JPH07502053A - ポリマーの表面コーティング - Google Patents

ポリマーの表面コーティング

Info

Publication number
JPH07502053A
JPH07502053A JP5502087A JP50208793A JPH07502053A JP H07502053 A JPH07502053 A JP H07502053A JP 5502087 A JP5502087 A JP 5502087A JP 50208793 A JP50208793 A JP 50208793A JP H07502053 A JPH07502053 A JP H07502053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
groups
alkyl
formula
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5502087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3030086B2 (ja
Inventor
バワーズ,ロデリツク・ウイリアム・ジヨナサン
ジヨーンズ,スチーブン・アリスター
ストラツトフオード,ピーター・ウイリアム
チヤールズ,スチーブン・アレクサンダー
Original Assignee
バイオコンパテイブルズ・リミテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB919114619A external-priority patent/GB9114619D0/en
Priority claimed from GB919117170A external-priority patent/GB9117170D0/en
Priority claimed from GB929208970A external-priority patent/GB9208970D0/en
Application filed by バイオコンパテイブルズ・リミテツド filed Critical バイオコンパテイブルズ・リミテツド
Publication of JPH07502053A publication Critical patent/JPH07502053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3030086B2 publication Critical patent/JP3030086B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F246/00Copolymers in which the nature of only the monomers in minority is defined
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/06Phosphorus compounds without P—C bonds
    • C07F9/08Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/09Esters of phosphoric acids
    • C07F9/091Esters of phosphoric acids with hydroxyalkyl compounds with further substituents on alkyl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/6564Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms
    • C07F9/6571Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having phosphorus atoms, with or without nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium atoms, as ring hetero atoms having phosphorus and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07F9/6574Esters of oxyacids of phosphorus
    • C07F9/65742Esters of oxyacids of phosphorus non-condensed with carbocyclic rings or heterocyclic rings or ring systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリマーの表面コーティング 本発明は、新規なポリマー、それらを製造する方法および表面をそれらでコーテ ィングする方法に関する。本発明は、また、ある種のモノマーを製造する改良さ れた方法およびこのようなポリマーを得るために使用する新規なモノマーに関す る。これらのポリマーは、タンパク質含有溶液および生物学的流体と接触するよ うになる装置および物質の表面をコーティングし、そして表面を生物および血液 適合性するために有用である。こうして、表面は生きている組織および体液およ びタンパク質含有溶液との延長した接触に適当とされる。
分離の支持体および装置、血液接触装置、コンタクトレンズおよび眼内のレンズ 、およびタンパク質含有流体または生物学的流体との接触において使用する他の 装置の製作において使用する材料は、許容される物理的および機械的性質および タンパク質含有流体または生物学的流体との適合性に基づいて選択しなくてはな らない。これらの材料の任意の所定の応用のために、これらの考慮のすべてを最 適化することは通常困難であり、そして妥協に到達しな(てはならならず、しば しば最適ではない性能を生ずる。例えば、そうでなければ最適な機械的および物 理的性質を有する材料を使用して主要な生物学的問題に直面する。これらの問題 は、生物学的成分、とくにタンパク質物質の望ましくない沈積としてそれ自体環 れる。このタンパク質の吸着は、血液接触物質中の血液凝固物の形成、沈積物の 形成を生ずるコンタクトレンズ上の涙成分の吸着、眼内のレンズ上の沈積物の形 成を生じ、そして分離媒質中において分離装置の詰まりおよび故障を生ずる。こ のような作用は作動的性能の有意な損失およびしばしば装置の完全な拒絶および 故障に導く。
医学的装置、例えば、プロテーゼおよび血液透析装置の構成成分の場合において 、生物適合性ポリマーを使用して、装置の少なくとも表面を形成してタンパク質 の吸着を減少することは普通に実施されている。しかしながら、これらの材料は 完全ではな(、そして生きている組織との反応はなを問題として残る:例えば、 表面誘発血栓は、とくに大量の血液を異質表面、例えば、人工の肺および腎臓と 接触する場合において、なお主要な困難な問題である。人工器官の中の凝固物の 形成は、ある数の悪い作用あるいはなお悲劇的な作用、例えば、体外システムに おける血液の通路の閉塞、凝固物が人工の表面を破壊しそして宿主血管の中に止 まる場合の塞栓を有する。透析膜、心臓弁、循環補助装置、血液代替物および人 工的肺のすべてはこの問題を共有する。
生物適合性コーティングとして使用する材料は、理想的には、(a)純粋な材料 として再現性をもって製作することができること、(b)劣化または悪く変化し ないで表面上にコーティングすることができること、 (C)意図する装置の特別の機能に要求される必要な機械的または透過性の性質 を有すること、 (d)、例えば、透過性および機械的または表面の性質を悪く変化しないで、滅 菌することができること、 (e)生物学的環境により損傷または劣化しないこと、(f)発癌性でないこと 、 が要求されることは知られている。
血液と直接接触することを含む応用において、それ以上の制限が存在する。材料 は、 (g)有意な血小板の接着を誘発しないこと、(h)正常の凝固メカニズムを妨 害しないこと、または(i)細胞の要素または血液の可溶性成分への有意な損傷 を引き起こさないこと、 が要求される。
血液の凝固プロセスを活性化せずかつ血栓の形成を促進しない、生物適合性の、 詳しくは血液に適合性の(すなわち、血液適合性の)表面を製造する多数の試み がなされてきている。このような試みは、負に帯電した表面の製造、例えば、ア ニオン性ポリマーまたは適当な配向したニレクレットポリマーの使用による、天 然の抗凝固剤のヘパリンまたは合成ヘパリン類似体をコーティングした表面の製 造、固有に低い表面自由エネルギーをもつ表面の製造、例えば、シリコーンゴム の使用による、アルブミンをコーティングした表面の製造、および化合物、例え ば、血液からアルブミンを優先的に吸着すると考えられているあるポリメタン類 でコーティングした表面の製造を包含する。しかしながら、これらのすべては制 限を有した。
今回、われわれは表面をコーティングするために使用できる新規なフィルム形成 性ポリマーを案出した。これらのポリマーを使用して、広範な種類の表面、例え ば、ポリエチレン、pvc、鋼およびポリ(イミド)の上に安定なコーティング を形成できることが発見された。本発明は、また、表面のコーティングに使用す るとき、水性の環境において、有意な程度に膨潤しない、物理吸着性ポリマーを 提供する;ある場合において、水性環境における膨潤は表面上の物理吸着性ポリ マーのコーティングの安定性を減少することがある。
両性イオンの基を含有しポリマーは、すべての生きている細胞の外膜の主要な成 分であるリン脂質、例えば、ホスファチジルコリンおよびスピノゴミエリンの両 性イオンの構造をまねる。このようにして、本発明は、コーティングされた表面 がタンパク質含有溶液または生物学的流体と接触するようになるとき、支持体に おけるタンパク質および細胞の沈積が最小になる、生物適合性表面をコーティン グされた支持体上に提供することを探求する。
さらに、支持体上にコーティングするとき、種々のリガンドを本発明のポリマー に結合することができる。あるいは、支持体上へのコーティング前に、例えば、 ポリマーが溶液中にあるとき、リガンドをポリマーに結合することができる。し たがって、本発明のポリマーはこのようなりガントの結合の手段を提供すること ができる。用語リガンドは、次のものを包含するが、これらに限定されない:特 異的結合性因子、例えば、免疫グロブリンおよびそれらの関連する断片、例えば 、親和分離および親和診断の応用に有用なもの、感光性および化学感受性の部分 、例えば、臨床的応用に有用な検出器およびセンサーの応用および治療剤。他の リガンドは、本発明のポリマーに化学的に結合することができるペプチド断片、 例えば、細胞の結合を誘発し、したがって細胞の接種に本発明のポリマーの使用 を可能とする断片を包含する。
本発明は、永久的正電荷の中心をもつペンダント基およびポリマーをある表面に 安定に結合することができる他のペンダント基を有する、1種または2種以上の ラジカル重合可能なモノマー、好ましいエチレン系不飽和のモノマーのポリマー を提供する。このようなコーティングはすぐれた接着性で表面に結合し、そして コーティングされた表面を使用する、例えば、血液接触表面上のコーティングと して使用する環境において除去不可能である。
永久的正電荷の中心をもつ基はカチオン性であるが、最も好ましくは両性イオン 性である。このような両性イオンの基は、細胞の中のリン脂質のヘッド基の構造 をまねる。この理論により限定されたくないが、このような基の存在は表面を生 物適合性とすると考えられる。
ポリマーが表面を生物適合性とする程度は、因子、例えば、表面が血小板の活性 化、タンパク質の吸着を引き起こす程度(例えば、ヒト血漿からのフィブリノゲ ンの吸収により判定する)と隔離された両性イオン、例えば、ホスフェートアン モニウムエステル基の表面上の存在により引き起こされるC反応性タンパク質と の反応との組み合わせとして評価することができる。好ましくは、本発明のポリ マーは、支持体上にコーティングしたとき、未処理支持体と比較して後述するア ッセイにより評価して、少なくとも70%、より好ましくは少なくとも90%の 血小板の活性化の減少を提供する。また、本発明のポリマーは、支持体上にコー ティングしたとき、未処理支持体と比較して後述するアッセイにより評価して少 なくとも60%のフイブリノゲン吸収の減少および1.5810−”より小さい タンパク質指数を提供することが好ましい。タンノくり質重数は、後述するアッ セイにおいて測定してC反応性タンパク質のための吸収/フィブリノゲン吸収の 比として定義される。
ポリマーをある表面に結合させることができる基の性質は、ポリマーでコーティ ングしようとする表面の性質に依存して選択されるであろう。
表面が疎水性であるとき、表面において物理収着されることができる基を使用し てポリマーを表面に結合することができる。表面が親水性であるとき、表面の官 能基と反応して共有結合を形成できる基を使用してポリマーを表面に結合するこ とができる。表面が帯電しているとき、イオン電荷をもつ基を使用してイオンの 相互作用によりポリマーを表面に結合することができる。
したがって、本発明のポリマーは表面の正確な性質に依存して物理収着、共有結 合またはイオン結合により表面に結合することができる。ある場合において、こ の2つの結合のメカニズムを組み合わせて使用することができる。
ポリマーにポリマーを安定に結合することができる基は、永久的正電荷の中心を もつ基と同一の方法で存在することができるか、あるいは本発明のポリマーを得 るために共重合させる別のモノマー種の中に存在することができる。
全体を通じて、ある基がポリマーをある表面に結合することができるという場合 、これは安定な結合を意味することを意図することが理解されるであろう。
疎水性表面をコーティングする場合、6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基 、または必要に応じて炭素鎖を中断する1または2以上のエーテル酸素原子を有 しかつ必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含 有するフルオロアルキル、または好ましくは1〜50、より好ましくは5〜30 のケイ素原子を含有するシロキサン基をポリマーをある表面にすることができる ペンダント基として使用することができる。このような基は表面と強い二次的原 子価相互作用を形成し、そして疎水性表面において物理収着される、すなわち、 共有結合の相互作用を形成しないで吸着されることができる。
したがって、本発明の1つの態様において、(i)永久的正電荷の中心をもつ基 、好ましくは両性イオンの基を含有するラジカル重合可能な、好ましいエチレン 系不飽和の、コモノマーと、ラジカル重合可能な部分および6またはそれ以上の 炭素原子のアルキル基(前記アルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテ ル酸素原子および必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三 重結合を含有する)またはフルオロアルキル基(前記フルオロアルキル基は必要 に応じて1または2以上のエーテル酸素原子および必要に応じて1または2以上 の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する)またはシロキサン基を含有 するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーとを共重 合させるか、あるいは(i i)永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性 イオンの基および6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基(前記アルキル基は 必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有する)またはフルオロア ルキル基(前記フルオロアルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸 素原子を含有する)またはシロキサン基を含有するラジカル重合可能な、好まし くはエチレン系不飽和の、コモノマーとを重合させる、 ことによって得ることができるポリマーを提供する。
このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基を含有するラジカル重合可 能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーの残基、およびラジカル重合 可能な部分に加えて、6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基(前記アルキル 基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有する)またはフルオ ロアルキル基(前記フルオロアルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテ ル酸素原子を含有する)またはシロキサン基を含有するラジカル重合可能な、好 ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーの残基からなることができる。
あるいは1、このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基および6また はそれ以上の炭素原子のアルキル基(前記アルキル基は必要に応じて1または2 以上のエーテル酸素原子を含有する)またはフルオロアルキル基(前記フルオロ アルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有する)また はシロキサン基を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の 、コモノマーの残基からなるか、あるいは成ることができる。
この態様において、好ましくはポリマーは物理収着性基を含有するコモノマーお よび永久的正電荷の中心をもつ基の残基からなるコポリマーである。
また、物理収着性基は必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合また は三重結合を含有するアルキルまたはフルオロアルキル基であることが好ましい 。このような基は1または2以上のエーテル酸素原子を含有することができるが 、ことに好ましい態様においてエーテル酸素原子を含有しない。
1つの態様において、物理収着性基が必要に応じて1または2以上の炭素−炭素 の二重結合または三重結合を含有するアルキルまたはフルオロアルキル基である 場合、この基は炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有しない。
官能基を有する親水性表面をコーティングすべきとき、ポリマーを表面に結合す ることができる基はポリマーの中にペンダント基として組み込むすることができ る。
こうして、別の態様従い、本発明は、 (i)永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの基を含有するラジ カル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーと、ある表面にポ リマーを共有結合させることができる反応性基をもつラジカル重合可能な、好ま しくはエチレン系不飽和の、コモノマーとを共重合させるか、あるいは (i i)永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの基およびポリ マーをある表面に共有結合させることができる反応性基を含有するラジカル重合 可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、モノマーを重合させる、 により得ることができるポリマーを提供する。
このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの 基を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマー および、ある表面にポリマーを共有結合させることができる反応性基をもつラジ カル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーの残基からなるコ ポリマーであることができる。
あるいは、このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両 性イオンの基およびポリマーをある表面に共有結合させることができる反応性基 を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、モノマーの残 基からなるか、あるいは成ることができる。
この態様において、好ましくはポリマーは永久的正電荷の中心をもつ基を含有す るコモノマーおよびポリマーを表面に共有結合することができる反応性基を含有 するコモノマーの残基からなるコポリマーである。
イオン電荷をもつ表面をコーティングすべき場合、イオンの相互作用によりポリ マーを表面に結合することができるイオンの基をペンダント基として本発明のポ リマーの中に組み込むことができる。
第3の態様に従い、したがって、本発明は、(i)永久的正電荷の中心をもつ基 、好ましくは両性イオンの基を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレ ン系不飽和の、コモノマーと、ある表面にイオンの相互作用により結合すること ができるイオンの基をもつラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の 、コモノマーとを共重合させるが、あるいは (j i)永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの基およびある 表面にイオンの相互作用により結合することができるイオンの基を含有するラジ カル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、モノマーを重合させる。
このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの 基を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマー 、およびある表面にイオンの相互作用により結合することができるイオンの基を もつラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、コモノマーの残基か らなるコポリマーであることができる。
あるいは、このようなポリマーは、永久的正電荷の中心をもつ基、好まIバは両 性イオンの基およびある表面にイオンの相互作用により結合することができるイ オンの基を含有するラジカル重合可能な、好ましくはエチレン系不飽和の、モノ マーの残基からなるが、あるいは成ることができる。
この態様において、好ましくはポリマーは永久的正電荷の中心をもつ基を含有す るコモノマーの残基およびイオンの相互作用によりポリマーを表面に結合させる ことができるイオンの基を含有するコモノマーの残基からなるコポリマーである 。
必要に応じて、上の態様の任意のものにおいて、ポリマーはまた1種または2種 以上の希釈剤のモノマーおよび/または架橋可能なモノマーの残基を含む。
本発明は、また、このようなモノマーからなるこのようなポリマーを製造する方 法およびこのようなポリマーである表面コーティングする方法、例えば、(a) このようなモノマーを重合させてポリマーを形成し、そして(b)そのように形 成したポリマーで表面をコーティングする工程からなる方法を提供する。必要に 応じて、この方法はさらにリガンドをポリマーに、表面のコーティング前に溶液 の中で、あるいは、より好ましくは表面にコーティングしたとき、結合すること を含む。
特定の本発明の態様において、本発明は、さらに、表面上にコーティングすると きまたは表面上にコーティングしないとき、架橋していない架橋可能なモノマー の残基を含有するこのようなポリマー、および表面上にコーティングするとき架 橋しているこのようなポリマーを提供する。
なおそれ以上の特徴として、本発明は本発明のポリマーの製造において有用なあ る種の新規なモノマーを提供する。
本発明のポリマーにおいて使用することができるモノマーおよびコモノマーを、 ここで、詳細に説明する。
この明細書を通じて、(アルク)アクリレート、(アルク)アクリル酸および( アルク)アルキルアミドは、それぞれ、アクリレートまたはアルクアクリレート 、アクリル酸またはアルクアクリル酸およびアクリルアミドおよびアルクアクリ ルアミドを意味することを理解すべきである。好ましくは特記しない限り、アル クアクリレート、アルクアクリル酸およびアルクアクリルアミド基はそのアルキ ル基の中に1〜4の炭素原子を含有し、そして最も好ましくはメタクリレート、 メタクリル酸またはメタクリルアミド基である。同様に、(メト)アクリレート 、(メト)アクリル酸および(メト)アルキルアミドは、それぞれ、アクリレー トまたはメタクリレート、アクリル酸またはメタクリル酸およびアクリルアミド およびメタクリルアミドを意味することを理解すべきである。
永久的正電荷の中心をもつ七ツマー 永久的正電荷の中心をもつ七ツマ−(またはコモノマー)はカチオン性であるか 、あるいはより好ましくは両性イオン性である。後者の場合において、モノマー はその構造内に永久的正電荷の中心をもつ基ばかりでな(、かつまた負電荷の中 心を含む。典型的には、永久的正電荷の中心をもつ基は第4窒素原子により提供 される。
永久的正電荷の中心をもつ基をもつ好ましいコモノマーは、一般式Iの化合物を 有する: Bは必要に応じて過フッ化鎖までかつそれを含む1または2以上のフッ素原子を 含有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキリンまたはオリゴ −オキサアルキレン鎖であるか、あるいはXがBと永久的正電荷の中心の間に炭 素−炭素鎖を含有するか、あるいはYがBに結合した末端炭素原子を含有する場 合、原子価結合であり、Xは永久的正電荷の中心をもつ基、好ましい両性イオン の基であり、そして から選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、式中、Rは水素または C,−C,アルキル基であり、Aは一〇−または−NRI−であり、ここでR1 は水素または0l−C4アルキルであるか、あるいはR1は−B−X−であり、 ここでBおよびXは上に定義した通りであり、そしてKは基−(CHz)−QC (0)−1−(CH2)、C(0)O−1−(CH2)、QC(0)O−1−( CHI)、NR2−1−(CHz)−NR’C(0)−1(CH2)−C(0) NR”−1(CH2)−NH2O(0)〇−1(CH4)−QC(0)NR”− 1(CH2)、NH2O(○)NR”−(ここで基R2は同一であるか、あるい は異なる)、−(CH,)、0−1− (CHz)−3Oi−1まタハ、必要に 応じてBと組み合わせて、原子価結合であり、そしてpは1〜12であり、モし てR2は水素またはC,−C4アルキル基である。
Bが原子価結合であることができるかどうかは、Xの中の永久的正電荷の中心が Yの中の異種原子、例えば、酸素または窒素原子に直接結合しないことを保証す る。
したがって、永久的正電荷の中心をもつ基を含有する好ましいモノマーは、一般 式(11)または(111)を有する:式中R,ASB、におよびXは式(I) に関して定義した通りである。
好ましくは式(I I)の化合物において、(I I)がアクリル酸、メタクリ ル酸またはエタクリル酸の誘導体であるように、Rは水素、メチルまたはエチル 、より好ましくはメチルである。
式(11I)の化合物において、Kは原子価結合でありかつBは基であることが でき、Kは基でありかつBは原子価結合であることができ、KおよびBの両者は 基であることができるか、あるいはKおよびBは一緒になって原子価結合である ことができる。
Kが基である場合、好ましくはpは1〜6であり、より好ましくは1.2または 3であり、そして最も好ましくはpは1である。Kが(CH2)、NR”−1− (C1(2)、NRlC(0)−1(CHz)−C(0)NR2−1(CH2) 、NH2O(0)O−1−(CHl)、0C(0)NR2−または−(CH2) 、NH2O(0)NR2−であるとき、R2は好ましくは水素、メチルまたはエ チル、より好ましくは水素であ式(I I I)の化合物において、好ましくは ビニル基は基−に−B−Xに対してパラ位置に存在する。
好ましくはBは、次の通りである: 式−(CR”り、−のアルキレン基、式中基−(CR32)−は同一であるか、 あるいは異なり、モして各基−(CR3□)−において、基R3は同一であるか 、あるいは異なり、そして各基R3は水素、フッ素またはC,−C,アルキルま たはフルオロアルキル、好ましくは水素であり、モしてaは1〜12、好ましく は1〜6であるニオキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6個 の炭素原子を有するアルコキシアルキル、より好ましくは−CHzO(CH2) 4−二または 式[(CR’z)−0] −(CR’□)、−のオリゴ−オキサアルキレン基、 式中基−(CR’2)−一同一であるか、あるいは異なり、モして各基−(CR 4□)、−において、R4は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R4は 水素、フッ素またはC,−C4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水 素であり、そしてbは1〜6、好ましくは2または3であり、そしてCは2〜1 1、好ましくは2〜5である:あるいはXがBと永久的正電荷の中心との間に炭 素−炭素鎖を含有するか、あるいはYが末端炭素原子を含有する場合、原子価結 合。
好ましい基Bは、12までの炭素原子を有し、必要に応じて1または2以上フッ 素原子を含有するアルキレン、オキサアルキレンおよびオリゴ−オキサアルキレ ンを包含する。ポリマーを疎水性表面のコーティングに意図しない場合、したが って物理収着による表面への結合に意図しない場合、好ましくはBはフッ素原子 を含有しないアルキレン、オキサアルキレンおよびオリゴ−オキサアルキレンで ある。
式(I I I)の化合物において、KおよびBは合計12までの炭素原子を有 することが好ましい。
永久的正電荷の中心を含有する好ましいXは、後述する式(IVA)、(IVB )、(IVC)、(TVD)、(IVE) および(IVF) の基である:こ のような基を含有するモノマーは、表面に結合することができる基を含有するそ れ以上のモノマーと組み合わせて使用して、本発明のコポリマーを製造すること ができる。式(IVB)〜(IVF)の基のうちで、ことに(IVC)はとくに 好ましい。
さらに、式(VA)、(VB)および(VC)の基は、永久的正電荷の中心およ び物理収着により表面に結合することができるアルキル、フルオロアルキルまた はシロキサン基の両者を含有するモノマーとして好ましい。
式(IVA)の基は、次の通りであるニーN” (R5)IZ−(IVA) 式中基R5は同一であるか、あるいは異なり、そして各々は水素またはC,−C 4アルキルであり、モしてZ−は対イオンである。
好ましくは、基R5はすべて同一である。また、基R5の少なくとも1つはメチ ルであり、そしてより好ましくはすべての基R5はメチルであることが好ましい 。
式(IVA)の基を含有する式(I I)または(I I I)の化合物の中に 存在する対イオンZ−は、化合物が中性塩であるようなものである。
対イオンは生理学的流体の中のイオンと交換することができ、こうして対イオン の特定の性賀は本発明において重要ではない。しかしながら、薬理学的に許容さ れる対イオンは好ましい。適当な薬理学的に許容される対イオンは、ハロゲンの アニオン、例えば、塩素または臭素のイオン、他の無機イオン、例えば、硫酸イ オン、リン酸イオンおよび亜リン酸のイオンおよび有機アニオン、例えば、2〜 25の炭素原子を含有しそして必要に応じて1または2以上のヒドロキシル基を 含有する脂肪族モノ−、ジーまたはトリーカルボン酸アニオン、例えば、酢酸、 クエン酸および乳酸のイオンを包含する。
Xが式(IVA)の基であるとき、好ましくはBは式−(R’z)−または−( R’2)!−1例えば、(CH2)−または−(CH2CH2)−である。
式(IVB)の基は、次の通りである:式中基R6は同一であるか、あるいは異 なり、そして各々は水素またはCI C4アルキルであり、モしてdは2〜4で ある。
好ましくは、基R6は同一である。また、基R6の少なくとも1つはメチルであ り、より好ましくは基R6の両者はメチルであることが好ましい。
好ましくはdは2または3であり、より好ましくは3である。
Xが式(IVB)の基であるとき、好ましくはBは式−(CR3□)−または− (CR’□)2−1例えば、−(CH2)−または−(CHzGHz)−である 。
式(IVC)の基は、次の通りである:式中基R?は同一であるか、あるいは異 なり、そして各々は水素またはCl−C4アルキルであり、そしてeは1〜4で ある。
好ましくは、基R7は同一である。また、基R?の少なくとも1つはメチルであ り、より好ましくは基R7のすべてはメチルであることが好ましい。
好ましくはeは2または3であり、より好ましくは3である。
Xが式(IVC)の基であるとき、好ましくはBは式−(CR’z) −または −(CR’2)2−1例えば、(CH2)−または−(CHzGHz)−である 。
式(IVD)は、次の通りである; 式中基R@は同一であるか、あるいは異なり、そして各々は水素またはC,−C 4アルキルであり、R11”は水素または、より好ましくは基−C(0)B’R 8bであり、ここでRoは水素またはメチル、好ましくはメチルであり、B1は 原子価結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまた はオリゴ−オキサアルキレンであり、モしてfは1〜4であり、そして Bが原子価結合以外である場合、2は1でありそしてBが原子価結合である場合 、2は0であり、Xが酸素または窒素原子に直接結合してLNる場合かつそれ以 外は2は1である。
好ましくは基R@は同一である。また、基R8の少なくとも1つはメチルであり 、より好ましくは基R11のすべてはメチルであることが好ましい。
好ましくはfは1または2であり、より好ましくは2である。
