JPH08326781A - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JPH08326781A
JPH08326781A JP7254654A JP25465495A JPH08326781A JP H08326781 A JPH08326781 A JP H08326781A JP 7254654 A JP7254654 A JP 7254654A JP 25465495 A JP25465495 A JP 25465495A JP H08326781 A JPH08326781 A JP H08326781A
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armature
stopper plate
damper rubber
boss
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隆 木村
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    • F16D27/00Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
    • F16D27/10Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパゴムは、動作の繰り返えしにより圧縮
応力や剪断応力が作用するので耐久性が悪い。 【解決手段】 ストッパプレート9に、回転軸の中心点
Pとトルクピン10の中心点Qとを結ぶ仮想線Rにより
断ち切られる円弧状の周壁9hを形成して、ダンパカバ
ー部9eの房壁9dが、仮想線Rに対してダンパゴム1
1の引張り側(反回転T側)でボス部9b側に開放する
ようにした。また、ダンパゴム11の圧縮側(回転T
側)は、ダンパカバー部9eの房壁9dに全て圧入嵌合
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダンパゴムの弾
性力に抗してアーマチュアが磁気吸引される電磁連結装
置、特にダンパゴムを収納するダンパカバー部が設けら
れたストッパプレートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁連結装置は、エンジン側とベ
ルト連結されたロータに、アーマチュアハブにダンパゴ
ムで弾性支持されたアーマチュアを磁気吸着させること
により、エンジンの駆動による回転を回転軸に伝達して
カーエアコン用コンプレッサを駆動する装置として使用
されている。このような電磁連結装置は、特開平1−2
66324号公報で提案されているように、鋼板のプレ
ス成形品からなり外周に軸線方向に折り曲げられた周壁
が形成されたストッパプレートが設けられている。即
ち、ストッパプレートのボス部をアーマチュアハブにリ
ベットで固定するとともに、このボス部側に開放した周
壁による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部に、加
硫接着などによりトルク伝達部材の一端が固着されたダ
ンパゴムを個々に収納している。そして、ストッパプレ
ートの反ダンパカバー部側に配設されたアーマチュアと
トルク伝達部材の他端を固定して、ダンパゴムの弾性力
に抗してアーマチュアをロータに磁気吸着する構造であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置
は、アーマチュアがロータに磁気吸着された際の負荷に
よりダンパゴムが回転方向に圧縮され、この圧縮された
ダンパゴムの圧縮応力が、ストッパプレートのダンパカ
バー部の房壁に作用する。しかしながら、ダンパカバー
部は、ボス部側に開放した周壁による房壁で囲繞された
形状であり、ダンパゴムの圧縮側の半径方向内側に圧縮
応力を受ける房壁が形成されていないため、ダンパゴム
の弾性変形が大きく亀裂が発生しやすいとともに、ダン
パゴムとトルク伝達部材との加硫接着面に対する剪断応
力も大きくはく離しやすい。この発明の電磁連結装置
は、動作の繰り返えしにより圧縮応力や剪断応力が作用
