JPH0873143A - エレベータ巻上機用ディスク形電磁ブレーキ - Google Patents

エレベータ巻上機用ディスク形電磁ブレーキ

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JPH0873143A
JPH0873143A JP6212771A JP21277194A JPH0873143A JP H0873143 A JPH0873143 A JP H0873143A JP 6212771 A JP6212771 A JP 6212771A JP 21277194 A JP21277194 A JP 21277194A JP H0873143 A JPH0873143 A JP H0873143A
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JP
Japan
Prior art keywords
iron core
shim
brake
electromagnetic brake
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6212771A
Other languages
English (en)
Inventor
Miki Kawasaki
幹 川崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータ巻上機ののディスク形電磁ブレー
キの動作音が高く、機械室から居室に伝達し、騒音とし
て問題になっている。この音を低めることが目的であ
る。 【構成】 電磁ブレーキの電磁石固定鉄心面に吸音板を
埋め可動鉄心の衝撃を緩和して動作音を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ巻上機用のデ
ィスク形電磁ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ巻上機用ディスク形電
磁ブレーキについて、図5〜図8を参照して説明する。
【0003】ロープ式エレベータは昇降路上部の機械室
に設置した巻上機1のメインシーブ2に巻付けた主索3
の両端末にそれぞれかご4とつり合いおもり5を吊り下
げ、巻上機1の駆動電動機6によりかご4の昇降制御を
行っている。
【0004】巻上機1にはその入力軸7の反モータ側に
ディスク形電磁ブレーキ8を取付けている。
【0005】ディスク形電磁ブレーキ8は、電磁コイル
9を内蔵したフレームから構成された円形の固定鉄心1
0が巻上機1のギャケース11に取付けられ、可動鉄心
(アーマチュア)12とプレート13が入力軸7に取付
けられたディスク14を挟んで配置されている。プレー
ト13は、円形の可動鉄心12の外周辺部に入力軸7に
対して 120゜間隔で3か所に配置されたギャップ調整ボ
ルト15を介して、固定鉄心側に取付けられている。更
に、入力軸7には、ボス16が取付けられており、この
ボス16のスプラインに噛み合ってディスク14が軸方
向に動くように嵌め込む。可動鉄心12は、ギャップ調
整ボルト15を案内として軸方向に動くように組込まれ
る。
【0006】また、プレート13には、可動鉄心12、
ディスク14をプレート13に押しつけるブレーキばね
18が、ボルト19を介してプレート側に取付け、中心
に対して、 120゜ずつ隔てた配置となっている。
【0007】エレベータのかご4を停止させるときは、
電磁石を釈放してブレーキばね18により、ディスク1
4を可動鉄心12とプレート13の間に挟みつけ、ディ
スク14は摩擦により停止して入力軸7にブレーキがか
かる。
【0008】反対に、かご4が走行するときは、電磁石
を励磁してブレーキばね18の力に勝って、可動鉄心1
2を固定鉄心10に吸引し、ディスク14を開放して入
力軸7を自由に回転する状態にする。
【0009】シム20は電磁石釈放時に残留磁気による
固定鉄心と可動鉄心の吸着を阻止するギャップg確保の
ため必要なものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の電磁
ブレーキは、ブレーキ開放のための電磁石の吸引動作に
おいて上記のように、可動鉄心12が固定鉄心10に吸
引されて(シムを介して)衝突する為、この時発生する
衝突音が高く、これが機械室から居室へ伝達して騒音問
題となる場合があった。
【0011】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、ブレーキ開放時の吸引動作(衝突)