好ましくはB1は、次の通りである: 原子価結合; 式−(CR3“2)1.−のアルキレン基、式中基−(CR3°2)−(ま同一 であるか、あるいは異なり、モして各基−(CR3°2)一におLXて、基R3 ゛は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R3”li水素また(まCI  C4アルキル、好ましくは水素であり、そしてaalt1〜12、好ましくは1 〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル、より好ましくは−CHzO(CHt)a−:または 式−[(CR”2)−1O] e−−のオリゴ−オキサアルキレン基、式中−( CR”□)−基は同一であるか、あるいは異なり、モして各基−(CR4”2) −において、R4°は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R4”は水素 またはc、−C4アルキル、好ましく(マ水素であり、モしてbaは1〜6、好 ましくは2または3であり、そしてcat;!1〜12、好ましくは1〜6であ る。
好ましい基131は原子価結合および12までの炭素原子を有するアルキレン、 オキサアルキレンおよびオリゴ−オキサアルキレン基を包含する。
好ましくはBおよびB′は同一である。
Xが式(IVD)の基であるとき、好ましくはBは式−[(CR’、CR’2) −OF eCR’2CR’2−の基、例えば、−(CH,CH,O)、(CH2 CH2)−である。
式(IVE)の基は、次の通りである:式中基R9は同一であるか、あるいは異 なり、そして各々は水素また1よCI C4アルキルであり、R9mは水素また は、より好ましり(ヨ基−C(0)BIR”であり、ここでR”は水素またはメ チル、好ましI+’7チルであり、B2は原子価結合または直鎖状もしくは分枝 鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレンであり、 そしてgは1〜4であり、そして Bが原子価結合以外である場合、2は1でありそしてBが原子価結合である場合 、2はOであり、Xが酸素または窒素原子(こ直接結合しても\る場合かつそれ 以外は2は1である。
好ましくはR9は同一である。また、基R9の少なくとも1つ1まメチルであり 、より好ましくは基R9のすべてはメチルであること力曵好ましLN。
好ましくはgは1または2であり、より好ましく1ヨ2である。
好ましくはB2は、次の通りである・ 原子価結合: 式−(CR3ゝ2)、5−のアルキレン基、式中基−(CR3bz)−は同一で あるか、あるいは異なり、そして各基−(CR3h2)−において、基R”は同 一であるか、あるいは異なり、モして各基R3bは水素またはC,−C,アルキ ル、好ましくは水素であり、モしてabは1〜12、好ましくは1〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル、より好ましくは一〇 H20(CHz) 4−1または 式−[(CR”2) b、OF cb〜のオリゴ−オキサアルキレン基、式中( CR4b2)−基は同一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR”□) −において、R41′は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R”は水素 またはC,−C4アルキル、好ましくは水素であり、モしてbbは1〜6、好ま しくは2または3であり、モしてcbは1〜12、好ましくは1〜6である。
好ましい基B2は原子価結合および12までの炭素原子を有するアルキレン、オ キサアルキレンおよびオリゴ−オキサアルキレン基を包含する。
好ましくはBおよびB2は同一である。
Xが式(IVE)の基であるとき、好ましくはBは式−1:(CR’2CR’z )−01eCR’□CR’2−の基、例えば、(CH2CH20) c(CH2 CH2)−である。
式(IVF)の基は、次の通りである:式中基RIOは同一であるか、あるいは 異なり、そして各々は水素またはC,−C4アルキルであり、RI Oaは水素 または、より好ましくは基−C(o)BIRIolであり、ここでR1”は水素 またはメチル、好ましくはであり、B3は原子価結合または直鎖状もしくは分枝 鎮状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレンであり、 モしてhは1〜4であり、そして Bが原子価結合以外である場合、2は1でありそしてBが原子価結合である場合 、2はOであり、Xが酸素または窒素原子に直接結合している場合かつそれ以外 は2は1である。
好ましくはRloは同一である。また、基RI eの少なくとも1つはメチルで あり、より好ましくは基RIOのすべてはメチルであることが好ましい。
好ましくはhは1または2であり、より好ましくは2である。
好ましくはB3は、次の通りである: 原子価結合: 式−(CR”2)、、−(B7)Ltキレリン、式中基−(CR”2) It同 一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR”z)−において、基R”は 同一であるか、あるいは異なり、そして各基R”は水素またはC,−C4アルキ ル、好ましくは水素であり、そしてaCは1〜12、好ましくは1〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル、より好ましくは−CH2O(CHり4−;または 式−[(CR”z) b、OF ec−のオリゴ−オキサアルキレン基、式中( CR”2)−基は同一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR4″′2 )−において、R’°は同一であるか、あるいは異なり、モして各基R4tは水 素またはc、−C,アルキル、好ましくは水素であり、モしてbcは1〜6、好 ましくは2または3であり、モしてCCは1〜12、好ましくは1〜6である。
好ましい基B3は原子価結合および12までの炭素原子を有するアルキレン、オ キサアルキレンおよびオリゴ−オキサアルキレン基を包含する。
好ましくはBおよびB3は同一である。
Xが式(IVF)の基であるとき、好ましくはBは式−[(CR4,CR4□)  −OF−CR’ 2 CR’ 2−の基、例えば、−(CH2CH2O)、( CH2CH2)−である。
永久的正電荷の中心を有する他の基は、式(VA)、(V B)および(V C )を有する。これらの基は、また、物理収着により表面に結合することができる アルキルまたはフルオロアルキルを含有する。したがって、このような基を含有 するモノマーは、物理収着により疎水性表面に結合できる基を含有するコモノマ ーを必要に応じて使用しないで、本発明のポリマーにおける使用にとくに適する 。
式(VA)の基は、次の通りである。
式中基R1+は同一であるか、あるいは異なり、そして各々は水素またはCI− C,アルキルであり、R”°は次の通りである:(a)基−[C(0) ]−( CR”bz) ww (S iR”’2) (O3iR1+−) 、、RIIo 、式中各基R111は同一であるか、あるいは異なり、そして水素または1〜4 の炭素原子のアルキルであり、各基R”’は同一であるか、あるい(ヰ異なり、 そして1〜4の炭素原子のアルキルまたはアラルキル、例えば、ベンジルまたは フェネチルであり、VWはOまたは1であり、WWは0〜6であり、ただしVW およびWWの両者はOでなく、そしてvvは0〜49である:または(b)式− CCo)R4−R11’の基、式中R”’は水素またはメチルであり、R4は原 子価結合または必要に応じて1または2以上のフッ素原子を含有し、そして6〜 24、好ましくは6〜18の炭素原子を含有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル キレン、オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレン基であり、1は1〜 4である;そしてBが原子価結合以外である場合、Zは1であり、そしてBが原 子価結合である場合、ZはOであり、Xが酸素または窒素原子以外である場合、 それ以外はZは1である。
好ましくはR1+は同一である。また、基R1の少な(とも1つはメチルである ことが好ましく、そして基R1のすべてはメチルであることがより好ましい。
RI loは上の(a)において定義するシロキサン基である場合、各基(CR ”’z)は同一であるか、あるいは異なることができ、好ましくは同一であり、 そして好ましくは各基R11″は水素である。好ましくはWWは2〜4であり、 そして最も好ましくはVWが0であるとき3であるか、あるいはVWが1である とき2である。各基(S i R”’z)は同一であるか、あるいは異なること ができ、好ましくは同一であり、そして好ましくは各基R11゛はメチルである 。好ましくはVVは4〜29である。
好ましくは基Rl 1″は上に定義した基−C(0) B’RI+’である。こ のような場合において、好ましくはB4は、次の通りである:原子価結合; 式−(CR3’□)、、−のアルキレン基、式中基−(CR”z)−は同一であ るか、あるいは異なり、そして各基−(CR3’□)−において、基R3″は同 一であるか、あるいは異なり、そして各基R36は水素、フッ素またはCI C 4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水素またはフッ素であり、そし てadは1〜24、好ましくは6〜18である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子および必 要に応じて1または2以上のフッ素原子を有するアルコキシアルキル;または 式−[(CR”□) 、、O] e、−のオリゴ−オキサアルキレン基、式中− (CR”□)−基は同一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR4’2 )−において、R4″は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R”は水素 、フッ素またはCI C4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水素ま たはフッ素であり、そしてbdは2〜6、好ましくは3または4であり、そして cdは1〜12、好ましくは1〜6である。
B4が基−[(CR”2)、、o] cd−であり、ここですべての基R”は水 素でありそしてすべての基−[(CR”り、、O]−においてbdは2であると き、式(VA)のモノマーの残基は疎水性表面と強い二次的原子価相互作用を形 成することができない。このようなモノマーの残基を本発明のポリマーの中に含 めることができるが、また、このような相互作用がポリマーを表面に結合する場 合、このような強い二次的原子価相互作用を形成できるモノマーの残基を含むこ とが通常必要である。
オリゴ(高級アルキレン)オキシド部分を含有する基を有するモノマーを使用し て必要な強い二次的原子価相互作用を与えるすることができるので、個々のアル キレンオキシド単位の少なくとも50モル%、好ましくは70モル%、より好ま しくは90モル%が3またはそれ以上の炭素原子を含有するオリゴアルキレンオ キシド部分を含有するモノマーを使用することができる。こうして、例えば、エ チレンオキシド単位より多いプロピレンオキシド単位が存在するかぎり、混合オ リゴ(アルキレンオキシド/プロピレンオキシド)側鎖を使用することができる 。
B4が基−[(CR”2)−O]−d−であるとき、残基−[(CR”り、。
O]−のわずかに50、好ましくは70、より好ましくは90モル%またはそれ より小において好ましくはbdは2である。
基−B4 R11′が表面と強い二次的原子価相互作用を形成できる基で基およ び必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有するアルキルまたはフ ルオロアルキル基を含有するモノマーとして使用するためにと(に適当であるこ とができる。好ましくは、このような場合において−B’−R1+’は必要に応 じて1または2以上のエーテル酸素原子および好ましくは6またはそれ以上の炭 素原子を含有するアルキル基または必要に応じて1または2以上のエーテル酸素 原子および好ましくは6またはそれ以上の炭素原子を含有するフルオロアルキル 基である。 1つの態様において、BおよびB4は同一である。
式(VB)の基は、次の通りである。
式中基Rl 2は同一であるか、あるいは異なり、そして各々は水素またはC, −C4アルキルであり、R12°は次の通りである:(a) 基−[C(0)  コ Iv (CRI2 ’z) 、、(S iR””2) (O5iR”’)  ++R+2’、式中各基RI2bは同一であるか、あるいは異なり、そして水素 または1〜4の炭素原子のアルキルであり、各基RI2(は同一であるか、ある いは異なり、そして1〜4の炭素原子のアルキルまたはアラルキル、例えば、ベ ンノルまたはフェネチルであり、tuは0または1であり、UUは0〜6てあり 、ただしtuおよびUUの両者はOでなく、そして11はO〜49である。また は(b) 式 C(0)B’ RI2’の基、式中RI26ハ水素マタハメチル であり、B5は原子価結合または必要に応じて1または2以上のフン素原子を含 有し、そして6〜24、好ましくは6〜18の炭素原子を含有する直鎖状もしく は分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレン基 である、 jは1〜4である;そして Bが原子価結合以外である場合、2は1であり、モしてBが原子価結合である場 合、2は0であり、Xが酸素または窒素原子以外である場合、それ以外は2は1 である。
好ましくはRl 2は同一である。また、基R”の少なくとも1つはメチルであ ることが好ましく、そして基R”のすべてはメチルであることがより好ましい。
RI 2°は上の(a)において定義するシロキサン基である場合、各基(CR 12b□)は同一であるか、あるいは異なることができ、好ましくは同一であり 、そして好ましくは各基RI2bは水素である。好ましくはUUは2〜4であり 、そして最も好ましくはtuが0であるとき3であるか、あるいはtuが1であ るとき2である。各基(S i R”e、)は同一であるか、あるいは異なるこ とができ、好ましくは同一であり、そして好ましくは各基R12゛はメチルであ る。好ましくは11は4〜29である。
好ましくは基RI2°は上に定義した基−C(O)BsRI24である。このよ うな場合において、好ましくはB5は、次の通りである:原子価結合: 式−(CR”2) 、−一のアルキレン基、式中基−(CR3°2)−は同一で あるか、あるいは異なり、モして各基−(CR3”2)−において、基R3ゞは 同一であるか、あるいは異なり、そして各基R3°は水素、フッ素またはc、− C4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水素またはフッ素であり、モ してaeは1〜24、好ましくは6〜18である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子および必 要に応じて1または2以上のフッ素原子を有するアルコキシアルキル二または 式−[(CR4°2) 、、O] c、−のオリゴ−オキサアルキレン基、式中 −(CR4’2)−基は同一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR4 ”、)−において、R”は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R4−は 水素、フッ素またはC,−C,アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水 素またはフッ素であり、モしてbeは2〜6、好ましくは3または4であり、そ してceは1〜12、好ましくは1〜6である。
B6が基−[(CR4e2) b、0] e@−であり、ここですべての基R4 1は水素でありそしてすべての基−[(CR’°z)b−0]−においてbeが 2であるとき、式(VB)のモノマーの残基は疎水性表面と強い二次的原子価相 互作用を形成することができない。このようなモノマーの残基を本発明のポリマ ーの中に含めることができるが、また、このような相互作用がポリマーを表面に 結合する場合、強い二次的原子価相互作用を形成できるモノマーの残基を含むこ とが通常必要である。オリゴ(高級アルキレン)オキシド部分を含有する基を有 するモノマーを使用して強い二次的原子価相互作用を与えるすることができるの で、個々のアルキレンオキシド単位の少なくとも50モル%、好ましくは70モ ル%、より好ましくは90モル%が3またはそれ以上の炭素原子を含有するオリ ゴアルキレンオキシド部分を含有するモノマーを使用することができる。
こうして、例えば、エチレンオキシド単位より多いプロピレンオキシド単位が存 在するかぎり、混合オリゴ(アルキレンオキシド/プロピレンオキシド)側鎖を 使用することができる。
B5が基 [(CR”2)−O] −−−であ6とき、81& [(CR”2) −。
O]−のわずかに50、好ましくは70、より好ましくは9oモル%またはそれ より小において好ましくはbeは2である。
基−B5−RI2″が表面と強い二次的原子価相互作用を形成できる基であると き、基(V B)を含有するモノマーは永久的正電荷の中心をもつ基および必要 に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有するアルキルまたはフルオロ アルキル基を含有するモノマーとして使用するためにとくに適当であることがで きる。好ましくは、このような場合において−B S + Rl 2°は必要に 応じて1または2以上のエーテル酸素原子および好ましくは6またはそれ以上の 炭素原子を含有するアルキル基または必要に応じて1または2以上のエーテル酸 素原子および好ましくは6またはそれ以上の炭素原子を含有するフルオロアルキ ル基である。 1つの聾様において、BおよびBsは同一である。
式(VC)の基は、次の通りである: 式中基RI3は同一であるか、あるいは異なり、そして各々は水素またはCI  C4アルキルであり、Rl 3″は次の通りである:(a) 基−[C(0)  ] 、、(CR13b2) 、、(S iR”’z) (O31R11)、、R 13・、式中各基R135は同一であるが、あるいは異なり、そして水素または 1〜4の炭素原子のアルキルであり、各基R13°は同一であるか、あるいは異 なり、そして1〜4の炭素原子のアルキルまたはアラルキル、例えば、ベンジル またはフェネチルであり、rsは0または1であり、SSはO〜6であり、ただ しrsおよびSSの両者は0でなく、モしてrrはθ〜49である;または(b )式−C(0) 、6 R13″の基、式中RI3’は水素またはメチルであり 、B6は原子価結合または必要に応じて1または2以上のフッ素原子を含有し、 そして6〜24、好ましくは6〜18の炭素原子を含有する直鎖状もしくは分枝 鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレン基である 、kは1〜4である:そしてBが原子価結合以外である場合、2は1であり、モ してBが原子価結合である場合、2は0であり、Xが酸素または窒素原子以外で ある場合、それ以外は2は1である。
好ましくはR”は同一である。また、基RI 3の少なくとも1つはメチルであ ることが好ましく、そして基Rl 3のすべてはメチルであることがより好まし い。
好ましくはkは1または2、より好ましくは2である。
Rl 3°は上の(a)において定義するシロキサン基である場合、各基(CR I3−□)は同一であるか、あるいは異なることができ、好ましくは同一であり 、そして好ましくは各基R13bは水素である。好ましくはSSは2〜4であり 、そして最も好ましくはrsがOであるとき3であるか、あるいはrsが1であ るとき2である。各基(S i R13’2)は同一であるか、あるいは異なる ことができ、好ましくは同一であり、そして好ましくは各基R13゛はメチルで ある。好ましくはrrは4〜29である。
好ましくは基R′3°は上に定義した基−C(0) B’R13’である。この ような場合において、好ましくはB6は、次の通りである:原子価結合: 式−(CR3’2) 、1−ノア/lzキリン基、式中基(CR”z) l;! 同一であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR”2)−において、基R3 1は同一であるか、あるいは異なり、モして各基R31は水素、フッ素またはC ,−C4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水素またはフッ素であり 、そしてafは1〜24、好ましくは6〜18である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子および必 要に応じて1または2以上のフッ素原子を有するアルコキシアルキル、または 式−[(CR4’□)、、O] cl−のオリゴ−オキサアルキレン基、式中− (CR4’2)−基は同一であるか、あるいは異なり、モして各基−(CR”2 )−において、R4′は同一であるか、あるいは異なり、そして各基R”は水素 、フッ素またはCI C4アルキルまたはフルオロアルキル、好ましくは水素ま たはフッ素であり、モしてbfは2〜6、好ましくは3または4であり、そして cfは1〜12、好ましくは1〜6である。
B6が基−[(CR”り bIO]−f−であり、ここですべての基R”は水素 でありそしてすべての基−[(CR4′2) b+o]−においてbfが2であ るとき、式(VC)のモノマーの残基は疎水性表面と強い二次的原子価相互作用 を形成することができない。このようなモノマーの残基を本発明のポリマーの中 に含めることができるが、また、このような相互作用がポリマーを表面に結合す る場合、強い二次的原子価相互作用を形成できるモノマーの残基を含むことが通 常必要である。オリゴ(高級アルキレン)オキシド部分を含有する基を有するモ ノマーを使用して強い二次的原子価相互作用を与えるすることができるので、個 々のアルキレンオキシド単位の少なくとも50モル%、好ましくは70モル%、 より好ましくは90モル%が3またはそれ以上の炭素原子を含有するオリゴアル キレンオキシド部分を含有するモノマーを使用することができる。
こうして、例えば、エチレンオキシド単位より多いプロピレンオキシド単位が存 在するかぎり、混合オリゴ(アルキレンオキシド/プロピレンオキシド)側鎖を 使用することができる。
B6が基−[(CR”2)、、O] 、、−であるとき、残基−[(CR”z) yO]−のわずかに50、好ましくは70、より好ましくは90モル%またはそ れより小において好ましくはbfは2である。
基−B6 R13°が表面と強い二次的原子価相互作用を形成できる基であると き、基(V C)を含有するモノマーは永久的正電荷の中心をもつ基および必要 に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有するアルキルまたはフルオロ アルキル基を含有するモノマーとして使用するためにと(に適当であることがで きる。好ましくは、このような場合において−B6 R13″は必要に応じて1 または2以上のエーテル酸素原子および好ましくは6またはそれ以上の炭素原子 を含有するアルキル基または必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子お よび好ましくは6またはそれ以上の炭素原子を含有するフルオロアルキル基であ る。
1つの態様において、BおよびB6は同一である。
永久的正電荷の中心をもつ基を含有する好ましいモノマーの特定の例は、2−( メチルアクロイルオキシオキシ)エチル−2° −(トリメチルアンモニウム) エチルホスペード内部塩および1− [4−(4’ −ビニルベンジルオキシ) ブタン]−2”−(トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩である。
永久的正電荷の中心を含有する基をもつモノマー、例えば、式(I I)および (I I I)のモノマーは、既知の反応を使用する普通の技術により、例えば 、適当に置換したアルキル(アルク)アクリレートまたは適当な置換スチレンを 前駆体としてを使用して製造することができる。適当な置換アルキル(アルク) アクリレートは、ジメチルアミノエチル(メト)アクリレートおよび2−ヒドロ キシエチル(メト)アクリレートを包含する。
式(IVA)の基を含有する式(I I)または(I I I)のモノマーは既 知の方法により製造することができる。式(VB)または(IVC)の基を含有 するモノマーは、参考例1〜3に記載されているように、あるいは類似の既知の 方法により製造することができる。
R8’が−C(0) B’RIIbである式(IVD)の基を含有する式(I  I)または(I I I)のモノマーは、グリセロホスホリルコリンまたはその 類似体を第1ヒドロキシル基において活性化酸誘導体、例えば、酸無水物0 ( C(0)B’R”)ztたは酸ハ5イFR”B’C0Ha 1 (こ:でBIお よびR”は上に定義した通りでありそしてHalはハロゲンである)で選択的に アシル化し、次いで第2ヒドロキシル基を適当なアシル化剤、例えば、塩化メタ クロイルでアシル化することによって製造することができる。各アシル化後また は第2アシル化後に、精製、例えば、適当な支持体を使用するクロマトグラフィ ーによる精製を実施することができる。適当な活性化酸誘導体は、酸無水物、酸 ハライド反応器エステルおよびイミダゾリドを包含する。アシル化は適当な無水 、非プロトン性溶媒、例えば、N、 N−ジメチルホルムアミド中で、必要に応 じて適当な非親核性塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下に実施することが できる。
あるいは、グリセロホスホリルコリンまたはその類似体の中の第1アルコール基 を適当な保護基試薬、例えば、塩化t−ブチルジメチルシリルとの反応により標 準条件下にブロックし、次いで第2ヒドロキシル基をアシル化剤、例えば、塩化 メタクロイルで処理することができる。t−ブチルジメチルシリル保護基は、希 有機酸または鉱酸、例えば、p −トルエンスルホン酸、塩酸またはフッ化テト ラブチルアンモニウムで処理することによって除去することができる。次いで、 脱ブロックしたヒドロキシルを活性化酸誘導体、例えば、酸無水物○(C(0) B’R8b)2または酸ハライドRsbB’C0Ha I (ここでB1および R8bは上に定義した通りてありそしてHalはハロゲンである)で処理するこ とができる。
グリセロホスホリルコリンの類似体(R8°が水素である基(IVD)を含有す る式(T I)または(I I I)の化合物)は、オキシ塩化リンをブロモア ルコールと不活性非プロトン性溶媒、例えば、ジクロロメタン中で反応させてブ ロモアルキルホスホロジクロラリデートを生成することによって製造することが できる。次いで、こうして製造したジクロロ誘導体を、適当に保護されたグリセ ロール誘導体、例えば、2.2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノ ールで、塩基、例えば、トリエチルアミンの存在下に処理し、次いで酸加水分解 によりブロモアルキルホスホログリセロール誘導体を生成することができる。次 いでこれをアミンNR83(ここでRsは上に定義した通りである)、例えば、 トリメチルアミンで処理してグリセロポスボリルコリン類似体を発生させること ができる。この製造は次の反応の概要に描写される。
ここでR8およびfは式(IVD)の基に関して定義したとおりである。
R9°が−C(0)B”R9’である式(IVE)の基を含有する式(II)ま たは(I I I)のモノマーは、グリセロホスホリルコリンまたはその類似体 を第1ヒドロキシル基において、例えば、塩化メタクロイルで選択的にアノル化 し、次いで第2ヒドロキシル基において活性化酸誘導体、例エバ、酸無水物○( C(O)B2R9b)2または酸ハライドR9bB2c○Hat(ここでBIお よびR91は上に定義した通りでありそしてHalはハロケンである)を使用し て反応させることによって製造することができる。必要に応じて、式(IVD) の基を含有するモノマーの製造に関して上に概説したものに類似する保護基の方 法を使用することができる。
式(IVF)の基を含有する式(I T)または(I I I)のモノマーは、 式(IVD)または(IVE)の基を含有するモノマーに類似する方法で製造す ることができる。
式(VA)、(VB)または(■c)の基を含有する式(I I)または(I  I I)のモノマーは、それぞれ、式(IVD)、(IVE)または(IVF) の基を含有するモノマーについて記載した方法と直接する類似する方法により製 造することができる。
ポリマーをある表面に安定に結合することができるコモノマー本発明のポリマー において、永久的正電荷の中心をもつ基およびポリマーをある表面に安定に結合 することができる基が同一モノマーの残基の中に存在しない場合、ポリマーはポ リマーをある表面に安定に結合することができる基を含有するコモノマーの残基 ならびに永久的正電荷の中心をもつ基を含有するコモノマーの残基からなる。必 要に応じて、永久的正電荷の中心をもつ基を含有するモノマーが、また、ポリマ ーをある表面に安定に結合することができる基を含有する場合、ある表面に安定 に結合することができるそれ以上の基は、ポリマーをある表面に結合することが できる基を含有する追加のコモノマーの残基により提供することができる。
既に述べたように、ある表面に結合することができる基の性質、したがってこの ような基を含有するコモノマーの性質は、ポリマーでコーティングすべき表面の 性質に依存するであろう。このようなコモノマーの種々のタイプをここで説明す る。
理解されるように、ある場合において、ある表面に結合することができる基を含 有する異なるコモノマーの組み合わせを使用することが望ましいことがある。好 ましくは、後述するタイプa) 、b)および/またはC)のコモノマーまたは このようなコモノマーの組み合わせを使用し、より好ましくはタイプa) 、b )およびC)のコモノマーの1つのみを使用する。
アルキル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコモノマーは、疎水 性表面への結合の形成に適当であり、6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基 (必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有しかつ必要に応じて1 または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する)またはフルオ ロアルキル(好ましくは6または2以上の炭素原子を含有し、必要に応じて1ま たは2以上のエーテル酸素原子を含有しかつ必要に応じて1または2以上の炭素 −炭素の二重結合または三重結合を含有する)またはシロキサン基(50までの ケイ素原子を含有し、好ましくは線状である)を含有するコモノマーである。
好ましくはアルキルまたはフルオロアルキル基は24まで、例えば、18までの 炭素原子を含有し、あるいはシロキサン基は50までのケイ素を含有し、好まし くは線状である。アルキル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコ モノマーは、一般式(vI)のコモノマー式中、 Y ’ lよ から選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでRI 4は水素 またはCI 04アルキル基であり、A′は一〇−または−NR15−であり、 ここでR”は水素またはc。
−04アルキルであるか、あるいはR15は基Qであり、K’l;!基 (CH 2) 10C(0)−1(CH2) 1C(0)O−1(CH2) 10C(0 )O−1(CH2) + N R”−1(CH2) 1NR16C(0)−1− (CH2)、C(0)NR16−1−(CH2)1NR16C(○) 0−1  (CH2) IOC(0) N R” −、(CH2) 1NR16C(0)N RI’−(ここで基R+ 6は同一であるが、あるいは異なる)、−(CH2) 、0−1 (CH2) 1SOx−、マタハ原子価結合であり、モして1は1〜 12てあり、そしてRl 6は水素またはCI Caアルキル基であり、そして Qは (a)6またはそれ以上、好ましくは6〜24の炭素原子を含有し、置換されて いないか、あるいは1または2以上のフッ素原子により置換されておりそして必 要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する直 鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキンアルキルまたは(オリゴ−アルコ キシ)アルキル鎖、または(b)シロキサン基−(CR16″2)so (S  IRIJ″’2’)(O3i R”b2)、。
R165、ここて各基R161は同一であるか、あるいは異なり、そして水素ま たは1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、各基R165は1〜4個の炭 素原子を有するアルキルであり、QQは1〜6であり、工し工ppは0〜49で ある、 である。
基Qをもつ式(Vl)の好ましいコモノマーは、式(V I I) *タハ(V III)のものを包含する: 式中、 R14、A’ 、K’およびQは式(VI)に関して定義した通りである。
式(Vll)の化合物において好ましくは、Rl 4は水素、メチルまたはエチ ルであり、より好ましくはメチルであり、こうして式(Vll)の化合物は好ま しくはアクリル酸、メタクリル酸またはエタクリル酸の誘導体である。
式(VIII)の化合物において、K’は、例えば、原子価結合である。Klが 基であるとき、好ましくは1は1〜6、より好ましくは1.2または3であり、 最も好ましくはlは1である。Klが−(Ca7)1N RI 6−1 (CH 2) 1N R” C(0)−1(CH2) 、C(0) NR16−1(CH 2) 1N R” C(0) 0−2− (CH2)、OC(0)NRI6−ま たは−(C)+2)+NR”C(0)NR” −であるとき、R”は好ましくは 水素、メチルまたはエチル、より好ましくは水素である。
式(Vlll)の化合物において、好ましくはビニル基は基−Kl−Qに対して バラ位置に存在する。
好ましくはQは必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有しかつ必 要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有するア ルキルまたはフルオロアルキル基である。より好ましくは、Qは次の通りである : 式−(CR”z)、CRI73のアルキル基、式中基−(CRI7.)−は同一 であるか、あるいは異なり、そして各基−(CR”2)−において基R17は同 一であるか、あるいは異なり、そして各基R′7は水素、フッ素またはCI C 4アルキルまたはフルオロアルキルであり、モしてmはQがフッ素原子を含有し ない場合5〜23であるか、あるいはQが1または2以上のフッ素原子を含有す る場合、1〜23、好ましくは5〜23である: 各アルキル部分の中に1〜12の炭素原子を有するアルコキシアルキル:置換さ れていないか、あるいは1または2以上のフッ素原子で置換されている;または 式−[(CR”2)−0]。(CR”2)−R”の(オリゴ−アルコキシル)ア ルキル基、式中基−(CR”z)−は同一であるか、あるいは異なり、モして各 基−(CR”z)−において各基R”は同一であるか、あるいは異なり、そして 各基R111は水素、フッ素またはCI C4アルキルまたはフルオロアルキル であり、モしてnは2〜6、好ましくは3〜4でありそしてOは1〜12である 。
