JP2017054562A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】動作速度を向上することが可能な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置1は、データを保持可能なメモリセルと、メモリセルのゲートに電気的に接続されたワード線WLと、メモリセルの一端に電気的に接続されたソース線CELSRCと、を備え、メモリセルの読み出し動作において、ソース線CELSRCには、第1閾値の判定時に第1電圧が印加され、第2閾値の判定時に前記第1電圧と異なる第2電圧が印加される。
【選択図】図7

Description

実施形態は半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
特開2011−271393号公報
動作速度を向上することが可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、データを保持可能なメモリセルと、前記メモリセルのゲートに電気的に接続されたワード線と、前記メモリセルの一端に電気的に接続されたソース線と、を備え、前記メモリセルの読み出し動作において、前記ソース線には、第1閾値の判定時に第1電圧が印加され、第2閾値の判定時に前記第1電圧と異なる第2電圧が印加されることを特徴とする。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるセンスアンプモジュールの回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルにおける閾値電圧の分布を示す図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるABL方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるABL方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるABL方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置におけるビット線シールド方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置におけるビット線シールド方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置におけるビット線シールド方式の読み出し動作を示すタイミングチャート。 第3実施形態に係る半導体記憶装置のコマンドシーケンスを示す図。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の読み出し動作に用いるコマンドの組み合わせをを示す図。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルにおける閾値電圧のシフトを示す図。 第4実施形態に係る半導体記憶装置における第2読み出し動作を示すタイミングチャート。 第5実施形態に係る半導体記憶装置におけるQPW方式の書き込み動作に用いられる複数のベリファイ電圧を示す図。 第5実施形態に係る半導体記憶装置におけるQPW方式の書き込み動作を示すタイミングチャート。 第6実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの回路図。 第6実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、共通する参照符号を付す。
[1]第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、複数のメモリセルを含む。各メモリセルには、例えば多値のデータを記憶できる。本実施形態の半導体記憶装置は、あるページ(詳細は後述する)に対する読み出し動作で、ワード線の電圧を落とすことなく、ある電圧に保持したまま、ソース線の電圧を変化させる。
[1−1]構成
[1−1−1]全体構成
図1を用いて、半導体記憶装置1の全体構成について説明する。半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、センスアンプモジュール12、入出力回路13、データ入出力バッファ14、アドレスデコーダ15、カラムセレクタ16、制御回路(シーケンサ)17、電圧生成回路18、及びステータスレジスタ19を備えている。
メモリセルアレイ10は、マトリクス状に配置された複数のメモリセルを含む。メモリセルアレイ10には、メモリセルに印加する電圧を制御するために、複数のビット線、複数のワード線、及び複数のソース線が設けられている。
ロウデコーダ11は、複数のワード線に接続されている。ロウデコーダ11は、アドレスデコーダ15から送られたロウアドレスをデコードして、ワード線を選択する。また、ロウデコーダ11は、選択したワード線及び非選択のワード線に適切な電圧を印加する。
センスアンプモジュール12は、複数のビット線に接続されている。センスアンプモジュール12は、データの読み出し時には、メモリセルからビット線に読み出されたデータをセンスし、データの書き込み時には、書き込みデータをビット線に転送する。また、センスアンプモジュール12は、読み出し動作において、ABL(All bit line)方式又はビット線シールド方式を使用することができる。尚、ABL方式のセンスアンプモジュール12については、例えば“電荷蓄積層と制御ゲートを有するメモリセルを含む半導体記憶装置”という2009年11月5日に出願された米国特許出願2009/273,976号に記載されている。また、ビット線シールド方式のセンスアンプモジュール12については、例えば“半導体記憶装置とその動作方法”という2010年8月25日に出願された米国特許出願2010/868,196号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
入出力回路13は、外部のコントローラ又はホスト機器(図示せず)と接続され、外部とデータDTの授受を行う。外部から入力された書き込みデータは、入出力回路13からデータ入出力バッファ14を介してセンスアンプモジュール12に送られる。センスアンプモジュール12により読み出された読み出しデータは、データ入出力バッファ14を介して入出力回路13に送られ、入出力回路13から外部に出力される。また、入出力回路13は、外部から各種コマンドCMD及びアドレス信号ADDを受け、データ入出力バッファ14に送る。
アドレスデコーダ15は、入出力回路13からデータ入出力バッファ14を介して送られたアドレス信号ADDを受ける。アドレスデコーダ15は、アドレス信号ADDをデコードし、ロウアドレスをセンスアンプモジュール12に送り、カラムアドレスをカラムセレクタ16に送る。
カラムセレクタ16は、アドレスデコーダ15から受けたカラムアドレスに応じて、ビット線を選択するためのカラム選択信号を生成する。カラムセレクタ16は、生成したカラム選択信号を、センスアンプモジュール12に送る。
シーケンサ17は、外部のコントローラ又はホスト機器(図示せず)と接続され、外部制御信号を受ける。外部制御信号は、チップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WE、読み出しイネーブル信号/RE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、及びコマンドラッチイネーブル信号CLE等を含む。また、シーケンサ17は、入出力回路13からデータ入出力バッファ14を介して送られたコマンドCMDを受ける。シーケンサ17は、外部制御信号及びコマンドCMDに基づいて、読み出し動作、書き込み動作、及び消去動作を制御する制御信号を生成する。この制御信号は、ロウデコーダ11、センスアンプモジュール12、及び電圧生成回路18等に送られる。シーケンサ17は、この制御信号を用いて、半導体記憶装置1の各種動作を統括的に制御する。
電圧生成回路18は、シーケンサ17から送られた制御信号に応じて、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を生成し、メモリセルアレイ10、ロウデコーダ11、及びセンスアンプモジュール12に供給する。これにより、ビット線、ワード線、及びソース線にはそれぞれ、各種動作に必要な電圧が印加される。
