JP2000086731A - 改良されたmbs耐衝撃性改良剤 - Google Patents

改良されたmbs耐衝撃性改良剤

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JP2000086731A JP11255134A JP25513499A JP2000086731A JP 2000086731 A JP2000086731 A JP 2000086731A JP 11255134 A JP11255134 A JP 11255134A JP 25513499 A JP25513499 A JP 25513499A JP 2000086731 A JP2000086731 A JP 2000086731A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良されたMBS耐衝撃性改良剤を提供す
る。 【解決手段】 (A)少なくとも1つのビニル芳香族モ
ノマーに由来する単位約15〜約35重量%、および少
なくとも1つのジオレフィンモノマーに由来する単位約
65〜約85重量%を含むコア、約70〜約85部;
(B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたは少
なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリレートモ
ノマーを含む内側グラフトステージ、約8〜約14部;
(C)C−Cアルキルアクリレートまたは多不飽和
架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを含む
中間シーラーステージ、約0.1〜約5部;および
(D)少なくとも1つのC−Cアルキル(メタ)ア
クリレートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香
族モノマーを含む外側シェル、約10〜約16部を含
む、コアシェル耐衝撃性改良剤組成物が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、
メチルメタアクリレートポリマー、ポリ(ビニルクロラ
イド)(PVC)、およびポリカーボネート、ポリエス
テル、またはポリアミドのような様々なエンジニアリン
グ樹脂、およびエポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂のよ
うなマトリックスポリマーにおいて、耐衝撃性改良剤と
して使用するための、ブタジエンのホモポリマーまたは
コポリマーベースのコアまたはゴム状ステージを有する
コア−シェルエマルジョンポリマーの必要性が存在す
る。ブタジエンとスチレンのコポリマー、およびポリ
(メチルメタアクリレート)の少なくとも1つのステー
ジまたはシェルを含む、そのような耐衝撃性改良剤がメ
タアクリレート−ブタジエン−スチレン(MBS)コア
シェルポリマーとして公知である。
【0002】MBS耐衝撃性改良剤は商業的に入手可能
であるが、それらが使用されるマトリックス樹脂の特性
を維持または改良しつつ、これらの耐衝撃性改良剤の製
造コストを低減させる必要性が継続して存在する。改良
された特性は向上された耐衝撃性(例えば、破壊するこ
となく、より高い落下高さに耐えることができるPVC
ボトル)、および透明なマトリックスポリマーブレンド
における改良された透明性および色彩を含むことができ
る。製造コストを減少することは、より短い加工時間、
および/または粉体回収プロセスのコストの低減から生
じる。噴霧乾燥または凝固のような、公知の有効なエマ
ルジョン回収プロセスを用いることが望ましい。凝固さ
れたMBSエマルジョンは、様々な粒子サイズの凝固さ
れたコアシェルポリマー粒子のスラリーを生じ、容易に
取り扱われるMBS粉体を生成するためにはさらに乾燥
されなければならず、ブレンドおよび配合プロセスの間
に、マトリックス樹脂に添加されなければならない。粉
体を形成するための商業的に実行可能な平均スラリー粒
子サイズは典型的には約100ミクロンから約300ミ
クロンより小さい範囲、好ましくは約200〜250ミ
クロンの範囲である。マトリックスポリマー中での分
散、取り扱い時のダスト形成、粉体圧縮、流動性、およ
びウエットケーキ乾燥に関する問題を避けるために、好
ましい平均スラリー粒子サイズが必要とされる。
【0003】米国特許第5534594号でTroyら
は、より早期のステージの重合の完了の前に、第2およ
び/または第3ステージポリマーを形成するモノマーが
供給される、コアシェルMBS改良剤を製造するための
改良された方法を開示する。Troyの方法は実質的に
重合時間を減少させるが、発明者は、商業的に実行可能
な、約70%より多い重量分率のブタジエンベースのコ
アおよび75%より小さい第1ステージコアモノマー転
化率を有するラテックスコアシェルポリマーエマルジョ
ンは、約20℃より高い温度で凝固されるとき、望まし
くないことに、約300ミクロンより大きい平均粒子サ
イズを有するスラリーを提供することを見いだした。ス
ラリー粒子サイズは典型的には温度の増加と共に増加す
るので、Troyの方法に従った商業的に実行可能な耐
衝撃性改良剤は、約300ミクロンより小さい望ましい
平均粒子サイズを有するスラリーを提供するのに20℃
以下の凝固温度を必要とする。
【0004】約20℃以下での凝固は、効果的な商業ス
ケール冷却プロセスの使用を妨げるような問題がある。
Troyは可能な単離方法として凝固を開示するが(方
法B)、Troyは望ましい平均スラリー粒子サイズを
維持することに関心を持っていない。Troyの方法に
従って製造されたコアシェルポリマーが20℃以上の温
度で凝固されるとき、平均スラリー粒子サイズはしばし
ば約300ミクロンを超える。さらに、Troyによっ
て記載される「方法A」単離方法(エマルジョンの凍結
乾燥、それに続く真空乾燥)は商業的生産に沿わない。
【0005】マトリックスポリマーの耐衝撃性を向上さ
せる、特定のMBSコアシェルポリマーの能力は、ゴム
状コア重量分率が少なくとも70%までは、一般的にゴ
ム状コア重量分率とともに増加する。しかし、コア重量
分率の増加とともに、外側ポリマーシェルの重量分率、
厚さおよび硬度が対応して減少する。シェルが非常に薄
くなる場合には、ゴム状コアを適切に覆わないであろ
う。
【0006】不適切なシェル被覆はMakromol.
Chem.,Macromol.Symp.35/3
6,307−325(1990)に記載されるようにも
生じる。MBSポリマーにおける不適切なシェル被覆
は、シェルのガラス転移温度(Tg)を減少させる、シ
ェル中の未反応モノマーの存在によっても悪化される。
不適切なシェル被覆は、結局、粉体単離に伴う問題(例
えば、噴霧乾燥または凝固不能、または非常に大きなス
ラリー粒子サイズ)、およびマトリックスポリマーブレ
ンドにおける低減された耐衝撃性を導く。ゴム状コア重
量分率が約70〜75%を超える場合に、通常、これら
の問題が明瞭になる。
【0007】本発明者は、内側グラフトステージと外側
シェルの間で重合された、特定の量のアルキルアクリレ
ートおよび/または架橋モノマーが、約70%を超える
ゴム状コア重量分率を有する凝固された多段MBSコア
シェルポリマーの平均スラリー粒子サイズを商業的に実
行可能な範囲(20℃より高い凝固温度で、約300ミ
クロンより小さい)に減少させることを見いだした。
【0008】発明者は、60℃〜70℃の範囲の反応温
度で製造されたコアシェルポリマーが、マトリックスポ
リマーブレンドにおける耐衝撃性の驚くべき大きな改良
を提供することも見いだした。
【0009】本発明の目的は、約70%を超えるゴム状
コア重量分率、および20℃以上で凝固される場合に3
00ミクロンより小さなスラリー粒子サイズを有する、
マトリックス樹脂における耐衝撃性改良剤としての使用
のためのMBSコアシェルポリマーを提供することであ
る。本発明のさらなる目的は、約70%を超えるゴム状
コア重量分率、および20℃より高い温度で凝固される
場合に300ミクロンより小さなスラリー粒子サイズを
有する、光学的に透明なPVC組成物のための改良され
た耐衝撃性改良剤を提供することである。本発明の他の
目的は、マトリックスポリマーと本発明のMBSコアシ
ェルポリマーを含み、耐衝撃性において非常に大きな改
良を有する熱可塑性樹脂ブレンドおよび物品を提供する
ことである。さらなる目的は、約70%を超えるゴム状
コア重量分率、および20℃より高い温度で凝固される
場合に300ミクロンより小さなスラリー粒子サイズを
有し、マトリックス樹脂とブレンドされる場合に、耐衝
撃性において非常に大きな改良を示すコアシェルMBS
耐衝撃性改良剤の製造方法を提供する。以下の開示から
明かとなるように、これらと他の目的は本発明によって
達成される。
【0010】本発明においては、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン(ABS)、スチレン−アクリロニ
トリルコポリマー、メチルメタアクリレートポリマー、
PVC、ポリカーボネート、ポリエステル、またはポリ
アミドなどのマトリックスポリマーの、またはそのよう
なマトリックスポリマーの組合せの衝撃強さは、実質的
に、約70%より高いゴム状コア重量分率を有する特定
のコアシェル改良剤の少量の添加によって増加される。
さらに、本発明は、約70%を超えるゴム状コア重量分
率を有し、20℃より高い温度で凝固されるとき約30
0ミクロンより小さな平均スラリー粒子サイズを有し、
さらに公知のものよりも優れた衝撃特性の改良をマトリ
ックスポリマーに提供する、MBSコアシェル組成物を
提供する。特に本発明は、約70%を超える重量フラク
ションのゴム状コアを有し、さらに20℃以上で凝固さ
れるとき、約300ミクロンより小さい平均スラリー粒
