JPH07174167A - 電磁連結装置 - Google Patents
電磁連結装置Info
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- JPH07174167A JPH07174167A JP5321909A JP32190993A JPH07174167A JP H07174167 A JPH07174167 A JP H07174167A JP 5321909 A JP5321909 A JP 5321909A JP 32190993 A JP32190993 A JP 32190993A JP H07174167 A JPH07174167 A JP H07174167A
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- damper rubber
- elastic member
- rubber
- elastic
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
- F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D2027/007—Bias of an armature of an electromagnetic clutch by flexing of substantially flat springs, e.g. leaf springs
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁クラッチの吸着音の低減に用いられるダン
パゴムなどの弾性体の角部の応力集中に起因する亀裂の
発生を防止し、ストッパープレートからのダンパゴムの
抜けを防止する。 【構成】エンジンなどの外部駆動源からの駆動力により
回転するロータと、回転軸に軸装されアーマチュアを主
軸に保持するハブからなるアーマチュア保持部材と、該
ハブにボルトなどのアーマチュア規制部材と、該アーマ
チュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向す
るアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持するダンパ
ゴムなどの弾性部材と、この弾性部材の弾性力に抗して
前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置と
を備えた電磁連結装置において、前記弾性部材内に硬質
部材を装着する。これにより、ダンパゴムに亀裂が発生
することを防止し、ストッパープレート１１からの抜け
を防止できるため、耐久性及び信頼性の優れた電磁クラ
ッチが得られる。
パゴムなどの弾性体の角部の応力集中に起因する亀裂の
発生を防止し、ストッパープレートからのダンパゴムの
抜けを防止する。 【構成】エンジンなどの外部駆動源からの駆動力により
回転するロータと、回転軸に軸装されアーマチュアを主
軸に保持するハブからなるアーマチュア保持部材と、該
ハブにボルトなどのアーマチュア規制部材と、該アーマ
チュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向す
るアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持するダンパ
ゴムなどの弾性部材と、この弾性部材の弾性力に抗して
前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置と
を備えた電磁連結装置において、前記弾性部材内に硬質
部材を装着する。これにより、ダンパゴムに亀裂が発生
することを防止し、ストッパープレート１１からの抜け
を防止できるため、耐久性及び信頼性の優れた電磁クラ
ッチが得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁連結装置の吸脱着
時に発生する騒音を防止する機構の耐久性、信頼性に関
し、例えば、自動車用空調装置に付設される圧縮機への
駆動力伝達を断続する電時クラッチに適したものであ
る。
時に発生する騒音を防止する機構の耐久性、信頼性に関
し、例えば、自動車用空調装置に付設される圧縮機への
駆動力伝達を断続する電時クラッチに適したものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】電時連結装置の一般的な構造は、図１０
に示すように構成されている。すなわち、同図に示すよ
うに主軸５に結合されたハブ６と、自動車のエンジン等
にＶベルトで結合され駆動力を受け回転するロータ３
と、該ロータとの間にわずかな磁気空間ｇを置いて、こ
のロータ３と同軸上に対向して配設される様に、板バネ
７を介して取り付けられた可動片のアーマチュア板８
と、ロータ３とアーマチュア板８とを摩擦接合させるた
めの電磁力を発生させる励磁コイル９ａを収納し、磁気
回路の一部を構成する環状で断面Ｕ字型形状の継鉄部材
９ｂからなる励磁装置のフィールドコア４とで構成され
ている。
に示すように構成されている。すなわち、同図に示すよ
うに主軸５に結合されたハブ６と、自動車のエンジン等
にＶベルトで結合され駆動力を受け回転するロータ３
と、該ロータとの間にわずかな磁気空間ｇを置いて、こ
のロータ３と同軸上に対向して配設される様に、板バネ
７を介して取り付けられた可動片のアーマチュア板８
と、ロータ３とアーマチュア板８とを摩擦接合させるた
めの電磁力を発生させる励磁コイル９ａを収納し、磁気
回路の一部を構成する環状で断面Ｕ字型形状の継鉄部材
９ｂからなる励磁装置のフィールドコア４とで構成され
ている。
【０００３】さらに、本願出願人は実開平４−１２８５
３９号の考案において、励磁コイル９ａへの通電時、ア
ーマチュア８がロータ３に吸着される際の騒音等を防止
