JPH1174097A - 効率が良くコンパクトなリモートマイクロ波プラズマ発生用の装置及び方法 - Google Patents
効率が良くコンパクトなリモートマイクロ波プラズマ発生用の装置及び方法Info
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Abstract
プラズマ発生用の装置及び方法を提供する。 【解決手段】 CVDシステム用の装置および方法は、
基板処理領域からリモートにプラズマを効率良く生成す
るプラズマシステムを含んでいる。リモート生成された
プラズマは、チャンバから不要な堆積物を洗浄するため
に使用したり、基板処理中にエッチングプロセスまたは
堆積プロセスを行うために使用することができる。特定
の実施形態では、本発明は、取り外しが容易で、取り扱
いが便利で、堆積システムの蓋に設置することができる
比較的安価なマイクロ波プラズマソースを提供する。こ
のリモートマイクロ波プラズマソースは、プラズマアプ
リケータ管の容積と比較して比較的大きなプラズマ反応
容積を有する。プラズマ反応容積とマイクロ波電力結合
器との間にガス流入口を配置すると、マイクロ波エネル
ギからイオンプラズマ種への変換効率が高まる。
Description
ギを用いたプラズマの形成に関し、特に、堆積システム
と共に使用するための、効率が良くコンパクトで高出力
のプラズマソースに関する。このような堆積システム
は、たとえば半導体ウェーハを製造するときに使用され
る。
ルを含む部分的に電離されたガスである。これらのイオ
ンおよびラジカルは、半導体ウェーハを処理する際に用
いられる各種の作業で有益な場合がある。そのような作
業の例としては、プラズマ促進化学気相堆積(PECV
D)、スパッタリング堆積、スパッタエッチング、反応
性イオンエッチング(イオン補助スパッタエッチン
グ)、およびプラズマエッチング(イオン化学)処理ま
たは洗浄処理が挙げられる。
法は、ガスに電場を印加することである。適切な条件の
下では、自由電子(これは、たとえば通過宇宙線、火花
放電、紫外光源によって発生する)が十分なエネルギを
有するように加速され、電子とガス分子との間の非弾性
衝突が分子のイオン化を引き起こすようになる。直流
(DC)場を用いてプラズマを生成することができる
が、所望のプラズマ種を生成するためには、高周波(R
F)やマイクロ波周波(MW)のような高い周波数の場
を使用することが望ましい。その理由は、高い周波数の
場は多数の非弾性衝突を引き起こすからである。ある種
のプラズマは、グロー放電を形成することがある。
させるために使用可能な十分な数の自由電子が存在する
状態である。電子とガス分子(単原子ガスを含む)また
はイオンとの間の非弾性衝突で転移されたエネルギがそ
のガス分子またはイオンについての電離電位よりも大き
いときに、自己持続する多数の自由電子が形成される。
この衝突は二次自由電子を生成することがあり、この
後、元の電子および二次電子の双方が、二つの新しいイ
オン化衝突を生成するのに十分なエネルギに加速され、
これにより、安定なプラズマを維持するために使用可能
な多数の自由電子がカスケードする場合がある。この状
態では、電子とガス分子との間の非弾性衝突が自由電子
を遊離させるのに十分でない場合、そのような非弾性衝
突は電子を容易に高い軌道状態へ励起する。これらの励
起電子は、その基底状態に崩壊するとき光子を放出す
る。この光子放出は、しばしば可視スペクトラムで発生
する。これによりプラズマが発光する。グロー放電の名
前は、これに由来する。
処理領域に位置するプラズマを、しばしばグロー放電形
式で生成する。たとえば、PECVDは、通常、このよ
うなin situプラズマを使用する。その理由は、プラズ
マ種の物理的移動は、その化学的活性と同様に、プロセ
スにとって重要だからである。一部の他のプロセス(た
とえば、一部のプラズマエッチングプロセスや洗浄プロ
セス)は、プロセス領域でプラズマを発生させる必要は
ない。グロー放電中に作り出された所望のプラズマ種
は、中性種に再結合する前に十分な寿命を有しているこ
とがあり、プラズマ種をプラズマ活性(グロー放電)領
域から離れた場所で使用できるようになっている。
ラズマソースを使用する堆積システムを示している。こ
のシステムでは、マイクロ波ソース100が導波管11
0に接続されている。この導波管110は、放電管12
0中のプロセスガスに照射を行ってグロー放電111を
形成する。放電管は、グロー放電111から生じたイオ
ンおよびラジカルをアプリケータ管121を通して処理
チャンバ130へ送る。これは、少なくとも三つの理由
から、プラズマを生成する方法として非効率的である。
第1に、導波管は、通常、マイクロ波場の特定のモード
だけをプラズマ相互作用(グロー放電)領域へ伝送し、
多くの異なるモードで電力を生成しうるマイクロ波ソー
スからの電力を低減する。第2に、多数のイオンがアプ
リケータ管を下ってプロセス領域へ移動するときに分子
に再結合して、プロセスに使用できるイオンの数および
/または濃度が減少する場合がある。最後に、プラズマ
とマイクロ波との相互作用に使用可能な電位容積(pote
ntial volume)が導波管の断面および放電管の断面によ
って制限される場合がある。これは、放電管内における
イオンおよびラジカルの所与の圧力および流量での生成
を制限する。なぜなら、プラズマ活性領域の容積(相互
作用容積)は、アプリケータ管の全容積と比較して小さ
いからである。たとえば、ある設計では、1インチの直
径を有する管の2インチの長さのセクションがプラズマ
