JP2003247565A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JP2003247565A JP2002049581A JP2002049581A JP2003247565A JP 2003247565 A JP2003247565 A JP 2003247565A JP 2002049581 A JP2002049581 A JP 2002049581A JP 2002049581 A JP2002049581 A JP 2002049581A JP 2003247565 A JP2003247565 A JP 2003247565A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引及び開離する板バネのバネ力に適する弾
性部材を配設させることで、低コストでかつ作動音の低
減を可能とした電磁クラッチを実現する。 【解決手段】 略九角形状の板バネ61には、外周部6
1cと、ハブ6に連結される取付板部61bと、連結部
61dとを形成し、さらに、外周部61cに、アーマチ
ュア5の固定部62を配置するとともに、この固定部6
2の中間部位に、第1ゴム部材67を配置し、板バネ6
1とハブ6との軸方向の間隙に第2ゴム部材66を配置
し、電磁クラッチが作動するときに、第2ゴム部材66
を板バネ61により圧縮させるとともに、電磁クラッチ
が停止するときに、アーマチュア5が第1ゴム部材67
に当接して軸方向の位置決めを行うようにした。これに
より、低コストでかつ作動音の低減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転動力の伝達お
よび遮断を行う電磁クラッチに関するものであり、特
に、電磁クラッチの作動、停止のときに発生する作動音
の低減に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁クラッチとして、例
えば特開2000−179582号公報で開示されてい
るものがある。この公報は、本発明者が出願したもので
あり、電磁コイルの発生する電磁力によって駆動側回転
部材に吸引されるアーマチュアと、従動側機器に連結さ
れる従動側回転部材とをバネ手段である1枚のリング状
の板バネにより連結するように構成されている。
【0003】そして、このリング状の板バネには、アー
マチュアに連結される外周リング部と、この外周リング
部よりも内周側に位置して、従動側回転部材に連結され
る取付板部と、外周リング部と取付板部との間を連結す
る連結部とを形成し、さらに、外周リング部の円周方向
の複数箇所にアーマチュアの固定部を配置するととも
に、外周リング部の円周方向において、複数の固定部の
中間部位に、リング状の板バネに初期撓みを与える撓み
付与部を配置する構成とすることにより、電磁クラッチ
の軸方向寸法の短縮と構成の簡素化を図ったものであ
る。
【0004】また、上記構成のリング状の板バネを用い
ることで、アーマチュアの変位量の増加に対してバネ力
が非線型に急増することにより、アーマチュアが駆動側
回転部材に衝突する直前にアーマチュアの移動を抑制し
て、アーマチュアの駆動側回転部材への衝突力を低減さ
せて電磁クラッチの作動音を低減するようにしてもので
ある。
【0005】そして、電磁クラッチの作動音をより一層
低減させるために、リング状の板バネの外周リング部に
設けたアーマチュアとの固定部となすアーム部を内周側
に延長した延長部を形成し、このアーム部の延長部に対
向する部位に弾性部材を設けるように構成している。こ
れにより、電磁クラッチがオンするとき、すなわち、ア
ーマチュアが電磁コイルの電磁力によって駆動側回転部
材に吸引される過程において、アーム部の変位量の増加
とともに弾性部材を弾性的に圧縮させてアーマチュアが
駆動側回転部材に吸引されるときの衝撃を緩和でき、ク
ラッチ作動音をより一層低減させたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記板
バネはアーマチュアと固定される外周リング部が弾性変
形してバネ機能を果たすのであるが、上記公報ではリン
グ形状としたために、外周リング部に設けたアーマチュ
アとの固定部とアーム部の延長部との長さが大きいた
め、アーム部の撓みが大きくて弾性部材を圧縮するため
の圧縮力が足らない不具合を見出した。ただし、アーム
部の長さを短くするためにもう1つの固定部を内側に設
