JP2001518276A - 巻線を取り付ける方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ケーブル巻線をケーブルごとに、発電機の固定子（Ｓ）に取り付ける方法において、所定の長さの数本のケーブル（Ｋ）を所期の巻線に使用する。方法は、所期のコイル弧の中央を表す固定子スロットから開始して、このようなケーブルをそれぞれ取り付け、ケーブルの前半を巻線図に従って前記中心スロットから一方向に取り付けて、ケーブルの他方の半分を巻線図に従って、同じ中心スロットから開始して反対方向に取り付けることを含む。方法は、例えばキャプスタン機（２）の形態のドラム手段を備える装置によって実行され、キャプスタン機は元々、ケーブルの所定のケーブル長全体を支持する。さらに、固定子（Ｓ）の各側に配置された２つのケーブル・フィーダー（Ａ、Ｂ）があり、これが中間保管手段（３、４）によって、巻線図に従って交互にケーブル（Ｋ）を固定子スロットに敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】 巻線を取り付ける方法および装置 技術分野 本発明は、それぞれ請求項１および６の序文で規定されるように、発電機用の 固定子（ステーター）に巻線を取り付ける方法および装置に関する。 発明の目的 固定子（ステーター）に巻き付ける時に取付けを容易にすることが、本発明の 目的である。本発明のもう一つの目的は、固定子のスロットに導体を滑らかかつ 確実に敷設することである。 これらの目的を達成するために、導体の敷設は「死んだ（dead）」導体でしか 実施してはならない。つまり固定子のスロットに挿入する時に、導体には捻りが あってはならない、あるいは最小限の捻りしかあってはならない。 ドラムにコイル巻きされる導体は、捻れないよう解くか外しておくとよい。コ イル巻による捻れは、結果としてゼロになるように、つまり解くか外す行為の終 了時に残留捻りがないよう保持しておくとよい。外すとは、コイルを解くのと同 様の手順を意味し、ほどくことではない。 導体の敷設は、発電機ごとに特定の巻線図に従って実行するとよい。固定子の スロットは、通常、固定子の上側から見て時計回りに１から番号が付いている。 固定子スロットの位置（導体の「穴」の番号）は、固定子の枠の軸方向中心から 最も遠くが１番で、１から番号が付いている。導体は位置ＡのスロットＸから位 置ＢのスロットＹ、以下同様に敷設される。これらの位置の間で、導体は所定の 寸法の弧の形態で敷設される。 導体の剛性および直径は、様々な電圧レベルに応じて同じ発電機内で変化する 。 導体の外部半導体層は軟質でもよく、損傷を受けてはならず、導体の曲げ半径 は許容最小値を下回ってはならない。 発明の概要 上述した目的は、本発明による方法によって達成され、それは ａ）巻線用のケーブルを使用するステップと、該巻線は固定子の所期の巻線に ついて、所定の長さの複数本のケーブル（Ｋ）で巻かれ、 ｂ）ケーブルの中心、例えば所定の長さの半分の位置を、所期のコイル弧の中 央を表す固定子スロットの位置に配置するステップと、 ｃ）コイル弧の前半および固定子巻線全体の一部を形成するために、コイル弧 の前記中心から開始して、前半のケーブル長を固定子に巻き付けるステップと、 ｄ）コイル弧の残りの半分を固定子上に形成し、固定子巻線全体の別の部分を 形成するために、コイル弧の前記中心から開始して、ケーブル長前半の巻とは反 対方向に残りのケーブル長を固定子に巻き付けるステップと、を有することを特 徴とする。 方法は、本発明による装置によって実現することができ、前記装置は、固定子 巻線用に所定の長さの数本のケーブル（Ｋ）を備えたケーブルで巻くため使用す るよう配置されることを特徴とし、装置は、所定のケーブル長全体を最初に支持 するよう配置されたドラム手段と、固定子スロットに対して調節可能な第１およ び第２ケーブル・フィーダーとを備え、ケーブル・フィーダーは、中間保管手段 によって所定の巻線図に従って連続する固定子スロットにケーブルを交互に敷設 するよう配置され、したがって前記所定のケーブル長の前半の第１取付けは、所 期のコイル弧の中央を表す固定子スロットから開始して実行され、第１巻線部分 の巻き取りが終了すると、第２巻線部分の取付けが、これも前記固定子スロット から開始して実行される。 方法は、ケーブル前半を取り付け、つまりケーブル長の半分を固定子スロット に通して前進させて、その中に敷設し、その後、ケーブルの後半を前進させて敷 設する。特に、本発明の方法および装置は、国際特許第97/45919号で開示された ようなタイプの回転電気機械と関連して使用する場合に有利である。 本発明による固定子に巻き付けるよう意図されたケーブルは、送出ドラムに巻 き付けるよう送出することができる。本発明による方法は、その場合、以下のよ うに実現することが好ましい。つまり、送出ドラムから所定の長さを巻き出し、 ドラム手段にコイル巻きする。