JP2000235849A - 電池用隔膜 - Google Patents
電池用隔膜Info
- Publication number
- JP2000235849A JP2000235849A JP11333617A JP33361799A JP2000235849A JP 2000235849 A JP2000235849 A JP 2000235849A JP 11333617 A JP11333617 A JP 11333617A JP 33361799 A JP33361799 A JP 33361799A JP 2000235849 A JP2000235849 A JP 2000235849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- porous
- membrane
- vinyl
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/44—Fibrous material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
- H01M50/426—Fluorocarbon polymers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/449—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material having a layered structure
- H01M50/457—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material having a layered structure comprising three or more layers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/489—Separators, membranes, diaphragms or spacing elements inside the cells, characterised by their physical properties, e.g. swelling degree, hydrophilicity or shut down properties
- H01M50/491—Porosity
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
性にも優れ、かつ機械的強度も高い電池用隔膜を提供す
ること。 【解決手段】 多孔質基材(A) に、2個以上の親水基を
有するビニル複素環化合物の繰り返し単位を含有する架
橋重合体(B1)を複合化してなる複合化膜からなる電池用
隔膜。多孔質基材(A) に、官能基を有するビニル化合物
の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B2)を複合化した
後、該官能基の一部を分解して得られる複合化膜からな
る電池用隔膜。多孔質基材(A) に、官能基を有するビニ
ル化合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B3)を複
合化した複合化膜からなり、該多孔質基材(A)への架橋
重合体の複合化が、多孔質基材(A)への多孔質構造内に
官能基を有するビニル化合物と架橋性モノマーとを含有
するモノマー混合物を含浸させた後、光重合させて、該
多孔質構造内で架橋重合体(B3)を生成させることにより
行われたものである電池用隔膜。
Description
ドックスフロー電池などの二次電池の隔膜(セパレータ
ー)として好適な電池用隔膜に関し、さらに詳しくは、
イオン交換樹脂として機能する架橋重合体を多孔質基材
に複合化してなる複合化膜からなる、耐薬品性、機械的
強度、イオン選択透過性に優れ、低抵抗の電池用隔膜に
関する。
絡しないように、隔膜が用いられている。電池用隔膜に
は、一般に、電気絶縁性、電解液に対する耐性(耐薬品
性)を有することが要求されるほか、微多孔性で電解液
の浸透が良好であり、隔膜中に含まれる電解液の電気抵
抗の小さなことが求められる。また、電池用隔膜には、
充放電に伴う活物質等の物理的変化に耐えるだけの機械
的強度や耐熱性を有することが要求される。
池などの二次電池において、正極液と負極液とを分離す
るための隔膜として、イオン交換膜が用いられるように
なっている。従来、このような電池用隔膜の用途に適用
されるイオン交換膜として、例えば、ジビニルベンゼン
−スチレン共重合体にアニオン基またはカチオン基を導
入したイオン交換膜、ジビニルベンゼン−ビニルピリジ
ン共重合体を4級ピリジウム化した陰イオン交換膜、芳
香族ポリスルホン重合体のクロロメチル化物をポリアミ
ンで架橋した陰イオン交換膜(特開平2−68146号
公報)などが知られている。
性、イオン選択透過性などに優れているが、それ単独で
は機械的強度が十分ではないという欠点をもっている。
イオン交換膜の機械的強度が不足していると、薄膜化す
ることができないため、膜抵抗を低くすることができな
い。また、他の材料により補強すると、やはり膜抵抗を
低くすることが困難となる。
化処理されたポリオレフィンまたはポリフルオロオレフ
ィン多孔膜と、芳香族ポリスルホン系重合体のクロロメ
チル化物をモノアミンでアミノ化後、ポリアミンで架橋
した陰イオン交換膜との複層構造を有する陰イオン交換
膜が提案されている。この複層陰イオン交換膜は、イオ
ン交換膜の薄膜を機械的強度の高い多孔性支持体上に複
層化しているため、耐蝕性、高イオン透過性、機械的強
度に優れているといわれている。
ン交換膜と多孔膜とが接着された二層構造であるため、
接着界面で両層の剥離が生じるという問題を避けること
ができない。特に、アルカリ電解液や液体活物質などを
使用するアルカリ電池やレドックスフロー電池などの二
次電池の隔膜には、高度の耐薬品性と機械的強度が要求
されるが、このような複層構造のイオン交換膜を二次電
池の隔膜として使用すると、接着部分の耐薬品性や機械
的強度が十分ではないため、層間剥離を生じやすい。
品性に優れ、低抵抗で、イオン選択透過性にも優れ、か
つ機械的強度も高い電池用隔膜を提供することにある。
本発明者等は、前記従来技術の問題点を克服するために
鋭意研究した結果、多孔質基材に、2個以上の親水基を
有するビニル複素環化合物の繰り返し単位を含有する架
橋重合体を複合化してなる複合化膜からなる電池用隔膜
に想到した。本発明の電池用隔膜は、好ましくは、多孔
質基材の多孔質構造内に、2個以上の親水基を有するビ
ニル複素環化合物と架橋性モノマーとを含有するモノマ
ー混合物を含浸させた後、重合させて、多孔質構造内で
架橋重合体を生成させることにより得ることができる。
親水基を有するビニル複素環化合物と、ジビニルベンゼ
ンなどの架橋性モノマーと、必要に応じて共重合可能な
モノマーとを含有するモノマー混合物を用いることによ
り、親水性基を低減させることなく架橋度を上げること
ができ、それによって、イオン透過性と低抵抗性とを高
度にバランスさせることができ、しかも多孔質基材の多
孔質構造内にイオン交換樹脂である架橋重合体を強固に
結合させているため、層間剥離などの問題を生じること
がない。多孔質基材として、ポリテトラフルオロエチレ
ン多孔質膜を用いると、耐熱性、耐薬品性、イオン選択
性、低抵抗、機械的強度などが、より一層優れた電池用
隔膜を得ることができる。
点を克服するために鋭意研究した結果、多孔質基材に、
官能基を有するビニル化合物の繰り返し単位を含有する
架橋重合体を複合化した後、官能基の一部を分解して得
られる複合化膜からなる電池用隔膜に想到した。本発明
の電池用隔膜は、好ましくは、多孔質基材の多孔質構造
内に、官能基を有するビニル化合物と架橋性モノマーと
を含有するモノマー混合物を含浸させた後、重合させ
て、多孔質構造内で架橋重合体を生成させた後、官能基
の一部を分解することにより得ることができる。
ンなどの陰イオン交換基を有するビニル化合物と、ビニ
ルアセテート、ビニルプロピオネート、ビニルn−ブチ
レートなどの加水分解可能な官能基を有するビニル化合
物と、ジビニルベンゼンなどの架橋性モノマーとを用い
ることにより、先ず、共重合により架橋度を上げ、次い
で、アセテート基、プロピオネート基、n−ブチレート
基などの官能基の分解によって親水性を高めるととも
に、架橋重合体内に空間をつくり水分子の存在量を高め
ることができ、それによって、イオン透過性と低抵抗性
とを高度にバランスさせることができ、しかも、多孔質
基材の多孔質構造内にイオン交換樹脂である架橋重合体
を強固に結合させているため、層間剥離などの問題を生
じることがない。
基を有するビニル化合物と架橋性モノマーとを含有する
モノマー混合物を含浸させた後、光重合させて得られる
複合化膜に想到した。本発明は、これらの知見に基づい
て完成するに至ったものである。
基材(A) に、2個以上の親水基を有するビニル複素環化
合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B1)を複合化
してなる複合化膜からなる電池用隔膜が提供される。ま
た、本発明によれば、多孔質基材(A) に、官能基を有す
るビニル化合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B
2)を複合化した後、該官能基の一部を分解して得られる
複合化膜からなる電池用隔膜が提供される。
に、官能基を有するビニル化合物の繰り返し単位を含有
する架橋重合体(B3)を複合化した複合化膜からなり、該
多孔質基材(A)への架橋重合体の複合化が、多孔質基材
(A)への多孔質構造内に官能基を有するビニル化合物と
架橋性モノマーとを含有するモノマー混合物を含浸させ
た後、光重合させて、該多孔質構造内で架橋重合体(B3)
を生成させることにより行われたものである電池用隔膜
が提供される。
本発明で用いられる多孔質基材(A) としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン;
ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、
ヘキサフルオロプロピレン/テトラフルオロエチレン共
重合体、パーフルオロプロピルビニルエーテル/テトラ
フルオロエチレン共重合体などのフッ素樹脂;などから
なる耐薬品性に優れた材料を用いた多孔質体を挙げるこ
