JP2019501267A - 多段ポリマーを含む液体組成物、その調製の方法及びその使用 - Google Patents

多段ポリマーを含む液体組成物、その調製の方法及びその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2019501267A
JP2019501267A JP2018536202A JP2018536202A JP2019501267A JP 2019501267 A JP2019501267 A JP 2019501267A JP 2018536202 A JP2018536202 A JP 2018536202A JP 2018536202 A JP2018536202 A JP 2018536202A JP 2019501267 A JP2019501267 A JP 2019501267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
meth
monomer
acrylic polymer
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018536202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6983163B2 (ja
Inventor
ラベール イヌブリ,
ラベール イヌブリ,
フィリップ ハッジ,
フィリップ ハッジ,
ホザンジェラ ピリ,
ホザンジェラ ピリ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arkema France SA
Original Assignee
Arkema France SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arkema France SA filed Critical Arkema France SA
Publication of JP2019501267A publication Critical patent/JP2019501267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6983163B2 publication Critical patent/JP6983163B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C08L33/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, which oxygen atoms are present only as part of the carboxyl radical
    • C08L33/10Homopolymers or copolymers of methacrylic acid esters
    • C08L33/12Homopolymers or copolymers of methyl methacrylate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F265/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
    • C08F265/04Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
    • C08F265/06Polymerisation of acrylate or methacrylate esters on to polymers thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10Esters
    • C08F220/12Esters of monohydric alcohols or phenols
    • C08F220/14Methyl esters, e.g. methyl (meth)acrylate
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F236/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/02Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F236/04Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F285/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to preformed graft polymers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L51/00Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L51/04Compositions of graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Compositions of derivatives of such polymers grafted on to rubbers

