JP2009012500A - サンシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ブラインドシートを幅方向に伸縮させることなく展張させることによって、底辺部の幅が上辺部の幅よりも広い拡開形状のウインドウの全域を被覆することが可能なサンシェード装置を提供することにある。
【解決手段】ブラインドシートとロールシェード部と、支持部材と、スライダと、ガイドレールと、を備えたサンシェード装置に関する。
支持部材は、一端が第1スライダに連結された第1支持部材と、一端が車両本体側に回動可能に支持されるとともに、他端が第1支持部材上を摺動可能となるように支持された第2支持部材とを有して構成され、ブラインドシートは、自由端が第1支持部材に取付けられた第1ブラインドシートと、自由端が第2支持部材に取付けられた第2ブラインドシートを有し、ブラインドシートは、展張状態において、第1ブラインドシートの側縁部と第2ブラインドシートの側縁部とが重なるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、サンシェード装置に係り、特に車両のウインドウを覆って日差しを遮るためのサンシェード装置に関する。
従来より、車内に入射する日差しを遮るためのサンシェード装置として、車両組込式のものが知られている。
特許文献1に記載のサンシェード装置は、車両のリアウインドウをブラインドシートによって被覆するものでる。このブラインドシートは、収納時には、巻取軸に巻き取られて、リアウインドウ下部に配置される。
リアウインドウの両側辺を支持するピラーには、一対のガイドレールが配設されており、このガイドレールには、案内部材が摺動可能に保持されている。
この案内部材は、駆動装置を作動させることによってガイドレールに沿って移動可能とされる。
また、この案内部材は、リアウインドウ中央側へ突出する柄部を有しており、この柄部がブラインドシートの自由端側に取付けられた管状の引張棒に進退可能に挿入されている。
このような構成により、特許文献1に係るサンシェード装置では、収納状態で駆動装置が作動すると、案内部材がガイドレールに沿って車両上方へ案内され、これに伴って、引張棒がリアウインドウ上方へ移動することとなる。
このとき、リアウインドウは上側が短辺となる略台形状に形成されているので、引張棒が上方へと移動するに従い、案内部材の柄部は引張棒内へ挿入されていくこととなる。
また、引張棒が上方へ移動するにつれてブラインドシートは巻取軸から引き出されていき、サンシェード装置は、ブラインドシートによってリアウインドウを下側から次第に被覆していく。
ところで、上述のように、車両のリアウインドウは上側車両のリアウインドウは上側程幅狭となる略台形状であるので、このような形状のリアウインドウの略全域を被覆するために、特許文献1に係るサンシェード装置では、巻取軸が左右に2分割され、それぞれからブラインドシートが繰り出される構成となっている。
それぞれのブラインドシートは展開状態で略台形状をなしており、完全に展開された状態では、リアウインドウの略全域を被覆することができる。
また、特許文献2に記載のサンシェード装置は、車両のドアウインドウをブラインドシートによって被覆するものである。
車両のドアウインドウは、幅方向に対称ではなく、ドアウインドウ枠の上枠よりも下枠の方が長く形成されるとともに、上枠から下枠側へ延出する車両前後の側枠のうち前枠は直線的形状に、後枠は曲線的形状に形成されている。
このようなドアウインドウの略全域を被覆するために、特許文献2に係るサンシェード装置では、ウインドウ枠内を支柱等によってメイン開口部と小開口部とに分割し、それぞれを巻取軸から繰り出すブラインドシートによって別々に被覆する構成となっている。支柱は、前枠と後枠との間に、前枠と略平行に配設されている。
これにより、車両前後のメイン開口部は直線的な前枠、支柱、上枠及び下枠で周縁が規定された略矩形の領域となり、車両後側の小開口部は曲線的な後枠、支柱及び下枠で周縁が規定される領域となる。
この特許文献2に係るサンシェード装置では、略矩形のメイン開口部を下枠の下方に配設した巻取軸から繰り出すブラインドシートによって下側から次第に被覆することが可能であり、小開口部を支柱に配設した別の巻取軸から繰り出すブラインドシートによって車両後方へ向けて横方向へ次第に被覆することが可能である。
更に、特許文献3に係るウインドウシェード装置は、車両のドアウインドウを日除けシートにより被覆するものである。
車両のドアウインドウは、車両前方に位置する前部窓部分と、車両後方に位置する後部窓部分とに、ブリッジを境界として分割されており、それぞれを巻取りシャフトから繰り出す日除けシートによって別々に被覆する構成となっている。
この特許文献3に係るウインドウシェード装置では、前部窓部分を、下枠部分に配置した巻取りシャフトから繰り出す日除けシートによって下側から次第に被覆することが可能であり、後部窓部分を、ブリッジと略平行に配設された巻取りシャフトから繰り出す日除けシートによって、車両前方から後方へ向けて次第に被覆することが可能である。
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載のサンシェード装置及びウインドウシェード装置では、ブラインドシート及び日除けシートの展開方向が異なり、不自然な印象を与えてしまうという問題点があった。
また、展開途中において、上側及び後側に覆い残し部分が生じてしまうという問題点がった。
このような問題を解決し、覆い残し部分が生じないサンシェード装置として、本願出願人は、特許文献4に示すサンシェード装置を提案している。
特許文献4に記載のサンシェード装置では、ブラインドシートが伸縮可能に形成されている。
また、このブラインドシートには、その両側部辺に沿って被係合部が形成されており、一方、この被係合部と係合する案内溝がガイドレールに沿って配設されている。
ブラインドシートを巻き取るロールシェード部は、略台形状のウインドウの短辺側に配置されており、ブラインドシートが展張されていくと、一対のガイドレール間距離の拡大に伴ってブラインドシートが幅方向に伸張される。
このとき、ブラインドシート両側部辺に設けられた被係合部が、ガイドレールに沿って設けられた案内溝に係合した状態で案内されるので、ブラインドシートは、自由端側だけでなく、その全体が一対のガイドレール間距離に応じて伸張する。
これにより、特許文献4に記載のサンシェード装置では、車両ウインドウの略全域を覆い残し部分を生じることなく被覆することが可能となる。
特開2002−120558号公報 特開2005−096529号公報 特開2003−182358号公報 特開2006−051925号公報
しかしながら、特許文献4に記載のサンシェード装置では、展開方向の相違から生じる不自然さを回避するとともに、車両ウインドウの略全域を覆い残し部分なく被覆することが可能ではあるものの、展開状態でブラインドシートが伸張した状態のままとなるため、ブラインドシートに張力による負荷がかかる。
このため、使用を継続しているうちにブラインドシートがわずかに幅方向に伸びてしまい、スムーズに巻取りを行うことができなくなるおそれがあった。
本発明の目的は、上記各問題点を解決することにあり、ブラインドシートを幅方向に伸縮させることなく展張させることによって、底辺部の幅が上辺部の幅よりも広い拡開形状のウインドウの全域を被覆することが可能なサンシェード装置を提供することによる。
上記課題は、本発明に係るサンシェード装置によれば、車両ウインドウを被覆するブラインドシートと、前記ウインドウの窓枠上端側に配設され前記ブラインドシートを巻き取るロールシェード部と、前記ブラインドシートの自由端を支持する支持部材と、該支持部材の少なくとも一端に連結された少なくとも1のスライダと、前記ブラインドシートの展開収納方向に拡開するように配設された、前記スライダを案内するガイドレールと、を備えたサンシェード装置であって、前記支持部材は、一端が、前記スライダのうちの一つである第1スライダに連結された第1支持部材と、一端が前記車両本体の前記車両ウインドウ窓枠下端よりも下部であって前記車両ウインドウから離隔する位置に回動可能に支持されるとともに、他端が前記第1支持部材上を摺動可能となるように前記第1支持部材に支持された第2支持部材とを有して構成され、前記ブラインドシートは、自由端が前記第1支持部材に取付けられた第1ブラインドシートと、自由端が前記第2支持部材に取付けられた第2ブラインドシートを有し、前記ブラインドシートは、展張状態において、前記第1ブラインドシートの側縁部と前記第2ブラインドシートの側縁部とが重なるよう構成されていることにより解決される。
