JP2018116755A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理能力を向上できる。
【解決手段】実施形態に係る半導体記憶装置は、第1乃至第4メモリセルトランジスタMT、第1乃至第4選択トランジスタ(ST1あるいはST2)、第1及び第2ワード線WL、第1乃至第4選択ゲート線SG、ビット線BL、及びソース線SLを含む。読み出し動作時に、第2ワード線WLが第2電圧VREADに昇圧される期間において、第1ワード線WLは、第4電圧V1に昇圧された後、第5電圧V2を印加され、第3及び第4選択ゲート線SG_USELは、第4電圧V1に昇圧された後、第1電圧を印加され、ビット線BL及びソース線SLは、第3及び第4選択ゲート線SG_USELが第4電圧V1に昇圧された後、第7電圧VSLに昇圧される。
【選択図】 図4

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
特開2007−266143号公報
処理能力を向上できる半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、第1及び第2選択トランジスタと、前記第1及び第2選択トランジスタ間に接続された第1及び第2メモリセルトランジスタとを含む第1メモリストリングと、第3及び第4選択トランジスタと、前記第3及び第4選択トランジスタ間に接続された第3及び第4メモリセルトランジスタとを含む第2メモリストリングと、第1及び第3メモリセルトランジスタのゲートに接続された第1ワード線と、第2及び第4メモリセルトランジスタのゲートに接続された第2ワード線と、第1乃至第4選択トランジスタのゲートにそれぞれ接続された第1乃至第4選択ゲート線と、前記第1及び第3選択トランジスタに接続されたビット線と、前記第2及び第4選択トランジスタに接続されたソース線とを含む。第1メモリセルトランジスタのデータを読み出す場合、第2ワード線が第1電圧から第2電圧に昇圧される期間において、第1及び第2選択ゲート線は、第1電圧から第3電圧に昇圧され、第1ワード線は、第1電圧から第2及び第3電圧より低い第4電圧に昇圧された後、第4電圧より低い第5電圧を印加され、第3及び第4選択ゲート線は、第1電圧から第4電圧に昇圧された後、第1電圧を印加され、ビット線及びソース線は、第1ワード線及び第3及び第4選択ゲート線が第4電圧に昇圧されている期間に第6電圧を印加され、第1ワード線及び第3及び第4選択ゲート線が第3電圧に昇圧された後、第6電圧から第7電圧に昇圧される。
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの回路図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作の全体の流れを示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧及び電流を示すタイミングチャートである。 図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作時の非選択NANDストリングのチャネル電位及びバンドを示す図である。 図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作時の非選択NANDストリングのチャネル電位及びバンドを示す図である。 図8は、読み出し動作時に、選択トランジスタST1及びST2をオフにした状態で、非選択ワード線及びダミーワード線の電圧を昇圧した場合の非選択NANDストリングのチャネル電位及びバンドを示す図である。 図9は、第2実施形態に係る半導体記憶装置における読み出し動作時の各配線の電圧を示すタイミングチャートである。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上に三次元に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成について
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成について
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、NAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ2、ロウデコーダ3、センスアンプ4、ソース線ドライバ5、制御回路6、及び電圧発生回路7を備えている。
メモリセルアレイ2は、ロウ及びカラムに対応付けられた不揮発性のメモリセルトランジスタを含む複数のブロックBLK(BLK0、BLK1、BLK2、…)を備えている。各々のブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU(SU0〜SU3)を含む。そして各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリング8を含む。メモリセルアレイ2内のブロック数及びブロック内のストリングユニット数は任意である。メモリセルアレイ2の詳細については後述する。
ロウデコーダ3は、ロウアドレスをデコードし、このデコード結果に基づき、ブロックBLKのいずれかを選択し、更にいずれかのストリングユニットSUを選択する。そして、必要な電圧をブロックBLKに出力する。ロウアドレスは、例えばNAND型フラッシュメモリ1を制御する外部コントローラ(不図示)から与えられる。
センスアンプ4は、データの読み出し動作時には、メモリセルアレイ2から読み出されたデータをセンスする。そして、読み出しデータを外部コントローラに出力する。データの書き込み動作時には、外部コントローラから受信した書き込みデータをメモリセルアレイ2に書き込む。
ソース線ドライバ5は、書き込み、読み出し、及び消去の際、ソース線に必要な電圧を印加する。
制御回路6は、NAND型フラッシュメモリ1全体の動作を制御する。
電圧発生回路7は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を発生させ、この発生した電圧をロウデコーダ3、センスアンプ4、及びソース線ドライバ5に印加する。ロウデコーダ3、センスアンプ4、及びソース線ドライバ5は、電圧発生回路7より供給された電圧をメモリセルトランジスタに印加する。
1.1.2 メモリセルアレイの構成について
次に、メモリセルアレイ2の構成について、図2を用いて説明する。図2の例は、ブロックBLK0を示しているが、他のブロックBLKの構成も同じである。