Abstract

本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物に関する。
特に、本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含み、シロップとして使用され得る液体組成物に関する。
より詳細には、本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物を調製するための方法にも関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物に関する。
特に、本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含み、シロップとして使用され得る液体組成物に関する。
より詳細には、本発明は、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物を調製するための方法にも関する。
〔技術的課題〕
耐衝撃性改良剤は、ポリマー組成物の固有の脆性、又は常温だけでなく特に氷点で生じる脆化、ノッチ感度、及び亀裂伝播を補償することを目的として、ポリマー組成物の衝撃強さを改善するために、広く使用されている。それ故、耐衝撃性改良ポリマーは、ゴム状材料の相マイクロドメインの導入によって、耐衝撃性及び靱性が向上したポリマー材料である。
これは、大抵、微細なゴム粒子の、衝撃のエネルギーを吸収又は消散することができるポリマーマトリックスへの導入によってなされる。1つの可能性は、コアシェル粒子の形態のゴム粒子を導入することである。これらのコアシェル粒子は、非常に一般的に、効果的な強化のためのゴム状コア並びに熱可塑性マトリックスとの接着及び互換性を有するためのグラフトシェルの適切な粒径の利点を有する、ゴム状コア及びポリマーシェルを有する。
耐衝撃性改良の性能は、粒径、特に粒子のゴム部分の、及びその量の関数である。所与の量の添加された耐衝撃性改良剤粒子にとって最も高い衝撃強さを有するために、最適な平均粒径が存在する。
これらの一次耐衝撃性改良剤粒子は、大抵、ポリマー材料に粉末粒子の形態で添加される。これらの粉末粒子は、凝集した一次耐衝撃性改良剤粒子である。熱可塑性材料を粉末粒子とブレンドする間に、一次耐衝撃性改良剤粒子に戻り、熱可塑性材料中に多かれ少なかれ均質に分散して分散される。
耐衝撃性改良剤粒子の粒径はナノメートルの範囲内であるが、凝集した粉末粒子の範囲はマイクロメートルの範囲内である。後者はより扱いやすい。
多くのポリマー、熱可塑性又は熱硬化性ポリマーにとって、凝集した乾燥粉末として、これらのコアシェル粒子の形態の多段ポリマーを正確に分散させることは、非常に困難又はほとんど不可能である。コアシェル粒子の理想的な均質の分散体は、マトリックス中に分散された後で凝集体を有しない。
本発明の目的は、多段ポリマーの均質な分散を有する、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物を得ることである。
本発明の目的は、重合に使用され得る、多段ポリマーの均質な分散を有する、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物を有することでもある。
本発明の別の目的は、多段ポリマーの凝集を避ける又は顕著に減少させることである。
本発明のさらに追加の目的は、多段ポリマーの均質な分散を有する、モノマー、(メタ)アクリルポリマー及び多段ポリマーを含む液体組成物を調製するための方法を有することである。
本発明のさらなる目的は、ポリマーの耐衝撃性改良のための、モノマー、(メタ)アクリルポリマーを含む組成物の使用である。
文献 国際公開第2014/013028号は、繊維基材のための含浸方法、含浸方法のための液体(メタ)アクリルシロップ、その重合の方法及びそれから得られる構造体を開示している。シロップは、(メタ)アクリルモノマー、(メタ)アクリルポリマーを含み、微粒子の形態の耐衝撃性改良剤を含んでいてもよい。
文献 国際公開第2014/135815号は、メタクリル又はアクリル成分、及びシロップの重合後に得られる熱可塑性材料の衝撃強さを強化するための耐衝撃性改良添加剤を主に含有する、粘性の液体(メタ)アクリルシロップを開示している。耐衝撃性改良添加剤は、可動性の高分子のブロックから成るエラストマーのドメインに基づく。特にコア/シェル粒子の形態の多段ポリマーは開示されていない。
文献 国際公開第2014/135816号は、メタクリル又はアクリル成分、及び(メタ)アクリルシロップの重合後の残留モノマーの割合を減らすことを目的とした有機又は無機の充填剤を主に含有する、粘性の液体(メタ)アクリルシロップを開示している。有機充填剤は、架橋されたPMMAビーズから選択される。特にコア/シェル粒子の形態の多段ポリマーは開示されていない。
文献 EP第0985692号は、改善したMBS耐衝撃性改良剤を開示している。MBS耐衝撃性改良剤は、コア/シェルポリマーの形態であり、その調製の方法は、乳化重合による多段ポリマーである。
いずれの背景技術文献も、クレームされた組成物又はそれを得るための方法を開示していない。
驚くべきことに、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも粘性が低いことが見出された。
驚くべきことに、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも良好な、多段ポリマーの分散を有することも見出された。
驚くべきことに、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも良好な多段ポリマーの分散体をモノマー(M1)中で調製するために使用され得ることも見出された。
驚くべきことに、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物を調製する工程、
b)前工程の組成物をモノマー(M1)と混合する工程
を含む液体組成物を製造するための方法であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である方法は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも粘性が低い液体組成物をもたらすことも見出された。
驚くべきことに、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物は、耐衝撃性改良ポリマーの調製のために使用され得ることも見出された。
〔発明の詳細な説明〕
第一の態様によれば、本発明は、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物に関する。
第二の態様によれば、本発明は、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物を調製する工程、
b)前工程の組成物をモノマー(M1)と混合する工程
を含む液体組成物を製造するための方法であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である方法に関する。
第三の態様では、本発明は、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物の、ポリマーの耐衝撃性改良のための使用に関する。
使用されている用語「ポリマー粉末」は、ナノメートル範囲の粒子を含む一次ポリマーの凝集によって得られる、少なくとも1マイクロメートル(μm)の範囲の粉粒体を含むポリマーを表す。
使用されている用語「一次粒子」は、ナノメートル範囲の粒子を含む球状ポリマーを表す。好ましくは、一次粒子は、20nmから800nmの間の重量平均粒径を有する。
使用されている用語「粒径」は、球状とみなされる粒子の体積平均直径を表す。
使用されている用語「コポリマー」は、少なくとも2つの異なるモノマーから成るポリマーを表す。
使用されている「多段ポリマー」は、多段階重合方法によって連続式に形成されるポリマーを表す。1つの好ましい方法は、第一のポリマーが第一段ポリマーであり、第二のポリマーが第二段ポリマーである、すなわち、第二のポリマーが第一の乳化ポリマーの存在下で乳化重合によって形成される、多段階乳化重合方法である。
使用されている用語「(メタ)アクリル」は、すべての種類のアクリル及びメタクリルモノマーを表す。
使用されている用語「(メタ)アクリルポリマー」は、(メタ)アクリルポリマーが、(メタ)アクリルポリマーの50重量%以上を構成する(メタ)アクリルモノマーを含むポリマーを本質的に含むことを意味する。
使用されている用語「エポキシ樹脂」は、開環によって重合され得る、オキシラン型の少なくとも2つの官能基を有する有機化合物と理解される。
使用されている用語「(メタ)アクリル樹脂」は、アクリル及びメタクリルモノマーに基づく接着剤と理解される。
使用されている用語「マスターバッチ」は、担体材料中で高濃度の添加剤を含む組成物と理解される。添加剤は担体材料中に分散している。
使用されている用語「耐衝撃性改良剤」は、ポリマー材料中に一旦導入されると、ゴム状材料又はゴムポリマーの相マイクロドメインによってポリマー材料の耐衝撃性及び靱性を向上させる材料と理解される。
使用されている用語「ゴム」は、ガラス転移を上回る、ポリマーの熱力学的状態を表す。
使用されている用語「ゴムポリマー」は、0℃未満のガラス転移温度(Tg)を有するポリマーを表す。
本発明の液体組成物は、少なくとも3つの構成、a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、b)多段ポリマー、及びc)モノマー(M1)を含み、3つの化合物を含む液体組成物中で、モノマーに対する多段ポリマーの重量比は1/99から25/75の間である。
好ましくは、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比は、2/98から24/76の間、より好ましくは3/97から23/77の間、さらにより好ましくは4/96から22/78の間、有利には5/95から20/80の間である。
本発明の液体組成物の動力学的粘度は、10mPa・sから1000000mPa・s、好ましくは10mPa・sから500000mPa・s、有利には50mPa・sから300000mPa・sの範囲である。液体組成物(時々シロップとも呼ばれる)の粘度は、0.1s−1から100s−1の間のせん断力を有するレオメーターで容易に測定され得る。動力学的粘度は25℃で測定される。すり減粘があれば、粘度は1s−1のせん断力で測定される。
(メタ)アクリルポリマー(P1)に関して、それは、100000g/mol未満、好ましくは90000g/mol未満、より好ましくは80000g/mol未満、さらにより好ましくは70000g/mol未満、有利には60000g/mol未満、より有利には50000g/mol未満、さらにより有利には40000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有する。
(メタ)アクリルポリマー(P1)は、2000g/mol超、好ましくは3000g/mol超、より好ましくは4000g/mol超、さらにより好ましくは5000g/mol超、有利には6000g/mol超、より有利には6500g/mol超、さらにより有利には7000g/mol超、最も有利には10000g/mol超の質量平均分子量Mwを有する。
(メタ)アクリルポリマー(P1)の質量平均分子量Mwは、2000g/molから100000g/molの間、好ましくは3000g/molから90000g/molの間、及びより好ましくは4000g/molから80000g/molの間、有利には5000g/molから70000g/molの間、より有利には6000g/molから50000g/molの間、最も有利には10000g/molから40000g/molの間である。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、(メタ)アクリルモノマーを含むコポリマーである。より好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、(メタ)アクリルポリマーである。さらにより好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、少なくとも50重量%の、C1〜C12アルキル(メタ)アクリレートから選択されるモノマーを含む。有利に好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、少なくとも50重量%の、C1〜C4アルキルメタクリレート及びC1〜C8アルキルアクリレートモノマー、並びにこれらの混合物を含む。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)のガラス転移温度Tgは、30℃から150℃の間である。(メタ)アクリルポリマー(P1)のガラス転移温度は、より好ましくは40℃から150℃の間、有利には45℃から150℃の間、より有利には50℃から150℃の間である。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、架橋されていない。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、いずれの他のポリマーにもグラフトされていない。
