JPS59221317A - 樹脂の製造方法 - Google Patents

樹脂の製造方法

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JPS59221317A
JPS59221317A JP9820083A JP9820083A JPS59221317A JP S59221317 A JPS59221317 A JP S59221317A JP 9820083 A JP9820083 A JP 9820083A JP 9820083 A JP9820083 A JP 9820083A JP S59221317 A JPS59221317 A JP S59221317A
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Akira Takagi
彰 高木
Hideki Hosoi
細井 英機
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 いわゆるMBS樹脂の製造方法に関する。さらにくわし
くは、塩化ビニル系樹脂の優れた透明性を保持しながら
従来品よりさらに優れた耐衝撃強度を発現するMBS樹
脂の製造方法に関する。
塩化ビニル系樹脂の透明性を損わずに耐衝撃強度を改良
する強化剤として、ブタジェン系ゴムにメチルメタクリ
レート、スチレン、アクリロニトリルなどをグラフト重
合させた、いわゆるMBS樹脂(以下、MBS系樹脂と
いう)が知られており、塩化ビニル樹脂の透明性を損わ
ずに耐衝撃強度を改良する多くの改良法が検討されてい
る。しかしながらMBS系樹脂を塩化ビニル系樹脂に混
合したばあいに塩化ビニル系樹脂の耐衝撃強度が良好な
ものは透明性が低下する傾向にあり、耐衝撃強度および
透明性の両者をさらに向上させることが工業的に要望さ
れている。
本発明者らはMBS系樹脂を塩化ビニル系樹脂に混合し
たばあいに塩化ビニル系樹脂の耐衝撃強度および透明性
の両者をさらに向上させるため鋭意研究を重ねた結果、
スチレン5〜35%(重量%、以下同様)、ブタジェン
95〜65%およびそれらと共重合可能な他のビニル単
量体(A)0〜20%からなる水性ラテックス状ブタジ
ェン系共重合体であり、該ブタジェン系共重合体のうち
重合時期が最も遅い20%の部分のブタジェン含有率が
80〜100%であり、かつその部分のブタジェン含有
率が金談ブタジ■ン系共重合体中のブタジェン含有率よ
り5%以上高い、そのような該ブタジェン系共重合体4
0〜80部(重量部、以下同様)(固形分換算)の存在
下に芳香族ビニル単量体20〜80%、アルキルメタク
リレート80〜20%およびそれらと共重合可能な他の
ビニル単量体(B)0〜20%からなる単量体60〜2
0部を乳化重合させたことを特徴とするMBS系樹脂を
用いることにより、塩化ビニル系樹脂の耐衝撃強度およ
び透明性の両者をさらに向上させうろことを見出し、本
発明を完成するに至った。
すなわち本発明においてはげ)前記水性ラテックス状ブ
タジ■ン系共重合体の重合時期が最も遅い20%をブタ
ジェン含有率が80〜100%と非常に高い成分で形成
し、その部分のブタジェン含有率が金談ブタジェン系共
重合体中のブタジェン含有率より5%以上高く、かつ(
ロ)該ブタジェン系共重合体の割合が40〜80部と従
来と比較3− して多いMBS系樹脂であるグラフト共重合体を製造し
、該グラフト共重合体を塩化ビニル系樹脂に混合するこ
とにより、塩化ビニル系樹脂の透明性を損わずに耐衝撃
強度を向上させつるという顕著な効果がえられる。該ブ
タジェン系共重合体の表面は相対的にブタジェンリッチ
であることが透明性、耐衝撃強度のバランス上好ましい
本発明に用いる水性ラテックス状ブタジェン系共重合体
はスチレン5〜35%、好ましくは20〜30%、ブタ
ジェン95〜65%、好ましくは80〜70%およびそ
れらと共重合可能な他のビニル単量体(A)0〜20%
から製造される。
前記の他のビニル単量体(A)としてはメチルアクリレ
ートなどのアルキルアクリレート、メチルメタクリレー
トなどのアルキルメタクリレート、アクリロニトリルな
どのビニルシアンやジビニルベンゼン、モノエチレング
リコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレートなどの架橋剤などがあげられ、4− これらを単独で用いてもよく、2種以上を用いてもよい
。前記の他のビニル単量体(A)としてはジビニルベン
