JPH0735829B2 - エレベータ - Google Patents
エレベータInfo
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- JPH0735829B2 JPH0735829B2 JP1211350A JP21135089A JPH0735829B2 JP H0735829 B2 JPH0735829 B2 JP H0735829B2 JP 1211350 A JP1211350 A JP 1211350A JP 21135089 A JP21135089 A JP 21135089A JP H0735829 B2 JPH0735829 B2 JP H0735829B2
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- Japan
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- magnetic pole
- armature
- elevator
- braking
- facing
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D5/00—Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
- B66D5/02—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
- B66D5/24—Operating devices
- B66D5/30—Operating devices electrical
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66D—CAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
- B66D5/00—Braking or detent devices characterised by application to lifting or hoisting gear, e.g. for controlling the lowering of loads
- B66D5/02—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes
- B66D5/12—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes with axial effect
- B66D5/14—Crane, lift hoist, or winch brakes operating on drums, barrels, or ropes with axial effect embodying discs
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/24—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member
- F16D55/26—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member without self-tightening action
- F16D55/28—Brakes with only one rotating disc
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D59/00—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed
- F16D59/02—Self-acting brakes, e.g. coming into operation at a predetermined speed spring-loaded and adapted to be released by mechanical, fluid, or electromagnetic means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0058—Fully lined, i.e. braking surface extending over the entire disc circumference
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D2065/383—Slack adjusters for adjusting the spring force in spring-applied brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2121/00—Type of actuator operation force
- F16D2121/18—Electric or magnetic
- F16D2121/20—Electric or magnetic using electromagnets
