JPH04113036A - 電磁ディスクブレーキ - Google Patents

電磁ディスクブレーキ

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JPH04113036A
JPH04113036A JP2232703A JP23270390A JPH04113036A JP H04113036 A JPH04113036 A JP H04113036A JP 2232703 A JP2232703 A JP 2232703A JP 23270390 A JP23270390 A JP 23270390A JP H04113036 A JPH04113036 A JP H04113036A
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sound absorbing
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disk
armature
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田中 正勝
Masanobu Ito
正信 伊藤
Toshihiko Nara
奈良 俊彦
Tatsuhiko Takahashi
高橋 龍彦
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    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/36Means for stopping the cars, cages, or skips at predetermined levels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/18Electric or magnetic
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁ディスクブレーキに係り、具体的にはエ
レベータ巻上機等の電磁ディスクブレーキの動作時に発
生する騒音を低減する消音構造に関する。
〔従来の技術〕
電磁ディスクブレーキは、特開昭50−97810号公
報や特開昭50−108513号公報に記載されている
ように、モータ等の回転機の制動装置としてその軸端等
に設けられる。電磁ディスクブレーキの構造としては種
々のものが知られているが、基本的には回転機の軸に金
属で形成された円板状のアーマチュア又はライニングプ
レートを係合し、前記ディスクに一定の間隙を介して金
属で形成されたディスクを対向させ、このディスクを回
転方向に固定して構成され、電磁力とばね等の弾性力と
の組み合わせにより、前記アーマチュアとディスクとを
接離させることによって、ブレーキ動作又はブレーキ解
除を行わせるようになっている。
このような構成の電磁ディスクブレーキによると、ブレ
ーキ動作時にディスク又はアーマチュアが強い力で接合
又は離脱されるため、ディスクとアーマチュアの間又は
ディスク又はアーマチュアと電磁石との間に衝撃音が発
生し、騒音が問題となる。
また、ディスクとアーマチュアの間に耐摩耗性材料から
なるインナーディスクを介装し、ディスクの回転は拘束
し、インナーディスクを被制動回転機の軸にスプライン
係合させたものによれば、そのスプライン噛合部からの
騒音は、定常的なので上記ディスク等の衝撃音よりも問
題となる。
そこで、上記の公報に記載されたものによれば、電磁デ
ィスクブレーキ全体をカバーで覆って消音を行うように
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の技術のように電磁ディスクブレー
キ全体をカバーで覆うと、次のような問題がある。
■内部の点検や保守がやりにくい。特に、ディスクとア
ーマチュアの間隙又はそれらの間に挿入されたライニン
グとの間隙の寸法、及び各部の締付ボルトの締め状態は
、しばしばチエツクしなければならないが、その都度カ
バーを取り外さなければならないという煩わしさがある
。また、エレベータ用の巻上機の場合は、非常のときに
電磁ディスクブレーキ側の軸端から被制動回転機を手回
しする必要があり、カバーを取り外さなければならない
という煩わしさがある。
■カバーにより電磁石の冷却効果が抑制されるので、コ