図2に示すように、ブロックBLK0は、例えば4つのストリングユニットSUを含む。そして、各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリング8を含む。NANDストリング8の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT0〜MT7、2個のダミーメモリセルトランジスタMTDD及びMTDS、並びに選択トランジスタST1及びST2を含んでいる。以下、メモリセルトランジスタMT0〜MT7を限定しない場合は、メモリセルトランジスタMTと表記する。また、ダミーメモリセルトランジスタMTDD及びMTDSを限定しない場合は、ダミーメモリセルトランジスタMTDと表記する。メモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDは、制御ゲートと電荷蓄積層とを備え、データを不揮発に保持する。
なお、メモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDは、電荷蓄積層に絶縁膜を用いたMONOS型であっても良いし、電荷蓄積層に導電層を用いたFG型であっても良い。以下、本実施形態では、MONOS型を例として説明する。メモリセルトランジスタMTの個数は8個に限られず、16個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。また、ダミーメモリセルトランジスタMTDの個数は任意であり、省略されても良い。更に選択トランジスタST1及びST2の個数は任意であり、それぞれ1個以上あれば良い。
そしてメモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDは、選択トランジスタST1のソースと選択トランジスタST2のドレインとの間に直列接続されている。より具体的には、ダミーメモリセルトランジスタMTDS、メモリセルトランジスタMT0〜MT7、及びダミーメモリセルトランジスタMTDDは、その電流経路が直列に接続される。そしてダミーメモリセルトランジスタMTDDのドレインは、選択トランジスタST1のソースに接続され、ダミーメモリセルトランジスタMTDSのソースは、選択トランジスタST2のドレインに接続されている。
ストリングユニットSU0〜SU3の各々における選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0〜SGD3に接続される。同様に、ストリングユニットSU0〜SU3の各々における選択トランジスタST2のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGS0〜SGS3に接続される。以下、選択ゲート線SGD0〜SGD3を限定しない場合は、選択ゲート線SGDと表記する。選択ゲート線SGS0〜SGS3を限定しない場合は、選択ゲート線SGSと表記する。更に選択ゲート線SGD及びSGSを限定しない場合は、選択ゲート線SGと表記する。なお、各ストリングユニットSUの選択ゲート線SGS0〜SGS3は共通に接続されても良い。
ブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートは、それぞれワード線WL0〜WL7に共通接続される。同様に、ブロックBLK内にあるダミーメモリセルトランジスタMTDD及びMTDSの制御ゲートは、それぞれダミーワード線WLDD及びWLDSに共通接続される。以下、ワード線WL0〜WL7を限定しない場合は、ワード線WLと表記する。また、ダミーワード線WLDD及びWLDSを限定しない場合は、ダミーワード線WLDと表記する。
ストリングユニットSU内にある各NANDストリング8の選択トランジスタST1のドレインは、それぞれ異なるビット線BL0〜BL(L−1)(Lは2以上の自然数)に接続される。以下、ビット線BL0〜BL(L−1)を限定しない場合は、他にビット線BLと表記する。また、各ビット線BLは、複数のブロックBLK間で各ストリングユニットSU内にある1つのNANDストリング8を共通に接続する。更に、複数の選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通に接続されている。
つまりストリングユニットSUは、異なるビット線BLに接続され、且つ同一の選択ゲート線SGDに接続されたNANDストリング8の集合体である。またブロックBLKは、ワード線WLを共通にする複数のストリングユニットSUの集合体である。そしてメモリセルアレイ2は、ビット線BLを共通にする複数のブロックBLKの集合体である。
データの消去は、ブロックBLK単位、またはブロックBLKよりも小さい単位で行うことができる。消去方法に関しては、例えば“NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICE”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号に記載されている。また、“NON-VOLATILE SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。更に、“NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICE AND DATA ERASE METHOD THEREOF”という2012年5月30日に出願された米国特許出願13/483,610号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
更に、メモリセルアレイ2の構成は、他の構成であっても良い。すなわちメモリセルアレイ2の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ(THREE DIMENSIONAL STACKED NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY)”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ(THREE DIMENSIONAL STACKED NONVOLATILE SEMICONDUCTOR MEMORY)”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法(NON-VOLATILE SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME)”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法(SEMICONDUCTOR MEMORY AND METHOD FOR MANUFACTURING SAME)”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.3 メモリセルアレイの断面構成について
