS23、NO)、つまりメモリセルトランジスタMTの閾値が所望の値にまで上昇していなければ、ステップS21に戻ってプログラムを繰り返す。ベリファイにパスすれば(ステップS23、YES)、つまりメモリセルトランジスタMTの閾値が所望の値にまで上昇していれば、書き込みデータが残っているか否か確認する。書き込みデータが残っていなければ(ステップS24、YES)、処理は終了する。
書き込みデータが残っており(ステップS24、NO)、ステップS21、S22で選択されたページが、ステップS20で選択されたワード線WLに関連付けられたページのうちの最終ページで無い場合(ステップS25、NO)、次のページを選択して(ステップS26)、ステップS21に戻る。最終ページである場合(ステップS25、YES)、すなわち、図2の例であればメモリグループGP2、GP3に割り当てられたページであった場合、次のワード線WLを選択して(ステップS28)、ステップS21に戻る。このとき、データラッチ14のラッチ回路160、161内のデータも、次の2ページ分の書き込みデータに更新される。以上の処理が、全データのプログラムが完了するか(ステップS24、YES)、または当該ブロックBLKの最終ワード線WLについてまで行われる(ステップS27、YES)まで繰り返される。
このように本実施形態では、2ページに対して連続してプログラムが行われ、引き続きこの2ページに対して連続してベリファイが行われる。そしてこの組み合わせが、ベリファイにパスするまで繰り返される。更に、ベリファイにパスすれば、次の2ページに対して同様の処理が実行される。
上記書き込み動作の具体例を、図11に示すメモリセルアレイ10の場合を例に挙げて説明する。図11は、あるブロックBLKにおいて、1本のビット線BLに接続されたNANDストリングを示している。つまり、メモリセルアレイ10では、図11に示す構成が、図面を記載した紙面の奥行き方向に沿って複数設けられ、奥行き方向で同一列に並ぶNANDストリングは、セレクトゲート線SGD、SGSを共有して、1つのメモリグループGPを構成する。
図示するように、1つのブロックBLKは12個のメモリグループGP0〜GP11を備え、またワード線WLの本数は48本であり、各メモリセルトランジスタMTが1ビットデータを保持する。
そして、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、ワード線WL0に接続されたメモリセルの集合を、それぞれページPG0〜PG11と呼ぶ。同様に、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、ワード線WL1に接続されたメモリセルの集合を、それぞれページPG12〜PG23と呼ぶ。よって、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、最終ワード線WL47に接続されたメモリセルの集合は、それぞれページPG564〜PG575となる。
図12は、図11に示すメモリセルアレイ10におけるデータ書き込みシーケンスを示すタイミングチャートである。また図13は、図12の時刻t0〜t4の期間における選択ブロックの各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
図12に示すように、まず時刻t0及びt1において、ページPG0及びPG1に連続してデータがプログラムされる。より具体的には図13に示すように、セレクトゲート線SGD0が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VPGMが印加され、非選択ワード線WL1〜WL47に電圧VPASSが印加される。VPGMは、電荷蓄積層に電荷を注入するための高電圧である。またVPASSは、保持データに関わらずメモリセルトランジスタをオンさせる電圧である(但しVPASS<VPGM)。この結果、セレクトゲート線SGD0及び選択ワード線WL0を含むNANDストリングにはチャネルが形成され、ビット線の電位(書き込みデータ)に応じて選択トランジスタST1がオン状態となる。選択トランジスタST1がオン状態とされたNANDストリングでは、例えば0Vがチャネルに転送され、これによりメモリセルトランジスタMT0の電荷蓄積層に電荷が注入される。他方、選択トランジスタST1がカットオフされたNANDストリングでは、チャネルが電気的にフローティングの状態とされ、これによりチャネルの電位がワード線WLとのカップリングにより上昇し、電荷蓄積層への電荷の注入が抑制される。
引き続き、セレクトゲート線SGD1が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VPGMが印加され、非選択ワード線WL1〜WL47に電圧VPASSが印加される。これにより、セレクトゲート線SGD1に接続されたNANDストリングにおけるメモリセルトランジスタMT0にデータがプログラムされる。
以上の間、電圧VRDECは電圧VPGMHで一定である。また選択ワード線WL0に対応する信号線CG0の電位は電圧VPGM一定であり、非選択ワード線WL1〜WL47に対応する信号線CG1〜CG47の電位は電圧VPASS一定である。
