JPH0218821Y2 - - Google Patents

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JPH0218821Y2
JPH0218821Y2 JP1984173022U JP17302284U JPH0218821Y2 JP H0218821 Y2 JPH0218821 Y2 JP H0218821Y2 JP 1984173022 U JP1984173022 U JP 1984173022U JP 17302284 U JP17302284 U JP 17302284U JP H0218821 Y2 JPH0218821 Y2 JP H0218821Y2
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armature
rubber piece
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stopper plate
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JP1984173022U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は動力の伝達を行う電磁クラツチや動力
の制動を行う電磁ブレーキなどに用いられる電磁
連結装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般の機械装置の始動、停止においては、機械
装置の駆動系の衝撃振動の防止、信頼性の向上を
はかるために、連結や制動を緩やかに行うことが
できる電磁連結装置が広く使用されている。この
種の電磁連結装置としては、実公昭58−8997号公
報に開示されたものが代表的である。これは、回
転軸に軸装されたアーマチユアハブと、このアー
マチユアハブに固定されたストツパプレートと、
このストツパプレートの外側に設けられ内側に対
向されたアーマチユアを軸線方向に移動可能に支
持するダンパゴム片を備えたもので、このダンパ
ゴム片がアーマチユアの磁気吸引時に弾性変形し
て動力を伝達する円周方向に撓むことにより、動
力が急激に伝達されたり急激に制動されたりする
のを吸収するように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のこの種電磁連結装置にお
いては、アーマチユアをダンパゴム片の弾性復元
力によつて、アーマチユアやあるいはダンパカバ
ーがストツパプレートに密接する位置まで復帰移
動させるようにしているため、前記弾性復元力に
よつてアーマチユアとストツパプレート、あるい
はダンパカバーとストツパプレートとが当接する
ことがあつた。このため、この当接時に当打音が
発生することになり、必ずしも騒音の低減がはか
れないという不具合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、騒音の低減がはかれる電磁連結装置を提供す
るものである。本考案に係る電磁連結装置は、ア
ーマチユア支持部材と、このアーマチユア支持部
材の外側に設けられアーマチユアを軸線方向に移
動可能に支持する弾性部材とを備え、アーマチユ
ア支持部材にアーマチユアと弾性部材とを連結す
るリベツトの外径よりも大きな内径を有するリベ
ツト貫通用透孔を穿設すると共に、この透孔に臨
み弾性部材に当接するボス部を有する緩衝用弾性
部材をアーマチユアとアーマチユア支持部材との
間に介装したものである。
〔作用〕
本考案においては、緩衝用弾性部材でアーマチ
ユアの復帰時にアーマチユアがアーマチユア支持
部材に当接するのを緩衝し、当打音が発生するの
を防止する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図により詳細に説明
する。第1図は本考案に係る電磁連結装置を車両
用の圧縮機の電磁クラツチとして使用した実施例
を示す縦断面図、第2図は第1図の右側面図で、
これらの図において符号1で示すものは車両用の
圧縮機に装着された電磁クラツチを示す。この電
磁クラツチ1は、圧縮機の回転軸2上に軸装され
たアーマチユア支持部材3と、圧縮機のフロント
ノーズ4上に固定された軸受5によつて、前記回
転軸2と同一軸線上に回転自在に支承されたロー
タ6などから構成されている。
前記アーマチユア支持部材3は縁部に外径方向
に突出するフランジ部7aが延設されたアーマチ
ユアハブ7と、円板状に形成されたストツパプレ
ート8とからなり、ストツパプレート8はリベツ
ト9でフランジ部7aにかしめ固定されている。
アーマチユアハブ7は、内周面に回転軸2の先端
部に刻設されたスプラインが嵌合され、このアー
マチユアハブ7にかしめ固定された当板10がワ
ツシヤー11を介してボルト12で回転軸2に固
定されることにより、回転軸2に軸装されてい
