JP2003324099A - 誘電体膜の形成方法 - Google Patents

誘電体膜の形成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘電体膜の膜質を向上させることができるとと
もに、誘電体膜の膜厚を均一にすることが可能な誘電体
膜の形成方法を提供する。 【解決手段】この誘電体膜の形成方法は、被成膜面とし
てのSiO2膜2にプラズマ3を照射することによっ
て、SiO2膜の表面を改質する工程と、その改質され
たSiO2膜の表面上に、霧状のSBT原料4を堆積す
ることによって、SBT原料膜5を形成する工程とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘電体膜の形成
方法に関し、特に、誘電体原料を霧状にして堆積するこ
とにより誘電体膜を形成する誘電体膜の形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴って、
たとえば、DRAMのキャパシタ誘電体膜などには、従
来のシリコン酸化膜よりも非誘電率の高い誘電体膜材料
を用いることが要求されている。この場合、高品質かつ
均一に、非誘電率の高い誘電体膜を形成することが要求
される。
【0003】また、近年注目されている不揮発性メモリ
の1つとして、強誘電体メモリが知られている。この強
誘電体メモリは、強誘電体キャパシタを構成する強誘電
体膜の分極方向による容量変化をメモリ素子として利用
するメモリである。この強誘電体メモリは、原理的に、
高速かつ低電圧でデータ書き換えが可能であるので、高
速および低電圧というDRAMの利点と、不揮発性とい
うフラッシュメモリの利点とを兼ね備えた理想のメモリ
として脚光を浴びている。このような強誘電体メモリに
おいては、高品質かつ均一な強誘電体膜の形成が要求さ
れている。
【0004】強誘電体メモリにおいて、SBT膜などの
強誘電体膜を形成する場合、従来では、金属有機物原料
をスピンコーティング法により塗布する方法や、スパッ
タ法が主に用いられている。しかし、さらに高品質かつ
均一な強誘電体膜を形成するためには、強誘電体膜の表
面の平坦性、凹部埋め込み性およびステップカバレッジ
性(段差被覆性)の優れた成膜法の開発が必要である。
【0005】そこで、従来、ステップカバレッジ性が比
較的優れた成膜法として、液体原料の金属有機材料を粒
径が数μm以下の霧状にして半導体基板上に堆積するL
SMCD(Liquid Source Misted
Chemical Deposition)法が提案
されている。このLSMCD法では、半導体基板上に金
属有機材料を所定の膜厚になるように霧状にして堆積し
た後、乾燥および結晶化の熱処理を行うことによって、
比較的簡便で、かつ、均一な膜厚で強誘電体膜を成膜す
ることができる。
【0006】図15〜図17は、従来のLSMCD法を
用いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図で
ある。図15〜図17を参照して、以下に、従来のLS
MCD法を用いた強誘電体膜の形成方法について説明す
る。
【0007】まず、図15に示すように、シリコン基板
101上に、Pt(白金)層102を形成する。この
後、図16に示すように、Pt層102上に、霧状の強
誘電体原料103を堆積することによって、強誘電体原
料膜104を形成する。この後、強誘電体原料膜104
を熱処理することにより、乾燥および結晶化を行うこと
によって、図17に示されるような、結晶化された強誘
電体膜105が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のLSCMD法による強誘電体膜の形成方法で
は、誘電体原料膜104を所定の膜厚以上に厚く堆積し
て結晶化すると、強誘電体膜105にクラックが発生す
るという不都合があった。このようにクラックが発生す
ると、強誘電体キャパシタ特性が著しく低下するという
問題点があった。
【0009】この問題点を解決するために、図16およ
び図17に示した強誘電体原料膜104の堆積工程およ
び結晶化工程を2回以上繰り返すことにより、同様の膜
厚を有する強誘電体膜105を2層以上形成することに
よって、所定の厚い膜厚の強誘電体膜105を得る方法
も考えられる。
【0010】しかしながら、このような方法では、各強
誘電体原料膜104の結晶化工程によって、各強誘電体
