JP2583661Y2 - 電磁クラッチの被着音防止機構 - Google Patents

電磁クラッチの被着音防止機構

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JP2583661Y2
JP2583661Y2 JP1993021840U JP2184093U JP2583661Y2 JP 2583661 Y2 JP2583661 Y2 JP 2583661Y2 JP 1993021840 U JP1993021840 U JP 1993021840U JP 2184093 U JP2184093 U JP 2184093U JP 2583661 Y2 JP2583661 Y2 JP 2583661Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回転動力の伝達および
遮断を行う電磁クラッチに関し、例えばカーエアコンの
圧縮機作動の断続のために用いて好適であり、特にロー
タとアーマチュアとの被着時に発生する音を防ぐ機構に
係わる技術である。
【0002】
【従来の技術】乾式単板電磁クラッチは、回転駆動され
るロータに間隙を隔てて対向配置されたアーマチュアを
備える。そして、電磁コイルが通電を受けて磁力を発生
すると、回転被動体に板バネを介して支持されたアーマ
チュアがロータに吸引され、板バネの変形によってアー
マチュアがロータに被着する。この結果、ロータの回転
が、アーマチュア、板バネを介して回転被動体に伝達さ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記に示す電磁クラッ
チの構造では、電磁コイルの通電停止時にアーマチュア
がロータより間隙を隔てて対向配置されるため、電磁コ
イルが通電されてアーマチュアがロータに被着する際、
アーマチュアがロータに衝突する。アーマチュアは板バ
ネを介して支持されるため、剛性が低い。このため、ア
ーマチュアがロータに衝突した際、アーマチュアが振動
して比較的大きな作動音、つまり被着音が発生する。
【0004】本考案は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、アーマチュアがロータに被着する際
の被着音を抑えることのできる電磁クラッチの被着音防
止機構の提供にある。
【0005】
〔第1考案〕
第1考案の電磁クラッチは、通電によって磁力を発生す
る電磁コイルと、回転駆動されるロータと、前記電磁コ
イルの発生する磁力によって前記ロータに被着し、ロー
タの回転を受けるアーマチュアと、このアーマチュアと
一体に回転する回転被動体と、前記アーマチュアと前記
回転被動体との間に設けられ、前記アーマチュアを前記
ロータ側へ変位可能に支持する板バネとを備える。前記
板バネは、前記アーマチュアに固定される固着部より前
記アーマチュアの内周側に延びて内端が自由端に設けら
れ、前記アーマチュアの変位を内周側へ伝えるアーム部
を備える。また、前記回転被動体は、前記アーマチュア
の内周側において前記アーム部と対向するように配置し
た保持部材を備える。さらに、前記アーム部と前記保持
部材との間に弾性材を設ける。そして、前記アーマチュ
アが前記ロータに被着する際に、前記弾性材が前記アー
ム部と前記保持部材との間で圧縮されるように設けられ
る。なお、前記アーマチュアを、内周に配された内側リ
ングと、この内側リングとは別体に設けられて、前記内
側リングの外周に間隙を隔てて配置された外側リング
と、前記内側リングと前記外側リングを連結する連結部
材とから構成し、この連結部材を板バネと一体に設ける
とともに、非磁性体によって設ける技術的手段を採用し
ても良い。 〔第2考案〕 第2考案の電磁クラッチは、通電によって磁力を発生す
る電磁コイルと、回転駆動されるロータと、前記電磁コ
イルの発生する磁力によって前記ロータに被着し、ロー
タの回転を受けるアーマチュアと、このアーマチュアと
一体に回転する回転被動体と、前記アーマチュアと前記
回転被動体との間に設けられ、前記アーマチュアを前記
ロータ側へ変位可能に支持する板バネとを備える。前記
アーマチュアは、内周に配された内側リングと、この内
側リングとは別体に設けられて、前記内側リングの外周
に間隙を隔てて配置された外側リングと、前記内側リン
グと前記外側リングとを連結する連結部材とからなる。
また、この連結部材と前記回転被動体との間に弾性材を
介在させる。そして、前記アーマチュアが前記ロータに
被着する際に、前記弾性材が、前記連結部材と前記回転