このように、本発明においては、第1支持部材及び第2支持部材により、ロールシェード部に巻き取られているブラインドシートを展張する。
このとき、ブラインドシートは第1ブラインドシートと第2ブラインドシートとに分割されており、各々第1支持部材及び第2支持部材により展張させられる。
また、第1支持部材は、スライダの移動とともに展張方向へ移動するとともに、第2支持部材は、一端側は第1支持部材の移動に沿って移動し、他端側は車両側(車両本体のウインドウ窓枠下端よりも下部)に回動可能に固定されている。つまり、第2支持部材は、車両側の端部を支点として、第1支持部材側の端部が円弧を描いて移動することとなる。
このため、第2支持部材に基端部が取付けられた第2ブラインドシートは扇形形状に展張していくこととなる。
よって、車両ウインドウの湾曲した外枠に囲まれた部分を効率良く確実に被覆することができる。
また、第1ブラインドシートの側縁部と前記第2ブラインドシートの側縁部とが重なるよう構成されているため、車両ウインドウ全体を完全に被覆することができる。
このとき、前記ロールシェード部は、前記ウインドウの窓枠上端部分であって湾曲が小さい部分に配設される第1ロールシェード部と、前記ウインドウの傾斜部であって湾曲が大きい部分に配設される第2ロールシェード部とを有して構成されており、前記第1ブラインドシートの基端部は、前記第1ロールシェード部に取付けられるとともに、前記第2ブラインドシートの基端部は、前記第2ロールシェード部に取付けられていると好適である。
このように構成されていると、車両ウインドウの面積及び形状の異なる領域を効率良く、確実に被覆することができる。つまり、略矩形状のエリアを第1ロールシェード部側の第1ブラインドシェードで被覆するとともに、略台形状の外枠が大きく湾曲したエリアを第2ロールシェード側の第2ブラインドシェードで被覆することができる。よって、第1ブラインドシェードと第2ブラインドシェードの面積及び形状を、適用する車両ウインドウに応じて変更し、確実に車両ウインドウ全体を被覆することができる。
また、このとき、前記支持部材は、前記第1支持部材に対して進退動可能に構成された第3支持部材を更に有し、前記第3支持部材は、前記第1支持部材内部に配設される側端部と反対側端部が、前記第1支持部材に連結されたスライダとは別個の第2スライダに連結されており、前記第1スライダと前記第2スライダ、及び前記第1支持部材と前記第3支持部材とは、展開収納方向への移動時に、略水平状態を保持して移動するよう構成されていると、支持部材を確実に移動させることができるため好適である。
更に、このとき、前記第2ブラインドシートは、略扇形状のシートであり、前記第2ロールシェードは、略三角錐形状であると、車両ウインドウ窓枠の湾曲した部分に囲まれたエリアを略扇形シートで確実に被覆することができるとともに、第2ロールシェードの側面展開形状と第2ブラインドシェードの形状が同様のものとなるため、効率よく巻き取ることができるため好適である。
また、請求項4に記載のサンシェード装置において、前記第2ロールシェードは、複数の略円錐台形状の部材を組み合わせることにより形成されていると、第2ロールシェードに可撓性が生じるため、車両ウインドウ外枠形状にフレキシブルに沿わせることができるため好適である。
更に、請求項4に記載のサンシェード装置において、前記第2ロールシェードは、略円錐形状の第1ロッドと、該第1ロッドの底面積よりも小さい径の底面積を有する略円錐形状の第2ロッドと、で形成されており、前記第1ロッドの底面側から、前記第2ロッドの頂点側を挿入することにより形成されていると、一の第2ロールシェードを使用するよりも、底面の径を削減することができ、これに伴い第2ロールシェードの占有体積を低減することができる。よって、車両搭載性が良くなり好適である。
また、請求項6に記載のサンシェード装置において、前記第2ブラインドシートは、前記第1ロッドに基端部が取付けられた第3ブラインドシートと、前記第2ロッドに基端部が取付けられた第4ブラインドシートを有して構成されていると、より確実に車両ウインドウを被覆することができるため好適である。
更に、本発明に係るサンシェード装置は、前記スライダに連結され、前記スライダを前記ガイドレールに沿って移動させる伝達部材と、該伝達部材を移動させる駆動部を備えている。
また、前記伝達部材は、前記駆動部のリールに巻き取り可能に連結されたワイヤ、前記駆動部の連結されたピニオンと噛合するラック、前記駆動部の出力歯車と噛合するスパイラルケーブル、から選択されたいずれか一の部材である。
このため、効率良くスライダを移動させて、車両ウインドウをブラインドシートにより被覆することができる。
本発明によれば、ブラインドシートを複数のブラインドシートに分割し、展開・収納動作時に複数のブラインドシートの側縁部の重なり具合を変化させてウインドウ幅の変化に対応させるように構成しているので、ブラインドシート自体を幅方向に伸縮させることなく、ウインドウの略全域を被覆することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する構成は本発明を限定するものでなく、部材、配置等、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本実施形態は、ブラインドシートを幅方向に伸縮させることなく展張させることによって、底辺部の幅が上辺部の幅よりも広い拡開形状のウインドウの全域を被覆することが可能なサンシェード装置に関するものである。
図1乃至図14は、本発明の第1実施形態に係るものである。
また、図15は、本発明の第2実施形態に、図16は本発明の第3実施形態に、図17は本発明の第4実施形態に係るものである。更に、図18乃至図20は、本発明の第5実施形態に係るものである。
図1乃至図14は、本発明の第1実施形態を示すものであり、図1はサンシェード装置の構成を示す説明図、図2はサンシェード装置の駆動部の構成を示す説明図、図3はサンシェード装置の駆動部10の構成を示す斜視図、図4はサンシェード装置のスライダを示す斜視図、図5乃至図7はサンシェード装置の第1ロールシェード部を示す説明図、図8はサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図、図9はサンシェード装置の収納・展開状態を示す説明図、図10は図9の上面図、図11はサンシェード装置の収納状態を示す説明図、図12はサンシェード装置の展開途中を示す説明図、図13はサンシェード装置の展開状態を示す説明図、図14はサンシェード装置の電気的構成を示す説明図である。
図15は、第2実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図、図16は第3実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図、図17は第4実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図、図18は第5実施形態に係るサンシェード装置の収納状態を示す説明図、図19は第5実施形態に係るサンシェード装置の展開途中を示す説明図、図20は第5実施形態に係るサンシェード装置の展開状態を示す説明図である。
(第1実施形態)
本発明のサンシェード装置を車両1のフロントウインドウW(以下、単に「ウインドウW」と記す)に適用した例について説明する。
図1は、サンシェード装置Sの説明図である。
本実施形態に示すサンシェード装置S(以下、単に「装置S」と記す)は、ドアパネルDとドアトリムT間に配設される駆動部10とロールシェード機構部20と、ガイド部30を主要構成要素として構成されている。
本実施形態に係る駆動部10は、モータ装置11を備え、装置Sの展開収納動作を駆動するためのものである。
本実施形態に係るロールシェード機構部20は、ウインドウWの車内側上縁部に沿って設けられており、ウインドウWを被覆するブラインドシート21を巻き取るためのものである。