とができる。これらの多孔質基材としては、延伸法や造
孔法などにより多孔質構造を形成した多孔質膜、繊維間
に多孔質構造を有する不織布などが挙げられる。
フルオロエチレン多孔質膜は、耐薬品性に優れ、加工性
もよく、最も適した多孔質基材である。本発明で使用す
るポリテトラフルオロエチレン多孔質膜は、例えば、特
公昭42−13560号公報に記載される延伸法によっ
て好適に製造することができる。より具体的には、先
ず、ポリテトラフルオロエチレンのファインパウダーと
潤滑剤とを混合し、押し出し、圧延等によってシート状
またはチューブ状に予備成形する。この予備成形物から
潤滑剤を除去し、あるいは除去することなく、少なくと
も一方向に延伸する。この延伸によって、ポリテトラフ
ルオロエチレンのファインパウダー同士が離れて裂ける
ようにしてできた亀裂状の孔間に、糸を引くように微細
な繊維が延伸方向に形成され、結節と繊維からなる多孔
質構造が形成される。
に固定した状態で、ポリテトラフルオロエチレンの融点
以上の温度に加熱して、延伸した構造を焼結固定する
と、強度の向上したポリテトラフルオロエチレン多孔質
膜が得られる。本発明で使用する多孔質基材の孔径は、
通常0.05〜5μm、好ましくは0.2〜3μmであ
り、気孔率は、通常60〜90%、好ましくは70〜8
5%であり、厚みは、通常10〜100μm、好ましく
は20〜60μmである。
ニル複素環化合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体
(B1)を製造するのに、通常、2個以上の親水基を有する
ビニル複素環化合物と架橋性モノマーとを含むモノマー
混合物を使用する。モノマー混合物には、共重合可能な
その他のビニルモノマーを含有させてもよい。
するビニル複素環化合物としては、アミン基やケトン基
などの親水基を分子内に2個以上含有する複素環化合物
のビニル置換体を挙げることができる。より具体的に、
このようなビニル複素環化合物としては、例えば、1−
ビニルピロリドン(すなわち、N−ビニル−2−ピロリ
ジノン);1−ビニルイミダゾール、2−ビニルイミダ
ゾール、4−ビニルイミダゾールなどのビニルイミダゾ
ール類;などを挙げることができる。これらの中でも、
ラジカル重合反応性や電池用隔膜としての物性上の観点
から、1−ビニルイミダゾール及び1−ビニルピロリド
ンが特に好ましい。
橋性モノマーを使用する。架橋性モノマーとしては、2
個以上の炭素−炭素二重結合を有する多官能モノマーを
挙げることができるが、架橋度の調整の容易性やイオン
交換樹脂としての物性上の観点から、通常、ジビニルベ
ンゼンが好ましく用いられる。
用隔膜の物性を向上させるために、2個以上の親水基を
有するビニル複素環化合物や架橋性モノマーと共重合可
能なビニルモノマーを使用することができる。このよう
なビニルモノマーとしては、例えば、スチレン、ビニル
トルエン、α−メチルスチレンなどのスチレン類;2−
ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどのビニルピリ
ジン類;などを挙げることができる。これらの中でも、
重合反応性や物性上の観点から、4−ビニルピリジンが
特に好ましい。
合わせの中でも、重合反応性、機械的強度、イオン透過
性と低抵抗性とのバランスなどの観点から、1−ビニル
イミダゾール/4−ビニルピリジン/ジビニルベンゼン
及び1−ビニルピロリドン/4−ビニルピリジン/ジビ
ニルベンゼンの組み合せが特に好ましい。既に知られて
いる4−ビニルピリジン/ジビニルベンゼン共重合体で
は、電池用隔膜のイオン透過性を向上させるために、ジ
ビニルベンゼンの割合を増大させて架橋度を上げると、
イオン交換膜中の親水基数が減少して、抵抗が増大して
しまう。これに対して、4−ビニルピリジンの一部を1
−ビニルイミダゾールまたは1−ビニルピロリドンに置
き換えると、1−ビニルイミダゾールには複素環内に2
個のアミン基が存在し、また、1−ビニルピロリドンに
は複素環内に1個のアミン基と1個のカルボニル基が存
在しているため、ジビニルベンゼンの割合を高めても、
イオン交換膜中の親水基数は、それほど減少せず、場合
によっては増大させることもできる。親水基が多いと、
電池用隔膜中への含水が容易となり、低抵抗を達成する
ことが可能である。
を有するビニル複素環化合物であれば、1−ビニルイミ
ダゾール及び1−ビニルピロリドン以外のものであって
も奏することができるが、前記の理由により、1−ビニ
ルイミダゾール及び1−ビニルピロリドンが特に好まし
い。1−ビニルイミダゾールに含まれるアミン基は、酸
性溶液中で陽イオンになる。酸性溶液中の金属陽イオン
は、電位差をかけられたとき、電池用隔膜を通過しよう
とするが、隔膜表層部の陽イオンによって電気的反発を
受けるため、イオン径が大きく荷電量も多い金属陽イオ
ンは、隔膜を通過することができない。これに対して、
水素イオンは、1価の陽イオンであり、イオン径も小さ
いため、陽イオンを有する隔膜中を容易に拡散透過でき
るので、抵抗が小さくなる。
ビニルイミダゾールは、イオン選択透過性を向上させる
ことが可能である。このような機能を効率よく得るに
は、モノマー混合物中の1−ビニルイミダゾール、4−
ビニルピリジン、及びジビニルベンゼンの重量割合は、
1〜60:20〜80:10〜50(重量%)であるこ
とが好ましい。重合反応は、有機過酸化物などを開始剤
とする通常のラジカル反応により行うことができる。重
合反応は、光重合触媒を用いた光重合により行うことも
できる。
を有するものであるため、2個のアミン基を有する1−
ビニルイミダゾールを用いた場合に比べて、隔膜表層部
の電気的反発効果はやや小さいが、十分な効果を奏する
電池用隔膜を与えることができる。モノマー混合物中の
1−ビニルピロリドン、4−ビニルピリジン、及びジビ
ニルベンゼンの重量割合は、20〜60:20〜60:
10〜50(重量%)であることが好ましい。重合反応
は、前記と同様に、有機過酸化物などを開始剤とするラ
ジカル反応により行うことができる。この重合反応も、
光重合により行うことができる。
の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B2)を製造するの
に、官能基を有するビニル化合物と架橋性モノマーとを
含むモノマー混合物を使用する。架橋重合体(B2)を複合
化した後、官能基の一部を分解するために、二種以上の
官能基を有するビニル化合物を使用することができ、好
ましくは、陰イオン交換基を有するビニル化合物と加水
分解可能な官能基を有するビニル化合物を併せて含有す
るモノマー混合物であることが望ましい。
るビニル化合物としては、例えば、2−ビニルピリジ
ン、4−ビニルピリジンなどのピリジン類;1−ビニル
イミダゾール、2−ビニルイミダゾール、4−ビニルイ
ミダゾールなどのビニルイミダゾール類;1−ビニルピ
ロリドン;などを挙げることができる。
としては、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、
ビニルn−ブチレート、ビニルメタクリレート、エチル
アクリレート、n−プルピルアクリレート、ヒドロキシ
ルエチルメタクリレートなどのエステル類;アクリロニ
トリルなどのニトリル類;アクリルアミドなどのアミド
類;ケトン類;及びこれらの誘導体などが挙げられる。
ーを使用するが、架橋性モノマーとしては2個以上の炭
素−炭素二重結合を有する多官能モノマーを挙げること
ができる。架橋性モノマーとしては、架橋度の調整の容
易性やイオン交換樹脂としての物性上の観点から、通
常、ジビニルベンゼンが好ましく用いられる。
ビニル化合物、加水分解可能な官能基を有するビニル化
合物、及び架橋性モノマーを含むモノマー混合物として
は、上記の中から選択された組み合わせが可能である
が、重合反応性、機械的強度、イオン透過性と低抵抗性
とのバランスの観点から、4−ビニルピリジン、ビニ
ルアセテート、及びジビニルベンゼンの組み合わせ、
4−ビニルピリジン、ビニルプロピオネート、及びジビ
ニルベンゼンの組み合わせ、4−ビニルピリジン、ビ
ニルn−ブチレート、及びジビニルベンゼンの組み合わ
せが好ましい。
ト/ジビニルベンゼン共重合体、4−ビニルピリジン/
ビニルプロピオネート/ジビニルベンゼン共重合体、4
−ビニルピリジン/ビニルn−ブチレート/ジビニルベ
ンゼン共重合体だけでは、ジビニルベンゼンの割合を増
大させて架橋度を上げると、イオン交換膜中の親水性が
低下し、抵抗が増大する。ところが、重合後、ビニルア
セテート繰り返し単位中のアセテート基、ビニルプロピ
オネート繰り返し単位中のプロピオネート基、ビニルn
−ブチレート繰り返し単位中のn−ブチレート基を加水
分解することにより、水酸基が生成して親水性を高める
とともに、架橋重合体内に空間をつくり、水分子の存在
を容易にすることができ、低抵抗性を達成することが可
能となる。
有するビニル化合物と、加水分解可能な官能基をもつビ
ニル化合物と、架橋性モノマーとの組み合わせであれば
発現することができるが、前記の理由により、4−ビ
ニルピリジン/ビニルアセテート/ジビニルベンゼンの
組み合わせ、4−ビニルピリジン/ビニルプロピオネ
ート/ジビニルベンゼンの組み合わせ、4−ビニルピ
リジン/ビニルn−ブチレート/ジビニルベンゼンの組
み合わせが特に好ましい。4−ビニルピリジンに含まれ
るアミノ基は、酸性溶液中で陽イオンとなる。酸性溶液
中の金属陽イオンは、電位差をかけられたとき、電池用
隔膜を通過しようとするが、隔膜表層部の陽イオンによ
って電気的反発を受けるため、イオン径が大きく荷電量
も多い金属陽イオンは、隔膜を通過することができな
い。
オンであって、イオン径も小さいため、陽イオンを有す
る隔膜中を容易に拡散透過することができる。架橋重合
体内に空間があれば、水分子が存在しやすくなり、水素
イオンの通過がさらに容易になる。このような加水分解
後の高親水性と架橋重合体内の空間をつくる機能とを効
率よく達成するには、モノマー混合物中の4−ビニル
ピリジン、ビニルアセテート、及びジビニルベンゼン、
4−ビニルピリジン、ビニルプロピオネート、及びジ
ビニルベンゼン、4−ビニルピリジン、ビニルn−ブ
チレート、及びジビニルベンゼンの重量割合を、50〜
80:1〜30:10〜50(重量%)とすることが望
ましい。重合反応は、通常のラジカル反応により行うこ
とができるが、熱重合や光重合を行うこともできる。
架橋重合体(B1)または (B2) とを複合化させる方法とし
