JP2003506501A - ポリマー溶液 - Google Patents
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Abstract
Description
合成する方法、コーティング溶液及びコーティング方法に関する。このポリマー
は、両性イオン型モノマーと疎水性モノマーを含むエチレン型不飽和モノマーか
ら形成される。
オキシエチル−2'−トリメチルアンモニウムエチルホスフェート内部塩(HE
MA−PC)、及びコーティング基材がこれらの生体適合性、特に血液適合性を
改良するために表面に結合するモノマーを含む、エチレン型不飽和モノマーから
形成されるコーティングポリマーを記述している。表面結合性モノマーは、疎水
性表面に結合するのに好適な疎水性モノマーを含む。HEMA−PCと共重合性
の一つのこのようなモノマーはラウリルメタアクリレート(n−ドデシルメタア
クリレート)である。コポリマーの例は、HEMA−PCとドデシルメタアクリ
レートの1:2及び1:3コポリマーを含む。
にモノマーを溶解させる、バッチタイプ(ワンポット)のバルク溶液重合法によ
り合成される。この重合溶媒系は、例えばメタノール/テトラヒドロフラン(5
:9)、またはプロパン−2−オール:酢酸エチル(17:43容積または1:
1容積)である。この重合は、すべてのモノマーを反応容器中で溶解した後に開
始される。このポリマーは沈澱によりアセトンから回収される。このポリマーは
コーティング組成物を形成するために溶解されるが、このコーティング組成物に
対する溶媒は、例えばエタノール/クロロホルムまたはプロパン−2−オール(
イソプロパノール、(IPA))である。
ングを生じる。
材に悪影響を及ぼすというもう一つの問題も見出した。例えば、塩素化アルカン
の使用は、多数の基材上の下地の基材、例えば膜及び他の多孔性基材に有害な影
響を及ぼす。アルコールの使用でさえ、多孔性の基材またはアルコール中で膨潤
する基材等のある基材に望ましくない影響を及ぼす。
シルメタアクリレート(または他の疎水性コモノマー)及びカチオン性コモノマ
ーのターポリマーを記述している。この重合方法は2つの異なる方法により行な
われた。一つの方法は、バルク溶液重合を溶媒系中で行い、重合方法の開始時に
すべてのモノマーを反応容器中に入れる(ワンポット法)、WO−A93/01
221に述べたものと類似の方法を使用した。第2の方法においては、反応容器
中でn−プロパノールを含んでなる重合溶媒を加熱した。この加熱した溶媒に、
n−プロパノール中のモノマーと開始剤の冷たい混合溶液を滴加した。すべての
モノマーを添加した後、追加の開始剤を添加し、容器を高い温度で更なる時間維
持した。溶媒を蒸発し、ジクロロメタンとメタノールの混合物中に溶解し、続い
てアセトン中で沈澱させることにより、このポリマーを回収した。この方法はモ
ノマー供給方法と命名された。
はメチルまたは水素であり、残りはすべて水素であり;そしてXは両性イオン型
基である) の1モル部の両性イオン型モノマーと; b)一般式II
を、モノマー混合物とポリマーが可溶である溶媒系中での溶液中で共重合させ、
この方法において、モノマー溶媒に溶解したモノマーを、上記溶媒系からなる溶
媒とラジカル開始剤を入れた反応容器中に、重合が起きる条件下で予め決めたモ
ノマー供給速度でモノマー供給期にわたって一定に供給し、それにより、反応容
器中での疎水性コモノマーに対する両性イオン型モノマーのモル比をモノマー供
給期の間実質的に一定(±10%)に維持する。
と両性イオン型基Xの間の鎖が(オリゴ)アルキレンオキシ部分を含む、すなわ
ちmが0以外である場合には、基R1はすべて水素であることが好ましい。この
ような化合物においては、mは好ましくは1から10、最も好ましくは1から5
の範囲にある。しかしながら、mは0であることが好ましい。更には、nは6あ
るいはそれ以下、最も好ましくは4あるいは3、最も普通には2であることが好
ましい。
。pの値は、好ましくは少なくとも4、更に好ましくは少なくとも6、例えば1
8迄、最も好ましくは8から16の範囲、例えば12である。基CpH2p+1は、
分岐したアルキルであってもよいが、式(CH2)pHの直鎖アルキル基であるこ
とが好ましい。
は一般式III
−NH−または原子価結合、好ましくは−O−であり、そして、W+はアンモニ
ウム、ホスホニウムまたはスルホニウムのカチオン性基及び好ましくはC1-12ア
ルカンジイル基であるアニオン性とカチオン性部分を連結する基を含んでなる基
であり、 好ましくは式中、W+は式−W1−N+R2 3、−W1−P+R3 3、−W1−S+R3 2ま
たは−W1−Het+ (式中、W1は場合によっては一つあるいはそれ以上のエチレン型不飽和二重結
合または三重結合を含有する1個あるいはそれ以上、好ましくは2−6個の炭素
原子のアルカンジイル、ジ置換アリール(アリーレン)、アルキレンアリーレン
、アリーレンアルキレン、またはアルキレンアリールアルキレン、シクロアルカ
ンジイル、アルキレンシクロアルキル、シクロアルキルアルキレンまたはアルキ
レンシクロアルキルアルキレンであって、基W1が場合によっては一つあるいは
それ以上のフッ素置換基及び/または一つあるいはそれ以上の官能基を含有する
ものであって;そして 基R2のいずれかは同一か、あるいは異なり、そして各々は水素または1から4
個の炭素原子のアルキル、好ましくはメチル、またはフェニル等のアリールであ
るか、あるいは基R2の2個はこれらが結合する窒素原子と一緒になって、5か
