JPH05135901A - 角形チツプ抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

角形チツプ抵抗器およびその製造方法

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JPH05135901A
JPH05135901A JP3300116A JP30011691A JPH05135901A JP H05135901 A JPH05135901 A JP H05135901A JP 3300116 A JP3300116 A JP 3300116A JP 30011691 A JP30011691 A JP 30011691A JP H05135901 A JPH05135901 A JP H05135901A
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JP
Japan
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chip resistor
length
protective layer
layer
thickness
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Application number
JP3300116A
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English (en)
Inventor
Masato Hashimoto
正人 橋本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高密度配線回路に用いられるチップ抵抗器に
おいて、従来の角形チップ抵抗器では円柱チップ抵抗器
用一括自動実装機にて実装できないという欠点がある。
安価に前記一括実装機に適用できる角形チップ抵抗器を
提供する事を目的とする。 【構成】 厚み方向の長さが幅方向の長さの20%〜6
0%の長さの96アルミナ基板1に、焼結基板の幅方向
の長さの20%〜40%の厚みである第1,第2保護層
3,6を形成し、円柱チップ抵抗器と同様の形状の角形
チップ抵抗器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高密度配線回路に用いら
れる、角形チップ抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化に対する要
求がますます増大していく中、回路基板の配線密度を高
めるため、抵抗素子には非常に小型な角形チップ抵抗器
および円柱チップ抵抗器が多く用いられるようになって
きた。また、更に近年では実装速度を速めるため、多数
の円柱チップ抵抗器を一度に実装できる一括マウントが
注目されてきている。
【0003】従来の角形チップ抵抗器の構造の一例を、
図4(a),(b)に示す。従来の角形チップ抵抗器は
厚み方向の長さが、幅方向の長さの約30%程度である
角板形の絶縁性の96アルミナ基板20と、この96ア
ルミナ基板20上に形成された一対の厚膜電極による上
面電極層21と、この上面電極層21と接続するように
形成されたルテニウム系厚膜抵抗による抵抗層22と、
抵抗層を覆うガラス層24と、上面電極層21の一部と
重なる端面電極層23とからなっており、露出電極面に
ははんだ付け性を確保するためにNiめっき層25とは
んだめっき層26を電解めっきにより形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の角形チ
ップ抵抗器および円柱チップ抵抗器には次の課題があ
る。まず円柱チップ抵抗器は1個の円柱状のセラミック
碍子に抵抗体および保護膜を形成するという個片処理に
より製造を行うため、途中工程まで多数個取りのセラミ
ックシートで処理を行う角形チップ抵抗器より生産性が
悪く製造コストが高くなる。また従来の角形チップ抵抗
器を円柱チップ抵抗器用の一括自動実装機にて実装を行
おうとすると、一括自動実装機内の部品搬送シュートに
引っかかりを生じたり、2個重なりを生じたりして実装
できない。
【0005】本発明は、このような課題を一挙に解決す
るもので、角形チップ抵抗器の多数個取りのセラミック
シートを用いた製造ラインを用いながら、形状的には円
柱チップ抵抗器に近く円柱チップ抵抗器用の一括自動実
装機に使用可能な角形チップ抵抗器を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、厚み方向の長さが幅方向の長さの20%
〜50%の長さである角板形の絶縁性の焼結基板と、こ
の前記焼結基板の一方の主面上に形成された一対の上面
電極層と、この一対の上面電極層の一部に重なる抵抗層
と、この抵抗層を完全に覆い焼結基板の幅方向の長さの
25%〜40%の厚みである第1保護層と、前記焼結基
