JP2001148377A - 薄膜形成装置及びこれを用いた半導体素子のキャパシタ形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置及びこれを用いた半導体素子のキャパシタ形成方法

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JP2001148377A JP2000280373A JP2000280373A JP2001148377A JP 2001148377 A JP2001148377 A JP 2001148377A JP 2000280373 A JP2000280373 A JP 2000280373A JP 2000280373 A JP2000280373 A JP 2000280373A JP 2001148377 A JP2001148377 A JP 2001148377A
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昌 錫 姜
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泳 旭 朴
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洪 培 朴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜形成装置及びこれを用いた半導体素子の
キャパシタ形成方法を提供する。 【解決手段】 半導体ウェーハをローディング/アンロ
ーディングするロボットアームを具備するトランスファ
チャンバに連結されており、誘電膜を蒸着する多機能チ
ャンバと、前記多機能チャンバにオゾン発生器またはプ
ラズマ発生器のアニール手段が連結されて前記多機能チ
ャンバで下部電極の前処理、前記誘電膜の後処理及び上
部電極の後処理を行う。そして、本発明の薄膜形成装置
を用いてキャパシタの下部電極上に形成された誘電膜を
アニール手段で後処理することによってキャパシタの漏
れ電流を減少させうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜形成装置及び
これを用いた半導体素子のキャパシタ形成方法に係り、
特にマルチチャンバ(multi−chamber)を
有する薄膜形成装置及びこれを用いた半導体素子のキャ
パシタ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の集積度の増加につれ、制限
されたセル面積でキャパシタンスを増加させるための多
様な方法が提案されている。例えば、誘電膜を薄膜化す
る方法、電極の有効表面積を増加させる方法、誘電率の
大きな誘電物質(高誘電体あるいは強誘電体)を誘電膜
として使用する方法などである。本明細書において高誘
電膜という用語は強誘電体を含んで誘電率の大きな誘電
膜のことである。
【0003】この中、電極の有効表面的を広くする手法
は、狭い領域内で電極を3次元的に形成する必要がある
ため物理的に多くの制約が伴う。また、誘電膜の薄膜化
方法は、薄膜が薄膜化されるほど漏れ電流が増加する難
点がある。従って、半導体素子の高集積化に適し、かつ
キャパシタンスを増加させるために高誘電膜を使用する
方法が効果的である。
【0004】前述した高誘電膜である強誘電体として
は、例えばPbZrTiO3(PZT)、BaSrTi
3(BST)が挙げられるが、強誘電体はシリコン酸
化膜、シリコン窒化膜あるいはタンタル酸化膜とは違っ
て自発分極現象を有し、数100乃至数1000の誘電
率を有する物質である。従って、高誘電膜をキャパシタ
に使用する場合、500Åの厚さに形成しても等価酸化
膜の厚さとして10Å以下に薄膜化した場合と同様にキ
ャパシタンスを大きく増加させうる。
【0005】ところで、BST、PZTなどの高誘電膜
を実際の半導体素子のキャパシタに適用するためには、
高誘電膜の誘電率が高いだけでなく、段差塗布性(st
epcoverage)及びキャパシタの漏れ電流特性
にも優れるべきである。このために、高誘電膜の形成
時、金属有機化学気相蒸着法(MOCVD)を用いて形
成する。
【0006】しかし、前記高誘電膜、例えばBST膜を
MOCVD方法で形成してキャパシタに適用する場合、
漏れ電流の特性を向上させるために高誘電膜を500℃
以上の高温で形成する。ところが、500℃以上の高温
で高誘電膜を形成する場合、キャパシタの漏れ電流特性
は優れるが、段差塗布性が50%以下で非常に悪いとい
うことを本発明者らが確認した。このように段差塗布性
が劣ると、ストレージ電極(キャパシタの下部電極)間
の間隔が狭くなる高集積された半導体素子に適用できな
くなる。また、500℃以上の高温で高誘電膜を形成す
る場合、障壁金属膜が酸化されてしまう問題をも引き起
こす。
【0007】このような問題点を解決するためには、高
誘電膜を段差塗布性の良好な500℃以下の低温で蒸着
すべきである。しかし、低温で高誘電膜を蒸着する場
合、蒸着される高誘電膜が誘電率50以下の非晶質膜と
して蒸着された後アニーリングが必要であり、高誘電膜
の原料物質の有機金属ソースから発生する不純物、例え
ば炭素成分が高誘電膜内に残留して漏れ電流特性が劣化
する問題点がある。
【0008】このような高誘電膜内に残留する不純物を
除去するために500℃以下の低温で蒸着された高誘電
膜を600℃以上の高温で後処理する方法が提案され
た。しかし、前述した600℃以上の高温で後処理する
場合、半導体素子のキャパシタの電極と障壁金属膜が酸
化されたり、高誘電膜が劣化されたりする。また、50
0℃以下の低温で蒸着された高誘電膜を600℃以上の
高温で後処理しても前述した残留不純物は除去されない
ということを本発明者らが確認した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする技術的課題は、前記残留不純物を減らし、
電極や高誘電膜をインサイチュで形成しうるマルチチャ
ンバを有する薄膜形成装置を提供することである。
【0010】また、本発明が解決しようとする他の技術
的課題は、前記薄膜形成装置を用いて残留不純物を減ら
して漏れ電流特性に優れた半導体素子のキャパシタ形成
方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題を達成す
るための本発明の薄膜形成装置は、複数個の半導体ウェ
ーハのローディングされたカセットが位置するロードロ
ックチャンバと、前記ロードロックチャンバに連結され
て前記半導体ウェーハをローディング/アンローディン
グするロボットアームを具備するトランスファチャンバ
と、前記トランスファチャンバに連結されて誘電膜を蒸
着する多機能チャンバと、前記多機能チャンバに連結さ
れたアニール手段を含んで前記多機能チャンバで下部電
極前処理、前記誘電膜後処理及び上部電極後処理を行う
ことを特徴とする。
【0012】前記アニール手段はオゾン発生器またはR
F(radio frequency)プラズマ発生器
やECR(electron cyclotron r
esonance)プラズマ発生器で構成しうる。前記
多機能チャンバにアニール手段としてオゾン発生器が連
結されている場合、前記多機能チャンバの排気端にはオ
ゾン除去装置が連結されている。前記多機能チャンバの
下部は半導体ウェーハが位置する支持台とその下部にヒ
ーターが設けられており、前記多機能チャンバの上部は
ソース供給装置から供給された液体有機ソースを均一に
噴射するソース噴射装置が設けられている。前記トラン
スファチャンバには電極蒸着チャンバ、結晶化アニール
チャンバ、前処理チャンバまたは冷却及び予熱チャンバ
が1つまたはそれ以上さらに連結することができる。
【0013】また、本発明の薄膜形成装置は複数枚の半
導体ウェーハがローディングされたカセットが位置する
ロードロックチャンバと、前記ロードロックチャンバに
連結されて前記半導体ウェーハをローディング/アンロ
ーディングしうるロボットアームを具備するトランスフ
ァチャンバと、前記トランスファチャンバに連結されて
