JP2002067688A - 車両窓用日除けブラインドを格納した自動車及びルーフに格納できる車両窓用日除けブラインド - Google Patents

車両窓用日除けブラインドを格納した自動車及びルーフに格納できる車両窓用日除けブラインド

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JP2002067688A JP2001216291A JP2001216291A JP2002067688A JP 2002067688 A JP2002067688 A JP 2002067688A JP 2001216291 A JP2001216291 A JP 2001216291A JP 2001216291 A JP2001216291 A JP 2001216291A JP 2002067688 A JP2002067688 A JP 2002067688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフ内室に格納できここから引き出して窓
を覆うことができる車両窓用日除けブラインド及びこの
ブラインドを設けた自動車を提供する。 【解決手段】 自動車は日除け窓ブラインド13を装備
し、この日除け窓ブラインドの主要な機械部品はルーフ
内室6内に格納されている。日除け窓ブラインド13は
ガイドレールがない。ブラインドシート14はそれ自体
が十分な曲げ剛性を有し又は案内される案内押し棒4
2,43によってその前側の端縁21が担持され、前側
又は下側の端縁が当該の窓ガラス8に接触させられる。
ブラインドシート14を伸縮させるために歯車電動機2
5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の窓用の日除
けブラインドを格納可能な自動車及びルーフに格納され
る日除けブラインドに関する。
【0002】
【従来の技術】前面ガラスのはね上げ式サンバイザーに
代わるブラインドがDE−2815821A1により知
られている。このブラインドは、鋼製のスライドルーフ
の手前でルーフに回転可能に支承された巻取り軸にブラ
インドシートの一方の端縁が固定されているものであ
る。ブラインドシートの幅は慣用のサンバイザーの幅に
相当する。即ち、その幅は前面ガラス窓の幅より小さ
い。
【0003】ブラインドシートは巻取り軸の反対側の端
縁に補強棒を備えている。また、ブラインドシートの前
端縁を窓の内面に支え、かつブラインドシートを移動す
るために、補強棒に押さえ部材とグリップがある。
【0004】これで、ブラインドシートがそれぞれの引
出し位置に保持され、また、補強棒の一端に固着したば
ね帯金が設けられて前端縁を窓ガラスに押し付けるよう
になっている。ばね帯金は、ブラインドシートがルーフ
内室に出入りするルーフ前端縁のスロットを通る。ここ
においては、ばね帯金は、2つの互いに間隔をおいた固
定位置で案内される。この案内は、ばね帯金に形成され
た長穴とルーフに固設された適宜なボルト又はピンとに
よって行なわれる。
【0005】公知の日除けブラインドを引き延ばすに
は、使用者が補強棒のグリップを掴み、このグリップに
よりブラインドシートを所望の高さへ引き出さなければ
ならない。その際、ばね帯金もルーフから一緒に引き出
される。巻取り軸内にあってブラインドシートの巻取り
方向に働くばねがブラインドシートを伸出させた状態か
らルーフ内に再び引き戻さないように、ばね帯金は、案
内中に摩擦によって使用者が選定した位置に留められ
る。
【0006】日除けブラインドを収縮させる(巻き戻し
乃至格納させる)には、使用者が補強棒のグリップによ
りばね帯金をルーフ内へ押し戻さなければならない。こ
の押し戻しと同時に巻取り軸のばねが巻取り軸をブライ
ンドシートの巻取り方向へ回転させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、主要
な部分がルーフの内に格納された遠隔操作式日除け又は
窓ブラインドと、このブラインドルーフ内に格納できる
自動車を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、車両窓
用日除けブラインドを、内部にルーフ内室を有するルー
フと、このルーフに隣接する窓と、ルーフ内室と窓に隣
接しルーフ内室に連通してルーフに設けられたブライン
ドスロットとを有する自動車に用いられるもので、ルー
フ内室内に格納可能であると共にブラインドスロットを
通して引き出され窓の上端部から始まって窓の上面を覆
うことができるブラインドシートと、ブラインドシート
をその引き出し端縁でルーフ内室から引き出し、ブライ
ンドシートをルーフ内室内に引き込むことを選択的に行
ない、ブラインドシートの引き出し端を窓上の任意の位
置に遠隔操作により設定保持するための駆動システムと
で構成して解決される。
【0009】更に、本発明の課題は、自動車に、所定の
形状を有するルーフ外板とルーフ内板との間に形成され
たル−フ内室を有する所定形状のルーフと、ルーフに隣
接して設けられた窓と、ルーフ内室と窓に隣接しルーフ
内室に連通してルーフに設けられたブラインドスロット
と、ブラインドスロットを通ってルーフ内室から引き出
し又はルーフ内室内に収納できるブライドシートと、上
記の車両窓用日除けブラインドとを設けることによって
達成される。
【0010】車両において、ルーフは、通常、車体外郭
の構成部分であるルーフ外板と、ルーフ区域内の車体補
強構造を視覚的に隠蔽するルーフ内板とから成る。新規
