JPH1054426A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH1054426A
JPH1054426A JP8227532A JP22753296A JPH1054426A JP H1054426 A JPH1054426 A JP H1054426A JP 8227532 A JP8227532 A JP 8227532A JP 22753296 A JP22753296 A JP 22753296A JP H1054426 A JPH1054426 A JP H1054426A
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JP
Japan
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armature plate
rubber stopper
electromagnetic clutch
elastic
flange portion
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JP8227532A
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English (en)
Inventor
Masahiro Iio
正裕 飯尾
Michio Okazaki
道雄 岡崎
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーマチュアプレートの吸着時及び離脱時の
衝撃音を確実に低減できる電磁クラッチを提供する。 【解決手段】 回転軸2に装着され、フランジ部11を
有するハブ10と、励磁時、ロータ20に吸着されるア
ーマチュアプレート30と、ハブ10のフランジ部11
とアーマチュアプレート30との間に介在し、非励磁
時、アーマチュアプレート30を原点位置に復帰させる
複数のばね部材40とを備える電磁クラッチ1におい
て、板ばね40の挿入孔42aに挿入され、アーマチュ
アプレート30に固定されたリベット16と、リベット
16の外周面に装着され、上側ゴムストッパ51と下側
ゴムストッパ52とを有するゴムストッパ50とを備
え、上側ゴムストッパ51と下側ゴムストッパ52とが
挿入孔42aを通じて軸方向に分離可能に嵌合してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁クラッチに関
し、特に冷媒圧縮機の回転軸に駆動源からの駆動力を伝
達する電磁クラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の電磁クラッチの縦断面図
である。
【0003】従来の電磁クラッチ100は、回転軸10
2に装着され、フランジ部111を有するハブ110
と、励磁時、ロータ120に吸着されるアーマチュアプ
レート130と、ハブ110のフランジ部111とアー
マチュアプレート130との間に介在し、非励磁時、ア
ーマチュアプレート130を原点位置に復帰させる板ば
ね140とを備えている。
【0004】図16はアーマチュアプレートの平面図、
図17は図16のXVII−XVII線に沿う断面図である。
【0005】円盤状のアーマチュアプレート130とフ
ランジ部111との間には、環状部140aと舌片部1
40bとからなる板ばね140が3つ設けられている。
環状部140aの直径方向の一端部とアーマチュアプレ
ート130とがリベット141〜143で連結され、環
状部140aの直径方向の他端部とフランジ部111と
がリベット112〜114で連結されている。
【0006】また、ばね部材140の舌片部140bに
はゴムストッパ150が固着され、このゴムストッパ1
50によってプリセット荷重を発生させている。
【0007】図18は図17の部分拡大図である。
【0008】ゴムストッパ150は円筒部151とフラ
ンジ部152とからなる。フランジ部152の上面を板
ばね140に当接させた状態で板ばね140の舌片部1
40bの挿入孔145に円筒部151が圧入されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】電磁コイル121が通
電されていないとき(非励磁時)は、アーマチュアプレ
ート130はばね部材140の弾性力によってロータ1
20の摩擦面から所定の隙間だけ離れた位置を保持す
る。したがって、この状態ではエンジンからの駆動力は
冷媒圧縮機に伝達されない。
【0010】このとき、アーマチュアプレート130は
ゴムストッパ150によってプリセット荷重を受けてい
るので、エンジンから伝わる振動の影響を受けない。
【0011】電磁コイル121に通電(励磁)されて電
磁力が発生すると、アーマチュアプレート130がばね
部材140の弾性力に抗してロータ120の摩擦面に吸
引される。