するための電磁連結装置を提案している。
３９号の考案において、励磁コイル９ａへの通電時、ア
ーマチュア８がロータ３に吸着される際の騒音等を防止
するための電磁連結装置を提案している。
【０００４】すなわち、図１０において、前記ハブ６に
前記板バネ７と共にアーマチュア８の軸方向の動きを規
制するストッパープレート１１を固定し、該ストッパー
プレートに複数のダンパゴム１０をストッパーピン１２
を介して固着させ、さらに該ストッパーピンの一端はア
ーマチュア８に貫挿固着している。これにより、アーマ
チュア８がロータ３に吸引されると、ストッパーピン１
２のフランジ１２ａがダンパゴムの円筒部を押圧しゴム
の圧縮力に抗しつつロータ３へ吸着されるため、金属騒
音の発生低減やチャタリングの抑制を図ることができ
る。
前記板バネ７と共にアーマチュア８の軸方向の動きを規
制するストッパープレート１１を固定し、該ストッパー
プレートに複数のダンパゴム１０をストッパーピン１２
を介して固着させ、さらに該ストッパーピンの一端はア
ーマチュア８に貫挿固着している。これにより、アーマ
チュア８がロータ３に吸引されると、ストッパーピン１
２のフランジ１２ａがダンパゴムの円筒部を押圧しゴム
の圧縮力に抗しつつロータ３へ吸着されるため、金属騒
音の発生低減やチャタリングの抑制を図ることができ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
電磁連結装置においては、励磁コイル９ａへの通電によ
る着脱の繰り返しに基づいて生ずる、アーマチュア８と
ロータ３或いはストッパープレート１１との衝突音やチ
ャタリングは防止されるが、前記ダンパゴムに亀裂を生
じたり、ストッパープレート１１から抜けでるという新
たな問題が発生した。
電磁連結装置においては、励磁コイル９ａへの通電によ
る着脱の繰り返しに基づいて生ずる、アーマチュア８と
ロータ３或いはストッパープレート１１との衝突音やチ
ャタリングは防止されるが、前記ダンパゴムに亀裂を生
じたり、ストッパープレート１１から抜けでるという新
たな問題が発生した。
【０００６】一般に、アーマチュア８がロータ３へ吸着
される場合、ロータはエンジン等の外部駆動源からＶベ
ルトにより動力を伝達され高速回転状態にある。このよ
うな状態下アーマチュアへのロータからの動力伝達の断
接を繰り返した場合、ダンパゴムが円筒形であるためア
ーマチュア吸着時ダンパゴムへ回転力が伝達された際、
その回転方向先行側が圧縮されると同時に回転方向遅れ
側が伸長されることになり、この繰り返しにより、ダン
パゴムのストッパーピン１２接着部近傍に亀裂が生じる
場合があった。
される場合、ロータはエンジン等の外部駆動源からＶベ
ルトにより動力を伝達され高速回転状態にある。このよ
うな状態下アーマチュアへのロータからの動力伝達の断
接を繰り返した場合、ダンパゴムが円筒形であるためア
ーマチュア吸着時ダンパゴムへ回転力が伝達された際、
その回転方向先行側が圧縮されると同時に回転方向遅れ
側が伸長されることになり、この繰り返しにより、ダン
パゴムのストッパーピン１２接着部近傍に亀裂が生じる
場合があった。
【０００７】さらに、ロータへの吸着後アーマチュアの
高速回転により、ストッパープレート１１との連結点で
ある前記ダンパゴムに遠心力が強く作用する。このた
め、ダンパゴムの様な弾性体に前記圧縮力と遠心力とが
働くことになり、ダンパゴムがストッパープレート１１
との接合点を中心としてその外周方向へ引っ張られ、そ
こから飛び出そうとする。その際、ダンパゴムには吸着
方向（すなわち、ロータ方向）に吸着力が作用している
ため、応力的に不利なダンパゴムの角部に応力集中が生
じ亀裂が発生し易く、該亀裂の拡大によりダンパゴムの
飛び抜けが生じ易くなるという問題があった。
高速回転により、ストッパープレート１１との連結点で
ある前記ダンパゴムに遠心力が強く作用する。このた
め、ダンパゴムの様な弾性体に前記圧縮力と遠心力とが
働くことになり、ダンパゴムがストッパープレート１１
との接合点を中心としてその外周方向へ引っ張られ、そ
こから飛び出そうとする。その際、ダンパゴムには吸着
方向（すなわち、ロータ方向）に吸着力が作用している
ため、応力的に不利なダンパゴムの角部に応力集中が生
じ亀裂が発生し易く、該亀裂の拡大によりダンパゴムの
飛び抜けが生じ易くなるという問題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するため、ダンパゴム等の弾性体の角部に応力集中が生
じても亀裂の発生を防ぎ、さらに、ストッパープレート
からのダンパゴムの飛び抜けを防止する目的で、請求向
記載の発明においては、エンジンなどの外部駆動源から
の駆動力により回転するロータと、回転軸に軸装された
アーマチュアを主軸に保持するハブからなるアーマチュ
ア保持部材と、該ハブにボルトなどで固着されアーマチ
ュアの軸方向の移動を規制するストッパープレート等の
アーマチュア規制部材と、該アーマチュア規制部材のが
異臭部近傍に設けられ、内側に対向するアーマチュアを
軸線方向へ摺動可能に指示するダンパゴム等の弾性部材
と、この弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを
内側方向に磁気吸引する励磁装置とを備えた電磁連結装
置において、前記弾性部材内に硬質部材を装着してい
る。
するため、ダンパゴム等の弾性体の角部に応力集中が生
じても亀裂の発生を防ぎ、さらに、ストッパープレート
からのダンパゴムの飛び抜けを防止する目的で、請求向
記載の発明においては、エンジンなどの外部駆動源から
の駆動力により回転するロータと、回転軸に軸装された
アーマチュアを主軸に保持するハブからなるアーマチュ
ア保持部材と、該ハブにボルトなどで固着されアーマチ
ュアの軸方向の移動を規制するストッパープレート等の