Qが基−[(CR”□)60]。(CR”□)。RI8(式中すべての基Rl  gが水素でありそしてすべての基−[(CR”2)−0]−においてnが2であ る)であるとき、式Qの基は疎水性表面と強い二次的原子価相互作用を形成する ことができない。このような残基を含有するモノマーの残基を本発明のポリマー の中に含めることができるが、また、このような相互作用がポリマーを表面に結 合する場合、強い二次的原子価相互作用を形成できるモノマーの残基を含むこと が必要である。オリゴ(高級アルキレン)オキシド部分を含有する基を有するモ ノマーを使用して、個々のアルキレンオキシド単位の少なくとも50モル%が3 またはそれ以上の炭素原子を含有するオリゴアルキレンオキシド部分を含有する モノマーを提供するすることができる。こうして、例えば、エチレンオキシド単 位より多いプロピレンオキシド単位が存在するかぎり、混合オリゴ(アルキレン オキシド/プロピレンオキシド)側鎖を使用することができるであろう。
Qが残基−[(CR”2)−0] (nは2である)を含有する(オリゴ−アル コキシ)アルキル基である場合、好ましくは残基−[(CR”z)−0]−の5 0モル%以下においてnは2である。
あるいは、Qはこのようなアルキル、アルコキシアルキルまたは(オリゴアルコ キシ)アルキル基の中の1または2以上のアルキルまたはアルキレン部分が対応 するアルケニル、アルキニル、アルケニレンまたはアルキニレン部分により置換 されている基であることができる。
好ましい基Qは、必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三 重結合を含有し、8またはそれ以上、より好ましくは14またはそれ以上、例え ば、16またはそれ以上の炭素原子を有するアルキル、アルコキンアルキルおよ び(オリゴ−アルコキシ)アルキル基を包含する。このような基は1または2以 上のフッ素原子を含有し、したがってフルオロアルキル誘導体であることができ る。しかしながら、好ましくはこのような基はフッ素原子を含有しない。
と(に好ましい基は、必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合また は三重結合を含有する直鎖状のアルキルまたはフルオロアルキル基である。
Qがシロキサン基である場合、各基−(CR””z)−は同一であるか、あるい は異なり、好ましくは同一であり、そして好ましくは各基R16゜は水素である 。好ましくはqqは2〜4であり、最も好ましくは3である。各基−(CR”° 2)−は同一であるか、あるいは異なり、好ましくは同一であり、そして好まし くは各基R16″はメチルである。好ましくはppは4〜29である。Qがシロ キサン基である好ましいコモノマーは、式(Vll)のものである。
1つの特定の態様において、基Qはエチレン系不飽和、すなわち、炭素−炭素の 二重結合または三重結合を含有しない。
アルキル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有する特定の例は、次のも のを包含する n−ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート、ヘ キサデンルメタクリレート、IH,IH,2H,2H−ヘプタデカフルオロデノ ルメタクリレート、p−オクチルスチレン、p−ドデシルスチレンおよびモノメ タクリルオキシプロピル末端シロキサンを包含する。n−ドデシルメタクリレー トはとくに好ましい。
物理収着性アルキルまたはフルオロアルキル(炭素−炭素の二重結合または三重 結合を含有しない)またはシロキサン基を含有するコモノマー、例工ば、式(V II)または(Vlll)のものは商業的に入手可能であるか、あるいは普通の 技術により既知の反応を使用して製造することができる。
このようなコモノマーの第2の特定の態様において、基Qはエチレンの不飽和、 すなわち、1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する。
このようなコモノマーは、例えば、ビニル、ジビニル、アセチレンまたはジアセ チレン部分を含有することができる。ビニルの不飽和よりむしろアセチレンの不 飽和を含有するコモノマーは一般に好ましく、ことに単一のアセチレン基を含有 するコモノマーは好ましい。
このような不飽和基を含有するコモノマーは、いったんポリマーを支持体上にコ ーティングしたとき、線状ポリマー鎖の間の架橋を形成することができ、ならび に物理収着により支持体に結合することができる。
このような架橋はコーティングの安定性を改良し、そして典型的には照射、例え ば、紫外線またはガンマ線により形成される。このような基の架橋は単独で使用 することができるか、あるいは後述するように架橋可能なコモノマーとして反応 性基を含有するコモノマーの使用に加えて使用することができる。
物理収着により支持体に結合することができるとくに好ましし)架橋可能なコモ ノマーは、式(V I I A)および(VIIIA)のコモノマーである。
式中R+’、八゛およびKIは上に定義した通りであり、モしてQQは6または 2以上の炭素原子および1または2つ、好ましくは1つの炭素−炭素の三重結合 を含有するアルキニル基であり、ただしアセチレン部分は八゛またはKlに直接 結合していない。
本発明は、それ以上の特徴として、式(VIIA)および(VIIIA)のコモ ノマーを提供する。
このようなコモノマーの間で、QQは6〜24の炭素原子、好ましくは8または それ以上、より好ましくは10またはそれ以上、なおより好ましくは12または それ以上、例えば、14またはそれ以上、例えば、16またはそれ以上のするこ とができるを含有する基であることが好ましい。
また、基QQは末端のアセチレン部分、すなわち、基−(jCHを含有しないこ とが好ましい。とくに好まし基QQは7−ドデセニルであり、そしてこのような 基を含有する式(VIIA)の化合物の特定の例はドブクーツーイン−1−オー ルメタクリレートである。
式(v I I A)および(VIIIA)の化合物およびエチレン系不飽和の 物理収着性基Qを含有する式(VII)および(Vlll)の他のコモノマーは 、既知の方法と類似の方法により製造することができる。
それらの製造は参考例5に例示されている。
b)反応性基を有するコモノマー 好ましいコモノマーは、官能基を有する親水性表面への結合を形成するために適 当であり、ある表面に共有結合することができる反応性基を含有し、そして一般 式(IX)を有する:Y2−Ql (IX) 才市 式中、 Y2は から選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでRl oは水素 またはc、−C,アルキル基であり、K2は基−(CH2)−QC(0)−1( CH2)、C(0)O−1(CH2)、OC(0)O−1−(CH2)、NR2 0−1(CHt)、NR”C(0)−1−(CH2)、C(0)NR2”−1( CH2)−NR”C(0)O−1(CH2)。OC(0)NR”°−1(CHz ) 、NR”C(0)ilJR2o−cここで基R20は同一であるか、あるむ 1(ま異なる)、−(CH2)−0−1(CH2)−8Os−1また(よ原子価 結合であり、モしてqは1〜12であり、そしてR”11水素またtic、−c 、アルキル基であり、そして Qlは反応しである表面への共有結合を提供すること力くできる反応性基である 。
反応性基りを有する式(IX)の好ましL)コモノマー(よ、下に定義する式( X)および(XI)のコモノマーを包含する。
式(X)の化合物は、次の通りである:好ましくはB7は、次の通りである: 工し’+’。
RI 9は式(X)に関して定義したとおりであり、モしてQlは反応性基であ る。
式(X)の化合物において、好ましくはR”は水素、メチルまたはエチル、より 好ましくはメチルであり、こうして式(X)の化合物は好ましくはアクリル酸、 メタクリル酸1またはエタクリル酸の誘導体である。
好ましくはQlは水素であるか、あるいはより好ましくは−OHまたは式・ 7−B7 Ql の基であり、ここでTは一〇−または−N R2+−であり、ここでR21は水 素、C+ C4アルキルまたは基−B7Q3である:B7は原子価結合または、 より好ましくは直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたは オリゴ−オキサアルキレン鎖である;そして Qlはある表面への共有結合を形成することができる基、例えば、アルデヒド基 または1または2以上の反応性置換基、例えば、ハロゲン、例えば、塩素を含有 するンランまたはシロキサン基、か、あるいは一般に1〜4の炭素原子を含有す るアルコキソ、例えば、メトキシまたはエトキシであるか、あるいはより好まし くはQ3haヒドロキシル、アミノ、シクロヘキサノール、エポキシ、 CHO HCHzHa I (ここでHalはハロゲン原子、例えば、塩素、臭素または ヨウ素)、スクシンイミド、トンレート、例えば、2−(N−メチルピリジニウ ム)トンレート、トリフレート、イミダゾールカルボニル−アミノ、または置換 されていてもよいトリアジン基である。
式−(CR”2)、−のアルキレン基、式中基−(CR22,)−は同一である か、あるいは異なり、モして各基−(CR222)−において基R22は水素ま たはC,−C4アルキル、好ましくは水素であり、モしてrは1〜12、好まし くは1〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル:または式−[(CR23□)、0] 、(CR”□)、− のオリゴ−オキサアルキレン基、ここで基−(CR”□)−は同一であるか、あ るいは異なり、モして各基−(CR23z)−において基R”は同一であるか、 あるいは異なり、そして各R23は水素またはC,−C4アルキル、好ましくは 水素であり、モしてSは1〜6、好ましくは2または3であり、モしてtは1〜 11、好ましくは1〜5である。
好ましい基B7は12までの炭素原子のアルキレン、オキサアルキレンおよびオ リゴ−オキサアルキレン基を包含する。
Qlはンランまたはシロキサン基である場合、好ましくはB7は1〜6、好まし くは2〜4、より好ましくは3の炭素原子のアルキレン基である。
基B7の特定の例は−CH2−l CH2CH2−および−(CH2)g一式( XI)の化合物は、次の通りである・式中に2は式(IX)に関して定義したと おりであり、そしてBsは直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキ レンまたはオリゴ−オキサアルキレン鎖であり、そしてQ4はある表面への共有 結合を形成することができる基、例えば、アルデヒド基または1または2以上の 反応性置換基、例えば、ハロゲン、例えば、塩素を含有するシランまたはシロキ サン基、か、あるいは一般に1〜4の炭素原子を含有するアルコキシ、例えば、 メトキシまたはニドキシであるか、あるいはより好ましくはQ3haヒドロキシ ル、アミノ、シクロヘキサノール、エポキシ、 CHOHCHzHa ] (こ こでHalはハロゲン原子、例えば、塩素、臭素またはヨウ素)、スクシンイミ ド、トシレート、例えば、2−(N−メチルピリジニウム)トシレート、トリフ レート、イミダゾールカルボニル−アミノ、または置換されていてもよいトリア ジン基である。
式(XI)の化合物において、好ましくはビニル基は基−T−B’−Q3に対し てパラの位置に存在する。
K2は、例えば、原子価結合である。K2が基である場合、好ましくはqは1〜 6、より好ましくは1.2または3であり、そして最も好ましくはqは1である 。K2が基−(CH2)、NR2°−1−(CH2)、NR”C(0)−1−( CH2)、C(0)NR”−1−(CH2)、NR”C(0)O−1(CH2)  、QC(0)NR” ;j:た11− (CHz) 、NR20C(0)NR 20−であるとき、R”は好ましくは水素、メチルまたはエチル、より好ましく は水素である。
好ましくはBsは、次の通りである: 式−(CR24□) 、−0’)フルキレン基、式中基 (CR”2) −は同 一であるか、あるいは異なり、モして各基−(CR”2)−において基R”は水 素またはC,−C4アルキル、好ましくは水素であり、モしてUは1〜12、好 ましくは1〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル;または式−[(CR25z)−0] −(CR”り−一の オリゴ−オキサアルキレン基、ここで基−(CR2s2)−は同一であるが、あ るいは異なり、そして各基−(CR252)−において基Rzsは同一であるか 、あるいは異なり、そして各R25は水素またはC+ −C4アルキル、好まし くは水素であり、そしてVは1〜6、好ましくは2または3であり、モしてWは 1〜12、好ましくは1〜6である。
好ましい基B8は、12までの炭素原子のアルキレン、オキサアルキレンおよび オリゴ−オキサアルキレン基である。1つの態様において、Bsおよびに2は一 緒に12までの炭素原子を含有する。
反応性基を有するコモノマーの特定の例は、次のものを包含する:クロロメチル スチレン、メタクリル酸、2−アミノエチルメタクリレート、2.3−エポキシ プロピルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート 、2−メタクリルオキシエチルジクロロトリアジン、3−クロロ−2−ヒドロキ シプロピルメタクリルアミドおよびグリシジルメタクリレートおよび基He t C(0) O−(式中(Het)は複素環式環、例えば、ベンゾトリアゾールま たはイミダゾールである)を含有する反応性メタクリレートエステルおよび基R I60C(0)−(式中RI6はスクシンイミドまたはペンタフルオロフェニル 基である)の反応性メタクリレートエステル。
反応性基を有するとくに好ましいコモノマーは、2−アミノエチルメタクリレー トおよび3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレートである。
ある表面に共有結合することができる反応性基を有するコモノマー、例えば、式 (X)またはON)のコモノマーは商業的に入手可能であるか、あるいは普通の 技術により既知の反応を使用して製造することができる。
ジクロロトリアジンモノマーである式(X)のコモノマーは、既知の方法におい て、例えば、置換ヒドロキシ−(アルク)アクリレートまたはアミノアルキル( アルク)アクリレートをトリクロロトリアジンと適当な溶媒中で塩基の存在下に 反応させることによって製造することができる。
エステル基がイミダゾール基を含有する反応性メタクリレートエステルである式 (X I)のコモノマーは、既知の方法において、置換ヒドロキシ(アルク)ア クリレート(例えば、2−ヒドロキシエチル(メト)アクリレート)、ポリエチ レンオキシド(メト)アクリレートまたはポリプロピレンオキシド(メト)アク リレートを1.1−カルボニル−ジイミダゾールと乾燥溶媒中で反応させること によって製造することができる。類似の既知の方法を使用して、反応性エステル 、酸ハライドまたは酸無水物との反応により、式(X)のスクシンイミドおよび ペンタフルオロフェニルメタクリレートエステルを製造することができる。
反応性基を含有するコモノマーを使用してコポリマーをある表面に共有結合によ り結合する場合、理解されるように、反応性基のすべてが表面の反応性基に必ず しも結合ごとは必要ではなく、そしてそのように結合いない基は他の化学に参加 することができる。このような基は、支持体上にコーティングしたとき、部分、 例えば、リガンドをポリマーに結合するための点をとくに提供するすることがで きる。
反応性基を含有するコモノマー、例えば、式(X)または(XI)の化合物は、 ある表面に共有結合するモノマーよりむしろ、他の架橋可能な基と反応する架橋 可能な基を含有するコモノマーとして使用することができる。
反応性基を含有するコモノマーを使用してこのような架橋可能な基を提供する場 合、架橋可能な基および/または共重合条件は、コモノマーを共重合するとき、 それらが架橋しないように選択されるであろう;こうして重合生成物は未架橋の 線状コポリマーであり、このコポリマーは引き続いて、コポリマーを表面にコー ティングした後、架橋してコーティングの安定性を改良することができる。この ような線状ポリマー鎖の間の架橋を使用するとき、架橋は2つのこのような架橋 可能な基の間で形成するか、あるいは架橋可能な基と希釈剤のコモノマーの残基 (後に定義する)の中の非不活性基との間で形成することができる。このような 架橋は架橋を形成する基の直接的反応によるか、あるいはこれらの基と反応性架 橋分子、例えば、反応性ガス、例えば、アンモニアとの反応により形成すること ができる。
したがって、このようなコモノマーの残基は、疎水性表面をコーティングするよ うにデザインしそして式(VA)、(V B)または(VC)の永久的正電荷の 中心をもつ基を含有するモノマーまたは式(vII)または(VIII)のアル キル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコモノマーの残基を含有 するポリマーの中に存在することができる。同様に、このようなコモノマーの残 基は、また、イオンの相互作用により表面に結合するようにデザインされそして 式(Xlll)または(X I V)の化合物の残基を含有するポリマーの中に 存在することができる。
表面への共有結合を提供するよりむしろ、コモノマーを架橋するために使用する 好ましい反応性コモノマーは、式(X)または(XI)のコモノマーであり、式 中Q2またはQ4は架橋可能なシンナミル、エポキシ、CHOHCH2Ha I  (式中Halはハロゲン原子である)、メチロール、エチレン系不飽和の架橋 可能な基、例えば、アセチレン、ジアセチレン、ビニルまたはジビニル基、ある いはアセトアセトキシまたはクロロアルキルスルホン、好ましくはクロロエチル スルポン基を含有する。
架橋可能な基を有するコモノマーの特定の例は、次のものを包含する:メタクロ レイン、ソンナミルメタクリレート、2.3−エポキシプロピルメタクリレート 、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシメチルメタ クリルアミド、3−(トリメチルオキシンリル)プロピルメタクリレート、2− アセトアセトキシメタクリレ−1−13−(ビニルベンジル)−2−クロロエチ ルスルホン。
架橋可能な基を含有する本発明のポリマーをある表面上にコーティングするとき 、ポリマーは実質的に未架橋の形態である。コーテイング後、架橋可能な基の架 橋を実施して、ポリマーのコーティングの強さおよび安定性を増加することがで きる。
C)イオンの基を有するコモノマー イオンの相互作用によりある表面に結合することができるイオンの基を有する好 ましいコモノマーは、一般式(XII)を有する:Y2−B’−Q’ (XI  I) 式中、 Y2は から選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでRHは水素また はC,−C4アルキル基であり、A”は−〇−または−N R27−であり、こ こでR27は水素またはC。
−04アルキルであるか、あるいはR”は−1511QBであり、B9は原子価 結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリ ゴ−オキサアルキレン基であり、K3は基−(CHz)−QC(0)−1−(C H2)、C(0)O−1−(CH2) 、OC(0) 0−1−(CHz)ヨN  R2@−1−(CH,)、NR”C(O)−1(CH2)、C(0)NR”− 1−(CHl)、NR”C(0)〇−1(CHz)、OC(0)NR”−1−( CH2)、NR”C(0)NH4I (ここで基R21は同一であるか、あるい は異なる)、 (CHt)−〇−1−(CH2)、SO2−1または原子価結合 であり、そして又は1〜12であり、そしてR21は水素またはCI C4アル キル基であり、そして Q5はイオンの相互作用によりある表面に結合することができるイオンの基であ る。
したがって、式(XII)の好ましいコモノマーは式(XIII)および(X  I V)である・ (XIII) (XIV) 式中、 R28、A”、B9、K3およびQ5は式(xXI)に関して定義したとおりで ある。
好ましくは、式(XIII)の化合物において、R26は水素、メチルまたはエ チル、より好ましくはメチルであり、こうして式(XIII)の化合物は好まし くはアクリル酸、メタクリル酸またはエタクリル酸の誘導体である。
式(X I V)の化合物において、K3は、例えば、原子価結合であることが できる。K3が基である場合、好ましくはXは1〜6、より好ましくは1.2ま たは3であり、そして最も好ましくはXは1である。
K3が基−(CH2)、NR”−1−(CH2)、NR2@C(0)−1−(C H2)、C(0)NR”−1(CHz)、NR28C(○)o−1−(CHz) −OC(0)NR”−1または−(CH2)、NR21C(0)NR28−一( CHz)、NR20−1であるとき、R2gは好ましくは水素、メチルまたはエ チル、より好ましくは水素である。
式(XIV)の化合物において、好ましくはビニル基は−に3Bg−Q4に対し てバラ位置に存在する。
好ましくはB9は、次の通りである。
式−(CR29□)、−のアルキレン基、式中基−(CR29□)−1才同−で あるか、あるいは異なり、そして各基−(CR”2)−において基R29は水素 またはC,−C4アルキル、好ましくは水素であり、そしてyは1〜12、好ま しくは1〜6である。
オキサアルキレン基、例えば、各アルキル部分の中に1〜6の炭素原子を有する アルコキシアルキル:または式−[(CR”2)−0]−(CR”2)−−一の オリゴ−オキサアルキレン基、ここで基−(CR302)−は同一であるか、あ るいは異なり、モして各基−(CR”2)−において基R30は同一であるか、 あるいは異なり、そして各R30は水素またはC,−C,アルキル、好ましくは 水素であり、そしてy′yは1〜6、好ましくは2または3であり、モしてXX は1〜12、好ましくは1〜6である。
好ましい基B9は、12までの炭素原子のアルキレン、オキサアルキレンおよび オリゴ−オキサアルキレン基である。
基B9の特定の例は−CH2−1CH2CH2−または−(CHz)s−である 。
基Q5はコーティングすべき表面に依存してアニオンまたはカチオンであること ができる。表面がカチオンの表面電荷を有する場合、基Q5はアニオンでありそ して、例えば、カルボキシレート、スルホネート、水素ホスペードまたはホスペ ード基であることができる。表面がアニオンの表面電荷を有する場合、基Q5は 、例えば、基−NR”3” (式中各基R”は同一であるか、あるいは異なり、 そして水素または1〜6炭素原子のアルキルであり、基R31のうちの2つは一 緒になって5〜7原子を含有する複素環式環を形成することができ、好ましくは 水素またはメチルである)、基N”Het(式中Netは不飽和複素環式基、例 えば、ピリジル、置換されていないが、あるいは1または2以上の1〜4炭素原 子のアルキル基である)、または基−P R3234(式中)i132は同一で あるか、あるいは異なり、そして水素または1〜6炭素原子の7゛ルキルであり 、基R3′のうちの2つは一緒になって5〜7原子を含有する複素環式環を形成 することができ、好ましくはメチルである)であることができる。
イオンの基を有する特定の例は、次のものを包含するニアクリル酸、メタクリル 酸、2−スルホエチルメタクリレート、2−メタクリルオキシエチルホスペード 、p−スチレンスルボン酸、2−(メタクロイルオキシエチル)トリメチルアン モニウムクロライド、3−アミノプロピルメタクリルアミド、ビニルベンジルト リメチノげンモニウムクロライド。
イオンの相互作用によりポリマーをある表面に結合することができる基を有する コモノマー、例えば、式(Xlll)または(X I V)のコモノマーは商業 的に入手可能であるか、あるいは普通の技術により既知の反応を使用して製造す ることができる。
a)永久的正電荷の中心をもつ基を含有するモノマーの残基またはb)永久的正 電荷の中心をもつ基を含有するコモノマーおよびある表面に結合することができ るコモノマーの残基に加えて、本発明のポリマーは希釈剤のコモノマーの残基を 含むことができる。
このような希釈剤のコモノマーを使用してポリマーに所望の物理的および機械的 性質を与えることができる。それらは任意の既知の普通のラジカル重合可能な、 好ましくはエチレン系不飽和の、他の1または2以上のコモノマーと適合性のタ イプであることができる。
希釈剤のコモノマーの特定の例は、次のものを包含する:アルキル(アルク)ア ク1ルート、好ましくはエステル部分のアルキルの中に1〜4炭素原子を含有す る、例えば、メチル(アルク)アクリレート;ジアルキルアミノアルキル(アル ク)アクリレート、好ましくはアミンの各アルキル部分の中に1〜4炭素原子お よびアルキレン鎖の中に1〜4炭素原子を含有する、例えば、2−(ジメチルア ミノ)エチル(アルク)アク1ルート:アルキル(アルク)アクリルアミド、好 ましくはアミド部分のアルキル基の中に1〜4炭素原子を含有する;ヒドロキシ アルキル(アルク)アクリレート、好ましくはヒドロキシアルキル部分の中に1 〜4炭素原子を含有する、例えば、2−ヒドロキシエチル(メト)アクリレート :またはビニル七ツマ−1例えば、N−ビニルラクタム、好ましくはラクタム環 の中に5〜7炭素原子を含有する、例えば、ビニルピロリドン:スチレンまたは スチレン誘導体、例えば、フェニル環上で1または2以上の1〜6、好ましくは 1〜4炭素原子を含有するアルキル基によりおよび/または1または2以上のハ ロゲン、例えば、フッ素原子により置換されている、例えば、(ペンタフルオロ フェニル)スチレン。
他の適当な希釈剤のコモノマーは、次のものを包含する:ポリヒドロキシル、例 えば、糖、(アルク)アクリレートおよび(アルク)アクリルアミド、ここでア ルキル基は1〜4炭素原子を含有する、例えば、糖アクリレート、メタクリレー ト、エタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミドおよびエタクリルアミ ド。適当な糖類はグルコースおよびソルビトールを包含する。とくに適当な希釈 剤のコモノマーは、メタクロイルグルコースまたはソルビトールメタクリレート を包含する。
述べることのできる他の希釈剤は、重合可能なアルケン、好ましくは2〜4炭素 原子を含有するもの、例えば、エチレン、ジエン、例えば、ブタジェン、アルキ レン無水物、例えば、無水マレイン酸およびシアノ置換アルキレン、例えば、ア セトニトリルを包含する。
希釈剤のコモノマーは普通の既知の方法により得ることができる。
上の希釈剤のコモノマーのうちで、いくつかは不活性でありそしてそれらを含有 するコポリマーの物理的および機械的性質を単に変更する作用をする。池のもの およびとくにヒドロキシアルキル(アルク)アクリレートおよびポリヒドロキシ ル(アルク)アクリレートは、物理的および機械的性質を単に変更することに加 えて、反応の役割を有する。このようなコモノマーは架橋する基と反応するか、 あるいは他の分子の中の反応性基と反応してそれらをポリマーに結合できる官能 基、例えば、ヒドロキシル基を含有する。
また、アルキル基の中に6またはそれ以上の炭素原子を含有するアルキル(アル ク)アクリレートは、希釈剤のコモノマーまたは物理収着によりある表面にポリ マーを結合であることができるコモノマーと見なすことができることが理解され るであろう。とくに、このような希釈剤のコモノマーおよびある表面において反 応しである表面に共有結合することができる反応性コモノマーを含有するコモノ マーを使用して、親水性表面をコーティングできることに注意すべきであり、反 応性コモノマーは表面への結合をを提供しそして希釈剤は物理的および機械的性 質を変更する。しかしながら、このようなポリマーはまた疎水性表面をコーティ ングすることができ、ここで「希釈剤のコモノマーは物理収着により表面に結合 することができるコモノマーとして作用し、そして共有結合することができるコ モノマーは架橋可能なコモノマーとして作用するであろう。
1つの特徴に従い、本発明のポリマーは、(a)永久的正電荷の中心をもつ基、 好ましくは両性イオンの基を含有するコモノマー、ポリマーをある表面に安定に 結合することができる基を含有するコモノマーおよび必要に応じて希釈剤コモノ マーおよび/または架橋可能なコモノマーを共重合させるか、あるいは(b)永 久的正電荷の中心をもつ基、好ましくは両性イオンの基およびポリマーをある表 面に安定に結合することができる基を含有するモノマーおよび必要に応じてさら にポリマーをある表面に安定に結合することができる基を含有するコモノマーお よび希釈剤のコモノマーおよび/または架橋可能なコモノマーを重合させる、に より製造することができる。
任意の普通の技術を重合、典型的には熱的または光化学的重合に使用することが できる。コーティングされたポリマーのフィルムの中で架橋を生成することがで きるコモノマーが存在する場合、重合条件は架橋が重合の間に起こらないように 設定する。こうして、例えば、活性線への露出により架橋を形成できるコモノマ ーを含有するポリマーを製造するために活性線は使用されないであろう。
熱的重合のために、40〜100℃典型的には50〜80°Cの温度を使用する 。光化学的重合について、活性線、例えば、ガンマ線、紫外線、可視光線または マイクロ波を使用することができる。典型的には、波長200〜400nmの紫 外線を使用する。
重合は一般に反応媒質中で実施し、反応媒質は溶媒、例えば、アセトニトリル、 ジメチルホルムアミド、クロロホルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、ジメチル スルホキシド、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、あるい はポリマーがプロトン性溶媒と反応する基を含有しない場合、水または1〜4炭 素原子を含有するアルカノールを使用する溶液または分散液である。あるいは、 上の任意の溶媒の混合物を使用することができる。
重合は1種または2種以上の重合開始剤、例えば、ベンゾイルパーオキシド、2 . 2’−アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)またはベンゾインメチル エーテルの存在下に実施することができる。使用することができる他の重合開始 剤は、「ポリマー・ハンドブック(Polymer Handbook)J、第 3版、J、BrandrupおよびE、H,Immergut編、Pub、Wi  1ey−1ntarscience、ニューヨーク、1989に開示されてい る。
一般に、共重合は1〜72時間、好ましくは8〜48時間、例えば、16〜24 時間の間、不活性雰囲気、例えば、窒素およびアルゴン下に実施する。ポリマー は一般に透析、非溶媒(例えば、ジエチルエーテルまたはアセトン)または限外 ろ過により精製する。一般に、生ずるポリマーを真空下に、例えば、5〜72時 間乾燥し、モしてポリマーは10゜000〜107、好ましくは20,000〜 106の分子量を有する。
永久的正電荷の中心をもつ基を含有するコモノマーおよびポリマーをある表面に 安定に結合させることができる基を含有するコモノマーの残基からなる本発明に よるポリマーの製造に使用する種々のコモノマーの正確な比率および性質を調節 して、特定の表面のコーティングにと(に適当なコポリマーを製造することがで きる。こうして、ポリマーをある表面に安定に結合させることができる基を含有 するコモノマーの比率を適合させて、特定の疎水性表面に効率よい物理収着を提 供し、特定の表面における官能基の数に対応させるか、あるいは特定の表面との イオンの相互作用による効率よい結合を提供することができる。同様に、永久的 正電荷の中心をもつ基を含有するコモノマーおよび希釈剤のコモノマーおよび、 /または架橋可能なコモノマーの比率を適合させて、所望の生物適合性および物 理的および機械的性負を提供することができる。理解されるように、性質の所望 の組み合わせを得る−ために、1より多いタイプの永久的正電荷の中心をもつ基 を含有するコモノマー、ポリマーをある表面に安定に結合させることができる基 を含有するコモノマーまたは架橋可能なコモノマーおよび/または希釈剤のコモ ノマーを使用することができる。
同様に、永久的正電荷の中心をもつ基およびポリマーをある表面に安定に結合さ せることができる基を含有するモノマーの残基からなるポリマーにおいて、これ らの基の性質を調節して、所望の生物適合性および特定の表面における効率よい 結合、ならびに所望の物理的および機械的性質を提供することができる。さらに 、希釈剤のコモノマーおよび/または架橋可能なコモノマーを使用する場合、希 釈剤のコモノマーおよび/または架橋可能なコモノマーの性質およびコモノマー の比率を同様に調節することができる。再び理解されるように、性質の所望の組 み合わせを得るために、1より多いタイプの永久的正電荷の中心をもつ基および ポリマーをある表面に安定に結合させることができる基を含有するモノマーおよ び/または1より多いタイプの架橋可能なコモノマーおよび/または希釈剤のコ モノマーを使用することができる。
本発明によるポリマーの製造に使用するモノマー組成物は、最小0゜01重量% 、好ましくは1重量%、より好ましくは5重量%の永久的正電荷の中心をもつ基 を含有する1種または2種以上のモノマーおよび最大99.9重量%、好ましく は99重量%、より好ましくは95重量%の他の1種または2種以上のモノマー からなる。このような他の1種または2種以上のモノマーは、ポリマーをある表 面に安定に結合させることができる基を含有する1種または2種以上の七ツマー 1希釈剤の1種または2種以上のモノマーおよび/または架橋可能な1種または 2種以上のモノマーであることができる。
さらにモノマー組成物は、最小0.01重量%、好ましくは1重量%、より好ま しくは5重量%のポリマーをある表面に安定に結合させることができる基を含有 する1種または2種以上のモノマーおよび最大99゜9重量%、好ましくは99 重量%、より好ましくは95重量%の他の1種または2種以上のモノマーからな る。このような他の1種または2種以上のモノマーは、永久的正電荷の中心をも つ基を含有する1種または2種以上のモノマー、希釈剤の1種または2種以上の モノマーおよび/または架橋可能な1種または2種以上のモノマーであることが できる。