【0012】このため、アーマチュアプレート130と
ロータ120とのギャップがゼロとなり、アーマチュア
プレート130がロータ120と一体的に結合され、エ
ンジンからの駆動力が冷媒圧縮機の回転軸102に伝達
される。
【0013】ところが、一般的にゴムストッパ150の
プリセット量より吸着ストローク量の方が大きく設定さ
れているため、吸着状態ではゴムストッパ150の下面
がアーマチュアプレート130から大きく離れてしまう
(図18参照)。
【0014】そのため、励磁時に、アーマチュアプレー
ト130がロータ120に吸着されたとき、非励磁時
に、アーマチュアプレート130がロータ120から離
脱してゴムストッパ150に衝突したとき、いずれも大
きな衝撃音が発生するという問題があった。
【0015】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、アーマチュアプレートの吸着時及び離脱時の
衝撃音を確実に低減できる電磁クラッチを提供すること
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明の電磁クラッチは、回転軸に装着さ
れ、フランジ部を有するハブと、励磁時、ロータに吸着
されるアーマチュアプレートと、前記ハブのフランジ部
と前記アーマチュアプレートとの間に介在し、非励磁
時、前記アーマチュアプレートを原点位置に復帰させる
複数のばね部材とを備える電磁クラッチにおいて、前記
ばね部材の挿入孔に挿入され、前記アーマチュアプレー
トに固定されたリベットと、前記リベットの外周面に装
着され、第1弾性部と第2弾性部とを有する弾性体とを
備え、前記第1弾性部と第2弾性部とが前記挿入孔を通
じて軸方向に分離可能に嵌合していることを特徴とす
る。
【0017】アーマチュアプレートがロータに吸引され
ると、リベットに沿って第1弾性部が圧縮されるので、
原点位置方向へのばね力が大きくなり、吸引時の吸着速
度を低下させることができる。また、アーマチュアプレ
ートがロータから離脱するとき、リベットに沿って第2
弾性部が圧縮されるので、離脱時の速度を低下させるこ
とができる。
【0018】請求項2の発明の電磁クラッチは、請求項
1記載の電磁クラッチにおいて、前記第1弾性部の硬度
と第2弾性部の硬度は異なることを特徴とする。
【0019】第1弾性部の硬度と第2弾性部の硬度との
組合せを変えることによって弾性対のばね定数を任意に
調整することができる。
【0020】請求項3の発明の電磁クラッチは、回転軸
に装着され、フランジ部を有するハブと、励磁時、ロー
タに吸着されるアーマチュアプレートと、前記ハブのフ
ランジ部と前記アーマチュアプレートとの間に介在し、
非励磁時、前記アーマチュアプレートを原点位置に復帰
させる複数のばね部材と、前記ばね部材に装着され、前
記アーマチュアプレートにプリセット力を与える弾性体
とを備える電磁クラッチにおいて、前記弾性体のクラッ
チ側端部にフランジ部が設けられ、このフランジ部に前
記アーマチュアプレートと接触する環状の弾性緩衝部が
設けられ、この弾性緩衝部の外径が前記フランジ部の外
径より大きいことを特徴とする。
【0021】弾性体のフランジ部に設けられた弾性緩衝
部が、吸着状態でもアーマチュアプレートに接触するの
で、弾性緩衝部でアーマチュアプレートの吸着時の振動
を減衰させて吸着音を低減でき、また、弾性緩衝部でア
ーマチュアプレートからの離脱時の圧力を徐々に受けて
ロータからの離脱速度及び離脱力を抑えて離脱音を低減
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0023】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁
クラッチの縦断面図である。
【0024】電磁クラッチ1は、冷媒圧縮機の回転軸2
に装着され、フランジ部11を有するハブ10と、ラジ
アル軸受3を介して回転可能に支持され、冷媒圧縮機の
回転軸2を回転中心としてエンジン(図示せず)からの
回転力によって回転するロータ20と、電磁コイル21
の通電時、ロータ20に吸着されるアーマチュアプレー
ト30と、ハブ10のフランジ部11とアーマチュアプ
レート30との間に介在し、電磁コイル21の非通電
時、アーマチュアプレート30を原点位置(アーマチュ
アプレート30の移動の基準となる位置)に復帰させる
板ばね(ばね部材)40とを備えている。
【0025】ロータ20の外周面にはプーリ60が固定
され、プーリ60にはVベルト(図示せず)が巻き掛け
られ、ロータ20はVベルトを介してエンジンのクラン
クシャフトに連結されている。
【0026】また、板ばね40とアーマチュアプレート
30との間にはゴムストッパ(弾性対)50が介在して
いる。
【0027】図2は図1の電磁クラッチのアーマチュア
プレートの平面図、図3は図2のIII −III 線に沿う断