子サイズを有するコアシェルMBS耐衝撃性改良剤であ
って、PVCとブレンドされ、優秀な透明性、低い曇り
度、低いカラーリバーサル(color revers
al)、および落下時の低減された破壊によって示され
る高い衝撃強さを有するプラスチックボトルを製造する
ことができるコアシェルMBS耐衝撃性改良剤を提供す
る。
【0011】本発明の耐衝撃性改良剤は、(A)ジオレ
フィンを含むコポリマーのようなゴム状コア、(B)ビ
ニル芳香族モノマーを含むポリマーのような硬質ポリマ
ーから主としてなる内側グラフトステージ、(C)主と
してアルキルアクリレートモノマーおよび/または多不
飽和架橋剤からなる中間シーラーステージ、および
(D)メチルメタアクリレートのようなアルキルメタア
クリレートモノマーから主としてなり、コアシェルポリ
マーとマトリックスポリマーの相溶性を提供する外側シ
ェルを有するコアシェルポリマーである。
【0012】本発明の耐衝撃性改良剤は、 (A)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーに由来す
る単位約15〜約35重量%、および少なくとも1つの
ジオレフィンモノマーに由来する単位約65〜約85重
量%を含むコア、約70〜約85部; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたは少
なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリレートモ
ノマーを含む内側グラフトステージ、約8〜約14部; (C)C−Cアルキルアクリレートまたは多不飽和
架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを含む
中間シーラーステージ、約0.1〜約5部;および (D)少なくとも1つのC−Cアルキル(メタ)ア
クリレートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香
族モノマーを含む外側シェル、約10〜約16部を含
む。
【0013】本発明の他の態様は、少なくとも1つのマ
トリックスポリマーと耐衝撃性改良剤組成物の、マトリ
ックスポリマー:耐衝撃性改良剤の重量比、約99:1
〜約70:30でのブレンドである。本発明のさらに他
の態様は、上述の組成物およびブレンドによって製造さ
れた、成形部品、ボトル、シート、フィルム、パイプ、
フォーム、容器、形材、または他の物品を含む。
【0014】発明者は、 (A)約65%〜約85%のジオレフィンモノマーおよ
び約15%〜約35%の少なくとも1つのビニル芳香族
モノマーを含む、第1のモノマー混合物約70〜約85
部を、乳化剤およびフリーラジカル開始剤の存在下で、
モノマーのポリマーへの転化率が60%〜90%になる
まで乳化重合し; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたはC
−Cアルキルメタアクリレートモノマーを含む、第
2のモノマー混合物を約8〜約14部添加しつつ、第1
のモノマー混合物の重合を継続し; (C)ポリマーへの転化率が少なくとも90%になるま
で、第2のモノマー混合物の重合を継続し; (D)C−Cアルキルアクリレートまたは多不飽和
架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを含む
第3のモノマー混合物、およびフリーラジカル開始剤を
約0.1〜約5部添加し;さらに (E)少なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリ
レートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香族モ
ノマーを含む、第4のモノマー混合物を約10〜約16
部添加し、フリーラジカル開始剤を添加し、ポリマーへ
の転化率が少なくとも95%になるまで重合を続けるこ
とを含み、工程(A)〜(E)の間の反応温度が20℃
〜100℃の範囲である、20℃より高い温度で凝固さ
れる場合に、約300ミクロン以下の平均スラリー粒子
サイズを有するコアシェル耐衝撃性改良剤の製造方法も
見いだした。
【0015】また、発明者は、 (A)約65%〜約85%のジオレフィンモノマーおよ
び約15%〜約35%の少なくとも1つのビニル芳香族
モノマーを含む、第1のモノマー混合物約70〜約85
部を、乳化剤およびフリーラジカル開始剤の存在下で、
モノマーのポリマーへの転化率が60%〜90%になる
まで乳化重合し; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたはC
−Cアルキルメタアクリレートモノマーを含む、第
2のモノマー混合物を約8〜約14部添加しつつ、第1
のモノマー混合物の重合を継続し; (C)ポリマーへの転化率が少なくとも90%になるま
で、第2のモノマー混合物の重合を継続し;さらに (D)少なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリ
レートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香族モ
ノマーを含む、第3のモノマー混合物を約10〜約16
部添加し、フリーラジカル開始剤を添加し、ポリマーへ
の転化率が少なくとも95%になるまで重合を続けるこ
とを含み、工程(A)〜(D)の間の反応温度が60℃
〜70℃の範囲である、マトリックスポリマーブレンド
に顕著に改良された衝撃特性を提供する、コアシェル耐
衝撃性改良剤の製造方法を見いだした。
【0016】コアシェル耐衝撃性改良剤のそれぞれの製
造方法におけるさらなる変法としては、所望の粒子サイ
ズの制御または得られるポリマーの構造的改良のため
に、予備形成されたポリマー分散物(「シード」ラテッ
クス)の存在下で第1のモノマー混合物を重合する方法
がある。「シード」ラテックスはしばしば、100nm
以下の様な小粒子サイズである。予備形成ポリマー分散
物は、ポリ(ブタジエン)の様なゴム状物質のポリマー
であることができ、コアポリマーと組成において同じ
か、または異なることができる。他には、それは、My
ersらが米国特許第3971835号で教示するよう
な、屈折率を調節するために存在する、例えば、ポリス
チレンまたはポリ(メチルメタアクリレート)のような
硬質非ゴム状ポリマーであることができる。
【0017】それぞれの方法におけるさらなる変法とし
ては、工程(A)の間で、第1のモノマー混合物の転化
率が60〜90%となり、70−110nmの粒子サイ
ズを有するポリマーなった後に凝集剤を添加する方法が
ある。
【0018】本明細書を通じて使用される、用語「ステ
ージ(stage)」は、「ステージ」ポリマーを達成
するために様々な手段を提供する、米国特許第3793
402号、米国特許第3971835号、米国特許第5
534594号および米国特許第5599854号のよ
うな公知技術において述べられる意味を含む、その最も
広く可能な意味を含む。本明細書を通じて使用される、
用語「混合物」は1以上の化学的化合物の組み合わせを
含む。本明細書で使用される、用語「部」は「重量部」
を意味する。
【0019】さらに、本発明は、内側グラフトステージ
の形成が完了し、過剰な圧力が排出される後に重合され
る、他のまたは追加のステージを有することを含む。そ
のようなステージは、ジオレフィンポリマーまたはポリ
(アルキルアクリレート)の追加のゴム状ステージ、ま
たは、スチレン、メチルメタアクリレートから主として
重合され、もしくはこれらのみから重合されたポリマ
ー、またはスチレン/メチルメタアクリレートコポリマ
ーの追加の外側ステージを含むことができる。
【0020】アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
(ABS)コポリマー、スチレンアクリロニトリルコポ
リマー、メチルメタアクリレートポリマー、ポリ(塩化
ビニル)(PVC)、例えば、ポリカーボネート、ポリ
エステル、またはポリアミドのような種々のエンジニア
リング樹脂、エポキシのような熱硬化性樹脂、のような
マトリックスポリマー、またはこれらマトリックスポリ
マーの組み合わせの衝撃強さは、特定のMBSコアシェ
ル改良剤の少量の添加によって実質的に向上される。本
発明のMBSコアシェル改良剤は、約70%より大きい
コア重量分率、20℃より高い温度で凝固される場合
に、約300ミクロンより小さいスラリー粒子サイズを
有し、さらに公知のものよりも優れた衝撃特性の改良を
マトリックスポリマーに提供する。これらの耐衝撃性改
良剤は、(A)ジオレフィンを含むコポリマーのような
ゴム状コア、(B)ビニル芳香族モノマーまたはC
アルキルメタアクリレートを含むポリマーのような
硬質ポリマーから主としてなる内側グラフトステージ、
(C)主としてアルキルアクリレートモノマーおよび/
または多不飽和架橋剤からなる中間シーラーステージ、
および(D)メチルメタアクリレートのようなC−C
アルキルメタアクリレートまたはビニル芳香族モノマ
ーから主としてなり、コアシェルポリマーとマトリック
スポリマーの相溶性を提供する外側シェルを有する。
【0021】本発明の耐衝撃性改良剤組成物のコアはゴ
ム状ポリマーであり、概して、ジオレフィンとビニル芳
香族モノマーのコポリマーを含む。好ましいジオレフィ
ンモノマーは、ブタジエンおよびイソプレンのような
1,3−ジエンを含む。ゴム状ポリマーは、例えば、ブ
タジエン−スチレンコポリマー、ブタジエン−スチレン
−(メタ)アクリレートターポリマー、ブタジエン−ス
チレン−アクリロニトリルターポリマー、イソプレン−
スチレンコポリマーなどの、1,3−ジエンゴムコポリ
マーを含むことができる。上述のゴム状ポリマーは、ラ
テックスとして製造されることができるものが特に望ま