ければ良いが、固定部を増やすことはリベットなどの結
合手段が余分となりコスト面において不利である。
【0007】また、上記アーム部は、板バネの円周方向
において、複数個、具体的には3個設けられ、それぞれ
に弾性部材が対向して設けられており、部品点数が多く
組み付け工数が大となる問題がある。さらに、この弾性
部材は電磁クラッチがオンするときに作動音を低減する
のみであり、電磁クラッチがオフして駆動側回転部材に
吸引されたアーマチュアが開離して元の位置に戻るとき
の作動音の低減も図る必要がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記点を鑑みた
ものであって、吸引及び開離する板バネのバネ力に適す
る弾性部材を配設させることで、低コストでかつ作動音
の低減を可能とした電磁クラッチを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記、目的を達成するた
めに、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採
用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、通電に
よって電磁力を発生する電磁コイル(3)と、駆動源に
より回転駆動される駆動側回転部材(4)と、電磁コイ
ル(3)の発生する電磁力によって駆動側回転部材
(4)に吸引され、駆動側回転部材(4)の回転を受け
るアーマチュア(5)と、従動側機器(7)に連結され
る従動側回転部材(6)と、アーマチュア(5)と従動
側回転部材(6)とを連結するとともに、アーマチュア
(5)を駆動側回転部材(4)側へ変位可能に支持する
バネ手段(61)とを備える電磁クラッチにおいて、バ
ネ手段(61)は1枚の多角形状の板バネ(61)であ
り、板バネ(61)には、アーマチュア(5)に連結さ
れる外周部(61c)と、この外周部(61c)よりも
内周側に位置して、従動側回転部材(6)に連結される
取付板部(61b)と、外周部(61c)と取付板部
(61b)との間を連結する連結部(61d)とを形成
し、さらに、外周部(61c)の円周方向の複数箇所
に、アーマチュア(5)の固定部(62)を配置すると
ともに、外周部(61c)の円周方向において、複数の
固定部(62)の中間部位に、板バネ(61)に初期撓
みを与える第1弾性部材(67)を配置するとともに、
板バネ(61)と従動側回転部材(6)との軸方向の間
隙に第2弾性部材(66)を配置し、電磁コイル(3)
の電磁力によってアーマチュア(5)が駆動側回転部材
(4)に向かって軸方向に変位する過程において、第2
弾性部材(66)を板バネ(61)と従動側回転部材
(6)との間で弾性的に圧縮させるとともに、電磁コイ
ル(3)への電磁力が遮断し、アーマチュア(5)が駆
動側回転部材(4)より開離して元に戻る過程におい
て、アーマチュア(5)が第1弾性部材(67)に当接
して軸方向の位置決めを行うように構成したことを特徴
としている。
【0010】請求項1の発明によれば、クラッチが作動
するとき、すなわち、アーマチュア(5)と連結された
板バネ(61)が駆動側回転部材(4)に向かって軸方
向に変位する過程において、第2弾性部材(66)を板
バネ(61)と従動側回転部材(6)との間で弾性的に
圧縮させることにより、板バネ(61)の変位量の増加
とともに、第2弾性部材(66)に弾性反力が発生す
る。この弾性反力はアーマチュア(5)が駆動側回転部
材(4)に吸引される直前に急激に大きくなるので、こ
の第2弾性部材(66)の弾性反力の急増によって、ア
ーマチュア(5)が駆動側回転部材(4)に吸引される
ときの衝撃を緩和でき、クラッチ作動音をより低減でき
る。
【0011】一方、クラッチが停止するとき、すなわ
ち、アーマチュア(5)が板バネ(61)のバネ力によ
り元の開離位置に復帰する過程において、アーマチュア
(5)が第1弾性部材(67)に当接して軸方向の位置
決めを行うように構成したことにより、板バネ(61)
自身の制振を緩和することができるためにこのときの作
動音も低減できる。
【0012】請求項2に記載の発明では、板バネ(6
1)は、取付板部(61b)が略三角形状に形成され、
その三角形の頂点近傍に外周部(61c)と連結する連
結部(61d)を有し、連結部(61d)に連結した外
周部(61c)の外形寸法を最も大きくした多角形状に
形成したことを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、本発明の
