JP4233563B2 - 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4233563B2
JP4233563B2 JP2005379641A JP2005379641A JP4233563B2 JP 4233563 B2 JP4233563 B2 JP 4233563B2 JP 2005379641 A JP2005379641 A JP 2005379641A JP 2005379641 A JP2005379641 A JP 2005379641A JP 4233563 B2 JP4233563 B2 JP 4233563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
page
memory cell
data
threshold voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005379641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007179701A (ja
Inventor
和幸 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005379641A priority Critical patent/JP4233563B2/ja
Priority to US11/593,607 priority patent/US7623372B2/en
Priority to CNA2006101712850A priority patent/CN1992082A/zh
Publication of JP2007179701A publication Critical patent/JP2007179701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233563B2 publication Critical patent/JP4233563B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0483Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells having several storage transistors connected in series
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5628Programming or writing circuits; Data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5621Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using charge storage in a floating gate
    • G11C11/5642Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/10Programming or data input circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/34Determination of programming status, e.g. threshold voltage, overprogramming or underprogramming, retention
    • G11C16/3436Arrangements for verifying correct programming or erasure
    • G11C16/3454Arrangements for verifying correct programming or for detecting overprogrammed cells
    • G11C16/3459Circuits or methods to verify correct programming of nonvolatile memory cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C2211/00Indexing scheme relating to digital stores characterized by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C2211/56Indexing scheme relating to G11C11/56 and sub-groups for features not covered by these groups
    • G11C2211/562Multilevel memory programming aspects
    • G11C2211/5621Multilevel programming verification

Description

本発明は、電気的な書き換えにより多値データを記録する不揮発性半導体記憶装置に関する。
近年、不揮発性半導体記憶装置、特にフラッシュメモリは、電気的にデータの書き換えが可能で、且つ電源を切った状態でもデータを保持することができるため、例えば、携帯電話、デジタルカメラ、シリコンオーディオプレーヤー等の携帯機器のデータ格納用記憶装置として大量に使用されている。
これらの携帯機器は、データ量が大きい画像、動画、音楽データ等を扱うため、不揮発性半導体記憶装置は、更なる大容量化と低コスト化の実現が求められている。大容量化と低コスト化を実現する不揮発性半導体記憶装置として、例えば、NAND型フラッシュメモリがある。
また、更なる大容量化と低コスト化を実現するために、1つのメモリセルに2ビット以上のデータを格納する多値技術を用いたNAND型フラッシュメモリの研究・開発が盛んに行われている。
例えば、従来、1つのメモリセルに2ビットのデータ、すなわち、1つのメモリセルに4つの異なる閾値電圧を有する不揮発性半導体記憶装置が提案されている(特許文献1参照)。
図12は、特許文献1に記載されている不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの閾値電圧分布とデータとの関係、及び書き込み、読み出し方法を示す図である。図13は、特許文献1に記載されている不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータと書き込み、読み出しデータとの関係を示す図である。
図12及び図13に示すように、「状態0」〜「状態3」はメモリセルの閾値電圧の低い方から高い方へと定義されている。消去を行うとメモリセルのデータは「状態0」となり、書き込み動作によりメモリセルは閾値電圧が高い「状態1」〜「状態3」に設定される。
1つのメモリセルに格納される2ビットのデータには、異なるページのデータが格納される。すなわち、ページアドレスが異なる第1ページのデータと第2ページのデータが格納される。また、「状態0」〜「状態3」に格納される2ビットのデータにおいて、LSB(Least Significant Bit)側に第1ページのデータが、MSB(Most Significant Bit)側に第2ページのデータが割り当てられている。
ここで、「状態0」〜「状態3」の閾値電圧とメモリセルのデータとは、「状態0」がデータ“11”、「状態1」がデータ“10”、「状態2」がデータ“00”、「状態3」がデータ“01”という関係で割り当てられている。
このように、データが割り当てられた不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルにデータを書き込む(プログラムする)場合、最初に、第1ページのデータを書き込み、次に、第2ページのデータを書き込むという順番で書き込み動作を実行する。
例えば、初期状態において、メモリセルの閾値電圧が消去状態の「状態0」であるとする。上述のように、最初に、第1ページのデータをメモリセルに書き込む。よって、書き込みデータが“1”の場合、メモリセルの閾値電圧は「状態0」のままとなる。また、書き込みデータが“0”である場合、メモリセルの閾値電圧は「状態1」になる。
次に、第2ページのデータをメモリセルに書き込む。この時、第1ページの書き込み動作により、閾値電圧が「状態1」になったメモリセルに対して、外部からデータ“0”を書き込む場合、メモリセルの閾値電圧は「状態2」となる。また、第1ページの書き込み動作により、閾値電圧が「状態0」のままであるメモリセルに対して、外部からデータ“0”を書き込む場合、メモリセルの閾値電圧は「状態3」となる。
更に、第1ページの書き込み動作により、閾値電圧が「状態1」になったメモリセルに対して、外部からデータ“1”を書き込む場合、メモリセルの閾値電圧は「状態1」のままとなる。また、第1ページの書き込み動作により、閾値電圧が「状態0」のままであるメモリセルに対して、外部からデータ“1”を書き込む場合、メモリセルの閾値電圧は「状態0」のままとなる。
一方、メモリセルに格納されているデータを読み出す場合、第2ページのデータを読み出すとき、メモリセルの閾値電圧が「状態0」または「状態1」であると、読み出されるデータは“1”であり、メモリセルの閾値電圧が「状態2」または「状態3」であると、読み出されるデータは“0”となる。
従って、第2ページのデータを読み出す場合、メモリセルの閾値電圧が「状態1」以下か「状態2」以上かについて、1回の読み出し動作のみで判断できる。具体的には、第2ページ読み出しのワード線電圧Bを閾値として、メモリセルの閾値電圧が「状態1」以下か「状態2」以上かについて判断される。
これに対して、第1ページのデータを読み出す場合、メモリセルの閾値電圧が「状態0」または「状態3」であると、読み出されるデータは“1”であり、メモリセルの閾値電圧が「状態1」または「状態2」であると、読み出されるデータは“0”となる。従って、第1ページのデータを読み出す場合、メモリセルの閾値電圧が「状態0」か「状態1」以上かの判断と、メモリセルの閾値電圧が「状態2」以下か「状態3」かの判断と併せて合計2回の判断を行う必要があり、よって合計2回の読み出し動作が必要である。
