JP2016524280A - 最大水ドメインクラスターサイズを有する水和イオン交換膜を備えるフローバッテリ - Google Patents

最大水ドメインクラスターサイズを有する水和イオン交換膜を備えるフローバッテリ Download PDF

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Abstract

フローバッテリは、第1の電極と、第1の電極から離間された第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配置された電解質セパレータ層とを備えるセルを備える。供給/貯蔵システムが、少なくとも1つのセルの外部にあり、少なくとも1つのセルに流体連結された第1の容器および第2の容器を備える。第1の流体電解質および第2の流体電解質が、供給/貯蔵システム内に備えられる。電解質セパレータ層は、炭素主鎖と、炭素主鎖から延在する複数の側鎖とを有するポリマーの水和イオン交換膜を備える。側鎖は、水ドメインのクラスターを形成するように二次結合で水分子が結合した親水性化学基を有する。クラスターの平均最大クラスターサイズが、4nm以下であり、1親水性化学基当たりの水分子の平均数λ(ラムダ)が、ゼロより大きい。

Description

本発明は、フローバッテリに関する。
レドックスフローバッテリまたはレドックスフローセルとしても知られるフローバッテリは、電気エネルギーを、貯蔵可能でかつ後に電力需要がある時に放出可能な化学エネルギーに変換するように設計される。一例として、フローバッテリは、消費者需要を超えたエネルギーを貯蔵し、後のより高需要時にそのエネルギーを放出するように、風力発電装置などの再生可能エネルギーシステムと使用される。
一般的なフローバッテリは、イオン交換膜などのセパレータを備え得る電解質層によって隔離された負極と正極とを有するレドックスフローセルを備える。負極流体電解質(アノード液ともいう)を負極に送り、正極流体電解質(カソード液ともいう)を正極に送り、電気化学的に可逆的な酸化還元反応を生じさせる。充電時には、電気エネルギーを供給すると一方の電解質内で化学的還元反応が生じ、他方の電解質内で酸化反応が生じる。セパレータは電解質が自由かつ迅速に混合するのを防ぐが、選択されたイオンを透過させ酸化還元反応を完了させる。放電時には、液体電解質が含有する化学エネルギーを逆反応で放出させ、電極から電気エネルギーを引き出すことができる。フローバッテリは他の電気化学装置とは区別されるが、特に、可逆的な電気化学反応に関与する反応物を含有する、外部から供給された流体電解質溶液を用いることによる。
第1の電極と、第1の電極から離間された第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配置された電解質セパレータ層とを備える少なくとも1つのセルを備えるフローバッテリを開示する。供給/貯蔵システムが、少なくとも1つのセルの外部にあり、少なくとも1つのセルに流体連結された第1の容器および第2の容器を備える。第1の流体電解質および第2の流体電解質が、供給/貯蔵システム内に備えられる。電解質セパレータ層は、炭素主鎖と、炭素主鎖から延在する複数の側鎖とを有するポリマーの水和イオン交換膜を備える。側鎖は、水ドメインのクラスターを形成するように二次結合で水分子が結合した親水性化学基を有する。クラスターの平均最大クラスターサイズが、4nm以下であり、1親水性化学基当たりの水分子の平均数λ(ラムダ)が、ゼロより大きい。4nm以下の平均最大クラスターサイズおよびλ(ラムダ)によりバナジウムイオンまたは鉄イオンは水和イオン交換膜の透過が制限される。
他の態様では、水和イオン交換膜は、全フッ素化炭素主鎖と、末端に親水性化学基を有する複数の全フッ素化炭素側鎖とを有するペルフルオロスルホン酸膜である。1親水性化学基当たりの水分子の平均数λ(ラムダ)が、ゼロより大きく22以下である。
開示の実施例の様々な特徴および利点が、以下の詳細な説明から当業者にとって明らかとなるであろう。詳細な説明に伴う図面を以下に簡単に説明する。
実施例のフローバッテリを示す図。 水和イオン交換膜のポリマーの選択部分を示す図。 水和イオン交換膜のポリマーの別の実施例を示す図。 水和イオン交換膜のポリマーの別の実施例を示す図。 水和イオン交換膜のポリマーの別の実施例を示す図。 水和イオン交換膜のポリマーの別の実施例を示す図。