理解されるように、永久的正電荷の中心をもつ基を有する1種または2種以上の モノマーの少なくともいくつかが、また、ポリマーをある表面に安定に結合させ ることができる基を含有する場合、これらの基の含量の少なくとも一部分は同一 モノマーにより提供される。
ポリマーをある表面に物理収着により結合させる場合、好ましくはモノマー組成 物は95重量%以下、より好ましくは90重量%以下、なおより好ましくは80 重量%以下の1種または2種以上のモノマー(前記モノマーは物理収着によりポ リマーをある表面に安定に結合させることができるアルキル、フルオロアルキル またはシロキサン基を含有しそして永久的正電荷の中心をもつ基をを含有しない )からなり、この組成物の残部は永久的正電荷の中心をもつ基を含有する1種ま たは2種以上の七ツマー1希釈剤の1種または2種以上のモノマーおよび/また は架橋可能な1種または2種以上のモノマーである。このような組成物は、典型 的には、50重量%までの希釈剤の1種または2種以上のモノマーからなる。希 釈剤のコモノマーが存在する場合、それは好ましり1マ合計のコモノマー組成物 の少なくとも1重量%、より好ましくは5重量%を構成する。架橋可能な1種ま たは2種以上のコモノマーは、存在する場合、合計のコモノマー組成物の一般に 0.1〜20重量%を構成する。 ・・異なるコモノマーを使用して永久的正電 荷の中心および物理収着を提供する場合、好ましくは永久的正電荷の中心を有す るコモノマー残基/物理収着によりポリマーをある表面に安定に結合させること ができるアルキル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコモノマー の残基のコポリマー中のモル比は5:95〜80 : 20、より好ましく1マ 10:90〜50 : 50である。さらに、コポリマーは好ましく(嘘5〜5 0モル%、より好ましくは10〜25モル%の希釈剤のモノマーの残基および/ または領 1〜20モル%、より好ましくは1〜10モル%の架橋可能なコモノ マーの残基からなり、ただし希釈剤のコモノマーおよび架橋可能なコモノマーの 両者が存在する場合、それら(ま組み合わせで50モル%、好ましくは35モル %を越えない。
ポリマーがある表面に共有結合する場合、好ましくはモノマー組成物は25重量 %以下、より好ましくは20以下、なおより好ましく l;! 15重量%以下 の1種または2種以上のモノマー(前記モノマーは共有結合によりポリマーをあ る表面に結合させることができる基を含有しそして永久的正電荷の中心をもつ基 をを含有しない)からなる:この組成物の残部は永久的正電荷の中心をもつ基を 含有する1種または2種以上のモノマー、および必要に応じて希釈剤の1種また は2種以上のモノマーである。このような組成物は、典型的には、95重量%ま で、好ましくは90重量%までの希釈剤の1種または2種以上のモノマーからな る。希釈剤のコモノマーが存在する場合、それは好ましくは合計のコモノマー組 成物の少な(とも5重量%、より好ましくは10重量%を構成する。
希釈剤のコモノマーが存在する場合、それは好ましくは合計のコモノマー組成物 の少なくとも5重量%、より好ましくは10重量%を構成する。
好ましくは永久的正電荷の中心を有するコモノマーの残基/ある表面に結合する ことができる反応性基を含有するコモノマーの残基のコポリマーの中のモル比は 5:95〜95:5、より好ましくは50 : 50〜90 : 10である。
さらに、コポリマーは5〜50モル%、より好ましくは10〜25モル%の希釈 剤のモノマーおよび/または0. 1〜20モル%、より好ましくは1〜10モ ル%の架橋可能なコモノマーからなり、ただし希釈剤のコモノマーおよび架橋可 能なコモノマーの両者の残基が存在する場合、それらは組み合わせて50モル% 、好ましくは35モル%を越えない。
ポリマーがイオンの相互作用によりある表面に結合する場合、好ましくは永久的 正電荷の中心を有するコモノマーの残基/イオンの相互作用によりある表面にポ リマーを結合させることができるイオンの基を含有するコモノマーの残基のコポ リマーの中のモル比は5:95〜95:5、より好ましくは50 : 50〜9 0 : 10である。さらに、コポリマーは好ましくは5〜50モル%、より好 ましくは10〜25モル%の希釈剤のモノマーの残基および/または0.1〜2 0モル%、より好ましくは1〜10モル%の架橋可能なコモノマーの残基からな り、ただし希釈剤のコモノマーおよび/または架橋可能なコモノマーの両者の残 基が存在する場合、それらは組み合わせて50%モル%、好ましくは35モル% を越えない。
さらに、モノマーまたはコポリマーの組成物は、他の成分、例えば、各々普通の タイプの重合開始剤、連鎖移動剤、酸、塩基、界面活性剤、乳化剤または触媒を 各々モノマーの合計の重量に関して0.1〜5重量%、典型的には0.2〜3重 量%、好ましくは約0.5重量%の量で含むことができる。
他の特徴として、本発明は、ある表面を本発明によるポリマーでコーティングす ることからなる、表面を生物適合性とする方法を提供する。
その表面にポリマーを結合させることができるポリマーの中の基の性質に依存し て、種々のタイプの表面をコーティングすることができる。
物理収着によりポリマーある表面に結合することができる基アルキル、フルオロ アルキルまたはシロキサン基を含有するモノマーの残基を含有するポリマーは、 疎水性表面、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリテトラフルオロ エチレン(PTFE)の表面のコーティングにとくに適当である二本発明のフッ 素を含有するポリマーはPTFE表面のコーティングとくに適する。
親水性表面は既知の方法により疎水性としかつこのようなポリマーによるコーテ ィングに適するようにすることができる(例えば、「ポリマーの化学的反応(C hemical Reactions of P。
lymers)J、E、M、Fettes編、1964、Interscien ce、ロンドンを参照のこと)。
このようなポリマーを使用する処理は、一般に、アルコール性、水性、有機また はハロゲン化溶媒またはそれらの混合物、例えば、メタノール、エタノール、ジ クロロメタンまたはフレオン中のポリマーの溶液、分散液(微小分散液)で表面 コーティングすることによって、一般に、実施する。この処理は、一般に、周囲 温度または高温、例えば、5〜60°Cの温度において実施する。
本発明の1つの特定の態様において、コポリマーを支持体上に微小分散液、例え ば、微小乳濁液の形態でコーティングする。
コーテイング後、ポリマーが架橋可能なコモノマーの残基を含有する場合、存在 する特定の架橋可能な基の架橋の既知の方法によりそれを架橋することができる 。架橋は、例えば、熱的に、活性線を使用して、反応性ガス、例えば、アンモニ アを使用して、pHを変化させることによって、2官能性添加剤を使用するか、 あるいは活性化化学、例えば、[メソッズ・インーエンジモロノー(Metho ds in Enzym。
10gY)J、Vol、135、固定化された酵素および細胞(Immobil ised Enzymes and Ce1ls)、部B、 K。
Mo5bach編、Academic Press Inc、、ニューヨーク、 1987に記載されている既知の方法により導入することができる。この活性化 は、熱的輻射またはガス処理の場合において、乾燥コーティング上で実施するこ とができる。あるいは、pHを変化するか、あるいは添加剤を含める必要がある 場合について、活性化はコーティングを除去しない溶液の中でコーティングされ た材料上で実施することができる。
官能基、例えば、ヒドロキシル、カルボキシルまたはアミノ基を有する表面は、 ポリマーある表面に共有結合することができる基を含有するモノマーの残基を含 む本発明によるポリマーにより処理にと(に適する。
必要に応じて、支持体の表面を処理前に官能化することができる。官能基をもた ない表面について、ポリマーにより処理前に、これらの基を表面に導入ことか必 要である。これは適当な表面の官能性を導入する既知のエツチングまたは誘導化 技術、例えば、プラズマ放電により実施することができる(例えば、「ポリマー の化学的反応(ChemicalReactions of Polymers )J、E、M、Fettes編、1964、Interscience、ロンド ンを参照のこと)。
ある場合において、また、支持体の表面における官能基および/または本発明の ポリマーの反応性基を活性化することが必要である。これは既知の手段により既 知の活性化剤、例えば、カーポジイミド、例えば、1−エチル−5−(3−ジメ チルアミノプロピル)カーポジイミド達成することができる。他の適当な活性化 剤は、「メソッズ・イン・エンジモロジ−(Methods in Enzym ology)J、前掲、に開示されている。理解されるように、ポリマー上の基 の活性化の対応する方法をまた使用して、支持体上にコーティングしたとき、ポ リマーに部分、例えば、リガンドを結合することができる。
このようなポリマーによる処理は、一般に、ポリマーの溶液、一般にアルコール 性、水性アルコール性または水性の溶液で表面を処理することによって実施する 。この処理は、一般に、−5〜20℃の温度において、11〜24時間の間、p H2〜13において実施する。
イオンの基、例えば、カルボキシル、スルホネート、ホスペード、アンモニウム またはホスホニウム基を有する表面は、イオンの相互作用によりポリマーを結合 することができる基を含有するモノマーの残基からなる本発明によるポリマーを 使用する処理にとくに適する。
必要に応じて、支持体の表面を処理前に官能化することができる。イオンの基を もたない表面について、ポリマーによる処理前に表面にこれらの基を導入するこ とが必要である。これは適当な表面の官能性を導入する既知のエツチングまたは 誘導化技術、例えば、プラズマ放電により実施することができる(例えば、「ポ リマーの化学的反応(Chemical Reactions of Poly mers)J、E、M。
Fettes編、1964、Interscience、oンドンを参照のこと )。
このようなポリマーを使用する処理は、一般に、ポリマーの溶液、一般にアルコ ール性、水性アルコール性または水性の溶液で表面を処理することによって実施 する。この処理は、一般に、−5〜20°Cの温度において、0.1〜24時間 の間、pH2〜13において実施する。
材料は本発明のポリマーで既知の技術、例えば、浸漬コーティング、噴霧コーテ ィング、ウェブコーティングまたは回転コーティングによりコーティングことか できる。
本発明によりコーティングされた表面を有する材料は、ヒトまたは動物の体のた めの移植片またはプロテーゼのための構成材料として、とくにこれらの移植片ま たはプロテーゼが血液と直接物理的に接触するようになる場合および生物適合性 およびとくに血液適合性が要求される場合、例えば、心臓弁において使用するこ とができる。また、それらは体外の基準で血液または他の体液と接触させる膜お よび他の装置の構成において、例えば、心肺装置または人工腎臓において使用す ることができる。
さらに、本発明のポリマーは、下流の処理の応用、例えば、分離膜および処理の 装置および管において使用される材料をコーティングするために使用できる。と くに、本発明の材料は、膜が複雑な生物学的溶液、例えば、タンパク質、多糖類 、脂肪およびさらに全細胞を含有する溶液と直接接触するようになる、バイオリ アクターおよび発酵系における生物濾過膜の表面性質を変更するために使用でき る。本発明のポリマーは、処理溶液の成分による膜へに付着を減少するときとく に有用である。
本発明のポリマーを使用して材料の表面をコーティングし、次いでこの材料を仕 上げられた装置の構成コーティングにおいて使用するとき、コーティングされた 表面が損傷されずかつ仕上げられた装置の製造前に処理の有効性が減少しないこ とを保証するために、予防的段階を取ることが必要であることがある。
さらに、本発明のポリマーを使用して、仕上げられた移植片、プロテーゼ、膜、 カテーテル、コンタクトレンズ、眼内レンズ、および生物適合性を物品に付与す るために本発明によるポリマーでコーティングする他の装置をコーティングする ために使用できる。
こうして、また、本発明は、本発明のポリマーおコーティングをその上に有する 表面からなる仕上げられた装置を提供する。
第1図は、本発明のコポリマーで処理した後および未処理のポリイミドのシート を血液と接触させた後の前記シートの走査型電子顕微鏡写真を比較する。第1図 (a)は、下塗りしない、未処理のポリ(イミド)シートの走査型電子顕微鏡写 真(1200X)を示す。第1図(b)は、実施例8に従い、ポリ(2(メタク リロイルオキシエチル)2(トリメチルアンモニウム)エチルホスフェート−ツ ー2−アミノメタクリレート)(9:1)で処理したポリ(アクリル酸)下塗り ポリ(イミド)シートの走査型電子顕微鏡写真を示す。
ここで次の実施例によって、本発明をさらに説明する。
実施例 次のアッセイを使用して、本発明によるポリマーのコーティングを評価した。
酵素イムノアッセイを使用するタンパク質の吸着このアッセイは、表面における ヒトフィブリノゲンの吸着を決定する。
このタンパク質は、典型的には表面に吸着されるタンパク質の代表例である。こ のアッセイは他のタンパク質の吸着を決定するように容易に変更することができ る。
後述するように未処理の材料(対照として)およびポリマーで処理した材料のデ ィスク(直径7mm)を調製し、そしてマイクロタイタープレートのウェルの中 でリン酸塩緩衝液(P B S)で少なくとも10分間洗浄した。試料をヒト血 漿(300μl)で10分間洗浄し、次いでPBSで3回洗浄した。被験試料の 各々および対照試料の各々をヒトフィブリノゲン特異的抗体(300μm)を3 0分間処理し、そして再びPBSで3回洗浄した。試料への抗体の非特異的結合 についての対照として、各試料をまた非特異的抗体(300μl)と30分間イ ンキュベーションした。セイヨウワサビペルオキシダーゼと第1抗体に対して特 異的な第2抗体(300μl)との接合体を被験試料および対照の両者に添加し 、そして洗浄前に30分間インキュベーションした。被験試料および対照の各々 を新しいマイクロタイタープレートに移し、そしてリン酸塩クエン酸塩緩衝液( 300til、0.6mg/ml) 中の2.2’−アジノービス(3−エチル ベンズチアゾリン−6−スルホン酸) (ABTS)の溶液を添加し、この反応 を10分間進行させた。この時、この混合物のアリコート(200μm)を取り 出し、そして蒸留水中のクエン酸およびアシ化ナトリウムの溶液(20μm、そ れぞれ、0.21g/mlおよび2mg/m+)に添加した。これらの溶液の光 学密度を、テキゲン(Techgen)自動化プレートリーダーを使用して65 0nmにおいてブランクとしてABTS溶液を使用して測定した。
別の手順において、ABTSを使用する代わりに、試料の各々を新しいマイクロ タイタープレートのウェルに移し、そしてリン酸塩クエン酸塩緩衝液中の0−フ ユニレンジアミン(OP D)の溶液(3ooμm、0.4mg/ml)を添加 し、そしてこの反応を10分間進行させた。
この時、この混合物のアリコート(200μm)を各ウェルがら取り出し、そし てこれらの溶液の光学密度をテキゲン(Techgen)自動化プレートリーダ ーを使用して450nmにおいてブランクとしてOPD溶液を使用して測定した 。
活性化血小板の研究 血液を健康な大人のボランティアから二重注射器法を使用して集め、ここで血液 の最初の5mlを廃棄した。血液をプラスチック管の中のクエン酸三ナトリウム (32g/])の中に9体積/1体積のクエン酸塩の比率で集めた。試料を室温 においてらせんミキサー上に使用するまで保持した。
後述するように対照として未処理の材料およびポリマーで処理した材料のディス ク(直径7mm)を調製し、そしてマイクロタイタープレートのウェルの中に入 れた。試料を全クエン酸処理血液(200ul)と回転ミキサー上で30分間イ ンキュベーションした後、PBS中で4回洗浄した。血小板の活性化を登録アッ セイにより測定した[リントン(Lindon) 、J、N、ら、ブラッド(B lood) 、68.355(1986)]および]英国特許出願第91−25 7212号]。
別の手順において、試験の反復実験物の半分をクエン酸塩加の血液(200μl )とインキュベーションし、そして残部をEDTA処理した細胞と相震盪器上で 30分間インキュベーションした後、PBS中で4回洗浄した。血小板の活性化 を酵素イムノアッセイによるタンパク質の検出について前述した方法に類似する 方法でGMP 140に対する抗体を使用して測定して、生物材料の表面上のこ の血小板活性化マーカーの存在を検出した。血小板の内部からカルシウムを抽出 するEDTAの存在下に、活性化は阻止されるので、EDTA処理した血液との インキュベーションは活性化のための非特異的対照として作用し、非特異的抗体 とのインキュベーションの必要性を排除する。
C反応性タンパク質(CRP)の結合アッセイC反応性タンパク質は、ある表面 に結合された分離されたリン酸アンモニウムエステルモルモット、例えば、ホス ホリルコリンモルモットに特異的に結合するタンパク質である。
後述するように未処理の材料(対照として)およびポリマーで処理した材料のデ ィスク(直径7mm)を調製し、そしてマイクロタイタープレートのウェルの中 でHEPES緩衝化生理食塩水(HBS)で少なくとも10分間洗浄した。試料 をHBS中のウシ血清アルブミン(BSA)(40mg/ml)およびCRP  (領 12mg/ml)から成りかつ塩化カルシウム(1mM)を含有するタン パク質溶液中で四つの組で45分間インキュベーションした。平行に、同一試料 (コーティングしたおよびコーティングしない両者)をB S A/ Ca ” 溶液中でCRPの不存在下に、BSA/CRP/Ca”溶液中でホスホリルコリ ンの存在下に、あるいは塩化カルシウムの代わりにEDTA (20mM)を含 有するBSA/CRP溶液中でインキュベーションした。
インキュベーション後、すべての試料をリン酸塩緩衝液(P B S)中で3回 洗浄し、次いでセイヨウワサビペルオキシダーゼと接合した商業的に入手可能な 抗CRP抗体の1:100希釈物の300μm中で1時間インキュベーションし た。試料を前のようにP−BS中で3回洗浄し、そして新しいマイクロプレート に移した。リン酸塩クエン酸塩緩衝液中の0−フユニレンジアミン(OPD、0 .4mg/m+)の溶液を添加し、そしてこの反応を10分間進行させた。この 時、ウェルの各々の中の混合物のアリコート(200μI)を新しいウェルに移 し、そして溶液の光学密度をテキゲン(Techgen)自動化プレートリーダ ーを使用して450nmにおいてブランクとしてOPD溶液を使用して測定した 。
p−アミノフェニルホスホリルコリンで固定化されたアガロースのビーズを使用 して、分離されたホスホリルコリンモルモットを含有する陽性の対照を製造する ことができる。CRP結合の特異性は、ホスホリルができる。
ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2° (トリメチルアンモニウム) エチルホスペード内部塩−コーn−ドデシルメタクリレート(1:2) 2(メタクロイルオキシエチル)−2’(トリメチルアンモニウム)エチルホス ペード内部塩(5,0g、0.0170mol)およびn−ドデシルメタクリレ ート(8,55g、0.0340mol)を、メタノール/THF (140m l、5:1)中に溶解した。この溶液を23℃において窒素の流れ(50ml/ 分)下に30分間撹拌(25Orpm)した。2,2°−アゾ−ビス(2−メチ ルプロピオニトリル)(0゜17g、1、Q2mmol)を添加し、そして窒素 の流れを10m1/分に減少し、温度を60℃に上げた。この温度および窒素の 流速を16時間の間維持した。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。濾液を集め、そしてアセトン(1, 2リツトル)の滴々添加によりポリマーを沈澱させた。
ポリマーを窒素雰囲気下に真空濾過して単離し、最後に減圧下に室温において一 夜乾燥した。生ずるポリマー(9,5g、70%)は微細な白色粉末であった。
 別の手順において、2−(メチルアクロイルオキジオキシ)−2° (トリメ チルアンモニウム)エチルホスペード内部塩(12,06g、0.0409mo l)およびn−ドデシルメタクリレート(20,52g、鉤 0808mol) を、プロパン−2−オール(215ml)および酢酸エチル(85ml)中に溶 解した。この溶液を23℃において窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹 拌(25Orpm)し、2.2゛ −アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル )(0,0645g、0.39mmol)を添加し、そして窒素の流れを10m 1/分に減少し、反応温度を60°Cに上げた。この温度および窒素の流速を4 0時間の間維持した。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。濾液を回転蒸発器で蒸発乾固し、そ してジクロロメタン(120ml)およびメタノール(10ml)中に溶解した 。ポリマーをアセトン(2500ml)中の沈澱、真空濾過および乾燥によりこ の混合物から単離した。ポリマーをジクロロメタン(100ml)およびメタノ ール(30ml)中に再溶解し、そして前述したように単離した。
生ずるポリマーは、70〜80%の収率で得られ、白色粉末であった。
NMR(200tGIz、 d、 ppm、 CD、OD/CDCl、) 4. 2−4.4 (b)、 3.8−4.2 (b)、 3.6| 3.8 (b)、3.3 (s)、1.8−2.2 (b)、15−1.8 ( b)、1.2−15 (s)、0.8−1−0 (s) 工R(cm”、KErディスク):]4:10. 2929. 2B54. 1 7コ2. 1469. 1246. 1156゜1089、 968. 788 ゜ 元素分析 計算値 C64,5,H9,9,N 18. P 3.9実測値 C59,0, H10,0,N 18. Pコ、9このポリマーはエタノール:クロロホルム( 50: 50)中で25°Cにおいて113±0.02(溶媒としてメタノール :THFを使用して調製したとき)および1.26±0.02(溶媒としてプロ パン−2−オール・エタクリル酸を使用したとき)の相対粘度を有した。
実施例2 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2’ ()リンチルアンモニウム) エチルホスペード内部塩−コーn−ドデシルメタクリレート(1:2)を使用す るポリ(エチレン)のリボンのコーティングポリ(エチレン)のリボンをエタノ ールで洗浄し、そして空気の中で乾燥した。ポリ(2(メタクリロイルオキシエ チル)2’(トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩−コーn−ドデ シルメタクリレート(1: 2)(50mg)をエタノール/クロロホルム(5 mL 40:1)中に溶解し、そして前記リボンを溶液の中にゆっくり通して引 く1段階の機械的浸漬コーティング手順によりポリ(エチレン)をコーティング した。コーティングしたリボンを室温においてほこりを含まない雰囲気の中で乾 燥させた。
処理したポリ(エチレン)は、未処理材料に比較してタンパク質吸着の65%の 減少および未処理材料に比較して血小板の活性化(リントン(Lindon)ら のアッセイを使用して決定して)の83%の減少を示した。
C反応性タンパク質の結合アッセイにおいて、処理したポリ(エチレン)に対す るCRPの結合は観察されなかった。対照的に、CRPの結合は陽性の対照につ いて観察された。このCRPの結合の特異性は、それがホスホリルコリンにより 阻止されるという事実およびカルシウムの存在の依存性により証明された。
別の手順に従い、ポリエチレンのリボンをプロパン−2−オールの中で洗浄し、 そしてプロパン−2−オール中に溶解したコポリマー(100ml中のIg)で 40℃においてそれ以外は類似の方法でコーティングした。
実施例2に記載する方法に類似する方法で、鋼およびPvcの支持体をポリ(2 (メタクリロイルオキシエチル)−2’0リメチルアンモニウム)エチルホスペ ード内部塩−コーn−ドデシルメタク1ルート(1:2)でコーティングした。
前述の酵素イムノアッセイにより測定して、処理した鋼の試料は未処理試料と比 較して80%を越えたタンパク質吸着の減少を示し、そして処理したPvCの試 料は未処理試料と比較して70%を越えたタンパク質吸着の減少を示した。それ 以上の決定において、ポリマーでコーティングしたステンレス鋼の試料は、未処 理試料と比較して、酵素イムノアッセイ技術により決定して84%のタンパク質 吸着の減少を示し、そして前述の血小板の活性化アッセイにより抗GMP140 を使用して決定して95%の血小板の活性化の減少を示した。ポリマーでコーテ ィングしたPvCのそれ以上の試料は、未処理試料と比較して、同一のアッセイ 技術を使用して、87%のタンパク質吸着の減少および100%の血小板の活性 化の減少を示した。
実施例4 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2’ (トリメチノげンモニラム) エチルホスペード内部塩−コーn−ドデシルメタクリレート(1=4)の製造 2(メタクロイルオキシエチル)−2’()リンチルアンモニウム)エチルホス ペード内部塩(10,00g5O,0339mol)おヨヒn−ドデシルメタク リレート(35,56g、0.1400mol)を、プロパン−2−オール(2 00ml)およびエタクリル酸(200ml)中に溶解した。この溶液を23℃ において窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹拌(250rpm)L、た 。2,2°−アゾ−ビス−(2−メチルプロピオニトリル)(0,0886g、 0.54mmol)を添加し、そして窒素の流れを10m1/分に減少し、反応 温度を60’Cに上げた。この温度および窒素の流速を40時間の間維持した。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。濾液を集め、そして回転蒸発器を使 用して濾液を蒸発乾固し、そしてジクロロメタン(130ml)中に溶解した。
ポリマーをアセトン(2500ml)、真空濾過および乾燥によりこの混合物か ら単離した。ポリマーをジクロロメタン(120ml)およびメタノール(10 ml)の中に再溶解し、そして前のように単離した。
生ずるポリマーは、70〜80%の収率で得られ、白色粉末であった。
NMR(200MHz、d、ppm、CD、OD/CDCl、)4.2−4.4  (b)、3.8−4.2 (b)、1.6−3.8 (bl、3.3 (s) 、18−2.2 (b)、Ls−1,s (b)、1.2−1−5 (s)、0 .8−1.0 (s) 工R(cml、 KBr disc) 34:10.2929.2854.17 :+2.1469.1246.1156゜1089.968,788゜ 元素分析 計算値 C: 6B、9. H10,5,N 1.1. P 2.4実測値 C : 65.5. H10,111,N 1.1. P 2.4このポリマーはエ タノール クロロホルム(50:50)中で25°Cにおいて126±002の 相対粘度を有した。
ポリエチレン、鋼およびPVCの試料を実施例2および3に記載する方法により コーティングした。タンパク質吸着についての酵素イムノアッセイを使用して、 鋼上で80%のタンパク質吸着の減少およびPVC上で70%のタンパク質吸着 の減少が得られた。
それ以上の決定において、ポリマーでコーティングしたステンレス鋼の試料は、 未処理試料と比較して、80%のタンパク質吸着の減少(前述の酵素イムノアッ セイにより決定した)および95%の血小板の活性化の減少(抗GMP140を 使用して前述のの血小板の活性化アッセイにより決定した)を示した。ポリマー でコーティングしたPVCの試料は、未処理試料と比較して、同一のアッセイ技 術を使用して100%の血小板の活性化の減少を示した。
実施例5 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2° (トリノチルアンモニ2(メ タクリロイルオキシエチル)−一2° (トリメチルアンモニウム)エチルホス ペード内部塩(1,0g、領 0034mo+)およびIH,IH,2H,2H −へブタデカフルオロデシルメタクリレート(0,90g、0.0017mol )を、メタノール(10ml)およびテトラヒドロフラン(10ml)中に溶解 した。この溶液を23℃において窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹拌 (250rpm)した。
2.2°−アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)(0,0167g50. 10mmo l)を添加し、そしてそして窒素の流れを10m1/分に減少し、 反応温度を60℃に上げた。この温度および窒素の流速を16時間の間維持した 。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。濾液を集め、そして回転蒸発器を使 用して濾液を蒸発乾固し、そしてジクロロメタン(10ml)およびメタノール (10ml)中に溶解した。ポリマーをアセトン(500ml)、真空濾過およ び乾燥によりこの混合物から単離した。ポリマーをジクロロメタン(10ml) およびメタノール(10ml)の中に再溶解し、そして前のように単離した。生 ずるポリマーは、70〜80%の収率で得られ、白色粉末であった。
NMR(20081(z、d、ppm、CD、OD/CDCl、)4.2−4. 4 (b)、コ、B−4,2(b)、3.6−3.8 (b)、 3.’3 ( s)、 2.4−24(b)、 2.2−1.7(b)、 1.2−’1.0( b)、 o、s−1,。
(b) このポリマーを使用してポリフッ化ビニリデンの精密濾過膜をコーティングした 。生ずるコーティングされた膜は、ウシ血清アルブミン(BSA)で処理する間 、非常にわずかのタンパク質の付着を示す非常にわずかの流速の傾斜を示した。
処理した膜についての流速の変化は、未処理膜についての5000から5001  /m2/時の流速の変化と比較して、6000から50001/m2/時であ った。両者の測定は2時間の期間であった。
2(メタクリロイルオキ/エチル)−2’(トリメチルアンモニウム)エチルホ スペード内部塩(2,OOg、6.78mmol)およびn−ヘキサジクロoメ タクリレート(4,21g、0.0136mol)を、プロパン−2−オール( 35,5m1)および酢酸エチル(14,5m1)中に溶解した。この溶液を2 3℃において窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹拌(25Orpm)L 、た。2.2゛ −アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)(0,0168 g、領 10mmo+)を添加し、そしてそして窒素の流れを10m1/分に減 少し、反応温度を60°Cに上げた。この温度および窒素の流速を40時間の間 維持した。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。濾液を集め、そして回転蒸発器を使 用して濾液を蒸発乾固し、そしてジクロロメタン(10ml)およびメタノール (10ml)中に溶解した。ポリマーをアセトン(700ml)、真空濾過およ び乾燥によりこの混合物から単離した。ポリマーをジクロロメタン(10ml) およびメタノール(10ml)の中に再溶解し、そして前のように単離した。生 ずるポリマーは、40〜60%の収率で得られ、白色固体であった。
N’KR(200KHz、 d、 ppm、 CD、OD/CDel、) 4. 2−4.4 (b)、 3.8−4.2 (b)、 3.6| 3.8 (b)、 3.3 (s)、 1B−2,2(b)、 1.5−1.8  (b)、 12−1.5 (s)、 0.8−1.0 (S) 工R(cm”、KBrディスク)1430,2929. 2B54. 1132 ,1469. 1246. 1156゜1089、968.788゜ 2(メタクリロイルオキシエチル) −2(トリメチルアンモニウム)エチルホ スペード内部塩(9,96g、0.0335mmol)をメタノール(115m l)中に溶解した。水(10ml)を添加し、次いで2−アミノエチルメタクリ レート(0,5571g、0.0034m。
l)を添加した。この溶液を22℃において窒素の流れ(70ml/分)下に3 0分間撹拌(25Orpm)L、た。2.2′ −アゾ−ビス(2−メチルプロ ピオニトリル)(0,12g、173mmol)を添加し、そしてそして窒素の 流れを9ml/分に減少し、温度を60℃に上げた。
この温度および窒素の流速を16時間の間維持した。
この混合物を放冷し、そして遠心管に移した。試料を4000rpmで30分間 遠心した。試料を一緒にし、モしてポリマーをアセトン(800ml)への滴々 添加により沈澱させた。アセトンをポリマーからデカンテーションし、そしてポ リマーをアセトン(200ml)で洗浄した。ポリマーを窒素雰囲気下に真空濾 過により、そして最後に室温において一夜真空乾燥した。
工R(am”;KBrディスク)3435,2929,2096,1732.  162111. 1245.1166゜実施例8 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル) −2(トリメチルアンモニウム)エ チルホスペード内部塩−コー2−アミノエチルメタクリレート(91)を使用す るポリ(アクリル酸)下塗りポリ(イミド)シートの処理 ポリ(イミド)の試料をプラズマバレルエツチャー(p ] a smabar rel etcher)のプラズマチャンlく−の中に入れ、そしてO,OOl mbarの圧力にポンプで排気した。次いで酸素を反応器の中に流入させた。プ ラズマを90Wの前進電力で始動さ也そしてほぼOWで逆進させた。圧力はほぼ 0.7mbarであった。プラズマを5分間オンにし、次いで酸素の流れの停止 と同時に無線周波発生器(13,56MHz)のスイッチを切った。圧力を低下 させ、そしてアクリル酸のフラスコの弁を開いて、モノマーをチャンノく−の中 に流入させた(100%のアクリル酸)。次いで高い周波数の発生器を30Wの 前進の電力およびOWの逆進の電力で始動させ、そして重合を20分間実施した 。高い周波数の発生器のスイ・ソチを切りそしてアクリル酸への弁を閉じた後、 チャンバーをさらに5分間排気して過剰のモノマーを除去した。