また、本実施形態に係るガイド部30は、車両1のサイドピラー5及びフロントピラー3の内側に沿って配設されたガイドレール31と、このガイドレール31の下端部に連結されたケーブルパイプ32を有して構成されている。サイドピラー5は、ウインドウWの後方を支持するとともに、車体1の補強材としての役割を果たす。
なお、装置Sが車両1に配設された状態では、駆動部10、ガイド部30のガイドレール31等は、車両1の車内側に配設される各種トリム部材で被覆され、車内より視認不能となるが、説明のため、トリム部材の図示は省略している。
本実施形態に係る駆動部10は、モータ装置11と、モータ固定部材12とを有して構成されている。モータ装置11は、モータ部及び減速機構部を有しており、モータ固定部材12に固定されている。このモータ固定部材12は、ドアパネルD若しくはドアトリムTの内側(相対向して空間を形成する面側)に取り付けられる。
モータ部としては、DCモータ、ブラシレスモータ、超音波モータ等の各種モータを適用することができる。
ガイド部30は、図1等に示すように、サイドピラー5に沿って配設された断面略コ字形状のガイドレール31aと、フロントピラー3に沿って配設された断面略コ時形状のガイドレール31b(ガイドレール31a,31bを総称してガイドレール31と記す)、ガイドレール31aの上端部に連結されたケーブルパイプ32a、ガイドレール31bの上端部に連結されたケーブルパイプ32b(ケーブルパイプ32a,32bを総称してケーブルパイプ32と記す)、ガイドレール31(31a,31b)及びケーブルパイプ32(32a,32b)内に挿入されて、これらの内部を移動可能な伝達部材としてのスパイラルケーブル34a,34b(スパイラルケーブル34a,34bを総称してスパイラルケーブル34と記す)、スパイラルケーブル34の一端部に固定されたスライダ35a,35b(スライダ35a,35bを総称してスライダ35と記す)、スパイラルケーブル32を保持するケーブルパイプホルダ33等を有して構成されている。
ケーブルホルダ33は、モータ装置11とドアパネルDとの間に配設されている。このケーブルホルダ33は、図2及び図3に示すように、ドアパネルD側に並行して配設された円管状の2組のケーブルパイプ32a,32bを保持している。
このように並行して配設された各々のケーブルパイプ32a,32bは、ケーブルパイプホルダ33の内部では、長さ方向に一部が切断されたような構成となっており、その切断部分には、スパイラルケーブル34が露出している。
モータ装置11からは、スパイラルケーブル34が配設される方向へ向けて出力軸11aが突出している。この出力軸11aは、モータ装置11に接続されたウォームギアからの出力伝達を受けたウォームホイールの出力を伝達する軸であり、この出力軸11aには、第1ギア11b及び第2ギア11cが取付けられている。
この第1ギア11bには、フロントピラー3側へ延びるスパイラルケーブル34bが噛合するとともに、第2ギア11cには,サイドピラー5側へ延びるスパイラルケーブル34aが噛合している。
なお、スパイラルケーブル34と第1ギア11b及び第2ギア11cとは、ケーブルパイプ32が切断され、スパイラルケーブル34が露出している箇所で噛合している。
また、本実施形態においては、第1ギア11bは、第2ギア11cよりも大きいギアが使用されており、この第1ギア11bと第2ギア11cの歯数は、スパイラルケーブル34a,34bに固定されたスライダ35a,35bが略水平に移動することができる歯
数(速度)に調整されている。
ケーブルパイプ32aは、ウインドウWの下端部に沿って車両後方側へ延び、サイドピラー5に沿って略垂直に車両上方に立上るように屈曲している。
このケーブルパイプ32aは、その端部がサイドピラー5に沿って配設されたガイドレール31aと、ウインドウWの上端部付近で連結されている。
また、ケーブルパイプ32bは、ウインドウWの下端部に沿って車両前方へ延び、フロントピラー3に沿って略垂直に車両上方に鋭角を成して立上るように屈曲している。
このケーブルパイプ32bは、その端部がフロントピラー3に沿って配設されたガイドレール31bと、ウインドウWの上端部付近で連結されている。
ガイドレール31aは断面略コ字形状の筒体であり、上述の通りサイドピラー5に沿って配設されている。このガイドレール31aは、ウインドウWの内側上端部付近で、ケーブルパイプ32aに連結され、このケーブルパイプ32a内部には、スパイラルケーブル34aが挿入されている。また、このスパイラルケーブル34a端部には、スライダ35aが連結されている。
なお、ガイドレール31aの略コ字開口部からは、スライダ35aのシャフト取付部352が突出するよう構成されており、このためこの略コ字開口部に沿ってスライダ35a及びこのスライダ35aに連結されたガイドパイプ27Aが上下方向へ移動する。
同様に、ガイドレール31bは断面略コ字形状の筒体であり、上述の通りフロントピラー3に沿って配設されている。このガイドレール31bは、ウインドウWの内側上端部付近で、ケーブルパイプ32bに連結され、このケーブルパイプ32b内部には、スパイラルケーブル34bが挿入されている。また、このスパイラルケーブル34b端部には、スライダ35bが連結されている。
なお、ガイドレール31bの略コ字開口部からは、スライダ35bのシャフト取付部352が突出するよう構成されており、このためこの略コ字開口部に沿ってスライダ35b及びこのスライダ35bに連結されたスライドシャフト27Bが上下方向へ移動する。
図4に、スライダ35の説明図を示す。スライダ35a及びスライダ35bは、同様の構成であるので、スライダ35bを例にとり説明する。
スライダ35bは、スライド部351と、シャフト取付部352とを有して構成されている。
スライド部351は、略円筒状部材として構成されている。
シャフト取付部352は、略矩形平板状部材であり、スライド部351の側面から略垂直に起立している。
シャフト取付部352には、後述するスライドシャフト27Bの車両前方側端部が連結されている。
スライド部351は、断面略コ字形状のガイドレール31のコ字開口部から突出し、このコ字開口部に沿って摺動自在に保持されている。
スパイラルケーブル34は、図5に示すようにコイル状のケーブルと、このケーブル内に挿入固定されたフレキシブルケーブルによって構成されており、可撓性を有している。
従って、スパイラルケーブル34は駆動部10により駆動されると、曲げ加工されたケーブルパイプ32の屈曲箇所に追随して内部を移動することができる。
以上のように駆動部10及びガイド部30が構成されているので、モータ装置11の回転駆動によって、スパイラルケーブル34がケーブルパイプ32及びガイドレール31内を案内され、スパイラルケーブル34の端部に固定されたスライダ35がガイドレール31の上端部から下端部の間を移動する。
これに伴い、スライダ35に連結されたスライドシャフト27B及びガイドパイプ27AがウインドウWの上端部付近から下端部付近の間を移動する。
また、本例では、モータ装置11の第1ギア11b及び第2ギア11cとスパイラルケーブル34a及びスパイラルケーブル34bが噛合しており、モータ装置11が作動して第1ギア11b及び第2ギア11cが回転することによりスパイラルケーブル34a及びスパイラルケーブル34bを送り出し、その先端部に固定されたスライダ35a及びスライダ35bを上下動させるよう構成しているが、構成はこれに限られるものではない。
例えば、先端部にスライダ35a及びスライダ35bが固定された可撓性を有する線状部材をスパイラルケーブル34a及び34bの代わりに使用し、可撓性を有する線状部材にラックを形成するとともに、第1ギア11b及び第2ギア11cをピニオンとしてラック・ピニオン方式により可撓性を有する線状部材を送り出すようにしてもよい。
また、モータでワイヤを巻き取ることによってスライダ35a及びスライダ35bを展開方向へ引っ張るように構成してもよい。
次に、本実施形態に係るロールシェード機構部20について説明する。
本実施形態に係るロールシェード機構部20は、ロールシェード部22と、ロールシェード部22の両端部に配設されてロールシェード部22を支持するロールシェード保持部26と、ロールシェード部22に基端部が固着されたシート状のブラインドシート21と、ブラインドシート21の自由端側に取付けられたシートガイド部27を有して構成されている。
ロールシェード部22は、ウインドウWの車両後方側に配設される第1ロールシェード部22Aと、ウインドウWの車両前方側に配設される第2ロールシェード部22Bと、コア部22Cとで構成されている。