所定の長さをドラム手段にコイル巻きしたら、ケ ーブルを切断する。コイル巻きに関連して、ケーブルの中心、つまり所定のケー ブル長さの半分に明瞭なマークを付ける。手順は、ケーブルの前半を、固定子の 巻線スロットに取り付けるように、ドラム手段から再び解かれ、その後、マーク が所期のコイル弧の中央を表すよう、ケーブルの中心マークを位置決めして、中 間保管手段にコイル巻きされ、続けられる。ケーブルを中間保管手段から取り出 し、巻線スロットに取り付けて、ケーブルの残りを中間保管手段にコイル巻きす る。これを、ケーブルの半分が取り付けられるまで続ける。ケーブルの他の半分 は、まだドラム手段にある。さらなる手順で、固定子の巻線スロットに取り付け るよう、ケーブルの他の半分をドラム手段から解き、次に中間保管手段にコイル 巻きする。ケーブルと中間保管手段から取り出し、巻線スロットに取り付けて、 ケーブルの残りを中間保管手段にコイル巻きする。これを、ケーブルの他の半分 も取り付けられるまで続ける。 中間保管手段は、２つの別個のキャプスタンで形成して、固定子スロットにケ ーブルの半分を取り付ける場合に交互に使用することができるか、あるいは中間 保管手段を二重ドラム・キャプスタンで形成して、固定子スロットにケーブルの 半分を取り付ける場合にその２つのドラムを交互に使用することができる。 ドラム手段は、別個のキャプスタン機で形成するか、追加のドラムとして形成 することができ、そのコイル巻きは、中間保管手段によって行うよう配置される が、そのドラムは、コイルを解く間、中間保管手段とは別個に配置される。 ケーブルの敷設は、２つの主な原理に従って実行する。つまり、以下で述べる ような方法１に従って、ケーブル・フィーダーを使用してケーブルを固定子スロ ットに押し込むか、以下で述べるような方法２に従って、引き線を使用してケー ブルを引っ張り、スロットに通す。 方法１ ケーブルを第１キャプスタンから外して、そのドラム縁上を引き出す。重いケ ーブルの場合、テルハまたは他の施設を使用して引き出しを実施してよい。ケー ブル・ガイドをケーブルの自由端に取り付ける。ケーブル・ガイドは、直径が関 連の固定子スロットの直径より多少小さく、長さが直径の約５倍の円筒形の棒で 構成される。ケーブル・ガイドを伴うケーブルを、固定子の枠の一方側（上側） に配置された第１ケーブル・フィーダーに挿入する。ケーブルは、第１ケーブル ・フィーダーによって固定子スロットを通って、固定子枠の他方側（下側）でそ こから出て、そこでケーブル・ガイドを伴うケーブルは、ケーブルの十分な長さ が前進したら、固定子枠の他方側に配置されて、所定の巻線図に従って次の固定 子スロットを向く第２ケーブル・フィーダーに挿入され、したがってこの第２ケ ーブル・フィーダーにより、ケーブルは前記次の固定子スロットを通って、固定 子枠の前記一方側（上側）から出る。ここで、前記表に従ってさらに別の固定子 スロットを向いている第１ケーブル・フィーダーが、ケーブル・ガイドを伴うケ ーブルを引き取り、さらに運搬する。一方のケーブル・フィーダーは、他方のケ ーブル・フィーダーが固定子スロット内でケーブルを前進させている間、一時的 に停止する必要があることがある。したがって、ケーブル・フィーダーは、ケー ブルの中心マークが固定子スロットとちょうど対向する位置に来て、コイル弧の 中央（第１ケーブル・フィーダーは開始時にこれを向いていた）を示すまで、交 互にまたは同時に駆動される。 必要な弧の寸法を達成するため、ケーブルを固定子スロットに押し込んだケー ブル・フィーダーを切り離し、移動させる。その代わり、固定子枠の反対側にあ るケーブル・フィーダーを接続し、これが必要な弧の長さに到達するまで、ケー ブルを引っ張る。 作業は上記の原理に従って進行する。つまり、巻線図に従って一方の固定子ス ロットに挿入し、別の固定子スロットでは戻す。ケーブル自由端を、１回おきに 第１キャプスタンまたはドラムおよび１回おきに他方のキャプスタンまたはドラ ムと、その時に空になっているキャプスタンまたはドラムの中間保管手段に供給 する。弧の位置は、ケーブル・フィーダーによって連続的に調整される。 ケーブルの前半を取り付けたら、ケーブルの後半で手順を繰り返す。 方法および装置は特殊であるが、固定子の巻線に高電圧ケーブルを使用する発 電機に高電圧ケーブルを取り付け、ケーブルに、通常これを覆う外部保護カバー がない場合のみを意図しているものではない。 ケーブルは、複数の線を伴う内部芯、芯を囲む内部半導体層、内部半導体層を 囲む絶縁層、および絶縁層を囲む外部半導体層で構成される種類であることが好 ましく、約２０〜２００ｍｍの直径および８０〜３０００ｍｍ²の範囲の導電面 積を有することが好ましい。 方法２ ケーブルを第１キャプスタンから外し、そのドラム縁上を引き出す。重いケー ブルの場合、テルハまたは他の施設を使用して引き出しを実施してよい。