次に図12の時刻t2及びt3において、直前にプログラムされたページPG0及びPG1のデータが連続してベリファイされる。より具体的には図13に示すように、セレクトゲート線SGD0及びSGS0が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VSLCVが印加され、非選択ワード線WL1〜WL47に電圧VREADが印加される。電圧VSLCVは選択ワード線に印加すべき電圧であり、読み出したいデータ(閾値レベル)に応じた電圧である。電圧VREADは、保持するデータに関わらずメモリセルトランジスタをオンさせる電圧である(VREAD>VSLCV)。この結果、セレクトゲート線SGD0及びSGS0に接続されたNANDストリングにおいて、メモリセルトランジスタMT0がオン状態とされれば、対応するビット線BLからソース線SLに電流が流れる。他方、オフ状態であれば、電流は流れない。この電流をセンスアンプ13が検知することで、データが読み出される。
引き続き、選択ワード線WL0に電圧VSLCVが印加された状態で、セレクトゲート線SGD1及びSGS1が選択される。これにより、セレクトゲート線SGD1、SGS1に接続されたNANDストリングにおけるメモリセルトランジスタMT0からデータが読み出される。
以上の間、電圧VRDECは電圧VREADHで一定である。また選択ワード線WL0に対応する信号線CG0の電位は電圧VSLCV一定であり、非選択ワード線WL1〜WL47に対応する信号線CG1〜CG47の電位は電圧VREAD一定である。
なおプログラム及びベリファイ動作の間、非選択ブロックでは信号TG=“L”とされてトランジスタ50、51、53、55はオフ状態とされる。そして、トランジスタ52、54がオン状態とされて、セレクトゲート線SGD、SGSは例えば負電位VBBとされ、選択トランジスタST1、ST2はオフ状態とされる。また、ワード線WL0〜WL7は電気的にフローティングの状態とされる。
以上により、ページPG0及びPG1に対する最初のプログラム及びベリファイが終了する。そして、時刻t4〜t7において、ページPG0及びPG1に対するプログラム及びベリファイが繰り返され、更に時刻t8〜t11でも同様の動作が繰り返される。
時刻t8〜t11における3回目のプログラムでベリファイにパスすると、次にページPG2及びPG3に対するデータの書き込みが開始される。すなわち、時刻t12から、ページPG2及びPG3に連続してデータがプログラムされ、引き続きページPG2及びPG3のデータが連続してベリファイされる。この際の信号線の波形は、図13において、SGD0〜SGD1及びSGS0〜SGS1をSGD2〜SGD3及びSGS2〜SGS3に置き換えたものと同様である。
このようにして、以後、ページPG4から最終ページPG575まで、2ページ単位でプログラムとベリファイを繰り返す。なお、ベリファイ時には、選択ストリングのセレクトゲート線SGSだけでなく、非選択ストリングのセレクトゲート線SGSをも“H”レベルにしても良い。
1.2.2 読み出しシーケンスについて
次に、読み出し動作の詳細について説明する。データの読み出しは、1ページ毎に順次行われる。図14及び図15は読み出し動作の具体例を示しており、図14は図11に示す例におけるデータ読み出しシーケンスを示すタイミングチャートであり、図15は図14の時刻t0〜t3の期間における各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
次に、読み出し動作の詳細について説明する。データの読み出しは、1ページ毎に順次行われる。図14及び図15は読み出し動作の具体例を示しており、図14は図11に示す例におけるデータ読み出しシーケンスを示すタイミングチャートであり、図15は図14の時刻t0〜t3の期間における各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
図14に示すように、データの読み出しはページPG0から最終ページPG575の順で行われる。
まず、ワード線WL0が選択されることで、ページPG0〜PG11まで順次データが読み出される。この際、図15に示すように、選択ワード線WL0の電位は電圧VSLCVで一定とされ、非選択ワード線WL1〜WL47の電位は電圧VREADで一定である。この状態で、セレクトゲート線SGD0〜SGD11及びSGS0〜SGS11が順次選択される。ページPG0〜PG11の読み出しの期間、選択ワード線WL0に対応する信号線CG0の電位は電圧VSLCVで一定とされ、非選択ワード線WL1〜WL47に対応する信号線CGの電位は電圧VREADで一定とされる。
その後、時刻t4において、ワード線WL1が選択される。その状態で、同じようにしてセレクトゲート線SGD0〜SGD11及びSGS0〜SGS11が順次選択される。これにより、ページPG12〜PG23のデータが順次読み出される。このページPG12〜PG23の読み出しの期間、選択ワード線WL1に対応する信号線CG1の電位は電圧VSLCVで一定とされ、非選択ワード線WL0、WL2〜WL47に対応する信号線CGの電位は電圧VREADで一定とされる。その後、同様にしてページPG24〜PG575のデータが読み出される。
以上の読み出し動作の期間(PG0〜PG575の読み出しの期間)、電圧VRDECは電圧VREADHで一定とされる。
なお読み出しの際も、非選択ストリングのセレクトゲート線SGSが“H”レベルとされても良い。
1.3 本実施形態に係る効果
第1実施形態に係る構成であると、NAND型フラッシュメモリ1の動作速度を向上出来る。本効果につき、以下説明する。
第1実施形態に係る構成であると、NAND型フラッシュメモリ1の動作速度を向上出来る。本効果につき、以下説明する。