アーマチュア規制部材と、該アーマチュア規制部材のが
異臭部近傍に設けられ、内側に対向するアーマチュアを
軸線方向へ摺動可能に指示するダンパゴム等の弾性部材
と、この弾性部材の弾性力に抗して前記アーマチュアを
内側方向に磁気吸引する励磁装置とを備えた電磁連結装
置において、前記弾性部材内に硬質部材を装着してい
る。
【０００９】また、請求向２記載の発明においては、外
部駆動源からの駆動力により回転するロータと、回転軸
に軸装されたアーマチュア保持部材と、該アーマチュア
保持部材に固着されたアーマチュア規制部材と、該アー
マチュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向
するアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持する弾性
部材と、一端に外弾性部材を押圧保持するフランジ部を
有し、他端が外弾性部材を貫通しアーマチュア板に固着
され前記アーマチュア規制部材とアーマチュア板とを連
結するピンなどの連結具と、該弾性部材の弾性力に抗し
て前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置
とを備えた電磁連結装置において、前記連結具のフラン
ジ部内面側に、軸線方向に突設した鍔部を有している。
部駆動源からの駆動力により回転するロータと、回転軸
に軸装されたアーマチュア保持部材と、該アーマチュア
保持部材に固着されたアーマチュア規制部材と、該アー
マチュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向
するアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持する弾性
部材と、一端に外弾性部材を押圧保持するフランジ部を
有し、他端が外弾性部材を貫通しアーマチュア板に固着
され前記アーマチュア規制部材とアーマチュア板とを連
結するピンなどの連結具と、該弾性部材の弾性力に抗し
て前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置
とを備えた電磁連結装置において、前記連結具のフラン
ジ部内面側に、軸線方向に突設した鍔部を有している。
【００１０】さらに、請求項３記載の発明では、外部駆
動源からの駆動力により回転するロータと、回転軸に軸
装されたアーマチュア保持部材と、該アーマチュア保持
部材に固着されたアーマチュア規制部材と、該アーマチ
ュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向する
アーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持する弾性部材
と、一端に該弾性部材を押圧保持するフランジ部を有
し、他端が該弾性部材を貫通しアーマチュア板に固着さ
れアーマチュア規制部材とアーマチュア板とを連結する
ピン等の連結具と、該弾性部材の弾性力に抗して前記ア
ーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置とを備え
た電磁連結装置において、前記連結具のフランジ部内面
側をテーパー面としている。
動源からの駆動力により回転するロータと、回転軸に軸
装されたアーマチュア保持部材と、該アーマチュア保持
部材に固着されたアーマチュア規制部材と、該アーマチ
ュア規制部材の外周部近傍に設けられ、内側に対向する
アーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支持する弾性部材
と、一端に該弾性部材を押圧保持するフランジ部を有
し、他端が該弾性部材を貫通しアーマチュア板に固着さ
れアーマチュア規制部材とアーマチュア板とを連結する
ピン等の連結具と、該弾性部材の弾性力に抗して前記ア
ーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装置とを備え
た電磁連結装置において、前記連結具のフランジ部内面
側をテーパー面としている。
【００１１】
【作用】本発明の電磁連結装置において、ダンパゴム内
部に金属片などの剛体である硬質部材を加硫接着により
挿着することにより、アーマチュアがロータに吸着され
アーマチュアに回転力が伝達された際、ダンパゴムに加
わる回転方向先行順の圧縮力や回転方向遅れ側の伸長力
並びに高速回転に伴う遠心力やこれらの応力等によるダ
ンパゴムの角の動きを防止し、ゴムに亀裂が発生するこ
とを防止することができる。
部に金属片などの剛体である硬質部材を加硫接着により
挿着することにより、アーマチュアがロータに吸着され
アーマチュアに回転力が伝達された際、ダンパゴムに加
わる回転方向先行順の圧縮力や回転方向遅れ側の伸長力
並びに高速回転に伴う遠心力やこれらの応力等によるダ
ンパゴムの角の動きを防止し、ゴムに亀裂が発生するこ
とを防止することができる。
【００１２】また、本発明の電磁連絡装置において、ダ
ンパゴム等の弾性部材の円筒部外周部或いは円筒部内部
に該弾性部材の軸線と平行に硬質部材を延設しているた
め、アーマチュアがロータに吸着されアーマチュアに回
転力が伝達された際、高速回転に伴う円心録やこれらの
応力等によるダンパゴムの過度の動きを防止し、ダンパ
ゴムがストッパープレート等のアーマチュア規制部材か
ら抜け出ることを防止することができる。
ンパゴム等の弾性部材の円筒部外周部或いは円筒部内部
に該弾性部材の軸線と平行に硬質部材を延設しているた
め、アーマチュアがロータに吸着されアーマチュアに回
転力が伝達された際、高速回転に伴う円心録やこれらの
応力等によるダンパゴムの過度の動きを防止し、ダンパ
ゴムがストッパープレート等のアーマチュア規制部材か
ら抜け出ることを防止することができる。
【００１３】さらに、本発明の電磁連結装置において、
