JP6437421B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
米国特許5,621,684号 米国特許5,677,873号 米国特許5,473,563号
消費電力を低減できる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、第1メモリセルトランジスタを含む第1メモリストリングと、第2メモリセルトランジスタを含む第2メモリストリングと、第1及び第2メモリセルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、第1メモリストリングに接続された第1ビット線と、第2メモリストリングに接続された第2ビット線と、第1ビット線に接続された第1センスアンプと、第2ビット線に接続された第2センスアンプとを備える。第1センスアンプは、第1ビット線に接続された第1端子を有し、第1ビット線に印加される電圧を制御可能な第1トランジスタと、第1電圧が印加される第1電源線と第1トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第2トランジスタと、第1トランジスタの第2端子に接続された第1端子を有する第3トランジスタと、第1電圧より低い第2電圧が印加される第2電源線と第3トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第4トランジスタと、第2及び第4トランジスタのゲートに共通に接続された第1ラッチ回路とを含む。第2センスアンプは、第2ビット線に接続された第1端子を有し、第2ビット線に印加される電圧を制御可能な第5トランジスタと、第1電源線と第5トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第6トランジスタと、第5トランジスタの第2端子に接続された第1端子を有する第7トランジスタと、第2電源線と第7トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第8トランジスタと、第6及び第8トランジスタのゲートに共通に接続された第2ラッチ回路とを含む。書き込み動作時に、第2及び第8トランジスタはオン状態とされ、第4及び第6トランジスタはオフ状態とされた状態において、第1ビット線に第3電圧を印加する第1ステップと、第2ビット線に第2電圧を印加する第2ステップとが実行され、第1ステップにおいて、第1及び第5トランジスタのゲートに第3電圧より高い第4電圧が印加され、且つ第3及び第7トランジスタがオフ状態にされ、第2ステップにおいて、第1及び第5トランジスタのゲートに第2電圧より高く、第4電圧より低い第5電圧が印加され、且つ第3及び第7トランジスタがオン状態にされる。
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置におけるセンスアンプユニットの回路図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作の概念図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作における各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図8は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作の概念図である。 図9は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み動作における各配線の電位を示すタイミングチャートである。 図10は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。 図11は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の書き込み時の各配線の電位を示す図である。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に二次元に配置された平面型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成について
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図示するようにNAND型フラッシュメモリ100は、大まかにはコア部110及び周辺回路120を含む。
コア部110は、メモリセルアレイ111、ロウデコーダ112、センスアンプ113、及びソース線ドライバ114を含む。
メモリセルアレイ111は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタの集合である複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、…)を備えている。同一ブロックBLK内のデータは例えば一括して消去される。
ブロックBLKの各々は、複数のNANDストリング115を含み、NANDストリング115の各々は、直列接続された複数のメモリセルトランジスタMTを含む。メモリセルトランジスタMTは、半導体基板上に二次元に配列されている。なお、1つのブロックBLKに含まれるNANDストリング115の数は任意である。
NANDストリング115の各々は、例えば16個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT15)と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTは、電荷蓄積層に絶縁膜を用いたMONOS型であっても良いし、電荷蓄積層に導電膜を用いたFG型であっても良い。更に、メモリセルトランジスタMTの個数は16個に限られず、8個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
本実施形態では、メモリセルトランジスタMTは、1ビットのデータ、すなわち“1”データおよび“0”データのいずれかを保持可能である。また本実施形態では、電荷蓄積層に電荷がほとんど注入されていない状態を、メモリセルトランジスタMTが“1”データを保持している状態と定義する。他方で、電荷蓄積層に電荷が注入されている状態を、メモリセルトランジスタMTが“0”データを保持している状態と定義する。よって、“1”データを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、“0”データを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧より低い。なお、各データと閾値レベルとの関係は上記に限定されるものでは無く、適宜変更可能である。更にメモリセルトランジスタMTは2ビット以上のデータを保持しても良い。