ステータスレジスタ19は、入出力回路13、及びシーケンサ17に接続されている。ステータスレジスタ19は、例えばデータの書き込みや消去動作のステータスを保持し、これによって外部のコントローラ(図示せず)に動作が正常に完了したか否かを通知する。ステータスレジスタ19は、外部のコントローラから受信したコマンドやアドレス等を保持し、また種々のテーブルを保持することも可能である。
[1−1−2]メモリセルアレイ10
図2を用いて、メモリセルアレイ10の回路構成について説明する。
まず、メモリセルアレイ10の備えるブロックBLKの構成について説明する。メモリセルアレイ10は、j個(jは1以上の自然数)のブロックBLKを備えている。図2では、ブロックBLK0のみ詳細を図示し、他のブロックBLKもブロックBLK0と同様の構成を有している。
ブロックBLKは、例えばデータの消去単位となり、同一ブロックBLK内のデータは一括して消去される。各ブロックBLKは、m個(mは1以上の自然数)のNANDストリングNSを備えている。NANDストリングNSは、n個(nは1以上の自然数)のメモリセルトランジスタMT、選択トランジスタST1、及び選択トランジスタST2を備えている。
メモリセルトランジスタMTは、データを不揮発に保持し、制御ゲート及び電荷蓄積層を含む。メモリセルトランジスタMTは、2値(1ビット)又は多値(2ビット以上)を記憶することができる。n個のメモリセルトランジスタMTは、各NANDストリングにおいて、選択トランジスタST1、ST2間に直列に接続されている。
選択トランジスタST1、ST2は、データの読み出し及び書き込みを行うNANDストリングNSの選択に使用される。選択トランジスタST1、ST2の一端はそれぞれ、直列に接続されたn個のメモリセルトランジスタMTの一端及び他端に接続されている。
次に、メモリセルアレイ10に設けられている配線について説明する。半導体記憶装置1は、ビット線BL、ワード線WL、ソース線CELSRC、セレクトゲート線SGD、及びセレクトゲート線SGSを備えている。
ビット線BLは、Y方向に沿って設けられ、m本のビット線BLが並列に配置されている。各ビット線BLは、j個のブロックBLK間で、同一のカラムに対応したNANDストリングNSの選択トランジスタST1の他端に共通に接続されている。
ワード線WLは、X方向に沿って設けられ、ブロックBLK毎にn本のワード線WLが並列に配列されている。n本のワード線WLは、並列に配置されている。各ワード線WLは、各ブロックBLKにおけるm個のNANDストリングNS間で、同一のロウに対応したメモリセルトランジスタMTの制御ゲートに共通に接続されている。データの書き込み及び読み出しは、同一のワード線WLに接続されたm個のメモリセルトランジスタMTに対して一括して行われる。この単位は、ページとして取り扱われる。
ソース線CELSRCは、例えば複数のブロックBLK間で共通に設けられている。ソース線CELSRCは、各ブロックBLKにおいて、m個のNANDストリングNSに含まれた選択トランジスタST2の他端に共通に接続されている。
セレクトゲート線SGD、SGSは、ブロックBLK毎に設けられている。各セレクトゲート線SGD、SGSはそれぞれ、各ブロックBLKにおいて、m個のNANDストリングNSに含まれた選択トランジスタST1、ST2のゲートに共通に接続されている。
[1−1−3]センスアンプモジュール12
図2を用いて、センスアンプモジュール12の構成について説明する。センスアンプモジュール12は、複数のセンスアンプ部SA及びデータラッチDLを備えている。1つのセンスアンプ部SA及び1つのデータラッチDLは、1ビットのデータに対応している。
センスアンプ部SAは、データの読み出し時、内部ノード(詳細は後述する)の電位変動を検知及び増幅し、メモリセルトランジスタMTが記憶しているデータを判別する。また、センスアンプ部SAは、データの書き込み時、データラッチDLの保持するデータに応じてビット線BLを充電又は放電する。
データラッチDLは、データの読み出し時、センスアンプ部SAが判別したデータを一時的に保持する。また、データラッチDLは、データの書き込み時、入出力回路13から転送された書き込みデータを一時的に保持する。尚、メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持する場合、データラッチDLは、1つのセンスアンプ部SAに対して2つ以上設けられる。
図3を用いて、センスアンプ部SAの回路構成について説明する。センスアンプ部SAは、高耐圧nチャネルMOSトランジスタ40、低耐圧nチャネルMOSトランジスタ41〜46、低耐圧pチャネルMOSトランジスタ47〜49、及びキャパシタ50を備えている。
トランジスタ40の一端は、対応するビット線BLに接続され、トランジスタ40のゲートには、制御信号BLSが供給される。トランジスタ41の一端は、トランジスタ40の他端に接続され、トランジスタ41の他端は、ノードSCOMに接続され、トランジスタ41のゲートには、制御信号BLCが供給される。トランジスタ42の一端は、ノードSCOMに接続され、トランジスタ42の他端は、ノードSSRCに接続され、トランジスタ42のゲートには、制御信号BLXが供給される。トランジスタ43の一端は、ノードSCOMに接続され、トランジスタ43の他端は、ノードSENに接続され、トランジスタ43のゲートには、制御信号XXLが供給される。トランジスタ44の一端は、ノードSSRCに接続され、トランジスタ44の他端は、ノードSENに接続され、トランジスタ44のゲートには、制御信号HLLが供給される。トランジスタ45の一端は、ノードSCOMに接続され、トランジスタ45の他端は、ノードSRCGNDに接続され、トランジスタ45のゲートは、ノードINV_Sに接続されている。トランジスタ46の一端は、ノードSENに接続され、トランジスタ46の他端は、電源端子に接続され、トランジスタ46のゲートには、制御信号BLQが供給される。トランジスタ47の一端は、バスLBUSに接続され、トランジスタ47のゲートは、ノードSENに接続されている。トランジスタ48の一端は、トランジスタ47の他端に接続され、トランジスタ48の他端は、電源端子に接続され、トランジスタ48のゲートには、制御信号STBが供給される。トランジスタ49の一端は、ノードSSRCに接続され、トランジスタ49の他端は、電源端子に接続され、トランジスタ49のゲートは、ノードINV_Sに接続されている。キャパシタ50の一端は、ノードSENに接続され、キャパシタ50の他端には、クロックCLKが供給される。
センスアンプ部SAは、バスLBUSを介してデータラッチDLに接続されている。データラッチDLは、2個のインバータ回路を含みされ、ノードINV_Sに接続されている。
尚、トランジスタ、46、48、49の他端に接続されている電源端子に印加される電圧は、VDDSAである。VDDSAは、例えば2.5Vである。ノードSRCGNDに印加される電圧は、例えばVSSである。VSSは、例えば0Vである。VDDSA及びVSSの電圧値は、これに限定されず、種々変更が可能である。
また、センスアンプモジュール12の構成については、その他の構成であってもよい。センスアンプモジュール12の構成については、例えばトランジスタ47をnチャネルMOSトランジスタにしてもよい。この場合、データラッチDLは、トランジスタ48の一端に接続される。
[1−1−4]メモリセルトランジスタMTの閾値分布
図4を用いて、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧分布について説明する。図4の縦軸はメモリセルトランジスタMTの数を示し、横軸は閾値電圧Vthを示している。
図4(a)は、2値(1ビット)を記憶可能なメモリセルトランジスタMTの閾値電圧分布を説明する図である。1ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTは、2つの閾値のいずれかを取り得る。図4(a)に示す、低い方の閾値電圧分布は、消去状態であり、例えばデータ“1”が割り当てられる。一方、高い方の閾値電圧分布は、書き込み状態であり、例えばデータ“0”が割り当てられる。
図4(b)は、多値(2ビット以上)を記憶可能なメモリセルトランジスタMTの閾値電圧分布を説明する図である。以下の実施形態では、2ビットを記憶可能なメモリセルトランジスタMTを例に説明する。尚、以下の実施形態は、3ビット以上を記憶可能なメモリセルトランジスタMTにも適用することができる。