次に、メモリセルアレイの断面構成について、図3を用いて説明する。図3の例は、ストリングユニットSU0及びSU1の断面を示しており、ストリングユニットSU2及びSU3の構成も同様である。なお、図3において、層間絶縁膜は省略されている。
図3に示すように、半導体基板10に平行な第1方向D1に沿って、複数のソース線コンタクトLIが設けられており、2つのソース線コンタクトLIの間に1つのストリングユニットSUが配置されている。ソース線コンタクトLIは、半導体基板10とNANDストリング8よりも上方に設けられる図示せぬソース線SLとを接続する。なお、ソース線コンタクトLIとNANDストリング8の配置は任意に設定可能である。例えば2つのソース線コンタクトLIの間に複数のNANDストリング8が設けられても良い。更に図3の例では、説明を簡略化するために1つのストリングユニットSUにおいて、複数のNANDストリング8が、第1方向D1に対して垂直で半導体基板に平行な第2方向D2に沿って1列に配列されている場合を示しているが、1つのストリングユニットSUにおけるNANDストリング8の配列は任意に設定可能である。例えば、第2方向D2に沿って、2列並行に配置されても良く、4列の千鳥配置に配列されても良い。
各ストリングユニットSUにおいて、NANDストリング8は、半導体基板10に垂直な第3方向D3に沿って形成されている。より具体的には、半導体基板10の表面領域には、n型ウェル11が設けられている。そして、n型ウェル11の表面領域には、p型ウェル12が設けられている。また、p型ウェル12の表面領域にはn型拡散層13が設けられている。そしてp型ウェル12の上方には、選択ゲート線SGSとして機能する配線層14、ダミーワード線WLD及びワード線WLとして機能する10層の配線層15、及び選択ゲート線SGDとして機能する配線層16が、それぞれ図示せぬ層間絶縁膜を介して順次積層されている。
そして、これらの配線層16、15、及び14を貫通してp型ウェル12に達するピラー状の半導体層17が形成されている。半導体層17の側面には、トンネル絶縁膜18、電荷蓄積層19、及びブロック絶縁膜20が順次形成される。半導体層17には、例えば多結晶シリコンが用いられる。トンネル絶縁膜18及びブロック絶縁膜20には、例えばシリコン酸化膜が用いられる。電荷蓄積層19には、例えばシリコン窒化膜が用いられる。以下、半導体層17、トンネル絶縁膜18、電荷蓄積層19、及びブロック絶縁膜20によって形成されるピラーを「メモリピラーMP」と呼ぶ。半導体層17は、NANDストリング8の電流経路として機能し、各トランジスタのチャネルが形成される領域となる。そして半導体層17の上端は、ビット線BLとして機能する配線層(不図示)に接続される。
メモリピラーMPと配線層15とにより、メモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDが形成される。また、メモリピラーMPと配線層16とにより選択トランジスタST1が形成され、メモリピラーMPと配線層14とにより選択トランジスタST2が形成される。なお、図3の例では、配線層14及び配線層16はそれぞれ1層設けられているが、複数層設けられても良い。
ソース線コンタクトLIは、第2方向D2に沿ってライン形状を有する。ソース線コンタクトLIには、例えば多結晶シリコンが用いられる。そしてソース線コンタクトLIの底面はn型拡散層13に接続され、上面はソース線SLとして機能する配線層(不図示)に接続される。
1.2 読み出し動作
1.2.1 読み出し動作の全体の流れについて
まず、読み出し動作の全体の流れについて、図4を用いて説明する。以下、本実施形態では、説明を簡略化するため、1回の読み出し動作において、1つのしきい値レベルに対応するデータが読み出される場合について説明する。なお、メモリセルトランジスタMTが多値(2ビット以上)のデータを保持する場合、1回の読み出し動作において、複数のしきい値レベルに対応するデータが読み出されても良い。
図4に示すように、NAND型フラッシュメモリ1は、外部コントローラ(不図示)から読み出しコマンド及びアドレス情報を受信する(ステップS1)。制御回路6は、コマンド及びアドレス情報に基づいて、対応するページの読み出しを開始する。
まず、ロウデコーダ3は、対応するブロックBLK内のワード線WL、ダミーワード線WLD、及び選択ゲート線SG(SGD及びSGS)への電圧の印加(昇圧)を開始する(ステップS2)。より具体的には、ロウデコーダ3は、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧を電圧VREADまで上昇させ、選択ストリングユニットSUに対応する選択ゲート線SG(以下、「選択ゲート線SG_SEL」と表記する)の電圧を電圧VSGまで上昇させる。また、ロウデコーダ3は、選択ワード線WL及び非選択ストリングユニットSUに対応する選択ゲート線SG(以下、「選択ゲート線SG_USEL」と表記する)の電圧を電圧V1まで上昇させる。
電圧VREADは、データ読み出し動作時に非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに印加され、対応するメモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDをオン状態とさせる電圧である。電圧VSGは、データ読み出し時に選択ゲート線SGに印加され、対応する選択トランジスタST1及びST2をオン状態とさせる電圧である。
電圧V1は、電圧VREAD及び電圧VSGよりも低い電圧である。詳細は後述するが、電圧VREADと電圧V1との電位差が大きくなると、NANDストリング8内の各トランジスタ(メモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、及び選択トランジスタST1及びST2)の間でバンドのポテンシャルの差が大きくなり、バンド間トンネル電流が発生する(あるいは増加する)。このため、隣接するトランジスタ間においてバンド間トンネル電流が発生する(増加する)最小の電位差をV_btbtとすると、電圧V1は、(VREAD−V1)<V_btbtの関係を満たすように設定される。