板バネ(61)は、アーマチュア(5)と連結する外周
部(61c)と連結部(61d)とが弾性変形をしてバ
ネ機能を発揮するものである。そこで、連結部(61
d)に連結した外周部(61c)の外形寸法を最も大き
くした多角形状に形成したことにより、外周部(61
c)を大きくすることができるのでバネの支点間長さが
大きく取れる。これにより、アーマチュア(5)を所定
量変位させるのに必要なバネ力を減らすことが可能とな
る。
【0014】請求項3に記載の発明では、板バネ(6
1)は、複数の固定部(62)の近傍に外周部(61
c)から内周側に延びるアーム部(61e)が設けら
れ、第2弾性部材(66)をアーム部(61e)と従動
側回転部材(6)との間で弾性的に圧縮させることを特
徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、アーマチ
ュア(5)と連結する複数の固定部(62)の近傍から
第2弾性部材(66)を圧縮するアーム部(61e)を
設けることにより、バネ力が固定部(62)から確実に
アーム部(61e)に伝達されて第2弾性部材(66)
を圧縮する圧縮力を高めることができる。これにより、
作動音の低減が図れる。
【0016】請求項4に記載の発明では、アーム部(6
1e)は、固定部(62)からアーム部(61e)の先
端までの長さが所定の長さ以下であることを特徴として
いる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、アーム部
(61e)の圧縮力によって作動音の緩和効果が異な
る。そこで、固定部(62)からアーム部(61e)の
先端までの長さを規定することにより、例えば所定の長
さを超えてしまうとアーム部(61e)の撓みが大きく
なって圧縮力が発揮されなくなるため規定することで作
動音の低減が図れる。
【0018】請求項5に記載の発明では、アーマチュア
(5)は略リング状に形成され、複数の固定部(62)
は、アーマチュア(5)の半径方向の幅の略中間位置に
設けられたことを特徴としている。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、板バネ
(61)と連結される固定部(62)がアーマチュア
(5)の半径方向の幅の略中間位置に設けられたことに
より、アーマチュア(5)が駆動側回転部材(4)とで
吸引、開離によって所定量変位する変位量を的確に板バ
ネ(61)に伝達できる。これにより、電磁力を効率的
に発揮できる。
【0020】請求項6に記載の発明では、第2弾性部材
(66)は、複数の略D状の弾性部(66a)を有し、
取付フランジ部(60b)の外周端に嵌め合うように一
体形成され、アーム部(61e)と従動側回転部材
(6)との間で弾性的に圧縮させるように配置したこと
を特徴としている。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、第2弾性
部材(66)を一体形成したことにより、部品点数が低
減し組み付け工数が減り低コストが図れる。
【0022】請求項7に記載の発明では、第2弾性部材
(66)は、円周方向において、弾性部(66a)の中
間部位に板バネ(61)に初期撓みを与える第1弾性部
材(67)を一体に形成したことを特徴としている。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、第2弾性
部材(66)に第1弾性部材(67)を一体に形成した
ことにより、より一層の部品点数が低減し組み付け工数
が減り低コストが図れる。
【0024】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明の
第1実施形態の電磁クラッチを図1ないし図8に基づい
て説明する。図1は車両空調用冷凍サイクルの冷媒圧縮
機7に装着される電磁クラッチ1の縦断面図で、図2は
図1の左側から見た電磁クラッチ1の正面図であり、図
3は図1の右側から見たステータ2部分の背面図であ
る。なお、図2では、図1に示すボルト65締結部分の
図示を省略してある。
【0026】また、図4は電磁クラッチ1における図1
に示すハブ6構造部の縦断面図で、図5は図4に示す板
バネ61単体の形状を示す正面図で、図6は図4の右側
から見たハブ6構造部の背面図である。さらに、図7は
本発明の要部となる第2弾性部材66の形状を示す正面
図、側面図である。
