JPH04106147A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH04106147A
JPH04106147A JP22347890A JP22347890A JPH04106147A JP H04106147 A JPH04106147 A JP H04106147A JP 22347890 A JP22347890 A JP 22347890A JP 22347890 A JP22347890 A JP 22347890A JP H04106147 A JPH04106147 A JP H04106147A
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JP
Japan
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parts
weight
butadiene
vinyl chloride
vinyl
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Pending
Application number
JP22347890A
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English (en)
Inventor
Satoshi Suzuki
聡 鈴木
Akira Takagi
彰 高木
Mamoru Sumikura
護 角倉
Emiko Egashira
江頭 恵美子
Toshihiko Hasegawa
長谷川 俊彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
さらに詳しくは、塩化ビニル系樹脂の優れた透明性を保
持しながら、従来品より優れた耐衝撃性を発現する塩化
ビニル系樹脂組成物に関する。
し従来の技術・発明か解決しようとする課題]塩化ビニ
ル系樹脂の透明性を損なわすに耐衝撃性を改良する強化
剤として、ブタジェン系ゴムにメチルメタクリレート、
スチレンなどをグラフト重合させた、いわゆるMBS樹
脂が開発され使用されている。強化剤の配合により塩化
ビニル系樹脂の透明性が低下しないことが重要であり、
その後も塩化ビニル系樹脂の透明性を損なわずに耐衝撃
強度を改良する多くの提案がなされている(たとえば、
特開昭59−221317号公報)。しかし、当該分野
での品質改良に対する要望はまだまた根強く、さらなる
改良が待たれている。
塩化ビニル系樹脂の強化剤の耐衝撃性付与能力を大幅に
向上させる方法として、強化剤中のブタジェン含有率を
増やす方法がよく知られている。そのためにグラフト共
重合体中のゴム成分の割合を増やしたり、ゴム成分中の
ブタジェン含有率を増やす方法が試みられている。しか
し、前者のゴム成分の割合を増やす方法には、ゴム成分
の割合が65%(重量%、以下同様)をこえるあたりか
ら、グラフト共重合体が製造時に塊状化し、良好なパウ
ダーかえられないうえ、塩化ビニル系樹脂に混合したの
ちの最終成形体の透明性が低下するという大きな問題が
ある。
また、後者のゴム成分中のブタジェン含有率を増やす方
法には、最終成形体の透明性が著しく低下するという大
きな問題がある。このような問題のため、強化剤中のブ
タジェン含有率が60%以上で高い耐衝撃性付与能力を
有し、しかも透明性を損なうことのない強化剤は供され
ていない。
一方、グラフト成分におけるスチレンの使用による物性
低下を防止するために、グラフト成分中にさらにアクリ
ロニトリルを使用することも行なわれている。しかしな
がら、アクリロニトリルの使用は、最終成形体の用途に
よっては食品衛生上杆まれないばあいもある。
本発明は、塩化ビニル系樹脂の強化剤の耐衝撃性付与能
力を向上させる方法である強化剤中のゴム成分中のブタ
ジェン含有率を増やす方法において、グラフト成分にア
クリロニトリルを使用することなく巧みに該方法を適用
することによってその欠点であった透明性低下の問題を
解決し、透明性と高い耐衝撃性との両立をはかることを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、人ブタジェン80〜100重量%およびこれ
と共重合可能な他のビニル単量体20〜0重量%からな
るブタジェン系重合体60〜80重量部の存在下に、芳
香族ビニル単量体50〜95重量%、メタクリル酸メチ
ル50〜5重量%およびそれらと共重合可能な他のビニ
ル単量体30〜O重量%からなる単量体40〜20重量
部を乳化重合させてえられるグラフト共重合体であって
、ブタジェン含有率が60重量%以上であるグラフト共
重合体3〜30重量部と fB)塩化ビニル系樹脂97〜70重量部とからなる耐
衝撃性および透明性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物に
関する。
本発明では、(1)強化剤中のブタジェン含有率を増や