なお、電位差V_btbtはトランジスタの構造、隣接トランジスタの配置等により異なる。バンド間トンネル電流が発生すると、ホットキャリアが生じ、電荷蓄積層に電荷が注入される。このため、メモリセルトランジスタMTのしきい値電圧が変動し、読み出し動作のフェイルビットが増加する。従って、電位差V_btbtを、VREAD−V1の電位差により、フェイルビットが増加する最小の電位差としても良い。
センスアンプ4及びソース線ドライバ5は、ビット線BL及びソース線SLに接地電圧VSS(例えば0V)を印加している。以下、本実施形態では、接地電圧VSSが0Vの場合について説明する。このため、ワード線WL、ダミーワード線WLD、及び選択ゲート線SGの電圧が、メモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、並びに選択トランジスタST1及びST2のしきい値電圧以上に上昇すると、メモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、並びに選択トランジスタST1及びST2はオン状態にされる。従って、メモリピラーMPのチャネルの電位は、ビット線BL及びソース線SLの電圧と同じ0Vにされる。
次に、ロウデコーダ3は、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧がV1に達すると、選択ゲート線SG_USELに0Vを印加し、選択ワード線WLに電圧V1より低い電圧V2を印加する(ステップS3)。電圧V2は、選択ワード線WLの電圧を降下させるために、設定された電圧である。電圧V2は、例えば、対応するメモリセルトランジスタMTをオフ状態にさせる電圧であっても良く、次のステップで選択ワード線WLに印加される電圧VCGRVであっても良い。以下、本実施形態では、電圧V2の印加により、メモリセルトランジスタMTがオフ状態にされる場合について説明する。これにより、選択メモリセルトランジスタMTと、非選択ストリングユニットSUの選択トランジスタST1及びST2とはオフ状態とされる。
次に、ビット線BL及びソース線SLには、電圧VSLが印加される(ステップS4)。電圧VSLは、データ読み出し動作時にソース線SLに印加される電圧である。
次に、ロウデコーダ3は、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達した後、選択ワード線WLに電圧VCGRVを印加する(ステップS5)。電圧VCGRVは、読み出し対象データのしきい値レベルに応じた電圧である。電圧VCGRVと電圧VREADは、VCGRV<VREADの関係にある。例えば、メモリセルトランジスタMTのしきい値電圧が電圧VCGRV以上の場合、メモリセルトランジスタMTはオフ状態とされ、しきい値電圧が電圧VCGRV未満の場合、メモリセルトランジスタMTはオン状態とされる。
次に、センスアンプ4は、選択メモリセルトランジスタMTに接続されたビット線BLに流れる電流をセンスし、データを読み出す(ステップS6)。より具体的には、センスアンプ4は、ビット線BLに電圧VBLを印加する。電圧VBLは、電圧VSLよりも高い電圧である。読み出し対象となるメモリセルトランジスタMTがオフ状態の場合、ビット線BLからソース線SLに電流が流れない。一方、読み出し対象となるメモリセルトランジスタMTがオン状態の場合、ビット線BLからソース線SLに電流が流れる。
1.2.2 読み出し動作時の各配線の電圧及び電流について
次に、読み出し動作時の各配線の電圧及び電流について、図5を用いて説明する。
まず、各配線の電圧について説明する。
図5に示すように、時刻t1において、ロウデコーダ3は、選択ブロックBLK内のワード線WL、ダミーワード線WLD、及び選択ゲート線SGへの電圧の印加を開始する。より具体的には、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧は、時刻t1〜t4の期間、昇圧されて、時刻t4において電圧VREADに達する(以下、「VREAD昇圧期間」と呼ぶ)。選択ワード線WL及び選択ゲート線SG_USELの電圧は、時刻t1〜t3の期間、昇圧されて、時刻t3において電圧V1に達する(以下、「V1昇圧期間」と呼ぶ)。また、選択ゲート線SG_SELの電圧は、時刻t3〜t4の期間に、電圧VSGに達する。また、センスアンプ4及びソース線ドライバ5は、ビット線BL及びソース線SLに0Vを印加している。なお、ビット線BL及びソース線SLの電圧は0V(接地電圧)に限定されない。例えば、ビット線BL及びソース線SLの電圧は、電圧VSLより低い電圧であれば良い。ビット線BL及びソース線SLの電圧を、電圧VSLより低くすることにより、V1昇圧期間におけるメモリピラーMPのチャネルの電位を電圧VSLより低くできる。また、図5の例は、電圧VREAD、VSG、及びV1の昇圧レートが同じ場合を示しているが、各電圧の昇圧レートは、異なっていても良い。読み出し動作の処理時間を長くさせないためには、VREAD昇圧期間内に、V1昇圧期間が終了する方が好ましい。
時刻t2において、ワード線WL、ダミーワード線WLD、及び選択ゲート線SGの電圧がメモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、並びに選択トランジスタST1及びST2のしきい値電圧より高くなり、メモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、並びに選択トランジスタST1及びST2はオン状態にされる。これにより、メモリピラーMPのチャネルの電位は、ビット線BL及びソース線SLの電圧と同じ0Vにされる。
時刻t3において、選択ワード線WL及び選択ゲート線SG_USELの電圧が電圧V1に達すると、ロウデコーダ3は、選択ワード線WLに電圧V2を印加し、選択ゲート線SG_USELに0Vを印加する。これにより、選択ワード線WL及び選択ゲート線SG_USELの電圧は降下する。非選択ストリングユニットSUにおいては、選択トランジスタST1及びST2がオフ状態とされる。このため、非選択ストリングユニットSUのNANDストリング8(以下、「非選択NANDストリング」と表記する)のチャネルはフローティング状態とされる。
一方、選択ストリングユニットSUの選択トランジスタST1及びST2はオン状態を維持する。そして、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLが印加されることにより、選択ストリングユニットSUのNANDストリング8(以下、「選択NANDストリング」と表記する)のチャネルの電位は、ビット線BL及びソース線SLと同じ電圧VSLに上昇する。