ケーブ ル・ガイドをケーブルの自由端に取り付ける。ケーブル・ガイドは、直径がケー ブルより小さい可撓性ガラスファイバの棒で構成するのが適切である引き線の一 方端には、ケーブルを接続するために、アタッチメント付きスリーブを設ける 引き線を、固定子枠の一方側（上側）から固定子スロットに手動で挿入し、反 対側（下側）から取り出す。その後、引き線を、固定子枠の前記反対側に配置さ れた第１ケーブル・フィーダーに挿入する。ケーブルを伴う引き線を引いて固定 子スロットに通し、十分な長さが前進したら、引き線を巻線図に従って次の固定 子スロットに挿入する。十分な長さの引き線が、固定子枠の一方側（上側）で前 記次の固定子スロットから前進したら、ケーブルを引いて固定子スロットに通す ため、そこに配置されている別のケーブル・フィーダーに挿入する。 方法１と同様に、他方のケーブル・フィーダーが固定子スロット内のケーブル を引っ張る間に、一方のケーブル・フィーダーは一時的に停止させる必要がある こともある。したがって、ケーブル・フィーダーは、ケーブルの中心マークが固 定子スロットとちょうど対向する位置に来て、コイル弧の中央（第１ケーブル・ フィーダーは開始時にこれを向いていた）を示すまで、交互にまたは同時に駆動 される。 必要な弧の寸法を達成するため、ケーブルを固定子スロットに押し込んだケー ブル・フィーダーを切り離し、移動させる。その代わり、固定子枠の反対側にあ るケーブル・フィーダーを接続し、必要な弧の長さに到達するまで、ケーブルを 引っ張る。 作業は上記の原理に従って進行する。つまり、巻線図に従って引っ張り、一方 の固定子スロットに通し、別の固定子スロットでは戻す。ケーブル自由端を、１ 回おきに第１キャプスタンまたはドラムおよび１回おきに他方のキャプスタンま たはドラムと、その時に空になっているキャプスタンまたはドラムの中間保管手 段に供給する。弧の位置は、ケーブル・フィーダーによって連続的に調整される 。 ケーブルの前半を取り付けたら、ケーブルの後半で手順を繰り返す。 図面の簡単な説明 次に本発明の方法を、添付の図面を参照しながら、本発明による装置の好まし い実施形態によって、さらに詳細に説明する。 図１は、発電機の固定子の巻線図の一部の例を示す。 図２は、中間保管手段として２つのキャプスタンを使用する、本発明によるケ ーブルの取付け方法の原理図である。 図３は、中間保管手段として二重ドラム・キャプスタンを使用する、図２に対 応する本発明によるケーブル取付けの原理図である。 図４および図５は、それぞれ２つのキャプスタンおよび二重ドラム・キャプス タンを伴う本発明の別の実施形態を示す。 図６は、図３による装置に含まれるキャプスタン機の好ましい実施形態を示す 。 図７は、装置に含まれるケーブル・フィーダーの可動機器の好ましい実施形態 を示す。 好ましい実施形態の説明 発電機の固定子への巻線の取り付けは、巻線図に従って実施され、巻線図は発 電機ごとに特定の巻線図とできる。図１には、固定子巻線のこのような巻線図の 一例を示し、これは本発明の実施形態による方法の基礎となる。巻線図では、固 定子スロットに１から２６の番号をつけ、位置に−１から−４の番号をつける。 このように固定子巻線の部分を形成するケーブルは、所期のコイル弧の中心を 示すポイント、したがってケーブルの所定の長さの中央に対応するポイントから 取り付け始める。図１では、前記中心にＭのマークをつける。ケーブルの一方の 半分を、固定子スロット１４−４から取り付け始め、固定子スロット４−１で終 了するよう、図の左に延びる。ケーブルの他方の半分は、固定子スロット２３− ４から取り付け始めて、固定子スロット１３−１で終了するよう、図の右側に延 びる。 図２は、取り付けられるケーブルＫが送出され、送出ドラム１に巻き付け、中 間保管手段として２つのキャプスタンを使用する場合、本発明によるケーブルの 取付方法の原理図を示す。ケーブルＫの所定の長さを送出ドラム１から巻き出し 、これを、ここではキャプスタン機２の形態であるドラム手段にコイル巻きする 。キャプスタン機２にコイル巻きする間、ケーブルＫの中心に、つまり所定の長 さの半分のポイントにマークをつけ、所定の全長に達したらケーブルＫを切断す る。 その後、ケーブルを第１固定子スロットに敷設するため、キャプスタン機２上 にあるケーブルＫの自由端を第１ケーブル・フィーダ−Ａに導く（図２の点線） ことにより、固定子Ｓへの実際の取付けを開始する。固定子枠Ｓの反対側の前記 固定子スロットを出たら、ケーブルＫの端部を第２ケーブル・フィーダーＢで把 持し、これはケーブルＫを巻線図に従って次の固定子スロットに挿入する。前記 固定子スロットの端部に到達したら、ケーブルＫはキャプスタン４として形成さ れた第１中間保管手段に延びる。キャプスタン４中に、中心マークが第１固定子 スロット（図１のＭ）のちょうど反対側に位置するようなケーブルＫの量を保管 する。