音の低騒音化を図ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、本発明はの鉄
心間ギャップを保つための円形のシムを設けている箇所
に、シムより大きい円形に座刳って取付座21を設け、
これにシムより厚い吸音板をその外周に嵌め込む。
【0013】
【作用】このような、吸音板を設けることにより、ブレ
ーキ吸引時において最初に吸音板に可動鉄心が衝突し、
衝撃が緩和されてから鉄心(シム)に衝突するので、衝
突(動作)音が低減される。
【0014】
【実施例】本発明を図1〜図3に示す実施例に基づいて
説明する。
【0015】ブレーキギャップ(可動鉄心、プレート、
ディスク間)調整用ボルト15、3本がシムと共に植え
られた3箇所に取付座21を設ける。即ち、鉄心面より
Aの深さに円形の座刳り21を設ける。
【0016】深さAより大きく固定鉄心面より所要の高
さで突出する厚さBのシム22を嵌め、さらにこのシム
より高い厚さCを有する円形吸音板23をシムの外側に
嵌める。これらをナットで固定する。
【0017】吸音板23、シム22共に、必要に応じて
後から高さ(厚さ)の調整をするため切り欠きを設けた
吸音板、シムを用意して調整できるようにする。
【0018】シムの厚さは固定鉄心面と可動鉄心間の所
要のギャップ(g=B−A)を保つためであり、吸音板
の厚さは可動鉄心の衝撃を吸収するに足る所要の厚さを
確保して置く必要がある。
【0019】吸音板23はゴム板と樹脂板を重ねて弾性
と耐久性を持たせたものとし、シム22は非磁性の銅合
金板などを使用する。
【0020】本発明の他の実施例を図4を参照して説明
する。
【0021】座刳り21の深さを大きくして、複数枚の
吸音板24とシム25を単に重ね合わせて座に嵌め、こ
れが電磁石吸引時に可動鉄心により圧縮されたとき、可
動鉄心と固定鉄心間の所要の相対位置(ギャップg)を
確保する厚さに形成したものとなるようにする。尚、こ
のギャップの調整は厚さの異なるシム或いは吸音板の交
換による。
【0022】
【発明の効果】本発明により、電磁ブレーキ開放時にお
いて、可動鉄心が固定鉄心に吸引されて発生する騒音を
低減することができ、機械室、及び、居室での騒音問題
を回避することができる。さらに、この固定鉄心と可動
鉄心のギャップはシムを用いて調整可能なことから、吸
音材の摩耗に対応でき、また、吸引、釈放特性を考慮し
た対応ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスク形電磁ブレーキの断面
図。
【図2】シムの正面図。
【図3】吸音板の正面図。
【図4】本発明の他の実施例によるディスク形電磁ブレ
ーキの断面図。
【図5】従来のエレベータ全体の概要図
【図6】図5の上面図。
【図7】図5のディスク形電磁ブレーキ部分の詳細図。
【図8】従来のディスク形電磁ブレーキの断面図。
【符号の説明】
1…巻上機 6…電動機 7…入力軸 8…ディスク形電磁ブレーキ 10…固定鉄心 12…可動鉄心 13…プレート 14…ディスク 18…ブレーキばね 20、22、25…シム 21…座刳り 23、24…吸音板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータ巻上機用ディスク形電磁ブレー
    キにおいて、 電磁石の固定鉄心吸引面の複数箇所に設けた凹んだ取付
    座内に、鉄心間ギャップ調整用シムより上に出る高さの
    吸音板を埋めてなることを特徴とするエレベータ巻上機
    用ディスク形電磁ブレーキ。
  2. 【請求項2】エレベータ巻上機用ディスク形電磁ブレー
    キにおいて、 電磁石の固定鉄心吸引面の複数箇所に設けた凹んだ取付
    座内に吸音板を設け、かつ、その吸音板の電磁石吸引時
    の高さを、固定鉄心面より高くしたことを特徴とするエ
    レベータ巻上機用ディスク形電磁ブレーキ。
  3. 【請求項3】吸音板をゴム板で形成したことを特徴とす
    る請求項1或いは請求項2記載のエレベータ巻上機用デ
    ィスク形電磁ブレーキ。
  4. 【請求項4】樹脂板とゴム板を交互に重ねて吸音板とし
    たことを特徴とする請求項1或いは請求項2記載のエレ
    ベータ巻上機用ディスク形電磁ブレーキ。
JP6212771A 1994-09-06 1994-09-06 エレベータ巻上機用ディスク形電磁ブレーキ Pending JPH0873143A (ja)

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