なお、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLを印加するタイミングは、非選択ストリングユニットSUの選択トランジスタST1及びST2がオフ状態になった後が好ましい。これにより、非選択NANDストリング8のチャネル電位がビット線BL及びソース線SLの電圧VSLにより上昇するのを抑制できる。また、電圧VSLは、選択トランジスタST1及びST2の近傍で生じるチャネル電位のばらつき(電位差)を抑制するため電圧差(VREAD−V1)よりも小さい方が好ましい。
時刻t4において、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達すると、ロウデコーダ3は、選択ワード線WLに電圧VCGRVを印加する。なお、ロウデコーダ3は、時刻t3において、選択ワード線WLに、電圧VCGRVを印加しても良い。
時刻t5において、センスアンプ4は、ビット線BLに電圧VBLを印加し、時刻t4〜t5の期間内にセンスを実行する。
時刻t6において、センスが終了すると、リカバリー処理が行われ、各配線には0Vが印加される。これにより読み出し動作が終了する。
次に、ワード線WL及びソース線SLに流れる電流の一例について説明する。本実施形態においては、ワード線WLを充電するタイミングと、ソース線SLを充電するタイミングとが異なるため、それぞれの消費電流のピークのタイミングが異なる。
図5に示すように、ワード線WL及びダミーワード線WLDに流れるトータルの電流をIWLとすると、電流IWLは、時刻t2〜t3の期間にピーク(最大)となる。より具体的には、時刻t1〜t2の期間、各ストリングユニットSUのNANDストリング8は、選択トランジスタST1及びST2がオフ状態である可能性がある。この場合、NANDストリング8は、フローティング状態にある。このため、ワード線WL及びダミーワード線WLDを充電する際、電流IWLは、メモリセルトランジスタMTのチャネルとの寄生容量による影響をほとんど受けない。すなわち、ワード線WL及びダミーワード線WLDの充電容量(容量負荷)が小さいため、電流IWLは比較的小さい。
時刻t2〜t3の期間は、選択及び非選択ストリングユニットSUの各トランジスタがオン状態にあり、NANDストリング8のチャネルは導通状態にある。このため、メモリセルトランジスタMTのチャネルとの間に生じる寄生容量の影響を受けてワード線WL及びダミーワード線WLDの充電容量が大きくなり、電流IWLが増加する。
時刻t3〜t4の期間は、非選択ストリングユニットSUのNANDストリング8が、フローティング状態とされるため、充電容量が減少し、電流IWLが減少する。
時刻t4〜t5の期間は、選択ワード線WLに電圧VCGRVを充電する影響で電流IWLが増加するが、時刻t2〜t3の期間におけるピークよりも小さい。
これに対し、ソース線SLを流れる電流ISLは、ソース線SLの充電を開始する時刻t3〜t4の期間にピークとなる。
1.2.3 読み出し動作における非選択NANDストリングのチャネル電位と各トランジスタの状態について
次に、読み出し動作における非選択NANDストリング8のチャネル電位と各トランジスタの状態について、図6及び図7を用いて説明する。図6及び図7は、図5の時刻t3及び時刻t4における非選択NANDストリング8のチャネル電位及びバンド(エネルギーバンド)を示している。なお、図6及び図7の例は、選択ストリングユニットSUにおいてメモリセルトランジスタMT3が選択されている場合を示している。すなわち、ワード線WL3が選択され、ワード線WL0〜WL2及びWL4〜WL7が非選択とされている。また、説明を簡略化するため、図7において電圧V2を0Vとしている。
図6に示すように、非選択NANDストリング8内の各トランジスタのゲートには電圧V1が印加され、ソース線SL及びビット線BLには0Vが印加されている。この場合、NANDストリング8内の各トランジスタはオン状態とされ、メモリピラーMPにおける位置によらず、チャネルの電位は0Vとされる。この場合、各トランジスタの伝導帯Ecと価電子帯Evのポテンシャルは、ほぼ同じとなる。
図7に示すように、非選択NANDストリング8内の選択ゲート線SGに0Vが印加されることにより、選択トランジスタST1及びST2がオフ状態とされる。選択トランジスタST1及びST2がオフ状態のため、非選択NANDストリング8はフローティング状態とされる。この状態において、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLが印加される。また、非選択ワード線WL(WL0〜WL2及びWL4〜WL7)及びダミーワード線WLD(WLDD及びWLDS)の電圧は電圧V1から電圧VREADまで上昇し、選択ワード線WLには0Vが印加される。すると、非選択メモリセルトランジスタMT(MT0〜MT2、MT4〜MT7)並びにダミーメモリセルトランジスタMTD(MTDD及びMTDS)の直下では、チャネル電位が、容量カップリングにより、電圧差(VREAD−V1)の分だけ上昇する。また、チャネル電位の上昇に応じて、伝導帯Ecと価電子帯Evのポテンシャルが低下する。このため、選択メモリセルトランジスタMT3と隣接する非選択メモリセルトランジスタMT2及びMT4との間、選択トランジスタST1とダミーメモリセルトランジスタMTDDとの間、並びに選択トランジスタST2とダミーメモリセルトランジスタMTDSとの間で、バンドが曲がる。但し、(VREAD−V1)<V_btbtの関係を満たしているため、バンド間トンネル電流はほとんど流れない。
1.3 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成で、処理能力を向上できる。以下、本効果につき詳細に説明する。
読み出し動作時に、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にしたまま、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧を電圧VREADまで上昇させると、容量カップリングの影響で非選択NANDストリング8内におけるチャネル電位差が大きくなることが知られている。この場合、チャネル電位差が大きい隣接トランジスタ間でバンド間トンネル電流が発生しやすくなる。