活性領域として使用される。相互作用容積は非常に小さ
いので、十分に高いマイクロ波結合を得るために、通常
は、高電力密度で比較的高価なDCマイクロ波電源が使
用される。
うな高電力密度の電源を作動させると、たとえば100
Wから700Wのマグネトロンを使用する場合よりも費
用がかかる。さらに、高電力マイクロ波エネルギを、導
波管を通じて小さな相互作用領域へ伝送するリモートプ
ラズマシステムは、プラズマによって生成された熱をか
なり小さな容積に集中させる。したがって、従来のリモ
ートプラズマシステムは、アプリケータ管の過熱を防ぐ
ために冷却システムを使用することが多い。通常、これ
らは水冷システムであり、初期費用とメンテナンスコス
トを加算する。さらに、水冷システムは、しばしば水漏
れの問題を起こす。そのような水漏れは装置の腐食につ
ながり、処理された基板の品質を低下させる可能性があ
る。
システムに関する別の種類の問題点は、構造が複雑で大
型なことである。これは、チャンバメンテナンスのため
にリモートプラズマシステムを切り離すために必要な時
間と労力に影響を及ぼすことがある。これは、冷却シス
テムを伴う場合に特に当てはまる。さらに、このマイク
ロ波システムが後で不適切に再接続されると、マイクロ
波エネルギが周囲の部屋へ放射され、操作員の安全を脅
かし、電子機器に干渉する可能性がある。
される他の型式のリモートプラズマソースを示すが、こ
れは図1に示されるシステムの欠点の一部を共有してい
る。図2に示されるシステムでは、マイクロ波アンテ
ナ、すなわち投波器(launcher)201が、マイクロ波
ソース200からのエネルギを共振キャビティ(resona
tor cavity)240内に結合する。マイクロ波ソース2
00は、たとえば2.45GHzマグネトロンとするこ
とができる。図2に示される構成では、図1のシステム
と比較して大きな体積のガスにマイクロ波エネルギを照
射することができるが、共振キャビティ240内の放電
管220の容積は、放電管220およびアプリケータ管
221の合計容積よりも実質的に小さい。前述したよう
に、処理に望まれるプラズマイオンおよびラジカルの一
部がアプリケータ管221内で再結合し、処理チャンバ
230に到達するプラズマ中のイオンおよびラジカルの
濃度が減少することがある。
システムの他の問題点は、プラズマ密度が変化するのに
伴ってプラズマによるマイクロ波エネルギの吸収も変化
することから生じる。マイクロ波エネルギが最初にアプ
リケータ管内のガスに伝送されると、前述したように、
マイクロ波エネルギは、電子を十分なエネルギに加速し
て電子がガス分子と衝突するようにする。この衝突は、
更なる自由電子および他のイオン種を作り出すことがあ
る。照射の開始時は、ガスはほとんど非導電性である。
イオンおよび自由電子の濃度が増加すると、プラズマは
導電性を増し、導電率の増加量は2桁以上の大きさまで
となる。プラズマの導電性が非常に高くなるので、プラ
ズマに当たるマイクロ波エネルギの大部分がプラズマに
よって反射される。ある時点で、プラズマは、もはや追
加のエネルギを吸収しない臨界的な密度に達する。これ
は臨界密度(NC)と呼ばれ、2.45GHzで約7×
1010イオン/cm-3である。この時点で、プラズマは
不安定になって明滅し、プラズマから反射してマイクロ
波ソースへ戻された大量のエネルギがマイクロ波ソース
にダメージを与えることがある。通常の対応策は、プラ
ズマシステムをNCよりかなり下で動作させることであ
る。しかし、これは、プラズマ中のイオン密度が最大可
能濃度よりもかなり低いことを意味する。マイクロ波ソ
ースへのダメージを防ぐために、一部のシステムでは、
整合回路網(たとえば、機械的に同調可能なスタブ)を
使用することにより、ソースと負荷(プラズマ)との間
の電力転送効率を高めている。しかし、プラズマのイン
ピーダンス(導電率)は非常に広範囲にわたって変化し
うるので、プラズマ密度と動作条件の全域にわたって良
好な整合を得ることは困難である。
相堆積(CVD)装置および他の装置の洗浄を行うため
に高濃度のイオンを効率良く生成するコンパクトなリモ
ートマイクロ波プラズマシステムが要望されている。こ
のようなシステムは、安定したプラズマから極めて一定
のイオン密度を提供する必要があり、グロー放電の潜在
的な悪影響を処理チャンバに与えてはならない。さら
に、このリモートプラズマシステムは、シンプルで、好
ましくは処理チャンバの蓋に合うよう十分に小型である
ことが望ましい。
ラズマ発生システム用の装置、およびマイクロ波生成プ
ラズマを形成するプロセスを提供する。マイクロ波プラ
ズマ発生システムは、たとえばCVDシステムの処理チ
ャンバを効率良く洗浄するために使用されるプラズマを
提供するように、CVDシステムと一体化されていても
よい。このマイクロ波プラズマ発生システムからのプラ
ズマは、エッチング、層堆積、その他のプロセスに使用
することもできる。
モジュールは、側壁、近端壁、および遠端壁を備える共
振キャビティを有している。これらの壁は導電性であっ
て相互に結合されており、共振キャビティの内部容積を
定めている。共振キャビティは、流入口および流出口を
有するプラズマ放電管を含んでいる。流入口は近端壁の
付近に配置され、流出口は遠端壁の付近に配置されてい
る。マイクロ波電源からの電力は、種々の手段(たとえ
ば、導波管内の投波器、アンテナ、開口、または窓)を
用いて共振キャビティ内に結合することができる。この
電力は、共振キャビティの近端壁に実質的に近接した場
所で共振キャビティ内に結合される。ガスフローは、流
入口から入る新鮮なプロセスガスがマイクロ波結合器