1つのNANDストリング115内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT15は、その電流経路が直列に接続される。この直列接続の一端側のメモリセルトランジスタMT15のドレインは、選択トランジスタST1のソースに接続され、他端側のメモリセルトランジスタMT0のソースは、選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
同一のブロックBLK内にある選択トランジスタST1のゲートは、同一のセレクトゲート線SGDに共通に接続される。図1の例では、ブロックBLK0にある選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGD0に共通に接続され、ブロックBLK1にある図示せぬ選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGD1に共通に接続される。同様に、同一のブロックBLK内にある選択トランジスタST2のゲートは、同一のセレクトゲート線SGSに共通に接続される。
また、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT15の制御ゲートは、それぞれ異なるワード線WL0〜WL15に共通に接続される。
また、メモリセルアレイ111内でマトリクス状に配置されたNANDストリング115のうち、同一行にあるNANDストリング115の選択トランジスタST1のドレインは、それぞれ異なるビット線BL(BL0〜BL(N−1)、(N−1)は1以上の自然数)に接続され、同一列にあるNANDストリング115の選択トランジスタST1のドレインは、ビット線BL0〜BL(N−1)のいずれかに共通接続される。すなわちビット線BLは、複数のブロックBLK間でNANDストリング115を共通に接続する。また、各ブロックBLK内にある選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通に接続されている。すなわちソース線SLは、例えば複数のブロックBLK間でNANDストリング115を共通に接続する。
ロウデコーダ112は、例えばデータの書き込み、及び読み出しの際、ブロックアドレスやページアドレスをデコードして、対象となるページに対応するワード線WLを選択する。そしてロウデコーダ112は、選択ワード線WL、非選択ワード線WL、セレクトゲート線SGD、及びSGSに適切な電圧を印加する。
センスアンプ113は、複数のセンスアンプユニット130を備える。センスアンプユニット130は、ビット線BLに対応して設けられており、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出されたデータをセンス・増幅する。またデータの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルトランジスタMTに転送する。また、各センスアンプユニット130は、それぞれデータを保持するためのラッチ回路を備えている。センスアンプユニット130の詳細については後述する。
ソース線ドライバ114は、書き込み、読み出し、及び消去の際、ソース線SLに必要な電圧を印加する。
周辺回路120は、シーケンサ121及び電圧発生回路122を含む。
シーケンサ121は、NAND型フラッシュメモリ100全体の動作を制御する。
電圧発生回路122は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を発生させ、この発生した電圧をロウデコーダ112、センスアンプ113、及びソース線ドライバ114に印加する。ロウデコーダ112、センスアンプ113、及びソース線ドライバ114は、電圧発生回路122より供給された電圧をメモリセルトランジスタMTに印加する。
なお、本例ではメモリセルトランジスタMTが半導体基板上に二次元に配置されている場合を例に説明するが、半導体基板上方に三次元に積層される場合であっても良い。
三次元積層型NAND型フラッシュメモリにおけるメモリセルアレイ111の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ(THREE DIMENSIONAL STACKED NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY)”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ(THREE DIMENSIONAL STACKED NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY)”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法(NON-VOLATILE SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME)”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法(SEMICONDUCTOR MEMORY AND METHOD FOR MANUFACTURING SAME)”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
更に、データの消去範囲は、1つのブロックBLKに限定されず、複数のブロックBLKが一括して消去されても良く、1つのブロックBLK内の一部の領域が一括して消去されても良い。
データの消去については、例えば、“不揮発性半導体記憶装置(NON-VOLATILE SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE)”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。また、“不揮発性半導体記憶装置(NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICE)”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.2 センスアンプについて
次にセンスアンプ113の構成について、図2を用いて説明する。図2には、説明を簡略化するため、センスアンプユニット130において、書き込み動作に必要な一部の回路を示している。なお、本実施形態では、ビット線BLを流れる電流をセンスする電流センス方式のセンスアンプ113を例に説明するが、電圧センス方式のセンスアンプを用いても良い。
本実施形態における電流センス方式では、いずれかのブロックBLKにおけるいずれかのワード線WLに共通に接続されたメモリセルトランジスタMTから一括してデータが読み出される(この単位を「ページ」と呼ぶ)。従って、本実施形態に係るセンスアンプ113は、ビット線BL毎に図2に示すセンスアンプユニット130を備えている。