このような例を図8に示す。図8は、選択ゲート線SG及び選択ワード線WLに0Vを印加し、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLを印加した状態で、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧を0Vから電圧VREADまで上昇させた場合の、非選択NANDストリング8のチャネル電位及びバンドを示している。図8の例は、図6及び図7と同様に、選択ストリングユニットSUにおいてメモリセルトランジスタMT3、すなわちワード線WL3が選択されている場合を示している。
図8に示すように、非選択メモリセルトランジスタMT(MT0〜MT2、MT4〜MT7)並びにダミーメモリセルトランジスタMTD(MTDD及びMTDS)の直下では、容量カップリングにより、チャネル電位が電圧VREADに上昇する。また、チャネル電位の上昇に応じて、伝導帯Ecと価電子帯Evのポテンシャルが低下する。このため、選択メモリセルトランジスタMT3と隣接する非選択メモリセルトランジスタMT2及びMT4との間、選択トランジスタST1とダミーメモリセルトランジスタMTDDとの間、並びに選択トランジスタST2とダミーメモリセルトランジスタMTDSとの間で、バンドが曲がり、バンド間トンネル電流が流れやすくなる。これにより、メモリセルトランジスタMT2及びMT4、並びにダミーメモリセルトランジスタMTDD及びMTDSのしきい値電圧が変動し、フェイルビットが増加する。
バンド間トンネル電流を抑制する方法の1つとして、VREAD spikeと呼ばれる方法が知られている。VREAD spikeでは、非選択NANDストリング8のチャネルを導通させた状態でワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧を電圧VREADまで上昇させた後、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にさせる。
より具体的には、例えば、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLが印加された状態で、選択ブロックBLK内のワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧を電圧VREADまで上昇させ、選択ゲート線SGの電圧を電圧VSGまで上昇させる。これにより、選択ブロックBLK内のメモリセルトランジスタMT、ダミーメモリセルトランジスタMTD、並びに選択トランジスタST1及びST2がオン状態になり、選択ブロックBLK内のNANDストリング8のチャネル電位が均一に電圧VSLまで上昇する。そして、ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達した後、選択ゲート線SG_USELに0Vを印加し、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にさせる。また、選択ワード線WLに電圧VCGRVを印加する。
これにより、非選択NANDストリング8のチャネル電位の上昇とNANDストリング8内でのチャネル電位のばらつきとを抑制することができる。但し、この場合、非選択NANDストリング8においては、チャネルを電圧VSLに充電した後に、選択ゲート線SG_USELに0Vが印加される。このため、選択トランジスタST1及びST2の直下のチャネル電位は、電圧VSL及び電圧VSGの電圧遷移で決まる値となり、チャネル電位に電圧VSLによるばらつきが生じる。従って、電圧VSLは、バンド間トンネル電流が生じない程度の電圧にする必要がある。
また、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達する前に、選択ゲート線SG_USELに0Vが印加される場合、先に選択ゲート線SG_USELに印加される電圧をVXとすると、バンド間トンネル電流が発生する電位差V_btbtに対し、V_btbt>(VREAD−(VX−SL))を満たす必要がある。すなわち、電圧VSLに依存するチャネル電位差の影響により、電圧VXを電圧VREADに対して十分に低く設定することができない。
更に、一旦、全てのワード線WLを電圧VREADまで充電した後に、選択ゲート線SG_USELに0Vを印加し、選択ワード線WLに電圧VCGRVを印加する場合、読み出し動作の処理時間が長くなる。また、選択及び非選択NANDストリング8の各トランジスタがオンした状態で、ワード線WLの充電を行うため、充電容量が大きくなる。このため、消費電流(消費電力)が増大し、充電時間が長くなる傾向にある。
これに対し、本実施形態に係る構成は、読み出し動作において、ビット線BL及びソース線SLに0V(接地電圧VSS)を印加した状態で、選択ブロックBLK内のワード線WL、ダミーワード線WL、及び選択ゲート線SGの充電を開始している。そして、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達する前(VREAD昇圧期間内)に、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧が電圧V1に達すると、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧を降下させている。更に、選択ゲート線SG_USELの電圧が降下して、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2がオフ状態にされた後、ソース線SL及びビット線BLに電圧VSLを印加している。よって、VREAD昇圧期間内に、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にできるため、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧を電圧V1に上昇させることによる処理時間の遅延を抑制できる。従って、半導体記憶装置の処理能力を向上できる。
更に、本実施形態に係る構成では、非選択NANDストリング8内のチャネル電位差に起因したバンド間トンネル電流の増加を抑制できる。従って、フェイルビットの増加を抑制し、半導体記憶装置の信頼性を向上できる。