図示するように、2ビットデータを記憶するメモリセルトランジスタMTは、4つの閾値のいずれかを取り得る。図4(b)に示す閾値電圧分布を低い方から順に、閾値電圧分布E、A、B、Cとすると、閾値電圧分布E、A、B、Cはそれぞれ、例えば2ビットのデータ“11”、“01”、“00”、“10”が割り当てられる。各閾値電圧分布に割り当てられるデータは、これに限定されず、種々変更が可能である。
また、図4(b)に示した読み出し電圧VAは、閾値電圧分布E、A間に、読み出し電圧VBは、閾値電圧分布A、B間に、閾値電圧VCは、閾値電圧分布B、C間にそれぞれ設定される。読み出し電圧が印加されたメモリセルトランジスタMTは、記憶しているデータに応じてオン又はオフし、その閾値電圧が印加した読み出し電圧に対して高いか低いかを判定することができる。読み出しパス電圧VREADは、最も高い閾値電圧分布の上限よりも高い電圧であり、VREADが印加されたメモリセルトランジスタMTは、記憶しているデータに関わらずオンする。
[1−2]動作
[1−2−1]ABL方式のセンス方法
図5を用いて、ABL方式のセンス方法について説明する。ABL方式のセンス方法は、全てのビット線BLを用いて読み出し動作を行う。
時刻t0において、シーケンサ17は、制御信号BLS、BLC、HLLを“H”レベルとし、トランジスタ40、41、44をオン状態にする。また、シーケンサ17は、制御信号BLXの電圧を例えば0.7+Vthにする。これにより、トランジスタ42は、ノードSSRC及びノードSCOM間の電位差を所定の電圧にクランプする。ノードINV_Sは“L”レベルであり、トランジスタ49がオン状態、且つトランジスタ45がオフ状態になっている。これにより、ビット線BLは、トランジスタ49、42、41、40を介して充電され、ビット線BLの電圧は、VBLになる。VBLは、例えば0.5Vである。また、キャパシタ50は、トランジスタ49、44を介して充電される。これにより、ノードSENの電圧が上昇し、“H”レベルになる。尚、制御信号BLXの電圧値、及びビット線BLが充電される電圧値は、これに限定されず、種々変更が可能である。
時刻t1において、シーケンサ17は、制御信号HLLを“L”レベルとし、トランジスタ44をオフ状態にする。
時刻t2において、シーケンサ17は、制御信号XXLを“H”レベルとし、トランジスタ43をオン状態にする。選択メモリセルがオン状態の場合、キャパシタ50は、トランジスタ43、41、40を介してビット線BLに放電される。これにより、ノードSENの電圧が“L”レベルまで下降し、トランジスタ47がオン状態になる。選択メモリセルがオフ状態の場合、キャパシタ50は放電されず、ノードSENの電圧は“H”レベルに維持される。ノードSENの電圧が“H”レベルを維持しているとき、トランジスタ47はオフ状態である。
時刻t3において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、トランジスタ48をオン状態にする。選択メモリセルがオン状態の場合、トランジスタ47がオン状態になっているため、ノードINV_Sの電圧は、トランジスタ48、47を介して充電され、“H”レベルとなる。選択メモリセルがオフ状態の場合、トランジスタ47がオフ状態になっているため、ノードINV_Sの電圧は、“L”レベルを維持する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、トランジスタ48をオフ状態にする。これにより、データラッチDLのノードINV_Sは、読み出し結果を保持することができる。
時刻t4において、シーケンサ17は、制御信号BLS、BLC、BLX、XXLを“L”レベルとし、トランジスタ40、41、42、43をオフ状態にする。すると、ビット線BLは放電され、その電圧はVSSになり、シーケンサ17は、読み出し動作を終了する。
[1−2−2]多値データの読み出し方法
第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、多値データが記憶されたメモリセルのデータを読み出す場合、複数の読み出し電圧を用いて連続で読み出し動作を行う場合がある。半導体記憶装置1は、メモリセルに複数の読み出し電圧を印加するために、ワード線WLに印加する電圧を変化させる方法(方法1)と、ソース線CELSRCに印加する電圧を変化させる方法(方法2)を用いることができる。以下に、読み出し電圧VAを用いたデータの判定(AR動作)、読み出し電圧VCを用いたデータの判定(CR動作)を連続して行う場合を例に説明する。
図6を用いて、方法1の読み出し動作について説明する。図6において、図示の便宜上、選択ワード線をWL_sel、非選択ワード線をWL_usel、非選択セレクトゲート線をUSGD、非選択セレクトゲート線をUSGSと表示する。また、読み出し電圧VC及び読み出し電圧VAの差をΔACとする。
まず、AR動作が行われる。
時刻t0において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をVAに、非選択ワード線WL_usel及び選択ゲート線SGD、SGSの電圧をVREADに、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSRCにする。VSRCは、読み出し動作時にソース線CELSRCに印加される電圧であり、読み出し方法、及び判定する閾値電圧に応じて種々変更が可能である。センスアンプモジュール12は、ビット線BLの充電を行い、ビット線BLの電圧は、VBLになる。
時刻t1において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、センスアンプモジュール12は、選択メモリセルの閾値電圧が読み出し電圧VA以下かどうかを判定する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、読み出し結果をデータラッチDLに保持し、AR動作を終了する。
続けて、CR動作が行われる。
時刻t2において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をVCにする。このとき、選択ワード線WL_selの電圧は、VAからVCに、ΔACだけステップアップしている。
時刻t3において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、読み出し結果を判定する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、読み出し結果をデータラッチDLに保持し、CR動作を終了する。
時刻t4において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、ソース線CELSRC、選択ゲート線SGD、SGS、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSSにして、読み出し動作を終了する。
次に、図7を用いて、方法2の読み出し動作について説明する。
読み出し動作時の開始時には、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、ビット線BL、ソース線CELSRC、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧はそれぞれ、VSSである。制御信号STBは、“H”レベルに設定されている。
まず、AR動作が行われる。
時刻t0において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をVAに、非選択ワード線WL_usel及び選択ゲート線SGD、SGSの電圧をVREADに、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSRCにする。センスアンプモジュール12は、ビット線BLの充電を行い、ビット線BLの電圧は、VBLになる。
時刻t1において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、読み出し結果を判定する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、読み出し結果をデータラッチDLに保持し、AR動作を終了する。
続けて、CR動作が行われる。