ら7個の原子を含有する脂肪族ヘテロ環を形成し、 あるいは基R2の3個はこれらが結合する窒素原子と一緒になって、 5から7個の原子を各環中に含有する縮合環構造を形成し、 そして場合によっては一つあるいはそれ以上の基R2は親水性官能基により置換
され、そして 基R3は同一か、あるいは異なり、そして各々はR2または基OR2(ここで、R2 は上記に定義された通りである)であり、または Hetは芳香族の窒素−、リン−あるいはイオウ−、好ましくは窒素含有の環、
例えばピリジンである) の基である。
であり、好ましくはメチルである。
、例えばスルホ−、カルボキシ−またはホスホベタインであってもよい。ベタイ
ン基は、全体としての帯電を有してならず、それゆえ、好ましくはカルボキシ−
またはスルホベタインである。それがホスホベタインである場合には、ホスフェ
ート末端基は、ジエステルでなければならず、すなわちアルコールによりエステ
ル化されていなければならない。このような基は一般式V
であり; Vはカルボキシレート、スルホネートまたはホスフェートジエステル(1価に
帯電した)アニオンであり; R4は原子価結合(A4と一緒に)またはアルカンジイル、−C(O)アルキレ
ン−または−C(O)NHアルキレン好ましくはアルカンジイルであり、そして
好ましくは1から6個の炭素原子をアルカンジイル鎖中に含有し; 基R6は同一か、あるいは異なり、そして各々は水素または1から4個の炭素
原子のアルキルであるか、あるいは基R6はこれらが結合している窒素と一緒に
、5から7個の原子のヘテロ環を形成し;そして R7は1から20個、好ましくは1から10個、更に好ましくは1から6個の
炭素原子のアルカンジイルである。
も好ましく、基R8が双方ともメチルであることは更に好ましい。
基が結合している)が連結基によりこの生物適合性ポリマーの骨格に結合されて
いるアミノ酸部分を有していてもよい。このような基は一般式VII
であり、 R9は原子価結合(場合によっては、A5と一緒に)またはアルカンジイル、−
C(O)アルキレン−または−C(O)NHアルキレン、好ましくはアルカンジ
イルであり、そして好ましくは1から6個の炭素原子を含有し;そして そして基R10は同一か、あるいは異なり、各々は水素または1から4個の炭素
原子のアルキル、好ましくはメチルであり、あるいは基R10の2あるいは3個は
これらが結合する窒素原子と一緒になって、5から7個の原子を含有する脂肪族
ヘテロ環を形成し、あるいは基R10の3個はこれらが結合する窒素原子と一緒に
なって、5から7個の原子を各環中に含有する縮合環構造を形成する。この両性
イオン型モノマーと疎水性コモノマーは、好ましくは1:(1−10)、好まし
くは1:(1.5−4)の範囲の重量比で重合で使用される。
り、pは一般式IIに関連して定義された通りであり、tは1であり、uは1か
ら10である。
使用するモノマーのモル比と実質的に同一である。
モノマーと疎水性コモノマーが一緒に溶解し、そして重合の終了時に溶液中にポ
リマーが保持されるように選ばれる。好適な溶媒は、グリコールを含む低級アル
カノール、アルカノエート及びアルコールまたはエーテルの低級アルキルエステ
ル等のエステルとの混合物、並びにグリコールエーテルを含むエーテルを含む。
グリコールを含むアルコールの例は、メタノール、エタノール、プロパン−2−
オール、プロパン−1−オル、及びブタノールである。エーテルの例はテトラヒ
ドロフラン及びジエチルエーテルである。エステルの例は酢酸エチル、酢酸プロ
パン−1−イル、及び酢酸プロパン−2−イルである。しばしば、重合溶媒系を
形成するために、溶媒の混合物が使用される。例えばアルコールとエステルの混
合物が好都合であることが見出されている。エステル単独ではポリマーの溶媒に
ならない傾向があるが、生成物混合物中での少量での存在は回収ステップを改善
する。一つの特に好ましい組み合わせは、多量のプロパン−2−オールと少量の
酢酸プロパン−2−イルである。例えば、エステルに対するアルコールの混合物
は、重量で10:1から1.5:1の範囲、最も好ましくは5:1から2:1の
範囲にある。
ノマー及び/または開始剤を溶解した任意の溶媒、及び必要ならば、モノマー添
加に平行して重合の間に、あるいはモノマー供給期が完結した後に添加される、
溶媒から構成される。モノマー供給期の開始に先立つ反応容器中に溶媒は、モノ
マー溶液中の溶媒に組成が同一か、あるいは異なってもよい。好ましくは、これ
は同一の、あるいは異なる比の同一成分からなる。
各々のモノマーを含有する溶液を反応容器に同時に供給してもよい。モノマーを
別々に添加する場合には、2つのモノマー溶液を、実質的に一定の速度で、そし
て結果として一方のモノマーの他方のモノマーに対する一定の比で添加するか、
あるいは重合容器中のモノマーの一定の比を維持するように、添加速度の比を適
合させてもよい。これは最も好都合であり、モノマーを、重合容器に添加する前
に一緒に混合する場合に良好な結果が得られる。一般に、予備混合したモノマー
の溜めを形成し、混合したモノマー溶液をこの溜めから反応容器中に供給する。
あるいは、2つのモノマーの別々の溶液を反応容器への添加の直前に予備混合し
て、モノマーの比をコントロールし、重合方法の間に所望ならば変えるようにし
てもよい。
重合容器中の重合混合物を、高い温度とし、概ね一定の温度とするのが好都合で
ある。容器を還流に保って、実質的に一定の温度を与えるのが特に好都合である
。この反応容器は一般に大気圧にある。重合溶媒系の選択は、更に好適な還流温
度に依存するものであってもよい。概ね、反応温度は、45から120℃の範囲
、最も好ましくは60から100℃の範囲、例えば80から90℃の範囲にある