更に、本実施形態に係る構成では、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧を電圧V1まで昇圧している期間、ビット線BL及びソース線SLの電圧を例えば0Vとする。あるいは、ビット線BL及びソース線SLの電圧は、電圧VSLより低い電圧でも良い。そして、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にさせた後に、ビット線BL及びソース線SLに電圧VSLを印加している。これにより、非選択NANDストリング8のチャネルが、電圧VSLにより充電されるのを抑制できる。従って、電圧差(VREAD−V1)に電圧VSLが含まれないため、電圧V1をより低い電圧に設定できる。すなわち、選択ゲート線SG_USEL及び選択ワード線WLの電圧が電圧V1に達する時間をより短くできる。よって、半導体記憶装置の処理能力を向上できる。
更に、本実施形態に係る構成では、ワード線WL及びダミーワード線WLDの充電を開始するタイミングと、ソース線SL及びビット線BLの充電を開始するタイミングが異なるため、メモリセルアレイに供給される電流のピークが分散され、最大消費電流を抑制できる。
更に、本実施形態に係る構成では、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧が電圧VREADに達する前に、非選択NANDストリング8の選択トランジスタST1及びST2をオフ状態にさせるため、非選択NANDストリング8内のメモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDの寄生容量の影響を低減できる。よって、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDを充電する際の充電容量を低減でき、消費電力の増加を抑制できる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、読み出し動作時に、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに印加される電圧VREADを2ステップで昇圧させる場合について説明する。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
2.1 読み出し動作時の各配線の電圧について
読み出し動作時の各配線の電圧について、図9を用いて説明する。図9の例では、第1実施形態の図5で説明した電流IWL及びISLが省略されている。
図9に示すように、時刻t1〜t6の期間において、ビット線BL、ソース線SL、選択ワード線WL、並びに選択ゲート線SG_SEL及びSG_USELの電圧は、第1実施形態の図5と同じである。以下、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLについてのみ説明する。
非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの電圧は、時刻t1〜t4の期間、昇圧されて、時刻t4において電圧VREAD1に達する。電圧VREAD1は、センス期間(時刻t5〜t6の期間)以外において、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに印加され、対応するメモリセルトランジスタMT及びダミーメモリセルトランジスタMTDをオン状態とさせる電圧である。
時刻t5において、ロウデコーダ3は、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに電圧VREAD2を印加する。電圧VREAD2は、センス期間に、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに印加される電圧であり、VREAD1<VREAD2の関係にある。第1実施形態における電圧VREADが、本実施形態における電圧VREAD2に相当する。
2.2 本実施形態に係る効果について
本実施形態に係る構成では、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、本実施形態に係る構成では、センス期間以外において、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに、センス期間に必要な電圧VREAD2よりも低い電圧VREAD1が印加されている。これにより、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDの昇圧期間(図9における時刻t1〜t4の期間)を短くできる。従って、半導体記憶装置の処理能力を向上できる。
更に、本実施形態に係る構成では、センス期間以外に、非選択ワード線WL及びダミーワード線WLDに、電圧VREAD1を印加することにより、消費電力を低減できる。
3.変形例
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、第1及び第2選択トランジスタと、前記第1及び第2選択トランジスタ間に接続された第1及び第2メモリセルトランジスタとを含む第1メモリストリングと、第3及び第4選択トランジスタと、前記第3及び第4選択トランジスタ間に接続された第3及び第4メモリセルトランジスタとを含む第2メモリストリングと、第1及び第3メモリセルトランジスタのゲートに接続された第1ワード線と、第2及び第4メモリセルトランジスタのゲートに接続された第2ワード線と、第1乃至第4選択トランジスタのゲートにそれぞれ接続された第1乃至第4選択ゲート線と、前記第1及び第3選択トランジスタに接続されたビット線と、前記第2及び第4選択トランジスタに接続されたソース線とを含む。第1メモリセルトランジスタのデータを読み出す場合、第2ワード線(非選択WL)が第1電圧(0V)から第2電圧(VREAD)に昇圧される期間(時刻t1〜t4 in 図5)において、第1及び第2選択ゲート線(SG_SEL)は、第1電圧(0V)から第3電圧(VSG)に昇圧され、第1ワード線(選択WL)は、第1電圧から第2及び第3電圧より低い第4電圧(V1)に昇圧された後、第4電圧より低い第5電圧を印加され、第3及び第4選択ゲート線(SG_USEL)は、第1電圧から第4電圧に昇圧された後、第1電圧を印加され、ビット線及びソース線は、第1ワード線及び第3及び第4選択ゲート線が第4電圧に昇圧されている期間に第6電圧(0V)を印加され、第1ワード線及び第3及び第4選択ゲート線が第4電圧に昇圧された後、第6電圧から第7電圧(VSL)に昇圧される。
上記実施形態を適用することにより、処理能力を向上できる半導体記憶装置を提供できる。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態は、メモリセルトランジスタMTが半導体基板上に二次元に配置された平面型NAND型フラッシュメモリに適用できる。