しい。特に、乳化重合の結果として得られるブタジエン
−ビニル芳香族コポリマーラテックスが好ましい。コア
においては、架橋が中程度の場合には、部分的に架橋さ
れたポリマーも用いられることができる。さらに、多官
能性不飽和モノマーとも呼ばれる、架橋モノマーまたは
グラフト結合モノマーもコアに共重合されることができ
る。そのような架橋モノマーまたはグラフト結合モノマ
ーは、ジビニルベンゼン、ジアリルマレエート、ブチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タアクリレート、アリルメタアクリレート等を含む。
【0022】コアでのコモノマーの比率は、コアシェル
ポリマーの所望の屈折率(RI)および所望のゴム相硬
度に応じる。コアポリマーにおける、ジオレフィンのビ
ニル芳香族に対する比率の範囲は95:5〜20:8
0、好ましくは85:15〜65:45(重量部)であ
る。ブタジエンの量が20重量部未満の場合には、耐衝
撃性を改良するのが困難である。一方、ブタジエンの量
が95重量部を超える場合には、透明PVCのような、
透明な耐衝撃性改良ポリマーブレンドのための、マトリ
ックスポリマーのRIと適合するのに充分高いRIを有
する改良剤を得ることが困難である。任意に、約0〜約
5重量%の低濃度で、ジビニルベンゼンまたはブチレン
グリコールジメタアクリレートのような架橋モノマーが
含まれ、さらに任意に、コアとシェルを一緒に結びつけ
るために、アリルマレエートのようなグラフト結合モノ
マーが、約0〜約5重量%でゴム状コアポリマー中に含
まれることができる。架橋モノマーのさらなる例は、エ
チレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタアクリレート、ブチレングリコールジアクリレー
ト、オリゴエチレングリコールジアクリレート、オリゴ
エチレングリコールジメタアクリレート、トリメチロー
ルプロパンジアクリレート、トリメチロールプロパンジ
メタアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レートまたはトリメチロールプロパントリメタアクリレ
ートのようなアルカンポリオールポリアクリレートまた
はポリメタアクリレート、およびアリルアクリレート、
アリルメタアクリレートまたはジアリルマレエートのよ
うな不飽和カルボン酸アリルエステルを含む。
【0023】コアの粒子サイズは下限90nm、上限3
00nmであることができるが、耐衝撃性改良ポリマー
ブレンドのためには、120−240nmが好ましい。
耐衝撃性改良剤組成物の内側グラフトステージとして、
室温より高いTgを有するポリマーまたはコポリマー
が、概して、使用されることができる。ビニル芳香族お
よびC−Cアルキルメタアクリレートモノマーの硬
質ポリマーまたはコポリマーが好ましい。このステージ
は約8〜約14部の量で存在する。
【0024】内側グラフトステージのための、好適なビ
ニル芳香族モノマーの例はアルファ−メチルスチレン、
パラ−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエ
ン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレン、ビニルナ
フタレン、イソプロペニルナフタレン、ジビニルベンゼ
ン、および好ましくはスチレンを含む。C−Cアル
キルメタアクリレートモノマーの例は、エチルメタアク
リレート、プロピルメタアクリレート、ブチルメタアク
リレート、および好ましくはメチルメタアクリレートを
含む。
【0025】任意に、C−Cアルキルメタアクリレ
ートおよびビニル芳香族モノマーと共重合可能な1以上
の追加のモノマーが、内側グラフトステージに使用され
ることもできる。追加のモノマーは任意の次のモノマー
の1以上を含むことができる:アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレー
ト、メチルメタアクリレート、エチルメタアクリレー
ト、ジビニルベンゼン、アルファ−メチルスチレン、パ
ラ−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエ
ン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレン、ビニルナ
フタレン、イソプロペニルナフタレン、および、ラウリ
ルメタアクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリ
ルメタアクリレート、ステアリルアクリレート、イソボ
ルニルメタアクリレートのような、より多い炭素数の
(C12−C20)アルキルメタアクリレートおよびア
クリレート。さらに、C−Cアルキルメタアクリレ
ートモノマーおよびビニル芳香族モノマーはいずれか単
独でまたは両方を組み合わせて使用されることができ
る。
【0026】任意に、1以上の追加のモノマーが内側グ
ラフトステージに添加され、RIを調節することができ
る。この追加のモノマーは、コアポリマーにおいて使用
される他の2つのモノマーと共重合する任意のモノマー
であり、改良剤のRIをそれがブレンドされるマトリッ
クスポリマーのRIと適合させるターポリマーを製造す
ることができる。
【0027】中間シーラーステージは、20℃より高い
温度で凝固される場合に、本発明の耐衝撃性改良剤が約
300ミクロンより小さい平均スラリー粒子サイズを有
することを確実にするために加えられる。このステージ
は0.1〜約5部、好ましくは0.5〜2部の量で存在
する。中間シーラーステージ形成のために使用できるモ
ノマーは、C−Cアルキルアクリレートまたは多不
飽和架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを
含む。驚くべきことに、コアシェル組成物に添加される
0.1〜5.0部の範囲の中間シーラーステージの量
は、内側ステージおよびコア上の外側シェルの被覆を改
良し、その結果、小さい平均スラリー粒子サイズを生じ
させる。
【0028】中間シーラーステージにおける好適なC
−Cアルキルアクリレートモノマーは、メチルアクリ
レート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリ
レートおよび好ましくはブチルアクリレートを含む。
【0029】中間シーラーステージにおける好適な多不
飽和架橋剤は、ブチレングリコールジメタアクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジメタアクリレート、ブチレングリコールジアク
リレート、オリゴエチレングリコールジアクリレート、
オリゴエチレングリコールジメタアクリレート、トリメ
チロールプロパンジアクリレート、トリメチロールプロ
パンジメタアクリレート、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、またはトリメチロールプロパントリメタ
アクリレート、のようなアルカンポリオールポリアクリ
レートまたはポリメタアクリレート、およびアリルアク
リレート、アリルメタアクリレートまたはジアリルマレ
エートのような不飽和カルボン酸アリルエステル、およ
び好ましくはジビニルベンゼンを含む。
【0030】耐衝撃性改良剤組成物の外側シェルとし
て、室温より高い温度のTgを有する硬質ポリマーまた
はコポリマーが適し、C−Cアルキルメタアクリレ
ートおよびビニル芳香族モノマーから製造されたポリマ
ーが好ましい。好適なビニル芳香族モノマーの例は、ス
チレン、アルファ−メチルスチレン、パラ−メチルスチ
レン、クロロスチレン、ビニルトルエン、ジブロモスチ
レン、トリブロモスチレン、ビニルナフタレン、イソプ
ロペニルナフタレン、ジビニルベンゼンなどを含む。C
−Cアルキルメタアクリレートモノマーの例は、エ
チルメタアクリレート、プロピルメタアクリレート、ブ
チルメタアクリレートおよび好ましくはメチルメタアク
リレートである。
【0031】任意に、C−Cアルキルメタアクリレ
ートおよびビニル芳香族モノマーと共重合可能な1以上
の追加のモノマーが、外側シェル組成物に使用されるこ
とができる。追加のモノマーは任意の次のモノマーの1
以上を含むことができる:アクリロニトリル、メタアク
リロニトリル、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、2−
エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、メ
チルメタアクリレート、エチルメタアクリレート、ジビ
ニルベンゼン、アルファ−メチルスチレン、パラ−メチ
ルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、ジブロ
モスチレン、トリブロモスチレン、ビニルナフタレン、
イソプロペニルナフタレン、および、ラウリルメタアク
リレート、ラウリルアクリレート、ステアリルメタアク
リレート、ステアリルアクリレート、イソボルニルメタ
アクリレートのような、より多い炭素数の(C12−C
)アルキルメタアクリレートおよびアクリレート。
さらに、C−Cアルキルメタアクリレートモノマー
およびビニル芳香族モノマーはいずれか単独でまたは両
方を組み合わせて使用されることができる。
【0032】任意に、1以上の追加のモノマーがシェル
に添加され、RIを調節することができる。この追加の
モノマーは、コアポリマーにおいて使用される他の2つ
のモノマーと共重合する任意のモノマーであり、改良剤
のRIを、それがブレンドされるマトリックスポリマー
のRIと適合させるターポリマーを製造することができ
る。例えば、マトリックスポリマーがPVCである場合
は、透明な耐衝撃性改良PVCブレンドを製造するため
に、コアシェルポリマーの全体のRIは1.52〜1.