ては、例えば、(1)予め架橋重合体を合成しておき、
この架橋重合体を多孔質基材の多孔質構造内に含浸さ
せ、固着させる方法、(2)多孔質基材の多孔質構造内
にモノマー混合物を含浸させてから、該多孔質構造内で
重合させる方法などを挙げることができる。
橋重合体の複合化は、多孔質基材の多孔質構造内に、2
個以上の親水基を有するビニル複素環化合物と架橋性モ
ノマーとを含有するモノマー混合物を含浸させた後、重
合させて、多孔質構造内で架橋重合体(B1)を生成させる
ことにより実施する方法が好ましい。同様に、多孔質基
材への架橋重合体の複合化は、多孔質基材の多孔質構造
内に、官能基を有するビニル化合物と架橋性モノマーと
を含有するモノマー混合物を含浸させた後、重合させ
て、該多孔質構造内で架橋重合体(B2)を生成させること
により実施する方法が好ましい。
る方法によれば、多孔質構造の壁面と生成する架橋重合
体との結合が強固になる。特に、モノマー混合物を延伸
法によるポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の多孔質
構造内に含浸させて重合すると、架橋した長鎖の架橋重
合体がポリテトラフルオロエチレン多孔質膜の微細な繊
維の周囲に絡みつくような形で重合していくため、多孔
質基材とイオン交換樹脂(架橋重合体)との結合は、非
常に強固なものとなる。
るには、熱重合、光重合等により行うことができるが、
熱重合と光重合とは重合速度の違いにより架橋重合体の
構造は異なってくる。一般的にポリテトラフルオロエチ
レンは光の透過率が悪いとされているが、気孔率60〜
90%で、厚み10〜100μm、好ましくは気孔率7
0〜85%で、厚み20〜60μmのポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質膜の多孔質構造内では、モノマー混合
物は光重合でも容易に進行し、熱重合に比べて低抵抗で
イオン選択透過性ともに優れる電池用隔膜を作成するこ
とができる。
されている芳香族ポリスルホン系重合体は、縮合重合に
より重合反応が進行するため、このような多孔質基材の
壁内での重合は不可能であるが、本発明の架橋重合体
は、ビニル系モノマーの付加型重合反応であるため、多
孔質基材の壁内での反応が可能である。しかも、使用す
るモノマー混合物の量を調整するなどすることにより、
多孔質基材の多孔質構造を目詰まりさせることなく、イ
オン交換膜(すなわち、電池用隔膜)としての機能を付
与することができる。
ついてより具体的に説明するが、本発明は、かかる実施
例により限定されるものではない。
成工業社製)を減圧蒸留したもの40重量%、1−ビニ
ルイミダゾール(東京化成工業社製)40重量%、及び
ジビニルベンゼン(和光純薬工業社製)20重量%の割
合にて、これらのモノマーを混合し、次いで、モノマー
合計量の3.5重量%の割合でベンゾイルパーオキサイ
ド(化薬アクゾ社製、カドックスB−CH50)を加え
て溶解させ、モノマー混合物を調製した。このモノマー
混合物を延伸ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜(住
友電工、WP−045−40;孔径=0.45μm、気
孔率=80%、厚み=40μm)の多孔質構造内に含浸
させ、膜表面に付着した余分なモノマー混合物を除去
し、次いで、両面をポリテトラフルオロエチレンシート
に挟み込み、80℃の恒温槽内で6時間の重合を行っ
た。重合反応終了後、100℃で4時間の乾燥を行い、
電池用隔膜を得た。
化成工業社製)30重量%、4−ビニルピリジン50重
量%、及びジビニルベンゼン20重量%の割合にて、こ
れらのモノマーを混合し、次いで、モノマー合計量の
3.5重量%のベンゾイルパーオキサイドを加えて溶解
させ、モノマー混合物を調製した。このモノマー混合物
を用いたこと以外は、実施例1と同様に操作して、電池
用隔膜を得た。
成工業社製)を減圧蒸留したもの70重量%、ビニルア
セテート(東京化成工業社製)10重量%、及びジビニ
ルベンゼン(和光純薬工業社製)20重量%の割合に
て、これらのモノマーを混合し、次いで、モノマー合計
量の5モル%の割合でフェニルビス(2,4,6−トリ
メチルベンゾイル)−ホスフィンオキシド(チバ・スペ
シャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア819)を
加えて溶解させ、モノマー混合物を調製した。このモノ
マー混合物を、延伸ポリテトラフルオロエチレン多孔質
膜(住友電工製、WP−045−40;孔径=0.45
μm、気孔率=80%、厚み=40μm)の多孔質内に
含浸させた後、膜表面に付着した余分なモノマー混合物
を除去し、次いで、両面をテトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレンシートに挟み込み、2kWのU
V灯を2分間照射して重合させ、複合化膜を得た。得ら
れた複合化膜を1M水酸化ナトリウム水溶液に室温にて
24時間浸漬して加水分解を行った後、水洗を行って、
電池用隔膜を得た。
成工業社製)を減圧蒸留したもの70重量%、ビニルn
−ブチレート(東京化成工業社製)10重量%、及びジ
ビニルベンゼン(和光純薬工業社製)20重量%の割合
にて、これらのモノマーを混合し、次いで、モノマー合
計量の5モル%の割合でフェニルビス(2,4,6−ト
リメチルベンゾイル)−ホスフィンオキシド(チバ・ス
ペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア819)
を加えて溶解させ、モノマー混合物を調製した以外は、
実施例3と同様に行い、電池用隔膜を得た。
成工業社製)を減圧蒸留したもの70重量%、1−ビニ
ルイミダゾール(東京化成工業社製)5重量%、及びジ
ビニルベンゼン(和光純薬工業社製)25重量%の割合
にて、これらのモノマーを混合し、次いで、モノマー合
計量の5モル%の割合でフェニルビス(2,4,6−ト
リメチルベンゾイル)−ホスフィンオキシド(チバ・ス
ペシャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア819)
を加えて溶解させ、モノマー混合物を調製した以外は、
実施例3と同様に行い、電池用隔膜を得た。
成工業社製)を減圧蒸留したもの74重量%、及びジビ
ニルベンゼン(和光純薬工業社製)26重量%の割合に
て、これらのモノマーを混合し、次いで、モノマー合計
量の5モル%の割合でフェニルビス(2,4,6−トリ
メチルベンゾイル)−ホスフィンオキシド(チバ・スペ
シャルティ・ケミカルズ社製、イルガキュア819)を
加えて溶解させ、モノマー混合物を調製した以外は、実
施例3と同様に行い、電池用隔膜を得た。
留したもの95重量%と、ジビニルベンゼン5重量%と
を混合し、次いで、モノマー合計量の3.5重量%のベ
ンゾイルパーオキサイドを加えて溶解させて、モノマー
混合物を調製した。このモノマー混合物を用いたこと以
外は、実施例1と同様に操作して、電池用隔膜を得た。
留したもの80重量%とジビニルベンゼン20重量%を
混合し、次いで、モノマー合計量の3.5重量%のベン
ゾイルパーオキサイドを加えて溶解させて、モノマー混
合物を調製した。このモノマー混合物を用いたこと以外
は、実施例1と同様に操作して、電池用隔膜を得た。
調製した各電池用隔膜について、以下の実験を行った。 (1)VO2+イオンの拡散性 面積1.5cm2 の各電池用隔膜を介して2個の容器を
接触させ、各々の容器に1MのVOSO4 及びイオン交
換水を、それぞれ40ml及び60ml入れ、1時間攪
拌しながら放置した。得られたイオン交換水中のVO2+
イオンの濃度を測定し、隔膜を介した拡散性能を評価し
た。 (2)内部抵抗 面積9.0cm2 の各電池用隔膜を挟んで、電極間距離
2.2mmで2枚の電極を配置し、100mA/cm2
の電流を流し、その時の電圧値により内部抵抗を算出し
た。 以上の結果を表1に示す。
成分として1−ビニルイミダゾールを用いた実施例1の
電池用隔膜は、内部抵抗が非常に低いにもかかわらず、
イオン選択透過性にも優れており、電池用隔膜として優
れていることが判明した。実施例1〜6及び比較例1〜
2で調製した各電池用隔膜について、以下の実験を行っ
た。 (3)電流効率及び電圧効率 正極電解液としてV5+/V4+の硫酸溶液、負極電解液と
してV2+/V3+の硫酸溶液を用いたレドックスフロー電
池の隔膜として、各電池用隔膜を使用して充放電運転を
行い、電流効率と電圧効率を測定した。結果を表2に示
す。
成分として1−ビニルイミダゾールを用いた実施例1及
び実施例5の電池用隔膜、及び1−ビニルピロリドンを
用いた実施例2の電池用隔膜は、いずれも電流効率及び
電圧効率がともに高効率であり、電池用隔膜として優れ
ていることが判明した。モノマー成分としてビニルアセ
テートを用いて重合させた後、加水分解して得られた実
施例3の電池用隔膜、及びビニルn−ブチレートを用い
て重合させた後、加水分解して得られた実施例4の電池
用隔膜も、電流効率及び電圧効率がともに高効率であ
り、電池用隔膜として優れていることが判明した。ま
た、光重合によって作成した実施例6の電池用隔膜も、
電流効率及び電圧効率がともに高効率であり、電池用隔
膜として優れていることが判明した。
機能する架橋重合体を多孔質基材に複合化してなる複合
化膜からなる電池用隔膜であって、耐薬品性、機械的強
度、イオン選択透過性に優れ、低抵抗であり、特に、ア
ルカリ電池、レドックスフロー電池などの二次電池の隔
膜として好適な電池用隔膜が提供される。
Claims (20)
- 【請求項1】 多孔質基材(A) に、2個以上の親水基を
有するビニル複素環化合物の繰り返し単位を含有する架
橋重合体(B1)を複合化してなる複合化膜からなる電池用
隔膜。 - 【請求項2】 多孔質基材(A) が、ポリテトラフルオロ
エチレン多孔質膜である請求項1記載の電池用隔膜。 - 【請求項3】 2個以上の親水基を有するビニル複素環
化合物が、1−ビニルピロリドン及びビニルイミダゾー
ル類からなる群より選ばれる少なくとも一種である請求
項1記載の電池用隔膜。 - 【請求項4】 多孔質基材(A) への架橋重合体(B1)の複
合化が、多孔質基材(A) の多孔質構造内に、2個以上の
親水基を有するビニル複素環化合物と架橋性モノマーと
を含有するモノマー混合物を含浸させた後、重合させ
て、多孔質構造内で架橋重合体(B1)を生成させることに
より行われたものである請求項1ないし3のいずれか1