面図である。
【0028】アーマチュアプレート30は、例えば低炭
素鋼からなり、環状部31と、この環状部31の内側に
空隙32を介して形成された円盤部33とを有する。環
状部31には、回転軸2を中心とする同一円周上に挿入
孔31aが120゜毎の間隔で形成されている。
【0029】板ばね40は、例えば低炭素鋼で形成さ
れ、ほぼ円形の環状部41と、この環状部41から中心
方向へ突出する舌片部42とからなる。環状部41の直
径方向に3つの挿入孔41a,42a,42bが形成さ
れている。
【0030】回転軸2に連なるフランジ部11は円環状
をしており、回転軸2を中心とする同一円周上に挿入孔
11aが120゜毎の間隔で形成されている。
【0031】挿入孔42bと挿入孔11aとにリベット
14を挿入し、このリベット14をかしめてフランジ部
11の下面に板ばね40の環状部41の一部を固定す
る。
【0032】挿入孔31aと挿入孔41aとにリベット
15を挿入し、このリベット15をかしめてアーマチュ
アプレート31の環状部31の上面に板ばね40の環状
部41の一部を固定する。
【0033】挿入孔42aに板ばね40の下方から下側
ゴムストッパ(第2弾性部)52を挿入し、下側ゴムス
トッパ52に板ばね40の上方から上側ゴムストッパ5
1(第1弾性部)を嵌合し、上側ゴムストッパ51、下
側ゴムストッパ52及び挿入孔33aに段付リベット1
6を挿入し、この段付リベット16をかしめる。このよ
うにしてアーマチュアプレート30の上面にゴムストッ
パ50を介して板ばね40の舌片部42を固定してい
る。
【0034】図4は吸着時におけるゴムストッパの拡大
断面図、図5は非吸着時におけるゴムストッパの拡大断
面図である。
【0035】下側ゴムストッパ52は、円筒状の本体部
52aと、本体部52aの下端周縁に形成されたフラン
ジ部52bと、フランジ部52bの外周縁から斜め下方
に延ばして形成されたスカート部(弾性緩衝部)52c
とからなる。
【0036】スカート部52cはフランジ部52bの厚
さに比し薄く形成され、吸着時においてもスカート部5
2cの裾部がアーマチュアプレート30に接触する丈に
設定され、アーマチュアプレート30の移動時の応答性
を向上させている。
【0037】吸着時、アーマチュアプレート30が吸引
されて板ばね40の弾性に抗してロータ20(図1参
照)方向に移動(0.3〜0.6mm)すると、上側ゴ
ムストッパ51がロータ20方向に移動しながら徐々に
圧縮される(図4参照)。
【0038】上側ゴムストッパ51はロータ20方向へ
の圧縮によってばね力が上昇し、この上側ゴムストッパ
51及び板ばね40の弾性力に応じてアーマチュアプレ
ート30の移動速度(吸着速度)が下がり、衝突時には
移動速度が最も小さくなる。同時に、ゴムストッパ50
のゴムの特性によって板ばね40では吸収できない衝突
時の振動が吸収される。
【0039】非吸着時、スカート部52cの裾部とアー
マチュアプレート30の上面とが接触している位置から
ゴムストッパ50が徐々に圧縮されるので、吸着の場合
と同様に移動速度(離脱速度)を小さくでき、衝突時の
振動が吸収される。
【0040】第1実施形態によれば、吸着時及び非吸着
時における衝撃力が抑制されるので、衝撃音を小さくす
ることができる。
【0041】図6及び図7はこの発明の第2実施形態に
係る電磁クラッチのゴムストッパを説明するための図で
あって、図6は吸着時におけるゴムストッパの拡大断面
図、図7は非吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図
である。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0042】この実施形態においては、吸着時において
もフランジ部52bがアーマチュアプレート30に接触
するようにフランジ部52bの厚さを厚くした。ゴムス
トッパ50の作用効果は図4及び図5のゴムストッパの
場合と同様であるので説明を省略する。
【0043】上記図4〜図7の各実施形態において、上
側ゴムストッパ51と下側ゴムストッパ52の硬度をそ
れぞれ変えることによって、ゴムストッパ50のばね定
数を変えることができるので、例えば上側ゴムストッパ
51の硬度を変えることによってゴムストッパ50のば
ね定数を調整することができる。
【0044】なお、上記いずれの実施形態においても従
来のばね定数(30Kg/mm)の1.8倍程度のばね
定数としている。
【0045】図8はこの発明の第3実施形態に係る電磁
クラッチのアーマチュアプレートの断面図であり、図3
と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0046】この実施形態は、リベット16を用いず、
また上側ゴムストッパ51と下側ゴムストッパ52とを
一体に形成するとともに、下側ゴムストッパ52のフラ
