JPS5923868Y2 - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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Publication number
JPS5923868Y2
JPS5923868Y2 JP18784180U JP18784180U JPS5923868Y2 JP S5923868 Y2 JPS5923868 Y2 JP S5923868Y2 JP 18784180 U JP18784180 U JP 18784180U JP 18784180 U JP18784180 U JP 18784180U JP S5923868 Y2 JPS5923868 Y2 JP S5923868Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
flange portion
boss
clutch
flange
Prior art date
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Expired
Application number
JP18784180U
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English (en)
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JPS57110335U (ja
Inventor
孝利 小板橋
Original Assignee
サンデン株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by サンデン株式会社 filed Critical サンデン株式会社
Priority to JP18784180U priority Critical patent/JPS5923868Y2/ja
Priority to US06/306,660 priority patent/US4624354A/en
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁クラッチに係り、特にロータの軸端面に選
択的に磁気吸着されるアーマチュアと主軸に固着された
ボスとの間を連結する構成の改良に関するものである。
一般的な電磁クラッチにあっては、第1図に示すように
ロータ4′の軸端面に選択的に磁気吸着されるアーマチ
ュア8′と主軸6′に固着されたボス7′との間を複数
個の板バネ20によって連結するか、あるいは第2図に
示すように軸方向に突出した円筒状のフランジ部21
aを有する保持リング21をアーマチュア8″の背面に
固着するとともに、このフランジ部と同心円状のフラン
ジ部7’aを有するボス7′を主軸6′に固着し、両フ
ランジ部21 a、 7’a間にゴム状の弾性体22を
配設することによって連結する構成が知られている。
しかし、板バネによってアーマチュアとボスとの間を連
結する構成にあっては、クラッチ連結時、即ちアーマチ
ュアがロータの軸端面に吸着された時の衝撃音は板バネ
のような金属バネでは緩和されず非常に不快な金属的吸
着音が発生するとともに、装置駆動時には電磁クラッチ
を構成するストッパープレートが主軸を介して伝達され
る装置内部のノイズを拡散させることとなり、騒音を発
生させる虞れがあった。
また、アーマチュアがロータの軸端面に吸着されて回転
力を伝達する際に生ずる衝撃力は、板バネによる剛体結
合では緩和できず主軸にまで急激なトルク変動が伝達さ
れることとなり、さらには板バネは所定の回転方向に対
して閉じる向きに配置されているため、所定の回転方向
とは反対方向の回転伝達に用いた場合には板バネに剪断
応力が生じて耐久性に劣るという欠陥を有するものであ
った。
このためクラッチ連結時の吸着音及び衝撃的なトルク伝
達を緩和するため、アーマチュアの背面に固着した保持
リングとボスとに同心円状の円筒状フランジ部を形威し
、このフランジ部間に弾性体を配設することによってア
ーマチュアとボス間を連結する構成をとる電磁クラッチ
にあっては、クラッチ連結時、即ちアーマチュアがロー
タに吸着された時の回転方向の衝撃力の緩和は、弾性体
の曲げ応力や剪断応力の発生に依存することにより、そ
の結果クラッチの断続により弾性体が疲労して亀裂や破
壊を起しやすくなり、耐久性に劣るという欠陥を有する
ものであった。
したがって、本考案の目的は、弾性体を介してアーマチ
ュアとボスを連結する構成の電磁クラッチにおいて、簡
単な構造変更によりクラッチ連結時に弾性体が圧縮力を
受けるようになし、これにより発生する弾性体の圧縮応
力をも利用して回転方向の衝撃力を緩和する構成を提供
することである。
また、本考案の他の目的は、回転伝達方向が限定されな
い構成を提供することである。
以下本考案を実施例を示す図面を参照して説明する。
第3図及び゛第4図は、本考案による電磁クラッチの一
実施例をカークーラのコンプレッサ1に組付けられる場
合を例示している。
コンプレッサ1の固定ケースに設けた筒状突部2の外周
に圧入したボールベアリング3を介して回転自在にクラ
ッチロータ4を配設している。
該クラッチロータ4は外周に外部駆動力に連結した■ベ
ルトを引張するベルト溝を形成したブーツ部41と固定
ケースに他の回転部材と同心円状に固定された励磁コイ
ル5を内包する断面U字状部を形成したロータ42とよ
り構成され、ロータ42の軸端面に摩擦面を形成してい
る。
また前記筒状突部2より突出した主軸6の端部には径方
向に延びるフランジ71を有するボス7を固定し、該ボ
ス7の外周上にボス7と同心円状となるとともにロータ
42の摩擦面と間隙を有するように対向させたアーマチ
ュア8を配設する。
そして励磁コイル5への通電を制御することにより、ク
ラッチロータ4の摩擦面へアーマチュア8を磁気吸着さ
せたり、その吸着を解除したりできるようになっている
ここでアーマチュア8の背面にはボス7側端面の中央部
を円弧状としこの円弧状の両端部を径方向に延在させた
形状の軸方向に延びたリランジ部91を形成した保持プ
レート9を複数個(本実施例では3個の場合を示す)リ
ベット10によって固着している。
なお保持プレート9のフランジ部91の軸方向端面とア
ーマチュア8との間には適当なギャップ11が残されて
いる。
また前記したボス7のフランシフ1端面の保持プレート
9と対向する部分は保持プレー1−9のフランジ部91
の形状と対応する形状となし間隙をおいて軸方向に延び
るフランジ部72を形成している。
なおボス7の軸方向フランジ部72の高さは、保持プレ
ート9のフランジ部91の高さより小さく形成している
さらに保持プレート9のフランジ部91の内側にはボス
7の主軸貫通孔73を除いてフランジ71の一端面をフ
ランジ部72を含めて埋め込む如くゴム等の弾性体12
を加硫接着し、ボス7とアーマチュア8を連結させてい
る。
なおアーマチュア8はボス7の径方向に延びたフランジ
71に形成した突部74によってクラッチロータ4の摩
擦面方向へ予圧されているので、弾性体12には常に初
期反力が与えられており、これによって励磁コイル5へ
の通電が断れた時にアーマチュア8を元の位置に戻す作
用を行なう。
上記のような構成にてなる電磁クラッチによると、励磁
コイル5への通電が断れている時には弾性体12の復元
力によりアーマチュア8がクラッチロータ4から離され
ているためクラッチロータ4が回転していてもコンプレ
ッサ1は駆動されない。
また励磁コイル5へ通電されるとその際に発生する磁力
によりアーマチュア8が弾性体12を軸方向にたわませ
つつクラッチロータ4の摩擦面に吸着され、クラッチロ
ータ4の回転運動をコンプレッサ1の主軸6に伝達する
ここでアーマチュア8がクラッチロータ4の摩擦面に吸
着された瞬間には、アーマチュア8の背面に固着した保
持jング9のトルクにより弾性体12に衝撃的な力が加
わることになる。
しかし、この衝撃的な力は、弾性体12の径方向に伸び
た一方の部分12 aが圧縮変形することと、他方の部
分12 bが引張変形することによって緩和される。
さらに部分12 aが圧縮変形することにより、アーマ
チュア8とボス7の相対的に回動可能な角度はある値以
下に制限され弾性体12に働く力は回転方向に対して接
線方向の力となるため、弾性体12の過度なねじれ変形
による疲労破壊や接着部分の剥れ等は防止される。
またギャップ11によりアーマチュア8の放熱効果を高
めているため、弾性体12の熱疲労も軽減される。
さらに、コンプレッサ駆動時に発生して主軸を介して伝
達されるノイズおよび振動は、ボスフのフランジ71の
外向き面が弾性体12で覆われているので、外部へはほ
とんどもれない。
さらにまた、クラッチロータ4を反対方向へ回転させて
アーマチュア8を吸着させた場合にあっても、正回転方
向で回転を伝達した時に圧縮変形した弾性体12の部材
12 aが引張変形し、引張変形した部分12 bが圧
縮変形することによって主軸6に衝撃的な力が加わるの
を緩和することとなり、正逆両方向の回転伝達に共通し
て用いることができる。
なお、第5図は本考案の別の実施例を示すもので第3図
及び第4図で示した保持プレート9及びボス7の形状の
一部を変更したものである。
即ち保持プレート9のボス側端面の中央部を直線状に形
成しこの両端部を径方向に延在させる形状とし、かつボ
ス7のフランジ部72も同様の形状となすことによって
上述した効果の他に保持プレート9及びボス7の加工を
容易に行なわしめるものである。
以上のように本考案は、アーマチュアの背面にボスと対
向する端面に軸方向に延びるフランジ部を形威しかつこ
のフランジ部の両端部を径方向に延在させた形状の保持
プレートを複数個固着し、一方ボスの半径方向に伸びる
フランジの該保持プレートのフランジ部と対向する端面
に同様の形状の軸方向に延在するフランジ部を形威し、
保持プレートのフランジ部内側にボスのフランジ端面を
埋め込む如く弾性体を配設してアーマニアとボス間を連
結する構成としているので弾性体に過度なねじれ変形が
加わることはなく、これによる弾性体の疲労破壊や接着
部分の剥れ等を防止できるものである。
またアーマチュアと保持リングのフランジ部間にはギャ
ップを設けているのでアーマチュアの放熱効果を高めら
れ、弾性体の熱疲労も軽減できるものである。
さらに、主軸を介して伝達される装置内のノイズ及び振
動は、ボスのフランジ外向き面が弾性体によって覆われ
る形状となっているため外部にはほとんどもれず、かつ
アーマチュアの吸着音も弾性体の吸音、吸振作用により
緩和されることとなる。
さらにまた保持リングのフランジ部両端を径方向に延在
させているのでロータをどちらの方向に回転させても弾
性体が同様の作用を行なえるため正逆面回転のクラッチ
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はアーマチュアとボスとの連結構造の従
来例を説明するための図、第3図は本考案の一実施例を
示す電磁クラッチの縦断面図、第4図は第3図に示した
電磁クラッチの従動側部分の正面図、第5図は本考案の
別の実施例を示す電磁クラッチの従動側正面図である。 4・・・・・・クラッチロータ、7・・・・・・ボス、
72・・・・・・フランジ部、8・・・・・・アーマチ
ュア、9・・・・・・保持プレート、91・・・・・・
フランジ部、11・・・・・・ギャップ、12・・・・
・・弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外部駆動源により回転駆動されるクラッチロータと
    該クラッチロータに相対するよう配置するアーマチュア
    とをクラッチロータ内に配設する励磁コイルの磁気回路
    に包含し、アーマチュアをクラッチロータの摩擦面に吸
    着させることによって回転駆動力を伝達する電磁クラッ
    チにおいて、アーマチュアの背面に、内側端面部を軸方
    向に延ばしたフランジ部とするとともに、該フランジ部
    の両端を径方向に延在させた保持プレートを複数個固着
    するとともに該フランジ部と間隙を有して対向するボス
    の径方向に延びたフランジの端面を保持リングのフラン
    ジ部と同形状の軸方向に延びるフランジ部とし、かつ保
    持リングのフランジ部内側にボスのフランジ端面を覆う
    ように弾性体を配設し、アーマチュアとボスを連結させ
    たことを特徴とする電磁クラッチ。 2 アーマチュアと保持リングのフランジ部端面との間
    にギャップを持たせたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電磁クラッチ。
JP18784180U 1980-11-10 1980-12-27 電磁クラッチ Expired JPS5923868Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18784180U JPS5923868Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27 電磁クラッチ
US06/306,660 US4624354A (en) 1980-11-10 1981-09-29 Electromagnetic clutch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18784180U JPS5923868Y2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27 電磁クラッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57110335U JPS57110335U (ja) 1982-07-08
JPS5923868Y2 true JPS5923868Y2 (ja) 1984-07-16

Family

ID=29990984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18784180U Expired JPS5923868Y2 (ja) 1980-11-10 1980-12-27 電磁クラッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5923868Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109622A (ja) * 1983-11-17 1985-06-15 Hitachi Ltd 電磁クラツチ
JPH0649942Y2 (ja) * 1987-10-12 1994-12-14 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 電磁クラッチダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57110335U (ja) 1982-07-08

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