上記実施形態で説明した三次元積層型のNAND型フラッシュメモリでは、ページインクリメントの方式として、まずいずれかのワード線を選択した状態で、ストリング(メモリグループGP)を順次選択している。本方式であると、個々のメモリセルトランジスタMTが1ビットデータを保持するSLC(single level cell)方式のNAND型フラッシュメモリの場合、下位アドレスをストリングアドレス(メモリグループ、すなわちセレクトゲート線を指定するアドレス)に割り当て、上位アドレスをワード線アドレスに割り当てることが出来る。従って、アドレスの割り当てが非常に簡易となる。
このようなアドレス割り当ての場合におけるデータの書き込みシーケンスとしては、図16のような方法が考えられる。図16は、比較例として示したデータ書き込みシーケンス時における各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
図示するように比較例では、1ページ毎にプログラムとベリファイを繰り返す。従って比較例では、1回の動作毎にワード線を駆動しなければならない。しかし、図1乃至図4で説明したような三次元積層型のNAND型フラッシュメモリでは、複数のワード線が積層されているため、二次元にメモリセルが配列されたNAND型フラッシュメモリに比べて、単位長さ当たりのワード線容量が大きくなる。そのため、図16の方法では動作速度が低下し、あるいは消費電流の面で劣ってしまうおそれがある。
これに対して本実施形態に係る構成であると、上記問題点を解消し、動作速度を向上し、消費電流を低減出来る。すなわち本実施形態では、例えば図12で説明したように、2ページに対して連続してプログラムを行い、その後、この2ページに対してベリファイを連続して行う。この連続動作の期間、選択ワード線を変える必要は無く、セレクトゲート線だけを変えれば良い。従って、ベリファイ動作の期間の大きな割合を占めるワード線安定化待ち時間を省くことが出来る(例えば図13の期間t2〜t4参照)。
また、プログラム動作及びベリファイ動作の双方において、連続動作の期間、電圧VRDEC及び信号線CGの電位を一定にしておくことが出来る(例えば図13の期間t0〜t2、及び期間t2〜t4参照)。特に電圧VRDECは、電圧VPGMH及びVREADHという非常に大きな電圧であり、充電に時間を要する。図16に示す比較例では、1回の動作毎に電圧VRDEC及び信号線CGの電位を切り替えなければならないが、本実施形態ではその必要が無い。従って、動作速度を向上出来、更に消費電流を低減出来る。
また、ベリファイ時においてワード線安定化待ち時間を省く効果は、読み出し時にも同様に得られる。図15で説明したように、同一ブロック内において、属するストリング(メモリグループGP)は異なるが同一のワード線に関連付けられる複数ページからデータを読み出す際には、ワード線の電位を一定に保ち、セレクトゲート線のみを変えていけば良い。
なお、本実施形態はSLCタイプのNAND型フラッシュメモリを例に挙げた。SSD(solid state drive)等の機器では、ほとんどのデータをフラッシュメモリにまずSLC方式で書くことが通常である。従って本実施形態はこのような機器に適用することで、高速化等の効果がより顕著となる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、連続してプログラム及びベリファイするページ数を、2ページではなく3ページにしたものである。以下では、以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態において、連続してプログラム及びベリファイするページ数を、2ページではなく3ページにしたものである。以下では、以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 NAND型フラッシュメモリの構成について
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の構成は、上記第1実施形態において、データラッチ14の保持するラッチ回路の数を2個から3個に増やしたものである。より具体的には、図9に示す構成において、データラッチ14内に第3ラッチ回路を追加したものに相当する。これによりデータラッチ14は、1本のビット線BLあたり3ビットのデータを保持することが出来る。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1の構成は、上記第1実施形態において、データラッチ14の保持するラッチ回路の数を2個から3個に増やしたものである。より具体的には、図9に示す構成において、データラッチ14内に第3ラッチ回路を追加したものに相当する。これによりデータラッチ14は、1本のビット線BLあたり3ビットのデータを保持することが出来る。
2.2 データの書き込みシーケンスについて
次に、本実施形態に係るデータの書き込み動作について説明する。前述の通り、本実施形態のデータ書き込みフローは、第1実施形態で説明した図10において、ステップS21及びS22のページ数を、2ページから3ページに増やしたものである。
次に、本実施形態に係るデータの書き込み動作について説明する。前述の通り、本実施形態のデータ書き込みフローは、第1実施形態で説明した図10において、ステップS21及びS22のページ数を、2ページから3ページに増やしたものである。