具体的には、第1ページの読み出しワード線電圧Aを閾値として、メモリセルの閾値電圧が「状態0」か「状態1」以上かについて判断し、第1ページの読み出しワード線電圧Cを閾値として、メモリセルの閾値電圧が「状態2」以下か「状態3」かについて判断される。
このように、特許文献1記載の不揮発性半導体記憶装置は、第1ページ、第2ページの読み出し動作において、読み出し回数は第2ページ読み出しの場合は読み出し回数1回、第1ページ読み出しの場合は読み出し回数2回であり、最大2回の読み出し回数で読み出し動作を行うことができ、高速読み出しが可能である。
特開2001−93288号公報 2005 IEEE International Solid-State Circuits Conference『2.2 An 8Gb Multi-Level NAND Flash Memory with 63nm STI CMOS Process Technology』 2004 IEEE International Solid-State Circuits Conference『2.7 A 3.3V 4Gb Four-Level NAND Flash Memory with 90nm CMOS Technology』
一方、書き込み動作について、消去状態(データ“11”)であるメモリセルに最初に第2ページの書き込み動作を行う場合であって、書き込みデータが“0”であるとき、メモリセルの閾値電圧は、消去状態の「状態0」から「状態3」に、すなわち、第1ページのデータが“1”で第2ページのデータが“0”である状態(データ“01”)に遷移する。
続けて、第1ページの書き込み動作を行う場合であって、書き込みデータが“0”であるとき、予め設定されたデータの割り当て上、メモリセルの閾値電圧を「状態3」から「状態2」に、すなわち、第1ページのデータが“0”で第2ページのデータが“0”である状態2(データ“00”)に遷移させるべく、メモリセルの閾値電圧を低下させる必要が生じる。
しかしながら、フラッシュメモリは、その回路構成上、メモリセルの閾値電圧を低下させる動作について、ブロック単位で一括して閾値電圧を低下させる消去動作しか許されておらず、特定のメモリセルのみの閾値電圧を低い状態に設定することはできない。従って、特許文献1記載の不揮発性半導体記憶装置では、第2ページから第1ページの順番で書き込み動作を行うことはできず、第1ページから第2ページの順番でのみしか書き込み動作を行うことができない。
このように、任意のページ順番で書き込み動作を実行できないという書き込み順序の制約は、不揮発性半導体記憶装置が搭載される機器、並びに不揮発性半導体記憶装置を制御する制御装置に複雑な書き換え制御を強いることになってしまう。これにより、不揮発性半導体記憶装置のアドレス空間を効率的に使用できない場合が生じてしまう。
本発明は上記課題を解決するものであり、データを高速に読み出すことができ、任意のページ順番で書き込むことができる多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、複数ページのデータを記憶する多値メモリセルにより構成されるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイからデータを読み出すリード動作と、前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータを書き込むプログラム動作とを行うデータ処理回路と、前記データ処理回路の動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記多値メモリセルの閾値電圧を正の方向に遷移させることでプログラム動作が行われるように、プログラム動作を行うページの順番に応じて、前記多値メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを変更する構成である。
この構成により、メモリセルの閾値電圧を正の方向に移動させることでプログラム動作が行われるように、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てが、プログラム動作を行うページの順番に応じて適宜変更されるので、メモリセルの閾値電圧を負の方向に移動させる場合が発生しない。よって、プログラムするページの順番に関わらず、任意のページ順番でプログラム動作を行うことができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、プログラム動作を行う際のページの順番を記憶するプログラム順番情報記憶手段を備え、前記制御回路は、前記プログラム順番情報を参照して、前記メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータを決定してリード動作を行う構成である。
この構成により、プログラム動作における前記データの割り当ての変更がリード動作に影響しないように、リード動作の際、前記プログラム順番情報を参照して、前記多値メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータが決定されるので、正しく且つ高速にデータの読み出しが可能である。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、“状態0”、“状態1”、“状態2”、“状態3”の異なる閾値電圧に、第1ページと第2ページのデータを割り当てて記憶する多値メモリセルにより構成されるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイに対して、外部から供給される第1又は第2の論理レベルのデータをページ単位で書き込むプログラム動作と、前記メモリセルアレイからデータを読み出すリード動作とを行うデータ処理回路と、プログラム動作を行うページの順番に応じて、前記データ処理回路の動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、第1ページ、第2ページの順番でプログラムする場合、第1ページのプログラム動作において、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態1”に変化させ、第2ページのプログラム動作において、第1ページに第1の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態“0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態3”に変化させ、第1ページに第2の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態1”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態1”から“状態2”に変化させ、第2ページ、第1ページの順番でプログラムする場合、第2ページのプログラム動作において、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態2”に変化させ、第1ページのプログラム動作において、第2ページに第1の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態1”に変化させ、第2ページに第2の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするときは“状態2”から“状態3”に変化させ、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態2”を保持させる構成である。
この構成により、メモリセルの閾値電圧を正の方向に移動させることでプログラム動作が行われるように、メモリセルの“状態0”、“状態1”、“状態2”、“状態3”の閾値電圧分布と対応する第1又は第2の論理レベルのデータの割り当てを、プログラム動作を行うページの順番に応じて適宜変更するので、メモリセルの閾値電圧を負の方向に移動させる場合が発生せず、第1ページと第2ページをプログラムする順番に関わらず、任意のページ順番でプログラム動作を行うことができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、プログラム動作を行う際のページの順番を記憶するプログラム順番情報記憶手段を備え、前記制御回路は、前記プログラム順番情報を参照し、第1ページのみをプログラムしている状態、又は第1ページと第2ページとをプログラムしている状態の場合、第1ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態3”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態1”、“状態2”のとき、第2の論理レベルを出力し、第2ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態1”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態2”、“状態3”のとき、第2の論理レベルを出力し、第2ページのみをプログラムした状態の場合、第1ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧の状態に関係なく第1の論理レベルを出力し、第2ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態1”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態2”、“状態3”の場合、第2の論理レベルを出力する構成である。