な窓ブラインド又は車両では、このルーフ内室は、窓ブ
ラインドのすべての主要な機械部品を格納するために使
用される。特に、内室にはブラインドを遠隔操作で伸縮
(乃至は引き出し・格納)させることができる駆動装置
もある。そこで、例えば、この構成にすると、運転者は
手が届かないブラインド(窓ブラインド)を遠隔操作に
より操作することができることになる。
【0011】この新規な構成の重要な利点は、ブライン
ド用出口スロットが車両の上部にあるので、何か小片が
思いがけなくスロットから入り込むという危険がないこ
とにある。これに対して、従来のように、窓保護ブライ
ンド又は後部窓ブラインドがリヤシェルフ又はその下に
設置されている場合には、出口スロットが上向きに開い
ているために、物がスロットを通って落下し易いからこ
のような危険が生じる恐れがある。
【0012】しかも、本発明に係る窓保護ブラインドで
は、出口スロットには覆い板が必ずしも必要でない。
【0013】伸出の際に、ブラインド下端又は前端が先
行して上から出て来るので、車両に特に良好な遮光効果
が得られる。即ち、邪魔な日光は上方から入射するか
ら、当該の窓の上部を遮光することができれば、遮光効
果が極めて効果的である。窓の上部区域の遮光だけが必
要な場合でも、下から引き出す形式のブラインドではこ
れを上縁まで常に完全に伸出しなければならないが、本
発明の場合は、窓の下部は開放したままでよいので、当
該の窓の視野をあまり狭くせずにすむという利点があ
る。
【0014】本発明に用いられる車両のルーフは形状が
定まっている。そこで、ルーフは車体外郭と一体の構成
部分であってもよいが、車体下部から取り外されるハー
ドトップであってもよい。特に、本発明に係るブライン
ドは、ルーフに格納する関係上、ハードトップ形スポー
ツカーに適している。
【0015】本発明に係る窓保護ブラインドで遮光する
ことができる窓は、とりわけ後部窓が好適である。太陽
の高さが高くなった場合には後部窓からは極めて多くの
光が車室に差し込み、そこに大きな温度上昇が生じるか
らである。ところが、新規な解決策においては、後部窓
ガラスは、例えば、ステーションワゴン又はオフロード
車の後部ドアにある後部窓におけるように、必ずしもル
ーフに不動に固着されているとは限らない。
【0016】新規な窓保護ブラインドを採用することが
できる別の窓は、在来のはね上げ式サンバイザーに代わ
って前面ガラス窓であるが、勿論、側面窓即ち不動の側
面窓及びサイドドアの側面窓にも採用できる。
【0017】ブラインドシートは、本来的に押圧力に対
して強い材料又は小さな半径で巻き取ることが可能な比
較的薄いシートから成る。
【0018】なお、本来的に押圧力に対して強いブライ
ンドシートは、外から見える押し部材も巻取り軸も必要
でなく、張った状態でルーフ内室に格納されるという利
点をもたらす。
【0019】ルーフのブラインドシートを横切る方向の
反りが小さい場合には、ブラインドシートを巻き取る巻
取り軸を用いることが適している。ブラインドシートの
運動方向にルーフがあまり場所をとらないからである。
【0020】ルーフの反りが大きい場合に適用できるブ
ラインドシートは、後端縁、即ち、常にルーフの中に残
っている端縁に牽引手段を備え、該牽引手段にそれぞれ
互いに間隔をおいて配設された巻取りディスクに巻き取
るようにしたものである。ルーフ内板が大きく湾曲して
ルーフ内室に十分な幅をもつ直線状の巻取り軸を格納で
きない場合には、巻取りディスクを用いた解決策を使用
することができる。最後に、さらにブラインドシートを
ジグザグ状に折りたたんで、適当なボックスに格納する
ことも考えられる。
【0021】使用されるブラインドシートが柔軟で薄い
ために、それを支持することなく張るとたるみを生じる
場合は、ブラインドシートをその幅の全長にわたって支
持棒で補強する。そうすれば、柔軟な薄いブラインドシ
ートのたるみが回避される。
【0022】近代的な車体形状では通常ルーフ区域の幅
がかなり小さくなっている。そのために、窓は、必然的
にルーフエッジの近くでは下端区域より狭くなってい
る。従って、この形状の窓で最大の遮光効果を得るため
に、裁断物であるブラインドシートの形状を、窓の最小
幅(即ち、窓の上端縁の幅)に相当する幅を有する長方
形(矩形)にすることが望ましい。また、この幅を零を
超え窓の幅の1/2以下にしてもよい。
【0023】巻取り軸又は巻取りディスクをばね駆動装
置により巻取り方向に予圧し、又は、電動機により駆動
することができる。
【0024】本来的に押圧力を支えきれないような撓み
易いブラインドシートの前端縁を移動するために、この
前端縁に少なくとも1個の押し部材を作用させるように
なっている。押し部材は、ブラインドシートをガイドレ
ール無しで担持することができるように、少なくとも出
口スロットから押し出される区域が十分な曲げ剛性を有
する構成になっている。押し部材は電動機又はばねによ
って駆動される。巻取り軸又は巻取りディスクが電気駆
動されると、ばねが押出し方向に作用する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を実
施の形態に基づいて説明する。
【0026】図1は、乗用車(車両)の車体1の一部の
縦断面を簡素化して示したものである。この縦断面に車
両のルーフ2と後部窓3が見られる。車両の金属製のル
ーフ2は車体の外板(ルーフ外板)4と外板の内側に固
定され少なくとも一部が成型品になっているルーフ内板
5から成る。ルーフ後縁乃至は窓上縁7に達するルーフ
内室6が、ルーフ外板4とルーフ内板5との間に形成さ