すために、ゴム成分中のブタジェン含有率および強化剤
中のゴム成分の割合を高める、(2)強化剤中のブタジ
ェン含有率の増加に伴う強化剤中の屈折率の低下を防ぐ
ために、グラフト成分中の芳香族ビニル単量体の割合を
大幅に高くする、(3)また、強化剤中のゴム成分の割
合増加に伴う製造時における共重合体粒子の塊状化を防
止するのに、グラフト共重合前にブタジェン系重合体を
架橋性単量体で処理するのが有効であり、したがってさ
らには、製造時のパウダー化を改良するために、ゴムラ
テックスに架橋性単量体などを反応させる、などするこ
とにより前記目的の達成を図っている。
[実施例] 本発明に用いるブタジェン系重合体は、ブタジェン単独
またはブタジェンおよびこれと共重合可能なビニル単量
体からなる単ff1(本を、を二とえば通常の乳化重合
法によって重合すること(こよりえられる。前記共重合
可能なビニル!j、 ffi (本の使用量は0〜20
%であり、ブタジェン系重合体の屈折率をあげたり架橋
構造をイ寸勾、する必要があるばあいに使用される。改
善する性質およびその程度などにより、使用されるビニ
ルlti ffi体の種類や量などは異なる力(、たと
えζI使几1量としては、通常、ブタジェン系重合イ本
1コζこ0.1〜5部程度以上含有されるよう1こ使用
するの力(、必要とされる性質を有効に改善すると0う
At・ら好ましい。
前記ブタジェンと共重合可能なビニルJli ! (本
の具体例としては、たとえ(fスチレンなどの芳香族ビ
ニル単量体、アクリロニド1ノルなどのシアン化ビニル
単量体、エチルアク1ル−トやブチルアクリレートなど
の炭素数1〜5f呈度のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステルジビニルベンゼンやモノエチレンク゛
ルコールジメタクリレートなどの架橋性単量体など力(
あζfられるが、これらに限定されるものではない。
これらは単独で用いてもよく、2種以」二併用してもよ
い。
前記ブタジェン系重合体を製造する際のブタジェンとこ
れと共重合可能な他のビニル単量体との使用割合は、ブ
タジエンノ(重合体中のブタジェンの割合が80〜10
0%、好ましくは85〜95%、他のビニル単量体の割
合が20〜0%、好ましくは15〜5%となる割合であ
る。ブタジェンの含有率が80%未満になると、えられ
る塩化ビニル系樹脂組成物の耐衝撃強度が従来と同程度
のレベルにしかならなくなり、好ましくない。
重合は、たとえば通常の乳化重合によりこれらの単量体
を1段で重合させてもよいが、ブタジェン約60〜80
%とこれと共重合可能な他のビニル単量体約20〜0%
とをまず重合させ、そののち残りのブタジェンを重合さ
せるのが透明性という点からより好ましい。
このようにしてえられるブタジェン系重合体は、ブタジ
ェン含有率が80〜100%と従来の強化剤と比して高
いため、かかるブタジェン系重合体を用いてえられる強
化剤は塩化ビニル系樹脂の耐衝撃強度を大幅に向上させ
うる。
ブタジェン系重合体は、次のグラフト重合工程において
は水性ラテックスの形態で用いられる。通常、乳化重合
によってえられたゴムラテックスをそのまま使用するの
が便利である。
グラフト重合は、前記ブタジェン系重合体60〜80部
(重量部、以下同様)、好ましくは65〜75部の存在
下に、芳香族ビニル単量体50〜95%、メタクリル酸
メチル50〜5%およびこれらと共重合可能な他のビニ
ル単量体0〜30%、好ましくは0または0.1〜20
%からなる単量体40〜20部、好ましくは35〜25
部を、ブタジェン系共重合体との合計量が100部にな
るように乳化重合することによって行なわれる。
製造中に重合体粒子が凝集して塊状化するのを防止する
ために、グラフト重合を行なう前にブタジェン系共重合
体ラテックスに架橋性単量体を添加し反応せしめてブタ
ジェン系重合体粒子を処理してもよい。グラフト重合前
にかかる処理を行なうばあい、架橋性単量体はアクリル
酸またはメタクリル酸のアルキルエステルを併用しても
よく、前記ブタジェン系共重合体60〜80部、好まし
くは65〜75部の存在下に、架橋性単量体0.1〜3
部およびアクリル酸アルキルエステルおよびメタクリル
酸アルキルエステルの少なくとも〕種O〜3部が反応せ
しめられる。
架橋性単量体は、グラフト重合工程において、グラフト
成分がブタジェン系重合体粒子の内部ではなく表面で重
合するのに役立ち、グラフト共重合体が製造時に塊状化
して良好なパウダーかえられないという問題が解消され
る。架橋性単量体は、該ブタジェン系重合体と次工程で
用いるグラフト成分の合計100部に対して、0.1〜
3部用いられる。ブタジェン系共重合体の量が7a部を
越えるばあいには、架橋性単2体を0、3〜3部用いる
のが好ましい。また、前記アクリル酸アルキルエステル
およびメタクリル酸アルキルエステルの少なくとも1種
(以下(メ夕)アクリル酸アルキルエステルともいう)
は、前記架橋性単量体を反応させてえられるグラフト共
重合体の透明性と衝撃性強度とを微調整するために、必