この構成により、プログラム動作における前記データの割り当ての変更がリード動作に影響しないように、リード動作の際、第1ページと第2ページのプログラム順番情報を参照して、前記メモリセルの“状態0”、“状態1”、“状態2”、“状態3”の閾値電圧分布と対応するデータの割り当てが決定されるので、正しくデータを読み出すことができ、且つ最大2回のリード動作で読み出すことができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記制御手段が、前記メモリセルアレイへのプログラム動作と並行して、前記プログラム順番情報記憶手段へプログラム順番情報を記憶する動作を行う構成である。
この構成により、メモリセルアレイへのプログラム動作と並行して、プログラム順番情報記憶手段へのプログラム動作を行うことで、プログラム順番情報記憶手段へのプログラム動作にかかる時間を実効的になくすことができるため、メモリセルアレイのプログラム時間を増大させることなく、任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記制御手段は、前記メモリセルアレイへのリード動作と並行して、前記プログラム順番情報記憶手段に記憶されたプログラム順番情報のリード動作を行う構成である。
この構成により、メモリセルアレイへのリード動作と並行して、プログラム順番情報記憶手段に記憶されたデータのリード動作を行うことで、プログラム順番情報記憶手段へのリード動作にかかる時間を実効的になくすことができるため、メモリセルアレイのリード速度の高速化を保ちつつ、任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記プログラム順番情報記憶手段は、前記多値メモリセルと同一のワード線に接続されたメモリセルで構成される。
この構成により、プログラム順番情報記憶手段が、メモリセルと同一のワード線に接続されたメモリセルに構成されるので、メモリセルのリード動作又はプログラム動作時にワード線が選択されるとき、それと同時にプログラム順番情報記憶手段のメモリセルも選択されるため、プログラム順番情報記憶手段のメモリセルのリード動作又はプログラム動作の制御を容易に実現すると共に、メモリセルのリード動作とプログラム動作と並行して、プログラム順番情報記憶手段へのリード動作とプログラム動作を容易に行うことができる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記プログラム順番情報記憶手段が、前記多値メモリセルの“状態3”の閾値電圧でデータを記憶する構成である。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記プログラム順番情報記憶手段が、強誘電体メモリ(FeRAM)で構成される。
この構成により、プログラム順番情報記憶手段へのプログラム動作又はリード動作が高速化され、また、上書きが可能となることから、プログラム順番情報記憶手段へのプログラム動作の制御が容易となり、不揮発性半導体記憶装置の性能の向上が図られる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記メモリセルアレイが、NAND型メモリセルアレイで構成される。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記メモリセルアレイが、AND型多値メモリセルアレイで構成される。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記メモリセルアレイが、NOR型メモリセルアレイで構成される。
本発明により、データの読み出し動作の高速化を図るとともに、任意のページ順番で書き込み動作を行うことが可能な多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の概略構成を示す図である。図1において、メモリセルアレイ10は、複数のワード線と複数のビット線とを含み、複数のワード線と複数のビット線の交点にメモリセルがマトリクス状に配置されている。このメモリセルアレイ10にはワード線制御回路20とビット線制御回路40が接続されている。
ワード線制御回路20は、メモリセルアレイ10中の所定のワード線を選択し、読み出し(リード)、書き込み(プログラム)、消去に必要な電圧を印加する回路である。ローデコーダ30はワード線制御回路20を制御することで所定のワード線を選択する回路である。
ビット線制御回路40は、後述するように複数のデータラッチ回路を含み、ビット線を介してメモリセルアレイ10中のメモリセルのデータを読み出したり、ビット線を介してメモリセルアレイ10中のメモリセルの状態を検出(ベリファイ)したり、ビット線を介してメモリセルアレイ10中のメモリセルに書き込み電圧を印加してメモリセルに書き込みを行う回路である。また、ビット線制御回路40にはカラムゲート50、カラムデコーダ60、データ入出力バッファ70が接続されている。
ビット線制御回路40内のデータラッチ回路は、カラムゲート50とカラムデコーダ60によって選択され、データラッチ回路に読み出された多値メモリセルのデータは、データ入出力バッファ70を介してデータ入出力端子I/O[8:1]から外部へ出力される。また、外部からデータ入出力端子I/O[8:1]に入力された書き込みデータは、データ入出力バッファ70を介して、カラムゲート50、カラムデコーダ60によって選択されたデータラッチ回路に入力される。
制御回路80は、不揮発性半導体記憶装置200全体の制御を行う回路であり、ワード線制御回路20、ローデコーダ30、ビット線制御回路40、カラムゲート50、カラムデコーダ60、データ入出力バッファ70、高電圧発生回路90を制御することで、読み出し、書き込み、消去動作等の各種制御を行う。
制御回路80には、外部から入力されるチップイネーブル信号/CE、書き込みイネーブル信号/WEと、リードイネーブル信号/RE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトプロテクト信号/WP、レディー・ビジー信号RY/BYが入力されている。また、データ入出力端子I/O[8:1]から入力されるアドレス、データ、及びコマンドがデータ入出力バッファ回路70を介して制御回路80に入力される。
高電圧発生回路90は、不揮発性半導体記憶装置200が、読み出し、書き込み、消去動作を実行するのに必要な電圧を発生する回路である。
図2(a)、(b)は、不揮発性半導体記憶装置200に使用されるメモリセル、及びセレクトトランジスタの断面構造を示す図である。図2(a)は、メモリセルを示している。基板100にはメモリセルのソース、ドレインとしてのN型拡散層110が形成されている。基板100の上にはゲート絶縁膜120を介して浮遊ゲート130が形成され、この浮遊ゲート130の上には絶縁膜140を介して制御ゲート150が形成されている。図2(b)は、セレクトトランジスタを示している。基板100にはソース、ドレインとしてのN型拡散層160が形成されている。基板100の上にはゲート絶縁膜170を介して制御ゲート180が形成されている。
図3は、不揮発性半導体記憶装置200に使用されるNAND型メモリセルアレイの断面構造を示す図である。この例において、NAND型メモリセルアレイは、図2(a)に示す構成の32個のメモリセルM0〜M31が直列接続されて構成されている。NAND型メモリセルのドレイン側、ソース側には、図2(b)に示す構成のセレクトトランジスタS0とS1が設けられている。
図4は、不揮発性半導体記憶装置200のメモリセルアレイ10、及びビット線制御回路40の構成を示す図である。ビット線制御回路40は、複数のデータラッチ回路40−0〜40−16895を有している。各データラッチ回路40−0〜40−16895は、カラムゲート50を介してデータ入出力バッファ70に接続されている。
また、各データラッチ回路40−0〜40−16895には一対のビット線が接続される。すなわち、データラッチ回路40−0にはビット線BL0、BL1が接続され、データラッチ回路40−1にはビット線BL2、BL3が接続され、データラッチ回路40−16895にはビット線BL33790、BL33791が接続されている。
また、メモリセルアレイ10には複数のNAND型メモリセルが配置されている。1つのNAND型メモリセルは直列接続された32個のメモリセルM0〜M31と、このメモリセルM0に接続されたセレクトトランジスタS0と、メモリセルM31に接続されたセレクトトランジスタS1とにより構成されている。セレクトトランジスタS0はビット線BL0に接続され、セレクトトランジスタS1はソース線SRCに接続されている。各行に配置されたメモリセルM0〜M31の制御ゲートはワード線WL0〜WL31に共通接続されている。また、セレクトトランジスタS0はセレクト線SGDに共通接続され、セレクトトランジスタS1はセレクト線SGSに共通接続されている。
ブロック11は、32本のワード線を単位として構成され、このブロック単位でデータが消去される。セクタ12は1本のワード線に接続されたメモリセルで構成される。ここで、1本のワード線に接続されたメモリセルは2つのセクタから構成される。
具体的には、ワード線WL0に接続されたメモリセルを例に説明すると、偶数番目のビット線に接続されたメモリセル群から構成されるセクタ12(図4に図示されているセクタ12)と、奇数番目のビット線に接続されたメモリセル群から構成されるセクタ12から構成される。ここで、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200は1つのメモリセルに第1ページと第2ページの2ページ分のデータを格納するため、1つのセクタ12には2ページのデータが格納される。なお、ページとは、プログラム動作の際に一度に処理するデータ処理の単位である。
また、メモリセルアレイ10は、各セクタ12がどのようなページ順番で書き込まれた状態であるかの情報(プログラム順番情報)を記憶するセクタ情報格納領域13(プログラム順番情報記憶手段)を備える。セクタ情報格納領域13はメモリセルアレイ10内に配置され、ビット線BLFO、BLFEに接続されている。また、ワード線WL0〜WL31、セレクト線SGD、SGD、ソース線SRCにも接続されている。