ポリ(アクリル酸)を下塗りしたポリ(イミド)を4X1.5cm”の片に切断 し、そして蒸留水で洗浄した。次L)で、これらの正方形の片をポリ(2(メタ クリロイルオキシエチル’) −2(1−1ツメチルアンモニウム)エチルホス ペード内部塩−コー2−アミノエチルメタク1ル−ト(9: 1)の1.25% の溶液(6,3m1)j:添加した。次し1で、1−エチル−5−(3−ジメチ ルアミノプロピル)カーポジイミド(20g)をこの溶液中に溶解し、次LXで pHを塩酸(0,5M)で5.0Gニ調節した。1時間後、試料を取り出し、蒸 留水で洗浄し、そして乾燥させた。
表面上の血小板の活性化の可視化 血液を健康な大人のボランティアから二重注射器を使用して集め、ここで血液の 最初の5mlを廃棄した。血液をプラスチ・ンク管の中のクエン酸三ナトリウム (32g/l)の中1こ9体積の血液/1体積のクエン酸塩の比率で集めた。試 料を使用するまでらせんミキサー上に室温において保持した。
上で調製したポリ(2(メタクリロイルオキシエチル) −2()リンチルアン モニウム)エチルホスペード内部塩−コー2−アミノエチルメタクリレート(9 : 1)でコーティングしたポリ(イミド)および比較としてコーティングしな いポリ(イミド)の1cm”の試料を1mlの新鮮なりエン酸塩加血液の中に入 れ、そして室温においてらせんミキサー上で30分間インキユペーソヨンした。
次いで試料をリン酸塩緩衝液(PBS、pH7,4)の中で洗浄した後、次の溶 液のアリコートの中で30分間固定した。
2mlの25%W/Vのグルタルアルデヒド83m1の領IMLy)PBS ( pH7,4)15mlの飽和ピクリン酸。
ピクリン酸は液体会合タンパク質の保存を増加する。試料を再びPBSの中で洗 浄し、次いで70%および100%のメタノールで、次いで100%のアセトン で脱水した後、空気の中で乾燥した。最後に試料を白金ターゲットでスパッター コーティングしく20mA、6×30秒間)そして適当な倍率で走査型電子顕微 鏡により観察した。
血小板の活性化はコーティングしたポリ(イミド)の試料について見られなかっ たが、全体的な接着の活性化および凝集がコーティングしなかった試料上に見ら れた(第1図参照)。表面上のポリマーの存在はX線光電子分光分析(XPS) の使用により確証された。こうして理解することができるように、ポリアミドを まずアクリル酸の下塗り層でコーティングして表面を反応性と、次いで本発明に よるポリマーでコーティングするポリアミドの処理は、ポリアミドに対する止血 反応(h em。
5tatic reaction)を実質的に除去した。
実施例9 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2° (トリメチルアンモニウム) エチルホスペード内部塩−コー3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレ ート(1: 1)の製造2(メタクリロイルオキシエチル)−2’(1−リンチ ルアンモニウム)エチルホスペード内部塩(7,46g、25.3mmo +)  、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート(4,51g、25. 3mmol)およびp−hルエンスルホン酸1水和物(0,1048g、0゜5 5mmol)をメタノール(101ml)中に溶解した。この溶液を23℃にお いて窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹拌(250rpm)した。2, 2° −アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)(0,0843g、0.5 1mmol)を添加し、そしてそして窒素の流れを10m1/分に減少し、反応 温度を60℃に上げた。この温度および窒素の流速を16時間の間維持した。
この混合物をアセトン(1500ml) 、真空濾過および乾燥によりこの混合 物をから単離した。ポリマーをジクロロメタン(40m l )の中に再溶解し 、そして前のようにアセトン(1000ml)を使用して単離した。
生ずるポリマーは、62%の収率で得られ、白色固体であった。
)JMR(200KHz、 d、 ppm、 CD、oD/CoC1,) 4. 2−4.4 (b)、 4.3−4.0 (b)、 3.6| 3・8 (b)、コ、コ (s)、1G−2,4(b)、1.o−x、5(b) 、0.7−1.0(b)。
工R(cm”、KBrディスク)3416,2959,1727,1655,1 490,1247.11651088.968,792. 748゜実施例10 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2’0リメチルアンモニウム)エチ ルホスペード内部塩−コ−7−ドデシルメタクリレート(1:2)の製造 このポリマーは、実施例4および6に記載する方法に類似する方法により、プロ パン−2−オール(160ml)および酢酸エチル(6Qm1)中に溶解した2 (メタクリロイルオキシエチル)−2° (トリメチルアンモニウム)エチルホ スペード内部塩(8,41g、0.0285mol)およびn−ドデシルメタク リレート(14,31g、0.0572mol)を使用して製造した。
生ずるポリマーは、35%の収率で得られ、白色粉末であった。
N’KR(100KHz、d、ppm、CD、00/CDCl、)4.2−4. 4(b)、3.8−4.2(b)、3.6−3.8 (b) 、 3.3 (S ) 、 2.25 (S) 、 x、s−2,2(b) 、15−1.a (b ) 、1.2−L 5(刀j 、 O,a− 1,0(S) 工R(cml、KBrディスク)3430,2929.2B54,1732,1 469. 1246゜156、1089.968.788゜ 元素分析 計算値 C65,L H9,ON 1.8P 3.9実測値 C54,988, 5N 1.9 P 4.4相対粘度(クロロホルム/エタノール50:50.3 0℃)1.18゜このポリマーをガンマ叩射または紫外線への露出(これはポリ マーをジクロロメタン/メタノールの中に不溶性とする)により架橋することが できる。
このポリマーで処理したステンレス鋼の試料は、未処理材料と比較して、68% のタンパク質吸着の減少(前述の酵素イムノアッセイにより決定した)および1 00%の血小板の活性化の減少(抗GMP140を使用して前述のの血小板の活 性化アッセイにより決定した)を示した。
このポリマーでコーティングしたPVcの試料は、同一アッセイ技術により決定 して、未処理材料と比較して、60%のタンパク質吸着の減少ポリ(2(アクリ 白イルオキシエチル)−2° (トリノチルアンモニウム)エチルホスペード内 部塩−コーn−ドデンルメタクリレート(1:1)の製造 このポリマーは、実施例4および6に記載する方法に類似する方法により、プロ パン−2−オール(53ml)および酢酸エチル(22ml)中に溶解した2( アクリロイルオキシエチル)−2° (トリメチルアンモニウム)エチルホスペ ード内部塩(3,0g、0.0107mol)およびn−ドデシルメタクリレー ト(5,42g、0.0214mo+)を使用して製造した。
生ずるポリマーは、35%の収率で得られ、白色粉末であった。
M(100M)(Z、d、ppJCD、OD/CDCl、) 4.2−4.4( b)、3.8−4.2(b)、3.6−3.8(b)、3j(s)、1.a−1 2(b)、1.5−L、5(b)、1.2−1.5(sl 、0.8−1.0( sl工R(CK’、KBrディスク)34:10. 2929. 2854.  17:12. 1469. 1246゜1156.1089,968.7111 8゜元素分析 計算値 C64,988,7N L、S P 4.0実測値 C57,8H9, 8N 2.I P 4.9このポリマーで処理したステンレス鋼の試料は、未処 理材料と比較して、53%のタンパク質吸着の減少(前述の酵素イムノアッセイ により決定した)および100%の血小板の活性化の減少(抗GMP 140を 使用して前述のの血小板の活性化アッセイにより決定した)を示した。
このポリマーでコーティングしたPVcの試料は、同一アッセイ技術により決定 して、未処理材料と比較して、68%のタンパク質吸着の減少および100にの 血小板の活性化の減少を示した。
実施例12 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2’(トリメチルアンモニウム)エ チルホスペード内部塩−コーn−ヒドロキシルメタクリレート(1: 2)の製 造 このポリマーは、実施例4および6に記載する方法に類似する方法により、プロ パン−2−オール(35,5m l )および酢酸エチル(14゜5m1)中に 溶解した2(メタクリロイルオキシエチル)−2’(トリメチルアンモニウム) エチルホスペード内部塩(2,0g50.0068mol)およびn−へキシル メタクリレート(2,31g、0.0136mol)を使用して製造した。
生ずるポリマーは、34%の収率で得られ、白色固体であった。
元素分析 このポリマーは、実施例5に記載する方法に類似する方法により、メタノール( 30ml)およびTHF (70ml)中に溶解した2(メタクリロイルオキシ エチル)−2’(トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩(3,0g 、0.0102mol)およびn−オクタデシルメタクリレート(6,90g、 0.0204mol)を使用して製造した。反応混合物を60°Cに40時間維 持した。ポリマーをこの混合物からアセトン(1200ml)中の沈澱、真空濾 過および乾燥により単離した。生ずるポリマーは、55%の収率で得られ、白色 固体であった。
NMR(100MI(z、d、ppm、CD、00/CDCl、)4.2−4. 4(bl 、3.8−4.2(b)、3.6−3.8(b)、 3.3(s)、 1.8−2.2(b)、1.5−1.8(bl 、12−1.5(s)、0.8 −1.0(s)工R(cm”、l[03rデイスク)34コ0,2929,28 54. 1732,1469,1246゜1156、10B9.968.788 ゜実施例14 ポリ(2(メタクリロイルオキシエチル)−2’(トリメチルアンモニウム)エ チルホスペード内部塩−コーn−ドデシルメタクリレートーコ−2−ヒドロキシ エチルメタクリレ−)(17:75+8)の製造このポリマーは、実施例4およ び6に記載する方法に類似する方法により、プロパン−2−オール(70ml) および酢酸エチル(30ml)中に溶解した2(メタクリロイルオキシエチル) −2° (トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩(2,0g、0. 0068mol)、n−オクタデシルメタクリレート(7,65g、0.030 1mol)および2−ヒドロキシエチルメタクリレートを使用して製造した。
生ずるポリマーは、53%の収率で得られ、白色固体であった。
N’MR(100KHz、d、ppm、CD、OD/CDC1,) 4 、2− 4.4 (b) 、 3.8−4.2 (b) 、 3.6| 3.8 (bl 、13 (s) 、1B−2,2(b) 、 1.5−1.8 (b) 、1.2−15(s) 、0.8−L 0(s) B 工R(Cm”、KBrディスク)3435,2925.2860,1729.1 46B、1243゜1152、10B9.969.791 プロパン−2−オール(50ml)中のポリ(2(メタクリロイルオキシエチル )−2’(トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩−コーn−ドデソ ルメタクリレートーコ−2−ヒドロキシエチルメタクリレート(0,5097g )のコーティング溶液を調製した。アルミニウムのシートをプロパン−2−オー ル、ヘキサンおよび水で洗浄し、乾燥し、このコーチインク溶液(0,5m1) をアンモニウムンートの片(7,5cm2)に回転コーティング技術により12 0Orpmの回転速度で適用した。
実施例15 このポリマーは、実施例4および6に記載する方法に類似する方法により、プロ パン−2−オール(25ml)および水(25ml)中に溶解した2(メタクリ ロイルオキシエチル)−2° (トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内 部塩(4,54g、0.0063mol)およびメタクリル酸(0,54g、領  0063mol)を使用して製造した。ポリマーをこの混合物がらアセトン( 500ml)中の沈澱により単離し、メタノール(50ml)中に再溶解し、モ してジエチルエーテル(500ml)中の沈澱により単離した。
生ずるポリマーは、30%の収率で得られ、白色固体であった。
NMR(100M)[z、d、ppm、CDρD/CDCl、14.2−4.4 (b) 、3.8−4.2(b) 、3.6−3.8(bl 、3.3(s+  、1.8−2.2(b)、L5−L、5(b)、12−15(S)、0.8−1 .0(G)工R(cm”、KBrディスク)3430,2929.2B54,1 7:12. 1469,1246゜1156.10B9,968,188 このポリマーを使用して、次のようにして2−アミノエチルメタクリレートで処 理したセルロースフィルムを処理した。
セルロースの透析膜の切片(4x6cm)を取り、そして蒸留水(20ml)中 の2−アミノプロピルメタクリレート(3,34g)および硝酸セリンアンモニ ウム(0,05g)の溶液の中に入れた。この溶液をN、て10分間脱酸素し、 吹いて容器を密閉し、そして室温において2時間放置した。次いでセルロースの 試料をこの溶液から取り出し、次いで蒸留水て24時間よ(洗浄した。
このグラフトした試料上のアミン塩酸塩部分の存在は、アニオン染料およびカチ オン染料(それぞれ、トリプトンブルーおよびメチレンブルー)の異なる吸収) により証明された。
官能化されたセルロースのストリップ(0,5cmx2cm)を水中のポリマー の10%w/w溶液中に入れた。試料を室温において1時間放置し、次いで蒸留 水(200ml)中で2時間洗浄した。
水洗後、処理したセルロースをモリブデン酸塩噴霧試薬の溶液中に入れ、そして 1時間放置し、次いで取り出し、そして蒸留水で洗浄した。
試料上のホスフート基の存在は、青色の発生により証明された。
2(メタクリロイルオキソエチル)−2° (トリメチルアンモニウム)エチル ホスペード内部塩(4,45g、領 0151mo ]) 、]2−メタクリロ イルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド1.96gの75%の水溶 液、0.0071mo+)をエタノール(50ml)中に溶解した。この溶液を 23℃において窒素の流れ(50ml/分)下に30分間撹拌(25Or p  m) L/た。2.2゛ −アゾ−ビス(2−メチルプロピオニトリル)(0, 02g、0.122mmol)を添加し、そしてそして窒素の流れを10m1/ 分に減少し、反応温度を60℃に上げた。この温度および窒素の流速を40時間 の間維持した。
この混合物を放冷し、そして真空濾過した。ポリマーをこの混合物からジエチル エーテル(500ml)中の沈澱、真空濾過および乾燥により単離した。
生ずるポリマーは、68%の収率で得られ、白色固体であった。
NKR(100MHz、d、 ppm、 CD、OD/CDCl、) 4 、2 −4.4 (b) 、 3 、8−4 、2 (b) 、 R 、6− 3.8 (b) 、3.3 (s) 、1B−2,2(b) 、15−18 ( b) 、1.2−1.5 (s) 、0.8−1.0(s)工R(cm”、KB rディスク)3430,2929,2854. 1732,1469,1246 ゜1156.1089.968,788゜このポリマーを使用して、3−スルホ プロピルメタクリレートカリウム塩で処理したセルロースフィルムを、実施例1 5に記載する方法を使用するが、2−アミノプロピルメタクリレートの代わりに 3−スルホプロピルメタクリレートカリウム塩(4,92g)を使用して処理し た。
グラフトした試料上のサルフェート部分の存在は、アニオン染料およびカチオン 染料(それぞれ、トリプトンブルーおよびメチレンブルー)の異なる吸収)によ り証明された。
官能化されたセルロースのストリップ(0,5cmx2cm) を、実施例15 に記載する方法に類似する方法で水中のポリマーの10%W/W溶液で処理し、 そしてホスフェート基の存在は同一の方法で証明された。
このポリマーは、実施例1に記載する方法に類似する方法で、プロパン−2−オ ール/酢酸エチル溶媒中で1486のモル比で2(メタクリロイルオキソエチル )−2’ (トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩およびn−ドデ シルメタクリレートを使用して製造した。
PvC支持体をこのポリマーで実施例3に記載する方法に類似する方法によりコ ーティングした。
比較例 実施例3および17に従い本発明のポリマーでコーティングしたPvC支持体へ のフィブリノゲンの吸着およびC反応性タンパク質の結合を、モル比1:2(比 較A)および14:86(比較B)の2(メタクリロイルオキシエチル)−2°  (トリメチルアンモニウム)エチルホスペード、内部塩およびブチルメタクリ レートのコポリマーについてのそれと比較した。比較コポリマーは実施例1に記 載する方法に類似する方法により製造し、そして実施例3に記載する方法に類似 する方法によりPVC支持体上にコーティングした。すべてのコポリマーは、実 施例1に記載する手順によりプロパン−2−オール/酢酸エチル溶媒を使用して 製造した。結果を次の表に示す: 実施例 比較例 3 17 A B フィブリノゲンの吸着 87 60 82 72C反応性タンパク質 0.09 4 0.043 0.101 0.139タンパク質指数(xlo3) 1.1  0.7 1.9 1.9結果は、PBS中で24時間インキュベーションした 後、前述のアッセイ技術を使用して得られた。フィブリノゲンの吸着の結果は、 未処理ポリ塩化ビニリデンに関する光学密度の減少%として表す。C反応性タン パク質の結果はC反応性タンパク質による吸収として表す:陽性の対照はCRP の結合を示した。タンパク質指数はC反応性タンパク質の結合/フィブリノゲン の吸着の比である。
これらの結果が示すように、ブチルメタクリレートを含有するコポリマーを使用 するタンパク質の適合のすぐれた減少を得るためには、高いC反応性タンパク質 の結合を受け入れなくてはならない。対照的に、より長い鎖のアルキルモノマー を使用すると、タンパク質吸着のすぐれた減少および低いC反応性タンパク質の 結合、ならびに支持体へのすぐれた付着および水性環境中の低い膨潤が得られる 。
潜在的な物理収着基として4までの炭素原子の短い鎖のアルキル基からなるコモ ノマーを含有するコポリマー、例えば、ブチルメタクリレートは、より小さいモ ル比率で、疎水性支持体への劣った付着を示し、そして水性環境中で高い膨潤を 示し、これによりコポリマーは表面のコーティングにおける使用に不適当となる 。
実施例18 実施例1および4からのポリマーをPvC管上にコーティングし、そして仔ウシ のモデルにおける左心臓のバイパスの手順を使用して体外システムにおけるそれ らの性能を評価した。血液をこのシステムに連続的に生理的温度において抗凝固 剤の不存在下3.5リットル/分の速度でポンピングした。循環する血液の状態 に関連するパラメーターを実験を通じて測定した。
事実上すべての試験したパラメーターは、コーティングした回路の存在が血液お よび動物の生理的機能にほとんどあるいはまったく影響を与えないことを示す結 果を与えた(典型的には3回の同一実験を連続する日に実施し、そして動物毎に 非常に再現性があった)。
上との比較において、コーティングしなかった回路は抗凝固剤を使用しないで連 続6時間の期間の間有効に働くことができなかった。また、血液のパラメーター は短い期間において非常に悪影響を及ぼした。
タンパク質吸着の試験および回路の成分の顕微鏡観察の結果が示すよウニ、両者 のコーティングはヘパリン化した管と少なくとも同様によ(機能を果たし、そし て血液の流れの中に高い乱流が起こる回路の区域において、凝固物の数は少なか った。
参考例1 2(メタクリロイルオキシエチル)−2’ (、トリメチルアンモニウム)エチ ルホスペード内部塩の製造 この製造は下の反応の概要Aにより例示される:a)2−クロロ−1,3−ジオ キサホスホラン(1)圧力均等化滴下漏斗、還流冷却器(CaCI、ガード管を 装備する)および磁気撹拌機を装備したフラスコの中に、ジクロロメタン(50 0ml)中の三塩化リンの溶液(220ml ;346.3g:2.52mof )を入れた。次いで、エチレングリコール(139ml ; 154.2g、2 .49mol)を、滴下漏斗を介して、HCIの発生が過度にならないような速 度で滴々添加した。エチレングリコールを添加すると、凝縮器を蒸留のために配 置し、そしてジクロロメタンを大気圧において除去した。蒸留温度が60℃に到 達したとき、フラスコを真空蒸留のために水流ポンプを使用して配置し、次いで 蒸留すると、2−クロロ−1゜3−ジオキサホスホラン(158ml ;224 .5g;71.3%)が無色の移動性液体として得られた(湿気のある空気で発 煙する)、沸点36〜40°C/21mmHg[参照、45.5〜47°C/2 0mmHg。
ルーカス(Lucasら)、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイ アティ−(J、Am、Chem、Soc、) 、ヱ2,5491 (1950) コ。
工R(C!11−1.WJいフィルム)29B0,2905,1470,121 0,1005,930,813゜磁気撹拌機、還流冷却器(CaCLガード管を 装備する)および焼結ガラスの入口管を装備したフラスコの中に、乾燥ベンゼン (200m1)中の2−クロロ−1,3−ジオキサホスホラン(100,8g; 0゜797mol)の溶液を入れた。この溶液を撹拌し、そして酸素の一定した 流れをこの溶液の中に泡立てて通人した。この反応は温和に発熱性である、そし て温度のコントロールを溶媒を還流させることによって達成した。酸素を反応混 合物の中に6時間通過させた。溶媒を回転蒸発器により除去し、そして無色の移 動性残留物を蒸留すると、2−クロロ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホス ホラン(2)(87,41g;77%)が無色の移動性液体として得られた、沸 点95〜97°C10,2mbar[参照、102.5〜105°C/1mba  r (xドムンドソン(Edmundson)、Chem、Ind、(oンド ン))、1828 (1962);79℃10.4mbar (ウメダ(Ume da)ら、Ivlakromol、Chem、Rapid Commun、 、 3.457(1982)]。
工R(cm”、@いフィルム)2990,2940.]j175.l:170. 1310,1220,1030゜930、 865. 8:10゜ 磁気撹拌機、低温温度計および圧力均等化滴下漏斗(シリカゲルのガード管を装 備する)を装備したフラスコの中に、乾燥ジエチルエーテル(300ml)中の 2−ヒドロキシエチルメタクリレート(20,00g、0.154mol)およ びトリエチルアミン(15,60g;0゜154mol)の溶液を入れた。この 溶液を撹拌し、そして−20°C〜−30’Cに冷却した。次いで、乾燥ジエチ ルエーテル:20m1)中の新しく蒸留した2−クロロ−2−オキソ−1,3, 2−ジオキサホスホラン(2)(21,9g:0.154mol)の溶液を30 分かけて滴々添加し、添加の間に温度を一20℃に保持した。この温度におし1 てさらに1時間撹拌し、次いで反応混合物を室温に放置するときさらに1時間撹 拌した。沈澱したトリエチノげミン塩酸塩を濾過により除去し、そして乾燥エー テルでよく洗浄した。エーテルを一緒にした濾液および洗液から回転蒸発器によ り除去した。次いで、曇った油状残留物を乾燥ジエチルエーテル(50m l  )とともに5分間層重して、それ以上のト1ノエチルアミン塩酸塩を沈澱させ、 これを濾過により除去した。回転蒸発器でエーテルを除去すると、(3)(34 ,18g;94.3%)力(無色の粘性油として得られた。
IR(cra’、Nいフィルムl 1720,1640,1450,1360, 1コ10,1290.1170゜1030、930.850゜ ドMR(CDCI、; 60M)Iz、6 ppm) 1.95 (s、コH) 、4.25−4.70 (m、8H)、5.70(m、IH)、 6.25 ( mjH)。
Rf(Sin、、10%メタノール、90%ジクロロメタンで溶離しtこ、モリ ブデンブルー噴霧試薬およびヨウ素蒸気で可視化しtこ)。
ウニ)エチルホスペード内部塩(4) ホスホラン(3)(67,20g;0.285mol)を100m1の乾燥アセ トニトリル中に溶解し、そして厚い壁の組織培養びん中に入れた。次いでこのホ スホラン溶液を、乾燥アセトニトリル(100ml)中の無水トリメチルアミン (25,74g;0.436mol)の溶液で処理した。次いで容器を密閉し、 そして50℃に保持した水浴の中に30時間入れた。容器を開き、そして溶液を 沸騰させた。この溶液を熱い間に濾過し、次いで放置して結晶化させた。
生成物を濾過により集め、そして溶媒の大部分を吸引により除去した。
次いで湿った生成物を無水エーテルでよく洗浄し、次いで減圧下に乾燥すると、 (4)が白色非晶質の吸湿性固体(51,16g;61%)として得られた。母 液を蒸発させると、非常に粘性の/[I](20,OOg;23%)が得られ、 これからさらに生成物(4)が−20’Cにおいて放置すると結晶化した。TL C(シリカゲルのプレート、メタノール/ジクロロメタン(1・1v/v)で溶 離する)は、1つのスポットを示し、これはドラジエンドルフ(Dragend orf f)試薬、モリブデンブルーの噴霧試薬およびヨウ素蒸気で明らかされ た。
工R(cm” 1720.1640.1320.1300.1230.1170 .970.750゜NMR(D、○; 60MHz; l ppm) 2.0  (s、3H)、 127 (s、9H) :1.60−4.50 (m、−3H )、 5.80. (m、IH) and 6.25 (rn、IH)。
CHN 実測値: C42,98t、H7,88t、N 4.42t、P 10 .51t。
CHN 理論値: C44,75t、 H7,46t、 N 4.75t、 P  lo、519.。
参考例2 ジメチル(2−メタクリロイルオキシエチル) −(1(2−スルホブ口ビル) )アンモニウムベタイン内部塩の合成2(ジメチルアミノ)エチルメタクリレー トを真空蒸留し、次いで0゜IMのジクロロメタン中に溶解した。この溶液に、 等モル量のプロパンスルトンを添加した。ベタインは溶液からゆっくり沈澱し、 そして濾過により回収し、そして冷ジクロロメタンで洗浄した。この反応は反応 の概要Bに示されている。
参考例3 1 [4(4’ ビニルベンジルオキシ)ブタン〕−2”−(トリメチルアンモ ニウム)エチルホスペード内部塩の製造この合成は反応の概要Cに描写されてい る。
4−ヒドロキシ−1(4″ −ビニルベンジルオキシ)ブタン(5)ブタンジオ ール(40ml ;40.68g;0.452mol)を100m1丸底フラス コの中で撹拌し、そしてカリウムブトキシド(17゜60g;0.144mol )で少しずつ処理した。初期反応は発熱性であった。反応混合物を室温において 1,5時間撹拌した。次いで、生ずる曇った溶液をクロロメチルスチレン(20 ,OOg:0.131m。
1)で処理した。スチレンは上の薄い緑色の層(着色は開始剤の存在のためであ る)を形成し、その色は18−クラウン−6(領 49g:1゜86X10−’ mol)を添加すると暗くなった。フラスコに栓をし、光から保護し、そして室 温において28時間撹拌しこ。次いでこの混合物を水(120ml)中に入れ、 そしてジクロロメタンで抽出した。−緒にした有機抽出液を乾燥しくMg5O4 )そして蒸発させると、粘性黄色油(932,7g)が得られた。この油を少量 のCuC1から蒸留すると、TLC上に多少の不純物を示す生成物が得られた。
次いでこの油をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィーにかけ、最初にジク ロロメタン/ベトロール(1・1)で溶離して不純物を除去した。次いで、生成 物をこのカラムから酢酸エチル/ベトロール(1: 1)で溶出した。
溶媒を蒸発させると、無色の油が得られ、これを蒸留すると、所望のスチリルブ チルアルコールが無色の油として得られた、沸点150〜152°C/領 4m b a r、収量18.70g:69.2%。
NMR(60MHz二 CDCl、) 155 (m4HC−CH,−C);  3.50 (m、5H,IHexch、;0−C)!、−,0−H)、 4.4 5 (S、2H; Al−CH,−)、 5.50 (dd、 2H,viny lic)、 6.75(dd、 vinylic)、 7.40 (!11.4 H,Ar−H)。
工R3402,2938,2888,1631,1602,1582,1511 ,14B0.1445.13B2゜1320、3−116.1063.920. 907.827.804.716 and 667 cm”4(2−オキソ−1 ,3,2−ジオキサホスホラン−2−イルオキシル=1(4° −ビニルベンジ ルオキシ)ブタン(6)4−ヒドロキシ−1(4゛ −ビニルベンジルオキシ) ブタン(5)(10,03g;48.69mmol)および乾燥したトリエチル アミン(4,92g、48.69mmol)を乾燥ジエチルエーテル(150m l)中に溶解し、そして生ずる溶液を強く乾燥したフラスコの中に入れた。この 溶液を一506Cに冷却し、モして2−クロロ−2−オキソ−1,3,2−ジオ キサホスホラン(6,94g;48.69mmo+)を30分かけて滴々添加し 、温度を一30°Cに保持した。次いで反応混合物をさらに2時間撹拌し、その 間温度を10℃に上昇させた。この混合物を濾過し、そして沈澱を乾燥エーテル で洗浄した。濾液を蒸発させる(20°C/21mm)と曇った油が得られた。
残留物を50m1の乾燥エーテルとともにN盪させ、そして再濾過した。濾液を 蒸発させる払生成物が粘性黄色油として得られた(13.73g;90.4%) 。
TLC(10%メタノール90%ジクロロメタンで9溶離する)は1つの主要な スポットを示し、これは酸性モリブデート試薬で染色されtこ(Rf 0・61 )l 工R(薄いフィルムl 345B、2945,2917,2860. 1 G30゜1602、1581.1475.1419.1363.12B3.11 03.1032.820.842.807゜800、 715.610および4 21 cm”。
1 [4(4’−ビニルベンジルオキシ)ブタン]−2”−(トリメチルアンモ ニウム)エチルホスペード内部塩(7)トリメチルアミン(2,00g;33. 9mmol)を蒸留して反応器の中に入れ、そして液体窒素で凍結させた。次L 1で無フにアセトニド1ノル(40m l )中の4(2−オキソ−1,3,2 −ジオキサホスホラン−2−イルオキソルー1(4′ −ビニルベンジルオキシ )ブタン(6)の溶液を反応器に添加し、次いでこれを密閉し、そしてサーモス ・ツタ・ソト制御の水浴の中に入れた(50°C150時間)。次L)で反応器 を室温に冷却し、開き、そして反応混合物をそのもとの体積の糸勺半分(こ蒸発 させた(21mmの圧力)。次いで濃縮した冷却を室温(こおLlて撹拌し、そ の間無水エーテル(200ml)を滴々添加して生成物を粘性油として沈澱させ た。次いでこの混合物を一10℃にお(\て数時間放置しtこ。
上澄みの固体をデカンテーノヨンすることによって、生成物を集めた。
TLC(メタノール/ジクロロメタン1:1で溶負箆する)liRfo、0〜0 1に主要なスポットを示し、これ(まドラジエント′ノフ試薬および酸性モリブ デートの両者で染色された。
2(アルリロイルオキシェチル)−2°−(トリメチルアンモニウム)エチルホ スペード内部塩の製造 この合成は参考例1に記載する合成に本質的に類似し、そして反応の概要Aに示 す方法に類似する方法を使用する。
乾燥ジエチルエーテル(250ml)中の2−ヒドロキシエチルアクリレート( 11,5ml、O,IM)およびトリエチルアミ:/(14゜6m1)を窒素雰 囲気下に一25°Cに冷却し、この時乾燥ジエチルエーテル中の2−クロロ−2 −オキソ−1,3,2−ジオキサホスホラン(14,3g)の溶液を添加した。
この混合物を一20℃においてさらに1時間撹拌し、次いで10℃にさらに1時 間かけて放湿した。沈澱を濾過し、酢酸エチル(100ml)で洗浄し、そして −緒にした濾液および洗液を減圧下に蒸発させて、淡黄色油(21g)が得られ た。
’HN’KR(200KHz) d (CD、CN) 6.4 (IH,dd) 、 6.2 (IH,dd)、 5.9(l)(、dd)、4.0−3.6 ( BH,コンプレツク2)ppm(b)2− (アルリロイルオキシエチル) − 2’ −(トリメチルアンモニウム)エチルホスペード内部塩 アセトニトリル(50ml)中の2−(2−オキソ−1,3,2−ジオキサホス ホラン−2−イルオキシ)エチルアクリレート(21g、0゜095M)を、圧 力反応器中でアセトニトリル(150ml)中のトリエチルアミン(121g) の溶液で50°Cにおいて14時間処理した。
この混合物を冷却し、そして過剰のトリエチルアミンの多少を減圧下の蒸発によ り除去した。
この固体の物質を窒素雰囲気下に濾過し、アセトニトリル(20ml)およびジ エチルエーテル(50m l )で洗浄し、次いで減圧下に乾燥すると、無色の 油(12,1g、45%)が得られた。
’HNMR(200KHz) d (D、0) 6.45 (IH,dd、Jl 、2 and 17.1 Hz)。
6.25 (IH,dd、、1.2 and 10.25)(zl、 6.02  (IH,dd、 Jl、23 and lo、25Hz)B 4.4 (2H,ml、4.:l (2M、 ml、 4.2 (2H,m)  3.6(2H,m)および3.2(9H,s)ppm・ ジクロロメタン(60ml)の中でドブクーツーイン−1−オール(25g)に 、蒸留したトリエチルアミン(14,1g)を添加した。この混合物を水浴(0 ,5°C)の中で冷却しかつ撹拌すると同時に、ジクロロメタン(50m l  )中で蒸留した塩化メタクロイル(16,2g)を10分かけて添加した。反応 温度を周囲温度にし、そしてこの混合物を2時間撹拌した。水(150ml)を 添加し、そして有機層を除去し、連続的に水(2X150ml)および飽和重炭 酸ナトリウム溶液(2×150m1)で抽出し、ブライン(150ml)で洗浄 し、そして無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に除去すると、淡黄色 油液体が得られ、これを塩化銅(1)の存在下に減圧(O618mBar、10 6〜1106C)蒸留すると、ドブクーツーイン−1−オールメタクリレートが 得られた、17g、50%の収率。
’H−NMR(200M](z、d、ppm、CDCl、): 0.90 (t 、:IH)、 1.45 (m、l0H)、 1.70(rn、2H)、 1. 95 (s、3H)、 2.15 (m、6H)、 4.15 (t、2H)、  5.55 (s、IH)。
6.10 (s、11()。
反応の概要A 工程(a) 工程(b) 工程(a)〜(cl)は参考例1の工程に相当する。
反応の概要B 反応の概要C FIG、1