ストッパーピン等の連結具１２のフランジ部１２ａ内面
側をテーパー面としたため、アーマチュア回転時の遠心
力やこれらの応力等によるダンパゴムの変形を防止し、
ダンパゴムがストッパープレートから飛び出すことを防
止することができる。
ストッパーピン等の連結具１２のフランジ部１２ａ内面
側をテーパー面としたため、アーマチュア回転時の遠心
力やこれらの応力等によるダンパゴムの変形を防止し、
ダンパゴムがストッパープレートから飛び出すことを防
止することができる。
【００１４】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで前記従来の電磁連結装置と同一部品は
同一符号で示しその説明は省略する。
説明する。ここで前記従来の電磁連結装置と同一部品は
同一符号で示しその説明は省略する。
【００１５】図１及び図２は、本発明に係わる電磁連結
装置を車両空調用の圧縮機に電磁クラッチとして実施し
た例を示し、図１はその縦断面図、図２はそのうちのダ
ンパゴムを示す要部拡大断面図を示す。
装置を車両空調用の圧縮機に電磁クラッチとして実施し
た例を示し、図１はその縦断面図、図２はそのうちのダ
ンパゴムを示す要部拡大断面図を示す。
【００１６】図において、電磁クラッチは、圧縮機本体
１に延設されたフロントノーズ１ａにラジアル軸受２を
介して回転自在に支持されたロータ３を備えており、こ
のロータ３にはＶ溝３ａを有するプーリ１３が一体的に
固定されている。このプーリ１３には図示しないＶベリ
トが張架されており、自動車のエンジンから駆動力を伝
達され該エンジンが駆動されている間回転している。ま
た、圧縮機本体１の一側面にボルト１５で固定された取
付フランジ１４には、環状の励磁コイル９ａとこれを保
持するフィールドコア４とからなる励磁装置９が固定さ
れている。この励磁装置９は、プーリ１３の内周面とロ
ータ３のボス部外周面との間に形成された環状空間部内
に係入されている。また、励磁コイル９ａはリード先１
６によって外部電源に接続されている。
１に延設されたフロントノーズ１ａにラジアル軸受２を
介して回転自在に支持されたロータ３を備えており、こ
のロータ３にはＶ溝３ａを有するプーリ１３が一体的に
固定されている。このプーリ１３には図示しないＶベリ
トが張架されており、自動車のエンジンから駆動力を伝
達され該エンジンが駆動されている間回転している。ま
た、圧縮機本体１の一側面にボルト１５で固定された取
付フランジ１４には、環状の励磁コイル９ａとこれを保
持するフィールドコア４とからなる励磁装置９が固定さ
れている。この励磁装置９は、プーリ１３の内周面とロ
ータ３のボス部外周面との間に形成された環状空間部内
に係入されている。また、励磁コイル９ａはリード先１
６によって外部電源に接続されている。
【００１７】圧縮機本体１内の圧縮部（図示せず）から
フロントノーズ１ａ内に延設された主軸５には、ハブ６
がその先端部にボルト５ａによって螺合固定されてい
る。さらに該ハブには、アーマチュアの軸方向の移動を
規制するストッパープレート１１が、ボルト１１ａによ
り螺合固定されている。これにより、アーマチュア８は
ストッパープレート１１及びハブ６を介して圧縮機の主
軸５に固定されている。また、アーマチュア８とストッ
パープレート１１とは複数の板バネ７によっても連結し
ており、この板バネ７によっても前記アーマチュアは軸
方向の移動が規制されている。
フロントノーズ１ａ内に延設された主軸５には、ハブ６
がその先端部にボルト５ａによって螺合固定されてい
る。さらに該ハブには、アーマチュアの軸方向の移動を
規制するストッパープレート１１が、ボルト１１ａによ
り螺合固定されている。これにより、アーマチュア８は
ストッパープレート１１及びハブ６を介して圧縮機の主
軸５に固定されている。また、アーマチュア８とストッ
パープレート１１とは複数の板バネ７によっても連結し
ており、この板バネ７によっても前記アーマチュアは軸
方向の移動が規制されている。
【００１８】ストッパープレート１１はアーマチュア８
より小径のほぼ円盤形状であり、アーマチュアに対向し
てその外側に配置している。また、ストッパープレート
１１の周縁部には前記のダンパゴムが貫通配置される嵌
合孔１７が複数設けられている。
より小径のほぼ円盤形状であり、アーマチュアに対向し
てその外側に配置している。また、ストッパープレート
１１の周縁部には前記のダンパゴムが貫通配置される嵌
合孔１７が複数設けられている。
【００１９】次に、図２を参照してダンパゴムの構造に
付いて説明する。なお、本実施例で使用されるダンパゴ
ムとしては合成ゴム或いは天然ゴムが用いられるが、特
に防振ゴムが好適である。
付いて説明する。なお、本実施例で使用されるダンパゴ
ムとしては合成ゴム或いは天然ゴムが用いられるが、特
に防振ゴムが好適である。
【００２０】本実施例の電磁クラッチにおけるダンパゴ
ムは、円筒部１０ａと、その片側に一体に形成した鍔部
１０ｂと、円筒部１０ａと鍔部１０ｂとの間に設けられ
た溝部１０ｃと、円筒部１０ａの中心軸に沿って鍔部１
０ｂへ抜ける貫通孔１０ｄとからなり、円筒部１０ａの
一端寄りで貫通孔１０ｄを囲繞するように環状の金具１
０ｅがダンパゴム内に加硫接着されている。
ムは、円筒部１０ａと、その片側に一体に形成した鍔部
１０ｂと、円筒部１０ａと鍔部１０ｂとの間に設けられ
た溝部１０ｃと、円筒部１０ａの中心軸に沿って鍔部１
０ｂへ抜ける貫通孔１０ｄとからなり、円筒部１０ａの
一端寄りで貫通孔１０ｄを囲繞するように環状の金具１
０ｅがダンパゴム内に加硫接着されている。
【００２１】かかる構造のダンパゴム１０は、ストッパ
ープレート１１の周縁部に穿設された嵌合孔１７の開口
縁に溝部１０ｃを圧入嵌合して、ストッパープレート１
１にとりつけられる。そして、貫通孔１０ｄに一端にフ
ランジ部１２ａを有するストッパーピン１２の軸部１２
ｂを貫挿し、さらに軸部１２ｂの先端をアーマチュア８