膜105毎に結晶粒が成長するため、上層の強誘電体膜
105と下層の強誘電体膜105との境界に空孔が生成
しやすいという不都合がある。このように空孔が発生す
ると、リーク電流が多くなるため、データ保持特性の低
下など強誘電体キャパシタ特性が劣化するという問題点
がある。
【0011】また、従来のLSMCD法で強誘電体膜を
形成する場合、被成膜面と液体原料とのぬれ性が、被成
膜面に堆積される強誘電体膜の品質に大きな影響を与え
る。ここで、ぬれ性とは、異種物質が接触した時に、互
いに付着する性質のことであり、ぬれ性が高いほど、被
成膜面に均一な膜を形成することができる。ぬれ性は、
被成膜面の表面状態によって非常に大きく影響される。
被成膜面が、キャパシタの下部電極として使用する白金
(Pt)やイリジウム(Ir)などの貴金属やそれらの
酸化物である場合には、被成膜面と強誘電体膜とのぬれ
性が比較的良好であるため、強誘電体膜を比較的均一に
形成することができる。
【0012】しかしながら、強誘電体メモリの種類によ
っては、全体または部分的に酸化シリコン(SiO2
膜や窒化シリコン(Si34)膜などが含まれる場合も
考えられる。たとえば、MFIS(Metal Fer
roelectric Insulator Semi
conductor)型の強誘電体メモリでは、たとえ
ば、SiO2膜やSi34膜などの常誘電体膜上に、強
誘電体膜を成膜する必要がある。この場合、SiO2
やSi34膜の表面は、強誘電体原料のぬれ性が良好で
ない場合が多い。特に、低温で形成される有機成分を多
く含んだSiO 2膜や、十分に窒化されたSi34
は、被成膜面の疎水性が強いため、被成膜面と強誘電体
原料とのぬれ性が良好でない。このため、LSMCD法
により被成膜面上に強誘電体原料を堆積する場合に、そ
の強誘電体原料が被成膜面上で完全にはじいてしまうと
いう問題点があった。この問題点を確認するため、実際
に以下のような実験を行った。
【0013】すなわち、図18に示すように、シリコン
基板101上にSiO2膜102aが形成されている場
合に、被成膜面としてのSiO2膜102aの表面に、
n−オクタンを主溶媒とし、ストロンチウム(Sr)、
ビスマス(Bi)、タンタル(Ta)を金属成分として
含むSBT膜用の金属有機原料を用いてLSMCD法に
より、SBT原料膜105aを堆積した。この場合、S
BT原料膜105aは、ドロップレッド状(液滴状)と
なったままで、ほとんど成膜されない部分や非常に厚い
部分が混在していた。このため、面内均一性はほとんど
得られなかった。また、成膜時間を十分に長くしてSB
T原料膜105aの膜厚を厚くした場合にも、成膜初期
時の表面状態を引き継ぐために、SBT原料膜105a
に空孔や表面の割れが起こり、その結果、面内均一性は
全く得られなかった。
【0014】また、上記した問題点は、SiO2膜など
の絶縁膜上にLSMCD法を用いて強誘電体膜105a
を形成する場合に限らず、Pt層などからなる被成膜面
でも、被成膜面に有機物などが吸着している場合や被成
膜面と有機物とが反応している場合のように、被成膜面
が汚染されている場合には、誘電体膜の膜質および膜厚
が不均一になるという問題点があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、この発明の1つの目的は、誘
電体原料を霧状にして誘電体膜を形成する場合に、誘電
体膜の膜質を向上させるとともに、誘電体膜の膜厚を均
一にすることが可能な誘電体膜の形成方法を提供するこ
とである。
【0016】この発明のもう1つの目的は、上記の誘電
体膜の形成方法において、被成膜面と誘電体膜とのぬれ
性を向上させることである。
【0017】この発明のさらにもう1つの目的は、リー
ク電流が増加するのを防止することによって素子特性の
劣化を防止することが可能な誘電体膜の形成方法を提供
することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1による誘電体膜の形成方法は、被成膜面
に、希ガスおよび塩素ガスの少なくとも1つを含むガス
を用いたプラズマを照射することによって、被成膜面を
改質する工程と、改質された被成膜面上に、誘電体原料
を霧状にして堆積することによって、誘電体膜を形成す
る工程とを備えている。
【0019】請求項1では、上記のように、被成膜面
に、希ガスおよび塩素ガスの少なくとも1つを含むガス