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.永久的正電荷の中心をもつペンダント基およびポリマーをある表面に安定に 結合することができる他のペンダント基を有する、1または2以上のラジカル重 合可能なモノマーのポリマー。
  2. 2.永久的正電荷の中心が両性イオンの基である請求の範囲第1項記載のポリマ ー。
  3. 3.式: Y−B−X(I) 式中、 Bは必要に応じて過フッ化鎖までかつそれを含む1または2以上のフッ素原子を 含有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキレンまたはオリゴ −オキサアルキレン鎖であるか、あるいはXがBと永久的正電荷の中心の間に炭 素−炭素鎖を含有するか、あるいはYがBに結合した末端炭素原子を含有する場 合、原子価結合であり、Xは両性イオンの基であり、そして Yは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼か ら選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、式中、Rは水素またはC 1−C4アルキル基であり、Aは−O−または−NR1−であり、ここでR1は 水素またはC1−C4アルキルであるか、あるいはR1は−B−X−であり、こ こでBおよびXは上に定義した通りであり、そしてKは基−(CH2)pOC( O)−、−(CH2)pC(O)O−、−(CH2)pOC(O)O−、−(C H2)pNR2−、−(CH2)pNR2C(O)−、−(CH2)pC(O) NR2−、−(CH2)pNR2C(O)O−、−(CH2)pOC(O)NR 2−、−(CH2)pNR2C(O)NR2−(ここで基R2は同一であるか、 あるいは異なる)、−(CH2)pO−、−(CH2)pSO3−、または、必 要に応じてBと組み合わせて、原子価結合であり、そしてpは1〜12であり、 そしてR2は水素またはC1−C4アルキル基である、 の両性イオンの基をもつコモノマーの残基を含む、請求の範囲第2項記載のポリ マー。
  4. 4.式(1)のコモノマーにおいて、Xが式(IVB)▲数式、化学式、表等が あります▼(IVB)式中基R6は同一であるか、あるいは異なり、そして各々 は水素またはC1−C4アルキルであり、そしてdは2〜4である、の基、 式(IVC) ▲数式、化学式、表等があります▼(IVC)式中基R7は同一であるか、ある いは異なり、そして各々は水素またはC1−C4アルキルであり、そしてeは1 〜4である、の基、 式(IVD) ▲数式、化学式、表等があります▼(IVD)式中基R8は同一であるか、ある いは異なり、そして各々は水素またはC1−C4アルキルであり、R8aは水素 または基−C(O)B1R8bであり、ここでR8bは水素またはメチルであり 、B1は原子価結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキ レンまたはオリゴーオキサアルキレンであり、そしてfは1〜4であり、そして Bが原子価結合以外である場合、zは1でありそしてBが原子価結合である場合 、zは0であり、Xが酸素または窒素原子に直接結合している場合かつそれ以外 はzは1である、 の基、 式(IVE) ▲数式、化学式、表等があります▼(IVE)式中基R9は同一であるか、ある いは異なり、そして各々は水素またはC1−C4アルキルであり、R9■は水素 または基−C(O)B1R9bであり、ここでR9bは水素またはメチルであり 、B2は原子価結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキサアルキ レンまたはオリゴーオキサアルキレンであり、そしてgは1〜4であり、そして Bが原子価結合以外である場合、zは1でありそしてBが原子価結合である場合 、zは0であり、Xが酸素または窒素原子に直接結合している場合かつそれ以外 はzは1である、 の基、または 式(IVF) ▲数式、化学式、表等があります▼(IVF)式中基R10は同一であるか、あ るいは異なり、そして各々は水素またはC1−C4アルキルであり、R10■は 水素または基−C(O)B1R10bであり、ここでR10bは水素またはメチ ルであり、B3は原子価結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、オキ サアルキレンまたはオリゴーオキサアルキレンであり、そしてhは1〜4であり 、そしてBが原子価結合以外である場合、zは1でありそしてBが原子価結合で ある場合、zは0であり、Xが酸素または窒素原子に直接結合している場合かつ それ以外はzは1である、 の基、 である、請求の範囲第3項記載のポリマー。
  5. 5.式(IVC)のコモノマーの残基からなる請求の範囲第4項記載のポリマー 。
  6. 6.(i)両性イオンの基を含有するラジカル重合可能なコモノマーとラジカル 重合可能な部分および6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基(前記アルキル 基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子および必要に応じて1また は2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する)またはフルオロア ルキル基(前記フルオロアルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸 素原子および必要に応じて1または2以上の炭素−炭素の二重結合または三重結 合を含有する)またはシロキサン基を含有するラジカル重合可能なコモノマーと を共重合させるか、あるいは (ii)両性イオンの基および6またはそれ以上の炭素原子のアルキル基(前記 アルキル基は必要に応じて1または2以上のエーテル酸素原子を含有する)また はフルオロアルキル基(前記フルオロアルキル基は必要に応じて1または2以上 のエーテル酸素原子を含有する)またはシロキサン基を含有するラジカル重合可 能なモノマーを重合させる、ことによって得ることができる、請求の範囲第1〜 5項のいずれかに記載のポリマー。
  7. 7.両性イオンの基を含有するコモノマーと、一般式(VI)Y1−Q (VI ) 式中、 Y1は ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼か ら選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでR14は水素また はC1−C4アルキル基であり、A′は−O−または−NR15−であり、ここ でR15は水素またはC1−C4アルキルであるか、あるいはR15は基Qであ り、K1は基−(CH2)1OC(O)−、−(CH2)1C(O)O−、−( CH2)1OC(O)O−、−(CH2)1NR18−、−(CH2)1NR1 6C(O)−、−(CH2)1C(O)NRI6、−(CH2)1NR16C( O)O−、−(CH2)1OC(O)NR16−、−(CH2)1NR16C( O)NR16(ここで基R16は同一であるか、あるいは異なる)、−(CH2 )1O−、−(CH2)1SO3−、または原子価結合であり、そして1は1〜 12であり、そしてR16は水素またはC1−C4アルキル基であり、そして Qは (a)6またはそれ以上の炭素原子を含有し、置換されていないか、あるいは1 または2以上のフッ素原子により置換されておりそして必要に応じて1または2 以上の炭素−炭素の二重結合または三重結合を含有する直鎖状もしくは分枝鎖状 のアルキル、アルコキシアルキルまたは(オリゴーアルコキシ)アルキル鎖、ま たは(b)シロキサン基−(CR16a2)qq(SiR16b2)(OSiR 16b2)ppR16b、ここで各基R16aは同一であるか、あるいは異なり 、そして水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、各基R16b は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、qqは1〜6であり、そしてp pは0〜49である、 である、 のアルキル、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコモノマーとを共 重合させることによって得ることができる、請求の範囲第6項記載のポリマー。
  8. 8.式(IV)ののコモノマーにおいて、Qが6またはそれ以上の炭素原子を含 有し、置換されていないか、あるいは1または2以上のフッ素原子により置換さ れた直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシアルキルまたは(オリゴ− ℃)アルキル鎖である、請求の範囲第7項記載のポリマー。
  9. 9.(i)両性イオンの基を含有するラジカル重合可能なコモノマーと、ある表 面にポリマーを共有結合させることができる反応性基をもつラジカル重合可能な コモノマーとを共重合させるか、あるいは(ii)両性イオンの基およびポリマ ーをある表面に共有結合させることができる反応性基を含有するラジカル重合可 能なモノマーを重合させる、 により得ることができる、請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のポリマー。
  10. 10.両性イオンの基を含有するコモノマーと、一般式(IX)Y2−Q1(I X) 式中、 Y2は ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼か ら選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでR19は水素また はC1−C4アルキル基であり、K2は基−(CH2)qOC(O)−、−(C H2)qC(O)O−、−(CH2)qOC(O)O−、−(CH2)qNR2 0−、−(CH2)qNR20C(O)−、−(CH2)qC(O)NR20− 、−(CH2)qNR20C(O)O−、−(CH2)qOC(O)NR20− 、−(CH2),NR20C(O)NR20(ここで基R20は同一であるか、 あるいは異なる)、−(CH2)qO−、−(CH2)・SO3−、または原子 価結合であり、そしてqは1〜12であり、そしてR20は水素またはC1−C 4アルキル基であり、そして Q1は反応してある表面への共有結合を提供することができる反応性基である、 のある表面へ共有結合することができる反応性基を含有するコモノマーとを共重 合させることによって得ることができる、請求の範囲第9項記載のポリマー。
  11. 11.i)両性イオンの基を含有するラジカル重合可能なコモノマーと、ある表 面にイオンの相互作用により結合することができるイオンの基をもつラジカル重 合可能なコモノマーとを共重合させるか、あるいはii)両性イオンの基および ある表面にイオンの相互作用により結合することができるイオンの基を含有する ラジカル重合可能なモノマーを重合させる、 ことによって得ることができる、請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のポリ マー。
  12. 12.両性イオンの基を含有するコモノマーと、式(XII)Y2−B9−Q5 (XII) 式中、 Y2は ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があります▼か ら選択されるエチレン系不飽和の重合可能な基であり、ここでR28は水素また はC1−C4アルキル基であり、A′′は−O−または−NR27−であり、こ こでR27は水素またはC1−C4アルキルであるか、あるいはR27は−B9 −Q5であり、B9は原子価結合または直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキレン、 オキサアルキレンまたはオリゴ−オキサアルキレン基であり、K3は基−(CH 2)xOC(O)−、−(CH2)xC(O)O−、−(CH2)xOC(O) O−、−(CH2)xNR28−、−(CH2)xNR28C(O)−、−(C H2)xC(O)NR28−、−(CH2)xNR28C(O)O−、−(CH 2)xOC(O)NR28−、−(CH2)xNR28C(O)(ここで基R2 8は同一であるか、あるいは異なる)、−(CH2)xO−、−(CH2)xS O3−、または原子価結合であり、そしてxは1〜12であり、そしてR28は 水素またはC1−C4アルキル基であり、そして Q5はイオンの相互作用によりある表面に結合することができるイオンの基であ る、 のある表面にイオンの相互作用により結合することができるイオンの基をもつコ モノマーとを共重合させることによって得ることができる、請求の範囲第11項 記載のポリマー。
  13. 13.(a)5:95〜80:20のモル比における両性イオンの基を含有する コモノマーの残基およびポリマーをある表面に結合させることができるアルキル 、フルオロアルキルまたはシロキサン基を含有するコモノマーの残基、 (b)5:95〜95:5のモル比における両性イオンの基を含有するコモノマ ーの残基および共有結合によりポリマーをある表面に結合させることができる反 応性基を含有するコモノマーの残基、または(c)5:95〜95:5のモル比 における両性イオンの基を含有するコモノマーの残基およびイオンの相互作用に よりポリマーをある表面に結合させることができるイオンの基を含有するコモノ マーの残基、および 必要に応じて5〜50モル%の希釈剤のコモノマーの残基および0.1〜20モ ル%の架橋可能なコモノマーの残基、ただし希釈剤のコモノマーおよび架橋可能 なコモノマーの残基の合計は50モル%を越えない、からなる請求の範囲第1〜 12項のいずれかに記載のポリマー。
  14. 14.反応性基の残基によりポリマーに結合されたリガンドを有する、請求の範 囲第9または10項記載のポリマー。
  15. 15.ある表面にコーティングしたとき、反応性基の残基によりポリマーに結合 したリガンドを有する、請求の範囲第1〜14項のいずれかに記載のポリマー。
  16. 16.(a)永久的正電荷の中心をもつ基を含有するラジカル重合可能なコモノ マー、ポリマーをある表面に安定に結合することができる基を含有するラジカル 重合可能なコモノマーおよび必要に応じて希釈剤コモノマーおよび/または架橋 可能なコモノマーを共重合させるか、あるいは (b)永久的正電荷の中心をもつ基およびポリマーをある表面に安定に結合する ことができる基を含有するラジカル重合可能なモノマーおよび必要に応じてさら にポリマーをある表面に安定に結合することができる基を含有するコモノマーお よび希釈剤のコモノマーおよび/または架橋可能なコモノマーを重合させる、 ことからなるポリマーを製造する方法。
  17. 17.(a)ある表面を請求の範囲第1〜13項のいずれかに記載のポリマーで コーティングし、ここで前記ポリマーのコーティングは追加の未反応の反応性基 を含み、必要に応じてリガンドを前記表面にこのような反応性基との反応により 結合させるか、あるいは(b)反応性基を含む請求の範囲第1〜13項のいずれ かに記載のポリマーにリガンドを反応性基との反応により結合させ、そして前記 表面をリガンドを有するポリマーでコーティングする、ことからなる表面を生物 適合性化する方法。
  18. 18.請求の範囲第1〜15項のいずれかに記載のポリマーのコーティングをそ の上にを有する表面からなる仕上げられた装置。
  19. 19.式: CH2=CR14−C(O)−A′−QQ(VIIA)▲数式、化学式、表等が あります▼(VIII A)式中、 R14は水素またはC1−C4アルキル基であり、A′は−O−または−NR1 5−であり、ここでR15は水素またはC1−C4アルキルであるか、あるいは R15は基Qであり、K1は基−(CH2)1OC(O)−、−(CH2)1C (O)0−、−(CH2)1OC(O)O−、−(CH2)1NR16−、−( CH2)1NR16C(O)−、−(CH2)1C(O)NR16−、−(CH 2)1NR16C(O)O−、−(CH2)1OC(O)NR16−、−(CH 2)1NR16C(O)(ここで基R16は同一であるか、あるいは異なる)、 −(CH2)1O−、−(CH2)1SO3−、または原子価結合であり、そし て1は1〜12であり、そしてR16は水素またはC1−C4アルキル基であり 、そして QQは6またはそれ以上の炭素原子および1または2つの炭素−炭素の三重結合 を含有するアルキニル基であり、ただしアセチレン系部分はA′またはK′に直 接結合している、 の化合物。
JP5502087A 1991-07-05 1992-07-06 ポリマーの表面コーティング Expired - Lifetime JP3030086B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9114619.1 1991-07-05
GB919114619A GB9114619D0 (en) 1991-07-05 1991-07-05 Surface coatings
GB919117170A GB9117170D0 (en) 1991-08-08 1991-08-08 Polymeric surface coatings
GB9117170.2 1991-08-08
GB9208970.5 1992-04-24
GB929208970A GB9208970D0 (en) 1992-04-24 1992-04-24 Polymeric surface coatings
PCT/GB1992/001215 WO1993001221A1 (en) 1991-07-05 1992-07-06 Polymeric surface coatings