ゼン、モノエチレングリコールジメタクリレート、ポリ
エチレングリコールジメタクリレートなどの架橋剤の1
種または2種以上を少量用いるのが好ましい。
前記ブタジェン系共重合体は単量体を少なくとも2段階
以上に分割して重合系に添加することにより、すなわち
重合の前半はスチレン単量体を、後半はブタジェン単量
体を相対的に多く重合系中に存在させるようにすること
によって製造される。なお前記重合は乳化重合法により
行なうことが好ましいが、とくに限定されるものではな
く、また単量体の添加は断続添加法または連続添加法の
いずれの方法で行なってもよい。
前記の方法により製造されるブタジェン系共重合体の重
合時期が最後から20%のブタジェン含有率が80〜1
00%、好ましくは85〜100%であり、かつその部
分のブタジェン含有率が全ブタジエン系共重合体中のブ
タジェン含有率より5%以上、好ましくは10%以上、
さらに好ましくは15%以上島いことが望ましい。重合
時期が最も遅い20%の部分のブタジェン系共重合体中
におけるブタジェン含有率が100%に近づく程、えら
れるMBS系樹脂を塩化ビニル系樹脂に加えて製造した
樹脂から作製した成形体の透明性は向上し、前記ブタジ
ェン含有率が80%未満になるとえられるMBS系樹脂
を塩化ビニル系樹脂に加えて製造した樹脂から作製した
成形体の透明性は従来品とかわらなくなる。
製造された水性ラテックス状のブタジェン系共重合体の
重量平均粒子径は500〜2500人であることが好ま
しい。なお平均粒子径の測定は電子顕微鏡により行なう
ことができる。
前記のようにしてえられた水性ラテックス状ブタジェン
系共重合体40〜80部(固形分換算)、好ましくは5
0〜75部の存在下に芳香族ビニル単量体20〜80%
、好ましくは40〜60%、アルキルメタクリレート8
0〜20%、好ましくは60〜40%およびそれらと共
重合可能な他のビニル単量体(B)0〜20%からなる
単量体60〜20部、好ましくは50〜25部を添加し
て乳化−グラフト重合させることにより、MBS系樹脂
が製造される。
本発明に用いる芳香族ビニル単量体としてはスチレンの
ような単量体、アルキルメタクリレートとしてはメチル
メタクリレートのような単量体、それらと共重合可能な
他のビニル単量体(B)としてはジビニルベンゼン、モ
ノエチレングリコールジメタクリレートまたはポリエチ
レングリコールジメタクリレートなどの架橋剤、アクリ
ロニトリルなどのビニルシアン、エチルアクリレートま
たはブチルアクリレートなどのアルキルアクリレートな
どがあげられ、それらを単独で用いてもよく、2種以上
用いてもよい。
前記水性ラテックス状ブタジェン系共重合体の存在下で
グラフト重合させる単量体の添加法は多段添加、一括添
加または連続添加などの方法のいずれの方法でもよいが
、アルキルメタクリレートを主成分とする部分と芳香族
ビニル単7− 量体を主成分とする部分とに分割して添加し、重合させ
ることが好ましく、とくにアルキルメタクリレートを主
成分とする部分を初めに添加するとラテックスの安定性
が良好になる。
グラフト重合は通常の方法により行なってもよいが、水
性ラテックス状ブタジェン系共重合体の粒子を凝集肥大
させてから重合させる方法または水溶性電解質を添加し
てグラフト重合中にラテックス粒子を凝集肥大させる方
法などを採用してもよい。最も好ましいグラフト重合法
は重量平均粒子径が500〜2500人の前記水性ラテ
ックス状ブタジェン系共重合体に水溶性電解質を添加し
、ついでメチルメタクリレートを主成分とする単量体を
添加し、グラフト重合させながらラテックス粒子を凝集
肥大させ、そののちスチレンを主成分とする単量体を添
加し、グラフト重合させるものである。グラフト重合に
より製造されたMBS系樹脂のラテックス粒径は100
0〜3000人となっている事が好ましく、初期ラテッ
クス粒径の1.2〜5倍に肥大している8− ことが好ましい。
なおブタジェン系共重合体およびグラフト重合時の単量
体組成は製造されるMBS系樹脂が塩化ビニル系樹脂と
混合したとき透明になるよう、すなわちMBS系樹脂の
可視光線に対する屈折率を塩化ビニル系樹脂のそれに近
づけるようにするのが好ましい。
前記のようにしてえられたM B S系樹脂であるグラ
フト重合体は後処理後または後処理をせずに塩化ビニル
系樹脂100部に対し50〜1部混合して使用される。
通常は適正な後処理後、代表例としてはラテックスに塩
または酸の水溶液を加えラテックス成分を凝固させ、熱