コア部22Cは、図5に示すように、センタシャフト22aと、コイルスプリング22bと、スプリングホルダ22cとで構成されている。
ウインドウWは、略台形状に湾曲した形状に形成されており、ウインドウWの上枠もまたこの形状に沿って湾曲した形状となっている。
センタシャフト22aは、ウインドウWの上枠のこの形状に沿って湾曲したシャフトであり、回転軸となる。
このセンタシャフト22aは、ロールシェード保持部26に端部が取付けられた状態で湾曲した状態を維持できればよく、湾曲形成した樹脂材等の略円筒状部材であってもよいし、フレキシブルな材料で形成され、ロールシェード保持部26に取付けられるときにウインドウWの上枠形状に沿って湾曲させるようにしてもよい。
コイルスプリング22bは、復元力を付加するためのスプリングであり、センタシャフト22aの一端にその一端部が固定されている。
スプリングホルダ22cは、略円筒形状の部材であり、センタシャフト22aの他端側(コイルスプリング22bが固定されている側と逆側)に回動可能に配設されるとともに、このスプリングホルダ22cにはコイルスプリング22bの他端側(センタシャフト22aに固定されていない側)が固定されている。
図6に示すように、第1ロールシェード部22Aは、略円柱状であり、ウインドウWの車両後方側上枠の形状に沿って湾曲して配設される。
そして、この第1ロールシェード部22Aには、第1ブラインドシート21Aが巻き取られる。
第1ロールシェード部22Aは、略円筒形状の部材であり、複数のサイドロッド23、ジョイント24、センタロッド25が連結されて、一の部材としての略円筒形部材が形成される。
サイドロッド23は、略円筒状の部材であり、一端面には、スプリングホルダ22cを嵌合するための嵌合孔が形成されている。また、他端面には、中心角略180°に対向する位置2箇所に、軸方向へ突出し所定の角度幅を有する係合突起23aが形成されている。
このサイドロッド23は、センタシャフト22aの両端側に各々配設されており、嵌合したスプリングホルダ22cと一体となり回動するように構成されている。
センタロッド25は、略円筒形状の部材であり、両端面に係合突起25aが形成されている。ただし、センタロッド25の両端部では、周方向に略90°位相をずらした位置に係合突起25aは形成されている。
ジョイント24は、略円筒形状の部材であり、その両端面には係合凹部24aが各々2箇所ずつ形成されている。
この両端面に形成された係合凹部24aは、センタロッド25と同様に、周方向に略90°位相をずらした位置に形成されており、各々、係合突起23a及び係合突起25aと係合するよう構成されている。
ジョイント24は、この係合凹部24aに係合突起23a及び/又は係合突起25aを係合することにより、サイドロッド23とセンタロッド25、又はセンタロッド25どうしを軸方向に連結する。
このように、サイドロッド23、センタロッド25、ジョイント24が複数連結されて、図7に示す一の第1ロールシェード部22Aが形成される。
この第1ロールシェード部22Aの内部には、センタシャフト22aが挿通されている。
このように構成されているので、サイドロッド23、ジョイント24、センタロッド25からなる第1ロールシェード部22Aは、センタシャフト22aを挿通した状態で軸方向に連結される。これらの部品をサブアセンブリ化してロールシェード部22を組立てるとき、サイドロッド23、ジョイント24、センタロッド25の間には、空間の余裕(遊び)を持たせて組み付けられる。この遊び分によって、ジョイント24を介してその両側に連結されたサイドロッド23又はセンタロッド25は、ジョイント24を関節部として略90°ごとに折り曲がることが可能となる。
なお、本実施形態では、係合突起23a及び係合突起25aと係合凹部24aとの連結は、これらを嵌合させただけであるが、関節部として折れ曲がることが容易なように、ヒンジピン等によって回動自在に連結させてもよい。
また、係合突起23a及び係合突起25aの周方向の幅は、係合凹部24aの周方向の幅と略同一に形成されており、回転ロッドがセンタシャフト22aを回転軸として回転したときに、サイドロッド23、ジョイント24及びセンタロッド25はほとんど回転方向にずれを生じることなく回転力の伝達が可能となっている。したがって、サイドロッド23、ジョイント24及びセンタロッド25が軸方向に連結された状態であっても全体として湾曲させつつ、センタシャフト22aの湾曲形状に追随しながら一体として回転することができる。
つまり、センタシャフト22aがロールシェード保持部26に固定され、第1ロールシェード部22Aがセンタシャフト22aを回転軸として回動しても、センタシャフト22aの湾曲形状は維持され、第1ロールシェード部22A自体の形状も維持される。
また、コイルスプリング22bの一端側は、センタシャフト22aに固定され、他端側はスプリングホルダ22cを介して第1ロールシェード部22Aに連結されているので、第1ロールシェード部22Aが、第1ブランドシート21Aを展張する正方向に回動すると、コイルスプリング22bには第1ブラインドシート21Aを収納する方向に回転力が掛かり、展開時に第1ブラインドシート21Aに張力を与えるとともに、収納時に第1ブラインドシート21Aの収納を円滑にする。
第2ロールシェード部22Bは、図8に示すように、略円錐形状であり、ウインドウWの車両前方側上枠の形状に沿って配設される。そして、この第2ロールシェード部22Bには、第2ブラインドシート21Bが巻き取られる。
第2ロールシェード部22Bは、略円錐形状の部材であり、軸方向にセンタシャフト22aを挿通させるための挿通孔22dが形成されている。
この挿通孔22dにセンタシャフト22aが挿入されるのであるが、センタシャフト22aの構成等は、上述と同様であるため、説明を省略する。
つまり、一のセンタシャフト22aに、第1ロールシェード部22A及び第2ロールシェード部22Bが取付けられる。
第2ロールシェード部22Bは、頂点側を車両前方下部に向けて、ウインドウWの車両前方側上枠の形状に沿って窓枠内部に配設される。
ブラインドシート21は、第1ロールシェード部22Aにその基端部が固着される第1ブラインドシート21Aと、第2ロールシェード部22Bにその基端部が固着される第2ブラインドシート21Bとで構成される。
第1ブラインドシート21Aは、略矩形状のシートであり、ウインドウWの車両後方側(以下、「第1エリア」と記す)を被覆する。また、第1ブラインドシート21Aの自由端側には、後述するシートガイド部27のガイドパイプ27Aが固着されている。
なお、第1ブラインドシート21Aは、略矩形状に限られるものではなく、略台形状等、ウインドウWの形状に応じて他の形状を選択することができる。
また、第2ブラインドシート21Bは、略扇形状のシートであり、ウインドウWの車両前方側(以下、「第2エリア」と記す)を被覆する。また、第2ブラインドシート21Bの自由端側には、後述するシートガイド部27のガイドロッド27Cが固着されている。
なお、第2ブラインドシート21Bは、略扇形状に限られるものではなく、略三角形状等、発明の趣旨を変更しない範囲で他の形状を選択することができる。
これら第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bは、これらが完全に展開した状態においては、ウインドウWは完全に被覆されるとともに、所定幅だけ両者が重なりあうに十分な面積を有している。
本実施形態に係るブラインドシート21は、所定の透過率を有し、ほとんど伸縮性を有しないシート素材で形成されている。
シートガイド部27は、図9及び図10に示すように、第1支持部材としてのガイドパイプ27Aと、第3支持部材としてのスライドシャフト27Bと、第2支持部材としてのガイドロッド27Cとを有して構成されている。
ガイドパイプ27Aは、略円筒状の部材であり、その一端側がスライダ35aと連結されている。また、ガイドパイプ27Aには、略円筒形状で、ガイドロッド27C一端部を回動可能に保持する連結部27aが形成されている。この連結部27aの内孔には、ガイドパイプ27Cが挿入されており、連結部27aは、ガイドパイプ27A上を摺動可能となっている。
スライドシャフト27Bは、棒状部材であり、その一端側がスライダ35bと連結されている。