ここで、ワード線WL0に接続され、偶数番目のビット線に接続されたセクタ12(図4に図示されているセクタ12)のセクタ情報は同一ワード線WL0に接続され、ビット線BLFEに接続されたメモリセルMFEに格納される。
同様に、ワード線WL0に接続され、奇数番目のビット線に接続されたセクタ12のセクタ情報は同一ワード線WL0に接続され、ビット線BLFOに接続されたメモリセルMFOに格納される。その他のワード線に関してもセクタ情報格納領域13は対象となるセクタに接続されたワード線に共通なメモリセルでビット線BLFE、BLFOに接続されたメモリセルに格納される。
セクタ情報格納領域13が接続されたビット線BLFE、BLFOにはビット線制御回路40内のデータラッチ回路40−Fが接続されている。すなわち、セクタ情報格納領域13に格納された情報はデータラッチ回路40−Fにより、読み出し、及び書き込みが行われる。
ここで、セクタ情報格納領域13に格納する情報(プログラム順番情報)として、具体的には、第1ページの書き込み動作(プログラム動作)が行われたか否かの情報が格納される。すなわち、セクタ情報格納領域13のメモリセルが消去状態の場合は、メモリセルへ第1ページのプログラム動作が行われていないことを示し、逆に書き込み状態の場合は、メモリセルへ第1ページのプログラム動作が行われていることを示す。ここで、セクタ情報格納領域13の書き込み状態のメモリセルの閾値電圧は「状態3」とする。
次に、本発明の実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の動作原理について図面を参照して説明する。図5(a)は、第2ページから第1ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図である。図5(b)は、第1ページから第2ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図である。図6(a)、(b)は、第2ページから第1ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を表に示したものである。図7(a)、(b)は、第1ページから第2ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を表に示したものである。
図5(a)、(b)に示すように、不揮発性半導体記憶装置200は、1つのメモリセルに2ビットのデータ、すなわち、1つのメモリセルに4つの異なる閾値電圧を有しており、「状態0」〜「状態3」がメモリセルの閾値電圧の低い方から高い方へと定義されている。消去を行うとメモリセルの閾値電圧は「状態0」となり、書き込み動作によりメモリセルは閾値電圧が高い「状態1」〜「状態3」に移動する。
1つのメモリセルに格納される2ビットのデータには、ページアドレスが異なる第1ページのデータと第2ページのデータが格納される。また、「状態0」〜「状態3」に格納される2ビットのデータにおいて、LSB(Least Significant Bit)側に第1ページのデータが、MSB(Most Significant Bit)側に第2ページのデータが割り当てられている。
ここで、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200は、ページを書き込む順番に応じて、すなわち、第1ページ、第2ページの順番でプログラムする(書き込む)のか、第2ページ、第1ページの順番でプログラムするのかに応じて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを変更してプログラム動作を行う。
データの割り当ての変更は、ページの書き込みの順番がいずれの場合であっても、メモリセルの閾値電圧を正の方向に移動することでプログラム動作が行われるように、閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを変更・決定する。よって、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200では、第2ページから第1ページの順番でプログラム動作を行うときに、データの割り当ての変更を行う。
図5(a)、図6(a)、(b)を参照して、データの割り当ての変更について詳細に説明する。まず、メモリセルの閾値電圧は、消去状態である「状態0」であるとする。第2ページのデータがメモリセルに書き込まれる場合であって、書き込みデータが“1”のとき、メモリセルの閾値電圧は「状態0」のままである。一方、書き込みデータが“0”のとき、メモリセルの閾値電圧は「状態2」に遷移させる。
ここで、第2ページのプログラム動作でデータ“0”をプログラムする場合、「状態2」のデータ“00”をデータ“01”に割り当てを変更して、「状態2」に遷移させる。すなわち、「状態2」のメモリセルは、第1ページ、第2ページの順番でプログラムする場合はデータ“00”であるが、第2ページからプログラムする場合はデータ“01”にデータが割り当てられてプログラム動作が行われる。第2ページのプログラム動作が完了した時点では、図6(a)に示すように、メモリセルの閾値電圧は「状態0」(データ“11”)と「状態2」(データ“01”)のいずれかの状態となっている。
次に、第1ページのデータが書き込まれる。この時、第2ページのプログラム動作により、閾値電圧が「状態0」のままのメモリセルに対して、外部から書き込みデータ“0”が供給された場合、メモリセルの閾値電圧は「状態1」とされる。一方、外部から書き込みデータ“1”が供給された場合、メモリセルの閾値電圧は「状態0」を保持する。
また、第2ページの書き込み動作により、閾値電圧が「状態2」になったメモリセルに対して、外部から書き込みデータ“0”が供給された場合、メモリセルのデータは「状態2」を保持する。一方、外部から書き込みデータ“1”が供給された場合、メモリセルのデータは「状態3」とされる。
ここで、従来技術と異なるのは、メモリセルが「状態2」の場合、すなわち、第2ページのプログラム動作でデータ“0”をプログラムした状態の場合、第1ページのプログラム動作でプログラムデータが“1”である場合に「状態2」から「状態3」に遷移させ、プログラムデータが“0”である場合に「状態2」を保持させることである。
すなわち、通常は、データが“0”の場合に閾値電圧を正の方向に遷移させ、データが“1”の場合に閾値電圧を保持するように制御するが、これに対し、不揮発性半導体記憶装置200は、始めに第2ページへデータ“0”のプログラム動作を行い、次に第1ページのプログラム動作を行うとき、その書き込みデータが“1”の場合に閾値電圧を正の方向に遷移させ、データが“0”の場合に閾値電圧を保持するように制御する。
一方、図5(b)、図7(a)、(b)に示すように、第1ページから第2ページの順番でプログラム動作を行う場合は、データの割り当てを変更する必要がないので、従来と同様にプログラム動作を行う。
この動作原理により、最初に第2ページのプログラム動作を行った場合、「状態2」のデータはデータ“01”であったが、その後に行われる第1ページのプログラム動作により「状態2」のデータは従来技術と同じデータ“00”に遷移する。よって、第2ページ、第1ページの順番でプログラム動作を行った後の、閾値電圧と対応するデータの割り当ては、従来通り、「状態0」がデータ“11”、「状態1」がデータ“10”、「状態2」がデータ“00”、「状態3」がデータ“01”に遷移する。
従って、第2ページ、第1ページの順番でプログラム動作を行っても、閾値電圧の遷移が正の方向に移動するように対応するデータと閾値電圧の割り当てが設定されてプログラムが行われるため、任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。
一方、第1ページ、第2ページの順番でプログラムを行った場合、及び第2ページ、第1ページの順番でプログラムを行った場合のいずれの場合でも、メモリセルの閾値電圧と対応するデータの値は「状態0」がデータ“00”、「状態1」がデータ“10”、「状態2」がデータ“00”、「状態3」がデータ“01”と従来技術で説明したものと同等になるため、メモリセルに格納されているデータを読み出す場合は、最大2回の読み出し動作で読み出すことが可能となる。
すなわち、第2ページのデータを読み出す場合、メモリセルの閾値電圧が「状態0」または「状態1」であると読み出されるデータはデータ“1”であり、メモリセルの閾値電圧が「状態2」または「状態3」であると読み出されるデータはデータ“0”となる。このため、第2ページのデータを読み出す場合は、メモリセルの閾値電圧が「状態1」以下か、「状態2」以上かの1回の読み出し動作のみで判断できる(第2ページの読み出しワード線電位B)。
これに対して、第1ページのデータを読み出す場合、メモリセルの閾値電圧が「状態0」または「状態3」であると読み出されるデータはデータ“1”であり、メモリセルの閾値電圧が「状態1」または「状態2」であると読み出されるデータはデータ“0”となる。従って、第1ページのデータを読み出す場合は、メモリセルの閾値電圧が「状態0」か「状態1」以上かの判断と、メモリセルの閾値電圧が「状態2」以下か「状態3」かの判断の合計2回の読み出し動作が必要である(第1ページの読み出しワード線電位A、C)。
従って、第1ページ、第2ページの読み出し動作において、読み出し回数は第2ページ読み出しの場合は読み出し回数1回、第1ページ読み出しの場合は読み出し回数2回であり、最大2回の読み出し回数で読み出し動作を行うことができ、高速読み出しが可能である。
すなわち、この動作原理によれば、1つのメモリセルに格納される複数ページのデータがどのようなページ順番でプログラムされるかに応じて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを可変にしてプログラム動作を行うよう制御され、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当ては、以後に行われるプログラム動作でメモリセルの閾値電圧が正の方向に遷移できるような閾値電圧値に設定される。