る。前記ロータ6と後述するアーマチユアとの間
隙はワツシヤー11の厚さで調整されている。
前記ストツパプレート8の外周部であつて、同
一円周上を周方向に等間隔をおいた位置、実施例
においては3等分する位置に、後述するリベツト
の外径よりも大きな内径を有するリベツト貫通用
の3個の透孔13が穿設されている。ストツパプ
レート8のこれら透孔13に対応した位置の外側
には、底部の中心に前記透孔13と略等しい内径
を有する透孔14が穿設された有底円筒状を呈す
る3個のダンパカバー15が、前記透孔13と同
一軸線上にそれぞれ溶着されている。各ダンパカ
バー15内には弾性部材としてのゴム片16が前
記透孔14内にまで臨むように装填されている。
17はこのゴム片16に外側から軸線方向に挿通
されゴム片16と後述するアーマチユアとを連結
するリベツトで、このリベツト17は後端縁にゴ
ム片16に当接するフランジが設けられている。
前記ゴム片16とリベツト17との間およびゴム
片16とダンパカバー15との間は、これら部材
を一体とするために焼付や接着等により互いに接
続されている。
18はストツパプレート8の内側に配設され前
記ゴム片16に対向されたアーマチユアで、この
アーマチユア18は環状に形成されており、前記
リベツト17の先端部にかしめ固定されている。
すなわち、アーマチユア18はロータ6とストツ
パプレート8との間に介在し、弾性変形するゴム
片16により、軸線方向に移動可能に支持されて
いる。
19は本考案の要部となりアーマチユア18と
アーマチユア支部部材3との間に介装された緩衝
用弾性部材としての緩衝ゴム片で、この緩衝ゴム
片19はアーマチユア18のロータ6側と反対の
面、換言すれば外表面に焼付などで設けられてい
る。緩衝ゴム片19の形状は、一端部の外径は前
記透孔13より小さく、他端部の外径は一定の厚
さで透孔13よりも大きく形成された略フランジ
20を有する段付き円板状を呈し、中心位置には
リベツト17が挿通される挿通孔21が穿設され
ている。すなわち、緩衝ゴム片19の外縁部であ
るフランジ20はアーマチユア18とアーマチユ
ア支持部材3を構成するストツパプレート8との
間に介在され、緩衝ゴム片19のボス部は透孔1
3に臨んでアーマチユア18とゴム片16との間
に介在され外端面はゴム片16に当接されてい
る。また、緩衝ゴム片19とゴム片16とは互い
に当接されている。
前記ロータ6はアーマチユア18に正対する面
に摩擦面が形成され、この摩擦面と反対側にはベ
ルト溝が形成されたプーリ22が固定されてい
る。このプーリ22の内部には励磁コイル23を
内蔵したフイールドコア24が収納されており、
これらの部材はアーマチユア18をゴム片16の
復元力に抗して内側方向に磁気吸引する励磁装置
25を構成している。26はフイールドコア24
を取付けるための取付フランジ、27は取付フラ
ンジ26を圧縮機に固定する固定ねじであり、ロ
ータ6には励磁コイル23で発生した磁束をアー
マチユア18に迂回させるための断磁部28が設
けられている。
このように構成された電磁連結装置において
は、励磁コイル23が励磁されると、この励磁コ
イル23の周囲に発生する磁束によつて、アーマ
チユア18はゴム片16の復元力に抗して内側方
向に磁気吸収されロータ6に連結される。このた
め、ロータ6の動力がゴム片16を介してアーマ
チユア18から回転軸2に伝達される。アーマチ
ユア18がロータ6に吸着された瞬間に生じる衝
撃は、ゴム片16が弾性変形し、周方向に撓むこ
とによつて吸収される。
一方、励磁コイル23の励磁が解除されると、
解磁された瞬間に圧縮変形されたゴム片16が復
元し、この弾性復元力によつてアーマチユア18
は外側方向に後退するように復帰移動され、ロー
タ6から離間するため、動力の遮断が行われる。
この遮断時に、アーマチユア18は瞬間的に移動
するが、アーマチユア18とストツパプレート8
との間に緩衝ゴム片19が介在されているので、
アーマチユア18がストツパプレート8に当打さ
れるのを防止することができる。
また、緩衝ゴム片19はアーマチユア18とゴ
ム片16との間に介在されているので、ストツパ
プレート8とアーマチユア18とが互いに振動す
ることがあつてもこれを吸収することができる。
さらに、実施例においては、緩衝ゴム片19をア
ーマチユア18に焼付するようにしているので、
アーマチユア18とロータ6との間の滑りにより
発生する振動を吸収することができる。その結
果、ロータ6とアーマチユア18とが共鳴して発
生する耳障りな高周波摩擦音(鳴き音)を低減す
ることもできる。
このように本考案は緩衝ゴム片19を介在させ
ることによつてアーマチユア18がストツパプレ
ート8に当打されるのを防止したことをその内容
とするものであるから、上記実施例において説明
した複数個のダンパカバー15およびゴム片16
を等間隔に設けるものに限定されるものではな
い。例えば第3図に他の実施例の右側面図を示す