イルの温度上昇が大きい。
■ブレーキ動作によりディスク、アーマチュア又はライ
ニングの摩耗粉が生じるが、これがカバー内に蓄積し、
ライニング等のブレーキ作用をする面間に侵入すると、
ブレーキ効果が低減する。
本発明の目的は、上記従来の問題を解決すること、言い
換えれば点検保守及び冷却効果に優れ。
かつ消音効果に優れた電磁ディスクブレーキを提供する
ことにある。
また、本発明の他の目的は、上記目的に加え、摩耗粉の
障害を防止できる電磁ディスクブレーキを提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため、それぞれ中心に貫
通孔を有するアウターディスクとインナーディスクとア
ーマチュアと電磁石とを前記貫通孔の軸芯を被制動回転
機の軸芯に一致させて、該回転機の軸端部に列設すると
ともに、前記インナーディスクを前記被制動回転機の軸
に共回り可能にかつ軸方向移動自由に係合し、前記アウ
ターディスクと前記アーマチュアと前記電磁石とを少な
くとも前記被制動回転機の回転方向に対して拘束してな
る電磁ディスクブレーキにおいて、前記アウターディス
クと前記電磁石の一方を前記被制動回転機の機枠に固定
し、前記被制動回転機に固定されていない前記アウター
ディスク又は前記電磁石の前記貫通孔に吸音部材を装着
したことを特徴とする。
ここで、前記吸音部材は、吸音作用を有するコム材料、
制振鋼板、鋳鉄の少なくとも1つで形成するのが望まし
い。またゴム材料で形成する場合は前記貫通孔に挿入し
て装着するものとし、その挿入される部分に突起部を形
成することにより、着脱が容易な構成にできる点で望ま
しい。
さらに、前記インナーディスクと前記アーマチュアとを
内包するように、前記アウターディスクの外周部から前
記電磁石の外周部に渡して吸音カバーを設けることが望
ましい。この場合、吸音カバーは、下部に開口を設ける
のが望ましい。また、吸音カバーは、前記吸音部材と同
様、吸音作用を有するゴム材料、制振鋼板、鋳鉄の少く
とも1つで形成するのが望ましい。この場合、制振鋼板
またはl1IFi、は、ゴム材料を介して前記アウター
ディスクと前記電磁石の外周部に固定するのが望ましい
また、前記電磁石が円板状コアの中心に貫通孔が形成さ
れ、このコアの一方の面に前記貫通孔と同心状の凹部が
形成され、この凹部にコイルが巻回され、このコイルの
内側円板面と外側円板面とがそれぞれ内側磁極と外側磁
極とされ、この磁極側の面が前記インナーディスクの反
対側の前記アーマチュアの面に対向させて配置されてな
るものの場合は、前記電磁石の外側磁極面の周辺部とこ
九に対向する前記アーマチュアの周辺部の少なくとも一
方の面をそれぞれ中央部の面よりも段差をもって低く形
成することが望ましい。これによれば、それら周辺部に
おける衝突音の発生を防止でき、全体として騒音を低減
できる。
〔作用〕
このように構成されることから、本発明によれば1次の
作用により上記目的が達成される。
上記のように、ディスクや電磁石等の中心部に貫通孔を
設け、非常時に被制動回転機を手回しできるようにした
ものによれば、インナーディスクのスプライン係合部等
から発生した騒音は、その貫通孔を介して外部に伝播し
てくる。この点、本発明によれば、その騒音の出口にな
るディスク又は電磁石の貫通孔に吸音部材が装着されて
いるので、これにより騒音のエネルギーが吸収され、外
部に漏れ出る騒音レベルが十分に低減される。また、ブ
レーキ動作や解除時のディスク等の衝撃音の内、前記貫
通孔を伝播してくるものも低減される。
次に、インナーディスクとアーマチュアとを内包するよ
うに、アウターディスクの外周部から電磁石の外周部に
渡して吸音カバーを設けたものによれば、上記消音作用
に加えて、ディスク等の衝撃音の内、外周部から放出さ
れる騒音も吸収される。この場合、摩耗粉が吸音カバー
内に蓄積する恐れがあるが、この点、吸音カバーの下部
に開口を設けたものによれば、摩耗粉はその開口から排
出されるので、摩耗粉による障害は避けられる。
また、電磁石の外側磁極面の周辺部とこれに対向するア
ーマチュアの周辺部の少なくとも一方の面をそれぞれ中
央部の面よりも段差をもって低(形成したものによれば
、それら周辺部における衝突音の発生を防止でき、前記
吸音カバーがなくても、全体として騒音を低減できる。
また、本発明によれば、電磁ディスクブレーキ全体を覆
うカバーが必要ないことがら、点検保守及び冷却効果に
