JP2827318B2 - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JP2827318B2
JP2827318B2 JP1228134A JP22813489A JP2827318B2 JP 2827318 B2 JP2827318 B2 JP 2827318B2 JP 1228134 A JP1228134 A JP 1228134A JP 22813489 A JP22813489 A JP 22813489A JP 2827318 B2 JP2827318 B2 JP 2827318B2
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敏忠 長沢
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁クラッチに関し、例えば自動車用空調
装置において、自動車走行用エンジンの駆動力を冷媒圧
縮機に伝達するのに用いて有効である。
〔従来技術及びその問題点〕
従来より、この種の電磁クラッチでは、外部より駆動
力を受けて回転するプーリとロータとを、周方向および
軸方向に変位不能に固定することが要求されている。そ
して、従来では、リベットめによりプーリとロータと
の固定を行うようにしていた。
しかしながら、このリベットめ方法では、リベット
頭部の整形等に工数がかかり、全体として組付コストの
上昇を来すこととなっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記点に鑑みて案出されたもので、特にプ
ーリとロータとの結合を改善した電磁クラッチの提供を
目的とする。
〔構成及び作動〕
上記目的達成のため、本発明では、円筒状のプーリ
と、このプーリの内面に圧入固定されるロータとを備え
る電磁クラッチにおいて、プーリの端面に切欠きを形成
し、また、ロータのうち、この切欠きと対向する部位を
塑性変形させ、ロータ側より切欠き内にロータ素材を介
入させるという構成を採用する。
そのため、本願発明では、ロータをその端部よりめ
るのみで、ロータとプーリとの結合が強固に達成される
ことになる。特に、ロータ素材がプーリの切欠き部に完
全に嵌入する結果、プーリとロータとの間の結合が軸方
向のみならず、周方向にも良好に達成できることにな
る。
〔発明の効果〕
上述の次第であり、本発明電磁クラッチでは、ロータ
とプーリとの結合が容易に行え、安価な結合機構を提供
できる。しかも、本発明の電磁クラッチでは、ロータ端
部の組成変形は全てプーリの切欠き部内に嵌入すること
となるため、従来のリベット頭部のように、プーリの外
表面より異物が突出するということはない。したがっ
て、プーリの外表面は、全体に滑らかな形状となり、外
観特性も優れたものとなる。
〔実施例〕
以下、本発明電磁クラッチの一実施例を図に基づいて
説明する。
第1図中1は、炭素鋼製のプーリであり、円筒形に成
形されている。その外表面には、複数のV溝1aが形成さ
れ、そのV溝に図示しないポリVプーリが係合する。そ
して、図示しない自動車走行用エンジンの回転駆動力は
このポリVプーリを介してプーリ1に伝達される。ま
た、プーリ1の内周面には、ロータ2を係止する肩部1b
が形成されている。
第2図に示すように、ロータ2の外周面にも係止肩部
2aが形成されており、ロータ2を第2図中左方向より圧
入することで、プーリ1肩部1bとロータ2肩部2aとが当
接する。この肩部1b,2a同士の接触により、プーリ1と
ロータ2との軸方向の位置決めがなされる。なお、ロー
タ2は熱間圧延鋼をり成形して形成される。
ロータの内部には、電磁コイル9が配設され、電磁コ
イル9のリード線はターミナル10を介して外部に延出す
る。この電磁コイル9は、保持リング10によって保持さ
れる。
ロータ2と対向する部位には、アーマチャ7が微小間
隙を介して配置される。アーマチャ7には、外環5がリ
ベット6により固定されており、この外環5とハブ3と
の間に円筒状のゴム4が配置される。すなわち、ゴム4
はその内面がハブ3に加硫接合され、また、ゴム4の外
面は外環5の内周面に加硫接合される。ハブ3はその内
周面にて図示しない冷媒圧縮機の駆動軸と結合される。
ロータ2の内周には、ベアリング8が配置される。ベ