第一の好ましい実施態様において、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、50重量%から100重量%のメチルメタクリレート、好ましくは80重量%から100重量%のメチルメタクリレート、さらにより好ましくは80重量%から99.8重量%のメチルメタクリレート及び0.2重量%から20重量%のC1〜C8アルキルアクリレートモノマーを含む。有利には、C1〜C8アルキルアクリレートモノマーは、メチルアクリレート、エチルアクリレート又はブチルアクリレートから選択される。
第二の好ましい実施態様において、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、0重量%から50重量%の間の機能性モノマーを含む。好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、0重量%から30重量%の間、より好ましくは1重量%から30重量%の間、さらにより好ましくは2重量%から30重量%の間、有利には3重量%から30重量%の間、より有利には5重量%から30重量%の間、最も有利には5重量%から30重量%の間の機能性モノマーを含む。
好ましくは、第二の好ましい実施態様の機能性モノマーは、(メタ)アクリルモノマーである。機能性モノマーは、式(1)又は(2)を有する。
Figure 2019501267
式(1)と(2)の両方において、Rは、H又はCHから選択され;式(1)において、Yは、Oであり、Rは、Hであるか又は少なくとも1つの、C若しくはHではない原子を有する脂肪族若しくはは芳香族基であり;式(2)において、Yは、Nであり、R及び/又はRは、H又は脂肪族若しくは芳香族基である。
好ましくは、機能性モノマー(1)又は(2)は、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリル又はメタクリル酸、これらの酸から誘導される、例えばジメチルアクリルアミドなどのアミド、2−メトキシエチルアクリレート又はメタクリレート、4級化されていてもよい2−アミノエチルアクリレート又はメタクリレート、ホスホネート又はホスフェート基を含むアクリレート又はメタクリレートモノマー、アルキルイミダゾリジノン(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから選択される。好ましくは、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのポリエチレングリコール基は、400g/molから10000g/molの範囲の分子量を有する。
本発明の多段ポリマーは、そのポリマー組成において異なる、少なくとも2つの段を有する。
多段ポリマーは、好ましくは、球状粒子と考えられるポリマー粒子の形態である。これらの粒子は、コアシェル粒子とも呼ばれる。第一の段はコアを、第二又はすべての続く段は各シェルを形成する。コア/シェル粒子とも呼ばれる、このような多段ポリマーが好ましい。
一次粒子である本発明のポリマー粒子に関して、それは、15nmから900nmの間の重量平均粒径を有する。好ましくは、ポリマーの重量平均粒径(直径)は、20nmから800nmの間、より好ましくは25nmから600nmの間、さらにより好ましくは30nmから550nmの間、再びさらにより好ましくは35nmから500nmの間、有利には40nmから400nmの間、よりいっそう有利には75nmから350nmの間、有利には80nmから300nmの間である。一次ポリマー粒子は、多段ポリマーか、又は(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーかのいずれかを含むポリマー粉末を与えて、凝集され得る。
ポリマー粒子は、例えば2つ、3つ以上の段を含む方法などの多段階方法によって得られる。
ポリマー粒子は、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む少なくとも1つの層(A)と、30℃より高いガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む別の層(B)とを含む多層構造を有する。
第一の好ましい実施態様において、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の外層である。
第二の好ましい実施態様において、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の中間層であり、多段ポリマーが、モノマー(M1)との接触にもたらされる前である。
好ましくは、段(A)は、最初の段であり、ポリマー(B1)を含む段(B)は、ポリマー(A1)を含む段(A)又は別の中間層にグラフトされている。最初の段は、ポリマー(A1)を含む段(A)が、ポリマー(B1)を含む段(B)の前に作製されることを意味する。
層(A)中の0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)は、多段階方法の最終段階の間に作製されない。これは、ポリマー(A1)は、多層構造を有する粒子の外層の中にはないことを意味する。層(A)中の0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)は、ポリマー粒子のコアか、又は内層の1つかのいずれかの中にある。
好ましくは、層(A)中の0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)は、多層構造を有するポリマー粒子のためのコアを形成する多段階方法の第一段階で、及び/又は60℃より高いガラス転移温度を有するポリマー(B1)の前で作製される。好ましくは、ポリマー(A1)は、−5℃未満、より好ましくは−15℃未満、有利には−25℃未満のガラス転移温度を有している。
第一の好ましい実施態様において、60℃より高いガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の外層を形成する、多段階方法の最終段階で作製される。
第二の好ましい実施態様において、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)は、多層構造を有するポリマー粒子の中間層であり、多段階方法の、ポリマー(A1)を形成するための段階の後の段階で作製される。
中間の段階によって得られる、追加の中間層があってもよい。
各ポリマーのガラス転移温度Tgは、例えば熱機械分析などの動的な方法によって見積もられ得る。
各段の各ポリマーのガラス転移温度Tgを個々に、より容易に見積及び測定するために、ポリマー(A1)及び(B1)それぞれの試料を得る目的で、ポリマーは単独で、多段階方法によらず調製され得る。
ポリマー(A1)に関しては、第一の実施態様において、それは、アルキルアクリレート由来のモノマーを少なくとも50重量%含む(メタ)アクリルポリマーである。
ポリマー(A1)が、0℃未満のガラス転移温度を有している限り、より好ましくは、ポリマー(A1)は、アルキルアクリレートと共重合可能なコモノマーを含む。
ポリマー(A1)中のコモノマーは、好ましくは(メタ)アクリルモノマー及び/又はビニルモノマーから選択される。
ポリマー(A1)中の(メタ)アクリルコモノマーは、C1〜C12アルキル(メタ)アクリレートから選択されるモノマーを含む。さらにより好ましくは、ポリマー(A1)中の(メタ)アクリルコモノマーは、C1〜C4アルキルメタクリレート、及び/又はC1〜C8アルキルアクリレート、のモノマーを含む。
ポリマー(A1)が0℃未満のガラス転移温度を有している限り、最も好ましくは、ポリマー(A1)のアクリル又はメタクリルコモノマーは、メチルアクリレート、プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、ブチルアクリレート、tert-ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、及びこれらの混合物から選択される。
好ましくは、ポリマー(A1)は架橋されている。これは、架橋剤が、他のモノマーに加えられることを意味する。架橋剤は、少なくとも2つの重合され得る基を含む。
1つの特定の実施態様において、ポリマー(A1)は、ブチルアクリレートのホモポリマーである。
別の特定の実施態様において、ポリマー(A1)は、ブチルアクリレート及び少なくとも1つの架橋剤のコポリマーである。架橋剤は、このコポリマーの5重量%未満で存在する。
より好ましくは、第一の実施態様のポリマー(A1)のガラス転移温度Tgは、−100℃から0℃の間、よりいっそう好ましくは−100℃から−5℃の間、有利には−90℃から−15℃の間、より有利には−90℃から−25℃の間である。
ポリマー(A1)に関しては、第二の実施態様において、ポリマー(A1)は、シリコーンゴムベースのポリマーである。シリコーンゴムは、例えば、ポリジメチルシロキサンである。より好ましくは、第二の実施態様のポリマー(A1)のガラス転移温度Tgは、−150℃から0℃の間、よりいっそう好ましくは−145℃から−5℃の間、有利には−140℃から−15℃の間、より有利には−135℃から−25℃の間である。
ポリマー(A1)に関しては、第三の実施態様において、0℃未満のガラス転移温度を有しているポリマー(A1)は、少なくとも50重量%の、イソプレン又はブタジエン由来のポリマー単位を含み、段(A)は、多層構造を有するポリマー粒子の、最も内側の層である。言い換えれば、ポリマー(A1)を含む段(A)は、ポリマー粒子のコアである。
例として、第二の実施態様のコアのポリマー(A1)は、イソプレンホモポリマー又はブタジエンホモポリマー、イソプレン―ブタジエンコポリマー、多くとも98重量%のビニルモノマーを有するイソプレンのコポリマー、及び多くとも98重量%のビニルモノマーを有するブタジエンのコポリマーから作製されてもよいことが挙げられる。ビニルモノマーは、スチレン、アルキルスチレン、アクリロニトリル、アルキル(メタ)アクリレート、又はブタジエン、又はイソプレンであってもよい。1つ実施態様において、コアは、ブタジエンホモポリマーである。
より好ましくは、少なくとも50重量%の、イソプレン又はブタジエン由来のポリマー単位を含む、第三の実施態様のポリマー(A1)のガラス転移温度Tgは、−100℃から0℃の間、よりいっそう好ましくは−100℃から−5℃の間、有利には−90℃から−15℃の間、よりいっそう有利には−90℃から−25℃の間である。
ポリマー(B1)に関しては、二重結合を有するモノマー及び/又はビニルモノマーを含んでいる、ホモポリマー及びコポリマーから作製されてもよいことが挙げられる。好ましくは、ポリマー(B1)は、(メタ)アクリルポリマーである。
好ましくは、ポリマー(B1)は、C1〜C12アルキル(メタ)アクリレートから選択される、少なくとも70重量%のモノマーを含む。さらにより好ましくは、ポリマー(B1)は、少なくとも80重量%の、C1〜C4アルキルメタクリレート及び/又はC1〜C8アルキルアクリレートのモノマーを含む。
ポリマー(B1)は、架橋されていてもよい。
最も好ましくは、ポリマー(B1)が少なくとも30℃のガラス転移温度を有している限り、ポリマー(B1)のアクリル又はメタクリルモノマーは、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、及びこれらの混合物から選択される。
有利には、ポリマー(B1)は、少なくとも50重量%、より有利には少なくとも60重量%、よりいっそう有利には少なくとも70重量%の、メチルメタクリレート由来のモノマー単位を含む。
好ましくは、ポリマー(B1)のガラス転移温度Tgは、30℃から150℃の間である。ポリマー(B1)のガラス転移温度は、より好ましくは50℃から150℃の間、さらにより好ましくは70℃から150℃の間、有利には90℃から150℃の間、より有利には90℃から130℃の間である。
別の実施態様において、前述の多段ポリマーは、(メタ)アクリルポリマー(P1)である追加の段を有する。本発明のこの実施態様の一次ポリマー粒子は、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む少なくとも1つの段(A)と、30℃より高いガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む少なくとも1つの段(B)と、30℃から150℃の間のガラス転移温度を有する(メタ)アクリルポリマー(P1)を含む少なくとも1つの段(P)とを含む多層構造を有する。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、ポリマー(A1)又は(B1)のいずれにもグラフトされていない。
本発明の多段ポリマーを製造するための方法に関しては、それは、
a)モノマー又はモノマー混合物(A)を乳化重合によって重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む少なくとも1つの層(A)を得る工程、