被動体との間で変形するように設けられる。
【0006】
【作用】
〔第1考案〕 電磁コイルが通電されると、アーマチュアはロータに吸
引されてロータに被着する。このアーマチュアがロータ
に吸引される際、アーマチュアの移動にともなって、ア
ーム部が弾性材を圧縮する。そして、アーマチュアがロ
ータに近づくにつれて、アーム部および弾性材の反力が
大きくなる。つまり、アーマチュアがロータに被着する
寸前に、アーマチュアがロータに被着するのに抗する力
が大きくなるため、アーマチュアがロータに被着する衝
撃が抑えられる。なお、板バネを非磁性材で形成するこ
とにより、連結部材を介して磁気が内外リングの間で漏
れる不具合がない。 〔第2考案〕 電磁コイルが通電されると、アーマチュアはロータに吸
引されてロータに被着する。このアーマチュアがロータ
に吸引される際、アーマチュアの移動にともなって、つ
まり、アーマチュアの連結部材と回転被動体との変位に
ともなって、連結部材と回転被動体との間に介在された
弾性材が変形する。そして、アーマチュアがロータに近
づくにつれて、弾性材の変形度合が大きくなり、アーマ
チュアがロータに被着するのに抗する力が大きくなる。
このため、アーマチュアがロータに被着する衝撃が抑え
られる。
【0007】
【考案の効果】第1、第2考案の電磁クラッチの被着音
防止機構は、上記の作用で示したように、アーマチュア
がロータに被着する寸前に、アーマチュアがロータに被
着するのに抗する力が大きくなって、アーマチュアがロ
ータに被着する衝撃が抑えられるため、アーマチュアが
ロータに被着した際に発生する被着音を抑えることがで
きる。被着音を低減する機構をアーマチュアの内径のス
ペースに収めることが可能であるため、電磁クラッチの
体格を大きくすることなく、被着音を抑えることができ
る。また、第1考案では弾性材を押圧する部材は、板バ
ネと一体のアーム部であるため、被着音防止機構の部品
点数が少なく、かつ組付工数を抑えることができる。ま
た、アーマチュアに被着音防止機構のための加工を施す
必要がなく、アーマチュアの加工が容易である。一方、
第2考案で弾性材を変形させる部材として、内周リング
と外周リングとを連結する連結部材を用いるため、被着
音防止機構の部品点数が少なく、かつ組付工数を抑える
ことができる。また、アーマチュアに被着音防止機構の
ための加工を施す必要がなく、アーマチュアの加工が容
易である。
【0008】
〔実施例の構成〕
図1ないし図11は第1考案を適用した第1実施例を示
すもので、図1は車両用冷凍サイクルの冷媒圧縮機に取
り付けられる電磁クラッチの断面図、図2はその正面図
である。電磁クラッチ1は、ステータ2内に収容された
電磁コイル3と、図示しないエンジンによって回転駆動
されるロータ4と、電磁コイル3の発生する磁力によっ
てロータ4に被着するアーマチュア5と、このアーマチ
ュア5に板バネ6を介して連結され、アーマチュア5と
一体に回転して図示しない冷媒圧縮機に回転動力を伝え
るインナーハブ7とからなる。
【0009】電磁コイル3は、絶縁皮膜を施した導線を
巻いたもので、鉄などの磁性体製で形成された断面コ字
形のステータ2内に収容され、エポキシ等の樹脂部材9
によってステータ2内にモールド固定されている。な
お、ステータ2は、リング状の支持部材10に固定さ
れ、この支持部材10が冷媒圧縮機のハウジングに固定
されることによって、ステータ2が冷媒圧縮機に装着さ
れる。ロータ4は、周囲に多段式のVベルト(図示しな
い)が掛け渡されるプーリ4aを有し、Vベルトを介し
て伝達されたエンジンの回転動力によって回転する。ロ
ータ4は、鉄などの磁性体製で、ステータ2を収容する
断面コ字形を呈する。また、ロータ4は、その内周にベ
アリング11を備え、このベアリング11によってロー
タ4は冷媒圧縮機のハウジングに対して回転自在に支持
される。アーマチュア5は、ロータ4の摩擦面に間隙を
隔てて対向配置されるもので、鉄などの磁性体よりなる
リング状を呈する。本実施例のアーマチュア5は、内周
に配された内側リング5aと、この内側リング5aに間
隙(磁気遮断溝5c)を隔てて外周に配置された外側リ
ング5bとを組み合わせたもので、非磁性材よりなる板
バネ6と一体に設けられた連結部材20を、図2に示す
ように、内外のリング5a、5bの間に架け渡し、リベ
ット12、13で固定したものである。なお、板バネ6
は、非磁性ステンレス(オーステナイト系)よりなり、
内側リング5aと外側リング5bの間の磁気遮断を完全