。
。開始剤の反応温度が室温よりも高いという前提では、開始剤をモノマー溶液あ
るいはその一つの中に一緒に溶解することが好都合である。この開始剤は、開始
が反応容器中で、通常重合容器中の温度で起こるように選ばれる。好適な熱開始
剤は、α−アゾ−イソブチロニトリル(AIBN)、ビス(4−t−ブチルシク
ロヘキシル)パーオキシジカーボネートまたはt−ブチルパーオキシピバレート
である。あるいは、系の一つの成分が反応容器中に存在し、他の成分がモノマー
溶液と例えば一緒に溶解され、同時に添加されるレドックス開始系を使用するこ
とが可能である。この開始剤は、例えばモノマー重量基準で0.05から2%、
好ましくは0.1から1重量%の範囲の全量で使用される。
因子は、モノマーを添加する速度である。このように、重合容器中でのモノマー
の消費速度は、容器へのモノマーの添加速度と実質的に同じである。この結果モ
ノマー比はモノマー供給段階の間で、重合が完結に近く、残存モノマーから判断
して、例えば少なくとも90%完結した、例えば少なくとも95%完結した終期
において実質的に一定である。それにも拘わらず、モノマー供給が完結した後も
重合を継続させるのが好ましい。これは結果として、残存モノマーを極めて低い
レベルに低減させる。
,000から106の範囲、更に好ましくは(1−5)×105Dの範囲の分子量
を有する。
ことを含むステップにより生成物混合物から回収される。沈澱液体との接触の前
に生成物混合物から重合溶媒系を一部あるいは実質的に完全に除去することが望
ましいが、一般に生成物混合物を沈澱液体と直接に混合することが有利であるこ
とが見出されている。重合溶媒系を完全に蒸発した場合、沈澱に先立ちポリマー
を再溶解することが必要である。好適な沈澱液体はアセトンである。
るので、重合溶媒は好ましくは沈澱ステップに保持される。好ましくは、生成物
混合物と沈澱液体は、回収容器に同じ期間にわたって併行して添加される。この
方法によって、重合溶媒に対する沈澱液体の実質的に一定の比を維持することが
可能になり、単離方法を最適化する。単離を改善するために、ポリマーを好適な
溶媒中に再溶解した後、この沈澱を繰り返してよい。好ましくは、ポリマー溶液
と沈澱液体を回収容器に併行して添加する。
来技術のワンポット方法と同じように高く、2回の沈澱の後、概ね例えば80あ
るいは85%以上であることを見出している。
異なる反応性定数を持つ両性イオン型モノマーと疎水性コモノマーは、通常異な
る速度で重合する。更には、このモノマーは異なるタイプよりも同じタイプの末
端基を持つ成長ポリマー鎖と反応し、ブロック性コポリマーを形成する傾向があ
る。本発明のポリマーは、分子スケール及びサブ分子スケールで更に低い組成変
動を持つ傾向がある。
ーミエーションクロマトグラフィでの分子量定量による本発明の重合方法により
生成するコポリマーの物理的及び化学的キャラクタリゼーションによっても、W
O−A−93/01221の「ワンポット」方法により製造したものと比較して
、この2つのポリマーの区別は可能でない。しかしながら、本発明者らは、選ば
れた分析用ポリマー溶媒系における溶解性パラメーターを基準として、このポリ
マーを識別することができることを見出した。
水性モノマーとの組み合わせは、普通でない溶解性の両親媒性ポリマーを生じる
。例えば、コーティング方法で使用するポリマーを溶解する溶媒は、いずれも両
性イオン型頭部基と長いアルキル鎖の双方を溶媒和する能力がなければならない
。本発明者らは、異なる極性の混和性溶媒を用いる混合溶媒系によりポリマーの
最適な溶媒和が可能になることをNMRによって示した。このポリマーが従来技
術のワンポット方法により製造され、相対的にブロック性である場合には、低級
アルカノールの使用では、このポリマーの疎水性領域の溶媒和が不適切である。
高級アルカノールを使用することは、従来技術のコポリマーを適切に溶媒和する
ことができるが、湿ったコーティングからの溶媒除去が高い温度及び/または長
時間を必要とし、完結に至らせるのが困難である点で不利である。高粘度により
コーティングの形成が不満足であることもある。
ソプロパノール等の低級アルカノール中で濁った溶液を生成することを示した。
この濁りは、非溶解の粒子状物質の微細な懸濁物により引き起こされるが、単離
され、親水性基に対して高い比の疎水性基を含有するポリマーからなることが示
され。上述の従来技術で使用するような塩素化アルカンとアルコールの混合物を
含んでなる溶媒系の使用は、従来技術のブロック性コポリマーの適当な溶媒和を
もたらす一方で、塩素化溶媒の使用は、環境の観点から一般に望ましくない。ま
た、ある基材は、このような溶媒により悪影響を受けることもある。
り製造されるものと異なると理解することができる。下記の実施例は、このポリ
マーの間の差異を示す、更なるデータを提供する。この新規なポリマーは、広い
範囲の基材をコーティングするのに特に望ましい性質を有する。本発明は、コー
ティング溶媒系中の新規なポリマーの溶液を含んでなるコーティング組成物を包
含する。このコーティング溶媒系は、アルコール、エステルまたはエーテル及び
アルカン、及びこれらの混合物を含んでなってもよい。アルコール及びアルカン
、またはアルコールと水等の混和性溶媒の二元混合物を使用してもよい。アルコ
ールは、C1-10アルカノール、特にメタノール、エタノール、プロパン−1−オ
ル、プロパン−2−オール、ブタン−1−オル、ブタン−2−オル、ヘキサノー
ル及びオクタノールを含む。アルカンは、直鎖、分岐したあるいは環状であって