55の範囲であることが好ましい。
【0033】約70%を超えるゴム状コア重量分率、お
よび20℃より高い温度で凝固される場合に約300ミ
クロンより小さい平均スラリー粒子サイズを有するコア
シェル耐衝撃性改良剤エマルジョンの製造においては、
第1工程は、乳化剤およびフリーラジカル開始剤の存在
下で、20℃〜100℃の温度で、エマルジョン中で、
モノマーのポリマーへの60%〜90%の転化率が達成
されるまで、ジオレフィンモノマーと少なくとも1つの
ビニル芳香族モノマーの第1のモノマー混合物を重合し
ゴム状コアを形成することを含む。
【0034】ゴム状コアを形成する好適なジオレフィン
モノマーは、1,3−ジエン、好ましくはブタジエンを
含む。ゴム状コア中でジオレフィンモノマーと共重合す
る好適なビニル芳香族モノマーは、パラ−メチルスチレ
ン、アルファ−メチルスチレン、クロロスチレン、ビニ
ルトルエン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリ
ブロモスチレン、イソ−プロペニルナフタレン、ビニル
ナフタレン、および好ましくはスチレンを含む。
【0035】第1工程では、第1のモノマー混合物が、
反応器に、バッチ式に添加され、または時間中連続的に
供給されることができる。反応温度のよりよい制御を可
能にするので、連続供給が好ましい。典型的には、第1
のモノマー混合物は2〜12時間にわたり反応器に供給
される。
【0036】好適な乳化剤は、特にジオレフィンモノマ
ーの乳化重合で使用される公知のものを含み、アルキ
ル、アリール、アルアルキルまたはアルカリール硫酸ま
たはスルホン酸の塩、アルキルポリ(アルコキシアルキ
ル)エーテル、アルキルポリ(アルコキシアルキル)ス
ルフェート、またはオレイン酸カリウムのような長鎖脂
肪酸のアルカリ塩を含む。ブタジエンポリマーラテック
スが凝集される場合には(以下参照)、イオン性乳化剤
を使用するのが好ましく、特に、脂肪酸石鹸を使用する
のが好ましく、その系は7より大きいpHを有し、pH
を低くすることによって、部分的に不安定化およびマイ
クロ凝集されることができる。
【0037】方法の様々な工程で使用されることができ
るフリーラジカル開始剤は、約室温から約100℃、好
ましくは55℃〜80℃、の範囲の温度で行われるフリ
ーラジカル重合において、好適に利用されていたもので
ある。好適な開始剤は、過硫酸塩、過酸化物、またはペ
ルオキシエステルのような熱活性化開始剤を含む。好適
な開始剤は、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレ
ート、亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウムまた
はイソアスコルビン酸のような還元体と組合わされた、
ヒドロペルオキシド、過硫酸塩または過酸化物のような
オキシダントのような「レドックス」開始剤も含む。ス
チレン(25℃〜50℃で3.5mM)よりも小さい水
溶性の油可溶性開始剤が好ましく、その例としては、ジ
イソプロピルベンゼンヒドロペルオキシド、t−ブチル
パーベンゾエート、t−ブチルペルオキシイソプロピル
カーボネート、t−ブチルペルオキシイソブチレート、
t−ブチルペルオクトエート、ジイソプロピルペルオキ
シジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキ
シジカーボネートなどを含む。レドックス反応は、例え
ば、鉄(II)−エチレン−ジアミンテトラ酢酸(Fe
−EDTA)のような鉄塩のような試薬によって促進さ
れることもできる。
【0038】第2工程は、少なくとも1つのビニル芳香
族モノマーまたはC−Cアルキルメタアクリレート
モノマーを含む第2のモノマー混合物を添加しつつ、第
1のモノマー混合物の重合を継続し、内側グラフトステ
ージを形成することを含む。第2混合物は、コアのため
の第1のモノマー混合物の転化率が60%〜90%にな
った後に添加される。このコアモノマーの転化率の範囲
は全体のプロセス効率を制御するのに重要である。第2
のモノマー混合物を添加する前の、コアモノマーの転化
率が90%より高い場合には、コア反応時間は非常に長
くなりコストの増大を導く。第2のモノマー混合物が添
加されるときに、コアモノマーの転化率が60%より低
い場合には、外側シェル被覆がより乏しくなり、より低
い凝固温度と低減されたマトリックス樹脂との相溶性を
導く。
【0039】第2混合物のための、好適なビニル芳香族
モノマーまたはC−Cアルキルメタアクリレートモ
ノマーは先に述べられた。第2のモノマー混合物は、反
応器に、バッチ式に添加され、または時間中連続的に供
給され、内側グラフトステージを形成することができ
る。反応温度のよりよい制御を可能にするので、連続供
給が好ましい。追加の乳化剤および開始剤が同時に添加
されることもできる。好適な乳化剤および開始剤はコア
を製造する工程において列記されたものであり、同じで
も異なっていてもよい。典型的には、第2のモノマー混
合物、乳化剤および開始剤は、1〜10時間にわたり、
20℃〜100℃の反応温度で、反応器に供給される。
反応温度は55℃〜85℃の間が好ましく、55℃未満
では反応速度は遅くなり、85℃より上では、コア中
で、自己架橋の量の増加がおこる。架橋モノマーまたは
高反応温度によって促進された、コア中の増加された架
橋は、望ましくないことに、衝撃特性を減少させる。
【0040】第3工程は、全モノマーの少なくとも90
%がポリマーに転化率されるまで、内側グラフトステー
ジのための第2のモノマー混合物の重合を継続すること
を含む。この工程は、通常、20℃〜100℃の温度で
さらに1〜24時間、好ましくは55℃〜80℃の温度
で2〜6時間を要する。さらに追加の開始剤および乳化
剤を供給して、少なくとも90%の転化率を達成するこ
とが望ましい。転化率の程度は、エマルジョンの固形分
率を分析することにより決定される。少なくとも90%
の転化率が達成された後、反応器は排気され、後のステ
ージでの未反応ブタジエンの重合を防止することができ
る。転化率が99%より高い場合には、排気は必要では
ない。しかし、99%より高い転化率を達成することは
望ましくない長時間を要することが予想されるので、反
応器は、好ましくは、90%〜98%の範囲の転化率で
排気される。
【0041】第4工程は、C−Cアルキルアクリレ
ートモノマーまたは多不飽和架橋剤から選択される少な
くとも1つのモノマーを含む第3のモノマー混合物、お
よび開始剤を添加し、中間シーラーステージを形成する
ことを含む。中間シーラーステージは、20℃より高い
温度で凝固される場合に、本発明の耐衝撃性改良剤が約
300ミクロンより小さい平均スラリー粒子サイズを有
することを確実にするために加えられる。このステージ
は、0.1〜約5部、好ましくは0.5〜2部の量で存
在する。中間シーラーステージを形成するのに役立つモ
ノマーは、上述のように、C−Cアルキルアクリレ
ートおよび多不飽和架橋剤から選択される少なくとも1
つのモノマーを含む。好ましくは、C−Cアルキル
アクリレートモノマーはブチルアクリレートであり、多
不飽和架橋剤はジビニルベンゼンである。コアの転化率
が60%〜80%の場合には、0.4〜1.5部のブチ
ルアクリレートおよび0.1〜0.5部のジビニルベン
ゼンの混合物を使用することが好ましい。第3のモノマ
ー混合物は、反応器に、20℃〜100℃、好ましくは
55℃〜80℃の温度で添加され、30分〜4時間、好
ましくは1〜2時間反応される。好ましくは、追加の開