板の他方の主面上に形成され焼結基板の幅方向の長さの
25%〜40%の厚みである第2保護層と、前記一対の
上面電極層と電気的に接続する一対の端面電極層とから
構成され、この角形チップ抵抗器の第1保護層および第
2保護層はそれぞれガラス材料を用い、その焼成温度は
ガラス転移点より30℃〜100℃高い温度であること
を特徴とする製造方法により製造される。
【0007】
【作用】本発明によれば、上記手段により、厚み方向の
長さが幅方向の長さとほぼ等しくなるような形状にな
り、保護層に丸みを生じるので円柱チップ抵抗器用の一
括自動実装機に使用可能となる。また、角形チップ抵抗
器の多数個取りのセラミックシートを用いた製造ライン
を用いることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例の角形チップ抵抗器
について、図面を用いて説明する。
【0009】図1(a),(b)は本発明の実施例を示
す斜視図および断面図である。図1において、本発明の
角形チップ抵抗器は、96アルミナ基板1と、この96
アルミナ基板1の一方の主面上の銀系厚膜の一対の上面
電極層2と、前記上面電極層2の一部に重なるルテニウ
ム系厚膜の抵抗層4と、前記抵抗層4を完全に覆う第1
ガラス層3と、96アルミナ基板の他方の主面上の第2
ガラス層6と前記上面電極層2に電気的に接続され、か
つ前記第1ガラス層3および第2ガラス層6の一部に重
なる端面電極層8とから構成される。なお、露出電極面
にははんだ付け性を向上させるために、Niめっき層9
とSn−Pbめっき層10を電解めっきにより施してい
る。
【0010】次に、図1に示した本実施例の角形チップ
抵抗器の製造方法について説明する。まず、耐熱性およ
び絶縁性に優れた96アルミナ基板1を受け入れる。こ
の96アルミナ基板1には短冊状、および個片状に分割
するために、分割のための溝(グリーンシート時に金型
成形)が形成されている(基板の厚みは0.4mmで、分
割のための溝は1.5mmおよび1.0mmピッチで形成さ
れている。この溝の深さは、基板厚みの約1/3となっ
ており、溝は基板両面から形成されている。)。次に、
前記96アルミナ基板1の表面に厚膜銀ペーストをスク
リーン印刷・乾燥し、ベルト式連続焼成炉によって85
0℃の温度で、ピーク時間6分、IN−OUT時間45
分のプロファイルによって焼成し、上面電極層2を形成
する。次に、上面電極層2の一部に重なるように、Ru
2を主成分とする厚膜抵抗ペーストをスクリーン印刷
・乾燥し、ベルト式連続焼成炉により850℃の温度で
ピーク時間6分、IN−OUT時間45分のプロファイ
ルによって焼成し、抵抗層4を形成する。次に、前記上
面電極層2間の前記抵抗層4の抵抗値を揃えるために、
レーザー光によって、前記抵抗層4の一部を破壊し抵抗
値修正(Lカット、100mm/秒、12KHz、5W)を
行う。続いて、前記抵抗層4を完全に覆うように、ホウ
ケイ酸鉛系ガラスペースト(黒色)をスクリーン印刷
(メタルマスク)・乾燥し、更に他方の主面上に図2と
同様にホウケイ酸鉛系ガラスペースト(黒色)をスクリ
ーン印刷(メタルマスク)・乾燥し、ベルト式連続焼成
炉によって650℃の温度で、ピーク時間6分、IN−
OUT50分の焼成プロファイルによって焼成し、図2
に示す如く第1ガラス層3(中心部の厚み約0.3mm)
および第2ガラス層6(中心部の厚み0.3mm)を形成
する(図のように中心部のみ厚くなり丸くなっているの
はガラス転移点580℃に対して70℃高温で焼成して
いるため、ガラスの粘度が下がり、表面張力が働いたた
めである。)。
【0011】次に、端面電極を形成するための準備工程
として、基板端面を露出させるために、アルミナ基板1
を短冊状に分割(1.5mmピッチ側を分割)し、図3に
示す短冊状アルミナ基板を得る。前記短冊状アルミナ基
板の側面に、前記上面電極層2と電気的に接続するよう
に厚膜銀ペーストをローラーによって塗布し、ベルト式
連続焼却炉によって600℃の温度で、ピーク時間6
分、IN−OUT45分の焼成プロファイルによって焼
成し端面電極層8を形成する。次に、電極メッキの準備
工程として、前記端面電極層8を形成済みの短冊状アル
ミナ基板を個片に分割(1.0mmピッチ側を分割)し、
個片状アルミナ基板を得る。そして最後に、露出してい
る端面電極層8のはんだ付け時の電極喰われの防止およ
びはんだ付けの信頼性の確保のため、電解めっきによっ
てNiめっき層9とSn−Pbのめっき層10を形成す
る。
【0012】以上の工程により、本実施例による角形チ
ップ抵抗器を試作した(完成品の寸法は、長さが1.6
mm、幅が0.8mm、厚さが0.8mmとなった。)。
【0013】本実施例の角形チップ抵抗器は図1(a)
に示すようにほぼ円柱チップ抵抗器と同等の形状を有す
るので、円柱チップ抵抗器用の一括自動実装機内のシュ
ート内で詰まりを生じる事がなく良好に実装できる。
【0014】なお、本実施例において基板の厚みを0.