【0027】電磁クラッチ1は、図1に示すように、ス
テータ2内に収容された電磁コイル3と、図示しない駆
動源である車両エンジンによって回転駆動される駆動側
回転部材であるロータ4と、電磁コイル3の発生する磁
力によってロータ4に吸引されるアーマチュア5と、こ
のアーマチュア5に連結され、アーマチュア5と一体に
回転する従動側回転部材であるハブ6とを備えている。
このハブ6は、従動側機器である冷媒圧縮機7の回転軸
8に連結され、冷媒圧縮機7に回転動力を伝える。
【0028】電磁コイル3は、樹脂製の巻枠3aに巻回
されて、鉄などの磁性体で形成された断面コ字形のステ
ータ2内に収容され、エポキシ等の絶縁樹脂部材によっ
てステータ2内に電気絶縁してモールド固定されてい
る。なお、ステータ2は、リング状の支持部材9(図1
および図3参照)を介して冷媒圧縮機7のハウジング1
0に固定されるものである。
【0029】ロータ4は、外周部に多段式のVベルト
(図示しない)が掛け渡されるプーリ4aを有し、Vベ
ルトを介して伝達されたエンジンの回転動力によって回
転する。ロータ4は、鉄などの磁性体で形成されてお
り、ステータ2と微小隙間を介在して収容する断面コ字
形に形成されている。また、ロータ4は、その内周にベ
アリング11を備え、このベアリング11によってロー
タ4は冷媒圧縮機7のハウジング10の円筒ボス部10
aの外周面上に回転自在に支持される。
【0030】アーマチュア5は、ロータ4の摩擦面4b
に所定の微小間隙(例えば0.5mm程度)を隔てて対向
配置されるもので、鉄などの磁性体でリング状(図6参
照)に形成されている。本実施形態のアーマチュア5
は、半径方向の幅の略中間位置に3ヶ所の所定幅の間隙
5aと、後述する板バネ6と連結するための3ヶ所のリ
ベット孔5bとを円周方向に設けて一体形成している。
これにより、アーマチュア5の、ロータ4への吸引およ
び開離による軸方向の変位量を均等に板バネ6に伝達す
るものである。
【0031】次に、ハブ6の詳細を図4に基づいて説明
すると、鉄系金属にて円筒状に形成されたインナーハブ
60を有し、このインナーハブ60の円筒部内周面には
スプライン嵌合部60aが形成され、このスプライン嵌
合部60aにて回転軸8に回転方向に一体に嵌合され
る。また、インナーハブ60の円筒部の軸方向の一端部
(回転軸8の先端側)から半径方向の外方へ延びる外形
が略六角形状(図2の破線aで示す。)の取付フランジ
部60bを一体形成している。
【0032】そして、アーマチュア5とインナーハブ6
0とを連結するために、1枚の多角形状の板バネ61を
用いている。この板バネ61は、例えば、SK5、S6
5CMといった鉄系の弾性金属材、あるいは非磁性ステ
ンレス(オーステナイト系)からなる弾性金属材を用い
て成形することができ、その板厚は、例えば、0.6m
m程度の薄板でありプレス加工にて成形している。
【0033】本実施形態の板バネ61は、図5に示すよ
うに、中心孔61aと、この中心孔61aの外周側に形
成される概略三角形状の取付板部61bと、外周部61
cとを有し、さらに、外周部61cと、この外周部61
cの内周側に位置する取付板部61bの先端部との間を
円周方向において、3ヶ所の連結部61dにて連結して
おり、連結部61dを有する外周側が最も半径寸法を大
きくして、全体としては略九角形状に形成してある。
【0034】さらに、円周方向において、最も半径寸法
が小さい部位側の外周部61cから内周側へアーム部6
1eを円周方向に渡って3ヶ所突出させている。そし
て、このアーム部61eの根元側の外周部61cにリベ
ット孔61fを設けている。このリベット孔61fは、
上述したアーマチュア5のリベット孔5bにリベット6
2通して板バネ61の外周部61cとアーマチュア5と
を一体に連結するリベット孔であり本発明では固定部を
なす。
【0035】また、このリベット孔61fとアーム部6
1eの先端までの長さは所定の長さ以下としてあり、ア
ーマチュア5がロータ4に吸引される過程において、軸
方向のアーマチュア5側へのバネ力を発揮するように形
成している。
【0036】さらに、これらのリベット孔61fから円
周方向に略60度ずらした取付板部61bにもリベット
孔61gを3ヶ所設けている。このリベット孔61g
は、ハブ6と一体に連結するものであり、リベット63
を通して取付板部61bとインナーハブ60の取付フラ
ンジ部60bとに一体に固定している。
【0037】また、板バネ61において、連結部61d