従って、以後のプログラム動作でメモリセルの閾値電圧を負に遷移させるような場合を発生させないようにすることができるため、正しくメモリセルの閾値電圧を設定することが可能となり、任意のページ順番でのプログラム動作を実現することができる。更に、最大2回の読み出し回数で読み出し動作を行うことができるため、高速読み出しと任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。
ここで、読み出し動作において、第1ページ、第2ページの順番でプログラムした場合、第2ページ、第1ページの順番でプログラムした場合以外に、第1ページのみプログラムした場合、及び第2ページのみプログラムした場合も含めて読み出し動作を行う場合を考える。図5(a)、(b)に示すように、「状態0」(データ“11”)、「状態1」(データ“10”)、「状態3」(データ“01”)のメモリセルのデータは、上記いずれの場合でも常にメモリセルのデータが同じである。
一方、「状態2」のメモリセルのデータは第1ページ、第2ページの順番でプログラムした場合、第2ページ、第1ページの順番でプログラムした場合、及び第1ページのみプログラムした場合はデータ“00”であるが、第2ページのみプログラムした場合はデータ“01”となる。「状態2」のデータの割り当てがメモリセルがどのような順番でプログラムしたかに応じて異なるため、上記した特許文献1記載の読み出し方法では正しく読み出すことができない。
データを正しく読み出すためには、メモリセルがどのようなページ順番でプログラムされているかの情報(プログラム順番情報)を把握しておき、「状態2」のデータがどのようになっているかを判断する必要がある。これらを実現するために、メモリセルが現在どのようなページ順番でプログラムされているかの情報を格納するセクタ情報格納領域13(プログラム順番情報記憶手段)を搭載し、セクタ情報格納領域13に格納されたデータに基づいて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを決定して読み出し動作を行うことで、メモリセルがどのようなページ順番でプログラムされた場合でも正しく読み出し動作を行うことが可能となる。
以上、この動作原理では、複数ページをどのような順番でプログラムしたかの情報を記憶するセクタ情報格納領域13を備え、複数ページをどのような順番でプログラムするかに応じて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを可変にしてプログラム動作を行う。また、セクタ情報格納領域13に格納されたデータに基づいて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを決定して読み出し動作を行うようにすることで、メモリセルがどのようなページ順番でプログラムされた場合であっても、正しく読み出し動作を行うことが可能となる。更に、複数ページのプログラム動作において、あるページのプログラムが完了した時点で電源遮断を行っても、セクタ情報格納領域13にどのようなページ順番でプログラムしたかの情報が格納されているため、再度電源投入した後でも残りのページのプログラム動作を行うことが可能となり、不揮発性半導体記憶装置200の使い勝手の向上とアドレス空間の効率的な利用が可能となる。
続けて、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の読み出し動作(リード動作)、及び書き込み動作(プログラム動作)について、図8、図9、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
始めに、第1ページの読み出し動作について説明する。図8(a)に、第1ページの読み出し動作のフローチャートを示す。第1ページの読み出し動作は、対象となるワード線を選択して、ワード線電圧がCの状態で読み出し動作を行う第1のリード動作(ステップS11)と、ワード線電圧がAの状態で読み出し動作を行う第2のリード動作(ステップS12)の2回の読み出し動作が行われる。
第1のリード動作では、メモリセルの閾値電圧が「状態2」以下か「状態3」かの判定行い、第2のリード動作では、メモリセルの閾値電圧が「状態0」か「状態1」以上かの判定を行う。
続けて、不揮発性半導体記憶装置200は、セクタ情報格納手段13に格納されているセクタ情報を参照して、第1ページのプログラム動作の有無を判断する(ステップS13)。これは、上述したように「状態2」のメモリセルのデータがどのようなページ順番でプログラムしたかによって、データ“01”の場合と、データ“00”の場合があり、すなわち、第1ページのデータが“1”の場合と“0”の場合があり得るため、上記2回の読み出し動作では第1ページのデータを判定することができないからである。
よって、ステップS13での判断により、セクタ情報格納領域のデータがプログラム状態であると判定された場合、すなわち、第1ページのプログラム動作が完了しているときは、「状態2」のメモリセルのデータは“00”であり、データラッチ回路に格納されたデータを出力することで読み出し動作を行う(ステップS14、S15)。
一方、ステップS13での判断により、セクタ情報格納領域のデータが消去状態であると判定された場合、すなわち、第1ページのプログラム動作が完了していないときは、「状態2」のメモリセルのデータは“01”の場合があるので、2回の読み出し動作で読み出すことができないが、第1ページのプログラム動作が行われていないため、データラッチ回路に格納されたデータに関係なく、データ“1”を出力することで第1ページの読み出し動作を行う(ステップS16、S17)。
次に、第2ページの読み出し動作について説明する。図8(b)に、第2ページの読み出し動作のフローチャートを示す。第2ページの読み出し動作は、対象となるワード線を選択して、ワード線電圧がBの状態で読み出し動作を行う(ステップS21)。この第1の読み出し動作では、メモリセルの閾値電圧が「状態1」以下か「状態2」以上かの判定を行う。ここで、メモリセルの第2ページのデータは、どのようなページ順番でプログラム動作を行っても「状態0」と「状態1」がデータ“1”であり、「状態2」と「状態3」がデータ“0”であるため、セクタ情報格納領域に格納されたデータ(第1ページがプログラムされたか否かの情報)に関係なく、データラッチ回路に格納されたデータを出力することで、第2ページの読み出し動作を行う(ステップS22、S23)。
次に、第1ページの書き込み動作について説明する。図9に、第1ページの書き込み動作のフローチャートを示す。始めに、外部からプログラムデータをデータラッチ回路に入力する(ステップS31)。次に、プログラム動作を行う前に、対象となるワード線を選択して、ワード線電圧がBの状態で読み出し動作を行う(ステップS32)。ワード線電圧がBの状態で読み出し動作を行うことで、第2ページのデータを読み出すことができる。この読み出し動作によりプログラムしようとするセクタが既に第2ページがプログラムされているか否かを判定する(ステップS33)。
ここで、第2ページのプログラム動作が行われていない場合、図5(b)に示す第1ページのプログラム動作が行われる(ステップS34)。そして、プログラム動作の後、メモリセルが正しくプログラムされたか否かを確認するベリファイ動作が行われる(ステップS35)。ベリファイ動作時のワード線電圧は「状態1」にプログラムされたか否かを判断するためにA’の電圧が印加される。
これらのプログラム動作とベリファイ動作はベリファイ動作でパスするまで繰り返し行われる(ステップS36)。ベリファイ動作でパスした場合、第1ページのプログラム動作を終了させ、次に、セクタ情報格納領域の対象となるメモリセルに第1ページのプログラム動作が完了したことを示すためのプログラム動作が行われる(ステップS42)。これにより、第1ページのプログラム動作が完了する(ステップS43)。
一方、ステップS33で第2ページのプログラム動作が行われている場合、図5(a)に示す第1ページのプログラム動作を実行する。このとき、「状態2」の閾値電圧のメモリセルに対して、第1ページのデータが“1”の場合にプログラム動作が行われ、“0”の場合に閾値電圧を保持させるという、データが“1”の場合に閾値電圧を正に移動させる動作が行われる。よって、メモリセルの閾値電圧が「状態2」の場合、データラッチ回路に書き込まれたデータを反転させる(ステップS37)。
上記、メモリセルの閾値電圧が「状態2」であるデータラッチ回路のプログラムデータを反転させた後、第1ページのプログラム動作が行われる(ステップS38)。第1ページのプログラム動作終了後、第1と第2のベリファイ動作が行われる(ステップS39、S40)。ここで、ベリファイ動作時のワード線電圧は「状態1」、「状態3」にプログラムされたか否かを判断するために第1のベリファイ動作はA’の電圧が、第2のベリファイ動作はC’の電圧が印加される。
これらのプログラム動作とベリファイ動作はベリファイ動作でパスするまで繰り返し行われる(ステップS41)。ベリファイ動作でパスした場合、第1ページのプログラム動作を終了させ、次に、セクタ情報格納領域の対象となるメモリセルに第1ページのプログラム動作が完了したことを示すためのプログラム動作が行われる(ステップS42)。これにより、第1ページのプログラム動作が完了する(ステップS43)。
次に、第2ページの書き込み動作について説明する。図10に、第2ページの書き込み動作のフローチャートを示す。始めに、外部からプログラムデータをデータラッチ回路に入力する(ステップS51)。次に、プログラム動作を行う前に、対象となるワード線を選択して、ワード線電圧がAの状態で読み出し動作を行う(ステップS52)。ワード線電圧がAの状態で読み出し動作を行うことで、第1ページのデータを読み出すことができる。これと同時にセクタ情報格納領域13に格納された情報(第1ページがプログラムされたか否かの情報)を読み出す。この読み出し動作によりプログラムしようとするセクタが既に第1ページがプログラムされているか否かを判定する(ステップS53)。