にしている。
【0010】インナーハブ7は、本考案の回転被動体
で、三角形状のつば部7aと、冷媒圧縮機の入力軸にス
プライン嵌合される円筒部7bとを接合したものであ
る。つば部7aは、複数の金属ばね材よりなる板バネ6
を介してアーマチュア5に連結され、インナーハブ7は
アーマチュア5と一体に回転する。アーマチュア5と板
バネ6は上述のリベット12、13によって固定され、
板バネ6とつば部7aはリベット14によって固定され
ている。この板バネ6の弾性力により、アーマチュア5
は、ロータ4から離れる方向へ変位するようになってい
る。つば部7aの三角形の各頂部近傍に開けた穴には、
ゴム材料等の弾性部材よりなるストッパクッション16
が圧入により取り付けられている。このストッパクッシ
ョン16は、図1に示すようにつば部7aとアーマチュ
ア5との間に介挿された円板部16aを有し、この円板
部16aによってアーマチュア5が所定間隙以上ロータ
4から離れるのを阻止し、電磁コイル3の通電が停止し
ている場合に、アーマチュア5とロータ4との間隙gを
所定間隙(例えば0.5mm)に保つものである。
【0011】板バネ6は、図1に示すように、アーマチ
ュア5に固定されるリベット12、13(本考案の固着
部)より、アーマチュア5の内周側に延びるバネ力を備
えたアーム部17が一体に設けられている。このアーム
部17の内周側のアーマチュア5側の面は、アーマチュ
ア5の内側リング5aの内側に配置された弾性材18の
一部に押し付けられている。この弾性材18は、アーマ
チュア5の内周側においてアーム部17と対向するよう
に配置され、インナーハブ7に固定されたリング状の保
持部材19と、アーム部17との間で保持されている。
この弾性材18および保持部材19について、それぞれ
次で説明する。
【0012】弾性材18は、アーム部17より弾性力の
低い天然ゴム、合成ゴム(ニトリルゴム、ブチルゴムな
ど)などの弾性ゴムよりなる。また、弾性材18は、図
3ないし図5に示すように、略扇型の扇部18aを3つ
(板バネ6の同数)有し、これらを連結材18bにて連
結したリング状に形成されている。扇部18aの一方に
は、アーム部17によって押圧される押圧部18cが設
けられている。この押圧部18cは、アーム部17が組
み付けられた状態におけるアーム部17の変形に応じて
テーパ状に設けられている(図6参照)。この押圧部1
8cによってアーム部17の振動が抑えられる。また、
押圧部18cのテーパ形状によって、アーマチュア5が
ロータ4に吸着された際におけるアーム部17と弾性材
18との押圧面積を確保するとともに、弾性変形によっ
てアーム部17の発生応力を低減し、アーマチュア5が
ロータ4に被着するのに抗する抵抗力の適正化を図るも
のである。また、扇部18aの他方には、つば部7aと
アーマチュア5とを連結する板バネ6に押し付けられる
凸部18dが畝状に設けられている(図7参照)。この
凸部18dは、板バネ6の振動を抑えるとともに、弾性
変形によって板バネ6の発生応力の低減し、アーマチュ
ア5がロータ4に被着するのに抗する抵抗力の適正化を
図るものである。弾性材18のうち、保持部材19によ
って押圧保持される面には、複数の突起18eが設けら
れている。この突起18eは、保持部材19に対する弾
性材18の位置決め用の突起で、保持部材19の位置決
め穴19d(図6参照)に挿入される。
【0013】保持部材19は、鉄などの金属によって形
成されたもので、図8ないし図10に示すよう、リベッ
ト14が挿通されてインナーハブ7のつば部7aに固定
される3つの固定部19aと、弾性材18の扇部18a
を収納する3つの収納部19bとを連結したリング状に
形成されている。なお、各固定部19aには、リベット
14を挿通するリベット挿通穴19cが設けられてい
る。また、各収納部19bには、弾性材18の突起18
eが挿入される位置決め穴19dが形成されている。
【0014】次に、電磁コイル3の非通電時におけるア
ーマチュア5の静止位置から、アーマチュア5がロータ
4に被着するまでの変位と、アーマチュア5がロータ4
に被着するのに抗する抵抗力との関係を図11を用いて
説明する。この図11のグラフは、インナーハブ7を固
定し、アーマチュア5をロータ4側の軸方向へ変位させ
た時の変位と荷重との関係を示すもので、図11に示す
吸引ギャップgは図1に示すアーマチュア5とロータ4
の間隙gである。弾性材18を使用しない場合(板バネ
6のバネ力のみ)では、一点鎖線Aに示すように、アー