もよいC5-8アルカン、例えばn−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン及び
シクロヘキサンを含む。溶媒の混合物は、容積で10:1から1:10の比、例
えば5:1から1:5の範囲であってもよい。
は実質的に不溶であり、20から40%のIPAで、及び100%のIPAで実
質的に完全に可溶であり、そして60−90%のIPAで実質的に不溶であるよ
うな、プロパン−2−オール(IPA):水の溶解性能を持つ、1:(1−5)
、(1.5−3)の範囲の比(モノマー基準で)の一般式Iの両性イオン型モノ
マーと一般式IIの疎水性コモノマーのコポリマーの新規な溶液であって、この
新規な溶液中のコポリマーが各々25Cで少なくとも1kPaの蒸気圧を持つ、
混和性液体の混合物を含んでなる溶媒系中で1から200mg/mlの範囲の濃
度であり、この溶液が50NTU未満の濁度を持つものが提供される。
nway)濁度計605で試験し、濁度を記録する濁度試験により求められる。
また、この新規な溶液の濁度もこの装置で試験する。
適当なコーティング安定性をもたらすコーティング基材に好適である。このコポ
リマーは、20−40容積%のIPAの範囲で実質的に完全に可溶であるが、ポ
リマー中のモノマーの低ブロック性、改善されたランダム分布の結果である。ま
た、このコポリマーは、多分、実質的に非水化された形のポリマーの特別なコン
ホーメーションにより100%のIPA中に実質的に完全に可溶である。60−
90%の範囲の中間的なIPA含量においては、このポリマーは不溶である。
0であり、nが2であり、そしてxが式IIIの基であり、好ましくはその中で
A2及びA3が−O−であり、W+が−W1NR23である、式Iのモノマーから選ば
れる。更に好ましくは、xは式IVの基である。疎水性コモノマーにおいては、
pは好ましくは4から18、更に好ましくは8から16であり、そしてCpH2p+ 1 は直鎖である。
液中のコポリマーは、特に望ましいコーティング性能を有する。このコポリマー
は、完全に溶解したコーティング溶媒系からコーティングされる場合、極めて良
好な生体適合性能の平滑で、均一なコーティングをもたらす。
ール混合物からなるのが好ましい。このアルコールはメタノールであってもよい
が、好ましくはC2-4アルコールであり、更に好ましくはエタノールとイソプロ
パノールから選ばれる。この溶媒系は、好ましくはコポリマーが実質的に完全に
可溶である比率の、及びポリマーが充分に溶解する濃度の水とイソプロパノール
の混合物である。好ましくは、コーティング組成物中のコポリマーの濃度は、1
−200mg/mlの範囲、最も好ましくは5−50mg/mlの範囲、例えば
10−20mg/mlである。好ましくは、アルコール:水の比は、(99−1
):1、更に好ましくは(20−3):1の範囲にある。
0%、最も好ましくは少なくとも80容積%の水の、高水含量の水:アルコール
溶液を提供することが可能であることを見出した。それにも拘わらず、このポリ
マーは、疎水性基材上にコーティングし、次に水性環境中で使用した場合、安定
した接着性を持つことが見出されている。高水含量の溶液は、高濃度のアルコー
ルにより、あるいは他の有機溶媒系により悪影響を受けるコーティング基材に特
に有用であることが見出されている。コーティング系に敏感であるこのような基
材は、膜と他の多孔性基材を含む。
ールと水の混合物からなる溶媒中の1:(1.5から10)の範囲のモル比の式
Iの両性イオン型モノマーと式IIの疎水性コモノマーのコポリマーの水性/ア
ルコール性溶液であって、ポリマーの20mg/ml溶液が50NTU未満の濁
度を持つように、このアルコールとそのレベルが選ばれるものが提供される。
の濁度値を有する。
は一塩基性アルコールである。このアルコールは、好ましくは25Cで少なくと
も0.1、好ましくは少なくとも1.0、例えば少なくとも2.0から20Pa
迄の、好ましくは5から20kPaの範囲の蒸気圧を有する。好適なアルコール
は、メタノール、エタノール、プロパン−1−オル、プロパン−2−オール、ブ
タン−1−オル、ブタン−2−オル、メチル−1−プロパノール、メチル−2−
プロパノール、ペンタン−2−オル、ペンタン−1−オル、ヘキサン−1−オル
及びヘキサン−2−オルである。特に好ましいのは、プロパン−2−オール(2
5Cで蒸気圧6.02kPa)である。
物を1:(0.1−10)の範囲の容積比で含んでなるコーティング溶媒系中で
1:(1−10)の範囲のモル比の一般式Iの両性イオン型モノマーと一般式I
I疎水性コモノマーから生成するコポリマーのコーティング溶液が提供される。
あり、すなわち50NTU未満の濁度値を有する。この溶液は、好ましくはこの
溶媒系中で1−200mg/mlの範囲、好ましくは5−50mg/mlの範囲
、例えば10−20mg/mlの範囲のポリマー濃度を有する。
り溶媒をコーティングから除去して、ポリマーコーティングした表面を得る新規
なコーティング方法で使用される。
カン、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン及びシクロヘキサンである。このアル
コールは、アルカンと完全に混和性であるように選ばれる。好適なアルコールは
、第3の局面に関連して上述したものであり、好ましくはエタノールとイソプロ
パノールから選ばれる。
の第2の局面に関連して特定したような好ましいモノマーから形成される。好ま
しくは、このモノマー比は、このポリマーが水(100%)に不溶であるように
選ばれる。
使用してもよい。このコーティング方法においては、熱及び/または減圧の印加