(microwave coupler)の付近でプラズマ密度を薄める
ようなものとなっており、これによりプラズマから反射
されるマイクロ波エネルギが減少し、マイクロ波エネル
ギからプラズマへの変換が促進されるようになってい
る。一部の態様では、プラズマ放電管が実質的に共振キ
ャビティの全容積を占めることにより、共振キャビティ
内のマイクロ波エネルギと放電管内のプロセスガスとの
間に大きな相互作用容積が与えられる。
理チャンバと共に使用する場合、マイクロ波プラズマソ
ースモジュールのサイズがコンパクトであることから、
モジュールを処理チャンバに取り付けたり、処理チャン
バの極めて近くに設置することができる。アプリケータ
管は、プラズマを放電管から処理チャンバに配送する。
このモジュールは処理チャンバに非常に近接しているの
で、アプリケータ管の容積を放電管の容積よりも実質的
に小さくすることができ、これにより、反応性プラズマ
種が処理チャンバ内で使用される前のそのような反応種
の再結合が低減される。マイクロ波プラズマソースモジ
ュールを処理チャンバと共に使用する場合、光検出器を
使用することで、いつグロー放電が放電管およびアプリ
ケータ管から処理チャンバ内にボーイング(bowing)す
るかを検出することができる。この光検出器を用いる
と、共振キャビティ内のマイクロ波エネルギの量を制御
することができ、これにより、グロー放電の処理チャン
バ内への侵入を制限することができる。
よび添付図面を参照することによって、さらに理解する
ことができる。
モート生成することは、多くの理由から望ましい。一つ
の理由は、プラズマをin situに発生させた場合よりも
高い濃度で所望のプラズマ種を得ることができることで
ある。別の理由は、処理領域が高エネルギの粒子によっ
て衝撃されたり、グロー放電によって生成された光や熱
に直接にさらされたりしないことである。
共に使用したり、種々の基板処理システムを改良するこ
とができる。本発明と共に使用し、または適合させるこ
とができる一つの適切なCVDシステムが図3に示され
ている。図3は、真空チャンバ、すなわち処理チャンバ
15を有するCVDシステム10の縦断面図である。処
理チャンバ15は、チャンバ壁15aおよびチャンバ蓋
アセンブリ15bを含んでいる。チャンバ壁15aおよ
びチャンバ蓋アセンブリ15bは、図4および図5の分
解斜視図に示されている。
チャンバ内の中央に位置するヒータペデスタル12上に
載置された基板(図示せず)へプロセスガスを拡散する
ガス分配マニホールド11を含んでいる。処理中、基板
(たとえば半導体ウェーハ)は、ヒータペデスタル12
の平坦な(または、わずかに凸状の)上面(図示せず)
に配置される。ヒータペデスタル12は、下方の取入れ
/取出し位置と上方の処理位置(図示せず)との間を制
御自在に移動することができる。センタボード(図示せ
ず)は、ウェーハの位置に関する情報を供給するセンサ
を含んでいる。この情報は、システムコントローラ34
によって監視することができる。
ン(図示せず)および制御ライン36(一部分のみを図
示)を介して堆積システム10の種々の点(たとえば、
ウェーハ位置、ガスフロー、RFまたはマイクロ波電
力、チャンバ圧力)を監視および制御するように構成す
ることができる。システムコントローラ34は、種々の
センサ(たとえば光学センサ、熱電対、マスフローコン
トローラ、マノメータ)からの制御信号情報を受け取
る。プロセッサ37は、記憶装置38に格納することの
できる処理プログラムに従って、調整が必要であるかど
うかを判断することができる。たとえば、リモートプラ
ズマ洗浄中、システムコントローラは、ガスソース7か
らリモートプラズマシステム901に向けてプロセスガ
スフローを出し、マノメータ(図示せず)を読み取って
ステッパモータ(図示せず)でスロットルバルブの位置
を調節することによりチャンバ圧力を設定および維持
し、次にリモートプラズマシステムのマイクロ波ソース
(図示せず)に通電する。他のプロセスも、記憶装置3
8に格納された他のプログラムに従ってシステムコント
ローラにより同様に制御することができる。
形ガス分配面板13aの穿孔穴13b(図5)を通って
チャンバ15内に導入される。より具体的に述べると、
堆積プロセスガスは入口マニホールド11を通り(図3
において矢印40で示す)、従来の孔明きブロッカプレ
ート(blocker plate)42を通った後、ガス分配面板
13aの貫通孔13bを通ってチャンバ内に流入する。
よびキャリヤガスは、ガス供給ライン8(図3)を介し
てガスソース7からガス混合ブロック9に送り込まれ
る。これらのガスは、マニホールド11に流れる前にガ
ス混合ブロック9で混合することができる。一般に、各
プロセスガスに対する供給ラインは、(i)チャンバ内
へのプロセスガスの流れを自動または手動で遮断するた
めに使用できる数個の安全遮断バルブ(図示せず)、お
よび(ii)供給ラインを通るガスの流れを測定および制
御するマスフローコントローラ(これも図示しない)を
含んでいる。有毒ガスをプロセスで使用するときは、数
個の安全遮断バルブが従来の配置で各ガス供給ライン上
に配置される。
プラズマ促進プロセスまたは非プラズマ促進プロセスの
いずれであってよい。プラズマ促進プロセスでは、RF
電源44がガス分配面板13aとヒータペデスタル12
との間に電界を生成することができ、これによって、面
板13aとヒータペデスタル12との間の円筒領域内に
プロセスガス混合気からプラズマが形成される。プラズ
マの成分が反応すると、半導体ウェーハの表面と共にチ