図示するように、センスアンプユニット130は、nチャネルMOSトランジスタ10、12及び13、pチャネルMOSトランジスタ11、並びにラッチ回路SDLを含む。
トランジスタ10は、ゲートに信号BLCが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方が対応するビット線BLに接続され、他方がノードN1に接続される。トランジスタ10は、対応するビット線BLの電圧を、信号BLCに応じた電圧にクランプするためのものである。すなわち、ビット線BLには、信号BLCの電圧からトランジスタ10の閾値電圧Vt10を引いた電圧値(以下、「クランプ電圧」と呼ぶ)が印加される。
トランジスタ11は、ゲートがノードNPに接続され、ソースまたはドレインのいずれか一方が電源電圧線に接続されて、この電源電圧線から電圧VDDSAが与えられる。またソースまたはドレインのいずれか他方は、ノードN1に接続される。
トランジスタ12は、ゲートに信号GRSが入力され、ソースまたはドレインのいずれか一方がノードN1に接続され、他方が、トランジスタ13のソースまたはドレインのいずれか一方に接続される。
トランジスタ13は、ゲートがノードNPに接続され、ソースまたはドレインのいずれか他方が接地電圧線に接続(電圧VSSが印加)される。よって、トランジスタ11及び13は、ノードNPの電圧に応じて、ノードN1に電圧VDDSAあるいは電圧VSSを印加するためのスイッチ回路となる。
ラッチ回路SDLは、2つのインバータを含み、それぞれのインバータの入力端子が、他方のインバータの出力端子に接続されている。ラッチ回路SDLは、書き込み動作の際、外部からの入力データを内部に保持する。そして保持データが“H”レベル、すなわちノードNPが“H”レベルの場合、メモリセルトランジスタMTに“0”データが書き込まれ、保持データが“L”レベル、すなわちノードNPが“L”レベルの場合、メモリセルトランジスタMTに“1”データが書き込まれる。なお、図2ではラッチ回路SDLは1個のみ図示されているが、複数のラッチ回路が設けられても良い。例えば、各メモリセルトランジスタMTが2ビット以上のデータを保持するような場合には、複数個のラッチ回路が設けられる。
1.2 データの書き込み動作について
次に、本実施形態に係るデータの書き込み動作について説明する。
1.2.1 本実施形態に係る書き込み動作の概念について
まず、書き込み動作の概念について、特にビット線BLとチャネルの電位に着目して、図3を用いて説明する。本実施形態における書き込み動作は、大まかには3つのステップ(第1乃至第3ステップ)を含む。以下では、“0”データが書き込まれるメモリセルトランジスタMTを含むNANDストリング115のチャネルを「Ch(“0”)」、対応するビット線を「BL(“0”)」と呼び、“1”データが書き込まれるメモリセルトランジスタMTを含むNANDストリング115のチャネルを「Ch(“1”)」、対応するビット線を「BL(“1”)」と呼ぶ。
<第1ステップについて>
第1ステップでは、センスアンプ113は、ビット線BL(“0”)をフローティング状態とし、ビット線BL(“1”)に正電圧VBL1を印加する。電圧VBL1は、チャネルCh(“1”)の電位を上昇させるためにビット線BL(“1”)に印加される正電圧で、ビット線BL(“0”)に印加される電圧より高い。
より具体的には、まずシーケンサ121は、ビット線BL(“0”)とチャネルCh(“0”)とを電気的に接続した状態で、ビット線BL(“0”)及びチャネルCh(“0”)をフローティング状態にする(ステップS1−1)。
この状態で、センスアンプ113は、ビット線BL(“1”)に、電圧VBL1を印加する。このときビット線BL(“0”)はフローティング状態のため、ビット線BL(“0”)の電圧は、ビット線BL(“1”)とのカップリングにより上昇する(以下、このときの電圧を「Vft1」とする)(ステップS1−2)。
選択ブロックBLKのNANDストリング115はビット線BLと電気的に接続されているため、チャネルChにビット線BLの電位が転送される。よって、チャネルCh(“0”)の電圧はVft1とされ、チャネルCh(“1”)の電圧はVBL1とされる(ステップS1−3)。
<第2ステップについて>
第2ステップでは、センスアンプ113は、ビット線BL(“1”)をフローティング状態にし、ビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加する。
より具体的には、まず、シーケンサ121は、チャネルCh(“1”)とビット線BL(“1”)とを電気的に非接続にして、チャネルCh(“1”)をフローティング状態にする。更にシーケンサ121は、ビット線BL(“1”)とセンスアンプ113とを電気的に非接続にして、ビット線BL(“1”)をフローティング状態にする。他方で、シーケンサ121は、チャネルCh(“0”)とビット線BL(“0”)とセンスアンプ113とを、電気的に接続する(ステップS2−1)。
この状態で、センスアンプ113は、ビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加する。このとき、ビット線BL(“1”)はフローティング状態のため、ビット線BL(“1”)の電圧は、ビット線BL(“0”)とのカップリングにより、VBL1から低下する(以下、このときの電圧を「電圧VBL2」とすると、VBL1>VBL2となる)(ステップS2−2)。
チャネルCh(“0”)とビット線BL(“0”)とは電気的に接続されているため、チャネルCh(“0”)の電圧は、VSSとなる。他方で、チャネルCh(“1”)はビット線BL(“1”)と電気的に非接続にされ、フローティング状態にあるため、チャネルCh(“1”)の電圧は、VBL1を維持する(ステップS2−3)。
<第3ステップについて>
第3ステップでは、ワード線WLに電圧が印加されることで、メモリセルトランジスタMTにデータが書き込まれる。
より具体的には、ロウデコーダ112は、選択ワード線WLにプログラム電圧VPGMを印加し、非選択ワード線WLに電圧VPASSを印加する(ステップS3−1)。このとき、チャネルCh(“0”)の電圧は、VSSを維持し、チャネルCh(“1”)の電圧は、ワード線WLとのカップリングにより上昇する(以下、このときの電圧を「Vbst」とする)(ステップS3−2)。これにより、ビット線BL(“0”)に対応するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層には電子が注入され、閾値電圧が上昇する。他方で、ビット線BL(“1”)に対応するメモリセルトランジスタの電荷蓄積層には、ビット線(“0”)に対応するメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層に注入された電荷量より少なく、且つ閾値レベルを遷移させない程度の電子が注入されるため、閾値電圧はほとんど上昇しない。
1.2.2 書き込み動作の詳細について