ンジ部及びスカート部に相当する部分を以下のように形
成した点が第1実施形態と異なる。
【0047】図9及び図10はこの発明の第3実施形態
に係る電磁クラッチのゴムストッパを説明するための図
であって、図9は吸着時におけるゴムストッパの拡大断
面図、図10は非吸着時におけるゴムストッパの拡大断
面図である。第1の実施形態と同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0048】ゴムストッパ500は、円筒状の本体部5
10と、本体部510のプレート側端部に形成されたフ
ランジ部520と、フランジ部520の外周縁に形成さ
れたスカート部(弾性緩衝部)530とからなる。フラ
ンジ部520とスカート部530との接続部には全周に
亘って切込み540が形成されている。
【0049】スカート部530の外径aはフランジ部5
20の外径bより大きく、またスカート部530の高さ
cはアーマチュアプレート30の吸着ストロークより大
きい。吸着時においては図9に示すようにスカート部5
30の裾部がアーマチュアプレート30に接触し、非吸
着時においては図10に示すようにフランジ部520の
端面及びスカート部530の裾部がアーマチュアプレー
ト30に接触する。
【0050】このゴムストッパ500の機能は、第1実
施形態のゴムストッパ50の機能と同じであり、第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】なお、切込み540は非吸着時におけるフ
ランジ部520の変形を吸収する機能を有するが、必ず
しも形成しなくてもよい。
【0052】この第3実施形態によれば、第1実施形態
の場合と同様に吸着時及び非吸着時における衝撃力が抑
制することができ、衝撃音を小さくすることができる。
【0053】図11及び図12はこの発明の第4実施形
態に係る電磁クラッチのゴムストッパを説明するための
図であって、図11は吸着時におけるゴムストッパの拡
大断面図、図12は非吸着時におけるゴムストッパの拡
大断面図である。第1の実施形態と同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0054】この第4実施形態ではフランジ部520に
蛇腹部550が形成されている。すなわち、フランジ部
520の外周面に中心軸方向に沿って複数のスリット5
50aが設けられている。吸着時においては図11に示
すように蛇腹部550のだけがアーマチュアプレート3
0に接触し、非吸着時においては図12に示すように蛇
腹部550及びフランジ部520の端面がアーマチュア
プレート30に接触する。
【0055】この第4実施形態によれば、第1実施形態
の場合と同様に吸着時及び非吸着時における衝撃力が抑
制することができ、衝撃音を小さくすることができる。
【0056】図13及び図14はこの発明の第5実施形
態に係る電磁クラッチのゴムストッパを説明するための
図であって、図13は吸着時におけるゴムストッパの拡
大断面図、図14は非吸着時におけるゴムストッパの拡
大断面図である。第1実施形態と同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0057】この第5実施形態ではフランジ部520の
プレート側端部外周にOリング部630が形成されてい
る。吸着時においては図13に示すようにOリング部6
30だけがアーマチュアプレート30に接触し、非吸着
時においては図14に示すようにOリング部630及び
フランジ部520の端面がアーマチュアプレート30に
接触する。
【0058】したがって、この第5実施形態によれば、
第1実施形態の場合と同様に吸着時及び非吸着時におけ
る衝撃力が抑制することができ、衝撃音を小さくするこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の電磁クラッチによれば、アーマチュアプレートがロ
ータに吸引されると、第1弾性部が軸方向に圧縮される
ので、原点位置方向へのばね力が大きくなり、吸引時の
吸着速度を低下させることができる。また、アーマチュ
アプレートがロータから離脱するとき、第2弾性部が軸
方向に圧縮されるので、離脱時の速度を低下させること
ができる。したがって、吸着時、アーマチュアプレート
がロータに減速されて衝突し、また離脱時、アーマチュ
アプレートが減速されて第2弾性部に衝突するので、い
ずれの時も衝撃力が抑えられ、吸着音及び離脱音が共に
低下する。
【0060】請求項2記載の発明の電磁クラッチによれ
ば、第1弾性部の硬度と第2弾性部の硬度との組合せを
変えることによってばね定数を調整することができるの
で、好みのばね特性に応じた硬度やプリセット量を選ぶ
ことができる。
【0061】請求項3記載の発明の電磁クラッチによれ
ば、弾性緩衝部でアーマチュアプレートの吸着時の振動
を減衰させて吸着音を低減でき、また、弾性緩衝部でア
