JPH0478628A

JPH0478628A - シート状物巻取装置

Info

Publication number: JPH0478628A
Application number: JP2340215A
Authority: JP
Inventors: Juji Kojima; 小島　銃二; Takeshi Suzuki; 健鈴木
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1990-05-23
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1992-03-12
Also published as: US5404926A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、窓日除は用遮光幕や車両の荷室を覆うトノカ
バー等のシート状物の巻取装置に関する。

［従来の技術及びその解決すべき課題］車両、飛行機、
船舶等の乗物構造体に付設される窓や家屋、車庫等の建
築物に付設される窓あるいは天窓、又はサンルーフには
日光の直射を避けるためサンシェードが設けられる場合
が多い。

また、車両の荷室には盗難を防止するためにトノカバー
装置が用いられている。

これらサンシェード及びトノカバー装置は窓を覆う遮光
幕及び荷室の上部を覆うトノカバーのようなシート状物
が巻取収納されるシート状物巻取装置となっている。

このようなシート状物巻取装置は一般にシート状物が巻
取りドラムに巻取られて巻取り本体内に収納されている
。このときの巻取りトラムは通常捩りばねによってシー
ト状物を巻取る方向に付勢されている。そしてこのシー
ト状物巻取装置は巻取り本体を適宜窓あるいは荷室の近
辺に付設し、捩りばねのばね力に抗してシート状物を引
き出し、その引出先端部を巻取り本体の対向側に係止さ
せることによってシート状物で窓あるいは荷室な覆うも
のである。

このようなシート状物巻取装置を必要とする窓あるいは
荷室は正方形あるいは長方形の単純形状ばかりではなく
、用途、あるいは意匠上の美観の点で円形、楕円形、半
楕円形、三角形あるいは台形等の種々の変形窓あるいは
変形荷室がある。

このような変形窓あるいは変形荷室にあっては、シート
状物の引出し方向に直行する急あるいは荷室の巾寸法が
引出し方向に沿って変化する。

しかしながら従来のシート状物巻取装置はシート状物の
引出し先端に固着された引出しロットが一定の長さを保
持した伸縮不能の一体ロットであるため、前記変形窓あ
るいは変形荷室の形状に沿って引出しロットを摺動させ
ることができず、使用状態が限定されたものとなってい
た。

本発明は前記した事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的はシート状物の引出し方向に直交する巾寸法が引
出し方向に沿って変化する変形窓あるいは変形荷室にも
充分適応可能なシート状物巻取装置を提供するにある。

［課題を解決するための手段］前記目的を達成するため、本発明のシート状物巻取装置
はシート状物を巻取り収納する巻取り本体と、前記シー
ト状物の引出先端に固着され引出方向とほぼ直行する方
向に伸縮可能な多重バイブ構造となっている引出バイブ
とを具備していることを特徴としている。

前記引出パイプはその両端部がガイドレールに案内され
て摺動するように構成しても良い。このときの引出パイ
プの両端部はガイドレールに案内される摺動子に枢着さ
せても良い。

また、前記引出パイプは取付ける場所の形状に合せて屈
曲させても良い。

［作　用］本発明は前記した構成になっているので、シート状物の
引出し方向に直交する巾寸法が引出し方向に沿って変化
する変形窓あるいは変形荷室においても、引出パイプが
伸縮して前記した巾寸法の変化に適応することができる
。

引出パイプの両端部がガイドレールに案内されるものに
おいては、引出パイプの伸縮がガイドレールによって的
確に行われる。

また、引出パイプの両端部がガイドレールに案内される
摺動子に枢着されている場合には、ガイドレールが窓あ
るいは荷室形状に合わせて湾曲形成されているときでも
枢着部位の回動で摺動子はガイドレールに沿って的確に
摺動することができる。

また、引出パイプが取付ける場所の形状に合せて屈曲さ
れている場合には、使用時の居住空間を可及的に広める
ことができると共に、障害物を避けて使用することが可
能となる。

［実施例コ以下、本発明をサンシェードの実施例を基にして具体的
に述べる。

第１図におけるサンシェード（シート状物巻取装置）は
、巻取り本体１と、この巻取り本体Ｉに巻取り収納され
る遮光幕（シート状物）２と、この遮光幕２の引出し先
端に固着された引出パイプ３とから大略構成されている
。