次に、前述したデータの書き込み動作の詳細について、図4乃至図7を用いて説明する。
<第1ステップ>
図4に示すように、まず時刻t1において、シーケンサ121は、信号GRSを“H”レベルから“L”レベルにする。これにより、センスアンプユニット130において、トランジスタ12はオフ状態とされる。
次に時刻t2の様子を図5に示す。図4及び図5に示すように、シーケンサ121は、信号BLCを電圧VBLC1とする。電圧VBLC1は、“0”データ書き込み及び“1”データ書き込みに対応する全てのトランジスタ10をオン状態とする電圧である。ロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに、電圧VSGD1を印加して、選択ブロックBLKの選択トランジスタST1をオン状態とする。電圧VSGD1は、ビット線BLの電圧に関わらず、選択トランジスタST1をオン状態にする電圧で、VSGD1−Vt_st>VBL1の関係にある。Vt_stは選択トランジスタST1の閾値電圧である。これによりビット線BL(“0”)及びBL(“1”)は、それぞれチャネルCh(“0”)及びCh(“1”)と電気的に接続される。
また、ロウデコーダ112は、選択及び非選択ブロックBLKの全てのセレクトゲート線SGSに電圧VSSを印加する。そして、ソース線ドライバ114は、ソース線SLに電圧VSRCを印加する。電圧VSRCは電圧VSSより高い正電圧で、これにより、選択トランジスタST2はカットオフ状態とされ、チャネルCh(“0”)及びチャネルCh(“1”)はソース線SLと電気的に非接続状態とされる。
この状態で、“1”データ書き込みに対応するセンスアンプユニット130では、ノードNPが“L”レベルのため、トランジスタ11はオン状態とされ、トランジスタ13はオフ状態とされる。これにより、センスアンプユニット130には、電圧VDDSAが印加される。そして、センスアンプユニット130は、ビット線BL(“1”)に、トランジスタ10でクランプされた電圧VBL1を印加する。VBL1とVBLC1との間には、VBL1≦VBLC1−Vt10の関係がある。より具体的には、VBLC1−Vt10≧VDDSAの関係にある場合にはVBLC1−Vt10>VBL1=VDDSAであり、VBCL1−Vt10<VDDSAの関係にある場合には、VBCL1−Vt10=VBL1である。
他方で、“0”データ書き込みに対応するセンスアンプユニット130では、ノードNPが“H”レベルのため、トランジスタ11はオフ状態とされ、トランジスタ13はオン状態とされる。しかし、トランジスタ12がオフ状態のため、センスアンプユニット130は、ビット線BL(“0”)に、電圧VSSを印加しない。よって、ビット線BL(“0”)及びチャネルCh(“0”)は、フローティング状態とされる。そして、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1が印加されると、ビット線BL(“0”)の電圧は、ビット線BL(“1”)とのカップリングの影響により、電圧Vft1(≦VBL1)に上昇する。
チャネルCh(“0”)及びCh(“1”)は、それぞれビット線BL(“0”)及びBL(“1”)と電気的に接続されている。よって、チャネルCh(“0”)及びCh(“1”)の電圧は、それぞれVft1及びVBL1に上昇する。
なお、信号GRSの“L”レベルの変更を時刻t2で行っても良い。すなわち、ビット線BL(“1”)への電圧VBL1印加開始と同じタイミングで行っても良い。
<第2ステップ>
次に、時刻t3において第2ステップが開始される。シーケンサ121は、信号BLCを電圧VBLC2とする。電圧VBLC2は、電圧VBLC1より低い電圧で、“1”データ書き込みに対応するトランジスタ10をカットオフ状態にし、“0”データ書き込みに対応するトランジスタ10をオン状態とする電圧である。
より具体的には、時刻t2においてビット線BL(“1”)の電圧は、VBL1である。よってシーケンサ121は、“1”データ書き込みに対応するトランジスタ10をカットオフ状態にするために、電圧VBLC2を、VBLC2−Vt10<VBL1の関係を満たす電圧にする。
更にシーケンサ121は、“0”データ書き込みに対応するトランジスタ10をオン状態にしてビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加するために、電圧VBLC2を、VBLC2−Vt10>VSSの関係を満たす電圧にする。よって、電圧VBLC2は、VBL1>VBLC2−Vt10>VSSの関係にある。
また、ロウデコーダ112は、選択ブロックBLKのセレクトゲート線SGDに電圧VSGD2を印加する。電圧VSGD2は、電圧VSGD1より低い電圧であり、チャネルCh(“1”)に対応する選択トランジスタST1をカットオフ状態にし、チャネルCh(“0”)に対応する選択トランジスタST1をオン状態とする電圧である。
より具体的には、ビット線BL(“1”)の電圧は、時刻t2〜t4においてVBL1とされ、時刻t4〜t8においてVBL2(<VBL1)とされる(電圧VBL2については後述する)。よって、ロウデコーダ112は、時刻t3〜t8においてチャネルCh(“1”)に対応する選択トランジスタST1をカットオフ状態にするために、電圧VSGD2を、VSGD2−Vt_st<VBL2(<VBL1)の関係を満たす電圧にする。
更にシーケンサ121は、チャネルCh(“0”)に対応する選択トランジスタST1をオン状態にして電圧VSSを印加するために、電圧VSGD2を、VSGD2−Vt_st>VSSの関係を満たす電圧にする。よって、電圧VSGD2は、VBL2>VSGD2−Vt_st>VSSの関係にある。これにより、ビット線BL(“1”)は、センスアンプユニット130及びチャネルCh(“1”)と電気的に非接続状態とされる。よって、ビット線BL(“1”)とチャネルCh(“1”)とは、互いに電気的に非接続で、それぞれフローティング状態とされる。
次に時刻t4の様子を図6に示す。図4及び図6に示すように、シーケンサ121は、信号GRSを“L”レベルから“H”レベルにする。これにより、センスアンプユニット130において、トランジスタ12はオン状態とされる。これにより、“0”データ書き込みに対応するセンスアンプユニット130は、ビット線BL(“0”)(及びチャネルCh(“0”))に電圧VSSを印加する。
このとき、フローティング状態のビット線BL(“1”)の電圧は、ビット線BL(“0”)とのカップリングの影響により、VBL1からVBL2に低下する。電圧VBL2は、カップリングの影響で電圧VBL1から低下した電圧を示しており、その下限値はトランジスタ10におけるクランプ電圧“VBCL2−Vt10”となる。例えばビット線BL(“1”)の電圧VBL2がビット線BL(“0”)とのカップリングの影響により、クランプ電圧“VBCL2−Vt10”より低くなると、カットオフ状態にあったトランジスタ10がオン状態となる。これにより、ビット線BL(“1”)は、センスアンプユニット130からクランプ電圧“VBCL2−Vt10”が印加される。よって、電圧VBL2は、クランプ電圧“VBCL2−Vt10”以上の状態が維持されるため、VBCL2−Vt10≦VBL2<VBL1の関係にある。