4mm、第1,第2保護層3,6の厚みをそれぞれ0.3
mmとしたが、これは請求項1の範囲内であれば、円柱チ
ップ抵抗器用の一括実装機には使用可能である(但し、
実施例の基板の厚みおよび保護層の厚みが最も詰まりを
生じにくい。)。
【0015】また、本実施例では抵抗体はRuO2を主
成分とする厚膜抵抗ペーストを用いたが、これは他の抵
抗材料でもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の角形チップ抵抗器によれば、厚み方向の長さが幅方向
の長さとほぼ等しくなるような形状になり、保護層に丸
みを生じるので円柱チップ抵抗器用の一括自動実装機に
使用可能となる。また、角形チップ抵抗器の多数個取り
のセラミックシートを用いた製造ラインを用いることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はそれぞれ本発明の一実施例の
角形チップ抵抗器の構造を示す斜視図および断面図
【図2】本発明の一実施例の角形チップ抵抗器の製造途
中のシート状アルミナ基板の説明図
【図3】本発明の一実施例の角形チップ抵抗器の製造途
中の短冊状アルミナ基板の説明図
【図4】(a),(b)はそれぞれ従来の角形チップ抵
抗器の構造を示す斜視図および断面図
【符号の説明】
1 96アルミナ基板 2 上面電極層 3 第1ガラス層 4 抵抗層 6 第2ガラス層 8 端面電極層 9 Niめっき層 10 Sn−Pbめっき層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み方向の長さが幅方向の長さの20%〜
    60%の長さである角板形の絶縁性の焼結基板と、この
    前記焼結基板の一方の主面上に形成された一対の上面電
    極層と、この一対の上面電極層の一部に重なる抵抗層
    と、この抵抗層を完全に覆い焼結基板の幅方向の長さの
    20%〜40%の厚みである第1保護層と、前記焼結基
    板の他方の主面上に形成され焼結基板の幅方向の長さの
    20%〜40%の厚みである第2保護層と、前記一対の
    上面電極層と電気的に接続する一対の端面電極層とから
    構成されることを特徴とする角形チップ抵抗器。
  2. 【請求項2】第1保護層および第2保護層は、端面電極
    を底面とする半円柱形状であることを特徴とする請求項
    1の角形チップ抵抗器。
  3. 【請求項3】端面電極層は少なくとも第1保護層および
    第2保護層の一部に重なっていることを特徴とする請求
    項1の角形チップ抵抗器。
  4. 【請求項4】第1保護層および第2保護層はそれぞれガ
    ラス転移点より30℃〜100℃高い温度でガラス材料
    を焼成して形成することを特徴とする請求項1または2
    記載の角形チップ抵抗器の製造方法。
JP3300116A 1991-11-15 1991-11-15 角形チツプ抵抗器およびその製造方法 Pending JPH05135901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6029602A (en) * 1997-04-22 2000-02-29 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for efficient and compact remote microwave plasma generation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6029602A (en) * 1997-04-22 2000-02-29 Applied Materials, Inc. Apparatus and method for efficient and compact remote microwave plasma generation

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