誘電膜を蒸着しうる誘電膜蒸着チャンバと、前記トラン
スファチャンバに連結された電極蒸着チャンバと、前記
トランスファチャンバに連結された結晶化アニールチャ
ンバと、前記結晶化アニールチャンバに連結されたアニ
ール手段とを含んで前記結晶化チャンバで前記誘電膜の
後処理及び上部電極の後処理を行うことを特徴とする。
前記アニール手段はオゾン発生器またはプラズマ発生器
で構成しうる。
【0014】また、本発明は複数枚の半導体ウェーハの
ローディングされたカセットが位置するロードロックチ
ャンバと、前記ロードロックチャンバに連結されて前記
半導体ウェーハをローディング/アンローディングする
ロボットアームを具備するトランスファチャンバと、前
記トランスファチャンバに連結されて誘電膜を蒸着する
誘電膜蒸着チャンバと、前記トランスファチャンバに連
結された後処理チャンバと、前記後処理チャンバに連結
されたアニール手段とを含んで前記後処理チャンバで前
記誘電膜の後処理を行うことを特徴とする。
【0015】前記アニール手段はオゾン発生器またはプ
ラズマ発生器で構成しうる。前記トランスファチャンバ
には前処理チャンバ、結晶化アニールチャンバ、冷却及
び予熱チャンバまたは電極蒸着チャンバが1つまたはそ
れ以上連結されうる。
【0016】前記他の技術的課題を達成するために本発
明の半導体素子のキャパシタ形成方法は、半導体基板上
に下部電極を形成する段階と、前記下部電極上に誘電膜
を形成する段階と、前記誘電膜を酸素ラジカルまたはプ
ラズマ雰囲気でアニーリングして後処理する段階と、前
記後処理された誘電膜上に上部電極を形成する段階とを
含んでなる。
【0017】前記誘電膜蒸着及び後処理は同一なチャン
バで行う。前記酸素ラジカル雰囲気はオゾンが含まれた
酸化性雰囲気であり、前記プラズマ雰囲気はN2O、
2、NH3、Ar、N2のECRあるいはRFプラズマ
雰囲気である。前記誘電膜形成及び後処理は少なくとも
1回以上繰り返すこともできる。前記誘電膜はTa
25、Al23、TiO2、Y23、SrTiO3、(B
a、Sr)TiO3、PbZrTiO3、SrBi2Ta2
9、(Pb、La)(Zr、Ti)O3またはBi4
312のうち何れか1つで形成しうる。
【0018】前記誘電膜の形成前に前記下部電極を前処
理し、前記下部電極の前処理、誘電膜蒸着及び誘電膜の
後処理は同一なチャンバで行う。さらに、前記下部電極
の前処理から上部電極の形成まで1つの薄膜形成装置で
インサイチュで行う。
【0019】前記上部電極の蒸着段階後に結晶化アニー
ルを行い、前記下部電極の前処理や下部電極の形成から
結晶化アニールまで1つの薄膜形成装置でインサイチュ
で行う。
【0020】前記誘電膜の後処理後に結晶化アニールを
さらに行い、前記誘電膜の後処理及び結晶化アニールは
同一なチャンバで行う。前記誘電膜の蒸着から上部電極
の蒸着まで1つの薄膜形成装置でインサイチュで行う。
【0021】また、本発明の半導体装置のキャパシタ形
成方法は半導体基板上に下部電極を形成する段階と、前
記下部電極上に誘電膜を形成する段階と、前記誘電膜上
に上部電極を形成する段階と、前記上部電極を酸素ラジ
カルの含まれた雰囲気で後処理する段階を含む。
【0022】前記酸素ラジカルの含まれた雰囲気は、オ
ゾンの含まれた酸化性雰囲気である。前記誘電膜はTa
25、Al23、TiO2、Y23、SrTiO3、(B
a、Sr)TiO3、PbZrTiO3、SrBi2Ta2
9、(Pb、La)(Zr、Ti)O3またはBi4
312のうち何れか1つで形成しうる。前記酸素ラジ
カルで後処理された上部電極上に第2上部電極を形成し
て全体上部電極の厚さを増加させうる。
【0023】
【発明の実施の形態】まず、本発明者らは有機金属化学
気相蒸着法を用いて500℃以下の低温で高誘電膜を形
成した場合、電気的特性、例えばキャパシタの漏れ電流
特性をどのように向上させるかを考えた。以下では高誘
電膜の一例としてペロブスカイト構造を有するBST膜
を用いたが、その他に高誘電膜、例えばTa25、Al
23、TiO2、Y23、SrTiO3、(Ba、Sr)
TiO3、PbZrTiO3、SrBi2Ta29、(P
b、La)(Zr、Ti)O3またはBi4Ti312
対しても同一に適用しうる。
【0024】以下、添付した図面に基づき本発明を詳し
く説明する。
【0025】図1は本発明によって高誘電膜の形成後オ
ゾンアニールの有無に応じる漏れ電流を示すグラフであ
る。
【0026】具体的に、図1は白金膜(下部電極)/B
ST膜(高誘電膜)/白金膜(上部電極)よりなるキャ
パシタの漏れ電流特性を示す。前記BST膜は白金膜の
形成された基板温度を420℃にして非晶質状態で15
0Åの厚さに形成した。参照符号a及びbは各々BST
膜の形成後、酸素ラジカル、例えばオゾンでアニールし
た場合とそうでない場合である。
【0027】図1に示されたように漏れ電流値として1
-7A/cm2を基準とすればオゾンでアニールした場
合は、そうでない場合より印加電圧をさらに大きくしう
る。即ち、オゾンでアニールした場合がそうでない場合
に比べて漏れ電流が低い。このような結果から高誘電膜
の形成後、オゾンアニールを行なう場合BST膜内に残
留不純物を減らしてキャパシタの漏れ電流特性を改善さ
せることが分かる。
【0028】図2は本発明に係る高誘電膜の形成後プラ
ズマアニールの有無に応じる漏れ電流を示すグラフであ
る。
【0029】具体的に、図2は白金膜(下部電極)/B
ST膜(高誘電膜)/白金膜(上部電極)よりなるキャ
パシタの漏れ電流特性を示す。前記BST膜は白金膜の
形成された基板温度を420℃として非晶質状態で22
0Åの厚さに形成した。参照符号a及びbは各々BST
膜の形成後N2O雰囲気でプラズマアニールを行った場
合とプラズマアニールを行わない場合とを示す。
【0030】図2に示されたように漏れ電流値として1
-7A/cm2を基準にN2Oプラズマアニールを行なっ
た場合がそうでない場合より印加電圧を大きくしうる。
即ち、N2O雰囲気でプラズマをアニールをした場合の
漏れ電流がそうでない場合よりさらに低い。このように
BST膜の形成後N2O雰囲気でプラズマアニールを行
う場合、BST膜内の残留不純物を減らしてキャパシタ
の漏れ電流特性を改善しうることが分かる。
【0031】図3は本発明によって高誘電膜の蒸着後ア
ニール条件による残留炭素の分布を示すグラフである。
【0032】具体的に、500℃以下の低温で非晶質状
態に蒸着されたBST膜内には不純物、例えば炭素など
が排出されることなく残留する。従って、150ÅのB
ST膜を非晶質状態で蒸着した後、アニール条件によっ
て残留炭素がどのように分布するかをTOF−SIMS
(Time of Flight−secondary
Ion Mass Spectroscopy)を用
いて観察した。用いたBST膜のサンプルは下記表1の
とおりである。
【0033】
【表1】
【0034】図3において、参照符号a、b、c及びd
は、各々サンプル1、2、3及び4の結果を示す。図3
から、オゾン処理を行ったサンプル3の炭素検出量が他
の条件より少ないことわかる。
【0035】このようにBST膜の蒸着後オゾンアニー
ルしたサンプルで残留炭素が少なく、これにより漏れ電
流を減少させうる。
【0036】また、本発明者らは、下部電極/高誘電膜
/上部電極よりなる半導体素子のキャパシタの漏れ電流
は、電極と高誘電膜との仕事関数(work func
tion)の差によって発生するショットキー障壁(s
hottky barrier)によって抑制されるの
で下部電極に吸着される不純物、例えばCO2、Cなど
を減らせば漏れ電流値が低められるということを見出し
た。このために、本発明者らは高誘電膜を形成する前に
下部電極に吸着される不純物を減らすために下部電極の
前処理を行った。
【0037】図4は、本発明によって下部電極の前処理
有無による漏れ電流を示すグラフである。
【0038】具体的に、図4はロジウム膜(Ru、下部
電極)/BST膜(高誘電膜)/ロジウム膜(上部電
極)の漏れ電流特性を示す。前記下部電極は酸素ラジカ