ガイドロッド27Cは、棒状部材であり、その一端が、ガイドパイプ27A上に形成された連結部27aに回動可能に保持されている。また、他端は、ドアパネルD内部若しくはフロントピラー3内部(いずれも、車両完成時に、車両内及び外部より視認不能となる側)に回動可能に保持されている。
スライドシャフト27Bは、その自由端がガイドパイプ27A内部に配設された状態で挿入されている。このスライドシャフト27Bは、ガイドパイプ27A内部を摺動可能となるよう構成されている。
また、ガイドロッド27Cは、連結部27aによりガイドパイプ27Aに連結されている。
更に、ガイドパイプ27Aには、第1ブラインドシート21Aが固着されるとともに、ガイドロッド27Cには、第2ブラインドシート21Bが固着されている。
図9乃至図13により、本実施形態に係る装置Sの作動について説明する。
図9は、作動機構を説明するために。ブラインドシート21を省略してある。
図9及び図10に示すように、格納状態では、ガイドパイプ27A、スライドシャフト27Bは、ウインドウWの上端部に位置している。このとき、スライダ35aは、ウインドウW車両後方側の上端部のX1点に位置しており、スライダ35bは、ウインドウW車両前方側の上端部Y1に位置している。また、このとき、スライドシャフト27Bは、ガイドパイプ27A内部に全体が格納された状態となっている。更に、ガイドロッド27CとウインドウWの下枠とが、車両に回動可能に固定された点(以下「支点」と記す)を中心として成す角度が最大となっている。この状態で、ブラインドシート21を備えた図が図11である。
図9に示すように、この状態で、モータ装置11を駆動し、矢印1方向に回転すると、スパイラルケーブル34a(ケーブルパイプ32a)及びスパイラルケーブル34b(ケーブルパイプ32b)が矢印2方向へ移動する。
この移動に伴い、スライダ35aがX1点からX2点へ移動するとともに、スライダ35bがY1点からY2点へ下降移動する。
このスライダ35a及びスライダ35bの移動に従い、スライドシャフト27Bがガイドパイプ27Aから矢印4方向へ引き出されるとともに、ガイドロッド27Cの支点位置は固定であるので、連結部27aがガイドロッド27Cに押されてガイドパイプ27A上を矢印5方向へ移動する。
この状態で、ブラインドシート21を備えた図が図12である。
上述の通り、第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bは、その下端側がガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cに固定されているため、この時点では、ガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cが配設される位置まで、これら第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bが引き出され、第1エリア及び第2エリアが途中まで被覆された状態となる。
また、図9に示すように、更に矢印1方向にモータ装置11の駆動を続けると、スパイラルケーブル34a(ケーブルパイプ32a)及びスパイラルケーブル34b(ケーブルパイプ32b)が矢印2方向へ更に移動する。
この移動に伴い、スライダ35aがX2点からX3点へ移動するとともに、スライダ35bがY2点からY3点へ下降移動する。
このスライダ35a及びスライダ35bの移動に従い、スライドシャフト27Bがガイドパイプ27Aから矢印4方向へ更に引き出されるとともに、ガイドロッド27Cの支点位置は固定であるので、連結部27aがガイドロッド27Cに押されてガイドパイプ27A上を矢印5方向へ更に移動する。最終的には、ガイドロッド27Cは、ガイドパイプ27A及びスライドシャフト27Bと重なり合う。つまり、ガイドロッド27CとウインドウWの下枠とが、支点を中心として成す角度が0度となっている。この状態で、ブラインドシート21を備えた図が図13である。
上述の通り、第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bは、その下端側がガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cに固定されているため、この時点では、ガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cが配設される位置まで、これら第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bが引き出され、第1エリア及び第2エリアが全て被覆された状態となる。
本実施形態では、このようにブラインドシート21を複数枚の第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bによって構成し、更に、収納状態から展開状態において、これらの隣接する側縁部が重なるように構成したので、従来のように完全に被覆しきれない場所が残ることがなく、ウインドウWの略全体を被覆することができる。また、第2ロールシェード部22Bを略円錐形状とし、第2ブラインドシート21Bを略扇形状に構成したので、ウインドウWの形状に応じ2枚のブラインドシート21が重なる面積を十分に確保して、より確実にウインドウWの略全体を被覆することができる。
また、本実施形態では、従来のように、ブラインドシート21を幅方向に伸縮させてウインドウWを被覆する構成ではないので、展開状態においてブラインドシート21に負荷を掛けることがない。これにより本実施形態においては、ブラインドシート21が幅方向に延びてしまうことがなく、使用を継続しても安定的にブラインドシート21を巻き取ることができる。
次に、図14に基づいて装置Sの電気的構成を説明する。
装置Sはブラインドシート21を展開・収納する駆動部10のモータ装置11へ駆動信号を送出する制御部40を備えている。制御部40はマイコンにより構成されており、乗員が操作することが可能な操作スイッチ41からの操作信号と、車室内の温度を検出する温度センサ42からの検出信号と、車室内への入射光の照度及び入射方向(角度)を検出する光センサ43からの検出信号と、ブラインドシート21の展開位置を検出する位置センサ44からの検出信号と、車両のギアポジションを検出するギア位置センサ45の検出信号等を受信して、これらをもとにモータ装置11へ正逆方向の駆動信号を送出している。
操作スイッチ41は収納,展開等に応じた複数のスイッチを有しており、乗員がブラインドシート21を展開あるいは収納したいときにいずれかのスイッチが選択・操作され、そのスイッチに応じた操作信号が制御部40へ送出される。
この操作信号を受信した制御部40は、操作信号に応じてモータ装置11へ正逆いずれかの回転方向に応じた駆動信号を送出する。
また、温度センサ42,光センサ43は、それぞれ車室内の所定場所、例えば、ウインドウW内面やダッシュボードの上部等に配設されている。温度センサ42は車室内の温度を検出して温度に応じた検出信号を制御部40へ送出しており、また、光センサ43は車室内へ差し込む太陽光の照度及び入射方向を検出している。
光センサ43は、車室内への入射光の照度と共に、太陽光が所定に入射角度(方向)範囲内で入射していることを検出することができる。光センサ43は、指向性のある1又は複数のセンサからなり、運転者や助手席に座っている者の目の高さに入射する角度範囲内で太陽光が入射していることを検出する。
制御部40はこれらの検出信号をモニターしており、検出信号により車室内の温度が所定値以上になったと判断したり、所定照度以上の太陽光が差し込んでいると判断したりすると、ギア位置センサ45から車両が駐車中であることを示す検出信号を受信していることを条件に、自動的にモータ装置11へ駆動信号を送出してブラインドシート21を展張し、ウインドウWを覆って太陽光を遮蔽する。制御部40は、例えばギアがパーキング・ポジションにある場合に車両が駐車中であると判断する。
つまり、ブラインドシート21を展張させることなく車両を駐車した場合に、車室内の温度が所定以上となるか、強い太陽光が差し込んできたと制御部40によって判断されたときには、自動的にブラインドシート21を閉めて車室内の温度の上昇が抑えられるようになっている。