時刻t2において、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRC、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をΔVCだけステップダウンする。このとき、VA−(VSRC−ΔAC)は、VC−VSRCと等しい。これにより、選択メモリセルの制御ゲート及びチャネルの間の電圧差は、図6で説明したCR動作と同じ状態になっている。非選択セレクトゲート線USGD、USGSに印加する電圧は、ソース線CELSRCに合わせることで、動作速度を向上させている。
時刻t3において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、読み出し結果を判定する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、読み出し結果をデータラッチDLに保持し、CR動作を終了する。
時刻t4において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、ソース線CELSRC、選択ゲート線SGD、SGS、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSSにして、読み出し動作を終了する。
尚、読み出し動作時において、ソース線CELSRCの電圧が変化すると、それに伴って、非選択ワード線が接続されているメモリセルトランジスタMTに流れる電流量が微小だが増加する。この増加分は、センスアンプモジュール12がセンス時間を短くすることによって補正される。また、この増加分は、制御信号BLCの電圧を変化させ、ビット線BLに供給する電流を制限することによって補正されてもよい。
[1−3]第1実施形態の効果
半導体記憶装置において、多値が記憶されたメモリセルのデータを連続で読み出す場合、図6に示すように、選択ワード線WLに印加する電圧をステップアップさせることによって読み出しデータを判定する。しかし、微細化に伴うワード線の配線抵抗の増加によって、ワード線による遅延が大きくなり、動作が遅くなってしまう場合がある。
そこで、第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、データを連続で読み出す場合に、ソース線CELSRCの電圧をステップダウンさせることによって、選択メモリセルに印加する電圧を変化させる。具体的には、ワード線WLに印加する電圧を固定し、ソース線CELSRCの電圧レベルを変えることによって、メモリセルトランジスタMTの制御ゲート及びチャネル間に所望の電圧差を加える。ソース線CELSRCは、多くのシャント配線が設けられているため、ワード線WLよりも配線抵抗が低く、遅延が小さい。
これにより、第1実施形態に係る半導体記憶装置1は、配線による遅延を小さくすることができ、連続した読み出し動作の速度を高速化することができる。
尚、高い閾値電圧の判定から低い閾値電圧の判定を行う場合、例えばAR動作とCR動作の順番を逆にした場合、ワード線WL又はソース線CELSRCの電圧をステップアップさせることによって同様の効果を得ることができる。
[2]第2実施形態
第2実施形態に係る半導体記憶装置1は、ビット線シールド方式で読み出し動作を行う。第1実施形態とは、読み出し動作の方式が異なる。以下に、第1実施形態と異なる点のみ説明する。
[2−1]動作
[2−1−1]ビット線シールド方式のセンス方法
図8を用いて、ビット線シールド方式のセンス方法について説明する。ビット線シールド方式のセンス方法は、例えば半分のビット線BLを選択して読み出し動作を行う。
ビット線シールド方式の読み出し動作において、選択ビット線をBL_sel、非選択ビット線をBL_uselとする。例えば、選択ビット線BL_selは、偶数番目に配列しているビット線BLであり、非選択ビット線BL_uselは、奇数番目に配列しているビット線BLである。この組み合わせは、種々変更が可能であり、例えば配列しているビット線BLについて、4個毎に選択ビット線BL_selに設定してもよい。
時刻t0において、シーケンサ17は、制御信号BLS、BLC、BLX、HLLを“H”レベルとし、トランジスタ40、41、42、44をオン状態にする。
選択ビット線BL_selが接続されているセンスアンプモジュール12のノードINV_Sは“L”レベルであり、トランジスタ49がオン状態、且つトランジスタ45がオフ状態になっている。これにより、選択ビット線BL_selは、トランジスタ49、42、41、40を介して充電され、選択ビット線BL_selの電圧は、VBLになる。また、キャパシタ50は、トランジスタ49、44を介して充電される。これにより、ノードSENの電圧が上昇し、“H”レベルになる。信号BLCは、ビット線BLの充電時、例えば0.5V+Vthに設定される。尚、制御信号BLCの電圧値は、これに限定されず、種々変更が可能である。
非選択ビット線BL_uselが接続されているセンスアンプモジュール12のノードINV_Sは“H”レベルであり、トランジスタ49がオフ状態、且つトランジスタ45がオン状態になっている。これにより、非選択ビット線BL_uselは、トランジスタ45、41、40を介してノードSRCGNDに接続され、キャパシタ50は、トランジスタ43、45を介してノードSRCGNDに接続される。これにより、非選択ビット線BL_usel及びキャパシタ50は充電されず、非選択ビット線BL_uselは、読み出し動作時のノイズを低減するシールド線として機能する。尚、このときの非選択ビット線BL_uselの電圧は、ソース線CELSRCに印加されている電圧であるVSRCになる。
時刻t1において、シーケンサ17は、制御信号BLC、BLX、HLLを“L”レベルとし、トランジスタ41、42、44をオフ状態にする。トランジスタ41がオフ状態になると、選択メモリセルに記憶されたデータに応じて、ビット線BLの電圧が変化する。
選択メモリセルがデータ“0”を記憶している場合、選択メモリセルはオフ状態になっている。このとき、選択ビット線BL_selの電圧は、VBLに維持される。
選択メモリセルがデータ“1”を記憶している場合、選択メモリセルはオン状態になっている。このとき、選択ビット線BL_selに充電された電荷は、ソース線CELSRCに放電される。これにより、選択ビット線BL_selの電圧は、VSSになる。
時刻t2において、シーケンサ17は、制御信号XXLを“H”レベルとし、トランジスタ43をオン状態にする。また、シーケンサ17は、制御信号BLCの電圧を0.4+Vthとする。これにより、トランジスタ41は、ノードSCOM及びビット線BL間の電位差を所定の電圧にクランプする。尚、制御信号BLCの電圧値は、これに限定されず、種々変更が可能である。
選択メモリセルがオン状態の場合、キャパシタ50は、トランジスタ43、41、40を介してビット線BLに放電する。これにより、ノードSENの電圧が“L”レベルまで下降し、トランジスタ47がオン状態になる。
選択メモリセルがオフ状態の場合、キャパシタ50は放電されず、ノードSENの電圧は“H”レベルに維持される。これにより、ノードSENの電圧が“H”レベルを維持し、トランジスタ47はオフ状態になる。
時刻t3において、シーケンサ17は、制御信号STBを“L”レベルとし、トランジスタ48をオン状態にする。選択メモリセルがオン状態の場合、トランジスタ47がオン状態になっているため、ノードINV_Sの電圧は、トランジスタ48、47を介して充電され、“H”レベルとなる。選択メモリセルがオフ状態の場合、トランジスタ47がオフ状態になっているため、ノードINV_Sの電圧は、“L”レベルを維持する。続けて、シーケンサ17は、制御信号STBを“H”レベルとし、トランジスタ48をオフ状態にする。これにより、データラッチDLのノードINV_Sは、読み出し結果を保持することができる。
時刻t4において、シーケンサ17は、制御信号BLS、BLC、XXLを“L”レベルとし、トランジスタ40、41、43をオフ状態にする。すると、ビット線BLは放電され、その電圧はVSSになり、シーケンサ17は、読み出し動作を終了する。
[2−1−2]多値の読み出し方法
第2実施形態に係る半導体記憶装置1は、第1実施形態と同様に、方法1及び方法2の読み出し方法を用いることができる。以下に、AR動作及びCR動作を連続して行う場合を例に説明する。
図9を用いて、BLシールド方式を使用した方法1の読み出し方法について説明する。
時刻t0において、センスアンプモジュール12は、選択ビット線BL_selを充電し、選択ビット線BLの電圧は、VBLになる。非選択ビット線BL_uselは、ソース線CELSRCから充電され、非選択ビット線BL_uselの電圧は、VSRCになる。その他の動作は、図6と同様である。尚、図9は、図6で説明した動作に対して、図示していないデータのセンス方法が異なっている。