ように、断面U字状を呈し環状に形成されたダン
パカバー30をストツパプレート8に固定し、こ
の内部に環状のゴム環31を装填するようにして
もよい。このようにすると、上述した実施例と同
様な作用効果が得られるほか、ダンパカバー30
を比較的容易に製造することができる。
なお、上記実施例においては、電磁クラツチと
して使用した例について説明したが、電磁ブレー
キとして使用する電磁連結装置に実施することも
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、アーマチ
ユア支持部材と、このアーマチユア支持部材の外
側に設けられアーマチユアを軸線方向に移動可能
に支持する弾性部材とを備え、アーマチユア支持
部材にアーマチユアと弾性部材とを連結するリベ
ツトの外径よりも大きな内径を有するリベツト貫
通用透孔を穿設すると共に、この透孔に臨み弾性
部材に当接するボス部を有する緩衝用弾性部材を
アーマチユアとアーマチユア支持部材との間に介
装したから、緩衝用弾性部材でアーマチユアの復
帰時にアーマチユアがアーマチユア支持部材に当
接するのを緩衝することができるだけでなく、ボ
ス部で緩衝用弾性部材の一部を厚くすることによ
つてこの部材に自体の形状を保持する性質を持た
せることができる。
したがつて、アーマチユアが当打される当打音
が発生するのを防止して騒音の低減がはかれ、し
かも、緩衝用弾性部材はアーマチユアとアーマチ
ユア支持部材との間に介在する部分を薄くしても
組付時に折れ曲がるようなことがないので、組付
けが困難になるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁連結装置を車両用の
圧縮機の電磁クラツチとして使用した実施例を示
す縦断面図、第2図は第1図の右側面図、第3図
は他の実施例を示す右側面図である。 2……回転軸、7……アーマチユアハブ、8…
…ストツパプレート、9……リベツト、15……
ダンパカバー、16……ゴム片、18……アーマ
チユア、19……緩衝ゴム片、23……励磁コイ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸2に軸装されたアーマチユア支持部材3
    と、このアーマチユア支持部材3の外側に設けら
    れ内側に対向されたアーマチユア18を軸線方向
    に移動可能に支持する弾性部材16と、この弾性
    部材16の復元力に抗して前記アーマチユア18
    を内側方向に磁気吸着する励磁装置25とを備え
    た電磁連結装置において、前記アーマチユア支持
    部材3にアーマチユア18と弾性部材16とを連
    結するリベツト17の外径よりも大きな内径を有
    するリベツト貫通用透孔13を穿設すると共に、
    この透孔13に臨み弾性部材16に当接するボス
    部を有する緩衝用弾性部材19をアーマチユア1
    8とアーマチユア支持部材3との間に介装したこ
    とを特徴とする電磁連結装置。
JP1984173022U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0218821Y2 (ja)

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JP1984173022U JPH0218821Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JP1984173022U JPH0218821Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JPS6189526U JPS6189526U (ja) 1986-06-11
JPH0218821Y2 true JPH0218821Y2 (ja) 1990-05-25

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629627B2 (ja) * 1987-06-24 1994-04-20 松下電器産業株式会社 電磁クラッチ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS588997U (ja) * 1981-07-13 1983-01-20 日本コロムビア株式会社 基板の取付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5662430U (ja) * 1979-10-19 1981-05-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS588997U (ja) * 1981-07-13 1983-01-20 日本コロムビア株式会社 基板の取付構造

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