書き込みシーケンスの具体例につき、図17及び図18を用いて説明する。図17は、本実施形態に係るデータ書き込みシーケンスを示すタイミングチャートであり、図18は、図17の時刻t0〜t6の期間における各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
図17に示すように、まず時刻t0〜t2において、ページPG0〜PG3に連続してデータがプログラムされる。より具体的には図18に示すように、セレクトゲート線SGD0が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VPGMが印加され、次にセレクトゲート線SGD1が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VPGMが印加され、次にセレクトゲート線SGD2が選択された状態で、選択ワード線WL0に電圧VPGMが印加される。この間、電圧VRDECは電圧VPGMHで一定である。また選択ワード線WL0に対応する信号線CG0の電位は電圧VPGM一定であり、非選択ワード線WL1〜WL47に対応する信号線CG1〜CG47の電位は電圧VPASS一定である。
次に図17の時刻t3〜t5において、ページPG0〜PG2のデータが連続してベリファイされる。より具体的には図18に示すように、選択ワード線WL0に電圧VSLCVが印加された状態で、セレクトゲート線SGD0〜SGD2及びSGS0〜SGS2が順次選択される。この間、電圧VRDECは電圧VREADHで一定である。また選択ワード線WL0に対応する信号線CG0の電位は電圧VSLCV一定であり、非選択ワード線WL1〜WL47に対応する信号線CG1〜CG47の電位は電圧VREAD一定である。
以上の動作を繰り返すことで、最終ページPG575までデータを3ページ単位で書き込む。
読み出しシーケンスは第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
2.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であると、第1実施形態に比べて、ワード線電圧安定化待ち時間をより一層短縮出来、更に電圧VRDEC及び信号線CGの電位の切り替え回数を削減出来る。
本実施形態に係る構成であると、第1実施形態に比べて、ワード線電圧安定化待ち時間をより一層短縮出来、更に電圧VRDEC及び信号線CGの電位の切り替え回数を削減出来る。
よって、第1実施形態よりも更に動作の高速化及び消費電流の低減を図ることが出来る。
なお、本実施形態では連続してプログラム及びベリファイするページ数が3ページで有る場合を例に説明した。しかし、これはデータラッチ14内のラッチ回路の数に依存し、SLC方式であれば、ラッチ回路の数だけ連続してプログラム及びベリファイ出来る。換言すれば、データラッチ14がビット線BL1本あたりに保持可能なデータのビット数だけ連続してプログラム及びベリファイ出来る。例えば、ラッチ回路の数が4個であれば、4ページに連続してプログラム及びベリファイ出来る。5個以上の場合も同様である。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態を、MLC(multi-level cell)方式のNAND型フラッシュメモリに適用したものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。本実施形態は、上記第1実施形態を、MLC(multi-level cell)方式のNAND型フラッシュメモリに適用したものである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
3.1 NAND型フラッシュメモリの構成について
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1は、第1実施形態で説明した図1乃至図9の通りである。第1実施形態と異なる点は、メモリセルトランジスタMTの各々は少なくとも4つの閾値を持つことが可能であり、この4つの閾値によって4種類のデータが判別可能とされる点である。つまり、個々のメモリセルトランジスタMTは、図19に示すように、2ビットのデータ(4値データ)を保持可能とされている。図19では“00”を例に挙げているが、このほかに“01”、“10”、及び“11”データを保持することが出来る。ここで、図19に示すように、2ビットのそれぞれを上位ビット(upper bit)及び下位ビット(lower bit)と定義し、データの書き込みは下位ビットから行う場合を例にして以下説明する。また、SLC方式の場合と同様に、MLC方式の場合も、複数の下位ビットデータが一括して書き込まれ(または読み出され)、また複数の上位ビットデータが一括して書き込まれる(読み出される)。これをそれぞれ下位ページ及び上位ページと呼ぶ。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1は、第1実施形態で説明した図1乃至図9の通りである。第1実施形態と異なる点は、メモリセルトランジスタMTの各々は少なくとも4つの閾値を持つことが可能であり、この4つの閾値によって4種類のデータが判別可能とされる点である。つまり、個々のメモリセルトランジスタMTは、図19に示すように、2ビットのデータ(4値データ)を保持可能とされている。図19では“00”を例に挙げているが、このほかに“01”、“10”、及び“11”データを保持することが出来る。ここで、図19に示すように、2ビットのそれぞれを上位ビット(upper bit)及び下位ビット(lower bit)と定義し、データの書き込みは下位ビットから行う場合を例にして以下説明する。また、SLC方式の場合と同様に、MLC方式の場合も、複数の下位ビットデータが一括して書き込まれ(または読み出され)、また複数の上位ビットデータが一括して書き込まれる(読み出される)。これをそれぞれ下位ページ及び上位ページと呼ぶ。