するダンパゴムの耐久性を向上させることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1の発明の電磁連結装置は、鋼板のプレス
成形品からなり、外周に軸線方向に折り曲げられた周壁
が形成されたストッパプレートに、アーマチュアハブに
固定されるボス部と、このボス部側に開放した前記周壁
による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部とを形成
して、ダンパカバー部の房壁が、ダンパゴムの引張り側
でボス部側に開放されている構造にした。そして、ダン
パゴムがダンパカバー部の開放部分で大きな弾性変形を
しないようにした。
【0005】また、第2の発明の電磁連結装置は、鋼板
のプレス成形品からなり、外周に軸線方向に折り曲げら
れた周壁が形成されたストッパプレートに、アーマチュ
アハブに固定されるボス部と、このボス部から半径方向
外側に延設された複数のフランジ部と、各フランジ部の
先端に形成され前記ボス部側に開放した、前記周壁によ
る房壁で囲繞された複数のダンパカバー部とを形成し
て、ダンパカバー部の房壁が、ダンパゴムの引張り側で
ボス部側に開放されている構造にした。そして、ダンパ
ゴムがダンパカバー部の開放部分で大きな弾性変形をし
ないようにした。
【0006】また更に、第3の発明の電磁連結装置は、
鋼板のプレス成形品からなり、外周に軸線方向に折り曲
げられた周壁が形成されたストッパプレートに、アーマ
チュアハブに固定されるボス部と、このボス部から接線
方向回転側に延設された複数のフランジ部と、各フラン
ジ部の先端に形成され前記ボス部側に開放した、前記周
壁による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部とを形
成して、ダンパカバー部の房壁が、ダンパゴムの引張り
側でボス部側に開放されている構造にした。そして、ダ
ンパゴムがダンパカバー部の開放部分で大きな弾性変形
をしないようにした。
【0007】また、第4の発明の電磁連結装置は、第1
・2・3の発明の電磁連結装置において、ストッパプレ
ートの突起にアーマチュアが当接した状態で、トルク伝
達部材をアーマチュアに固定することにより、ダンパゴ
ムの初期のばね荷重が設定される構造にした。そして、
ストッパプレートを薄い鋼板で形成した。
【0008】
【発明の実施の形態】図1・2は、この発明の電磁連結
装置の実施の形態である。図1は正面図であり、図2は
図1のA−A線断面図である。これら図面の電磁連結装
置1は、カーエアコン用コンプレッサ2に装着され、エ
ンジンの駆動による回転を伝達してコンプレッサ2を駆
動する装置として例示されており、コンプレッサ2の回
転軸3に装着されたアーマチュア組立体4と、コンプレ
ッサ2の円筒部2aに軸受を介して回転自在に支持され
たロータ5と、コンプレッサ2のハウジングに支持され
たフィールドコア6とを備えている。
【0009】アーマチュア組立体4は、回転軸3の軸端
にセレーション嵌合されて一体回転可能に装着されたア
ーマチュアハブ7のフランジ部に、このフランジ部の同
一円周上でかしめ加工されるリベット8によりストッパ
プレート9が一体に固定されている。また、ストッパプ
レート9の中心孔から挿入して回転軸3のねじ孔にボル
トを螺合することにより、ストッパプレート9を回転軸
3の軸端に当接させた状態で、アーマチュア組立体4は
回転軸3に抜け止めされている。なお、回転軸3の軸端
とストッパプレート9との間に、後述する空隙Gの調整
用のシムを介在する場合がある。
【0010】ストッパプレート9の製造方法は、図1の
ような平面視形状の半完成品を、プレス加工により鋼板
を打ち抜いて形成する第1の工程と、その半完成品の外
周を塑性加工により軸線方向に折り曲げる第2の工程
と、トルクピンやリベット・ボルトを挿入する貫通孔を
プレス加工で打ち抜く第3の工程とを、主な製造工程と
するものであり、ストッパプレート9の外周には、軸線
方向に折り曲げられた周壁9aが形成されている。
【0011】またストッパプレート9には、リベット8
によりアーマチュアハブ7に固定したボス部9bと、こ
のボス部9bから接線方向の回転側(図1における矢印
T側)に延設された複数(実施例では3ヵ所)のフラン
ジ部9cと、各フランジ部9cの先端に、ボス部9b側