に形成したリベット孔８ａ内にてカシメることによって
固着される。したがって、アーマチュア８は、当該ダン
パゴム１０及びストッパーピン１２によっても、ストッ
パープレート１１並びにハブ６を介して主軸５に連結し
ている。
ープレート１１の周縁部に穿設された嵌合孔１７の開口
縁に溝部１０ｃを圧入嵌合して、ストッパープレート１
１にとりつけられる。そして、貫通孔１０ｄに一端にフ
ランジ部１２ａを有するストッパーピン１２の軸部１２
ｂを貫挿し、さらに軸部１２ｂの先端をアーマチュア８
に形成したリベット孔８ａ内にてカシメることによって
固着される。したがって、アーマチュア８は、当該ダン
パゴム１０及びストッパーピン１２によっても、ストッ
パープレート１１並びにハブ６を介して主軸５に連結し
ている。
【００２２】以上のように構成された電磁クラッチの動
作を説明する。図１に示す励磁コイル９ａの消磁時に
は、ダンパゴム１０側に固定されたアーマチュア８がロ
ータ３から所定間隔ｇだけ離間していることにより、プ
ーリ１３が外部駆動源であるエンジン（図示せず）によ
って駆動されて回転していても、その回転は主軸５に伝
達されない。この状態から励磁コイル９ａに電圧を印加
すると、アーマチュア８がロータ３に吸着される。ここ
で、ストッパーピン１２の先端がリベット孔８ａ内でカ
シメ固定されているため、アーマチュアの吸着移動に追
従してストッパーピン１２のフランジ部１２ａがダンパ
ゴム１０の円筒部１０ａを吸着方向に圧縮変形させつつ
アーマチュア８がロータ３の吸着面へ吸着される。これ
により１３の回転は、ロータ３、アーマチュア８、スト
ッパープレート１１、ハブ６と伝わり、主軸５に伝達さ
れる。
作を説明する。図１に示す励磁コイル９ａの消磁時に
は、ダンパゴム１０側に固定されたアーマチュア８がロ
ータ３から所定間隔ｇだけ離間していることにより、プ
ーリ１３が外部駆動源であるエンジン（図示せず）によ
って駆動されて回転していても、その回転は主軸５に伝
達されない。この状態から励磁コイル９ａに電圧を印加
すると、アーマチュア８がロータ３に吸着される。ここ
で、ストッパーピン１２の先端がリベット孔８ａ内でカ
シメ固定されているため、アーマチュアの吸着移動に追
従してストッパーピン１２のフランジ部１２ａがダンパ
ゴム１０の円筒部１０ａを吸着方向に圧縮変形させつつ
アーマチュア８がロータ３の吸着面へ吸着される。これ
により１３の回転は、ロータ３、アーマチュア８、スト
ッパープレート１１、ハブ６と伝わり、主軸５に伝達さ
れる。
【００２３】この場合、アーマチュア８がロータ３に吸
着される瞬間に生じる衝撃は、上記のダンパゴム１０の
吸着方向の圧縮変形により吸収され、また、ダンパゴム
１０の回転方向への圧縮変形により、主軸５のねじり振
動が低減され急激なトルク立ち上がりが抑制される。
着される瞬間に生じる衝撃は、上記のダンパゴム１０の
吸着方向の圧縮変形により吸収され、また、ダンパゴム
１０の回転方向への圧縮変形により、主軸５のねじり振
動が低減され急激なトルク立ち上がりが抑制される。
【００２４】さらにこの状態から励磁コイル９ａの励磁
が解かれると、ロータ３へのアーマチュア８の吸着が解
かれ、この瞬間に圧縮されていたダンパゴム１０が弾性
復元することによりアーマチュア８が外側へ移動して駆
動力の切断が行われる。この場合、ダンパゴム１０に鍔
部１０ｂを設けたことにより、アーマチュア８がストッ
パープレート１１に当接するときの衝撃音が消去され
る。
が解かれると、ロータ３へのアーマチュア８の吸着が解
かれ、この瞬間に圧縮されていたダンパゴム１０が弾性
復元することによりアーマチュア８が外側へ移動して駆
動力の切断が行われる。この場合、ダンパゴム１０に鍔
部１０ｂを設けたことにより、アーマチュア８がストッ
パープレート１１に当接するときの衝撃音が消去され
る。
【００２５】次に図を参照してダンパゴム１０内に挿着
した硬質部材について説明する。図１並びに図２に示す
硬質部材１０ｅは、ステンレス（ＳＵＳ）、鉄或いは黄
銅などの金属からなり、段差を有する環状に成形され、
ダンパゴム１０の円筒部１０ａ内のストッパーピン１２
のフランジ部１２ａ寄りに加硫接着されている。これに
より、励磁コイル９ａへの通電によるアーマチュア８回
転時に発生する遠心力によるダンパゴムの円筒部１０ａ
の周方向への過度な変形を防止し、ゴムの亀裂の発生防
止及びダンパゴム１０がストッパープレート１１から飛
び出るのを防止することができる。
した硬質部材について説明する。図１並びに図２に示す
硬質部材１０ｅは、ステンレス（ＳＵＳ）、鉄或いは黄
銅などの金属からなり、段差を有する環状に成形され、
ダンパゴム１０の円筒部１０ａ内のストッパーピン１２
のフランジ部１２ａ寄りに加硫接着されている。これに
より、励磁コイル９ａへの通電によるアーマチュア８回
転時に発生する遠心力によるダンパゴムの円筒部１０ａ
の周方向への過度な変形を防止し、ゴムの亀裂の発生防
止及びダンパゴム１０がストッパープレート１１から飛
び出るのを防止することができる。
【００２６】また、図３に示すように、前記金属などの
硬質材料で成形された円筒形の硬質部材をダンパゴム１
０の貫通孔１０ｄ対向面に加硫接着した例では、ダンパ
ゴムの周方向に作用する遠心力やアーマチュア８への動
力伝達時に生ずる回転方向先行側の圧縮力、回転方向遅
れ側の伸長力によるダンパゴムの変形による亀裂の発生
を防止することができる。
硬質材料で成形された円筒形の硬質部材をダンパゴム１
０の貫通孔１０ｄ対向面に加硫接着した例では、ダンパ
ゴムの周方向に作用する遠心力やアーマチュア８への動
力伝達時に生ずる回転方向先行側の圧縮力、回転方向遅
れ側の伸長力によるダンパゴムの変形による亀裂の発生
を防止することができる。
【００２７】また、図４の実施例に示す硬質部材１０ｅ
は、前記円筒部１０ａの前記フランジ部１２ａの対向面