から外周部61cに至る部位には、アーマチュア5と板
バネ61との間に配設する第1弾性部材である第1ゴム
部材67を固定するための2個の嵌合孔61hを円周方
向に渡って3ヶ所設けている。
【0038】この第1ゴム部材67は、図1および図2
に示すように、半径方向に延びる細長状に形成されたゴ
ムなどの弾性材からなり、アーマチュア5と板バネ61
との間に設けられ、次の2つの役割を果たす。
【0039】すなわち、第1には、板バネ61の円周方
向において、ア−マチュア固定部(リベット62、アー
ム部61e)の中間部位に位置して、アーマチュア5に
当接するので、第1ゴム部材67の板厚に相当する分だ
け、外周部61cを円周方向および軸方向に弾性変形さ
せることができる。
【0040】その結果、板バネ61に初期撓みを与える
ことができ、この初期撓みによって、アーマチュア5を
ロータ4から開離する方向のバネ力が板バネ61に発生
するので、クラッチオフ時にはこのバネ力によりアーマ
チュア5を所定の開離位置に保持することができる。つ
まり、第1ゴム部材67は板バネ61に初期撓みを与え
るための撓み付与部としての役割を果たす。
【0041】そして、第2には、クラッチオフ時(図1
に示すようにロータ4の摩擦面4bからアーマチュア5
が開離している時)において、アーマチュア5が急激に
元の位置に戻るときに板バネ61との衝突音を第1ゴム
部材67に当接して緩和させることで作動音である衝突
音の低減を図るものである。
【0042】なお、図1の下半部に示すように、第1ゴ
ム部材67がアーマチュア5に当接する位置において、
特に内周側の部位(リベット63に近接する部位)は、
インナーハブ60の取付フランジ部60bからの距離が
僅少であるので、アーマチュア5の軸方向変位(クラッ
チのオンオフ)にかかわらず、常時、ほぼ一定位置を保
持して、アーマチュア5の軸方向位置を所定位置に規定
する。
【0043】ここで、板バネ61は、リベット62の固
定部に位置する外周部61cおよび連結部61dの部分
が弾性変形してバネ機能を果たすものである。そこで、
本実施形態では、上記外周部61cを板バネ61のうち
外周側に位置して、その外周長さを大きくとることによ
り、バネの支点間長さ(スパン)を大きくすることがで
きるように形成している。これにより、アーマチュア5
を軸方向に所定量変位させるに必要なバネ力を減らすこ
とが可能となり、電磁力の省動力化が図れる。
【0044】また、ハブ6の取付フランジ部60bの外
端とアーマチュア5の内周との間には、第2弾性部材で
ある第2ゴム部材66が設けられている。この第2ゴム
部材66は、取付フランジ部60bの端面と外端を覆う
ように形成された支持部材64に嵌め合うように形成し
ている。
【0045】因みに、その第2ゴム部材66は、図7
(a)および図7(b)に示すように、外形が略円形の
形状であって、内側に取付フランジ部60bの外端の略
六角形状と同じ形状の嵌合部66bを形成して円周方向
に渡って3個の略D状の弾性部66aを一体に形成した
ものである。
【0046】そして、略D状の弾性部66aを支持部材
64に嵌めることで、取付フランジ部60bの外端とア
ーマチュア5の内周との間に第2ゴム部材66が設けら
れ、さらに、その第2ゴム部材66の弾性部66aが板
バネ61のアーム部61eに当接するように構成され
る。
【0047】これにより、クラッチオンのときに、電磁
コイル3の電磁力によりアーマチュア5がロータ4に吸
引される過程において、ハブ6の軸方向位置が不変であ
るのに反し、板バネ61のアーム部61eはアーマチュ
ア5と一体にロータ4側へ軸方向に変位するので、この
アーム部61eの変位量の増加とともに、第2ゴム部材
66がアーム部61eの先端部と支持部材64との間で
弾性的に圧縮される。
【0048】この結果、第2ゴム部材66に弾性反力が
発生し、この弾性反力はアーマチュア5がロータ4に吸
引される直前に急激に大きくなるので、この第2ゴム部
材66の弾性反力の急増によって、アーマチュア5がロ
ータ4の摩擦面4bに吸引されるときの衝撃を緩和で
き、クラッチ作動音をより低減できる。
【0049】なお、インナーハブ60において、取付フ
ランジ部60bの内周側の部位には、円筒部内周面より
更に内方へ突出するリング部60cが形成してあり、こ
のリング部60cをボルト65により回転軸8の先端部
に締め付け固定することにより、ハブ6(インナーハブ
60)を回転軸8に対して一体に結合している。
【0050】次に、以上の構成による第1実施形態の電