れている。後部窓ガラス8が、窓ゴムシールにより又は
これと同様のものでルーフ後縁(又は窓上縁)7に固定
されており、そこから下側ウインドシル9まで延びて、
そこで同様に固定されている。
【0027】図2から明らかなように、後部窓3の側部
は2本のCピラー11及び12によって規定される。周
知のように、2つのCピラー11及び12に、図示しな
い側面窓が接続する。
【0028】車両のルーフ2は側部ルーフクロスビーム
(seitliche Dachholme)、時によ
っては、これとクロスブレーシング(Quervers
trebungen)とを有するが、この車両ルーフの
細部構造は、本発明を理解するのに重要でないから図示
しない。
【0029】図1を参照して、ルーフ内室6の内部に、
伸出の際に当該の窓3の窓ガラス8に沿って移動する窓
ブラインド(日除けブラインド)13が格納される。図
1に、そのブラインドシート14が引き出された状態で
示されている。
【0030】ブラインドシート14は、ルーフ内板5に
形成されたブラインドスロット15(図1)を通って外
へ出る。この目的のために、ルーフ内板5を、形状が変
わらない部材で形成し、ブラインドスロット15の区域
が下へたるまないようにすることが望ましい。これとは
別に、ブラインドスロット15を、一方の縁部をルーフ
内板5に形成し、他方の縁部を、この一方の縁部とは別
に、車体に固定され後部窓ガラス8に接近している日よ
け窓の部分に設けた2つの端縁で形成することができ
る。
【0031】ここで、図2及び3を参照して、窓ブライ
ンドの構造を更に説明する。図2では外板が見掛け上透
明に示されている。
【0032】図1における窓ブラインド13のブライン
ドシート14を不使用時にルーフ内室6内に収納するた
めに、図2に示すように、巻取り軸16が設けられてい
る。この巻取り軸16は車両を長手方向を直角に横切
り、従って、窓上縁7(図1)に実質的に平行に延び、
ルーフ内室6内で2個の軸受フランジ17及び18によ
り水平軸を中心軸として回転可能に支承されている。軸
受フランジ17及び18は、固定方法を図示しないが、
例えば、外板4の下側に固定される。
【0033】巻取り軸16は、内部にばね(コイルば
ね)19を格納した管から成る。コイルばね19の一端
は巻取り軸16に固着され、他端は軸受フランジ18に
固定されている。コイルばね19は、ブラインドシート
14の巻取り方向に対応した回転方向へ巻取り軸16を
予圧するためのばね駆動装置として使用される。
【0034】図を複雑にするのを避けるために、その他
の巻取り軸16支承用の軸受部材は省略した。
【0035】薄い膜体から成るブラインドシート14の
一方の端縁が巻取り軸16に固定されている。ブライン
ドシート14は、ブラインドスロット15の長さ、又
は、後部窓3の窓上縁7の幅に相当する幅の長方形裁断
物を有する。
【0036】ブラインドシート14の材料は不透光性の
もの(日射を減少させる部材)であるか、本来透光性で
あるが透過光量を弱めたものである。実質的に不透光性
の材料の場合は、ブラインドシート14は均一に分布し
た多数の細孔が形成されている。
【0037】図2に示すように、ブラインドシート14
は巻取り軸16と反対側の端縁21を形成する。ブライ
ンドシート14は長方形の裁断物であるため、端縁21
は巻取り軸16に平行に延びている。ブラインドシート
14の全幅にわたって延びる補強棒22がこの端縁21
に固定されている。
【0038】補強棒22はその端部の近くに摺動体(ロ
ーラ、案内手段)23を担持する。これら摺動体23を
ローラとして形成し、後部窓ガラス8の内面に引っ掻き
傷を生じることがなく案内することで、通常後部窓ガラ
ス8の内面に取付けられている電熱線を損傷する危険が
ないようにすることができる。
【0039】ブラインドシート14を遠隔操作によって
伸縮(引き出し及び巻き戻し)するために駆動システム
24が設けられる。この駆動システム24もルーフ内室
6内にあり、とりわけ、前述のコイルばね19もこれに
属する。また、駆動システム24は、永久磁石励磁形の
直流電動機及び歯車装置(伝動装置)26を有する歯車
電動機(伝動モータ)25を含む。この歯車電動機25
は、使用者が選択的に操作することができる公知の電気
制御装置を介して、自動車の電源装置に接続される。
【0040】歯車装置26はハウジング27を有し、こ
の中に歯車29に固定された出力軸28が回転可能に支
承されている。
【0041】図3に示すように、2つの互いに平行な案
内路31及び32が、互いに歯車29の半径方向反対側
にこの歯車29とタンジェンシャルにハウジング27に
貫設されている。実質的に剛直でそれぞれの一端がハウ
ジング27に固定された案内サック33、34、35及
び36が案内路31及び32に整合して設けられてい
る。
【0042】案内サック33は案内管37に通じてい
る。この案内管37はブラインドスロット15から短い
間隔の所で始まり、車両の長手方向に実質的に平行に整
列されている。案内管37はルーフ内室6内に延びてい
る。
【0043】これに対して、案内サック36はハウジン
グ27を他方の案内管38に連絡する。案内管38もや
はりブラインドスロット15から短い間隔の所で始ま
り、車両の長手方向に平行な方向に整列されて、ルーフ
内室6に固定されている。2つの案内管37及び38内
でガイドスライド39及び41がそれぞれ縦方向へ変位
可能に案内される。
【0044】ガイドスライド39は、弾性的に曲げられ
るが比較的剛直で案内押し棒42を成すワイヤにより、