に加硫接着されている。これにより、第一の実施例と同
様に、励磁コイル９ａへの通電によるアーマチュア８回
転時に発生する遠心力によるダンパゴムの円筒部１０ａ
の周方向への過度な変形を防止し、ゴムの亀裂の発生防
止及びダンパゴム１０がストッパープレート１１から飛
び出るのを防止することができる。さらに、図５に示す
実施例では、前記硬質部材１０ｅはダンパゴム１０の溝
部１０ｃ全体を覆うように加硫接着されている。この実
施例では、ストッパープレート１１に穿設された嵌合穴
１７周辺のダンパゴムに加わる前記遠心力等の負荷に基
づくダンパゴムの変形や亀裂の発生を防止し、該嵌合欠
１７からダンパゴム１０が飛び出るのを防止することが
できる。なお、図６に示すように、フランジ部内面側と
前記円筒部１０ａ外面側との間に、該円筒部の外周部の
一部を覆う鍔部を一体形成した硬質部材１０ｅを挟持さ
せるように設けてもよい。
は、前記円筒部１０ａの前記フランジ部１２ａの対向面
に加硫接着されている。これにより、第一の実施例と同
様に、励磁コイル９ａへの通電によるアーマチュア８回
転時に発生する遠心力によるダンパゴムの円筒部１０ａ
の周方向への過度な変形を防止し、ゴムの亀裂の発生防
止及びダンパゴム１０がストッパープレート１１から飛
び出るのを防止することができる。さらに、図５に示す
実施例では、前記硬質部材１０ｅはダンパゴム１０の溝
部１０ｃ全体を覆うように加硫接着されている。この実
施例では、ストッパープレート１１に穿設された嵌合穴
１７周辺のダンパゴムに加わる前記遠心力等の負荷に基
づくダンパゴムの変形や亀裂の発生を防止し、該嵌合欠
１７からダンパゴム１０が飛び出るのを防止することが
できる。なお、図６に示すように、フランジ部内面側と
前記円筒部１０ａ外面側との間に、該円筒部の外周部の
一部を覆う鍔部を一体形成した硬質部材１０ｅを挟持さ
せるように設けてもよい。
【００２８】このように、ダンパゴム１０内に金属片な
どの剛性を有する硬質部材１０ｅを加硫接着により挿着
したことにより、該ゴムに作用する遠心力やその応力等
に起因するゴムの亀裂やストッパープレート１１からの
抜けを防止できるため、耐久性及び信頼性の優れた電磁
クラッチが得られる。しかも、ダンパゴム１０内部に金
属片等の硬質部材を挿着するのみという簡単な構造で前
記の効果が得られるので、ダンパゴム１０の円周部の周
囲にダンパゴム固定用のカバー部材を別途設ける必要も
ない。
どの剛性を有する硬質部材１０ｅを加硫接着により挿着
したことにより、該ゴムに作用する遠心力やその応力等
に起因するゴムの亀裂やストッパープレート１１からの
抜けを防止できるため、耐久性及び信頼性の優れた電磁
クラッチが得られる。しかも、ダンパゴム１０内部に金
属片等の硬質部材を挿着するのみという簡単な構造で前
記の効果が得られるので、ダンパゴム１０の円周部の周
囲にダンパゴム固定用のカバー部材を別途設ける必要も
ない。
【００２９】次に図を参照して本発明に係わる連結具に
ついて説明する。図７乃至図９に示す実施例では、鉄な
どの金属で形成されたストッパーピン１２が連結具とし
て用いられている。該ストッパーピン１２は断面略Ｔ字
形で、その一端はフランジ部１２ａと、他端はダンパゴ
ム１０の貫通欠１０ｄを貫通しアーマチュア板８のリベ
ット孔８ａ内でカシメ固着される軸部１２ｂとで構成さ
れている。フランジ部１２ａはダンパゴム１０の円筒部
１０ａ外面側に圧接しているため、アーマチュア８吸着
時のロータ３とアーマチュア板８との衝撃音はダンパゴ
ムの圧縮変形により低減される。また、該フランジ部１
２ａのダンパゴムに対向する内面側には、ダンパゴムの
軸線方向に延在した鍔部１２ｃをフランジ部と一体形成
により設けている。図７に示す実施例では、該鍔部１２
ｃは円筒部１０ａの外周部に沿って環状或いは同心円上
に複数突設されている。これにより、アーマチュア回転
時遠心力の作用を受け易い円筒部１０ａのゴムの弾性変
形によるダンパゴム１０のストッパープレート１１の嵌
合穴１７からの飛び出しを防止することができる。
ついて説明する。図７乃至図９に示す実施例では、鉄な
どの金属で形成されたストッパーピン１２が連結具とし
て用いられている。該ストッパーピン１２は断面略Ｔ字
形で、その一端はフランジ部１２ａと、他端はダンパゴ
ム１０の貫通欠１０ｄを貫通しアーマチュア板８のリベ
ット孔８ａ内でカシメ固着される軸部１２ｂとで構成さ
れている。フランジ部１２ａはダンパゴム１０の円筒部
１０ａ外面側に圧接しているため、アーマチュア８吸着
時のロータ３とアーマチュア板８との衝撃音はダンパゴ
ムの圧縮変形により低減される。また、該フランジ部１
２ａのダンパゴムに対向する内面側には、ダンパゴムの
軸線方向に延在した鍔部１２ｃをフランジ部と一体形成
により設けている。図７に示す実施例では、該鍔部１２
ｃは円筒部１０ａの外周部に沿って環状或いは同心円上
に複数突設されている。これにより、アーマチュア回転
時遠心力の作用を受け易い円筒部１０ａのゴムの弾性変
形によるダンパゴム１０のストッパープレート１１の嵌
合穴１７からの飛び出しを防止することができる。
【００３０】また、図８に示す実施例では、前記鍔部１
２ｃは円筒部１０ａのゴム内に環状或いは同心円上に複
数突設されている。これにより、該円筒部１０ａのゴム
内部の弾性変形によるダンパゴム１０のストッパープレ
ート１１の嵌合穴１７からの飛び出しを防止することが
できる。更に、図９に示す実施例では、前記フランジ部
１２ａの内面側をテーパー面としている。さらに、この
テーパー面は、前記遠心力方向に垂直な面となるように
形成することが望ましい。これにより、アーマチュア回
転時の遠心力による前記円筒部１０ａのゴム内部の弾性
変形を該テーパー面が阻止するため、ダンパゴム１０が
ストッパープレート１１の嵌合穴１７から飛び出すのを
防止することができる。なお、この場合、前記テーパー