巻取り本体１は巻取りトラム４と、この巻取りトラム４
を回転付勢する捩りはね５とを具備しており、巻取りト
ラム４は捩りばね５により付勢されて回転軸６回りに回
転するようになっている。

遮光幕２は布あるいはフィルムからなり、殊に車両用で
後方視界を阻げることのできない場合はメシュ地、多数
の穴の明いた布地、あるいは半透明フィルムの透視可能
な幕が用いられる。この遮光幕２は基端部が巻取りドラ
ム４に固定されており、捩りばね５による巻取りドラム
４の回転で巻取りドラム４に巻取られて収納されるよう
になっている。

引出パイプ３はアウターバイブ７と、このアウターバイ
ブ７の両側開口端からアウターバイブ７内に軸方向に摺
動可能に挿入される２個のインナーロッド８，８とを具
備している。そしてアウターバイブ７が遮光幕２の引出
し先端に固着されることによって引出バイブ３が遮光幕
２に取着される。インナーロット８は挿入端部８ａがア
ウターバイブ７の内周壁に摺接する程度に大径になって
おり、かつアウターバイブ７の両端開口を覆うキャップ
９を透通して挿入されている。そしてインナーロット８
は挿入端部８ａとキャップ９の透通孔に案内されてアウ
ターバイブ７に対して摺動自在になっており、このイン
ナーロッド８の摺動によって引出バイブ３は伸縮可能と
なっている。

次にこのサンシェードの種々の使用態様について述べる
。

まず第１図に基づいて第１の使用態様を説明する。

この第１の使用態様は上方が巾狭くなる略台形の窓２０
に適用した場合である。窓２０は台形の窓ガラス２１と
、この窓ガラス２１の周縁部に沿って設けられた窓枠２
２とから形成されている。この窓枠２２の両側枠は引出
バイブ３の両側端部を案内するガイドレール２２ａ、２
２ａで構成されている。

このような窓２０において、窓枠２２の下枠２２ｂ以内
の長さの巻取り本体１と、窓枠２２の上枠２２Ｃ以内の
巾の遮光幕２と、この遮光幕２の巾と路間等の長さのア
ウターバイブ７を備えた引出バイブ３とからなるサンシ
ェードが用いられる。そしてこのサンシェードは巻取り
本体１を窓枠２２の下枠２２ｂに固着し、引出バイブ３
の両側部をガイドレール２２ａ、２２ａに上下方向摺動
可能に取り付けることによって窓２ｏに装着されている
。この引出バイブ３の両側部の取り付けはアウターバイ
ブ７から引出されたインナーロット８を介して行われる
。

このように組付けられたサンシェードは適宜の駆動手段
で遮光幕２を引出すようになっている。

第１の使用態様においては駆動手段３０が用いられる。

この駆動手段３０は駆動モータ３１ａで駆動する巻取り
リール３１と、この巻取りリール３１に一端側が固定さ
れ他端側か引出バイブ３のインナーロッド８に連結され
た操作ローブ３２とを具備している。この第１の使用態
様では巻取りリール３１は窓枠２２の上枠２２ｃ側に設
置されている。巻取りリール３１は例えば窓２０が自動
車のりャウイントウの場合、運転席に設置した操作機構
を操作することにより駆動することができる。操作ロー
ブ３２はその巻取りり−ル３１とインナーロッド８との
中間部分が窓枠２２の外縁に沿って複数個設置したガイ
ドローラ３３．３３・・・に案内されるようになってい
る。そして、この操作ローブ３２の他端側はガイドレー
ル２２ａの外側へ突出させたインナーロッド８の外端に
連結している。このときの操作ローブ３２は引出バイブ
３の両端のインナーロッド８，８にそれぞれ連結する二
本のローブから構成されている。このような第１の使用
態様においては巻取りリール３１の駆動によって操作ロ
ーブ３２がリール３１に巻取られることによって、遮光
幕２は捩りばね５のばね力に抗して巻取り本体１から上
方へ引出され、窓ガラス２１を遮光する。

引出バイブ３は遮光幕２が巻取り本体１に完全に巻取ら
れた状態のとき窓枠２２の下部の最長急巾となる位置に
位置しており、インナーロット８を外方へ進出した最大
長さの状態になっている。