アリング8のインナーレースは、図示しない圧縮機のフ
ロントハウジング上にキーにて固定される。
次に、本願発明の要部であるプーリ1とロータ2との
接合構造について説明する。
プーリ1の後方端部には、所定間隔離れて複数の切欠
き部1cがプレスにて成形されている。この切欠き部1c
は、第3図に示すように、開口Aが5mm程度、奥行きB
が3mm程度の円弧状となっている。このように、切欠き1
cを形成したプーリ1にロータ2を第2図左側方向より
圧入する。なお、この圧入部の締め代は、数十ミクロン
程度としてある。そして、ロータ2の肩部2aがプーリ1
の肩部1bに当接するまでロータ2を圧入した後、ロータ
2とプーリ1とをめ結合する。
このめ結合は、ロータ2のうち切欠き部1cと対向す
る部位を第2図中右側端部より塑性変形させることによ
り達成する。すなわち、ロータ2の端部部分素材を切欠
き1c内に嵌入するようにめる。ここで、プーリ1とロ
ータ2とは既に圧入固定されているため、められたロ
ータ2素材は全て切欠き部1c内に嵌入し、切欠き部1cの
内周面と密着することになる。特に、ロータ2とプーリ
1との軸方向の位置合せは、肩部1b,2a間の当接により
達成されているため、このめ工程時にロータ2及びプ
ーリ1に第2図中左側方向の荷重が加わっても、それに
よってプーリ1とロータ2との位置がずれるということ
はない。
このようにして固定された電磁クラッチの作動につい
て以下説明する。電磁コイル9は、保持リング10によっ
て圧縮機のフロントハウジング上に固定されており、こ
の電磁コイル9の周囲をプーリ1及びロータ2が回転す
ることとなる。そして、電磁コイル9が励磁すれば、磁
気回路がロータ2とアーマチャ7との間に生じ、アーマ
チャ7はロータ2側に吸引され、接合する。その結果、
プーリ1の回転はロータ2、アーマチャ7、ゴム4を介
してハブ3に伝達され、それによって図示しない圧縮機
の駆動軸を回転させることになる。
圧縮機の回転が不要の時には、電磁コイル9への通電
をやめる。この場合、ゴム4の反発力によって、アーマ
チャ7がロータ2から引き離され、その結果、プーリ1
の回転力がハブ3へは伝達されなくなる。
なお、上述したのは、本発明の望ましい対応である
が、本願発明は上記例以外にも種々の対応がある。すな
わち、上記例ではプーリ1の切欠き部1cを円弧状に形成
したが、この切欠き部の形状は円弧状以外に、例えば三
角形状や四角形状としてもよい。
また、アーマチャ7とハブ3との結合に上記例ではゴ
ム4を用いたが、板バネ等他のバネ手段を用いてもよい
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明電磁クラッチの一実施例を示す断面図、
第2図は第1図図示電磁クラッチのプーリ、ロータ部を
示す断面図、第3図は第1図図示電磁クラッチのプーリ
切欠き部を示す正面図である。 1……プーリ,2……ロータ,3……ハブ,4……ゴム,7……
アーマチャ,8……ベアリング,9……コイル,1c……切欠
き部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 27/112 F16H 55/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部より駆動力を受けて回転する円筒状の
    プーリと、 このプーリの内面に圧入され、プーリと一体回転するロ
    ータと、 このロータの回転を支持するベアリングと、 前記ロータに対向配置されるアーマチャと、 このアーマチャと前記ロータとの間の連結離脱を切換制
    御する電磁コイルとを備える電磁クラッチにおいて、 前記プーリの内面および前記ロータの外面に互いに係合
    する肩部を形成し、 前記プーリのうち、前記ロータとの圧入面の端面に所定
    間隙で複数の切欠きを形成し、前記ロータのこの切欠き
    に対向する面をロータ端面側より塑性変形させ、ロータ
    端面部分を前記プーリの切欠き部内に嵌入させ、前記プ
    ーリと前記ロータとの軸方向および周方向の係止を行う
    ようにしたことを特徴とする電磁クラッチ。
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