の下で溶媒の除去を行ってもよい。この条件は、ポリマー及び/または基材への
損傷を最少にして、コーティングの平滑さを最適化し、そして可燃性溶媒が存在
する場合高温を避けるように選ばれる。
フェート,内部塩)−コ−(n−ドデシルメタアクリレート)1:2コポリマー の製造 この両性イオン型モノマー(48g,0.163モル)(HEMA−PC)を
P2O5で乾燥したグローブボックスの環境中で秤量した。ドデシルメタアクリレ
ート(ラウリルメタアクリレート,LM)(82.8g,0.326モル)とα
−アゾ−イソブチロニトリル(AIBN)開始剤(0.2g,0.15%)を空
気中で秤量した。水コンデンサー、窒素ガス流通及びモノマ供給チューブを取り
付け、そして無水イソプロパノール(イソプロピルアルコール、IPA)(12
0g)及び酢酸イソプロピル(40g)溶媒を入れた3口反応フラスコを、溶媒
系が約83℃の温度で還流するように加熱した90℃の油浴に漬けた。モノマー
と開始剤をイソプロパノール(108g)、酢酸イソプロピル(56g)溶媒中
に溶解し、パラフィルムでシールしたメスシリンダー中で磁気攪拌した。この反
応混合物を、蠕動性ポンプによりメスシリンダー内に置いたポリプロピレンチュ
ーブからシリコーンチューブを通して吸引し、加熱した反応容器に滴下の方法で
入れた。加熱した容器への完全な移液は2時間かかった。この反応物をもう1時
間攪拌した。酢酸イソプロピル(6g)中に溶解したAIBN開始剤(0.4g
)の第2の装入液を添加し、この反応混合物を更に2時間攪拌し、合計反応時間
を5時間とした。
ーからポンプ吸引し、400mlのアセトンと4Omlのイソプロパノール中に
滴下して沈澱させた。また、併行して2800mlのアセトンも1時間かけてポ
ンプ注入した。白色固体生成物がアセトンから沈降して、僅かに曇った上澄みを
残した。この上澄みを除去し、この白色固体を200mlのイソプロパノール中
に再溶解した。同じ容積と溶媒と混合方法を用いて、この沈澱を繰り返す。この
生成物をブフナーフラスコと113ワットマンの湿潤強化したフィルターペーパ
ーにより分離し、室温の真空オーブン中で24時間迄の間乾燥した。この生成物
を秤量して(98g)、75重量%の収率を得、褐色ガラスバイアル中にビン詰
めし、冷凍した。ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により、ウ
オータース(Waters)717オートサンプラー、ウオータース510ポン
プ、アサヒパック(Asahipak)GS<700カラム及びビスコテック(
Viscotek)T60光散乱型検出器を用いて、分子量を求め、(2−6)
×105Dの範囲にあることを見出した。実施例2 1:1及び1:4のコポリマー比 実施例1の重合方法を用いて、同一の両性イオン型モノマーと疎水性コモノマ
ーのコポリマーを1:1及び1:4のモル比で合成した。異なるモノマー比の使
用とは別に、溶媒が同じであれば、反応条件は同一であった。実施例3 モノマーの不足した重合対ワンポット重合の生成物の溶解性 実施例1及び2で製造したコポリマーとWO−A−93/01221の実施例
1によりイソプロパノール:酢酸エチル43:17中で製造したHEMA−PC
とドデシルメタアクリレート1:2のワンポットのコポリマーを比較の溶解性試
験にかけた。このポリマーを20mg/mlの濃度でイソプロパノール−水組成
が異なる種々のイソプロパノール:水混合物中に溶解した。簡潔に、このポリマ
ーを100%のアルコールに添加した。適当な量の水を添加して、所望の比の水
に対するアルコールを得、この混合物を振とうした。沈澱がない場合には、溶液
をゲンウエイ濁度計装置で濁度について試験した。この濁度をNTUで記録する
。
が、事実、200NTUと示される濁度を持つポリマーは不溶であり、この値を
任意の値として選ぶ。この濁度計で求められる濁度値は、正確に200NTUで
ないかもしれない。図1は、ワンポットの比較のコポリマーとモノマーの不足し
た重合方法で形成された本発明のポリマーの間の溶解性能の差異を示す。この比
較のポリマーは、すべての比の水:イソプロパノール中で不溶である。対照的に
、本発明のコポリマーは、20から40容積%の範囲でイソプロパノール含量に
対して「透明性の窓」を有する。
で製造したコポリマーが100%のイソプロパノール中では可溶であるが、すべ
ての濃度の水で実質的に不溶であることを示す。高レベルの、例えば50モル%
の両性イオン型モノマーのコポリマーに対しては、このポリマーは傾向として、
55あるいは57容積%未満のすべてのレベルのIPA中また100%の水中で
も可溶である。このようなコポリマーは、傾向として水性環境で使用する基材上
で安定性が不充分である。しかしながら、両性イオン型モノマー:疎水性コモノ
マーの1:2混合物から形成されるコポリマーは、20−40%の範囲のイソプ
ロパノール含量で透明性の窓を有し、水及び低水含量の混合物中で不溶である。
このようなコポリマーは、疎水性基材上で適当なコーティング安定性を与える。実施例4 モノマーの不足した方法とワンポットの方法における残存モノマーのモニターリ ング 実施例3の1:2ポリマーに対する重合のワンポットの方法とモノマーの不足
した方法を、重合の進行の間残存モノマーについてモニターし、関連の時間に重
合混合物に添加した全モノマーのパーセントとして示した。この結果をそれぞれ
図3a及び3bに示す。これらのプロットを一緒にし、そして図4は残存する個
別モノマーのパーセントを時間の関数として示す。時間に対しては対数スケール
を使用するが、モノマー供給方法はもっと迅速であり、実質的に同じ収率を持つ