b)モノマー又はモノマー混合物(B)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む層(B)を得る工程、
を含み、モノマー又はモノマー混合物(A)、及びモノマー又はモノマー混合物(B)は、前述のポリマー(A1)及びポリマー(B1)のための組成物のモノマーから選択される。
好ましくは、工程a)は、工程b)の前になされる。より好ましくは、2段階しかなければ、工程b)は、工程a)で得られるポリマー(A1)の存在下で実施される。
有利には、本発明の多段ポリマー組成物を製造するための方法は、
a)モノマー又はモノマー混合物(A)を乳化重合によって重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む1つの層(A)を得る工程、
b)モノマー又はモノマー混合物(B)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む層(B)を得る工程、
を次々に含む多段階方法である。
ポリマー(A1)及び(B1)をそれぞれ含む、層(A)及び(B)をそれぞれ形成するための、各モノマー又はモノマー混合物(A)及び(B)、並びに各ポリマー(A1)及び(B1)の特徴は、前述のとおりである。
多段ポリマーを製造するための方法は、工程a)と工程b)の間に、追加の段のための追加の工程を含み得る。
多段ポリマーを製造するための方法は、工程a)及び工程b)の前に、追加の段のための追加の工程を含み得る。乳化重合によってモノマー又はモノマー混合物(A)を重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む層(A)を得るために、シードが使用され得る。シードは、好ましくは少なくとも20℃のガラス転移温度を有する、熱可塑性ポリマーである。
多段ポリマーは、ポリマー粒子の水性分散体として得られる。分散体の固体含量は、10重量%から65重量%の間である。
本発明の(メタ)アクリルポリマー(P1)を製造するための方法に関しては、各(メタ)アクリルモノマー(P1)を重合させる工程を含む。各(メタ)アクリルモノマー(P1)は、(メタ)アクリルポリマー(P1)及び2つの好ましい(メタ)アクリルポリマー(P1)の実施態様のために前述のとおりである。
(メタ)アクリルホモ又はコポリマー(P1)は、バッチ法又は半連続法によって作成され得る。
バッチ法に関して、モノマー混合物は、1つ又は一部の開始剤系の導入の直前又は後に、ワンショットで導入される。
半連続法に関して、モノマー混合物は、30から500分の範囲であり得る、定義された添加の期間の間に、複数ショットで又は連続的に、開始剤添加(開始剤も複数ショットで又は連続的に添加される)に並行して添加される。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を調製するための方法は、2つの好ましい実施態様を有する。
本方法の第一の好ましい実施態様において、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、多段ポリマーの存在下で重合される。(メタ)アクリルポリマー(P1)は、多段ポリマーの追加の段として作製される。
本方法の第二の好ましい実施態様において、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、別に重合され、多段ポリマーと混合又はブレンドされる。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を調製するための、第一の好ましい実施態様の方法に関して、それは、
a)モノマー又はモノマー混合物(A)を乳化重合によって重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む段(A)中に1つの層を得る工程、
b)モノマー又はモノマー混合物(B)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む段(B)中に層を得る工程、
c)モノマー又はモノマー混合物(P1)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有する(メタ)アクリルポリマー(P1)を含むこの追加の段中に層を得る工程、
を含み、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、100000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする。
好ましくは、工程a)は、工程b)の前になされる。
より好ましくは、工程b)は、工程a)で得られたポリマー(A1)の存在下で実施される。
有利には、(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を製造するための方法は、多段階方法であり、
a)モノマー又はモノマー混合物(A)を乳化重合によって重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む段(A)中に1つの層を得る工程、
b)モノマー又はモノマー混合物(B)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む段(B)中に層を得る工程、
c)モノマー又はモノマー混合物(P1)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有する(メタ)アクリルポリマー(P1)を含むこの追加の段中に層を得る工程、
を次々に含み、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、100000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする。
ポリマー(A1)、(B1)及び(P1)をそれぞれ含む、層(A)、(B)及び追加の段をそれぞれ形成するための、各モノマー又はモノマー混合物(A)、(B)及び(P1)は、前述のとおりである。各ポリマー(A1)、(B1)及び(P1)の特徴は、前述のとおりである。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を製造するための方法は、このポリマー組成物の回収の追加工程d)を含む。
回収は、水相と固相との間の部分的又は分離を意味し、後者はポリマー組成物を含む。
より好ましくは、本発明のポリマー組成物の回収は、凝固又はスプレードライによってなされる。
0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)が、少なくとも50重量%のアルキルアクリレート由来のポリマー単位を含み、段(A)が、多層構造を有するポリマー粒子の最も内側の層であれば、スプレードライは、本発明のポリマー粉末組成物のための製造法のための、回収及び/又は乾燥のために好ましい方法である。
0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)が、少なくとも50重量%のイソプレン又はブタジエン由来のポリマー単位を含み、段(A)が、多層構造を有するポリマー粒子の最も内側の層であれば、凝固は、本発明のポリマー粉末組成物のための製造法のための、回収及び/又は乾燥のために好ましい方法である。
本発明のポリマー組成物を製造するための方法は、ポリマー組成物の乾燥の追加工程e)を含んでいてもよい。
ポリマー組成物の回収の工程d)が、凝固によってなされれば、好ましくは、乾燥の工程e)はなされる。
好ましくは、工程e)の乾燥の後で、ポリマー組成物は、3重量%未満、より好ましくは1.5重量%未満、有利には1%未満の、湿度又は水分を含む。
ポリマー組成物の湿度は、熱天秤で測定され得る。
ポリマーの乾燥は、オーブン又は真空オーブン中で、組成物を48時間50℃で加熱することでなされ得る。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を調製するための第二の好ましい実施態様の方法に関して、それは、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを混合する工程、
b)得られた前工程の混合物をポリマー粉末の形態で回収する工程、
を含み、工程a)中の(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーは、水相中の分散体の形態である。
(メタ)アクリルポリマー(P1)の水性分散体及び多段ポリマーの水性分散体の量は、得られる混合物中の、固体部分のみに基づく多段ポリマーの重量比が、少なくとも5重量%、好ましくは少なくとも10重量%、より好ましくは少なくとも20重量%、有利には少なくとも50重量%となるように選択される。
(メタ)アクリルポリマー(P1)の水性分散体及び多段ポリマーの水性分散体の量は、得られる混合物中の、固体部分のみに基づく多段ポリマーの重量比が、多くとも99重量%、好ましくは多くとも95重量%、より好ましくは多くとも90重量%となるように選択される。
(メタ)アクリルポリマー(P1)の水性分散体及び多段ポリマーの水性分散体の量は、得られる混合物中の、固体部分のみに基づく多段ポリマーの重量比が、5重量%から99重量%の間、好ましくは10重量%から95重量%の間、より好ましくは20重量%から90重量%の間となるように選択される。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を製造するための方法の回収工程b)は、好ましくは、凝固又はスプレードライによってなされる。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を製造するための方法は、ポリマー組成物を乾燥するための追加工程c)を含んでいてもよい。
乾燥は、本発明のポリマー組成物が、3重量%未満の湿度、及び好ましくは1.5重量%未満の湿度、より好ましくは1.2%未満の湿度を含むことを意味する。
湿度は、ポリマー組成物を加熱し重量の減少を測定する熱天秤で、測定され得る。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー組成物を製造するための方法は、好ましくはポリマー粉末をもたらす。本発明のポリマー粉末は、粒子の形態である。ポリマー粉末粒子は、多段階方法によって作製される凝集した一次ポリマー粒子、及び(メタ)アクリルポリマー(P1)を含む。
調製の方法の2つの実施態様の、(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含むポリマー粉末に関して、それは、体積メジアン粒径D50、1μmから500μmの間を有する。好ましくは、ポリマー粉末の体積メジアン粒径は、10μmから400μmの間、より好ましくは15μmから350μmの間、有利には20μmから300μmの間である。
体積中の粒度分布のD10は、少なくとも7μm、好ましくは10μmである。
体積中の粒度分布のD90は、多くとも950μm、好ましくは500μm、より好ましくは多くとも400μmである。
多段ポリマーに対する(メタ)アクリルポリマー(P1)の重量比rは、少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも7重量%、さらにより好ましくは少なくとも10重量%である。
本発明によれば、多段ポリマーに対する(メタ)アクリルポリマー(P1)の重量比rは、多くとも95重量%である。
好ましくは、多段ポリマーに対する(メタ)アクリルポリマー(P1)の重量比は、5重量%から95重量%の間、好ましくは10重量%から90重量%の間である。
モノマー(M1)に関して、それは、少なくとも0℃から60℃の温度範囲において、液体モノマーである。モノマー(M1)は、1つの炭素の二重結合(C=C)を含む。
本発明のモノマー(M1)は、(メタ)アクリルポリマー(P1)のための溶媒であるモノマーである。言い換えれば、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、モノマー(M1)に溶解性である。
溶解性であるとは、ある時間に熱力学的に相溶性のモノマー(M1)に接した(メタ)アクリルポリマー(P1)が溶解させられ、(メタ)アクリルポリマー(P1)のモノマー(M1)溶液が得られることを意味する。
モノマー(M1)中の(メタ)アクリルポリマー(P1)の溶解性は、25℃で2つの化合物を攪拌下で混合することによって、容易に試験される。当業者には、モノマーをモノマー(M1)として含む、多数のポリマーのための溶媒が知られている。その一方で、溶解性パラメーターの値は、多数のポリマー及び溶媒に関して与えられ、後者は、例えば、Polymer Handbook (4th edition) Ed.J. Brandrup, E.H. Immergut and E. A.Grulke; Pub.:John Wiley and Sons Inc. 1999, Chapter “Solubility Parameter Value” by Eric A. Gulke VII/675 to VII/714、の中の多数のモノマーを含んでいる。