補強棒22の対応の一端部に離脱不可に接続される。同
じく比較的剛直な弾性基材から成る別の案内押し棒43
が、ガイドスライド41を補強棒22の他方の端部に接
続する。2つの案内押し棒42及び43は補強棒22及
び対応のガイドスライド39及び41と押圧方向に固定
して結合されている。
【0045】2つのガイドスライド39及び41と歯車
電動機25との伝動結合は、直線状の耐圧縮剛性乃至は
非圧縮性の線形押し部材44及び45を介して行なわれ
る。2つの押し部材44及び45は、例えば、案内サッ
ク33,..,36と共に一種のボーデンケーブルを構
成するいわゆるSU−flexwelle(商標)であ
ってよい。
【0046】SU−flexwelle(商標)は、素
線(ストランド)の形の円形横断面の心材と、心材の上
に単条又は多条螺旋を形成するつる巻線とから成る。隣
接する個々の線輪の間隔(ピッチ)は線径より大きいか
ら、心材の外側に螺旋状に延びる歯(ねじ山)が生じ
る。SU−flexwelle(商標)は、案内サック
33,..,36内で柔軟にかつ圧縮に対して剛直に作
用する一種の螺旋状のラックを成す。
【0047】図2及び3に概略的に示した歯車29の歯
のピッチは、直線状の押し部材44及び45の歯(山
形)のピッチに実質的に一致し、ハウジング27内で押
し部材44,45と歯車29を常時かみ合わせる案内が
行われる。
【0048】押し部材44は、引張及び圧縮に耐える状
態で、ガイドスライド39に接続される。押し部材44
は、スライド39から案内サック33を通ってハウジン
グ27に入り、ここからさらに、押し部材44のハウジ
ング27から張り出す部分を受けるための貯蔵管として
用いられる案内サック35内へ導入される。
【0049】他方、押し部材45は、引張及び圧縮に耐
える状態で、スライド41に接続され、案内サック36
を通ってハウジング27に達し、そこからさらに、これ
も貯蔵管として用いられる案内サック34に入る。
【0050】上記の窓ブラインドの機能は次の通りであ
る。
【0051】収縮又は休止状態では、ブラインドシート
14は、コイルばね19の作用で巻取り軸16に巻き取
られている。ブラインドシート14の前側の端縁21は
この位置でブラインドスロット15内にあるか又はその
端縁の後方に引っ込められている。
【0052】この休止位置では、ガイドスライド39及
び41は、案内押し棒42及び43が同様に案内管37
及び38内に引っ込められている時の位置にある。どの
使用位置でもスライド39及び41がそれぞれの案内管
37及び38内で案内されるように、案内管37及び3
8の長さが適宜に定められている。
【0053】この場合、2つの柔軟な押し部材44及び
45は前進させられている。即ち、その自由端は歯車2
9から僅かな間隔にある。
【0054】案内管37及び38に、例えば、46及び
47で示すようなストッパを取付けることによって、こ
の末端位置を機械的に確定することができる。
【0055】使用者が窓ブラインド13の休止位置から
ブラインドシート14を伸出しようとするとき、即ち、
引き出そうとするときは、車内の適宜なスイッチを操作
して歯車電動機25に通電する。そうすると、歯車電動
機25は出力歯車29を作動し、この出力歯車29が、
それ自体柔軟な押し部材44及び45と噛合しているの
で、2つのガイドスライド39及び41を後部窓ガラス
8に隣接する末端の方向へ移動させる。
【0056】2つのガイドスライド39及び41のこの
運動によって、案内押し棒42及び43がブラインドス
ロット15を通って外へ押しやられる。この場合、案内
押し棒42,43はブラインドシート14の前側の端縁
21を後部窓ガラス8の内側を移動させる。前側の端縁
21に接続された2つの摺動体(ローラ、案内手段)2
3がそこで後部窓ガラス8の内側に当たると直ちに、前
方の端縁21は必然的に窓ガラス8の内側に沿って窓上
縁7から下へ移動させられる。
【0057】弾性と共に十分な剛性を有する案内押し棒
42及び43は、その際、各使用位置で摺動体23を後
部窓ガラス8の内側に押し付ける。
【0058】ブラインドシート14が必要な遮光をする
まで伸出したと使用者が思ったらすぐに、スイッチを放
して、歯車電動機25への通電を中止する。歯車電動機
25はセルフロッキング式であるから、電動機電流が遮
断されても、ブラインドシート14は使用者が選択した
位置に留まる。
【0059】完全に伸出した位置を図1乃至3に示す。
【0060】ブラインドシート14が完全に伸出した位
置も、案内管37,38内に設けられたストッパで確定
することができる。これらのストッパは後部窓ガラス8
に隣接した末端部にある。ただし、図にはストッパは示
していない。
【0061】これらのストッパによって、ガイドスライ
ド39及び41が案内管37及び38から離脱すること
が防止される。
【0062】こうすることによって電気制御が特に簡単
になる。完全な伸出を行うためには、スライド39及び
41がストッパに到達して、それ以上の運動が阻止され
るまでの間、電動機電流を流していればよいからであ
る。
【0063】また電動機電流が不要に長い間流れるのを
防止するために、電動機を制止したときの電動機電流の
増加を検出し、これを遮断基準として利用することもで
きる。
【0064】使用者が適宜なスイッチにより歯車電動機
25を逆の回転方向に作動させることによって、ブライ
ンドシート14の収縮(即ち、巻き戻し)が行なわれ
る。押し部材44及び45に噛合された歯車29は、こ
の回転方向で押し部材45及び44を案内管37及び3
