JPH0629627B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH0629627B2
JPH0629627B2 JP62156855A JP15685587A JPH0629627B2 JP H0629627 B2 JPH0629627 B2 JP H0629627B2 JP 62156855 A JP62156855 A JP 62156855A JP 15685587 A JP15685587 A JP 15685587A JP H0629627 B2 JPH0629627 B2 JP H0629627B2
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JP
Japan
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plate
stopper
rotor
armature
fixed
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JP62156855A
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JPS643332A (en
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信直 土田
敏雄 松田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用空調装置に付設された冷媒圧縮機へ
の駆動力伝達を断続する電磁クラッチに関するものであ
る。
従来の技術 この種の電磁クラッチは、第3図のようにロータ組立
1、アマチュア組立2、フィールドコアコイル組立3の
3つの組立部品で構成されている。
ロータ組立1は、ロータ4をベアリング5を介して、冷
媒圧縮機本体5の前端部に回転自在に支持され、その外
周の溝7に張架されるVベルトによってエンジンの動力
を受け回転するようになっている。
アマチュア組立ては、以下の如く構成されている。前記
冷媒圧縮機本体6に回転自在に支持され、圧縮機構部に
接続された主軸8のスプライン部8aにハブ9を挿入ボ
ルト10によって固定し、また前記ロータ4と同軸上に
対向する位置に、軸方向(第3図の左右方向)に移動可
能なアマチュア板11を配設している。ストッパプレー
ト12は前記ハブ9とリベット13によって軸方向に移
動が不可能な状態、すなわちロータとの距離が不変であ
る位置に固定されている。しかも、ストッパプレート1
2とロータ4との間隔はアマチュア板11の厚みよりわ
ずかに広く形成されている。そして、ストッパプレート
12の外側のロータ4とは反対側には筒状のダンパケー
ス14が溶接固定されており、ダンパケース14内部に
は、内側にリベット15に加流溶着したゴムダンパ16
が圧入されている。ダンパケース14に圧入されたゴム
ダンパ16は軸方向すなわちロータ4とは反対側に膨ら
む力を有している。そのためリベット15は常にゴムダ
ンパ16により軸方向の、ロータ4から離れる方向に付
勢される構成となっている。そして、ロータ4側突出し
たリベット15はアマチュア板11に加締め固定されて
いる。以上の構成により、停止状態においては、ロータ
4から離れる方向に付勢されるリベット15に加締め固
定されているアマチュア板11も、ゴムダンパ16の付
勢力によりロータ4から離れるように付勢され、アマチ
ュア板11はストッパプレート12に当接する位置で止
まる。ストッパプレート12とロータ4との間隔がアマ
チュア板11の厚みよりわずかに広く形成されているの
で、ストッパプレート12に当接しているアマチュア板
11のアマチュア摩擦面11aと、ロータ摩擦面4aと
の間には磁気空間21が形成される。そしてアマチュア
板11のハブ9への固定は、ストッパプレート12、ゴ
ムダンパ16、ダンパケース14、リベット13、15
により構成されている。
フィールドコアコイル組立3は、ロータ4の摩擦面4a
と反対側の面に設けられた環状の溝4bに入り込んでお
り、断面U字状の継鉄部17と継鉄部17に内設された
励磁コイル18と、継鉄部17と冷媒圧縮機本体6をビ
ス22で固定するためのフランジ19で構成されてい
る。
次に上記従来の電磁クラッチの動作について説明する。
上記構成において、励磁コイル18に通電すると、第3
図破線で示すように磁気回路が形成され、アマチュア板
11がロータ4に吸引され、アマチュア摩擦面11aと
ロータ摩擦面4aが摩擦接合し、ロータ4の回転がアマ
チュア板11、ゴムダンパ16、ストッパプレート12
及びハブ9を介して主軸8へ伝達される。次に励磁コイ
ル18への通電を停止すると、アマチュア板11をロー
タ4に引き付けていた力が無くなる。そのためロータ4
の反対側に膨らむ力を有するゴムダンパ16に付勢され
て、リベット15およびリベット15を加締めたアマチ
ュア板11はロータ4から離れる。従って、ロータ4に
伝わっていたエンジンからの回転動力はアマチュア板1
1に伝わらず、主軸8へのエンジンからの回転動力伝達
は遮断される。
発明が解決しようとする問題点 自動車用空調装置に用いられる冷媒圧縮機用電磁クラッ
チの場合、冷媒圧縮機及び電磁クラッチは車輌側エンジ
ンに取り付けられ、エンジンの振動が伝達され、上記の
ような構成では、エンジンの振動が大きい場合、励磁コ
イル18への通電が行なわれていない状態で、アマチュ
ア板11はゴムダンパ16により保持されていることか
ら磁気空間21内で振動し、アマチュア板背面11bと
ストッパプレート12のアマチュア板側受け面12a
が、衝突、干渉を繰り返し、アマチュア板背面11b及
びストッパプレート受け面12aが摩耗を発生する。ア
マチュア板11及びストッパプレート12は磁気特性よ
り低炭素鋼を用いる必要があり、さほど硬度、強度の高
い材料を用いることができず、前記、摩耗は予想以上に
大きく発生する。
したがって、摩耗が大きくなると、ゴムダンパ16の圧
縮代も小さくなり、アマチュア板11の付勢力が低下
し、さらにアマチュア板11の振動が増大し、最終スト
ッパプレート16が破壊するという問題点を有してい
る。
また、吸引時の磁気特性として、アマチュア板11とス
トッパプレート12が金属接触している場合、励磁コイ
ル18へ通電を開始したとき、第3図で破線で示す磁気