モノマー(M1)は、好ましくは(メタ)アクリルモノマー及び/又はビニルモノマー、及びこれらの混合物から選択される。モノマー(M1)がいくつかのモノマーの混合物であれば、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、モノマー(M1)を含む混合物に溶解性である。
モノマー(M1)は、より好ましくはC1〜C12アルキル(メタ)アクリレート、スチレンモノマー、及びこれらの混合物から選択される。
第一の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも50重量%のメチルメタクリレートを含む。
第二の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも50重量%のメチルメタクリレート、並びにC2〜C12アルキル(メタ)アクリレート、アルキルアクリレート、スチレンモノマー、及びこれらの混合物から選択される100重量%までの残部、を含むモノマーの混合物である。
第三の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも80重量%のメチルメタクリレートを含む。
第四の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも80重量%のメチルメタクリレート、並びにC2〜C12アルキル(メタ)アクリレート、アルキルアクリレート、スチレンモノマー、及びこれらの混合物から選択される100重量%までの残部、を含むモノマーの混合物である。
第五の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも90重量%のメチルメタクリレートを含む。
第六の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、少なくとも90重量%のメチルメタクリレート、並びにC2〜C12アルキル(メタ)アクリレート、アルキルアクリレート、スチレンモノマー、及びこれらの混合物から選択される100重量%までの残部、を含むモノマーの混合物である。
第七の好ましい実施態様において、モノマー(M1)は、メチルメタクリレートのみである。
本発明の液体組成物は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも粘性が低い。
本発明の液体組成物は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない液体組成物の代わりに、より良好に分散した多段ポリマーを調製するために使用され得る。
液体組成物を製造するための方法に関しては、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物を調製する工程、
b)前工程の組成物をモノマー(M1)と混合する工程
を含み、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比は1/99から25/75の間である。
好ましくは、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、100000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有する。(メタ)アクリルポリマー(P1)は、前述のとおりである。
(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物は、2つの好ましい調製の実施態様によって得られる、ポリマー粉末の形態であり得る。
その方法は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも、粘性が低い液体組成物をもたらす。
その方法は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも、多段ポリマーの良好な分散を有する液体組成物をもたらす。
(メタ)アクリルポリマー(P1)が存在するとき、凝集したポリマー粉末は、溶媒中でよりも良好に分散されている。
液体組成物を製造するための本発明の方法は、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも良好に分散したポリマーを調製するために使用され得る。
本発明の追加の態様は、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物が、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物よりも、多段ポリマーの良好な分散体をモノマー(M1)中で調製するために使用され得ることである。
本発明の別の追加の態様は、
a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
b)多段ポリマー、及び
c)モノマー(M1)
を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物が、モノマー(M1)を重合させることによって、耐衝撃性改良ポリマーの調製のために使用され得ることである。
本発明の液体組成物は、モノマー(M1)の重合の前に、液体組成物の一部ではない、他のモノマー及びポリマーとも混合され得る。本発明の液体組成物は、液体マスターバッチとして使用され得る。
多段ポリマーは、重合後にポリマーマトリックス中で、(メタ)アクリルポリマー(P1)を含まない組成物を用いるよりも良好に分配されている。
〔評価の方法〕
粘度測定
粘度は、Anton PaarからのMCR301レオメーターで測定される。Couette型が使用される。温度は25℃で、ずり速度は0.1s−1から100s−1である。
ガラス転移温度
ポリマーのガラス転移点(Tg)は、熱機械分析を実現することができる機器を用いて測定される。Rheometrics社より提案されている、RDAII「RHEOMETRICS DYNAMIC ANALYSER」が使用されている。熱機械分析は、適用される温度、ひずみ又は変形の関数としての、試料の粘弾性の変化を正確に測定する。装置は、温度変化の制御プログラムの間、ひずみを固定したまま、試料の変形を連続的に記録する。
結果は、温度、弾性率(G’)、損失弾性率、及びタン・デルタの関数として、図面によって得られる。Tgは、タン・デルタの導関数がゼロに等しいとき、タン・デルタ曲線から読み取られる、比較的高い温度の値である。
分子量
ポリマーの質量平均分子量(Mw)は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって測定される。
粒径分析
多段階重合後の一次粒子の粒径は、Zetasizerを用いて測定される。
回収後のポリマー粉末の粒径は、MALVERNからの、Malvern Mastersizer 3000を用いて測定される。
重量平均粉末粒径、粒度分布、及び微粒子の比率の見積もりについては、0,5〜880μmの範囲を測定する、300mmレンズを備えた、Malvern Mastersizer 3000装置が使用される。
多段ポリマーを得るために、国際公開第2012/038441号の試料1の実施例に従い、多段ポリマー(コアシェル粒子)の合成がなされる。多段ポリマーCS1が得られる。それは、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む段(A)(基本的にブチルアクリレートで作製される)、及び少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む段(B)(基本的にメチルメタクリレートで作製される)を含む。多段ポリマーCS1は、さらなる使用のために、水性分散体として保存される。
(メタ)アクリルポリマータイプ(P1)の合成は、2つの実施態様によってなされる。第一は、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、多段ポリマーCS1の存在下で重合される。(メタ)アクリルポリマー(P1)は、多段ポリマーCSの追加の段として作製される。そして第二の実施態様では、(メタ)アクリルポリマー(P1)は、別に重合され、(メタ)アクリルポリマー(P1)の重合の終了の後で、多段ポリマーと混合又はブレンドされる。
比較例1:多段ポリマーCS1は、MMAに対して15重量%のCS1が液体組成物中に存在するように、20℃で攪拌下にメチルメタクリレート(MMA)と混合される。
実施例1:(メタ)アクリルポリマー(P1)は、多段ポリマーCS1への追加の段として作製される。半連続法が使用される:脱イオン水中の6400gの多段ポリマー(CS1)、0.01gのFeSO4及び0.032gのエチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩(10gの脱イオン水に溶解されている)、110gの脱イオン水に溶解されている3.15gのホルムアルデヒドスルホキシレート、及び21.33gの乳化剤の牛脂脂肪酸のカリウム塩(139.44gの水に溶解されている)が、かき混ぜながら反応器に充填され、混合物は、コアシェルポリマー以外の加えられた原料の完全な溶解まで、かき混ぜられた。3回の減圧窒素パージが連続で実施され、反応器は、わずかな減圧下で放置された。反応器は、その後加熱された。同時に、960.03gのメチルメタクリレート、106.67gのジメチルアクリルアミド、及び10.67gのn−オクチルメルカプタンを含む混合物は、30分間窒素脱気された。反応器は、63℃で加熱され、その温度で維持される。次いで、モノマー混合物は、ポンプを用いて180分で反応器に導入された。並行して、5.33gのter―ブチルヒドロペルオキシドの溶液(100gの脱イオン水に溶解されている)が導入される(同じ添加時間)。ラインは、50g及び20gの水でリンスされた。その後、反応混合物は、80℃で加熱され、重合物は、モノマー添加の終了から60分の完了まで放置された。反応器は30℃に冷却された。(メタ)アクリルポリマー(P1)の質量平均分子量は、Mw=28000g/molである。
最終的なポリマー組成物は、その後回収され、ポリマー組成物は、スプレードライによって乾燥された。得られたポリマー組成物は、MMA、(メタ)アクリルポリマーP1及び多段ポリマーCS1を含む液体組成物中に、MMAに対して15重量%のCS1が存在するように、20℃で攪拌下にメチルメタクリレート(MMA)と混合される。
実施例2:(メタ)アクリルポリマー(P1)は、別に重合され、多段ポリマーCS1と混合又はブレンドされる。(メタ)アクリルポリマー(P1)の合成:半連続法:1700gの脱イオン水、0.01gのFeSO4及び0.032gのエチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩(10gの脱イオン水に溶解されている)、110gの脱イオン水に溶解されている3.15gのホルムアルデヒドスルホキシラート、及び21.33gの乳化剤の牛脂脂肪酸のカリウム塩(139.44gの水に溶解されている)が、かき混ぜながら反応器に充填され、混合物は、完全な溶解までかき混ぜられた。3回の減圧窒素パージが連続で実施され、反応器は、わずかな減圧下で放置された。反応器はその後加熱された。同時に、960.03gのメチルメタクリレート、106.67gのジメチルアクリルアミド、及び10.67gのn−オクチルメルカプタンを含む混合物は、30分間窒素脱気された。反応器は、63℃で加熱され、その温度で維持される。次いで、モノマー混合物は、ポンプを用いて180分で反応器に導入された。並行して、5.33gのter―ブチルヒドロペルオキシドの溶液(100gの脱イオン水に溶解されている)が導入される(同じ添加時間)。ラインは、50g及び20gの水でリンスされた。その後、反応混合物は、80℃の温度で加熱され、重合物は、その後モノマーの添加の終了から60分の完了まで、放置された。反応器は30℃に冷却された。得られた固体含量は、34.2%である。(メタ)アクリルポリマーP1の質量平均分子量は、Mw=28000g/molである。
多段ポリマーCS1及び(メタ)アクリルポリマー(P1)の水性分散体は、(メタ)アクリルポリマー(P1)と多段ポリマーCS1の間の、固体ポリマーに基づく重量比が、15/85である量で混合される。混合物は、スプレードライによって、パワー(power)として回収された。
得られた混合物は、MMA、(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーCS1を含む液体組成物中に、MMAに対して15重量%のCS1が存在するように、20℃で攪拌下にメチルメタクリレートと混合される。
実施例3:(メタ)アクリルポリマー(P1)と多段ポリマーCS1の間の固体ポリマーに基づく重量比が25/75であることを除いて、実施例2が繰り返される。
各液体組成物の粘度は測定される。
表1―液体組成物の粘度の結果
Figure 2019501267
表1に示したとおり、ポリマーの全体的な固体含量は増加する一方で、多段ポリマーの比はモノマーM1=MMAに対して15重量%の一定のままであるが、組成物の動的粘度は減少する。
コアシェル粒子は、メタアクリルポリマー(P1)が存在するとき、液体組成物中に低い有効体積を有しながら、より効率よく分散される。