ル、例えばオゾンを用いて前処理した場合(参照符号
a)とそうでない場合(参照符号b)である。オゾンを
用いた前記下部電極の前処理は350℃で5分間10%
のオゾン濃度で行った。
【0039】図4に示されたように、オゾンで下部電極
を前処理していない場合は、1.0Vで5×10-3A/
cm2の漏れ電流を示すのに対し、オゾンで下部電極を
前処理した場合は1.0Vで1×10-5A/cm2で約
1/100ほど漏れ電流が減少する。従って、下部電極
をオゾンで前処理する場合、残留不純物を減らしてキャ
パシタの漏れ電流特性を改善しうることが分かる。
【0040】また、本発明者らは、650℃以上の高温
還元性雰囲気、例えば窒素雰囲気で結晶化熱処理と上部
電極の形成を同時に行う場合、BST膜内に酸素キャビ
ティ(vacancy)の形成が容易で、上部電極のP
tのマイグレーション(migration)によって
BST膜がストレスを受けて漏れ電流が増加することが
分かった。これを解決するために、上部電極の形成時に
酸素を添加してみた。
【0041】図5は、本発明によって上部電極の蒸着時
酸素の添加有無に応じる漏れ電流を示すグラフである。
【0042】具体的に、図5はPt膜(下部電極)/B
ST膜(高誘電膜)/Pt膜(上部電極)の漏れ電流特
性を示す。前記上部電極はBST膜の結晶化のために6
50℃の還元性雰囲気のN2雰囲気で蒸着するとき、酸
素を添加した場合(参照符号aで表示)及び酸素を添加
しない場合(参照符号bで表示)である。図5に示され
たように、酸素を添加しない場合は漏れ電流が1.0V
で5×10-3A/cm 2を示すが、酸素を添加した条件
では漏れ電流が1.0Vで2×10-6A/cm2を示し
て約1000倍小さいことが分かる。このように上部電
極の蒸着時、酸素を添加する場合漏れ電流が小さくなる
ことは上部電極がPtOとなって上部電極に含まれてい
る酸素がBST膜内の酸素キャビティの形成を防ぐと同
時に窒素熱処理時上部電極のPtがマイグレーションさ
れる現象を減らすからである。
【0043】さらに、上部電極の形成時、酸素を添加す
る時より上部電極蒸着後の酸素ラジカル、例えばオゾン
の含まれた雰囲気でアニーリングする場合PtO上部電
極の形成が容易で、上部電極と高誘電膜との結合も強く
しうる。特に、上部電極を薄く蒸着した後、酸素ラジカ
ルの含まれた雰囲気でアニーリングする場合、BST膜
の結晶化温度を低め、BST膜と上部電極との界面特性
を向上させ、還元性雰囲気でアニーリングする場合上部
電極のPtのマイグレーションを減らしうる。
【0044】前述した図1乃至図5を考慮すれば、下部
電極の前処理、高誘電膜の形成後オゾンアニールまたは
プラズマアニールの後処理を行うと下部電極上にまたは
高誘電膜内に残留する炭素を減らして漏れ電流値が低め
られる。また、上部電極の形成後にオゾンアニールを行
うと高誘電膜内に酸素キャビティの形成を抑制して漏れ
電流が低められる。また、下部電極または誘電膜上に吸
着される不純物、例えばCO2、Cなどを減らすことが
できれば漏れ電流値をさらに低められる。このために、
本発明者らは下部電極や高誘電膜の形成された半導体基
板を大気中に露出せず、不純物吸着を防止し、前記下部
電極の前処理、高誘電膜の後処理、上部電極の後処理な
どを行う薄膜形成装置を開発した。
【0045】以下より具体的な本発明による薄膜形成装
置の実施例を、図面を参照して説明する。なお、以下に
説明する実施例は、本発明の薄膜形成装置の多様な形態
を説明するためのものである。したがって、様々な形に
変形でき、本発明の範囲が下記実施例に限定されるもの
ではない。本発明の実施例は当業者に本発明をさらに完
全に説明するために提供されるものである。
【0046】なお、図面において、層や領域の厚さは明
細書の明確性のために誇張されたものである。図面上、
同じ符号は同じ要素を意味する。そして、本明細書にお
いて「インサイチュ(in−situ)」とは1つの装
備から他の装備に移動せずに工程を進行することを意味
する。
【0047】第1実施例 図6は、本発明の第1実施例による薄膜形成装置を概略
的に示した図面である。
【0048】具体的に、本発明の第1実施例による薄膜
形成装置は、半導体ウェーハ(半導体基板)1のローデ
ィングされたカセット3が位置するロードロックチャン
バ5と、前記ロードロックチャンバ5に連結されて前記
半導体ウェーハ1をローディング/アンローディングす
る手段、例えばロボットアーム7を具備するトランスフ
ァチャンバ9と、前記トランスファチャンバ9に連結さ
れた多機能チャンバ11と、前記多機能チャンバ11に
連結されたアニール手段13、例えば酸素ラジカルを発
生させるオゾン発生器またはプラズマ発生器を具備す
る。
【0049】特に、前記多機能チャンバ11は高誘電膜
を蒸着できるだけでなくオゾン発生器あるいはプラズマ
発生器のようなアニール手段13が連結されているため
に酸素ラジカルが含まれたオゾンやプラズマで下部電極
の前処理を行ったり、高誘電膜の後処理を行ったり、上
部電極の後処理を行う。また、多機能チャンバを用いる
と半導体ウェーハのローディング/アンローディング、
予熱及び冷却に必要な時間を短縮し、半導体ウェーハが
個々のチャンバに移動するのに必要な時間を短縮できて
半導体素子の製造費用が低減される。また、トランスフ
ァチャンバを1つだけ使用することによって装備のコス
ト及びクリーンルーム面積の効率化が得られる。
【0050】ここで、図7及び図8を参照してオゾン発
生器またはプラズマ発生器で構成されたアニール手段と
連結された多機能チャンバを詳しく説明する。図7及び
図8はオゾンアニール可能な多機能チャンバとプラズマ
アニール可能な多機能チャンバを分離して示したが、1
つに統合してオゾンアニールとプラズマアニールとが可
能な多機能チャンバを具現しうる。
【0051】図7は、図6のアニール手段としてオゾン
発生器と連結された多機能チャンバの一例を概略的に示
す図面である。
【0052】図7を参照すれば、多機能チャンバ11の
上部には高誘電膜、例えばBST膜を蒸着するための有
機ソース17、例えばBa(THD)2、Sr(TH
D)2及びTi(THD)2(O−i−C372溶液を
供給するソース供給装置19、21、23を具備する。
【0053】前記ソース供給装置19、21、23は液
体有機ソースを定量化する液体定量装置19と、前記液
体定量装置(Liquid MFC)19に連結されて
前記液体有機ソースを気化させる気化器21と、前記気
化器21から出てくる有機ソースを移送させる移送ガ
ス、例えばアルゴンガスが排出される移送ガスソース2
3よりなる。
【0054】本実施例においては、気化器は1つで構成
したが1乃至3個で構成することもできる。
【0055】気化されたソースガスは、ソース噴射装置
25、例えばシャワーヘッドを通して多機能チャンバ1
1内に均一に噴射される。
【0056】前記有機ソースを溶かすための溶媒として
はTHF(Tetra HydroFuran)、n−
ブチルアセテート、アセトン、アルコールなどを用い
る。そして、前記多機能チャンバ11には前記気化され
たソースガスと反応させて高誘電膜を形成する酸化ガス
ソース22が連結されている。
【0057】なお、本実施例においては、BST膜を例
としたが、Ta25膜を形成する場合、ソースとしては
Ta(O−C252を用いる。
【0058】そして、前記多機能チャンバ11の下部は
引込部24を通してローディングされた半導体ウェーハ
(半導体基板)27が置かれる支持台28と、前記半導
体ウェーハを300〜700℃の温度で調節するヒータ
ー29が含まれている。前記ヒーター29は高誘電膜の
蒸着温度と前後処理の温度が違う場合に迅速に温度を昇
降させうるランプ形に構成する。
【0059】そして、前記多機能チャンバ11にはアニ
ール手段として酸素ラジカルの含まれた雰囲気のアニー
ル工程のためにオゾンを発生させるオゾン発生器15が
連結されている。前記オゾン発生器15では酸素と窒素
の混合ガスを、入力ガスとしてオゾンを発生させる。前
記入力ガスの量、入力ガス中の窒素の量及びオゾン濃度