処理、脱水、洗浄、乾燥を行なって粉末状としたのち、
塩化ビニル系樹脂に混合される。
つぎに本発明の方法を実施例および比較例にもとづきさ
らに詳しく説明する。
実施例1 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第1鉄(
Fe3O3・7H20)  0.002部、エチレンジ
アミンテトラアセティツクアシッド・2賜塩0.005
部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.2部
、リン酸三カリウム0.2部、ブタジェン57部、スチ
レン23部、ジビニルベンゼン1.0部、ジイソプロピ
ルベンゼンハイドロパーオキサイド0.1部を撹拌機つ
き重合容器に仕込み、50℃で10時間重合させ、重合
転化率が95%以上であることを確認したのち、ブタジ
ェン20部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパー
オキサイド0.05部を添加し、さらに7時間重合させ
、重量平均粒径800^のゴムラテックス(以下、ゴム
ラテックス八という)をえた。
えられたゴムラテックスAの重合転化率は99%、重合
体組成はブタジェン17.3%、スチレン21.8%、
ジビニルベンゼン0.9%であった。また最後に重合し
た20%の重合体のブタジェン含量は95%であった。
ゴムラテックスへの210部(固形分10部)、水60
部、硫酸第1鉄0.002部、エチレンジアミンテトラ
アセティツクアシッド・2Na塩0.004部、ホルム
アルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.1部および塩化
カリウム1.5部を混合し、これに70℃でメチルメタ
クリレート15部をおよびクメンハイドロパーオキサイ
ド0.1部を3時間にわたって連続添加し、さらに1時
間重合を続けた。ついでスチレン15部およびクメンハ
イドロパーオキサイド0.1部を3時間にわたって連続
添加し、さらに1時間重合を続は重合を終了させ、グラ
フト共重合体ラテックスをえた。
えられたグラフト重合体ラテックスを硫酸で酸析し、濾
過、乾燥して白色粉末樹脂(以下、MBS樹脂Aという
)をえた。
えられたMBS樹脂Aの8部をオクチル錫メルカプト安
定剤1.2部、グリセリンリシルレート0.8部、モン
タン酸エステル0.2部を含む塩化ビニル樹脂(平均重
合度700) 92部に混合し、160℃のロールで8
分間混線後、190℃の熱プレスで15分間加圧成形し
、厚さ6■のアイゾツト衝撃試験用ピースおよび厚さ5
■の透明板を作製し、Jrs  K  7110による
23℃でのアイ11− ジット衝撃強度およびJIS  K  6714による
光線透過率および曇価を測定した。その結果を第1表に
示す。
なお第1表中のMMAはメチルメタクリレート、Stは
スチレンをあられす。
実施例2 実施例1で用いたゴムラテックスAの210部(固形分
10部)、水60部、硫酸第1鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティツクアシッド・2陽塩0.0
04部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.
1部および塩化カリウム1.5部を混合し、10℃でメ
チルメタクリレート13部、ブチルアクリレート2部お
よびクメンハイドロパーオキサイド0.1部を3時間に
わたって連続添加し、さらに1時間重合を続けた。つい
でスチレン15部およびクメンハイドロパーオキサイド
0.1部を3時間にわたって連続添加し、さらに1時間
重合をつづけ重合を終了させ、グラフト共重合体ラテッ
クスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実12− 施例1と同様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト
衝撃試験用ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝
撃強度、光線透過率、曇価を測定した。その結果を第1
表に示す。
なお第1表中のBAはブチルアクリレートをあられす。
実施例3 実施例1で用いたゴムラテックスへの210部(固形分
70部)、水60部、硫酸第1鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0.