また、チャネルCh(“1”)は、フローティング状態にあるため、チャネルCh(“1”)の電圧は、VBL1を維持する。
<第3ステップ>
次に、時刻t5において第3ステップが開始される。ロウデコーダ112は、選択ワード線WL及び非選択ワード線WLに電圧VPASSを印加する。電圧VPASSは、書き込みの際、メモリセルトランジスタMTの閾値に関わらず、メモリセルトランジスタMTをオン状態にしつつ、非選択メモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを防止する電圧である。これにより、フローティング状態にあるチャネルCh(“1”)の電圧は、ワード線WLとのカップリングにより上昇する。
次に時刻t6の様子を図7に示す。図4及び図7に示すように、ロウデコーダ112は、選択ワード線WLに電圧VPGMを印加する。電圧VPGMは、電荷蓄積層に電荷を注入するための正の高電圧であり、VPGM>VPASSの関係がある。これにより、選択ワード線WLに接続された“0”データを書き込むメモリセルトランジスタMTでは、電荷蓄積層に電荷が注入される。他方で、選択ワード線WLに接続された“1”データを書き込むメモリセルトランジスタMTでは、電圧VPGMによるカップリングによりチャネルCh(“1”)の電圧が、Vbst(=電圧VBL1+“カップリングによる電圧上昇値”)に上昇するため、電荷蓄積層に電荷がほとんど注入されない。
その後、時刻t8〜t9で、リカバリ動作が行われ、各配線の電圧がリセットされる。
1.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、消費電力を低減できる。本効果につき、以下説明する。
データ書き込みの際、ビット線(“1”)及びチャネルCh(“1”)には電圧VBL1(>VSS)が印加され、ビット線(“0”)及びチャネルCh(“0”)には電圧VSSが印加される。その後、セレクトゲート線SGDに電圧VSGD2が印加されると、チャネルCh(“1”)に対応する選択トランジスタST1はカットオフ状態になり、チャネルCh(“1”)はフローティング状態とされる。この状態で、選択ワード線WLにVPGMが印加されると、チャネルCh(“1”)の電圧はカップリングによりVbstに上昇するため、“1”データを書き込むメモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層には、電荷がほとんど注入されない。これはセルフブースト技術として知られている。
一般的には、センスアンプ113によるビット線BL(“1”)への電圧VBL1の印加(チャネルCh(“1”)の充電)と、ビット線BL(“0”)への電圧VSSの印加は同時に行われる。そして、半導体記憶装置では、複数のビット線BLが同一配線層において並行に配置されているため、ビット線BL(“1”)とビット線BL(“0”)の配線間に寄生容量が生じる。特に、ビット線BL(“1”)とビット線BL(“0”)が隣接している場合、配線間容量が大きくなる。このため、ビット線BL(“1”)の電圧をVBL1まで上昇させるためには、寄生容量分を充電する必要があるため、消費電流(消費電力)が増加するという問題がある。
消費電流を低減する方法の1つとしては、電圧VBL1を低くする方法がある。但し、電圧VBL1を低くすると、チャネルCh(“1”)に対応する選択トランジスタST1がカットオフされずオン状態になり、誤書き込みが生じる可能性が高くなる。あるいは電圧VBL1を低くすると、その分だけ電圧Vbstが低下する。これにより、メモリセルトランジスタMTの制御ゲートとチャネルChとの間の電位差が大きくなるため、電荷蓄積層に電荷が注入されやすくなり、誤書き込みが生じる可能性が高くなる。よって、電圧VBL1を低くすると、書き込み動作の信頼性が低下する可能性が高くなる。
これに対し、本実施形態に係る構成では、ビット線BL(“1”)への電圧VBL1の印加とビット線BL(“0”)への電圧VSSの印加とを別々のステップで行い、それぞれのステップにおいて、電圧を印加しないビット線BLはフローティング状態にしている。これにより、ビット線BL(“1”)に、電圧VBL1を印加する際、寄生容量の影響を低減できるため消費電流、すなわち消費電力を低減することができる。
更に本実施形態に係る構成では、ビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加する際、“1”データ書き込みに対応する選択トランジスタST1をカットオフ状態にすることにより、チャネルCh(“1”)の電圧がVBL1から低下することを抑制できる。よって、電圧VBL1が低下することによって生じる誤書き込みを抑制することができ、書き込み動作の信頼性低下を抑制できる。
更に本実施形態に係る構成では、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1を印加する際、寄生容量分の充電を低減できるため、ビット線BL(“1”)への電圧VBL1の印加時間を短縮することができる。よって、処理時間を短縮することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第1実施形態とは、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1を印加する際、ビット線BL(“0”)をフローティング状態にするタイミングが異なる。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 書き込み動作の概念について
次に、本実施形態における書き込み動作の概念につき、図8を用いて説明する。図8は、第1実施形態で説明した図3に対応しており、以下では図3と異なる点についてのみ説明する。
図8に示すように、書き込み動作は、大まかには第1実施形態と同様に第1乃至第3ステップを含み、第2及び第3ステップの動作は、図3と同じである。
<第1ステップについて>
本実施形態における第1ステップでは、センスアンプ113は、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1を印加し、ビット線BL(“1”)の電圧がVBL1に達する前(昇圧途中)に、ビット線BL(“0”)をフローティング状態にしている。
より具体的には、まずセンスアンプ113は、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1を印加し、ビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加する(ステップS1−1’)。