- F16D2121/22—Electric or magnetic using electromagnets for releasing a normally applied brake
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベーターに係り、特に巻上機の制動手段と
して電磁ディスクブレーキを用いたエレベーターに関す
る。
して電磁ディスクブレーキを用いたエレベーターに関す
る。
従来、エレベーターの巻上機に用いられている電磁デイ
スクブレーキは、アマチユアの残留磁気による悪影響を
なくすために、実開昭63−173530号公報に記載のように
構成されている。
スクブレーキは、アマチユアの残留磁気による悪影響を
なくすために、実開昭63−173530号公報に記載のように
構成されている。
上記従来技術では、ブレーキの制動時におけるアマチユ
アの釈放速度（復帰速度）が十分ではなく、エレベータ
ー巻上機用電磁デイスクブレーキとした場合、乗かごが
空走運転することがあり、動作特性の面で問題があつ
た。
アの釈放速度（復帰速度）が十分ではなく、エレベータ
ー巻上機用電磁デイスクブレーキとした場合、乗かごが
空走運転することがあり、動作特性の面で問題があつ
た。
本発明の目的は、巻上機用電磁ディスクブレーキの動作
特性を向上したエレベーターを提供することにある。
特性を向上したエレベーターを提供することにある。
本発明の別の目的は、巻上機用電磁ディスクブレーキの
動作時の騒音を低減し得るエレベーターを提供すること
にある。
動作時の騒音を低減し得るエレベーターを提供すること
にある。
本発明の上記目的を達成するために、同心状の内側磁極
と外側磁極を有し、電磁力によってアマチュアを吸着
し、制動ばねによって前記アマチュアを解離させる電磁
ディスクブレーキを巻上機に備えたエレベーターにおい
て、前記電磁ディスクブレーキの前記外側磁極と前記ア
マチュアとの対向部の磁気空隙を、前記内側磁極と前記
アマチュア間の磁気空隙よりも増大させる手段を設け、
かつ前記制動ばねを前記外側磁極側に配置したのであ
る。そして、前記制動体を吸音部材を介して支持し、あ
るいは前記アマチユアの前記円板を対向する側を吸音部
材としたのである。
と外側磁極を有し、電磁力によってアマチュアを吸着
し、制動ばねによって前記アマチュアを解離させる電磁
ディスクブレーキを巻上機に備えたエレベーターにおい
て、前記電磁ディスクブレーキの前記外側磁極と前記ア
マチュアとの対向部の磁気空隙を、前記内側磁極と前記
アマチュア間の磁気空隙よりも増大させる手段を設け、
かつ前記制動ばねを前記外側磁極側に配置したのであ
る。そして、前記制動体を吸音部材を介して支持し、あ
るいは前記アマチユアの前記円板を対向する側を吸音部
材としたのである。
外側磁極側に磁気空隙を増大させる手段を設けたので、
吸着面積の大きい外側磁極の吸着力を低減させ、かつ外
側磁極側に制動ばねがあるので、アマチユアの吸着力の
低い場所を制動ばね力で押圧することになり、アマチユ
アの鉄心からの釈放は円滑に迅速に行われる。また、ア
マチユアの鉄心に対しての吸着及び釈放時に生ずる騒音
を前記吸音部材で吸収するので、低騒音化ができる。
吸着面積の大きい外側磁極の吸着力を低減させ、かつ外
側磁極側に制動ばねがあるので、アマチユアの吸着力の
低い場所を制動ばね力で押圧することになり、アマチユ
アの鉄心からの釈放は円滑に迅速に行われる。また、ア
マチユアの鉄心に対しての吸着及び釈放時に生ずる騒音
を前記吸音部材で吸収するので、低騒音化ができる。
以下本発明の一実施例を第１図〜第７図について説明す
る。第６図に示すようにエレベーター装置は、昇降路１
の頂部に形成した機械室２に巻上機３を設置している。
この巻上機３は第７図に示すように、ロープ６を巻掛け
て乗かご７及びおもり８をつるべ式に吊下げたシーブ４
と、このシーブ４を駆動する電動機９と、この電動機９
と前記シーブ４との間に介在した平行軸歯車減速機10
と、この減速機10の入力軸を利用して装置した電磁デイ
スクブレーキ11とから構成されている。
る。第６図に示すようにエレベーター装置は、昇降路１
の頂部に形成した機械室２に巻上機３を設置している。
この巻上機３は第７図に示すように、ロープ６を巻掛け
て乗かご７及びおもり８をつるべ式に吊下げたシーブ４
と、このシーブ４を駆動する電動機９と、この電動機９
と前記シーブ４との間に介在した平行軸歯車減速機10
と、この減速機10の入力軸を利用して装置した電磁デイ
スクブレーキ11とから構成されている。
そして、前記電磁デイスクブレーキ11は、第１図〜第５
図に詳細を示すように構成されている。減速機10の入力
軸10Sが貫通する減速機箱10Bの外側に、中央に貫通孔12
Hを有する制動体12が前記入力軸10Sと同心となるように
ボルト13によつて固定されている。この制動体12の前記
貫通孔12H内における前記入力軸10S上には、外周にスプ
ラインを形成したスプラインボス14が固定されている。
このスプラインボス14に軸方向にのみ移動できるように