ーマチュアプレートからの離脱時の圧力を徐々に受けて
ロータからの離脱速度及び離脱力を抑えて離脱音を低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る電磁クラ
ッチの縦断面図である。
【図2】図2は図1の電磁クラッチのアーマチュアプレ
ートの平面図である。
【図3】図3は図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図4】図4は吸着時におけるゴムストッパの拡大断面
図である。
【図5】図5は非吸着時におけるゴムストッパの拡大断
面図である。
【図6】図6はこの発明の第2実施形態に係る電磁クラ
ッチの吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図であ
る。
【図7】図7はこの発明の第2実施形態に係る電磁クラ
ッチの非吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図であ
る。
【図8】図8はこの発明の第3実施形態に係る電磁クラ
ッチのアーマチュアプレートの断面図である。
【図9】図9は図8の電磁クラッチの吸着時におけるゴ
ムストッパの拡大断面図である。
【図10】図10は図8の電磁クラッチの非吸着時にお
けるゴムストッパの拡大断面図である。
【図11】図11はこの発明の第4実施形態に係る電磁
クラッチの吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図で
ある。
【図12】図12はこの発明の第4実施形態に係る電磁
クラッチの非吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図
である。
【図13】図13はこの発明の第5実施形態に係る電磁
クラッチの吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図で
ある。
【図14】図14はこの発明の第5実施形態に係る電磁
クラッチの非吸着時におけるゴムストッパの拡大断面図
である。
【図15】図15は従来の電磁クラッチの縦断面図であ
る。
【図16】図16はアーマチュアプレートの平面図であ
る。
【図17】図17は図16のXVII−XVII線に沿う断面図
である。
【図18】図18は図17の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 電磁クラッチ 2 回転軸 10 ハブ 11 フランジ部 16 リベット 20 ロータ 30 アーマチュアプレート 40 板ばね(ばね部材) 42a 挿入孔 50,500 ゴムストッパ(弾性体) 51 上側ゴムストッパ(第1弾性体) 52 下側ゴムストッパ(第2弾性体) 520 フランジ部 530 スカート部(弾性緩衝部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に装着され、フランジ部を有する
    ハブと、 励磁時、ロータに吸着されるアーマチュアプレートと、 前記ハブのフランジ部と前記アーマチュアプレートとの
    間に介在し、非励磁時、前記アーマチュアプレートを原
    点位置に復帰させる複数のばね部材とを備える電磁クラ
    ッチにおいて、 前記ばね部材の挿入孔に挿入され、前記アーマチュアプ
    レートに固定されたリベットと、 前記リベットの外周面に装着され、第1弾性部と第2弾
    性部とを有する弾性体とを備え、 前記第1弾性部と第2弾性部とが前記挿入孔を通じて軸
    方向に分離可能に嵌合していることを特徴とする電磁ク
    ラッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1弾性部の硬度と第2弾性部の硬
    度は異なることを特徴とする請求項1記載の電磁クラッ
    チ。
  3. 【請求項3】 回転軸に装着され、フランジ部を有する
    ハブと、 励磁時、ロータに吸着されるアーマチュアプレートと、 前記ハブのフランジ部と前記アーマチュアプレートとの
    間に介在し、非励磁時、前記アーマチュアプレートを原
    点位置に復帰させる複数のばね部材と、 前記ばね部材に装着され、前記アーマチュアプレートに
    プリセット力を与える弾性体とを備える電磁クラッチに
    おいて、 前記弾性体のクラッチ側端部にフランジ部が設けられ、 このフランジ部に前記アーマチュアプレートと接触する
    環状の弾性緩衝部が設けられ、 この弾性緩衝部の外径が前記フランジ部の外径より大き
    いことを特徴とする電磁クラッチ。
JP8227532A 1996-08-09 1996-08-09 電磁クラッチ Pending JPH1054426A (ja)

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