回路の他2点鎖線で示すアマチュア板11からストッパ
プレート12、ハブ9を経て、主軸8へ流れる洩れ磁束
が生じ、アマチュア板11の吸引開始時の磁気特性とし
ての損失となっている。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、アマチュア板とス
トッパプレートとの間に、ストッパゴムを設け、アマチ
ュア板とストッパプレートをストッパゴムを介して接触
固定させ、アマチュア板とストッパプレートの金属接触
を防止するものである。
作用 上記アマチュア板とストッパプレート間に設けたストッ
パゴムにより、アマチュア板とストッパプレートの金属
接触がなくなり、エンジンの振動が大きくアマチュア板
が振動した場合でも、アマチュア板とストッパプレート
の摩耗が防止できる。
また、励磁コイルへ通電開始したときの磁気回路とし
て、アマチュア板からストッパプレート、ハブを経由し
て主軸へ流れる洩れ磁束を軽減することができ、より有
利な磁気特性を得ることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、第1図を参考に説明
する。ここで上記従来の電磁クラッチと同一部品は同一
符号で示し、その説明は省略する。
第1図において、第3図に示す従来例とその相違は、ア
マチュア組立2において、アマチュア板11の背面11
bとストッパプレート12のアマチュア側面12aとの
間にゴムストッパ20を設けた点にある。ゴムストッパ
20は、ストッパプレートに設けた位置決め用穴12b
及び絞り穴12cに、ゴムストッパ20の突起部20a
及び外径部20bを圧入することにより固定され、ゴム
ストッパ20の上面20cをストッパプレート12の絞
り穴底面12dに、ゴムストッパ20の底面20dをア
マチュア板11の背面11bに当接させるものとする。
上記構成で励磁コイル18へ通電されない状態では、ア
マチュア板11は、ゴムダンパ16の付勢力によりスト
ッパプレート12側に引寄せられるが、アマチュア板1
1はゴムストッパ20を介してストッパプレート12に
接触する形となり、エンジンの振動が大きく伝達され、
アマチュア板11が振動した場合でもストッパプレート
12との直接の衝突が防止される。
次に励磁コイル18へ通電された状態では、アマチュア
板11はロータ4に吸着されるが、ゴムストッパ20は
ストッパプレート12に圧入固定されているため、スト
ッパプレート12側に保持され、従来の動作と同様、ロ
ータ4の回転がアマチュア板11、ゴムダンパ16、ス
トッパプレート12及びハブ9を介して主軸8に伝達さ
れる。
また励磁コイル18へ通電開始したとき、従来例では第
3図での2点鎖線で示すアマチュア板11からストッパ
プレート12、ハブ9を経て冷媒圧縮機6、主軸8へ流
れる洩れ磁束が生じたが、本実施例では、アマチュア板
11はゴムストッパ20によりストッパプレート12と
の金属接触を防止しているため、磁束のストッパプレー
ト12側への洩れが軽減され、磁気特性としても、従来
例より有利となる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、アマチュア板と
ストッパプレートの間にゴムストッパを設けたことによ
り、アマチュア板とストッパプレートの金属接触を防止
し、エンジンの振動が大きく、アマチュア板が振動した
場合でも、アマチュア板とストッパプレートの干渉によ
る摩耗が防止でき、ストッパプレートの破損等の危険性
がなくなるものである。また、ゴムストッパをストッパ
プレートに設けた位置決め用穴、絞り穴に挿入し、アマ
チュア板に挟み込み固定することにより、ゴムの接着、
焼付け等の工法を用いないので、安価で容易にゴムスト
ッパを固定することが可能である。励磁コイルへの通電
を開始したとき、アマチュア板とストッパプレートが金
属接触していないため、アマチュア板からストッパプレ
ート、ハブを介して主軸へ流れる洩れ磁束を軽減するこ
とができ、より有利な磁気特性を得ることができ、耐振
性及び磁気特性ともに性能向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電磁クラッチの縦断面図、
第2図は同電磁クラッチの側面図、第3図は従来の電磁
クラッチの縦断面図、第4図は従来の電磁クラッチの側
面図である。 1……ロータ組立、2……アマチュア組立、3……フィ
ールドコアコイル組立、4……ロータ、5……ベアリン
グ、9……ハブ、11……アマチュア板、12……スト
ッパプレート、16……ゴムダンパ、18……励磁コイ
ル、20……ゴムストッパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機本体の前端部に内輪を固定支持した
    ペアリングを有し、ペアリングの外輪に配設されるベル
    トを会してエンジンにより回転駆動されるロータを有す
    るロータ組立と、圧縮機の主軸に、ハブ及びハブにリベ
    ットで固定されたストッパプレートと、ストッパプレー
    トに溶接固定されたダンパケースと、ダンパケース内部
    に内側をリベットに加流溶着したゴムダンパを配設し、
    前記リベットにて加締め固定されたアマチュア板を有
    し、アマチュア板を前記ゴムダンパの付勢力により軸方
    向に移動可能なように支持されたアマチュア組立を、前
    記ロータ端面の摩擦面に対し隙間を隔てて設置させ、ア
    マチュア板をロータに吸着させる磁束を供給するフィー
    ルドコアコイル組立を具備する電磁クラッチにおいて、
    前記ストッパプレートに位置決め用穴及び絞り穴を設
    け、突起部、外周部を各々前記位置決め穴、絞り穴に挿
    入し、上面を前記絞り穴の底面に当接させ固定するとと
    もに下面をアマチュア板表面に当接させたゴムストッパ
    ーを設けた電磁クラッチ。
JP62156855A 1987-06-24 1987-06-24 電磁クラッチ Expired - Lifetime JPH0629627B2 (ja)

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JPS643332A JPS643332A (en) 1989-01-09
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