円板15がスプライン結合されている。この円板15の外周
部両面にはランニング16が取付けられ、このランニング
16の一方が前記制動体12の端面に対面している。前記制
動体12はその外周部から軸方向に沿つて複数本のガイド
ピン17を立設し、このガイドピン17にアマチユア18がガ
イドされて軸方向に移動すると共に、前記ランニング16
の他方と対面するように構成されている。このアマチユ
ア18は円板状をなし、その中央には前記入力軸10Sを貫
通する貫通孔18Hを有し、外周側には前記ガイドピン17
を貫通するガイド孔19と後述する付勢ばね34を貫通する
ばね孔20とを穿設している。また、このアマチユア18の
前記ランニング16とは反対側面は、後述する鉄心24の内
側磁極25と対向する磁極対向面21と、この磁極対向面21
よりも前記鉄心24との距離を僅かに大きくした段差面22
とが形成されている。このアマチユア18の磁極対向面21
と段差面22とに対向する位置には前記入力軸10Sと同心
となるように環状に形成された内側磁極25と外側磁極26
とを有する鉄心24が配置されている。また、前記内側磁
極25と前記外側磁極26とは前記アマチユア18とは反対側
で一体に接続されている。そして、前記内側磁極25と前
記外側磁極26とにより形成された環状の凹溝27内には環
状に成形されたコイル30が装着されている。この鉄心24
も中心には前記入力軸10Sを貫通する貫通孔24を有し、
外径側には前記ガイドピン17を貫通するピン孔28と制動
ばね32を収納するばね収納孔29とを有する。このような
鉄心24の支持は、前記ガイドピン17をピン孔28に貫通
し、その貫通端にナツト31をねじ込んで固定する。前記
制動ばね32はその一端がばね収納溝29の底部に当接し、
他端が前記アマチユア18の段差部22の外径側に当接し
て、前記アマチユア18を前記ランニング16側に押圧する
圧縮ばねである。一方、前記アマチユア18の外径側のば
ね孔20内の付勢ばね34は、一端が前記鉄心24の外側磁極
26に当接し、他端が前記制動体12に当接して、前記鉄心
24を制動体12から遠ざける方向に押圧する圧縮ばねであ
る。33は付勢ばね34をガイドするピンである。
図に詳細を示すように構成されている。減速機10の入力
軸10Sが貫通する減速機箱10Bの外側に、中央に貫通孔12
Hを有する制動体12が前記入力軸10Sと同心となるように
ボルト13によつて固定されている。この制動体12の前記
貫通孔12H内における前記入力軸10S上には、外周にスプ
ラインを形成したスプラインボス14が固定されている。
このスプラインボス14に軸方向にのみ移動できるように
円板15がスプライン結合されている。この円板15の外周
部両面にはランニング16が取付けられ、このランニング
16の一方が前記制動体12の端面に対面している。前記制
動体12はその外周部から軸方向に沿つて複数本のガイド
ピン17を立設し、このガイドピン17にアマチユア18がガ
イドされて軸方向に移動すると共に、前記ランニング16
の他方と対面するように構成されている。このアマチユ
ア18は円板状をなし、その中央には前記入力軸10Sを貫
通する貫通孔18Hを有し、外周側には前記ガイドピン17
を貫通するガイド孔19と後述する付勢ばね34を貫通する
ばね孔20とを穿設している。また、このアマチユア18の
前記ランニング16とは反対側面は、後述する鉄心24の内
側磁極25と対向する磁極対向面21と、この磁極対向面21
よりも前記鉄心24との距離を僅かに大きくした段差面22
とが形成されている。このアマチユア18の磁極対向面21
と段差面22とに対向する位置には前記入力軸10Sと同心
となるように環状に形成された内側磁極25と外側磁極26
とを有する鉄心24が配置されている。また、前記内側磁
極25と前記外側磁極26とは前記アマチユア18とは反対側
で一体に接続されている。そして、前記内側磁極25と前
記外側磁極26とにより形成された環状の凹溝27内には環
状に成形されたコイル30が装着されている。この鉄心24
も中心には前記入力軸10Sを貫通する貫通孔24を有し、
外径側には前記ガイドピン17を貫通するピン孔28と制動
ばね32を収納するばね収納孔29とを有する。このような
鉄心24の支持は、前記ガイドピン17をピン孔28に貫通
し、その貫通端にナツト31をねじ込んで固定する。前記
制動ばね32はその一端がばね収納溝29の底部に当接し、
他端が前記アマチユア18の段差部22の外径側に当接し
て、前記アマチユア18を前記ランニング16側に押圧する
圧縮ばねである。一方、前記アマチユア18の外径側のば
ね孔20内の付勢ばね34は、一端が前記鉄心24の外側磁極
26に当接し、他端が前記制動体12に当接して、前記鉄心
24を制動体12から遠ざける方向に押圧する圧縮ばねであ
る。33は付勢ばね34をガイドするピンである。
上記構成の電磁デイスクブレーキ11は通常時には制動ば
ね32の押圧力により、アマチユア18が制動体12側に移動
しており、この状態で前記制動体12とアマチユア18とで
ランニング16を介して前記円板15を挾圧している。この
ため、前記円板15とスプライン結合している入力軸10S