Claims (30)

  1. a)(メタ)アクリルポリマー(P1)、
    b)多段ポリマー、及び
    c)モノマー(M1)
    を含む液体組成物であって、液体組成物中のモノマーに対する多段ポリマーの重量比が1/99から25/75の間である液体組成物。
  2. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、100000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、50000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  4. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、5000g/molを超える質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  5. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、3000g/molから90000g/molの間の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  6. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、5000g/molから70000g/molの間、より有利には6000g/molから50000g/molの間の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  7. モノマーに対する多段ポリマーの重量比が、2/98から24/76の間、より好ましくは3/97から23/77の間、さらにより好ましくは4/96から22/78の間、有利には5/95から20/80の間であることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  8. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、モノマー(M1)に溶解性であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  9. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、架橋されていないことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、いずれの他のポリマーにもグラフトされていないことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  11. モノマー(M1)が、C1〜C12アルキル(メタ)アクリレート、スチレンモノマー、及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 多段ポリマーが、
    a)0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む段(A)、
    b)少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む段(B)
    を含むことを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 段(A)が最初の段であること、及び、ポリマー(B1)を含む段(B)がポリマー(A1)を含む段(A)にグラフトされていることを特徴とする、請求項12に記載の組成物。
  14. ポリマー(A1)及び(B1)が、アクリル又はメタクリルポリマーであることを特徴とする、請求項12又は13に記載の組成物。
  15. ポリマー(A1)が、少なくとも50重量%の、イソプレン又はブタジエンに由来するポリマー単位を含むことを特徴とする、請求項12又は13に記載の組成物。
  16. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、少なくとも50重量%の、C1〜C12アルキル(メタ)アクリレートから選択されるモノマーを含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、50重量%から100重量%のメチルメタクリレート、好ましくは80重量%から100重量%のメチルメタクリレート、さらにより好ましくは80重量%から99.8重量%のメチルメタクリレート及び0.2重量%から20重量%のC1〜C8アルキルアクリレートモノマーを含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  18. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、0重量%から50重量%の間の機能性モノマーを含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  19. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、1重量%から30重量%の間の機能性モノマーを含むことを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 機能性モノマーが、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリル又はメタクリル酸、これらの酸から誘導される、例えばジメチルアクリルアミドなどのアミド、2−メトキシエチルアクリレート又はメタクリレート、4級化されていてもよい2−アミノエチルアクリレート又はメタクリレート、ホスホネート又はホスフェート基を含むアクリレート又はメタクリレートモノマー、アルキルイミダゾリジノン(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートから選択され、好ましくはポリエチレングリコール(メタ)アクリレートのポリエチレングリコール基が、400g/molから10000g/molの範囲の分子量を有することを特徴とする、請求項18又は19に記載の組成物。
  21. a)(メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物を調製する工程、
    b)前工程の組成物をモノマー(M1)と混合する工程
    を含む液体組成物を製造するための方法であって、液体組成物中のモノマー(M1)に対する多段ポリマーの比が1/99から25/75の間である、請求項1から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、100000g/mol未満の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、5000g/molから70000g/molの間の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  24. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、6000g/molから50000g/molの間の質量平均分子量Mwを有することを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  25. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、多段ポリマーの追加の段として作られることを特徴とする、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. (メタ)アクリルポリマー(P1)及び多段ポリマーを含む組成物が、多段階方法によって製造され、
    a)モノマー又はモノマー混合物(A)を乳化重合によって重合させ、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマー(A1)を含む段(A)中に1つの層を得る工程、
    b)モノマー又はモノマー混合物(B)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有するポリマー(B1)を含む段(B)中に層を得る工程、
    c)モノマー又はモノマー混合物(P1)を乳化重合によって重合させ、少なくとも30℃のガラス転移温度を有する(メタ)アクリルポリマー(P1)を含むこの追加の段中に層を得る工程、
    を次々に含むことを特徴とする、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  27. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、架橋又はいずれの他のポリマーにもグラフトされていないことを特徴とする、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  28. (メタ)アクリルポリマー(P1)が、別に重合され、多段ポリマーと混合又はブレンドされることを特徴とする、請求項21から24のいずれか一項に記載の方法。
  29. モノマー(M1)中の多段ポリマーのより良好な分散体を調製するための、請求項1から20のいずれか一項に記載の液体組成物の、又は請求項21から28のいずれか一項に記載の方法によって得られる液体組成物の、使用。
  30. 耐衝撃性改良ポリマーの調製のための、請求項1から20のいずれか一項に記載の液体組成物の、又は請求項21から28のいずれか一項に記載の方法によって得られる液体組成物の、使用。
JP2018536202A 2016-01-11 2017-01-11 多段ポリマーを含む液体組成物、その調製の方法及びその使用 Active JP6983163B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1650191A FR3046605B1 (fr) 2016-01-11 2016-01-11 Composition liquide comprenant un polymere a phases multiples, son procede de preparation et son utilisation
FR1650191 2016-01-11
PCT/EP2017/050460 WO2017121749A1 (en) 2016-01-11 2017-01-11 Liquid composition comprising a multistage polymer, its method of preparation and its use