磁クラッチ1の作動を説明すると、電磁コイル3の通電
が停止時(クラッチオフ時)には、上述したように、第
1ゴム部材67の板厚によって、板バネ61における外
周部61cに初期撓みを与えることができ、この初期撓
みによるバネ力によってアーマチュア5をロータ4の摩
擦面4bより所定間隔離れた位置に保持することができ
る。
【0051】このため、図示しない車両エンジンからの
回転動力はVベルトを介してロータ4に伝達されるだけ
で、アーマチュア5およびハブ6へは伝達されず、ロー
タ4のみがベアリング11上で空転している。従って、
冷媒圧縮機7は停止している。
【0052】いま、電磁コイル3が通電されると、電磁
コイル3の発生する電磁力によってアーマチュア5が板
バネ61のバネ力に抗してロータ4に吸引され、アーマ
チュア5がロータ4の摩擦面4bに吸引される。する
と、ロータ4の回転がアーマチュア5、板バネ61、お
よびインナーハブ60を介して冷媒圧縮機7の回転軸8
に伝達され、冷媒圧縮機7が作動する。
【0053】そして、電磁コイル3への通電が遮断され
ると、電磁力の消滅によりアーマチュア5が板バネ61
のバネ力により元の開離位置に復帰し、冷媒圧縮機7が
停止状態に戻る。
【0054】ところで、本実施形態の板バネ61のバネ
力とアーマチュア5の変位量との関係は、電磁コイル3
の発生する電磁力によってアーマチュア5がロータ4の
摩擦面4bに吸引される過程において、板バネ61の外
周部61cが軸方向と円周方向の両方に変形する必要が
あるため、例えば、図8の特性Aに示すようにアーマチ
ュア5の変位量Xが増加して吸引間隙Gの大きさに接近
すると、板バネ61のバネ力が非線型に急増する特性を
持っている。
【0055】そこで、本実施形態では、アーマチュア5
がロータ4の摩擦面4bに衝突する直前にアーマチュア
5の移動を抑制するようにしたものである。すなわち、
アーマチュア5がロータ4の摩擦面4bに衝突する直前
に板バネ61のアーム部61eが第2ゴム部材66を圧
縮させてこのときの衝撃音を緩和させたものである。
【0056】なお、この衝撃音の緩和効果は、第2ゴム
部材66を圧縮するアーム部61eの先端と固定部との
長さを規定することで決まってくる。因みに、所定の長
さ以上とすると、アーム部61eのひずみが大きくなっ
て第2ゴム部材66への圧縮力が低下し緩和効果が期待
できないため、このアーム部61eの先端と固定部との
長さを所定の長さ以下と規制して所定の圧縮力を確保さ
せると良い。
【0057】また、電磁コイル3への通電が遮断されア
ーマチュア5が板バネ61のバネ力により元の開離位置
に復帰する過程において、アーマチュア5が第1ゴム部
材67に当接して軸方向の位置決めを行うことができる
ため、このときの作動音も低減できる。
【0058】以上の第1実施形態の電磁クラッチ1によ
れば、板バネ61のアーマチュア5と連結する複数の固
定部62の近傍から第2ゴム部材66を圧縮するアーム
部61eを設けることにより、クラッチオンのときに、
バネ力が固定部62から確実にアーム部61eに伝達さ
れて第2ゴム部材66を圧縮する圧縮力を高めることが
できる。クラッチの作動音を低減できる。また、アーマ
チュア5が第1ゴム部材67に当接して軸方向の位置決
めを行うことにより、クラッチオフのときの作動音も低
減できる。
【0059】また、板バネ61を連結部61dに連結し
た外周部61cの外形寸法を最も大きくした九角形状に
形成したことにより、バネ機能を有する外周部61cを
大きくすることができるのでバネの支点間長さが大きく
取れる。これにより、アーマチュア5を所定量変位させ
るのに必要なバネ力を減らすことが可能となる。
【0060】しかも、固定部62からアーム部61eの
先端までの長さを規定することにより、例えば所定の長
さを超えてしまうとアーム部61eの撓みが大きくなっ
て圧縮力が発揮されなくなるため所定の長さに規定する
ことで作動音の低減が図れる。
【0061】また、第2ゴム部材66を上述のアーム部
61eに対向して設けられる3個の略D状の弾性部66
aを一体に形成したことにより、部品点数が低減し組み
付け工数が減り低コストが図れる。
【0062】(第2実施形態)以上の第1実施形態で
は、第1ゴム部材67と第2ゴム部材66とはそれぞれ
別体に構成したが、これに限らず、第2ゴム部材66に
第1ゴム部材67を一体に形成させても良い。具体的に
は図9ないし図11に基づいて説明する。まず、図9