マチュア5の変位量を0から徐々に増大させると、はじ
め荷重は急激に増大するが、その後荷重は比例的に増大
する。ここで、初期に荷重が急激に大きくなるのは、ス
トッパクッション16により、組付状態において与えら
れていた予荷重(板バネ6を軸方向へ変位させて荷重を
発生)によるものである。本実施例の弾性材18を使用
した場合は、実線Bに示すように、初期においては弾性
材18を使用しない場合と同様、荷重が急激に増大す
る。ただし、その荷重は、アーム部17と押圧部18c
で発生する荷重P1 (アーム部17のバネ力+弾性材1
8の押圧部18cの弾性力)と、板バネ6と凸部18d
で発生する荷重P2 (板バネ6のバネ力+弾性材18の
凸部18dの弾性力)とが、新たに加わるため、僅かに
高くなる。そして、アーマチュア5の変位が大きくなる
に従って、主にバネ力が強いアーム部17が変形し、結
果的に荷重P1 、P2 の合成荷重が2次的に増大する。
つまり、弾性材18を使用した荷重は、実線Bに示すよ
うに、アーマチュア5がロータ4に近づくにつれて、急
激に大きくなり、結果的に、アーマチュア5がロータ4
に近づくにつれて、アーマチュア5がロータ4に被着す
るのに抗する力が急激に大きくなる。
【0015】〔第1実施例の作動〕 次に、上記実施例の作動を簡単に説明する。電磁コイル
3の通電停止時は、板バネ6の作用によってアーマチュ
ア5がロータ4より離れた位置に保持されているので、
Vベルトからロータ4に伝達される回転動力は、アーマ
チュア5およびインナーハブ7へは伝達されず、ロータ
4のみがベアリング11上で空転する。電磁コイル3が
通電されると、電磁コイル3の発生する磁力によってア
ーマチュア5がロータ4に吸引され、アーマチュア5が
ロータ4に被着する。すると、ロータ4の回転がアーマ
チュア5、板バネ6、インナーハブ7を介して冷媒圧縮
機の入力軸に伝達され、冷媒圧縮機が駆動される。
【0016】前述の図11で示したように、アーマチュ
ア5がロータ4に被着する際、アーマチュア5がロータ
4に被着する寸前に、アーマチュア5がロータ4に被着
するのに抗する力が急激に大きくなる。このため、アー
マチュア5がロータ4に被着する際の衝撃力が抑えられ
る。また、アーマチュア5がロータ4に被着した際、衝
撃力によって板バネ6およびアーム部17が振動を発生
しようとするが、アーム部17は弾性材18の押圧部1
8cに押し付けられ、板バネ6は弾性材18の凸部18
dに押し付けられているため、発生する振動を弾性材1
8が吸収する。
【0017】〔第1実施例の効果〕 本実施例では、上記の作用で示したように、アーマチュ
ア5がロータ4に被着する際、アーマチュア5がロータ
4に被着する寸前に、アーマチュア5がロータ4に被着
するのに抗する力が急激に大きくなるため、アーマチュ
ア5がロータ4に被着する際の衝撃力が抑えられる。こ
の結果、アーマチュア5がロータ4に被着した際に発生
する被着音を従来に比較して小さく抑えることができ
る。また、アーマチュア5がロータ4に被着した際に生
じる衝撃力によって、アーマチュア5、板バネ6、アー
ム部17が振動を発生しようとする。しかるに、この振
動を弾性材18が吸収して抑えるため、アーマチュア
5、板バネ6、およびアーム部17の振動による被着音
を小さくできる。被着音を低減する機構(アーム部1
7、弾性材18、保持部材19)が、アーマチュア5の
内径側の余剰のスペースに収まるため、電磁クラッチ1
を軸方向および径方向寸法を拡大することなく、つまり
電磁クラッチ1の体格を大きくすることなく、被着音を
抑えることができる。弾性材18を押圧する部材は、板
バネ6と一体のアーム部17であるため、部品点数が少
なく、かつ組付工数を抑えることができる。また、アー
マチュア5に弾性材18を保持するための加工を施す必
要がなく、アーマチュア5の加工が容易である。また、
本実施例のアーマチュア5は、内側リング5aと外側リ
ング5bに完全に独立したものであるため、従来のよう
に、内側リングと外側リングとを繋げていたブリッジに
おける磁束の漏れがない。このため、本実施例のアーマ
チュア5は、ロータ4に吸着する力が強く、結果的に電
磁クラッチ1のトルク伝達率が良い。 さらに、アーマチ
ュア5は、板バネ6によってインナーハブ7と連結され
ている。電磁クラッチ1をスクロール型冷媒圧縮機に用
いた場合、スクロール型冷媒圧縮機は1気筒であるた
め、板バネ6が共振によってトルク変動を最大に発生す
るエンジン回転数は、30000rpm付近となる。つ
まり、電磁クラッチ1をスクロール型冷媒圧縮機に用い