始剤および乳化剤が反応器にモノマーと共に供給され
る。追加の開始剤および乳化剤はモノマーと混合され、
反応器に添加されるときに乳化モノマー配合物を形成し
ていることができ、または別々に添加されることもでき
る。この工程のための好適な開始剤および乳化剤は上述
したのと同じであり、さらに、他の工程と同じか、また
は異なることができる。
【0042】第5工程は、少なくとも1つのC−C
アルキルメタアクリレートモノマーまたはビニル芳香族
モノマーを含む第4のモノマー混合物を添加し、開始剤
を添加し、少なくとも95%のポリマーへの転化率が達
成されるまで重合を継続し、外側シェルを形成し、コア
シェルポリマーの製造を完了することを含む。第4のモ
ノマー混合物は、20℃〜100℃、好ましくは55℃
〜80℃の温度で、反応器に添加され、30分から4時
間、好ましくは1〜2時間の間反応される。追加の開始
剤および乳化剤を反応器にモノマーと共に供給すること
も好ましい。追加の開始剤および乳化剤はモノマーと混
合され、反応器に添加されるときに乳化モノマー配合物
を形成していることができ、または別々に添加されるこ
ともできる。耐衝撃性改良剤組成物の外側シェルの製造
のための好適なモノマーは、室温より高いTgの硬質ポ
リマーまたはコポリマーを形成するモノマーであり、好
ましくは、C−Cアルキルメタアクリレートおよび
ビニル芳香族モノマーから選択される。好適なモノマ
ー、C−Cアルキルメタアクリレートおよびビニル
芳香族と共重合可能な任意の追加のモノマーの例は上述
の通りである。
【0043】任意に、1以上の連鎖移動剤が、上述の任
意の製造工程の間に導入され、重合の程度を制御するこ
とができる。アルキルメルカプタンのような公知の一般
的な連鎖移動剤またはそれらの混合物が用いられ、分子
量を制御する。非常に改良された衝撃特性をマトリック
スポリマーブレンドに提供するコアシェル耐衝撃性改良
剤を製造するために、コアシェルポリマーは60℃〜7
0℃の範囲の温度で製造される。好ましくは、油溶性開
始剤がこの方法の間に使用される。
【0044】次の変法は上述の組成物および両方の製造
方法に適用される。任意に、1以上の追加のモノマーが
シェルに添加され、RIを調節することができる。この
追加のモノマーは、第4のモノマー混合物と共重合し、
改良剤のRIとそれがブレンドされるマトリックスポリ
マーのRIとを合わせることを可能にする任意のモノマ
ーであることができる。RIを制御するための好適な追
加のモノマーは上述されたとおりである。
【0045】第1のモノマー混合物は、所望の粒子サイ
ズの制御または得られるポリマーの構造的修飾のため
に、予備形成ポリマー分散物(「シード」ラテックス)
の存在下で、重合されることができる。シードラテック
スは、しばしば、100nm未満のような小粒子サイズ
であり、その組成は形成されるべきゴム状相の組成と類
似する。予備形成ポリマー分散物は、ポリ(ブタジエ
ン)のようなゴム状物質のポリマーであることができ、
組成においてはコアポリマーと同様か、または異なって
いることができる。他には、それは、例えば、ポリスチ
レンまたはポリ(メチルメタアクリレート)のような硬
質非ゴム状ポリマーであることができ、Myersらの
米国特許第3971835号に教示されるように、屈折
率を調節する。
【0046】第1のモノマー混合物の転化率が60%〜
90%となり、70−110nmの粒子サイズを有する
ポリマーとなった後に、凝集剤を添加して、コア粒子サ
イズを制御することもできる。凝集は、固形分の調節制
御、エマルジョンの強い剪断、または、塩化ナトリウ
ム、次亜リン酸カリウム、塩化カリウム、またはリン酸
ナトリウムのような無機酸の水溶性塩のような電解質の
注意深く制御された添加によるようないくつかの方法で
達成されることができる。凝集が行われるか否かにかか
わらず、乳化剤として脂肪酸のアルカリ塩を利用するこ
とが好ましく、凝集剤は、塩酸、酢酸またはリン酸のよ
うな酸であることが好ましい。酸が使用される場合に
は、凝集の後に、充分な水酸化アルカリが添加され、p
Hを凝集工程の前の値に戻すことが好ましい。
【0047】pH調節および/または凝集のために使用
される酸は、任意の有機または無機酸、好ましくは、塩
酸、硫酸、リン酸、酢酸、メタンスルホン酸または酒石
酸のような水溶性の酸であることができる。凝集は、塩
化ナトリウムまたは塩化カリウムのような塩の制御され
た添加によって達成されることもできる。エチルアクリ
レート/メタアクリル酸コポリマーのようなポリマー酸
と凝集することは公知であるが、これらは反応系の過剰
な稀釈を引き起こし、特定の「透明」ポリマーブレンド
用途において、時折より望ましくない、凝集体の広範な
粒子サイズ分布を生じがちである。
【0048】コアシェルポリマーはエマルジョンから様
々な方法で単離されることができ、好ましい方法は噴霧
乾燥または電解質添加によるような凝固である。米国特
許第4897462号のような文献に開示される任意の
種々の技術が、単離の間、エマルジョンに適用されるこ
ともでき、乾燥された場合に、公知の単離された粉体よ
りも顕著な粉体フロー、低ダストおよび高バルク密度を
示す球状生産物を生じる。平均スラリー粒子サイズは約
100〜約300ミクロンの範囲であり、好ましくは約
200〜約250の範囲である。好ましい平均スラリー
粒子サイズは、マトリックスポリマー中での分散、取り
扱い時のダストの形成、粉体圧縮、流動性、およびウエ
ットケーキ乾燥に関連する問題を回避するのに必要とさ
れる。MBSコアシェルポリマーのための公知の凝固方
法においては、凝固温度とともに、平均スラリー粒子サ
イズが概して増大する。
【0049】高温で乾燥または加工される場合に、ブタ
ジエンポリマーは熱分解に敏感であるので、1以上の熱
安定剤が、単離の間およびマトリックスポリマーとのブ
レンドの間に添加されることができる。好適な熱安定剤
は、オクタデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロ桂皮酸、および2−t−ブチル−5−メチル
フェノールとクロトンアルデヒドとの反応生成物を含
む。熱安定剤は、エポキシ化大豆油のような追加の乳化
剤も含み、乳化を助けることもできる。
【0050】本発明のコアシェルポリマーは様々な方法
で使用されることができる。それらはポリ(塩化ビニ
ル)と混合され、カレンダーシート、射出成形製品、ブ
ロー成形製品または押出製品のような多くの用途におい
て衝撃強度を改良することができる。コアシェルポリマ
ーの構成モノマーが、屈折率が注意深く適合されるよう
な方法で添加される場合、得られたポリマーは、店で使
用するための市販製品を包む容器、包装食品、および水
のような液体を包装するための透明ボトルのような透明
包装用途に役立つ。本発明のコアシェル改良剤は特に、
耐落下衝撃性が必要とされるPVCボトルに役立つ。
【0051】ポリマーは、メチルメタアクリレートポリ
マー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、ポリ
(エチレンテレフタレート)またはポリ(ブチレンテレ
フタレート)のような芳香族ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリアミドまたはポリアセタールのような他の
多くのポリマーマトリックスと混合されることができ
る。そのようなブレンドの利用法は様々であるが、電気
機器またはコンピュータのような器具のパネルおよびハ
ウジング、およびパネルのような自動車部品を含む。