図1は、電気エネルギーを選択的に貯蔵、放電する実施例のフローバッテリ20を部分的に示す図である。例えば、フローバッテリ20を用い、再生可能エネルギーシステムにおいて発生させた電気エネルギーを、後に電気エネルギーが大いに必要となりフローバッテリ20が化学エネルギーを電気エネルギーに戻す時までそのエネルギー貯蔵が可能な化学エネルギーに変換することができる。フローバッテリ20は、電気エネルギーを例えば送電網に供給することができる。
フローバッテリ20は、電気化学的活性種28を含有する別の流体電解質26との酸化還元対として機能する電気化学的活性種24を含有する流体電解質22を備える。電気化学的活性種24/28は、共通性があり、例えばバナジウムイオンまたは鉄イオンを基にしている。つまり、一例として、電気化学的活性種24/28は、バナジウムの酸化状態または原子価状態の違いであり、別の例では、電気化学的活性種24/28は鉄の酸化状態または原子価状態の違いである。流体電解質22/26は、電気化学的活性種24/28を含有する液体溶液である。第1の流体電解質22(例えば、アノード液)および第2の流体電解質26(例えば、カソード液)は、第1の容器32と、第2の容器34と、ポンプ35とを備える供給/貯蔵システム30に蓄えられる。
流体電解質22/26は、ポンプ35を用いそれぞれ供給ライン38を通ってフローバッテリ20の少なくとも1つのセル36に送られ、セル36から戻りライン40を介し容器32/34に戻される。供給ライン38および戻りライン40は容器32/34と第1の電極42および第2の電極44を接続している。複数のセル36をスタックとして提供することも可能である。
セル36は、第1の電極42と、第1の電極42から離間された第2の電極44と、第1の電極42と第2の電極44の間に配置された水和イオン交換膜46とを備える。例えば、電極42/44は、炭素紙またはフェルトなどの多孔質炭素構造体である。一般的に、セル36は、流れ場チャネルを通り電極42/44に流体電解質22/26を送るためバイポーラプレート、マニホールドなどを備えることができる。バイポーラプレートには、例えば炭素プレートを用いることができる。しかし、別の構成も可能であると理解される。例えば、1つまたは複数のセル36の代替的な構成として、流れ場チャネルを用いず流体電解質22/26を電極42/44にポンプで直接送るような通過動作とすることも可能である。
水和イオン交換膜46は、流体電解質22/26が自由かつ迅速に混合するのを防ぐが、電気的に電極42/44を分離しつつ選択されたイオンを透過させ酸化還元反応を完了させる。ただし、流体電解質22/26は一般的に、充電時、放電時、および停止時など通常動作中は互いに分離される。一例として、水和イオン交換膜46の比伝導率は、相対湿度100%、25℃で0.01〜0.2S/cmである。別の例では、水和イオン交換膜46の平均膜厚は25〜178μmで、その膜厚はほぼ均一である。
流体電解質22/26はセル36に送られ、電気エネルギーを化学エネルギーに変換するか、逆反応として放出可能な化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。電気エネルギーは、電極42/44に電気的に接続された電気回路48を通って、セル36に送られ、またセル36から送られる。
図2は、イオン交換膜46のポリマーの選択部分の図である。ポリマーは、図中50で概略的に示す炭素主鎖と、炭素主鎖50から延在する、図中52で概略的に示す側鎖(代表的な側鎖を1本示す)を備える。各側鎖52は図中54で概略的に示す親水性化学基を有し、水分子56が二次結合で親水性化学基54に結合している。親水性化学基54および結合した水分子56は、1親水性化学基54中に平均数λ(ラムダ:ゼロより大きい)の水分子を有する水ドメイン58を形成する。例えば、λ(ラムダ)は、30℃で1親水性化学基当たりの水分子数であり、22以下または14以下である。