8内へ押し戻す。それに対応して案内管37及び38の
内のガイドスライド39及び41は後部窓3に隣接した
位置から引き離される。ガイドスライド39及び41は
案内押し棒42及び43を、ブラインドスロット15を
経てルーフ内室6に引き戻して案内管37及び38内へ
移動する。同時に、ブラインドシート14がコイルばね
19の作用で巻取り軸16に巻き取られる。
【0065】ブラインドシート14は、その各使用位置
で、駆動システム24により保持された案内押し棒4
2,43と、巻取り方向にばね19で予圧された巻取り
軸16との相互作用で緊張されている。
【0066】案内押し棒42,43を完全に案内するた
めに、ブラインドスロット15の近傍に、さらに、案内
押し棒42及び43それぞれが通る別の案内路を設ける
ことができる。
【0067】上記の実施形態では、ブラインドシート1
4の前端縁又は下端縁に歯車電動機25が接続され、他
の端縁はばね19に接続されている。機械的な結合の仕
方を逆にすることも可能である。この場合は、図示しな
いが、巻取り軸16を歯車電動機25で駆動し、他方、
このガイドスライド39及び41を窓上縁7に最も隣接
した位置、即ち案内押し棒42及び43が伸出した位置
へ予圧するようにこれらガイドスライド39及び41を
ばねで付勢する。この場合、2つのガイドスライド39
及び41用のばねは引張ばね又は圧縮ばねである。
【0068】車体が、十分な幅の巻取り軸16を収容で
きないほどルーフ内室6が強く湾曲した形状を有する場
合は、図4の構造が考えられる。この構造に用いられて
いる部品及び部材で前述の部材と同じ構造又は実質的に
同じ機能のものについては改めて説明しない。その代わ
りに上記の説明を参照されたい。
【0069】図4の実施形態では巻取り軸16がない。
巻取り軸16の代わりに、2個の互いに間隔をおいたベ
ルト車から成る巻取りディスク51及び52がルーフ内
室6内に回転可能に支承されている。巻取りディスク5
1,52それぞれに、うず巻ばね53及び54が設けら
れ、これらによって巻取りディスク51及び52が一方
の回転方向に(図4ではブラインドシート14を巻き上
げる方向に)予圧されている。なお、巻取り軸16,駆
動システム24,ばね53,54をまとめて駆動システ
ムという。
【0070】ブラインドシート14は、その後端縁が、
図1乃至3の実施形態では巻取り軸16に接続されてい
るが、図4の実施形態では巻取り軸に接続される代わり
に補強棒55を備えている。当該の巻取りディスク51
及び52に対応端が固定されたベルト状又はロープ状の
2本の引張りベルト(牽引手段)56及び57が補強棒
55の両端部に作用する。
【0071】伸出状態では、ブラインドシート14は、
案内押し棒42及び43が伸出することによって押し出
されている側の案内押し棒42,43の端部と巻き戻さ
れようとしている引張りベルト56及び57との間に緊
張保持される。この場合、引張りベルト56及び57
は、巻取りディスク51,52及びそれぞれに設けられ
たばね(うず巻ばね)53,54によって引張りベルト
56及び57を引き戻されるように緊張されている。
【0072】ブラインドシート14を格納するときは、
2つの引張りベルト56及び57が巻取りディスク51
及び52に巻き取られる。この場合、ブラインドシート
14は完全に格納された状態でも、引張りベルト56及
び57と案内押し棒42,43の間に、図4が伸出状態
で示すと同様に、完全に緊張して保持される。
【0073】そこで、ブラインドシート14が完全に格
納されたときに、補強棒55が巻取りディスク51及び
52に衝突しないように、2つの巻取りディスク51及
び52はブラインドスロット15から適宜な間隔だけ車
体の前方に離間して配設されている。
【0074】これまでの実施形態では、ブラインドシー
ト14は、引張りだけに使用できる薄いシート(薄片)
から成っている。そのため、ブラインドシート14をブ
ラインドスロット15を通って外へ出るために案内押し
棒42,43が必要である。
【0075】図5は、ブラインドシート14自体が本来
実質的に高い曲げ剛性を有する実施形態を示す。この場
合は、押し部材44及び45がブラインドシート14の
補強棒55に直接作用するように設けることで十分であ
る。押し部材44,45は、車両のルーフ2の両側部に
車両の長手方向に互いに平行に伸びる曲げ性があるが剛
性の高い棒材であり、公知の駆動装置により互いに同期
して車両の長手方向の同じ向きに同量に移動されてブラ
インドシート14の伸出及び待避を行うように構成され
ている。
【0076】張った状態でブラインドシート14が過度
に風船状に撓む恐れがある場合には、図6に示すよう
に、下側の端縁21と平行に伸張する横に通った支持棒
61を設けることができる。図6の後部窓の左側にこれ
ら支持棒61が示されている。
【0077】ブラインドシート14を形成する別の方式
は、シャッターで使用される薄板と同様に互いに継がれ
た薄板62を使用することである。図6の後側窓の右側
にこれら薄板62が示されている。
【0078】最後に、図7に示すように、ブラインドシ
ート14をジグザグ状に折り畳むように形成することも
できる。生じたひだ状の折畳み部分の両端部に穴63を
あけ、これらの穴63に図1乃至3の実施形態において
説明した案内押し棒42及び43を貫挿する。
【0079】上記では窓ブラインド13を後部窓に関連
し、かつ車体に不動不可分に形成されたルーフに関連し
て説明した。しかし、この窓ブラインド13はハードト
ップ形スポーツカーの後部窓にも使用することができ