た場合、板バネ6がトルク変動を発生する回転域にエン
ジンが達しない。このため、本発明が適用された電磁ク
ラッチ1は、スクロール型冷媒圧縮機に用いて特に好適
なものである。なお、板バネ6に代わり、ゴム捩じりハ
ブを用いた電磁クラッチでは、ゴムの共振によるトルク
変動が最大となるエンジン回転数は、実用使用域に入る
不具合があった。
【0018】〔第2実施例〕 図12は第1考案を適用した第2実施例を示す電磁クラ
ッチ1の断面図である。本実施例は、リング状の保持部
材19の内周面に形成したリング19eをインナーハブ
7の円筒部7bの外周面上に圧入することによって、保
持部材19をインナーハブ7に固定したものである。
【0019】〔第3実施例〕 図13ないし図15は第1考案を適用した第3実施例を
示すもので、図13は電磁クラッチ1の正面図である。
本実施例は、保持部材19が板バネ6と一体に設けられ
たもので、リベット14によってインナーハブ7のつば
部7aに固定される板バネ6には、リベット14による
固定部位よりもさらにアーマチュア5の内側リング5a
の内側へ段付形状で延びる保持部材19が設けられてい
る。そして、この保持部材19には、弾性材18を取り
付けるための取付穴19fが設けられている。また、本
実施例の弾性材18は、図15に示すように、円柱状を
成すとともに、この円柱体に返り鍔を有した取付ピン1
8fを一体成形したものである。そして、この弾性材1
8の取付ピン18fを保持部材19の取付穴19fに挿
通することにより、弾性材18が保持部材19に固定さ
れる。なお、図13では、図作成の便宜のために、1つ
の板バネ6のみに、弾性材18、保持部材19を設ける
ことを図示しているが、他の2つの板バネ6にも同様の
構成が設けてあるのはもちろんのことである。また、第
1考案を採用する第1〜第3実施例では、アーマチュア
5を内側リング5aと外側リング5bとを別体で設けて
連結部材20で連結した例を示したが、この両リング5
a、5bを小さな断面積のブリッジ部を介して形成した
アーマチュアを採用しても良い。
【0020】〔第4実施例〕 図16および図17は第2考案を適用した第4実施例を
示すもので、図16は電磁クラッチ1の正面図、図17
は電磁クラッチ1の断面図である。本実施例は、板バネ
6と一体成形した連結部材20によって、内側リング5
aと外側リング5bとを連結するとともに、この連結部
材20をアーマチュア5とは反対側へ門型に突出する段
付形状とし、この門型の連結部材20によって、インナ
ーハブ7に圧入固定された弾性材18を圧縮するもので
ある。ここで、弾性材18は、インナーハブ7のつば部
7aの外周端に設けた3箇所の円形突出部7dの取付穴
7c内に圧入固定されている。なお、連結部材20は、
第1実施例でも示した様に、非磁性のバネ材によって成
形されている。また、本実施例の弾性材18は、アーマ
チュア5がロータ4に吸引される際に連結部材20とイ
ンナーハブ7との間で圧縮されてアーマチュア5がロー
タ4に被着するのに抗する力を発生する被着抵抗機能を
果たすとともに、ストッパクッション16の機能や、ア
ーマチュア5がロータ4に吸引される際に連結部材20
によって中央部分がロータ4側に変形してアーマチュア
5のダンピング(制振)作用を果たして被着音を抑える
直接ダンピング機能を備える。弾性材18を圧入するイ
ンナーハブ7の取付穴7cは、開口面積が大きく設けら
れるとともに、弾性材18のアーマチュア5側の中央部
分に凹部18gが設けられ、この凹部18gの存在によ
って弾性材18を取付穴7cに圧入する際に弾性材18
の変形が容易となり、弾性材18の組付けを容易に行う
ことができる。さらに、弾性材18は、アーマチュア5
がロータ4に吸引される際に連結部材20によって圧縮
されるため、連結部材20を制振し、この連結部材20
の制振によって内側リング5aと外側リング5bを制振
して被着音の発生を抑える間接ダンピング機能も備え
る。
【0021】〔第4実施例の作動〕 アーマチュア5がロータ4に被着する際、アーマチュア
5の移動に伴って連結部材20が弾性材18を圧縮し、
弾性材18の復元力が大きくなる。つまり、アーマチュ
ア5がロータ4に被着する寸前に、アーマチュア5がロ
ータ4に被着するのに抗する力が急激に大きくなる。こ
のため、アーマチュア5がロータ4に被着する際の衝撃
力が抑えられる。また、アーマチュア5がロータ4に被
着した際、衝撃によってアーマチュア5が被着音を発生
するが、弾性材18がアーマチュア5を直接制振すると