Related Child Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20868798A Division JP3190620B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP20870198A Division JP3233902B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 コーテイング組成物
JP20708498A Division JP3315367B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP34809899A Division JP3204956B2 (ja) 1991-07-05 1999-12-07 ポリマーの表面コーティング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07502053A true JPH07502053A (ja) 1995-03-02
JP3030086B2 JP3030086B2 (ja) 2000-04-10

Family

ID=27265753

Family Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5502087A Expired - Lifetime JP3030086B2 (ja) 1991-07-05 1992-07-06 ポリマーの表面コーティング
JP20708498A Expired - Fee Related JP3315367B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP20868798A Expired - Fee Related JP3190620B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP20870198A Expired - Lifetime JP3233902B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 コーテイング組成物
JP34809899A Expired - Fee Related JP3204956B2 (ja) 1991-07-05 1999-12-07 ポリマーの表面コーティング

Family Applications After (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20708498A Expired - Fee Related JP3315367B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP20868798A Expired - Fee Related JP3190620B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP20870198A Expired - Lifetime JP3233902B2 (ja) 1991-07-05 1998-07-08 コーテイング組成物
JP34809899A Expired - Fee Related JP3204956B2 (ja) 1991-07-05 1999-12-07 ポリマーの表面コーティング

Country Status (11)

Country Link
US (2) US5648442A (ja)
EP (1) EP0593561B1 (ja)
JP (5) JP3030086B2 (ja)
AT (1) ATE190988T1 (ja)
AU (1) AU666485B2 (ja)
CA (3) CA2277953C (ja)
DE (1) DE69230823T2 (ja)
DK (1) DK0593561T3 (ja)
ES (1) ES2144419T3 (ja)
RU (1) RU2167886C2 (ja)
WO (1) WO1993001221A1 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07268038A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd ホスホリルコリン基又はその誘導体基含有共重合体、その製造法及び抗血栓性材料
JPH08333421A (ja) * 1995-04-03 1996-12-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd ホスホリルコリン基含有重合体水性溶液および製造方法
JPH11166018A (ja) * 1991-07-05 1999-06-22 Biocompatibles Ltd 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JPH11322857A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Nof Corp 静電結合型高分子複合体および製造方法
JP2000162556A (ja) * 1998-09-21 2000-06-16 Menicon Co Ltd 眼用レンズ材料およびその製法
JP2001504877A (ja) * 1996-11-20 2001-04-10 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 生体適合性の組成物
JP2002520463A (ja) * 1998-07-17 2002-07-09 バイオコンパテイブルズ・リミテツド コートされた成形ポリマー物品の提供方法
JP2002524628A (ja) * 1998-09-15 2002-08-06 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ポリマー
JP2002530456A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 両性イオン性モノマー成分を含んでなるアニオン性−カチオン性ポリイオンコンプレックス
JP2003503157A (ja) * 1999-05-27 2003-01-28 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 局所的な薬剤送達
JP2003506501A (ja) * 1999-05-27 2003-02-18 バイオコンパテイブルズ・リミテツド ポリマー溶液
JP2004500458A (ja) * 2000-02-07 2004-01-08 バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド モノマー及びマクロマーとして有用なマイケル型反応からの化合物を含む両性イオン基
JP2004196868A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Nof Corp ポリマーナノスフェア、その用途及び製造方法
JP2006124714A (ja) * 1992-09-29 2006-05-18 Toray Ind Inc 耐汚染性材料および耐汚染性半透膜
WO2007116690A1 (ja) 2006-03-29 2007-10-18 Japan Medical Materials Corporation 生体材料、及びそれを用いた人工関節並びにその製造方法
JP2010024257A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujifilm Corp 生体適合性重合性化合物、生体適合性ポリマー、及び、ポリマー粒子
US7713520B2 (en) 2004-03-31 2010-05-11 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Cosmetic comprising a silicone polymer
JP2013529118A (ja) * 2010-05-25 2013-07-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 抗菌剤コーティングされた医療用物品
JP2015084848A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社八光 医療用樹脂成形物へのコーティング方法
JP2015117269A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 日油株式会社 ポリマー及びその製造方法
JP2016514750A (ja) * 2013-03-25 2016-05-23 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピックSociete D’Exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques Seppic 新規な両親媒性ポリマー及び疎水性材料から作られている表面の処理におけるその使用
WO2016158700A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 テルモ株式会社 医療用具
CN106794290A (zh) * 2014-10-02 2017-05-31 旭化成医疗株式会社 源自生物体的液体处理过滤器及过滤器装置
JP2017190381A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 花王株式会社 表面処理剤
JP2019210363A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 信越化学工業株式会社 ポリシロキサンモノマー及びその製造方法
JP2020063318A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 千秋 東 ホスホリルコリン基含有共重合体、および生体用医療基材
WO2021070862A1 (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 日油株式会社 ソフトコンタクトレンズ用表面処理剤