次に、図10を用いて、BLシールド方式を使用した方法2の読み出し方法について説明する。
時刻t0において、センスアンプモジュール12は、ビット線BLの充電を行い、ビット線BLの電圧は、VBLになる。非選択ビット線BL_uselは、ソース線CELSRCから充電され、非選択ビット線BL_uselの電圧は、VSRCになる。
時刻t2において、ソース線CELSRCの電圧のステップダウンに伴い、選択ビット線BLの電圧は、VBL−ΔACになり、非選択ビット線BL_uselの電圧は、VA−(VSRC−ΔAC)になる。その他の動作は、図7と同様である。尚、図10は、図7で説明した動作に対して、図示していないデータのセンス方法が異なっている。
尚、第1実施形態と同様に、読み出し動作時において、ソース線CELSRCの電圧が変化すると、それに伴って、非選択ワード線が接続されているメモリセルトランジスタMTに流れる電流量が微小だが増加する。この増加分は、第1実施形態と同様の方法によって補正される。
[2−2]第2実施形態の効果
第2実施形態に係る半導体記憶装置1によれば、ソース線CELSRCの電圧をステップダウンさせることによって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2実施形態に係る半導体記憶装置1は、ビット線シールド方式のセンス方法を使用しているため、第1実施形態よりも読み出しデータのアウトプットが高速であり、且つ消費電力を低くすることができる。
[3]第3実施形態
第3実施形態に係る半導体記憶装置1は、複数の読み出しコマンドによって、第1実施形態に係る読み出し動作、及び第2実施形態に係る読み出し動作を使い分ける。
図11を用いて、半導体記憶装置1の読み出し動作に用いるコマンドCMDについて説明する。半導体記憶装置1は、例えば2種類の読み出し動作を行うことができる。ここで、コマンドCMDAに対応する読み出し動作をリードA、コマンドCMDBに対応する読み出し動作をリードBとする。リードAは、例えばABL方式を用いた方法1の読み出し動作であり、リードBは、例えばABL方式を用いた方法2の読み出し動作である。このコマンドの割り当てをケース1とする。
シーケンサ17は、コマンドCMDAを受け、続けてアドレス信号ADDを受けると、リードAを実行する。読み出し時間TAは、例えば60μsである。一方、シーケンサ17は、コマンドCMDBを受け、続けてアドレス信号ADDを受けると、リードBを実行する。読み出し時間TBは、例えば45μsである。このように、リードBは、リードAよりも高速な読み出し動作である。このように、読み出し時間は、使用する読み出し動作によってそれぞれ異なっている。
図12に示すように、第1実施形態に係る読み出し動作、及び第2実施形態に係る読み出し動作は、異なるコマンドCMDに割り当てることができる。前述したケース1の組み合わせ以外にも、例えばケース2のように、コマンドCMDAにABL方式を用いた方法1の読み出し動作を対応させ、コマンドCMDBにBLシールド方式を用いた方法2の読み出し動作を対応させてもよいし、ケース3のように、コマンドAにBLシールド方式を用いた方法1の読み出し動作を対応させ、コマンドCMDBにABL方式を用いた方法2の読み出し動作を対応させてもよい。その他にも、図12に示すような組み合わせがある。
このように、第3実施形態に係る半導体記憶装置1は、ABL方式又はビット線シールド方式、さらに、方法1の読み出し方法、及び方法2の読み出し方法を、それぞれ組み合わせて使用することができる。これにより、第3実施形態に係る半導体記憶装置1は、顧客の要求に応じて、コマンドCMDに適用する読み出し動作の種類を変更することができ、用途に合わせた読み出し動作を選択することができる。
尚、読み出し動作及び対応するコマンドの個数は、これに限定されず、3種類以上あってもよい。この場合も同様に、それぞれのコマンドCMDに対して異なる読み出し動作を割り当てることによって、用途に合わせた読み出し動作を選択することができる。
[4]第4実施形態
第4実施形態に係る半導体記憶装置1は、データを記憶したメモリセルの閾値電圧がシフトした場合に、読み出し電圧の最適値を探索する第2読み出し動作に対して、第2実施形態の読み出し動作を適用する。以下に、第1〜第3実施形態と異なる点のみ説明する。
[4−1]閾値電圧のシフトについて
図13を用いて、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧のシフトについて説明する。メモリセルトランジスタMTは、例えば書き込み後のプログラムディスターブ、及び読み出し後のリードディスターブの影響を受ける。この影響を受けると、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、例えば図13に示すように負側にシフトする場合がある。
このとき、予め設定された読み出し電圧では、メモリセルトランジスタMTから正確にデータを読み出すことができなくなり、ビットエラー率が増加する場合がある。ここでビットエラー率は、読み出されたデータに含まれたエラービットの割合を示している。
そこで、ビットエラー率が増加したページには、読み出し電圧を最適化したシフトリードが実行される。これにより、メモリセルトランジスタMTから読み出すデータのエラービットの数を減らすことができる。シフトリードとは、予め設定された読み出し電圧値からシフトさせた電圧値を用いて行う読み出し動作であり、シフトリードで用いる読み出し電圧の最適値は、第2読み出し動作によって決定される。
[4−2]第2読み出し動作
次に、第2読み出し動作について説明する。
第2読み出し動作は、例えばビットエラー率が任意の値を超えたときに実行され、
メモリセルトランジスタMTの閾値電圧分布を探索する読み出し動作である。第2読み出し動作には、シールド読み出し方式が用いられる。第2読み出し動作では、読み出し電圧を一定量ずつ変化させ、各読み出し電圧を用いてデータを読み出す。シーケンサ17は、各閾値電圧分布に対応した読み出し電圧を中心にした探索領域を設け、各読み出し電圧毎に第2読み出し動作を実行することが多い。そして、この探索領域内において、エラービット数の最も少ない電圧に基づき、読み出し電圧の最適値が決定され、この最適値を用いてシフトリードが実行される。
図14用いて、ビット線BLeに接続されたメモリセルトランジスタMTに対して、読み出し電圧VAの最適値を見つける第2読み出し動作、及び読み出し電圧を最適化したシフトリードを行う場合を例に説明する。
まず、第2読み出し動作が行われる。
時刻t0において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をAR_searchにする。AR_searchは、VAよりも高く、例えば閾値電圧分布A内の値に設定される。
また、ロウデコーダ11は、非選択ワード線WL_usel、セレクトゲート線SGD、及びセレクトゲート線SGSの電圧をVREADに、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSRCにする。VSRCは、AR_search−VSRCの値が、例えば閾値電圧分布E内の値に設定される。
センスアンプモジュール12は、選択ビット線BLe_selを充電し、選択ビット線BLe_selの電圧は、VBLになる。一方、非選択ビット線BLo_uselの電圧は、ソース線CELSRCから充電され、VSRCになる。また、センスアンプモジュール12は、時刻t1までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。
時刻t1において、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をΔsearchだけステップダウンさせる。Δsearchは、任意の値に設定することができる。選択ビット線BLe_sel及び非選択ビット線BLo_uselの電圧は、ソース線CELSRCの電圧低下に伴い、Δsearchだけ低下する。センスアンプモジュール12は、時刻t2までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。