を用いたプラズマを照射することによって、被成膜面を
改質することにより、被成膜面と誘電体膜とのぬれ性を
向上させることができる。これにより、その被成膜面上
に、誘電体原料を霧状にして堆積して誘電体膜を形成す
ることによって、誘電体膜の膜質を向上させることがで
きるとともに、誘電体膜の膜厚を均一にすることができ
る。その結果、歩留まりを向上させることができるとと
もに、素子特性を向上させることができる。
【0020】請求項2による誘電体膜の形成方法は、請
求項1の構成において、被成膜面は、白金、イリジウ
ム、ルテニウム、それらの合金、それらの導電性の酸化
物または窒化物、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸
窒化シリコン膜および絶縁性の金属酸化物のうち少なく
とも1つが露出している表面を含む。このように、疎水
性になりやすい酸化シリコン膜や窒化シリコン膜などに
おいても、請求項1のようにプラズマ処理を行うことに
よって、親水性に改質することができる。これにより、
被成膜面と誘電体膜とのぬれ性を容易に向上させること
ができる。
【0021】請求項3による誘電体膜の形成方法は、請
求項1または2の構成において、誘電体膜を形成する工
程に先立って、改質された被成膜面を水分を含む液体で
洗浄する工程をさらに備える。このように構成すれば、
容易に、被成膜面を親水性にすることができる。これに
より、被成膜面と誘電体膜とのぬれ性を容易に向上させ
ることができる。
【0022】請求項4による誘電体膜の形成方法は、請
求項1〜3のいずれかの構成において、誘電体膜を形成
する工程は、改質された被成膜面上に、誘電体原料を霧
状にして堆積することによって、第1の厚みで第1誘電
体膜を形成する工程と、第1誘電体膜を結晶化する工程
と、結晶化された第1誘電体膜上に、誘電体原料を霧状
にして堆積することによって、第1の厚みよりも大きい
厚みで第2誘電体膜を形成する工程と、第2誘電体膜を
結晶化する工程とを含む。このように構成すれば、薄い
第1の厚みで形成された第1誘電体膜には、改質された
被成膜面の影響を受けた結晶核が多数存在するので、そ
の結晶核を基にして、第2誘電体膜の結晶化が行われ
る。これにより、誘電体膜全体としての結晶性を向上さ
せることができるので、誘電体膜に空孔などが発生する
のを抑制することができる。その結果、誘電体膜のリー
ク電流が増加するのを防止することができるとともに、
誘電体膜の膜質を向上することができるので、素子特性
の劣化を防止することができる。
【0023】請求項5による誘電体膜の形成方法は、請
求項4の構成において、誘電体膜は、ストロンチウム、
ビスマス、タンタル、ニオブおよび酸素の少なくとも1
つを含むビスマス層状化合物からなる強誘電体膜であ
る。このような強誘電体膜に請求項5による形成方法を
適用すれば、容易に、強誘電体膜の膜質を向上させるこ
とができる。
【0024】請求項6による誘電体膜の形成方法は、被
成膜面上に、強誘電体原料を霧状にして堆積することに
よって、第1の厚みで第1強誘電体膜を形成する工程
と、第1強誘電体膜を結晶化する工程と、結晶化された
第1強誘電体膜上に、強誘電体原料を霧状にして堆積す
ることによって、第1の厚みよりも大きい厚みで第2強
誘電体膜を形成する工程と、第2強誘電体膜を結晶化す
る工程とを備えている。
【0025】請求項6では、上記のように、薄い第1の
厚みで第1強誘電体膜を形成した後、第1強誘電体膜を
結晶化し、その後、第2強誘電体膜の形成および結晶化
を行うことによって、薄い第1の厚みで形成された第1
強誘電体膜には、改質された被成膜面の影響を受けた結
晶核が多数存在するので、その結晶核を基にして、第2
強誘電体膜の結晶化が行われる。これにより、誘電体膜
全体としての結晶性を向上させることができるので、強
誘電体膜に空孔などが発生するのを抑制することができ
る。その結果、強誘電体膜のリーク電流が増加するのを
防止することができるとともに、強誘電体膜の膜質を向
上することができるので、強誘電体キャパシタ特性の劣
化を防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に基づいて説明する。
【0027】(第1実施形態)図1〜図4は、本発明の
第1実施形態によるLSMCD法を用いた強誘電体膜の
形成方法を説明するための断面図である。この第1実施
形態では、SiO2膜上に強誘電体膜を形成する場合に