【0052】実施例 装置および一般的方法 次の実施例においては、コアシェルポリマーが、136
0kPa(200psig)の圧力に耐えることがで
き、圧力ブローアウトディスク、スターラ、反応器を排
気する手段、形成されたポリマーエマルジョンを容器に
排出する手段、温度を記録する手段、エマルジョン溶液
を添加するための手段、開始剤を添加するための手段、
および加圧下でモノマーを添加する手段を備え付けられ
た適当な撹拌加圧ケトル内で製造された。
【0053】エマルジョン粒子の粒子サイズはNano
sizer BI−90を用いて測定された。エマルジ
ョン粒子サイズは、全てのサンプルで175nm+/−
10nmであった。次の実施例の全てにおいて使用され
る安定剤は、エポキシ化大豆油、オクタデシル3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロ桂皮酸、および
2−t−ブチル−5−メチルフェノールとクロトンアル
デヒドの反応生成物の混合物であった。各実施例のコア
シェルポリマーは、よく撹拌された0.3%〜1%の塩
酸溶液に、20℃〜35℃の温度でエマルジョンを添加
し、1.5部のMMA/エチルアクリレート(90/1
0)エマルジョンの稀釈ラテックスを添加することによ
って凝固され、続いて、pHを5.5に調節し、スラリ
ーを60℃に加熱し、ウエットケーキを脱水し、ウエッ
トケーキを水で再洗浄し、pHを2.7に調節し、再度
濾過し、乾燥した。スラリーの平均粒子サイズは、Ma
lvern 2600 Series Particl
e Size Analyzer(Malvern I
nstruments,Worcestershir
e,England)を用いて決定された。
【0054】コアシェルポリマーは、高速回転ミキサー
中で、表1に示されるPVCボトル配合物にブレンドさ
れた。これらのブレンドは、1 1/4’’シングルス
クリュー押出器で配合され、ペレット化された。ペレッ
トは、Bekum BAE−1押出ブロー成形機で、1
6オンスのボストンラウンドボトル(Bostonro
und bottles)に押出ブロー成形された。ボ
トルは、ASTMD−2463、方法C、累積落下衝撃
法(Cumulative Drop Impact
Method)に記載されるような落下衝撃の試験に供
された。さらに、これらのボトルから切り出されたパネ
ルが、Hunter Lab D−25比色計を用いて
ASTM D−1003に記載されるような光透過性お
よび色の試験をされた。ボトルパネルの青/黄色相が2
つの方法で測定された。第1は、Hunter L,
a、bスケールの「b」値が測定された。Hunter
「b」値は黄−青を測定し、この値を決定する方法は、
HUNTERLAB TRISTIMULUS COL
ORIMETER MODEL D25P−9(re
v.A)取扱説明書に提供される。試験されたPVC/
コアシェルボトルの全てのHunter「b」値は0.
5〜1.1の範囲であった。測定された第2のパラメー
タはScattered Yellowness In
dex(SYI)と呼ばれる。SYIは、全透過値の代
わりに、拡散(散乱)透過値を用いて、ASTM−D−
1925の黄色度指数(YI)法に従って算出された。
試験された全てのPVC/コアシェルボトルのSYI値
は−54.3〜−23.2の範囲であった。全光透過
「Y」および曇りパーセント「曇り%」も測定され、試
験された全てのPVC/コアシェルボトルのY値は8
7.1〜89.9の範囲であり、試験された全てのPV
C/コアシェルボトルの曇り%値は3.0〜4.6の範
囲であった。これらの光学的結果は、試験された全ての
コアシェルポリマーが透明なPVCボトルの製造に適す
ることを示す。
【0055】
【表1】
【0056】次の実施例および比較例は発明を例示する
ために提供されるが、発明はこれらの実施例によって限
定されるべきものではない。全ての部および%は、他に
示されない限りは、重量部および重量%である。実施例
においては、次の略語が用いられる: Bd=ブタジエン BA=ブチルアクリレート MMA=メチルメタアクリレート St=スチレン DVB=ジビニルベンゼン CHP=クメンヒドロペルオキシド DIBHP=ジイソプロピルベンジルヒドロペルオキシ
ド TBIC=tert−ブチルペルオキシイソプロピルカ
ーボネート t−BHP=tert−ブチルヒドロペルオキシド TSPP=ピロリン酸4ナトリウム Fe−EDTA=鉄(II)エチレンジアミンテトラ酢
酸 SFS=ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート KOL=オレイン酸カリウム phr=樹脂(PVC)100部あたり
【0057】組成物の記載においては、シングルスラッ
シュ(「/」)はコポリマーを意味し、かっこ内のシン
グルスラッシュによって分けられた数が特定のステージ
のコポリマー比を示し、ダブルスラッシュ(「//」)
は異なるステージを意味する。よって、コアシェルポリ
マー組成物を記述するための一般的な形式は「コア組成
物」//「内側グラフトステージ組成物」//「中間シ
ーラーステージ」//「外側シェル組成物」である。
【0058】実施例1 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//MM
A、重量比76(75/25)//11//13であ
り、中間シーラーステージを含まない。コアモノマー転
化率は70%であった。好適な反応器に脱イオン水63
10部、TSPPの5%溶液118部、33%エマルジ
ョンのBd/Sty 7/3シードを722部、水酸化
ナトリウム2.5%溶液を13部(または9.8〜1
0.0のpHにするのに必要とされる分だけ)、Fe−
EDTA0.15部、およびリンスのための脱イオン水
250部を、撹拌しつつ充填した。反応器は65℃に加
熱された。65℃で、Bd 4845部およびSty
1615部が、DIBHP(53%活性)49部、SF
Sの2.0%溶液582部およびKOLの15.5%溶
液469部と同時に反応器に供給された。この工程でコ
アシェルポリマーのコアを製造した。70%のコアモノ
マー転化率時に、スチレン935部が、DIBHP(5
3%活性)28部、SFSの2.0%溶液342部およ
びKOLの15.5%溶液275部と一緒に反応器に供
給され、内側グラフトステージを形成した。追加のSF
S2.0%溶液166部およびDIBHP(53%活
性)14部がスチレン供給の終了時に添加された。反応
は65℃で、およそ13時間行われ、95%より多いス
チレンの転化率を確認した。反応器はこの内側グラフト
ステージの終了時に排気された。その後、MMA 11
05部および脱イオン水350部が添加された。DIB
HP(53%活性)18部およびSFS2.0%溶液2
08部が同時に供給され、外側シェルを形成した。反応
は4−5時間行われ、97−100%の転化率であっ
た。反応系は40℃に冷却され、次いで、上述のように
安定化された。48−50%固形分のエマルジョンが得
られた。
【0059】実施例2 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
/DVB//MMA、重量比76(75/25)//1
1//1.5(67/33)//13であった。コアモ
ノマー転化率は70%であった。本実施例のコアシェル
ポリマーは、次の例外を除き、実施例1と同様の方法で
製造された:内側グラフトステージの終了時の排気の
後、BA 80部、DVB(55%活性)72.5部、
t−BHPの2.0%溶液27部、およびSFSの2.
