JP5178075B2 - ブレーキ装置及びエレベータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、エレベータの保持用もしくは非常時制動用として使用されるブレーキに関する。特に、ブレーキ機能の信頼性を確保するため、ブレーキ機構を2重化したブレーキ装置、及び、このブレーキ装置を備えたエレベータ装置に関する。
コイルに通電することによって発生する電磁力を利用したクラッチ式ブレーキがある。また、上記クラッチ式ブレーキを2つ繋げることにより、ブレーキ機構を2重化したブレーキがある。
特開平6−72672号公報
上記クラッチ式ブレーキを直列に2つ繋げた場合、ブレーキ装置の長さが倍増してしまう。そのため、エレベータの省スペース性、レイアウト性に課題がある。また、部品点数も多くなるため、信頼性が低下し、コストが増加するという課題がある。
本発明は、例えば、ブレーキ機構を2重化したブレーキ装置を小型化するとともに、部品点数を減らすことを目的とする。
本発明に係るブレーキ装置は、例えば、巻上機の回転軸の回転と連動して回転するように上記回転軸に取付けられる2つの回転部と、
上記2つの回転部の間に上記巻上機に固定して設けられるフィールドと、
上記フィールドに設けられ、上記2つの回転部のそれぞれを押圧して上記回転軸の回転を制動するとともに、所定の場合には上記2つの回転部のそれぞれを押圧することを解除する2つの制動部と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るブレーキ装置によれば、1つのフィールド(固定鉄心)の両側に制動部(ブレーキ機構)を備えるため、従来のブレーキ装置に比べ小型化できるとともに、部品点数を減らすことができる。
実施の形態1.
この実施の形態では、ブレーキ機構を2重化したブレーキ装置について説明する。
図1と図2とは、ブレーキ機構を直列に2つ繋げたブレーキ装置の断面図である。図1は、制動状態(非通電時)を示す図である。図2は、非制動状態(通電時)を示す図である。
図1と図2とに示すブレーキ装置は、第1のブレーキ機構と第2のブレーキ機構とを備える。第1のブレーキ機構は、巻上機の筐体1に固定され取付けられている。第2のブレーキ機構は、第1のブレーキ機構に固定され取付けられている。第1のブレーキ機構と第2のブレーキ機構とは、巻上機の回転軸2の軸方向に直列に取付けられている。
第1のブレーキ機構は、第1のスペーサ3、第1のフィールド4、第1の電磁コイル5、第1の弾性体6、第1の押圧部7(第1のアーマチャア)、第1の回転部8(第1のブレーキディスク)、第1の摩擦材9を備える。
第2のブレーキ機構は、第2のスペーサ3’、第2のフィールド4’、第2の電磁コイル5’、第2の弾性体6’、第2の押圧部7’(第2のアーマチャア)、第2の回転部8’(第2のブレーキディスク)、第2の摩擦材9’を備える。
第1のブレーキ機構と第2のブレーキ機構とは同様の動作をする。そのため、ここでは、第1のブレーキ機構について説明する。
筐体1は、例えば、巻上機のハウジングである。ハウジングとは、巻上機を包み、保護する箱形の部分である。
回転軸2は、巻上機の主軸である。回転軸2は、巻上機の電動機20(駆動機)が動作すると回転する。ブレーキ装置は、回転軸2に発生するトルクを制動する。回転軸2にはスプラインが形成されている。
第1のスペーサ3は、一端が筐体1に固定して取付けられている。また、第1のスペーサ3は、他端が第1のフィールド4に固定して取付けられている。
第1のフィールド4は、第1のスペーサ3を介して筐体1に固定される。また、第1のフィールド4は、第1の電磁コイル5、第1の弾性体6を内部に備える。
第1の電磁コイル5は、通電された場合、第1のフィールド4を磁化する。その結果、第1のフィールド4は、第1の押圧部7を磁力により引き寄せる。
第1の弾性体6は、例えば、バネである。第1の弾性体6は、弾性力(バネ力)により、第1の押圧部7を筐体1方向へ押圧する。つまり、第1の弾性体6は、第1の押圧部7を第1のフィールド4とは反対の方向へ押圧する。
第1の押圧部7は、第1の回転部8と第1のフィールド4との間に、回転軸2の軸方向に移動可能に設けられている。第1の押圧部7は、第1の弾性体6により押圧された場合、第1の回転部8に設けられた第1の摩擦材9に当接して押圧する。