は各々1000sccm〜10slm、1〜30%、
0.1〜10Vol%に調節する。そして、発生された
オゾンは多機能チャンバ11に流入させてアニール工程
を行う。また、使われたオゾン含有ガスは多機能チャン
バ11の排気端に設けられたオゾン除去装置31、ポン
プ33及びガススクラバ35によってオゾンが除去され
て最終的に外部に排出される。前記ポンプは前記多機能
チャンバの圧力を13.33〜1.33×103Paの
範囲で調節しうる。
【0060】そして、オゾンアニール時に半導体ウェー
ハの上部、即ちシャワーヘッドの下段部にオゾンアニー
ル効果を高めるために紫外線ランプ(図示せず)をさら
に設置することもある。そして、多機能チャンバ11の
外壁を洗浄するための洗浄ガス、例えばClF3を供給
するための洗浄ガスソース37が多機能チャンバ11に
連結されている。
【0061】図8は、図6のアニール手段としてプラズ
マ発生器に連結された多機能チャンバの一例を概略的に
示す図面である。
【0062】図8は、プラズマ発生器を中心に示し、多
機能チャンバは図6と同一である。そして、図8のプラ
ズマ発生器はECRプラズマを用いているが他のプラズ
マ、例えば13.56MHzのRFプラズマを使用して
も差し支えない。
【0063】図8を参照すれば、多機能チャンバ11は
2.54GHzのマイクロ波を用いるECRプラズマを
発生させるプラズマ発生器と連結されている。前記プラ
ズマ発生器は発生されたマイクロ波をガイドするウェー
ブガイド43と、マグネットコイル45及びプラズマガ
スソース47を含む。前記プラズマガスソース47から
はO2、NH3、Ar、N2またはN2Oのようなガスが排
出されてマグネチックコイル45の間でO2、NH3、A
r、N2またはN2Oのプラズマが発生される。このよう
に発生されたプラズマは多機能チャンバ11に流入され
る。
【0064】第2実施例 図9は、本発明の第2実施例に係る薄膜形成装置を概略
的に示す図面である。本発明の第2実施例は、前述の第
1実施例と比較して電極を蒸着しうる電極蒸着チャンバ
51を含むことを除いては同一である。
【0065】具体的に、本発明の第2実施例に係る薄膜
形成装置は、下部電極の前処理、高誘電膜の蒸着、高誘
電膜の後処理及び上部電極の後処理が可能な多機能チャ
ンバ11と、電極を蒸着する電極蒸着チャンバ51を具
備する。従って、第1実施例に係る効果だけでなく高誘
電膜の後処理後に大気中に露出されずインサイチュで上
部電極を蒸着し、下部電極の形成から上部電極の後処理
までインサイチュで進行しうる。従って、高誘電膜内及
び高誘電膜上に残留不純物の発生を抑制して高誘電膜内
にキャビティの形成を抑制させ、漏れ電流を画期的に減
少させうる。
【0066】図10は、図9の電極蒸着チャンバの一例
を概略的に示す図面である。
【0067】具体的に、電極蒸着チャンバ51は電極と
して形成される導電性物質を蒸着するチャンバとして図
6の多機能チャンバと類似に構成される。即ち、電極蒸
着チャンバ51はRu膜のような電極を形成するための
有機ソース53、例えばbis(etchycyclo
pentadian)[Ru(EtCp)2]、Ru
(THD)3(THD:Tetramethyl he
ptadionate)を溶媒に溶かした溶液を液体ソ
ース定量装置55を通して気化器57で気化させる。こ
のように気化されたソースガスは移送ガスソース59か
ら出る移送ガス、例えばアルゴンガスを用いてソース噴
射装置61、例えばシャワーヘッドを通過させて電極蒸
着チャンバ51として均一に入射させる。
【0068】そして、前記電極蒸着チャンバ51には引
込部63を通して支持台64にローディングされた半導
体ウェーハ(半導体基板)65を300〜600℃の温
度で調節するヒーター67と13.33〜1.33×1
3Paの圧力を調節するポンプ69を具備する。そし
て、電極蒸着チャンバ51壁に蒸着された蒸着物質を洗
浄する洗浄ガス、ClF3ガスを供給する洗浄ガスソー
ス70が電極蒸着チャンバ51に連結されている。本実
施例では電極としてRu膜の形成を例として説明した
が、本電極蒸着チャンバは白金族金属、白金族金属の酸
化物、金属窒化物または耐熱性金属よりなる膜を蒸着し
うる。
【0069】第3実施例 図11は、本発明の第3実施例に係る薄膜形成装置を概
略的示す図面である。本発明の第3実施例は、第2実施
例の多機能チャンバ11及び電極蒸着チャンバ51に結
晶化アニールチャンバ71がさらに含まれたことを除い
ては同一である。
【0070】具体的に、本発明の第3実施例に係る薄膜
形成装置は、下部電極の前処理、高誘電膜の蒸着、高誘
電膜の後処理及び上部電極の後処理が可能な多機能チャ
ンバ11と、電極を蒸着する電極蒸着チャンバ51と、
非晶質状態で蒸着された誘電膜を結晶化温度以上でアニ
ールして結晶化させる結晶化アニールチャンバ71とを
含む。
【0071】前記結晶化アニールチャンバ71は、温度
を迅速に昇降させることができる急速加熱式炉または通
常のホットウォール枚葉式炉で構成する。前記結晶化ア
ニールチャンバ71は300〜900℃の基板温度、1
3.33〜101324.72Paの圧力、酸化性雰囲
気または非酸化性雰囲気の調節が可能である。従って、
本発明の第3実施例によれば第2実施例による効果だけ
でなく上部電極の蒸着前後に結晶化アニールをインサイ
チュで行って漏れ電流を減少させうる。
【0072】第4実施例 図12は、本発明の第4実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第4実施例は、第2実
施例の多機能チャンバ11を誘電膜蒸着チャンバ73に
限定したことを除いては同一である。前記誘電膜蒸着チ
ャンバ73は多機能チャンバ11とは構造的に同一に構
成する。
【0073】具体的に、本発明の第4実施例に係る薄膜
形成装置は、高誘電膜蒸着、高誘電膜の後処理及び上部
電極の後処理が可能な誘電膜蒸着チャンバ73と、電極
を蒸着する電極蒸着チャンバ51を具備する。従って、
本発明の第4実施例によれば高誘電膜の後処理後に大気
中に露出されずインサイチュで上部電極を蒸着し、また
下部電極の形成から上部電極の後処理までもインサイチ
ュで行う。従って、高誘電膜内あるいは下部電極上への
水分、炭素などの残留不純物の吸着を防止し、高誘電膜
内に酸素キャビティを減らし漏れ電流を減少させうる。
【0074】第5実施例 図13は、本発明の第5実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第5実施例は、第4実
施例に結晶化アニールチャンバ71が含まれたことを除
いては同一である。
【0075】具体的に、本発明の第5実施例に係る薄膜
形成装置は、高誘電膜蒸着、高誘電膜の後処理及び上部
電極の後処理を行う誘電膜蒸着チャンバ73と、電極を
蒸着する電極蒸着チャンバ51と、非晶質状態で蒸着さ
れた誘電膜をアニールして結晶化させる結晶化アニール
チャンバ71とを含む。結晶化アニールチャンバ71は
温度を迅速に昇降させる急速加熱式炉または通常のホッ
トウォール枚葉式炉で構成する。前記結晶化アニールチ
ャンバ71は400〜900℃の基板温度、13.33
〜101324.72Paの圧力、酸化性雰囲気及び非
酸化性雰囲気の調節が可能に構成する。
【0076】従って、本発明の第5実施例によれば、第
4実施例による効果だけでなく下部電極の蒸着前後に結
晶化アニールを行って漏れ電流を減少させうる。
【0077】第6実施例 図14は、本発明の第6実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第6実施例は、第4実
施例に電極前処理を行う前処理チャンバ77を含むこと
を除いては同一である。
【0078】具体的に、本発明の第6実施例に係る薄膜
形成装置は、高誘電膜蒸着、高誘電膜の後処理及び上部
電極の後処理を行う誘電膜蒸着チャンバ73と、電極を
蒸着する電極蒸着チャンバ51と、下部電極を前処理す
る前処理チャンバ77を含む。従って、本発明の第6実
施例によれば、第4実施例の効果だけでなく電極を前処