3.2 データの書き込みシーケンスについて
次に、書き込み動作の詳細について、図20を用いて説明する。図20は、書き込み動作を示すフローチャートである。前述の通り書き込み動作は、大まかには下位ページデータ書き込みと、上位ページデータ書き込みとの組み合わせである。そしてそれぞれの動作は、第1実施形態において図10で説明した動作とほぼ同様である。
次に、書き込み動作の詳細について、図20を用いて説明する。図20は、書き込み動作を示すフローチャートである。前述の通り書き込み動作は、大まかには下位ページデータ書き込みと、上位ページデータ書き込みとの組み合わせである。そしてそれぞれの動作は、第1実施形態において図10で説明した動作とほぼ同様である。
図20に示すように、まず下位ページデータの書き込みが行われる。すなわち、ロウデコーダ11がいずれかのワード線WLを選択する(ステップS40)。そして、選択ワード線WLに関連付けられた2つの下位ページに、連続してデータがプログラムされる(ステップS41)。つまり、例えばまずメモリグループGP0内のいずれかの下位ページにデータがプログラムされ、引き続きメモリグループGP1内のいずれかの下位ページ(このページは、メモリグループGP0において直前にプログラムされた下位ページと、選択ワード線を共有する)にデータがプログラムされる。
次に、上記連続してプログラムされた2ページの下位ビットデータが連続してベリファイされる(ステップS42)。ベリファイにミスすれば(ステップS43、NO)、ステップS41に戻ってプログラムを繰り返す。ベリファイにパスすれば(ステップS43、YES)、書き込むべき下位ビットデータが残っているか否か確認する。残っていなければ(ステップS44、YES)、下位ページデータの書き込みは終了する。
書き込むべき下位ビットデータが残っており(ステップS44、NO)、ステップS41、S42で書き込み・ベリファイされたページが、ステップS40で選択されたワード線に関連付けられた下位ページのうちの最終ページで無い場合(ステップS45、NO)、次のページが選択されてステップS41に戻る。最終ページである場合(ステップS45、YES)、次のワード線が選択されて(ステップS47、NO、ステップS48)、ステップS41に戻る。
以上のようにして下位ビットデータの書き込みが終了すると、次に上位ビットデータが書き込まれる。すなわちロウデコーダ11は、下位ページ書き込みの際にステップS40で最初に選択されたワード線WLを選択する(ステップS50)。そして、選択ワード線WLに関連付けられた上位ページにデータがプログラムされる(ステップS51)。次に、ステップS51でプログラムされた上位ページデータがベリファイされる(ステップS52)。ステップS51〜S52はステップS41〜S42と異なり、1ページ単位で行われる。ステップS53においてベリファイにミスすれば(ステップS53、NO)、ステップS51に戻ってプログラムを繰り返す。ベリファイにパスすれば(ステップS53、YES)、書き込むべき上位ビットデータが残っているか否か確認する。残っていなければ(ステップS54、YES)、データの書き込み動作は終了する。
書き込むべき上位ビットデータが残っており(ステップS54、NO)、ステップS51、S52で書き込み・ベリファイされたページが、ステップS50で選択されたワード線に関連付けられた上位ページのうちの最終ページで無い場合(ステップS55、NO)、次のページを選択してステップS51に戻る。最終ページである場合(ステップS55、YES)、次のワード線を選択して(ステップS57、NO、ステップS58)、ステップS51に戻る。
このように本実施形態では、下位ビットデータを書き込む際には、第1実施形態と同様に2ページに対して連続してプログラムが行われ、引き続きこの2ページに対して連続してベリファイが行われる。そしてこの組み合わせが、ベリファイにパスするまで繰り返される。そしてベリファイにパスすれば、次の2ページに対して同様の処理が実行される。
これに対して上位ビットデータを書き込む際には、1ページ毎にプログラム及びベリファイが実行される。
上記の具体例を図21に示すメモリセルアレイ10を例に挙げて説明する。図21は、あるブロックBLKにおいて、1本のビット線BLに接続されたストリングを示しており、第1実施形態で説明した図11に対応する。但し図21では、各メモリセルは2ビットデータを保持する。
図示するように、各メモリグループGPの各ワード線WLには上位ページと下位ページの2ページが関連付けられている。以下では一例として、第1実施形態で説明したページPG0〜575が下位ページに相当し、これらのページ対応する上位ページをそれぞれページPG576〜1151と呼ぶことにする。