優れ、摩耗粉の障害を防止でき、かつ消音効果に優れた
ものとすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図〜第7図に本発明の一実施例の電磁ディスクブレ
ーキを示す。本実施例の電磁ディスクブレーキは、第6
図に示したエレベータの巻上機に適用したものである。
第6図に示すようにエレベータは昇降路51の頂部に機
械室52が配置され、この機械室52の内部に巻上機5
3を設置し、この巻上機53のシーブ≦4にロープ55
を巻掛け、このロープ55に乗かと56とおもり57と
をつるべ式に吊り下げ、巻上機53を駆動して乗がと5
6を所定の階に昇降するようになっている。巻上機53
は第7図に示すように、電動機58と、減速機59と、
シーブ54と、電磁ディスクブレーキ60とを含んで構
成され、電磁ディスクブレーキ60は減速機59の入力
軸に関連させて設けられている。
この電磁ディスクブレーキ6oの一実施例の詳細を第1
図〜第5図を参照して説明する。
第1図は軸方向に沿った断面図であり、第2図は軸端側
からみた側面図、第3図と第4図は第2図の■−■とI
V−IV線に沿った断面図である。それらの図に示すよ
うに、電磁ディスクブレーキ60は、それぞれ中心に貫
通孔を有するアウターディスク1とインナーディスク2
とアーマチュア3と電磁石4とを、前記貫通孔の軸芯を
被制動回転機である減速機59の入力軸61の軸芯に一
致させて、その軸端部に列設して構成されている。アウ
ターディスク1は、金属材料により円板状に形成され、
複数本の取付ボルト5によって減速機59の機枠に固定
して取付けられている。インナーディスク2は、金属材
料により円板板に形成された芯プレート2Aと、この芯
プレート2Aの周辺部を被覆して形成されたライニング
プレート2Bからなる。この芯プレート2Aには軸61
に固着されたスプラインボス6のスプライン溝に噛合す
るスプライン穴が設けられており、軸61と共回り可能
にかつ軸方向自由に取り付けられている。
なおライニングプレート2Bは耐摩耗性材料で形成され
ている。また、本実施例では芯プレート2Aとライニン
グプレート2Bに分割して形成したが、インナーディス
ク2を耐摩耗性材料で一体的に形成してもよい。一方、
アーマチュア3と電磁石4は、前記ディスク1に固着さ
れたガイドピン7に案内されて軸方向移動可能に取り付
けられている。電磁石4の位置はガイドピン7の端部に
螺合された調整ナツト8により調整可能にされている。
また、電磁石4は、円板状コア4Aの中心に貫通孔が形
成され、このコア4Aの一方の面に前記貫通孔と同心状
の凹部が形成され、この凹部にコイル4Bが巻回され、
このコイル4Bの内側円板面と外側円板面とがそれぞれ
内側磁極4Cと外側磁極4Dとされ、この磁極側の面が
前記アーマチュア3の一方の面に対向させて配置されて
いる。
また、コア4Aの外側磁極4D部には、第3図に示すよ
うにアーマチュア3をインナーディスク2側に押圧する
コイル状の制動ばね9が装着される穴10が周方向に複
数設けられている。また、第4図に示すように、アーマ
チュア3の周辺部にも穴11が周方向に複数設けられ、
この穴11にはアウターディスク1と電磁石4の間隔を
押し広げる方向に付勢されたコイルばね12が遊嵌され
ている。なお、このコイルばね12と同心にピン13が
ディスク1に植設されている。
前記電磁石4のコア4Aの貫通孔に吸音部材14が挿着
されている。この吸音部材14は吸音作用に優れた材料
、例えば弾性を有するゴム材料で形成されている。この
場合、第5図に示したように、貫通孔に挿入される部分
の外周面に突起部15を設けることにより、抜は止めを
図ることができる。また、ゴム材料の他、吸音特性を有
する制振鋼板、鋳鉄などを用いてもよく、ゴムと同様の
吸音効果がある。
上記のように構成される電磁ディスクブレーキは、電磁
石4のコイル4Bに通電してアーマチュア3を制動ばね
9に抗して吸引すると、インナーディスク2は自由にア
ウターディスク1とアーマチュア3の間で回転し、巻上
機53のブレーキが解除される。逆に、コイル4Bの通
電を停止すると、アーマチュア3は制動ばね9によって
アウターディスク1側に強く押圧される。これによって
、インナーディスク2が固定されているアウターディス
クとアーマチュア3に強く挾持されることから、その回
転が拘束され、巻上機53にブレーキが加えられる。