ついて説明する。以下に、図1〜図4を参照して、第1
実施形態による強誘電体膜の形成方法について説明す
る。
【0028】まず、図1に示すように、シリコン基板1
上に、熱酸化法を用いて、SiO2膜2を形成する。そ
して、SiO2膜2が形成されたシリコン基板1をプラ
ズマ照射が可能なチャンバ内にセットする。
【0029】その後、Arガス流量:毎分約50ml、
塩素(Cl2)ガス流量:毎分約3ml、チャンバ内の
圧力:約0.03Pa、基板側バイアス:40Wの条件
下で、図2に示すような、プラズマ3を発生させる。そ
して、そのプラズマ3をSiO2膜2の表面に約10秒
間照射する。このプラズマ3の照射によって、被成膜面
としてのSiO2膜2の表面はエッチングされるので、
SiO2膜2の表面に付着する有機物などの不純物が除
去されるとともに、SiO2膜2の表面のごく一部が除
去される。これにより、SiO2膜2の表面は、シリコ
ン(Si)のダングリングボンド(未結合手)が多数形
成された状態に改質される。そして、プラズマ3の照射
後に、純水洗浄処理を行うことによって、酸素または水
酸基がシリコンのダングリングボンドと結合するので、
SiO2膜2の表面が親水性になる。
【0030】次に、図3に示すように、LSMCD法を
用いて、Sr、BiおよびTaの金属有機化合物が溶質
で、n−オクタンが主溶媒である液体原料を霧化するこ
とによって、SiO2膜2の表面上に、直径が約0.8
μmの霧状のSBT原料(強誘電体原料)4を堆積す
る。この場合、キャリアガスの窒素とともに、霧状のS
BT原料4が、被成膜面としてのSiO2膜2の表面に
付着すると、SiO2膜2の表面は親水性であるため、
霧状のSBT原料(強誘電体原料)4は、SiO2膜2
の表面を均一に広がっていく。これにより、SiO2
2の表面上に、SBT原料膜5が形成される。そして、
霧状のSBT原料(強誘電体原料)4を、約20nm〜
約50nmの膜厚になるまで堆積する。その後、ホット
プレートまたはオーブンを用いて、約160℃、約5分
間の条件下で熱処理することによって、残存溶媒を除去
させるための乾燥工程を行う。この乾燥工程の後には、
図4に示すように、面内に特に大きな膜質の変化がな
く、かつ、膜厚分布が約3%以内の均一なSBT原料膜
5が得られる。
【0031】なお、この第1実施形態による誘電体膜の
形成方法を用いて、MFIS型の強誘電体メモリを作成
する場合には、図4に示した工程の後、約750℃で約
60分間の熱処理を行うことによって、SBT原料膜5
を結晶化する。これにより、結晶化されたSBT膜(図
示せず)を形成する。そして、そのSBT膜上に、Pt
などからなるゲート電極(図示せず)を形成する。
【0032】第1実施形態による誘電体膜の形成方法で
は、上記したように、被成膜面としてのSiO2膜2の
表面に、ArガスおよびCl2ガスのプラズマ3を照射
することによって、SiO2膜2とSBT原料膜5との
ぬれ性を向上させることができる。これにより、そのS
iO2膜上に、SBT原料4を霧状にして堆積すること
によりSBT原料膜5を形成した後、結晶化することに
よって、SBT膜の膜質を向上させることができるとと
もに、SBT膜の膜厚を均一にすることができる。その
結果、歩留まりを向上させることができるとともに、強
誘電体キャパシタ特性を向上させることができる。
【0033】上記の効果を確認するため、本願発明者ら
は、以下のような実験を行った。まず、被成膜面とし
て、SiO2膜とPt膜とが、約9:1の面積比で形成
されたサンプル上に、第1実施形態による誘電体膜の形
成方法を用いて120nmの膜厚を有するSBT膜を作
製した。そして、そのSBT膜を含む強誘電体キャパシ
タの分極−電圧特性を測定した。その結果、図5に示す
ように、残留分極値は、2Pr=20.6μC/cm2
であり、良好な分極特性を有する強誘電体キャパシタを
得ることができた。これにより、第1実施形態による強
誘電体膜の形成方法を用いれば、良好な分極特性を有す
る強誘電体キャパシタを得ることができるを確認するこ
とができた。
【0034】(第2実施形態)図6〜図10は、本発明
の第2実施形態によるLSMCD法を用いた強誘電体膜
の形成方法を説明するための断面図である。図6〜図1
0を参照して、この第2実施形態では、Pt層上に強誘
電体膜を形成する場合について説明する。以下、詳細に
説明する。
【0035】まず、図6に示すように、シリコン基板1
1上に約300nm〜約500nmの厚みを有するSi