図3は、別の実施例であるイオン交換膜146のポリマーを示す図である。本明細書では、適切であれば類似参照符号は類似構成要素を示し、100またはその倍数が追加された参照符号は、対応する構成要素と同様の特徴および利点を組み込んでいるとされる変形構成要素を示す。この例では、ポリマーは、末端にスルホン酸基(−SO3H)を有する全フッ素化炭素主鎖150および全フッ素化炭素側鎖152を含むペルフルオロスルホン酸であるか、ペルフルオロスルホン酸を含む。水分子156は、二次結合でスルホン酸基154に結合し、1親水性化学基当たり平均数λ(ラムダ:ゼロより大きい)の水分子を有する水ドメイン158を形成する。また、例えば、λ(ラムダ)は、22以下または14以下である。
図4に示すように、水ドメイン158(または58)が隣接しクラスター162を形成するが、そのクラスター162はプロトンを伝導し、大きくなればバナジウムまたは他イオンを水和イオン交換膜146を介して透過させる。クラスター162の平均最大クラスターサイズ164は、4nm以下である。特定の理論に縛られずとも、水分吸着性が低ければ、ドメイン58は、クラスター162が小さいか存在しないようなポリマーマトリックスになり互いに分離分散する。水分吸着性が高ければ、水ドメイン58のサイズおよび濃度が一定レベルまで上昇し、クラスター162が形成される。比較的小さい親水性チャネルが、隣り合う2つのクラスター162間に形成される。チャネルサイズは1nm以下まで小さくなる。
フローバッテリにおけるバナジウムおよびその他の電気化学的活性種に関し、イオン交換膜の伝導率と、イオン交換膜を透過するイオン(例えば、バナジウムイオン)の選択性の間にはトレードオフの関係がある。つまり、伝導率が高ければイオン交換膜を通しプロトンを伝導しようとし、選択性が高ければバナジウムまたはその他の電気化学的活性種イオンがイオン交換膜を透過するのを防ごうとする。
イオン交換膜46/146でゼロより大きいλ(ラムダ)を有する平均最大クラスターサイズ164を選択することで、設計するフローバッテリ20の伝導率は比較的高く、選択性は比較的高くなる。さらに、フローバッテリ20の設計動作温度がイオン交換膜46/146の含水ポリマーのガラス転移温度未満であるので、フローバッテリ20用のイオン交換膜46/146の設計は実質的に「固定」される。例えば、2種類の気体反応物(例えば空気と水素)を利用する燃料電池は、一般的にはイオン交換膜のガラス転移温度より高い温度で動作する。このため、燃料電池の動作温度では、イオン交換膜の処理で得られたもとのポリマー構造が実質的に熱で消去され、ポリマー構造が決定される。しかし、フローバッテリ20では設計動作温度が含水イオン交換膜46/146のガラス転移温度未満であり、イオン交換膜のポリマー構造は維持され、伝導率および選択性が好適であるフローバッテリ20での使用には本明細書に開示の通りに設計可能である。
1親水性化学基当たりの水分子が平均数λ(ラムダ)で、4nm以下の平均最大クラスターサイズ164では、クラスター162は比較的小さく、バナジウムなどの電気化学的活性種が水和イオン交換膜46/146を透過するのを防ぐか、減少させることができる。チャネルおよびクラスター162がフローバッテリでの使用に大きすぎると、バナジウムまたはその他の電気化学活性種はチャネルおよびクラスター162を透過できる。このため、水和イオン交換膜146の伝導率および選択性は、フローバッテリ20内の電気化学的活性種に対し好適である。
この水和イオン交換膜は様々な技術で作成可能である。例えば、膜を始めるベース用に全フッ素化または非全フッ素化炭素主鎖と、全フッ素化または非全フッ素化炭素側鎖とを有するイオン交換膜を作成することは公知であり、本明細書ではこれ以上説明しない。一般的に、全フッ素化膜は、注型あるいは押出成形あるいは鋳造成形され、残留モノマーおよび溶剤を取り除くために3%H22溶液で約1時間煮沸され、ポリマーを十分な酸性化形態にするために0.5MのH2SO4溶液で約1時間煮沸される。この膜をさらに、残留硫酸を取り除くために脱イオン水で約1時間煮沸することもある。これ以上処理しないこの初期状態では、この膜のλ(ラムダ)は22以下でもなく、平均最大クラスターサイズも4nm以下でもない。このため、この膜にさらに処理を行い、下記に説明する技術の一部またはすべてを用い開示のようにλ(ラムダ)を22以下にし、平均最大クラスターサイズを4nm以下にする。クラスターサイズおよびλ(ラムダ)は、小角X線散乱技術、核磁気共鳴技術、および示差走査熱量技術を用い実験によって決定することができる。