0%溶液19部が、65℃で反応器に供給され、中間シ
ーラーステージを製造した。また、外側シェルの製造に
おいてt−BHPの2.0%溶液312部が、DIBH
Pの代わりに使用された。
【0060】実施例3 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
/DVB//MMA、重量比76(75/25)//1
1//2(50/50)//13であった。コアモノマ
ー転化率は70%であった。本実施例のコアシェルポリ
マーは、次の例外を除き、実施例2と同様の方法で製造
された:内側グラフトステージの終了時の排気の後、B
A 80部、DVB(55%活性)145部、t−BH
Pの2.0%溶液40部、およびSFSの2.0%溶液
28部が、65℃で反応器に供給され、中間グラフトス
テージを製造した。
【0061】実施例4 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
//MMA、重量比76(75/25)//11//1
//13であった。コアモノマー転化率は75%であっ
た。本実施例のコアシェルポリマーは、次の例外を除
き、実施例1と同様の方法で製造された:内側グラフト
ステージの終了時の排気の後、BA 80部、DIBH
P(53%活性)1部、およびSFSの2.0%溶液1
0部が、65℃で反応器に供給され、中間シーラーステ
ージを製造した。
【0062】実施例5 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
/DVB//MMA、重量比76(75/25)//1
1//4.4(91/9)//13であった。コアモノ
マー転化率は75%であった。本実施例のコアシェルポ
リマーは、次の例外を除き、実施例1と同様の方法で製
造された:内側グラフトステージの終了時の排気の後、
BA 340部、DVB(55%活性)62部、DIB
HP(53%活性)4部、およびSFSの2.0%溶液
50部が、65℃で反応器に供給され、1時間反応さ
れ、中間シーラーステージを製造した。
【0063】実施例6 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
/DVB//MMA、重量比76(75/25)//1
1//1.1(91/9)//13であった。コアモノ
マー転化率は68%であった。本実施例のコアシェルポ
リマーは、次の例外を除き、実施例1と同様の方法で製
造された:内側グラフトステージの終了時の排気の後、
BA 80部、DVB(55%活性)15.5部、DI
BHP(53%活性)1部、およびSFSの2.0%溶
液12部が、65℃で反応器に供給され、1時間反応さ
れ、中間シーラーステージを製造した。
【0064】実施例7 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//MM
A、重量比76(75/25)//11//13であっ
た。本実施例のコアシェルポリマーは実施例1と同様に
製造され、コアモノマー転化率は75%であった。
【0065】実施例8 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//BA
/DVB//MMA、重量比76(75/25)//1
1//1.2(83/17)//13であった。コアモ
ノマー転化率は75%であった。本実施例のコアシェル
ポリマーは、次の例外を除き、実施例1と同様の方法で
製造された:内側グラフトステージの終了時の排気の
後、BA 80部、DVB(55%活性)31部、DI
BHP(53%活性)1部、およびSFSの2.0%溶
液15部が、65℃で反応器に供給され、1時間反応さ
れ、中間シーラーステージを製造した。
【0066】実施例9 本実施例の組成物および方法は、内側グラフトステージ
を添加する前のコアモノマー転化率が80%であったこ
とを除き、実施例6の組成物および方法と同じである。
【0067】実施例10 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//MM
A/DVB、重量比76(75/25)//11//1
3(99/1)であり、中間シーラーステージを含まな
い。内側グラフトステージ添加前のコアモノマー転化率
は70%であった。本実施例のコアシェルポリマーは、
次の例外を除き、実施例1と同様の方法で製造された:
内側グラフトステージの終了時の排気の後、MMA 1
105部、DVB(55%活性)22部、および脱イオ
ン水350部が添加された。DIBHP(53%活性)
22部、およびSFSの2.0%溶液270部が同時に
反応器に供給され、外側グラフトシェルを製造した。
【0068】実施例11 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//MM
A、重量比76(75/25)//11//13であ
り、中間シーラーステージを含まない。方法のほとんど
において反応温度は85℃であった。好適な反応器に脱
イオン水6310部、TSPPの5%溶液118部、3
3%エマルジョンのBd/Sty 7/3シードを70
0部、水酸化ナトリウム2.5%溶液を13部(または
9.8〜10.0のpHにするのに必要とされる分だ
け)、Fe−EDTA0.15部、およびリンスのため
の脱イオン水250部を、撹拌しつつ充填した。反応器
は85℃に加熱された。85℃で、ブタジエン4845
部およびスチレン1615部が、t−BHP16部、S
FSの2.0%溶液548部およびKOLの15.5%
溶液876部と同時に反応器に供給され、コアを形成し
た。追加の2%t−BHP溶液50部が添加され、約8
5%のコアモノマー転化率にした。この工程でコアシェ
ルポリマーのコアを製造した。その後、スチレン935
部が、t−BHP 9部、SFSの2.0%溶液322
部、およびKOLの15.5%溶液500部と共に反応
器に供給され、内側グラフトステージを形成した。反応
は85℃で、およそ9時間行われた。最後の1時間の
間、反応系は70℃に冷却された。このステージの転化
率は95%であった。反応器はこの内側グラフトステー
ジの終了時に排気された。その後、MMA1105部お
よび脱イオン水200部が添加された。t−BHPの
2.0%溶液232部およびSFS2.0%溶液155
部が同時に反応器に供給され、外側シェルを形成した。
反応は75℃で2時間行われ、最後の1時間は65℃に
冷却した。最終的な転化率は97−100%であった。
反応系は40℃に冷却され、次いで、上述のように安定
化された。48−50%固形分のエマルジョンが得られ
た。
【0069】実施例12 本実施例の組成物は、Bd/Sty//Sty//MM
A、重量比76(75/25)//11//13であ
り、中間シーラーステージを含まない。本実施例のコア
シェルポリマーは、DIBHPの代わりに外側シェルス
テージの開始剤がTBIC(6部)であったことを除
き、実施例1と同様の方法で製造された。方法のほとん
どにおいて反応温度は50℃であった。
【0070】実施例13 本実施例の組成物は、Bd/Sty/DVB//Sty
//MMA、重量比76(75/25/1)//11/
/13であり、中間シーラーステージを含まない。方法
のほとんどにおいて反応温度は50℃であった。好適な
反応器に脱イオン水6310部、TSPPの5.0%溶
液118部、33%エマルジョンのブタジエンシードを
722部、水酸化ナトリウム2.5%溶液を13部(ま
たは9.8〜10.0のpHにするのに必要とされる分
だけ)、Fe−EDTA0.15部、およびリンスのた
めの脱イオン水250部を、撹拌しつつ充填した。反応
器は50℃に加熱された。50℃で、ブタジエン484
5部、スチレン1615部およびDVB64部が、DI
BHP(53%活性)49部、SFSの2.0%溶液5
82部およびKOLの15.5%溶液469部と同時に
反応器に供給され、コアを形成した。コアモノマーは2
4時間で95%に到達し、その後反応器は排気された。
引き続き50℃で、スチレン935部が、DIBHP
(53%活性)28部、SFSの2.0%溶液342
部、およびKOLの15.5%溶液275部と共に、3
時間にわたり反応器に供給され、内側グラフトステージ
を形成した。追加のSFSの2.0%溶液166部およ
びDIBHP(53%活性)14部が、スチレン供給の
終了時から3時間かけて添加された。反応器は内側グラ
フトステージの終了時に排気された。その後、MMA
1105部および脱イオン水350部が添加された。D
IBHP(53%活性)18部およびSFS2.0%溶
液208部が同時に反応器に供給され、外側シェルを形
成した。外側シェル反応は5−6時間行われ、転化率が
100%にされた。反応系は40℃に冷却され、次い
で、上述のように安定化された。46%固形分のエマル
ジョンが得られた。
【0071】比較例A 米国特許第5534594号の実施例6に基づき、少し
の改変を加えてコアシェル耐衝撃性改良剤が製造され
た。この比較例は、Bd/Sty//Sty//MM
A、重量比70(75/25)//14//16、中間
シーラーステージを含まない、3ステージコアシェルポ
リマー組成物が、20℃より高い温度で凝固される場合
に、300ミクロンより大きい平均スラリー粒子サイズ
を有することを示す。
【0072】好適な反応器に脱イオン水6368部、ピ
ロリン酸4ナトリウム(TSPP)の5%溶液122
部、20%エマルジョンのB/S 7/3シードを6
7.5部、水酸化ナトリウム2.5%溶液を27部(ま
たは9.8〜10.0のpHにするのに必要とされる分
だけ)、Fe−EDTA0.15部、SFSの6.0%
溶液22.5部、t−BHP2.7部、およびリンスの
ための脱イオン水150部を、撹拌しつつ充填した。反
応器は85℃に加熱された。85℃で、ブタジエン51
48部、スチレン1571部が、t−BHP27部、S
FSの6.0%溶液304部およびオレイン酸カリウム
の15.5%溶液761部と同時に反応器に供給され、
コアを形成した。コアモノマー転化率が約77%となっ
た後、スチレン1125部が、t−BHPの5.0%溶
液405部、SFSの6.0%溶液281部および脱イ
オン水150部と共に反応器に供給された。最後の2時
間、反応系は65℃に冷却された。このステージのター
ゲットの転化率は95%であり、その後、反応系は排気
され、ブタジエンがドライアイストラップ中に回収され
た。排気の後、MMA1012部、ブチルアクリレート
112.5部、オレイン酸カリウムの15.6%溶液1
10部および脱イオン水150部が添加された。t−B
HPの2.0%溶液232部およびSFS2.0%溶液
155部が同時に反応器に供給された。反応系は65℃
で3時間維持された。最終転化率は100%であった。
反応系は40℃に冷却され、次いで、上述のように安定
化された。50−52%固形分のエマルジョンが得られ
た。
【0073】比較例B 米国特許第5534594号の実施例4に基づき、少し
の改変を加えてコアシェル耐衝撃性改良剤が製造され
た。この比較例は、Bd/Sty/DVB//Sty/
MMA//MMA/Sty、重量比70(75/25/
1)//15(93/7)//15(93/7)、中間
シーラーステージを含まない、3ステージコアシェルポ
リマー組成物が、20℃より高い温度で凝固される場合
に、300ミクロンより大きい平均スラリー粒子サイズ
を有することを示す。
【0074】好適な反応器に脱イオン水8600部、オ
レイン酸カリウムの15.5%溶液339部、TSPP
の5.0%溶液117部、Fe−EDTA 0.25
部、NaOHの20%溶液2部、硫酸鉄(II)7水和
物0.14部、スチレン875部、DVB(55%活
性)63.6部、DIBHP 11部、SFSの5.0
%溶液40部、およびブタジエン2625部を充填し
た。温度は50℃に調節され、転化率が約70%となる
まで、5−6時間維持された。その後、温度は70℃に
上げられ、塩化カリウム10%溶液1125部、脱イオ
ン水800部、スチレン700部、MMA 50部、ク
メンヒドロペルオキシド3.4部、およびSFSの2.