面に対応してダンパゴム１０のフランジ部対向面もテー
パー面に形成される。なお、前記各実施例は本発明を車
両用の圧縮機に電磁クラッチとして実施した例を示した
が、実施する機器の種類を限定するものではなく、電磁
ブレーキとして利用してもよい。
２ｃは円筒部１０ａのゴム内に環状或いは同心円上に複
数突設されている。これにより、該円筒部１０ａのゴム
内部の弾性変形によるダンパゴム１０のストッパープレ
ート１１の嵌合穴１７からの飛び出しを防止することが
できる。更に、図９に示す実施例では、前記フランジ部
１２ａの内面側をテーパー面としている。さらに、この
テーパー面は、前記遠心力方向に垂直な面となるように
形成することが望ましい。これにより、アーマチュア回
転時の遠心力による前記円筒部１０ａのゴム内部の弾性
変形を該テーパー面が阻止するため、ダンパゴム１０が
ストッパープレート１１の嵌合穴１７から飛び出すのを
防止することができる。なお、この場合、前記テーパー
面に対応してダンパゴム１０のフランジ部対向面もテー
パー面に形成される。なお、前記各実施例は本発明を車
両用の圧縮機に電磁クラッチとして実施した例を示した
が、実施する機器の種類を限定するものではなく、電磁
ブレーキとして利用してもよい。
【００３１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
エンジンなどの外部駆動源からの駆動力により回転する
ロータと、回転軸に軸装されアーマチュアを主軸に保持
するハブからなるアーマチュア保持部材と、該ハブにボ
ルトなどで固着されアーマチュアの軸方向の移動を規制
するストッパープレートなどのアーマチュア規制部材
と、該アーマチュア規制部材の外周部近傍に設けられ、
内側に対向するアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支
持するダンパゴムなどの弾性部材と、この弾性部材の弾
性力に抗して前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引す
る励磁装置とを備えた電磁連結装置において、前記弾性
部材内に主に金属などで形成された硬質部材を挿着した
ことにより、アーマチュアがロータに吸着されアーマチ
ュアに回転力が伝達された瞬間や回転状態が継続してい
る際、ダンパゴムに加わる回転方向先行側の圧縮力や回
転方向遅れ側の伸長力並びに高速回転に伴う遠心力やこ
れらの応力などによるダンパゴムの過度の動きを防止
し、ゴムに亀裂が発生することを防止することができ
る。また、前記遠心力などによるダンパゴムの変形によ
り、ストッパープレート１１からの抜けを防止できるた
め、耐久性及び信頼性の優れた電磁クラッチが得られ
る。
エンジンなどの外部駆動源からの駆動力により回転する
ロータと、回転軸に軸装されアーマチュアを主軸に保持
するハブからなるアーマチュア保持部材と、該ハブにボ
ルトなどで固着されアーマチュアの軸方向の移動を規制
するストッパープレートなどのアーマチュア規制部材
と、該アーマチュア規制部材の外周部近傍に設けられ、
内側に対向するアーマチュアを軸線方向へ摺動可能に支
持するダンパゴムなどの弾性部材と、この弾性部材の弾
性力に抗して前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引す
る励磁装置とを備えた電磁連結装置において、前記弾性
部材内に主に金属などで形成された硬質部材を挿着した
ことにより、アーマチュアがロータに吸着されアーマチ
ュアに回転力が伝達された瞬間や回転状態が継続してい
る際、ダンパゴムに加わる回転方向先行側の圧縮力や回
転方向遅れ側の伸長力並びに高速回転に伴う遠心力やこ
れらの応力などによるダンパゴムの過度の動きを防止
し、ゴムに亀裂が発生することを防止することができ
る。また、前記遠心力などによるダンパゴムの変形によ
り、ストッパープレート１１からの抜けを防止できるた
め、耐久性及び信頼性の優れた電磁クラッチが得られ
る。
【００３２】また、本発明の電磁連結装置において、ダ
ンパゴムなどの弾性部材をアーマチュア板に連結する連
結具のフランジ部内面側に軸線方向に鍔部を突設してい
るため、アーマチュアがロータに吸着されアーマチュア
に回転力が伝達された際、高速回転に伴う遠心力やこれ
らの応力などによるダンパゴムの過度の動きを防止し、
ダンパゴムがストッパープレートなどのアーマチュア規
制部材から抜け出ることを防止することができる。
ンパゴムなどの弾性部材をアーマチュア板に連結する連
結具のフランジ部内面側に軸線方向に鍔部を突設してい
るため、アーマチュアがロータに吸着されアーマチュア
に回転力が伝達された際、高速回転に伴う遠心力やこれ
らの応力などによるダンパゴムの過度の動きを防止し、
ダンパゴムがストッパープレートなどのアーマチュア規
制部材から抜け出ることを防止することができる。
【００３３】さらに、本発明の電磁連結装置において、
ストッパーピンなどの連結具１２のフランジ部１２ａ内
面側をテーパー面としたため、アーマチュアがロータに
吸着されアーマチュアに回転力が伝達された際、高速回
転に伴う遠心力やこれらの応力などのによるダンパゴム
の過度の動きを防止し、ダンパゴムがストッパープレー
トなどのアーマチュア規制部材から抜け出ることを防止
することができる。
ストッパーピンなどの連結具１２のフランジ部１２ａ内
面側をテーパー面としたため、アーマチュアがロータに
吸着されアーマチュアに回転力が伝達された際、高速回
転に伴う遠心力やこれらの応力などのによるダンパゴム
の過度の動きを防止し、ダンパゴムがストッパープレー
トなどのアーマチュア規制部材から抜け出ることを防止
することができる。
【図１】本発明に係わる電磁クラッチの一実施例を示す
断面図、
断面図、
【図２】図１に係わるダンパゴムの拡大断面図、
【図３】ダンパゴムの他の実施例を示す拡大断面図、