る。この場合、窓ブラインド構造体は完全にハードトッ
プ内にある。
【0080】また、本発明に係る窓ブラインド13はス
テーションワゴンの後部ドアにある後部窓でも使用でき
る。ブラインドシート14は曲げ弾性のある案内押し棒
42,43によって緊張保持され、担持されるから、図
示の窓ブラインド13は伸出状態でも後部ドアの旋回運
動に追従することができる。
【0081】オフロード車に見られるような後部ドアの
後部窓も、本発明に係る窓ブラインドで遮光することが
できる。ドアを開くのと同時にブラインドシート14の
自動収縮が行われるようになっていれば十分である。
【0082】本発明に係る窓ブラインド13は、その適
用範囲がルーフが緩い角で後部窓ガラスに移行する窓だ
けに限らない。後部窓ガラスとルーフの間の角は直角に
近くてもよい。案内押し棒42,43にあまりに強い湾
曲を強制しないで済むように、ブラインドスロットが後
部窓から十分な間隔にありさえすればよい。
【0083】後部窓に関連する変型のほかに、本発明に
係る窓ブラインド構造を前面ガラス又は側面窓の日除け
のために使用することも考えられる。この場合、側面窓
については、それが車体に不動に固設されているか、ド
アにあるかは問題でない。
【0084】自動車は日除けブラインド13を装備す
る。その主要な機械的部分はルーフ内板5の上にあるル
ーフ内室6に格納されている。日除けブラインド13は
ガイドレールがない。ブラインドシート14はそれ自体
が十分な曲げ剛性を有するか、又は案内される案内押し
棒42,43によって前側の端縁21が担持され、前側
の端縁又は下側の端縁が当該の窓ガラスに接触させられ
る。ブラインドシート14の操作即ち伸縮のために歯車
電動機25が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフに内蔵された本発明に係る窓ブラインド
を引出した状態で示す車両の概略縦断面図である。
【図2】図1の窓ブラインド及び車両の部分斜視図であ
る。
【図3】車体を除いた図2の窓ブラインドの上から見た
図である。
【図4】窓ブラインドの別の実施形態の斜視図である。
【図5】曲げに強いブラインドシートを有する窓ブライ
ンドの斜視図である。
【図6】支持棒で補強した又は薄板からなるブラインド
シートを有する窓ブラインドの斜視図である。
【図7】ジグザグ状に折り畳んだブラインドシートを有
する窓ブラインドの斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 2 ルーフ 3 後部窓 4 車体の外板(ルーフ外板) 5 ルーフ内板 6 ルーフ内室 7 窓上縁(ルーフ後縁) 8 後部窓ガラス 9 下側ウインドシル 11,12 Cピラー 13 窓ブラインド(日除けブラ
インド) 14 ブラインドシート 15 ブラインドスロット 16 巻取り軸 17,18 軸受フランジ 19 (コイル)ばね 21 端縁 22 補強棒 23 摺動体(ローラ、案内手
段) 24 駆動システム 25 歯車電動機(伝動モータ、
駆動装置) 26 歯車装置(伝動装置) 27 ハウジング 28 出力軸 29 歯車(出力歯車) 31,32 案内路 33,34,35,36 案内サック 37,38 案内管 39,41 ガイドスライド 42,43 案内押し棒(棒) 44,45 押し部材 46,47 ストッパ 51,52 巻取りディスク 53,54 (うず巻き)ばね 55 補強棒 56,57 引張りベルト(牽引手段) 61 支持棒 62 薄板 63 穴
フロントページの続き (72)発明者 ヘルベルト・バルター ドイツ連邦共和国、73061 エーベルスバ ッハ、クラプフェンロイター シュトラー セ 64

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に形状安定なルーフ外板(4)と内
    側にルーフ内板(5)とを有しそれらの間にルーフ内室
    (6)が形成された形状安定なルーフ(2)と、 該ルーフ(2)に隣接する少なくとも1個の窓(3)
    と、 該ルーフ(2)と該窓(3)の側とにあって、外部と該
    ルーフ内室(6)を連絡するブラインドスロット(1
    5)と、 該ブラインドスロット(15)を通って移動することが
    でき、該ルーフ内室(6)に少なくとも部分的に引き戻
    され得る柔軟なブラインドシート(14)と、 該ブラインドシート(14)をその引き戻された位置と
    少なくとも部分的に該窓(3)に延びている位置との間
    を往復動させるために該ルーフ内室(6)に格納された
    ブラインドシート(14)用駆動システム(16,2
    4,53,54)とを有し、 該ブラインドシート(14)を遠隔操作により移動する
    ために、該駆動システム(16,24,53,54)に
    少なくとも1個の駆動装置(25)を設けて成ることを
    特徴とする自動車。
  2. 【請求項2】 自動車のルーフ(2)に格納され、自動
    車の窓(3)を遮光する自動車用日除けブラインドにお
    いて、 該ルーフ(2)と該窓(3)の側とにあって、外部と該
    ルーフ内室(6)を連絡するブラインドスロット(1
    5)と、 ブラインドスロット(15)を通って移動することがで
    き、該ルーフ内室(6)に少なくとも部分的に引き戻す
    ことができる柔軟なブラインドシート(14)と、 該ブラインドシート(14)を引き戻された位置と少な
    くとも部分的に該窓(3)に延びている位置との間を往