このように駐車中に自動的にブラインドシート21を展張させることにより、乗員が戻ってきたときにも車室内の温度上昇が抑えられているので、車室内の温度を急激に下げるためにエアコンの噴出量を大きくする必要がなく、大量のエネルギーを消費してしまうことを防ぐことができる。
また、位置センサ44はブラインドシート21の展開位置を検出するためのセンサである。例えば、収納位置や遮蔽位置等に応じてガイドレール31に沿って複数のリミットスイッチを設け、スライダー35とリミットスイッチとが当接することによりリミットスイッチから当接した旨の信号が送出され、制御部40はこの信号をもとにスライダー35の位置を知ることができる。
また、ロールシェード部22の回転量に応じて展張状況を検出し、制御部40へ検出信号を送出するようにしてもよい。
制御部40は、自動又は手動によりモータ装置11へ駆動信号を送出してブラインドシート21が展開・収納されているときに、位置センサ44から検出信号を受け取って収納位置や遮蔽位置等にあることを検出し、この位置で駆動信号の送出を停止させることができる。そして、駆動信号送出を停止した状態で、モータ装置11に備えられた自己保持機能(例えばクラッチ)によって、収納位置,遮蔽位置,途中位置等の位置にブラインドシート21を保持することができる。
制御部40は、ギア位置センサ45から車両が走行中であることを示す信号を受信していることを条件に、光センサ43からの検出信号により入射光の照度が所定以上の値であり、入射光の入射方向が所定範囲内であると判断した場合には、自動的に駆動信号をモータ装置11へ送出し途中位置までブラインドシート21を展張させるように構成されている。ブラインドシート21が途中位置まで展張されると、位置センサ44からの検出信号により制御部40はモータ装置11への駆動信号の送出を停止する。
さらに、制御部40は、光センサ43からの信号により照度及び入射方向が所定範囲外となったと判断した場合には自動的にブラインドシート21を収納させるために、モータ装置11へ逆回転させるための駆動信号を送出するように構成されている。
これに対応して、操作スイッチ41にも途中位置まで展張させるスイッチが設けられている。制御部40は、例えばギアがドライブ・ポジションにある場合に車両が走行中であると判断する。
なお、駐車中にブラインドシート21が遮蔽位置にあるときに、ギアをドライブ・ポジションにシフトした場合に、制御部40はモータ装置11へ逆回転の駆動信号を自動的に送出してブラインドシート21を収納位置まで移動させるようにしてもよい。また、ギアがドライブ・ポジションにあっても、手動操作により操作スイッチ41が操作されると、ブラインドシート21を遮蔽位置まで移動させるように構成してもよい。
上記実施形態は、以下のように改変することができる。
改変例として他の実施形態を以下、説明する。
なお、上記実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに、重複する構成の説明は省略する。
(第2実施形態)
本実施形態においては、第2ロールシェード部22Bの構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図15に示すように、本実施形態に係る第2ロールシェード部122Bは、サイドロッド123と、複数のセンタロッド125,126,127・・・とを有して構成されている。
サイドロッド123は、略円錐台形状の部材であり、底面側には、略角柱形状に切り欠かれた係合凹部123aが形成されている。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
この係合凹部123aは、サイドロッド123底面の直径に沿って切り欠かれている。つまり、長手方向の中心軸が底面の直径となるように切り欠かれている。
また、サイドロッド123軸方向中心部には、センタシャフト22aを貫通させるための挿通孔が形成されている。つまり、サイドロッド123の上面及び底面の略中心を結んで貫通する孔が挿通孔として形成されている。
センタロッド125は、略円錐台形状の部材であり、底面側には、略角柱状に切り欠かれた係合凹部125aが形成されるとともに、上面側には、略角柱状に突出する係合突起125bが形成されている。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
この係合凹部125aは、サイドロッド125底面の直径に沿って切り欠かれている。つまり、長手方向の中心軸が底面の直径となるように切り欠かれている。また、係合突起125bは、サイドロッド125底面の直径に沿って突出している。つまり、長手方向の中心軸が上面の直径となるように突出している。
センタロッド125軸方向中心部には、センタシャフト22aを貫通させるための挿通孔が形成されている。つまり、センタロッド125の上面及び底面の略中心を結んで貫通する孔が挿通孔として形成されている。
このセンタロッド125に形成された挿通孔は、サイドロッド123とセンタロッド125を連結した際、サイドロッド123に形成された挿入孔と連通する。
サイドロッド123の底面と、センタロッド125の上面との面積は略同一となるように構成されており、センタロッド125の係合突起125bは、サイドロッド123の係合凹部123aに嵌合するよう構成されている。
このため、センタロッド125の係合突起125bを、サイドロッド123の係合凹部123aに嵌合させることにより、両者を連結させることができる。
センタロッド126,127・・・は、センタロッド125を相似拡大した立体として構成されている。よって、これらの構成は、センタロッド125と同様である。
つまり、センタロッド126の係合突起126bを、センタロッド125の係合凹部125aに嵌合させることにより、センタロッド125とセンタロッド126は連結され、センタロッド127の係合突起127bを、センタロッド126の係合凹部126aに嵌合させることにより、センタロッド126とセンタロッド127は連結される。
このように、必要個数のセンタロッド125,126,127・・・を順次連結することにより、一の第2ロールシェード部122Bが、略円錐形状に形成される。
サイドロッド123及びセンタロッド125,126,127・・・に形成された挿通孔は、これらを連結した状態では連通しており、この連通した挿通孔にセンタシャフト22aが挿通される。
以上のように、サイドロッド123及びセンタロッド125,126,127・・・を組合せることによって、一の第2ロールシェード部122Bを形成しているため、この第2ロールシェード部122Bには可撓性が生じ、配設時の形状をフレキシブル変化させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態においては、第2ロールシェード部22Bの構成を改変している。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図16に示すように、本実施形態に係る第2ロールシェード部222Bは、サイドロッド223と、複数のセンタロッド225,226,227・・・とを有して構成されている。
サイドロッド223は、略円錐台形状の部材であり、底面側には、略角柱形状に切り欠かれた係合凹部223aが形成されている。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
この係合凹部223aは、サイドロッド223底面の直径に沿って切り欠かれている。つまり、長手方向の中心軸が底面の直径となるように切り欠かれている。
また、サイドロッド223軸方向中心部には、センタシャフト22aを貫通させるための挿通孔が形成されている。つまり、サイドロッド223の上面及び底面の略中心を結んで貫通する孔が挿通孔として形成されている。
センタロッド225は、略円錐台形状の部材であり、底面側には、略角柱状に切り欠かれた係合凹部225aが形成されるとともに、上面側には、略角柱状に突出する係合突起225bが形成されている。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
この係合凹部225aは、サイドロッド225底面の直径に沿って切り欠かれている。
つまり、長手方向の中心軸が底面の直径となるように切り欠かれている。また、係合突起225bは、サイドロッド225底面の直径に沿って突出している。つまり、長手方向の中心軸が上面の直径となるように突出している。