次に、ケーブル・フィーダーＡを巻線図に従って次の固定子スロットに移 動させ、キャプスタン４上にあるケーブルの半分の自由端をケーブル・フィーダ ーＡに戻す。ケーブル・フィーダーＡはケーブルの自由端を前記次の固定子スロ ットに挿入し、ケーブル端部は、固定子枠Ｓの反対側にある前記固定子スロット を出ると、再びケーブル・フィーダーＢに把持され、これは今度は巻線図に従っ て次の固定子スロットを向き、ケーブルをそこに挿入する。前記固定子スロット の端部に到達すると、ケーブルは、これもキャプスタンとして形成された第２中 間保管手段３に延びる。前記他方キャプスタン３は、キャプスタン４が空になる ようなケーブル前半の長さを保管する。次に、ケーブル・フィーダーＡは、ここ でキャプスタン３から出ているケーブルを敷設するため、巻線図に従って次の固 定子スロットに移動する。 その後、ケーブル・フィーダーＡおよびＢを使用し、ケーブルＫをキャプスタ ン４およびキャプスタン３から交互に取り出して、この手順を繰り返す。巻線図 に従ってケーブル前半を固定子枠Ｓのスロットに取り付けたら、ここでキャプス タン機２に残っているケーブルの他方の半分で、同じ手順を実施する。 図３では、図２に示したのと同様の方法の原理図を示すが、ここでは中間保管 手段として二重ドラム・キャプスタン３０を使用する。図２による実施形態と同 様、取り付けるケーブルＫを送出して、送出ドラム１に巻き付けると、ケーブル Ｋの所定の長さが送出ドラム１から解かれ、その長さが、この場合もキャプスタ ン機２として図示されたドラム手段にコイル巻きされる。キャプスタン機２にコ イル巻きする間、ケーブルＫの中心、つまり所定の長さの半分のポイントにマー クをつけ、所定の全長に到達したら、ケーブルＫを切断する。 この実施形態でも、その後に実際に固定子Ｓに取り付けるには、第１固定子ス ロットにケーブルを敷設するため、キャプスタン機上のケーブルＫの自由端を第 １ケーブル・フィーダーＡに導く（図３の点線）。ケーブルＫが固定子枠Ｓの反 対側にあるこの固定子スロットを出ると、その端部を別のケーブル・フィーダー Ｂで把持し、これはケーブルＫを巻線図により次の固定子スロットに挿入する。 この固定子スロットの端部に到達したら、ケーブルＫは、ここでは二重ドラム・ キャプスタンで形成された中間保管手段へと延び、これは２本のドラム・スイン グ・アーム３１および３１’を有する。 ケーブルＫをドラム上で受け、これは二重ドラム・キャプスタン３０のコイル 巻位置Ｃにある。このドラム上に、中心マークが第１固定子スロットのちょうど 反対に位置するような（図１のＭ）ケーブルＫの量が保管される。次に、スイン グ・アーム３１がコイル巻ドラムを解いた位置Ｄに運搬する間、巻線図に従って ケーブル・フィーダーＡが次の固定子スロットに移動する。次に、位置Ｄのコイ ル巻ドラム上にあるケーブル半分の自由端が、再びケーブル・フィーダーＡに移 送される。ケーブル・フィーダーＡはケーブル自由端を前記次の固定子スロット に挿入し、ケーブル端部は、固定子枠Ｓの反対側にあるこの固定子スロットを出 ると、再びケーブル・フィーダーＢに把持され、これは巻線図に従ってここでは 次の固定子スロットを向き、ケーブルをそこに挿入する。ケーブルは、前記固定 子スロットの端部に到達すると、二重ドラム・キャプスタン３０のコイル巻位置 Ｃに延び、ここには他方のドラム・スイング・アーム３１’が空のドラムを運搬 してきている。この空の他方のドラムは、コイル解き位置Ｄにある第１ドラムが 空になるようなケーブル前半の量を保管する。次に、他方のドラムがコイル巻位 置Ｃからコイル解き位置Ｄ’までドラム・スイング・アーム３１’によって移動 している間に、ケーブル・フィーダーＡが巻線図に従って次の固定子スロットに 移動する。次に、コイル解き位置Ｄ’でドラムから来るケーブルを、ケーブル・ フィーダーＡで新しいスロットに挿入する。二重ドラム・キャプスタン３０のド ラム・スイング・アーム３１が、別のコイル巻操作の準備を整えて、空のドラム を位置Ｄからコイル巻位置Ｃへと戻す。 次に、ケーブル・フィーダーＡおよびＢで手順を繰り返し、ケーブルＫを二重 ドラム・キャプスタン３０から、そのコイル巻き位置Ｄとコイル解き位置Ｄ’か ら交互に取り出す。巻線図に従ってケーブル前半を固定子枠Ｓのスロットに取り 付けたら、それまでキャプスタン機２に残っていたケーブルの他方の半分で、同 じ手順を実行する。 図２および図３に関して上述した本発明による方法の実施形態では、送出ドラ ム１からのケーブルの所定長さＫをコイル巻きするドラム手段として、キャプス タン機２を使用している。しかし、ドラム手段として追加のドラムを使用し、そ のコイル巻きを、例えば二重ドラム・キャプスタン３０などの中間保管手段で扱 うことが想定される。しかし、ケーブルＫのコイルを解く間、追加のドラムは中 間保管手段から分離され、図２および図３でキャプスタン機２が占有した位置に ある。 