すなわち、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、ワード線WL0に接続されたメモリセルの下位ビットの集合を、それぞれページPG0〜PG11と呼ぶ。同様に、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、ワード線WL1に接続されたメモリセルの下位ビットの集合を、それぞれページPG12〜PG23と呼ぶ。よって、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、最終ワード線WL47に接続されたメモリセルの下位ビットの集合は、それぞれページPG564〜PG575となる。
また、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリングの各々において、ワード線WL0に接続されたメモリセルの上位ビットの集合を、それぞれページPG576〜PG587と呼ぶ。同様に、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリングの各々において、ワード線WL1に接続されたメモリセルの上位ビットの集合を、それぞれページPG588〜PG599と呼ぶ。よって、セレクトゲート線SGD0〜SGD11に接続されたNANDストリング(メモリグループGP0〜GP11)の各々において、最終ワード線WL47に接続されたメモリセルの上位ビットの集合は、それぞれページPG1140〜PG1151となる。
図22は、図21に示すメモリセルアレイ10におけるデータ書き込みシーケンスを示すタイミングチャートである。
図示するように、まず時刻t0〜t14において下位ページデータ(PG0〜PG575)が書き込まれ、次に時刻t15〜t30において上位ページデータ(PG576〜PG1151)が書き込まれる。この際、下位ページデータが書き込まれる際には、第1実施形態で説明したのと同様に、2ページが連続してプログラム及びベリファイされる。これに対して上位ページデータが書き込まれる際には、プログラム及びベリファイは1ページずつ行われる。
図23及び図24は、書き込み時の各配線の電位変化を示すタイミングチャートであり、図23は下位ページデータ書き込み時を示し、図24は上位ページデータ書き込み時を示している。
図23に示すように、下位ページデータ書き込み時の様子は、第1実施形態で説明した図13と同様である。但し、ベリファイレベルは図13とは異なり、選択ワード線には電圧VLPVが印加される。メモリセルトランジスタの取り得る閾値電圧を、低いものから順に“EP”レベル、“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルとし、“EP”レベルと“A”レベルとの間の電圧をVAV、“A”レベルと“B”レベルとの間の電圧をVBV、そして“B”レベルと“C”レベルとの間の電圧をVCVとすると、電圧VLPVは、例えばVAとVBとの間の電圧である。
図24に示すように、上位ページデータ書き込み時は、例えば図16とほぼ同様である。但し、ベリファイ時には、選択ワード線にはVAV、VBV、及びVCVが順次印加される。
3.3 本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、個々のメモリセルが2ビットデータを保持するMLC方式のNAND型フラッシュメモリに対しても、上記第1実施形態で説明した方法を適用出来る。
本実施形態によれば、個々のメモリセルが2ビットデータを保持するMLC方式のNAND型フラッシュメモリに対しても、上記第1実施形態で説明した方法を適用出来る。
なお本実施形態では、個々のメモリセルが2ビットデータを保持する場合を例に説明したが、もちろん3ビット(8値)以上のデータを保持する場合であっても良い。
また本実施形態では、上位ビットデータの書き込みは1ページずつ行われる。これは、データラッチ14内のラッチ回路の数が、ビット線1本あたり2個(第1ラッチ回路160及び第2ラッチ回路161)だからである。上位ビットデータの書き込みには、上位ビットデータそのものだけでなく下位ビットデータも必要である。これは、例え上位ビットが同じであっても、下位ビットが異なれば、設定目標となる閾値が異なるからである。この下位ビットデータは、通常、データラッチ14のラッチ回路内に保持される。
すると本実施形態の場合、第1ラッチ回路160と第2ラッチ回路161のいずれかが上位ビットを保持し、他方が下位ビットを保持する。従ってデータラッチ14は、上位ビット書き込みの際には1ページ分のデータしか保持できない。よって本実施形態では、上位ページは1ページずつ書き込まれる。
もちろん、データラッチ14内のラッチ回路の数を増やせば、上位ビットについても2ページずつ、またはそれ以上の単位で書き込むことが出来る。例えばデータラッチ14が4個のラッチ回路を含む場合、つまりデータラッチ14が1本のビット線あたり4ビットのデータを保持可能な場合、下位ビットは4ページ単位で書き込み、上位ビットは2ページ単位で書き込むことが出来る。
なお、図19で説明したビット割り当ては一例に過ぎない。すなわち、2ビットのうちのいずれを上位/下位と定義するかは任意であるし、上位ビットと下位ビットのうち、いずれかを先に書き込むかも任意である。先に上位ビットから書き込む場合には、上記の本実施形態の説明において、「上位」と「下位」を読み替えれば良い。
4.変形例等