そして前記したように遮光幕２が引出されるにつれて徐
々に狭くなる窓中に沿ってインナーロッド８はアウター
バイブ７の内方へ進入し、引出バイブ３の全長が窓中に
つれて徐々に短くなり、これによって引出バイブ３がガ
イドレール２２ａに良好に案内されて上昇する。

第２図は本発明のサンシェードの第２の使用態様を示し
、巻取りリール３１を窓枠２２の下枠２２ｂ側に設置し
たものである。このためガイドローラ３３の内一対のガ
イドローラ３３ａは操作ローブ３２の方向転換のために
用いられている。

他の構造は第１の使用態様と同一となっている。

さらに、第３図に本発明のサンシェードの第３の使用態
様を示す。この第３の使用態様は本発明のサンシェード
を、側枠２２ａが外側に突になるように湾曲されて形成
されたＺ枠２２に適用したものであり、他の構造は第１
の使用態様と同一となっている。このように特殊形状の
窓枠２２に対しても引出バイブ３がアウターバイブ７に
対するインナーロット８の進退によって全長を伸縮させ
ることができるので、窓枠２２の窓中の変化に応じて長
さを適応させることができ、側枠２２ａに沿って形成さ
れたガイドレールに良好に案内されて昇降することがで
きる。

また、第４図に本発明のサンシェードの第４の使用態様
を示す。この第４の使用態様は、−本の操作ローブ３２
を用いて遮光幕２の昇降を行うものである。このときの
操作ローブ３２は一端３２ａを窓枠２２の一方の側枠２
２ａの上端外側に設けた掛止部材４０に掛止すると共に
他側を引出バイブ３のインナーロット８及びアウターバ
イブ７の内部を透通させて他方の側枠２２ａの外側に導
出させ、さらにガイトロール３３に案内されて巻取りロ
ール３１に巻取られるように構成したものである。この
第４の使用態様においても、巻取りリール３１の駆動で
引出バイブ３を良好に昇降させることができ遮光幕２の
張設及び収納をスムーズに行うことができる。

次にガイドレール上のインナーロット８の摺動構造を説
明する。

第５図はブロック状の摺動子６０が帯状ガイドレール５
０に摺動自在に挿通されており、この摺動子６０にイン
ナーロット８の外端が固定されている。ガイドレール５
０は窓枠２２の両側枠２２ａに沿って設けられている。

そして摺動子６０には操作ローブ３２の端部が固定され
ており、駆動手段３０の駆動により操作ローブ３２が巻
取られるにつれて摺動子６０はガイドレール５０に沿っ
て上方へ摺動する。この引き上げによって遮光幕２は巻
取り本体ｌ内の捩りばね５のばね力に抗して引出される
。また、巻取られた操作ローブ３２が開放されると遮光
幕２は捩りばね５によって回動する巻取りトラム４に巻
取り収納されるため摺動子６０はガイドレール５０に沿
って下方へ摺動する。この摺動子６０の上、下方向の摺
動は窓枠２２の両側枠２２ａ間の距離（窓中）が摺動子
６０の摺動によって変化しても、この変化量はインナー
ロッド８のアウターバイブ７に対する進退によって吸収
されるのでスムーズに行われる。

このようにインナーロット８が摺動子６０に固着した構
造では、インナーロット８と摺動子６０とが角度変化不
能な連結構造となっているので、前述した第１及び第２
の使用態様のように窓枠２２の両側枠２２ａが一定角度
に設定された窓２０に適用することが好ましい。

第６図乃至第８図は、ガイドレール上のインナーロッド
８の摺動構造の別例を示す。この別例は前述した第３及
び第４の使用態様のように窓枠２２の湾曲した両側枠２
２ａに沿って摺動子が摺動する場合、摺動子とインナー
ロッドとの連結角度が摺動子の摺動につれて刻々変化す
る場合に好適に作動するように摺動子とインナーロッド
とを枢支により連結したものである。

即ち、第６図に示す摺動構造は摺動子６１が窓枠２２の
湾曲側枠２２ａに沿って湾曲形成された丸棒からなるガ
イドレール５１に摺動自在に挿通されており、この摺動
子６１にインナーロット８の外端８ａが支軸８０を介し
て枢支されている。このため摺動子６１の摺動による摺
動子６１とインナーロット８の連結角度の変化は支軸８
０による枢支構造により吸収され摺動子６１のスムーズ
な摺動が確保される。