【図４】ダンパゴムの他の実施例を示す拡大断面図、
【図５】ダンパゴムの他の実施例を示す拡大断面図、
【図６】本発明に係わる連結具の実施例を示す拡大断面
図、
図、
【図７】連結具の他の実施例を示す拡大断面図、
【図８】連結具の他の実施例を示す拡大断面図、
【図９】連結具の他の実施例を示す拡大断面図、
【図１０】従来例を示す電磁クラッチの断面図、
３…ロータ、５…主軸、６…ハブ、７…板バネ、８…ア
ーマチュア板、９…励磁装置、１０…ダンパゴム、１０
ｅ…硬質部材、１１…ストッパープレート、１２…スト
ッパーピン、１３…プーリ、１７…嵌合穴。
ーマチュア板、９…励磁装置、１０…ダンパゴム、１０
ｅ…硬質部材、１１…ストッパープレート、１２…スト
ッパーピン、１３…プーリ、１７…嵌合穴。
Claims (3)
- 【請求項１】 外部駆動源からの駆動力により回転する
ロータと、回転軸に軸装されたアーマチュア保持部材
と、該アーマチュア保持部材に固着されたアーマチュア
規制部材と、該アーマチュア規制部材の外周部近傍に設
けられ、内側に対向するアーマチュアを軸線方向へ摺動
可能に指示する弾性部材と、この弾性部材の弾性力に抗
して前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する励磁装
置とを備えた電磁連結装置において、 前記弾性部材内に硬質部材を装着したことを特徴とする
電磁連結装置。 - 【請求項２】 外部駆動源からの駆動力により回転する
ロータと、回転軸に軸装されたアーマチュア保持部材
と、該アーマチュア保持部材に固着されたアーマチュア
規制部材と、該アーマチュア規制部材の外周部近傍に設
けられ、内側に対向するアーマチュアを軸線方向へ摺動
可能に指示する弾性部材と、一端に該弾性部材を押圧保
持するフランジ部を有し、他端が該弾性部材を貫通しア
ーマチュア板に固着され前記アーマチュア規制部材とア
ーマチュア板とを連結する連結具と、該弾性部材の弾性
力に抗して前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する
励磁装置とを備えた電磁連結装置において、 前記連結具のフランジ部内部面側に、軸線方向に突設し
た鍔部を有することを特徴とする電磁連結装置。 - 【請求項３】 外部駆動源からの駆動力により回転する
ロータと、回転軸に軸装されたアーマチュア保持部材
と、該アーマチュア保持部材に固着されたアーマチュア
規制部材と、該アーマチュア規制部材の外周部近傍に設
けられ、内側に対向するアーマチュアを軸線方向へ摺動
可能に指示する弾性部材と、一端に該弾性部材を押圧保
持するフランジ部を有し、他端が該弾性部材を貫通しア
ーマチュア板に固着され前記アーマチュア規制部材とア
ーマチュア板とを連結する連結具と、該弾性部材の弾性
力に抗して前記アーマチュアを内側方向に磁気吸引する
励磁装置とを備えた電磁連結装置において、 前記連結具のフランジ部内面側をテーパー面としたこと
を特徴とする電磁連結装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5321909A JP2752897B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電磁連結装置 |
| US08/358,313 US5560464A (en) | 1993-12-21 | 1994-12-19 | Electromagnetic clutch |
| AU81615/94A AU679803C (en) | 1993-12-21 | 1994-12-21 | Electromagnetic clutch |
| US08/469,599 US5575371A (en) | 1993-12-21 | 1995-06-06 | Electromagnetic clutch |
| US08/469,048 US5575370A (en) | 1993-12-21 | 1995-06-06 | Electromagnetic clutch |
| AU20004/97A AU683609B2 (en) | 1993-12-21 | 1997-05-01 | Electromagnetic clutch |
| AU20005/97A AU683610B2 (en) | 1993-12-21 | 1997-05-01 | Electromagnetic clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5321909A JP2752897B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電磁連結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07174167A true JPH07174167A (ja) | 1995-07-11 |
| JP2752897B2 JP2752897B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=18137761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5321909A Expired - Fee Related JP2752897B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 電磁連結装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5560464A (ja) |
| JP (1) | JP2752897B2 (ja) |
| AU (2) | AU683610B2 (ja) |
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