に開放した周壁9aによる房壁9dで囲繞されたダンパ
カバー部9eとが形成されている。また更には、ストッ
パプレート9の周壁9aは、ボス部9bとフランジ部9
cの周壁よりダンパカバー部9eの周壁が軸線方向に長
く形成され、段差部9fを有する。なお前記接線とは、
例えばストッパプレート9において、リベット8を挿入
するための貫通孔の設計上の基準円を通り、かつ前記貫
通孔の中心を接点として任意な角度で回転側に延びる直
線である。
【0012】このような形状としたストッパプレート9
の各ダンパカバー部9eには、円筒状のダンパゴム11
が圧入嵌合され収納されている。またダンパゴム11の
中心には、トルク伝達部材としてのトルクピン10が加
硫接着されている。なお、トルクピン10の一端の大径
な円筒部の頭部には、円弧状の面取り部10aが形成さ
れ、その頭部はダンパゴム11に埋設された構造となっ
ている。
【0013】トルクピン10は、他端の小径な円筒部が
各ダンパカバー部9eに穿設された貫通孔9gから反ダ
ンパカバー部9e側に突設されており、ロータ5と所定
の空隙Gをおいて軸線方向に対向配置されたアーマチュ
ア12の段付き孔12a内でかしめ加工されている。ま
た、アーマチュア12をストッパプレート9の側面に当
接させた状態で、トルクピン10の大径な円筒部の端面
10bがアーマチュア12に当接するように、前記かし
め加工が施されるので、ダンパカバー部9eの底部で移
動が制限されたダンパゴム11の中心側がアーマチュア
12側に弾性変形をする。そして、この弾性変形の程度
により、ダンパゴム11の初期のばね荷重(復帰力)が
設定されている。なお、符号12bは、アーマチュア1
2に穿設された円弧状のスリットである。
【0014】ロータ5は、図示せぬポリVベルトが張架
されるベルト溝5aが外周に形成された断面略コ字状の
環状な部材であり、環状溝5b内には、電磁コイル13
が内設されたフィールドコア6が所定の空隙を設けて挿
入されている。なお、符号5cは、ロータ5に穿設され
た二重の円弧状のスリットであり、また符号14は、フ
ィールドコア6に溶着された取付け板でありコンプレッ
サ2に固定されている。
【0015】次に、この発明の要旨となる構造について
詳細に説明する。ストッパプレート9には、図1に示し
たように、回転軸3の中心点Pとトルクピン10の中心
点Qとを結ぶ仮想線Rにより断ち切られる円弧状の周壁
9hが形成されており、ダンパカバー部9eの房壁9d
が、仮想線Rに対してダンパゴム11の引張り側(反回
転T側)でボス部9b側に開放されている。したがっ
て、ダンパゴム11の圧縮側(回転T側)は、ダンパカ
バー部9eの房壁9dに全て圧入嵌合されている。
【0016】以上のような構造とした電磁連結装置1
は、エンジン側とベルト連結されるロータ5が回転する
ので、電磁コイル13への通電により発生する磁束の磁
気吸引力により、ダンパゴム11の弾性力に抗してアー
マチュア12がロータ5に磁気吸着されると、ロータ5
の回転は、アーマチュア組立体4のダンパゴム11を動
力伝達経路として回転軸3に伝達される。そして、コン
プレッサ2が駆動される。また、電磁コイル13への通
電を断つと磁束も消滅するので、ダンパゴム11の弾性
力(復帰力)により、空隙Gだけストッパプレート9側
に後退してアーマチュア12がロータ5から離間され
る。そして、コンプレッサ2が停止する。
【0017】また、このような動作の繰り返えしによ
り、ダンパゴム11には圧縮応力や剪断応力が作用する
が、ダンパゴム11の圧縮側はダンパカバー部9eの房
壁9dに全て圧入嵌合されているので、圧縮応力による
ダンパゴム11の大きな弾性変形が防止される。
【0018】次に、この発明の電磁連結装置の実施の形
態として、別の実施例を説明する。図3は、アーマチュ
ア組立体の正面図であり、図4は、図3のB−B線断面
図である。また図5は、図3のB−B線断面をリベット
のかしめ加工前の状態で示した説明図である。なお、図
示されたアーマチュア組立体15は、ダンパカバー部9
eの数が5個となり、ダンパゴム11の初期のばね荷重
(復帰力)の設定方法が相異しているのみであるので、
アーマチュア組立体4と同等な構成部材には既に使用し
た符号を図面に付けることにより、重複する説明を省略