膜の一例にこの膜はペルフルオロスルホン酸ポリマーであり、ガラス転移温度未満でアニーリングすることができる。例えば、膜を80〜100℃で24時間アニーリングする。アニーリングにより膜の余分な自由体積が減り、平均最大クラスターサイズが縮小する。また、アニーリングにより脱水し、λ(ラムダ)を減らすこともできる。また、アニーリングでプロトン伝導率は下がるが、バナジウムイオンなどの電気化学的活性種の選択性は向上することになる。
代わりにまたは追加するが、膜はペルフルオロスルホン酸ポリマーであり、自由体積を減らし結晶化度を高めるために、膜を溶融温度未満でガラス転移温度超の温度で処理する。一例として、イオン交換膜を120〜140℃で処理する。その処理で平均最大クラスターサイズが小さくなり、λ(ラムダ)が減少する。結晶化度が高まると、膜の平均クラスターサイズおよびλ(ラムダ)がより変化しにくくなり、ポリマー構造が「固定する」。
代わりにまたは追加するが、膜はペルフルオロスルホン酸ポリマーであり、より一層結晶化を進めるために延伸などによって物理的に変化させることができる。例えば、膜に引張応力を与え、結晶化度が高まるようにポリマー鎖を配向させるオリフィスより膜を押し出す。
代わりにまたは追加するが、膜のポリマーはペルフルオロスルホン酸ポリマーであり、作成中より高温で硬化させることができる。より高温で硬化させれば、結晶化度はより高まる。図3に示すポリマー構造の実施例では、ポリマーを120℃、135℃、150℃または165℃の温度で硬化させる。
代わりにまたは追加するが、ポリマー構造はペルフルオロスルホン酸ポリマーであり、ポリマー構造を変更することにより、当量(「EW」)をより高くすることも可能である。この当量とは、塩基1モルの中和に必要なポリマーのグラム重量であり、グラム単位または一般的には「g/eq」で表わす。典型的なペルフルオロスルホン酸ポリマーのEWは、約1100である。しかし、このEWを1200、1400、または1500まで上昇させると、ポリマーマトリックス中の親水性ドメイン濃度は低くなり、これにより平均最大クラスターサイズを縮小させることができる。一例として、800g/eq以上の当量のポリマーでは、ポリマーのλ(ラムダ)は22以下で、平均最大クラスターサイズは4nm以下である。
代わりにまたは追加するが、ポリマーの側鎖は5以下の炭素原子を有しており、ポリマーのλ(ラムダ)は22以下で、平均最大クラスターサイズは4nm以下である。側鎖が短いと親水性クラスターが小さくなるので、下記表1に示すように、類似の当量に対し、側鎖が短い(つまり、炭素原子が少ない)ポリマーではバナジウム透過率とプロトン伝導率は下落する傾向にある。例えば、NAFIONは図3で示す構造に似た側鎖構造で5つの炭素原子を有し、3M PFSAは図5に示す側鎖構造に似た4つの炭素原子を有する。
Figure 2016524280
代わりにまたは追加するが、図5で図示するように、イオン交換膜246は負(電気的極性モーメント)の親水性化学基254にイオン的に結合した陽イオン(代表的な陽イオンを1つ示す)を含む。例えば、陽イオンは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびこれらの組み合わせから選択される。特に、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびこれらの組み合わせは、親水性が低く、よって親水性化学基254に結合する水分子量が少なく、その結果λ(ラムダ)が少なく、平均最大クラスターサイズが小さい。陽イオンを含有する溶液の中で膜を煮沸することで、陽イオンをポリマー中に導入することができる。例えば、膜を1Mの水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム溶液中で約1時間煮沸し、その後脱イオン水中で1時間煮沸し膜の中にナトリウムまたはカリウムを含有させる。別の陽イオンを同様の技術で含有させることもできる。次いで、膜を膜のガラス転移温度を超える温度、例えば160℃で約6時間アニーリングすることができる。代わりにまたは追加するが、イオン交換膜は、正(電気的極性モーメント)の化学基にイオン的に結合した陰イオンを含むこともできる。例えば、陰イオンは塩素を含み、正の化学基はアミン基、NR2を含むことができ、少なくとも1つのRがアルキル基またはアリール基などの非水素である。別の例として、アミン基はアンモニウム基であってもよい。