    復動させるために該ルーフ内室(6)に格納された、ブ
    ラインドシート(14)用駆動システム(16,24,
    53,54)とを有し、 該ブラインドシート(14)を遠隔操作により移動する
    ために、該駆動システム(16,24,53,54)に
    少なくとも1個の駆動装置(25)が設けられているこ
    とを特徴とする日除けブラインド。
  3. 【請求項3】 車体(1)が客室を形成し、前記窓
    (3)が客室の窓であることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記の形状安定なルーフ(2)が車体
    (1)の不可分な構成部分であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記の形状安定なルーフ(2)が車体
    (1)に取り外し可能に結合されていることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記ルーフ内板(5)は少なくともその
    一部が成形品であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ルーフ外板(4)は金属板から成る
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記隣接する窓(3)は後部窓であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記隣接する窓(3)は前面ガラス窓で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記隣接する窓(3)は側面窓である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記窓(3)が前記ルーフ(2)に対
    して不動であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の装置。
  12. 【請求項12】 前記窓(3)が前記ルーフ(2)に対
    して可動であることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の装置。
  13. 【請求項13】 前記ブラインドスロット(15)が前
    記ルーフ(2)に隣接する区域の窓(3)の幅に相当す
    る長さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の装置。
  14. 【請求項14】 前記ブラインドシート(14)が前記
    ルーフ(2)に隣接する区域の前記窓(3)の幅に相当
    する幅を有することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 前記ブラインドシート(14)は前記
    ルーフ(2)に隣接する区域における前記窓(3)の幅
    の2分の1より小さく零以上の幅を有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ブラインドシート(14)が本来
    的に曲げ剛性を有することを特徴とする請求項1又は2
    に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ブラインドシート(14)がこれ
    を小さな半径で巻き取ることができる材料から成ること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ブラインドシート(14)にその
    運動方向を横切る支持棒(61)が設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記ブラインドシート(14)がジグ
    ザグ状に折りたたみ可能であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記ブラインドシート(14)は薄板
    (62)から成ることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の装置。
  21. 【請求項21】 前記ブラインドシート(14)は伸出
    の際の先端側の端縁(21)に柔軟な補強棒(22)を
    備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装
    置。
  22. 【請求項22】 前記ブラインドシート(14)が伸出
    の際の後側の端縁に柔軟な補強棒(55)を備えている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  23. 【請求項23】 前記補強棒が前記ブラインドシート
    (14)の対応の端縁の長さを有することを特徴とする
    請求項21又は22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記ブラインドシート(14)が長方
    形の裁断物であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の装置。
  25. 【請求項25】 前記ブラインドシート(14)は車内
    への日射を減少する材料から成ることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記ルーフ内室(6)内に回転可能に
    支承され、前記ブラインドシート(14)の一方の端縁