次にビット線BL(“1”)の電圧がVBL1に達する前、すなわち昇圧の途中で、シーケンサ121は、ビット線BL(“0”)(及びチャネルCh(“0”))をフローティング状態にする(ステップS1−2’)。ビット線BL(“0”)の電圧は、ビット線BL(“1”)の昇圧途中でビット線BL(“0”)がフローティング状態にされると、その時点からビット線BL(“1”)の電圧がVBL1に達するまでの期間、カップリングにより上昇する(以下、このときの電圧を「Vft2」とする)。
この結果、チャネルCh(“0”)及びCh(“1”)の電圧は、それぞれVft2及びVBL1に上昇する(ステップS1−3’)。
2.2 書き込み動作の詳細について
次に、前述したデータの書き込み動作の詳細について、図9乃至図11を用いて説明する。図9は、第1実施形態で説明した図4に対応しており、第3ステップ(時刻t5以降)は図4と同じである。以下では図4と異なる点についてのみ説明する。
<第1ステップ>
時刻t1aの様子を図10に示す。図9及び図10に示すように、まず時刻t1aにおいて、シーケンサ121は、信号BLCを電圧VBLC1とする。これにより、センスアンプ113は、ビット線BL(“0”)に電圧VSSを印加し、ビット線BL(“1”)に電圧VBL1を印加する。本実施形態では、ビット線BL(“1”)の電圧は、時刻t1aから時刻t2の期間をかけて、電圧VSSから電圧VBL1に昇圧される。またロウデコーダ112は、セレクトゲート線SGDに電圧VSGD1を印加する。
次に時刻t1bにおいて、シーケンサ121は、信号GRSを“H”レベルから“L”レベルにする。これにより、トランジスタ12はオフ状態とされ、ビット線BL(“0”)はフローティング状態とされる。
次に時刻t1b〜t2間の様子を図11に示す。図9及び図11に示すように、ビット線BL(“0”)は、ビット線BL(“1”)とのカップリングにより電圧がVft2に上昇する。但し、ビット線BL(“1”)の昇圧途中の段階で、ビット線BL(“0”)はフローティング状態にされるため、カップリングによる電圧の上昇量は、第1実施形態の場合より少なくなるため、Vft1>Vft2(>VSS)の関係にある。
<第2ステップ>
時刻t4において、フローティング状態にあるビット線BL(“1”)は、ビット線BL(“0”)とのカップリングにより、その電圧がVBL1からVBL3に低下する。電圧VBL3は、カップリングの影響で電圧VBL1から低下した電圧を示しており、第1実施形態の電圧VBL2と同様に、VBCL2−Vt10≦VBL3<VBL1の関係にある。また、Vft1>Vft2>VSSの関係にあるため、時刻t4におけるビット線BL(“1”)の電圧降下量は、第1実施形態の場合より少なくなる。よって、電圧VBL3とVBL2とは、VBL2<VBL3<VBL1の関係にある。
2.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成であると、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態に係る構成では、ビット線BL(“1”)の昇圧途中で、ビット線BL(“0”)をフローティング状態にすることにより、カップリングによるビット線BL(“0”)の電圧の上昇量を少なくする、すなわち電圧Vft2を低くすることができる。より具体的には、ビット線BL(“1”)の昇圧開始から、信号GRSを“L”レベルにするまでの期間、すなわちビット線BL(“0”)の昇圧開始までの期間を制御することにより、ビット線BL(“0”)の電圧の上昇量を制御することができる。
3.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1メモリセルトランジスタMTを含む第1メモリストリング(115)と、第2メモリセルトランジスタMTを含む第2メモリストリング(115)と、第1及び第2メモリセルトランジスタMTのゲートに共通に接続されたワード線WLと、第1メモリストリング(115)に接続された第1ビット線(BL(“1”)@FIG.5)と、第2メモリストリング(115)に接続された第2ビット線(BL(“0”)@FIG.5)と、第1ビット線(BL(“1”))に接続された第1センスアンプ(“1”書き込みの130@FIG.5)と、第2ビット線(BL(“0”))に接続された第2センスアンプ(“0”書き込みの130@FIG.5)とを備える。第1センスアンプ(“1”書き込みの130)は、第1ビット線(BL(“1”))に接続された第1端子を有し、第1ビット線(BL(“1”))に印加される電圧を制御可能な第1トランジスタ(10)と、第1電圧(VDDSA)が印加される第1電源線と第1トランジスタ(10)の第2端子との接続を切り替え可能な第2トランジスタ(11)と、第1トランジスタ(10)の第2端子に接続された第1端子を有する第3トランジスタ(12)と、第1電圧(VDDSA)より低い第2電圧(VSS)が印加される第2電源線と第3トランジスタ(12)の第2端子との接続を切り替え可能な第4トランジスタ(13)と、第2及び第4トランジスタ(11及び13)のゲートに共通に接続された第1ラッチ回路SDLとを含む。第2センスアンプ(“0”書き込みの130)は、第2ビット線(BL(“0”))に接続された第1端子を有し、第2ビット線(BL(“0”))に印加される電圧を制御可能な第5トランジスタ(10)と、第1電源線と第5トランジスタ(10)の第2端子との接続を切り替え可能な第6トランジスタ(11)と、第5トランジスタ(10)の第2端子に接続された第1端子を有する第7トランジスタ(12)と、第2電源線と第7トランジスタ(12)の第2端子との接続を切り替え可能な第8トランジスタ(13)と、第6及び第8トランジスタ(11及び13)のゲートに共通に接続された第2ラッチ回路SDLとを含む。書き込み動作時に、第2及び第8トランジスタ(第1センスアンプの11及び第2センスアンプの13)はオン状態とされ、第4及び第6トランジスタ(第1センスアンプの13及び第2センスアンプの11)はオフ状態とされた状態において、第1ビット線に第3電圧を印加する第1ステップと、第2ビット線に第2電圧を印加する第2ステップとが実行され、第1ステップにおいて、第1及び第5トランジスタ(第1及び第2センスアンプの10)のゲートに第3電圧(VBL1)より高い第4電圧(VBLC1@FIG.5)が印加され、且つ第3及び第7トランジスタ(第1及び第2センスアンプの12)がオフ状態にされ、第2ステップにおいて、第1及び第5トランジスタ(第1及び第2センスアンプの10)のゲートに第2電圧より高く、第4電圧(VBLC1)より低い第5電圧(VBLC2@FIG.6)が印加され、且つ第3及び第7トランジスタ(第1及び第2センスアンプの12)がオン状態にされる。
上記実施形態を適用することにより、消費電力を低減できる半導体記憶装置を提供できる。なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば上記実施形態において、電圧センス方式のセンスアンプを用いても良い。