004部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0
.1部および塩化カリウム1.5部を混合し、70℃で
メチルメタクリレート13部およびクメンハイドロパー
オキサイド0.1部を3時間にわたって連続添加し、さ
らに1時間重合を続けた。ついでブチルアクリレート2
部およびクメンハイドロパーオキサイド0.02部を2
0分間にわたり連続添加し、さらに30分間重合をつづ
けた。そののちスチレン15部およびクメンハイドロパ
ーオキサイド0.1部を3時間にわたって連続添加し、
さらに1時間重合を続は重合を終了させ、グラフト共重
合体ラテックスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例4 実施例1で用いたゴムラテックスAの210部(固形分
70部)、水60部、硫酸第1鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0,
004部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0
.1部および塩化カリウム1.5部を混合し、70℃で
メチルメタクリレート13部およびクメンハイドロパー
オキサイド0.1部を3時間にわたって連続添加し、さ
らに1時間重合を続けた。ついでスチレン15部、ブチ
ルアクリレート2部およびクメンハイドロパーオキサイ
ド0.1部を3時間にわたって連続添加し、さらに1時
間重合を続は重合を終了させ、グラフト共重合体ラテッ
クスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
実施例5 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第1鉄0
.002部、エチレンジアミンテトラアセティツクアシ
ッド・2賜塩0.005部、リン酸三カリウム0.2部
、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0.2部、
ブタジェン59部、スチレン21部、ジビニルベンゼン
1.0部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド0.1部を撹拌機つき重合容器に仕込み、50
℃で10時間重合させ、重合転化率が95%以上である
ことを確認したのちブタジェン18部、スチレン2部お
よびジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0
.05部を添加し、重量平均粒径8G0人15− のゴムラテックス(以下、ゴムラテックスA′という)
をえた。
えられたゴムラテックスA′の重合転化率は99%、重
合体組成はブタジェン77.3%、スチレン21.8%
、ジビニルベンゼン0.9%であった。
また#l後に重合した20%の重合体部分のブタジェン
含量は85%であった。
えられたゴムラテックスA′の210部(固形分70部
)を実施例1で用いたゴムラテックスAの210部(固
形分10部)のかわりに用いて実施例1と同様にしてグ
ラフト共重合体ラテックスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例1 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第1鉄0
.002部、エチレンジアミンテトラアセテ16− イックアシッド・2陽塩0,005部、リン酸三カリウ
ム0.2部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ
0,2部、ブタジェン77部、スチレン23部、ジビニ
ルベンゼン1.0部およびシイツブ0ビルベンゼンハイ
ドロパーオキサイド0.1部を撹拌機つき重合容器に仕
込み、50℃で重合させ、重合開始より10時間目にジ
イソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.05
部を添加し、7時間重合させ、重量平均粒径780人の
ゴムラテックス(以下、ゴムラテックスBという)をえ
た。
えられたゴムラテックスBの重合転化率は99%、重合
体組成はブタジェン71.4%、スチレン21.7%、
ジビニルベンゼン0.9%であった。また最後に重合し
た20%の重合体部分のブタジェン含量は77.2%で
あった。
えられたゴムラテックスBの180部(固形分60部)
、水90部、硫酸第1鉄0.002部、エチレンジアミ
ンテトラアセティツクアシッド・2沌塩0.004部、
ホルムアルデヒドスルフォキシル酸ソーダ0.1部およ
び塩化カリウム1.2部を混合し、70℃でメチルメタ
クリレート20部およびクメンハイドロパーオキサイド
0.1部を3時間にわたって連続添加し、さらに1時間
重合を続けた。ついでスチレン20部、クメンハイド日
パーオキサイド0.1部を3時間にわたって連続添加し
、さらに1時間重合を続け、重合を終了させ、グラフト
共重合体ラテックスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例2 比較例1で用いたゴムラテックスBの210部(固形分
10部)、水60部、硫酸第1鉄0.002部、エチレ
ンジアミンテトラアセティツクアシッド・2Na塩0.
004部、ホルムアルデヒドスルフオキシル酸ソーダ0
.1部および塩化カリウム1.5部を混合し、70℃で
メチルメタクリレート15部およびクメンハイドロパー
オキサイド0.1部を3時間にわたって連続添加し、さ
らに1時間重合を続けた。ついでスチレン15部、クメ
ンハイドロパーオキサイド0.1部を3時間にわたって
連続添加し、さらに1時間重合を続け、重合を終了させ
、グラフト共重合体ラテックスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
比較例3 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第1鉄0
.002部、エチレンジアミンテトラアセティツクアシ
ッド・2Na塩0.005部、ホルムアルデヒドスルフ
オキシル酸ソーダ0.2部、リン酸三カリウム0.2部
、ブタジェン63部、スチレン17部、ジビニルベンゼ
ン1.0部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパー
オキサイド0.1部を撹拌機つき重合容器に仕込み、5
0℃で10時間19− 重合させ、重合転化率が95%以上であることを確認し
たのちブタジェン14部、スチレン6部およびジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.05部を添
加し、さらに7時間重合させ、重量平均粒径800人の
ゴムラテックス(以下、ゴムラテックスB′という)を
えた。
えられたゴムラテックスB′の重合転化率は99%、重
合体組成はブタジェン71.3%、スチレン2168%
、ジビニルベンゼン0.9%であった。
また最後に重合した20%の重合体部分のブタジェン含
量は68%であった。
えられたゴムラテックスB′の210部を実施例1で用
いたゴムラテックスAの210部のかわりに用いて実施
例1と同様にしてグラフト共重合体ラテックスをえた。
えられたグラフト共重合体ラテックスから実施例1と同
様にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用
ピースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光
線透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
20− 比較例4 水200部、オレイン酸ソーダ1.5部、硫酸第1鉄0
.002部、エチレンジアミンテトラアセティツクアシ
ッド・2Na塩9.005部、ホルムアルデヒドスルフ
オキシル酸ソーダ0.2部、リン酸三カリウム0.2部
、ブタジェン69部、スチレン21部、ジビニルベンゼ
ン1.0部およびジイソプロピルベンゼンハイドロパー
オキサイド0.1部を撹拌機つき重合容器に仕込み、5
0℃で10時間重合し、重合転化率が95%以上である
ことを確認したのちブタジェン8部、スチレン2部およ
びジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.