(a)および図9(b)に示すように、本実施形態の形
状は、第2ゴム部材66の円周方向において、D状の弾
性部66aの中間部位に半径方向の外側へ延びる突起部
67を3ヶ所一体に形成させたものである。
【0063】なお、この突起部67が図10及び図11
に示すように、アーマチュア5と板バネ61との間、か
つ固定部62との中間部位に設けられ、第1実施形態の
第1ゴム部材67に相当する板バネ61に初期撓みを与
える機能を有している。これにより、部品点数が減少す
ることにより、組付性が向上し低コストが図れる。
【0064】また、図12および図13に示すように、
板バネ61において、3ヶ所の連結部61dから外周部
61cに至る部位に半径方向に延びる細長長円状の打ち
出し部61iを形成しても良い。この打ち出し部61i
は、板バネ61の基準板面からアーマチュア5側へ向か
って、プレス加工にて所定高さ(例えば、0.8程度)
が打ち出されている。これにより、第1実施形態で述べ
た初期撓みを与えるための撓み付与部としての役割を果
たす。
【0065】(他の実施形態)以上の実施形態では、第
2ゴム部材66は、取付フランジ部60bの端面と外端
を覆うように形成された支持部材64に嵌め合うように
配設したが、支持部材64を設けず、取付フランジ部6
0bに直接嵌め合うように配設しても良い。具体的に
は、図14に示すように、ハブ6の取付フランジ部60
bにおいて、第2ゴム部材66のD状の弾性部66aを
設けるためのD状の切り欠き部60dを形成するととも
に、この切り欠き部60dの軸方向内側にはD状の背面
板部60eを形成している。
【0066】これにより、別体で設けていた支持部材6
4がハブ6に一体に形成されるので、部品点数が低減し
低コストが図れる。
【0067】また、以上の実施形態では、板バネ61の
外形形状を略九角形状で形成させたが、これに限らず、
略三角形、略六角形など多角形状で形成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電磁クラッチ1
の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す電磁クラッチ1の冷媒圧縮機7を取
り外した状態を示す正面図である。
【図3】図1に示す電磁クラッチ1のステータ2を示す
背面図である。
【図4】本発明の第1実施形態におけるハブ構造部の全
体構成を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における板バネ61の形
状を示す正面図である。
【図6】図4の右側から見たハブ構造部の背面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施形態における(a)は第2弾
性ゴム部材66の形状を示す正面図、(b)は側面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施形態における板バネ61のバ
ネ力とアーマチュア変位量Xとの関係を示す特性図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態における(a)は第2弾
性ゴム部材66の形状を示す正面図、(b)は側面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施形態における電磁クラッチ
1の構成を示す正面図である。
【図11】図10に示すハブ構造部の全体構成を示す縦
断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態における電磁クラッチ
1の構成を示す正面図である。
【図13】図12に示すハブ構造部の全体構成を示す縦
断面図である。
【図14】他の実施形態におけるハブ構造部の全体構成
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
3…電磁コイル 4…ロータ(駆動側回転部材) 5…アーマチュア 6…ハブ(従動側回転部材) 7…冷媒圧縮機(従動側機器) 60b…取付フランジ部 61…板バネ(バネ手段) 61b…取付板部 61c…外周部 61d…連結部 61e…アーム部 62…リベット(固定部) 66…第2ゴム部材(第2弾性部材) 66a…弾性部 67…第1ゴム部材、突起部(第1弾性部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電によって電磁力を発生する電磁コイ