上記ブレーキが解除されているときは、スプラインボス
6とインナーディスク2が回転することから、それらの
噛合部から騒音が発生するが、その騒音は軸61回りの
各部品の貫通孔16を伝播して吸音部材14に達し、こ
れにより吸音されるとともに外部に洩れ出るのを遮ぎら
れる。
また、アーマチュア3が電磁石4に吸引されたリ、釈放
されることにより、アーマチュア3とインナーディスク
2又はアウターディスク1が衝突したり、アーマチュア
3と電磁石4のコア4Aが衝突するため、その衝突音が
騒音となる。その騒音のうち、貫通孔側近い内側磁極4
0等の位置で発生したものは、貫通孔16を伝播して吸
音部材14に達することになるが、上述したようにこの
吸音部材14に吸音されることになる。
ここで、消音効果の一例を示すと、アウターディスク1
の外径が21011I11で、電動機58の回転数が1
000〜150Q rprlの条件で測定したところ、
ブレーキの解除時においては従来に比して3dB、動作
時において5〜10dBの騒音低減効果があった。
なお、第1図に示したアーマチュア3と電磁石4の間隙
寸法gは調整ナツト8を回し、電磁石4を軸方向に移動
して調整するようになっている。
上記第1図の実施例では、アウターディスク1を機枠に
固定し、電磁石4が外側に配置されたものを示したが、
本発明は、第8図に示すように、電磁石4を機枠に固定
し、アウターディスク1を外側に配置させた構成のもの
にもそのまま適用できる。この場合は、第8図に示すよ
うに、アウターディスクの中心部の貫通・孔16に吸音
部材14を挿着することにより、第1図実施例と同一の
効果が得られる。
第9図は、本発明の他の実施例の主要部断面図を示して
いる。図において、第1図実施例と同一の機能・構成の
部品には同一の符号を付して説明を省略する。本実施例
の特徴は、アーマチュア3の電磁石4側に対向した面の
うち1周辺部に近い部分の面高さを少し低くし、中央部
に対して段差を設けたことにある。これにより、電磁石
4の外側磁極4Dとの間隙寸法が、中心部のgoに対し
てg^となり、わずかに拡大する。このため、アーマチ
ュア3と電磁石4との間に発生する衝突音は中心部側の
みとなり、しかもその騒音が外周部の間隙差(g^−g
o)により生ずる空気層を伝播するよりも1貫通孔16
を伝播する方に集中することになる。よって、前記第1
図実施例よりも一石消音効果を向上させることができる
第10図に本発明のさらに他の実施例の断面図を示す。
図において第1図実施例と同一機能・構成の部品には、
同一符号を付して説明を省略する。
本実施例の特徴は、インナーディスク2とアーマチュア
3の部分を内包するように、アウターディスク1から電
磁石4の外周面に渡って筒状の吸音カバー17を取り付
けたことにある。この吸音カバー17は例えばゴムなど
の合成樹脂、制振鋼板、鋳鉄等で形成され、取り付はボ
ルト18によりアウターディスク1と電磁石4に固定さ
れている。
なお、吸音カバー17によりインナーディスク2の外周
を全周に渡って覆うと、摩耗粉の障害が生ずることから
、第11図に示すように、下部の一部に切欠き20又は
開口を設けるのが望ましい。
本実施例によれば、第1図実施例に比べ、ブレーキ動作
や解除時に発生するアーマチュア3等の衝突音が、それ
らの外周部から洩れ出るのを吸音でき、消音効果が一段
と向上される。
第12図に本発明の他の実施例を示す。本実施例は第9
図実施例と第10図実施例とを組合せたものであり、そ
れらの実施例の効果を加えた効果を奏することができる
第13図は、吸音カバー17の他の実施例を示すもので
、本実施例の吸音カバー21は制振鋼板で形成されてな
り、アウターディスク1と電磁石4にゴム21Aを介し
て接合するようにしたものである。これによれば接合部
の密着性がよく、吸音効果にも優れたものとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明によれば次に示す効果があ
る。
ディスク又は電磁石の貫通孔に吸音部材が装着されてい
るので、インナーディスクのスプライン係合部等から発
生して、その貫通孔を伝播してくる騒音のエネルギーは
吸音部材により吸収され、外部に漏れ出る騒音レベルを
十分に低減できる。
したがって、ディスクや電磁石等の中心部に貫通孔を設
け、非常時に被制動回転機を手回しできるようにしたも
のに対して、十分な消音を達成できる。また、ブレーキ