項に記載の電池用隔膜。 - 【請求項5】 多孔質基材(A) がポリテトラフルオロエ
チレン多孔質膜であり、かつ、モノマー混合物が1−ビ
ニルイミダゾール、4−ビニルピリジン、及びジビニル
ベンゼンを含有するものである請求項4記載の電池用隔
膜。 - 【請求項6】 モノマー混合物が、1−ビニルイミダゾ
ール1〜60重量%、4−ビニルピリジン20〜80重
量%、及びジビニルベンゼン10〜50重量%を含有す
るものである請求項5記載の電池用隔膜。 - 【請求項7】 多孔質基材(A) がポリテトラフルオロエ
チレン多孔質膜であり、かつ、モノマー混合物が1−ビ
ニルピロリドン、4−ビニルピリジン、及びジビニルベ
ンゼンを含有するものである請求項4記載の電池用隔
膜。 - 【請求項8】 モノマー混合物が、1−ビニルピロリド
ン20〜60重量%、4−ビニルピリジン20〜60重
量%、及びジビニルベンゼン10〜50重量%を含有す
るものである請求項7記載の電池用隔膜。 - 【請求項9】 多孔質基材(A) に、官能基を有するビニ
ル化合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B2)を複
合化した後、該官能基の一部を分解して得られる複合化
膜からなる電池用隔膜。 - 【請求項10】 多孔質基材(A) が、ポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質膜である請求項9記載の電池用隔膜。 - 【請求項11】 架橋重合体(B2)の官能基を有するビニ
ル化合物が、陰イオン交換基を有するビニル化合物と加
水分解可能な官能基を有するビニル化合物とを含有する
ものである請求項9または10記載の電池用隔膜。 - 【請求項12】 多孔質基材(A) への架橋重合体(B2)の
複合化が、多孔質基材(A) の多孔質構造内に官能基を有
するビニル化合物と架橋性モノマーとを含有するモノマ
ー混合物を含浸させた後、重合させて、該多孔質構造内
で架橋重合体(B2)を生成させることにより行われたもの
である請求項9ないし11のいずれか1項に記載の電池
用隔膜。 - 【請求項13】 モノマー混合物が4−ビニルピリジ
ン、ビニルアセテート、及びジビニルベンゼンを含有す
るものである請求項12記載の電池用隔膜。 - 【請求項14】 モノマー混合物が、4−ビニルピリジ
ン50〜80重量%、ビニルアセテート1〜30重量
%、及びジビニルベンゼン10〜50重量%を含有する
ものである請求項13記載の電池用隔膜。 - 【請求項15】 モノマー混合物が4−ビニルピリジ
ン、ビニルプロピオネートまたはビニルn−ブチレー
ト、及びジビニルベンゼンを含有するものである請求項
12記載の電池用隔膜。 - 【請求項16】 モノマー混合物が、4−ビニルピリジ
ン50〜80重量%、ビニルプロピオネートまたはビニ
ルn−ブチレート1〜30重量%、及びジビニルベンゼ
ン10〜50重量%を含有するものである請求項15記
載の電池用隔膜。 - 【請求項17】 多孔質基材(A) に、官能基を有するビ
ニル化合物の繰り返し単位を含有する架橋重合体(B3)を
複合化した複合化膜からなり、該多孔質基材(A)への架
橋重合体の複合化が、多孔質基材(A)への多孔質構造内
に官能基を有するビニル化合物と架橋性モノマーとを含
有するモノマー混合物を含浸させた後、光重合させて、
該多孔質構造内で架橋重合体(B3)を生成させることによ
り行われたものである電池用隔膜。 - 【請求項18】 多孔質基材(A)が、ポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質膜である請求項17記載の電池用隔
膜。 - 【請求項19】 多孔質基材(A)であるポリテトラフル
オロエチレン多孔質膜が、気孔率70〜85%で、厚み
20〜60μmのものである請求項18記載の電池用隔
膜。 - 【請求項20】 架橋重合体(B3)の官能基を有するビニ
ル化合物が、陰イオン交換基を有するビニル化合物であ
る請求項17ないし19のいずれか1項に記載の電池用
隔膜。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33361799A JP3218291B2 (ja) | 1998-12-14 | 1999-11-25 | 電池用隔膜 |
CA002292290A CA2292290C (en) | 1998-12-14 | 1999-12-10 | Battery diaphragm |
TW088121762A TW483912B (en) | 1998-12-14 | 1999-12-13 | Battery diaphragm |
MYPI99005411A MY130884A (en) | 1998-12-14 | 1999-12-13 | Battery separator |
AU64481/99A AU760343B2 (en) | 1998-12-14 | 1999-12-13 | Battery diaphragm |
DE69908286T DE69908286T8 (de) | 1998-12-14 | 1999-12-14 | Batterieseparator |
EP99310045A EP1011158B1 (en) | 1998-12-14 | 1999-12-14 | Battery separator |
US09/460,808 US6461772B1 (en) | 1998-12-14 | 1999-12-14 | Battery diaphragm |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35510098 | 1998-12-14 | ||
JP10-355100 | 1998-12-14 | ||
JP33361799A JP3218291B2 (ja) | 1998-12-14 | 1999-11-25 | 電池用隔膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000235849A true JP2000235849A (ja) | 2000-08-29 |
JP3218291B2 JP3218291B2 (ja) | 2001-10-15 |
Family
ID=26574577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33361799A Expired - Fee Related JP3218291B2 (ja) | 1998-12-14 | 1999-11-25 | 電池用隔膜 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6461772B1 (ja) |
EP (1) | EP1011158B1 (ja) |
JP (1) | JP3218291B2 (ja) |
AU (1) | AU760343B2 (ja) |
CA (1) | CA2292290C (ja) |
DE (1) | DE69908286T8 (ja) |
MY (1) | MY130884A (ja) |
TW (1) | TW483912B (ja) |
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031199A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Showa Denko Kk | 亜鉛二次電池用セパレータ及びそれを用いた亜鉛二次電池 |
JP2005502990A (ja) * | 2001-09-07 | 2005-01-27 | アイティーエム パワー リミティド | 親水性ポリマー及び電気化学セルにおけるその使用 |
WO2005023921A1 (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-17 | Toagosei Co., Ltd. | 機能性膜の連続製造方法 |
WO2008096467A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Toagosei Co., Ltd. | 機能性膜の製造方法 |
WO2011152145A1 (ja) | 2010-06-01 | 2011-12-08 | 富士フイルム株式会社 | 結晶性ポリマー微孔性膜及びその製造方法、並びに濾過用フィルタ |
JP2013507742A (ja) * | 2009-10-16 | 2013-03-04 | 中国科学院大▲連▼化学物理研究所 | 芳香族ポリマーイオン交換膜及びその複合膜の酸性電解液フローエネルギー貯蔵電池への応用 |
WO2013077347A1 (ja) | 2011-11-22 | 2013-05-30 | 住友電気工業株式会社 | レドックスフロー電池用隔膜 |
WO2013100087A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
WO2013100082A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
WO2013100083A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
WO2013100079A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
JP2014503946A (ja) * | 2010-12-10 | 2014-02-13 | 中国科学院大▲連▼化学物理研究所 | 多孔質隔膜及びその複合膜のレドックスフロー電池における応用 |
JP2015153744A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解質二次電池用セパレータおよび非水電解質二次電池 |
JP2016524280A (ja) * | 2013-05-16 | 2016-08-12 | ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation | 最大水ドメインクラスターサイズを有する水和イオン交換膜を備えるフローバッテリ |
JP2016164858A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 古河電池株式会社 | バナジウムレドックス電池 |