要に応して使用される。(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを使用するばあい、通常、ブタジェン系重合体6
0〜80部に対して0.5部程度以上用いるのが前記目
的のためには好ましい。使用量が3部をこえるとえられ
る強化剤のパウダー状態はさらによくなるが、耐衝撃性
付与能力が低下する。
前記架橋性単量体の具体例としては、たとえばジビニル
ベンゼン、モノエチレングリコールジメタクリレート、
ポリエチレングリコールジメタクリレートおよびその他
のジビニル、ジアクリレート、ジメタクリレート化合物
などがあげられるが、これれに限定されるものではない
前記(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、炭
素数1〜5程度のアルキル基を有する(メタ)アクリル
酸アルキルエステルが好適に用いられる。このような(
メタ)アクリル酸アルキルエステルの具体例としては、
たとえばブチルアクリレート、メチルメタクリレートな
どがあげられるが、これらに限定されるものではない。
これらは単独で用いてもよく、あるいは2種以上併用し
てもよい。
ブタジェン系重合体の存在下で架橋性単量体および(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルを反応させる際の条件
にはとくに限定はない。たとえば、ブタジェン系重合体
を乳化重合法により調製するばあいには、ブタジェン系
重合体の重合反応後、該反応液に架橋性ItIN体およ
び(メタ)アクリル酸アルキルエステルを加えて重合時
と同様の条件で、たとえば50〜70℃で、0.5〜2
時間反応させるなどすればよい。
ブタジェン系重合体の製造後、あるいは架橋性単量体に
よるブタジェン系重合体の上記処理後、グラフト重合が
行なわれる。グラフト重合工程においては、ブタジェン
系重合体に、芳香族ビニル単量体50〜95%、好まし
くは60〜80%、メタクリル酸メチル50〜5%およ
びこれらと共重合可能な他のビニル単量体0〜30%、
好ましくは0または0.1〜20%からなる単量体40
〜20部、好ましくは35〜15部が、ブタジェン系重
合体との合計量が100部になるようにグラフト重合せ
しめられる。充分な耐衝撃性付与能力をうるには、えら
れるグラフト共重合体中のブタジェン含有率が6096
以上であることが必要である。
また、グラフト成分の量が20部未満であると、グラフ
ト共重合体が製造時に塊状化して良好なパウダーかえら
れなくなり、一方40部を越えると衝撃強度向上の程度
が小さくなる。
前記芳香族ビニル単量体、メタクリル酸メチルおよびこ
れらと共重合可能な他のビニル単量体よりなるグラフト
成分において、芳香族ビニル単量体は強化剤(グラフト
共重合体)中のブタジェン含有率の増加に伴う強化剤の
屈折率の低下を防ぎ、強化剤の屈折率を塩化ビニル系樹
脂の屈折率に近い値にするために使用される。
したがって、グラフト成分中にしめる芳香族ビニル単量
体の割合が50%未満になると、強化剤の屈折率か小さ
くなりすぎ、95%をこえると透明性、耐衝撃性、粉体
特性などの物性低下が大きくなる。前記芳香族ビニル単
量体の代表例としてはスチレンがあげられる。
グラフト成分中におけるメタクリル酸メチルの割合は5
〜50%であるが、該割合が5%未満になると耐衝撃性
付与能力が低下する。一方50%を越えると、芳香族ビ
ニル単量体の割合が減少するためえられるグラフト共重
合体の屈折率が低下し強化剤として使用したときに塩化
ビニル系樹脂の透明性が低下する。
塩化ビニル系樹脂の加工性やその他の性質を改善するた
めに、芳香族ビニル単量体およびメタクリル酸メチルに
加えて、さらにこれらと共重合可能な他のビニル単量体
を用いてもよい。
使用する他のビニル単量体の種類や量は、改善すべき性
質およびその程度によって異なるが、アクリロニトリル
などのシアン化ビニル単量体を除く種々のビニル単量体
から選択される。共重合可能な他のビニル単量体の具体
例としては、たとえばブチルアクリレートなどの好まし
くは炭素数1〜5のアルキル基を有するアクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸メチルを除く好ましくは炭
素数2〜5のアルキル基を有するメタクリル酸アルキル
エステル、アクリル酸、メタクリル酸などがあげられる
が、これらに限定されるものではない。また、これらの
単量体はそれぞれ単独で用いてもよく、あるいは2種以
上併用してもよい。
グラフト重合法には特に限定はなく、通常の方法、たと
えば乳化重合などの方法で行なってもよく、ブタジェン
系重合体ラテックスを酸により凝集・肥大させたのち重
合させる方法によってもよく、水溶性電解質を添加して
グラフト重合中にラテックス粒子を凝集・肥大させる方
法などの方法によってもよい。また、グラフト重合での
単量体組成が同じかまたは異なる多段添加法でも、−括