する。
【0019】アーマチュア組立体15は、プレス加工に
よる製造工程を改善するために、ストッパプレート9を
薄い鋼板から製造しており、ストッパプレート9にアー
マチュア12側へ突出した複数の突起9i(実施例では
5ヵ所)が形成されている。そして、トルクピン10の
小径な円筒部をアーマチュア12の段付き孔12a内に
かしめ加工する前の、トルクピン10の端面10bとス
トッパプレート9の突起9iとの間に形成される隙間S
(図5を参照)の寸法により、ダンパゴム11の初期の
ばね荷重(復帰力)が設定されている。即ち、ストッパ
プレート9の肉厚寸法が小さくなった分、トルクピン1
0の端面10bをダンパゴム11側にすると、その端面
10bがダンパゴム11の固着面に接近してしまうの
で、ストッパプレート9にアーマチュア12側へ突出し
た突起9iを形成している。なお、その他の構造並びに
作用はアーマチュア組立体4と同じである。
【0020】なお、詳細に説明した実施の形態では、ス
トッパプレート9に接線方向で回転側に延設されたフラ
ンジ部9cを設け、フランジ部9cの先端をダンパカバ
ー部9eとしたが、ボス部9bから折れ曲がることなく
半径方向外側に延設されたフランジ部にダンパカバー部
を設けてもよい。その他、ダンパカバー部9eやダンパ
ゴム11・トルクピン10を矩形状にするとか、ストッ
パプレート9とアーマチュア12との間にストッパゴム
を介在するなどの設計の変更を実施してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明の電磁連結装置
では、ストッパプレートのダンパカバー部の房壁を、回
転軸の中心とトルク伝達部材の中心とを結ぶ仮想線に対
してダンパゴムの引張り側でボス部側に開放したので、
ダンパカバー部のボス部側への開放部分での圧縮応力に
よるダンパゴムの大きな弾性変形が防止され、ダンパゴ
ムの耐久性が向上される。したがって、低廉化された電
磁連結装置の品質面での信頼性が向上される。
【0022】また、第2の発明の電磁連結装置では、ス
トッパプレートを、アーマチュアハブに固定されたボス
部とこのボス部から半径方向外側に延設された複数のフ
ランジ部を有するとともに、各フランジ部の先端には、
ボス部側に開放した周壁による房壁で囲繞された複数の
ダンパカバー部が設けられた形状としたので、例えば実
施例のような円弧状の周壁9hの曲率が大きく設計さ
れ、円弧状の周壁9hを形成するための塑性加工が容易
となり、塑性加工による周壁の破断など、不良品の発生
が防止される。
【0023】また更には、第3の発明の電磁連結装置で
は、ストッパプレートを、アーマチュアハブに固定され
たボス部とこのボス部から接線方向回転側に延設された
複数のフランジ部を有するとともに、各フランジ部の先
端には、ボス部側に開放した周壁による房壁で囲繞され
た複数のダンパカバー部が設けられた形状としたので、
第2の発明の電磁連結装置と同様に、不良品の発生が防
止される。また、ダンパカバー部を半径方向内側に設け
ることができ、電磁連結装置を軽量小形でより安価な装
置とすることができる。
【0024】また、第4の発明の電磁連結装置では、第
1・2・3の発明の電磁連結装置において、ストッパプ
レートの突起にアーマチュアが当接した状態で、トルク
伝達部材をアーマチュアに固定することにより、ダンパ
ゴムの初期のばね荷重を設定したので、ストッパプレー
トを薄い鋼板から製造することができる。したがって、
プレス加工によるストッパプレートの製造が容易とな
り、また電磁連結装置の軽量化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示した電磁連結装置の
正面図である。
【図2】図1の電磁連結装置のA−A線断面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示したアーマチュア組
立体の正面図である。
【図4】図3のアーマチュア組立体のB−B線断面図で
ある。
【図5】図3のB−B線断面を、リベットのかしめ加工
前の状態で示した説明図である。
【符号の説明】
7…アーマチュアハブ、9…ストッパプレート、9b…
ボス部、9c…フランジ部、9d…房壁、9e…ダンパ
カバー部、9i…突起、10…トルク伝達部材としての