代わりにまたは追加するが、図6に示すように、親水性化学基354はカルボン酸基、−COOHでも可能である。カルボン酸基のイオン双極子相互作用は、スルホン酸基より弱く、それにより平均最大ドメインサイズは比較的小さい。追加するが、カルボン酸基の結晶化度は、スルホン酸基より高い。例えば、図3に示すポリマー構造では、結晶化度は12重量%であるが、図6に示すポリマー構造では、結晶化度は18重量%である。
代わりにまたは追加するが、イオン交換膜は架橋結合され、それにより架橋結合鎖の両端部が炭素主鎖に結合し、ポリマーのλ(ラムダ)は22以下で、平均最大クラスターサイズは4nm以下となる。架橋結合させると鎖の動きが制限され、電解質溶液中での膜膨張が減少する。その結果、水吸収が減り、平均最大クラスターサイズは小さくなる。架橋結合イオン交換膜では、架橋結合されてない類似膜よりバナジウムの透過率が低く、プロトンの伝導率も低い。架橋結合イオン交換膜の一例にポリスルホンがある。ポリスルホンイオン交換膜の一例に、新セレミオン(New Selemion)(II−bタイプ、膜厚140、旭硝子製)がある。加速電子線を照射しポリスルホンを架橋結合させる。例えば、電圧150keV、電流30mA、コンベヤレート30rn/min(25kGyまたは2.5Mrad/pass)で加速電子線照射を行う。さらに実施例において、照射量5、15、20、および40Mradで架橋結合を行った。架橋結合ポリマーを用いると電流効率およびエネルギー効率が向上する。
特徴部の組合せを図示例に示すが、本発明の様々な実施例の利点を実現するために全ての特徴部を組み合わせる必要はない。つまり、本開示の実施例に従い設計されたシステムは、必ずしも図のいずれか1つに示す全ての特徴部または図に概略的に示す全ての部位を含むものではない。さらに、例示的な一実施例の選択された特徴部をその他の例示的な実施例の選択された特徴部と組み合わせても良い。
上記は本質的に限定的なものではなく例示に過ぎない。本開示の真意を逸脱することなく開示の実施例に対する種々の変形や修正が当業者にとって明らかとなるであろう。本開示に付与される法的保護の範囲は付記の特許請求の範囲を検討することによってのみ決定される。

Claims (22)

  1. フローバッテリであって、
    第1の電極と、第1の電極から離間された第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配置された電解質セパレータ層とを備える少なくとも1つのセルと、
    少なくとも1つのセルに流体連結された第1の容器および第2の容器を備え、少なくとも1つのセルの外部にある供給/貯蔵システムと、
    供給/貯蔵システム内にある第1の流体電解質および第2の流体電解質と、
    を備え、電解質セパレータ層が、炭素主鎖と、炭素主鎖から延在する複数の側鎖を有するポリマーの水和イオン交換膜を備え、側鎖が、水ドメインのクラスターを形成するように二次結合で水分子が結合した親水性化学基を備え、クラスターの平均最大クラスターサイズが、4nm以下であり、1親水性化学基当たりの水分子の平均数λ(ラムダ)が、ゼロより大きく、4nm以下の平均最大クラスターサイズおよびλ(ラムダ)によりバナジウムイオンまたは鉄イオンは水和イオン交換膜の透過が制限されることを特徴とするフローバッテリ。