第1の回転部8は、回転軸2に形成されたスプラインと噛み合って、回転軸2の回転と連動して回転するように回転軸2に取付けられている。つまり、回転軸2が回転する場合、第1の回転部8は同様に回転する。また、第1の回転部8は、回転軸2の軸方向に移動可能に取付けられている。すなわち、第1の回転部8は、回転軸2のトルクが伝達するように取付られるとともに、軸方向に移動可能に回転軸2に取付けられている。
第1の摩擦材9は、第1の回転部8の第1のフィールド4側と、筐体1側とに設けられる。第1の摩擦材9は、例えば、第1の回転部8の外周付近に設けられる。
次に、図1に示す制動状態(非通電時)について説明する。
第1の電磁コイル5が通電されていない場合、第1のフィールド4は磁化されていない。したがって、第1のフィールド4は、第1の押圧部7を引き寄せることはない。そのため、第1の押圧部7は、第1の弾性体6の弾性力により第1のフィールド4とは反対側、すなわち筐体1側へ押圧される。その結果、第1の押圧部7は、第1の回転部8の第1のフィールド4側に設けられた第1の摩擦材9と接触し、さらに第1の回転部8を第1の筐体1側へ押圧する。第1の回転部8は、筐体1側へ移動して、第1の回転部8の筐体1側に設けられた第1の摩擦材9は、筐体1と接触する。つまり、第1の回転部8は、第1の押圧部7と筐体1との間に第1の摩擦材9を介して挟まれる。つまり、第1の回転部8は、第1の弾性体6の弾性力により発生された、第1の押圧部7と第1の摩擦材9との間の摩擦力と、筐体1と第1の摩擦材9との間の摩擦力とにより、その回転が制動される。第1の回転部8の回転が制動される結果、回転軸2の回転が制動される。
次に、図2に示す非制動状態(通電時)について説明する。
第1の電磁コイル5が通電された場合、第1のフィールド4は磁化される。磁化された第1のフィールド4は、第1の弾性体6の弾性力に逆らって、第1の押圧部7を引き寄せる。その結果、第1の押圧部7は、第1の回転部8の第1のフィールド4側に設けられた第1の摩擦材9と非接触となる。さらに、第1の回転部8は、筐体1側へ押圧されないため、第1の回転部8の筐体1側に設けられた第1の摩擦材9は、筐体1と非接触となる。つまり、第1の回転部8には制動トルクが発生しない。第1の回転部8の回転が制動されないので、回転軸2の回転も制動されない。
上述したように、第2のブレーキ機構は、第1のブレーキ機構と同様の動作をする。但し、第1のブレーキ機構は筐体1に取付けられているのに対し、第2のブレーキ機構は第1のフィールド4に取付けられている。そのため、制動状態において、第1の回転部8は、第1の押圧部7と筐体1との間に第1の摩擦材9を介して挟まれるのに対し、第2の回転部8’は、第2の押圧部7’と第1のフィールド4との間に第2の摩擦材9’を介して挟まれる。
図1と図2とに示すブレーキ装置は、ブレーキ機構が2重化されているため、ブレーキの信頼性が高い。しかし、ブレーキ機構が2重化されていないブレーキ装置と比べ、ブレーキ装置の大きさが2倍である。さらに、部品点数も多くなってしまうため、コストが上がってしまうとともに、信頼性も低下してしまう。
図3と図4とは、1つのフィールド4の両側(回転軸2の軸方向の両側)にブレーキ機構を備えるブレーキ装置の断面図である。図3は、制動状態(非通電時)を示す図である。図4は、非制動状態(通電時)を示す図である。
図3と図4とに示すブレーキ装置は、第1のフィールド4の両側にブレーキ機構を備える。第1のフィールド4の筐体1側(図3と図4とでは第1のフィールド4の左側)が第1のブレーキ機構であり、第1のフィールド4の筐体1逆側(図3と図4とでは第1のフィールド4の右側)が第2のブレーキ機構である。
つまり、図3と図4とに示すブレーキ装置は、2つの回転部(第1の回転部8と第2の回転部8’)の間に上記巻上機に固定して第1のフィールド4が設けられる。そして、第1のフィールド4に第1の電磁コイル5と第1の弾性体6、及び、第2の電磁コイル5’と第2の弾性体6’の2つの制動部が備えられる。すなわち、外観においてはフィールドは1つであるが、両側に制動部(第1の電磁コイル5と第1の弾性体6、第2の電磁コイル5’と第2の弾性体6’)が備えられている。
そのため、図3と図4とに示すブレーキ装置は、図1と図2とに示すフィールドが2つ必要であったブレーキ装置に比べ、小型化することができる。さらに、部品点数を減らすことができるため、コストを下げることができるとともに、信頼性を向上することが可能である。
図3と図4とに示すブレーキ装置の第1のブレーキ機構は、図1と図2とに示すブレーキ装置の第1のブレーキ機構と同様の動作をする。
図3と図4とに示すブレーキ装置の第2のブレーキ機構も、図1と図2とに示すブレーキ装置の第1のブレーキ機構と同様の動作をする。但し、制動状態において、図1と図2とに示すブレーキ装置の第1のブレーキ機構では第1の回転部8は、第1の押圧部7と筐体1との間に第1の摩擦材9を介して挟まれるのに対し、図3と図4とに示すブレーキ装置の第2のブレーキ機構では第2の回転部8’は、第2の押圧部7’と第1の固定部10との間に第2の摩擦材9’を介して挟まれる。
図5と図6とは、第1のフィールド4への第1の電磁コイル5、第1の弾性体6、第2の電磁コイル5’、第2の弾性体6’の配置図である。図5と図6とは、第1のフィールド4の軸方向の断面図の一例である。
まず、図5に基づき第1のフィールド4への各部材の配置について説明する。
図5は、第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’とを回転軸2を中心とする同心円状に配置した例である。
第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’との同心円は半径が異なり、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。つまり、図5においては、第1の電磁コイル5の同心円の外円の半径Rよりも、第2の電磁コイル5’の同心円の内円の半径Rの方が大きい。
第1の弾性体6と第2の弾性体6’とは回転軸2を中心とする半径Rの同一円周上に交互に配置され、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。
また、第1の電磁コイル5及び第2の電磁コイル5’と、第1の弾性体6及び第2の弾性体6’とも互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。つまり、第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’と第1の弾性体6と第2の弾性体6’とは、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。
このように配置することで、第1のフィールド4の軸方向の長さを小さくすることができる。
次に、図6に基づき第1のフィールド4への各部材の配置について説明する。
図6は、小径の第1の電磁コイル5と小径の第2の電磁コイル5’とを同一円周上に配置した例である。
第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’とは、回転軸2を中心とする半径Rの同一円周上に交互に配置され、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。
第1の弾性体6と第2の弾性体6’とは回転軸2を中心とする半径Rの同一円周上に交互に配置され、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。
また、第1の電磁コイル5及び第2の電磁コイル5’と、第1の弾性体6及び第2の弾性体6’とも互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。つまり、第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’と第1の弾性体6と第2の弾性体6’とは、互いに回転軸2の軸方向に全く重なる部分がない。
そのため、図5に示す例と同様に、第1のフィールド4の軸方向の幅を小さくすることができる。さらに、図5に示す例に比べ、第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’と第1の弾性体6と第2の弾性体6’とを回転軸2付近にまとめて配置することができ、第1のフィールド4の軸方向の断面積を小さくすることができる。つまり、第1のフィールド4を小型化できる。
この実施の形態に係るブレーキ装置によれば、ブレーキ機構の2重化により制動機能の信頼性を高めつつ、ブレーキ装置のサイズを小さくすることができる。また、ブレーキ装置の部品点数を減らすことができる。
実施の形態2.
この実施の形態では、実施の形態1で説明したブレーキ装置を備えた巻上機について説明する。この実施の形態では、ブレーキ装置は1つのフィールド4の両側にブレーキ機構を備えるブレーキ装置であるとして説明する。
図7は、実施の形態1で説明したブレーキ装置を備えた巻上機を示す図である。
巻上機は、ブレーキ装置、電動機20、駆動網車21を備える。
電動機20は、回転軸2を駆動する駆動装置である。電動機20は、図1から図4までにおいて、筐体1として示していた部分である。
駆動網車21は、ブレーキ装置とは反対側に電動機20から突出した回転軸2に取付けられる。駆動網車21は、回転軸2の回転と連動して回転する。つまり、駆動網車21は、電動機20に通電され回転軸2が回転すると、回転軸2と同様に回転する。
巻上機を動作させる場合、電動機20を通電状態とする。電動機20に通電すると、上述したように回転軸2が回転し、駆動網車21が回転する。ことのき、ブレーキ装置の第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’とにも通電される。つまり、電動機20に通電する場合、第1の押圧部7と第2の押圧部7’とが、第1のフィールド4側へ引き寄せられ、第1の回転部8と第2の回転部8’とが解放され制動されていない状態となる。そのため、回転軸2の回転は制動されることがない。
一方、巻上機を停止する場合、電動機20を非通電状態とする。電動機20の通電を遮断すると、回転軸2の回転が停止し、駆動網車21の回転が停止する。さらに、このとき、ブレーキ装置の第1の電磁コイル5と第2の電磁コイル5’との通電も遮断される。つまり、電動機20の通電を遮断する場合、第1の押圧部7と第2の押圧部7’とがそれぞれ第1の回転部8と第2の回転部8’とを第1の弾性体6と第2の弾性体6’との弾性力により押圧して制動している状態となる。そのため、回転軸2の回転が制動される。つまり、回転軸2の回転は停止する。
この実施の形態に係る巻上機は、ブレーキ装置が小さいため、省スペース化を図ることができるとともに、レイアウト性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
この実施の形態では、実施の形態2に係る巻上機を備えたエレベータ装置について説明する。
図8は、実施の形態2で説明した巻上機を備えたエレベータ装置を示す図である。
エレベータ装置は、巻上機、かご22、釣合重り23、ロープ24、そらせ車25、機械台26を備える。
かご22は、例えば、人や荷物等を乗せるためのものである。
釣合重り23は、かご22との釣合を取るためのものである。
ロープ24は、一端にかご22が取付けられ、他端に釣合重り23が取り付けられる。
そらせ車25は、釣合重り23の昇降路をかご22の昇降路から離すための滑車である。
機械台26は、巻上機とそらせ車25とを取付けるものである。巻上機とそらせ車25とは、かご22の昇降路と釣合重り23の昇降路とを離すため、離して配置されている。
巻上機を動作させ、駆動網車21を回転させることで、かご22と釣合重り23とが釣瓶式に昇降する。
この実施の形態に係るエレベータ装置によれば、ブレーキ装置が小さいため、省スペース化を図ることができるとともに、レイアウト性の向上を図ることができる。
以上の実施の形態で説明した内容をまとめると以下のようになる。
ブレーキ装置は、電動機20の軸方向に取り付けられたフィールド(第1のフィールド4)と、
軸方向において前記フィールドの第一側面と前記電動機20との間に設けられ、前記電動機20の回転軸と一体に回転する第一のディスク(第1の回転部8)と、
一部が前記フィールド内の前記第一側面側に設けられ、前記第一のディスクを前記電動機20の停止時には制動し駆動時には解放する第一の電磁石機構(第1の電磁コイル5、第1の弾性体6、第1の押圧部7)と、
軸方向において前記フィールドの前記電動機20とは反対側の第二側面側に設けられ、前記電動機20の回転軸と一体に回転する第二のディスク(第2の回転部8’)と、
一部が前記フィールド内の前記第二側面側に設けられ、前記第二のディスクを前記電動機20の停止時には制動し駆動時には解放する第二の電磁石機構(第2の電磁コイル5’、第2の弾性体6’、第2の押圧部7’)と
を備えたことを特徴とする。
前記第一の電磁石機構は、
前記フィールド内の前記第一側面側に設けられた第1の電磁コイル5と、
前記フィールド内の前記第一側面側に設けられた第1の弾性体6と、
前記フィールドの第一側面と前記第一のディスクとの間に軸方向に変位自在に設けられ、第1の弾性体6によって前記第一のディスクを押圧し、前記第1の電磁コイル5の励磁時には前記フィールドに当接する第1の押圧部7と、
前記第一のディスクと前記電動機20との間に設けられ、前記第1の押圧部7とによって前記第一のディスクを狭圧する第一の固定体(筐体1の側面部)とを備え、
前記第二の電磁石機構は、
前記フィールド内の前記第二側面側に設けられた第2の電磁コイル5’と、
前記フィールド内の前記第二側面側に設けられた第2の弾性体6’と、
前記フィールドの前記第二側面と前記第二のディスクとの間に軸方向に変位自在に設けられ、前記第2の弾性体6’によって前記第二のディスクを押圧し、前記第2の電磁コイル5’の励磁時には前記フィールドに当接する第2の押圧部7’と、
前記第二のディスクの前記電動機20の反対側に設けられ、前記第2の押圧部7’とによって前記第二のディスクを狭圧する第二の固定体(第1のフィールド4)と
を備えたことを特徴とする。
さらに、前記第1の電磁コイル5と前記第2の電磁コイル5’は、それぞれ複数個の電磁コイルを有するとともに、軸方向から視て互いに離れ、軸方向の直角方向から視て互いに重なって配置されており、
前記第1の弾性体6と前記第2の弾性体6’は、それぞれ複数個の弾性体を有するとともに、軸方向の直角方向から視て前記第1の電磁コイル5と前記第2の電磁コイル5’と重なり、軸方向から視て互いに離れて配置されたことを特徴とする。
また、さらに、前記電動機20はかごを昇降する巻上機であって、この巻上機に上記ブレーキ装置を備えたエレベータ装置であることを特徴とする。
ブレーキ機構を直列に2つ繋げたブレーキ装置の制動状態(非通電時)を示す断面図。 ブレーキ機構を直列に2つ繋げたブレーキ装置の非制動状態(通電時)を示す断面図。 1つのフィールド4の両側にブレーキ機構を備えるブレーキ装置の制動状態(非通電時)を示す断面図。 1つのフィールド4の両側にブレーキ機構を備えるブレーキ装置の非制動状態(通電時)を示す断面図。 第1のフィールド4への第1の電磁コイル5、第1の弾性体6、第2の電磁コイル5’、第2の弾性体6’の配置図。 第1のフィールド4への第1の電磁コイル5、第1の弾性体6、第2の電磁コイル5’、第2の弾性体6’の配置図。 実施の形態1で説明したブレーキ装置を備えた巻上機を示す図。 実施の形態2で説明した巻上機を備えたエレベータ装置を示す図。
符号の説明
1 筐体、2 回転軸、3 第1のスペーサ、3’ 第2のスペーサ、4 第1のフィールド、4’ 第2のフィールド、5 第1の電磁コイル、5’ 第2の電磁コイル、6 第1の弾性体、6’ 第2の弾性体、7 第1の押圧部、7’ 第2の押圧部、8 第1の回転部、8’ 第2の回転部、9 第1の摩擦材、9’ 第2の摩擦材、10 第1の固定部、10’ 第2の固定部、20 電動機、21 駆動網車、22 かご、23 釣合重り、24 ロープ、25 そらせ車、26 機械台。

Claims (2)

  1. 巻上機の回転軸の回転と連動して回転するように上記回転軸に取付けられる2つの回転部と、
    上記2つの回転部の間に上記巻上機に固定して設けられるフィールドと、
    上記2つの回転部それぞれと上記フィールドとの間に、上記回転軸の軸方向に移動可能に設けられた2つの押圧部と、
    上記フィールドに設けられ、上記2つの押圧部を上記2つの回転部のそれぞれに押圧して上記回転軸の回転を制動するとともに、所定の場合には上記2つの押圧部を上記2つの回転部のそれぞれに押圧することを解除する2つの制動部とを備え、
    上記2つの制動部の一方の制動部は、
    一方の押圧部を一方の回転部の方向へ弾性力により押圧することにより、上記一方の押圧部を上記一方の回転部に押圧させる複数の第1の弾性体と、
    上記所定の場合に磁力を発生させて上記第1の弾性体の弾性力に逆らって上記一方の押圧部を上記フィールドの方向へ引き寄せることにより、上記一方の押圧部が上記一方の回転部を押圧することを解除する複数の第1の電磁コイルと
    を備え、
    上記2つの制動部の他方の制動部は、
    他方の押圧部を他方の回転部の方向へ弾性力により押圧することにより、上記他方の押圧部を上記他方の回転部に押圧させる複数の第2の弾性体と、
    上記所定の場合に磁力を発生させて上記第2の弾性体の弾性力に逆らって上記他方の押圧部を上記フィールドの方向へ引き寄せることにより、上記他方の押圧部が上記他方の回転部を押圧することを解除する複数の第2の電磁コイルと
    を備え、
    上記複数の第1の弾性体と上記複数の第2の弾性体とは、同心円上に交互に配置され、上記複数の第1の電磁コイルと複数の上記第2の電磁コイルとは、同心円上に交互に配置され、上記複数の第1の弾性体と上記複数の第2の弾性体と上記複数の第1の電磁コイルと上記複数の第2の電磁コイルとは、軸方向に重なることなく上記フィールドに設けられる
    ことを特徴とするブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ装置を備えることを特徴とするエレベータ装置。
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