時刻t2において、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をΔsearchだけステップダウンさせる。選択ビット線BLe_sel及び非選択ビット線BLo_uselの電圧は、ソース線CELSRCの電圧低下に伴い、Δsearchだけ低下する。センスアンプモジュール12は、時刻t3までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。
時刻t3から時刻t4にかけて、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧のステップダウン、及び読み出し結果のセンスが繰り返される。これらの動作を繰り返す回数は、任意の回数に設定することができる。ステップダウンを繰り返した後における、選択ワード線WL_selの電圧と選択ビット線BLe_selの電圧差は、例えば閾値電圧分布A内の値に設定される。
以上の動作によって、隣接する閾値電圧分布E及び閾値電圧分布Aの谷部分を含む閾値電圧分布が検出される。検出された閾値電圧分布から、最小値に対応する閾値電圧が計算され、これが読み出し電圧の最適値VSRCFとなる。ここで、VSRCFは、ソース線CELSRCに印加する電圧を変化させる読み出し動作において、ソース線CELSRCに印加する電圧の最適値である。読み出し電圧の最適値を求める方法の一例は、例えば“半導体記憶装置”という2011年12月12日に出願された日本特許出願2011/271393号に記載されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
次に、シフトリードが行われる。
時刻t4において、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSRCFにする。このとき、選択ワード線WL_selの電圧は、AR_searchを維持し、ビット線BLe_selの電圧は、VBLFになる。VBLFの電圧値は、VBL−(VSRC−VSRCF)である。また、センスアンプモジュール12は、時刻t5までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。
時刻t5において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、セレクトゲート線SGD、SGS、ソース線CELSRC、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSSにして、第2読み出し動作及びシフトリードを終了する。
[4−3]第4実施形態の効果
第4実施形態に係る半導体記憶装置1は、読み出し電圧の最適値を探索する第2読み出し動作に対して、第2実施形態に係る読み出し動作を適用する。これにより、第4実施形態に係る半導体記憶装置1は、第2読み出し動作の速度を高速化することができる。
尚、第2読み出し動作は、ソース線CELSRCの電圧をステップアップさせることにより行ってもよい。この場合、VAの最適値を見つける第2読み出し動作を例に挙げると、VSRCは、AR_search−VSRCの値が、例えば閾値電圧分布A内の値に設定される。また、ステップアップを繰り返した後における、AR_searchとソース線CELSRCの電圧の差は、例えば閾値電圧分布E内の値に設定される。
また、ワード線WLに印加する電圧を変化させる読み出し動作に第2読み出し動作の結果を適用する場合は、例えばAR_search−VSRCF=VF−VSRCが成り立つように設定されたVFが、読み出し電圧の最適値となる。
また、読み出し電圧VB及びVCに対する第2読み出し動作においても、選択ワード線WL_sel及びソース線CELSRCに印加する電圧の初期値を変更することにより、同様の方法を用いて最適値を見つけることができる。メモリセルトランジスタMTが3ビット以上のデータを記憶している場合においても同様に、本実施形態を適用することができる。
[5]第5実施形態
第5実施形態に係る半導体記憶装置1は、QPW方式を用いた書き込み動作において、選択メモリセルのベリファイに第1実施形態及び第2実施形態に係る読み出し動作を適用する。以下に、第1〜第4実施形態と異なる点のみ説明する。
[5−1]QPW方式について
図15を用いて、半導体記憶装置1においてQPW方式について説明する。書き込み動作においてQPW(Quick pass write)方式を用いると、書き込みを行ったメモリセルの閾値電圧分布の幅を狭めることができる。
選択メモリセルへのデータの書き込み動作では、プログラム動作及びベリファイ動作が行われる。プログラム動作は、選択メモリセルにプログラムパルス電圧VPGMを印加して、閾値電圧をシフトさせる動作である。ベリファイ動作は、ベリファイ電圧を用いた読み出し動作によって、選択メモリセルの閾値電圧を確認する動作である。
図15には、プログラム動作によって選択メモリセルの閾値電圧がシフトする様子を示している。QPW方式には、2種類のベリファイ電圧VH、VLが用いられる。ベリファイ電圧VHは、書き込み動作によってシフトされる選択メモリセルの最終的な目標となる閾値電圧である。これに対してベリファイ電圧VLは、ベリファイ電圧VHよりΔVRだけ低く設定される。ΔVRは、任意の値に設定することができる。
プログラム動作時にビット線BLに印加される電圧は、ベリファイ動作によって確認された選択メモリセルの閾値電圧により異なる。選択メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧VL未満の場合、ビット線BLには接地電圧VSSが印加される。選択メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧VL以上ベリファイ電圧VH未満の場合、ビット線BLには電圧VQPWが印加される。VQPWは、VSS及びVBLの間に設定される。選択メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧VH以上の場合、ビット線BLには電圧VBLが印加される。
プログラム動作による選択メモリセルの閾値電圧のシフト量は、ビット線BLにVSSが印加されている場合より、ビット線BLにVQPWが印加されている場合の方が小さい。ビット線BLにVBLが印加されている場合、プログラム動作によって選択メモリセルの閾値電圧はシフトしない。
選択メモリセルの閾値電圧は、プログラム動作が複数回行われることによって、ベリファイ電圧VL以上に分布する。選択メモリセルの閾値電圧がベリファイ電圧VH以上になった場合、選択メモリセルへの書き込み動作が終了する。
以上のように、QPW方式を用いた書き込み動作は、閾値電圧がベリファイ電圧VHに近づいた選択メモリセルに対して、ビット線BLにVQPWを印加したプログラム動作を行うことによって、選択メモリセルの閾値電圧分布の幅を狭くすることができる。
尚、QPW方式の詳細は、“不揮発性半導体記憶装置”という2014年4月28日に出願された米国特許出願14/263,948号に記載されている。また、“不揮発性半導体記憶装置”という2009年9月21日に出願された米国特許出願12/563,296号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
[5−2]書き込み動作
図16を用いて、半導体記憶装置1においてQPW方式を用いた書き込み動作の詳細について説明する。図16には、1回のベリファイ動作及びプログラム動作を示している。
まず、ベリファイ動作について説明する。
時刻t0において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をベリファイ読み出し電圧VRにする。VRは、VHより高く設定される。
また、ロウデコーダ11は、非選択ワード線WL_usel、セレクトゲート線SGD、及びセレクトゲート線SGSの電圧をVREADに、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSRCにする。VR−VSRCは、ベリファイ電圧VLに対応している。このとき、非選択セレクトゲート線USGD、USGSに印加する電圧は、動作速度を向上させるため、ソース線CELSRCに合わせている。
センスアンプモジュール12は、ビット線BLに電圧を印加し、ビット線BLの電圧は、VBLになる。
センスアンプモジュール12は、時刻t1までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。センスするタイミングは、選択ワード線WL_selの電圧とビット線BLの電圧が、VR−VSRCになった以降で適宜調整される。VR−(VSRC+ΔVL)は、ベリファイ電圧VHに対応している。