以上のように、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、前記メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部(図1の回路ブロック11〜16)とを具備する。制御部は、同一のワード線に関連付けられた複数のページに対して連続してプログラムを行い(図12〜13の期間t0-t1)、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う(図12〜13の期間t2-t3)。
以上のように、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、前記メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部(図1の回路ブロック11〜16)とを具備する。制御部は、同一のワード線に関連付けられた複数のページに対して連続してプログラムを行い(図12〜13の期間t0-t1)、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う(図12〜13の期間t2-t3)。
本構成によれば、複数ページに対して連続してプログラム及びベリファイ出来る。従って、ワード線電圧が安定するのを待つための時間等を短縮し、NAND型フラッシュメモリの動作速度を向上出来る。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば図12、図14、及び図17の例では、ページPG0からデータが書き込まれ、または読み出される場合を例に説明したが、もちろん、どのページから書き込みまたは読み出しを開始するかは、ホスト機器またはコントローラから受信するページアドレスに応じて異なる。また上記実施形態では、半導体記憶装置として三次元積層型のNAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明した。三次元積層型のNAND型フラッシュメモリの具体的な構成は特に限定されるものでは無く、例えば図2に示すメモリセルアレイが実現出来る構成であれば良い。例えば、NANDストリングの電流経路がU字型の形状となる場合や、あるいは1本の柱状の形状を有する場合であっても良い。柱状の形状を有する場合、トランジスタBTは不要である。また実施形態は、三次元積層型に限られず、半導体基板の平面内にメモリセルが二次元的に配列された従来型のNAND型フラッシュメモリ等にも適用出来る。また、本実施形態では、ブロックBLK単位でデータを消去する場合を例として説明したが、これに限定されることはなく、例えば複数のNANDストリング17単位でデータを消去してもよい。
また図2に示したメモリセルアレイは、図25のような構成としても良い。図25はブロックBLK0の回路図であり、その他のブロックBLK1〜BLK3も同様の構成を有し得る。図示するように、ワード線WL0〜WL3、バックゲート線BG、偶数番目のセレクトゲート線SGD0、SGD2、及び奇数番目のセレクトゲート線SGS1、SGS3は、メモリセルアレイ10の一端側に引き出される。これに対してワード線WL4〜WL7、偶数番目のセレクトゲート線SGS0、SGS2、及び奇数番目のセレクトゲート線SGD1、SGD3は、メモリセルアレイの、前記一端側とは逆側の他端側に引き出される。このような構成としても良い。本構成において、例えばロウデコーダ11を2つのロウデコーダに分割し、メモリセルアレイ10を挟んで対向するようにこれらを配置しても良い。そして、一方のロウデコーダによりセレクトゲート線SGD0、SGD2、SGS1、SGS3、ワード線WL0〜WL3、及びバックゲート線BGを選択し、他方のロウデコーダによりセレクトゲート線SGS0、SGS2、SGD1、SGD3、及びワード線WL4〜WL7を選択するようにしても良い。本構成によれば、ドライバ回路12とメモリセルアレイ10との間の領域(ロウデコーダ11を含む)のセレクトゲート線やワード線等の配線の混雑を緩和出来る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…NAND型フラッシュメモリ、10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…ドライバ回路、13…センスアンプ、14…データラッチ、15…電圧発生回路、16…制御回路、17…NANDストリング、40…ブロックデコーダ、60…CGドライバ、61…SGDドライバ、62…SGSドライバ、63…電圧ドライバ、64…BGドライバ
Claims (9)
- 半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、
複数の前記メモリセルの集合であり、各々がデータの消去単位となり得る複数のブロックと、
複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、
前記メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部と、
データをセンスするセンスアンプと、
前記センスアンプと前記メモリセルとを電気的に接続するビット線と
を具備し、前記ブロックは、複数の前記メモリセルが直列接続された複数のメモリストリングを含む複数のメモリグループを備え、
同一ブロック内の複数の前記メモリグループは前記ワード線を共有し、
前記メモリストリングは選択トランジスタを備え、
前記メモリセルは、前記選択トランジスタを介して前記ビット線に接続され、
前記選択トランジスタのゲートは、前記メモリグループ単位で同一のセレクトゲート線に接続され、
前記制御部は、同一の前記ワード線に割り当てられた複数のページに対して連続してプログラムを行い、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行い、
前記データは、同一メモリグループ内の同一ワード線に接続された複数の前記メモリセル単位でプログラム及びベリファイされ、
前記ベリファイは、選択ワード線に読み出し電圧を印加した状態で前記セレクトゲート線を切り替えることにより、前記複数のページに対して連続して行われ、
前記メモリセルの各々は2ビット以上のデータを保持可能であり、
前記制御部は、前記2ビット以上のデータのうちの第1のビットに関しては、前記複数のページに対して連続してプログラム及びベリファイを行い、前記第1のビットと異なる第2のビットに関しては、1ページずつプログラム及びベリファイを行い、
前記制御部は、前記第1のビットにつきプログラム及びベリファイを行った後、前記第2のビットにつきプログラム及びベリファイを行う
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、
複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、
前記メモリセルに対して、ページ単位でデータのプログラム及びベリファイを行う制御部と
を具備し、前記制御部は、同一の前記ワード線に割り当てられた複数のページに対して連続してプログラムを行い、更に該複数のページに対して連続してベリファイを行う
ことを特徴とする半導体記憶装置。 - 複数の前記メモリセルの集合であり、各々がデータの消去単位となり得る複数のブロックを更に備え、
前記ブロックは、複数の前記メモリセルが直列接続された複数のメモリストリングを含む複数のメモリグループを備え、
同一ブロック内の複数の前記メモリグループは前記ワード線を共有し、
前記データは、同一メモリグループ内の同一ワード線に接続された複数の前記メモリセル単位でプログラム及びベリファイされる
ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。 - データをセンスするセンスアンプと、
前記センスアンプと前記メモリセルとを電気的に接続するビット線と
を更に備え、前記メモリストリングは選択トランジスタを備え、
前記メモリセルは、前記選択トランジスタを介して前記ビット線に接続され、
前記選択トランジスタのゲートは、前記メモリグループ単位で同一のセレクトゲート線に接続され、
前記ベリファイは、選択ワード線に読み出し電圧を印加した状態で前記セレクトゲート線を切り替えることにより、前記複数のページに対して連続して行われる
ことを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。 - 前記メモリセルの各々は2ビット以上のデータを保持可能であり、
前記制御部は、前記2ビット以上のデータのうちの第1のビットに関しては、前記複数のページに対して連続してプログラム及びベリファイを行い、前記第1のビットと異なる第2のビットに関しては、1ページずつプログラム及びベリファイを行う
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の半導体記憶装置。 - 前記制御部は、前記第1のビットにつきプログラム及びベリファイを行った後、前記第2のビットにつきプログラム及びベリファイを行う
ことを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。 - 半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、
選択トランジスタと、互いに異なるワード線に接続された複数の前記メモリセルとが直列接続された複数のメモリストリングと
を備える半導体記憶装置のデータ書き込み方法であって、
第1のワード線を選択することにより、第1ページデータをプログラムすることと、
前記第1ページデータをプログラムした後、前記第1のワード線を選択することにより、第1ページデータと異なる第2ページデータをプログラムすることと、
前記第2ページデータをプログラムした後、前記第1のワード線を選択することにより、前記第1ページデータをベリファイすることと、
前記第2ページデータをベリファイした後、前記第1のワード線を選択することにより、前記第2ページデータをベリファイすることと
を具備することを特徴とする半導体記憶装置のデータ書き込み方法。 - 前記第1、第2ページデータをベリファイしている期間、前記第1のワード線の電位は選択状態に保たれる
ことを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装置のデータ書き込み方法。 - 半導体基板上に積層され、電荷蓄積層と制御ゲートとを含む複数のメモリセルと、
複数の前記メモリセルの制御ゲートを共通接続する複数のワード線と、
複数の前記メモリセルが直列接続された複数のメモリストリングを含む複数のメモリグループと、
前記メモリセルからページ単位でデータを読み出す制御部と
を具備し、複数の前記メモリグループは前記ワード線を共有し、
前記制御部は、前記ワード線の電位を一定に維持した状態で、前記メモリグループを順次選択することにより、同一の前記ワード線に関連付けられた複数のページから連続してデータを読み出す
ことを特徴とする半導体記憶装置。
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