ともに、連結部材20を介してアーマチュア5を間接的
に制振し、アーマチュア5の被着音を抑える。
【0022】〔第4実施例の効果〕 本実施例の電磁クラッチ1は、アーマチュア5がロータ
4に被着する寸前に、アーマチュア5がロータ4に被着
するのに抗する力が急激に大きくなり、衝撃力が抑えら
れ、被着音が抑えられる。さらに、アーマチュア5がロ
ータ4に被着した際、弾性材18がアーマチュア5を直
接制振するとともに、連結部材20を介してアーマチュ
ア5を間接的に制振するため、アーマチュア5の被着音
が大変小さくなる。弾性材18を押圧する部材は、内側
リング5aと外側リング5bとを連結する連結部材20
であるため、部品点数が少なく、かつ組付工数を抑える
ことができる。また、弾性材18にストッパクッション
16の機能を兼務できるため、部品点数が少なく、かつ
組付工数を抑えることができる。さらに、アーマチュア
5に被着音を低減するための加工を施す必要がなく、被
着音を低減する機構を備えた電磁クラッチ1の製造コス
トの増加を防ぐことができる。
【0023】〔第5実施例〕 図18は第2考案を適用した第5実施例を示す電磁クラ
ッチ1の正面図である。本実施例の連結部材20は、板
バネ6と別体に設けられたもので、非磁性のバネ材にて
図16、図17の実施例と同様に門型の形状に形成さ
れ、図16、図17と同形状の弾性材18を押圧するよ
うになっている。
【0024】〔第6実施例〕 図19ないし図23は第2考案を適用した第6実施例を
示すもので、図19は電磁クラッチ1の側面断面図、図
20はアーマチュア5およびインナーハブ7の正面図、
図21はアーマチュア5およびインナーハブ7の裏面図
である。本実施例は、内側リング5aと外側リング5b
とをリベット型の連結部材20によって連結し、この連
結部材20とインナーハブ7との間に介在された弾性材
18を、連結部材20によって圧縮するものである。な
お、この連結部材20は、非磁性材料(例えば、ステン
レス、アルミニウム合金、銅合金などの非磁性金属材
料)よりなり、連結部材20による内側リング5aと外
側リング5bとの磁気漏れを防いでいる。
【0025】弾性材18は、内部に連結部材20を挿通
するための貫通穴18hを備えたリング形状に設けら
れ、インナーハブ7のつば部7aの外側に設けた3箇所
の取付穴7c内にそれぞれ圧入固定されている。
【0026】連結部材20は、図22に示すように、弾
性材18のうちアーマチュア5とは反対側の面に当接す
る鍔部20a、弾性材18の貫通穴18h内に挿通され
る胴部20b、およびこの胴部20bより小さな径に形
成されて、内側リング5aと外側リング5bとの間に設
けられた3箇所のリベット穴5dに挿通される挿通部2
0cを備える。そして、図23に示すように、リベット
穴5dに挿通された挿通部20cの端部を胴部20b側
へかしめることによって、挿通部20cの端部が塑性変
形によって径方向へ広げられ、胴部20bと塑性変形部
20dとの間で内側リング5aと外側リング5bとを挟
み、内側リング5aと外側リング5bを連結する。
【0027】次に、アーマチュア5およびインナーハブ
7の組付方法を説明する。まず、インナーハブ7の各取
付穴7c内に、弾性材18を圧入し、固定する。次に、
板バネ6の内周側とインナーハブ7とをリベット14で
固定するとともに、板バネ6の外周側と外側リング5b
とをリベット12で固定する。次に、外側リング5bの
内周に内側リング5aを配置し、リベット穴5dの位置
合わせを行う。次に、各連結部材20の胴部20bを各
弾性材18の挿通穴18a内に挿通するとともに、各連
結部材20の挿通部20cを各リベット穴5d内に挿通
する。そして、胴部20bをアーマチュア5に押し付け
た状態で、挿通部20cの端部を胴部20b側へ押し付
け、挿通部20cの端部を塑性変形によって径方向へ広
げる。これにより、胴部20bと塑性変形部20dとの
間で内側リング5aと外側リング5bとが挟まれ、内側
リング5aと外側リング5bが結合される。なお、上記
第6実施例において、連結部材20を66ナイロンなど
の熱可塑性樹脂で形成し、樹脂の熱変形によって変形部
20dを形成するように設けても良い。
【0028】〔第6実施例の作動〕 次に、本実施例の作動の要部を説明する。アーマチュア
5がロータ4に被着する際、アーマチュア5の移動に伴
って連結部材20の鍔部20aが弾性材18を圧縮し、
アーマチュア5がロータ4に被着する寸前に、アーマチ
ュア5がロータ4に被着するのに抗する力が急激に大き