理した後、高誘電膜蒸着及び後処理をインサイチュで行
って漏れ電流を減少させうる。
【0079】第7実施例 図15は、本発明の第7実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第7実施例は、第5実
施例の結晶化アニールチャンバ71にオゾン発生器また
はプラズマ発生器のようなアニール手段13を連結し、
誘電膜蒸着チャンバ73にはアニール手段を接続してい
ないことを除いては同一である。
【0080】具体的に、本発明の第7実施例に係る薄膜
形成装置は、誘電膜を蒸着する誘電膜蒸着チャンバ73
と、電極を蒸着する電極蒸着チャンバ51と、非晶質状
態で蒸着された誘電膜をアニールして結晶化させる結晶
化アニールチャンバ71と、前記結晶化アニールチャン
バ71に連結されたオゾン発生器またはプラズマ発生器
のアニール手段13を含む。前記結晶化アニールチャン
バは上部電極の後処理も行う。従って、誘電膜蒸着後処
理と結晶化アニールを行ったチャンバで行って大気中に
露出されずインサイチュで上部電極を蒸着し、また下部
電極から上部電極の後処理もインサイチュで形成しう
る。従って、高誘電膜内または上に水分、炭素などの残
留不純物の発生を抑制して高誘電膜内の酸素キャビティ
の形成を抑制させて漏れ電流を減少させうる。
【0081】第8実施例 図16は、本発明の第8実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第8実施例は、第5実
施例に冷却チャンバ79がさらに含まれたことを除いて
は同一である。
【0082】具体的に、本発明の第8実施例に係る薄膜
形成装置は、冷却チャンバ79を含む。冷却チャンバ7
9は導電膜の蒸着後あるいはアニール後に高温に保たれ
ている基板がカセットに入る前に予め冷却する役割をす
る。本実施例においては、前記冷却チャンバのみを設け
たが予熱チャンバ(図示せず)をさらに設けてもよい。
この場合、予熱チャンバは誘電膜の蒸着前に基板温度を
誘電膜の蒸着温度付近で予熱することによって誘電膜蒸
着チャンバ73で基板の温度の安定化時間を短縮する役
割をする。
【0083】第9実施例 図17は、本発明の第9実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。本発明の第9実施例は、第4実
施例の誘電膜蒸着チャンバ73からアニール手段を除去
し、誘電膜後処理チャンバ81及びこれに連結されたア
ニール手段13を含むことを除いては同一である。
【0084】具体的に、第9実施例に係る薄膜形成装置
は、誘電膜を蒸着する誘電膜蒸着チャンバ73と、前記
誘電膜を後処理する誘電膜後処理チャンバ81と、前記
誘電膜後処理チャンバ81に連結されたオゾン発生器ま
たはプラズマ発生器のようなアニール手段13と、電極
を蒸着する電極蒸着チャンバ51を具備する。前記誘電
膜後処理チャンバ81は上部電極の後処理も可能であ
る。
【0085】従って、本発明の第9実施例に係る薄膜形
成装置は高誘電膜の蒸着及び後処理をインサイチュで行
い、下部電極から上部電極までもインサイチュで形成で
きてキャパシタの漏れ電流を減少させうる。
【0086】第10実施例 図18は、本発明の第10実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。本発明の第10実施例は、第
9実施例に電極前処理チャンバ77を構成したことを除
いては同一である。
【0087】具体的に、本発明の第10実施例に係る薄
膜形成装置は、下部電極の形成後前処理しうる電極前処
理チャンバ77を具備する。従って、第9実施例による
効果以外にも高誘電膜の蒸着前に下部電極を前処理して
下部電極上に存在する炭素及び欠陥などを除去すること
によってキャパシタの漏れ電流を減少させうる。
【0088】第11実施例 図19は、本発明の第11実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。本発明の第11実施例は、第
9実施例に結晶化アニールチャンバ71が含まれたこと
を除いては同一である。
【0089】具体的に、本発明の第11実施例に係る薄
膜形成装置は、結晶化アニールチャンバ71を具備す
る。従って、第9実施例による効果だけでなく非晶質の
高誘電膜の蒸着後に結晶化アニールチャンバ71で結晶
化アニールを行ってキャパシタの漏れ電流を減少させう
る。
【0090】第12実施例 図20は本発明の第12実施例に、係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。本発明の第12実施例は、第
10実施例及び第11実施例に予熱チャンバ83及び冷
却チャンバ79がさらに含まれたことを除いては同一で
ある。
【0091】具体的に、第12実施例に係る薄膜形成装
置は、予熱あるいは冷却させる予熱チャンバ83及び冷
却チャンバ79が含まれている。予熱チャンバ81は誘
電膜の蒸着前に基板温度を誘電膜蒸着温度付近で予熱す
ることによって誘電膜蒸着チャンバ73で基板の温度の
安定化時間を短縮する役割をする。また、冷却チャンバ
79は導電膜の蒸着後あるいはアニール後に高温に保た
れている基板がカセットに入る前に予め冷却する役割を
する。
【0092】以下さらに、前記本発明の薄膜形成装置を
用いて半導体素子のキャパシタを製造する方法を図21
乃至図29を用いて説明する。以下の製造方法の実施例
は、本発明の薄膜形成装置を用いてキャパシタを製造す
る多様な例のうちその一部として変更しうる。そして、
下記実施例での参照符号aは本発明の薄膜形成装置の1
つのチャンバで行えることを示し、参照符号bは本発明
の薄膜形成装置でインサイチュで行う工程を示す。ま
た、キャパシタにおいて下部電極形成工程、誘電膜蒸着
工程、上部電極蒸着工程は必須工程であり、残り工程は
必要に応じて行える。
【0093】図21は、本発明に係る半導体素子のキャ
パシタ製造方法の第1実施例を説明するための流れ図で
ある。即ち、第1実施例において下部電極の前処理、誘
電膜蒸着及び誘電膜の後処理は多機能チャンバで行い、
下部電極の前処理から上部電極の蒸着まではインサイチ
ュで行う。
【0094】具体的には、まず、半導体基板(半導体ウ
ェーハ)上に50〜10000Åの厚さにキャパシタの
下部電極を形成する(ステップ101)。前記下部電極
は白金族金属、RuO2、IrO2、(Ba、Sr)Ru
3などの白金族金属の酸化物、金属窒化物または耐熱
性金属を用いられる。下部電極としてはPt、Ru、I
rのような白金族金属が望ましく、スパッタリング法、
有機化学気相蒸着法または電気メッキ法などを用いて形
成しうる。
【0095】次いで、下部電極が形成された基板を多機
能チャンバで注入させて酸素ラジカルの含まれた雰囲
気、例えばオゾン雰囲気またはプラズマ雰囲気で下部電
極を前処理する(ステップ103)。
【0096】前記下部電極の前処理にオゾン雰囲気を用
いる場合、基板温度は常温〜700℃、望ましくは30
0〜450℃及びオゾン濃度は0.1〜10Vol%で
約5分間進行する。さらに、前記オゾンアニール時紫外
線光をさらに照射することもある。前記下部電極前処理
をプラズマ雰囲気を使用する場合N2O、O2、NH3
Ar、N2のECRあるいはRFプラズマ雰囲気を用い
て常温〜500℃の基板温度、13.33〜1.33×
103Paのチャンバ圧力条件で行う。本実施例ではN2
Oガスを用いたECRプラズマを使用し、200℃の基
板温度で1〜10分の条件で実施した。
【0097】次いで、多機能チャンバで前記下部電極上
に高誘電膜、例えばBST膜を100〜500Åの厚さ
に化学気相蒸着法またはスパッタリング法で蒸着する
(ステップ105)。前記高誘電膜としてBST膜を有
機金属化学気相蒸着法で形成する場合、Ba(THD)
2、Sr(THD)2、Ti(THD)2を基本とする有
機ソースとO2とN2Oの混合ガスを酸化ガスとして40
0〜600℃の基板温度、13.33〜1.33×10
3Pa圧力条件で形成する。
【0098】次いで、多機能チャンバで誘電膜の後処理
工程を実施する(ステップ107)。前記誘電膜後処理