05部を添加し、さらに7時間重合させ、重量平均粒径
800人のゴムラテックス(以下、ゴムラテックスB 
Itという)をえた。
えられたゴムラテックス81′の重合転化率は99%、
重合体組成はブタジェン17.3%、スチレン21.8
%、ジビニルベンゼン−0,9%であった。
また最後に重合した20%の重合体部分のブタジェン含
量は78%であった。
えられたゴムラテックスB Itの210部(固形分7
0部)を実施例1で用いたゴムラテックスAの210部
のかわりに用い、実施例1と同様にしてグラフト重合体
ラテックスをえた。
えられたグラフト重合体ラテックスから実施例1と同様
にしてMBS系樹脂を製造し、アイゾツト衝撃試験用ピ
ースおよび透明板を作製し、アイゾツト衝撃強度、光線
透過率、曇価を測定した。その結果を第1表に示す。
23− 手続補正書(自発) 昭和58年7月19日 1事件の表示 昭和58年特許願第 98200  号2発明の名称 樹脂の製造方法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 (1)  明細書の[発明の詳細な説明、]の欄−(1
) る。
補正の内容 (1)  明細書5i15行の「アルキルアクリレート
」を「アルキルアクリレート (アルキル基の炭素数は
1〜8が好ましい)」と補正する。
(2)  同5 頁16〜17行の「アルキルメタクリ
レート」を「アルキルメタクリレート(アルキル基の炭
素数は1〜8が好ましい)」と補正する。
ト」と補正する。
(4) 同8頁10行の「メタクリレートまたは」を1
メタクリレート、」と補正する。
(5)  同8頁11行の「メタクリレートなど」をメ
タクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリ
レートなど」と補正する。
(6)  同9頁8行の「水溶性電解質」を「塩化ナト
リウム、塩化カリウム、硫階ナトリウムなどの水溶性電
解質」と補正する。
(7)  同12頁14〜15行の「グリセリンリシル
レート」を「グリセリンリル−ト」と補正す(2) (8)  同16頁末行の「添加し、」を「添加し、7
時間重合を行ない、」と補正する。
以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン5〜35重量%、ブタジェン95〜65重
    量%およびそれらと共重合可能な他のビニル単量体(A
    )0〜20重量%からなる水性ラテックス状ブタジェン
    共重合体であり、該ブタジェン系共重合体のうち重合時
    期がもつとも遅い20重量%の部分のブタジェン含有率
    が80〜100重量%であり、かつその部分のブタジェ
    ン含有率が金談ブタジェン系共重合体中のブタジェン含
    有率より5重量%以上高い、そのような該ブタジェン系
    共重合体40〜80重量部(固形分換算)の存在下に芳
    香族ビニル単量体20〜80重量%、アルキルメタクリ
    レート80〜20重量%およびそれらと共重合可能な他
    のビニル単量体(B)0〜20重量%からなる単量体6
    0〜20重量部を乳化重合させることを特徴とするMB
    S系樹脂の製造方法。 2 前配水性ラテックス状ブタジェン系共重合体がスチ
    レン20〜30重量%、ブタジェン80〜70重量%お
    よびそれらと共重合可能な他のビニル申量体(A)0〜
    20重量%からなる水性ラテックス状ブタジェン系共重
    合体であって、該ブタジェン系共重合体のうち重合時期
    が最も遅い20重量%の部分のブタジェン含有率が85
    〜100重量%である特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。
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