第７図に示す摺動構造は、ガイドレール５２が断面角Ｃ
形の長尺材からなり、摺動子６２はガイドレール５２内
に抱持されるようにして摺動案内されるようになってい
る。

また、第８図に示す摺動構造は、ガイドレール５３が長
尺の平板材からなり、摺動子６３は摺動部に形成された
スリット６３ａをガイドレール５３に差し込むことによ
って、ガイドレール５３に摺動自在に装着されている。

これら第７図及び第８図に示す摺動構造の他の構造は第
６図に示す構造と同一となっており、インナーロッド８
は支軸８０を介してそれぞれ摺動子６２及び６３に枢支
されており、この枢支構造によって第６図の摺動構造と
同様な摺動子６２及び６３のスムーズな摺動が確保でき
る。

第９図は、さらに別の摺動構造を示す。この構造は摺動
子６４とインナーロット８とが着脱可能に連結されたも
のであり、インナーロット８が継手８１を介して摺動子
６４に枢支（支軸８０）されている。このインナーロッ
ト８と継手８１との連結構造を第１０図により説明する
。

継手８１は一端部８２に軸穴８２ａが穿設されており、
他端部８３は円柱状に形成されており、その外周に沿っ
て円環溝８３ａが形成されている。そしてこの円環溝８
３ａには第１１図に示すスナップリング９０が装着され
ている。このスナップリング９０は円環溝８３ａの溝巾
と路間等の線径を有しており、かつ円環溝８３ａに装着
されたときの自由状態が線径の略半分が他端部８３の外
方へ突出するような径を有してＣ字形に巻回形成されて
いる。一方、インナーロット８はアウターバイブ７に内
挿可能な外形を有し、かつ継手８１の他端部８３に外挿
可能な内径を有したバイブで形成されており、継手８１
ｔ＼の連結側の内周壁にスナップリング９０の突出部分
が嵌入する環状凹部８ａが形成されている。

このような構造においては、インナーロット８を継手８
１の他端部に外挿するときスナップリング９ｏは当初イ
ンナーロット８の内周壁で押されて縮径して（第１０図
（ｂ）の鎖線状態）インナーロット８の外挿が可能とな
ると共に環状凹部８ａに自身のばね力で復帰したスナッ
プリング９０の突出部分が嵌入して継手８１とインナー
バイブ８との連結が行われる。また、前記連結を解除す
るには、インナーバイブ８を継手８１に対して離反する
方向へ引張るだけで良い。このときスナップリング９０
はインナーバイブ８の内周壁で押されて縮径し、インナ
ーバイブ８は継手８１の他端部８３に対して摺動自在と
なりアウターバイブ７内に後退して、継手８１との連結
が解除される。なお、この時のインナーロット８の外端
８ｂは拡径されており、これにより継手８１の他端部８
３への外挿及び外挿時のスナップリング９０の縮径を容
易にしている。

このような構造においては、窓２０が駆動手段３０で引
出された遮光幕２で遮光された状態で、駆動手段３０の
電気系統に故障が生じた場合であっても、継ぎ手８１と
インナーロット８の連結を解除して、前記遮光状態を解
除することができる。

さらに、第１２図に駆動手段の側倒を示す。この駆動手
段３００は巻取リール３０１が中央に仕切板を設けて巻
取部３１１と３１２とに分割されて形成されている。こ
の駆動手段３００によれば前述した第１乃至第３の使用
態様のように左、右の操作ロープ３２及び３２をそれぞ
れ巻取部３１１及び３１２に別箇に巻取ることができる
ので両操作ローブ３２．３２が絡まることなくスムーズ
な操作性が確保できる。

第１３図は本発明のサンシェードを自動車のりャーウイ
ントウ１００に応用した例である。第１３図（ａ）にお
いて、巻取り本体１はリアパーセル１０１に固定されて
おり、ガイドレールはピラーに設けたスライド溝１０２
内に設置されている。そして駆動手段３０はリヤシート
の天井１０２に据え付けられており、運転席の操作機構
（図示せず）を操作することによって０ＮＯＦＦするこ
とができるようになっている。