WO2018096895A1 (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 旭化成株式会社 | 炭素フォーム、膜電極複合体 |
CN111211275A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-29 | 江苏厚生新能源科技有限公司 | 部分交联的复合聚乙烯锂电池隔膜及其制备方法 |
WO2021059643A1 (ja) | 2019-09-27 | 2021-04-01 | ニダイキ株式会社 | レドックスフロー電池用隔膜およびその隔膜の製造方法 |
WO2024085383A1 (ko) * | 2022-10-19 | 2024-04-25 | 도레이첨단소재 주식회사 | 음이온 교환막 및 그 제조방법 |
WO2024128453A1 (ko) * | 2022-12-12 | 2024-06-20 | 도레이첨단소재 주식회사 | 음이온 교환막 및 그 제조방법 |
Families Citing this family (73)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4632015B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2011-02-16 | 株式会社Gsユアサ | 電池用セパレータおよびリチウム二次電池 |
EP1494303A3 (en) * | 2003-04-25 | 2007-07-18 | Nec Tokin Corporation | Electrode for electrochemical cell and electrochemical cell therewith |
US20050042489A1 (en) * | 2003-07-11 | 2005-02-24 | Kenji Fukuta | Laminate useful as a membrane-electrode assembly for fuel cells, production process therefor and a fuel cell provided with the laminate |
US7353083B2 (en) * | 2004-01-15 | 2008-04-01 | Vrb Power Systems Inc. | Vanadium redox battery energy storage and power generation system incorporating and optimizing diesel engine generators |
US8277964B2 (en) | 2004-01-15 | 2012-10-02 | Jd Holding Inc. | System and method for optimizing efficiency and power output from a vanadium redox battery energy storage system |
US7265456B2 (en) | 2004-01-15 | 2007-09-04 | Vrb Bower Systems Inc. | Power generation system incorporating a vanadium redox battery and a direct current wind turbine generator |
US20050244717A1 (en) * | 2004-04-30 | 2005-11-03 | Celgard Inc. | Battery separator with antistatic properties |
JP2006100029A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Nec Tokin Corp | セル電極および電気化学セル |
US7227275B2 (en) * | 2005-02-01 | 2007-06-05 | Vrb Power Systems Inc. | Method for retrofitting wind turbine farms |
US20070072067A1 (en) * | 2005-09-23 | 2007-03-29 | Vrb Power Systems Inc. | Vanadium redox battery cell stack |
CN100386367C (zh) * | 2006-06-16 | 2008-05-07 | 武汉理工大学 | 基于亲水性多孔聚四氟乙烯基体的复合质子交换膜的制备方法 |
US7855005B2 (en) * | 2007-02-12 | 2010-12-21 | Deeya Energy, Inc. | Apparatus and methods of determination of state of charge in a redox flow battery |
US7687193B2 (en) | 2007-08-17 | 2010-03-30 | Jd Holding Inc. | Electrochemical battery incorporating internal manifolds |
US8587150B2 (en) * | 2008-02-28 | 2013-11-19 | Deeya Energy, Inc. | Method and modular system for charging a battery |
US7927731B2 (en) * | 2008-07-01 | 2011-04-19 | Deeya Energy, Inc. | Redox flow cell |
US8785023B2 (en) | 2008-07-07 | 2014-07-22 | Enervault Corparation | Cascade redox flow battery systems |
US7820321B2 (en) | 2008-07-07 | 2010-10-26 | Enervault Corporation | Redox flow battery system for distributed energy storage |
EP2351184A4 (en) * | 2008-10-10 | 2014-07-09 | Deeya Energy Technologies Inc | METHOD AND APPARATUS FOR ESTABLISHING BATTERY CHARGE STATUS |
WO2010042899A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Deeya Energy Technology, Inc. | Flexible multi-walled tubing assembly |
US8236463B2 (en) * | 2008-10-10 | 2012-08-07 | Deeya Energy, Inc. | Magnetic current collector |
US20100092843A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Deeya Energy Technologies, Inc. | Venturi pumping system in a hydrogen gas circulation of a flow battery |
WO2010042900A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Deeya Energy Technologies, Inc. | Methods for bonding porous flexible membranes using solvent |
US7919204B2 (en) * | 2008-10-10 | 2011-04-05 | Deeya Energy, Inc. | Thermal control of a flow cell battery |
WO2010042905A1 (en) * | 2008-10-10 | 2010-04-15 | Deeya Energy Technologies, Inc. | Level sensor for conductive liquids |
US8723489B2 (en) * | 2009-05-28 | 2014-05-13 | Deeya Energy, Inc. | Bi-directional buck-boost circuit |
US8349477B2 (en) * | 2009-05-28 | 2013-01-08 | Deeya Energy, Inc. | Optical leak detection sensor |
US8587255B2 (en) | 2009-05-28 | 2013-11-19 | Deeya Energy, Inc. | Control system for a flow cell battery |
CN102460811B (zh) * | 2009-05-28 | 2015-11-25 | 艾默吉电力系统股份有限公司 | 氧化还原流通单元电池再平衡 |
US20110079074A1 (en) * | 2009-05-28 | 2011-04-07 | Saroj Kumar Sahu | Hydrogen chlorine level detector |
EP2436080A2 (en) * | 2009-05-28 | 2012-04-04 | Deeya Energy, Inc. | Electrolyte compositions |
US8394529B2 (en) * | 2009-05-28 | 2013-03-12 | Deeya Energy, Inc. | Preparation of flow cell battery electrolytes from raw materials |
US8551299B2 (en) * | 2009-05-29 | 2013-10-08 | Deeya Energy, Inc. | Methods of producing hydrochloric acid from hydrogen gas and chlorine gas |