Families Citing this family (131)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9023498D0 (en) * 1990-10-29 1990-12-12 Biocompatibles Ltd Soft contact lens material
US6090901A (en) * 1991-07-05 2000-07-18 Biocompatibles Limited Polymeric surface coatings
US6743878B2 (en) 1991-07-05 2004-06-01 Biocompatibles Uk Limited Polymeric surface coatings
US6225431B1 (en) 1991-07-05 2001-05-01 Biocompatibles Limited Biocompatibilizing process
AU728897C (en) * 1991-07-05 2001-08-16 Biocompatibles Uk Limited Polymeric surface coatings
ATE196482T1 (de) * 1991-07-05 2000-10-15 Biocompatibles Ltd Polymere oberflächenbeschichtungszusammensetzungen
DK0818479T3 (da) * 1991-08-08 2001-01-15 Biocompatibles Ltd Polymere overfladecoatinger
GB9226791D0 (en) * 1992-12-23 1993-02-17 Biocompatibles Ltd New materials
GB9301702D0 (en) * 1993-01-28 1993-03-17 Biocompatibles Ltd New materials
GB9301701D0 (en) * 1993-01-28 1993-03-17 Biocompatibles Ltd New zwitterionic materials
GB9317178D0 (en) * 1993-08-18 1993-10-06 Biocompatibles Ltd Polymer surface coatings
GB9324033D0 (en) * 1993-11-23 1994-01-12 Biocompatibles Ltd Ethylenically unsaturated compounds
GB9415926D0 (en) * 1994-08-04 1994-09-28 Biocompatibles Ltd New materials
FR2717818B1 (fr) * 1994-03-25 1996-06-07 Rhone Poulenc Chimie Latex à caractère zwitterionique.
EP0767212B1 (en) 1995-04-03 2001-07-18 Nof Corporation Process for producing an aqueous solution of phosphorylcholine group bearing polymer and aqueous solution of phosphorylcholine group bearing polymer
DE69609568T2 (de) * 1995-05-26 2001-02-01 Sumitomo Electric Industries Verfahren zur Herstellung von einem II-VI oder III-V Halbleitereinkristall
GB9522332D0 (en) * 1995-11-01 1996-01-03 Biocompatibles Ltd Braided stent
CA2192520A1 (en) 1996-03-05 1997-09-05 Ian M. Penn Expandable stent and method for delivery of same
US6443942B2 (en) 1996-11-01 2002-09-03 Minimed, Inc. Medication device with protein stabilizing surface coating
JP2001508480A (ja) * 1997-01-10 2001-06-26 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 重合体
ZA984837B (en) * 1997-06-04 1999-06-04 Biocompatibles Ltd Phosphate compounds
EP0930357A1 (en) * 1997-12-09 1999-07-21 Biocompatibles Limited Contact lens cleaning solutions
EP0928604A1 (en) 1997-12-12 1999-07-14 Biocompatibles Limited Stent
US6258371B1 (en) * 1998-04-03 2001-07-10 Medtronic Inc Method for making biocompatible medical article
US6346594B1 (en) * 1998-09-21 2002-02-12 Menicon Co., Ltd. Ocular lens material and process for producing same
JP4633258B2 (ja) * 1998-11-13 2011-02-16 バイオコンパテイブルズ・ユーケイ・リミテツド ポリマーの治療的使用
DE60009493T2 (de) 1999-06-24 2005-03-17 Abbott Vascular Devices Ltd. Mittels eines ballons expandierbarer stent
US6436615B1 (en) * 1999-06-25 2002-08-20 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Methods and materials for selective modification of photopatterned polymer films
AU6000200A (en) 1999-07-16 2001-02-05 Biocompatibles Limited Braided stent
ATE337805T1 (de) 1999-07-28 2006-09-15 Nof Corp Medizinische materialien und verfahren zu deren herstellung
EP1250164B1 (en) * 2000-01-24 2005-11-23 Biocompatibles UK Limited Coated implants
US7064174B2 (en) 2000-02-07 2006-06-20 Biocompatibles Uk Limited Silicon containing compounds
US6533415B2 (en) * 2000-03-21 2003-03-18 Menicon Co., Ltd. Ocular lens material having hydrophilic surface and process for preparing the same
JP2001337298A (ja) * 2000-03-21 2001-12-07 Menicon Co Ltd 親水性表面を有する眼用レンズ材料およびその製法
US6852816B2 (en) 2000-10-06 2005-02-08 Biocompatibles Uk Limited Zwitterionic polymers
EP1334143B1 (en) * 2000-11-16 2007-02-14 Biocompatibles UK Limited Polymers and polymerisation processes
GB0100760D0 (en) 2001-01-11 2001-02-21 Biocompatibles Ltd Drug delivery from stents
GB0100761D0 (en) 2001-01-11 2001-02-21 Biocompatibles Ltd Drug delivery from stents
JP4738663B2 (ja) * 2001-08-07 2011-08-03 株式会社メニコン 眼科用物品の製造方法並びに製造装置
US20030225451A1 (en) * 2002-01-14 2003-12-04 Rangarajan Sundar Stent delivery system, device, and method for coating
JP5216182B2 (ja) * 2002-01-15 2013-06-19 アドバンスド エラストマー システムズ,エル.ピー. 熱可塑性エラストマーの製造方法
ATE371680T1 (de) 2002-01-16 2007-09-15 Biocompatibles Uk Ltd Polymerkonjugate
US7813780B2 (en) * 2005-12-13 2010-10-12 Medtronic Minimed, Inc. Biosensors and methods for making and using them
US20070227907A1 (en) * 2006-04-04 2007-10-04 Rajiv Shah Methods and materials for controlling the electrochemistry of analyte sensors
US9492111B2 (en) * 2002-04-22 2016-11-15 Medtronic Minimed, Inc. Methods and materials for stabilizing analyte sensors
US20040056371A1 (en) * 2002-09-25 2004-03-25 Medennium, Inc. Method of manufacturing ophthalmic lenses made from hydrophobic acrylic polymers
JP3975880B2 (ja) * 2002-10-17 2007-09-12 日本油脂株式会社 表面被覆処理された粉体を含有してなる化粧料
US20050272989A1 (en) * 2004-06-04 2005-12-08 Medtronic Minimed, Inc. Analyte sensors and methods for making and using them
US20040074785A1 (en) * 2002-10-18 2004-04-22 Holker James D. Analyte sensors and methods for making them
US9237865B2 (en) * 2002-10-18 2016-01-19 Medtronic Minimed, Inc. Analyte sensors and methods for making and using them
CN100581612C (zh) * 2002-12-04 2010-01-20 湖区制造公司 带标识的导线
GB0301014D0 (en) 2003-01-16 2003-02-19 Biocompatibles Ltd Conjugation reactions
EP2267049A1 (en) 2003-02-05 2010-12-29 Biocompatibles UK Limited Block copolymers
EP1528063B1 (en) * 2003-02-18 2010-09-29 Tokai University Compound having phosphorylcholine group, polymer thereof, and process for producing the same
JP4718766B2 (ja) * 2003-06-03 2011-07-06 テルモ株式会社 血液フィルター
KR101068802B1 (ko) * 2003-06-25 2011-10-04 니치유 가부시키가이샤 배양체 형성용 용기 및 배양체의 형성 방법
WO2005027991A1 (en) * 2003-09-19 2005-03-31 Cambridge University Technical Services Ltd Orthopaedic devices
US8801692B2 (en) * 2003-09-24 2014-08-12 Medtronic Vascular, Inc. Gradient coated stent and method of fabrication
JP4248366B2 (ja) * 2003-10-21 2009-04-02 ポーラ化成工業株式会社 敏感肌用のメークアップ
AU2005264159A1 (en) * 2004-07-19 2006-01-26 Elutex Ltd. Modified conductive surfaces having active substances attached thereto
FR2884142A1 (fr) * 2005-04-06 2006-10-13 Oreal Polymeres ou copolymeres de type polyolefinique modifies utiles en cosmetique
WO2007038749A2 (en) 2005-09-28 2007-04-05 Biovascular, Inc. Methods and compositions for blocking platelet and cell adhesion, cell migration and inflammation
US20070129690A1 (en) 2005-12-02 2007-06-07 Joel Rosenblatt Catheter with polymeric coating
US7906134B2 (en) * 2005-12-21 2011-03-15 Abbott Laboratories Room temperature-curable polymers
EP2716307B1 (en) 2006-06-13 2022-08-03 Alchimedics Drug eluting stent with a biodegradable release layer attached with an electro-grafted primer coating
EP2041196B1 (en) 2006-07-14 2012-11-28 Biocompatibles UK Limited Polymer
US8372399B2 (en) 2006-08-31 2013-02-12 Cardiac Pacemakers, Inc. Bispecific antibodies and agents to enhance stem cell homing
US8636995B2 (en) 2006-08-31 2014-01-28 Cardiac Pacemakers, Inc. Methods and devices to regulate stem cell homing
EP1911791A1 (en) * 2006-10-03 2008-04-16 Institut Curie Method for treating surfaces containing Si-H groups
US7713541B1 (en) 2006-11-21 2010-05-11 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Zwitterionic terpolymers, method of making and use on medical devices
EP1972645B1 (en) * 2007-03-21 2009-11-11 E.I. Du Pont De Nemours And Company Fluorobetaine copolymer and fire fighting foam concentrates therefrom
GB0706783D0 (en) * 2007-04-05 2007-05-16 Systems Medical Ltd Apparatus for deploying endoscope
US20080286332A1 (en) * 2007-05-14 2008-11-20 Pacetti Stephen D Implantable medical devices with a topcoat layer of phosphoryl choline acrylate polymer for reduced thrombosis, and improved mechanical properties
EP3025685B1 (en) 2007-10-19 2019-07-17 CeloNova Biosciences, Inc. Implantable and lumen-supporting stents
BRPI0821158A2 (pt) * 2007-12-20 2015-06-16 Novartis Ag Método para fazer lentes de contato
EP2296712A1 (en) * 2008-05-15 2011-03-23 Biocompatibles Uk Ltd. Amphiphilic block copolymers for nucleic acid delivery
EP2144062A1 (en) 2008-05-15 2010-01-13 Biocompatibles UK Limited Method of monitoring live cells
US8470906B2 (en) * 2008-09-30 2013-06-25 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Ionic silicone hydrogels having improved hydrolytic stability
JP5302981B2 (ja) * 2009-02-16 2013-10-02 株式会社メニコン 親水性表面を有する眼用レンズおよび眼用レンズの製造方法
WO2011075185A1 (en) * 2009-12-18 2011-06-23 Oligasis Targeted drug phosphorylcholine polymer conjugates
US8660628B2 (en) * 2009-12-21 2014-02-25 Medtronic Minimed, Inc. Analyte sensors comprising blended membrane compositions and methods for making and using them
US20110182964A1 (en) * 2010-01-22 2011-07-28 Medtronic, Inc. Vascular Stent Which Elutes Amino Acid-Methyl-Ester Derivatives for the Treatment of Vulnerable Plaque and Vascular Disease
JP5784008B2 (ja) * 2010-03-31 2015-09-24 旭化成メディカル株式会社 リガンド固定化用基材及びその製造方法
WO2011122391A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-06 Dic株式会社 含フッ素硬化性樹脂及びそれを用いた活性エネルギー線硬化性組成物
KR101889246B1 (ko) 2010-07-30 2018-08-16 노파르티스 아게 수분이 풍부한 표면을 갖는 실리콘 히드로겔 렌즈
US20130030406A1 (en) 2011-07-26 2013-01-31 Medtronic Vascular, Inc. Textured Dilatation Balloon and Methods
WO2013033554A1 (en) 2011-09-01 2013-03-07 Vertellus Specialties Inc. Biocompatible material
US8980956B2 (en) * 2011-09-01 2015-03-17 Vertellus Specialities Inc. Methods for producing biocompatible materials
JP5784132B2 (ja) * 2011-09-28 2015-09-24 旭化成株式会社 リガンド固定化用基材及びその製造方法、特異的細胞分離材並びに血液処理器
US9005700B2 (en) 2011-10-12 2015-04-14 Novartis Ag Method for making UV-absorbing ophthalmic lenses
GB201119363D0 (en) * 2011-11-10 2011-12-21 Vertellus Specialities Inc Polymerisable material
CA2858730C (en) 2011-12-14 2017-07-18 Semprus Biosciences Corp. Surface modified contact lenses
AU2012351980B2 (en) 2011-12-14 2015-09-17 Arrow International, Inc. Silicone hydrogel contact lens modified using Lanthanide or Transition metal oxidants
AU2012368232B2 (en) 2011-12-14 2016-01-07 Arrow International, Inc. Imbibing process for contact lens surface modification
MX2014007204A (es) 2011-12-14 2015-04-14 Semprus Biosciences Corp Proceso de uv de multietapas para crear lentes de contacto modificadas en la superficie.
JP2015507761A (ja) 2011-12-14 2015-03-12 センプラス・バイオサイエンシーズ・コーポレイションSemprus Biosciences Corp. コンタクトレンズ改質のためのレドックス法
CN104245748B (zh) * 2012-04-26 2016-09-07 美蓓亚株式会社 紫外线固化性树脂组合物和滑动部件以及滑动部件的制造方法
AU2013274199B2 (en) * 2012-06-14 2016-08-11 Microvention, Inc. Polymeric treatment compositions
JP6385937B2 (ja) 2012-10-15 2018-09-05 マイクロベンション インコーポレイテッドMicrovention, Inc. ポリマーの治療用組成物
JP6111052B2 (ja) * 2012-11-22 2017-04-05 国立大学法人 東京大学 耐汚染性を付与するための水溶性表面処理剤、および表面処理方法
US10338408B2 (en) 2012-12-17 2019-07-02 Novartis Ag Method for making improved UV-absorbing ophthalmic lenses
WO2014192731A1 (ja) * 2013-05-27 2014-12-04 Jsr株式会社 無機材料で構成される表面用の表面処理剤、表面が改質された器具および装置、該器具および装置の製造方法
US11345827B2 (en) * 2013-06-07 2022-05-31 Nissan Chemical Industries, Ltd. Ion complex material having function of inhibiting adhesion of biological substance and method for manufacturing the same
JP2015061901A (ja) * 2013-08-21 2015-04-02 学校法人東海大学 ホスホリルコリン基を有する重合体からなるナノシート分散液
JP6463361B2 (ja) 2013-09-08 2019-01-30 コディアック サイエンシーズ インコーポレイテッドKodiak Sciences Inc. 第viii因子両性イオンポリマーコンジュゲート
US9517952B2 (en) 2013-11-15 2016-12-13 General Electric Company Hydrophilic-oleophobic copolymer composition and uses thereof
SG11201603699SA (en) 2013-12-17 2016-07-28 Novartis Ag A silicone hydrogel lens with a crosslinked hydrophilic coating
MX2017001068A (es) * 2014-07-25 2017-05-09 Akzo Nobel Coatings Int Bv Metodo para preparar un copolimero zwitterionico.
WO2016032926A1 (en) 2014-08-26 2016-03-03 Novartis Ag Method for applying stable coating on silicone hydrogel contact lenses
CN105237790B (zh) * 2015-11-16 2018-02-09 西安科技大学 一种双仿生涂层的制备方法
CN108369291B (zh) 2015-12-15 2021-07-20 爱尔康公司 用于将稳定的涂层施加在硅酮水凝胶接触镜片上的方法
CN105504328B (zh) * 2016-02-25 2018-06-29 西安科技大学 一种室温下一步涂覆改善壳聚糖膜血液相容性的方法
GB201603296D0 (en) 2016-02-25 2016-04-13 Ucl Business Plc Chemotactic,drug-containing polymersomes
GB201604553D0 (en) 2016-03-17 2016-05-04 Ucl Business Plc Fumarate polymersomes
JP6705685B2 (ja) * 2016-03-31 2020-06-03 旭化成メディカル株式会社 生体由来液処理フィルター及びフィルターデバイス
GB201608737D0 (en) 2016-05-18 2016-06-29 Ucl Business Plc Polymersomes
WO2017217336A1 (ja) 2016-06-15 2017-12-21 日産化学工業株式会社 凍結保存用容器
US10368874B2 (en) 2016-08-26 2019-08-06 Microvention, Inc. Embolic compositions
JP6944244B2 (ja) * 2016-12-13 2021-10-06 三菱マテリアル電子化成株式会社 含フッ素重合性化合物、含フッ素重合体、および表面処理剤
TWI640557B (zh) * 2017-07-05 2018-11-11 晶碩光學股份有限公司 具表面修飾的隱形眼鏡及其製備方法
CN111200976B (zh) 2017-10-09 2023-07-07 微仙美国有限公司 放射性液体栓塞
HUE057348T2 (hu) 2017-12-13 2022-05-28 Alcon Inc Eljárás MPS-kompatibilis hidrogradiens kontaktlencsék elõállítására
GB201810788D0 (en) 2018-06-29 2018-08-15 Biocompatibles Uk Ltd Biodegradable polymer
WO2020003147A2 (en) 2018-06-29 2020-01-02 Biocompatibles Uk Limited Radiopaque polymers
JPWO2020166605A1 (ja) * 2019-02-12 2021-12-16 日産化学株式会社 生体物質への適合性を有するポリマーの製造方法
CN114786731A (zh) 2019-10-10 2022-07-22 科达制药股份有限公司 治疗眼部病症的方法
JP7425405B2 (ja) 2020-03-13 2024-01-31 日油株式会社 共重合体およびその用途
WO2022135878A1 (de) 2020-12-22 2022-06-30 Acandis Gmbh Intravaskuläres implantat und herstellungsverfahren
DE102021106472A1 (de) 2020-12-22 2022-06-23 Acandis Gmbh Intravaskuläres Implantat und Herstellungsverfahren
JP2024501783A (ja) 2020-12-29 2024-01-15 シノ メディカル サイエンシズ テクノロジー インコーポレイテッド 薬剤溶出ステント
CN113336795A (zh) * 2021-06-02 2021-09-03 中国科学院长春应用化学研究所 胆碱磷酸单体及其聚合物以及应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101964A (ja) * 1988-10-06 1990-04-13 Fujitsu Denso Ltd スナバ回路

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3671502A (en) * 1970-11-12 1972-06-20 Kendall & Co Betaine copolymers with hydroxyalkylacrylates and hydroxyalkylmethacrylates
AU494547B2 (en) * 1972-07-10 1977-10-20 Johnson & Johnson Hydrophilic random interpolymer compositions and method for making same
JPS53282A (en) * 1976-06-24 1978-01-05 Nippon Paint Co Ltd Thermosetting resin, method of preparing same, and coating composition containing same as main component
DE3010185A1 (de) * 1980-03-17 1981-09-24 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V., 3400 Göttingen Polymerisierbare phospholipide, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur herstellung polymerer phospholipide
US5002582A (en) * 1982-09-29 1991-03-26 Bio-Metric Systems, Inc. Preparation of polymeric surfaces via covalently attaching polymers
JPS6021599A (ja) * 1983-07-15 1985-02-02 松下電工株式会社 多層配線基板の製造方法
JPS6067489A (ja) * 1983-09-22 1985-04-17 Toyo Soda Mfg Co Ltd 重合性リン脂質の製造法
JPS60179408A (ja) * 1984-02-24 1985-09-13 Oki Electric Ind Co Ltd リン脂質類似構造を有する化合物及びポリマ−並びにその製造方法
JPS60204711A (ja) * 1984-03-30 1985-10-16 Mitsubishi Chem Ind Ltd 薬理活性物質の徐放方法
US4569858A (en) * 1985-01-28 1986-02-11 Barnes-Hind, Inc. Surface modification of hydrophilic contact lenses
JPS61205291A (ja) * 1985-03-09 1986-09-11 Mitsubishi Chem Ind Ltd 2個の重合活性基を有するリン脂質類似モノマ−およびその製造方法
US5045593A (en) * 1986-07-21 1991-09-03 Venture Chemicals, Inc. Organophilic modified polymers
US4737295A (en) * 1986-07-21 1988-04-12 Venture Chemicals, Inc. Organophilic polyphenolic acid adducts
US4778865A (en) * 1986-12-11 1988-10-18 National Starch And Chemical Corporation Alpha-aminomethylene phosphonate betaines and polymers prepared therewith
JPS63221184A (ja) * 1987-03-11 1988-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 累積膜及び累積重合膜並びにそれらの製造方法
CA1314353C (en) * 1987-05-14 1993-03-09 Donald L. Schmidt Fluorocarbon containing, reactive polymeric surfactants and coating compositions therefrom
JP2890316B2 (ja) * 1989-07-07 1999-05-10 科学技術振興事業団 生体適合性医療デバイス用材料
US5026490A (en) * 1990-08-08 1991-06-25 Exxon Research & Engineering Zwitterionic functionalized polymers as deflocculants in water based drilling fluids
US5270415A (en) * 1990-12-21 1993-12-14 Allergan Inc. Balanced charge polymer and hydrophilic contact lens manufactured therefrom
GB9113875D0 (en) * 1991-06-27 1991-08-14 Biointeractions Ltd Polymer coatings
CA2277953C (en) * 1991-07-05 2001-01-16 Biocompatibles Limited Polymeric surface coatings
DE69212102T2 (de) * 1991-10-14 1996-11-21 Nof Corp Behandlungslotion für Kontaktlinsen
US5208295A (en) * 1991-11-25 1993-05-04 Isp Investments Inc. Charge imbalanced polyelectrolyte composition
US5223580A (en) * 1992-03-16 1993-06-29 Isp Investments Inc. Process for making a charge imbalanced polymer
US5492989A (en) * 1992-03-16 1996-02-20 Isp Investments Inc. Charge imbalanced polyelectrolyte composition

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02101964A (ja) * 1988-10-06 1990-04-13 Fujitsu Denso Ltd スナバ回路

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11166018A (ja) * 1991-07-05 1999-06-22 Biocompatibles Ltd 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JPH11166015A (ja) * 1991-07-05 1999-06-22 Biocompatibles Ltd 表面を生物および血液適合性にするために有用なポリマー
JP2006124714A (ja) * 1992-09-29 2006-05-18 Toray Ind Inc 耐汚染性材料および耐汚染性半透膜
JPH07268038A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd ホスホリルコリン基又はその誘導体基含有共重合体、その製造法及び抗血栓性材料
JPH08333421A (ja) * 1995-04-03 1996-12-17 Nippon Oil & Fats Co Ltd ホスホリルコリン基含有重合体水性溶液および製造方法
JP2001504877A (ja) * 1996-11-20 2001-04-10 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 生体適合性の組成物
JPH11322857A (ja) * 1998-05-08 1999-11-26 Nof Corp 静電結合型高分子複合体および製造方法
JP2002520463A (ja) * 1998-07-17 2002-07-09 バイオコンパテイブルズ・リミテツド コートされた成形ポリマー物品の提供方法
JP2002524628A (ja) * 1998-09-15 2002-08-06 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト ポリマー
JP2000162556A (ja) * 1998-09-21 2000-06-16 Menicon Co Ltd 眼用レンズ材料およびその製法
JP4573376B2 (ja) * 1998-09-21 2010-11-04 株式会社メニコン 眼用レンズ材料およびその製法
JP2002530456A (ja) * 1998-11-13 2002-09-17 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 両性イオン性モノマー成分を含んでなるアニオン性−カチオン性ポリイオンコンプレックス
JP2003503157A (ja) * 1999-05-27 2003-01-28 バイオコンパテイブルズ・リミテツド 局所的な薬剤送達
JP2003506501A (ja) * 1999-05-27 2003-02-18 バイオコンパテイブルズ・リミテツド ポリマー溶液
JP4671569B2 (ja) * 1999-05-27 2011-04-20 バイオコンパテイブルズ・ユーケイ・リミテツド ポリマー溶液
JP2004500458A (ja) * 2000-02-07 2004-01-08 バイオコンパティブルズ ユーケー リミテッド モノマー及びマクロマーとして有用なマイケル型反応からの化合物を含む両性イオン基
JP2004196868A (ja) * 2002-12-16 2004-07-15 Nof Corp ポリマーナノスフェア、その用途及び製造方法
US7713520B2 (en) 2004-03-31 2010-05-11 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Cosmetic comprising a silicone polymer
WO2007116690A1 (ja) 2006-03-29 2007-10-18 Japan Medical Materials Corporation 生体材料、及びそれを用いた人工関節並びにその製造方法
JP2010024257A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujifilm Corp 生体適合性重合性化合物、生体適合性ポリマー、及び、ポリマー粒子
US9809717B2 (en) 2010-05-25 2017-11-07 3M Innovative Properties Company Antimicrobial-coated medical articles
JP2013529118A (ja) * 2010-05-25 2013-07-18 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 抗菌剤コーティングされた医療用物品
JP2016514750A (ja) * 2013-03-25 2016-05-23 ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピックSociete D’Exploitation De Produits Pour Les Industries Chimiques Seppic 新規な両親媒性ポリマー及び疎水性材料から作られている表面の処理におけるその使用
JP2015084848A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社八光 医療用樹脂成形物へのコーティング方法
JP2015117269A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 日油株式会社 ポリマー及びその製造方法
CN106794290A (zh) * 2014-10-02 2017-05-31 旭化成医疗株式会社 源自生物体的液体处理过滤器及过滤器装置
WO2016158700A1 (ja) * 2015-03-30 2016-10-06 テルモ株式会社 医療用具
JP2017190381A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 花王株式会社 表面処理剤
JP2019210363A (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 信越化学工業株式会社 ポリシロキサンモノマー及びその製造方法
WO2019235390A1 (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 信越化学工業株式会社 ポリシロキサンモノマー及びその製造方法
US11859055B2 (en) 2018-06-04 2024-01-02 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Polysiloxane monomer and method for producing same
JP2020063318A (ja) * 2018-10-15 2020-04-23 千秋 東 ホスホリルコリン基含有共重合体、および生体用医療基材
WO2021070862A1 (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 日油株式会社 ソフトコンタクトレンズ用表面処理剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000226550A (ja) 2000-08-15
JP3315367B2 (ja) 2002-08-19
AU2231092A (en) 1993-02-11
CA2277953C (en) 2001-01-16
CA2112411C (en) 2001-01-02
CA2313676A1 (en) 1993-01-21
JPH11166015A (ja) 1999-06-22
DK0593561T3 (da) 2000-08-21
ATE190988T1 (de) 2000-04-15
JP3030086B2 (ja) 2000-04-10
JP3190620B2 (ja) 2001-07-23
CA2112411A1 (en) 1993-01-21
JP3233902B2 (ja) 2001-12-04
ES2144419T3 (es) 2000-06-16
CA2313676C (en) 2006-10-10
US5783650A (en) 1998-07-21
DE69230823D1 (de) 2000-04-27
EP0593561A1 (en) 1994-04-27
EP0593561B1 (en) 2000-03-22
US5648442A (en) 1997-07-15
DE69230823T2 (de) 2000-07-27
AU666485B2 (en) 1996-02-15
JPH11166150A (ja) 1999-06-22
JPH11166018A (ja) 1999-06-22
JP3204956B2 (ja) 2001-09-04
WO1993001221A1 (en) 1993-01-21
RU2167886C2 (ru) 2001-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07502053A (ja) ポリマーの表面コーティング
US5705583A (en) Polymeric surface coatings
US6284854B1 (en) Polymeric surface coatings
US6090901A (en) Polymeric surface coatings
US5739236A (en) Biocompatible zwitterion polymers
US6743878B2 (en) Polymeric surface coatings
US6087462A (en) Polymeric surface coatings
JP3957741B2 (ja) 双性イオン基を有する高分子配合物
US6225431B1 (en) Biocompatibilizing process
EP0810239B1 (en) Polymeric surface coatings
JPH09504561A (ja) ポリマーの表面コーティング材
EP0556216B1 (en) Phosphoric acid esters and their use in the preparation of biocompatible surfaces
EP0818479B1 (en) Polymeric surface coatings
AU697066B2 (en) Polymeric surface coatings
AU728822B2 (en) Polymeric surface coatings

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 13