    ル(3)と、駆動源により回転駆動される駆動側回転部
    材(4)と、前記電磁コイル(3)の発生する電磁力に
    よって前記駆動側回転部材(4)に吸引され、前記駆動
    側回転部材(4)の回転を受けるアーマチュア(5)
    と、従動側機器(7)に連結される従動側回転部材
    (6)と、前記アーマチュア(5)と前記従動側回転部
    材(6)とを連結するとともに、前記アーマチュア
    (5)を前記駆動側回転部材(4)側へ変位可能に支持
    するバネ手段(61)とを備える電磁クラッチにおい
    て、 前記バネ手段(61)は1枚の多角形状の板バネ(6
    1)であり、前記板バネ(61)には、前記アーマチュ
    ア(5)に連結される外周部(61c)と、この外周部
    (61c)よりも内周側に位置して、前記従動側回転部
    材(6)に連結される取付板部(61b)と、前記外周
    部(61c)と前記取付板部(61b)との間を連結す
    る連結部(61d)とを形成し、さらに、前記外周部
    (61c)の円周方向の複数箇所に、前記アーマチュア
    (5)の固定部(62)を配置するとともに、前記外周
    部(61c)の円周方向において、前記複数の固定部
    (62)の中間部位に、前記板バネ(61)に初期撓み
    を与える第1弾性部材(67)を配置するとともに、前
    記板バネ(61)と前記従動側回転部材(6)との軸方
    向の間隙に第2弾性部材(66)を配置し、前記電磁コ
    イル(3)の電磁力によって前記アーマチュア(5)が
    前記駆動側回転部材(4)に向かって軸方向に変位する
    過程において、前記第2弾性部材(66)を前記板バネ
    (61)と前記従動側回転部材(6)との間で弾性的に
    圧縮させるとともに、前記電磁コイル(3)への電磁力
    が遮断し、前記アーマチュア(5)が前記駆動側回転部
    材(4)より開離して元に戻る過程において、前記アー
    マチュア(5)が前記第1弾性部材(67)に当接して
    軸方向の位置決めを行うように構成したことを特徴とす
    る電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記板バネ(61)は、前記取付板部
    (61b)が略三角形状に形成され、その三角形の頂点
    近傍に前記外周部(61c)と連結する前記連結部(6
    1d)を有し、前記連結部(61d)に連結した前記外
    周部(61c)の外形寸法を最も大きくした多角形状に
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記板バネ(61)は、前記複数の固定
    部(62)の近傍に前記外周部(61c)から内周側に
    延びるアーム部(61e)が設けられ、前記第2弾性部
    材(66)を前記アーム部(61e)と前記従動側回転
    部材(6)との間で弾性的に圧縮させることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記アーム部(61e)は、前記固定部
    (62)から前記アーム部(61e)の先端までの長さ
    が所定の長さ以下であることを特徴とする請求項3に記
    載の電磁クラッチ。
  5. 【請求項5】 前記アーマチュア(5)は略リング状に
    形成され、前記複数の固定部(62)は、前記アーマチ
    ュア(5)の半径方向の幅の略中間位置に設けられたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  6. 【請求項6】 前記第2弾性部材(66)は、複数の略
    D状の弾性部(66a)を有し、前記取付フランジ部
    (60b)の外周端に嵌め合うように一体形成され、前
    記アーム部(61e)と前記従動側回転部材(6)との
    間で弾性的に圧縮させるように配置したことを特徴とす
    る請求項3に記載の電磁クラッチ。
  7. 【請求項7】 前記第2弾性部材(66)は、円周方向
    において、前記弾性部(66a)の中間部位に前記板バ
    ネ(61)に初期撓みを与える第1弾性部材(67)を
    一体に形成したことを特徴とする請求項6に記載の電磁
    クラッチ。
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