  2. 炭素主鎖が、全フッ素化されていることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  3. 親水性化学基が、スルホン酸基、−SO3Hであることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  4. ポリマーが、ペルフルオロスルホン酸を含有することを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  5. 親水性化学基が、カルボン酸基、−COOHであることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  6. 親水性化学基が、側鎖の末端基であることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  7. λ(ラムダ)が、22以下であることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  8. 水和イオン交換膜の比伝導率が、0.01〜0.2S/cmであることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  9. 水和イオン交換膜の平均膜厚が、25〜178μmであることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  10. 第1の流体電解質および第2の流体電解質が、バナジウムの電気化学的活性種を含有することを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  11. 水和イオン交換膜が、親水性化学基に結合する陽イオンおよび陰イオンの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  12. 水和イオン交換膜が、陽イオンを含み、陽イオンが、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびこれらの組み合わせから成る群から選択されることを特徴とする請求項11に記載のフローバッテリ。
  13. 水和イオン交換膜が、陽イオンを含み、陽イオンが、カリウム、ルビジウム、セシウム、およびこれらの組み合わせから成る群から選択されることを特徴とする請求項11に記載のフローバッテリ。
  14. 水和イオン交換膜が、陰イオンを含み、陰イオンが、塩素を含むことを特徴とする請求項11に記載のフローバッテリ。
  15. 水和イオン交換膜の結晶化度が、少なくとも6%であることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  16. 水和イオン交換膜の最高設計動作温度が、ポリマーのガラス転移温度より低いことを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  17. 側鎖がそれぞれ、5以下の炭素原子を備えることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  18. ポリマーの当量が、800g/eq以上であることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  19. ポリマーが、架橋結合されることを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  20. 親水性化学基がそれぞれ、正の化学基と結合した陰イオン基を含むことを特徴とする請求項1に記載のフローバッテリ。
  21. 正の化学基が、アミン基であることを特徴とする請求項20に記載のフローバッテリ。
  22. フローバッテリであって、
    第1の電極と、第1の電極から離間された第2の電極と、第1の電極と第2の電極の間に配置された電解質セパレータ層とを備える少なくとも1つのセルと、
    第1の流れ場および第2の流れ場それぞれと流体連結された第1の容器および第2の容器を備え、少なくとも1つのセルの外部にある供給/貯蔵システムと、
    供給/貯蔵システム内にある第1の流体電解質および第2の流体電解質と、
    を備え、電解質セパレータ層が、全フッ素化炭素主鎖と、全フッ素化炭素主鎖から延在する複数の全フッ素化炭素側鎖とを備える水和ペルフルオロスルホン酸イオン交換膜を備え、全フッ素化炭素側鎖が、末端に、水ドメインのクラスターを形成するように二次結合で水分子が結合した親水性化学基を備え、クラスターの平均最大クラスターサイズが、4nm以下であり、1親水性化学基当たりの水分子の平均数λ(ラムダ)が、ゼロより大きく22以下であることを特徴とするフローバッテリ。
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