CN101989831B (zh) * | 2009-07-31 | 2012-07-11 | 上海三菱电梯有限公司 | 感应电动机控制装置及应用 |
US8951665B2 (en) * | 2010-03-10 | 2015-02-10 | Imergy Power Systems, Inc. | Methods for the preparation of electrolytes for chromium-iron redox flow batteries |
US10651492B2 (en) | 2010-06-22 | 2020-05-12 | Vrb Energy Inc. | Integrated system for electrochemical energy storage system |
US9281535B2 (en) | 2010-08-12 | 2016-03-08 | Imergy Power Systems, Inc. | System dongle |
US8709629B2 (en) | 2010-12-22 | 2014-04-29 | Jd Holding Inc. | Systems and methods for redox flow battery scalable modular reactant storage |
EP2664017A4 (en) | 2011-01-13 | 2015-10-21 | Imergy Power Systems Inc | STACK OF FLOW CELLS |
US8916281B2 (en) | 2011-03-29 | 2014-12-23 | Enervault Corporation | Rebalancing electrolytes in redox flow battery systems |
US8980484B2 (en) | 2011-03-29 | 2015-03-17 | Enervault Corporation | Monitoring electrolyte concentrations in redox flow battery systems |
US10141594B2 (en) | 2011-10-07 | 2018-11-27 | Vrb Energy Inc. | Systems and methods for assembling redox flow battery reactor cells |
US20130149589A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Oliver Gronwald | Electrochemical cells comprising a nitrogen-containing polymer |
US9853454B2 (en) | 2011-12-20 | 2017-12-26 | Jd Holding Inc. | Vanadium redox battery energy storage system |
US9692077B2 (en) | 2012-07-27 | 2017-06-27 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Aqueous redox flow batteries comprising matched ionomer membranes |
US8753761B2 (en) | 2012-07-27 | 2014-06-17 | Sun Catalytix Corporation | Aqueous redox flow batteries comprising metal ligand coordination compounds |
US9865893B2 (en) | 2012-07-27 | 2018-01-09 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Electrochemical energy storage systems and methods featuring optimal membrane systems |
US10164284B2 (en) | 2012-07-27 | 2018-12-25 | Lockheed Martin Energy, Llc | Aqueous redox flow batteries featuring improved cell design characteristics |
US9559374B2 (en) | 2012-07-27 | 2017-01-31 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Electrochemical energy storage systems and methods featuring large negative half-cell potentials |
US8691413B2 (en) | 2012-07-27 | 2014-04-08 | Sun Catalytix Corporation | Aqueous redox flow batteries featuring improved cell design characteristics |
US9768463B2 (en) | 2012-07-27 | 2017-09-19 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Aqueous redox flow batteries comprising metal ligand coordination compounds |
US9899694B2 (en) | 2012-07-27 | 2018-02-20 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Electrochemical energy storage systems and methods featuring high open circuit potential |
AU2013295838A1 (en) * | 2012-07-27 | 2015-02-19 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Optimal membrane electrochemical energy storage systems |
US9382274B2 (en) | 2012-07-27 | 2016-07-05 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Aqueous redox flow batteries featuring improved cell design characteristics |
CN103113607B (zh) * | 2013-01-21 | 2015-02-04 | 青岛中科华联新材料有限公司 | 一种具有高温自增强机制的微孔聚合物隔膜的制备方法 |
CN104362277B (zh) * | 2014-11-03 | 2016-08-17 | 中国科学院金属研究所 | 一种具有多层结构的复合隔膜及其制备方法 |
EP3224266B1 (en) | 2014-11-26 | 2021-03-03 | Lockheed Martin Energy, LLC | Metal complexes of substituted catecholates and redox flow batteries containing the same |
US10253051B2 (en) | 2015-03-16 | 2019-04-09 | Lockheed Martin Energy, Llc | Preparation of titanium catecholate complexes in aqueous solution using titanium tetrachloride or titanium oxychloride |
US10644342B2 (en) | 2016-03-03 | 2020-05-05 | Lockheed Martin Energy, Llc | Coordination complexes containing monosulfonated catecholate ligands and methods for producing the same |
US10316047B2 (en) | 2016-03-03 | 2019-06-11 | Lockheed Martin Energy, Llc | Processes for forming coordination complexes containing monosulfonated catecholate ligands |
US9938308B2 (en) | 2016-04-07 | 2018-04-10 | Lockheed Martin Energy, Llc | Coordination compounds having redox non-innocent ligands and flow batteries containing the same |
US10490854B2 (en) | 2016-06-30 | 2019-11-26 | Wildcat Discovery Technologies, Inc. | Electrolyte additives and electrode materials for high temperature and high voltage operation |
US10377687B2 (en) | 2016-07-26 | 2019-08-13 | Lockheed Martin Energy, Llc | Processes for forming titanium catechol complexes |
US10343964B2 (en) | 2016-07-26 | 2019-07-09 | Lockheed Martin Energy, Llc | Processes for forming titanium catechol complexes |
US10065977B2 (en) | 2016-10-19 | 2018-09-04 | Lockheed Martin Advanced Energy Storage, Llc | Concerted processes for forming 1,2,4-trihydroxybenzene from hydroquinone |