くなる。このため、アーマチュア5がロータ4に被着す
る際の衝撃力が抑えられ、被着音が抑えられる。また、
アーマチュア5がロータ4に被着した際、衝撃によって
アーマチュア5が被着音を発生するが、弾性材18がア
ーマチュア5およびこのアーマチュア5に連結した連結
部材20を制振するため、アーマチュア5の被着音を大
変小さく抑えることができる。
【0029】〔第7実施例〕 図24ないし図26は第2考案を適用した第7実施例を
示すもので、図24は電磁クラッチ1の側面断面図、図
25はアーマチュア5およびインナーハブ7の正面図、
図26はアーマチュア5およびインナーハブ7の裏面図
である。本実施例は、連結部材20の挿通部20cを挿
通する部位において内側リング5aの外周面と外側リン
グ5bの内周面に、電磁クラッチ1の軸方向および回転
方向へ凹凸を繰り返す凹凸部5eを設けたもので、この
凹凸部5e内に連結部材20の挿通部20cを挿通し、
挿通部20cの端部を胴部20b側へ押し付け、挿通部
20cの端部を塑性変形させることによって、挿通部2
0cの端部を凹凸部5eに食い込ませて、内側リング5
aと外側リング5bをより一層強固に結合したものであ
る。
【0030】〔第8実施例〕 図27および図28は第2考案を適用した第8実施例を
示すもので、この図27は電磁クラッチ1の側面断面
図、図28はアーマチュア5およびインナーハブ7の正
面図を示す。本実施例は、第6、第7実施例に示した連
結部材20の鍔部20a(図19および図24参照)を
無くし、弾性材18の挿入穴18aと連結部材20の胴
部20bとを接着剤を用いて結合したものである。これ
によって、アーマチュア5がロータ4に被着する際、ア
ーマチュア5の移動に伴って弾性材18の内周がロータ
4側へ引っ張られながら、弾性材18が弾性変形し、ア
ーマチュア5がロータ4に被着する寸前の弾性材18の
変形量の急増によって、アーマチュア5がロータ4に被
着するのに抗する力が急激に大きくなる。このため、ア
ーマチュア5がロータ4に被着する際の衝撃力が抑えら
れ、被着音が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁クラッチの断面図である(第1実施例)。
【図2】電磁クラッチの正面図である(第1実施例)。
【図3】弾性材の正面図である(第1実施例)。
【図4】弾性材の側面断面図である(第1実施例)。
【図5】弾性材の後面図である(第1実施例)。
【図6】図3のC−C線に沿う断面図である(第1実施
例)。
【図7】図3のD−D線に沿う断面図である(第1実施
例)。
【図8】保持部材の正面図である(第1実施例)。
【図9】図8のE−E線に沿う断面図である(第1実施
例)。
【図10】図8のF−F線に沿う断面図である(第1実
施例)。
【図11】アーマチュアの変位と荷重との関係を示すグ
ラフである(第1実施例)。
【図12】電磁クラッチの断面図である(第2実施
例)。
【図13】電磁クラッチの正面図である(第3実施
例)。
【図14】図13のG−G線に沿う断面図である(第3
実施例)。
【図15】弾性材の斜視図である(第3実施例)。
【図16】電磁クラッチの正面図である(第4実施
例)。
【図17】電磁クラッチの断面図である(第4実施
例)。
【図18】電磁クラッチの正面図である(第5実施
例)。
【図19】電磁クラッチの側面断面図である(第6実施
例)。
【図20】アーマチュアおよびインナーハブの正面図で
ある(第6実施例)。
【図21】アーマチュアおよびインナーハブの裏面図で
ある(第6実施例)。
【図22】連結部材の挿通部の塑性変形前の状態を示す
要部断面図である(第6実施例)。
【図23】連結部材の挿通部の塑性変形後の状態を示す
要部断面図である(第6実施例)。
【図24】電磁クラッチの側面断面図である(第7実施
例)。
【図25】アーマチュアおよびインナーハブの正面図で
ある(第7実施例)。
【図26】アーマチュアおよびインナーハブの裏面図で
ある(第7実施例)。
【図27】電磁クラッチの側面断面図である(第8実施
例)。
【図28】アーマチュアおよびインナーハブの正面図で
ある(第8実施例)。
【符号の説明】