は回転を止められることになる。これが乗かご７の停止
状態となる。このとき、前記鉄心24の内側磁極25とアマ
チユア18の磁極対向面21とは微少空隙g0をもつて対向
し、外側磁極26と段差面22とは前記微少空隙g0よりも大
きい空隙g0をもつて対向している。そして、前記微少空
隙g0の調整は、前記ガイドピン17端のナツト31の調整即
ち、付勢ばね34の押圧方向にさからう方向にねじ込めば
前記微少空隙g0はさらに小さくなり、付勢ばね34の押圧
方向にしたがつて緩めれば前記微少空隙g0は大きくな
る。
ね32の押圧力により、アマチユア18が制動体12側に移動
しており、この状態で前記制動体12とアマチユア18とで
ランニング16を介して前記円板15を挾圧している。この
ため、前記円板15とスプライン結合している入力軸10S
は回転を止められることになる。これが乗かご７の停止
状態となる。このとき、前記鉄心24の内側磁極25とアマ
チユア18の磁極対向面21とは微少空隙g0をもつて対向
し、外側磁極26と段差面22とは前記微少空隙g0よりも大
きい空隙g0をもつて対向している。そして、前記微少空
隙g0の調整は、前記ガイドピン17端のナツト31の調整即
ち、付勢ばね34の押圧方向にさからう方向にねじ込めば
前記微少空隙g0はさらに小さくなり、付勢ばね34の押圧
方向にしたがつて緩めれば前記微少空隙g0は大きくな
る。
一方、エレベーター乗かご７を移動する際には、前記コ
イル30を励磁すると、アマチユア18は鉄心24側に吸引さ
れ、アマチユア18の磁極対向面21が内側磁極25に吸着し
て前記微少空隙g0を零にする。この微少空隙g0が零にな
つたぶんアマチユア18とランニング16との間に隙間がで
き、円板15の回転を可能にする。これにより前記入力軸
10Sが電動機９により駆動され、シーブ４を回転して乗
かご７を昇降させるのである。
イル30を励磁すると、アマチユア18は鉄心24側に吸引さ
れ、アマチユア18の磁極対向面21が内側磁極25に吸着し
て前記微少空隙g0を零にする。この微少空隙g0が零にな
つたぶんアマチユア18とランニング16との間に隙間がで
き、円板15の回転を可能にする。これにより前記入力軸
10Sが電動機９により駆動され、シーブ４を回転して乗
かご７を昇降させるのである。
上記実施例によれば、アマチユア18の外側磁極25との対
向部に磁気空隙を増大させる手段として段差面22を設け
ているので、コイル30を消磁した際の外側磁極25の残留
磁気による段差面22に対する影響は低減され、密着して
いた内側磁極24の残留磁気のみとなる。しかも、残留磁
気の影響が少ない外径側に制動ばね32を配置している。
このため、残留磁気により密着している部分を押して引
剥すよりも、密着している部分から離れた点を押すこと
ができるので、アマチユア18の鉄心24からの引剥しは容
易となり、アマチユア18は迅速にランニング16側に移動
して円板15を制動する。したがつて、前記コイル30の消
磁指令がでてから、アマチユア18が実際に移動し始める
までの時間を短縮することができる。これを第８〜10図
を用いて説明する。ここで、S1は鉄心の内外磁極とアマ
チユアとの空隙を一定としたもの、S2は外側磁極とアマ
チユアとの空隙を内側磁極とアマチユアとの空隙よりも
大きくした上記実施例によるもの、S3は鉄心とアマチユ
アの関係はS1と同じであるが、電磁吸引力そのものを低
く設定したもの、S4は外側磁極とアマチユアとの空隙よ
りも内側磁極とアマチユアとの空隙を大きくしたもの
で、その他の構成は同じである。
向部に磁気空隙を増大させる手段として段差面22を設け
ているので、コイル30を消磁した際の外側磁極25の残留
磁気による段差面22に対する影響は低減され、密着して
いた内側磁極24の残留磁気のみとなる。しかも、残留磁
気の影響が少ない外径側に制動ばね32を配置している。
このため、残留磁気により密着している部分を押して引
剥すよりも、密着している部分から離れた点を押すこと
ができるので、アマチユア18の鉄心24からの引剥しは容
易となり、アマチユア18は迅速にランニング16側に移動
して円板15を制動する。したがつて、前記コイル30の消
磁指令がでてから、アマチユア18が実際に移動し始める
までの時間を短縮することができる。これを第８〜10図
を用いて説明する。ここで、S1は鉄心の内外磁極とアマ
チユアとの空隙を一定としたもの、S2は外側磁極とアマ
チユアとの空隙を内側磁極とアマチユアとの空隙よりも
大きくした上記実施例によるもの、S3は鉄心とアマチユ
アの関係はS1と同じであるが、電磁吸引力そのものを低
く設定したもの、S4は外側磁極とアマチユアとの空隙よ
りも内側磁極とアマチユアとの空隙を大きくしたもの
で、その他の構成は同じである。
まず、第８図において、所定の空隙g0における電磁吸引
力は、外側磁極の空隙g0が大きくなる分低下するが、吸
引時においては電磁吸引力そのものを低く設定したS3以
外はほぼ同じある。ところが、外側磁極のほうが内側磁
極よりも吸引時の磁気吸引力が大きいことから、コイル
が消磁された時の電磁吸引力は第９図に示すように、鉄