US10930937B2 (en) | 2016-11-23 | 2021-02-23 | Lockheed Martin Energy, Llc | Flow batteries incorporating active materials containing doubly bridged aromatic groups |
US10497958B2 (en) | 2016-12-14 | 2019-12-03 | Lockheed Martin Energy, Llc | Coordinatively unsaturated titanium catecholate complexes and processes associated therewith |
US10741864B2 (en) | 2016-12-30 | 2020-08-11 | Lockheed Martin Energy, Llc | Aqueous methods for forming titanium catecholate complexes and associated compositions |
US10320023B2 (en) | 2017-02-16 | 2019-06-11 | Lockheed Martin Energy, Llc | Neat methods for forming titanium catecholate complexes and associated compositions |
US11819806B1 (en) | 2018-10-15 | 2023-11-21 | Ampcera Inc. | Methods for manufacturing a solid state ionic conductive membrane on a macro porous support scaffold |
US11177498B1 (en) | 2018-10-15 | 2021-11-16 | Ampcera Inc. | Redox flow batteries, components for redox flow batteries and methods for manufacture thereof |
DE102018131928A1 (de) * | 2018-12-12 | 2020-06-18 | Carl Freudenberg Kg | Separator für elektrochemische Energiespeicher und Wandler |
US11600853B1 (en) | 2019-05-14 | 2023-03-07 | Ampcera Inc. | Systems and methods for storing, transporting, and handling of solid-state electrolytes |
CN111180639B (zh) * | 2020-02-25 | 2022-03-11 | 江苏厚生新能源科技有限公司 | 一种高循环寿命锂离子电池隔膜及其制备方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB856327A (en) | 1956-10-02 | 1960-12-14 | Polytechnic Inst Brooklyn | Membrane materials and process for producing the same |
GB1522605A (en) * | 1974-09-26 | 1978-08-23 | Ici Ltd | Preparation of fibrous sheet product |
US4276833A (en) | 1978-11-08 | 1981-07-07 | Standard Car Truck Company | Railway truck friction stabilizing assembly |
US4405700A (en) * | 1978-12-05 | 1983-09-20 | General Electric Company | Electrode coating composed of copolymers derived from diacetone acrylamide |
JPS55100654A (en) * | 1979-01-23 | 1980-07-31 | Nitto Electric Ind Co Ltd | Manufacturing method of separator for cell |
JPS5759931A (en) | 1980-09-29 | 1982-04-10 | Toray Ind Inc | Electrically charged composite membrane |
US4414090A (en) * | 1981-10-01 | 1983-11-08 | Rai Research Corporation | Separator membranes for redox-type electrochemical cells |
US4550064A (en) * | 1983-12-08 | 1985-10-29 | California Institute Of Technology | High cycle life secondary lithium battery |
JPS60160560A (ja) | 1984-01-31 | 1985-08-22 | Asahi Glass Co Ltd | 電池用隔膜 |
JPH07119316B2 (ja) | 1987-08-04 | 1995-12-20 | 日東電工株式会社 | 親水性を有するフッ素樹脂多孔体の製造法 |
JP2522356B2 (ja) | 1988-09-01 | 1996-08-07 | 旭硝子株式会社 | 新規な架橋構造を有する陰イオン交換体 |
JP3345086B2 (ja) | 1993-03-19 | 2002-11-18 | 旭硝子株式会社 | 複層陰イオン交換膜の製造方法および酸の回収方法 |
JPH07122257A (ja) | 1993-09-03 | 1995-05-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電池用セパレータ |
US5830603A (en) | 1993-09-03 | 1998-11-03 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Separator film for a storage battery |
JPH0896788A (ja) | 1994-09-26 | 1996-04-12 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | セパレータ及びLi二次電池 |
JP3262708B2 (ja) * | 1996-03-26 | 2002-03-04 | 日本電信電話株式会社 | 複合高分子電解質膜 |
US5962161A (en) * | 1997-01-14 | 1999-10-05 | Daramic, Inc. | Recombinant battery separator |
WO1998031060A1 (en) | 1997-01-14 | 1998-07-16 | Daramic, Inc. | Recombinant battery separator |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33361799A patent/JP3218291B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-10 CA CA002292290A patent/CA2292290C/en not_active Expired - Fee Related
- 1999-12-13 AU AU64481/99A patent/AU760343B2/en not_active Ceased
- 1999-12-13 MY MYPI99005411A patent/MY130884A/en unknown
- 1999-12-13 TW TW088121762A patent/TW483912B/zh not_active IP Right Cessation
- 1999-12-14 US US09/460,808 patent/US6461772B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-12-14 DE DE69908286T patent/DE69908286T8/de active Active
- 1999-12-14 EP EP99310045A patent/EP1011158B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003031199A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Showa Denko Kk | 亜鉛二次電池用セパレータ及びそれを用いた亜鉛二次電池 |
JP2005502990A (ja) * | 2001-09-07 | 2005-01-27 | アイティーエム パワー リミティド | 親水性ポリマー及び電気化学セルにおけるその使用 |
WO2005023921A1 (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-17 | Toagosei Co., Ltd. | 機能性膜の連続製造方法 |
US7674349B2 (en) | 2003-09-03 | 2010-03-09 | Toagosei Co., Ltd. | Method for continuous production of a functional film |
WO2008096467A1 (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-14 | Toagosei Co., Ltd. | 機能性膜の製造方法 |
JP2013507742A (ja) * | 2009-10-16 | 2013-03-04 | 中国科学院大▲連▼化学物理研究所 | 芳香族ポリマーイオン交換膜及びその複合膜の酸性電解液フローエネルギー貯蔵電池への応用 |