時の条件は前記下部電極の前処理条件と同一に酸素ラジ
カルの含まれた雰囲気またはプラズマ雰囲気で行う。さ
らに、前記誘電膜の後処理効果を高めるために誘電膜蒸
着及び後処理段階をn回反復することもある。この際、
1サイクルで蒸着される高誘電膜の厚さは20〜200
Åが望ましい。これを通して誘電膜の蒸着時含まれる炭
素などの不純物を効率よく除去しうる。
【0099】次いで、後処理が完了された半導体基板を
電極蒸着チャンバに移動させて後処理された誘電膜上に
上部電極を50〜3000Åの厚さに蒸着する(ステッ
プ109)。前記上部電極は下部電極のような物質を用
いてスパッタリング法または有機金属化学気相蒸着法
(MOCVD)で形成する。例えば、MOCVD法でR
uを蒸着する場合、Ru(EtCp)2をソースとして
基板温度150〜500℃、チャンバ圧力が13.33
〜1.33×103Paの条件でRuを蒸着しうる。
【0100】次いで、上部電極が蒸着された半導体基板
を結晶化チャンバに移動させて結晶化アニールを行う
(ステップ111)。前記結晶化アニールはBST膜を
500〜800℃、酸化性あるいは非酸化性雰囲気の1
3.33〜1.33×103Paのチャンバ圧力で実施
する。RuをBSTの電極として使用する場合は酸素が
含まれたRuは酸化されるので、酸素を少量含んだり、
非酸化性の雰囲気が適当であり、Ptの場合は酸素が1
〜10%含まれた酸素と窒素の混合ガスが適当である。
結晶化アニール時間はアニール温度が低いほど長くなる
が750℃のアニール温度で30秒乃至30分が適当で
ある。そして、キャパシタ形成時のアニールが他の素子
の特性に及ぶ影響を減らすためにRTA(rapid
thermal annealing)工程を使用す
る。
【0101】図22及び図23は、各々本発明に係る半
導体素子のキャパシタ製造方法の第2実施例及び第3実
施例を説明するための流れ図である。
【0102】具体的に、図22の第2実施例は下部電極
前処理から結晶化アニールまで本発明の薄膜形成装置で
インサイチュで行うことを除いては第1実施例と同一で
ある。そして、図23の第3実施例は下部電極前処理か
ら上部電極蒸着まで本発明の薄膜形成装置でインサイチ
ュで進行して結晶化アニールを行わないことを除いては
第1実施例と同一である。
【0103】図24及び図25は、本発明に係る半導体
素子のキャパシタ製造方法の第4実施例及び第5実施例
を説明するための流れ図である。
【0104】具体的に、第4実施例は結晶化アニールを
上部電極蒸着前に行い、誘電膜の後処理及び結晶化アニ
ールは1つのチャンバで行い、下部電極前処理から上部
電極蒸着まで本発明の薄膜形成装置でインサイチュで進
行することを除いては前記第1実施例と同一である。そ
して、図25の第5実施例は下部電極の前処理工程を略
すことを除いては第4実施例と同一である。
【0105】図26及び図27は、本発明に係る半導体
素子のキャパシタの製造方法の第6実施例及び第7実施
例を説明するための流れ図である。
【0106】具体的に、第6実施例は誘電膜の蒸着前に
基板予熱工程(ステップ113)を含み、上部電極蒸着
後には結晶化アニール及び基板冷却工程(ステップ11
5)を含む。前記予熱工程は5分以内にその次の段階の
工程条件温度に到達可能にし、冷却は5分以内に常温で
基板温度が冷却されるようにする。そして、基板予熱工
程から基板冷却工程までインサイチュで進行して誘電膜
蒸着及び誘電膜の後処理は1つのチャンバで行う。以外
には第1実施例と同一である。そして、図27の第7実
施例は下部電極形成から結晶化アニールまでインサイチ
ュで進行することを除いては第1実施例と同一である。
【0107】図28は、本発明に係る半導体素子のキャ
パシタ製造方法の第8実施例を説明するための流れ図で
ある。
【0108】具体的に、第8実施例は第3実施例と比較
して下部電極を前処理せず上部電極を形成したことを除
いては同一である。第3実施例のように下部電極の形成
から上部電極蒸着まで同一に行う。次いで、前記上部電
極が形成された半導体基板を後処理する(ステップ11
7)。前記上部電極の後処理は多機能チャンバで酸素ラ
ジカルが含まれた雰囲気、例えばオゾン雰囲気、基板温
度は200〜6000℃、オゾン濃度は0.1〜10V
Ol%で約30秒乃至30分間行う。そして、上部電極
の後処理時紫外線を基板に照射することもできる。こう
すれば、前述したようにキャパシタの漏れ電流を低めら
れる。
【0109】図29は、本発明に係る半導体素子のキャ
パシタ製造方法の第9実施例を説明するための流れ図で
ある。
【0110】具体的に、第9実施例は第8実施例と比較
して上部電極を2回に分けて形成したことを除いては同
一である。まず、第8実施例のように下部電極形成及び
誘電膜を形成してから第1上部電極を蒸着する(ステッ
プ119)。第1上部電極は酸素ラジカルが通過される
ように50〜1000Åの厚さに形成する。次いで、前
記第8実施例のような条件で第1上部電極を後処理する
(ステップ121)。引き続き、前記後処理された第1
上部電極上に第2上部電極を50〜3000Åの厚さに
形成する(ステップ123)。こうすれば、前述したよ
うにキャパシタの漏れ電流を低め、全体的に上部電極の
厚さを増加させうる。
【0111】図30は、図28に示す第8実施例を実際
の半導体素子のキャパシタの製造に用いることを説明す
るための図面である。
【0112】具体的に、フィールド絶縁膜203によっ
て限定された半導体基板201のアクティブ領域に通常
の方法でソース領域205、ドレイン領域207及びゲ
ート酸化膜209を組み込んだゲート電極211よりな
るトランジスタが形成されている。そして、前記ドレイ
ン領域207にはビットライン213が形成されてお
り、前記ソース領域205には層間絶縁膜215内のコ
ンタクトホールに形成されたプラグ217及び障壁金属
膜219を通して連結される下部電極221が形成され
ている。前記下部電極221は50〜10000Åの厚
さに白金族金属、白金族金属の酸化物、金属窒化物また
は耐熱性金属などをスパッタリング法、有機化学気相蒸
着法または電気メッキ法などを用いて形成する。
【0113】そして、前記下部電極221上には誘電膜
223及び上部電極225が形成されている。前記誘電
膜223は前述したように高誘電膜、例えばTa25
Al 23、TiO2、Y23、SrTiO3、(Ba、S
r)TiO3、PbZrTiO3、SrBi2Ta29
(Pb、La)(Zr、Ti)O3またはBi4Ti3
12で形成する。そして、前記上部電極225は前記下部
電極221と同一な方法、同一な物質で形成される。
【0114】そして、前述したように前記上部電極の全
面に酸素ラジカルの含まれた雰囲気、例えばオゾン雰囲
気で後処理227を行うことによって前述したようにキ
ャパシタの漏れ電流が低められる。さらに、前記第9実
施例のように後処理された上部電極225上に第2上部
電極を形成して全体上部電極の厚さを増加させることも
できる。
【0115】
【発明の効果】前述したように本発明によれば、下部電
極の形成後オゾンやプラズマアニールで前処理したり、
高誘電膜の形成後オゾンアニールまたはプラズマアニー
ルの後処理を行うと、下部電極上にまたは高誘電膜内に
残留する不純物を減らして漏れ電流が低められる。ま
た、本発明は上部電極の形成後オゾンアニールを行う
と、高誘電膜内に酸素キャビティの形成を減らして漏れ
電流が低められる。また、本発明の薄膜形成装置は下部
電極や高誘電膜の形成された半導体基板を大気中に露出
させないために不純物の吸着を防止して漏れ電流が低め
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る高誘電膜の形成後、オゾンアニ
ールの有無に応じる漏れ電流を示すグラフである。
【図2】 本発明に係る高誘電膜の形成後、プラズマア
ニールの有無に応じる漏れ電流を示すグラフである。
【図3】 本発明に係る高誘電膜の蒸着後、アニール条
件に応じる残留炭素の分布を示すグラフである。
【図4】 本発明に係る下部電極の前処理有無に応じる