ここで、第1ページのプログラム動作が行われていない場合、図5(a)に示す第2ページのプログラム動作を行う(ステップS54)。プログラム動作のあと、メモリセルが正しくプログラムされたか否かのベリファイ動作を行う(ステップS55)。ベリファイ動作時のワード線電圧は「状態2」にプログラムされたか否かを判断するためにB’の電圧が印加される。これらのプログラム動作とベリファイ動作はベリファイ動作でパスするまで繰り返し行われる(ステップS56)。ベリファイ動作でパスした場合、第2ページのプログラム動作が完了する(ステップS57)。
一方、ステップS53で第1ページのプログラム動作が行われている場合、図5(b)に示す第2ページのプログラム動作が行われる(ステップS58)。第2ページのプログラム動作終了後、第1と第2のベリファイ動作が行われる(ステップS59、S60)。ここで、ベリファイ動作時のワード線電圧は「状態2」、「状態3」にプログラムされたか否かを判断するために第1のベリファイ動作はB’の電圧が、第2のベリファイ動作はC’の電圧が印加される。これらのプログラム動作とベリファイ動作はベリファイ動作でパスするまで繰り返し行われる(ステップS61)。ベリファイ動作でパスした場合、第2ページのプログラム動作が完了する(ステップS62)。
このように、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200は、1つのメモリセルに格納される複数ページのデータがどのようなページ順番でプログラムされるかに応じて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを可変にしてプログラム動作を行うよう制御する。ここで、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当ては、以後に行われるプログラム動作でメモリセルの閾値電圧が正の方向に遷移できるような閾値電圧値に設定されている。従って、以後のプログラム動作でメモリセルの閾値電圧を負に遷移させるような場合を発生させないようにすることができるため、正しくメモリセルの閾値電圧を設定することが可能となり、任意のページ順番でのプログラム動作を実現することができる。更に、読み出し動作も最大2回の読み出し動作で行うことができ、従来と同様高速読み出しが可能である。
すなわち、従来の不揮発性半導体記憶装置が第1ページ、第2ページの順番でしかプログラムできなかったのに対し、本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200は、第1ページ、第2ページの順番だけでなく、第2ページ、第1ページの順番でもプログラムを行うことができる。任意のページ順番でのプログラム動作を実現するために、第1ページと第2ページをどのような順番でプログラムするかに応じて、メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを可変にしてプログラム動作を行う。
また、複数ページのプログラム動作において、あるページのプログラムが完了した時点で電源遮断を行っても、プログラム順番情報格納手段であるセクタ情報格納領域13にどのようなページ順番でプログラムしたかの情報が格納されているため、再度電源投入した後でも残りのページのプログラム動作を行うことが可能となり、不揮発性半導体記憶装置の使い勝手の向上とアドレス空間の効率的な利用が可能となる。
本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200では、セクタ情報格納領域13へ格納する情報として第1ページのプログラム動作が行われたか否かの情報を格納する場合を例に説明したが、これに限られず、第2ページのプログラム動作が行われたか否か、あるいは、始めに第1ページのプログラム動作が行われたか否か、あるいは、始めに第2ページのプログラム動作が行われたか否かの情報等を格納するようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、セクタ情報格納領域13に格納された情報はデータラッチ回路40−Fにより読み出し、及び書き込みが行われるが、これらの動作を対象のセクタ12の読み出し、書き込み動作と並行して行うことも可能である。
このように、メモリセルアレイ10へのプログラム動作と並行して、セクタ情報格納領域13へのプログラム動作を行うことで、セクタ情報格納領域13へのプログラム動作にかかる時間を実効的になくすことができるため、メモリセルアレイへのプログラム時間を増大させることなく、任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。また、メモリセルアレイへの読み出し動作と並行して、セクタ情報格納領域13に格納されたデータの読み出し動作を行うことで、セクタ情報格納領域13への読み出し動作にかかる時間を実効的になくすことができるため、メモリセルアレイへの読み出し速度の高速化を保ちつつ、任意のページ順番でのプログラム動作が可能となる。
また、セクタ情報格納領域13は、メモリセルアレイ10の内部に構成する例について説明したが、これに限られず、メモリセル10とは別に外部に構成してもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について図面を参照して説明する。
図11は、本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の構成を示す図である。図11において、前述した実施の形態1と同一機能の構成要素には同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。ここでは構成が異なる部分のみを説明する。
図11と実施の形態1で示した図4との相違点は、セクタ情報格納領域の構成が異なる点である。実施の形態1では、セクタ情報格納領域13はメモリセルアレイ10内に配置されていたが、実施の形態2では、セクタ情報格納領域は強誘電体メモリ(FeRAM)300で構成されている。
このように、セクタ情報格納領域を高速読み出しと高速書き込み、及び上書き書き込みが可能な強誘電体メモリ(FeRAM)300で構成することで、セクタ情報格納領域への書き込み、読み出し動作の高速化が可能となるだけでなく、上書き書き込みが可能であることからセクタ情報格納領域へのセクタ情報書き込み動作の制御容易性が可能となる。従って、任意のページ順番でのプログラム動作が可能な不揮発性半導体記憶装置の性能向上を図ることが可能となる。本実施の形態2のリード動作とプログラム動作は前述した実施の形態1で説明したものと同様であるため、その詳細な説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の不揮発性半導体記憶装置は、上述の例示にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更等を加えたものに対しても有効である。
例えば、多値技術に関しては、2bit/cellに限られず、それ以上であっても良い。また、本実施の形態では、NAND型メモリセルアレイで構成される例について説明したが、これに限られず、AND型メモリセルアレイ、NOR型メモリセルアレイであっても良い。
本発明の多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置は、データの読み出し動作の高速化を図るとともに、任意のページ順番で書き込み動作を行うことが可能な不揮発性半導体記憶装置として有用である。
本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の概略構成を示す図 不揮発性半導体記憶装置200に使用されるメモリセル、及びセレクトトランジスタの断面構造を示す図 不揮発性半導体記憶装置200に使用されるNAND型メモリセルアレイの断面構造を示す図 不揮発性半導体記憶装置200のメモリセルアレイ、及びビット線制御回路の構成を示す図 (a)第2ページ、第1ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図、(b)第1ページ、第2ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図 第2ページ、第1ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図 第1ページ、第2ページの順番で書き込む場合における、メモリセルのデータとメモリセルの閾値電圧分布との関係を示す図 本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の読み出し動作(リード動作)を説明するフローチャート 本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の書き込み動作(第1ページプログラム動作)を説明するフローチャート 本実施の形態1の不揮発性半導体記憶装置200の書き込み動作(第2ページプログラム動作)を説明するフローチャート 本実施の形態2の不揮発性半導体記憶装置200の構成を示す図 特許文献1に記載されている不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの閾値電圧分布とデータとの関係、及び書き込み、読み出し方法を示す図 特許文献1に記載されている不揮発性半導体記憶装置のメモリセルのデータと書き込み、読み出しデータとの関係を示す図
符号の説明
10 メモリセルアレイ
11 ブロック
12 セクタ(2ページ)
13 セクタ情報格納領域
20 ワード線制御回路
30 ローデコーダ
40 ビット線制御回路
40−0〜40−16895、40−F データラッチ回路
50 カラムゲート
60 カラムデコーダ
70 データ入出力バッファ
80 制御回路
90 高電圧発生回路
200 不揮発性半導体記憶装置
300 強誘電体メモリ(FeRAM)
M0〜M31 メモリセル
S0、S1 セレクトトランジスタ
WL0〜WL31 ワード線
BL0〜BL33791、BLFE、BLFO ビット線
SGD、SGS セレクト線
SRC ソース線

Claims (12)

  1. 複数ページのデータを記憶する多値メモリセルにより構成されるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイからデータを読み出すリード動作と、前記メモリセルアレイに対してページ単位でデータを書き込むプログラム動作とを行うデータ処理回路と、
    前記データ処理回路の動作を制御する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記多値メモリセルの閾値電圧を正の方向に遷移させることでプログラム動作が行われるように、プログラム動作を行うページの順番に応じて、前記多値メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータの割り当てを変更する不揮発性半導体記憶装置。
  2. プログラム動作を行う際のページの順番を記憶するプログラム順番情報記憶手段を備え、
    前記制御回路は、前記プログラム順番情報を参照して、前記メモリセルの閾値電圧分布と対応するデータを決定してリード動作を行う請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. “状態0”、前記“状態0”より閾値電圧が高い“状態1”、前記“状態1”より閾値電圧が高い“状態2”、前記“状態2”より閾値電圧が高い“状態3”の異なる閾値電圧に、第1ページと第2ページのデータを割り当てて記憶する多値メモリセルにより構成されるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイに対して、外部から供給される第1又は第2の論理レベルのデータをページ単位で書き込むプログラム動作と、前記メモリセルアレイからデータを読み出すリード動作とを行うデータ処理回路と、
    プログラム動作を行うページの順番に応じて、前記データ処理回路の動作を制御する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    第1ページ、第2ページの順番でプログラムする場合、
    第1ページのプログラム動作において、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態1”に変化させ、
    第2ページのプログラム動作において、第1ページに第1の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態3”に変化させ、第1ページに第2の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態1”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態1”から“状態2”に変化させ、
    第2ページ、第1ページの順番でプログラムする場合、
    第2ページのプログラム動作において、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態2”に変化させ、
    第1ページのプログラム動作において、第2ページに第1の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするとき“状態0”を保持し、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態0”から“状態1”に変化させ、第2ページに第2の論理レベルが格納されている場合、第1の論理レベルをプログラムするときは“状態2”から“状態3”に変化させ、第2の論理レベルをプログラムするとき“状態2”を保持させる不揮発性半導体記憶装置。
  4. プログラム動作を行う際のページの順番を記憶するプログラム順番情報記憶手段を備え、
    前記制御回路は、前記プログラム順番情報を参照し、
    第1ページのみをプログラムしている状態、又は第1ページと第2ページとをプログラムしている状態の場合、
    第1ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態3”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態1”、“状態2”のとき、第2の論理レベルを出力し、
    第2ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態1”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態2”、“状態3”のとき、第2の論理レベルを出力し、
    第2ページのみをプログラムした状態の場合、
    第1ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧の状態に関係なく第1の論理レベルを出力し、第2ページのリード動作において、多値メモリセルの閾値電圧が“状態0”、“状態1”のとき、第1の論理レベルを出力し、多値メモリセルの閾値電圧が“状態2”、“状態3”の場合、第2の論理レベルを出力する請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御手段は、前記メモリセルアレイへのプログラム動作と並行して、前記プログラム順番情報記憶手段へプログラム順番情報を記憶する動作を行う請求項2又は請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記制御手段は、前記メモリセルアレイへのリード動作と並行して、前記プログラム順番情報記憶手段に記憶されたプログラム順番情報のリード動作を行う請求項2、請求項4、又は請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記プログラム順番情報記憶手段は、前記多値メモリセルと同一のワード線に接続されたメモリセルで構成される請求項2又は請求項4から6いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記プログラム順番情報記憶手段は、前記多値メモリセルの“状態3”の閾値電圧でデータを記憶する請求項4又は請求項5から7いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記プログラム順番情報記憶手段は、強誘電体メモリ(FeRAM)で構成される請求項2又は請求項4から7いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記メモリセルアレイは、NAND型メモリセルアレイで構成される請求項1から9いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 前記メモリセルアレイは、AND型メモリセルアレイで構成される請求項1から9いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  12. 前記メモリセルアレイは、NOR型メモリセルアレイで構成される請求項1から9いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
JP2005379641A 2005-12-28 2005-12-28 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置 Expired - Fee Related JP4233563B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005379641A JP4233563B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置
US11/593,607 US7623372B2 (en) 2005-12-28 2006-11-07 Nonvolatile semiconductor memory for storing multivalued data
CNA2006101712850A CN1992082A (zh) 2005-12-28 2006-12-28 用于存储多值数据的非易失性半导体存储器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005379641A JP4233563B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007179701A JP2007179701A (ja) 2007-07-12
JP4233563B2 true JP4233563B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=38214263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005379641A Expired - Fee Related JP4233563B2 (ja) 2005-12-28 2005-12-28 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7623372B2 (ja)
JP (1) JP4233563B2 (ja)
CN (1) CN1992082A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10255971B2 (en) 2014-03-18 2019-04-09 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1391466B1 (it) 2008-07-09 2011-12-23 Micron Technology Inc Rilevamento di una cella di memoria tramite tensione negativa