WO2011152145A1 (ja) | 2010-06-01 | 2011-12-08 | 富士フイルム株式会社 | 結晶性ポリマー微孔性膜及びその製造方法、並びに濾過用フィルタ |
JP2014503946A (ja) * | 2010-12-10 | 2014-02-13 | 中国科学院大▲連▼化学物理研究所 | 多孔質隔膜及びその複合膜のレドックスフロー電池における応用 |
WO2013077347A1 (ja) | 2011-11-22 | 2013-05-30 | 住友電気工業株式会社 | レドックスフロー電池用隔膜 |
US10096855B2 (en) | 2011-11-22 | 2018-10-09 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Redox flow cell membrane |
JPWO2013077347A1 (ja) * | 2011-11-22 | 2015-04-27 | 住友電気工業株式会社 | レドックスフロー電池用隔膜 |
US10211474B2 (en) | 2011-12-28 | 2019-02-19 | Asahi Kasei E-Materials Corporation | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery |
WO2013100079A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
KR20140098189A (ko) | 2011-12-28 | 2014-08-07 | 아사히 가세이 이-매터리얼즈 가부시키가이샤 | 레독스 플로우 2차 전지 및 레독스 플로우 2차 전지용 전해질막 |
WO2013100083A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
JPWO2013100083A1 (ja) * | 2011-12-28 | 2015-05-11 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
US10256493B2 (en) | 2011-12-28 | 2019-04-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery |
EP3046174A1 (en) | 2011-12-28 | 2016-07-20 | Asahi Kasei E-materials Corporation | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery |
WO2013100082A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
WO2013100087A1 (ja) | 2011-12-28 | 2013-07-04 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | レドックスフロー二次電池及びレドックスフロー二次電池用電解質膜 |
EP3091598A1 (en) | 2011-12-28 | 2016-11-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary batteries |
EP3091599A1 (en) | 2011-12-28 | 2016-11-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary batteries |
EP3091600A1 (en) | 2011-12-28 | 2016-11-09 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary batteries |
US9799906B2 (en) | 2011-12-28 | 2017-10-24 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery |
US9905875B2 (en) | 2011-12-28 | 2018-02-27 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery |
JP2016524280A (ja) * | 2013-05-16 | 2016-08-12 | ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation | 最大水ドメインクラスターサイズを有する水和イオン交換膜を備えるフローバッテリ |
JP2015153744A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | トヨタ自動車株式会社 | 非水電解質二次電池用セパレータおよび非水電解質二次電池 |
JP2016164858A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 古河電池株式会社 | バナジウムレドックス電池 |
WO2018096895A1 (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 旭化成株式会社 | 炭素フォーム、膜電極複合体 |
WO2021059643A1 (ja) | 2019-09-27 | 2021-04-01 | ニダイキ株式会社 | レドックスフロー電池用隔膜およびその隔膜の製造方法 |
KR20220016463A (ko) | 2019-09-27 | 2022-02-09 | 오오키 야마다 | 레독스 플로우 전지용 격막 및 그 격막의 제조 방법 |
US11735754B2 (en) | 2019-09-27 | 2023-08-22 | Nidaiki Co., Ltd. | Separation membrane for redox flow battery, and method of manufacturing said separation membrane |
KR102675516B1 (ko) | 2019-09-27 | 2024-06-18 | 오오키 야마다 | 레독스 플로우 전지용 격막 및 그 격막의 제조 방법 |
CN111211275A (zh) * | 2020-01-14 | 2020-05-29 | 江苏厚生新能源科技有限公司 | 部分交联的复合聚乙烯锂电池隔膜及其制备方法 |
WO2024085383A1 (ko) * | 2022-10-19 | 2024-04-25 | 도레이첨단소재 주식회사 | 음이온 교환막 및 그 제조방법 |
WO2024128453A1 (ko) * | 2022-12-12 | 2024-06-20 | 도레이첨단소재 주식회사 | 음이온 교환막 및 그 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU6448199A (en) | 2000-06-15 |
US6461772B1 (en) | 2002-10-08 |
DE69908286T2 (de) | 2004-03-18 |
EP1011158A1 (en) | 2000-06-21 |
MY130884A (en) | 2007-07-31 |
TW483912B (en) | 2002-04-21 |
EP1011158B1 (en) | 2003-05-28 |
DE69908286T8 (de) | 2004-10-14 |
CA2292290C (en) | 2004-03-09 |
DE69908286D1 (de) | 2003-07-03 |
AU760343B2 (en) | 2003-05-15 |
CA2292290A1 (en) | 2000-06-14 |
JP3218291B2 (ja) | 2001-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3218291B2 (ja) | 電池用隔膜 | |
JP5339878B2 (ja) | バイポーラ膜及びその製造方法 | |
JP5942210B2 (ja) | レドックスフロー二次電池用隔膜及びそれを用いたレドックスフロー二次電池 | |
WO2012133538A1 (ja) | イオン交換膜 | |
WO2013180072A1 (ja) | アルカリ水電解用隔膜 | |
JP4724971B2 (ja) | 陰イオン交換膜、その製造方法、および溶液処理装置 | |
JPH0739729A (ja) | 中性塩からの酸及び/又はアルカリの回収プロセス | |
WO2021193161A1 (ja) | アニオン交換膜及びその製造方法 | |
JP3797578B2 (ja) | バナジウム系レドックスフロー電池用隔膜 | |
WO2016013489A1 (ja) | イオン交換膜及びその製造方法 | |
WO2014119207A1 (ja) | 電解用隔膜 | |
JP2001313057A (ja) | 固体高分子型燃料電池用イオン交換性フィルタの製造方法 | |
JP2002102717A (ja) | 不均質陰イオン交換体及び不均質陰イオン交換膜 | |
JP5893511B2 (ja) | アルカリ水電解用隔膜 | |
JP6517404B2 (ja) | イオン交換膜 | |
JP2021154277A (ja) | アニオン交換膜及びその製造方法 | |
JP2006008993A (ja) | 一価陽イオン選択透過性陽イオン交換膜およびその製造方法 | |
JPH02133448A (ja) | 親水性多孔質膜の製造方法 | |
WO2014119208A1 (ja) | 電解用隔膜 | |
JPH1087854A (ja) | バイポーラ膜 | |
JP7454423B2 (ja) | アニオン交換膜及びその製造方法 | |
JP3518633B2 (ja) | バイポーラ膜 | |
JPS59102404A (ja) | 複合親水性膜 | |
JPH06263896A (ja) | バイポーラ膜 | |
JPS63221563A (ja) | レドツクスフロ−電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |