JPH087150Y2 - 電磁クラツチ - Google Patents

電磁クラツチ

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JPH087150Y2
JPH087150Y2 JP4861190U JP4861190U JPH087150Y2 JP H087150 Y2 JPH087150 Y2 JP H087150Y2 JP 4861190 U JP4861190 U JP 4861190U JP 4861190 U JP4861190 U JP 4861190U JP H087150 Y2 JPH087150 Y2 JP H087150Y2
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JP
Japan
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holding plate
armature
cushion rubber
electromagnetic clutch
rotor
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JP4861190U
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JPH048835U (ja
Inventor
博一 村山
Original Assignee
小倉クラツチ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアーマチュアがクッションゴムを介して支持
された電磁クラッチに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、カーエアコン用圧縮機に使用される電磁クラッ
チとしては、例えば実公昭51−28525号公報に開示され
たように、アーマチュアがクッションゴムを介して支持
されたものがある。これを第3図によって説明する。
第3図は従来の電磁クラッチのアーマチュア取り付け
部を示す断面図である。同図において、1はカーエアコ
ン用圧縮機の回転軸で、この回転軸の軸端部には後述す
るアーマチュアを支持するためのハブ2がキー嵌合され
て軸装されている。3は前記ハブ2にアーマチュア4を
取付けるための緩衝部材たるダンパ機構部で、このダン
パ機構部3は、全体が略有底円筒状に形成されハブ2の
フランジにリベット5によって固定された内側保持板6
と、この内側保持板6より大径な有底筒状に形成され、
内側保持板6と同心状に配設されたアーマチュア固定用
外側保持板7と、前記内側保持板6の筒部と外側保持板
7の筒部との間に加硫接着されて両者を連結するクッシ
ョンゴム8とから構成されている。前記アーマチュア4
は前記外側保持板7の底板7aにリベット9によって固定
されている。なお、内側保持板6の底板6aにおける前記
リベット9と対応する部分には、リベット9の頭部9aが
臨む貫通孔6bが設けられている。また、内側保持板6に
は、アーマチュア4に当接する押圧部10が底板6aを曲げ
加工して一体に設けられている。
11はエンジン(図示せず)にベルト(図示せず)によ
って連結されて回転されるロータで、このロータ11は圧
縮機の固定枠(図示せず)に軸受を介して回転自在に支
持されており、圧縮機に固定された電磁コイル(図示せ
ず)の磁束を通す磁気回路の一部となるように構成され
ている。そして、前記アーマチュア4は、その摩擦面4a
がこのロータ11の摩擦面11aに空隙を介して対向するよ
うに位置づけられている。
このように構成された従来の電磁クラッチでは、電磁
コイルを励磁させると、クッションゴム8を弾性変形さ
せながらアーマチュア4が磁束によってロータ11に磁気
吸着される。そして、ロータ11の回転はアーマチュア4
から外側保持板7,クッションゴム8,内側保持板6および
ハブ2を順次介して回転軸1に伝達される。ここで、ア
ーマチュア4がロータ11の摩擦面11aに磁気吸着された
時に発生する当打音やトルク立上がり時に発生する鳴き
音、また、回転方向への衝撃力は、ダンパ機構部3のク
ッションゴム8によって防止されたり緩和されたりす
る。電磁コイルの励磁が解かれると、アーマチュア4は
クッションゴム8の弾撥力によってロータ11から離間
し、ロータ11の回転は回転軸1へは伝わらなくなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、このように構成された従来の電磁クラッチ
では、外側保持板7にアーマチュア4を固定するための
リベット9がロータ11の摩擦面11aより回転軸側に配置
されているため、アーマチュア4は必要以上に幅広にな
りそれだけ重量が重くなる。アーマチュア4が思いとこ
れを支持するクッションゴム8の体積も大きくなるた
め、回転軸1を圧縮機の固定枠に支持する軸受への負荷
が大きくなり、圧縮機自体の耐久性が低下するという不
具合を生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る電磁クラッチは、アーマチュアを外側保
持板に固定する締結部材を、内側保持板と外側保持板と
の間のクッションゴム介装部に位置づけたものである。
〔作用〕
アーマチュアにおける実質的な摩擦部より回転軸側へ
延在された締結部材取付け部分を不要としてアーマチュ
アの内径を大きくとることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図および第2図によっ
て詳細に説明する。
第1図は本考案に係る電磁クラッチの正面図、第2図
は第1図におけるII−II線断面図である。これらの図に
おいて前記第3図で説明したものと同一もしくは同等部
材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
これらの図において、21はアーマチュア22を支持するダ
ンパ機構部で、このダンパ機構部21は、有底円筒状に形
成されハブ2にリベット5によって固定された内側保持
板23と、この内側保持板23より大径な円筒状に形成さ
れ、内側保持板23の筒部の外周側に同心状に配設された
外側保持板24と、前記内側保持板23の筒部と外側保持板
24との間に加硫接着されて両者を連結するクッションゴ
ム25とから構成されている。前記外側保持板24には内フ
ランジ24aが一体に設けられており、この内フランジ24a
に前記アーマチュア22がリベット26によって固定されて
いる。前記内フランジ24aは外側保持板24の端部突片を
軸心側へ向けて折曲げることによって形成され、外側保
持板24の周方向に沿って間隔をおいて4個並設されてい
る。また、各内フランジ24aの突出寸法は、その先端が
内側保持板23に達しないように設定されている。すなわ
ち、アーマチュア固定用リベット26は内側保持板23と外
側保持板24との間の環状空間に配置されることになる。
前記クッションゴム25は、内側保持板23と外側保持板
24との間に前記内フランジ24aを避けるようにして周方
向4箇所に設けられている。また、本実施例で示すクッ
ションゴム25は、有底円筒状を呈する内側保持板23の底
面に沿って回転軸1側へ延在されており、この延在部分
によって、アーマチュア22に対接する押圧部10が形成さ
れている。押圧部10は、ダンパ機構部21にアーマチュア
22を組込んだ状態でアーマチュア22に当接する厚み(内
側保持板23の底面からの高さ寸法)をもって形成されて
いる。
27はロータ11を軸受28を介して回転自在に支持する圧
縮機の固定枠円筒部、29は電磁コイル30を内蔵したヨー
クで、このヨーク29はロータ11の環状溝11b内に挿入さ
れた状態で圧縮機の固定枠に固定されている。なお、31
はエンジンにベルトを介して連結されるプーリで、ロー
タ11の外周部に固定されている。
この電磁クラッチでは、ダンパ機構部21を介してアー
マチュア22を支持するハブ2は、アーマチュア22の摩擦
面22aがロータ11の摩擦面11aに空隙を介して対向するよ
うに回転軸1に軸装される。そして、電磁コイル30を励
磁させると、クッションゴム25を弾性変形させながらア
ーマチュア22が磁束によってロータ11に磁気吸着され
る。そして、ロータ11の回転はアーマチュア22から外側
保持板24,クッションゴム25,内側保持板23およびハブ2
を順次介して回転軸1に伝達される。ここで、アーマチ
ュア22がロータ11の摩擦面11aに磁気吸着された時に発
生する当打音やトルク立上がり時に発生する鳴き音、ま
た、回転方向への衝撃力は、ダンパ機構部21のクッショ
ンゴム25によって抑えられる。電磁コイル30の励磁が解
かれると、アーマチュア22はクッションゴム25の弾撥力
によってロータ11から離間し、ロータ11の回転は回転軸
1へは伝わらなくなる。
したがって、本考案の電磁クラッチでは、アーマチュ
ア22を外側保持板24に固定するリベット26がアーマチュ
ア22の外周側に配設されるため、従来必要としていた締
結部材取付け部分を不要としてアーマチュア22の幅をロ
ータ11の摩擦面11aと対応するだけの必要最小限度の寸
法とすることができる。このため、アーマチュア22の内
径を大きくとることができ、その軽量化を図ることがで
きる。
なお、本実施例ではダンパ機構21の内側保持板23,外
側保持板24を略環状に形成した例を示したが、本考案は
これら各部材の形状に限定されるものではなく、その形
状は適宜変更することができる。また、本実施例ではク
ッションゴム25を内側保持板23の底面に沿うように延在
させて押圧部10を形成した例を示したが、この押圧部10
の代わりに、クッションゴムとは別体に形成された押圧
部材を組込む構造とすることもできる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る電磁クラッチは、ア
ーマチュアを外側保持板に固定する締結部材を、内側保
持板と外側保持板との間のクッションゴム介装部に位置
づけたため、アーマチュアにおける実質的な摩擦部より
回転軸側へ延在された締結部材取付け部分を不要として
アーマチュアの内径を大きくとることができる。このた
め、アーマチュアを軽量化することができ、これに起因
して、アーマチュアを支持するクッションゴムの体積も
小さくできる。したがって、これら緩衝部材およびアー
マチュアの軽量化によって、圧縮機の回転軸を支持する
軸受の負荷を小さくすることができるから、耐久性の高
い電磁クラッチを得ることができる。また、アーマチュ
アの内径寸法を変更するに当たり、緩衝部材,アーマチ
ュア等を小径化することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電磁クラッチの正面図、第2図は
第1図におけるII−II線断面図、第3図は従来の電磁ク
ラッチのアーマチュア取付け部を示す断面図である。 1……回転軸、21……ダンパ機構部、22……アーマチュ
ア、23……内側保持板、24……外側保持板、25……クッ
ションゴム、26……リベット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に軸装された内輪保持板と、この内
    側保持板の外周部にクッションゴムを介して同心状に設
    けられたアーマチュア締結用外側保持板とからなる緩衝
    部材によってアーマチュアが支持された電磁クラッチに
    おいて、前記アーマチュアを外側保持板に固定する締結
    部材を、前記内側保持板と外側保持板との間のクッショ
    ンゴム介装部に位置づけたことを特徴とする電磁クラッ
    チ。
JP4861190U 1990-05-11 1990-05-11 電磁クラツチ Expired - Lifetime JPH087150Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4861190U JPH087150Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電磁クラツチ

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JP4861190U JPH087150Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電磁クラツチ

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Publication Number Publication Date
JPH048835U JPH048835U (ja) 1992-01-27
JPH087150Y2 true JPH087150Y2 (ja) 1996-03-04

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ID=31565578

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JP4861190U Expired - Lifetime JPH087150Y2 (ja) 1990-05-11 1990-05-11 電磁クラツチ

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JPH06197828A (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 Senbi:Kk 陳列棚

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JPH048835U (ja) 1992-01-27

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