KR101544607B1 (ko) * 2008-10-28 2015-08-17 삼성전자주식회사 메모리 장치 및 그 프로그램 방법
KR20100050789A (ko) * 2008-11-06 2010-05-14 삼성전자주식회사 메모리 장치 및 그것을 포함하는 메모리 시스템
US8094495B2 (en) 2008-11-25 2012-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Nonvolatile memory device
JP5410737B2 (ja) * 2008-11-25 2014-02-05 三星電子株式会社 不揮発性半導体記憶装置
CN102576708B (zh) 2009-10-30 2015-09-23 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
KR101752348B1 (ko) 2009-10-30 2017-06-29 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
KR20190124813A (ko) 2009-11-20 2019-11-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치
CN102436849B (zh) * 2011-12-02 2015-03-11 南京大学 一种局部俘获型快闪存储器实现多值/多位存储的操作方法
KR102005709B1 (ko) * 2012-10-22 2019-08-01 삼성전자 주식회사 메모리 장치 구동 방법 및 메모리 시스템
JP6516978B2 (ja) 2013-07-17 2019-05-22 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
KR20160073834A (ko) * 2014-12-17 2016-06-27 에스케이하이닉스 주식회사 메모리 시스템 및 메모리 시스템 동작 방법
US11099781B2 (en) 2018-07-19 2021-08-24 Silicon Motion, Inc. Flash memory controller, flash memory module and associated electronic device

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3210259B2 (ja) 1996-04-19 2001-09-17 株式会社東芝 半導体記憶装置及び記憶システム
JP3740212B2 (ja) 1996-05-01 2006-02-01 株式会社ルネサステクノロジ 不揮発性半導体記憶装置
JP3062730B2 (ja) 1996-07-10 2000-07-12 株式会社日立製作所 不揮発性半導体記憶装置および書込み方法
CN100359601C (zh) * 1999-02-01 2008-01-02 株式会社日立制作所 半导体集成电路和非易失性存储器元件
KR100388179B1 (ko) 1999-02-08 2003-06-19 가부시끼가이샤 도시바 불휘발성 반도체 메모리
JP2001093288A (ja) 1999-09-20 2001-04-06 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置
US6657891B1 (en) 2002-11-29 2003-12-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device for storing multivalued data
KR100512181B1 (ko) * 2003-07-11 2005-09-05 삼성전자주식회사 멀티 레벨 셀을 갖는 플래시 메모리 장치와 그것의 독출방법 및 프로그램 방법
JP2005235287A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Nec Electronics Corp 不揮発性半導体記憶装置のプログラミング方法、プログラミング装置、及び、不揮発性半導体記憶装置
JP4427361B2 (ja) 2004-03-16 2010-03-03 株式会社東芝 不揮発性半導体メモリ
JP4713867B2 (ja) * 2004-09-22 2011-06-29 株式会社東芝 メモリコントローラ,メモリ装置及びメモリコントローラの制御方法
US7120051B2 (en) * 2004-12-14 2006-10-10 Sandisk Corporation Pipelined programming of non-volatile memories using early data
JP4768256B2 (ja) * 2004-12-16 2011-09-07 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP4874566B2 (ja) * 2005-04-11 2012-02-15 株式会社東芝 半導体記憶装置
JP2007003868A (ja) 2005-06-24 2007-01-11 Sony Corp 撮像装置に用いられるレンズ移動機構及び撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10255971B2 (en) 2014-03-18 2019-04-09 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method
US10431298B2 (en) 2014-03-18 2019-10-01 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method
US10790017B2 (en) 2014-03-18 2020-09-29 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method
US10937490B2 (en) 2014-03-18 2021-03-02 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method
US11270765B2 (en) 2014-03-18 2022-03-08 Toshiba Memory Corporation Nonvolatile memory and writing method
US11763883B2 (en) 2014-03-18 2023-09-19 Kioxia Corporation Nonvolatile memory and writing method

Also Published As

Publication number Publication date
US20070153574A1 (en) 2007-07-05
JP2007179701A (ja) 2007-07-12
CN1992082A (zh) 2007-07-04
US7623372B2 (en) 2009-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4233563B2 (ja) 多値データを記憶する不揮発性半導体記憶装置
US9230658B2 (en) Method of storing data on a flash memory device
KR100926195B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치
JP3913704B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びこれを用いた電子装置
US8897066B2 (en) Method of programming nonvolatile memory device
JP3938309B2 (ja) リードディスターブを緩和したフラッシュメモリ
JP4892307B2 (ja) 不揮発性半導体格納装置
US7839678B2 (en) NAND type flash memory and write method of the same
JP4828938B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその駆動方法
JP2008251138A (ja) 不揮発性半導体メモリ、不揮発性半導体メモリの制御方法、不揮発性半導体メモリシステム、及びメモリカード
JP5204069B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US7864590B2 (en) Non-volatile memory device and method of operating the same
US20090055579A1 (en) Semiconductor memory device for simultaneously programming plurality of banks
JP4980914B2 (ja) 半導体装置およびその制御方法
KR101598379B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억장치
KR20090068620A (ko) 불휘발성 메모리 소자의 동작 방법
KR20100013947A (ko) 불휘발성 메모리 장치의 멀티 레벨 셀 프로그램 방법
JP5420215B2 (ja) 半導体装置及びその制御方法
KR20090095086A (ko) 플래시 메모리 장치 및 그것의 소거 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071113

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees