JP2007009948A - 電磁クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 板ばね部材の初期撓み付与部から異音が発生することを防止する。
【解決手段】 板ばね部材13の外周環状部13fをゴム系弾性部材15によりアーマチュア5の外周部5bに一体に結合し、板ばね部材13の内周環状部13aをインナーハブ11に一体に結合し、アーマチュア5と板ばね部材13との距離を外周側よりも内周側で大きくし、クラッチオフ状態では、アーマチュア5の内周部5cと、板ばね部材13と一体の突起部13dとの間で弾性部材15を圧縮することにより板ばね部材13に初期撓みを付与し、この突起部13dは介在部材16によりアーマチュア5と非接着とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転動力の伝達および遮断を行う電磁クラッチに関し、例えばカーエアコンの圧縮機作動の断続のために用いて好適である。
従来、カーエアコンの圧縮機用電磁クラッチでは、エンジン等の駆動源により回転駆動されるロータと、このロータに対して所定の微小間隙を隔てて対向配置されたアーマチュアと、このアーマチュアを圧縮機側の回転軸に結合するハブ構造とを備えている。
そして、このハブ構造として、圧縮機側の回転軸に結合されるインナーハブ(従動側回転部材)と、このインナーハブに結合される板ばね部材とを有し、この板ばね部材をゴムからなる弾性部材にてアーマチュアに一体に結合する構造が公知になっている(特許文献1参照)。
この従来技術では、板ばね部材の径方向の中間部に第2ストッパーを一体に成形している。この第2ストッパーは、アーマチュアの内側リングに向かって軸方向へ屈曲した凸状のもので、この第2ストッパーの先端部をアーマチュアの内側リングに当接させ、これにより、アーマチュアをロータの摩擦面に向かって所定量だけ軸方向に変位させている。
この軸方向変位によって、板ばね部材の板ばね部が所定量だけロータ側へ変位(弾性変形)し、これに伴って、板ばね部材に初期撓みを発生させている。この初期撓みによって、アーマチュアをロータの摩擦面より所定距離離れた位置に保持するばね力(初期反力)を発生できる(特許文献1の段落0042参照)。
特開2000−161389号公報
ところで、上記従来技術では、クラッチオン時にはアーマチュアがロータの摩擦面に吸着されるので、アーマチュアの内側リングが第2ストッパーの先端部から開離した状態にある。そのため、クラッチオン状態からクラッチオフ状態に移行する際に、アーマチュアの内側リングが板ばね部材の第2ストッパーの先端部に衝突する。ここで、板ばね部材およびアーマチュアはともに金属製であるので、上記衝突の際に異音が生じる。
本発明は上記点に鑑みて、板ばね部材をゴム系弾性材からなる弾性部材によりアーマチュアに一体に結合するハブ構造を持つ電磁クラッチにおいて、板ばね部材の初期撓み付与部からの異音の発生を防止することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために案出されたもので、駆動側回転部材(4)の回転を受けるアーマチュア(5)と、アーマチュア(5)を駆動側回転部材(4)から開離する方向のばね力を発生する板ばね部材(13)との間に、ゴム系弾性材からなる板状の弾性部材(15)を配置し、
板ばね部材(13)の外周側部分(13f)を弾性部材(15)によりアーマチュア(5)の外周側部分(5b)に一体に結合するとともに、板ばね部材(13)の内周側部分(13a)を従動側回転部材(11)に一体に結合するようになっており、
アーマチュア(5)と板ばね部材(13)との距離が外周側よりも内周側で大きくなっており、アーマチュア(5)が駆動側回転部材(4)から開離しているクラッチオフ状態では、アーマチュア(5)の内周側部分(5c)と、板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)との間で弾性部材(15)を圧縮することにより、板ばね部材(13)に初期撓みを付与し、
更に、板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)は、弾性部材(15)およびアーマチュア(5)の少なくとも一方と非接着の状態になっていることを特徴としている。
これによると、アーマチュア(5)の内周側部分(5c)と、板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)との間で弾性部材(15)を圧縮することにより、板ばね部材(13)に初期撓みを付与できる。この初期撓みによって、クラッチオフ時にアーマチュア(5)を駆動側回転部材(4)から開離した所定位置に保持できるので、クラッチオフ時におけるアーマチュア(5)の耐振性を確保できる。
しかも、弾性部材(15)を圧縮することにより板ばね部材(13)に初期撓みを付与できるから、板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)は弾性部材(15)と接触するだけで、アーマチュア(5)と直接接触することはない。その結果、クラッチのオンオフ作動に伴って、板ばね部材(13)の初期撓み付与部から異音を発生することがない。
更に、初期撓み付与のための部分(13d、18)は、弾性部材(15)およびアーマチュア(5)の少なくとも一方と非接着になっているから、クラッチのオンオフ作動に伴ってアーマチュア(5)が変位しても、この部分(13d、18)はアーマチュア(5)の変位と関係なく初期の一定形状を維持する。
この結果、初期撓み付与のための部分(13d、18)によって板ばね部材(13)のばね反力(ばね定数)を増加させることがないので、クラッチ吸引力を増加させる必要がない。
本発明では、具体的には、弾性部材(15)と非接着となる介在部材(16)を備え、この介在部材(16)により上記した「非接着の状態」を実現するようになっている。
また、本発明では、具体的には、アーマチュア(5)の内周側部分(5c)の表面もしくは板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)の表面に弾性部材(15)と非接着となる部分を直接形成してもよい。
また、本発明では、具体的には、板ばね部材(13)を、外周環状部(13f)と、内周環状部(13a)と、クラッチ半径方向に延びて内周環状部(13a)と外周環状部(13f)との間を一体に結合する複数の板ばね部(13e)とを有する2重環状形状とし、
板ばね部材(13)と一体の部分(すなわち、初期撓み付与のための部分)を、内周環状部(13a)からクラッチ半径方向の外方へ突き出す複数の突起部(13d)で構成してよい。
これによれば、板ばね部材(13)の内周環状部(13a)に複数の突起部(13d)を一体形成するというという簡単な構成で、板ばね部材(13)の初期撓みを付与できる。
また、本発明では、具体的には、板ばね部材(13)を、外周環状部(13f)と、内周環状部(13a)と、クラッチ半径方向に延びて内周環状部(13a)と外周環状部(13f)との間を一体に結合する複数の板ばね部(13e)とを有する2重環状形状とし、
板ばね部材(13)と別体の部分(すなわち、初期撓み付与のための部分)を、内周環状部(13a)の外径よりも大きい外径を有し、内周環状部(13a)からクラッチ半径方向の外方へ突き出すように配置される環状の板部材(18)で構成してもよい。
また、本発明では、具体的には、弾性部材(15)は、アーマチュア(5)および板ばね部材(13)に対して一体成形されるようになっている。
なお、上記各手段および特許請求の範囲の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜図7は第1実施形態であり、図1は車両空調用冷凍サイクルの冷媒圧縮機に装着される電磁クラッチの断面図で、図2のA−A断面図である。図2は図1の左側からみた正面図であり、図3は図2のB−B断面図である。図4は板ばね部材13単体の正面図、図5は弾性部材15の接着範囲を斜線部で示す電磁クラッチの正面図、図6は樹脂製介在部材16単体の正面図、図7はクラッチオン状態の要部断面図である。
電磁クラッチ1は、ステータ2内に収容された電磁コイル3と、図示しない車両エンジンによって回転駆動される駆動側回転部材をなすロータ4と、電磁コイル3の発生する電磁力によってロータ4に吸着されるアーマチュア5と、このアーマチュア5に結合され、アーマチュア5と一体に回転するハブ6とを備えている。
このハブ6は図示しない冷媒圧縮機の回転軸に結合され、冷媒圧縮機に回転動力を伝える。冷媒圧縮機は本実施形態の従動側機器をなす。
ステータ2、ロータ4およびアーマチュア5は鉄系の磁性体で形成され、電磁コイル3の発生する磁束の磁気回路を構成する。ステータ2は断面コ字形の形状に形成され、その内側空間に電磁コイル3が収容されている。
電磁コイル3は具体的には、スプール7上に巻き回され、このスプール7とともにステータ2の内側空間にエポキシ等の絶縁樹脂部材8によって電気絶縁してモールド固定されている。なお、ステータ2は、リング状の支持部材9を介して図示しない冷媒圧縮機のハウジングに固定される。
ロータ4は、その外周部に多段式のVベルト(図示しない)が掛け渡されるプーリ4aを有し、Vベルトを介して伝達されたエンジンの回転動力によって回転する。ロータ4は、ステータ2を微小隙間を介在して収容する断面コ字形に形成されている。また、ロータ4は、その内周にベアリング10を備え、このベアリング10によってロータ4は図示しない冷媒圧縮機のハウジングの円筒ボス部の外周面上に回転自在に支持される。
アーマチュア5はリング状の円板形状に形成され、ロータ4の摩擦面4bに所定の微小間隙(例えば0.5mm程度)を隔てて対向配置される。なお、本例のアーマチュア5は、その半径方向の中間部に磁気遮断用溝部5aを形成している。この溝部5aはアーマチュア5の円周方向に細長く延びる円弧状の形状にて複数個(例えば4個)形成される。
従って、アーマチュア5のリング形状は、図1の上半部に示すように磁気遮断用溝部5aの外周側に位置する外周部5bと磁気遮断用溝部5aの内周側に位置する内周部5cとに区分される。なお、図1の下半部は、複数個の磁気遮断用溝部5ab相互間の位置(内外周の一体結合部)における断面形状を示している。
次に、本発明の要部をなすハブ6の詳細について説明すると、ハブ6は鉄系金属にて円筒状に形成された従動側回転部材をなすインナーハブ11を有している。このインナーハブ11の円筒部内周面にはスプライン嵌合部11aが形成され、このスプライン嵌合部11aにて図示しない圧縮機回転軸がインナーハブ11に回り止めして一体に結合される。
また、インナーハブ11には、その円筒部の軸方向の一端部(外側端部)から半径方向の外方へ延びる取付フランジ部11bが一体形成されている。この取付フランジ部11bは環状の板形状であり、取付フランジ部11bの円形の外周形状は図2に図示されている。
この取付フランジ部11bにはリベット12により板ばね部材13を一体に固定している。但し、このリベット12による板ばね部材13の固定は、アーマチュア5および板ばね部材13に対する後述の弾性部材成形工程を終了した後に行う。
板ばね部材13は鉄系の金属ばね材により図4に示す円形の板形状に形成される。この円形の板形状は、中心部が開口した内周環状部13aと外周環状部13fとを有する2重の環状形状になっている。
板ばね部材13の内周環状部13aには複数(本例では3個)の取付穴13b(図1、図4)が円周方向に等間隔で形成され、この取付穴13bおよび金属ワッシャ14(図1)の中心穴にリベット12を通して板ばね部材13の内周環状部13aを金属ワッシャ14を介して取付フランジ部11bに一体に固定している。従って、本実施形態では、リベット12および金属ワッシャ14によって、内周環状部13aと取付フランジ部11bとを一体に締結する機械的締結手段を構成している。
板ばね部材13の半径方向の中間部、すなわち、内周環状部13aと外周環状部13fとの間には複数の開口窓部13cが形成されている。この開口窓部13cは円周方向に細長く延びる円弧状の形状であり、本例では板ばね部材13の円周方向の3箇所に等間隔に形成されている。
板ばね部材13のうち、開口窓部13cの内周形状の中央部には突起13dが一体形成されている。この突起13dは内周環状部13aからクラッチ半径方向の外方へ滑らかな曲面形状で凸状に突出している。
そして、板ばね部材13のうち、3箇所の開口窓部13c相互の間には半径方向に延びる、幅の狭い板ばね部13eが形成される。従って、本例では板ばね部13eが板ばね部材13の円周方向の3箇所に等間隔に形成される。この3箇所の板ばね部13eによって、内周環状部13aと外周環状部13fとの間が一体に結合されている。
次に、板ばね部材13とアーマチュア5との間には板状の弾性部材15が介在されている。この弾性部材15により板ばね部材13の外周環状部13fとアーマチュア5の外周部5bとの間は一体に結合されている。
弾性部材15は、板ばね部材13とアーマチュア5との間のトルク伝達機能を果たすとともに、振動抑制(制振)作用を果たすゴム系弾性材である。ここで、弾性部材15に用いるゴム材質としては、車両の使用環境温度の広範な変化(−30℃〜120℃)に対してトルク伝達およびトルク変動吸収(振動減衰)の面で優れた特性を発揮するものが好ましく、例えば、塩素化ブチルゴムが好適である。その他に、アクリロニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム等を弾性部材15に用いてもよい。
なお、図5の斜線部は弾性部材15の配置(接着)範囲を示しており、図1および図5の図示から理解されるように、弾性部材15は、板ばね部材13とアーマチュア5との間だけでなくアーマチュア5の内周部5cからさらに半径方向内方へ延びて、板ばね部材13の内周環状部13aとインナーハブ11の取付フランジ部11bとの間にも配置されている。
より具体的には、内周環状部13aの内周端の内側に至る部位まで弾性部材15の内周部15dが形成され、板ばね部材13の内周環状部13aとインナーハブ11の取付フランジ部11bとの機械的締結部(リベット12および金属ワッシャ14の配置部)の周囲を弾性部材15の内周部15dで囲むようになっている。これにより、弾性部材15の内周部15dは板ばね部材13の内周環状部13aとインナーハブ11の取付フランジ部11bとの間に挟み込まれるようになっている。
また、弾性部材15は、板ばね部材13の外側表面およびアーマチュア5の外周端面上にも接着され、板ばね部材13の外側表面およびアーマチュア5の外周端面を弾性部材15にてほぼ全面的に覆うようになっている。ここで、板ばね部材13の外側表面とは、板ばね部材13のうちアーマチュア5と反対側の表面で、図1の左側表面である。
なお、板ばね部材13のうち、外周端部付近の微小範囲に板ばね部材13の露出部13g(図1、図3)を設けている。この露出部13gは、後述する弾性部材15の成形工程において成形金型にて板ばね部材13の外周端部付近を直接支持する部位であり、この成形金型による直接支持によって板ばね部材13の弾性部材成形時の正規形状を安定的に維持する。
また、板ばね部材13の外周環状部13fに設けられている複数の開口部13h、13iはいずれも弾性部材15が成形工程にて板ばね部材13の外側(図1の左側)から板ばね部材13の内側(図1の右側)へ回り込みしやすくするためのものである。なお、弾性部材15の外周端付近の複数の円形凹部15aは、成形金型に装備される注入ゲートによって形成されるもので、この複数の円形凹部15aの部位から溶融ゴム材料の注入が行われる。
一方、弾性部材15のうち板ばね部13eに接着される部分とアーマチュア5との間にはこの両者間の接着を阻止する介在部材16が配置されている。この介在部材16の全体形状は図6に示す通り概略環状の板部材である。この介在部材16は、板ばね部材13のうち、開口窓部13cおよび板ばね部13eの形成部位を円周方向に延びる環状の形状になっている。従って、介在部材16は図1の上半部に示すようにアーマチュア5のうち内周部5cに対向して配置される。
この介在部材16は弾性部材15のゴム材質と非接着となる材質、具体的には樹脂で成形されている。本例では、介在部材16の材質として機械的強度、耐熱性等に優れたポリアミド樹脂(ナイロン66)を用いている。このポリアミド樹脂(ナイロン66)は、弾性部材15として用いる塩素化ブチルゴムの成形温度(溶融ゴムの温度)よりも十分高い耐熱温度を持っている。
また、介在部材16の外周部および内周部にはそれぞれ突起部16a、16b(図1、図3)が形成されている。そして、外周側突起部16aをアーマチュア5の磁気遮断用溝部5aに嵌合し、内周突起部16bをアーマチュア5の内周端面に嵌合することにより、介在部材16をアーマチュア5に組み付けることができる。
また、介在部材16のうち、板ばね部材13の開口窓部13cの一部の領域に対応して開口窓部16c(図3、図6)が形成され、この開口窓部16cの部分では弾性部材15がアーマチュア5の内周部5c上に直接接着されるようになっている。
弾性部材15のうち、板ばね部材13の開口窓部13c内に位置する扇形の突起部分15b(図2、図3)は介在部材16をアーマチュア5側へ押さえ付けて、介在部材16をアーマチュア5に固定する役割を果たす。
この扇形の突起部分15bの中央部に位置する開口部15cは、アーマチュア5のうち弾性部材15側の面に成形金型により直接支持される露出部5d(図3)を形成するためのものでる。
次に、アーマチュア5と板ばね部材13に対して弾性部材15を一体に成形する方法について説明する。まず、前処理としてアーマチュア5および板ばね部材13のうち弾性部材15が接着される部位に接着剤を塗布しておく。
次に、介在部材16の両突起部16a、16bを図1、図3のようにアーマチュア5の磁気遮断用溝部5aおよび内周端面に嵌合して、介在部材16をアーマチュア5に組み付ける。
次に、この介在部材16付きのアーマチュア5と板ばね部材13とを弾性部材15の成形金型内にセットする。ここで、アーマチュア5はロータ4側の面と露出部5d(図3)の部位において成形金型の内面で直接支持して位置決めできる。
また、板ばね部材13はその内周側の取付穴13b付近の表裏両面が露出部(図1の下半部参照)となるので、この取付穴13b付近の表裏両面と外周端部付近の露出部13gとを成形金型の内面で直接支持して、位置決めできる。
ここで、板ばね部材13は図1に図示するようにその内周部に比較して外周部がアーマチュア5側に位置するように板ばね部13eを弾性的に曲げ変形した状態で成形金型内にセットされる。
このため、板ばね部材13の内周側部分(突起13d付近)とアーマチュア5の内周部5cとの距離(間隔)L2が、板ばね部材13の外周部(外周環状部13f)とアーマチュア5の外周部5bとの距離(間隔)L1よりも大きくなっている。これに伴って、板ばね部材13のうち、開口窓部13cを介して半径方向で対向する突起13dと外周環状部13fとの間に所定の段差(図1の下半部の断面形状参照)が発生するようになっている。
次に、弾性部材15を構成する溶融ゴム材料を成形金型の注入ゲートから金型内部空間に注入して、弾性部材15の成形を行う。この弾性部材15の成形は加硫成形であり、鉄系の金属材である板ばね部材13の表面およびアーマチュア5表面には弾性部材15が成形と同時に加硫接着される。
ここで、介在部材16は弾性部材15のゴム材料と非接着な樹脂材料で形成されているので、弾性部材15は介在部材16に接着されない。そして、アーマチュア5のうち、内周部5cは介在部材16により被覆されているので、弾性部材15はアーマチュア5の外周部5bのみに接着される。
従って、板ばね部材13の外周環状部13fのみが弾性部材15によってアーマチュア5の外周部5bに一体に結合される。
介在部材16は弾性部材15の成形範囲を規定する役割も果たすので、介在部材16の使用により成形金型の形状を簡素化でき、これにより、成形金型の製造コストを低減できる。
ところで、弾性部材15の成形終了後、アーマチュア5、板ばね部材13、弾性部材15および介在部材16を包含する成形構造物を成形金型から取り出すと、板ばね部材13は成形金型による曲げ変形の拘束状態から解放されるので、板ばね部材13の外周環状部13fが板ばね部材13の曲げ変形前の元の位置(自由状態)に復帰しようとするが、前述のように板ばね部材13とアーマチュア5との距離が、内周側距離L2>外周側距離L1という関係に設定されているので、外周環状部13fの復帰によって突起13dの内側部分の弾性部材15が圧縮される。
これにより、外周環状部13fの復帰がこの突起13d内側部分の弾性部材15によって抑えられる。この結果、アーマチュア5をロータ4側へ所定距離だけ変位させて、板ばね部材13を弾性変形した状態に維持する。つまり、板ばね部材13の板ばね部13eに初期撓み(初期反力)を付与できる。
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明すると、電磁コイル3の通電停止時(クラッチオフ時)には、板ばね部材13の板ばね部13eに発生する初期撓み(初期反力)によってアーマチュア5をロータ4の摩擦面4bより所定間隔離れた位置(図1参照)に確実に保持できる。
このため、図示しない車両エンジンからの回転動力はVベルトを介してロータ4に伝達されるだけで、アーマチュア5およびハブ6へは伝達されず、ロータ4のみがベアリング10上で空転している。従って、従動機器の冷媒圧縮機は停止している。
これに対し、電磁コイル3に通電されると、電磁コイル3の発生する電磁力によってアーマチュア5が板ばね部材13の板ばね部13eのばね力に抗してロータ4に吸引され、アーマチュア5がロータ4に吸着される(図7参照)。すると、ロータ4の回転がアーマチュア5、弾性部材15、板ばね部材13、およびインナーハブ11を介して冷媒圧縮機の回転軸に伝達され、冷媒圧縮機が作動する。
図7に示すクラッチオン状態では、アーマチュア5と介在部材16が一体となって、ロータ4側に軸方向変位するので、弾性部材15の内周側部分と介在部材16との間に隙間Sが生じて、弾性部材15の内周側部分と介在部材16とが開離した状態となる。
そして、電磁コイル3への通電が遮断されると、電磁力の消滅によりアーマチュア5が板ばね部材13の板ばね部13eのばね力により元の開離位置に復帰し、冷媒圧縮機が停止状態に戻る。
この際に、板ばね部材13の初期撓み付与部をなす突起13dは弾性部材15と接触するだけで、アーマチュア5と接触することはない。従って、クラッチオン状態からオフ状態へ移行する時に、突起13dとアーマチュア5とが直接接触して金属衝突音を発生する恐れはない。
アーマチュア5と板ばね部材13との間にゴム系弾性材からなる弾性部材15を介在するとともに、板ばね部材13の外側表面(図1の左側表面)も弾性部材15にてほぼ全面的に被覆しているので、上記のクラッチオン時に、アーマチュア5がロータ4の摩擦面に吸着されるときの衝撃、振動を弾性部材15の振動減衰作用により緩和できる。
同様に、圧縮機7の駆動トルク変動に起因する捩じれ共振も弾性部材15の振動減衰作用により緩和できる。これらの弾性部材15の振動減衰作用により、電磁クラッチ1および冷媒圧縮機の作動騒音を効果的に低減できる。
ところで、樹脂製の介在部材16は、弾性部材15のうち、板ばね部材13の板ばね部13eと接着される部分に対応して配置され、この介在部材16は弾性部材15と接着されないから、介在部材16がアーマチュア5に固定されていても、板ばね部材13の板ばね部13eはアーマチュア5により拘束されることなく、自由に弾性変形できる。
この結果、板ばね部材13の板ばね部13eは、そのばね形状部の長さL(図4)の全長を弾性変形可能なスパン長さとして利用できる。
これにより、板ばね部材13の板ばね部13eのばね定数を小さくして、アーマチュア5の吸引力を低減できると同時に、板ばね部材13に発生する応力も低減でき、板ばね部材13の耐久性を向上できる。
また、クラッチのオンオフ作動に伴ってアーマチュア5はクラッチ軸方向に変位するのであるが、板ばね部材13の初期撓み付与部をなす突起13dは、上記介在部材16の配置によりアーマチュア5と非接着の状態になっているから、アーマチュア5のクラッチ軸方向への変位と関係なく初期の一定形状を維持する。
この結果、突起13dは板ばね部材13のばね特性に影響しない。具体的には、突起13dの形成によって板ばね部材13のばね反力(ばね定数)が増加することがないので、突起13dを形成してもクラッチ吸引力を増加させる必要がない。
(第2実施形態)
第1実施形態では、弾性部材15のうち、板ばね部材13の板ばね部13eと接着される部分に対応して樹脂製の介在部材16を配置しているが、第2実施形態では、この樹脂製の介在部材16を廃止して、第1実施形態と同等の作用効果を発揮するものである。
図8は第2実施形態によるハブ6部分を示しており、アーマチュア5のうち、板ばね部材13の板ばね部13eと対向する内周部5cの表面を、弾性部材15と非接着となる構成にして、板ばね部材13の板ばね部13eと対向する部位に、弾性部材15とアーマチュア5の内周部5cとが離れることが可能となる箇所17を設けている。
ここで、アーマチュア5の内周部5cの表面を弾性部材15と非接着となる構成の具体例としては、内周部5cの表面に弾性部材15の接着を阻止する表面処理、例えば、フッ素樹脂(テフロン(登録商標))等の表面被膜を形成するという手段を採用できる。
別の具体例としては、アーマチュア5の内周部5cの表面には接着剤を塗布しないようにマスキング処理をして、内周部5c表面への弾性部材15の接着を阻止するようにしてもよい。
これにより、第2実施形態においても板ばね部13eのスパン長さLを第1実施形態と同等の長さに設定できる。これと同時に、板ばね部材13の初期撓み付与部をなす突起13dもアーマチュア5の内周部5cと非接着な状態となる。
なお、図8では、アーマチュア5の内周部5cの表面を弾性部材15と非接着となる構成にしているが、板ばね部材13の板ばね部13eおよび突起13dの表面を弾性部材15と非接着となる構成にしてもよい。このようにしても、板ばね部13eのスパン長さLを同様に確保でき、かつ、突起13dもアーマチュア5の内周部5cと非接着な状態となる。
もちろん、板ばね部材13の板ばね部13eおよび突起13dと弾性部材15との間、およびアーマチュア5の内周部5cと弾性部材15との間を両方とも非接着となる構成にしてもよい。
(第3実施形態)
第1、第2実施形態では、板ばね部材13に、その内周環状部13aからクラッチ半径方向の外方へ突き出す複数の突起部13dを一体に形成し、この突起部13dの部分とアーマチュア5の内周部5cとの間で弾性部材15を圧縮して、板ばね部材13に初期撓みを付与しているが、第3実施形態では、この板ばね部材13と一体の突起部13dを廃止し、その代わりに、板ばね部材13と別体の部材を設けて、板ばね部材13に初期撓みを付与する。
図9は第3実施形態の要部断面図であり、アーマチュア5がロータ4に吸着されたクラッチオン状態を示す。図10は第3実施形態による板ばね部材13の正面図である。第3実施形態の板ばね部材13では、内周環状部13aに突起部13dを形成していない。このため、第3実施形態の板ばね部材13の内周環状部13aの外径面は、図10に示すように滑らかな環状となる。
そして、板ばね部材13とは別体の環状の板部材18を内周環状部13aに積層配置している。この環状板部材18の内径は内周環状部13aの内径と略同一であり、これに対し、環状板部材18の外径は内周環状部13aの外径よりも大きい外径を有し、内周環状部13aの外径面からクラッチ半径方向の外方へ突き出すように積層配置される。
ここで、環状板部材18は、板ばね部材13の内周環状部13aに対してアーマチュア5と反対側(図9の左側)に積層配置されるので、環状板部材18が板ばね部材13の板ばね部13eの弾性変形に影響を及ぼすことはない。
第3実施形態においても、弾性部材15が、板ばね部材13、アーマチュア5および環状板部材18と一体成形される。この一体成形の方法は第1実施形態と同じでよい。
また、第3実施形態では、第2実施形態と同様に、アーマチュア5のうち、内周部5cの表面を弾性部材15と非接着となるように構成しているが、第1実施形態のように弾性部材15と非接着となる介在部材16を採用してもよい。
環状板部材18の円周方向には、板ばね部材13の内周環状部13aの取付穴13bと同一位置に複数の取付穴18aを開けて、リベット12により板ばね部材13と環状板部材18の両者をインナーハブ11の取付フランジ部11bに一体に固定するようになっている。
図9は第3実施形態のクラッチオン状態を示しているので、弾性部材15の内周側部分とアーマチュア5の内周部5cとの間に隙間Sが生じているが、クラッチオフ状態では、環状板部材18とアーマチュア5の内周部5cとの間で弾性部材15の内周側部分を圧縮して、板ばね部材13に初期撓みを付与する。
第3実施形態の環状板部材18は基本的には剛体でよいので板ばね部材13に比して剛性の高い金属材で形成すればよい。
(他の実施形態)
なお、第1実施形態では、介在部材16を樹脂製としてゴム系弾性材からなる弾性部材15と非接着にしているが、介在部材16を金属製とし、その金属表面に弾性部材15と非接着となる表面処理を施すようにしてもよい。
また、第1実施形態では、弾性部材15と非接着となる介在部材16をアーマチュア5の内周部5cと弾性部材15との間に配置しているが、介在部材16を板ばね部材13とと弾性部材15との間に配置してもよい。
本発明の第1実施形態による電磁クラッチの縦断面図で、図2のA−A断面図である。 図1の電磁クラッチの正面図である。 図2のB−B断面図である。 第1実施形態によるハブに備えられる板ばね部材単体の正面図である。 第1実施形態による弾性部材の接着範囲を示す電磁クラッチの正面図である。 第1実施形態によるハブに備えられる樹脂製介在部材単体の正面図である。 第1実施形態によるクラッチオン状態を示す要部断面図である。 第2実施形態によるハブの縦断面図である。 第3実施形態によるクラッチオン状態を示す要部断面図である。 第3実施形態によるハブに備えられる板ばね部材単体の正面図である。
符号の説明
3…電磁コイル、4…ロータ(駆動側回転部材)、5…アーマチュア、