動作や解除時のディスク等の衝撃音の内、前記貫通孔を
伝播してくるものも低減される。
また、インナーディスクとアーマチュアとを内包するよ
うに、アウターディスクの外周部から電磁石の外周部に
渡る吸音カバーを設けたものによれば、上記消音作用に
加えて、ディスク等の衝撃音の内、外周部から放出され
る騒音をも吸収することができる。この場合、摩耗粉が
吸音カバー内に蓄積する恐れがあるが、この点、吸音カ
バーの下部に開口を設けたものによれば、摩耗粉はその
開口から排出されるので、摩耗粉による障害は避けられ
る。
また、電磁石の外側磁極面の周辺部とこれに対向するア
ーマチュアの周辺部の少くとも一方の面をそれぞれ中央
部の面よりも段差をもって低く形成したものによれば、
それら周辺部における衝突音の発生を防止でき、前記吸
音カバーがなくても、全体として騒音を低減できる。
また、本発明によれば、電磁ディスクブレーキ全体を覆
うカバーが必要ないことから、点検保守及び冷却効果に
優れ、摩耗粉の障害を防止でき、かつ消音効果に優れた
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の一実施例の構成図であり、第
1図は電磁ディスクブレーキの軸に沿った断面図、第2
図は側面図、第3図と第4図は部分詳細図、第5図は吸
音部材の斜視図、第6図はエレベータの主要部の概念構
成図、第7図はエレベータ用巻上機の平面図、第8図は
第1図実施例のアウターディスクから電磁石間の配置を
反転した実施例の断面図、第9図は第1図実施例のアー
マチュアと電磁石の対向面の周辺部に段差を設けた実施
例の断面図、第10図は第1図実施例のアーマチュア等
を内容する吸音カバーを設けた実施例の断面図、第11
図は吸音カバーの一実施例の斜視図、第12図は第9図
実施例と第10図実施例を組合せてなる実施例の断面図
、第13図は吸音カバーの変形例を説明する断面図であ
る。 1・・・アウターディスク、2・・・インナーディスク
、2A・・・芯プレート、2B・・・ライニングプレー
ト、3・9.アーマチュア、4・・・電磁石、4A・・
・コア、4B・・・コイル、4C・・・内側磁極、4D
・・・外側磁極、6・・・スプラインボス、9・・・制
動ばね、14・・・有音部材、17.21・・・吸音カ
バー、61・・・入力軸。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、それぞれ中心に貫通孔を有するアウターディスクと
    インナーディスクとアーマチュアと電磁石とを、前記貫
    通孔の軸芯を被制動回転機の軸芯に一致させて、該回転
    機の軸端部に列設するとともに、前記インナーディスク
    を前記被制動回転機の軸に共回り可能にかつ軸方向移動
    自由に係合し、前記アウターディスクと前記アーマチュ
    アと前記電磁石とを少なくとも前記被制動回転機の回転
    方向に対して拘束してなる電磁ディスクブレーキにおい
    て、 前記アウターディスクと前記電磁石の一方を前記被制動
    回転機の機枠に固定し、前記被制動回転機に固定されて
    いない前記アウターディスク又は前記電磁石の前記貫通
    孔に吸音部材を装着してなる電磁ディスクブレーキ。 2、被制動回転機の軸端に共回り可能にかつ軸方向移動
    自由に係合されたインナーディスクと、中心に貫通孔が
    形成され前記インナーディスクの一方の面に対向させて
    配置されたアウターディスクと、 中心に貫通孔が形成された前記インナーディスクを挾ん
    で前記アウターディスクの反対側の面に対向させて前記
    被制動回転機の軸に対して軸方向移動自由に設けられた
    アーマチュアと、中心に貫通孔が形成され前記アーマチ
    ュアを挾んで前記インナーディスクの反対側の面に対向
    させて配置された電磁石と、 前記アーマチュアを前記電磁石の電磁力に抗する方向に
    付勢する弾性体とを含んでなり、前記アウターディスク
    と前記電磁石の一方を前記被制動回転機の機枠に固定し
    、前記被制動回転機に固定されていない前記アウターデ
    ィスク又は前記電磁石の前記貫通孔に吸音部材を装着し
    てなる電磁ディスクブレーキ。 3、前記吸音部材が、ゴム材料で形成されたことを特徴
    とする請求項1、2のいずれかに記載の電磁ディスクブ