2膜12を形成する。SiO2膜12上に、約15nm
〜約25nmの厚みを有するTi層13を形成する。T
i層13上に、約150nm〜約250nmの厚みを有
するPt層14を形成する。
【0036】次に、図7に示すように、LSMCD法を
用いて、結晶化後の膜厚が約20nm以下になるよう
に、0.22mol/lの金属濃度を有する主溶媒がn
−オクタンのSBT原料を、約0.8μmの直径を有す
る霧状のSBT原料15にしてPt層14上に堆積す
る。これにより、Pt層14上に、下層のSBT原料膜
16が形成される。なお、この下層のSBT原料膜16
は、本発明の「第1誘電体膜」または「第1強誘電体
膜」の一例である。その後、約160℃と約260℃の
熱処理を施すことにより、SBT原料膜16を乾燥させ
ることによって、SBT原料膜16内の溶媒や一部の有
機成分を除去する。そして、RTA(Rapid Th
ermal Annealing)法を用いて、約70
0℃で約40秒間の熱処理を行うことによって、下層の
SBT原料膜16を結晶化する。これにより、図8に示
されるような、約20nm以下の膜厚を有する結晶化さ
れた下層のSBT膜17が得られる。
【0037】ここで、この約20nm以下の薄い膜厚を
有する下層のSBT膜17には、従来の厚い膜厚を有す
るSBT膜と異なり、Pt層14の影響を受けて生成さ
れた結晶核が多数存在している。
【0038】その後、図9に示すように、下層のSBT
膜17上に、LSMCD法を用いて、霧状のSBT原料
15を再び供給することによって、下層のSBT膜17
よりも大きい厚みを有する上層のSBT原料膜18を形
成する。なお、この上層のSBT原料膜18は、本発明
の「第2誘電体膜」または「第2強誘電体膜」の一例で
ある。この後、約160℃と約260℃の2回の熱処理
を施すことにより、SBT原料膜18を乾燥することに
よって、SBT原料膜18の層中の溶媒や一部の有機成
分の除去を行う。その後、RTA法を用いて、約700
℃で約40秒間の熱処理を行うことによって、SBT原
料膜18の結晶化を行う。この場合、上層のSBT原料
膜18は、下層の薄いSBT膜17中の結晶核に基づい
て結晶化が行われるので、SBT原料膜18の結晶化が
促進される。これにより、図10に示されるような、下
層のSBT膜17と上層のSBT膜との界面が判別でき
ないほど緻密なSBT膜19が形成される。なお、上層
のSBT原料膜18の膜厚は、クラックの生成を防止す
るためには、約120nm以下であることが好ましい。
【0039】図11は、第2実施形態による形成方法に
より作製したSBT膜と、図15〜図17に示した従来
の形成方法により作製したSBT膜とのX線回折プロフ
ァイルを示した図である。具体的には、図11に示すX
線回折プロファイルは、Pt層上に、合計膜厚が175
nmのSBT膜を、第2実施形態による方法と従来の方
法とで作製した場合のX線回折プロファイルである。図
11を参照して、一般に、X線回折プロファイルのSB
T膜に対応するピークが大きいほど、結晶化が進んでい
る。この観点から検討すると、従来の方法により作製さ
れたSBT膜よりも第2実施形態の方法により作製され
たSBT膜の方が、SBT膜に対応するピークの強度が
大きいため、第2実施形態による方法により作製された
SBT膜は、従来の方法により作製されたSBT膜に比
べて、結晶性が向上していることがわかる。
【0040】また、電子顕微鏡観察により観察した結果
では、第2実施形態の方法により作製されたSBT膜
は、従来法で作製したSBT膜に比べて、空孔がほとん
ど見られず、カラム状(柱状)の結晶粒が多くなってい
るとともに、上層のSBT膜と下層のSBT膜との間の
界面もほとんど判別できないくらいの緻密な膜であっ
た。
【0041】また、第2実施形態の方法により作製され
たSBT膜上および従来の方法により作製されたSBT
膜上に、それぞれ、上部電極を形成した後、700℃で
熱処理(ポストアニール)を行った場合の分極−電圧特
性が図12に示される。なお、ポストアニールは、上部
電極とSBT膜との界面状態を良好にするための熱処理
である。図12を参照して、第2実施形態による強誘電
体キャパシタでは、従来の強誘電体キャパシタよりも分
極量が多くなっており、良好なヒステリシス特性が得ら
れていることがわかる。
【0042】また、図13は、第2実施形態による形成
方法により作製した強誘電体膜と、図15〜図17に示