心とアマチユアとの密着面の残留磁気の影響及び制動ば
ねの作用点との関係で、S1，S4に比べS2，S3のほうが電
磁吸引力の影響が早く減少する。この結果、第10図に示
すように、ブレーキが制動力を発揮し始めるまでの時間
はS1，S4のt1，t4に比べてS2，S3のほうが短くなる。つ
まり、制動指令がでてから制動開始までの時間が短くな
り、安全を重視するエレベーター巻上機のブレーキとし
て最適である。
力は、外側磁極の空隙g0が大きくなる分低下するが、吸
引時においては電磁吸引力そのものを低く設定したS3以
外はほぼ同じある。ところが、外側磁極のほうが内側磁
極よりも吸引時の磁気吸引力が大きいことから、コイル
が消磁された時の電磁吸引力は第９図に示すように、鉄
心とアマチユアとの密着面の残留磁気の影響及び制動ば
ねの作用点との関係で、S1，S4に比べS2，S3のほうが電
磁吸引力の影響が早く減少する。この結果、第10図に示
すように、ブレーキが制動力を発揮し始めるまでの時間
はS1，S4のt1，t4に比べてS2，S3のほうが短くなる。つ
まり、制動指令がでてから制動開始までの時間が短くな
り、安全を重視するエレベーター巻上機のブレーキとし
て最適である。
尚、制動開始までの時間が短い点ではS3もS2と同じであ
るが、第９図に示すように、所定空隙g0における吸引時
（ブレーキ釈放時）の電磁吸引力が著しく低いために、
ブレーキ釈放の点で信頼性に欠け、採用できない。
るが、第９図に示すように、所定空隙g0における吸引時
（ブレーキ釈放時）の電磁吸引力が著しく低いために、
ブレーキ釈放の点で信頼性に欠け、採用できない。
このほか、本実施例によれば、前記電磁コイル30が励磁
され、アマチユア18を吸引する際、鉄心24とアマチユア
18のような金属材料同志の衝突音は、内側磁極25側のみ
となり、また、その衝突音が空気伝播してブレーキ装置
の外側にもれる際、前記空隙（g0〜ｇ）を伝わる間に消
音される効果も相乗されるので、結果的にブレーキ装置
の吸引時の動作騒音が低減されるという効果がある。実
験的には３〜5dB（Ａ）程度の効果が得られた。
され、アマチユア18を吸引する際、鉄心24とアマチユア
18のような金属材料同志の衝突音は、内側磁極25側のみ
となり、また、その衝突音が空気伝播してブレーキ装置
の外側にもれる際、前記空隙（g0〜ｇ）を伝わる間に消
音される効果も相乗されるので、結果的にブレーキ装置
の吸引時の動作騒音が低減されるという効果がある。実
験的には３〜5dB（Ａ）程度の効果が得られた。
上記実施例はアマチユア18の外側磁極26と対向する部分
を段差面22として空隙ｇを大きくして磁気空隙を増大さ
せたものであるが、鉄心24の外側磁極26に前記段差面22
と同じ機能を有するものを設けてもよい。ところが、磁
気空隙を増大させるには、単にアマチュアと外側磁極と
の対向部間の空隙云い代えれば間隔を広くすればよい
が、アマチュアと外側磁極との対向部及びアマチュアと
内側磁極との対向部の間隔を夫々同じにした状態で、ア
マチュアと外側磁極との対向部の一方を磁気遮蔽した
り、磁気飽和させたりしても結果的に磁気空隙を増大さ
せたことになる。第11図〜第13図は本発明による別の実
施例を示し、鉄心24側を加工するようにして磁気空隙を
増大させるようにしたもので、夫々アマチユア18の鉄心
24との対向面は平面である。第11図は、外側磁極26のア
マチユア18との対向面を内側磁極25の対向面よりも突出
寸法を小さくしてアマチユア18との空隙ｇを大きくした
ものである。第12図は突出寸法を小さくした部分に別部
材35を取付けたもので、別部材35の材質としてゴムなど
を用いてアマチユア18との衝突音を抑えたり、鉛などを
用いて磁気遮蔽したりしてもよい。第13図は外側磁極26
に大きな段差部36を形成して磁極面積を縮少し、そして
磁気飽和させ、漏洩磁束を発生させて磁留磁束の影響を
少なくしている。
を段差面22として空隙ｇを大きくして磁気空隙を増大さ
せたものであるが、鉄心24の外側磁極26に前記段差面22
と同じ機能を有するものを設けてもよい。ところが、磁
気空隙を増大させるには、単にアマチュアと外側磁極と
の対向部間の空隙云い代えれば間隔を広くすればよい
が、アマチュアと外側磁極との対向部及びアマチュアと
内側磁極との対向部の間隔を夫々同じにした状態で、ア
マチュアと外側磁極との対向部の一方を磁気遮蔽した
り、磁気飽和させたりしても結果的に磁気空隙を増大さ
せたことになる。第11図〜第13図は本発明による別の実
施例を示し、鉄心24側を加工するようにして磁気空隙を
増大させるようにしたもので、夫々アマチユア18の鉄心
24との対向面は平面である。第11図は、外側磁極26のア
マチユア18との対向面を内側磁極25の対向面よりも突出
寸法を小さくしてアマチユア18との空隙ｇを大きくした
ものである。第12図は突出寸法を小さくした部分に別部
材35を取付けたもので、別部材35の材質としてゴムなど
を用いてアマチユア18との衝突音を抑えたり、鉛などを
用いて磁気遮蔽したりしてもよい。第13図は外側磁極26
に大きな段差部36を形成して磁極面積を縮少し、そして