漏れ電流を示すグラフである。
【図5】 本発明に係る上部電極の蒸着時酸素の添加有
無に応じる漏れ電流を示すグラフである。
【図6】 本発明の第1実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。
【図7】 図6のオゾン発生器と連結された多機能チャ
ンバの一例を概略的に示す図面である。
【図8】 図5のプラズマ発生器に連結された多機能チ
ャンバの一例を概略的に示す図面である。
【図9】 本発明の第2実施例に係る薄膜形成装置を概
略的に示す図面である。
【図10】 図9の電極蒸着チャンバの一例を概略的に
示す図面である。
【図11】 本発明の第3実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図12】 本発明の第4実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図13】 本発明の第5実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図14】 本発明の第6実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図15】 本発明の7第実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図16】 本発明の第8実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図17】 本発明の第9実施例に係る薄膜形成装置を
概略的に示す図面である。
【図18】 本発明の第10実施例に係る薄膜形成装置
を概略的に示す図面である。
【図19】 本発明の第11実施例に係る薄膜形成装置
を概略的に示す図面である。
【図20】 本発明の第12実施例に係る薄膜形成装置
を概略的に示す図面である。
【図21】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第1実施例を説明するための流れ図である。
【図22】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第2実施例を説明するための流れ図である。
【図23】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第3実施例を説明するための流れ図である。
【図24】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第4実施例を説明するための流れ図である。
【図25】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第5実施例を説明するための流れ図である。
【図26】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第6実施例を説明するための流れ図である。
【図27】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第7実施例を説明するための流れ図である。
【図28】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第8実施例を説明するための流れ図である。
【図29】 本発明に係る半導体素子のキャパシタ製造
方法の第9実施例を説明するための流れ図である。
【図30】 図28に示す第8実施例を実際の半導体素
子のキャパシタの製造に適用することを説明するための
図面である。
【符号の説明】
1 半導体ウェーハ(半導体基板) 3 カセット 5 ロードロックチャンバ 7 ロボットアーム 9 トランスファチャンバ 11 多機能チャンバ 13 アニール手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/10 451 H01L 27/10 451 27/108 621B 21/8242 651 (72)発明者 柳 次 英 大韓民国京畿道水原市勧善区金谷洞245− 70番地 プルンビラ−303号 (72)発明者 朴 泳 旭 大韓民国京畿道安養市東安区葛山洞1115番 地 セムマウル林光アパート301棟703号 (72)発明者 朴 洪 培 大韓民国ソウル特別市九老区九老6洞128 −4番地

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の半導体ウェーハのローディング
    されたカセットが位置するロードロックチャンバと、 前記ロードロックチャンバに連結されて前記半導体ウェ
    ーハをローディング/アンローディングするロボットア
    ームを具備するトランスファチャンバと、 前記トランスファチャンバに連結されて誘電膜を蒸着す
    る多機能チャンバと、 前記多機能チャンバに連結されたアニール手段を含んで
    前記多機能チャンバで下部電極前処理、前記誘電膜後処
    理及び上部電極後処理を行うことを特徴とする薄膜形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記アニール手段はオゾン発生器または
    プラズマ発生器であることを特徴とする請求項1に記載
    の薄膜形成装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電膜はTa25、Al23、Ti
    2、Y23、SrTiO3、(Ba、Sr)TiO3
    PbZrTiO3、SrBi2Ta29、(Pb、La)
    (Zr、Ti)O3またはBi4Ti312のうち何れか
    1つであることを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記多機能チャンバの下部は半導体ウェ
    ーハが位置する支持台と、その下部にヒーターが設けら
    れており、前記多機能チャンバの上部はソース供給装置
    から供給された液体有機ソースを均一に噴射するソース
    噴射装置が設けられていることを特徴とする請求項1に
    記載の薄膜形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ソース供給装置は液体有機ソースを
    定量化する液体定量装置と、前記液体定量装置に連結さ
    れて前記液体ソースを気化させる気化器と、前記気化器
    から出る有機ソースを移送する移送ガスソースよりなる
    ことを特徴とする請求項4に記載の薄膜形成装置。
  6. 【請求項6】 前記気化器は1乃至3個で構成すること
    を特徴とする請求項5に記載の薄膜形成装置。
  7. 【請求項7】 前記多機能チャンバにオゾン発生器が連
    結されている場合、前記多機能チャンバの排気端にはオ
    ゾン除去装置が連結されていることを特徴とする請求項
    2に記載の薄膜形成装置。
  8. 【請求項8】 前記プラズマ発生器はRFプラズマ発生
    器またはECRプラズマ発生器であることを特徴とする
    請求項2に記載の薄膜形成装置。
  9. 【請求項9】 前記プラズマ発生器はNH3、O2、N2
    O、ArまたはN2のプラズマを発生させることを特徴
    とする請求項2に記載の薄膜形成装置。
  10. 【請求項10】 前記多機能チャンバは壁面に蒸着され
    た誘電膜を除去するための洗浄ガス供給装置が連結され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装
    置。
  11. 【請求項11】 前記トランスファチャンバには電極蒸
    着チャンバがさらに連結されていることを特徴とする請
    求項1に記載の薄膜形成装置。
  12. 【請求項12】 前記トランスファチャンバには結晶化
    アニールチャンバがさらに連結されていることを特徴と
    する請求項11に記載の薄膜形成装置。
  13. 【請求項13】 前記トランスファチャンバには前処理