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019501267A true JP2019501267A (ja) 2019-01-17
JP6983163B2 JP6983163B2 (ja) 2021-12-17

Family

ID=56322012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018536202A Active JP6983163B2 (ja) 2016-01-11 2017-01-11 多段ポリマーを含む液体組成物、その調製の方法及びその使用

Country Status (11)

Country Link
US (1) US10968341B2 (ja)
EP (1) EP3402830B1 (ja)
JP (1) JP6983163B2 (ja)
KR (1) KR20180102133A (ja)
CN (1) CN108779218B (ja)
BR (1) BR112018014026B1 (ja)
FR (1) FR3046605B1 (ja)
MY (1) MY196948A (ja)
RU (1) RU2736487C2 (ja)
SG (1) SG11201805898RA (ja)
WO (1) WO2017121749A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019506487A (ja) * 2016-01-11 2019-03-07 アルケマ フランス 多段ポリマー及び(メタ)アクリルポリマーを含む液体(メタ)アクリル組成物、その調製の方法、並びにその使用

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3053350B1 (fr) * 2016-06-29 2020-03-27 Arkema France Composition liquide ou sirop comprenant un polymere a phases multiples et un polymere (meth)acrylique, sirop pour procede d'impregnation, procede d'impregnation pour un substrat fibreux, procede depolymerisation et article structure obtenu de celui-ci
WO2019077384A1 (en) 2017-10-18 2019-04-25 Toray Films Europe AQUEOUS PRIMER DISPERSION AND USE THEREOF FOR PRODUCING A MULTILAYER FILM
CN112334503A (zh) 2018-06-26 2021-02-05 阿科玛法国公司 基于多级聚合物的可固化组合物
GB2575056A (en) * 2018-06-27 2020-01-01 Hexcel Composites Ltd Curable compositions comprising filled multistage polymers
JP2022542401A (ja) 2019-07-31 2022-10-03 アルケマ フランス 光硬化性組成物をベースとするネイルコーティング
FR3103818B1 (fr) * 2019-11-29 2022-05-27 Arkema France Poudre de polymère poreuse, sa composition, son utilisation et une composition la comprenant
EP4247858A1 (en) 2020-11-18 2023-09-27 Rohm and Haas Company Low molecular weight oligomeric coagulation aid and dispersion aid
US20230383026A1 (en) 2020-11-18 2023-11-30 Rohm And Haas Company Oligomeric coagulation aid and dispersion aid
FR3134393A1 (fr) 2022-04-12 2023-10-13 Arkema France Composition comprenant un polymère à étages multiples et un polymère (méth)acrylique, son procédé de préparation et son utilisation