駆動手段３０が駆動して操作ローブ３２を巻取ることに
よって、遮光幕２は引出される。この弓出しはりャーウ
イントウ１００が上方に漸次中挟になっている変形窓に
も拘らずインナーロット８がアウターバイブ７内へ後退
して窓中の変化量を吸収するので、インナーロッド８の
外端に連結される摺動子はガイドレール上をスムーズに
摺動することができる。しかしてアウターバイブ７とイ
ンナーロッド８とからなる引出バイブ３は天井１０３に
接近するまで引上げられリヤーウィンドウ１００が遮光
幕２で遮光される（第１３図（ｂ））。この遮光状態で
は遮光幕２は捩りばね５の巻取り方向の付勢力の作用に
より緩みのない状態で張られる。

また、前記遮光状態を解除するには駆動手段３０を巻取
り方向とは逆方向へ回動し、巻取られた操作ローブ３２
を開放するだけで良く、遮光幕２は捩りばね５のばね力
により巻取り本体１に巻取られて収納される。このとき
引出バイブ３は下方へ移動するが、この時はインナーロ
ット８がアウターバイブ７内から進出して窓中の変化量
を吸収するので、インナーロット８の外端に連結された
摺動子はガイドレール上をスムーズに摺動することがで
きる。

尚、操作ローブ３２を巻取るのに大出力のモータ３１ａ
を必要とする場合は、モータ３１ａ自体が大重量となる
ので、この場合は小出力のモータを複数用いることが好
ましい。

以上述べたサンシェードの使用態様における引出バイブ
３は引出方向と直行する方向に伸縮すると共に、引出バ
イブ３を構成するアウターバイブ７とインナーロット８
とが一直線上で係合するものであるが、居住空間を広め
るため、或いは障害物がある場合はこれを避けるために
第１４図に示すような取付場所に応じて屈曲された引出
バイブ３を用いると良い。

即ち、第１４図（ａ）に示す引出バイブ３はアウターバ
イブ７の両端部７ａ、７ａとインナーロット８の画先端
部８ｃ、８ｃとか一定Ｒで屈曲されて連結されており、
アウターバイブ７の中央部は直線的となっている。この
ような引出バイブ３は、例えば両端部がＲ形状で中央部
が直線的なりャーウィントウ１００に用いて好適であり
、引出バイブ３が一直線的なものに比して車室内の居住
空間を広めることができる。

また、第１４図（ｂ）に示す引出バイブ３は全体が一定
Ｒに屈曲されてアウターバイブ７とインナーロッド８と
が連結されているものであり、このような引出バイブ３
は例えば全体がＲ形状のりャーウィントウ１００に用い
て好適である。即ち、引出バイブ３が一直線的なものに
比して車室内の居住空間を広めることができる。

第１４図（ｃ）に示す引出バイブ３はアウターバイブ７
の両端部７ａ、７ａとインナーロット８の画先端部８ｃ
、８ｃが斜め直線的に係合しており、アウターバイブ７
の中央部７ｂは奥側に凹んでいる。このような引出バイ
ブ３は、例えばリアパーセル１０１の中央手前側にカー
ステレオのスピーカ等の障害物がある場合にこれを避け
て使える利点がある。

第１４図（ｄ）に示す引出バイブ３はアウターバイブ７
の両端部７ａ、７ａとインナーロット８の画先端部８ｃ
、８ｃとの係合が斜め直線的に係合しており、アウター
バイブ７の中央部７ｂは手前側に凹んでいる。このよう
な引出バイブ３は、例えばリアパーセル１０１の中央奥
側にカーステレオのスピーカ等の障害物がある場合にこ
れを避けて使える利点がある。

尚、リアパーセル１０１の左右両側にカーステレオのス
ピーカ等の障害物がある場合には、これを避けるように
引出バイブ３を屈曲させれば良く、その屈曲形状は特に
限定されるものではない。また、第１４図（ｃ）及び（
ｄ）に示した引出バイブ３においては、アウターバイブ
７とインナーロット８との係合構造においてインナーロ
ット８に対してアウターバイブ７が回転可能であると、
遮光幕２の引出中にアウターバイブ７が前後方向に逆向
きとなってしまい、所期の目的が達成されないので回転
不能に両者を連結する必要かある。

この場合、角パイプのアウターバイブ７と矩形断面のイ
ンナーロット８との連結とか、楕円パイプのアウターバ
イブ７と楕円断面のインナーロット８との連結とか等の
非円形パイプとの組合せやアウターバイブ７に係合溝を
設けてインナーロッド８に該係合溝と係合する係合突起
を設けて両者を係合させて連結させる等の構成上の配慮
が必要となる。