更に、上記実施形態において、センスアンプユニット130のトランジスタ12は、nチャネルMOSトランジスタでも良く、pチャネルMOSトランジスタであっても良い。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、本発明に関する各実施形態において、以下の通りであっても良い。例えばメモリセルトランジスタMTが2ビット(4値)のデータを保持可能であり、4値のいずれかを保持している際の閾値レベルを低い方からEレベル(消去レベル)、Aレベル、Bレベル、及びCレベルとしたとき、
(1)読み出し動作では、Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V、0.21V〜0.31V、0.31V〜0.4V、0.4V〜0.5V、及び0.5V〜0.55Vのいずれかの間にしても良い。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V、1.8V〜1.95V、1.95V〜2.1V、及び2.1V〜2.3Vのいずれかの間にしても良い。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V、3.2V〜3.4V、3.4V〜3.5V、3.5V〜3.6V、及び3.6V〜4.0Vのいずれかの間にしても良い。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs、38μs〜70μs、または70μs〜80μsの間にしても良い。
(2)書き込み動作は、上述した通りプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V及び14.0V〜14.6Vのいずれかの間としても良い。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えても良い。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としても良い。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えても良い。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs、1800μs〜1900μs、または1900μs〜2000μsの間にしても良い。
(3)消去動作では、半導体基板上部に形成され、且つ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V、14.8V〜19.0V、19.0〜19.8V、または19.8V〜21Vの間であっても良い。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs、4000μs〜5000μs、または4000μs〜9000μsの間にしても良い。
(4)メモリセルの構造は、半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
10〜13…nチャネルMOSトランジスタ、100…NAND型フラッシュメモリ、110…コア部、111…メモリセルアレイ、112…ロウデコーダ、113…センスアンプ、114…ソース線ドライバ、115…NANDストリング、120…周辺回路、121…シーケンサ、122…電圧発生回路、130…センスアンプユニット

Claims (9)

  1. 第1メモリセルトランジスタを含む第1メモリストリングと、
    第2メモリセルトランジスタを含む第2メモリストリングと、
    前記第1及び第2メモリセルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、
    前記第1メモリストリングに接続された第1ビット線と、
    前記第2メモリストリングに接続された第2ビット線と、
    前記第1ビット線に接続された第1センスアンプと、
    前記第2ビット線に接続された第2センスアンプと
    を備え、
    前記第1センスアンプは、
    前記第1ビット線に接続された第1端子を有し、前記第1ビット線に印加される電圧を制御可能な第1トランジスタと、
    第1電圧が印加される第1電源線と、前記第1トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子を有する第3トランジスタと、
    前記第1電圧より低い第2電圧が印加される第2電源線と、前記第3トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第4トランジスタと、
    前記第2及び第4トランジスタのゲートに接続された第1ラッチ回路とを含み、
    前記第2センスアンプは、
    前記第2ビット線に接続された第1端子を有し、前記第2ビット線に印加される電圧を制御可能な第5トランジスタと、
    前記第1電源線と、前記第5トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第6トランジスタと、
    前記第5トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子を有する第7トランジスタと、
    前記第2電源線と、前記第7トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第8トランジスタと、
    前記第6及び第8トランジスタのゲートに接続された第2ラッチ回路とを含み、
    書き込み動作時に、前記第2及び第8トランジスタはオン状態とされ、前記第4及び第6トランジスタはオフ状態とされた状態において、前記第1ビット線に第3電圧を印加する第1ステップと、前記第2ビット線に前記第2電圧を印加する第2ステップとが実行され、
    前記第1ステップにおいて、前記第1及び第5トランジスタのゲートに前記第3電圧より高い第4電圧が印加され、且つ前記第3及び第7トランジスタがオフ状態にされ、
    前記第2ステップにおいて、前記第1及び第5トランジスタの前記ゲートに前記第2電圧より高く、前記第4電圧より低い第5電圧が印加され、且つ前記第3及び第7トランジスタがオン状態にされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1メモリストリングは、前記第1ビット線と前記第1メモリセルトランジスタとを接続する第1選択トランジスタを更に含み、
    前記第2メモリストリングは、前記第2ビット線と前記第2メモリセルトランジスタとを接続する第2選択トランジスタを更に含み、
    前記第1及び第2選択トランジスタのゲートは、セレクトゲート線に共通に接続され、
    前記第1ステップにおいて、前記セレクトゲート線に、前記第3電圧より高い第6電圧が印加され、