11…インナーハブ11(従動側回転部材)、13…板ばね部材、13a…内周環状部、
13d…突起部、13e…板ばね部、13f…外周環状部、15…弾性部材、
16…介在部材、18…環状板部材。

Claims (6)

  1. 通電によって電磁力を発生する電磁コイル(3)と、
    駆動源により回転駆動される駆動側回転部材(4)と、
    前記電磁コイル(3)の発生する電磁力によって前記駆動側回転部材(4)に吸着され、前記駆動側回転部材(4)の回転を受けるアーマチュア(5)と、
    前記アーマチュア(5)を前記駆動側回転部材(4)から開離する方向のばね力を発生する板ばね部材(13)と、
    前記アーマチュア(5)と前記板ばね部材(13)との間に配置され、ゴム系弾性材からなる板状の弾性部材(15)とを備え、
    前記板ばね部材(13)のうちクラッチ半径方向の外側部分(13f)を前記弾性部材(15)により前記アーマチュア(5)の外周側部分(5b)に一体に結合するとともに、前記板ばね部材(13)のうちクラッチ半径方向の内側部分(13a)を従動側回転部材(11)に一体に結合するようになっており、
    前記アーマチュア(5)と前記板ばね部材(13)との距離が外周側よりも内周側で大きくなっており、前記アーマチュア(5)が前記駆動側回転部材(4)から開離しているクラッチオフ状態では、前記アーマチュア(5)の内周側部分(5c)と、前記板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)との間で前記弾性部材(15)を圧縮することにより、前記板ばね部材(13)に初期撓みを付与し、
    更に、前記板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)は、前記弾性部材(15)および前記アーマチュア(5)の少なくとも一方と非接着の状態になっていることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 前記弾性部材(15)と非接着となる介在部材(16)を備え、前記介在部材(16)により前記非接着の状態を実現することを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記アーマチュア(5)の内周側部分(5c)の表面もしくは前記板ばね部材(13)と一体または別体の部分(13d、18)の表面に前記弾性部材(15)と非接着となる部分を直接形成したことを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ。
  4. 前記板ばね部材(13)は、前記外側部分を構成する外周環状部(13f)と、前記内側部分を構成する内周環状部(13a)と、前記クラッチ半径方向に延びて前記内周環状部(13a)と前記外周環状部(13f)との間を一体に結合する複数の板ばね部(13e)とを有する2重環状形状であり、
    前記板ばね部材(13)と一体の部分は、前記内周環状部(13a)から前記クラッチ半径方向の外方へ突き出す複数の突起部(13d)であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁クラッチ。
  5. 前記板ばね部材(13)は、前記外側部分を構成する外周環状部(13f)と、前記内側部分を構成する内周環状部(13a)と、前記クラッチ半径方向に延びて前記内周環状部(13a)と前記外周環状部(13f)との間を一体に結合する複数の板ばね部(13e)とを有する2重環状形状であり、
    前記板ばね部材(13)と別体の部分は、前記内周環状部(13a)の外径よりも大きい外径を有し、前記内周環状部(13a)から前記クラッチ半径方向の外方へ突き出すように配置される環状の板部材(18)であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電磁クラッチ。
  6. 前記弾性部材(15)は、前記アーマチュア(5)および前記板ばね部材(13)に対して一体成形されるものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電磁クラッチ。
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