センタロッド225軸方向中心部には、センタシャフト22aを貫通させるための挿通孔が形成されている。つまり、センタロッド225の上面及び底面の略中心を結んで貫通する孔が挿通孔として形成されている。
このセンタロッド225に形成された挿通孔は、サイドロッド223とセンタロッド225を連結した際、サイドロッド223に形成された挿入孔と連通する。
センタロッド225の上面の面積は、サイドロッド223の底面の面積より若干大きくなるように構成されており、センタロッド225の係合突起225bは、サイドロッド223の係合凹部223aに嵌合するよう構成されている。
このため、センタロッド225の係合突起225bを、サイドロッド223の係合凹部223aに嵌合させることにより、両者を連結させることができる。このとき、センタロッド225の上面の面積は、サイドロッド223の底面の面積より若干大きくなるように構成されているため、両者の結合面には段差が生じることとなる。
センタロッド226,227・・・は、センタロッド225を相似拡大した立体として構成されている。よって、これらの構成は、センタロッド225と同様である。
つまり、センタロッド226の係合突起226bを、センタロッド225の係合凹部225aに嵌合させることにより、センタロッド225とセンタロッド226は連結され、センタロッド227の係合突起227bを、センタロッド226の係合凹部226aに嵌合させることにより、センタロッド226とセンタロッド227は連結される。
このように、必要個数のセンタロッド225,226,227・・・を順次連結することにより、一の第2ロールシェード部222Bが、略円錐形状に形成される。
サイドロッド223及びセンタロッド225,226,227・・・に形成された挿通孔は、これらを連結した状態では連通しており、この連通した挿通孔にセンタシャフト22aが挿通される。
以上のように、サイドロッド223及びセンタロッド225,226,227・・・を組合せることによって、一の第2ロールシェード部222Bを形成しているため、この第2ロールシェード部222Bには可撓性が生じ、配設時の形状をフレキシブル変化させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態においては、第2ロールシェード部22Bの構成を改変しており、2分割構成としている。また、第2ブラインドシート21Bを2分割構成としている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
図17に示すように、本実施形態に係る第2ロールシェード部322Bは、第1ロール部322a及び第2ロール部322bを有して構成されており、第2ブラインドシート321Bは、支点側シート321aと、後方側シート321bとで構成されている。
第1ロール部322aは、略円錐台形状の部材であり、その上面及び底面の中心を貫通する挿入孔1322aが形成されている。この挿入孔1322aは、略円錐台形状に穿孔されており、後述する第2ロール部322bの上面側が係合する。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
第2ロール部322bは、略円錐台形状の部材であり、その上面及び底面の中心を貫通する挿入孔1322bが形成されている。この挿入孔1322bは、略円筒状に穿孔されており、センタシャフト22aを貫通するためのものである。なお、この略円錐台形状の相対向する略円形面のうち面積の小さい方の面を上面とし、面積の大きい方の面を底面とする。
第1ロール部322aと第2ロール部322bは、第2ロール部322bの上面側を、第1ロール部322aに形成された挿入孔1322に係合することにより連結される。なお、両者は双方共にバネ機能を有しており、各々独立して回転可能である。
また、支点側シート321aは、その一端側が第1ロール部322aに固着されるとともに、他端側がガイドロッド27Cに固着される。
更に、後方側シート321bは、その一端側が第2ロール部322bに固着されるとともに、他端側がガイドロッド27Cに固着される。
これら支点側シート321a及び後方側シート321bは、格納時には、第1ロール部322a及び第2ロール部322bに巻き取られており、第1実施形態同様、モータ装置11の駆動によって、ガイドロッド27Cが下方へ移動すると、これに伴い展張する。
よって、展開時には、図17(b)に示すように、ガイドパイプ27Aに一端が固定された第1ブラインドシート21Aにより第1エリアが被覆されるとともに、支点側シート321a及び後方側シート321b(第2ブラインドシート321B)により第2エリアが被覆される。
例えば、本実施形態においては、第2ロールシェード部322Bの軸方向の長さを変えずに一本構成した場合の底面の直径を40mmであるとすると、第2ロールシェード部22Bを2分割構成とすることにより、第2ロール部322bの直径を25mmとすることができる。
つまり、このように、第2ロールシェード部22Bを2分割構成とすることにより、最大ロール径を小さくすることができ、このため車両搭載性が向上する。
(第5実施形態)
本実施形態においては、シートガイド部27の構成を改変しており、他の構成は第1実施形態と同様である。
図18乃至図20に示すように、本実施形態に係るシートガイド部427は、ガイドパイプ27Aとガイドロッド27Cとを有して構成されている。つまり、第1実施形態において備えられていたスライドシャフト27Bが本実施形態においては備えられていない。
図18に示すように、格納状態では、ガイドパイプ27Aは、ウインドウWの上端部に位置している。このとき、スライダ35aは、ウインドウW車両後方側の上端部のX1点に位置している。また、このとき、また、ガイドロッド27CとウインドウWの下枠とが、車両に回動可能に固定された点(以下「支点」と記す)を中心として成す角度が最大となっている。
図19に示すように、この状態で、モータ装置11を駆動し、矢印1方向に回転すると、スパイラルケーブル34a(ケーブルパイプ32a)が矢印2方向へ移動する。
この移動に伴い、スライダ35aがX1点からX2点へ下降移動する。
このスライダ35aの移動に従い、ガイドロッド27Cの支点位置は固定であるので、ガイドパイプ27A上に摺動可能に配設された連結部27aがガイドロッド27Cに押されてガイドパイプ27A上を矢印3方向へ移動する。
上述の通り、第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bは、その下端側がガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cに固定されているため、この時点では、ガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cが配設される位置まで、これら第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bが引き出され、第1エリア及び第2エリアが途中まで被覆された状態となる。
また、図20に示すように、更に矢印1方向にモータ装置11の駆動を続けると、スパイラルケーブル34a(ケーブルパイプ32a)が矢印2方向へ更に移動する。
この移動に伴い、スライダ35aがX2点からX3点へ移動する。
このスライダ35aの移動に従い、ガイドロッド27Cの支点位置は固定であるので、ガイドパイプ27A上に摺動可能に配設された連結部27aがガイドロッド27Cに押されてガイドパイプ27A上を矢印5方向へ更に移動する。最終的には、ガイドロッド27Cは、ガイドパイプ27Aと重なり合う。つまり、ガイドロッド27CとウインドウWの下枠とが、支点を中心として成す角度が0度となっている。
上述の通り、第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bは、その下端側がガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cに固定されているため、この時点では、ガイドパイプ27A及びガイドロッド27Cが配設される位置まで、これら第1ブラインドシート21A及び第2ブラインドシート21Bが引き出され、第1エリア及び第2エリアが全て被覆された状態となる。
このように、本実施形態においては、スライドシャフト27B及びスライダ35bを省略した構成としたため、部品点数を削減することができる。