時刻t1において、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRC及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をΔVLだけステップダウンさせる。
センスアンプモジュール12は、時刻t2までに、選択メモリセルの読み出し結果をセンスする。センスするタイミングは、選択ワード線WL_selの電圧とビット線BLの電圧が、ΔVLだけステップダウンした以降で適宜調整される。
時刻t2において、ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、セレクトゲート線SGD、SGS、ソース線CELSRC、及び非選択セレクトゲート線USGD、USGSの電圧をVSSにする。
以上のベリファイ動作によって、センスアンプモジュール12のデータラッチDLは、選択メモリセルの閾値電圧を確認した結果を保持する。
次に、プログラム動作について説明する。
時刻t3において、センスアンプモジュール12は、データラッチDLに保持された選択メモリセルの閾値電圧を確認した結果に応じて、ビット線BLに電圧を印加する。ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_selの電圧をVPGMにする。これにより、選択メモリセルには、接続されたビット線BLの電圧に応じて、書き込みが行われる。また、ロウデコーダ11は、非選択ワード線WL_uselの電圧をプログラムパス電圧VPASSにする。VPASSは、VPGMより小さく、VPASSが制御ゲート電極に印加されたメモリセルトランジスタMTはオン状態になる。これにより、非選択ワード線WL_uselに接続されたメモリセルトランジスタMTを書き込み禁止とすることができる。また、ロウデコーダ11は、ソース線CELSRCの電圧をVDDにする。
時刻t4において、センスアンプモジュール12は、ビット線BLの電圧をVSSにする。ロウデコーダ11は、選択ワード線WL_sel、非選択ワード線WL_usel、セレクトゲート線SGD、SGS、及びソース線CELSRCの電圧をVSSにして、プログラム動作を終了する。
[5−3]第5実施形態の効果
第5実施形態に係る半導体記憶装置1は、QPW方式を用いた書き込み動作において、
選択メモリセルのベリファイ動作を、ソース線CELSRCをステップダウンさせることにより行う。これにより、第1及び第2実施形態と同様に、ベリファイ動作の時間を短縮することができ、半導体記憶装置1の書き込み速度を向上することができる。
[6]第6実施形態
第6実施形態は、メモリセルが積層された構造を有する半導体記憶装置1に対して第1〜第5実施形態を適用する。以下に、第1〜第5実施形態と異なる点のみ説明する。
[6−1]メモリセルアレイ10の構成
図17を用いて、メモリセルアレイ10の回路構成について説明する。図17には、一つのブロックBLKを示している。
ブロックBLKは、例えば4個のストリングユニットSUを備えている。ストリングユニットSUの各々は、L個(Lは1以上の自然数)のNANDストリングNSを備えている。NANDストリングNSに含まれるメモリセルトランジスタMTの個数は、例えば8個である。
ビット線BLは、Y方向に沿って設けられ、L個のビット線BLが並列に配置されている。各ビット線BLは、複数のブロックBLK間で、同一のカラムに対応したNANDストリングNSの選択トランジスタST1の他端に共通に接続されている。
ワード線WLは、X方向及びY方向に拡がった平面状に設けられ、ブロックBLK毎に例えば8個ずつ設けられている。8個のワード線WLは、それぞれ絶縁膜を介して積層されている。各ワード線WLは、各ブロックBLKにおいて、同一の層に対応したメモリセルトランジスタMTの制御ゲートに共通に接続されている。同一のストリングユニットSUにおいて、同一のワード線WLに接続されたL個のメモリセルトランジスタMTが、ページとして取り扱われる。
セレクトゲート線SGDは、ブロックBLK毎に例えば4個ずつ設けられている。各セレクトゲート線SGDは、各ブロックBLKにおいて、対応するストリングユニットSUの各NANDストリングNSに含まれた選択トランジスタST1のゲートに共通に接続されている。
セレクトゲート線SGSは、ブロックBLK毎に例えば1個ずつ設けられている。各セレクトゲート線SGSは、各ブロックBLKにおいて、各NANDストリングNSに含まれた選択トランジスタST2のゲートに共通に接続されている。
ソース線CELSRCは、例えば複数のブロックBLK間で共通に設けられている。ソース線CELSRCは、各ブロックBLKにおいて、NANDストリングNSに含まれた選択トランジスタST2の他端に共通に接続されている。
尚、ブロックBLKは、三次元半導体記憶装置において例えばデータの消去単位となるが、これに限定されない。他の消去動作は、“不揮発性半導体記憶装置”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号、“不揮発性半導体記憶装置”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
次に、図18を用いて、メモリセルアレイ10の断面構造について説明する。
まず、p型ウェル領域20上に形成されたメモリホールMHの構成について説明する。
メモリホールMHは、複数個形成され、p型ウェル領域20上からZ方向に沿って設けられている。メモリホールMHはそれぞれ、1つのNANDストリングNSに対応している。図18には、説明の便宜上、3つのNANDストリングNSを含む断面を一例として示している。また、図18に示す3つのNANDストリングNSは、同一のブロックBLK、且つ異なるストリングユニットSUに対応している。
メモリホールMHの側面には、ブロック絶縁膜23、絶縁膜24、及びトンネル酸化膜25が順に設けられている。絶縁膜24は、電荷蓄積層として機能する。メモリホールMHにおいて、トンネル酸化膜25より内側には、半導体ピラー26が設けられている。半導体ピラー26は、導電性の材料を含み、例えばノンドープのポリシリコンである。半導体ピラー26は、NANDストリングNSの電流経路となる。
次に、p型ウェル領域20上に設けられている配線層の構成について説明する。半導体記憶装置1は、p型ウェル領域20上に、配線層30〜35を備えている。
配線層30は、例えば4層設けられ、セレクトゲート線SGS、及び選択トランジスタST2のゲート電極として機能する。最下層の配線層30及びトンネル酸化膜25は、p型ウェル領域20の表面内に形成されたn+型不純物拡散領域21の近傍まで設けられている。これにより、選択トランジスタST2がオン状態になると、NANDストリングNS及びn型不純物拡散領域21間に、電流経路が形成される。
配線層31は、例えば8層設けられ、配線層30の上方に設けられている。配線層31はそれぞれ、対応するワード線WL及びメモリセルトランジスタMTの制御ゲート電極として機能する。
配線層32は、例えば4層設けられ、配線層31の上方に設けられている。配線層32は、セレクトゲート線SGD、及び選択トランジスタST1のゲート電極として機能する。
配線層33は、1層設けられ、配線層32の上方に配置されている。配線層33は、対応するメモリホールMHの半導体ピラー26に接続され、ビット線BLとして機能する。
配線層34は、1層設けられ、配線層32及び配線層33の間に配置されている。配線層34は、ソース線CELSRCとして機能する。配線層34は、導電性の材料を含んだコンタクトプラグ27を介して、n型不純物拡散領域21に接続されている。
配線層35は、1層設けられ、配線層32及び配線層33の間に配置されている。配線層35は、ウェル線CPWELLとして機能する。配線層35は、導電性の材料を含んだコンタクトプラグ28を介して、p型ウェル領域20の表面内に形成されたp型不純物拡散領域22に接続されている。電圧生成回路18は、ウェル線CPWELLに電圧を印加することで、p型ウェル領域20の電位を変化させることができる。
尚、配線層30〜32、及びコンタクトプラグ27、28は、X方向に平面状に設けられている。
以上の構成は、X方向に複数配列され、1つのストリングユニットSUは、X方向に配列する複数のNANDストリングNSの集合によって構成される。