第１４図（ｅ）はアウターバイブ７が直線で、インナー
ロット８も直線的にアウターバイブ７に連結しているが
、その基端部側８ｄ、８ｄが若干奥Ｉ１１　＋こ曲げら
れているものである。このような引出バイブ３は、例え
ば両端部が若干奥側に曲がっており、残りの中央部が直
線的なリヤーウィンドウ１００に用いて好適であり、引
出バイブ３が一直線的なものに比して車室内の居住空間
を広めることができる。この第１４図（ｅ）の例ではア
ウターパイプ７がインナーロット８に対して回転可能で
も別に差し支えない。

以上は、サンシェードを実施例として本発明を説明した
が、本発明はトノカバー装置としても同様に適用でき、
運転席の操作機構を操作して駆動手段３０．または３０
０を駆動させることによってトノカバー（シート状物）
の開閉を、変形荷室の形状に拘らず運転席から的確に遠
隔操作することができると云う前述したサンシェードと
同様な作用を奏する。

［発明の効果コ以上述へたように、本発明はシート状物の引出し先端に
固着された引出パイプが引出し方向とほぼ直交する方向
に伸縮可能な多重パイプ構造としたので、シート状物の
引出し方向に直交する巾寸法が引出し方向に沿って変化
する変形窓あるいは変形荷室にも充分適応することがで
きる。

また、引出パイプの両端をガイドレールに摺動自在に装
着することによってシート状物の引出し、収納がより確
実に行うことができる。

さらに、引出パイプの両端をガイドレールに案内される
摺動子に枢着することによって、ガイドレールが窓枠あ
るいは荷室枠に沿って湾曲形成された場合でも摺動子の
スムーズな摺動が確保される。

また、引出パイプを取付ける場所の形状に合せて屈曲さ
せることによって、居住空間を広めることができると共
に、障害物を避けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシート状物巻取装置（サンシェード）
及びその第１の使用態様を説明する一部破断した正面図
、第２図は同上サンシェードの第２の使用態様を説明す
る一部破断した正面図、第３図は同上サンシェードの第
３の使用態様を説明する一部破断した正面図、第４図は
同上サンシェードの第４の使用態様を説明する一部破断
した正面図、第５図乃至第９図はインナーロットのガイ
ドレール上の摺動構造を示す要部斜視図、第１０図はイ
ンナーロットと摺動子との連結構造を示し、同図（ａｌ
　は連結構造の断面図、同図（ｂ）は同上連結構造の作
動を説明する要部断面図、第１１図は同上連結構造に用
いるスナップリングの斜視図、第１２図は本発明のサン
シェードを駆動させるための駆動手段の変化例を示す斜
視図、第１３図は本発明のサンシェードを自動車のリヤ
ーウィンドウに用いた応用例を示し、同図（ａ）は収納
状態にあるサンシェードを示す自動車内の正面図、同図
（ｂ）は遮光状態にあるサンシェードを示す自動車内の
正面図、第１４図（ａ）乃至第１４図（ｅ）は屈曲した
引出パイプの各側の一部破断した平面図である。１・・・巻取本体、２・・・遮光幕（シート状物）、３
・・・引出パイプ、７・・・アウターバイブ、８・・・
インナーロット、３２・・・操作ローブ、５０．５１，
５２．５３・・・ガイドレール、６１．６２，６３．６
４・・・摺動子、８０・・・支軸。乎ｊｏ図（シ）ｚｃＬ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シート状物を巻取り収納する巻取り本体と、前記
シート状物の引出先端に固着され引出方向とほぼ直行す
る方向に伸縮可能な多重パイプ構造となっている引出パ
イプとを具備していることを特徴とするシート状物巻取
装置。
（２）前記引出パイプはその両端がガイドレールに案内
されて摺動することを特徴とする請求項（１）記載のシ
ート状物巻取装置。
（３）前記引出パイプは、その両端部がガイドレールに
案内される摺動子に枢着されていることを特徴とする請
求項（２）記載のシート状物巻取装置。
（４）前記引出パイプは取付ける場所の形状に合せて屈
曲されていることを特徴とする請求項（１）記載のシー
ト状物巻取装置。