ャンバ表面(たとえばヒータペデスタル12の露出部
分)に膜を形成する場合がある。もちろん、他の基板処
理システムは、RF電源やin situプラズマ形成能力を
有していなくてもよい。リモートプラズマ発生装置の組
み込みは、in situプラズマ能力を有しない基板処理シ
ステムで特に望ましいが、リモートプラズマ発生装置を
他の種類のシステム(たとえば、現在説明しているシス
テム)に組み込んでもよい。
ることができる。この混合周波数RF電源は、13.5
6MHzの高RF周波数(RF1)と低RF周波数(R
F2)、例えば360KHz、とで電力を供給して堆積
プロセスを促進できることを意味する。もちろん、RF
電源44は、単一周波数RF電力または混合周波数RF
電力(または他の所望の電力)のいずれかをガス分配マ
ニホールド11へ供給し、処理チャンバ15内に導入さ
れた反応種の分解を促進することができる。
ず、プロセスガス混合気が熱的に反応して、ヒータペデ
スタル12上に支持された半導体ウェーハの表面に所望
の膜を堆積させる。このヒータペデスタル12は、反応
の進行に必要な熱エネルギを供給するように、電気抵抗
ヒータなどの加熱器(図示せず)を用いて加熱すること
ができる。
は、排気通路23および遮断バルブ24を囲むチャンバ
本体の壁15aを含めて、リアクタ10の近隣部分を加
熱する。熱堆積プロセス中は、ヒータペデスタル12が
リアクタ10の各部分へ熱を輻射する。プラズマが発生
していないとき、または熱堆積プロセスの間は、温度制
御された液体がリアクタ10の壁15aを循環して、チ
ャンバを選択された温度(通常は、周囲温度以上)に維
持する。チャンバ壁15aの加熱に使用される流体に
は、通常の流体タイプ、すなわち水ベースのエチレング
リコールやオイルベースの熱伝導流体が含まれる。この
加熱は、望ましくない反応生成物の凝縮を削減または除
去するとともに、プロセスガスの揮発性生成物や汚染物
質の除去を促進する。このような揮発性生成物や汚染物
質は、除去されないと冷たい真空通路の壁に凝縮し、ガ
スフローが存在しない時間帯に処理チャンバ内に逆戻り
する可能性がある。
(反応生成物を含む)は、真空装置45によってチャン
バから排気される。具体的には、これらのガスは、反応
領域を囲む環状スロット形オリフィス16を介して排気
され、環状排気プレナム17に入る。環状スロット形オ
リフィス16および排気プレナム17は、チャンバの円
筒側壁15a(壁上の上部誘電体ライニング19を含
む)の上部と円形チャンバ蓋20の底部によって画成さ
れている。環状スロット形オリフィス16および排気プ
レナム17の円対称性および均一性により、ウェーハ上
にプロセスガスの均一な流れが達成され、ウェーハ上に
均一な膜が堆積されるようになっている。
21の下を流れ、覗き窓(図示せず)を通り越して、下
方に延びるガス通路23を通り、真空遮断バルブ24
(その本体は下部チャンバ壁15aと一体化)を過ぎ
て、排出口25に入る。スロットルバルブ46を用いて
排気能力を制御することができ、従って特定の入口ガス
流量におけるチャンバ圧力を制御することができる。こ
のスロットル弁46は、ある固定位置に設定してもよい
し、マノメータ(図示せず)で測定されコントローラ3
4によって制御されるチャンバ圧力に基づき、記憶装置
38に格納されたプログラムに従って設定してもよい。
皿(platter)は、平行な同心円の形で完全な2回巻き
をなすように構成された埋込みヒータ素子(図示せず)
や他の適切なヒータ素子を用いて加熱することができ
る。ある実施形態では、ヒータ素子の外側部分が支持皿
の外周に隣接して延びており、内側部分は、より小さい
半径を持つ同心円の経路上を延びている。ヒータ素子へ
の配線は、ヒータペデスタル12のシャフトを貫通して
いる。ヒータペデスタル12は、アルミニウム、ステン
レス鋼、アルミナ、窒化アルミニウム、または他の同様
の材料もしくは複数の材料の組合せを含む材料から構成
されていてもよい。
ホールド面板、およびその他の各種のリアクタハードウ
ェアのいずれかまたは全部は、アルミニウム、陽極酸化
アルミニウム、セラミック等の材料から作られる。この
ようなCVD装置の例は、Zhaoらに与えられ一般譲渡さ
れた米国特許第5,558,717号「CVD処理チャンバ」に
開示されている。
めであり、他の装置、例えば電子サイクロトロン共鳴
(ECR)プラズマCVD装置や誘導結合RF高密度プ
ラズマCVD装置など、を本発明とともに使用して、よ
り優れた装置を提供することが可能である。また、上記
システムの変更、例えばペデスタル設計、ヒータ設計、
RF電力周波数、RF電力コネクションの配置、その他
の変更が可能である。例えば、ウェーハをサセプタによ
って支持し、石英水銀灯によって加熱してもよい。本発
明は、特定装置との使用や特定装置の改良に限定される
ものではない。
使用する特定の実施形態 本発明の特定の実施形態によれば、リモートマイクロ波
プラズマソースを現存のCVD装置に取り付けるか、マ
イクロ波プラズマソースを含むように現存のCVD装置
を改良することによって、CVD装置を提供することが
できる。以下の説明は、主としてこれらの特定の実施形
態に焦点を置いているが、本発明の範囲内で他の実施形
態が可能であることは明らかである。また、図7〜図9
に示される構造は、必ずしも実際の寸法比ではない。
モートマイクロ波プラズマソースモジュール500の簡
単な側断面図である。このモジュール500は、処理チ
ャンバ510に取り付けられている。この特定の実施形
態では、リモートマイクロ波プラズマソースモジュール