ことが認められる。グラフでは、HEMA−PCモノマーをMPCと称している
。
MPC)モノマーに対する%残存LMモノマーを示す。これは、モノマー供給に
対するプロットが傾向として直線であり、LM軸上の切片が原点に近いことを示
す。 y=ax+b (式中、yは%残存LMであり、そしてxは%残存MPCである) により表されるこの点を通る最良の直線は、本発明に対しては0.9から1.1
の範囲のaであり、−10から10の範囲のbでなければならない。
.97以上である。理想的には、この関係はy=xである。ワンポットの結果の
比較は、これらが直接の相関を持たず、むしろ残存%LMが残存HEMA−PC
よりも常に高く、しばしば10%以上も高いことを示す。このように、モノマー
供給方法は、この2つのモノマーのモル比が重合の間10%以上は変わらず、一
方ワンポットの方法はこの試験を充たさないという、特許請求の範囲の要件に合
致する。
、一方、ワンポットの方法においては、一方のモノマーが他方のモノマーよりも
はるかに大きい速度でポリマー中に移され、一様でないポリマー組成物を生じる
ことを示す。この出願の進行の初期に生成したポリマーは、後期に生成したもの
とは異なる組成を有する。実施例5 新規なコポリマーのアルコール/水混合物中の溶液 実施例1で製造したコポリマーを100/0−0/100の範囲のアルコール
/水含量の3つの異なるアルコールと水の混合物に溶解した。このアルコールは
、メタノール(MeOH)、エタノール(EtOH)及びイソプロパノール(I
PA)であった。この溶液の濁度を実施例3と同じ方法で定量する。
双方に対して僅かに異なるアルコール/水レベルにおいてであるが、透明性の窓
を持つことを示す。実施例6 モノマーの不足した重合対ワンポットの重合の生成物の100%のアルコール溶 液のコーティング性能 実施例1の方法により製造したポリマーと従来技術の1:2コポリマーを各々
100%のメタノール、エタノール及びイソプロパノール中に溶解し、粗さ試験
用に基材上にコーティングした。この基材はカバーガラスであった。ジクロロメ
タン中10分間の超音波照射により溶液を製造した。この溶液は20mg/ml
であり、浸漬コーティングによりコーティングし、そして約3mm/秒で取り出
し、室温で24時間乾燥した。
truments),ナノスコープ(Nanoscope)III制御ユニット
付きのAFMディメンション(Dimension)3000モデル)「タッピ
ングモード」(商標)で粗さの定量を行った。この結果を下記の表1に示す。
液のコーティング性能 実施例1により製造したポリマーを使用して、実施例5に概ね述べたコーティ
ング方法を用いて100%のエタノールとイソプロパノールから及び20:80
アルコール:水(容積で)混合物からコーティングをもたらす。このコーティン
グを実施例6の粗さ試験にかけた。この結果を添付の表に示す。
溶媒系の範囲で溶解(10g/lで)し、実施例6に述べた一般的な方法を用い
て、予めクリーニングしたカバーガラス上にコーティングした。水滴に対する静
的接触角を求めることにより、コーティングした基材を表面濡れ性試験にかけた
。この結果を表3に示す。
示唆されている。水性アルコール溶液の結果は有望なものであり、単一溶媒アル
コール系に対するよりも著しく低い静的接触角を示す。実施例9 血液濾過材料のコーティング 実施例1のポリマーの70:30水:IPA混合物中及びニートなIPA中の
500mlの5g/l溶液中に浸漬することにより、ポール社(PallCor
p.)製の微細ポリエチレンテレフタレートファイバーから形成される布を含ん
でなる白血球フィルターをコーティングした。このフィルター材料を数時間乾燥
した。既知の表面張力の一連の標準溶液の単一液滴を置き、この液滴が表面を完
全に濡らすかどうかを観察することにより、このコーティングされたフィルター
を臨界濡れ表面張力(CWST)について試験した。この充填剤を濡らさない最
高表面張力を持つ溶液とこの充填剤を濡らす最低表面張力を持つ溶液の表面張力
の中間としてこの表面エネルギーを示した。この結果をコーティングしていない
フィルターに比較したのと同じ方法で試験したコーティングしていないフィルタ
ーと比較する。コーティングしていないフィルターのCWSTは50ダイン/c
mであり、ニートなIPAからコーティングしたポリマーによりコーティングし
たフィルターは58ダイン/cmに増加し、そして水性アルコール溶液からコー
ティングしたフィルターは65ダイン/cmに増加した。
液がフィルター中にしみ込む平均時間を持つ、試験溶液の一つの液滴と接触させ
た。水性アルコール溶液からコーティングしたフィルターは、ニートなIPA溶
液からコーティングしたフィルターの約3分の1の時間でこの溶液を吸収する。
ィルターは、血液との接触後で測定して、そして血液と接触した表面を観察する
ために走査型電子顕微鏡を用いて、血栓形成と細胞沈積に適当な抵抗性を有して
いた。実施例10 アルコール:アルカン混合物中の溶液 実施例1で製造したポリマーと実施例3で参照したワンポットの方法により形
成された比較のポリマーを、10g/lのポリマー濃度でのヘキサン:アルコー
ル混合物中での溶解性能について試験した。使用したアルコールは、エタノール
とイソプロパノールであった。この新規なポリマーに対しては、ポリマーを完全
に溶解する(肉眼的に透明な溶液を生じる)には、1.2%のエタノールまたは
4.6%のイソプロパノールが必要であることが判明した。従来技術のポリマー
については、2.2%のエタノールまたは6.3%のイソプロパノールが必要で