図４および図５は、上述した本発明の方法を実現するために、一方で中間保管 手段として２つのキャプスタン３、４を使用し、他方で中間保管手段として二重 ドラム・キャプスタン３０を使用する装置の略図である。次に、装置のこのよう な好ましい実施形態を、様々な固定子スロットのために、図１で与えられた弧寸 法Ｇに従った段付き重ね巻を有する３５ｋＶ発電機の固定子枠Ｓに、ケーブルＫ を取り付けることに関して述べる。コイル弧の高さ合計は、固定子枠Ｓの積層板 からケーブルＫの上縁まで測定する。使用するケーブルの寸法は、２０ｍｍと６ ０ｍｍの間である。キャプスタン機２上に最初にある所定のケーブル長は、約１ ５０メートルになってもよい。 取り付けるには、まず、ケーブルＫの自由端を、図１による開始ポイントＣの ちょうど反対側にある固定子スロット１４−４に挿入する。「固定子スロット１ ４−４」という用語は、図１に関して上記で説明した内容に従って、固定子スロ ット１４、位置４を意味する。開始ポイントＭもケーブルＫの中心および所期の コイル弧の中心と一致する。ケーブル前半は、巻線図を逆に辿って、つまり固定 子スロット１４−４から固定子スロット４−１へと、図１の左側へ辿って取り付 ける。ケーブルの後半は、巻線図を図１により右側へと辿る、つまり固定子スロ ット２３−４から固定子スロット１３−１へと辿って、相応じて取り付ける。図 示の巻線図は、幾つかのコイル弧を伴う固定子巻線全体の一部を指す。 取付けは、キャプスタン機２のドラムからケーブルの一方の自由端を、手動で ケーブル・フィーダーＡへと引っ張り、これが固定子スロット１４−１を向いて 、ケーブルＫを固定子枠Ｓの反対側の固定子スロットに通すことによって実行さ れる。ケーブル・フィーダーＡは、固定子スロットからこの側へ、ケーブルが約 ４メートル供給されると停止する。次に、ケーブル端部がケーブル・フィーダー Ｂに把持され、これはケーブル端部をスロット１−３に向けて、ケーブル・フィ ーダーＡが起動している間に、ケーブルＫを固定子スロットに通す。ケーブル端 部は中間保管手段（図４の４；図５のＣ）に向かう。ケーブル・フィーダーＢで 、ケーブルＫを、巻線図の弧寸法Ｇに従い、ケーブルの上側まで測定して、全高 ７００ｍｍの弧に曲げる。 ケーブル・フィーダーＡが固定子スロット１４−２に移動し、ケーブルＫは中 間保管手段（図４の４；図５のＤ’）から手動でケーブル・フィーダーＡへと引 き出され、前記固定子スロットを通って固定子枠の反対側へと延びる。ケーブル ・フィーダーＡは、固定子スロットからケーブルが約４メートル供給されると停 止する。ケーブルＫはケーブル・フィーダーＢに把持され、固定子スロット１− １に向かい、これを通る。ケーブル・フィーダーＡは同時に起動され、ケーブル は中間保管手段（図４の３；図５のＤ）に向かい、これにケーブル半分の主要部 分が通る。 ケーブル・フィーダーＡで、ケーブルＫを、巻線図の弧寸法Ｇに従い、ケーブ ルの下側まで測定して、全高７００ｍｍの弧に曲げる。 この手順を固定子スロット４−１を含み、固定子スロット４−１まで繰り返す 。 これで、発電機の接続端子Ｕ１に接続するため、ケーブル半分の十分な長さが 残っているはずである。 次に、ケーブルの他方の半分の自由端をキャプスタン機２のドラムからケーブ ル・フィーダーＡへと引っ張り、これを固定子スロット２３−４に向ける。次に 、上記のような手順を繰り返すが、今回は巻線図に従って固定子スロット１３− １まで進める。最後の固定子スロット１３−１で、ケーブルを次のケーブルに接 続し、これが次の巻線部分Ｊを形成する。 手順を、全３６ｋＶケーブルについて完全な図（図示せず）に従って繰り返し 、その後、所期の発電機固定子に含まれる２４ｋＶおよび１２ｋＶケーブルにも 、同じ手順を適用する。 図２および図４の取付け配置構成では、キャプスタン機２を使用し、その好ま しい実施形態を図６でさらに詳細に示す。 キャプスタン機２は、水平に取り付けたドラム２２を伴う支持部２１、スプレ ッダ・アーム２６を駆動する駆動機器２３、ドラム２２を水平に１８０°回転す るため巻上げおよび回転テーブル２７を伴うキャリッジ２４、ドラム２２の保持 側を変更する継手２５、およびケーブルＫをドラム２２にコイル巻きし、これか ら解くためスプレッダ・アーム２６に付随するブーム２８とを備える。 キャプスタン機のスプレッダ・アーム２６は、好ましい実施形態では、回転可 能な状態で支持部２１に取り付けられ、静止ドラム２２にケーブルＫをコイル巻 きし、解くための把持アーム３４を支持する。把持アーム３４の回転は、支持部 ２１に固定されたベルトまたはチェーン３８によって行われ、そのベルトまたは チェーンはねじを介してねじ装置３７を駆動する。把持アーム３４は、ケーブル Ｋ用にドラム２２に向けて配置された移動トラックを有する湾曲したＶ字形の輪 郭のように形成することが適切である。