500の全アセンブリは、マグネトロン505を含んで
いる。このマグネトロン505は、導波管を介在させず
に共振キャビティ(resonator cavity)515に直接取
り付けられている。プラズマ放電管520は、共振キャ
ビティ515を通して共振キャビティ515内に配置さ
れている。共振キャビティ515の内面は導電性であ
り、この共振キャビティは、アルミニウム、銅、ステン
レス鋼などの導電性材料から構成されていることが好ま
しい。この共振キャビティは、側壁516、近端壁(ne
ar-end wall)517、および遠端壁(far-end wall)
518を有している。特定の実施形態によれば、共振キ
ャビティ515は約7インチの長さ(lR)、約6イン
チの幅(WR)、および約5.1インチの高さ(hR)を
有しており、主モードは、約2.45GHzの周波数を
有するマイクロ波のTE102モードである。このモード
は、当業者に一般的に知られている。放電管520の直
径は、放電管520の長さが少なくとも一つの電子場
(electronic field:Eフィールド)最大と一致するよ
うに、動作マイクロ波周波数の少なくとも約4分の1波
長であることが望ましい。放電管520の長さ方向は、
ガスフロー(矢印で図示)とほぼ平行に縦軸に沿って伸
びている。「ガスフロー」とは、放電管内の乱流が横方
向のガスフローを局所的に生成しうる場合であっても、
放電管を通る正味のガスフローである。放電管520
は、マイクロ波エネルギをプラズマ中に送る間、放電管
内に形成されたプラズマから共振キャビティ515を保
護する。プラズマは相当の熱を隣接面に伝達しうるの
で、放電管520は、高温に耐えることのできる材料、
たとえば融解石英やアルミナ、から製造される。このよ
うな材料は、放電管520内のプラズマ中にマイクロ波
エネルギを送る誘電体である。
ール500は、共振キャビティ515内の放電管520
中にプラズマを形成するための共振キャビティ515へ
のエネルギのソースとしてマグネトロン505を使用す
る。多数の異なるマイクロ波電源を使用することができ
るが、マグネトロンに電力を供給するためには、連続波
(CW)電源ではなくパルス電源が使用される。好適な
実施形態では、マグネトロン505は、低電力パルス6
0Hz半整流電源で動作して約2.45GHzの周波数
を有するマイクロ波を供給する低コストのマグネトロン
(たとえば、ある種のマイクロ波加熱炉で使用されるタ
イプのマグネトロン)である。このようなマグネトロン
用のパルス低電力電源は、CW高電力マイクロ波電源や
RF電源と比較して、値段を少なくとも2桁は低くする
ことができる。
uncher)506は、マグネトロン505と共振キャビテ
ィ515との間でマイクロ波電力を結合する。投波器5
06は、例えばスタブアンテナ、スロットアンテナ、ま
たはマグネトロン505から共振キャビティ515へマ
イクロ波を伝えることのできる他の輻射素子であっても
よい。ガス流入口507は、放電管520を通るプロセ
スガスの流れが投波器506に対して横方向ではなく縦
方向になるように配置される。これにより、イオン濃度
が投波器506付近で低くなるようなイオン密度勾配が
作り出され、ガスとマイクロ波場との相互作用が高ま
る。
を、ガスソース576からガス流入口507を介して放
電管520に送る。プロセスガスとしては、ハロゲン化
ガスまたは蒸気、たとえばCF4、ClF3、F2、N
F3、を使用することができる。フッ素は、リモートプ
ラズマ発生装置で使用するプロセスガスの特に望ましい
成分である。なぜなら、プラズマ中で形成される自由フ
ッ素ラジカルは、多くの酸化堆積物および窒化堆積物と
容易に反応するからである。特定の実施形態では、三フ
ッ化窒素(NF3)が望ましい。その理由は、三フッ化
窒素は、マイクロ波生成プラズマ中でフッ素ラジカルを
容易に生成し、これにより洗浄プロセスが効率的になる
からである。CF4などのペルフルオロカーボン(PF
C)は、大気中に放出されてオゾン層を破壊するため、
あまり望ましくない。ClF3などの塩素含有ガスは、
洗浄プロセスに続くウェーハ処理作業に干渉しうる塩素
含有残渣を残す場合があり、F2は、マイクロ波プラズ
マ中で自由フッ素ラジカルに解離して自由フッ素ラジカ
ルとしての状態を維持することが困難な場合があるた
め、ラジカルの歩留まりが低くなり、洗浄プロセスが遅
くなる可能性がある。
ように、投波器506とプラズマ流出口508との間に
配置されたガス流入口507にプロセスガスを配送す
る。あるいは、流入口は、投波器と事実上同一平面にあ
ってもよい。どちらの構成であっても、ガスフローは投
波器の長手方向に生成される。投波器506からのマイ
クロ波エネルギは、ガスにエネルギを与えてプラズマを
形成する。最初、放電管の全容積は本質的に非導電性の
ガスで満たされ、マグネトロン505に比較的高い負荷
インピーダンスを与える。マイクロ波電流は、共振キャ
ビティ515の表面に沿って流れ、共振キャビティ51
5内に電磁場を作り出す。この電磁場の一部は、放電管
520の中で十分な強度に達し、初期電離ソース(たと
えば、UVランプやスパーク発生器)の使用を必要とせ
ずにプロセスガスをプラズマに電離する。通常は、入射
エネルギと反射エネルギとが結合して高い電磁場ノード
を形成するような場所で十分に強い電磁場が生じる。
の導電性が高まる。これには、いくつかの効果がある。
第1に、負荷インピーダンスが低くなる。これにより、
ソースから送られる電力の効率を最初に改善することが
できる。しかしながら、プラズマイオン密度が増加する
(ますます導電性となる)につれて、プラズマは、通