あった。これらの差は有意であり、低アルコールレベルは、コーティングすべき
基材が例えばポリウレタンである場合には、利点を有すると期待される。実施例11 コモノマー中のアルキル鎖の長さの変化の影響 ドデシルメタアクリレートの代わりに、同じ重量の他のアルキルメタアクリレ
ートを使用することにより、実施例1を繰り返した。次に、生成した0.1gの
ポリマーを溶解して、3mlのアルコール中の溶液を形成した。このアルコール
とアルキル鎖長は表4に示した通りである。このアルコールのポリマー溶液に、
振りながら水を添加し、そしてこの水性のアルコール溶液を観察して、少容積の
水の添加時に直ちに曇りが現れるかどうかを判定した。そうである場合には、更
に水を合計の容積で約10ml迄添加して、曇りが消散したかどうかを、すなわ
ちこのポリマーがいずれかの水:アルコール比で透明性の窓を示すかどうかを判
定した。表4では、チェック(レ)は、透明性の窓が発現することを意味し、ダ
ッシュ(−)は、このポリマーが試験したすべての水:アルコール比で可溶であ
ることを意味する。カッコ内のチェックは、この曇りがこの10mlの溶液を加
温した時のみに消散したことを意味する。
性コモノマー(LM)に対する両性イオン型モノマー(HEMA−PC)を使用
した。この2:1及び1:1コポリマーは、相対的に水可溶であり、そこで水性
環境で使用すべき表面上で安定なコーティングを形成しない。このポリマーは、
ニートなイソプロパノール中に可溶である点で1:2コポリマーと類似の性能を
発揮した。この2:1及び1:1及び1:2コポリマーはメタノールに可溶であ
り、このメタノール溶液への水の添加はこれらを曇化させることはなかった。エ
タノール、イソプロパノール及びn−プロパノール中の1:4コポリマー溶液へ
の水の添加はポリマーを沈澱させ、この沈澱は更に水を添加した時に不可逆であ
った。このポリマー溶媒の組み合わせは、図1に図示したものに類似した窓を示
さない。この2:1、1:1及び1:2コポリマーに対しては、このメタノール
溶液への水の添加は、この溶液を曇化に転じることはなかった。エタノール、イ
ソプロパノール及びn−プロパノール中のこれらの3つのポリマーの溶液に対し
て、水の添加は最初に曇りを生じるが、この曇りは水の量を増加した時に消散す
る。
置き換えると、ドデシルメタアクリレートから誘導される類似物に比較して異な
る溶解性能が発現するが、これは、これらのポリマーがドデシルメタアクリレー
トに比較して混合物中のブチルメタアクリレートモノマーの高モル含量によりア
ルキルメタアクリレートから誘導される単位の長いブロックを含んでなる、ブロ
ック性の程度が大きい可能性があるという事実の結果であるかもしれない。
Claims (23)
- 【請求項1】 実質的にa)一般式I 【化1】 (式中、nは2から24であり;mは0から20であり;基R1のうちで、一つ
はメチルまたは水素であり、残りはすべて水素であり;そしてXは両性イオン型
基である) の1モル部の両性イオン型モノマーと b)一般式II 【化2】 (式中、pは1から24である) の1から10モル部の疎水性コモノマーのみからなるエチレン型不飽和モノマー
を、モノマー混合物とポリマーが可溶である溶媒系中の溶液中で共重合させ、こ
の方法において、モノマー溶媒に溶解したモノマーを、上記溶媒系からなる溶媒
とラジカル開始剤を入れた反応容器中に、重合が起きる条件下で予め決めたモノ
マー供給速度でモノマー供給期にわたって一定に供給し、それにより、反応容器
中での疎水性コモノマーに対する両性イオン型モノマーのモル比をモノマー供給
期の間実質的に一定(±10%)に維持する、重合方法。 - 【請求項2】 mが0であり、そしてnが2から4、好ましくは2である請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 pが少なくとも4、好ましくは6から18、更に好ましくは
8から16、最も好ましくは12である請求項1または請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 CpH2p+1が直鎖基(CH2)pHである先行する請求項のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 Xが一般式III 【化3】 (式中、部分A2及びA3は同一か、あるいは異なり、−O−、−S−、−NH−
または原子価結合、好ましくは−O−であり、そしてW+はアンモニウム、ホス
ホニウムまたはスルホニウムのカチオン性基及び好ましくはC1-12−アルカンジ
イル基であるアニオン性とカチオン性部分を連結する基を含んでなる基であり、
好ましくは式中W+は式−W1−N+R2 3、−W1−P+R3 3、−W1−S+R3 2また
は−W1−Het+ (式中、W1は場合によっては一つあるいはそれ以上のエチレン型不飽和二重結
合または三重結合を含有する1個あるいはそれ以上、好ましくは2−6個の炭素
原子のアルカンジイル、ジ置換アリール(アリーレン)、アルキレンアリーレン
、アリーレンアルキレン、またはアルキレンアリールアルキレン、シクロアルカ
ンジイル、アルキレンシクロアルキル、シクロアルキルアルキレンまたはアルキ
レンシクロアルキルアルキレンであって、基W1が場合によっては一つあるいは
それ以上のフッ素置換基及び/または一つあるいはそれ以上の官能基を含有する
ものであって;そして 基R2のいずれかは同一か、あるいは異なり、そして各々は水素または1から4
個の炭素原子のアルキル、好ましくはメチル、またはフェニル等のアリールであ