磁気飽和させ、漏洩磁束を発生させて磁留磁束の影響を
少なくしている。
次に、制動指令がでて制動開始までの時間が短くなるこ
とから、静粛さを要求されるエレベーター巻上機として
はアマチユア18のランニング16への衝突音が気になるこ
とがある。そのような場合には、第14図に示すように、
制動体12と減速機箱10Bとの間に吸音部材37を介在せし
めたもので、その他の構成は第１図〜第７図と同じであ
る。前記吸音部材37には衝撃吸収性の優れた材料、例え
ば制振鋼板、鋳鉄などの金属材料や、緩衝ゴムなどの非
鉄材料を用いることができる。上記の如く構成してある
ので、前記コイル30が消磁され、前記アマチユア18が制
動ばね32によつて前記ランニング16を制動体12との間に
押圧する際に発生する衝突音は、低減される。これはそ
の時の衝撃が制動体12を通過して減速機箱10Bをたたく
共鳴音を低減できるため、結果的に電磁デイスクブレー
キ動作の動作騒音を低減できるという効果がある。
とから、静粛さを要求されるエレベーター巻上機として
はアマチユア18のランニング16への衝突音が気になるこ
とがある。そのような場合には、第14図に示すように、
制動体12と減速機箱10Bとの間に吸音部材37を介在せし
めたもので、その他の構成は第１図〜第７図と同じであ
る。前記吸音部材37には衝撃吸収性の優れた材料、例え
ば制振鋼板、鋳鉄などの金属材料や、緩衝ゴムなどの非
鉄材料を用いることができる。上記の如く構成してある
ので、前記コイル30が消磁され、前記アマチユア18が制
動ばね32によつて前記ランニング16を制動体12との間に
押圧する際に発生する衝突音は、低減される。これはそ
の時の衝撃が制動体12を通過して減速機箱10Bをたたく
共鳴音を低減できるため、結果的に電磁デイスクブレー
キ動作の動作騒音を低減できるという効果がある。
尚、上記実施例は制動体12と吸音部材37とを別部材で構
成したが、例えば鋳鉄のような衝撃吸収性を有する材料
を用いれば、制動体12と吸音部材37とを一体に形成して
もよい。
成したが、例えば鋳鉄のような衝撃吸収性を有する材料
を用いれば、制動体12と吸音部材37とを一体に形成して
もよい。
先ず、動作騒音を低減する他の実施例について第15図を
用いて説明する。
用いて説明する。
ここで、前記アマチユア18は２層の部材にて構成してあ
る。即ち、前記コア24との相対向面側には透磁率の高い
炭素鋼などの材料から成る磁極板39,前記ランニング16
との接触面側は耐摩耗性が優れ、かつ衝撃吸収性を有す
る鋳鉄などの材料からなる制動板38を設け、これらを固
定ボルト40にて固着してある。残る構成は第11図及び第
１図〜第７図と同じである。上記構成のため、電磁デイ
スクブレーキの制動動作時に、前記磁極板39と制動板38
からなるアマチユア18が鉄心24から釈放され、前記制動
体12との間でランニング16を押圧する際の衝突音を、つ
まり釈放動作騒音で低減できると共に、前記コイル30の
磁路となる磁極板39の透磁率が高いので、コイル30の容
量を小さくできる。
る。即ち、前記コア24との相対向面側には透磁率の高い
炭素鋼などの材料から成る磁極板39,前記ランニング16
との接触面側は耐摩耗性が優れ、かつ衝撃吸収性を有す
る鋳鉄などの材料からなる制動板38を設け、これらを固
定ボルト40にて固着してある。残る構成は第11図及び第
１図〜第７図と同じである。上記構成のため、電磁デイ
スクブレーキの制動動作時に、前記磁極板39と制動板38
からなるアマチユア18が鉄心24から釈放され、前記制動
体12との間でランニング16を押圧する際の衝突音を、つ
まり釈放動作騒音で低減できると共に、前記コイル30の
磁路となる磁極板39の透磁率が高いので、コイル30の容
量を小さくできる。
第16図は第14図の吸音部材37の設置と、第15図のアマチ
ユア18の構成を備えたもので、その他の構成は第１図〜
第７図の構成と同じである。
ユア18の構成を備えたもので、その他の構成は第１図〜
第７図の構成と同じである。
以上説明したように本発明のよれば、巻上機用電磁ディ
スクブレーキの制動開始までの時間を短縮して動作特性
を向上できるエレベーターを得ることができる。また、
巻上機用電磁ディスクブレーキの動作時の騒音も低減す
ることができるエレベーターを得ることができる。
スクブレーキの制動開始までの時間を短縮して動作特性
を向上できるエレベーターを得ることができる。また、
巻上機用電磁ディスクブレーキの動作時の騒音も低減す
ることができるエレベーターを得ることができる。
第１図は本発明によるエレベーター巻上機用電磁デイス
クブレーキの一実施例を示す縦断側面図、第２図は断面
位置を変えた第１図と同じ電磁デイスクブレーキの縦断
側面図、第３図は第１図の右面図、第４図は第１図のラ
イニングを示す斜視図、第５図は第１図の鉄心を示す斜
視図、第６図は本発明によるエレベーター巻上機用電磁
デイスクブレーキの使用状態を示す断面図、第７図は電
磁デイスクブレーキのエレベーター巻上機への使用状態
を示す平面図、第８図〜第10図は夫々本発明による電磁
デイスクブレーキの特性図、第11図〜第13図は夫々電磁