トルクピン、11…ダンパゴム、12…アーマチュア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に装着されたアーマチュアハブ
    と、鋼板のプレス成形品からなり外周に軸線方向に折り
    曲げられた周壁が形成されており、前記アーマチュアハ
    ブに固定されたボス部とこのボス部側に開放した前記周
    壁による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部とが設
    けられたストッパプレートと、このストッパプレートの
    各ダンパカバー部に収納されたダンパゴムに一端が固着
    され前記ストッパプレートの反ダンパカバー部側に配設
    されたアーマチュアに他端が固定されたトルク伝達部材
    と、前記ダンパゴムの弾性力に抗して前記アーマチュア
    を磁気吸引する電磁コイルを内設したフィールドコアと
    を備え、前記ストッパプレートのダンパカバー部の房壁
    は、前記回転軸の中心と前記トルク伝達部材の中心とを
    結ぶ仮想線に対して前記ダンパゴムの引張り側で前記ボ
    ス部側に開放されていることを特徴とする電磁連結装
    置。
  2. 【請求項2】 回転軸に装着されたアーマチュアハブ
    と、鋼板のプレス成形品からなり外周に軸線方向に折り
    曲げられた周壁が形成されており、前記アーマチュアハ
    ブに固定されたボス部とこのボス部から半径方向外側に
    延設された複数のフランジ部とを有するとともに、各フ
    ランジ部の先端には、前記ボス部側に開放した前記周壁
    による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部が設けら
    れたストッパプレートと、このストッパプレートの各ダ
    ンパカバー部に収納されたダンパゴムに一端が固着され
    前記ストッパプレートの反ダンパカバー部側に配設され
    たアーマチュアに他端が固定されたトルク伝達部材と、
    前記ダンパゴムの弾性力に抗して前記アーマチュアを磁
    気吸引する電磁コイルを内設したフィールドコアとを備
    え、前記ストッパプレートのダンパカバー部の房壁は、
    前記回転軸の中心と前記トルク伝達部材の中心とを結ぶ
    仮想線に対して前記ダンパゴムの引張り側で前記ボス部
    側に開放されていることを特徴とする電磁連結装置。
  3. 【請求項3】 回転軸に装着されたアーマチュアハブ
    と、鋼板のプレス成形品からなり外周に軸線方向に折り
    曲げられた周壁が形成されており、前記アーマチュアハ
    ブに固定されたボス部とこのボス部から接線方向回転側
    に延設された複数のフランジ部とを有するとともに、各
    フランジ部の先端には、前記ボス部側に開放した前記周
    壁による房壁で囲繞された複数のダンパカバー部が設け
    られたストッパプレートと、このストッパプレートの各
    ダンパカバー部に収納されたダンパゴムに一端が固着さ
    れ前記ストッパプレートの反ダンパカバー部側に配設さ
    れたアーマチュアに他端が固定されたトルク伝達部材
    と、前記ダンパゴムの弾性力に抗して前記アーマチュア
    を磁気吸引する電磁コイルを内設したフィールドコアと
    を備え、前記ストッパプレートのダンパカバー部の房壁
    は、前記回転軸の中心と前記トルク伝達部材の中心とを
    結ぶ仮想線に対して前記ダンパゴムの引張り側で前記ボ
    ス部側に開放されていることを特徴とする電磁連結装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1・2・3記載の電磁連結装置に
    おいて、前記ストッパプレートには突起が形成されてお
    り、この突起に前記アーマチュアが当接した状態で、前
    記トルク伝達部材を前記アーマチュアに固定することに
    より、前記ダンパゴムの初期のばね荷重が設定されるこ
    とを特徴とする電磁連結装置。
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