した従来の形成方法により作製した強誘電体膜とにおけ
る印加電界とリーク電流密度との関係を示した特性図で
ある。図13を参照して、第2実施形態による強誘電体
キャパシタでは、従来法で作製した強誘電体キャパシタ
に比べて、リーク電流が少ないことがわかる。
【0043】第2実施形態では、上記のように、約20
nm以下の薄い厚みで下層のSBT膜17を形成した
後、そのSBT膜17を結晶化し、その後、上層のSB
T膜18の形成および結晶化を行うことによって、約2
0nm以下の薄い厚みで形成された下層のSBT膜17
には、Pt層14の影響を受けて生成された結晶核が多
数存在するので、その結晶核を基にして、上層のSBT
膜18の結晶化が行われる。これにより、SBT膜19
の全体としての結晶性を向上させることができるので、
SBT膜19に空孔などが発生するのを抑制することが
できる。その結果、強誘電体キャパシタのリーク電流が
増加するのを防止することができるので、強誘電体キャ
パシタ特性の劣化を防止することができる。また、強誘
電体キャパシタに空孔などが発生するのを抑制すること
ができるので、強誘電体キャパシタの膜質も向上させる
ことができる。
【0044】(第3実施形態)この第3実施形態では、
上記した第2実施形態に比べて、強誘電体原料(SBT
原料)の濃度を高くした場合の例について説明する。
【0045】具体的には、この第3実施形態では、SB
T原料の金属濃度を第2実施形態の金属濃度(0.22
mol/l)よりも高い0.24mol/lにして、第
2実施形態の図7および図9に示したプロセスと同様の
プロセスで、下層のSBT原料膜16および上層のSB
T原料膜18を形成した。この場合、最終的なSBT膜
19の膜厚を120nmにした。
【0046】上記のように作製した第3実施形態による
強誘電体膜のキャパシタ特性を測定した結果を以下に説
明する。膜厚120nmのSBT膜を有する第3実施形
態による強誘電体キャパシタでは、分極−電圧特性は、
印加電圧が2Vで、ヒステリシスが飽和し、残留分極値
は、2Pr=13.6μC/cm2であった。
【0047】また、膜厚120nmのSBT膜を有する
第3実施形態による強誘電体キャパシタの印加電界とリ
ーク電流密度との関係が図14に示されている。図14
を参照して、第3実施形態による強誘電体キャパシタで
は、印加電界300kV/cmにおいても、リーク電流
密度は4×10-8A/cm2であり、上記した第2実施
形態による金属濃度が0.22mol/lの原料で作製
した図13に示す特性よりもさらにリーク電流が少ない
ことがわかる。
【0048】また、第3実施形態において、SBT膜の
膜厚を90nmまで薄膜化した場合でも、2V印加時
で、残留分極値は、2Pr=11.1μC/cm2、リ
ーク電流は、1.79×10-7A/cm2となり、良好
な強誘電性を有する強誘電体キャパシタが得られた。
【0049】なお、今回開示された実施形態は、すべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
【0050】たとえば、上記第1実施形態では、SiO
2膜上に強誘電体膜が形成されるMFIS型の強誘電体
メモリを作製する例について説明したが、本発明はこれ
に限らず、酸化膜とパターンニングされた下部電極とが
混在した被成膜面上へ強誘電体膜を成膜する場合にも、
本発明のプラズマ処理は有効である。具体的には、MF
IS型の強誘電体と絶縁膜との間にフローティングゲー
トを有するMFMIS(Metal Ferroele
ctric Metal InsulatorSemi
conductor)型の強誘電体メモリ構造や、MO
Sトランジスタと強誘電体キャパシタとからなる従来型
の強誘電体メモリの場合にも、本発明のプラズマ処理は
適用可能である。
【0051】また、上記第1実施形態では、Arガスと
塩素(Cl2)ガスとの混合ガスによるプラズマを発生
させたが、本発明はこれに限らず、Arガスのみによる
プラズマであってもよいし、Arに代えて他の希ガスを
用いてプラズマを発生させてもよい。
【0052】また、上記実施形態では、SBT膜などの
Sr・Bi・Ta・O系のビスマス層状化合物からなる
強誘電体膜を用いたが、本発明はこれに限らず、チタン
酸鉛(PbTiO3)、ジルコン酸チタン酸鉛(Pb
(Zr,Ti)O3(以下、PZTという))、PbT
iO3およびPZTにそれぞれランタン(La)をドー