デイスクブレーキの鉄心の形状を示す縦断側面図、第14
図〜第16図は夫々吸音部材を施した本発明による電磁デ
イスクブレーキの要部を示す縦断側面図である。 10S…入力軸、11…電磁デイスクブレーキ、12…制動
体、15…円板、16…ライニング、18…アマチユア、22…
段差面、24…鉄心、25…内側磁極、26…外側磁極、32…
制動ばね。
クブレーキの一実施例を示す縦断側面図、第２図は断面
位置を変えた第１図と同じ電磁デイスクブレーキの縦断
側面図、第３図は第１図の右面図、第４図は第１図のラ
イニングを示す斜視図、第５図は第１図の鉄心を示す斜
視図、第６図は本発明によるエレベーター巻上機用電磁
デイスクブレーキの使用状態を示す断面図、第７図は電
磁デイスクブレーキのエレベーター巻上機への使用状態
を示す平面図、第８図〜第10図は夫々本発明による電磁
デイスクブレーキの特性図、第11図〜第13図は夫々電磁
デイスクブレーキの鉄心の形状を示す縦断側面図、第14
図〜第16図は夫々吸音部材を施した本発明による電磁デ
イスクブレーキの要部を示す縦断側面図である。 10S…入力軸、11…電磁デイスクブレーキ、12…制動
体、15…円板、16…ライニング、18…アマチユア、22…
段差面、24…鉄心、25…内側磁極、26…外側磁極、32…
制動ばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 龍彦 茨城県勝田市市毛1070番地 株式会社日立 製作所水戸工場内 (56)参考文献 実開 昭53−95085（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−137135（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−91029（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−119937（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−194942（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−18436（ＪＰ，Ｕ)
Claims (7)
- 【請求項１】同心状の内側磁極と外側磁極を有し、電磁
力によってアマチュアを吸着し、制動ばねによって前記
アマチュアを解離させる電磁ディスクブレーキを巻上機
に備えたエレベーターにおいて、前記電磁ディスクブレ
ーキの前記外側磁極と前記アマチュアとの対向部の磁気
空隙を、前記内側磁極と前記アマチュア間の磁気空隙よ
りも増大させる手段を設け、かつ前記制動ばねを前記外
側磁極側に配置したことを特徴とするエレベーター。 - 【請求項２】同心状の内側磁極と外側磁極を有し、電磁
力によってアマチュアを吸着し、制動ばねによって前記
アマチュアを解離させる電磁ディスクブレーキを巻上機
に備えたエレベーターにおいて、前記電磁ディスクブレ
ーキの前記外側磁極と前記アマチュアとの対向部の少な
くとも一方に磁気飽和手段を設け、かつ前記制動ばねを
前記外側磁極側に配置したことを特徴とするエレベータ
ー。 - 【請求項３】同心状の内側磁極と外側磁極を有し、電磁
力によってアマチュアを吸着し、制動ばねによって前記
アマチュアを解離させる電磁ディスクブレーキを巻上機
に備えたエレベーターにおいて、前記電磁ディスクブレ
ーキの前記外側磁極と前記アマチュアとの対向部の少な
くとも一方に磁気遮蔽手段を設け、かつ前記制動ばねを
前記外側磁極側に配置したことを特徴とするエレベータ
ー。 - 【請求項４】回転軸上にスプライン結合された円板と、
この円板を挾持する位置に配置された制動体及びアマチ
ュアと、このアマチュアを前記円板側に押圧する制動ば
ねと、前記アマチュアに夫々対向し前記回転軸と同心状
の内側磁極と外側磁極を有する鉄心と、これら内側磁極
と外側磁極とを磁路とする磁束を発生する電磁コイルと
を有する電磁ディスクブレーキを巻上機に備えたエレベ
ーターにおいて、前記電磁ディスクブレーキの前記外側
磁極と前記アマチュアとの対向部の磁気空隙を、前記内
側磁極と前記アマチュア間の磁気空隙よりも増大させる
手段を設け、かつ前記制動ばねを前記外側磁極側に配置
すると共に、前記制動体を吸音部材を介して固定部材に
支持せしめたことを特徴とするエレベーター。 - 【請求項５】回転軸上にスプライン結合された円板と、
この円板を挾持する位置に配置された制動体及びアマチ
ュアと、このアマチュアを前記円板側に押圧する制動ば
ねと、前記アマチュアに夫々対向し前記回転軸と同心状
の内側磁極と外側磁極を有する鉄心と、これら内側磁極
と外側磁極とを磁路とする磁束を発生する電磁コイルと
を有する電磁ディスクブレーキを巻上機に備えたエレベ
ーターにおいて、前記外側磁極と前記アマチュアとの対
向部の磁気空隙を、前記内側磁極と前記アマチュア間の
磁気空隙よりも増大させる手段を設け、かつ前記制動ば
ねを前記外側磁極側に配置すると共に、前記アマチュア
の前記内及び外側磁極に対向する側を磁性板で形成し、
前記円板に対向する側を吸音部材で形成したことを特徴