0%溶液113部が添加され、温度は70℃に維持され
た。3時間後、オレイン酸カリウムの15.5%溶液2
26部、水酸化ナトリウムの2.5%溶液200部、脱
イオン水500部、MMA700部、スチレン50部、
クメンヒドロペルオキシド0.4部、脱イオン水100
部、t−BHPの2.0%溶液169部およびSFSの
2.0%溶液112.5部が添加され、3時間反応され
た。最後の1時間は、反応系は65℃に冷却され、約1
00%の転化率が達成された。反応器は排気され、未反
応ブタジエンがドライアイストラップ中に回収された。
反応系は40℃に冷却され、次いで、上述のように安定
化された。48−50%固形分のエマルジョンが得られ
た。
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】表2の結果は、Troyによって教示され
るような(比較例AおよびB)、凝固されたMBSコア
シェルポリマーの平均スラリー粒子サイズが、300ミ
クロンより大きく、望ましくないことを示す。また、表
2の結果は、約20℃より高い温度で凝固される場合
に、MBSコアシェルポリマーへの中間シーラーステー
ジの添加が、300ミクロンよりも充分に小さい平均ス
ラリー粒子サイズを望ましく提供することを示す。
【0079】表3の結果は、Troyにより教示される
MBSコアシェルポリマー(中間シーラーステージを有
さず、50℃または85℃で製造された、比較例Aおよ
びB)とブレンドされたPVCボトルは、概して、本発
明のMBSコアシェルポリマーとブレンドされたPVC
ボトルよりも、より大きい落下時の破壊パーセントを有
することを示す。
【0080】表4の結果は、約65℃で製造された種々
のMBSポリマーが、50℃または85℃で製造された
同様のコアシェルポリマーよりも、落下時に実質的に低
い破壊率を有する耐衝撃性改良PVCボトルを提供する
ことを示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)少なくとも1つのビニル芳香族モ
    ノマーに由来する単位約15〜約35重量%、および少
    なくとも1つのジオレフィンモノマーに由来する単位約
    65〜約85重量%を含むコア、約70〜約85部; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたは少
    なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリレートモ
    ノマーを含む内側グラフトステージ、約8〜約14部; (C)C−Cアルキルアクリレートまたは多不飽和
    架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを含む
    中間シーラーステージ、約0.1〜約5部;および (D)少なくとも1つのC−Cアルキル(メタ)ア
    クリレートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香
    族モノマーを含む外側シェル、約10〜約16部を含
    む、コアシェル耐衝撃性改良剤組成物。
  2. 【請求項2】 中間シーラーステージ(C)の多不飽和
    架橋剤がジビニルベンゼンであり、C−Cアルキル
    アクリレートモノマーがブチルアクリレートである請求
    項1記載のコアシェル耐衝撃性改良剤。
  3. 【請求項3】 ビニル芳香族モノマーが、スチレン、パ
    ラ−メチルスチレン、アルファ−メチルスチレン、クロ
    ロスチレン、ビニルトルエン、ブロモスチレン、ジブロ
    モスチレン、トリブロモスチレン、イソプロペニルナフ
    タレン、またはビニルナフタレンから選択され、ジオレ
    フィンモノマーがブタジエンである請求項1または2記
    載のコアシェル耐衝撃性改良剤。
  4. 【請求項4】 (A)1以上のマトリックスポリマー; (B)請求項1、2または3記載の組成物;を含み、
    (A):(B)の重量比が約99:1〜約70:30で
    あるポリマーブレンド。
  5. 【請求項5】 マトリックスポリマーがポリ(塩化ビニ
    ル)である請求項4記載のポリマーブレンド。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載のポリマーブレン
    ドから製造された物品。
  7. 【請求項7】 (A)約65%〜約85%のジオレフィ
    ンモノマーおよび約15%〜約35%の少なくとも1つ
    のビニル芳香族モノマーを含む、第1のモノマー混合物
    を、乳化剤およびフリーラジカル開始剤の存在下で、モ
    ノマーのポリマーへの転化率が60%〜90%になるま
    で乳化重合し; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたはC
    −Cアルキルメタアクリレートモノマーを含む、第
    2のモノマー混合物を添加しつつ、第1のモノマー混合
    物の重合を継続し; (C)ポリマーへの転化率が少なくとも90%になるま
    で、第2のモノマー混合物の重合を継続し; (D)C−Cアルキルアクリレートまたは多不飽和
    架橋剤から選択される少なくとも1つのモノマーを含む
    第3のモノマー混合物、およびフリーラジカル開始剤を
    添加し;さらに (E)少なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリ
    レートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香族モ
    ノマーを含む、第4のモノマー混合物を添加し、フリー
    ラジカル開始剤を添加し、ポリマーへの転化率が少なく
    とも95%になるまで重合を続けることを含み、工程
    (A)〜(E)の間の反応温度が20℃〜100℃の範
    囲である、70%を超えるゴム状コア重量分率を有する
    コアシェル耐衝撃性改良剤エマルジョンの製造方法。
  8. 【請求項8】 工程(D)のC−Cアルキルアクリ
    レートモノマーがブチルアクリレートである請求項7記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 反応温度が55℃〜80℃の範囲である
    請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 (A)約65%〜約85%のジオレフ
    ィンモノマーおよび約15%〜約35%の少なくとも1
    つのビニル芳香族モノマーを含む、第1のモノマー混合
    物を、乳化剤およびフリーラジカル開始剤の存在下で、
    モノマーのポリマーへの転化率が60%〜90%になる
    まで乳化重合し; (B)少なくとも1つのビニル芳香族モノマーまたはC
    −Cアルキルメタアクリレートモノマーを含む、第
    2のモノマー混合物を添加しつつ、第1のモノマー混合
    物の重合を継続し; (C)ポリマーへの転化率が少なくとも90%になるま
    で、第2のモノマー混合物の重合を継続し;さらに (D)少なくとも1つのC−Cアルキルメタアクリ
    レートモノマーまたは少なくとも1つのビニル芳香族モ
    ノマーを含む、第3のモノマー混合物を添加し、フリー
    ラジカル開始剤を添加し、ポリマーへの転化率が少なく
    とも95%になるまで重合を続けることを含み、工程
    (A)〜(D)の間の反応温度が60℃〜70℃の範囲
    である、70%を超えるゴム状コア重量分率を有するコ
    アシェル耐衝撃性改良剤エマルジョンの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10の方法によって製造
    されたポリマー製品。
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