プしたPLTおよびPLZTなどのような鉛系強誘電
体、または、チタン酸ビスマス(Bi4Ti312)やL
aなどの金属をドープしたビスマス層状強誘電体であっ
てもよい。また、チタン酸ストロンチウム(SrTiO
3)やチタン酸バリウムにSrを固溶させたBa(S
r,Ti)O3などのような常温付近では常誘電性を示
す高誘電体材料を堆積する場合にも、第1実施形態によ
るプラズマ照射による被成膜面の改質方法は適用可能で
ある。また、酸化シリコンより低い低誘電率材料をLS
MCD法によって成膜する場合にも、第1実施形態によ
るプラズマ照射は、ぬれ性を改善する上で、有効であ
る。
【0053】また、上記第1実施形態では、被成膜面と
して、熱酸化法によって形成したSiO2膜を用いた例
を示したが、本発明はこれに限らず、他の方法により形
成された絶縁膜からなる被成膜面でも、同様の効果を得
ることができる。たとえば、テトラエチルオルソシリケ
ート(TEOS)を原料としてCVD法により成膜され
たシリコン酸化膜や、SOG(Spin−on−Gla
ss)材料を原料としてスピンコーティング法により成
膜されたシリコン酸化膜を用いてもよい。また、酸窒化
シリコン膜、窒化シリコン膜または絶縁性の金属酸化膜
上に強誘電体膜を成膜する場合でも、プラズマ照射によ
る改質は適用可能である。さらに、被成膜面が金属層な
どからなる場合にも、被成膜面に有機物などが吸着して
いる場合や被成膜面と有機物とが反応している場合のよ
うに、被成膜面が汚染されている場合には、被成膜面へ
のプラズマ照射によって、被成膜面のぬれ性を向上させ
ることができる。
【0054】また、上記第1実施形態では、プラズマ照
射後に、被成膜面の純水洗浄処理を行うようにしたが、
本発明はこれに限らず、純水以外の水分を含む液体を用
いて洗浄処理を行うようにしても、被成膜面を親水性に
することができる。また、水分を含む液体による洗浄処
理を行わずに、空気中の水分などによって、酸素または
水酸基をSiO2膜の表面のシリコンのダングリングボ
ンドと結合させるようにしてもよい。このようにして
も、被成膜面としてのSiO2膜の表面を親水性にする
ことができる。
【0055】また、上記第2実施形態および第3実施形
態では、被成膜面をPt(白金)層によって形成した
が、本発明はこれに限らず、白金以外の、イリジウム、
ルテニウムや、それらの合金、または、それらの導電性
の酸化物または窒化物であってもよい。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被成膜
面へのプラズマ照射によって被成膜面のぬれ性を向上さ
せることができるので、被成膜面上に形成される強誘電
体膜の膜質を向上させることができるとともに、誘電体
膜の膜厚を均一にすることができる。その結果、歩留ま
りを向上させることができるとともに、素子特性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態による強誘電体膜の形成
方法を用いて作製した強誘電体キャパシタの分極−電圧
特性を示した特性図である。
【図6】本発明の第2実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図8】本発明の第2実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態によるLSMCD法を用
いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図であ
る。
【図10】本発明の第2実施形態によるLSMCD法を
用いた強誘電体膜の形成方法を説明するための断面図で
ある。
【図11】本発明の第2実施形態による強誘電体膜の形
成方法によって作製されたSBT膜と、従来の強誘電体
膜の形成方法によって作製されたSBT膜とのX線回折
プロファイルを示した特性図である。
【図12】本発明の第2実施形態による方法により作製
された強誘電体キャパシタと従来の方法により作製され
た強誘電体キャパシタとの分極−電圧特性を示した特性
図である。
【図13】本発明の第2実施形態による方法により作製
された強誘電体キャパシタと従来の方法により作製され
た強誘電体キャパシタとの印加電界に対するリーク電流
密度を示した特性図である。
【図14】本発明の第3実施形態による方法により作製
された強誘電体キャパシタの印加電界に対するリーク電
流密度を示した特性図である。