とするエレベーター。 - 【請求項６】ロープを巻掛けて昇降路内の乗かごを昇降
させるシーブと、このシーブを駆動する電動機と、この
電動機と前記シーブとの間に介在する減速機と、前記シ
ーブ，電動機，減速機のいずれかの回転軸に制動力を与
える電磁ディスクブレーキとを備えたエレベーターにお
いて、前記電磁ディスクブレーキは、前記減速機の箱体
に支持された制動体と、この制動体と対向し前記回転軸
上にスプライン結合された円板と、この円板を前記制動
体とで挾持する位置に配置されたアマチュアと、このア
マチュアの前記円板とは反対側に位置され前記制動体に
支持される鉄心と、この鉄心に装着されたコイルと、前
記アマチュアを前記円板側に押圧し前記鉄心の外径側に
保持された制動ばねとより構成され、かつ前記鉄心は前
記回転軸に対して対向する内側磁極と外側磁極とを有
し、前記コイルは前記鉄心の内側磁極と外側磁極の間に
装着され、前記アマチュアの前記外側磁極の磁極面と対
向する対向面は前記内側磁極の磁極面対向する対向面よ
りも前記鉄心側から離して形成されていることを特徴と
するエレベーター。 - 【請求項７】第１の磁極と第２の磁極を有し、電磁力に
よってアマチュアを吸着し、制動ばねによって前記アマ
チュアを解離させる電磁ディスクブレーキを巻上機に備
えたエレベーターにおいて、前記電磁ディスクブレーキ
の前記第１の磁極と第２の磁極のうち、吸着面積が大き
い側の磁極と前記アマチュアとの対向部の磁気空隙を、
吸着面積が小さい側の磁極と前記アマチュア間の磁気空
隙よりも増大させる手段を設け、かつ前記制動ばねを前
記吸着面積が大きい側の磁極側に配置したことを特徴と
するエレベーター。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211350A JPH0735829B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | エレベータ |
| GB9016342A GB2236623B (en) | 1989-08-18 | 1990-07-25 | Electromagnetic disc brake for elevator lifting apparatus |
| US07/557,802 US5154261A (en) | 1989-08-18 | 1990-07-26 | Electromagnetic disc brake for elevator lifting apparatus |
| KR1019900012508A KR0159102B1 (ko) | 1989-08-18 | 1990-08-14 | 엘리베이터 리프팅 장치용 전자 디스크 브레이크 |
| CN90107097A CN1019789B (zh) | 1989-08-18 | 1990-08-17 | 电梯提升装置 |
| SG18395A SG18395G (en) | 1989-08-18 | 1995-02-04 | Electromagnetic disc brake for elevator lifting apparatus |
| HK31195A HK31195A (en) | 1989-08-18 | 1995-03-09 | Electromagnetic disc brake for elevator lifting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211350A JPH0735829B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | エレベータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0379819A JPH0379819A (ja) | 1991-04-04 |
| JPH0735829B2 true JPH0735829B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=16604515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1211350A Expired - Fee Related JPH0735829B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | エレベータ |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5154261A (ja) |
| JP (1) | JPH0735829B2 (ja) |
| KR (1) | KR0159102B1 (ja) |
| CN (1) | CN1019789B (ja) |
| GB (1) | GB2236623B (ja) |
| HK (1) | HK31195A (ja) |
| SG (1) | SG18395G (ja) |
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