    を固定した巻取り軸(16)を有する駆動システム(1
    6,24、53,54)が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の装置。
  27. 【請求項27】 前記ルーフ内室(6)内に互いに間隔
    をおいて回転可能に支承され、ベルト状又はロープ状の
    牽引手段(56,57)を巻き取ることができる2個の
    巻取りディスク(51,52)が前記駆動システム(1
    6,24,53,54)に設けられ、該牽引手段(5
    6,57)が前記ブラインドシート(14)の伸出の際
    に該ブラインドシート(14)の後側に設けられた補強
    棒(55)に結合されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の装置。
  28. 【請求項28】 前記ブラインドシート(14)はガイ
    ドレールを有しないことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記駆動システム(16,24,5
    3,54)に少なくとも1個の直線状の押し部材(4
    4,45)が設けられることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の装置。
  30. 【請求項30】 前記押し部材(44、45)は少なく
    とも一部の区間が本来的に十分な曲げ剛性を有すること
    を特徴とする請求項29に記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記押し部材(44、45)の少なく
    とも一部の区間が曲げ剛性の高い案内サック(33,3
    4,35,36)に通されていることを特徴とする請求
    項29に記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記駆動システム(16,24,5
    3,54)に、自由端が前記ブラインドシート(14)
    の縁端(21)に連結されている少なくとも1個の曲げ
    剛性の高い棒(42,43)が設けられていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  33. 【請求項33】 前記曲げ剛性の高い棒(42,43)
    が前記ブラインドスロット(15)から伸出することが
    できることを特徴とする請求項32に記載の装置。
  34. 【請求項34】 少なくとも1個の棒(42,43)が
    直線状の押し部材(44、45)に連結され又は押し部
    材(44,45)から形成されることを特徴とする請求
    項29又は33に記載の装置。
  35. 【請求項35】 直線状の押し部材(44,45)が少
    なくとも一方の端部に歯を備えており、この歯によって
    直線状の押し部材(44,45)が駆動電動機(25)
    の歯車(29)に確実に係合されることを特徴とする請
    求項29に記載の装置。
  36. 【請求項36】 前記駆動システム(16,24,5
    3,55)に少なくとも1個のばねが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  37. 【請求項37】 ばね(19,53,54)がばね駆動
    装置として巻取り軸(16)又は巻取りディスク(5
    1,52)に接続され、前記巻取り軸(16)又は該巻
    取りディスク(51,52)をブラインドシート(1
    4)又は牽引手段(56,57)の巻取り方向に予圧す
    ることを特徴とする請求項26又は27に記載の装置。
  38. 【請求項38】 ばねが押し部材及び/又は曲げ剛性の
    高い棒(42,43)を介して前記ブラインドシート
    (14)に接続され、該ブラインドシート(14)を前
    記ブラインドスロット(15)から伸出する方向に予圧
    することを特徴とする請求項29又は37に記載の装
    置。
  39. 【請求項39】 ばねが押し部材及び/又は曲げ剛性の
    高い棒(42,53)を介して前記ブラインドシート
    (14)に接続され、該ブラインドシート(14)を前
    記ブラインドスロット(15)から収縮する方向に予圧
    することを特徴とする請求項29又は37に記載の装
    置。
  40. 【請求項40】 前記駆動装置が歯車電動機(25)を
    含む電動機であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の装置。
  41. 【請求項41】 前記歯車電動機(25)が前記巻取り
    軸(16)又は巻取りディスク(51,52)に接続さ
    れていることを特徴とする請求項40に記載の装置。
  42. 【請求項42】 前記歯車電動機(25)が押し部材
    (44,45)に接続されていることを特徴とする請求
    項40に記載の装置。
  43. 【請求項43】 前記ブラインドシート(14)の伸出
    の際、その前側の端縁の区域に、当該の窓(3)の窓ガ
    ラス(8)に沿って移動する案内手段(23)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装
    置。
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