【図15】従来のLSMCD法による強誘電体膜の形成
方法を説明するための断面図である。
【図16】従来のLSMCD法による強誘電体膜の形成
方法を説明するための断面図である。
【図17】従来のLSMCD法による強誘電体膜の形成
方法を説明するための断面図である。
【図18】従来のLSMCD法による強誘電体膜の形成
方法の問題点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1、11 シリコン基板 2 SiO2膜(被成膜面) 3 プラズマ 4 霧状のSBT原料 5 SBT原料膜 14 Pt層 15 霧状のSBT原料 16 SBT原料膜 17 SBT膜 18 SBT原料膜 19 SBT膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 (72)発明者 石原 宏 東京都目黒区大岡山2丁目12番1号 東京 工業大学内 Fターム(参考) 4G048 AA05 AB01 AB06 AC02 AD02 AD06 AE05 5F058 BA06 BA10 BA11 BC03 BD01 BD04 BE04 BF46 BJ04 BJ10 5F083 FR01 FR07 GA06 JA13 JA14 JA15 JA17 JA38 JA39 JA43 PR03 PR22 PR33 PR34 5F101 BA62 BH01 BH13 BH16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成膜面に、希ガスおよび塩素ガスの少
    なくとも1つを含むガスを用いたプラズマを照射するこ
    とによって、前記被成膜面を改質する工程と、 前記改質された被成膜面上に、誘電体原料を霧状にして
    堆積することによって、誘電体膜を形成する工程とを備
    えた、誘電体膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記被成膜面は、白金、イリジウム、ル
    テニウム、それらの合金、それらの導電性の酸化物また
    は窒化物、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、酸窒化シ
    リコン膜および絶縁性の金属酸化物のうち少なくとも1
    つが露出している表面を含む、請求項1に記載の誘電体
    膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記誘電体膜を形成する工程に先立っ
    て、前記改質された被成膜面を水分を含む液体で洗浄す
    る工程をさらに備える、請求項1または2に記載の誘電
    体膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記誘電体膜を形成する工程は、 前記改質された被成膜面上に、前記誘電体原料を霧状に
    して堆積することによって、第1の厚みで第1誘電体膜
    を形成する工程と、 前記第1誘電体膜を結晶化する工程と、 前記結晶化された第1誘電体膜上に、前記誘電体原料を
    霧状にして堆積することによって、前記第1の厚みより
    も大きい厚みで第2誘電体膜を形成する工程と、 前記第2誘電体膜を結晶化する工程とを含む、請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の誘電体膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記誘電体膜は、ストロンチウム、ビス
    マス、タンタル、ニオブおよび酸素の少なくとも1つを
    含むビスマス層状化合物からなる強誘電体膜である、請
    求項4に記載の誘電体膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 被成膜面上に、強誘電体原料を霧状にし
    て堆積することによって、第1の厚みで第1強誘電体膜
    を形成する工程と、 前記第1強誘電体膜を結晶化する工程と、 前記結晶化された第1強誘電体膜上に、強誘電体原料を
    霧状にして堆積することによって、前記第1の厚みより
    も大きい厚みで第2強誘電体膜を形成する工程と、 前記第2強誘電体膜を結晶化する工程とを備えた、誘電
    体膜の形成方法。
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