常、入射マイクロ波エネルギの大部分を反射してソース
に戻す。プラズマが臨界イオン密度(NC)に到達する
と、プラズマによって吸収される電力は、印加される電
力が増加しても増加しなくなる。したがって、NCでプ
ラズマに印加されたマイクロ波電力のほとんどすべて
(たとえば、キャビティ壁に沿った抵抗損失などは除
く)が反射される。第2に、プラズマの導電性が高まる
につれて、プラズマは、電磁場から生じた電流を搬送す
る能力を高める。したがって、これらの電磁場は、意図
された相互作用容積内で高い電磁場ノードを確立するた
めに十分な深さまでプラズマ中に浸透することができな
い。図1および図2に示されるような従来のシステムで
は、プラズマに入射した電力の多くが、プラズマイオン
へ変換されずに反射されるので、マイクロ波エネルギか
らプラズマラジカルへの変換効率が低下し、マイクロ波
ソースがダメージを受けることがある。
器506とプラズマ流出口508との間の放電管に入
る。これにより、投波器506から離れ、プラズマ流出
口508およびアプリケータ管509を通ってプロセス
チャンバ510に入るガス分子およびプラズマイオンの
マスフローが生成される。このフローは、放電管520
のうち投波器506に最も近い部分を実質的な非電離ガ
ス(nonionized gas)で満たす。したがって、マイクロ
波ソースに最も近いプラズマは、確実にNC以下とな
る。というのも、この領域のNCのプラズマは、実質的
な非電離ガスで希釈されるからである。これにより、マ
イクロ波エネルギの吸収が大きくなり、従って、より多
くのイオンおよびラジカルが生成されるようになる。
振キャビティ515を通ってその内部に含まれるように
配置されており、放電管520が共振キャビティ515
と実質的に同じ空間を共有するようになっている。これ
により少なくとも三つの利点が得られるものと考えられ
る。第1に、プロセスガスからプラズマを形成すること
のできる幾つかの高電磁場ノードが共振キャビティ内に
存在できることである。共振キャビティ内に大きな相互
作用容積を設けることによって、プロセスガスは、確実
にこれらの高電磁場ノードのうちのより多くから作用を
受けることになる。放電管内で作用を受けるプロセスガ
スが多くなると、プロセスガスからプラズマへの変換が
さらに効率的になる。第2に、高電磁場ノードにおいて
プロセスガスから形成されたイオンは、相互に反発する
傾向にある。放電管内の容積を大きくすることによっ
て、これらのイオンは高電磁場ノードから離れてさらに
良好に拡散する。この拡散は、ノード付近のイオンの局
所濃度を低くし、その結果、その領域で反射プラズマが
少なくなり、プラズマによるマイクロ波エネルギの吸収
がいっそう良好になる。第3に、放電管520のうち共
振キャビティ515内に含まれる容積は放電管の全容積
(プラズマ流出口508を含む)と比較して大きいの
で、放電管に入るプロセスガスの大部分が照射を受け
る。したがって、プラズマイオンがプロセスチャンバ5
10内のプロセス領域511へ送られる前に、それらの
イオンが再結合して非反応種になることはほとんどな
い。放電管内でのイオンの再結合が少なくなると、反応
領域に送られるプラズマの濃度が高くなり、したがって
反応領域に送られるプラズマの効率も良くなる。ある実
施形態では、放電管内の相互作用容積は共振キャビティ
容積の90%を超えており、アプリケータ管509の容
積は放電管の全容積の10%未満である。放電管内の相
互作用容積は、共振キャビティの容積と実質的に同一に
なるまで、更に増加させることができる。
有していてもよい。特定の実施形態では、放電管520
は、円形の断面を有するアルミナ管である。共振キャビ
ティ515も円形の断面を有していてもよく、これによ
り、放電管によって満たされないキャビティの内部容積
を最小にすることができる。しかしながら、他の構成も
可能である。たとえば、放電管を円形(または他の形
状)にし、キャビティを方形(または他の形状)にして
もよい。
る。この実施形態では、融解石英放電管615が、その
外部表面に導電性被覆620、たとえば銀の層、を有し
ている。この構成では、放電管は、共振キャビティと実
質的に同一の空間を共有する容積を有している。この他
に、プラズマ抵抗被覆を金属キャビティに付けること
で、同一の結果を達成することができる。マグネトロン
605は、放電管615の端部に結合される。この端部
には、投波器606からマイクロ波エネルギを取り入れ
る窓604が導電層内に設けられている。投波器606
は、マグネトロン605の中に組み込むか、あるいは石
英管の表面上の導電層内にパターン化することができる
(図示せず)。別の実施形態では、窓604の代わり
に、マイクロ波エネルギをキャビティ内に結合する絞り
(図示せず)を用いることができる。ガス流入口607
は、窓とプラズマ流出口608との間からキャビティに
入る。図6に示される実施形態と同じように、放電管内
の相互作用容積は共振キャビティ容積の90%を超えて
おり、アプリケータ管の容積は放電管の全容積の10%
未満である。
出されるリモート生成プラズマは、プロセスチャンバの
反応領域内で純粋な化学的効果を有するイオンおよびラ
ジカルから構成される。前述したように、物理スパッタ
リング粒子および高エネルギ粒子には、グロー放電が伴
う。このグロー放電は、in situプラズマとともに存在
しうる。グロー放電の物理的効果は、処理チャンバ、処
理中のウェーハにとって有害となる場合があり、あるい
は後続のウェーハ処理作業を汚染することがある。ある
状況では、リモートプラズマシステム内で生成されたグ