更に、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、本発明に関する各実施形態において、以下の通りであっても良い。例えばメモリセルトランジスタMTが2ビット(4値)のデータを保持可能であり、4値のいずれかを保持している際のしきい値レベルを低い方からEレベル(消去レベル)、Aレベル、Bレベル、及びCレベルとしたとき、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V、0.21V〜0.31V、0.31V〜0.4V、0.4V〜0.5V、及び0.5V〜0.55Vのいずれかの間にしても良い。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V、1.8V〜1.95V、1.95V〜2.1V、及び2.1V〜2.3Vのいずれかの間にしても良い。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V、3.2V〜3.4V、3.4V〜3.5V、3.5V〜3.6V、及び3.6V〜4.0Vのいずれかの間にしても良い。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs、38μs〜70μs、または70μs〜80μsの間にしても良い。
(2)書き込み動作は、上述した通りプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V及び14.0V〜14.6Vのいずれかの間としても良い。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えても良い。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としても良い。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えても良い。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs、1800μs〜1900μs、または1900μs〜2000μsの間にしても良い。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、且つ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V、14.8V〜19.0V、19.0〜19.8V、または19.8V〜21Vの間であっても良い。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs、4000μs〜5000μs、または4000μs〜9000μsの間にしても良い。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることが出来る。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることが出来る。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することが出来る。
1…NAND型フラッシュメモリ、2…メモリセルアレイ、3…ロウデコーダ、4…センスアンプ、5…ソース線ドライバ、6…制御回路、7…電圧発生回路、8…NANDストリング、10…半導体基板、11…n型ウェル、12…p型ウェル、13…n型拡散層、14〜16…配線層、17…半導体層、18…トンネル絶縁膜、19…電荷蓄積層、20…ブロック絶縁膜。

Claims (6)

  1. 第1及び第2選択トランジスタと、前記第1及び第2選択トランジスタ間に接続された第1及び第2メモリセルトランジスタとを含む第1メモリストリングと、
    第3及び第4選択トランジスタと、前記第3及び第4選択トランジスタ間に接続された第3及び第4メモリセルトランジスタとを含む第2メモリストリングと、
    前記第1及び第3メモリセルトランジスタのゲートに接続された第1ワード線と、
    前記第2及び第4メモリセルトランジスタのゲートに接続された第2ワード線と、
    前記第1乃至第4選択トランジスタのゲートにそれぞれ接続された第1乃至第4選択ゲート線と、
    前記第1及び第3選択トランジスタに接続されたビット線と、
    前記第2及び第4選択トランジスタに接続されたソース線と、
    を備え、
    前記第1メモリセルトランジスタのデータを読み出す場合、前記第2ワード線が第1電圧から第2電圧に昇圧される期間において、
    前記第1及び第2選択ゲート線は、前記第1電圧から第3電圧に昇圧され、
    前記第1ワード線は、前記第1電圧から前記第2及び第3電圧より低い第4電圧に昇圧された後、前記第4電圧より低い第5電圧を印加され、
    前記第3及び第4選択ゲート線は、前記第1電圧から前記第4電圧に昇圧された後、前記第1電圧を印加され、
    前記ビット線及び前記ソース線は、前記第1ワード線及び前記第3及び第4選択ゲート線が前記第4電圧に昇圧されている期間に第6電圧を印加され、前記第1ワード線及び前記第3及び第4選択ゲート線が前記第4電圧に昇圧された後、前記第6電圧から第7電圧に昇圧される半導体記憶装置。
  2. 前記第1ワード線は、前記第2ワード線が第1電圧から第2電圧に昇圧される期間の後、前記4電圧よりも低い第8電圧が印加される請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1ワード線に前記第8電圧が印加された後、前記ビット線には前記第8電圧より高い第9電圧が印加され、前記ビット線から前記ソース線に流れる電流に応じて、前記第1メモリセルトランジスタのデータが読み出される請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1及び第6電圧は、接地電圧である請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記7電圧は、前記第2電圧と第4電圧の差より小さい請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記ビット線及び前記ソース線は、前記第3及び第4選択トランジスタがオフ状態にされた後、第7電圧を印加される請求項1記載の半導体記憶装置。
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