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110497A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111086A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111085A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111084A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09110496A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JP2000086731A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Rohm & Haas Co 改良されたmbs耐衝撃性改良剤
JP2005508434A (ja) * 2001-07-10 2005-03-31 アイピーエス・コーポレイション 複合材料接合用の改善された接着剤
JP2005516089A (ja) * 2002-01-29 2005-06-02 レーム ゲゼルシャフト ミツト ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 耐衝撃性ポリメチルメタクリレートの製造方法およびポリメチルメタクリレート(pmma)
JP2016512269A (ja) * 2013-03-08 2016-04-25 アルケマ フランス 繊維性基材を含浸するための液体(メタ)アクリルシロップ及びこれらの製造方法、繊維性基材を含浸するための方法、及びこのプレ含浸基材の重合の後に製造された複合材料
JP2016514743A (ja) * 2013-03-25 2016-05-23 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングEvonik Roehm GmbH 改善された光学特性を有する、耐衝撃性に加工されたpmma

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB614459A (en) * 1946-07-09 1948-12-15 Charles Hampden Crooks Improvements in and relating to the production of opaque optical components
BE576475A (ja) * 1958-06-07
US3793402A (en) * 1971-11-05 1974-02-19 F Owens Low haze impact resistant compositions containing a multi-stage,sequentially produced polymer
GB2039496B (en) * 1979-01-12 1982-11-10 Du Pont Cored acrylic polymers
DE4114641A1 (de) * 1991-05-04 1992-11-05 Basf Ag Emulsionspfropfcopolymerisate
EP0725092A3 (de) * 1995-02-06 1997-08-27 Chemie Linz Gmbh Redispergierbare, pulverförmige Kern-Mantel-Polymere, deren Herstellung und Verwendung
EP0745622A1 (en) * 1995-05-24 1996-12-04 Imperial Chemical Industries Plc Impact modified (meth)acrylic polymers
JP3527565B2 (ja) 1995-06-27 2004-05-17 三菱マテリアル神戸ツールズ株式会社 歯車計測方法及びnc歯車加工機
CN1105748C (zh) * 1995-08-31 2003-04-16 Basf公司 具有低雾度的热塑性模塑材料
US5688870A (en) * 1996-04-10 1997-11-18 Air Products And Chemicals, Inc. Process for preparing water dispersible polymer powders
DE10260089A1 (de) * 2002-12-19 2004-07-01 Röhm GmbH & Co. KG Verfahren zur Herstellung von wässrigen Dispersionen
RU2446054C2 (ru) * 2006-05-23 2012-03-27 Аркема Франс Способ многослойной совместной экструзии
US8846824B2 (en) * 2008-04-07 2014-09-30 Arkema Inc. Functional MBS impact modifiers for use in engineering resins
FR2964970B1 (fr) 2010-09-22 2013-11-01 Arkema France Nouveaux modifiants chocs et compositions thermoplastiques renforcees choc
FR2993581B1 (fr) 2012-07-18 2016-01-22 Arkema France Procede d'impregnation pour un substrat fibreux, sirop (meth)acrylique liquide pour le procede d'impregnation, son procede de polymerisation et produit structure obtenu a partir de celui-ci
TWI573837B (zh) 2012-07-31 2017-03-11 Teijin Ltd A resin composition and a molded article formed therefrom
FR3002941B1 (fr) 2013-03-08 2015-04-10 Arkema France Sirop (meth)acrylique liquide d'impregnation d'un substrat fibreux, procede d'impregnation d'un substrat fibreux, materiau composite obtenu apres polymerisation dudit substrat pre-impregne
FR3019549B1 (fr) * 2014-04-07 2020-10-02 Arkema France Composition de poudre de polymere a etapes multiples, son procede de preparation et son utilisation

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09110497A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111086A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111085A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09111084A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JPH09110496A (ja) * 1995-10-13 1997-04-28 Mitsubishi Rayon Co Ltd 樹脂組成物、アクリル系プリミックス及びアクリル系人工大理石の製造方法
JP2000086731A (ja) * 1998-09-09 2000-03-28 Rohm & Haas Co 改良されたmbs耐衝撃性改良剤
JP2005508434A (ja) * 2001-07-10 2005-03-31 アイピーエス・コーポレイション 複合材料接合用の改善された接着剤
JP2005516089A (ja) * 2002-01-29 2005-06-02 レーム ゲゼルシャフト ミツト ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 耐衝撃性ポリメチルメタクリレートの製造方法およびポリメチルメタクリレート(pmma)
JP2016512269A (ja) * 2013-03-08 2016-04-25 アルケマ フランス 繊維性基材を含浸するための液体(メタ)アクリルシロップ及びこれらの製造方法、繊維性基材を含浸するための方法、及びこのプレ含浸基材の重合の後に製造された複合材料
JP2016514743A (ja) * 2013-03-25 2016-05-23 エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングEvonik Roehm GmbH 改善された光学特性を有する、耐衝撃性に加工されたpmma

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019506487A (ja) * 2016-01-11 2019-03-07 アルケマ フランス 多段ポリマー及び(メタ)アクリルポリマーを含む液体(メタ)アクリル組成物、その調製の方法、並びにその使用
JP7335071B2 (ja) 2016-01-11 2023-08-29 アルケマ フランス 多段ポリマー及び(メタ)アクリルポリマーを含む液体(メタ)アクリル組成物、その調製の方法、並びにその使用

Also Published As

Publication number Publication date
SG11201805898RA (en) 2018-08-30
FR3046605A1 (ja) 2017-07-14
RU2018129183A (ru) 2020-02-13
EP3402830A1 (en) 2018-11-21
JP6983163B2 (ja) 2021-12-17
BR112018014026A2 (pt) 2018-12-11
US20190023890A1 (en) 2019-01-24
MY196948A (en) 2023-05-11
WO2017121749A1 (en) 2017-07-20
RU2736487C2 (ru) 2020-11-17
RU2018129183A3 (ja) 2020-03-24
CN108779218B (zh) 2022-05-31
KR20180102133A (ko) 2018-09-14
BR112018014026B1 (pt) 2022-12-13
FR3046605B1 (fr) 2019-09-06
EP3402830B1 (en) 2022-09-07
CN108779218A (zh) 2018-11-09
US10968341B2 (en) 2021-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6983163B2 (ja) 多段ポリマーを含む液体組成物、その調製の方法及びその使用
JP7260247B2 (ja) 多段ポリマーを含む組成物、その調製方法及びその使用
US10723873B2 (en) Multistage polymer composition, its method of preparation, its use and composition comprising it
JP7335071B2 (ja) 多段ポリマー及び(メタ)アクリルポリマーを含む液体(メタ)アクリル組成物、その調製の方法、並びにその使用
JP2018500440A5 (ja)
JP2022116033A (ja) 多段ポリマー及び2種の異なる(メタ)アクリルポリマーを含む組成物、その製造方法、並びに前記組成物を含む物品
JP2018500439A (ja) ポリマー組成物、その調製方法、その使用及びそれを含む組成物
JP2022537815A (ja) 2つの重合性基を有する化合物と、多段ポリマーと、熱可塑性ポリマーとを含む組成物、その調製方法、その使用およびそれを含む物品
WO2018002273A1 (en) Composition comprising a thermoplastic polymer, a multistage polymer and a (meth) acrylic polymer, its method of preparation and its use

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210406

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6983163

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150