ロー放電が放電管を越えて広がり、処理チャンバの中へ
入り込むことがある。この現象は、一般に「ボーイング
(bowing)」と呼ばれ、多くの場合、望ましくない。し
たがって、リモートプラズマシステムから処理チャンバ
内にボーイングするグロー放電を検出し、ボーイングを
除去する手段を講じることが望ましい。
ー放電検出器を組み込んだ本発明の他の実施形態の断面
図である。たとえば、フォトダイオード709を使用す
ることで、グロー放電701がプラズマ出力ポート70
8を介してプロセスチャンバ510内にボーイングする
ときにそのグロー放電によって出射した光子702(矢
印で図示)を検出することができる。フォトダイオード
709は電力コントローラ734に接続されており、こ
の電力コントローラ734は、光子が検出されたときに
マグネトロン705への電力を低減し、それによってキ
ャビティ715へ送られるマイクロ波電力を低減する。
マイクロ波電力が減少すると、グロー放電は縮小し、放
電管720の境界に戻る。電力コントローラ734は、
マグネトロン705のデューティサイクルを低減するこ
とにより、マグネトロン705への電力を低減すること
ができる。図8は、マグネトロン705からキャビティ
715へエネルギを結合する他の具体例の付加的な態様
を示している。マイクロ波伝送ガイド710は、マイク
ロ波エネルギを投波器706から窓707に結合する。
マイクロ波伝送ガイド710は、導波管やマルチモード
伝送ガイドとすることができる。
可変アパーチャ803を制御するグロー放電制御システ
ムの他の実施形態を示している。この技術分野では周知
のように、可変アパーチャは、多くの方法で製造するこ
とができる。たとえば、同心円状に開閉して中央の開口
を定める多数の金属プレートからなる絞りアパーチャ
(ある種の写真カメラで使用されているもの)は、導電
性可変アパーチャを形成する一つの方法である。可変ア
パーチャを製造する他の方法は、カーテンアパーチャ
(curtain aperture)である。これは、相互にスライド
して可変開口を形成する複数の金属プレート、たとえば
2枚の方形金属プレート、から作製することができる。
導電性可変アパーチャ803は、グロー放電領域801
と吸収媒体804との間にある。吸収媒体804は、た
とえば水や吸収性ガスとすることができ、マイクロ波エ
ネルギを熱へ変換することによってマイクロ波エネルギ
をキャビティ815から除去する。この熱は、この後、
他の手段の間でガス抜き(venting)や熱交換を行うこ
とにより、放散させることができる。フォトダイオード
709が、プロセスチャンバ510内にボーイングする
グロー放電領域から出射した光子を検出すると、アパー
チャコントローラ834は、導電性可変アパーチャ80
3を開き、吸収媒体804のより多くの表面領域がキャ
ビティ815内のマイクロ波エネルギにさらされるよう
にする。これにより、吸収媒体の中で熱に変換されるマ
イクロ波エネルギが増加し、熱に変換されない場合に導
電性可変アパーチャ803から反射されるマイクロ波エ
ネルギが減少し、マグネトロン805が一定の電力レベ
ルで動作できるようになる。これらの効果が組み合さっ
て、グロー放電を持続させるために使用可能なマイクロ
波エネルギを減少させるので、この後、グロー放電は放
電管820内に縮小して戻り、プロセスチャンバ510
内に侵入しなくなる。
ンバ蓋15b上にリモートプラズマシステム901を設
置する実施形態を示している。リモートプラズマシステ
ム901によって生成されたプラズマは、矢印で示され
るように、プロセスチャンバ15内に流入する前にガス
混合ブロック909を通り、その後、ガス分配面板13
aを通る。このフローパターンは、高濃度の自由フッ素
ラジカルを供給し、不要な酸化堆積物および窒化堆積物
を面板13aおよび拡散プレート942、特にガス分配
孔13bおよび拡散孔942bから除去する。
細に説明してきたが、種々の変形例、変更例、および置
換例を使用することもできる。たとえば、リモートプラ
ズマソースは、プロセスチャンバの上面ではなく側面に
取り付けてもよい。他の変更例も、当業者には明らかで
あろう。このような均等物や置換例が本発明の範囲内に
含まれるものと考えている。したがって、本発明の範囲
は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請
求の範囲によって定められべきである。
来のリモートプラズマシステムを示す図である。
タ管を使用する従来のリモートプラズマシステムを示す
図である。
断面図である。
視図である。
視図である。
の一実施形態の断面図である。
の他の実施形態であって、金属被覆放電管を使用する実
施形態の断面図である。
の他の実施形態であって、グロー放電の処理チャンバ内
への侵入を制御するフォトダイオードを組み込んだ実施
形態の断面図である。
の他の実施形態であって、グロー放電検出器および可調
節アパーチャ(adjustable aperture)を組み込んだ実
施形態の簡単な断面図である。
プラズマ発生装置の簡単な断面図である。
ル、505…マグネトロン、506…投波器、507…
流入口、508…流出口、509…アプリケータ管、5
10…処理チャンバ、511…プロセス領域、515…
共振キャビティ、516…側壁、517…近端壁、51
8…遠端壁、520…プラズマ放電管。
Claims (18)
- 【請求項1】 基板処理システムと共に使用するための
マイクロ波プラズマソースモジュールであって、 第1の内部容積を有する共振キャビティであって、側