    レーキ。 4、前記ゴム材料で形成された吸音部材は、前記貫通孔
    に挿入して装着するものとされ、かつ前記貫通孔に挿入
    される外周面に突起部が形成されたことを特徴とする請
    求項3に記載の電磁ディスクブレーキ。 5、前記吸音部材が、制振鋼板で形成されたことを特徴
    とする請求項1、2のいずれかに記載の電磁ディスクブ
    レーキ。 6、前記吸音部材が、鋳鉄で形成されたことを特徴とす
    る請求項1、2のいずれかに記載の電磁ディスクブレー
    キ。 7、前記インナーディスクと前記アーマチュアとを内包
    するように、前記アウターディスクの外周部から前記電
    磁石の外周部に渡して吸音カバーを設けてなる請求項1
    、2、3、4、5、6のいずれかに記載の電磁ディスク
    ブレーキ。 8、前記吸音カバーは、下部に開口が設けられてなる請
    求項7に記載の電磁ディスクブレーキ。 9、被制動回転機の軸端にスプライン係合されたインナ
    ーディスクと、 中心に貫通孔が形成され前記インナーディスクの一方の
    面に対向させて配置されたアウターディスクと、 中心に貫通孔が形成され前記インナーディスクを挾んで
    前記アウターディスクの反対側の面に対向させて前記被
    制動回転機の軸に対して軸方向移動自由に設けられたア
    ーマチュアと、円板状コアの中心に貫通孔が形成され、
    このコアの一方の面に前記貫通孔と同心状の凹部が形成
    され、この凹部にコイルが巻回され、このコイルの内側
    円板面と外側円板面とがそれぞれ内側磁極と外側磁極と
    され、この磁極側の面が前記インナーディスクとは反対
    側の前記アーマチュアの面に対向させて配置されてなる
    電磁石と、 前記アーマチュアを前記電磁石の電磁力に抗する方向に
    付勢する弾性体とを含んでなり、前記アウターディスク
    と前記電磁石の一方を前記被制動回転機の機枠に固定し
    、前記被制動回転機に固定されていない前記アウターデ
    ィスク又は前記電磁石の前記貫通孔に吸音部材を装着し
    てなる電磁ディスクブレーキ。 10、前記電磁石の外側磁極面の周辺部とこれに対向す
    る前記アーマチュアの周辺部の少なくとも一方の面がそ
    れぞれ中央部の面よりも段差をもって低く形成されたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の電磁ディスクブレーキ
    。 11、前記吸音部材が、ゴム材料で形成されたことを特
    徴とする請求項9、10のいずれかに記載の電磁ディス
    クブレーキ。 12、前記ゴム材料で形成された吸音部材は、前記貫通
    孔に挿入して装着するものとされ、かつ前記貫通孔に挿
    入される外周面に突起部が形成されてなることを特徴と
    する請求項11に記載の電磁ディスクブレーキ。 13、前記吸音部材が、制振鋼板で形成されたことを特
    徴とする請求項9、10のいずれかに記載の電磁ディス
    クブレーキ。 14、前記吸音部材が、鋳鉄で形成されたことを特徴と
    する請求項9、10のいずれかに記載の電磁ディスクブ
    レーキ。 15、前記インナーディスクと前記アーマチュアとを内
    包するように、前記アウターディスクの外周部から前記
    電磁石の外周部に渡して吸音カバーを設けてなる請求項
    9、10、11、12、13、14のいずれかに記載の
    電磁ディスクブレーキ。 16、前記吸音カバーは、下部に開口が設けられてなる
    請求項15に記載の電磁ディスクブレーキ。 17、前記吸音カバーは、ゴム材料で形成されたことを
    特徴とする請求項15、16のいずれかに記載の電磁デ
    ィスクブレーキ。 18、前記吸音カバーは、制振鋼板または鋼板で形成さ
    れたことを特徴とする請求項15、16のいずれかに記
    載の電磁ディスクブレーキ。 19、前記制振鋼板または鋼板は、ゴム材料を介して前
    記アウターディスクと前記電磁石の外周部に固定された
    ことを特徴とする請求項18に記載の電磁ディスクブレ
    ーキ。 20、前記請求項1〜19のいずれかに記載の電磁ディ
    スクブレーキを備えてなるエレベータ用巻上機。
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