    前記第2ステップにおいて、前記セレクトゲート線に、前記第2電圧より高く、前記第6電圧より低い第7電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第2及び第6トランジスタは、pチャネルMOSトランジスタであり、ゲートに第1論理レベルの信号が入力されることによりオン状態にされ、
    前記第3、第4、第7、及び第8トランジスタは、nチャネルMOSトランジスタであり、ゲートに第2論理レベルの信号が入力されることによりオン状態にされ、
    前記書き込み動作時に、前記第1センスアンプにおいて、前記第1ラッチ回路から前記第2及び第4トランジスタのゲートに前記第2論理レベルの信号が入力され、前記第2センスアンプにおいて、前記第2ラッチ回路から前記第6及び第8トランジスタのゲートに前記第1論理レベルの信号が入力され、
    前記第1ステップにおいて、前記第3及び第7トランジスタのゲートには前記第1論理レベルの信号が入力され、
    前記第2ステップにおいて、前記第3及び第7トランジスタのゲートには前記第2論理レベルの信号が入力される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1ステップにおいて、前記第1及び第2選択トランジスタはオン状態とされ、
    前記第2ステップにおいて、前記第1選択トランジスタはオフ状態とされ、前記第2選択トランジスタはオン状態とされる
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1ステップにおいて、前記第1ビット線から前記第1メモリストリングのチャネルに前記第3電圧が転送され、
    前記第2ステップにおいて、前記第2ビット線から前記第2メモリストリングのチャネルに前記第2電圧が転送される
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか一項記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1及び第2メモリストリングに共通に接続されたソース線を更に含み、
    前記第1メモリストリングは、前記ソース線と前記第1メモリセルトランジスタとを接続する第3選択トランジスタを更に含み、
    前記第2メモリストリングは、前記ソース線と前記第2メモリセルトランジスタとを接続する第4選択トランジスタを更に含み、
    前記書き込み動作時に、前記第3及び第4選択トランジスタはオフ状態とされる
    ことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一項記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第2ステップの後、前記ワード線に前記第1乃至第5電圧より高い第8電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項記載の半導体記憶装置。
  8. 第1メモリセルトランジスタを含む第1メモリストリングと、
    第2メモリセルトランジスタを含む第2メモリストリングと、
    前記第1及び第2メモリセルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、
    前記第1メモリストリングに接続された第1ビット線と、
    前記第2メモリストリングに接続された第2ビット線と、
    前記第1ビット線に接続された第1センスアンプと、
    前記第2ビット線に接続された第2センスアンプと
    を備え、
    前記第1センスアンプは、
    前記第1ビット線に接続された第1端子を有し、前記第1ビット線に印加される電圧を制御可能な第1トランジスタと、
    第1電圧が印加される第1電源線と、前記第1トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子を有する第3トランジスタと、
    前記第1電圧より低い第2電圧が印加される第2電源線と、前記第3トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第4トランジスタと、
    前記第2及び第4トランジスタのゲートに接続された第1ラッチ回路とを含み、
    前記第2センスアンプは、
    前記第2ビット線に接続された第1端子を有し、前記第2ビット線に印加される電圧を制御可能な第5トランジスタと、
    前記第1電源線と、前記第5トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第6トランジスタと、
    前記第5トランジスタの前記第2端子に接続された第1端子を有する第7トランジスタと、
    前記第2電源線と前記第7トランジスタの第2端子との接続を切り替え可能な第8トランジスタと、
    前記第6及び第8トランジスタのゲートに接続された第2ラッチ回路とを含み、
    書き込み動作時に、前記第2及び第8トランジスタはオン状態とされ、前記第4及び第6トランジスタはオフ状態とされた状態において、前記第1ビット線に第3電圧を印加する第1ステップと、前記第2ビット線に前記第2電圧を印加する第2ステップとが実行され、
    前記第1ステップにおいて、前記第1及び第5トランジスタのゲートに前記第3電圧より高い第4電圧が印加され、且つ前記第3及び第7トランジスタがオン状態の時に、前記第1ビット線への前記第3電圧の印加、及び前記第2ビット線への前記第2電圧の印加が開始され、
    前記第1ビット線の電圧が前記第3電圧に達する前に、前記第3及び第7トランジスタがオフ状態にされ、
    前記第2ステップにおいて、前記第1及び第5トランジスタのゲートに前記第4電圧より低い第5電圧が印加され、且つ前記第3及び第7トランジスタがオン状態にされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 第1メモリセルトランジスタを含む第1メモリストリングと、
    第2メモリセルトランジスタを含む第2メモリストリングと、
    前記第1及び第2メモリセルトランジスタのゲートに共通に接続されたワード線と、
    前記第1メモリストリングに接続された第1ビット線と、
    前記第2メモリストリングに接続された第2ビット線と
    を備え、
    書き込み動作時に、前記第1ビット線に第1電圧が印加される際、前記第2ビット線及び前記第2メモリストリングは、互いに電気的に接続された状態で、フローティング状態とされ、
    前記第2ビット線に第2電圧が印加される際、前記第1ビット線及び前記第1メモリストリングは、互いに電気的に非接続状態で、それぞれがフローティング状態とされる
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
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