壁、近端壁および遠端壁を含み、前記側壁が前記近端壁
および前記遠端壁に電気的に結合されている共振キャビ
ティと、 前記共振キャビティ内に配置された第2の内部容積を有
するプラズマ放電管であって、前記遠端壁よりも前記近
端壁に近い流入口と、前記近端壁よりも前記遠端壁に近
いプラズマ流出口と、を有しているプラズマ放電管と、 前記共振キャビティの前記近端壁に位置し、または前記
近端壁に実質的に近接する投波器を有するマイクロ波電
源と、を備えるマイクロ波プラズマソースモジュール。 - 【請求項2】 前記マイクロ波電源がパルスマグネトロ
ンである、請求項1記載のマイクロ波プラズマソースモ
ジュール。 - 【請求項3】 前記側壁が円筒形である、請求項1記載
のマイクロ波プラズマソースモジュール。 - 【請求項4】 前記放電管の前記第2内部容積は、前記
共振キャビティの前記第1内部容積の約90%よりも大
きい、請求項1記載のマイクロ波プラズマソースモジュ
ール。 - 【請求項5】 前記流入口にプロセスガスを供給し、前
記投波器から縦軸に沿って離れるフローを形成するガス
ソースを更に備える請求項1記載のマイクロ波プラズマ
ソースモジュール。 - 【請求項6】 前記放電管の前記第2内部容積の約10
%未満である第3の内部容積を有するアプリケータ管を
更に備える請求項1記載のマイクロ波プラズマソースモ
ジュール。 - 【請求項7】 基板処理システムと共に使用するための
リモートマイクロ波プラズマ装置であって、 少なくとも側壁、近端壁およびマイクロ波吸収材によっ
て形成され、前記側壁が前記近端壁に電気的に結合され
ている共振キャビティと、 前記マイクロ波吸収材と前記共振キャビティとの間に配
置され、前記側壁に電気的に結合された可調節アパーチ
ャと、 前記共振キャビティ内に配置され、流入口およびプラズ
マ流出口を有するプラズマ放電管と、 投波器を有するマイクロ波電源であって、前記投波器は
このマイクロ波電源からのマイクロ波エネルギを前記共
振キャビティに結合させるようになっているマイクロ波
電源と、 前記プラズマ流出口に近接するグロー放電検出器と、 前記グロー放電検出器に結合され、前記グロー放電検出
器がグロー放電の検出時に生成する信号に応答して前記
可調節アパーチャを調節するアパーチャコントローラ
と、を備えるリモートマイクロ波プラズマ装置。 - 【請求項8】 前記可調節アパーチャが絞りまたはカー
テンシャッタである、請求項7記載のリモートマイクロ
波プラズマ装置。 - 【請求項9】 前記グロー放電検出器が光検出器であ
る、請求項7記載のリモートマイクロ波プラズマ装置。 - 【請求項10】 基板処理システムと共に使用するため
のリモートマイクロ波プラズマ装置であって、 共振キャビティと、 前記共振キャビティ内に配置され、流入口およびプラズ
マ流出口を有するプラズマ放電管と、 投波器を有するマイクロ波電源であって、前記投波器は
このマイクロ波電源からのマイクロ波エネルギを前記共
振キャビティに結合するようになっているマイクロ波電
源と、 前記流入口においてプロセスガスフローを前記プラズマ
放電管に供給するガスソースと、 前記プラズマ流出口に近接するグロー放電検出器と、 前記マイクロ波電源および前記グロー放電検出器に結合
された電力コントローラと、を備えるリモートマイクロ
波プラズマ装置。 - 【請求項11】 処理チャンバと、 前記処理チャンバに結合されたマイクロ波共振キャビテ
ィと、 プラズマ流出口を介して前記処理チャンバに結合された
前記マイクロ波共振キャビティ内に配置されたプラズマ
放電管と、 前記マイクロ波共振キャビティに投波器を介して結合さ
れたマイクロ波ソースと、 前記プラズマ放電管の流入口において長手方向のガスフ
ローを前記プラズマ放電管に配送するように構成された
ガス配送システムと、を備える基板処理装置。 - 【請求項12】 プラズマ種を生成する方法であって、 a)流出口を有する放電管を共振キャビティ内に設ける
ステップと、 b)マイクロ波電源からのマイクロ波エネルギを前記共
振キャビティに結合させることのできる投波器を設ける
ステップと、 c)前記放電管中の流入口にプロセスガスを流入させる
ステップであって、前記流入口は前記投波器に近接して
いるステップと、 d)前記マイクロ波エネルギを前記プロセスガスに与え
ることにより、前記放電管内で前記プロセスガスからプ
ラズマを形成するステップと、を備える方法。 - 【請求項13】 前記プロセスガスがフッ素を含んでい
る、請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 前記プロセスガスがNF3を含んでい
る、請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 前記マイクロ波電源がパルスマグネト
ロンソースである、請求項12記載の方法。 - 【請求項16】 前記放電管が第1の容積を有し、前記
共振キャビティが第2の容積を有し、前記放電管の前記
第1容積が前記共振キャビティの前記第2容積の少なく
とも約90%である、請求項12記載の方法。 - 【請求項17】 前記放電管が第1の容積を有してお
り、第3の容積を有するアプリケータ管を更に備え、前
記アプリケータ管の前記第3容積は、前記放電管の前記
第1容積と前記アプリケータ管の前記第3容積との合計
の約10%未満である、請求項12記載の方法。 - 【請求項18】 前記プロセスガスが、正味の長手方向
に沿って前記投波器から前記流出口に流れる、請求項1
2記載の方法。
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