以上のように、各実施形態においては、装置Sが車両のドアウインドウを被覆する場合の説明をしたが、これに限られるものではなく、本装置Sは、フロントウインドウ及びリアウインドウ等にも適用することができる。
この場合には、駆動部10を天井パネルとルーフの間に形成される空間に配設するとよい。
本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の駆動部の構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の駆動部10の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置のスライダを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の第1ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の第1ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の第1ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の収納・展開状態を示す説明図である。 図9の上面図である。 本発明の第1実施形態に係るンシェード装置の収納状態を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の展開途中を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の展開状態を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサンシェード装置の電気的構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第4実施形態に係るサンシェード装置の第2ロールシェード部を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係るサンシェード装置の収納状態を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係るサンシェード装置の展開途中を示す説明図である。 本発明の第5実施形態に係るサンシェード装置の展開状態を示す説明図である。
符号の説明
1‥車両、3‥フロントピラー、5‥サイドピラー
10‥駆動部、
11‥モータ装置、11a‥出力軸、11b‥第1ギア、11c‥第2ギア、
12‥モータ固定部材
20‥ロールシェード機構部、
21‥ブラインドシート、21A‥第1ブラインドシート、21B,321B‥第2ブラインドシート、321a‥支点側シート、321b‥後方側シート、
22‥ロールシェード部、
22A‥第1ロールシェード部、
22B,122B,222B,322B‥第2ロールシェード部、
322a‥第1ロール部、332b‥第2ロール部、1322a,1322b‥挿入孔、
22C‥コア部、
22a‥センタシャフト、22b‥コイルスプリング、22c‥スプリングホルダ、
22d‥挿通孔、
23,123,223‥サイドロッド、
23a,25a,125b,126b,127b,225b,226b,227b‥係合突起、
24‥ジョイント、
24a,123a,125a,126a,223a,225a,226a,227a‥係合凹部、
25,125,126,127,225,226,227‥センタロッド、
26‥ロールシェード保持部、
27,427‥シートガイド部、
27a‥連結部、
27A‥ガイドパイプ(第1支持部材)、27B‥スライドシャフト(第3支持部材)、
27C‥ガイドロッド(第2支持部材)、
30‥ガイド部、31(31a,31b)‥ガイドレール、
32(32a,32b)‥ケーブルパイプ、33‥ケーブルパイプホルダ、
34(34a,34b)‥スパイラルケーブル(伝達部材)、
35(35a,35b)‥スライダ、351‥スライド部、352‥シャフト取付部、
40‥制御部、41‥操作スイッチ、42‥温度センサ、43‥光センサ、
44‥位置センサ、45‥ギア位置センサ、
D‥ドアパネル、S‥装置、T‥ドアトリム、
W‥ウインドウ

Claims (9)

  1. 車両ウインドウを被覆するブラインドシートと、前記ウインドウの窓枠上端側に配設され前記ブラインドシートを巻き取るロールシェード部と、前記ブラインドシートの自由端を支持する支持部材と、該支持部材の少なくとも一端に連結された少なくとも1のスライダと、前記ブラインドシートの展開収納方向に拡開するように配設された、前記スライダを案内するガイドレールと、を備えたサンシェード装置であって、
    前記支持部材は、一端が、前記スライダのうちの一つである第1スライダに連結された第1支持部材と、一端が前記車両本体の前記車両ウインドウ窓枠下端よりも下部であって前記車両ウインドウから離隔する位置に回動可能に支持されるとともに、他端が前記第1支持部材上を摺動可能となるように前記第1支持部材に支持された第2支持部材とを有して構成され、
    前記ブラインドシートは、自由端が前記第1支持部材に取付けられた第1ブラインドシートと、自由端が前記第2支持部材に取付けられた第2ブラインドシートを有し、
    前記ブラインドシートは、展張状態において、前記第1ブラインドシートの側縁部と前記第2ブラインドシートの側縁部とが重なるよう構成されていることを特徴とするサンシェード装置。
  2. 前記ロールシェード部は、前記ウインドウの窓枠上端部分であって湾曲が小さい部分に配設される第1ロールシェード部と、前記ウインドウの傾斜部であって湾曲が大きい部分に配設される第2ロールシェード部とを有して構成されており、
    前記第1ブラインドシートの基端部は、前記第1ロールシェード部に取付けられるとともに、前記第2ブラインドシートの基端部は、前記第2ロールシェード部に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
  3. 前記支持部材は、前記第1支持部材に対して進退動可能に構成された第3支持部材を更に有し、
    前記第3支持部材は、前記第1支持部材内部に配設される側端部と反対側端部が、前記第1支持部材に連結されたスライダとは別個の第2スライダに連結されており、
    前記第1スライダと前記第2スライダ、及び前記第1支持部材と前記第3支持部材とは、展開収納方向への移動時に、略水平状態を保持して移動することを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
  4. 前記第2ブラインドシートは、略扇形状のシートであり、前記第2ロールシェードは、略三角錐形状であることを特徴する請求項1に記載のサンシェード装置。
  5. 前記第2ロールシェードは、複数の略円錐台形状の部材を組み合わせることにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載のサンシェード装置。
  6. 前記第2ロールシェードは、略円錐形状の第1ロッドと、該第1ロッドの底面積よりも小さい径の底面積を有する略円錐形状の第2ロッドと、で形成されており、
    前記第1ロッドの底面側から、前記第2ロッドの頂点側を挿入することにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載のサンシェード装置。
  7. 前記第2ブラインドシートは、前記第1ロッドに基端部が取付けられた第3ブラインドシートと、前記第2ロッドに基端部が取付けられた第4ブラインドシートを有して構成されていることを特徴とする請求項6に記載のサンシェード装置。
  8. 前記スライダに連結され、前記スライダを前記ガイドレールに沿って移動させる伝達部材と、該伝達部材を移動させる駆動部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のサンシェード装置。
  9. 前記伝達部材は、前記駆動部のリールに巻き取り可能に連結されたワイヤ、前記駆動部の連結されたピニオンと噛合するラック、前記駆動部の出力歯車と噛合するスパイラルケーブル、から選択されたいずれか一の部材であることを特徴とする請求項8に記載のサンシェード装置。
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