添加法でもよい。
なお、最終成形体の透明性を良くするために、グラフト
共重合体ラテックスの重量平均粒子径を500〜250
0人にし、強化剤の屈折率を塩化ビニル系樹脂の屈折率
に充分に近づけるのが好ましい。
前記のようにしてえられたグラフト共重合体ラテックス
は、酸もしくは塩または両方か加えられ、凝固、熱処理
、洗浄、脱水、乾燥ののち、粉末状にされ、塩化ビニル
系樹脂70〜97部に対し、30〜3部通常の方法によ
り配合され、本発明の樹脂組成物が調製される。前記グ
ラフト共重合体の使用量が3部未満になると、衝撃強度
向上の程度がきわめて小さくなり、30部をこえると塩
化ビニル系樹脂組成物の透明性、耐衝撃性が低下する。
前記塩化ビニル系樹脂にはとくに限定はなく、たとえば
ポリ塩化ビニル、塩化ビニル含有率が80部程度以上の
塩化ビニル系共重合体、後塩素化ポリ塩化ビニルなどの
、いわゆる塩化ビニル系樹脂とよばれているものであれ
ばいずれも使用しうる。
本発明の樹脂組成物は、安定剤や滑剤などの塩化ビニル
系樹脂に用いられる通常の添加剤を配合してもよい。
本発明の樹脂組成物は、たとえば射出成形法、カレンダ
ー成形法、ブロー成形法などの方法により成形され、成
形体は高い耐衝撃性および良好な透明性を併有するもの
であり、ボトル、シートなどの用途に好適に使用されう
る。
つぎに、本発明の組成物を実施例に基づいてさらに詳し
く説明する。
実施例1 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第一鉄(
FeSO+ ・71(20)(1,002部、エチレン
ジアミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩(1,
005部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0
.2部、リン酸三カリウム0.2部、ブタジェン88部
、スチレン12部、ジビニルベンゼン1.0部、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を撹
拌機つき重合容器に仕込み、50℃で15時間重合させ
、重合転化率99%、重量平均粒子径800人のゴムラ
テックス人をえた。
ゴムラテックス(A)210部(固形分70部)、水7
0部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテト
ラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホル
ムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および塩
化カリウム1.5部を混合し、これに70℃で、スチレ
ン20部、メチルメタクリレ−1・9部、ブチルアクリ
レート1部、クメンノ\イトロバーオキサイド0.1部
の混合液を4時間で連続添加し、1時間の後重合ののち
グラフト共重合体ラテックスをえた。えられたグラフト
共重合体ラテックスを硫酸で凝固させ、熱処理、洗浄、
脱水、乾燥ののちグラフト共重合体く強化剤)をえた。
えられたグラフ]・共重合体10部を、オクチル錫メル
カプト安定剤1.2部、グリセリンリシルレート0,8
部、モンクン酸エステル0.2部を含む塩化ビニル樹脂
(平均重合度700 ) 90部に混合し、170℃の
ロールで8分間混練後、厚さ6龍のアイゾツト衝撃試験
用ピースおよび厚さ5關の透明板を作成し、JIS K
 7110によるアイゾット衝撃強度およびJIS K
 6714による光線透過率をn]定した。結果を第1
表に示す。
実施例2 水200部、オレイン酸ソーダ15部、硫酸第一鉄(P
eSOa ・7H20)0.002部、エチレンジアミ
ンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0.005部
、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.2部、
リン酸三カリウム0.2部、ブタジェン68部、スチレ
ン12部、ジビニルベンゼン1.0部、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を撹拌機つき
重合容器に仕込み、50℃で10時間重合させ、重合転
化率が95%以上であることを確認したのち、ブタジェ
ン20部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド0.05部を添加し、さらに7時間重合させ、
重量平均粒子径800A、重合添加率99%のゴムラテ
ックス(B)をえた。
ゴムラテックス(B)210部(固形分70部)を用い
て、実施例1と全く同じ方法でグラフト共重合体をえ、
組成物を調製して評価した。結果を第1表に示す。
実施例3 ゴムラテックス(3)210部(固形分70部)、水7
0部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテト
ラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホル
ムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および塩
化カリウム1.5部を混合し、これに70℃でジビニル
ベンゼン1.0部、ブチルアクリレート1.0部および
クメンハイドロパーオキサイド0.1部を加え、1時間
反応させた。
つぎにスチレン10部、メチルメタクリレート9部、お
よびクメンハイドロパーオキサイド0.05部の混合液
を2時間で連続添加し、30分後に、スチレン10部、
クメンハイドロパーオキサイド0゜05部を2時間で連
続添加し、1時間の後重合を行ないグラフト共重合体ラ
テックスをえた。ついで実施例1と同様の方法でラテッ
クスからグラフト共重合体をえ、組成物を調製して評価
した。結果を第1表に示す。
実施例4 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第一鉄(
FeSO4・7H20)[1,002部、エチレンジア
ミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0.005
部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.2部
、リン酸三カリウム0.2部、ブタジェン74部、スチ
レン6部、ジビニルベンゼン1.0部、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を撹拌機つき
重合容器に仕込み、50℃で10時間重合させ、重合転
化率95%以上であることを確認したのち、ブタジェン
20部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキ
サイド0.05部を添加し、さらに7時間重合させ、重
量平均粒子径800人、重合添加率99%のゴムラテッ
クス(C)をえた。
ゴムラテックス(C)195部(固形分65部)、水8
0部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテト
ラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホル
ムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および塩
化カリウム1.5部を混合し、これに70℃てジビニル
ベンゼン1.0部、ブチルアクリレート1.0部および
クメンハイドロパーオキサイド0.1部を加え、1時間
反応させた。
つぎにスチレン10部、メチルメタクリレート9部、お
よびクメンハイドロパーオキサイド0.05部の混合液
を2時間で連続添加し、30分後に、スチレン15部、
クメンハイドロパーオキサイド0.05部を2時間で連
続添加し、1時間の後重合を行ないグラフト共重合体ラ
テックスをえた。ついで、実施例1と同様の方法でラテ
ックスからグラフト共重合体をえ、組成物を調製して評
価した。結果を第1表に示す。
比較例1 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第一鉄(
FeSO4・71120)0.002部、エチレンジア
ミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0.005
部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.2部
、リン酸三カリウム0.2部、ブタジェン77部、スチ
レン23部、ジビニルベンゼン1.0部、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を撹拌機つ
き重合容器に仕込み、50’Cで15時間重合させ、重
合転化率99%、重量平均粒子径800人のゴムラテッ
クス+Dlをえた。
ゴムラテックス(DJ 210部(固形分70部)、水
70部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテ
トラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホ
ルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および
塩化カリウム1.5部を混合し、これに70℃でスチレ
ン15部、メチルメタクリレート15部、クメンハイド
ロパーオキサイド0.1部の混合液を4時間で連続添加
し、1時間の後重合を行ないグラフト共重合体ラテック
スをえた。ついて、実施例1と同様の方法でラテックス
からグラフト共重合体をえ、組成物を調製して評価した
。結果を第1表に示す。
比較例2 ゴムラテックス([)) 255部(固形分85部)、
水50部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミン
テトラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、
ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部およ
び塩化カリウム 1.5部を混合し、これに70℃でス
チレン7.5部、メチルメタクリレート7.5部、クメ
ンハイドロパーオキサイド0.1部の混合液を3時間で
連続添加し、1時間の後重合を行ないグラフト共重合体
ラテックスをえた。
ついて、実施例1と同様の方法でラテックスからグラフ
ト共重合体をえ、組成物を調製して評価した。結果を第
1表に示す。
比較例3 ゴムラテックス[3)210部(固形分70部)、水7
0部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテト
ラアセティツクアシッド・2Na塩0.0041m、ホ
ルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および
塩化カリウム 1.5部を混合し、これに70℃でスチ
レン13部、メチルメタクリレート17部、クメンハイ
ドロパーオキサイド0.1部の混合液を4時間で連続添
加し、1時間の後重合を行ないグラフト共重合体ラテッ
クスをえた。ついで、実施例1と同様の方法で′ラテッ
クスからグラフト共重合体をえ、組成物を調製して評価
した。結果を第1表に示す。
比較例4 ゴムラテックス+D) 210部(固形分70部)、水
70部、硫酸第一鉄0.002部、エチレンジアミンテ
トラアセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホ
ルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および
塩化カリウム 1.5部を混合し、これに70℃でスチ
レン20部、メチルメタクリレート9部、ブチルアクリ
レート1部、クメンハイドロパーオキサイド0.1部の
混合液を4時間で連続添加し、1時間の後重合を行ない
グラフト共重合体ラテックスをえた。ついで、実施例1
と同様の方法でラテックスからグラフト共重合体をえ、
組成物を調製して評価した。結果を第1表に示す。
[以下余白] [発明の効果] 本発明の組成物は、塩化ビニル系樹脂のすぐれた透明性
を保持しながら従来品よりすくれた耐衝撃性を有する成
形品を与える。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)ブタジエン80〜100重量%およびこれと
    共重合可能な他のビニル単量体20〜0重量%からなる
    ブタジエン系重合体60〜80重量部の存在下に、芳香
    族ビニル単量体50〜95重量%、メタクリル酸メチル
    50〜5重量%およびそれらと共重合可能な他のビニル
    単量体30〜0重量%からなる単量体40〜20重量部
    を乳化重合させてえられるグラフト共重合体であって、
    ブタジエン含有率が60重量%以上であるグラフト共重
    合体3〜30重量部と (B)塩化ビニル系樹脂97〜70重量部とからなる耐
    衝撃性および透明性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物。 2 (A)ブタジエン80〜100重量%およびこれと
    重合可能な他のビニル単量体20〜0重量%からなるブ
    タジエン系重合体60〜80重量部の存在下に、架橋性
    単量体0.1〜3重量部とアクリル酸アルキルエステル
    およびメタクリル酸アルキルエステルの少なくとも1種
    0〜3重量部とを加えて反応させたのち、芳香族ビニル
    単量体50〜95重量%、メタクリル酸メチル50〜5
    重量%およびそれらと共重合可能な他のビニル単量体3
    0〜0重量%からなる単量体40〜20重量部を乳化重
    合させてえられるグラフト共重合体であって、ブタジエ
    ン含有率が60重量%以上であるグラフト共重合体3〜
    30重量部と (B)塩化ビニル系樹脂97〜70重量部とからなる耐
    衝撃性および透明性に優れた塩化ビニル系樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000058399A1 (fr) * 1999-03-25 2000-10-05 Kaneka Corporation Resine antichoc pour resines de chlorure de vinyle ameliorees dans leurs proprietes de poudre
US6331580B1 (en) 1998-09-09 2001-12-18 Rohm And Haas Company MBS impact modifiers

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