    チャンバがさらに連結されていることを特徴とする請求
    項11に記載の薄膜形成装置。
  14. 【請求項14】 前記トランスファチャンバには冷却及
    び予熱チャンバがさらに連結されていることを特徴とす
    る請求項11に記載の薄膜形成装置。
  15. 【請求項15】 複数枚の半導体ウェーハのローディン
    グされたカセットが位置するロードロックチャンバと、 前記ロードロックチャンバに連結されて前記半導体ウェ
    ーハをローディング/アンローディングするロボットア
    ームを具備するトランスファチャンバと、 前記トランスファチャンバに連結されて誘電膜を蒸着す
    る誘電膜蒸着チャンバと、 前記トランスファチャンバに連結された電極蒸着チャン
    バと、 前記トランスファチャンバに連結された結晶化アニール
    チャンバと、 前記結晶化アニールチャンバに連結されたアニール手段
    を含んで前記結晶化チャンバで前記誘電膜の後処理及び
    上部電極後処理を行うことを特徴とする薄膜形成装置。
  16. 【請求項16】 前記アニール手段はオゾン発生器また
    はプラズマ発生器であることを特徴とする請求項15に
    記載の薄膜形成装置。
  17. 【請求項17】 複数枚の半導体ウェーハのローディン
    グされたカセットが位置するロードロックチャンバと、 前記ロードロックチャンバに連結されて前記半導体ウェ
    ーハをローディング/アンローディングするロボットア
    ームを具備するトランスファチャンバと、 前記トランスファチャンバに連結されて誘電膜を蒸着す
    る誘電膜蒸着チャンバと、 前記トランスファチャンバに連結された後処理チャンバ
    と、 前記後処理チャンバに連結されたアニール手段を含んで
    前記後処理チャンバで前記誘電膜の後処理を行うことを
    特徴とする薄膜形成装置。
  18. 【請求項18】 前記アニール手段はオゾン発生器また
    はプラズマ発生器であることを特徴とする請求項17に
    記載の薄膜形成装置。
  19. 【請求項19】 前記トランスファチャンバには前処理
    チャンバがさらに連結されていることを特徴とする請求
    項17に記載の薄膜形成装置。
  20. 【請求項20】 前記トランスファチャンバには結晶化
    アニールチャンバがさらに連結されていることを特徴と
    する請求項17に記載の薄膜形成装置。
  21. 【請求項21】 前記トランスファチャンバには冷却及
    び予熱チャンバがさらに連結されていることを特徴とす
    る請求項17に記載の薄膜形成装置。
  22. 【請求項22】 前記トランスファチャンバには電極蒸
    着チャンバがさらに連結されていることを特徴とする請
    求項17に記載の薄膜形成装置。
  23. 【請求項23】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上に誘電膜を形成する段階と、 前記誘電膜を酸素ラジカル雰囲気またはプラズマ雰囲気
    でアニーリングして後処理する段階と、 前記後処理された誘電膜上に上部電極を形成する段階と
    を含んでなることを特徴とする半導体素子のキャパシタ
    形成方法。
  24. 【請求項24】 前記誘電膜蒸着及び後処理は同一なチ
    ャンバで行うことを特徴とする請求項23に記載の半導
    体素子のキャパシタ形成方法。
  25. 【請求項25】 前記酸素ラジカル雰囲気はオゾンの含
    まれた酸化性雰囲気であることを特徴とする請求項23
    に記載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
  26. 【請求項26】 前記プラズマ雰囲気はN2O、O2、N
    3、Ar、N2のRFプラズマ雰囲気またはECRプラ
    ズマ雰囲気であることを特徴とする請求項23に記載の
    半導体素子のキャパシタ形成方法。
  27. 【請求項27】 前記誘電膜の形成及び後処理を少なく
    とも1回以上繰り返すことを特徴とする請求項23に記
    載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
  28. 【請求項28】 前記誘電膜はTa25、Al23、T
    iO2、Y23、SrTiO3、(Ba、Sr)Ti
    3、PbZrTiO3、SrBi2Ta29、(Pb、
    La)(Zr、Ti)O3またはBi4Ti312のうち
    何れか1つであることを特徴とする請求項23に記載の
    半導体素子のキャパシタ形成方法。
  29. 【請求項29】 前記誘電膜の形成前に前記下部電極を
    前処理する段階をさらに含むことを特徴とする請求項2
    3に記載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
  30. 【請求項30】 前記下部電極の前処理、誘電膜の蒸着
    及び誘電膜の後処理は同一なチャンバで行うことを特徴
    とする請求項29に記載の半導体素子のキャパシタ形成
    方法。
  31. 【請求項31】 前記下部電極の前処理から上部電極の
    形成まで1つの薄膜形成装置でインサイチュで行うこと
    を特徴とする請求項29に記載の半導体素子のキャパシ
    タ形成方法。
  32. 【請求項32】 前記上部電極の蒸着段階後に結晶化ア
    ニールを行うことを特徴とする請求項29に記載の半導
    体素子のキャパシタ形成方法。
  33. 【請求項33】 前記下部電極の前処理から結晶化アニ
    ールまで1つの薄膜形成装置でインサイチュで行うこと
    を特徴とする請求項32に記載の半導体素子のキャパシ
    タ形成方法。
  34. 【請求項34】 前記下部電極の形成から結晶化アニー
    ルまで1つの薄膜形成装置でインサイチュで行うことを
    特徴とする請求項32に記載の半導体素子のキャパシタ
    形成方法。
  35. 【請求項35】 前記誘電膜の後処理後に結晶化アニー
    ルをさらに行うことを特徴とする請求項23に記載の半
    導体素子のキャパシタ形成方法。
  36. 【請求項36】 前記誘電膜の後処理及び結晶化アニー
    ルは同一なチャンバで行われることを特徴とする請求項
    35に記載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
  37. 【請求項37】 前記誘電膜の蒸着から上部電極の蒸着
    まで1つの薄膜形成装置でインサイチュで行うことを特
    徴とする請求項23に記載の半導体素子のキャパシタ形
    成方法。
  38. 【請求項38】 半導体基板上に下部電極を形成する段
    階と、 前記下部電極上に誘電膜を形成する段階と、 前記誘電膜上に上部電極を形成する段階と、 前記上部電極を酸素ラジカルの含まれた雰囲気で後処理
    する段階とを含んでなることを特徴とする半導体素子の
    キャパシタ形成方法。
  39. 【請求項39】 前記酸素ラジカルの含まれた雰囲気は
    オゾンの含まれた酸化性雰囲気であることを特徴とする
    請求項38に記載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
  40. 【請求項40】 前記誘電膜はTa25、Al23、T
    iO2、Y23、SrTiO3、(Ba、Sr)Ti
    3、PbZrTiO3、SrBi2Ta29、(Pb、
    La)(Zr、Ti)O3またはBi4Ti312のうち
    何れか1つであることを特徴とする請求項38に記載の
    半導体素子のキャパシタ形成方法。
  41. 【請求項41】 前記後処理された上部電極上に第2上
    部電極を形成する段階を含んでなることを特徴とする請
    求項38に記載の半導体素子のキャパシタ形成方法。
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