尚、メモリセルアレイ10の構成については、その他の構成であってもよい。メモリセルアレイ10の構成については、例えば“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
[6−2]第6実施形態の効果
第6実施形態は、メモリセルが積層された構造を有する半導体記憶装置1に対して、第1〜第5実施形態の動作を適用する。第6実施形態の半導体記憶装置1においては、ソース線CELSRCのCR時定数が、ワード線WLのCR時定数より1/4〜1/10程度小さく、メモリセルが平面に設けられた半導体記憶装置よりもソース線CELSRC及びワード線WL間のCR時定数の差が大きい。その結果、第6実施形態に係る半導体記憶装置1は、動作を高速化することができ、その効果は、メモリセルが平面に設けられた半導体記憶装置に第1〜第5実施形態を適用する場合よりも大きくなる。
[7]その他
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、閾値に応じて第1データ≪閾値電圧分布E、図4≫と第2データ≪閾値電圧分布A、図4≫とを保持可能なメモリセルトランジスタ≪MT≫と、メモリセルトランジスタのゲートに接続されたワード線≪WL≫と、メモリセルトランジスタの一端に電気的に接続されたソース線≪CELSRC≫とを備える。そして、前記メモリセルの読み出し動作において、ソース線には、第1閾値の判定時に第1電圧≪VSRC、図14≫が印加され、第2閾値の判定時に第1電圧と異なる第2電圧≪VSRC−Δsearch、図14≫が印加される。
さらに、前記ワード線には、前記第1閾値及び前記第2閾値の判定時に第3電圧≪ARsearch、図14≫が印加されることを特徴とする。
これにより、半導体記憶装置の動作速度を向上出来る。
尚、実施形態は、上記第1乃至第5実施形態に限らず、種々の変形が可能である。例えば、上述したABL方式及びビット線シールド方式のセンス方法は一例であり、センスアンプモジュール12の回路構成に応じて種々変更が可能である。また、読み出し及び書き込み動作において、各時刻にシーケンサ17が制御信号を生成するタイミングは、ずれていてもよい。
また、上記各実施形態において、
(1)読み出し動作では、Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24、0.21V〜0.31V、0.31V〜0.4V、0.4V〜0.5V、0.5V〜0.55Vのいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V、1.8V〜1.95V、1.95V〜2.1V、2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V、3.2V〜3.4V、3.4V〜3.5V、3.5V〜3.6V、3.6V〜4.0Vのいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs、38μs〜70μs、70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V、14.0V〜14.6Vのいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs、1800μs〜1900μs、1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V、14.8V〜19.0V、19.0V〜19.8V、19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs、4000μs〜5000μs、4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、又はSiON等の絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRu等の金属が添加されていてもよい。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfO等が挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで材料はTaO等の金属酸化膜、TaN等の金属窒化膜である。制御電極にはW等を用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
尚、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、10…メモリセルアレイ、11…ロウデコーダ、12…センスアンプモジュール、13…入出力回路、14…データ入出力バッファ、15…アドレスデコーダ、16…カラムセレクタ、17…制御回路、18…電圧生成回路、19…ステータスレジスタ、20…p型ウェル領域、21…n型不純物拡散領域、22…p型不純物拡散領域、23…ブロック絶縁膜、24…絶縁膜、25…トンネル酸化膜、26…半導体ピラー、27、28…コンタクトプラグ、30〜35…配線層

Claims (9)

  1. データを保持可能なメモリセルと、
    前記メモリセルのゲートに電気的に接続されたワード線と、
    前記メモリセルの一端に電気的に接続されたソース線と、
    を備え、
    前記メモリセルの読み出し動作において、前記ソース線には、第1閾値の判定時に第1電圧が印加され、第2閾値の判定時に前記第1電圧と異なる第2電圧が印加される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記ワード線には、前記第1閾値及び前記第2閾値の判定時に第3電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記判定結果においてエラービットが少ない方の電圧に基づいて再度前記読み出し動作を実行すること特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリセルの他端に電気的に接続されたビット線をさらに備え、
    書き込み動作において、前記ビット線には、前記第1閾値及び前記第2閾値の判定結果がフェイルの場合、第3電圧が印加され、前記第1閾値及び前記第2閾値の一方の判定結果がパス、他方の判定結果がフェイルの場合、前記第3電圧より高い第4電圧が印加され、前記第1閾値及び前記第2閾値の判定結果がパスの場合、前記第4電圧より高い第5電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記読み出し動作は、第1読み出し動作と第2読み出し動作を含み、
    前記第1読み出し動作において、前記判定時の前記ソース線に前記第1または第2電圧が印加され、
    前記第2読み出し動作では、前記第1閾値の判定時に前記ワード線に第3電圧が印加され、前記第2閾値の判定時に前記ワード線に前記第3電圧と異なる第4電圧が印加され、前記ソース線には、前記第1閾値及び前記第2閾値の判定時に前記第1電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. コマンドに応じて読み出し動作を実行する制御回路を備え、
    前記制御回路は、第1コマンドを受けた場合に前記第1読み出し動作を実行し、第2コマンドを受けた場合に前記第2読み出し動作を実行することを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1読み出し動作は、前記第2読み出し動作よりも処理時間が短いことを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1閾値より前記第2閾値が高い場合、前記第1電圧より前記第2電圧の方が低く、前記第1閾値より前記第2閾値が低い、前記第1電圧より前記第2電圧の方が高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記メモリセルの一端に接続された第1選択トランジスタと、
    前記ソース線及び前記メモリセル間に接続された第2選択トランジスタと、
    前記第1選択トランジスタのゲートに接続された第1選択線と、
    前記第2選択トランジスタのゲートに接続された第2選択線と、
    をさらに備え、
    前記読み出し動作において、非選択の第1選択線及び第2選択線には、前記ソース線と略同じ電圧が印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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