キャリッジ２４はドラム２２の下に配置 され、その巻上げおよび回転テーブルは、ドラム２２を巻き上げることにより、 ドラム２２の前記１８０°の回転を可能にし、したがってドラムの継手２５が支 持部２１から切り離され、その後回転し、ドラム２２が下がり、したがってドラ ムの反対側の継手２５が支持部２１と接続する。 キャプスタン機は、大きい送出ドラム（図２による１）からドラム２２へとケ ーブル、ホースなどを巻き取ることを意図し、そのサイズはその時の要件に適合 することができる。キャプスタン機２に特有なのは、コイル巻きしたケーブルＫ を、ケーブルを切断することなく両端から取付け／使用できることである。 送出ドラムからのケーブルＫを、キャプスタン機２のドラム２２に取り付ける 。コイル巻きの間、ケーブルＫを切断する前にケーブルの所定の長さをコイル巻 きするよう、ケーブルＫを測定する。したがって、本発明の方法により取り付け るための準備をする間、所定の長さのケーブルＫが送出ドラム１からコイル巻き ドラム２２へとコイル巻きされる。固定子枠Ｓに取り付ける場合は、図２および 図４に関して上述したように、ケーブルの一方の自由端をケーブル・フィーダー Ａから供給し、次にケーブルを継続的に使用する。ケーブルの所定の長さの半分 を使用したら、コイル巻きドラム２２を１８０°回転し、ケーブルの他方の自由 端を、連続して取り付けるためにケーブル・フィーダーＡに移動させる。 キャプスタン機械２、さらにコイル巻き装置として形成された中間保管手段３ および４の実施形態は、「コイル巻き装置(Coiling device)」と題した同時係属 中の別個の特許出願第9700366-9号に従う。 二重ドラム・キャプスタンの形態の中間保管手段３０は、「二重ドラム・キャ プスタン(Dual drum capstan)」と題した同時係属中の別個の特許出願第9700370 -1号に従う。 二重ドラム・キャプスタン３０として形成された中間保管手段を使用すると、 巻上げおよび回転テーブル２７を備えたキャリッジ２４を除外できるという点で 、図６に示すキャプスタン機２を単純化することができる。ドラム２２に必要な １８０°の回転は、位置ＣとＤまたはＤ’の間を移動する間に二重ドラム・キャ プスタンの各ドラム・スイング・アーム３１、３１’が実行する。 本発明による方法では、ケーブル・フィーダーＡおよびＢを可動装置として配 置すると有利である。図４および図５で示すように、ケーブル・フィーダーＡは 、固定子スロットにケーブルＫを取り付けた固定子枠Ｓの下で窪んだ床表面上を 移動できるフォークリフト・トラック６１に配置することができる。次に、ケー ブル・フィーダーＢを固定子枠Ｓの上にある横木またはテルハに吊り下げること ができる。この横木またはテルハ装置６２は図７にも図示され、この図では、機 器 がクレーン・ジグ６４を有する可動作業台６３およびそれに沿って移動するテル ハ６５とを備えることが分かる。クレーン・ジグ６４は固定子枠Ｓの中心に向か って半径方向内側に向かい、テルハ６５がケーブル・フィーダーＢを支持する。 作業台６３は床に取り付けたレール軌道上を走行すると有利である。 適切な構造のケーブル・フィーダーは、「供給装置(Feeding device)」と題し た同時係属中の別個の特許出願第9700365-1号に従う。 本発明による方法を、方法を実施する装置の好ましい実施形態に関連して以上 で述べてきたが、前記実施は添付の請求の範囲に規定された本発明の原理から逸 脱することなく、他の装置によっても達成できることが理解される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．発電機の固定子（Ｓ）に巻線を取り付ける方法であって、 ａ）巻線用のケーブルを使用するステップと、該巻線は固定子の所期の巻線に ついて、所定の長さの複数本のケーブル（Ｋ）で巻かれ、 ｂ）ケーブル（Ｋ）の中心、例えば所定の長さの半分の位置を、所期のコイル 弧の中央（Ｍ）を表す固定子（Ｓ）のスロット（１４−４）の位置に配置す るステップと、 ｃ）コイル弧の前半および固定子巻線全体の一部を形成するために、コイル弧 の前記中心（１４−４）から開始して、前半のケーブル長を固定子（Ｓ）に 巻き付けるステップと、 ｄ）コイル弧の残りの半分を固定子上に形成し、完全な固定子巻線の別の部分 を形成するために、コイル弧の前記中心（１４−４）から開始して、ケーブ ル長前半の巻きとは反対方向に残りのケーブル長を固定子に巻き付けるステ ップと、を有することを特徴とする方法。 ２．ケーブルを送出して送出ドラム（１）に巻き付ける場合、 Ｉ）送出ドラム（１）からケーブル（Ｋ）を所定の長さだけ巻き出し、これを ドラム手段（２）にコイル巻きするステップと、 II）ドラム手段（２）にコイル巻きする間に、ケーブル（Ｋ）の中心、つまり 所定の長さの半分にマークをつけ、所定の長さでケーブルを切断するステッ プと、 III）請求項１によりステップａ）およびｂ）を実行し、中間保管手段（３、 ４；３０）を使用して、ケーブル長前半を前記中心（１４−４）までドラム 手段（２）から解くステップと、 IV）請求項１のステップｃ）を実行し、前記中間保管手段（３、４；３０）を 使用して、ケーブル長の残りの半分をドラム手段から解くステップとを含む ことを特徴とする方法。 ３．Ａ）ケーブル（Ｋ）の一方の自由端にケーブル・ガイドを取り付けるステッ プと、 Ｂ）固定子枠（Ｓ）の上側で、所期のコイル弧の中央（Ｍ）を表す固定子ス ロット（１４−４）に設けられた第１ケーブル・フィーダー（Ａ）にケーブ ル（Ｋ）の前記一方の自由端を挿入するステップと、 Ｃ）ケーブル・ガイドを有するケーブル（Ｋ）の前記一方の自由端を、第１ケ ーブル・フィーダー（Ａ）と固定子枠（Ｓ）の下側との間に延在する固定子 スロットに通すステップと、 Ｄ）ケーブル・ガイドを有するケーブル（Ｋ）の前記一方の自由端を、固定子 枠の下側に配置された第２ケーブル・フィーダー（Ｂ）に挿入し、所定の巻 線図に従って、次の固定子スロットに通すステップと、 Ｅ）その後、ケーブル・ガイドを有するケーブル（Ｋ）の自由端を、ケーブル の中心マークが所期のコイル弧の中央（Ｍ）を表す固定子スロット（１４− ４）のちょうど反対側になるまで、巻線図に従って第１および第２ケーブル ・フィーダー（Ａ、Ｂ）によって交互に固定子スロットに通すステップと、 Ｆ）その後、ケーブル（Ｋ）の他方の自由端でステップＡ）〜Ｅ）を繰り返す ステップとを特徴とする、請求項１または２のいずれか１項に記載の方法。 ４．Ａ１）引き線をケーブル（Ｋ）の一方の自由端に取り付けるステップと、 Ｂ１）固定子枠の他方の反対側にある固定子スロットから出るよう、所期のコ イル弧の中央（Ｍ）を表す固定子スロット（１４−４）に、固定子枠（Ｓ） の一方側に引き線を挿入するステップと、 Ｃ１）固定子枠（Ｓ）の他方の反対側に設けた第１ケーブル・フィーダー（Ａ ）に引き線を挿入するステップと、 Ｄ１）その後、固定子スロットを介しケーブルを有する引き線を引いて、所定 の巻線図に従ってそれを次の固定子スロットに挿入するステップと、 Ｄ２）十分な長さの引き線が固定子枠（Ｓ）の一方側で前記次の固定子スロ ットから供給されたら、それを、固定子枠の前記一方側に設けた第２ケーブ ル・フィーダー（Ｂ）に挿入し、それを通してケーブルを引き上げ、巻線図 に従って次の固定子スロットに向けた第１ケーブル・フィーダー（Ａ）によ りそれを引き取るステップと、 Ｅ１）ケーブル（Ｋ）の中心マークが、所期のコイル弧の中央を表す固定子ス ロット（１４−４）のちょうど反対側になるまで、巻線図に従ってケーブル （Ｋ）を固定子スロットに引き入れるため、ケーブル・フィーダー（Ａ、Ｂ ）を交互に移動させるステップと、 Ｆ１）その後、ケーブル（Ｋ）の他方の半分でステップＡ１〜Ｅ１を繰り返す ステップとを特徴とする、請求項１または２のいずれか１項に記載の方法。 ５．必要な弧寸法（Ｇ）を設けるため、ケーブル（Ｋ）を挿入したケーブル・ フィーダー（ＡまたはＢ）が、固定子枠（Ｓ）の反対側にあるケーブル・フ ィーダー（ＢまたはＡ）が接続されている間に切り離されて、移動し、した がって必要な弧寸法が設けられるまで、これによってケーブルが引かれるこ とを特徴とする、請求項３または４のいずれか１項に記載の方法。 ６．発電機の固定子（Ｓ）に巻線を取り付ける装置であって、装置が、固定子 巻線用の所定の長さの数本のケーブル（Ｋ）を備えたケーブルで巻き付ける ために使用するよう配置され、装置が、ケーブルの所定の長さ全体を最初に 支持するよう配置されたドラム手段（２）と、固定子スロットに対して調節 可能な第１および第２ケーブル・フィーダー（Ａ、Ｂ）とを備え、中間保管 手段（３、４；３０）によってケーブル・フィーダーは、所定の巻線図に従 って連続する固定子スロットに、ケーブル（Ｋ）を交互に敷設するよう配置 され、したがって前記所定のケーブル長の前半の第１取付けが、所期のコイ ル弧の中央（Ｍ）を表す固定子スロット（１４−４）から開始して実行され 、第１巻線部分の巻き取りが終了すると、これも前記固定子スロット（１４ −４）から開始して、他方の巻線部分の取付けが実行されることを特徴とす す装置。 ７．ケーブル（Ｋ）の一方の自由端が、固定子枠（Ｓ）の一方側で所期のコイ ル弧の中央（Ｍ）を表す固定子スロット（１４−４）に挿入されるため、ド ラム手段（２）から第１ケーブル・フィーダー（Ａ）に供給することができ 、他方のケーブル・フィーダー（Ｂ）が、固定子枠（Ｓ）の他方の反対側に 配置されて、この側で固定子スロットから出るケーブル端部を把持して、巻 線 図に従って次の固定子スロットにケーブル端部を挿入し、中間保管手段（３ 、４；３０）に中間保管するため、ケーブルをこれに通して前進させ、中間 保管手段は、ケーブル（Ｋ）の中心が所期のコイル弧の中央（Ｍ）を表す固 定子スロット（１４−４）のちょうど反対側にある時に、ケーブルの所定の 長さの半分より前の部分を保管するよう配置され、第１ケーブル・フィーダ ー（Ａ）が、中間保管手段（３、４；３０）から取り出したケーブル自由端 を、巻線図に従って次の固定子スロットに挿入するため、これに向き直り、 固定子枠（Ｓ）の反対側では、巻線図に従って次の固定子スロットに挿入さ れて、ケーブルを通し、中間保管手段（３、４；３０）に中間保管するため 前進させるよう、他方のケーブル・フィーダー（Ｂ）によって再び把持され るよう配置され、ケーブル（Ｋ）の所定の長さの半分の残りを保管するよう 配置され、その後、第１ケーブル・フィーダー（Ａ）が、巻線図に従ってさ らに次の固定子スロットに向かい、中間保管手段（３、４；３０）から取り 出したケーブル自由端を再びそれに挿入して、所定のケーブル長の半分で固 定子（Ｓ）の一方の半分の取付けを繰り返し、その後、それまでドラム手段 （２）に残っていた他方のケーブル長の半分で同じ手順が繰り返されるよう 構成されることを特徴とする、請求項６に記載の装置。 ８．ドラム手段（２）がキャプスタン機として形成され、送出ドラム（１）か ら巻き出したケーブル（Ｋ）を保管し、ケーブルを切断せずにケーブルの両 端を使用して、巻いたケーブル（Ｋ）を供給するようドラム（２２）を備え た支持部（２１）を備えることを特徴とする、請求項６および７のいずれか １項に記載の装置。 ９．支持部（２１）が、スプレッダ・アーム（２６）を駆動する駆動機器（２ ３）を有し、ドラム（２２）を水平に１８０°回転する手段（２４；３１、 ３１’）を提示して、ドラム（２２）が、支持部（２１）上に交互に保持さ れるためにその対向する側に継手（２５）を有することを特徴とする、請求 項８に記載の装置。 １０．ケーブル（Ｋ）を静止ドラム（２２）にコイル巻きし、解くスプレッダ・ アーム（２６）に関連するブーム（２８）があり、スプレッダ・アーム（２ ６）が回転可能な状態で支持部（２１）に取り付けられ、ケーブル（Ｋ）を コイル巻きし、解く把持アーム（３４）を支持することを特徴とする、請求 項８または９のいずれか１項に記載の装置。 １１．把持アーム（３４）の回転が、支持部（２１）に固定されたベルトまたは チェーンによって提供されるよう配置され、ベルトまたはチェーンがねじを 介してねじ装置（３１）を駆動することを特徴とする、請求項１０に記載の 装置。 １２．１８０°回転させる手段が、ドラム（２２）の下に配置されて、ドラム（ （２）を持ち上げることによってドラム（２２）の前記回転を可能にするよ う配置された持ち上げおよび回転テーブル（２７）を有するキャリッジ（２ ４）を備え、したがってドラムの継手（２５）が支持部（２１）から切り離 され、その後に回転してドラム（２２）が下がり、したがってドラムの反対 側の継手が支持部（２１）に接続されることを特徴とする、請求項９に記載 の装置。 １３．ドラム手段（２）が追加のドラムで構成され、そのコイル巻きが中間保管 手段（３、４；３０）によって生じるよう配置され、しかし、コイルを解く 間にドラムが前記中間保管手段とは別個に配置されることを特徴とする、請 求項６および７のいずれか１項に記載の装置。 １４．中間保管手段が２つの中間保管手段（３、４）で構成され、それがそれぞ れキャプスタンで構成され、その構成が基本的に巻き取り機械（２）の一つ と同様であることを特徴とする、請求項６および７のいずれか１項に記載の 装置。 １５．中間保管手段が二重ドラム・キャプスタン（３０）で構成され、それが支 持部（２１）のコイル巻き位置（Ｃ）と外部のコイル解き位置（それぞれＤ およびＤ’）との間にドラム（２２）を交互に通過させるよう配置されたス イング可能なドラム・スイング・アーム（３１、３１’）を有することを特 徴とする、請求項６および７のいずれか１項に記載の装置。 １６．各ケーブル・フィーダー（Ａ、Ｂ）が、固定子枠（Ｓ）の下および上の別 個の面を移動するよう配置された可動手段（６１、６２）上に配置されるこ とを特徴とする、請求項６および７のいずれか１項に記載の装置。 １７．第１ケーブル・フィーダー（Ａ）がフォーク・リフト・トラック（６１） に支持され、これが固定子枠（Ｓ）の下の床面上を摺動可能であり、他方の ケーブル・フィーダー（Ｂ）が横木またはテルハ装置（６２）に支持され、 これが固定子枠（Ｓ）の上の面で摺動可能であることを特徴とする、請求項 １６に記載の装置。 １８．ケーブルが高電圧ケーブルであることを特徴とする、請求項１から５のい ずれか１項に記載の方法。 １９．高電圧ケーブルが、複数の線を有する芯と、芯を囲む内部半導体層と、内 部半導体層を囲む絶縁層と、絶縁層を囲む外部半導体層を備える種類である ことを特徴とする、請求項１８に記載の方法。 ２０．高電圧ケーブルが２０から２００ｍｍの範囲の直径、および８０から３０ ００ｍｍ²の範囲の導電面積を有することを特徴とする、請求項１８または １９のいずれか１項に記載の方法。 ２１．請求項１８から２０のいずれか１項に記載のケーブルの取付けに使用する 、請求項６から１７のいずれか１項に記載の装置。