1 電磁クラッチ 3 電磁コイル 4 ロータ 5 アーマチュア 5a 内側リング 5b 外側リング 6 板バネ 7 インナーハブ(回転被動体) 12 リベット(固着部) 13 リベット(固着部) 17 アーム部 18 弾性材 19 保持部材 20 連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸淵 昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−219122(JP,A) 実開 平2−5620(JP,U) 実開 平3−22135(JP,U) 実開 昭61−89528(JP,U) 実開 平2−71130(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 27/112

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通電によって磁力を発生する電磁コイル
    と、 回転駆動されるロータと、 前記電磁コイルの発生する磁力によって前記ロータに被
    着し、ロータの回転を受けるアーマチュアと、 このアーマチュアと一体に回転する回転被動体と、 前記アーマチュアと前記回転被動体との間に設けられ、
    前記アーマチュアを前記ロータ側へ変位可能に支持する
    板バネとを備える電磁クラッチにおいて、 前記板バネは、前記アーマチュアに固定される固着部よ
    り前記アーマチュアの内周側に延びて内端が自由端に設
    けられ、前記アーマチュアの変位を内周側へ伝えるアー
    ム部を備えるとともに、 前記回転被動体は、前記アーマチュアの内周側において
    前記アーム部と対向するように配置した保持部材を備
    え、 前記アーム部と前記保持部材との間に弾性材を設け、 前記アーマチュアが前記ロータに被着する際に、前記弾
    性材が前記アーム部と前記保持部材との間で圧縮される
    ようにしたことを特徴とする電磁クラッチの被着音防止
    機構。
  2. 【請求項2】前記アーマチュアは、内周に配された内側
    リングと、この内側リングとは別体に設けられて、前記
    内側リングの外周に間隙を隔てて配置された外側リング
    と、前記内側リングと前記外側リングを連結する連結部
    材とからなり、 この連結部材は前記板バネと一体に設けられるととも
    に、 非磁性体よりなることを特徴とする請求項1の電磁
    クラッチの被着音防止機構。
  3. 【請求項3】通電によって磁力を発生する電磁コイル
    と、 回転駆動されるロータと、 前記電磁コイルの発生する磁力によって前記ロータに被
    着し、ロータの回転を受けるアーマチュアと、 このアーマチュアと一体に回転する回転被動体と、 前記アーマチュアと前記回転被動体との間に設けられ、
    前記アーマチュアを前記ロータ側へ変位可能に支持する
    板バネとを備える電磁クラッチにおいて、 前記アーマチュアは、内周に配された内側リングと、こ
    の内側リングとは別体に設けられて、前記内側リングの
    外周に間隙を隔てて配置された外側リングと、前記内側
    リングと前記外側リングとを連結する連結部材とからな
    るとともに、 この連結部材と前記回転被動体との間に弾性材を介在さ
    せ、 前記アーマチュアが前記ロータに被着する際に、前記弾
    性材が前記連結部材と前記回転被動体との間で変形する
    ようにしたことを特徴とする電磁クラッチの被着音防止
    機構。
JP1993021840U 1992-08-12 1993-04-26 電磁クラッチの被着音防止機構 Expired - Lifetime JP2583661Y2 (ja)

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US08/194,287 US5445256A (en) 1993-04-26 1994-02-10 Electromagnetic clutch
DE4404421A DE4404421B4 (de) 1993-04-26 1994-02-11 Elektromagnetische Kupplung

Applications Claiming Priority (3)

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JP4-56673 1992-08-12
JP5667392 1992-08-12
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JPH0630535U JPH0630535U (ja) 1994-04-22
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