るか、あるいは基R2の2個はこれらが結合する窒素原子と一緒になって、5か
ら7個の原子を含有する脂肪族ヘテロ環を形成し、あるいは基R2の3個はこれ
らが結合する窒素原子と一緒になって、5から7個の原子を各環中に含有する縮
合環構造を形成し、そして場合によっては一つあるいはそれ以上の基R2は親水
性官能基により置換され、そして 基R3は同一か、あるいは異なり、そして各々はR2または基OR2(ここで、R2 は上記に定義された通りである)であり、または Hetは芳香族の窒素−、リン−あるいはイオウ−、好ましくは窒素−含有の環
、例えばピリジンである) の基である) を有する先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 一般式IV 【化4】 (式中、基R4は同一か、あるいは異なり、各々は水素またはC1-4アルキルであ
り、そしてqは1から4であり、好ましくは基R4は同一であり好ましくはメチ
ルである) 請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 該溶媒系がアルコールとエステル、好ましくはプロパン−2
−オールと酢酸プロパン−2−イルの混合物を含んでなる先行する請求項のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項8】 モノマーの双方を含有する一つの溶液が反応容器に供給され
る先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 反応容器の内容物が容器に供給されるのに先立ってモノマー
に比較して高い温度にある先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項10】 実質的に全モノマー供給期の間開始剤に対するモノマーの
比が実質的に一定に保たれるように、モノマー供給期の間開始剤が重合容器に供
給される先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項11】 i)生成物混合物をポリマーの非溶媒である沈澱液体と混
合し、そしてii)好ましくは生成物混合物からいかなる重合溶媒も実質的に先
行除去せずに、生成物溶媒中の溶解した副生成物から沈澱ポリマーを分離するこ
とにより、生成物ポリマーが回収される先行する請求項のいずれかに記載の方法
。 - 【請求項12】 該生成物混合物が溶解ポリマーを含有し、そして沈澱溶媒
が併行して添加され、ある時間にわたって回収容器中で混合される請求項11に
記載の方法。 - 【請求項13】 沈澱ポリマーがC1-4アルコールまたはこれらの混合物、
または混和性共溶媒、好ましくはC5-12アルカン(シクロアルカンを含む)、好
ましくはヘキサンまたはヘプタン、または水との混合物を含んでなる溶媒中に再
溶解される請求項11あるいは12に記載の方法。 - 【請求項14】 該生成物ポリマーが2×104から106、好ましくは少な
くとも5×104の範囲、更に好ましくは(1−5)×105の範囲の平均分子量
(Mn)を持つ先行する請求項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項15】 このポリマーが0−5%のプロパン−2−オールの混合物
には実質的に不溶であり、20から40%のプロパン−2−オールで、及び10
0%のプロパン−2−オールで実質的に完全に可溶であり、そして60−90%
のプロパン−2−オールで実質的に不溶であるような、プロパン−2−オール:
水の溶解性能を持つ、各々25Cで少なくとも0.1kPaの蒸気圧を持つ混和
性液体の混合物を含んでなる溶媒系中で提供された1−200mg/mlの範囲
の濃度の、1:(1.5−3)の範囲の比の請求項1に定義したような一般式I
の両性イオン型モノマーと請求項1に定義したような一般式IIの疎水性コモノ
マーのコポリマーの溶液であって、50NTU未満の濁度を持つ溶液。 - 【請求項16】 該溶媒系がアルコールと水、好ましくはC1-10アルカノー
ルと水の混合物を含んでなる請求項15に記載の溶液。 - 【請求項17】 該アルコールがエタノールまたはプロパン−2−オールで
ある請求項16に記載の溶液。 - 【請求項18】 10:1から1:5の範囲の容積比のアルコールと水の混
合物からなる溶媒系中の1:(1.5から10)の範囲のモル比の、請求項1に
定義したような一般式Iの両性イオン型モノマーと請求項1に定義したような一
般式IIの疎水性コモノマーのコポリマーの水性−アルコール溶液であって、こ
のポリマーの20mg/ml溶液が50NTU未満の濁度を持つように、このア
ルコールとそのレベルが選ばれる溶液。 - 【請求項19】 20NTU未満の濁度値を持つ請求項18に記載の溶液。
- 【請求項20】 C5-10アルカンとC1-10アルカノールの混合物を1:(0
.1−10)の範囲の容積比で含んでなるコーティング溶媒系中の、1:(1−
10)の範囲のモル比の請求項1に定義したような一般式Iの両性イオン型モノ
マーと請求項1に定義したような一般式IIの疎水性コモノマーから生成するコ
ポリマーを含んで成るコーティング溶液。 - 【請求項21】 該アルカンとアルコールが(1−5):(5−1)の比で
混合される請求項20に記載の溶液。 - 【請求項22】 該コポリマーが請求項2から6のいずれかに定義される通
りである請求項15から21のいずれかに記載の溶液。 - 【請求項23】 該コポリマーが水不溶性である請求項1に記載の溶液。
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